2004年2月下旬の名台詞

こちらは時系列順。ただし2001年5月以前のものは作品別にしか管理していません。

2001年の名台詞
6月
7月 8月 9月 10月 11月 12月
2002年の名台詞
1月 2月 3月上旬 3月下旬 4月上旬 4月下旬
5月上旬   ▼5月下旬   6月上旬 6月下旬 7月上旬 7月下旬
8月上旬 8月下旬 9月上旬 9月下旬 10月上旬 10月下旬
11月上旬 11月下旬 12月上旬 12月下旬
2003年の名台詞
1月上旬 1月下旬 2月上旬 2月下旬 3月上旬 3月下旬
4月上旬 4月下旬 5月上旬 5月下旬 6月上旬 6月下旬
7月上旬 7月下旬 8月上旬 8月下旬 9月上旬 9月下旬
10月上旬 10月下旬 11月上旬 11月下旬 12月上旬 12月下旬
2004年の名台詞
1月上旬 1月下旬 2月上旬 2月下旬 3月上旬 3月下旬
4月上旬 4月下旬 5月上旬 5月下旬 6月上旬 6月下旬
7月上旬 7月下旬 8月上旬 8月下旬 9月上旬 9月下旬
10月上旬 10月下旬 11月上旬 11月下旬 12月上旬 12月下旬

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「人生は難しいですこんちくしょうという感じです」

出典:CROSS†CHANNEL (ゲーム)/フライングシャイン/シナリオ:田中ロミオ/原画:松竜/プロローグより
キャラ:宮澄見里

【作者直営サイト】フライングシャイン
【絵師直営サイト】ASTRO CREEP

特記事項なし。

★2004年2月28日(土)
『体は、ラノベで出来ている。』

王の帰還見に行くです。やー楽しみ。
ところで未だにわからんのですが、なんでラノベっていう省略形が某所ではアウトなのか。謎だ。

今日も今日とてこのライトノベルがすごい!の話。あちこち更新。
白翁さんといろいろ話し合って、大枠を決めました。基本路線は、一般投票+限定枠で行います。
●共通部分は1〜5作品まで投票、感想を必ず書くこと。ただし量は問わない。
一般投票は参加資格一切なし。
●途中経過は見える方向で。お祭り的に。
●投票の際、性別(男・女・不明)を入れてもらい集計の際に活用する。なお、このデータはプライバシーに関わるため非公開。
●限定枠は、作家、出版関係者、図書館関係者、本系サイト管理人。
●本系サイト管理人については今のところ、参加資格として1年50冊以上or1年100冊以上読破という2案あり。なお、なぜ本系サイト管理人を優遇するのかという意見がありますがぶっちゃけひいきです。
イラスト賞という枠を設ける。現状、気に入ったタイトル作品(シリーズ)に対して投票。細部は詰め中。

こんな感じです。まあある程度枠が決まったら私は広報担当に徹して引っ込むつもりです(^^;
予告どおり、ちとチャットで細かい部分の意見聞こうと思ってるので常連の方などよろしく。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

クロスチャンネル→amazonは……あー時間の都合で説明省略します。ごめんです。ちなみにまだプレイ中ですが……なんせ主人公の性格が性格なんで、序盤で脱落する人が出てきそうですが(^^; 、ストーリーとしては「一本とられた」という感じでしたええ。

それでは本日の台詞解説……もなにもあったものじゃないですが、すっごく普通な台詞のはずなのになぜか真実味があるような?


もっと強く、もっとかっこ良くありたいと願った。そのためにこそ金が欲しい、大金持ちになってやる、そう思った……。
(俺は金が欲しい。それは、貧乏なせいで惨めな思いをしたくないからだ)
言い換えるなら、誇らしくありたい、かっこ良くありたいと願えばこそ、大金持ちになりたいのだ。
(あの瞬間、俺は六百万ディラのアキュラを投げた。俺にとっては血の出るような六百万ディラの大金を勝負のために投げた。そしてその一撃は、この炎の魔神をも救った。さすが天才調和術師だ、俺! そうとも、あの時の俺は誰がなんと言おうとかっこ良かった。少なくとも俺自身はそう思っている。あの瞬間、俺は自分だけの御伽話を手に入れたんだ。それはとても素敵なものだ。あの、アキュラの勝負に負けた遠い日の苦い思い出、それを補ってあまりある。誇らしくていつまでも胸を張れる素敵な思い出だ)
その素敵な御伽話に、今になってわざわざ自分でケチをつけるというのか?
誇らしくありたい、かっこ良くありたい、そのためにこそ金という力を欲しているのに。目先の金欲しさに心奪われ、誇らしさやかっこ良さにケチをつけてしまう、それは本末転倒も甚だしいのではあるまいか?

