2005年6月下旬の名台詞

こちらは時系列順。ただし2001年5月以前のものは作品別にしか管理していません。

2001年の名台詞
6月
7月 8月 9月 10月 11月 12月
2002年の名台詞
1月 2月 3月上旬 3月下旬 4月上旬 4月下旬
5月上旬   ▼5月下旬   6月上旬 6月下旬 7月上旬 7月下旬
8月上旬 8月下旬 9月上旬 9月下旬 10月上旬 10月下旬
11月上旬 11月下旬 12月上旬 12月下旬
2003年の名台詞
1月上旬 1月下旬 2月上旬 2月下旬 3月上旬 3月下旬
4月上旬 4月下旬 5月上旬 5月下旬 6月上旬 6月下旬
7月上旬 7月下旬 8月上旬 8月下旬 9月上旬 9月下旬
10月上旬 10月下旬 11月上旬 11月下旬 12月上旬 12月下旬
2004年の名台詞
1月上旬 1月下旬 2月上旬 2月下旬 3月上旬 3月下旬
4月上旬 4月下旬 5月上旬 5月下旬 6月上旬 6月下旬
7月上旬 7月下旬 8月上旬 8月下旬 9月上旬 9月下旬
10月上旬 10月下旬 11月上旬 11月下旬 12月上旬 12月下旬
2005年の名台詞
1月上旬 1月下旬 2月上旬 2月下旬 3月上旬 3月下旬

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「よくわからん。子供ってのは、どうしてこんなものにハマるのかね」
「闘争の場なんだよ、社長。その現代版。大人も子供もない。階級もない。そういうの、社長もむかしはやったクチだろ」
「ゲームの中で闘争なのかね?」
「社会の革命だって内ゲバだって、フタを開けてみたら結果はリアルじゃなくてバーチャルだっただろ。共通言語ってのは自分たちで見つけることに意味があんの」


出典:スラムオンライン (小説)/ハヤカワ文庫JA/桜坂洋/絵師:toi8/デザイン:岩郷重力+WONDER WORKS/編集:?/155P
キャラ:社長&坂上悦郎

【作者公認サイト】なし
【絵師直営サイト】虚空のリング
特記事項なし。

★2005年6月30日(木)
『メ、メガネ?』

ちと追い込み中。
ショートメガネさんバトンが回ってきてしまいました(汗 え、えーと時間の都合で回答は一日待ってね?

ああそういえば、つい昨日は初恋マジカルブリッツ→bk1→amazonのエロさばかり強調してしまいましたが、鈴蘭というサブキャラが無機質系な中に混じる微妙な感情というものに弱い方にはかなりツボに入ると思われ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■りめジェネフェア!
そもそも経緯がさっぱりだと思われる方は、まずこちらをお読みくださいね☆ にゅうジェネフェアに対抗して、自腹で新井輝さん、師走トオルさん、風見周さんの三人がフェアを開催中なのです☆

「……本気でやるとは思いませんでした(汗 」
そんなわけなので、よろしければご応募をどうぞ☆
キャッチフレーズは『時々でいいから、ぼくたちのことを思い出してください』です☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スラムオンライン→bk1→amazonは……ええとちと適当な説明ですが、バーチャル世界でテツオとして日々格闘に明け暮れる主人公のバーチャル上と現実世界での青春小説、といったところでしょうか。
格闘ゲームに対して全く知識がないと、作中の描写にイマイチピンとこないかもしれませんが、なかなかどうして悪くない。でも説明はようしませんが(苦笑

では本日の台詞解説。
まあ見ての通りと言うことで。


「私は感情を理解できない」
「一方的だ!」
「クロノスは心をくれなかった」
「どうして」
「剣が迷いを覚えてどうする? 剣は使い手の意思を通す道具でありさえすればいい。意のままに扱えぬ剣こそ、出来損ないというものだろう?」
「そんな、ひどい話……」
「その感情もおまえの思いこみだ」
「嘘だっ!」
「割れようと砕けようと鋼は痛みを感じない。それが剣だ。私の生き様だ」


