2004年12月上旬の名台詞

こちらは時系列順。ただし2001年5月以前のものは作品別にしか管理していません。

2001年の名台詞
6月
7月 8月 9月 10月 11月 12月
2002年の名台詞
1月 2月 3月上旬 3月下旬 4月上旬 4月下旬
5月上旬   ▼5月下旬   6月上旬 6月下旬 7月上旬 7月下旬
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2003年の名台詞
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2004年の名台詞
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「許してってなんだよ! 何で俺が許さないといけないんだよ! 俺はまだ十一なんだぜ、ガキに許してもらわなきゃ何にもできないってのかよ!」

出典:スカイワード (小説)/電撃文庫/マサト真希/絵師:橘由宇/デザイン:鎌部善彦/編集:?/3巻98P
キャラ:タクト

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★2004年12月15日(水)
『●DF3は来年! 具体的な日付はもうちょいお待ちを!……だそうで』

久しぶりに高瀬彼方さんの公式サイトが更新されてました。
えーとりあえず視力矯正はうまくいったようでおめでとうございます。あとは一刻も早く高瀬時空から抜け出されることを心待ちにしております。ほんと、待ってますからディバイデッド・フロント3巻!

「この巻で読むのをやめたら俺たちゃなんだ……ただのバカじゃないか。」なライトノベルへのご意見を募集中です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ライトノベルの憂鬱(仮)うたたねこやより)
ええと、新月お茶の会は冬コミにライトノベル読本読本を出す模様です☆
「まあ自分は冬コミ行かないんですがご紹介まで」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スカイワード→bk1→amazonは、前2日紹介しているので本日は省略。

それでは本日の台詞解説。
前後の部分は考えた末に切ってしまいましたが、ようするに「苦労をかけるお姉ちゃん/お母さんを許してね」というそういう趣旨の発言に少年がとうとう爆発した、そういった場面での台詞です。
はじめて読んだときドキッとしたしたねこれは……。


どれだけの人々が、八女神に祈りを捧げてきただろう?
大事な人々の無事を願い、大事な人々の健やかな明日を願い、日々の収穫を供え、貧しい人たちもわずかな収入の中から祈りろうそくを買って供えて、全身全霊をかけて祭壇の前で祈ってきたはずだった。
だが現実はどうだろう。そんなに祈って、ひれ伏して、仕えた神様は、ハウリの危機に何にもしてくれなかった。奇跡の一つも、起こしてくれなかった。
神様なんていやしない。いるわけない。ナナはそう、思う。
……けれど。
けれど、本当に人々は、奇跡だけを期待して祈ってきたのだろうか?
何のために、人は神様を欲するのか。何のために、人は祈るのか。
ナナにはまだ、はっきりと分からない。ただ思うのは……
いま、彼らが立ち上がるために”神”の名が必要なら、たとえ信じていなくても、たとえその名を騙ることになっても、自分はその身代わりとして振舞おうと、いうことだった。
――それでいい。いま、この場で傷ついた人たち立ち上がり、前に進むための力を与えられるなら、神の名も利用する。自分を欺いて、舞巫女姫として、生きていく。
アケルと、マリン。
この世界で、この二人だけが、自分を”ナナ”と、呼んでくれる。
その二人が自分のことを”ナナ”と呼んでくれるなら、それだけで、いい――


出典:スカイワード (小説)/電撃文庫/マサト真希/絵師:橘由宇/デザイン:鎌部善彦/編集:?/3巻320P
キャラ:ナナ

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★2004年12月14日(火)
『この巻で読むのをやめたら俺たちゃなんだ……ただのバカじゃないか。なライトノベル』

「この巻で読むのをやめたら俺たちゃなんだ……ただのバカじゃないか。ここまで読んできたものを全部捨てちまうつもりかよ。今日の今日までやってきたことだぞ。くだらないなんて悲しいこと言うなよ、立派だよ! みんな歴史の教科書には載らな……いけど立派だよ! 俺まだ読むぞ。死んでも読みきってみせる!」