出典:ツキをつかんだ?魔法使い(ハーモナイザー・エリオン) (小説)/富士見ファンタジア文庫/吉村夜/絵師:ことぶきつかさ/315P
キャラ:エリオン

【作者直営サイト】夜のページ
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年2月27日(金)
『わー台詞長い!』

キャラの本質の台詞に迫ろうと思ったら途中で切るに切れませんでした。まあその分今日のは自信作?なんですが。

さてこのライトノベルがすごい!の話。
要するに。白翁さんについてはおいといて、私の場合きちんとした理念ができてないわけです。あの時点では完全にただの思いつきだし(^^; 各地からの提案をまとめるにも地盤がないともうどうにもなりません(^^;
そんなわけで、とりあえず白翁さんとは金曜夜に話し合いを持って、さらに土曜日の定例チャットでも隔離部屋を作って理念というか根元をきちんと固めようと思います(場合によっては、企画内容が180度ひっくり返ったりして……)。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■まず、「一人」に通じるものを書く(2/25)エロチック街道より)
論文だろうと小説だろうと理念は一緒なのではないでしょうか☆

■ファウスト賞応募原稿コメント(各地)
80年生まれ以降限定の小説賞で、賞金なし、歴史なし、権威なし、なんと編集長が163作品すべて1人で目を通してコメントをつけています☆ 作品そのものが見えなくとも、もの書きの方にとってのポイントのようなことにもさり気に触れていたりしますのでご覧になってみてはいかがでしょうか☆
「ちなみに、ファウストvol2ではもうちょっと濃い話が書いてあります。興味ある方はご一読を」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ハーモナイザー・エリオン→bk1→amazonは、金のことには人一倍ケチだけど調和術師【ハーモナイザー】(ぶっちゃけ召喚術だと思ってください)としてはかなりの能力のある少年が、超絶に強い炎の魔神ランドラを呼び出し、使役する話です。もっとも事はそう単純ではなくて、魔物との契約はギブ&テイク。ランドラの場合、能力が桁外れなだけに要求される金額も桁外れで、それなりのでかい山を踏む必要が出てきて、エリオンは奔走することに。
この作品の見所はエリオンのとにかくお金にこだわるケチっぷりと、だからといって金のためならなんでもするほど落ちぶれててもいないところ。
ごちゃごちゃ説明するより今日の台詞を見て判断してもらうのが一番でしょうね。
既に4巻で完結していますが、良作です。なにより4冊と手ごろなんで今から手を出してみてもいいんじゃないでしょうか。

というわけで本日の台詞はエリオンがお金にこだわるようになったわけ。正直ネタバレ的な部分があるかなあ、と思わなくもないですが……キャラの本質がこの台詞にあると思うんで採用です。なお、昨日の台詞と1セットでお楽しみください。


「あなたねえ! 仮にもこの炎の魔神ランドラが契約してる魔法使いなんでしょ! 恥ずかしい真似は慎んでよ!」
「恥ずかしいってことないだろ。だって、タダだよ?」
タダですよ、タダ。無料ですよ、無料。
「その単語ですべてを肯定するのはやめて」

出典:ツキをつかんだ?魔法使い(ハーモナイザー・エリオン) (小説)/富士見ファンタジア文庫/吉村夜/絵師:ことぶきつかさ/99P
キャラ:ランドラ&エリオン

【作者直営サイト】夜のページ
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年2月26日(木)
『ああ、なるほど!』

このライトノベルがすごい!の話。
少年向け・少女向けで分けるのでなく、投票者が男性か女性かで切り分けたらどうかというご意見をいただく。
……なるほど、それは盲点だったかも。その方向で行きましょう。絶対に傾向が変わることは確実なので。あと、ボーイズラブをどうしたもんか。切り分けようが無いといわれりゃその通りかも……うーんうーん。

管理人である白翁さんと、協賛者である自分の意見まだすり合わせがきちんとされてないので一般向けの投票の扱いについてはとりあえず保留な感じになってます。
個人的に最優先としたいのは
●2chライトノベル大賞との差別化(上手くやらないと同じような結果が出るだけ。同じことやる必要は無かろう、と思ってます)
●少女小説の発掘 → 女性票・女性選者の獲得
●作家さん・出版関係者の参加
ですね。某所の意見も参考にさせてもらってます。(白翁さんとは現時点で意見が異なる可能性があるんですが)私自身は別にこの企画でライトノベルのスタンダードをはっきりさせようとかそういう気はまるで無いです。
……というか。