出典:初恋マジカルブリッツ (小説)/スーパーダッシュ文庫/あすか正太/絵師:天広直人/デザイン:小松昇/編集:?/87P
キャラ:鈴蘭&鼓太郎

【作者公認サイト】活字屋・あすか正太ウェブ
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。

★2005年6月29日(水)
『混沌としたスーパーダッシュ文庫にエロの救世主が!!』

えー。タイトルは景気づけなんであまり深く考えないように。

先日、スーパーダッシュ文庫から刊行されたあすか正太の新作、初恋マジカルブリッツ→bk1→amazon



一言。エロい。
表紙やタイトルで判断するかぎりは純愛で萌え系のラブコメか青春小説にしか見えません。絵師が天広直人なので、絵買いしている層は少なくないはずですが、そこはそれ絵買いする層と、ライトノベル系の感想をよく挙げている層はネットワークの断絶(おおげさ)があるので、情報はあまり伝わってないと思われます。そこで改めて声を大にして言いたい。

うおお、エロいっ!! たぶんスーパーダッシュ文庫史上一番エロいよこれ!?
あすか正太の既刊である「大魔王アリス」シリーズを思い浮かべて、あれも十分お下劣ギャグとか多かったじゃん?とかいってる方は甘い。甘過ぎです。レベルが違います。あとがきによるとこの作品のテーマについて新井輝さんにも相談したそうですから、さもありなんというものです。
なお個人的にはヒロインよりも鈴蘭の方に魂をやられたんですけど、そrはとりあえずおいといて。
こういう説明をしたからにはあらすじなどをいちいち説明してももはや無意味にすぎるというものです。絵で買うか、エロさが気になって買うか、作者買いするか、その他か。それはおまかせしますので一度手に取ってみてくださいな。ただし序盤は純愛路線の王道なんでお間違えなきように。

しかし、これで
電撃文庫には「都市シリーズ」&「終わりのクロニクル」、
富士見ファンタジアには「デビル17」、
富士見ミステリーには「ROOM1301」、
とこっち方面のコマもそろってきたようです。ファミ通文庫にも「それゆけ薔薇姫さま」という偉大な過去があるので、残るはMFか?


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

初恋マジカルブリッツ→bk1→amazonは、上で全力紹介して本日は力尽きました。あ、ただ個人的にはキャラは一番鈴蘭が好きなのです。

というわけで台詞も鈴蘭のものを。
では本日の台詞解説。
鈴蘭は人外です。使い魔みたいなもの?創られた存在ですね。あかんなあ、こういう台詞にはほんっとに弱いなあ。


「十年前、私は馬鹿だったみたいです」

出典:魔法鍵師(ロックスミス)カルナの冒険 (小説)/MF文庫J/月見草平/絵師:銀八/デザイン:blue/編集:?/171P
キャラ:マリ

【作者公認サイト】なし
【絵師直営サイト】PUMPKIN HEAD
作者の人は生存報告ブログのメンバーに加入されてるのでそちらで近況が見られるかも。

★2005年6月28日(火)
『相変わらず追いつめられつつ』

ふうやれやれ。こそこそ仕込んだりしてました。

MF文庫2冊読了。
虫と眼球(めだま)とテディベア→bk1→amazonは普通におもしろかったです。『眼球えぐっちゃうぞ』はもはや脳内にインプットされてしまいました。これも日日日作品になりますね。
彼女はミサイル→bk1→amazonですが……これはなんというかアホらしいオチがすべて。というかぜひ美麗なイラストで見てみたかった(笑)。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼



魔法鍵師(ロックスミス)カルナの冒険→bk1→amazonは、タイトル通り、ロックスミスとして見習い中の少女・カルナの遭遇する事件を描いたファンタジーです。基本的な話の展開などはごく普通ですが、ロックスミスが主役というところが風変わりですね。一生懸命なカルナに好感が持てます。うん、いいなあ。

では本日の台詞解説。
馬鹿にもいろいろ種類があるものでして……いい意味で「若かったなあ」と回想できるような、でも素直にはそれをいいたくないそんな種類の馬鹿です。本来端役なんですけどこの台詞にはやられました! 実際に読んだ方には深く同意していただける事と思います。
なにげに当掲示板の名台詞スレでは先にとられちゃいましたが、気にしない! 載せるったら載せる!


