こちらは時系列順。ただし2001年5月以前のものは作品別にしか管理していません。
あんまり利用価値がないような気もしますが、一応補完しておきます。
2001年の名台詞 | |||||
▼6月 | |||||
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2003年の名台詞 | |||||
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2004年の名台詞 | |||||
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「……情けねー……」
「――馬鹿者、青春は常に情けないのだ。
それが大きな勘違いなのだよ、亮介君。青春なんてねー、無様でみっともなくて情けねーもんなの! 人間なんてみんな弱っちくてどーしよーもねー連中ばっかしなの! それが繕ってカッコつけても本質は変わらないの! ……そのへんをさあ、少しでも認めてやってよ」
出典:天使はうまく踊れない(ハイスクール・オーラバスター)/コバルト文庫/若木未生/絵師:杜真琴/196P
キャラ:崎谷亮介&水沢諒
【作者公認サイト】VISIONS NET PLACE
【絵師公認サイト】FOREST
いずれもサイトもファンサイトですが公認ということで。なお若木さんのファンサイトの方は、ご本人のフリートークなどもあります。それから、絵師はシリーズ途中から高河ゆんさんにバトンタッチしています。
「ハイスクール・オーラバスター」は、既に21冊続く人気作品なのですが、私自身はつい先日最初の1冊を読んだばかり。
そのためたいした解説はできませんが、一応さらっと紹介。
人を喰らい生きる「妖の者」。「妖の者」を喰らって生きる「空の者」。そして両者の術力をすべて無力化する術力中和者「オーラバスター」。この3者にまつわる物語です。
以上解説終わり 。
……いや、さすがにこれだけ長いシリーズを1冊読んだだけでは説明できませんって(^^;
一冊読んだ時点としては、やおいにならない程度の美しい友情とまっとうな青春の物語、とでも言っておきましょう。
さて、本日の台詞解説。
亮介の人間不信から話がこじれてしまったことに亮介がへこんでしまい、それを諒がなぐさめている?感じの一幕です。
管理人には縁のないものとなりつつある青春(笑)。
そう、青春は「青くさい」ものでかっこいいもではありません。無様結構、信じた道を突き進めっ! →bk1で購入
(01/6/30)
「貴方に甘えてるわね、私。他人に言いたいこと言って、それで後悔してるだけなのに。貴方にワケも話さず泣きついて」
「気にするな。そういう約束だ。何があろうとも、ワケを聞くことなくキミを信じると」
出典:機甲都市・伯林/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/4巻187P
キャラ:レーヴェンツァーン・ネイロル&ヘラード・シュバイツァー
【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】さとやす祭
ちなみに都市シリーズ初心者が訪れる際には、まずSATIE's HOMEをのぞいた方がいいかもしれません。こちらも川上さんの直営。……が、それでも十二分に癖のあるような気がしなくもないです、ええ。
「機甲都市・伯林」は、都市シリーズの一作として名を連ねるもの。
超鋭角なシリーズで、間違いなく読み人は選ぶもののはまれば底なし沼決定(笑)。
まだ都市シリーズ未体験の方もいらっしゃると思いますので、今回はちょっと本腰を入れて都市シリーズについて説明していきます。
基本的には濃いSFです。
でも会話のテンポとかは大きくライトノベルでもあります。
都市シリーズ全体に共通する世界観は地球規模で通信障害の発生する世界。このため各都市は基本的に分断され、独立した都市国家のように存在しています。そして各都市にはそれぞれ違う存在規範が働いています。
例えば架空都市・倫敦は一冊の本にすべてが記述された世界。閉鎖都市・巴里は時が循環し、すべての出来事は文字によって記述される世界。創雅都市・サンフランシスコは逆に絵によってすべてが記述され、そして矛盾都市TOKYOでは明確な秩序がなく、すべては誰かの断片記憶によって存在する都市。
さて、では伯林編のおおよそのあらすじですが……。
1937年に、異族の少女ヘイゼルは、ある義眼を突然移植されたことで大きく変わります。
義眼の少女ヘイゼルと暴走した最新戦艦「疾風」の捕獲を目的として、ドイツのG機関が策動を開始。G機関、予言者が謳った「救世者」の創出と、独逸を“言詞的に強化”する機甲都市化計画を推進しようとしていたのです。
ヘイゼルは、過去の因縁から彼女を守ることになった逃がし屋のベルガーと共に、大きな運命の渦に引き込まれていくことになるのです。
……以上おおよそ説明してはみましたが、分かったようでさっぱりわからないと思います。
もともとこのシリーズは一粒で何度もおいしい(笑)作品で、読み返してなんぼ。電撃文庫としては屈指の厚さを誇るのは飾りじゃあないのですよ、ええ。
さてこのシリーズでは造語が乱れ飛びます。そりゃもう撃って撃って撃ちまくり。
例を挙げると、「言詞爆弾」「遺伝詞」「言実化」などなどこんな調子です。ついでに同じ造語でも、独逸人とフランス人の視点からでは違うルビがふられているなどもうこだわりまくってます。
世界観重視派はもちろんのこと、物語や会話のテンポもいいので、ライトノベルとしても正しく機能しています(笑)。
つうわけでぜひ買っときましょう。
ちなみに……あまりにも独特な調子で少々入り込みにくいのも確か。基本的に各作品は独立しているのを利用して「閉鎖都市・巴里」から読んでみることをおすすめしておきます。いいですよ〜ほんとに。
で、前半に飛ばしすぎて台詞解説の時間がなくなってしまいました(^^;
好むと好まざるに関わらず、多くの人々の指導者であらねばならない少女・レーヴェンツァーン。彼女の弱音にヘラードが反応しているの図です。
まああれですね、考えるより感じろという類の台詞ではあります。 →bk1で購入
(01/6/29)
「そしてヘイゼル、忘れないでね。貴女と貴女の周囲には選択肢がたくさんあることを。今までも、そしてこれからも。――貴女は転輪のために創られた機甲都市の部品じゃない」
「……はい」
「でも、選ぶべき時に選べるのは一つ。……だから、これからも自分で考えて選びなさい」
出典:機甲都市・伯林/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/4巻244P
キャラ:レーラア&ヘイゼル・ミリルドリフ
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ちなみに都市シリーズ初心者が訪れる際には、まずSATIE's HOMEをのぞいた方がいいかもしれません。こちらも川上さんの直営。……が、それでも十二分に癖のあるような気がしなくもないです、ええ。
えーと、本日はわたしのお気に入り「都市シリーズ」からお送りします。
……のはいいんですが、例によって時間がぜんっぜんないのですねー。今週いっぱいは仕事が山積みでちと苦しいのでございます、あう。
そんなわけで解説は都市シリーズの詳細な解説は明日回しということでご了承ください。一応新シリーズ「機甲都市伯林」の封印解除です(笑)
さて、では台詞の方の解説。
救世者として運命づけられているヘイゼル。世界を救う計画のコマとして扱われがちな彼女に、「先生」が周りに流されて動く必要はないのだと教えてくれている場面です。(今回手元に原典がないのでうろ覚え)
どっちかというと後半の台詞が好みです、ええ。 →bk1で購入
(01/6/28)
「蛮族の女か。剣を捨てるのならば見逃してやる」
「ただの女より生まれし者が何を言うか」
出典:皇国の守護者/C☆NOVELS(中央公論新社)/佐藤大輔/絵師:塩山紀生/3巻182P
キャラ:帝国騎兵&天霧冴香
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトはとりあえずこちら佐藤大輔ページ。実は昨日リンク間違えてました。すいませんでした。
トップ絵変わりました、眼鏡っ娘バージョンです。
一部の方は狂喜乱舞でしょうか(笑)。
さて。
だいたいにおいて、うちは間違いの多いサイトであることは周知のごとし(泣)。ではありますが、最近の間違い率は異常です。どうもここんとこ注意力散漫になってるようで大変申し訳ありません。
反省はしますがきっとまたやらかすと思うのでその際はどうぞツッコミをお願いします。
それでは、作品紹介……は省略して、台詞の解説ですね。
とは言っても本日は解説する部分はないも同然ですが。
戦場で、新城の副官である冴香が敵と接触した時のものです。実は冴香はただの女というわけではないのですが、それはまあネタばれしてしまうとおもしろくないので伏せておきます。
それにしてもなんてかっこいい啖呵なんでしょう!
