2003年2月上旬の名台詞

こちらは時系列順。ただし2001年5月以前のものは作品別にしか管理していません。

2001年の名台詞
6月
7月 8月 9月 10月 11月 12月
2002年の名台詞
1月 2月 3月上旬 3月下旬 4月上旬 4月下旬
5月上旬   ▼5月下旬   6月上旬 6月下旬 7月上旬 7月下旬
8月上旬 8月下旬 9月上旬 9月下旬 10月上旬 10月下旬
11月上旬 11月下旬 12月上旬 12月下旬
2003年の名台詞
1月上旬 1月下旬 2月上旬 2月下旬 3月上旬 3月下旬
4月上旬 4月下旬 5月上旬 5月下旬 6月上旬 6月下旬
7月上旬 7月下旬 8月上旬 8月下旬 9月上旬 9月下旬
10月上旬 10月下旬 11月上旬 11月下旬 12月上旬 12月下旬
2004年の名台詞
1月上旬 1月下旬 2月上旬 2月下旬 3月上旬 3月下旬
4月上旬 4月下旬 5月上旬 5月下旬 6月上旬 6月下旬
7月上旬 7月下旬 8月上旬 8月下旬 9月上旬 9月下旬
10月上旬 10月下旬 11月上旬 11月下旬 12月上旬 12月下旬

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「それ――それ、め、命令、……ですか?」
「……籤方、これから言うことをよく憶えておいてくれ。”人に命令できる人間”なんて、ほんとは誰もいやしない。命令される側が、言うことを聞くか聞かないか、それだけのことだ。誰に従って、誰を拒絶するか、決めるのは――決められるのは、本人だけだよ。自分がどうするかぐらい、自分で考えて、自分で責任もて。そんなことで他の誰かを頼るな」


出典:パラサイトムーン (小説)/電撃文庫/渡瀬草一郎/絵師:はぎやままさかげ/6巻107P
キャラ:乾真砂&籤方刀至

【作者直営サイト】草一屋
【絵師直営サイト】
Fountain's square
まだ作成途上のようですが、データベースサイトとして迷月亭があります。これからの発展に期待かな?

★2003年2月15日(土)
『祭りは終了しました』

木乃葉子嬢に見つかると危険なのでひどい目にあう前にそそくさと更新をすませている管理人です。
退散。


注:
昨日2月14日は聖ヴァレンタインデー。それにちなんでこのようなフラッシュを公開してました。ちなみにこれを右クリック→対象ファイルを保存でお持ち帰りできます。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パラサイトムーン→bk1→amazonは、迷宮神群と呼ばれる神々の異能力を受け継いだ者たちの争いを描いたものです。
完全なオリジナルの神話体系を現代にもちこんだもので、クトゥルフ神話を連想してもらうとわかりやすいかと。
だいぶ浸透してきたようですが、あらためて説明しておきます。
表紙にだまされてはいけません!!

一見ギャルゲーのようなキャラクターが表紙絵を飾っているので敬遠して購入していない方がいるようですが、大損してます。ラブコメとは全く違います。神話です神話。世界観がすごくしっかりしてますし、個々のキャラクターのエピソードもうまい。
それどころか逆にイラスト買いした人が、思わぬ良作に巡り合って以降買い続けているというエピソードも聞こえてきます。神話というとどうしてもやたら話がおおげさになりがちですが、この作品はしっかりと地に足がついている印象を受けますね。
そんなわけで。
いまさらですがあらためておすすめしておきます。
神話的なお話が嫌いじゃなければ断然買いでしょう。


戯言だよな……。


「たとえ相手が人類最強であろうとも、私の名前は荻原子荻。私の前では悪魔だって全席指定、正々堂々手段を選ばず真っ向から不意討ってご覧に入れましょう」

出典:クビツリハイスクール(戯言シリーズ) (小説)/講談社ノベルス/西尾維新/絵師:竹/135P
キャラ:荻原子荻

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
take+
WEB上で関連コンテンツとして、零崎双識の人間試験があります。