「私は、金庫の鍵を開けただけ。そんなに感謝されるようなことはやってないわ」
「いいえ、あなたは十年前の私に会うための扉の鍵を開けてくれたんです」


出典:魔法鍵師(ロックスミス)カルナの冒険 (小説)/MF文庫J/月見草平/絵師:銀八/デザイン:blue/編集:?/172P
キャラ:カルナ&マリ

【作者公認サイト】なし
【絵師直営サイト】PUMPKIN HEAD
作者の人は生存報告ブログのメンバーに加入されてるのでそちらで近況が見られるかも。

★2005年6月27日(月)
『新城カズマファンは、少し期待してもいいかもしれない』

ええと先日サマー/タイム/トラベラー→bk1→amazonという、時間跳躍ものにしてでも本質は青春小説、そんでもってタイムトラベルもの好きがどれだけその作中で言及された小説がわかるのかというさりげにトライアルな内容にもなっている大変おすすめな作品が出たばかりの新城カズマ。
実はファミ通文庫向けの近況でこんなことを書いてる事が判明。

「7月は、6月に出た早川書房のSF『サマー/タイム/トラベラー』の下巻が出ます。それと、横浜でやる日本SF大会に参加します。あともうちょっとすると、富士見ファンタジアから『狗狼伝承』の最終巻が出ます。そのあとは……おお、ようやく『ジェスターズ・ギャラクシー』と『浪漫探偵・朱月宵三郎』シリーズの続きが書けるぞ〜。 ファミ通文庫も年末くらいには出し……出てるといいなあ^_^;)」

正直あのまま未完で終わる事も覚悟していた狗狼伝承シリーズ無事に完結しそうですよ先生! そのうえなんと!『浪漫探偵・朱月宵三郎』シリーズ→bk1、→amazonまで続きが出るとはっ!(既刊は確か絶版になってたような……新装板出すつもりだろうか?)
後はぬか喜びに終わらない事をひたすら祈るのみです。


未完で思い出しましたが、某ヤマモトヨーコと某倒凶十将伝、案の定未だもって完結編出ませんねえ。出る出る言い続けて早幾年。ちなみに私は去年10月の段階で、2005年中にはどっちも完結しないに一票を投じてます。まあ私が死ぬまでには完結するでしょうきっと。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■灼眼のシャナ公式サイト、プレオープンモノグラフより)

■がんばれ、生協の白石さん!
大学生協の一言カードは本来意見や要望を言うためのものなのですが、どうしてもネタに走る学生さんがいますね☆ そんな一言カードに日々丁寧にすばらしい回答を寄せてくださる方、それが白石さんなのです☆
「最近のお気に入りです。この白石さん……できる!」


  ▼本日の作品&台詞解説▼



魔法鍵師(ロックスミス)カルナの冒険→bk1→amazonは、タイトル通り、ロックスミスとして見習い中の少女・カルナの遭遇する事件を描いたファンタジーです。基本的な話の展開などはごく普通ですが、ロックスミスが主役というところが風変わりですね。
主役はラブ時空に陥る事もなく、突拍子もない展開にもならないので正直ちと地味な感はありますが、なにはなくともロックスミスというアイディアが気に入ったのと、鍵を開けようと試行錯誤をしている時の描写が気に入ったため取り上げさせてもらう事にしました。あ、あとカルナは健気というかけっこうかわいいですええ。今後の応援も兼ねてます。
私事ですが、昔自転車の鍵を落としてしまいどうやって解錠するかネットで調べたのがきっかけで一時期ピッキング(純粋な知的好奇心ですよ!)とか調べてた事があって、余計に楽しく読めたのかなあ?
あ、イラストがなかなかよい感じでした。もっとコスプレってくれるとなお言う事ないのですが! そういう展開を希望!(謎)

では本日の台詞解説。
なにも鍵を開けて開くのは、その扉だけとは限らない……ということですね。後はごちゃごちゃ言うのも野暮なのでやめときます。


「お黙り、卓人。私がいいたいのは、認識が存在に優先するってこと。誰かに見られることを意識しなくなったら、人間おしまいだわよ!」

出典:サマー/タイム/トラベラー (小説)/ハヤカワ文庫JA/新城カズマ/絵師:鶴田謙二/デザイン:岩郷重力+WONDER WORKS/編集:?/1巻208P
キャラ:饗子

