2004年8月上旬の名台詞

こちらは時系列順。ただし2001年5月以前のものは作品別にしか管理していません。

2001年の名台詞
6月
7月 8月 9月 10月 11月 12月
2002年の名台詞
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5月上旬   ▼5月下旬   6月上旬 6月下旬 7月上旬 7月下旬
8月上旬 8月下旬 9月上旬 9月下旬 10月上旬 10月下旬
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2003年の名台詞
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2004年の名台詞
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「この二日、知り合いも友達もたくさん見捨てた。自分のこと、最低だって思った。この上あんたまで見捨てたら、あたしは人間のクズになっちまう……」
「もらうよ、やり直しのチャンス」

出典:復活の地 (小説)/ハヤカワ文庫JA/小川一水/絵師:前嶋重機/デザイン:岩郷重力+WONDER WORKZ/編集:?/2巻16P
キャラ:ナーヤ

【作者直営サイト】小川遊水池
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年8月15日(日)
『某所より哀をこめて』

ちなみに某所とはコミケとは縁もゆかりもありません。むしろあんたそこでなにしとんねん!とどつかれそうな場所で、メモ帳&ffftpで更新にチャレンジ(謎

続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、開催中。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

復活の地→bk1→amazonは、一言で簡潔に表すと復興ものです。首都が未曾有の大災害に襲われ、政府機関もズタズタ。そのような絶望的な状況を必死で立て直そうと奔走する人々の姿を描きます。
この作品では(というか小川さんの作品はみなそうですが)官僚や上の権力というのをマイナスだけでなく、プラスの方向に目を向けているのがポイントです。とかく娯楽作品では政府や官僚は悪者扱いされてしまうのですが、実際に世の中を動かしているのはそういう機関なわけで。大鉈を振るう権力が見られるのがひとつの特徴かと。なお、単純な復興では当然終わらず外国の干渉や内部の足の引っ張り合いなど手に汗握る展開で目を離せません。
個人的には殿下カッコイイということで<ヲイ
         
それでは本日の台詞解説。
車椅子の、でも他の人よりずっと強い意志を持った少女ネリとすわ決別か!という場面での台詞です。ちなみにほんとは殿下絡みの台詞を紹介しようと思ったんですが、ネタバレきついので今日のところはいろいろ考えた末やめました。


「エシュロンの皇王よ、あなたは永遠を知っているか」
「なに?」
「たったひとつでもいい、心に鋼より固いものをもっているか」

出典:そのとき鋼は砕かれた (小説)/ビーンズ文庫/絵師:小田切ほたる/デザイン:BELL’S/編集:?/200P
キャラ:フランチェスカ&セルマゲイラ

【作者直営サイト】悪趣味な美学
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年8月13日(金)
『おばけにもお盆やコミケはあるが自分にはない』

小川一水さんの復活の地2巻→bk1→amazonを読了。
くぅ〜〜〜、おもしれ〜〜〜っ、最高傑作級!!いちせさんの必殺技を真似てみました
近日中に台詞に登場させるので紹介はその時にでも。

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  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■電撃組について電撃組反応への回答
電撃文庫特有の入荷形態についてのあれこれです☆ 既に各所で取り上げられておりいまさらですが一応☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

そのとき鋼は砕かれた→bk1→amazonは、そのとき翼は舞い降りた→bk1→amazonの続編に当たります。主人公の少女フランチェスカの激動人生をコメディも交えつつ描いているのですが……
百の説明よりもたったひとつの名台詞で作品を語れ!てなわけで。

本日の台詞解説。
戦争回避のために王に対して直言を試みるフラン。くーかっこいいね! あえて言うけど少女だけど漢前だね!