言われてみればその通り、男が女に勝てない理由もわかるような気がします(笑)。たいへん説得力のある台詞ですねえ。 →bk1で購入
(01/6/27)
「嫌だ嫌だ。凄く嫌だ。英雄なんて冗談じゃない」
出典:皇国の守護者/C☆NOVELS(中央公論新社)/佐藤大輔/絵師:塩山紀生/1巻137P
キャラ:新城直衛
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトはとりあえずこちら佐藤大輔ページを押さえておけばよいかと思います。
んと、もう一押し。架空の兵器・兵装のデータベース架空兵装大全は、風鈴色のteaRoomで。投稿を受付中なのです。
「皇国の守護者」は、今回くわしい説明は省略しますが、架空の世界で架空の戦いを描いたものとしては強烈に個性派かつ濃密な出来です。戦術に傾倒せず、戦略を見てさらには経済そのものにまで考察が及んでいるので、単なるチャンバラの連続に飽き足らなくなった人には特に必読かと。
なお系統的には架空戦記に近いので、読む際にはその手の作品を受け付けるか考慮したほうがいいかもしれません。
で、本日の台詞。
これは主人公である新城が、撤退戦のしんがりを務める破目になる際の一連の会話の中の一コマです。
言うまでもないことですが、負け戦に収拾をつけるのは大変困難なことです。敵は勢いに乗っていて状況も不利。撤退が前提になっていることもあり、なまはんかな戦い方では自らの命さえ危うい状態です。
で、こういう状況だと少年漫画ではいろいろお約束過ぎる展開が待っているものですが、この作品にはあてはまりません。撤退戦を不承不承引き受けた上で、こんな台詞を吐いているのです。
皮肉とか「死んでたまるか」という決意とかいろんなものが読み取れる興味深い台詞かと思います。 →bk1で購入
(01/6/26)
「そんなことはわかっている…… とうの昔にな
わかってはいるが…
わかるわけにはいかんのだっ
わかってはいるがわかるわけにはいかん!!」
出典:無謀キャプテン/少年キャプテンコミックススペシャル(徳間書店)/島本和彦/1巻150P
キャラ:堀田戊傑
【作者直営サイト】島本和彦外伝
【絵師直営サイト】同上
ファンサイトは島本和彦愛好会など。あまり深く調査してないのでもっと探せばいろいろ出てくるかも。
架空の兵器・兵装のデータベース架空兵装大全は、風鈴色のteaRoomで。投稿を受付中で〜す。
続いて脱線話。
ネットを流していて「ガンパレード・マーチ」にドイツと機神兵団というとんでもない取り合わせをネタにしたパロディ作品があることを知りました。なにしろネタがネタだけに、いったいどれくらいの人間が理解できるものやら不明ですが大変素敵な出来であることは保証します。
さて、昨日に引き続き「無謀キャプテン」からの出典なので作品紹介は省略させてもらいます。
それじゃ本日の台詞解説。
この台詞は無謀な柔道勝負に挑む堀田に、女子柔道部員が「絶対に負ける」と忠告しているのですが、堀田はそれに対し反論します。その反論が上の台詞なのです。
反論、なのかこれわ!?
だいたい通常の少年漫画のお約束だと「勝負はやってみなければわからない」と来るものです。しかしこの場合、あっさりと負けるだろうことを認めてしまい、認めた上で反論するという非常識な(笑)ふるまいに及んでいます。
ちなみにこの直後、女子柔道部員に「男ってわからずや」と言われてしまうのですが、いやもうなんとも……。
なんとなくわかりますが、わかるわけにはいきません。(01/6/25)
「おれたちの目標ははっきりいって無謀だ!!
一般社会にはまず理解されない男の道!!
男の中の男の道だ ちがうか
血を流さなければ到達できない血みどろの道だ
ちがうかっ」
「ちっ ちがいません」
「だろう!!
その道が血みどろだからこそ きみも来る気になったはずだ!!」
「そっ その通りですっ」
だったらなぜ血を流すのをためらう!?
血を流す場所を選んでる場合かっ
無謀な目的が――
常識的な手段で達成されるはずがあるまいっ!!!」
出典:無謀キャプテン/少年キャプテンコミックススペシャル(徳間書店)/島本和彦/1巻90P
キャラ:大逆天&突破孔
【作者直営サイト】島本和彦外伝
【絵師直営サイト】同上
ファンサイトは島本和彦愛好会など。あまり深く調査してないのでもっと探せばいろいろ出てくるかも。
まずは告知からスタートです。
高空昴さんの運営するサイト風鈴色のteaRoomで、架空兵装大全というなんとも素敵なデータベースの構築が始まりました。早い話、ゲームとか小説などに出てくる架空の兵器・兵装をデータベースにしちゃおうということですね。月姫の第七聖典とE.G.コンバットの双脚砲台が一緒に仲良くデータ化されている様は大変美しいと思います。
新規投稿用のフォームもあるので、みなさんもジャンルを問わず様々な架空兵装をぜひ投稿してみましょう。私もどんなネタがいいかなーと今考えている最中です(笑)
あーそうだ、昨日の解説は直しておきました。
さて、本日は作品の紹介をする前にまず作者について。
実は私、長いこと島本和彦さんはメジャーだと信じていてあまり扱わないようにしてきました。
が、最近冷静になって考えてみるとどうもいまひとつ違うような気が。むしろまいじゃーこそが正しい位置付けに思えますつうか絶対そうだ勝手に決めました。 そういうわけで。
「無謀キャプテン」は、自ら望んで逆境に立ち墓穴を掘る男、堀田戊傑が主人公のひたすらに熱いお話です。
島本作品全体の特徴として、思い切り熱い情熱を描いておきながら同じ熱さでオチをつけまくるという、いったいどっちが本心なのかよくわからないがとにかく全編熱血しまくりが挙げられます。
この作品においても例外ではなく、柔道部の替え玉として強豪相手に柔道経験なしの彼らが戦うというとんでもない逆境をいかに乗り越えようとするか、その熱血ぶりが描かれていきます。
そして台詞。
絶望的な勝負に対し、あまりにも突飛な練習方法を思いついたメンバーの考えを疑う突破に、メンバーが講釈している場面です。
やはり最後の台詞につきます。
その通りです。プロジェクトXじゃありませんが(笑)、無謀とも思える試みは決して常識的な考えではなし得ないのです!!
