2002年6月下旬の名台詞

こちらは時系列順。ただし2001年5月以前のものは作品別にしか管理していません。

2001年の名台詞
6月
7月 8月 9月 10月 11月 12月
2002年の名台詞
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5月上旬   ▼5月下旬   6月上旬 6月下旬 7月上旬 7月下旬
8月上旬 8月下旬 9月上旬 9月下旬 10月上旬 10月下旬
11月上旬 11月下旬 12月上旬 12月下旬
2003年の名台詞
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2004年の名台詞
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「……もし乃木坂さんが死んだらってこと?」
「そうですね」
「俺は泣くと思うな。でも、きっと葬式にはいかない」
「どうして?」
「葬式なんて行ったら、乃木坂さんが死んだって認めるみたいで怖い……と思う」


出典:少女がくれた木曜日(DEAR) (小説)/富士見ミステリー文庫/新井輝/絵師:久瀬たかし/47P
キャラ:青山正吾&乃木坂秋葉

【作者直営サイト】ARAI STYLE
【絵師直営サイト】Napped Children

特記事項はなし。

★2002年6月30日(日)
『Missing 〜葉子嬢の物語〜』

土曜日定例チャットをしている最中の実話です。
移転のゴタゴタなどで消滅した「葉子ですが、なにか質問はありますか?」スレを復活させる話をしていて、永遠さんが葉子嬢の歳ネタ話をした直後事件は起こりました。
永遠さんの本棚の国語辞典が落下、ご丁寧にもガンパレとプリズマティカリゼーションという2大まいじゃーゲームのデータの入ったメモリーカードを破壊っ!!(被害者が永遠さんであるというところに、なにかこう死兆星の輝きを感じますが、それはまた別のお話)

……どうやら葉子嬢の魔の手は、至る所に伸びているようです。あなたもどこで監視されているかわかりません。うかつな発言は命取りになりますので、くれぐれもみなさまご注意ください。
次こそ広辞苑かもしれません。
…………ハッ、殺気がっ!?

おまけ。知らない間にこんなところにも葉子さんが降臨なさってました。ただし、現在のメインは第8校舎なのでお間違えなきよう。



  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■今野緒雪さん、7/25発売のぱふ増刊『活字倶楽部』にてインタビュー
読百合新聞より)
ファンの方はお忘れなく☆

■ラ板アンテナ
2chのライトノベル板謹製、ライトノベル作家さんの日記や、出版社の公式サイトのアンテナです☆ 基本的に作家さんサイトに焦点が絞られているので便利ですよ☆
「実はアンテナ捕捉されてるのは知ってたけど、内容にちゃんと目を通してなかったので、こんな便利なものだとは気がつきませんでした(汗)」

■VIRTUAL-CITY、6/30、7/1の2日限定TOP絵
都市シリーズでおなじみ川上稔さんの手による香港のアキラです☆
アキラさん、とっても凛々しいですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

DEAR 少女がくれた木曜日→bk1→amazonは、えーとどう説明しようかな。時の循環(タイム・ループ)を素材にしたミステリー仕立てのお話です。
裏表紙に書かれている台詞が物語をうまく表していますから引用しますと、
「正吾クンは、ある事故に巻き込まれて死んでしまったの。その死んだ一日を三回繰り返すうちに、事故を回避してくださーい」つまりはそんな話。
タイム・ループものは結構好きなんで、楽しく読みました。富士見ミステリー文庫は基本的に守備範囲外なので、おすすめされなかったら読んでなかったかも。話の進行自体はオーソドックスなものなので、まいじゃーと呼ぶのは厳しいかもしれませんが、それはそれとして気にいりましたですええ。

さて、台詞自体はまあよくあるタイプですね。
特に解説は入れませんが、物語に萌えを求める人にはこのシリーズは向いていると思います。


「ロリの分際で私の着替えのぞこーなんて10年早いんだよ このペド野郎ッ ロリッ
最終日東館壁際ッ!!!」


出典:ラブやん (コミック)/アフタヌーンKC/田丸浩史/1巻32P
キャラ:崇山庵子(すうざんあんこ)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

ファンサイトならタマヤ万来堂に田丸っ子倶楽部というコンテンツあります。ついでにいうと、八房龍之助さんのファンコンテンツも運営されてるようですね。どちらも内容がしっかりしているのでおすすめ。

★2002年6月29日(土)
『ソノラマ〜』

今月は当たり〜。
まずは南国戦隊シュレイオー2。→bk1→amazon
長らく待った甲斐がありました! 今1巻が手元にないため記憶が曖昧ですが、2巻にして神野オキナさんの本領発揮という印象があります。闇色の戦天使(bk1などの検索にかからない。悲しい……)で感じた、あのダークで退廃な匂いが感じられてうれしかったですええ。
後ですね、神野さんが沖縄在住だけにライトノベルで本土との違いを実感できるというもの貴重な部分かも。

それから群青神殿→bk1→amazonという小川一水さんの新刊が出てます。まだ未読ですが、そこの作者紹介に書かれた一文。
現場で体を使って働く人間の話が好き。萌えを否定はしないが、美少女とともにどうしても年寄りを出したがる性癖がある。
これだっ!!
小川さんの書く作品というのは素材選びから違っていて、誰にも真似できない素材によるライトノベルが見られて大好きなんですが、それだけにとどまらない「好きで好きでもうたまらーん!」理由の一端がわかったような気がします。
現場の躍動感が絶妙なのですよ。とくにこちら郵政省特配課→bk1→amazonは、郵便配達に躍動感を感じられる大傑作です。