★2003年2月14日(金)
『V作戦当日』

我々は一年待ったのだ!!
そう、あの日から!!
ジークリボン!!
わははよいではないかよいではな……げはぁっ!?
葉子「記述武装、殲滅を選択。私の広辞苑は全ての敵を殲滅します。分子のかけらと散るまで粉砕して差し上げますよ☆
トンボさん? 聞こえてますか、トンボさん☆」

へんじがない。ただのしかばねのようだ。

追記:もし直接ここだけ見ている人のために、本日はトップページを必ず参照のこと。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

本日も戯言シリーズ→bk1→amazonから。説明は激しく省略。

さて、本日の台詞解説。
荻原子荻はいわゆる策士。策にはめることこそが必勝策であるからこういう台詞も生まれてくるわけですが……なんかこういっそすがすがしささえ感じさせます(笑)


「あおちゃんが謝ることはないわ。あんたは美少女なんだから」
「美少女だと、いいの?」
「当たり前のことを言わせないで欲しいわね
美少女の価値はあらゆる他の価値を駆逐するのよ。高潔だの正義だの愉悦だの憐憫だの道だの徳だの仁だの愛だの、そんな有象無象の価値基準は美少女の前では塵屑同然だわよ」


出典:サイコロジカル(戯言シリーズ) (小説)/講談社ノベルス/西尾維新/絵師:竹/上巻32P
キャラ:鈴無音々(すずなしねおん)&玖渚友(くなぎさとも)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
take+
WEB上で関連コンテンツとして、零崎双識の人間試験があります。

★2003年2月13日(木)
『戯言遣いの弟子多数』

先日紹介した好き好きおにいちゃん!の本当に怖い話 -西尾維新著「戯言シリーズ」について-)と、バーチャルネット転校生双海詩音16歳の2月9日日記の戯言返しからさらに、偽日記の2月11日ネタバレ注意!)、そしてこどものもうそう2月12日と戯言は続くよどこまでも……な状態になっています。うちの掲示板の雑談スレでも戯言シリーズに関してはみんないろんな考えを持っているようです。
ここまでいろんな意見が出てくると素直におもしろい。
葉子「戯言ですね☆」
いまはこの踊る戯言を楽しんでいたい気分ですええ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■おたく元年・1978年論ノートうたたねこやより)
ササキバラ・ゴウのサイト内にて1978年を「おたく元年」と仮定し、この時代の重要なアイテムや作品を素材として記事を書かれています☆
いずれも興味深いものなのですが、特にライトノベル読者にとって目を引くのは「星新一が新井素子の中に見出したものは、何だったのか」ですね☆
星さんがほかの二人を押し切って強力に推薦していた様子が伺えますが、これがなければ以降のライトノベルと呼ばれるものは全く違っていたのかも☆

■wiki on ishinao.net
先日から話題にしている書評リンクに関するwikiです。専用BBSもあるので、書評リンクに関する話題はぜひこちらでどうぞ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

というわけで。台詞は戯言シリーズ→bk1→amazon最新刊であるサイコロジカルから引っ張ってみました。上でさんざん言われているので説明はなしってことで。

で……本日の台詞ですが……。
葉子「戯言で熱い論争を繰り広げる中この台詞を選ぶとは、さすがですね☆」
ほっとけ。この鈴無さん、持論は
《人間とは、美少女とアタシとそれ以外の三種類に類別できる》んだそうです。
戯言だよな……。


「宇宙に出るなどとという馬鹿げたことを、誰が許すというのだ?」
「バーカ。空を越えるのに許しなんか必要ないですよ」


出典:パンツァーポリス1935(都市シリーズ) (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:しろー大野/35P
キャラ:アイザック&ミリア

【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】
宇宙船まぐろ号
特記事項はなし。

★2003年2月12日(水)
『いわゆる素人からの要望』

書評リンクに関しては、各地で個々にいろんな動きが見られるのですがまだ水面下における動きなのでとりあえず静観。ただ、書評リンクに関する共有の掲示板でもあればいいのになあとは思います。(この辺の動きはみすらぼ日記とか本日の有里あたりを参照してください)
「だったらお前が用意しろ!」と言われそうですが、技術がないのでこの手の話に全くついていけないんです残念ながら(^^;