……だからといって非常識なやり方でもダメなものはダメなんだけど。
ちなみに無謀キャプテンは、絶版なので古書店でしか入手不可。
うーん、こういう絶版だらけの現状を改善してもらわないと、新古書店をただ排斥する方向での運動は支持されないよなーと思う今日この頃でした。(01/6/24)
「聖人になれ、なんて事は言わない。
君は君が正しいと思う大人になればいい。
いけないっていう事を素直に受けとめられて、ごめんなさいと言える君なら、十年後にはきっと素敵な男の子になってるわ」
出典:月姫/TYPE-MOON/シナリオ:奈須きのこ/絵師:武内崇/?
キャラ:蒼崎青子
【サークル公式サイト】TYPE-MOON
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは月姫タイプムーンファンサイトを起点にして巡ってみるべし。
…………。
実は昨日、頭痛、吐き気、そして吐き気の後はお決まりの……という最悪の状態でひっくりかえってました。
んで、回復はしたんですが本日は出勤日。つうわけで解説はまた明日まとめて。更新しただけましということで。
さて解説補完です。
昨日も月姫の紹介はしたので、本日はパス。さっそく台詞についての紹介をしたいと思います。
主人公・遠野志貴は子供時代に瀕死の重傷から奇跡的に回復した際、その代償なのか「モノの壊れやすい線」が見えるようになってしまいます。モノをバラバラに断ち切るツギハギ。
日常のみるものすべてがこのツギハギだらけの世界になってしまった志貴。
そんな志貴を救ってくれたのが「先生」(蒼崎燈子)で、先生から志貴はいろんな事を教わります。その際に「壊れやすい線」をむやみに切ってはいけないと先生から教えられている際の台詞がこれです。
意味もなく、モノを斬ってしまったことを素直に謝った志貴なら素敵な男の子になれますとも、ええ。(01/6/23)
一度死ぬまで、気がつかなかったコトだけど。
世界はこんなにも平和で、こんなにも楽しいものだったんだ。
楽しいことなんて見つからない、というけれど、人間は生きているだけで楽しいんだと思う。
だから―――こうして、何もかも無駄だって知っていながら生きている。
……だから。
楽しいかと聞かれたら、それが本当に許せないこと以外なら、俺は楽しいと答えるだろう。
死という無より、それは確かなコト。
誰に教えられるまでもなく、それだけは気がついている。
ただこうしていられるだけで、それは、本当にとても素晴らしいことなんだっていうコトを――――
出典:月姫/TYPE-MOON/シナリオ:奈須きのこ/絵師:武内崇/?
キャラ:遠野志貴
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【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは月姫タイプムーンファンサイトを起点にして巡ってみるべし。
月姫は超絶テキストを誇る同人18禁ビジュアルノベルです。
この作品についてはテキストの質・量ともに半端ではなく、自分はテキスト読みであると自認している人にむしろすすめたい作品。ほんっとにしつこくいってるようですが、18禁ビジュアルノベルだからといって食わず嫌いしているのであれば、それは罪という他ありません。
流通の都合上、一般のお店では手に入りませんがメッセサンオーの通販などを利用するのが良いかと。なにしろ安いですしね!
くわしくはまいじゃー認定を参照のこと。
さて、この台詞ですが一度死ぬというのは「死ぬ瀬戸際」ぐらいに考えておくのがわかりやすいでしょう。「生きているということは無駄である」というテキストがこの作品には何度も出てきますが、上のような考え方のためにプラス思考になるのですね。
生きているってすばらしい、を昇華させた台詞です。
大急ぎでつけている解説なんで、いろいろ手抜きです。すまんです(^^;
(01/6/22)
追い立て待つがいい 新しきを欲すならば
迷いのことごとくはその先に果てがある
輪を結ぶか断つのか 新しきを望むならば
迷いのことごとくを打ち捨てて振り返れ
疾風は共に彼も共に 新しきを求められよ
迷いのことごとくは壁を穿つためにある
出典:機甲都市・伯林/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/4巻20P
キャラ:?(独逸創始記より)
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ちなみに都市シリーズ初心者が訪れる際には、まずSATIE's HOMEをのぞいた方がいいかもしれません。こちらも川上さんの直営。……が、それでも十二分に癖のあるような気がしなくもないです、ええ。
最近の夜の生活パターン。
11時にテレホタイム開始 → 10分かそこらで意識なくなる → ふと気がつくと1時を回っている → 起きてサイトの更新 → 2時過ぎくらいに再び寝る
つまりは知らん間にうたたねこいて、何の因果か連日2度寝をしているというありさま。我ながらバカじゃないかと思います(爆)
本日は、都市シリーズの新刊「機甲都市・伯林」からの出典です。
ただ一応小説の新作については発売後2週間経過を紹介の目安とすべきだとは思っているのでフライング気味。
よってあえて本日は解説に踏み込まず、たんに台詞を紹介するだけにとどめたいと思います。
細かく上の台詞……というか詩形式の文章を分析することもやめておきます。この台詞については「迷いのことごとくには果てがある」「迷いのことごとくは壁を穿つためにある」に注目してください。
都市シリーズにおいては、大変重要な意味を持ったテーマの根幹に関わるものだと思うです、ええ。 →bk1で購入
(01/6/21)
「いろんな事があった いろんな冒険をした
そういうことを繰り返して仲間のつながりも強くなった
でもね 月光洞から帰ってきた後はね 強い仲間意識に対して日常が小さすぎたのかな
耐えられなかったのよそのギャップに
あの子たちはまだそれが分かってないのね
仲間からの自立 その上で自立した人間の集まり
もっとも 小さかったのは私の器の方だけど」
「それで学園を出たんですか」
「別れの言葉(さよなら)からはじまる関係もあるのよ」
出典:蓬莱学園の疾走!/ドラゴンコミックス(角川書店)/原案:遊演体/米村孝一郎/142P
キャラ:安曇野みゆき&圭
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトとしてはPage of the MISSING GATEへ。代表作その他の紹介があります。それと遊演体へのリンクも。
「蓬莱学園の疾走!」は、もともとメールゲームであった蓬莱学園の世界観を使って書かれたコミックです。
蓬莱学園なるものをご存知でない方もいらっしゃる方もいるでしょうから、本日は改めて蓬莱学園の世界観について紹介してみましょう。
東京都心の真南に2500km、海上に浮かぶ宇津帆島。そこに建設された蓬莱学園はなんと生徒数10万人を擁する巨大学園です。その学園にはありとあらゆるものが詰め込まれ、部活という名目で飛行船や複葉機、鉄道はおろか原発まで保有し、果ては有力クラブの発行する学札なんてものまで登場するまさになんでもありの世界一危険な学園。
その他到底説明しきれないありとあらゆるトンデモ設定を詰め込んだ世界観はすさまじいの一言に尽きます。
メールゲームは形を変えつつ存続し、最新のものはiモードで配信されています。公式ページや既に終了した蓬莱学園99(絵がいっぱいで分かりやすい)、ファンサイトである蓬莱学園高等学校なども参考にしてみてください。
この世界観を使って書かれた小説版が私は超お気に入りで、今まで読んだすべての本の中のベスト5には確実に入ります。富士見ファンタジア文庫からシリーズが出ていますが、諸事情あって完結しないまま中断している模様……。
それでもぜひとも読んでほしい作品なのでとりあえず「蓬莱学園の初恋!」だけでもぜひ! 口に合わない場合はこの1冊ですぐに判別可能だと思いますので読みましょうったら読みましょう。
ちなみにbk1では在庫がないみたいなのでクロネコヤマトなどを利用してください。
で、今回取り上げた「蓬莱学園の疾走!」の中で、さらに台詞をとりあげたタイトルは「蓬莱学園の卒業」。複葉機研のメンバー卒業に絡んだお話です。
台詞は複葉機研のOGである安曇野のもの。
ちょっと蓬莱学園の世界観を理解していないと分かりにくい面もありますが、要は「ただの仲良しこよし」を脱して、本当に自立した人間同士としての関係を再び築く……そんなことがテーマになっていると思われます。
後半の台詞「さよならからはじまる関係もあるのよ」だけ独立して紹介するのもいいくらいなんですが、あえてセットで紹介してみました。(01/6/20)
「たとい それが鈴奈先パイでもメガネレスに欲情するなんて愚劣だ!