ライトノベル(に限ったことではないのですが、サイトの性格上ライトノベルに限定します)でよく1巻がどうにもつまらなく感じて以降の巻をずっと読まずにいたら、周りで「3巻ですっごいよくなるから!」とあまりにもすすめるので正直あまり期待せず3巻まで読み進めてみたらすっごくおもしろくて、読みのをやめてしまっていたのを激しく後悔した……こんな経験はないでしょうか?
今回、上のように1巻ではそれほどぱっとしないけど、2巻以降急激におもしろくなったり、3巻辺りで失速してつまらないという評判が立ったけど、5巻で見違えるように盛り返したなどといった作品を取り上げてみることでせっかく途中まで読んだものを無駄にせず生かそうという趣旨の企画です。
とりあえずこちらのスレでそういった作品についての情報をお待ちしています。ある程度集まったら整理して特集ページとして公開するつもりです。
あなたがお気に入りの作品で、上に挙げたような理由で人になかなか読んでもらえないものがありましたらぜひ書き込みをお願いします。同じ作品でも、人によって意見が違うかもしれませんのでたくさんのご意見を求む。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スカイワード→bk1→amazonは……昨日も紹介しましたが補足。
1巻ではいろんな逆境にめげず、大空へのあこがれと気持ちよさをえがいた飛行小説?でした。
それが2巻になるといきなり様変わりし、なんかきな臭い空気が漂っていき、空を飛ぶシーンもほとんど出てこず肩透かしを食うかもしれません。正直1巻のノリを期待しているとあちこち居心地が悪い感じでした。
そして3巻。
完全に路線が代わり、逆境に負けずへこたれず自分のできることに向かって突き進む痛くて青臭い(褒めてます)内容に様変わり。ウィザーズ・ブレインを好むタイプの方にはぜひおすすめしたいです。
青臭さ万歳!
上の記事じゃないけど、2巻まで読んでるならそこで止めたら駄目ですよ?

それでは本日の台詞解説。長い上に地の文っぽいですがご勘弁(苦笑
舞巫女姫としての重責をおそらくはじめて心の底から自覚し、その上で個人としての自分を覚えていてくれる二人への想いを語ったものです。ナナへの見方はかなり1巻当初から変わりつつあったんですが、この一撃は効きました。


「まー、見解の相違だろうね。僕は状況が自分に有利に運ぶなら、口でどれだけお愛想お追従甘言巧言美辞麗句、なんでもいうから。嘘も方便も尽くせる限り尽くす。それで減るものはないしさ」

「減ります」
「誇りが。自分の中の、誠実さが」
「……僕は」
「戦ってきた、つもりです。……僕を、蔑む目線、見下す態度、顕わな好奇心から来る問い、遠ざけて嫌悪して区別して排除する人々、と」
「言葉だけじゃない、石すらも投げる人々と、僕は対峙してきた。そいつらは、僕が泣いても、頼んでも、止めなかった。あなたのいう通り下手に出たら僕をあなどって、もっともっと、もっともっともっと……ひどい、暴力を、向けてきたに違いないと、思う」
「自分の感情を殺して無視して僕をあざける者に媚びたとして、それで扱いが変わるわけじゃない。だったら、僕は、僕は……」
「せめて、自分には嘘は、つきたくない」
「笑われるのは嫌だ。軽蔑されるのはごめんだ! 僕はちゃんと顔を上げて、僕をあざ笑う者たちに、誇りを持って立ち向かいたいんだ! 僕を差別し排除するヤツは、きっと絶えないと思う、だけど僕は、僕は――――絶対に」
「絶対に、負けてなんか、やらない」


出典:スカイワード (小説)/電撃文庫/マサト真希/絵師:橘由宇/デザイン:鎌部善彦/編集:?/3巻55P
キャラ:茅・サイス&アケル(最初の一文以外)