私としては、うちのような標準フォーマットから完全に外れたところでもISBNなりbk1のデータなり放り込めば検索に加えてもらえるとありがたいです。時には100種類の感想よりもただ一言の名台詞が購入を決意させることもあるかもしれないし。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本が売れないのはなぜだ。
実際に聞きに行った方の感想はこちらの2月11日に☆ なお関連情報としては、図書館は作家を殺す?が詳しいですよ☆
「で。新刊本の売上が落ちたのはほんとうに新古書店と図書館のせいなのか?ということでしょうな問題点は」
ええと、本がつまらないだけかもしれませんね☆
「例えば新古書店の利用者層が過去に果たして本屋を利用していたのか? 一月のこづかいから本に対していくら使うのか?などを調査する必要があるかと。もちろん業界全体で万引き対策や新古書店から何らかの出版業界振興への参加etcなど話し合いは維持するのが大前提ですが、現状を正しく知らないまま被害者意識だけで動いていると……」

■MF文庫J、3月の新刊は……
ぼーっとしているとそのまま通り過ぎてしまいそうなのですが、よく見ると萌え系では有名なナースウィッチ小麦ちゃんマジカルての小説をあの榊一郎さんが!とか、カルドセプトの小説を沖方丁さんが、とか注目すべき点がいっぱいですよ☆
「まいじゃーオチオシのパートタイムプリンセス→bk1→amazonは続編が! うーん、1巻できれいにまとまっていただけにどういう展開を見せるのか気になるところです」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

原点回帰ということで都市シリーズの第1作目から。
毎度お世話になっております(笑)

まあ本日の台詞は解説するまでもないかと。宇宙へ行く、というのは未だ人の完全には果たしていない夢なのです。たとえ軍隊を相手にしてでも夢を貫き通したい、そういう思想の言わせた台詞ですええ。


「俺はさ……ほんとなら昨日、あのチンピラに殺されてたんだよな…」
「え?」
「でもさ、エニスが俺を助けてくれたんだ、だから俺にとってエニスはヒーローだよな」
「私にとってもだよぅ…!」
「ヒーローってのはさ…死なないんだよ…死んだら駄目なんだよ」
「……」
「…捕まえたチンピラが脱獄して、ホウムズが撃ち殺される……そんな話、コナン・ドイルは書かなかった……書いてないんだよ」
「…アイザック……?」
「やっぱさ……つまんないからだと思うんだよ。ホウムズが好きな読者が、悲しむからだと思うんだよ。殺されるんだったら、モリアーティーみたいな終生のライバルとかさ、そんなんじゃなきゃダメなんだよ……あいつらは、そんな器じゃない。そうだろ? ミリア」
「……うん」
「俺達のヒーロー……いや…ヒロインにさ……恩返し、しなきゃいけないと思うんだ。なあミリア…もう俺達、どう足掻いてもいい人にはなれないかもしれないけど…せめてエニスは……」


出典:バッカーノ! (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/227P
キャラ:アイザック&ミリア

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
namihei’s room
特記事項はなし。

★2003年2月11日(火)
『でろーん(だれきっている様子を表現)』

見事にだれているのでなーんにもネタはありません。
今日のところは、ね。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■滝本竜彦エッセイ「超人計画」第1話
ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ→bk1→amazonNHKにようこそ!→bk1→amazonとなんとも独特で味のある2作品を世に送り出した滝本さんのエッセイです☆
「おもしろい……けれど……これは涙? 俺は涙を流しているのかっ!?」
ええと、人によっては泣きながら読み進む羽目になるかもしれませんね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!→bk1→amazonは、禁酒法時代のアメリカを舞台にカモッラ(マフィア)が不老不死の酒をめぐる争いに関わるお話。……と、一言で言ってしまえばそれまでですが。
なんとも語り口というか話の進め方に味がある作品です。これまた新人の作品で電撃ゲーム小説大賞金賞受賞作ですが、納得のできばえ。絵柄でわかるように萌え系とは無縁ですが、みごとに作品世界にもあっていますね。
おすすめ。安心してお買い求めいただける作品です。
新人作品は順次紹介していきますね。(万が一一言たりとも触れない場合は……お察しください(^^; )