「だめ。いっちゃだめ。ここからずっと岩だけの砂漠ばっかり。フランが死んでしまう……」
「死にゃしないわ。
あのねメリン、いまからわたしの言うことは難しいかもしれないけど、ずっと覚えておいてほしい。壁は高くない。壁や境界線や国境や…、人間が造ったものはかならず、人の足で超えていけるのよ」

出典:そのとき鋼は砕かれた (小説)/ビーンズ文庫/絵師:小田切ほたる/デザイン:BELL’S/編集:?/179P
キャラ:メリン&フランチェスカ

【作者直営サイト】悪趣味な美学
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特記事項なし。

★2004年8月12日(木)
『それはギリギリセーフです』

9S新刊読了して思ったこと。
「なにがセーフ!? なにがアウト!?」
えーそんな感じで話題がなかなか追いつきませんが、それなりに電撃などの新刊は消化してますです。

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  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆
「ちなみにお盆は……」
そのようなものはありません☆
「しくしくしく……」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

そのとき鋼は砕かれた→bk1→amazonは、そのとき翼は舞い降りた→bk1→amazonの続編に当たります。通称そのときシリーズというものでわたしはつい最近読み始めたのですが、さすが高殿さんコメディとシリアスの配置が絶妙というかあれですね、細部の作り方や作風は当然違うのですが主人公のジェットコースター人生や踏まれても踏まれてもへこたれないその前向きな態度などは流血女神伝→bk1→amazonに似たものがあるんじゃないかと。流血女神伝を読む方はぜひこのシリーズも読んでみてください。
シリーズ冒頭からいきなり借金のカタに売られるのは序の口で、この後もっとスケールのでかい運命に巻き込まれることになるのですがあえて伏せておきます。おもしろい。

それでは本日の台詞解説。
贖罪都市から抜け出そうとしているフランチェスカと、それを引きとめようとする少女の会話ですね。完結に言うと「やってみる前からあきらめるな!」とまあそんな趣旨の台詞です。


「へぇ、怖くない、か。どうして? 普通、こういう状況ってけっこう怖いと思うんだけど?」
「世界のどこでだって、ぼくはぼくでいられる自信があるから」
「……え?」
「ぼくは――自分が自分でなくなるのが、一番怖い。だけど今は、世界のどこにいても、ぼくはぼくでいられる自信があるから、どこに連れていかれても、別に怖くない」

出典:パラサイトムーン (小説)/渡瀬草一郎/絵師:はぎやままさかげ/デザイン:伸童舎/編集:?/6巻279P
キャラ:白衣の女&乾真砂

【作者直営サイト】草一屋
【絵師直営サイト】FOUNTAIN'S SQUARE

特記事項なし。

★2004年8月11日(水)
『NEVER7、再びキター!』

えーまずはじめに未だクリアしてない私が太鼓判を押すのは非常にアレですが、EVER17も名作だったし両方を推してる人がまいじゃー愛好者にも多いようなんで傑作なのは間違いなしってことで。
NEVER7→amazon9/2にsimple2000シリーズで発売されます! やりたかったけど資金の都合であきらめていた方はこの機会を見逃すなっ! ちなみにEVER17の方も10/28に同じくsimple2000で発売になる模様です。ブラーヴォ……

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  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■夏見正隆さんの新刊『護樹騎士団物語(仮題)』が11月発売予定エンジェルハートクラブより)

■ベストセラーは本屋発 「いい本」発掘、あの手この手で販売促進Mystery Laboratoryより)

■ARIEL読本発売記念 「ARIEL Q&A」FANTASY Bookmarkより)

■銀盤プリンセス 生意気なMドレイ(18歳以下閲覧不許可!)URL:http://www.france.co.jp/bisyojo/5732.html(高森太郎の日記。より)
「えー美少女文庫の8月発売の新刊なのですが……吹いた。吹きました。これはどうみたって某作品の……。ついでに出来心で”銀盤プリンセス”とamazonに検索かけてみたところ、ハーレクインにぶち当たるおまけつき(汗 」