まちがってる!
いらん事考えず鈴奈先パイがメガネであることを享受するのが正しい道だ!
他に何を望むことがあろう!」
出典:屈折リーベ/JETS COMICS(白泉社)/西川魯介/137P
キャラ:秋保宣利
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンコーナーがうたたねチャーリー内にあります。
どうも一部の人には結構「屈折リーベ」がヒットするようです。私自身は別段メガネに萌えたりはしませんが、ネタとしては嫌いじゃないのでもう一度取り上げてみることにしました。
「屈折リーベ」は、眼鏡っ娘萌え漫画です。
主人公がとあるメガネの先輩に恋をして、あれこれ……というラブコメなんですが、この漫画のほかと一線を画するところは、主人公自身がメガネをかけた異性にしか反応しない強度のメガネフェチであることです。
つまりメガネ萌え人の病んだ日常をコミカルに描いているわけで、珍しい作品だといえるでしょう。
その病的にメガネに拘る有様が見事。
案外現実に存在する各種萌え属性の人々って傍から見たらこんなんかもしれないなあ、と。万人向きではありませんがあえておすすめです。
で、上の台詞は病んだメガネ萌え患者を見事に表現したものと言えるんではないでしょうか。
せっかく?メガネの先輩の素顔でも愛しいと思えるようになったのに、その感情を異常と断言し、あまつさえメガネレスに欲情するのは愚劣ときました。いやもうなにも言うことはありませんです、ええ。 →bk1で購入
(01/6/19)
「サラ、それはもういいから! ありがとうと同じくらいの言葉を、もう私は殿下からいただいたから」
「それは厭味なのっ!? あたくしがいつ……」
「だって」
「私の名前を呼んでくれたでしょう殿下。ファリス・トリエではなく、ただのファリスと」
出典:楽園の魔女たち 賢者からの手紙/コバルト文庫(角川書店)/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/171P
キャラ:ファリス・トリエ&ダナティア
【作者直営サイト】プラムランド
【絵師直営サイト】HELLO WORLD
上のプラムランドは、正確には樹川さんの企画するインタラクティブサイトで公式サイトではありません。またファンサイトは、なぜか大手が軒並み閉鎖されていて湖畔の森の陰ぐらいしか確認できませんでした。
自分的にコバルト文庫のフェアに合わせ、ただ今コバルト文庫読書強化キャンペーンを勝手に進行中。名作がいろいろ出てきてますから、コバルト文庫デビューを果たすなら今のうちです。まいじゃー推進委員会としては、おすすめがあれば積極的に取り上げていきたいと思ってます。私のお気に入りである「マリア様がみてる」もちゃんとフェア対象の50作品の中に入ってました(^.^)
なお2冊買うと応募者全員にコバルトテディが当たるそうです。……いや欲しいかどうかは知りませんが一応(笑)
というような前置きを踏まえまして。
「楽園の魔女たち」は、”楽園”に魔術師見習として集まった4人の少女達が主人公のコメディです。いずれ劣らぬ変わり者の少女達がいろんなドタバタを起こしていくわけですが、コメディとしての質はなかなか高いと思います。
……って私は1巻しか読んでませんが、実はこのシリーズすでに14冊を数える人気作品みたいですね。ともかく気軽に読むにはかなりよい作品だと思います。
はい、それでは台詞解説です。
ちょっとした事件があって、ダナティア姫はファリスに助けてもらうのですがなにしろダナティアは気位が高い上に素直じゃない性格なので「ありがとう」の一言がいえません。
それをサラに突っ込まれている最中での台詞です。お姫様ゆえ他の見習3人と距離を置いていたのが縮まるきっかけになる事件なのですが、それを象徴していると言えなくもありません。確かにファーストネームを呼ぶ行為は親密さを表す単純にして重大な表現です。
しかしそれにしてもファリスは女性にしておくのが惜しいですね。口説き文句としては最上級の台詞だと思うのですが(笑) →bk1で購入
(01/6/18)
「ったく…ゴミ袋なんて、この世で5番目に私に似合わないアイテムだわ」
「1から4は何なんだよ…」
「ええとね、汗と努力と苦労と貧乏」
「おまえって最低な…」
出典:夜が来る!/アリスソフト/?/絵師:?/序盤より
キャラ:七荻鏡花&羽村亮
【メーカー公式サイト】アリスソフト
【絵師直営サイト】なし
特にコメントなし。
相変わらずちっとも進んでいない「夜が来る!」。
ゲームは進んでいないのに台詞だけしっかり書き留めているあたり、救いようのない業を感じます。
「夜が来る!」はいわゆる18禁なRPGです。
ある時、空にもうひとつの月が出現します。その月はいつからか「真月」と呼ばれ、急速に日常に溶け込んでいき、人々の興味は薄れていきます。
しかしながら、真月の輝く時に猟奇犯罪が急増するという事態が起こりつつあったのでした。
そういう世界観の中、物体の動きを先読みできる能力を持った主人公がふとした事から猟奇犯罪の元凶である「光狩」を狩る者たちと関わっていくことになるというお話です。
先ほど記したとおり、まだ本編を終わらせていないのでコメントは控えておきますが、なかなか台詞としては見るべきものも多く嬉しいことです。
えーとでは本日の台詞解説。
といっても日常生活の中のボケ台詞なんで、解説も不要ですが……。一応補足として、鏡花は性格が先天的に偉そうなところがあって他人に苦労を押し付けることなどなんとも思っていません。で、ゴミ当番の時に主人公にゴミ袋を押し付けて言った台詞がこれです。
最高です。鏡花さんはきっといい大人になれると思います。(01/6/17)
「寒いから震えてるわけじゃない。もちろん酒が抜けてるからでもない。つまりは君も僕も同じ病気というわけだ。<皇国>陸軍の精兵二人が困ったもんだな、ええ?」
出典:皇国の守護者/C☆NOVELS(中央公論新社)/佐藤大輔/絵師:塩山紀生/1巻78P
キャラ:新城直衛
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは佐藤大輔ページへ。用語解説とかもされているのが助かります。
以前からずっと未開拓で、ぜひ補完しなければと思っていたのが架空戦記だったりします。そういう分野への突破口として買ってみたのが今から紹介する作品なんですが、実は架空戦記ではないことが読んでわかりました(^^;
しかし予想外の大当たりに大満足です。
「皇国の守護者」は、少しファンタジー要素の入った戦記風の作品です。