ヨタ話をしてから、周りの状況が動くまでが早すぎて頭が追いついてないんですよね(^^; やー参った参った。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ハーモナイザー・エリオン→bk1→amazonは、えーと明日説明します。ちとへたり気味。

それでは本日の台詞解説。
あーまたギャグに走った……とか思うなかれ。まず今日は主人公のエリオンがお金のことになると目の色を変えるケチである、という事実を台詞でも強調するために選んだものです。で、この台詞は明日紹介する台詞と1セットで対比してもらうことで意味を為すわけです(ちとネタバレになっちゃうんですが……)。


「なにをつごうのいいこと言ってますの!? 他人になるんじゃありませんのっ!?」
「そんなわけがあるかァ。家は捨てても、血は捨てられんとよ」
「え……」
「オレはなぁ、ちょちょ。おまえの姉じゃ、なにがあっても、死ぬまで姉じゃ」
「……」
「迷惑じゃろうがあきらめろ」

出典:ぺとぺとさん (小説)/ファミ通文庫/木村航/絵師:YUG/272P
キャラ:沙原ちょちょ丸&沙原くぐる

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年2月25日(水)
『知恵熱が出そうです』

普段使わない頭をたまに使うと熱暴走。
各地でご意見が出てきているこのライトノベルがすごい!ですが、サーバーへの負荷などの問題でhttp://www.mc.ccnw.ne.jp/~ac9223/ → http://maijar.org/sugoi/にメインの場所を移します。今後リンクされる場合はこちらにお願いしまーす(で、置く場所がmaijarなのでもはや退路は立たれたと(^^; )。

今現在の考えはこのライトノベルがすごい!プロジェクト専用スレ に書き込んでますが、部門を少年向け・少女向けに分けることはほぼ確定(その他の部門を設定するかどうかは考え中)。レーベルは切り分けますが、これは少年・少女向けの振り分けと本を選択する場合にリストがないと大変、という理由からで指輪物語でも選者がライトノベルだと思えばそうなのです。

5冊選んでもらうときに、少年向け・少女向けを分けてそれぞれ5冊ずつ(あるいはそれ以下)選んでもらえる人にはそうしてもらい、無理なら両部門あわせて5冊という形で選んでもらうかな?

なおボーイズラブと青年向け(18禁)は除外します。ただし企画に便乗してぜひ調査してみたい方があれば、その部門の運営をメインでやってもらうという前提で実施しても構いません。やりたい方があればご連絡ください。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■とある地方書店の電撃・富士見の売り上げ冊数→パターン配本の話(2ch)(情報元ロスト)
関連
■『武官弁護士エル・ウィン』(の新刊)のランク付けが低いなぁ、と思いました。
■角川のライトノベル系でパターン配本を修正
ええと、一番上は2chライトノベル板なのですが書店員さんが降臨していろいろ説明をされていったのです☆ その中にパターン配本の実態が書かれているのですね☆
「二年前の実績を元に店のランクをつけて配本!? ……あー。この配本における融通のきかなさはライトノベルに限ったことではないんですが。それにしてもこれが本当ならアホ過ぎるよなあ」
恐竜は滅亡したのですよね☆
「え(汗」

■ソースネクスト、PDF 作成ソフトを1,980円でgobbledygookより)
どれだけ使える代物かまだ不明なのですが、気になるソフトですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ぺとぺとさん→bk1→amazonは、昨日いろいろ語りましたのでそれをご覧ください。ともかくおすすめですのでイラストで引かないで〜(笑)

それでは本日の台詞解説。
さすがにネタバレがやばいかな……と思ったんで反転させました。もtっともこの作品はストーリー展開がわかったからといってたいして問題ない気もしますので、見ても大丈夫かも。行き違いがあっても姉妹はやっぱり姉妹なのです。


「沙原は、捨てたりしない。ただ、ちょうどいいところへ置きたいだけなんだ」
「ちょうどいいところ……?」
「そのう、俺うまく言えないけどさ……。いきいきできるっていうか……。誰にだってきっとあるんだ。ピタッとはまって、居心地よくて、幸せになれる場所が。探し当てるのは、きっとすっげー大変なんだと思う。でも沙原は見つけたんだ。やっと見つけて、そこへ行こうとしているだけなんだ」

出典:ぺとぺとさん (小説)/ファミ通文庫/木村航/絵師:YUG/269P
キャラ大橋真吾&?