さて。それはそれとして。
マリア様がみてる新作「パラソルをさして」を読まねば!! 正式発売日は7月1日ですが、既に「フライングゲットォ!ズザーッ」な人が多数出ている模様。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■タブ切り替え型Webブラウザー間で設定データを相互変換
「Sleipnir」、「DonutP」といったタブブラウザのデータを相互変換してくれるフリーソフトです。これで乗換えがしやすくなりますね☆
「もはやタブブラウザなしでは生きて行けません。IEそのまま使うなんて願い下げ!」

■トレジャーの公式サイトに斑鳩のコンテンツ
画像もありますよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ラブやん→bk1は、ロリでオタクで無職なダメ男のカズフサのもとに、ある日愛の天使ラブやんがやってきて、恋を成就させようとドタバタするギャグ漫画です。
ラブコメではありません。徹頭徹尾ギャグです。
普通の漫画家がこういう設定の作品を描けば、多少なりともラブコメになるはずなのですが、全くそういう方向に行かないところが田丸漫画の真骨頂ですねえ。
死ぬほど笑わせてもらいましたです。私的にはどんな雑誌に掲載されようとも、この方は永遠なるまいじゃー漫画家だと思います。ええもう絶対です。

さて、本日の台詞ですが幼馴染からの冷たい宣告シーン(笑)
まあ詳しくは本編を読んでもらうのが一番ですが、最後の台詞に大笑い。某イベントは一応何回か行ったことはあるのですが、並んでいるジャンルの配置まで把握しているような猛者ではありません。
それでも、なんとなーく想像がついてしまいましたですええ。


「だが、じゃあないんです!」
<――誰もが、”だが”って言っても、私は”だったら”って決めたんだもの!>


出典:電詞都市DT (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/下巻88P
キャラ:優緒

【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】さとやす祭

特記事項はなし。

★2002年6月28日(金)
『エルナを信じる金曜日 特に意味なし』

エルナサーガ新装版1、2巻発売中〜。はい宣伝終わり。
本日はなんかニュースがいっぱいなのでさくっと行きましょー。


ぜったい、静信と沙子が(以下略)。ああっ、説明したいけど何を言ってもネタバレになってしまうっ! つまりですね、屍鬼に萌え要素はあるのですが、どっちかというと(ギャルゲ基準では)変化球的であるのでツボに入るかはかなり微妙であると。登場人物の平均年齢高いし(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■どうして私の本は売れないの?見下げ果てた日々の企てより)
創作系同人漫画が売れないという、とある相談に対してのアドバイスが載っていますが、これはいろいろ学ぶべき点も多いかも☆

■社会思想社、事実上の倒産
世の中厳しいものですが、やはり出版社が消えるのは悲しいです☆
ちなみに社会思想社のサイトですよ☆

■ブックワン、6億2400万円の赤字決算
↑と同じニュースソースから。アマゾンもそうですが、ネット書店が単独で利益を生むのはなかなか難しいようですね☆

■出版社と個人とが契約するウェブ上のアソシエイト・システム構想
ええと、絶望書店で「自分のサイトに注文フォームを置くだけで、注文の受け付け、発送、代金回収は出版社が一切受け持ち、当方は本の紹介をするだけで手数料をいただく」形についての報告がされていますね☆
上で紹介しているのは、特定の出版社だけなのですが、小規模出版社にとってはこのような流通形態は有効かもしれませんよ☆
「しかしいつもながら絶望書店ってすごいサイトだよね。本売ってるとは思えないあの文体とデザインが素敵(笑)」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

電詞都市DT→bk1→amazonは、以下略。
ついついニュースを読み漁るうちに時間切れになってしまいました(^^;

上の台詞、要するに「でも」とか「しかし」とかそういった否定の言葉は聞き飽きた! 私は先輩を信じるんだっ、という信頼感の表れですね。いろいろ応用できそうな台詞だし、かなり気に入りましたねーこれは。


ううん 考えるのは…やめない
だって母様が言っていたもの
つらいことがあった時 苦しいことや くやしさや もどかしさや 悲しみや… 体の痛みも 心の痛みも
けっして忘れないようになさい
そしてようく考えて いろんなことをね
どうしたらもう二度と誰にも そんな思いをさせずにすむか……


出典:聖戦記エルナサーガ (コミック)/Gファンタジーコミック/堤抄子/11巻77P
キャラ:エルナ

【作者直営サイト】つつみ風呂敷
【絵師直営サイト】なし
特記事項はなし。

★2002年6月27日(木)
紳士&淑女の皆さん、今日はエルナサーガ発売日です

エルナサーガ、まいじゃー認定しました。やっつけで作ったのでミスしてそうな気が……(汗)
ともかくおすすめということです。
ついでに認定作業中にエルナサーガファンサイトフレースヴェルグの復活を祈る会を見つけたのでリンクリンク。後からじっくり見ようっと。

で、それはそれとしてソノラマ文庫新刊が売ってません。ちくしょう、雨の中3軒も本屋を回ったのにっ!
……今日も元気に本屋を回ろう。;


いちせさん屍鬼は文庫版5巻のうち1巻どころか下手すると2巻も途中まではあまりおもしろくありません。話が動き出すのはそれ以降なのです。……が、正直今からでも読むのやめたほうが……ギャルゲ基準でこの作品に手を出すのは思い切り無謀だと思います(^^;
読み進むと萌え要素がないわけでもないけれど、そもそも主題がそういうところにない話なので。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「斑鳩 」DCに移植
あのアーケードの超絶難度STG斑鳩がDCに移植されます☆
「今までは怪しげなデマばかりだから紹介しなかったけど、今回はファミ通に記事が載った本物。ついに来たっ!」
9月5日発売だそうですよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