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★2004年12月13日(月)
『二日酔い』

うーちとまだアルコールが抜けきってないようで。……全然食べ物出てこなかったからなあ、あの飲み屋。というわけで暖機運転しつつ流す、そんな感じで。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スカイワード→bk1→amazonは、空を目指す中性体のアケル、擬人のアムレード、舞巫女姫のナナを中心として展開するお話でドタバタする騒々しさの中に勢いがある空への想いが詰まった話、でした(過去形)。2巻で「あれあれ?」となんか方向性がよくわからなくなったんですが……。
3巻で解消。
痛い、青臭い、そういった要素が詰まってます。ものすごい差別偏見に苦しみながらも、それでも絶対に己を曲げようとしないアケルの愚直なまでのまっすぐさは見てて痛いぐらいなんですが……「だがそれがいい!」ということで。
1巻当初とはだいぶ違った方向性になってきましたが、良い感じになってきました。ネタバレを恐れて何もいえないのが辛いところですがいい感じです。

それでは本日の台詞解説。
まずは地の文を途中ごっそり抜いてますのでご了承ください。
読めばすぐわかりますが、アケルが差別偏見に屈せず、不屈の精神でそれでもなおまっすぐに立ち向かう、そんな内容になっています。……まぶしい、まぶしすぎる。


「――女王だからって、そんなに強い必要はねえだろう」

出典:アガルタ・フェイスタ! (小説)/電撃文庫/三田誠/絵師:双龍/デザイン:荻窪裕司/編集:?/272P
キャラ:八王子まどか

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★2004年12月11日(土)
『あれ、11日?』

ってことは富士見ミステリー文庫の発売日ですかそうですか。……本屋に行ったのにチェックをすっかり忘れておりました。懺悔しつつROOMの新作をげとせねば。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はモノグラフの劣化コピーと化してます☆
「身もふたもない……」
■ライトノベル作家入場〜〜!
ライトノベル完全読本のVol.1で取ったアンケートから「好きな作家」「好きな作品」のそれぞれベスト100位を選び、重複している作家を抜いたリストですね☆
■「ライトノベル作家入場〜〜!」に出てきて、『ライトノベル☆めった斬り!』の作家一覧に登場しない作家

■榎本秋編著「ライトノベルデータブック」雑草社から発売

■「キーリ」ドラマCD、アニメイトで12月18日から取扱い
web通販していたものですね☆

■『彩雲国物語』のドラマCD、4月22日発売

■セット商品は定価販売不可
公取の見解は再販対象品以外のものと書籍、雑誌を組み合わせたセット商品を定価販売することは違法と指摘したようです☆
「いわゆるフィギュアつき限定本の流れが失速することはほぼ確実かと」

■「イリヤの空、UFOの夏」2005年1月、スカパー!ペイ・パー・ビューにて放送予定
「おとなしくDVDを待つのみです」

■トーハン調べ2004年ベストセラー、「空の境界」1位
「ハガレン小説さえも抜き去ったのはすごいと思いますええ」

  ▼本日の作品&台詞解説▼

アガルタ・フェイスタ!→bk1→amazonは、実は表紙だけ見た時点ではラブコメだと思ってました。でも実際はちと違いまして、ダディフェイスののノリに近いものがあります。つまりはなんでもありなオーパーツが出てくる破天荒なアクション+コメディな物語です。
ま、細かいことは説明しませんがとにかく物語のテンポもよく気持ちよく読めました。なかなかいい感じです。既にスニーカーではレンタルマギカ、富士見ファンタジアではスプラッシュ!などを出してる作家さんですが安定して読めるとみていいんじゃないかと思われます。

それでは本日の台詞解説。
女王だからといって義務感だけにしばられる必要はないんだよ、とそういうお話。


「あいにくと、わたしは絶対無敵なわけよ」

出典:そのとき翼は舞い降りた (小説)/ビーンズ文庫/絵師:小田切ほたる/デザイン:micro fish/編集:?/193P
キャラ:フランチェスカ

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★2004年12月10日(金)
『眠くてもう駄目』

ラノパのことでごちゃごちゃやっていたら……ね、眠い……。

しつこく眠り姫→bk1→amazonをおすすめ。短編書ける人は貴重なんですってばさ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日「も」お休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