【作者公認サイト】散歩男爵
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。

★2005年6月25日(土)
『朝帰り』

送別会で盛り上がった結果、終電を逃し漫画喫茶で夜明かしして朝自宅に帰って参りました。いやはや。

うう、最近立て込んでいるせいであんまり読書が進んでいませんがとりあえずつい最近の読了分では、この冊はなかなかでした。

殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO― →bk1→amazon
結末の決まった物語ですが、どういう形で収束していくんだろうというのが気になる展開です。

魔法鍵師(ロックスミス)カルナの冒険→bk1→amazon
基本的には安心して読める少女頑張る!な由緒正しきライトノベルといった感じのお話。ただ、主人公がロックスミスと言うところに微妙に刺激されるものが。そのぶん多少地味になるのはいかんともしがたいところですが、その辺は各人の好みということで。どうせならさらにコスプレを!(謎)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼



サマー/タイム・トラベラー→bk1→amazonは、しつこいようですが再度強調しておきます。時間跳躍ものですが、本編の中で古今東西のあらゆる時間跳躍ものについてこれでもかというくらいに言及されるのでそっち系のネタが好きな人は読書量への挑戦としてお読みになるとより楽しいです。昨日紹介した一連の話題に関連して教養主義の挫折について海燕さんが言及していますが、この作品はある意味ひとつの回答になっているんじゃないかと思います。
おすすめ。そして他の時間跳躍ものへも連鎖するとなおよし!(自分もそのうちぜひやろう)

では本日の台詞解説。
お嬢様が、哲学に類するような話を一般レベルにかみ砕いて言ってくださってます。そんな異図があるのかどうかはわかりませんが、これはかなり至言ではないかと思うですよ!


「パラレルワールドものは除外よ!」
「え、なんで?」
「私という存在は一人でじゅうぶんだわ。宇宙の都合なんかで、勝手に増やされてたまるものですか」


出典:サマー/タイム/トラベラー (小説)/ハヤカワ文庫JA/新城カズマ/絵師:鶴田謙二/デザイン:岩郷重力+WONDER WORKS/編集:?/1巻127P
キャラ:饗子&悠有

【作者公認サイト】散歩男爵
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。

★2005年6月24日(金)
『再び追い込まれる』

ぐあー……どツボった……(謎)
おかげで例の話題に言及している余裕がない、しょぼん。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「まほらば」と「まぶらほ」と「マヴラヴ」と「ラブひな」と「ネギま」の違いを教えてください。
混乱している方のために☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼



サマー/タイム・トラベラー→bk1→amazonは、昨日説明したんで再度この点を強調。時間跳躍ものですが、本編の中で古今東西のあらゆる時間跳躍ものについてこれでもかというくらいに言及されるのでそっち系のネタが好きな人は読書量への挑戦としてお読みになるとより楽しいです。昨日紹介した一連の話題に関連して教養主義の挫折について海燕さんが言及していますが、この作品はある意味ひとつの回答になっているんじゃないかと思います。
過去のタイムトラベルものを知らなくても読めるけど、どうせなら元ネタを知りたい!と思わせるような書き方になってるんですよねこれ。そういう意味でもおすすめできる一作です。

では本日の台詞解説。
状況としてはみんなしてタイムトラベルもの作品をいろいろ検討している中で、パラレルワールドものに言及された際の会話です。
なんかすっごいツボに来ました。


「ちょっと待ってよ。わけわかんないわよ、そんなの!なんであたしのせいなのよ」
「っていわれても。こっちだってべつに」
「ちぇっ。
大っ嫌い。こんな田舎の街」
「まあね」
「ていうか、もうほんとに、ただのでっかい村みたいなもんだし」
「まあね」
「ぜったい出てってやるんだから」
「まあね」
「ほんとだよ! あたし出てくからね! 大学、ぜったいに東京!」
ぼくは、飲みもしないコーヒーをかきまぜる。クリームの真っ白な非線形性はとことんまで拡散して、つまりは不味そうな薄茶色になっていく。
「まあね」


出典:サマー/タイム/トラベラー (小説)/ハヤカワ文庫JA/新城カズマ/絵師:鶴田謙二/デザイン:岩郷重力+WONDER WORKS/編集:?/1巻98P
キャラ:萬田&卓人