エルナサーガ名台詞連発3日目。
聖戦記エルナサーガ→bk1→amazonは、正統派ファンタジーコミックです。本日新装版発売、のはず。
さすがにおすすめする言葉も尽きてきました。エルナ姫がうんぬんとばかり書いてますが、シャールヴィ王子も真にかっこいいので、男女どちらが読んでも大丈夫です。基本的にヘタレな人物は生き残れない世界なのですええ。

さてさて、本日の台詞解説。
戦うことは精神を削ること。よって敵を殺すには思考停止しているのが一番楽な方法です。
でも。
そこで考えるのをやめてはいけない。どんなに体が心が痛くても、それでも考え続ける。理想に向かうことはひどく難しいことだけれど、それでも考え続ける……。


「戦いは騎士のもの 心清き姫君が御手を血で汚すことはありません」
「私の手はすでに血で汚れています
戦を生む疑いの心も憎しみの心も 全て我が心の内にもあることを知ってます
世界の破壊と混乱は 全て私と共に

でも… だからこそ私は戦える」


出典:聖戦記エルナサーガ (コミック)/Gファンタジーコミック/堤抄子/10巻78P
キャラ:ホスクルド&エルナ

【作者直営サイト】つつみ風呂敷
【絵師直営サイト】なし
特記事項はなし。

★2002年6月26日(水)
『いろいろメモ書き』

例によってFANTASY Bookmark経由でいろいろ。
●へ? 笹本祐一さん左手首骨折してたの? それは知らなかった……キーボード執筆で片手というのは厳しいよなあ。

●7月から、集英社コバルト文庫が専用ホームページを開設するとのこと。むしろ今までなかったのが不思議ではあります。

●コバルト8月新刊に、破妖の剣と流血女神伝の名前が。聞きましたか、破妖の剣本編再開ですよ! もっとも私は1巻しか読んでません。例によって積読です(^^;

●新城カズマさん、岩本隆雄さん、新刊発売時期未定。われわれはいつまで待てばよいのでしょうか……。

●忘れたころにヌーヴェルSFのサイト更新。7月は久しぶりに新刊出るようです。あと笹本さんの「ほしからきたもの。」がコミック化。そういやあとがきにそんなことが書いてあったような気も……流れたわけじゃなかったんだ(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

トンボさんに仕事をとられてしまいました☆
ああ、そうでした。読百合新聞さんが24日も引き続き、ニュースサイト系でのマリア様がみてるの伝播について解説してくださってますよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

エルナサーガ名台詞連発2日目。
聖戦記エルナサーガ→bk1→amazonは、正統派ファンタジーコミックです。(27日新装版発売)
早売りするところではもう店頭に出ているころでしょう。ともかくおすすめ、ひたすらおすすめ。
これだけ丁寧にエピソードを描写した話にはなかなか出会えませんです。

さてさて、本日の台詞解説。
基本的にエルナは誰も争うことのない平和な世の中を理想としていて、あくまでも人を傷つけることを避けようとします。しかし、同時に戦いをその身で体験してきているため、理想だけで物事が動かないこともまた知っています。
理想だけでなく、血も知ったからこそ逃げるだけでなく戦うこともできる……ああもうなんと表現したらよいのやら。これをただの狂言回しだけでなく、きちんと体感できるのがエルナサーガの真価なのです。


小さいころから誰も本当のことを言わなかった
賛同しているかのような否認
崇拝しているかのような侮蔑

初めて人間の言葉を 聞いたな


出典:聖戦記エルナサーガ (コミック)/Gファンタジーコミック/堤抄子/9巻181P
キャラ:エイリーク

【作者直営サイト】つつみ風呂敷
【絵師直営サイト】なし
特記事項はなし。

★2002年6月25日(火)
『著作権のお話』

本日は真面目モードにつき、うざったい人はすっ飛ばしてトピックからお読みください(^^; サイト管理人や同人活動をされている方は読んだ方がいいかも。


先日も一度紹介しましたが、講談社が著作権に関してかなりきつい見解を出しています。掲示板で話題が出たのでちょっと触れてみます。
そもそも現在の同人誌やファンサイトの活動(当然ながら当サイトも含みます)は、あくまでも黙認であって、公認ではありません。つまり著作権的にはまずい代物も多数で、お目こぼししてもらっているに過ぎないのです。
では、実際問題講談社が同人サークルやファンサイトを片っ端から取り締まるのか?
答えはノー。彼らにそんな暇はありません。ゆえに良識に反せず、出版社の利益にも絡まないサイトは攻撃対象にはなりません。
(著作権法は親告罪であり、訴えなければ罪にならないわけですが、金と手間暇の都合でそうそう裁判など起こせないのが実情です。まして講談社作品を「穏やかに」応援してくれるところを訴えても、講談社には百害あれど一利ももたらしません)
標的にされるとすれば、エロ系・やおい系同人サークルorサイト、またはやたら無許可画像を使いまくっているサイトです。
今回のガイドラインも、これらのサイトに対する警告という意味合いが強いですね。過去には小学館やサンライズなどがかなり厳しい見解を打ち出していますが、その後ファンサイトが一斉攻撃を受けたという話も聞きませんから。
注意すべきは一番下に書かれている一文でしょう。