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年2月24日(火)
『ぺとぺとさん、こいつはとんだ当たりくじでした』


→bk1→amazon

直前に地雷を踏んだせいでぺとぺとさんが天使に見えました(笑)。
一見萌え系、その実萌え系…と思わせつつも、重度のまったり時空を展開しながらどこかシュール、それでいて魅せるべきところありという良作です。萌えだけにあらず。イラストに騙される派の人は一も二も無く騙されて良しですが、活字派の方もこれはおすすめですよー。
主人公の少年と「愛しい」と思った相手にはぺとっとひっついてしまう妖怪ぺと子、ぬりかべのぬりちゃんなど妖怪と人間が一緒に授業を受けるという学園もの?な展開ですが、これはもうどれだけ説明するよりも読んだほうが早いです。キャラクターとか気になる方はファミ通文庫のぺとぺとさん特集記事へどうぞ。
実はこの方の著作(ノベライズ?)は読んだことがあるのですが、正直言って3日くらいで内容をきれいさっぱり忘れ去りました。それとは完全に別物だと断言しましょう。作品の女性?比率は高いんですが、自分はあんまり百合っぽく感じませんでした。あくまで主人公の少年を軸にしているからかな? たくさんのキャラクターがわらわら出てくる割にはそれぞれちゃんと立ってますね。
ともかく大いに気に入ったのでありました。続編希望!

ちなみに作者の人=茗荷屋甚六(エルスウェア)とのこと。


このライトノベルがすごい!プロジェクトは、なんか白翁さんの自家サーバーが重過ぎて実用的でないとのことで、maijarの中に置くことになりそうです……そ、それでも私は協力者ですから。ええもう全く。
少年向け・少女向けは区切った方がよいとか、ボーイズラブ部門は?とかサイト持ちでない人にも機会を!とか、いろいろ意見が上がってきています。それらを参考にしつつ、現在運営方向を思案中です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ぺとぺとさん→bk1→amazonは、上でいろいろ語りましたのでそれをご覧ください。

それでは本日の台詞解説。
えない方が多いと思われますが、機会があったら是非手にとって見てください。
もう一度言いますが、入れ替わりものとしては「こんな手法もあったのか!」というすばらしい作品です。イラストの位置なんかもお見事。

それでは本日の台詞解説。
説明に困るんですが、まったり時空と萌えを前面に置きつつも、こういう部分もありますよ、という事で。


「甘やかすのは好きじゃないから。自力で立ち上がるのよ」

出典:パートタイムプリンセス (小説)/MF文庫(メディアファクトリー)/神代創/絵師:山田秋太郎/256P
キャラ:芹沢一美

【作者直営サイト】虚房 /FICTORY
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年2月23日(月)
『このライトノベルがすごい! 「本がなければwebを食べればで作ればいいじゃない」』

昨日の私の妄想このライトノベルがすごい!に海羽超史郎 not official の白翁さんより、「web上でやったらどうよ?」という提案がありました。それ考えなかったわけじゃないんですが、まとめる以前に選出基準とかがものすごーく大変そうなのであえて言わなかったんですよね(^^;
でもまあ、需要はかなりありそうですしまいじゃーな作品を掘り起こすいい機会でもあるので少し真面目に検討してみることにします。てーかすでに白翁さんの手でこのライトノベルがすごい!プロジェクトページまでできていたり。はやっ!
上記サイトの記述を叩き台にして、みなさんからの意見を募っていこうと思います。ご意見ある方は上記のプロジェクトページを眺めた上でこのライトノベルがすごい!プロジェクト専用スレかメール、もしくは適当に日記上で反応していただければアクセス解析経由でご意見を汲み取りたいと思います。
私がクリアすべきだな、と思ってるのは以下の点。

●ライトノベルの基準
公式サイトに対象レーベルが載ってますが、レーベルで区切るのが一番でしょうね。今の基準だと戯言シリーズとか脱落しちゃうんで、まだ考慮する必要ありかな。

●該当作品
2003.3〜2004.2発行の作品で、該当タイトルをリストアップしてweb上に一覧表を載せておく形に。これは必須でしょう。

●選者の選出
選者ですが、まずは本系サイトの管理人さん。そしてネット上にサイトを持っている作家さん&出版関係者さんも該当します。バランスをとるために、ライトノベルを一定以上読んでると思われる萌え系サイトも入れるべきでしょう。少女小説関連が私では弱いので、その辺のコミュニティをどうカバーするかも問題。
可能であれば図書館関係の人とか。
ただ、どうやってこの選者を選出するかという難問が……。自主参加は歓迎ですが、それに頼ったら間違いなくこの企画頓挫しますからね(^^; 主催側でアクション起こさないとダメでしょう。


