2006年5月上旬の名台詞

こちらは時系列順。ただし2001年5月以前のものは作品別にしか管理していません。

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「派手な髪と目と格好。まるで役者気どりで、とても咒式士には見えないね」
「田舎咒式士の発想だな。攻性咒式士は命を張るのが商売で、生き様でもある。死線上で派手に男を張らずにどこで張る?」


出典:されど罪人は竜と踊る Assault (小説)/スニーカー文庫/浅井ラボ/絵師:宮城/デザイン:中デザイン事務所/編集:?/54P
キャラ:ガユス&ギギナ

【作者直営サイト】浅いっぽい
【絵師直営サイト】白いページ
特記事項無し。

★2006年5月8日(月)
『仕事の仕方覚えてますか?』

仕事の仕方を覚えてますか? 私は忘れました。
会社への行き方を覚えてますか? 私は忘れました。

……あー、だるすぎ。ほんとうに(苦笑


えーと、現在まいじゃー周辺では
”文学少女”と死にたがりの道化→bk1→amazonが好評です。



今まで野村美月さんは、割とストレートなコメディを書く印象があったのですが、今回のこれはなかなかに深いです。「文学少女」である遠子先輩が物語を食べてしまうというなんとも奇妙な設定と、それでいて物語の鍵が太宰治の「人間失格」、この見事なまでの対比。実際の内容も、なんとも切ない成分がありつつ、それをうまく救いがあるように包み込んでいる感じです。改めておすすめしておきますね。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本日はお休みです☆
(現在、ちょっとしたニュースは雑記に一時的に統合中)

  ▼本日の作品&台詞解説▼



されど罪人は竜と踊る→bk1→amazonは、戦闘シーンに化学式を持ち込んだりかなり独特な描写に特徴のあるファンタジーで、かつ非常に鬱傾向のある作品です。特に5巻は……。
ちなみにこの巻は、ガユスの黄金時代。青春の詰まったジオルグ事務所時代を描いたものです。今までもちらちらと過去を匂わせる描写が登場していたのですが、果たして過去には何があったのか?この巻を読むと分かります。

それでは本日の台詞解説。
ギギナがやたらと派手な理由が本人の口から語られています。ものすごく納得。


「怪しい人間は全て捕らえて、厳しく尋問するわけにはいかないのか」
「地球にはな、『基本的人権』って名前の神様がいるんだよ。おまえさんの騎士団とやらも、神には逆らえないだろ?」


出典:ドラグネット・ミラージュ (小説)/ゼータ文庫/きぬたさとし 原案:賀東招二/絵師:篠房六郎/デザイン:林健一/編集:?/154P
キャラ:ティラナ&ケイ・マトバ

【作者直営サイト】gatoh.com
【絵師直営サイト】篠房六郎日記
特記事項無し。

★2006年5月7日(日)
『なのはさんの生き様に漢を見る』

今日もどこかでブログが炎上している。
火をつけられた方に非があるのかないのか、それは様々なのでなんとも言えないが、火をつける方は果たして安易な正義感に駆られてはいないだろうか?
ほとんどの場合、彼ら火付け人にリアルでガチでやり合うだけの気概は果たしてあるか? いや、ない。
それに比べて魔砲少女高町なのはさんの生き様のなんと漢らしいことよ!
「話を聞いてー!」とは言うものの軟弱な非暴力主義とは一線を画している。
とりあえず圧倒的火力でぶん殴って大人しくさせる。
しかるのちに「話し合う」。


ああ漢だ。実にすばらしい。
私はもう、なのはさんを呼び捨てには到底できません。常に敬称を付けて呼ばせてもらいます。あなたの生き様から学ぶ事も多いです。



…………すいません、だいぶ憑かれているようです。あと、ニュースとか最近全然扱えてませんね。新装まいじゃーには記事をぼちぼちあげてるんですが、お客さんには見られないので全然意味がないという(汗 ごめんなさいごめんなさい。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本日はお休みです☆
(現在、ちょっとしたニュースは雑記に一時的に統合中)