なお、出版物やホームページ上の画像・漫画・キャラクター等から、あるいはそれらを使用・改変した自作のイラスト・パロディ・画像等から、テレフォンカード・トレーディングカード・フィギュア・ぬいぐるみ・人形・ポスター・カレンダー等の物品を製作し、販売するような営利行為は最も悪質な著作権侵害です。講談社は直ちに法的手段をとります。

同人で派手に儲けているところは危険がありそうです。逆に言えば、ごく普通に講談社がらみのファンコンテンツを運営している方が過敏になる必要はありません。
ただし、いい機会なので自分のファン活動がどこまで合法で、どこまで灰色で、どこからが完全に違法なのかは知っておいたほうがいいと思います。(逮捕されない著作権法はQ&A形式なので、初心者が学ぶにはおすすめ)
「知らなかった」では通りませんよ?
知っていてやる分には自己責任かと。どういう結果を生むかはまた別のお話ですが……。

ちなみにまいじゃーで紹介する名台詞に原則すべて詳しい出典が記載され、作品紹介にも字数を多く使っているのは、お客さんの利便性 + 著作権対策でもあったりします。
さらに「作品の長所をとりあげる」のも、(意図したわけではないのですが)安全には一役買っているかも。
つまりはこれを自衛と呼びます。

みなさんは、自衛、してますか?


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■貴方の必殺技決定!!はっぴい!ぱらだいす!の日記より)
世間にはいろんな属性判定がありますが、これは質問に答えると必殺技を決定してくれますよ☆
「えー、ビッグバンパンチで必殺技の威力は4200と」
それでは、せっかくですから必殺技対決してみましょうか☆
「え……いやそれはちょっと……」
《《 大召喚 ( グランドロード ) : 召喚紋章 ( ロードエンブレム ) を 詞速 ( ラン ) します: ”読書狂” ( ビブリオマニア ) 展開準備》
《葉子:広辞苑を中心に 大召喚 ( グランドロード ) 発動:全遺伝詞 召喚 ( ロード ) 、活字を具現化します》
撃砕。ものをうちくだくこと☆ また、敵を撃って完全に破ること☆
「待て! ちょっと待てってぐはぁっ! ナンデイツモイツモコンナメニ……

広辞苑に死角はないんですよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

聖戦記エルナサーガ→bk1→amazonは、正統派ファンタジーコミックです。(27日新装版発売)
派手さはあまりなくどちらかというと地味な部類に入るかもしれません。しかしとにかく描写が丁寧! その辺のファンタジーものでは省略されそうな、けれども実は登場人物の心理を描くためには重要なエピソードがきっちりと描かれています。
戦うための意味を考え続けるエルナ姫はもちろんのこと、周りの脇役がまたよいのです………。

本日の台詞解説。
台詞の主は、光の王エイリーク。王とは名前がつけど傀儡のような扱いで、まともに意見を聞いてもらえることはありません。そのエイリークに唯一本音をぶつけてきた人物がいて、それに対する感想めいたものですね。あえてコメントはなしで。


「私の眼鏡は、度がきついけれど色はついていないつもりなんだけれど」
「うん」
「どんどんサングラス化していくんだな、これが」
「はぁっ?」
「そこで、裸眼で1.2の祐巳さんにバトンタッチというわけです。よろしく」


出典:マリア様がみてる いとしき歳月 (小説)/コバルト文庫/今野緒雪/絵師:ひびき玲音/前編32P
キャラ:武嶋蔦子&福沢祐巳

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】D-posisonous blue
お暇な方ならマリア様がみてる強化月間コラムを見るもよし。

★2002年6月24日(月)
『伝播の系譜』

今日はほんとは著作権の話をするつもりでしたが、明日に持ち越します。簡潔に書かねば。

昨日書いていた、マリア様がみてるの伝播について、読百合新聞の6/23で解説していただいてます。ありがとうございます、大変参考になります〜。
さすがに専門家は、チェックが細かいですね(笑)
それと同じく読百合新聞のマリみて4コマがいい感じです。新作には大笑いさせていただきましたええ。


さて、と。
新刊までは何マイル?<既に心はマリみてモード

●その他今月の新刊ライトノベルは順調に消化中
●名台詞データベースを小改装中。リンク切れがいっぱいです(^^;
●明日からは、新装版発売に備えエルナサーガの名台詞を連発する予定。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■スレイヤーズDICはっぴい!ぱらだいす!の日記より)
スレイヤーズ総合コンテンツですが、TV版のTRYまでを網羅したキャラクター迷会話集が、実は全台詞集になっていたりするあたりも含め、力作です☆
「スレイヤーズか。なにもかもが懐かしい……」
現在のライトノベルは、大部分が何らかの形でこの作品の影響を受けていますから☆ ライトノベル史を語る上では外せない作品ですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

マリア様がみてる→bk1→amazonは…えー今回は説明省略と言うことで。

報道魂によって取材をしてはみたものの、その写真の解釈に困ってしまった写真部エース・蔦子さん。
で、その写真の扱いを友人の祐巳ちゃんに委ねるという具合。
なんかこう他人事に思えない台詞だったんですよ、これ。色眼鏡って怖いもんなあ……気をつけよう。なにはともあれ、この台詞は「普通の女の子」福沢祐巳の潜在能力が評価されている表れでもあるわけですええ。
と、ぐだぐだ説明してますが要するに憶測で突っ走らず、信頼できる友人に後を託すあたりが蔦子さんのいいところなんですよ旦那!