  ▼本日の作品&台詞解説▼

パラサイトムーン→bk1→amazonは、本日は説明省略。

それでは本日の台詞解説。
えー基本的に仲間になにかあったら許さない!という決意表明なわけですが、これが6歳の子供の口から出ているという点に注意。ものすごい意志と決意なのです。


「ねえ、わらしべ長者やりたいんだけど」

出典:食卓にビールを (小説)/富士見ミステリー文庫/小林めぐみ/絵師:剣康之/デザイン:内藤裕之(カバー) 朝倉哲也/編集:?/37P
キャラ:私

【作者直営サイト】KOBAYASHI MEGUMI  HOMEPAGE
【絵師直営サイト】TSURUGI WEB.

特記事項なし。

★2004年8月10日(火)
『へたれ』

寝すぎてネット巡回もパス。うーん、へたれてるなあ。

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  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

食卓にビールを

食卓にビールを→bk1→amazonは、16歳女子高生にして人妻にして物理オタクにして駆け出し作家という無闇に豪華な設定の主人公・『私』のセンス・オブ・ワンダーな日常を綴る連作短編形式のSFです。……一応は。
そもそも小林めぐみさんの作品はどこかしら切り口が違うものが多いのですが、これはもう極めつけに変です。絶対に万人に受け入れられることはないでしょうが、あえて言いましょう。
まいじゃー的にはかなりのおすすめ!! この主人公のゴーイングマイウェイっぷりが素敵!! いきなりシュレディンガーの猫ネタでかなりのページ引っ張ったりSF度はそこそこ高いはずなのですが、そんなことをちーとも感じさせないくらい変てこぶりの方が勝っています。そうですね、例えば「そして、楽園はあまりに永く」を読んで欝になった人も、これを読むときれいさっぱり吹き飛ぶかも(笑)。
あ、主人公のこの性格とイラストは見事に調和してると思いますええ。

それでは本日の台詞解説。
本日は主人公の変人ぶりをはっきりさせるためにだけに台詞をひっぱってきたので我ながらなんかもうちょっとどうにかならないのか、という台詞選択になってしまいました。お許しを……もともとテンポで読むタイプの話で、一個の台詞で感動するとかそういう作品じゃないので、ちょっと無理があったかも(汗


「でも、俺はまだ動けそうにないですよ。
今はまだ動けないんです。いつか時間が解決するのを待ちたいんです」
「時間は何も解決しませんよ。甘えないで下さい。何もしないままで、何が変わるというのですか。解決するのは時間ではなく、自分自身ですよ。
城崎君。解決するのは確かに苦しいことだと思います。私には逃げるあなたを批判する権利はありません。私も三年前に逃げたんですからね。あなたが苦しみながらも進むことを見守る覚悟がなかったんですよ。
けれど、もう前に進みましょう。時間が解決するというなら、今がその時なんですよ――」

出典:本格推理委員会 (小説)/産業編集センター/日向まさみち/絵師:/絵師:壱河きづく/デザイン:鎌部善彦/編集:?/247P
キャラ:城崎修&岡嶋

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】Hi-Fi Graffiti

特記事項なし。

★2004年8月9日(月)
『頭が重い……』

もともと低血圧なんですが、朝早く起きる習慣をつけていたんで特に支障なく起きていたのにどうも最近起きた直後頭がぼーっとしていてつい二度寝してしまい時間を食われてしまいます。
今日も自転車操業中。

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  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「雲のむこう、約束の場所」予告編公開
告知忘れてました☆ 新海誠監督の新作です☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

本格推理委員会→bk1→amazonは、一応きちんとしたミステリ仕立てになっていますが作者自らキャラクターに力を入れた、とあとがきで言っていることからもわかるように青春小説してます。青臭さ全開、青春の悩み全開という感じで、こっちに重点が置かれています。誤解を恐れず言うなら富士見ミステリー文庫から出ていても何の不思議もない感じですね(しつこいようですが、誤解しないで下さいませ)。
なかなかよかったと思います。