おそらくはヨーロッパと島国日本をモチーフにしていると思われる、帝国対皇国の戦いを描いています。使用される兵器としては、おおよそはナポレオンあたりの時代のものが登場しているらしいです(ミリタリー方面は無知なんで伝聞)
ただし、この作品の真骨頂はここから。翼竜が出てきたり、皇国では飼い慣らした剣牙虎(サーベルタイガーみたいなの)を攻撃の中心にした部隊があったり、無線通信の代わりにテレパシーのような導術が用いられていたり、微妙にファンタジーが混じった独自の世界観が展開されています。読んでいて違和感を感じないあたりに、世界観の緻密さが見てとれます。
ストーリー……といっても戦いの描写が中心ですが、序盤から切り口の違いをみせつけられました。
これはいいです。
くせのある作品なのでやや読み人を選びますが、戦略だの戦術だのの描写が好きな人には必見でしょう。世界観重視派にもおすすめ。
はい、では台詞解説いきましょう。
今から戦闘という状況の中で、上官が部下に向かって冗談を言っている台詞です。冗談交じりではありますが、実際に二人とも震えが来ている状態なのです。緊張というよりはおそらく恐怖。
ある意味人間であることの証、なのかもしれません。無感動に人を殺せるようになった時、その時は……。 →bk1で購入
(01/6/16)
「たたきゃ直るってもんでも無いか」
出典:宵闇眩燈草子/DENGEKI COMICS EX(角川書店)/八房龍之助/1巻75P
キャラ:麻倉美津理
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは例えば鹿ヶ里虚霊館とか。ウェブリングもあるみたいです。
昨日の心に残るあの台詞で、「宵闇眩燈草子」の解説をそれなりにしておきました。この作品は読まないことには微妙な作風の妙が伝わりにくいので、ぜひとも現物を読んでほしいコミックではあります。
あらためておすすめしておきますねー。
で、今日の台詞。
んーこれもネタばれを避けつつかくとなにがなにやらさっぱりな台詞なんですが……。魔術によって呼び出された魔物は、意のままに動かないからといって殴れば言うことを聞く融通の利くものではないよ、と。
力技の通用しないのが魔術なのです。
ひそかに日常の行動にも当てはまる言葉でもあります。
多くの物事において「叩く」行為は根本の解決にはなりません、ええ。……って解説になってない(^^; →bk1で購入(購入用データの漢字が違ってますが……気にしちゃいけません(^^;)
(01/6/15)
大概の人生において
鈍い感性
足りない好奇心
ものを考えない頭は
確かに少しは損もするだろうが
損をしている事にすら気付かなければ
それはもう幸福な人生であるだろう
覚えておいた方がいい
「君子危うきに近寄らず」
もしくは
「見なかった事にする」
それはきっと君の為になる
出典:宵闇眩燈草子/DENGEKI COMICS EX(角川書店)/八房龍之助/3巻185P
キャラ:京太郎
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは例えば鹿ヶ里虚霊館とか。ウェブリングもあるみたいです。
「宵闇眩燈草子」は、年齢不詳経歴不詳の魔女である美津理・謎だらけの武闘派青年である虎蔵・そしてへぼ医者の京太郎というなんとも奇妙な取り合わせの3人の主人公が登場する伝奇もの、という位置付けです一応。
毎回3人の周りではなんとも不可思議な事件が起こるのですが、事件に関わる主人公たちの態度はちっとも道徳的でなく、かといって悪に偏るわけでもない。
美津理と虎蔵、この二人の能力は驚異的に高いのですが、むしろ注目したいのは京太郎です。
一応主人公のひとりである京太郎は、医者としてのスキルもまるで高くなく(小麦粉を薬と偽って出すような手合い)、かといって腕っ節がたつわけでもなく。やることなすこといちいち見事に駄目な小市民っぷりを発揮していて逆に共感を呼び起こします。
絵柄もかなり独特で、いったん引き込まれると忘れがたい魅力を持っています。アクションもかっこいいですが、独特の道徳感がまたいいんですよねえ……。
説明しがたい引力を持った作品。まいじゃー認定も済んでますが、まさにまいじゃーの名にふさわしき逸品です。
強力に推します!
さて、上の台詞ですがどうも見事な駄目かげんを発揮している京太郎の述懐の形をとった台詞のようです。
やっちまった後での自嘲めいた述懐というところですね。
なにをやらかしたのかはあえて言いません。能力もさほどないくせに、下手な好奇心ばかりが強いとろくなことにはならないのだ、とそういうことを言っているのだと思ってください。この行間の微妙なニュアンスは作品を読まないとちょっとわかり難いかも……。
→bk1で購入(購入用データの漢字が違ってますが……気にしちゃいけません(^^;)
(01/6/14)
(お…おのれ―――)
出典:ガンパレード・マーチ/SCEI/アルファシステム/絵師:きむらじゅんこ/いろいろ
キャラ:いろいろ
【メーカー公式サイト】AlfaSystem Homepage
【絵師直営サイト】こめいちご
SSをお望みの方には、ガンパレSS専門のサーチエンジンGPM SS Only Searchなどはどうでしょう。
「ガンパレード・マーチ」は……詳細はここへ。以下省略<手抜き
いやちょっと私事でいろいろ激震が起こりそうで、柄にもなく考え込んじゃいまして。まあまだどうこう言える段階じゃないですが、ね。
さて。
気を取り直して。
この台詞、ガンパレユーザーならば、間違いなく名台詞として認識してもらえると思います。
知らない方のために解説すると、ガンパレでは基本的に相手といろいろコミュニケーションをとることで仲良くなっていきます。ある程度仲良くなると、一緒に昼食に行こうと誘ったり、デートに行こうと誘ったりできるようになるのですが……。おもしろいことに、他人からの好感度がある程度高いと人様が楽しくラブラブな会話もしくは重要な相談を持ちかけようとしているところに横から第3者が会話に割り込んできやがります。
嫉妬に狂うモトカノが、彼女と楽しく話そうとしている主人公の邪魔をするようなものです<激しく違う
とにかくこれをやられると会話が進まないので、非常に厄介です。
人の逢瀬をじゃまするやつは、たしかに「おのれ、きさまなどは馬に蹴られて死んでしまえっ!」と思われるのも無理ないです。
そういった邪魔者に対する怒りを、全キャラ共通でしかも1語で表した偉大な台詞です(笑)
ネコまでこの台詞をしゃべるのには笑えました(01/6/13)
「人は自分の心にないものは 他人の心にも見出すことのできない生物じゃないかね?
『女』が選び良しとした『少年の見た女』には 生きていく事を望む強さしか映らなかった
それは
少年自身がそういう人間だからじゃないのか?