【作者公認サイト】散歩男爵
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。

★2005年6月23日(木)
『片付いた、かな?』

とりあえず一段落っぽいです。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「ランドル・ギャレット論争、あるいはなぜだれも「魔術師は多すぎる!」について語らないのか問題についてのまとめ。」
これに関連したものとして、上の簡単な経緯を、平和さんが
■(前略)ライトノベル領有権問題へ・・・
で、ご自分の意見と共に書かれていますね☆

さらにトラックバックを巡ってみたところ、
■「必読書」が多すぎる
■部員自身がヌルさを認めて、サークル名というかたちで表明
■ SF とミステリ、ライトノベルの間にある意識の壁
■「そして僕らは<失われた物語>を再訪する旅に出る」
このあたりの記事がおもしろかったです☆

「非常に興味深い話もあり、話の連鎖も生んでかなりの広がりを見せている様子なので、ちょっとめんどくさいとは思いますが追いかけてみると楽しいですよー。なお、追いかけるだけであっぷあっぷになってしまったので自分の意見表明はまた改めてという事で……。
『魔術師は多すぎる!』ですが、タイトルと大枠は知ってましたが読んだ事はないですね。というかこのサイトを本格的に初めて、ライトノベル中心に追っかける縛りを自らに課して以来、あまりに読む本が多すぎて海外SFなどにまるで手が回らなくなってしまったのが実情です。
プロの書評家ともなると、読書スピードが尋常ではないのでそれでカバーしているんでしょうけれど、一介のヘボ読者の読書量ではとうてい追いつかず、ここ数年はほとんどライトノベルしか読んだ事がありません……(汗 敵は時間だ!」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

サマー/タイム・トラベラー→bk1→amazonは、タイトルを見てもおわかりかと思いますが時間もの、の1巻目です。
別に知らなかったところで問題なく読めるのですが、古今東西のあらゆる時間跳躍ものについてこれでもかというくらいに言及されるのでそっち系のネタが好きな人は読書量への挑戦として必読かと。実際、扱っている時間跳躍もの小説を読みたくなってきました。(全部読もうと思った人には何ヶ月かかるものやら見当も付きませんが……)
さすが新城カズマといいますか、もちろん時間跳躍をテーマとしつつ、実に多岐にわたって描写が行われているところが特徴的です。例えば話のツマに少しだけ登場する地域通貨の話がありますが、これも相当に設定を作り込んであるのが一目見てわかります。
話自体は明らかに2巻に続く、となっているのであえて言及しませんがおもしろかったですええ。話の形態は仲良しサークルの中の一名が体験した時間跳躍を追っていくサークル活動、といったノリになってます。

では本日の台詞解説。
今日はあえてなんでもない日常系の描写を引っ張ってみました。なんだか妙なおかしみを覚えたわけです。一応話題になってるのはちょっとした事ですぎ変わり者扱いされる田舎にうんざりしている、という背景が前提です。


「そんなのもったいないよ。せっかくなのに。なろうよ……一緒に――」
「あなたも魔法使いに!」


出典:よくわかる現代魔法 たったひとつじゃない冴えたやり方 (小説)/スーパーダッシュ文庫/桜坂洋/絵師:宮下未紀/デザイン:小松昇/編集:?220P
キャラ:森下こよみ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】共月亭
特記事項なし。

★2005年6月22日(水)
『ちょっと立て込み中』

なかなか本も消化できてません。
後1日あればなんとかなる、かなあ……


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

よくわかる現代魔法→bk1→amazonは、ええと説明省略しますが補足だけ。
前にも話題にしてますが、主人公(のはず)の森下こよみは1巻でこそあまりぱっとしませんが、2巻以降どんどん存在感が増していて、実に得がたいキャラクターとなっています。こよみの魅力は2巻以降でないとわかりませんっ!