それでは本日の台詞解説。
うーんと……あえて説明する必要ないかな? 悩める少年へのアドバイスといったところですね。


「ああん、いい音!
正義の味方のコガネムシ。必殺技で敵を倒せ。コネ、義理、袖の下! やっつけろ税金ごまかせ税金、うるさい役人は小銭で黙ーらーせーろー」

出典:そのとき翼は舞い降りた (小説)/ビーンズ文庫/絵師:小田切ほたる/デザイン:micro fish/編集:?/7P
キャラ:フランチェスカ

【作者直営サイト】悪趣味な美学
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年8月7日(土)
『崩せど崩せどわが積みは減らず』

というわけでごきげんよう。
先月からの新刊を大方撃破し、やっと積読にも少し手がかかったところで電撃の新刊勢が怒涛のようにやってきました。楽しいけれど消化が大変だ……
ちなみに今月の新刊の中では、本格推理委員会→bk1→amazonはかなりよかったです。ミステリとしての評価は門外漢の私にさっぱりですが、ライトノベルとしてみた場合(あとがきで作者さん自身がキャラクターに力を入れていると明示してます)、直球タイプの青春小説としてはいい線いってます。絵が表紙だけってのが残念ですが。

続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、開催中。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■クイズ マリア様がみてる(flash)
クイズマジックアカデミー方式です☆ 並べかえや正しい名称を答えさせる問題が多い上にノルマが激高のため問題を覚えない限り勝ち目なしなのです☆
「散々チャレンジしてクリア断念……体育祭の点数なんてわかるかー!」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

そのとき翼は舞い降りた→bk1→amazonは、一寸先は闇か光かさっぱり不明、お金大好き商魂たくましい少女の送る波乱万丈のファンタジーです。
流血女神伝に負けないくらいこれもすさまじいジェットコースター人生です(爆)
ほんの冒頭だけ説明すると、いきなり借金のカタとして身売りされてしまいます。その後もたった250ページの間に状況が二転三転するので、1巻の最初を読んで結末を予想できる人間はいない!と断言しましょう。
コメディ成分がやや大目なのでお気軽に読めますが決してそれだけの作品には終わっていません。ちなみに作者は銃姫シリーズの高殿円さん。大いに気に入ったのでそのときシリーズは引き続き読みます。

それでは本日の台詞解説。
お金大好きなフランが冒頭適当に歌っている自作の電波ソング(笑)
ある意味すばらしい出来ではないでしょうか!!


「いーい? ボクシングの世界王者と、チェスの世界王者。強いのはどっち?
よく考えな。どっちよ?」
「そ、そりゃ――」
「ボクシングの勝負なら、ボクシングの世界王者が勝つ。チェスの勝負ならチェスの世界王者が勝つ。ジャンケンやにらめっこなら、どっちが勝つかわからない。でもって、呑み比べなら私が勝つ――違う?」
「……違わない」
「相手の土俵で戦う義理なんてないでしょ? 正面からぶつからない戦い方だってあるし、こっちには私やフローラ、白、桂、合わせて五人もいる。籤方もいれれば六人ね。その上、用があるのはあの護衛の爺さんじゃなくて、由姫――甲院だけ。寝る時まで一緒に寝てるわけじゃなし、この城の中にいる限り、隙は絶対にあるんだから。
いい? 真砂。あんたの今までの戦い方は、その爪の”力任せ”だったかもしれない。でも、由姫を助けたいんなら――
少しは頭も使わないとね。せっかくカーマイン派の内情に詳しい私や、座王達のことを知っているはずの籤方もいるんだから。焦ってあんまり独りで抱え込まないで、私らにもっと頼りなさい!」