――…
今も あの子はおまえたちが思っているよりもずっと――…
一生懸命生きようとしているんじゃないのか――…?」
出典:少年魔法士/WINGS COMICS(新書館)/なるしまゆり/4巻71P
キャラ:ナギ
【作者直営サイト】地底探検
【絵師直営サイト】同上
ファンサイトは未調査です。
またしても脱線話、というかカミングアウト(笑)からスタート。
私、実は人工知性をテーマにした詩うコッペリアという別サイトを持っています。1年以上ほったらかしですが。
が、そのままというのもなんなのでCGI部分は削ってリニューアルしようかなあと思い、人様に意見を求める次第です。リニューアルに関する意見などあれば、まいじゃー掲示板の方に書き込んでください。あっちの掲示板はもはや恐ろしくて見るに見られません(爆)
こんなことする暇があったらまいじゃーをなんとかしろ? ごもっとも……(汗)
さて、「少年魔法士」は昨日に引き続きなので説明は省略してさっそく台詞解説に移ります。
少年は他人の眼から見ると、生をどうでもいいものと考えている――いつ死んでも構わないと思っている節があります。そして、少年が母親代わりに慕っていたローゼリットという女性は、少年の眼から見て常に『強い女・生にこだわる女』として映っていました。実際は彼女には生き疲れている一面があったにも関わらず、です。
その辺の事情を上手く表した台詞になっています。
つまり一番いいたかったのは最初の一文です。人は自分を基準にして他人を理解します。その枠をはみ出してしまったものは理解し様がない。
まあそんなことを考えさせられた台詞なのでした。 →bk1で購入
(01/6/12)
「ばかがいるよ
子供と鋼の区別くらいつけてやれ
ひびの入った薄ら氷に叩いて鍛えても割れるだけ☆」
出典:少年魔法士/WINGS COMICS(新書館)/なるしまゆり/4巻86P
キャラ:ナギ
【作者直営サイト】地底探検
【絵師直営サイト】同上
ファンサイトは未調査です。
☆部分の台詞はほんとは音符。文字化け回避のための代替措置です。
「少年魔法士」は、強大な力を持つゆえに異端者であり続け自らの居場所を見失っていた少年が、同じく異端な力を持った少年との邂逅から変わっていく……そんな感じのコミックです。魔法とか神道とかの飛び交うアクションシーンいっぱいですが、「感情の痛み」の描写を前面に押し出しているために少々その辺の作品とは趣が違います。
かっこいいだけの魔法ものはもう飽きた、そうお思いの方は手を出されてみてもよいかと思います。
ちなみにこの方の作品で「幻獣文書」などもかなり期待できそうだと聞いていますが、まだ未読。ぜひ制覇したいと思ってます。
えーとそれじゃ本日の台詞。
簡単に言うと、保護者としての責任感を感じてはいるがどこかずれているハイマンに、ナギが半ば嘲笑混じりに諭している場面です。
子供を甘やかすのは本人のためによくないことですが、それはあくまで一般論で、もっとも傷つきやすいのもまた子供。
突き放すだけでは子供は壊れてしまいます。傷ついた時には癒してやることも必要なのです。 →bk1で購入
(01/6/11)
「どうしてうみはこう生真面目かなー。
いつも黙ってる? そりゃ、うみは確かに引っこみ思案なところ強いけど、でも、それって慎重で思慮深いってことじゃん。
ガリ勉女? 竜とか神話の話するときのうみって、わたし好きよ。ああやって楽しそうに話せるのって、旺盛な知識欲でたくさんの本を読んだってことじゃない。あなたの知識の礎を指摘されただけで、どうして恥じる必要があるの?
眼鏡? とろくさい? その男が無神経でバカなのと同じで、すきでそうなったことじゃないわ。視力が悪いのも運動が不得意なのも結構じゃない。そうやって人から外れた部分こそ、うみの個性だわ。それを認めないんだったら――」
「ち、千伽、もういいよ、恥ずかしい」
「そう、わたしもっと誉めるつもりよ」
「わたし、そんなにすごくないよ」
「根深いなー。でもね、あなたは自分のことあまり好きじゃないみたいだけど、わたしはそれでもあなたのこと大切に思ってるから。
そのこと、忘れないで」
出典:竜が飛ばない日曜日/スニーカー文庫(角川書店)/咲田哲宏/絵師:DOW/125P
キャラ:宮島千伽&藤谷瑞海
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】Dow Square
こういう水彩調の淡い色使いは好きなんだよなあ……あ、DOWさんのサイトのことです。
長いですごめんなさい。推したかったのは後半なんですが、その前提をあらわそうと思うとどうしても前半が必要だったということで。
「竜の飛ばない日曜日」は、ファンタジーの入った学園小説です。ファンタジーな要素も強いですが、同時に正しく学園ものとしても機能しているところに好感が持てます。この作品、第4回角川学園小説大賞優秀賞を受賞しているんですが、あの賞ってどこが学園ものだとツッコミをいれたくなる作品が多すぎるので、こういうの見るとほっとするんです。
ストーリーはかなり独創的。
高校生の羽井貴士のいつも通りの日常に、突如として竜が登場し、夕食のカレーライスを無心しに来る場面で幕を開けます。
そしてもう一人藤谷瑞海。彼女の変わりない日常にも、突如として竜が出現するのです。
ですが二人の周りの家族や友人たちは誰ひとりとして竜の存在を疑問に思ってはいなくて、「捕食の儀式」で竜に食べられることを当たり前とする社会が何時の間にかできあがっているのです。
そのうえ瑞海にはもうひとつ奇妙なことに、竜が出現した月曜日を境に、1日が2度繰り返されるという現象が起きるようになりました。
「世界の支配者は竜」。この構図に違和感を覚える二人に、容赦なく次々と事件は続出し……。
1日が2度繰り返されるという設定が、たいへんうまく生かされた作品で、文句なしにおすすめです。
「スニーカー文庫? 俺は信用できん!」とばかりにノーマークだった方にも安心してお求めいただけます(^^;
万人におすすめ。
スニーカー文庫は最近上昇傾向なんで気にしていいと思います、ええ。
それでは本日の台詞解説。
えーと、「うみ」っていうのは瑞海の愛称ですね。
失恋した瑞海を千伽が元気づけているシーンになります。
誰か一人でも大切に思ってくれる人がいると大きな支えになるものでだからがんばれ、と。青春してますねえ。 →bk1で購入
(01/6/10)
「この作戦が成功すれば二度と大地から夜空を見上げることもあるまい」
出典:機動戦士ガンダム0083/サンライズ/?/?
キャラ:アナベル・ガトー
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
めんどいのでサンライズのサイトのリンクはパス。ファンサイトではGUNDAM MASTER WEBの情報の濃さがすごいです。なにげにガイア・ギア再生計画が素敵。
「機動戦士ガンダム0083」は、個人的にはシリーズ中もっとも好きな作品です。ことによっては初代以上かもしれません。
理由として『オヤジがかっこいい』、これに尽きるかと。
ガトーはじめ、デラーズとかジオン側の人間が実に実にかっこいいです。なんかすっかり主人公です。コロニー落としたりするのが正しく思えてきます(爆)
連邦側もシナプス艦長とかオヤジが活躍。10代の若造に偉そうなことを語らせるとどうしてもうさんくささがつきまといますが、これをオヤジが主張すると許せてしまいます。
そういうわけで0083はいい作品です。
台詞ですが、これは1話だったか2話だったか……うーむ記憶がない……。
ともかく序盤の台詞です。
地球に降りて作戦行動をしているガトーですが、本来彼は宇宙で活動してきた生粋の軍人。重力に縛られるというのは落ち着かないのでしょう。
宇宙空間で星に囲まれて生活している人間ならではの台詞ということですが、なーんかかっこよくないですか? いかにも宇宙世紀という香りがしてきます。(01/6/9)
「 乳首が真打ち昇進おめでとう!」
出典:激突カンフーファイター/富士見ファンタジア文庫/清水良英/絵師:しろー大野/?