「記憶もないが、常識もないらしいな」
「ジョウシキ……
それも俺から失われたものなのか……。俺にはいったいどれだけのものが欠けているんだ――」
「まず罪の意識が欠けとるな」


出典:豚に名前がついた日 (小説)/ファミ通文庫/川崎康弘/絵師:北野玲/66P
キャラ:店長&豚

【作者直営サイト】Match Lock
【絵師直営サイト】Apple Jack
ファンサイトとしては川崎康宏後援会がありますが、放置状態のようです。まあ一応。

★2002年6月23日(日)
『ごきげんよう、その伝播』

私がマリア様がみてる強化月間コラムをやって以来、ずっと謎だったのが、どうやってマリみて熱が広まっているのかということ。
この作品は(※百合という単語に惑わされがちですが、素直に良質な作品でもあります)最初期にはコバルト読みにしか認知されておらず、その後書評系サイトつながりでじわじわと層が拡大。
で、おそらくネット上での第一次ブームは大手同人サークルUGOがマリみて本を出したことだと思います。ちょっと時期が不明ですがこれは2001年後半? 年末?(同人誌には疎いんでよくわかんない)
ライトノベル読みへの侵食については、2002年5月以降の広がりはまあ私も一因でしょう(^^;
直近では読百合新聞も牽引役になっているかも。

ですが。
百合萌え〜とおっしゃっている層への伝播ルートがいまひとつわからない。2002年初めから4月くらいにかけても、広がりが見られるんですが……このブームはどこが元になっているのだろうなあ。やっぱりUGO?とつまらんことを考えている今日この頃。

ちなみにふらふらネットをさまよっていると、DAIさん帝国がマリみて応援サイトになってました(笑)。

ついでに。マリア様がみてるを推進したい方は、チャットやメール、掲示板の挨拶で「ごきげんよう」を使ってみましょう。間違いなくみんなの目に止まります。まいじゃーのチャットでも強化月間中はたとえ初対面であろうと容赦なくこれを使って不審がられたりしました(笑)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

お休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

豚に名前がついた日→bk1→amazonは、ガンゴーストシリーズ、というか革命暮れて皿洗い→bk1→amazonの続編ですね。が。
正直、前作を知らなくても不都合はあまりないです。はっきりいって私も前の内容忘れてました(^^;
さてさて、物語の大筋ですが3年前の革命で救国の英雄だったアロンゾは、今や田舎でしがない皿洗いとして働いてます。用心棒代わりに、彼のような傭兵崩れをいっぱい雇っているレストラン、これが物語の舞台になります。
でまあ騒動に巻き込まれるわけですが……。
これ、素人にはおすすめしません。話や会話のテンポが独特なので、物語やキャラクターに盛り上がりを期待する人にはあまり向かないと思います。
最初からいぶし銀な「ニヤリ」感の似合う作品として作られているので、そういう機微のわかる方にはぜひとも読んでほしいと思います。ただし、それでもなお読者を選ぶと思うのでその辺は承知の上で。

台詞は解説不能。
一応状況としては、入り口から入らず、天井をぶちやぶって入ってきた記憶喪失の豚の非礼をとがめているシーンです。
こういうのがツボにはまれば読んでみるといいんではないかと思いますええ。


「……つまり、あるいはもう一度、彼らに挽回の機会を与えたとしても……」
「今朝という時間は、もう一度やってくるのかしら?

あの美しい朝陽は、もう一度、三日月ヶ丘のむこうから同じ輝きでもって昇ってくるのかしら? あの子たちには無限の機会があったわ、無限の昨日が。それを使いこなせないのならば、いくら屋敷にとどまっていても、本人たちのためになりません。ああ、あんなにすばらしい声をもっているのに、あの子たちったら! 口惜しいわ、本当に口惜しいわ! どうしていつでも力のかぎりを尽くさないの! もっと高みをめざさないの?」


出典:蓬莱学園の革命! (小説)/富士見ファンタジア文庫/新城十馬/絵師:美樹本晴彦/1巻58P
キャラ:槇&野々宮花江

【作者直営サイト】散歩男爵
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトとしては蓬莱学園高等学校などがありますが、これはどちらかというとメールゲーム版の方に比重があるので微妙に注意。

★2002年6月22日(土)
『続きを出せっ!』

本日の台詞に使った蓬莱学園シリーズはものの見事に未完のままで中断されています。版権事情・大人の事情というやつです。

いいから続きを出しなさい。
あのままストップさせるくらいなら、最初から出さんでよし。一度出版したからには責任ってものがあるでしょうが責任ってものが。
間違っても利益のことしか頭にないとか、悲しい答えはないと思いたいです。
あ……思わずもにょってしまいました。すいませんねえ、この小説版の重度のファンなものですから(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■絶版コミックをオンデマンド印刷
オンデマンド印刷の利点を生かして、一冊から注文できる点は大きいですね☆ 絶版文庫などでも早くこういう動きが実現してください☆

■「求愛の歌」の可能性も ナガスクジラの低周波音adramineさんの日記より)
SFを扱うサイトでは、あちこちで取り上げられそうですね☆
「やっぱり反射的に、『銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ』を連想します、あい」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

蓬莱学園の革命!は蓬莱学園シリーズの最後に出た作品ですが……amazonの検索結果を見ると判るとおり、すべて在庫切れとなっています。新刊がストップしていることからも判るように、事実上の絶版状態で店頭在庫のみだと思われます(泣)