  ▼本日の作品&台詞解説▼



ドラグネット・ミラージュ→bk1→amazonは、まだ創刊したばかりの新レーベル・ゼータ文庫から出ている実に実に趣味的な作品です。
だがそれがいい。

十数年前に超空間ゲートによって、異世界と繋がった都市サンテレサ市で、消息を絶った異世界人の「妖精」を追って騎士がやってきます。その騎士と、市の敏腕刑事がお互い嫌々ながらもコンビを組んで操作を行う事になるのですが……。
あまりにも違う文化圏同士で考え方なども著しく違い、お互いを嫌いあっている二人による捜査の行方が描写されるのですが、これが実に魅力的。あとがきでも書かれていますが、完全に海外刑事ドラマのノリです。世界観も秀逸。
原案が賀東招二さんで執筆は別の方なんですが、正直本人が書いたと考えても全く違和感のない出来です。しかしまあ本人が違うと言うからには違うのでしょう。
渋い話を読みたい方、または表紙絵に惹かれた方は迷わず読んでください。失敗する事はあり得ません。
なお、あとがきには大変楽しませていただきました。ふっ……。

それでは本日の台詞解説。
まあ台詞自体は割と軽口なものですね。本を紹介したいという意識の方が強かった、と白状しておきます(笑)


「アナタたちはこれだけの力があるのに、なんで何も欲しがらないのかな?世界とか! 言ってしまえば神の座とか! なんで……」
「勘違いしては、いけないの。
わたしたちは、すでに世界を手にしているの」
「「!?」」
「だから、みっともなくそれを欲しがったりしないの。そして、そんなものを欲しがっているような下らないザコに、いちいち構ったりしないの」


出典:お・り・が・み 龍の火 (小説)/スニーカー文庫/林トモアキ/絵師:2C=がろあ〜/デザイン:LIGHTNING/編集:?/266P
キャラ:ヴィゼータ&リップルラップル

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】ホンノキモチヤ
特記事項無し。

★2006年5月5日(金)
『ぐったり』

精神的に半死半生。目が死んでる。
がんばれ、自分。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本日はお休みです☆
(現在、ちょっとしたニュースは雑記に一時的に統合中)

  ▼本日の作品&台詞解説▼



お・り・が・み→bk1→amazonは、一見典型的な萌え系の物語に見えますが、さにあらず。
上に表示したのは1巻の表紙なんですが、これ見てる限りではどう見ても萌えに偏った話に思えます。正直に白状しますが、実際1巻読んだ時点で自分はいったん読むの止めました。
その後月日が流れ、玲朧月さんにオフ会であった折りに、「おもしろくなってきた」と言われ、それじゃあと思って続きを読んでみたら……いやはや。
もちろん萌え&コミカルな要素はそのまま残っているんですが、実にすごい展開になってます。あえて要素として列挙しますが

●当初悪の組織に借金のカタに売られて、メイドとしてこき使われていた主人公がなんかいつの間にか魔王候補にして聖女の候補に
●勇者
●魔人
●正義と悪の境界が実に曖昧
●どんどん風呂敷が大きくなっていく
●実は1巻当初からいろいろ伏線が張られていて、5巻とかにいたってそれをきっちり回収していっている。
●油断してるとシリアス要素が入り込む
とまあそんなところでしょうか。
表紙見て、「なんだよメイドかよ! もういいよ!」とか思わずに騙されたと思って読んでみてください。とにかく大風呂敷が好きな方にうってつけの物語です。

それでは本日の台詞解説。
あまりにも強い存在は、小さな事にはいちいち気にしない、というところかな? 権力なんてものはめんどくさいからいらない、と言わんばかりの態度です。