とまあ、現状こんな感じで動いてます。ただし、私はあくまでも協力ですから。ええ名も無き協力者その一。自分で言っててかなり空しい……。とんでもないことに首を突っ込んでしまった予感が(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■クロスレビュー企画  「もえたん 萌える探偵小説」うたたねこやより)
Unlocked Roomの企画。着想が素敵です☆
「次は富士ミスのGOSICK→bk1→amazonなんてどうですかね? もってこいの材料だと思うんですが……。あるいは変化球で浪漫探偵・朱月宵三郎とか」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パートタイムプリンセス→bk1→amazonは、入れ替わりものとして隠れた傑作です。全3巻ですが、たぶんもともと続編を想定していなかったためだと思われますが1巻の出来が際立っています。MF文庫Jというマイナーレーベルのために目にしたことさえない方が多いと思われますが、機会があったら是非手にとって見てください。
もう一度言いますが、入れ替わりものとしては「こんな手法もあったのか!」というすばらしい作品です。イラストの位置なんかもお見事。

それでは本日の台詞解説。
えー……実は過去に紹介した台詞ともろ一緒だったりします(半分書いた後に気がついた)。でもいい台詞だからもういい! このまま紹介!


どうして、どうしてこんな奴に私がいい様に弄ばれなければならないのか。
散々フェルトの身勝手な理屈に苦しめられて来たのに、人に文句の一つも言わせないままで、逃げようというのだろうか。
それは、許せない。
今までの事はいつか許せるだろう。だけど―――これだけは許せない。
何しろ、許すべき相手が居なくなってしまうのだから。
恨む相手が居なくなる。それでは私の怒りは何処にぶつければ良いというのか。
死なれるわけにはいかない、逃がすわけににはいかない。絶対に。

出典:バッカーノ!2001 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/300P
キャラ:フィル

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】namihei's room

特記事項なし。

★2004年2月22日(日)
『このライトノベルがすごい! ……って誰か出しませんかねえ?』

このミスとかこのSFとかがあるんだから、そういう企画本があってもいいじゃないか、と。
そもそもライトノベルの基準で揉めそうですが(^^; 、そこは選出する出版ブランドをあらかじめ決めておくことで対応できるんじゃないかと思います。むしろ問題は選者かな。ライトノベル『も』読む識者は最近増えてきたけどそれじゃ不足だし、そもそもタイトルが多すぎてチェックするだけでも厳しいだろうし。少女小説あたりは完全に別個のコミュニティを形成しているんで、その辺どうするかも難しいところです。
でも見たい。誰かやりません?
年代関係なしなら、ある程度はライトノベルファン度調査も参考にできるかなあ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■Dクラッカーズ短編『逸脱─deviate─』公開
ファンタジアバトルロイヤルに掲載された幻の短編を公開しています☆ 会員登録が必要なのですが、要求されるのはメールアドレスだけなのでお気軽にどうぞ☆

■されど罪人は竜と踊るドラマCD2月28日発売(試聴可能)
「……このシリーズって、活字だからこそハッタリが効いてる気が。び、微妙な(汗 」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!2001→bk1→amazonは、バッカーノシリーズの中ではちょっと異質。視点変更がありません。ちょっとミステリ調?

では本日の台詞解説。
静かな怒りとでも言うんでしょうか、その迫力が伝わってきます。簡単に死なれちゃ困る、とそういう怒りが。


「まいったなあ」
「裏切られるのなんてもう慣れたと思ってたけど……こんなのよりもずっとずっとキツい奴を昔何度も体験してたはずなのになあ」
「久しぶりに体験して思い出したよ。これが、こんなに辛いことだったってね」