そのときシリーズ→bk1→amazonは、一寸先は闇か光かさっぱり不明、お金大好き商魂たくましい少女の送る波乱万丈のファンタジーです。 流血女神伝に負けないくらいこれもかなりのジェットコースター人生ですね。ある意味似ていると言えなくもないです。こっちの主人公はよりあっけらかんとして……あ、あれ? ますます一緒のような気がしてきた(笑)

それでは本日の台詞解説。
こういう台詞が絵になる主人公なのです。まあ持ってる力もせいもありますが……。


「キミの願いはわかっているよ
世界をしまってほしいんだね」
「うん
私が世界中すべてをキライになる前に
わたしにとって世界がまだ「たいせつなもの」であるうちに」


出典:白のふわふわ (コミック)/ビームコミックス/山名沢湖/デザイン:コードデザインスタジオ/編集:大場渉・森岡夏世/34P
キャラ:クマ型のカバン&少女

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★2004年12月9日(木)
『ライトノベル☆めった斬り!読んでます』

あ、これはおもしろいけどかなり読み人を限定しますね。というのは多分、ある程度古今のライトノベル関連の作品や人について名前だけでも知ってないとついていけないと思うので。あと年齢的な問題があって、特に黎明期は20代後半でその知識があるかどうかギリギリの線じゃなかろうかと。
なので若い人にはあまりおすすめしにくいかな。でもおもしろかったです、お腹いっぱいになるまで堪能できます。つうかまだ全部読めてません。

そろそろ今年の総決算の準備でもはじめるかな……。

もう一日眠り姫→bk1→amazonをおすすめしておこうっと。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

白のふわふわ→bk1→amazonは、ファンタジーな短編集です。えーとなにが見所って全部見所なんですが、はっきりいって名台詞では抽出不可能!! 無理! こんなの切り出せません!
読んでもらわんことにはどうにもなりません。ああ、本当にいい作品にめぐりあえたもんだなあ……。

それでは本日の台詞解説。
というわけで無理やり引っこ抜いてみました(苦笑)。なんでもしまえるしかも口をきく不思議なカバンに「世界」をしまってしまおうというもの。こういう発想自体は各所で見かけることがありますが……この台詞の後こそ真骨頂! ぜひ本作をゲットして確認してみてください。


「いえ! 気合は入れないと!
ケガしてへこんでるみんなに元気を分けてあげないと!」
「でもさー 冷たくひやしたコップに熱湯注いだら割れちゃうわけよ
ほどよい気合が見つかるといーよね」


出典:委員長お手をどうぞ (コミック)/アクションコミックス/山名沢湖/デザイン:里見英樹/編集:?/1巻51P
キャラ:長尾笑子&来栖先生

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★2004年12月8日(水)
『ありがとう300万アクセス』

つうか人に指摘されるまで気付かないってのはどうよ?と思わんでもないですが、300万アクセス達成です。いやはや7年近くかけての達成とはいえ、とんでもないですねー。
何の冗談かと言いたくなるくらいです。
なにはともあれ、日頃からまいじゃー推進委員会!をご愛顧くださりありがとうございます! 今後とも精進していきますのでどうぞよろしく。

ところで石野休日さんによる「12月のベロニカ」「眠り姫」は傑作の論調に便乗。



同意同意。確かに眠り姫→bk1→amazonは大変な良作ですよね。短編集であるのもポイント高し。こういう言い方をしてもいいものかどうか迷いますが、やはりこの作家さんには富士見以外の場所でも活躍していただきたいと思います。正直富士見であの作風は生かしきれないような……もったいなすぎ!! しかも短編の書けるライトノベル作家なんて希少価値もの。もっと言えばほぼ皆無。夢はでっかくポスト星新一をっ!
まあそういうことなんで。
読め。いいから読め<結局これかい