では本日の台詞解説。
こよみに心からの笑顔で「魔法使いになろう」などと言われてしまったら抵抗するのも難しいのです。なお、既にシリーズを読まれた方にはわかると思いますが、この台詞に関しては絶妙な位置にイラストがあって……せいぜい悶え苦しんでください(笑)


「カカカカッ 生き様は曲げん 性根も変えんッ
転針 変わり身もっての他! 儂は儂のまま我を通してみせるわッ」
「〜〜〜ッ とっとと覚るか超然として尸解仙にでもなっちまえばいいものを」
「カカッ 異な事を! 情動 疳気を捨てて何の生であるかッ
人として生まれたからには望み! 欲し! 焦燥に身を焦がし! 急流に揉まれる木乃葉の如く千々に乱れるワタシの心ヨ 最喜極上の人生であろうがッ」


出典:宵闇眩燈草紙/DENGEKI COMICS EX(角川書店)/八房龍之助/デザイン:シイバミツヲ/編集:?/6巻193P
キャラ:馬呑吐&エドワード・ロング

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。

★2005年6月21日(火)
『ツンデレに悩み中』

うーむ。
ツンデレ初心者の方へとかラ典のツンデレ作品リストを見ているけれど、どうも当初自分が思っていた「普段はツンツン、二人っきりの時は急にしおらしくなってデレデレといちゃつく」という使われ方は必ずしもしてるわけじゃないみたいだなあ。
要するにあれか?
別に誰が相手でも構わないので、とにかくツンツンの中に一欠片でもデレ(かわいい)要素が含まれていればツンデレと呼ばれているのかね。
考えれば考えるほどわからん!


銀盤カレイドスコープ→bk1→amazon漫画連載決定お祝い中。未読の方はこの希有でスピード感あふれるスポ根小説をぜひ。桜野タズサのスケーティングと毒舌に撃墜されてくださいませ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■7月、ファミ通文庫が変わる!モノグラフより)
ええと変更点は、
●発売日が毎月30日に
●読者にやさしいGOODプライス&大大ボリュームに
●著者&タイトル別表記の背表紙にチェンジ
の3点ですね☆ 特に発売日の変更は重要だと思われるのでみなさまお忘れなく☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼



宵闇眩燈草紙→bk1→amazonは、超絶技巧の絵柄で描かれる和洋とりどりのオカルト要素がぶち込まれなんとも素敵な魅力を持った伝奇アクションです。この作品はぐだぐだ言うよりも八房竜之助作品ならどれでもいいので(といっても商業誌は電撃からしか出てませんが)一冊ともかく貸してもらうなり立ち読みするなり買うなりして読んでみる事です。
絵柄だけでもすってんころりんといく可能性非常に高し。ストーリーでもやっぱりまいじゃーものには転ぶ可能性高し。過去にも何度もおすすめしてますが、断トツにおすすめです。

では本日の台詞解説。
煩悩・欲望って大事だな、ということで(笑)


「どうかしているなんて、前からわかっていることだけど。
ぼくは何一つ為せない。「恋をしないと死んでしまうのに、恋さえできない十六歳」。
誰でも良い。ぼくに恋を教えてください。ぼくは恋をしないと死んでしまうのです。
今気づいた。
ぼくは学校で『恋』について学んだことがない。誰からも恋について、教えてもらったことがない。だからぼくは、恋を知らないのでしょう。
普通の人なら当たり前に、知っているものなのですか、ぼくに教えてください――先生?


出典:ロクメンダイス、 (小説)/富士見ミステリー文庫/中村九郎/絵師:dow/デザイン:田口良郎/編集:?/47P
キャラ:ハツ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】Dow Square
特記事項なし。

★2005年6月20日(月)
『ダライアス』

前置き。深海生物(のある種グロいところ)が苦手な方はリンク先は見ないでください。
http://enema.x51.org/x/04/07/0815.php
http://www.whozoo.org/Anlife2001/chelsy/clh_Bathynomus.htm
うーん、ダライアスのボスに出てきそうだ。


ヤングガン・カルナバル

あーそれと私はまだ読んでませんが、深見真さんの新作ヤングガン・カルナバル→bk1、→amazon(徳間ノベルスEdge)が発売になってます。
ちなみに帯では押井守推奨になってました。