出典:パラサイトムーン (小説)/渡瀬草一郎/絵師:はぎやままさかげ/デザイン:伸童舎/編集:?/6巻131P
キャラ:ネイ=プレヴェール&乾真砂

【作者直営サイト】草一屋
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パラサイトムーンのデータベースとして迷月亭を。人物紹介は主要人物しかフォローされてないようですが、迷宮神群の復習に役立ちます。

★2004年8月6日(金)
『お座り!』

続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、開催中。なんかCGIの問題でエラーが出たりすることがあるみたいですが、週末にできる範囲でメンテしますので問題があったら掲示板(ツッコミスレあたり)に報告をお願いします。封仙娘娘追宝録がE.G.コンバットを抜きさりそうな勢いで票を伸ばしてます……みんな待ってるんだねえ。私も待ちます、ひたすら待ちますとも!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■タイプ別性格判断(各所より)
この手のものは極論すると血液型占いみたいなもので、どこかしらは合っていたりするものですけれど質問数が多いのでそれなりにうなづける結果が出てくるみたいですね☆
「えーと、INFP型:社会のためになることをする でした。理想主義、ねえ……イマイチしっくりこない。もっかい回答すると違う結果になったりして」




  ▼本日の作品&台詞解説▼

パラサイトムーン→bk1→amazonは……時間ないので昔の作品紹介の文章丸ごとコピペします(苦笑

迷宮神群と呼ばれる神々の異能力を受け継いだ者たちの争いを描いたものです。完全なオリジナルの神話体系を現代にもちこんだもので、クトゥルフ神話を連想してもらうとわかりやすいかと。
だいぶ浸透してきたようですが、あらためて説明しておきます。
表紙にだまされてはいけません!!
一見ギャルゲーのようなキャラクターが表紙絵を飾っているので敬遠して購入していない方がいるようですが、大損してます。ラブコメとは全く違います。神話です神話。世界観がすごくしっかりしてますし、個々のキャラクターのエピソードもうまい。
それどころか逆にイラスト買いした人が、思わぬ良作に巡り合って以降買い続けているというエピソードも聞こえてきます。神話というとどうしてもやたら話がおおげさになりがちですが、この作品はしっかりと地に足がついている印象を受けますね。
そんなわけで。
いまさらですがあらためておすすめしておきます。神話的なお話が嫌いじゃなければ断然買いでしょう。

それでは本日の台詞解説。
要は最初の方の世界王者のくだりを紹介したかったのですが、それだけだと弱いので後半の分もおまけでつけてみました、ということです。読めば一目瞭然ですね。


――――

出典:――――――
キャラ:――――

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特記事項なし。

★2004年8月5日(木)
『100万馬力のリセエンヌ、再起動』

続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、開催中。続刊を望む悲鳴も加速中(笑)

さて、個人的な重要ニュース。
シャロン再び! ニューマンアスレチックスが携帯で!!  なんとついに移植されるのか……って家庭用じゃなくて携帯かよ! しかもヴォーダフォン向けかいどうせauだよ京ポンに乗り換え検討中だけどどっちにしろやれねーよ!(涙
……一時期このゲームのためだけに、基盤一式買おうかと真剣に悩んでたくらい好きでした。家庭用にも移植しようよ……ずーっと待ってます。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「このライトノベルがすごい!」フェアがすごい! 第三回・富士書房寺田店編
少年少女科学倶楽部の狩田さんによるメールインタビューも最終回です☆ インタビュー内容はもちろんですが、相変わらず狩田さんによる脚注が力作ですよ☆

■新刊しかおいてません
■既刊を売りまくり
それぞれ別の書店員さんの店頭の在庫構成ですね☆ スタイルが出ていておもしろいです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

載せようと思ってはイマイチ、載せようと思ってはネタバレを繰り返した結果、時間切れアウトに。つまり……



「切っ先に全存在を宿し、存分に殺しあおう」

出典:そして、楽園はあまりに永く(されど罪人は竜と踊る) (小説)/スニーカー文庫/浅井ラボ/絵師:宮城/デザイン:杉浦康平/編集:?/242P
キャラ:ギギナ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】白いページ