東京から2500キロ、南洋に浮かぶ宇津帆島にある巨大学園、蓬莱学園。生徒数実に十万人を擁するこの学園はおよそなんでもありなところで、路面電車に戦闘機、蓬莱内部で通用する貨幣・学札、公安委員会、学園銃士隊、密林、はては原発というとんでもない学園です。
この学園で起こる様々な事件が物語として語られていきます。もともとはメールゲームであったものを小説化したため、半端でない設定が根っこにあるので世界観も緻密。
バカ小説の極みにして、それだけでは終わらない超おすすめの逸品です。
たとえブックオフなどを利用してでもなんとか手に入れて欲しい作品ですね。第一作は「蓬莱学園の初恋」です。
ちなみにとんでもぶりをデータとして見たい場合は、蓬莱学園路上観察学研究会電脳部室→蓬莱学園/宇津帆島案内とたどってみると、いかに蓬莱学園が無茶な学園であるかがわかりますよー。

さて、本日の台詞には少々解説が必要かもしれません。
学園で大きな権力を持つ鉄道管理委員会の委員長・野々宮花江。彼女は芸術方面に才のある人物を見出して、資金援助を積極的にしています。いわゆるパトロンというやつですね。
とある朝、屋敷内で朝の歌を歌っていた合唱隊を花江嬢は技術的なミスを指摘して、クビを宣告します。そこからの一連の会話です。
「無限の昨日」という機会の表現は背筋に来ましたですよ!


赤毛のシシィは死んだか? YES。では『赤毛の美しい女』は――NO。そう、彼女は生きている、他ならぬボクの中で――人は死んでも、生き続ける。続くとは、そういう事。道は先へ先へと伸び、今ボクは、その先頭に立っている。時折は振り返り、乾いた心を誇りで満たす。道の先は全然見えない。どこまで行けるか分からない。でも一つ、確信している事がある。ボクが迷わず歩いていけば、必ず誰かがついてくる。いつかボクが倒れても、後の者が先に、進み、道が途切れることはない――。
『赤毛の美しい女』が死ぬことはない。
その先頭に、今、ボクはいるのだ。

出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/2巻235P
キャラ:朝比奈奈々那(あさひな ななな)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】FUJITASCALE 5
さぼり。

★2002年6月21日(金)
『台詞日照り中につき。』

ダメです。かなり深刻に台詞日照りです。ずーっと騙し騙し更新しています。同じ作品ばっかり紹介したくはないんですが、勘弁してください。

さて。
家の中で遭難したまま還らない月姫をあきらめ、再度買い直し、当然のように最初からプレイしはじめて読書が疎かになるという罠にハマリ中。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■秘密倉庫日本支部
そもそもは某国秘密倉庫からの派生サイトです☆
アメリカには巨大な秘密倉庫があって、政府にとって都合の悪い品物は全てそこに隠してあるんだという『トンデモ』話をもとにでっちあげた架空保管品目録、その日本版というわけですね☆
「とにかく一度読んでみましょう。百聞は一見にしかず」
こういうセンスは大好きですよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

もはや解説をつける気力も尽きてきました。
ので、無駄話でもしてみましょう。
この手の台詞は珍しくありません。私がすぐに思いつくところだと、ブギーポップにもきわめて似たような台詞がありましたね確か。あえてこういう同じ趣旨の台詞をいろいろ並べてみることで、作品や作者さんの個性が出ておもしろかったりします。
――あ、この思いつきは悪くないかも。
今度機会があったら、同じ趣旨の違う台詞をいっぱい並べて表現技法の比較をしてみるのもおもしろそうですね。

全然解説してませんが、本日はこれにて!


「世界は君たち抜きで完璧に整合している。君たちはそこに二度と入ることができない。君は十字架を突きつけられたとき、何を思うだろう?」
「何を……」
「――自分が、圧倒的な少数であり、例外であり、秩序の外に、つまりは世界の外にあることを思い知るんだ」


出典:屍鬼 (小説)/講談社文庫/小野不由美/5巻446P
キャラ:室井静信&?

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
さぼり。

★2002年6月20日(木)
『人工無能』

みどりやさんにツッコミを受けたので、なかったことにするのはあきらめて(笑)、詩うコッペリア再興に向けてぼちぼちと。まずは人工無能の学習をせんとす。ずーっとさぼっていたからなあ……もはや現在、どんなのがあるかすらわかんない(^^;
人工無能といえばうずらはかなり賢いようですね。私はSilverRainさんの日記で知ったのですが、実はかなり長い間うずらさんというHNの方がいるものだとばっかり……。「なんでこの人特別扱いなんだろう?」と真剣に思ってました。
――そこ、笑わない! ほんとに騙されますって!
頼む、私だけじゃないと言ってくれーっ!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■文章系ホームページ改善組合
プロ作家である工藤圭さんのテキスト王内の一コンテンツです。
自作のオンライン小説を掲載しているサイト管理人さんは、一度これをチェックしてみるとよいかもしれませんよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

まことにすいません。本日もまいじゃーとは言えないですが屍鬼→bk1→amazonより引っ張ってみました。
小野不由美さんといえば十二国記しか読んだことない方もいらしゃるでしょうが、むしろホラーが本領な方なのでその出来もうかがい知れようというものです。
なにより吸血鬼ものですし、ね。