「みんなと仲良くしたいっていうのと、みんな消えてしまえっていうのと、どっちが狂ってるっていうんだ!」

出典:アンダカの怪造学”文学少女”と死にたがりの道化 (小説)/スニーカー文庫/日日日/絵師:エナミカツミ/デザイン:朝倉哲也+design CREST/編集:?/3巻393P
キャラ:空井伊依(すかいいいより)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】namihei's room
特記事項無し。

★2006年5月4日(木)
『な、なんだってーっ!?/並行作業でだんだんわけわかんなくなってきた(汗』

驚愕のニュース。
■桜庭一樹「少女には向かない職業」ドラマ化SSMGの人の日記より)
インターネットの無料ブロードバンド放送「GyaO」のオリジナルドラマ「少女には向かない職業」(全10話)で26日から放送。
あまりにもびっくりしすぎて唖然呆然騒然です。
確かに桜庭作品ってGOSICKを除いては、実写の方がはるかに映像化には向いてるとは思うんですが……いやはや。しかも50分×10話。オリジナル展開でもしないことにはそんな長尺にならないと思うんですが、どうなることやら。
なお、四六版につき文庫じゃないので探す際にはご注意を。また、お値段の関係で読んだ事のない方も多いと思いますが、以下に示す冒頭の一文で分かる通りハッピーエンドにはなり得ないお話です。

中学二年生の一年間で、あたし、大西葵十三歳は、人をふたり殺した。
夏休みにひとり、それと、冬休みにもうひとり。
武器はひとつめのときは悪意で、もうひとつのときはバトルアックスだった。


少女には向かない職業→bk1→amazon




近況。
ブログ化に伴う並行作業の極地でよれよれです……同じような記事をしばらく2回登録する羽目になるのがもう辛くて辛くて(苦笑



  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本日はお休みです☆
(現在、ちょっとしたニュースは雑記に一時的に統合中)

  ▼本日の作品&台詞解説▼



アンダカの怪造学→bk1→amazonは、昨日紹介したんで本日は省略。

それでは本日の台詞解説。
みんなと仲良くするっていう理想は、正直実現するにはあまりに遠い理想。しかし同様に争いの原因になるものすべてを消し飛ばせば幸せになる、っていう考え方も同様に歪んでいる。では共に歪んでいるならば、どっちがマシな理想なのか? まあそういうことです。


「私は戦士だ。ここで戦わずして何が戦士――正義の味方か。私は未熟。これから何度でも負けるだろう。しかし――心は絶対に折らない。私は、私の信じる正義をひたすらに実行するのみ。力及ばず敗れることがあろうとも、何度でも蘇って最後には勝利する!」
「それが舞さんの――怪造学なんだね」
「怪造学ではない! ただの生き様だ!」


出典:アンダカの怪造学”文学少女”と死にたがりの道化 (小説)/スニーカー文庫/日日日/絵師:エナミカツミ/デザイン:朝倉哲也+design CREST/編集:?/3巻332P
キャラ:戦橋舞弓(たたかはしまいゆみ)&空井伊依(すかいいいより)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】namihei's room
特記事項無し。

★2006年5月3日(水)
『ただいま、ブログ化最終調整段階です/「学校を出よう!」を読もう!』

以前より「やってます」と言いつつ、なかなか進められなかったまいじゃーのブログ化ですが、水面下での調整がかなり進みましたのでこのまま大きな問題が出なければ連休明けに、ネームサーバ情報を変更してブログに切り替えます。なおチャット参加者の方には、調整に当たり多数のご意見をいただいてます。どうもありがとうございます。
あと、最近その調整に傾倒しがちで更新に影響が出ている事をお詫びします……。さすがにダブルはキツイものが(汗


●「学校を出よう!」を読もう!
さてさて、ハルヒのアニメ化により、一気にブレイクした感のある涼宮ハルヒシリーズ→bk1→amazonですが、個人的には同作者の別シリーズである学校を出よう!シリーズ→bk1→amazonがより好みであったりします。