出典:バッカーノ!2001 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/259P
キャラ:チェス

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】namihei's room

特記事項なし。

★2004年2月21日(土)
『完結!? でも続きを読みたいので無駄を承知で宣伝してみる』

ファミ通文庫の新刊よりバトル・オブ・CA4巻→bk1→amazon読了。……うそ!? これで完結なの!? その気になれば問題なく続き作れそうなのに! 嗚呼、好きなシリーズが終わるのは実に物悲しい……。
ぜひとも続きor関連シリーズが読みたいので、ぜひぜひバトル・オブ・CA買ってください。私のために。
物語の筋としては、豪華宇宙客船の客室係であるコンラッドが仕事と、そして恋に奮闘する話です。客室係はコンラッド以外女性ばっかりで、普通こういう時はやたら主人公がもてまくる展開になるものなんですが、この作品ではただのおもちゃにされているだけで、ちっとも愛だの恋だのには発展しません(笑) いつまでたっても片思いのままだし。
それよりも小川一水さんの作品に見られるような、プロの職業意識を見ることが出来るのがよいです。武装客船という関係上、戦闘シーンもありますがこれはあくまでエッセンス。メインはあくまで客室係としていかに対応するか、ですね。
なお、SFの設定などでガチガチに固めてあるわけでもなく、各キャラの描写を徹底的に掘り下げているわけでもないのがいまひとつ人気の出ない一因かもしれませんが(題材は言うまでもなし(^^; )、逆に言えば必要最低限の枚数できっちり話がまとまっているということにもなるわけで。
最高とは申しませんが、まいじゃー分が詰まった良作です。


余禄。
前にネットでの評判と売り上げの話題があって、「両者にはほぼ関係がない」という身もふたもない結論が出て、そいでもって一部界隈では「ああいうサイトの管理人は、自分の気に入ったものが売れないのは我慢ならないんだろう」てなことまで推測されたりしたんですが……(^^;
自分さえ気に入ってれば、100人中残りの99人全員がつまんないと否定しようがそんなものは気にならないのです。
ただですね、実際問題1人しか支持しないような作品は、続編が出ることなどありえないわけで。作者の人がもの書きでご飯を食べられて、続編になんとかGOサインが出る程度には売れてほしい、というか売れろ!

余禄その2。
いまさらレベリオンの4巻読んでみたり。今月は食指の動く新刊が電撃を除いてやや少なめなんで月末までに一冊でも消化しておかねば……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■来年1〜3月に天野こずえ『ARIA』アニメ化(最後通帳・半分版より)
マッグガーデンの公式サイトのプレゼン資料に載っていたようです☆(現在は削除されているため確認不能)
AIRAシリーズ→bk1→amazonは細かい情感ももちろんですが「一枚の絵で100万語を語る」視覚に大きく訴える漫画なので、いったいどうなるのか興味は尽きませんね☆、


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!2001→bk1→amazonは、バッカーノシリーズの中ではちょっと異質。視点変更がありません。上で力尽きたので今日の説明は勘弁してください(^^;

では本日の台詞解説。
この台詞を読む際は、発言者が不死者であることに注意。死なないからといって、体にも心にも痛みは感じるのです。どれだけの年月を経てもなれることの出来ないものはある。


あいつが髪に触れた感触も、煙草臭い息も、馬鹿にした視線も、狡賢い口元も、荒々しい眼光も、時折見せた幼さも。
もうすぐ忘れてしまうのだろうか。もうすぐ消えてしまうのだろうか。他人が見たらなんとも思わないような、でも自分にとっては宝石箱にしまっておきたいような大切な思い出が、もうすぐ二度と手の届かないどこかに行ってしまうのだろうか。
冷静になれ、と茜は命じた。
何が何でも冷静になれ。そして考えろ。
私は――私たちはしてやられた。それはもう、見事にしてやられた。でも諦めてはならない。投げ出してしまってはいけない。
考えて、考えて、考えて。
為すべきこと、成せることを為せ。
リベンジだ。
それが私たちのリーダーである、甲斐氷太のスタイルなんだ。

出典:Dクラッカーズ (小説)/富士見ミステリー文庫/あざの耕平/絵師:村崎久都/6巻105P
キャラ:皆見茜

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】彼女の王国

特記事項なし。

★2004年2月19日(木)
『こんなもの立ててみました』

掲示板にライトノベル初心者のための質問・相談コーナーというのを立ててみました。こんなジャンルでお勧め作品を知りたい、あるいはささいな疑問などあっても、どうも雑談スレでは聞きにくい場合にご利用ください。管理人が放置しても、きっと誰かは答えてくれるはず(^^;

そういえば同じく掲示板で鼻っ柱の強い女性キャラクターに惚れましたというスレを立ててあるのですが、ヤマモトヨーコの名前が出てないという指摘を受けました。……確かにこんな大事な人物がなぜ出てないんだ! やはり終わらない作品というのがまずいのかも。そもそも終わらない作家ですからね、庄治さんは(^^; (終われない、ではない点に注意すべし)
完成度を高めるためという延期も年単位となってはもはや空しい……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■第7回ライトノヴェルズ好感度アンケート集計結果発表
毎年恒例となった感のあるLightNovels CROSSROADでの今年のアンケート結果が出ました☆ こちらのアンケートは男女別・年齢別に細かいデータをとられているので傾向分析がおもしろいのです☆
「ほー、新書でも戯言シリーズは若年層に支持されてるのか……。銀盤カレイドスコープの評価が高いのはうれしいなー」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