さてさて、上の台詞ですが……。
いわゆる「吸血鬼」に対して投げかけている台詞です。この解釈にはなんというか、かなり心動かされるものがありまして、単純に十字架によって悪霊が退散してしまうよりもずっと納得できる理由付けでした。
吸血鬼というのはまちがいなく人間社会の異端児であり、そこに共存という2文字は決してありえない。
世界に立ち入ることのできない、真の孤立。


「痛かったら、痛いっていえばよかったんだ、おまえは」

出典:空の境界 (小説)/竹箒/奈須きのこ/絵師:武内崇/上巻195P
キャラ:両儀式

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
さぼり。

★2002年6月19日(水)
『小連絡』

今月の27日あたりに1st.netドメインが抹消されます。それに伴ってokiraku@ngy1.1st.ne.jpのメールアカウントは消滅しますので、ご注意ください。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■妹尾ゆふ子ファンページ
有里さんが作成されました。今のところは真世の王→bk1→amazon関連情報だけですが、他のものも扱う予定との事ですよ☆
「真世の王……あれはいいものだ……」
ファンタジー好きなら必見です☆
「注意。ファンタジー=RPGのような感覚で読むと失敗します。?な方は上のリンクを参照してください」
ちなみに妹尾ゆふ子さんのうさぎ屋本舗真世の王公式紹介ページなもできていますよ☆

■個人ニュースサイトの作り方
昨日リンクが微妙に違っていたので再録します☆
「しかし……読めば読むほどいいとこ突いてるなあ」
では、明日からバーチャルネット司書・葉子20歳(4月1日限定のお遊びでした)としてニュースだけ独立して紹介しましょうか☆
「――俺に死ねというのか」

(今後の身辺状況によっては、上のコンテンツを活用する可能性もありますが……まあそれはそれとしてやりません。無理です。時間ない)


  ▼本日の作品&台詞解説▼

すいません、なーんにも考えつきませんでした。
ほんとうはいろんな本から紹介できるといいんですが、私の方針として「いくらいい台詞だけあったとしても、作品として評価できないものは紹介しない」原則がありまして、最近読んだ本はこの原則に引っかかるのです、残念ながら。
電詞都市DTだけで2週間やそこらは持たせられますが、それじゃあおもしろくないですからね……ということで困ったときの空の境界頼み、ですええ。

上の台詞で出てくる「痛い」というのは身体の痛みというわけではないです。こころの痛みは言わないとだれにもわからない。本当は、さらに深い意味があるんですがこれは読んだ人だけのわかることですね。


「エルナ…これは言っておく あんたはのんきすぎる
ここは戦場だぜ…」
「何? それは
話も通じないし何が起こってもいい特別な場所なの?
ううん違う…
この世界に そんな特別な場所なんてない」


出典:聖戦記エルナサーガ (コミック)/Gファンタジーコミック(エニックス)/堤抄子/7巻44P
キャラ:シャールヴィ&エルナ

【作者直営サイト】つつみ風呂敷
【絵師直営サイト】なし
本日は特記事項なし。

★2002年6月18日(火)
『続・萌えより燃え!!』

私も月姫大好き人間ですが、萌えより燃えに惹かれて遊んだクチです。ちなみに昨日紹介した空の境界や月姫(公式サイトから情報がひろえなくなってるのでまいじゃー認定でも見てください(^^; )は現在メロンブックスなら在庫あり。即日発送なので、地方者には大助かりですええ。
どっちも長いけど、コストパフォーマンスを考えたらむしろ歓迎かな?

それより燃え。
まだ考えているのですが、どうにもいいものが思い浮かばない……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■神話への門
世界各国の神話について扱っています。幅広く押さえてありますね☆
「唐突だけど、あの歌覚えてる?」
マザーグースですか☆
「バビロンまでは何マイル? 60マイルと10マイル
蝋燭ともして行けるかな? 行って帰ってこられるさ
……あぅ、忘れた(汗)」
歳は取りたくないものですね☆
「黙れ年増め……あ」



みなさん、お待たせしました。今日も葉子の広辞苑が唸ります。


さあ。天国までは何マイルでしょう☆<これが言いたかったらしい


■個人ニュースサイトウォッチ
かなり的確な分析をされていますね☆ もっともまいじゃーはニュースサイトではありませんから参考になるようなならないような、ですけれど☆
「……あのさ、ここって世間からはどういうサイトだと思われてるんだろう?」
ええと、他所様からのリンクを見るとどこもカテゴリ選択に困っているようですね☆
「……ジャンルにはこだわらないからなあ。なるほど、ジャンル分けをいいかげんにしておくとこういう時に困るのか(^^; 」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

聖戦記エルナサーガ(6月27日に新装版発売開始です)は、傑作ファンタジーコミックです。今回は詳細な説明はしませんが、上の台詞を見て感じるところはあるでしょうか。
ファンタジーのお約束程度にしか思われませんか?
でも、エルナサーガはこういった多くのファンタジーものがうわべだけで流してしまいそうな実は重いエピソードをとことんまで追求しています。私が強力におすすめするのはひとえにそういう理由から。
目先の派手さを越えたところにこの物語はあるのです。

戦場の只中にあってさえも、幾多の戦いを体験してさえもこういった台詞を言えるエルナ。いい、やっぱりいいなあ……。


”規制!? けしからんな……!”