他に現在通販で取り寄せ中で期待しているコミックはこれ。



ワルキューレの降誕1→bk1→amazonです。富士宏さんが描いている、といった時点でたぶん一部の人は速攻探しに出向く事でしょう。

銀盤カレイドスコープ→bk1→amazon漫画連載決定お祝い中。未読の方はこの希有でスピード感あふれるスポ根小説をぜひ。桜野タズサのスケーティングと毒舌に撃墜されてくださいませ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ロクメンダイス、→bk1→amazonは、……すいません説明不能。
心理的に傷を持ち、カウンセラーから「何事にも正直でなければ1年後には死んでしまう」と告げられる主人公。高校入学と同時に、施設<六面ダイス>で、4人の心に傷を抱えた患者と共同生活を送る事になるが……。
という感じの話ではあるのですが、心が傷ついたり癒されたりしていく過程が相当にわかりにくいので覚悟の上でお読みください。
またそれでなくとも文体などに癖が強く(余所での感想の中にはファウスト系と評している方もいました)、おせじにも読みやすいとは言い難いのでさっさと読めないのが嫌いな方にはおすすめしません。
私にしてもどこを褒めるか、というよりもデビュー作である黒白キューピッド→bk1→amazonの時から「やたら読みにくい! でもなんかオーラを感じるような気がする」ので紹介している部分があります。
とにかく気になる方は一度読んでみてくださいとしかいいようが……。気に入らなくても責任は持てません(汗


では本日の台詞解説。
ええと、まあ全編こんな感じかさらに上だと思ってもらえれば。


「は、八号君、わしと君の間に欠けているのはコミュニケーションだと解ったぞ!」
「侍女が雇い主と気軽にコミュニケーションすることを侍女式自動人形は望んでおりません」
「き、気軽に蔑むくせに!!」
「気軽になど……、もし蔑みがあったとしても、それはよく考えた上での諫言です」
「よく考える、って、どれくらい?」
「3rdの人工知能は完璧です。ほぼ一瞬で判断を」
「同じ! それいつもすぐに蔑むのと同じ!」


出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔//絵師:さとやす/デザイン:渡辺宏一(カバー)&TENKY(本文)/編集:?/5-上巻20P
キャラ:大城一夫&八号

【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】さとやす祭
特記事項なし。

★2005年6月18日(土)
『Musical Baton回ってきた』

絶対関係ないと思っていたMusical Batonうたたねこさんから回ってきてしまいました。スルーしようかとも思ったのですが、せっかくなので回答だけでも。

●Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
おおよそ1GB。私はそもそも音楽自体あんまり聞かない人な上に、あまりMP3化をしていないのでこの程度の容量になってます。

●Song playing right now (今聞いている曲)
小畑由香里「door」。
なんだそれ?とお思いでしょうが、PSのやるドラ第一弾「ダブルキャスト」のEDです。PSP購入を検討中にやるドラ移植を知り、にわかに盛り上がってしまい(とある方法でソフトから引っこ抜いて)聞いてます。

●The last CD I bought (最後に買った CD)
東方Project ピアノアレンジアルバム"Reverie"
クラシックさえろくに聞かない自分ですが、ピアノアレンジはけっこう好きなのです。

●Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
東方ストライク 精神のカンフル剤に。

アトラク=ナクア 全部の曲がイイ! が、まああえて挙げておくとred tintとgoing on(リンク先の一番下。原曲は聴きようがないので、原曲に近いアレンジにリンク張ってます)がお気に入り。

……ええと、すいません。2曲で勘弁してください(汗


銀盤カレイドスコープ→bk1→amazon漫画連載決定お祝い中。未読の方はこの希有でスピード感あふれるスポ根小説をぜひ。桜野タズサのスケーティングと毒舌に撃墜されてくださいませ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■愛蔵版 女神転生 デジタル・デビル・ストーリー
補足です☆
こちらの作品なのですが、「女神転生」「魔都の戦士」「転生の終焉」の三作品全てが一冊にまとめられている形ですね。内容についてはそのままで、描写には大幅に手をいれているようですね☆ 当時のファンおよび女神転生シリーズのファンには必見かと☆
「一般書店には出回らないらしいんで、ほしい方はリンク先で予約するべし」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、ええと本日は説明省略。

では本日の台詞解説。
八号というのは自動人形です。川上作品に登場するAIというのは安易に人間と全く同じである事を求めるものはまず存在せず、明らかに人とは違う思考をするものが多いです。そういう方向性の出ている台詞です。もちろん、大城一夫老人は万人から等しく酷い扱いを受けている事は大前提ですが(笑)