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■12月21日『星界の戦旗W』発売決定!モノグラフより)
「公式に情報が来た! これはいよいよ本当だ。ヤフー!」

■川上稔『矛盾都市TOKYO完全本』、通販〆切は1月31日
今月の電撃の缶詰に通販方法が記載されているとの事ですよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼



委員長お手をどうぞ→bk1→amazonは、学校で各種の委員長になった男女にスポットを当てた短編集です。
や、ほんとは一番すすめたいのは白のふわふわ→bk1→amazonなんですが……台詞単位では抜きようがない! どうにもなりません。というわけで、私も山名沢湖さんの真価は白にふわふわにあると思っています。もし委員長お手をどうぞしか読んでない人がいたらこちらもぜひ。ちなみにハミング!が一番好きですええ。
ああいう展開であの終わり方は普通できないよなあ……うわーうわー。

それでは本日の台詞解説。
気合の入れすぎが空回りしてる保健委員長へのアドバイスですね。このゆるーい感覚が伝わるといいんですが……難しいかな?


鏡よ鏡よ鏡さん
わたしはそんなに委員長顔かしら

いいえ お前は十人並みのフツーの女の子ですよ


出典:委員長お手をどうぞ (コミック)/アクションコミックス/山名沢湖/デザイン:里見英樹/編集:?/1巻21P
キャラ:今枝房子

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★2004年12月7日(火)
『ライトノベルの半分は勢いで出来ている』

ライトノベルの半分は勢いで出来ている。
で、後の半分が文章力とか心理描写とかそういった諸々のもの、と。ふとそう思いました。
まあなんです、ライトノベルを読む時はこれぐらいの気持ちでいいんじゃないかなーと。別に個人の好みの問題なんで文章力に重きを置いてもそれは一向構わないわけですが、それだとあんまりライトノベルならではの醍醐味はないよなあと思ったのでした。
縦のものも横で押し通す! それぐらいの強引なパワーがいいですね。……それもまいじゃー嗜好ということか? むー。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼



委員長お手をどうぞ→bk1→amazonは、学校で各種の委員長になった男女にスポットを当てた短編集です。
これは学園ほのぼの青春もので、ファンタジーな部分はないので読みやすいですね。スミレステッチ→bk1→amazon白のふわふわ→bk1→amazonよりもさらに広範囲におおすすめできます。
読め。いいから読め。

いやーしかしファンタジーでもそうじゃなくても山名沢湖さんの作品はやっぱいいですー。完全に泥沼です。

それでは本日の台詞解説。
周りから当然のように委員長に指名され、なにかと言いつけられて奔走する委員長。であまりに「委員長、委員長」の連呼に疲れちゃったりもするわけで……一人になったときにふとこぼしてしまうのでした。これ実際の漫画で見ると破壊力倍増ですええ。


乙女心がないと死ぬ!

出典:スミレステッチ (コミック)/ビームコミックス/山名沢湖/デザイン:コードデザインスタジオ/編集:大場渉・森岡夏世/49P
キャラ:?(ナレーションor谷川浩)

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★2004年12月6日(月)
『山名沢湖さんマイブーム中』

といっても今日現在委員長お手をどうぞはまだゲットできてませんが、ともかくおとぎ話スキーは100%読んだら奈落の底に落ちます。
共に落ちていきましょう。

スミレステッチ→bk1→amazon



白のふわふわ→bk1→amazon



委員長お手をどうぞ→bk1→amazon




  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼



スミレステッチ→bk1→amazonは、女子高でのあれこれなどを描いた七つの短編を収めたおとぎ話です。昨日さんざん弾けてますがあえて繰り返させていただきます。
読め。いいから読め。
半端じゃなくメルメンなのですよー! くー!