キャラ:?
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】宇宙船まぐろ号
今回は特にコメントなし。
「激突カンフーファイター」は、読み人を選びまくる最強電波小説です。
ストーリーを語ること自体意味がないので説明しませんが、本編はとにかく電波の嵐。バカ小説の領域すらあっさり踏み越えています。
とにかくすさまじいの一言。
ぜひ一度は読んでほしいところですが、くれぐれも電波な話だというのをお忘れなく。ほんとにすごいんです、これ。
さて、上の台詞。
こんな台詞が何の脈絡もないまま、どうやったら浮かんでくるのか?
台詞としては何の意味も持ちませんが、そもそもこんな台詞を考えつきますか?
浮かばないです、普通は。
しかし意味不明でもおそろしく印象的な台詞といえます。
実は原典が行方知れずになっていて、発言キャラとか調べられないので今まで紹介せずにいたんですが、まあいいやということで。誰が発言しようと電波は電波なのです。 →bk1で購入 (01/6/8)
「……なんで そんな思いをしてまで……
なんで戦争を続けるの?」
「……人には戦い続ける自分の理由があるものだ。
ある者は国のため
ある者は家族のため
自分自身のため
そしてある者は……
その理由を見つけるために」
出典:レッドアイズ/KCデラックス(講談社)/神堂潤/2巻106P
キャラ:?&グラハルト・ミルズ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトも見当たらず。
昨日もまた間違いをやらかしました……(汗)
やっぱり夜にネタが思い浮かばないからといって、朝会社に出かけるぎりぎり10分前に更新を完了させ、ノーチェックというのは無理があるなあと反省してますが……もはや仕様ですなこれわ(爆)
おかげでまちがいツッコミ掲示板はたいへん盛況。下手なサイトのメイン掲示板よりも書き込みが多いのが素敵です(爆)
……えー、では気を取り直しまして。
「レッドアイズ」は、パワードスーツのアクションがひたすらにかっこいいSFコミックです。
祖国が敗戦濃厚の中、戦いつづけていたSAA特殊部隊の隊長であるミルズ大尉は、部下の裏切りにあい、叛逆の冤罪を着せられます。
軍法会議で死刑を宣告された彼は逃亡、自分を陥れた部下への復讐のため、そして不可解な裏切りの真相を探るために、死神と恐れられた彼が再び戦場へと帰ってきたのでした。
まずはこのパワードスーツがとてもかっこいいです。燃えます。
アクションがいちいちかっこいいです。燃えます。
次に主人公の隊長、オヤジ世代でかっこいいです。燃えます。
とにかく燃える作品です。まあ万人向きではないですが、パワードスーツアクションに燃えそうな人は必読であると言っておきます。
また台詞もかっこいいです。
戦場でたくさんの友を失いながら、それでも戦いつづけるのはなぜか、その理由を問われて返答している場面になります。
理由を見つけるために戦う……おおおお →bk1で購入 (01/6/7)
「そう? わたしはイフって好きよ。どんな結果になるかわからないけど、とりあえずその時は、救いがあるような気がするから」
出典:月姫/TYPE-MOON/シナリオ:奈須きのこ/絵師:武内崇/アルクェイドシナリオより
キャラ:アルクェイド
【サークル公式サイト】TYPE-MOON
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは月姫タイプムーンファンサイトを起点に。SSとか探し出すとすごいことになってます。
ネタ切れを起こしつつあります(^^;
とりあえず月姫からのストックを使ってごまかすことにしますが、そうそう月姫ばかり使うわけにもいかないしなあ……。
さて、「月姫」。
詳しい説明は省略しますが、普段ビジュアルノベルなど全くやらないけれども吸血鬼もの小説は大好き、とそういう方にこそやってほしい逸品です。ゲームという枠をとっぱらいテキストとして捉えても、読んでおかないと損しますよ〜。
で、上の台詞なんですが……どういう文脈で出てきたものだか忘れてしまいました(^^;
イフというのは「if」のことで、つまり仮定話には意味がないと、そんな話を主人公の志貴がして、それに対する返答だったと思います。
イフを否定する台詞というのはよく目にしますが、逆に肯定するなかなかレアな台詞なんじゃないかな、と。
内容もなかなか興味深いと思います。(01/6/6)
「私が頼まなくたって、祐巳ちゃんは志摩子の危機を無視できないでしょ。みっともない姿をさらしてでも、志摩子を助けるためにきっと渦中に飛び込んでくれると思う。だから、純粋な友情が存在しているその場所に、私の意志は必要ないのよ」
「仮に祐巳ちゃんが、私に頼まれたから志摩子を助けるという人だったとしたら、やっぱり私は志摩子を助けてくれとは言わない」
出典:マリア様がみてる いとしき歳月/コバルト文庫/今野緒雪/絵師:ひびき玲音/後編52P
キャラ:佐藤聖
【作者直営サイト】なし
【絵師公式サイト】D-poisonous blue
ファンサイトはマリア様がみてるウェブリング〜山百合会〜というウェブリングがあるので、こちらから。
ネタばれ話。
実は掲示板で話題にのぼった笹本祐一さんの「妖精作戦」をネタに使おうとして、ぱらぱらと読み返してみたんですが、だめだこれわ。名台詞としては使えそうもありません(^^; 作品としては文句なしにおもしろいのですが……。
笹本作品って物語の流れとか会話のテンポに比重があって、台詞にはあんまりこだわってないんですね、どうも。象徴的な台詞のあるなしは、ストーリーのおもしろさとはあんまり関係ないということが、こうやって名台詞を収集しているとよくわかります。
さて。
「マリア様がみてる」は、ちょっぴりプラトニックなレズの入った学園小説です。この聖リリアン女学院には、気の合った上級生と下級生の間で在学中、姉妹の契りを結ぶという慣習があります。契りを交わした姉妹は固い絆で結ばれるわけです。
さてこんな慣習を持つ聖リリアン高等部には生徒会があるのですが、ここの役員は『薔薇さま』と呼ばれ、一般生徒から絶大な人気と信頼を集めています。作品内では、この薔薇さまと妹たちを巡るお話があれこれ描かれることになるわけです。
シリアスとコメディのバランスがとれていて、気持ちのいい友情とかが見られて好きな作品です〜。
作中では「薔薇様」にルビがふられていて、例えば白薔薇様の場合「ロサ・ギガンティア」と呼ばれています。このルビで呼び出すようになったら、だいぶシリーズの中毒になっている証拠。
やっぱりロサ・ギガンティアが一番です。
それでは本日の台詞解説。
志摩子の「お姉様」である白薔薇様は、もうすぐ卒業。
その白薔薇様と祐巳の間で、志摩子に関する話題になり、祐巳は「白薔薇様から志摩子の面倒を見てくれと頼まれれば、私はいつでもその用意がある」といった感じの成り行きになります。
そこで薔薇様が「必要ない」と返答し、上のようになぜ必要ないのかが語られていくことになるのです。
友情です、友情。
これこそ学園ものの醍醐味です、ええ!! →bk1で購入
(01/6/5)
「本の森をすみかとしなガラ、紙の上に書かれた文字を読み取るコトをせズ、真の読書家の手垢のついた古イ紙を好み、製本師が丹念につけたのりヲなめてきた紙魚虫どもヨ。
書物の敵はワタシが許さない。館内ノ読書にふさわシイ環境と秩序を守るため、図書館戦隊ビブリオン・ビブロスピンク、ココに参上!」
出典:図書館戦隊ビブリオン/コバルト文庫(角川書店)/小松由加子/絵師:たつねこ/1巻70P
キャラ:牧村・レオナルド・N・宏彦
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
うーん、おすすめ本としては検索エンジンにもよくひっかかりますが、どうやらファンサイトはないようです。ちなみに絵師のたつねこさんのファンサイトはたつねこFAN Communicationです。
本をネタとしたバカ小説といえば、「R.O.D」ですが今日紹介する作品もわりと同系かな?