Dクラッカーズ→bk1→amazonは、昨日紹介したので説明は省略。説明は簡単明快。
ミステリじゃないです、でもおもしろいから読んどきなさい。
そもそも富士見ミステリー文庫にミステリを期待する方が間違っている、ブランド名こそが大ファウルだと私は思っているのでその辺を頭に入れておくと、けっこう良作を拾うことができます。その中でもDクラッカーズはとびきりの上玉。下手な延命措置(^^;などされなかったせいか、実に気持ちよくストーリーがまとまっているのです。超がつくお勧め作品ですね。

では本日の台詞解説。
思い出にかかわるものですが、非常に危うい台詞のため解説できません(^^; 封印解除その2です。


ど、どうしよう……。
私のせいで、もうこれ以上みんなに迷惑をかけたくない……。でも、ここでの生活に耐えていける自信がないんです、もうどう考えたって、無理なんです……! 厳しい訓練にも、恐ろしい戦闘にも、気味の悪い憑魔にも、どれもこれも耐えられない……。
好きな人が迎えに来てくれたからって、それだけで生きる希望を持てるほど、私が置かれてる状況は甘くないんです。こんな毎日を繰り返すために、生き延びるなんて、そんなの悪夢でしかありません……。
どうして、分かってくれないんですか、土岐くん……。
土岐くんはやさしいから、仲間意識から私を助けようとしてくれてるんでしょうけど、冷静に考えたら私なんか単なる足手まといでしかないはずでしょう? 普段は鬱陶しいし、戦闘では役立たずだし、私がいない方がいいんじゃないですか?
土岐くんの横顔を見ながら、私は心の中で問いかけます。声には出せないから、心の中でしか聞けません。

出典:ディバイデッド・フロント (小説)/スニーカー文庫/高瀬彼方/絵師:山田秀樹/1巻236P
キャラ:宮沢香奈

【作者直営サイト】どうにかこうにかやってます
【絵師直営サイト】コンチキ堂

特記事項なし。

★2004年2月18日(水)
『ロストカラーズ、2800円。これで買わなきゃ漢がすたる』


→amazon

自転車創業の2月22日発売の新作ロストカラーズ(OPがDL可能)。
あの素晴らしい をもう一度空の浮動産で、かなり楽しませてもらった自分としては「外れなんてありえない!」と思ってます。
色のない世界ですよ? オープニングDLしてみたら白黒ですよ? 白黒とカラーが混じってるあたり、もうわくわくしてきませんか? 問題は買えるお店が少ないことだったんですが朗報です。
なんとamazonでも予約できます! 2800円というお値打ち価格なんで買うべし買うべし買うべし。
なお空の浮動産についてはまいじゃーでも懇切丁寧な(笑)解説ページあるので興味ある方はどうぞ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ディバイデッド・フロント→bk1→amazonは、昨日紹介したので説明は省略。

で、本日の台詞解説なんですが……。
これのどこが名台詞なんだ!とツッコミが入ると思います。その意図ですが、作品のみどころとして内気で後ろ向きな少女の描写があります。なんら飾りのない、等身大の少女の生の感情描写がどういう感じで行われているか、なにしろ後ろ向きな名台詞というのはかなり切り出しが難しいので的確にできているかどうかわかりません。
が、ともかく一例として挙げてみた次第です。昨日の前向きな台詞と比較しつつご覧くださいませ。


だけど俺は、置かれている状況とは裏腹に、妙に落ち着いた気分だった。焦りも、恐怖も、いまの俺には縁遠い感情だ。
そう、この時すでに、俺の両手は勝利を掴んでいた。
俺が構えてるこの銃はただの四五口径じゃない。特別製なんだ。
この01式には、魔法がかかってる。
この銃があれば、どんな状況下でも、どんなバケモノが相手でも、絶対に負けはしない。敵に死を。味方に希望を。そして使用者には、力と勇気をくれる。絶対無敵の最終兵器なんだぜ。
その事を、俺は知ってる。
この銃が起こす奇跡を、俺はこの目で何度も見てきたんだ。
嘘だと思うか?
いいや、断じて嘘じゃない。