特記事項なし。

★2004年8月4日(水)
『この本を読む者、すべての希望を捨てよ』

と、某新刊を読んで思いました。うわぁ……。

続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、開催中。何かコメントを読んでいると悲鳴が伝わってきます。わかるわかるよその気持ち! これ、せっかくだからある程度タイトルが固まってきたら各タイトルの紹介文でも書いてみようと思います。とりあえず庄司卓様&新城カズマ様の著作は個人的に、どれか一個でいいのでなんとか……(血涙 。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■小部数出版流通サイト−源氏ダイレクトFANTASY Bookmarkより)
一般書店で流通していない地方の小部数出版社や個人の出版物、著作物を購入できるweb書店がオープンとのことです☆

■文庫OFFモノグラフより)
BOOKOFFによる文庫専門のネット書店だそうです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

されど罪人は竜と踊る→bk1→amazonは、少々…いえかなり毛色の変わったファンタジーアクション。戦闘シーンがすごく特殊。説明するのも難しいので過去に紹介したこの辺の台詞を見て下さい。これみて拒否反応が出なければ買い。そうでなければこのシリーズはあきらめましょう(笑)
とにかく独特としかいいようがないです。また、物語展開は会話こそ軽口が大目ですが、ハッピーエンドとは無縁だと思ったほうがよいですええ。

それでは本日の台詞解説。
戦いの申し子、戦いこそがすべてだというギギナの前口上です。剣を持っているからこその台詞ですが、簡潔にして強い力を持った台詞です。


「仲間を疑うにはまず仲間にならないと」

出典:パンプキン・シザーズ (コミック)/KCデラックス(講談社)/岩永亮太郎/デザイン:朝倉健司/編集:?/2巻118P
キャラ:マーチス

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年8月3日(火)
『続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」開催中/平謝り』

続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、開催中。ちなみに現在の状況としてはE.G.コンバット大人気。デストローイ!の叫びが響きわたってます(怨念?) あとはまいじゃーらしく封仙娘々追宝録→bk1→amazonがあがってきています(ろくごまるにさんの場合は消息自体が気遣われます……大丈夫なんでしょうか)。他の興味深いタイトルについてはまたいずれ紹介を。まだはじまったばかりですので、参加お待ちしています。
なお封仙娘々追宝録は、修行してインフレな強さで敵を倒すライトノベルの王道展開と一線を画して、徹底的に人格と知恵で対抗する作風が根強い人気の秘訣と思われます。本当は新刊を買ってほしいところですが、比較的新古書店でも入手可能ですのでこのシリーズはぜひとも読んでほしい傑作ですね。

あと書評リンク関連の発言でツッコミ受けてますね。
確かに立ち上げ中の企画に水を差すような発言、申し訳ありませんでした。ここに謝罪して原文にも訂正を入れておきます。なお、書評リンクについて一歩さんがうまくまとめてくださってるようです。どうやら私は知識不足らしいのでしばらくこの件に関しては沈黙してお勉強ということで……またなにか補足があったらプラス方向でコメントするようにします。

プラスだよプラス。ここの運営方針の基本だよ……自分で破ってどうする。改めて反省。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パンプキン・シザース→bk1→amazonは、ミリタリーアクション。戦闘もこなしてますが、戦後復興のために設立された部隊というのはやっぱりなかなかあるようでないのではないかと思いますのでその辺気になったら手にとってみてはいかがかと。

さてそれでは本日の台詞解説。
相手のことを知らないままでは疑うようもない、ちゃんと相手のことをよく知って憶測ではなく本人の口から聞こう……そんな感じの意味が込められてます。