出典:電詞都市DT (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/下巻319P
キャラ:青江正造

【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】さとやす祭
ファンサイトはいっぱいあるのですが、なかなか研究する時間が取れないー……。

★2002年6月17日(月)
『萌えより燃え!!』

Books by 麻弥6月16日の日記で麻弥さんが『「萌える」ものよりも「燃える」ものがほしいなあ、と思うこの頃です』とおっしゃってますが、同感。
燃え方面のイチオシってなかなか出会えないんですよね……。ゲームだと「あの、すばらしい をもう一度」はダントツでよかったです。あの値段でというのがまた素晴らしい。
小説だと空の境界かな?(同人ですが) 月姫のシナリオ&絵師コンビで書いているのですが、これは魔術の戦闘とかが理論vs理論という感じで燃えました。少なくとも萌え基調だと思っていると大火傷します。都市シリーズを読める人ならば問題なく読破できると思います。たぶん最近になって再入荷している、はず。

Hide&Seekで紹介している「red Eyes」も燃えの部類ですね確かに。
ええと。あとヘルシング!これは燃え! 激しく人を選ぶとは思いますけど燃えっ!! 名台詞を見れば一目瞭然ですええ。


さて、昨日書いていた「探偵ものってミステリー?」という疑問に対し、をゐなりさんが回答してくれました。ありがとうございます、勉強になります。
……やっぱり個人的にはジャンルはどうでもいいや(^^;
こういうジャンル分けについては、2ちゃんねるのライトノベル板がもっとも的確な答えを返してくれていると思います。
「あなたがそうだと思うものがライトノベルです。ただし、他人の同意を得られるとは限りません」
これで十分です。……なんだか読書感想文が書けない理由の一端がわかったような気が(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ラグナロクオンラインPT「山百合会」メンバー募集→即終了読百合新聞より)
即日ロザリオはなくなったようです。さすがですね☆
「自分の環境ではラグナロクできません……悲しい……」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

電詞都市DT→bk1→amazonは、昨日に引き続き紹介なので説明省略。
あ、大事なことを説明してませんでした。このDT下巻で登場する(ある意味都市シリーズではお約束の)お子様禁止シーン(笑)は必見です。このシーンを読むためだけにDTを読破してもいいくらいに素晴らしい出来です。感動と同時に笑い死ぬかと思いました。

では本日の台詞解説。
いや、まあ、その、なんです。人間押さえつけられると反発するでしょう? そういうことにしといてください。具体的には説明できません(笑)


「女王風情が! 大神の降誕と――、この絵師の攻撃を邪魔立てすると!?」
憤りを充分に含んだ高音の問いかけに、アカラベスが目を開け、視線を上げた。表情は小さな笑みを浮かべたままで、それがミストの言葉を更に誘発する。
「何がおかしい!?」
「おだまりなさい」
アカラベスは、両の脇腹に手を当てた。身をそらせ、
「女王風情とはよく言えたものですね、自らを絵師と名乗る程度の者が」
「な……!」
「貴女は作られたときから絵師だった。でも私は己の結果としてこの位置にいるのです。貴女の背後のエダムザが、己の結果としてそこにいるように」


出典:電詞都市DT (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/下巻182P
キャラ:ミスト&アカラベス

【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】さとやす祭
ファンサイトはいっぱいあるのですが、なかなか研究する時間が取れないー……。

★2002年6月16日(日)
『なるほど探偵ものかー』

をゐなりさんに悪魔のミカタの感想についてツッコまれ。
えーと…たしかに続巻ではミステリ調に戻るかもしれませんねえ。正直私はジャンルはどうでもいいんですけど、作者の人がミステリと謳っていると「あれはミステリじゃない」と怒る人がいるので、ならば逆にミステリじゃないと強調してみようかと……早まったかも(^^;
探偵vs犯人の対決というのは的を得ていると思います。……純粋な疑問として探偵ものってどのジャンルなんだろう? ミステリ?
うーむ、ミステリはてんで初心者だからわかんない。

話はころっと変わって、ソニックウイングス廉価版出るみたいですね。リアルタイムではまっていたので買い決定。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■オンリユー プレステ2に移植
今さらな話題ですが、タイガジョーの雄姿が見られるということで☆
アリスソフトから出ていた18禁なゲームの移植なのですが、女の子はどうでもいいのです☆ タイガージョーに尽きるのです☆


■語源の世界カトゆー家断絶より)
辞書を読むのに通じるものがありますね☆
「こういうコンテンツは好きだなあ」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

電詞都市DT→bk1→amazonは、おそらく現在出ている都市シリーズの中でももっとも人を選ぶ傾向の強い作品です。
正直説明しようがありません。読んでもらうしかないのですが、数十ページ読んだくらいで放り出すようではこの作品の真価は絶対に見えてきません。
けれども上巻だけでも読みきるにはそれなりの覚悟が必要な作品なのです。しかも1回読んだくらいでは、とても前後関係などを把握しきるのは不可能ときています。
読み返しが必須なだけあってコストパフォーマンスの高さは折り紙つきと言えます。あと何回となく強調していますが、絵付小説という方向性のひとつの答えがここに出ていると私などは思っているので、その辺が気になる方も一度手にとってほしいです。
ただし何度も言いますが、おそらくは悪魔のミカタも問題にならないくらい人を選ぶので心して戦いを挑むべし(笑)
あー、ただ他の都市シリーズを読まずしていきなりこれを読み出すのは無謀としかいいようがないので、せめて閉鎖都市巴里→bk1→amazonくらいは読んでおいたほうがよいです。

では本日の台詞解説。すいません、本日どうにもまとまりがつかず地の文も一緒くたに掲載しました。
本当に公開したかったのは最後の一文です。
何らかの犠牲を払った果てにたどり着いた場所と、生まれつき労せずして手に入れた場所。それは果たして同じものなのか。


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