それでは本日の台詞解説。
台詞自体を単体で見ても何のことやらさっぱりだと思いますが、この台詞の前提条件のようなものが第一話で触れられています。女子高のメルヘン度数をあえて数値化すると通常の女子高では300乙女くらい、それがこの話の舞台の女子高では、100メガ乙女というぶっとんだ数値を記録しているのです。乙女心がある一定を超えると巻き起こるメルヘン現象の数々、それがこの女子高では良く起こるわけなのです。
耐性のない先生にはちょーっときつかったようで毒気に当てられてしまいました、というお話(笑)


クラスのキャッキャって盛り上がりの中に入っていけない私って
多分とても地味なんだわ
きっとこの人にとって私なんて道端の草や花と同じ
ううん 草や花より認知されていないのでしょうね

けど
毎日みんながうきうきしてる中にいたら
わたしだって
やっぱりうきうきしちゃう

多分渡すこともないんだろうけど
バレンタインデーにカバンの中にチョコを忍ばせておくって楽しい感じ
ふんぱつしたからね 自分で食べるのだって楽しみだわ
そうね もしも彼がその日わたしに声をかけてくれたらプレゼントしてもいいかなって……
――夢だけど
夢見るためのチョコレートもなかなか悪くないわね


出典:スミレステッチ (コミック)/ビームコミックス/山名沢湖/デザイン:コードデザインスタジオ/編集:大場渉・森岡夏世/41P
キャラ:カオルコ

【作者直営サイト】ミズウミ電報
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★2004年12月5日(日)
『こ、これわぁっ!!』

今更ですが一部でちょっと話題になっている山名沢湖さんのコミックを読みました。(委員長お手をどうぞはゲットできず)

こ、これは……。
すーはー、と深呼吸ひとつ。
えー、こがわみさきさんとか紺野キタさんの好きな方、要するにおとぎ話スキーな方に申し上げます。

買え。いいから買え。

なるほどうたたねこさんが推すわけがよーくわかりました。とりあえず私は委員長お手をどうぞを入手すべく奔走することにします。

どれからライトノベル完全読本vol.2→bk1→amazonの雑感を。とりあえず買って損はなしです。
少女小説関係はものすごいボリュームではなく記事がいくつかという感じでしたがそれなりに興味深く。新城カズマと賀東招二対談は言いたいこと言ってます。前回の不満点を代弁してるような感じで、これは人選といいインタビュー内容といい拍手を送りたいですね。
全体的にインタビュー多し。あとベスト20に関しては売上データ重視とのことで、市場人気に即した形になっているな、と思いました。結果そのものは大いに納得できました、ただ贅沢を言うと、この順位の具体的な内容(得票数とか)を出してもらえるとよかったかな、と思います。

んー……そうですね。
適当によさげなライトノベルをあさってみたい方はこのライトノベルがすごい!2005→bk1→amazonを、作者のインタビューとかに興味ありという方には完全読本の方をおすすめしておきます。濃いのは完全読本ですええ。

既刊紹介に関しては完全読本は「解説」という感覚が強いので、未読の人間が興味をもてるのはこのラノの紹介文の方だろうなあ、と感じました。これはもう両者の傾向の違いによるものなんでどっちがいいとかそういう問題ではないですね。

そういやこのラノはめざましテレビの本のランキングで5位に入ってたそうです。増刷もかかったとのこと。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■乙一『暗いところで待ち合わせ』が来年映画化されるらしい。
暗いところで待ち合わせ→bk1、→amazonは表紙こそなんだこのホラーは!という感じですが、内容は実にハートフルでいい感じのお話でして、ぶっちゃけ乙一作品の中ではこれが一番好きです。表紙に騙されるな! これは白乙一です! 黒乙一ではありません!!」


  ▼本日の作品&台詞解説▼



スミレステッチ→bk1→amazonは、女子高でのあれこれなどを描いた七つの短編を収めたおとぎ話です。
私のハマりぶりは上で既にお分かりかと思いますが、まあなんです。
読め。いいから読め。
(よし、自分の必殺技はこれにしよう)
あー早く委員長お手をどうぞもゲットしなければ!
ともかく数日は山名沢湖で攻めてみたいと思います。