「……この国は酷いですね みんな”戦災”っていう病気に冒されて苦しんでる……」
「戦災が病気 民が患者 なら3課(われわれ)はさしずめ医者か……」
「ねえ少尉……
患者は医者に―― 自分と同じ病気に罹って欲しいと思うでしょうか
痛みや苦しみをわかって欲しいわけじゃない
仲良しこよしになりたいわけじゃない 望むことはひとつ――
”救って欲しい” それだけです!
ちょっと……寂しい考えですけど……」

出典:パンプキン・シザーズ (コミック)/KCデラックス(講談社)/岩永亮太郎/デザイン:朝倉健司/編集:?/183P
キャラ:ランデル・オーランド&アリス・L・マルヴィン

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年8月2日(月)
『続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」』

ええと以前よりちらちら告知してました、
続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」を開催します。
要は未完のまま止まっているライトノベルの中で、続きを待ち望んでいる作品を答えてもらおうという趣旨の企画ですが、重要な点としてこれは続刊希望運動でもなんでもないと言うことです。
世の中できることとできないことがあり、続刊なんて無理なものは無理!な場合も多々あります。ですからわかっちゃいるけど言わずにいられない!という心の叫びを吐き出す場所としてこのアンケートをお使いいただけると幸いです(笑)
期間は本日より8月20日まで。同一作品への重複投票を除き、一人何票でも投票可能になってますのでたくさんの投票をお待ちしています。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パンプキン・シザース→bk1→amazonは、ミリタリーアクション。ただし戦後復興のために設立された部隊にスポットが当たっています。まあ結局のところ戦闘はするんですが……すご腕の元・対戦車歩兵の伍長とか。戦車にこだわってます。でも戦車同士の対決ではありません。
えー時間がないので全然まとまらないまま説明終了(汗

さてそれでは本日の台詞解説。
状況打破のためには、相手と同じ立場に身をおけばよいというものではない、そんな感じの台詞ですええ。


「あぁ、東の護衛の連中か? 護衛っつーか、何でも屋だろあいつらは。ぐにゃぐにゃ折れ曲がった奴らばっかだが、真ん中には切れねえ芯が通ってる。そんな連中だな」
「あと……あいつらん中で金をまじめに払うのは、うちの隣に住んでる砂原だけだ。残りの奴ぁとっととツケ払え馬鹿野郎……っつっとけ」

出典:Mew Mew! (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:ヤスダスズヒト/デザイン:荻窪裕司/編集:鈴木一智&和田/193P
キャラ:竹(ラーメン屋の親父)

【作者直営サイト】RESISTANCE黒子SHOW
【絵師直営サイト】gs4

特記事項なし。

★2004年8月1日(日)
『企画調整中』

CGIアンケート、近日公開。

ところでうっかりしてましたがビーンズ文庫の8月新刊も発売になってました。彩雲国物語 花は紫宮に咲く→bk1→amazon、あーんどそのとき君という光が→bk1→amazon(高殿円さんの新刊)が発売になってます。……「そのとき」シリーズは積読になってるんですけどね(汗 こうやって紹介しつつ自分にもプレッシャーをかけて優先的に読まねば。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「このライトノベルがすごい!」フェアがすごい! 第二回・さわや書店上盛岡店編
少年少女科学倶楽部の狩田さんによるメールインタビュー記事です。かなり濃い内容になってますので一見の価値ありと思いますよ☆

■プロット派とライブ派
川上稔さんの7/31の日記で、小説を書くときにプロットを細かく組む人と組まない人の小説の書き方傾向の分析のようなものをされてます☆ なかなか興味深いですね☆

■ロボット文化史年表(pdf形式)モノグラフより)



  ▼本日の作品&台詞解説▼

Mew Mew!

Mew Mew!→bk1→amazonは、一応物語的にバウワウ!→bk1→amazonの続編に当たります。昨日紹介したので詳細は省略。バカ騒ぎがよい感じですええ。

さてそれでは本日の台詞解説。
東区画の護衛連中のことをラーメン屋の親父が評しているんですが……なんか妙にツボにはまったんで紹介してみました


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