ハルヒの場合も、決してSF的な仕掛けが薄いわけではないのですが上手い具合にキャラクターで濃さを中和して読みやすくなっていてとっつきやすい。(とはいえ、キョンの一人称は人を選びますが……)
対して、学校を出よう!はハルヒ以上に濃いSF要素が詰め込まれていたり、饒舌系&トリックスター的キャラクターが幅をきかせているのでハルヒに比べると人を選ぶ傾向が強め。
ではありますが、とりあえず第一部完となってはいるもの、続きが気になってしょうがない! 早く続きを読ませてください、という意味も込めて改めて学校を出よう!シリーズをイチオシします。
過去に学校を出よう!2巻感想リンク集などという偏った代物を作った事でもおわかりいただけるかと思いますが、この作品は2巻からが真骨頂です。(ちょっと1巻は読みにくい)
単体で十分完結しているので、おすすめの時間ものとして、まず2巻をお試しになったあとで改めてシリーズを追いかけるというやり方が可能なので、SF好きやトリックスターなキャラクターが好きな方は一度おためしください。
学生である短い期間だけ発動する超能力者達を隔離する目的で設立されたEMP学園。そこで超能力者同士の駆け引きやバトルが繰り広げられます。バトルよりは、駆け引きや謎分が多めかな?


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本日はお休みです☆
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  ▼本日の作品&台詞解説▼



アンダカの怪造学→bk1→amazonは、虚界(アンダカ)から怪物を呼び出して使役する怪造学で、モンスターを友達として共存できるような世界を作りたいと本気で願う少女が主人公の物語です。いわゆる学園伝奇ものですね。
個人的には、難しい事を考えるのは苦手だけどとにかく正義の味方を目指す、突撃隊長な性格をしている戦橋が好きです。
余談ですが、現状における日日日作品のお気に入り度は
狂乱家族日記>アンダカの怪造学>虫と眼球シリーズ
ですね特に狂乱〜は、巻を重ねるごとに伸びてきていると思います。もし途中でストップしている方がいたら、続きを読んでみては?

それでは本日の台詞解説。
この分かりやすい真っ直ぐな性格が実に清々しくてかっこいいのです。


「やだぁ、苺大福の箱が落っこっってきて初恋の人が死んじゃったーーーー。やだぁ、やだぁ、ヘンな味ーーーー。お豆腐のお味噌汁に、あんこを浮かべたみたいーーー。ぐすっ、ひっく、マズイよーーー」

出典:”文学少女”と死にたがりの道化 (小説)/ファミ通文庫/野村美月/絵師:竹岡美穂/デザイン:高橋秀宜/編集:荒川友希子/21P
キャラ:天野遠子

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】nezicaplant
特記事項無し。

★2006年5月1日(月)
『休日は他の作業に忙しくてほとんど読書が進まなかった……』


まだ読み中ですが。
魔法薬売りのマレア→bk1→amazon



がなかなかにいい感じです。魔法薬作成の才能がある妹と、魔法薬の材料探しの上手い兄の行商道中を描いたロードノベル。兄に褒めてもらいたくて仕方がないけど、でも叱ってももらいたいというなんとも歪んだ妹の性格が素敵(笑)
また、魔法使いではなくて魔法薬ってところも一風変わってますね。

涼宮ハルヒの憤慨→bk1→amazonはいつも通りですが……な、長門がジョークを言うなんて! 超破壊力。



  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本日はお休みです☆
(現在、ちょっとしたニュースは雑記に一時的に統合中)

  ▼本日の作品&台詞解説▼



”文学少女”と死にたがりの道化→bk1→amazonは、先日紹介済み。かなり気に入ってます。こういうシリアスさと変さが同居してるような感覚がどうにもたまりません。だって太宰治の「人間失格」が重要な鍵なんですよ? それと、物語を食べちゃう文学少女がセットになってるなんて……素晴らしい(笑)。

それでは本日の台詞解説。
文字通り文学少女の先輩が物語を食している際の1シーン。食べてる物語の内容がおかしいので味も変だという理屈です(笑)。


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