「図書館戦隊ビブリオン」は、タイトルを見てお分かりのとおり、図書館と戦隊ものをネタとしたバカ小説です。
あんまり建設的でない理由で高校の図書委員になった仁科昭乃。しかし利用者もあまりいないその図書館には、本を食べてしまう巨大な虫や謎の怪人など数々の秘密が隠されていたのです。
昭乃たち図書委員はなりゆきから、図書館戦隊ビブリオンの一員となって、本を守る使命のために戦うことになるのでした。
と、こんな具合の話ですがもちろんバカノリが信条の作品なので、シリアスを期待するのはお門違いというもの。このおバカな話を頭を軽くして楽しむのが正しい使用法です。なお、特定の戦隊ものをパロディ化しているわけではなくあくまでも雰囲気優先の話だということもつけ加えておきます。
ついでに図書館戦隊ビブリオンのオープニングテーマというのも紹介しときましょう。
オープニングテーマ
『図書館戦隊ビブリオン』
昼なお暗き 書棚の奥で
いつか来る君に リファレンスサービス
活字離れは進んでも
うなる鉄拳 督促状
あまねく知的生物よ 活用するがいい
ここにあつめた人類の叡智を
Books are for use
Books are for all
戦え ぼくらの図書委員
図書館戦隊ビブリオン
……つまりはこんなお話です、ええ。
「R.O.D」とはまた違うノリで、なかなかいい味出してます。まいじゃーハンターな方はぜひご賞味ください。ただ、店頭にはおそらく置いてないと思われますので取り寄せしないとだめかも。
それじゃ台詞紹介へ。
紙魚虫というのはしみむしのこと。衣類や紙を食べる虫です。本にとっては当然害虫。
これが巨大化して襲ってきては、本は大ダメージ必至!
そういうわけで図書館戦隊ビブリオンは戦うッたら戦うのです。変身シーンも趣味的ですが、ネタばれ防止のため伏せておきます。 →bk1で購入
(01/6/4)
時間の流れはみんなに1個ずつあって とまらない
出典:ヨコハマ買い出し紀行/アフタヌーンKC/芦奈野ひろし/6巻104P
キャラ:アルファ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは「『カフェ・アルファ』チェーン店のページ、またはちょろぼヨコハマなどをご利用ください。
本日はまいじゃー認定作業中、「ヨコハマ買い出し紀行」を見直していて目に止まった台詞を紹介します。
その「ヨコハマ買い出し紀行」の紹介は、さすがに認定直後でネタが尽きているため詳細はまいじゃー認定のほうをご覧下さい。
台詞としては、アルファの友達であるタカヒロが最近ちょっと大人びてきた……というような話題の中で出てきた独白です。
人は誰でも大人になるもので、それでもって時は常に過ぎ去るもの。
当たり前の話題ではありますが、みんなに1個ずつあるというくだりにセンスを感じます。時の流れは人によって違うというのはなんとなく実感できる話じゃないのかなあと。
あなたはどう思われますか? →bk1で購入する
(01/6/3)
「お嬢ちゃん、あの騎士を戦って死なせてやりなさい」
「戦士には死に場所というものがある。それを逃せばかえって不幸になる」
「羊として百年を生きるよりも、獅子たる一日を過ごしたい。戦士はみなそう願う」
「あのヴァツワフという男は、いま獅子たる一日を得たのです」
出典:有翼騎士団/C☆NOVELS(中央公論新社)/赤城毅/絵師:小林立/1巻182P
キャラ:サン=ペリエ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】dreamscape
ファンサイトがないんですよ、なぜか。名前はちらほら見かけるのになぜかメインで扱ってるところがない。で、開設したばかりで発展途上なのですが、閑人文書館で赤城毅関連コンテンツを立ち上げてます。より一層の充実を期待しプレッシャーをかける意味もこめて(笑)リンクしておきます。
まいじゃー認定していたらすっかり更新が遅れてしまいました(^^;
「有翼騎士団」は、正統派冒険活劇。
そう呼ぶ以外にないストーリー展開なのです。
主人公の青年剣士。お姫様。冷徹な悪者。そして騎士道精神。ライトノベルスではもっとも普遍的なテーマです。
ベルリンの町でサムライである光太郎が助けた美少年。これが物語の幕開けとなって、冒険活劇が展開されます。
赤城さんの作品すべてに共通した言えることですが、「一切奇をてらわない」というものがあります。ひねった部分が極端な話全くないんです。
正義と騎士道は勝ち、悪は敗れる。敗者にも闘う悲しき理由があるという、小説をちょっと読む人なら容易に展開が予想できる話です。
けれど、これがおもしろいんです。描写に躍動感があって一気に読めてしまいます。ひねりまくったあげく、すべって転んだ作品が世間にはいっぱいあるのですが、この作品はいい対照となるでしょう。やっぱり基本は大事です。
では台詞解説いきましょう。
読んだとおり。生き疲れた戦士が最後の場を求めて戦いに赴き、お姫様はそれを必死で止めようとするのですが、それを諭されている場面です。
基本的に私は自己犠牲な台詞は好きじゃないんですが、それでもこの台詞にはくらっときました。なんといっても後半部分が肝です。
獅子たる一日! おおおお……。 →bk1で購入する
追記:試験的にbk1での書籍購入のリンクをつけてみました。しばらく続けてみて利用者があるようなら継続したいと思います。(01/6/2)
「あなたに朝は訪れない」
出典:夜が来る!/アリスソフト/?/?/?
キャラ:?
【メーカー公式サイト】アリスソフト
【絵師直営サイト】なし
特にコメントなし。
いきなり懺悔。
原典参照したうえで紹介する主義の当方としては大変恥ずかしいことに、このゲームはやったこともないし、台詞も生で見たことないんです。
台詞に惚れてゲームは買っちまいましたが。
そういうわけで説明不能。
どうやらストーリー的には現代伝奇もので、戦闘中の決め台詞らしいです。
しかし何回見てもしびれる台詞だ……。
なお、このままでは落ち着かないのでちょうど明日は週末でもあることだし、なんとか上の台詞シーンまではプレイしてゲームの紹介もお届けしたいと思います。
手抜きに見えるのは気のせいです、たぶん。(01/6/1)