それでは本日の台詞解説。
バレンタインデーでときめいたり思い悩んだりする乙女の図。えーただこの台詞は途中にいろんな台詞がはさまってまして、掲載の都合で一連の流れに沿ったものを抜粋した感じになっています。よって元と異なってしまってますので、気になった方はただちに本屋に走りちゃんと原典を手に入れることをおすすめします。
私は最後の一文が気に入ってますええ。


「白鳥さん」
「一つになりましょう」
「はい、一つに」


出典:アシャワン乙女たち (小説)/ソノラマ文庫/牧野修/絵師:山本ヤマト/デザイン:松倉真由美/編集:?/330P
キャラ:木戸美弥&白鳥すこやか

【作者直営サイト】Makino Osamu Website
【絵師直営サイト】soybean

特記事項なし。

★2004年12月4日(土)
『今日は発売日/ようやっと名台詞データベース更新』



みなさま、本日はライトノベル完全読本vol.2→bk1→amazonの発売日です。少女小説関係に力を入れてるようなんで、期待してます。

それからとある方の全面的な支援のおかげをもちまして、ずーっと投げっぱなしになっていた名台詞の作品別データベースが更新されました。おそらく半年分以上(今年の1月以降、だったかも(汗 )一気に作品別に追加されてます。
なんというか、マジでその方には足向けて寝れません……ともかく最近お越しになった方などには、ちょうどいい暇つぶし材料かも。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■なぜライトノベルには解説がないのか?
新人賞作品ぐらいしかライトノベルには解説がついていないのですが、その理由について考察されています☆

■葉山透さん「ルーク&レイリア」紹介FLASHモノグラフより)
葉山さんの自作によるflashです☆ 音鳴りますのでご注意を☆
「あー、そういえばあちこち探し回って確保はしたんですが、積読でした。反省」
既刊参考:9S→bk1→amazon

■書系(ライトノベル系)サイトのあり方について
ええと、白翁さんによる自サイトの見直しの一環としての考察のはずが、フタを開けると現在の主なライトノベル系サイトのグループ分析になっています☆
「本を読んでない方が見ても安心な作りってなかなか難しいんですよね。今じゃすっかりこのスタイルに慣れちゃったから気にならないけど、だーれもそういう構造でサイトを作らないのは…なぜだ。あ、白翁さんの場合、既にかなりカラーが出来つつあると思います。ついでに必殺技(決め台詞)を編み出せばなおよし(笑)」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

アシャワンの乙女たち

アシャワンの乙女たち→bk1→amazonは、清く正しく美しい女学園ものです。…一応は。
帯にしっかり書かれているのでまあいいやと思って説明すると、「単純明快・勧善懲悪・戦闘美少女学園小説」との煽り、これが完全に正しいキャッチコピーなのですね。とある特撮ものがモチーフになってますが、私は結局他の方の感想を見るまでさっぱり分からないまま読んでました。それでも全く問題ありませんでしたのでご安心を。
物語の筋立ては極めてまっすぐで単純明快です。
それよりなにより文章が音楽的というか、読んでてすごく心地よいです。
単純明快でありながらまいじゃー的な部分もあり、後は山本ヤマトさんのイラストも拝める!
そんなわけでおおいにおすすめっ! 普段ソノラマと縁がない方にもこれはぜひ読んでほしいと思います。

それでは本日の台詞解説。
えーとりあえず妄想は捨てましょう、そういう意味じゃないから(笑) 名場面なんですってば!