――いま、証拠を見せてやる。

出典:ディバイデッド・フロント (小説)/スニーカー文庫/高瀬彼方/絵師:山田秀樹/1巻298P
キャラ:土岐英次

【作者直営サイト】どうにかこうにかやってます
【絵師直営サイト】コンチキ堂

特記事項なし。

★2004年2月17日(火)
『いろいろ整理中』

木乃葉子の宴があとちょっとの紹介を残して止まってますがもうしばらくお待ちを。いろいろありすぎで処理がなかなか……(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ディバイデッド・フロント→bk1→amazonは、「北関東隔離戦区」と呼ばれる戦場で、少年少女たちの先の見えない戦いを描いたものです。説明がちと難しいですが、突如人類の脅威として出現した憑魔。倒しても倒してもキリのないその憑魔のとある特異的な出現パターンに基づき、人類は「隔離戦区」と呼ばれる限定的な戦場を作り上げます。そしてそこに送り込まれる少年少女たち……。
高瀬さんの別作品であるカラミティナイトシリーズ→bk1→amazonでもそうなんですが、この作品の最大の特徴は内向的で後ろ向きな少女の苦悩、これに尽きます。視点を変えつつ幾人かの一人称形式で作品が書かれているんですが、その中でもっとも精神的に弱い宮沢という少女の描写はその辺のライトノベルの追随を許しません。前向きなキャラの存在でバランス自体はとれていますのでぜひともお読みいただきたいところです。
なお、イラストも要所要所のここぞ!という部分で入っていて表情もよく描けていてその辺も見所だと思います。

それでは本日の台詞解説。
……封印解除その一(謎


「わたし、一人だともっと暗い」
「……そうなのか?」
「うーん、わりといじけちゃうほうだから」
「明るいのは演技か?」
「と言うか、今はみんながいるから。
家族がいると思えるから、笑っていられる感じがするな」
「家族ったってな……本物の家族じゃないんだぞ?」
「そんなことは問題じゃないの。
一緒に暮らして、それで不快じゃなければ……そこには思いやりができると思うもの。
血縁でなくたって家族にはなれるし」
「……」
「やっぱり、人は一人では生きてはいけないのよっ」

出典:家族計画 (ゲーム)/D.O./シナリオ:山田一/原画:福永ユミ/夏休み開始より
キャラ:板倉真純&沢村司

【メーカー公式サイト】D.O.
【絵師直営サイト】Fuku Fuku!

特記事項なし。

★2004年2月16日(月)
『原点回帰へ』

今日の雑文は正直私だけが認識してれば済む話なんですが、自分に対する決意表明としてあえてここに記しておきます。

先日の定例チャットの中で、「最近のまいじゃー推進委員会はメジャーと思われる作品に焦点が当たることが多くなっている」「無難な台詞が多く本質に迫るものが少なくなった」という意見をいただきました。
的確にサイトの現状を突いていて、自分としてもいつの間にかこういう状態が当たり前となりつつあることにはっとさせられるものがありました。
●メジャーと思われる作品を紹介する率が増えた
マリみてやTYPE-MOONなど、もともと一部の人にしか知られていなかったものが長期に渡って何度も紹介しているうちにすっかりメジャー化している例が最近増えてます。愛着もある作品ですから売れた途端にそっぽを向くような真似はもちろんする気はありません。しかしもともと当サイトの目的として、
「他のサイトでは紹介されないけれど管理人的にはぜひおすすめしたい作品に光をあてていく」という理念があったはずなのです。その辺に対する意識が曖昧になっていましたので、今一度それを意識した運営を心がけたいと思います。

●本質に迫る台詞が減った
最近ネタバレを回避しようとするあまり無難な台詞に走りすぎてました。もっとも今回指摘されてはじめて気づかされた部分も大きいんですが……。
試しに意見を聞いてみたところ、ネタバレ台詞に惚れてその本を購入したという意見がけっこうあったのです。確かに昔は本質に関わるネタバレ台詞をけっこう紹介していたんですね。たくさんの人に読まれてるから……と変なところで遠慮していた部分もあったのですが原点を思い出しました。もうちょっと不遜になることにします。
よって今後少しくらいネタバレしていようが作品の本質に関わる台詞はもっと積極的に紹介していく方針に転換……というよりは原点回帰することにします(一応反転文字など使ってネタバレにも配慮はしていきますが)。ネタバレたらごめんなさい。

以上、サイト運営に関わる決意表明でした。
なお、その時の定例チャットでご意見をいただいたすべての参加者の方に多大なる感謝を。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

家族計画→amazonは、上の決意表明で時間とりすぎたんで説明なしです。ごめんなさい(^^;

過去の未使用データを引っ張り出してみました。家族でなくても……の部分がけっこう好きです。


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