「こっちが結果出せば知らん振り。負けたりボロ出したりした瞬間、待ってましたとばかりに藪とかドブとかドミニクの靴の中とかから這い出てきて、びーびー喚いていくわけ。そういうしょーもない連中はマスコミの間でも一部だけど、一般世間にも同じ比率、存在するって考えていい。全部ひっくるめるとすごい数だから。一々相手にしてたら、ほんっとにキリないから。
桜野家の格ってものを大事にしたいプリンセスタズサとしては、妹に、無教養の平民たちに関わって欲しくはないわけ」
「ちょっと、タズサ……」
「連中はね、パンがなければお菓子を食べて生きていくのよ。なんで桜野ヨーコともあろう者が、直にパンを配ってやらなきゃならないの? でしょ?」


出典:銀盤カレイドスコープ (小説)/スーパーダッシュ文庫/海原零/絵師:鈴平ひろ/デザイン:小松昇/編集:?/4巻181P
キャラ:桜野タズサ&桜野ヨーコ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】S-three
特記事項なし。

★2005年6月17日(金)
『やっちまった……』

……メーラーの設定を最近いじったせいでおかしなことになっていることが発覚しました。気づけよ自分……あああ(汗

銀盤カレイドスコープ→bk1→amazon漫画連載決定お祝い中。未読の方はこの希有でスピード感あふれるスポ根小説をぜひ。桜野タズサのスケーティングと毒舌に撃墜されてくださいませ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

ごめんなさい、本日はリンクのみなのです☆ 機会があれば改めて☆ なお例によってモノグラフが主な情報源ですね☆

■ライトノベル・ファンパーティー 「マスコットキャラクター"らいと&べるの"」 紹介!

■WOWOW 「フルメタル・パニック! TSR 前夜祭〜ライトノベルの夜明け」 7月6日放送

■米澤穂信氏、新作「クドリャフカの順番」詳細決定 6/30発売

■愛蔵版 女神転生 デジタル・デビル・ストーリー

■フランス書院第一回美少女文庫新人賞に16歳高校生作家


  ▼本日の作品&台詞解説▼

銀盤カレイドスコープ→bk1→amazonは、上でもわめいてますがフィギュアスケートを題材にした大変希有でしかもスピード感あふれるスポ根小説です。桜野タズサの魅力に落ちるべし。なお、絵に惹かれて読むというのもそれはそれでありですが、絵で引いて読んでないという選択はあまりにもったいなすぎるので今からでも読むべし。

では本日の台詞解説。
姉である桜野タズサから妹のヨーコに、主にはメンタルな心構えを教えているところです。さすがに経験豊富な姉は言う事が違います(笑)


「卑怯な待ちは使わないの?」
「倒した、――倒した相手に言い訳を許すのか?出血が酷かったので動けなかった。出血が酷かったので集中力が乱れた。出血が酷かったので恐怖を感じた。そしてそれは相手が待ったからだ、と。
そんな、そんな言い訳があるものか。私は貴様に言い訳を与えず情けを与えよう。言い訳無用に叩き潰し、再起不能か死亡の字を与え、諦めをつかせてやる。――そういう情けだ」


出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/デザイン:渡辺宏一(カバー)&TENKY(本文)/編集:?/4-下巻23P
キャラ:風見千里&オドー

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★2005年6月16日(木)
『祝・銀盤カレイドスコープ漫画連載決定』

まずはスーパーダッシュ文庫の編集長の「私も言いたい!」の一番下をご覧ください。
『集英社のマーガレットで8月20日発売号から連載が決定しました!漫画・長谷川潤さん。』
おお、めでたい!
漫画化という話が出てから、何の情報もないままだったのでもしや立ち消えかと思ってドキドキしてました。うーん、長谷川潤という方の漫画は読んだ事ないなあ。今度チェックしてみよう。
そしてさらに。
『『銀盤カレイドスコープ』にはアニメの話もきており、オリンピックも近い秋か冬に アニメになるといいなあ!』
マジですかっ!?
うおおおおおお実現するといいなあ!
ああ、あっちのリンク集も追加情報入れて更新しておかなくちゃ。



というわけで。
これを機会に女子フィギュアスケートスポ根小説という大変希有でしかも大変におもしろい銀盤カレイドスコープ→bk1→amazonをまだ読んでない方はぜひ読んでみてください。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、本日は説明省略。うう、眠い……

では本日の台詞解説。
会話のポイントとしては既に片方は傷ついている、というところでしょうか。傷ついてるから負けたのだという言い訳はなしよ、ということで。


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