――――

出典:――――
キャラ:――――

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

調べてません(汗。

★2004年12月3日(金)
『台詞、ギブアップ』

そうそう毎日ぽんぽん出てこねえよ!(逆ギレ

えーときちんと説明してる余裕はないんでとりあえず。
アシャワンの乙女たち→bk1→amazon、元ネタについてはわからなかったけどおもしろかったです。なによりも文章が流れるように綺麗! ここんとこさすがに勢いだけの文章に食傷気味だったんで心が洗われました(笑) 少女の出てくる学園ものには違いないですが、序盤とは予想外の方向に話が走っていきます。
それと薔薇のマリア→bk1→amazon、これは物語自体はパーティーを組んでダンジョンに潜ってお宝ゲットという往年の黄金パターンなのですが、描写が巧みだったり序盤でいきなり騙されたり設定がかなりツボをついてきたり、こちらも良作でありました。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■星界の戦旗4、年内発売確定
どこで見た情報なのか忘れてしまいましたが、本文・絵共にあがり年内発売はもう間違いないようです☆ 発売日わかったら改めてお知らせしますね☆
「……現物を見るまで信じないっ!(疑心暗鬼状態)」

■米澤穂信さんの新作、春期限定いちごタルト事件12月24日発売

  ▼本日の作品&台詞解説▼

まあそのあれです、そういうこともあらあね。


「君とわたしの間にあったかもしれない信頼と友情は、今、ここで死ぬ」

出典:ダブルブリッド (小説)/電撃文庫/中村恵里加//絵師:?/デザイン:?/編集:?/1巻258P
キャラ:片倉優樹

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【絵師直営サイト】なし

調べてません(汗。

★2004年12月2日(木)
『少女小説の開拓』

まあなんというかこれはたぶん本職の人でさえなかなかにきついことだと思うんですが、ライトノベルは一ヶ月の刊行点数が半端ではないもので、どうしても少年系もしくは少女系どちらかに読む比重が偏りがちです。うちなんかは明らかに少年系寄りですね。
それじゃあ悔しいので、コバルト文庫やビーンズ文庫あたりで気になるものをチェックするようにはしてるんですが……無理!! なんせコバルト文庫だけで月15冊とか出てるし!(知らない人もいるでしょうが、コバルトは電撃よりも1ヶ月の刊行点数が多いのです)

そういう事情があって、少女系はどうしても手薄になりがち。
よって今度12月4日に発売されるライトノベル完全読本VOL.2→bk1→amazon少女小説に力を入れているとのことなので注目しています。

葉子「で、いつ読むのでしょうか☆」
それは言わない約束だぜお嬢さん。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■50万冊、大移動 品切れ文庫本の専門店
12月1日から紀伊国屋書店のインターネット書店に「ふるほん文庫やさん」の在庫を検索・注文できる専用のコーナーが出来るための移動措置とのことです☆
「うわあ……(なんというかもう言葉にならない)」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ダブルブリッドはすいませんごめんなさい今日は完全にやっつけ更新なので一切の説明なしで。すまぬ。


「……とにかく、挑発に乗るのは心の弱さです。マリ、プライドを傷つけられたっていいじゃないですか。自分の価値は自分自身が知っていれば。見知らぬ人に誇示する必要はありません。そこで黙って帰ってくるのも、強さです」

出典:君の歌は僕の歌 (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:ヤスダスズヒト/デザイン:今福健司/編集:森丘めぐみ/196P
キャラ:土岐

【作者直営サイト】Scheherzade
【絵師直営サイト】suzuhito.com

特記事項なし。

★2004年12月1日(水)
『直った、かな?』

たぶん直ったんじゃない、かな。とりあえずしばらくは着込んでいよう。

あ、昨日作品紹介で君の歌と僕の歌は絶版状態って言いましたが、とりあえず一部の通販サイトではまだ手に入るので品薄ではあっても入手が無理ってわけじゃないみたいです。早とちりだったかも(汗
でもまあ読んで損はないと思いますし、見つけたら確保!な勢いでどーぞ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

君の歌は僕の歌→bk1→amazonは、空手少女とその相棒が「女の子を守る」ことを目的とした便利屋をやるお話。昨日も紹介したので詳細は省略。

それでは本日の台詞解説。
本日の台詞は「自分の価値は自分が知る」が気に入ったので紹介することにしました。うむ、確かに。……問題は、その実力がそもそも備わっているか、なんですけどね(苦笑


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