ではではさて本日の台詞解説。
危険を伴う勝算の少ない戦いに足を踏み入れる人間の決意が台詞になったものですが、これはかなり気に入りましたねー。いいなあ、うんうん。


「私は、ワーデンの加護があるそうなんですよ。自分でも強運ぶりに驚くぐらい、本当に何があっても死なないんです。常に生き残るということは、常に友の死を見送るってことなんですよ」
「それは……私だったら耐えられないかもしれませんわ」
「まあ俺もね、はじめのうちはちょっと辛かったですよ
けどね、そのうちにこう考えるようになったんです。俺は、途中で終わってしまった奴らの人生を、引き受けてやる役なんだって。だから、やつらがこんなクソつまらない人生にしやがってって化けてでないように、残りの人生をいつも全うしてやんなきゃと思いまして」


出典:天気晴朗なれど波高し。(流血女神伝) (小説)/コバルト文庫/須賀しのぶ/絵師:船戸明里/2巻97P
キャラ:ネイ&トルヴァン・コーア

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
ひまわりらんぷ
船戸さんのサイト内に、須賀さんのファンサイト?ココアカップがあります。ただし最近の更新は停止中。

★2003年2月9日(日)
『さらに書評リンク話はつづきます』

2日続けて書評リンクの話をして、一区切りかなーと思っていたら、一通のメールが舞い込みました。
数ヶ月前にLightNovels.NetのドメインをとったばかりというMASSさんからで、やはりライトノベル系の書評リンク構想がある様子。現在仕事で多忙のため2月いっぱいは身動きとれないけれど、総合情報系のサイトにしたいとのこと。
(書評リンクについても、詳しい記述がありますが技術系の人に見ていただいたほうがよさそうなんでコメントは控えます)
個人的にはFANTASY Bookmarkとうまく住み分けしていただけたらなあ、と。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本当に怖い話 -西尾維新著「戯言シリーズ」について-(好き好きおにいちゃん!)
ええと、こちらは戯言シリーズに批判的立場な方の意見です☆ ただし冷静な分析が主なので取り上げることにしました☆
■戯言返し(バーチャルネット転校生・双海詩音16歳2月9日の日記)
こちらは上に対する反論などですね☆ まいじゃーの見解も詩音さんとほぼ同じですね☆

ええと、実際新本格ミステリとしてはどうなんでしょう☆
「さあ? というか……そもそもこの作品をミステリと規定すること自体に無理があると思うなあ。いいところミステリとライトノベルの境界線上の話じゃないかな。そういう意味では、両ジャンルの読者を取り込んでいる点こそが注目に値するかと。霧舎学園シリーズとは対照的ですね」
というわけで、まいじゃー推進委員会はあくまでもライトノベルとして戯言シリーズを高く評価しています☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

流血女神伝→bk1→amazonは……これいっつも紹介のときに悩むんですが、既に1巻からとんでもなく大きな山が控えているために内容を触れようがないんです(^^;
まいじゃーではネタバレを徹底的に避けているのでどうにもこうにも。
ただ、言わせてください。
絶対後悔しませんから、ぜひともお読みを! まずは帝国の娘からっ!

さて本日の台詞解説。多少補足を入れておきます。
コーアというのは船乗りで、腕っ節が強いのはもちろんだけどしかもなぜかどんなピンチになっても生き残ってくる強運の持ち主。そんな彼はいつも何を思っているのか。


《マリア様が見てるでマルチエンド採用!但し全部ノロケ》みたいなっ!

出典:――――(元ネタは戯言シリーズ第2作「クビシメロマンチスト」の葵井巫女子)
キャラ:(いさごさんオリジナル)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項はなし。

★2003年2月8日(土)
『書評リンク話のつづき』

書評リンクのはなしについては有里さん2月7日の日記(と、その周辺)で詳しく分析や周辺リンクなどされてますので、ご覧ください。
要するにどうやって自動化するかってことなんですよね……。ちなみに独自タグやISBNを利用して書評らしきものを引っこ抜いてくる案について各所で検討されてますので、私はそれを眺めてひたすら結果待ちということで(笑)
せいぜいまいじゃーにできるのは発着場代わりくらいです(^^;

あ、エラーを起こしていたCGIを直していただいたので、参考までに頓挫している書評リンクシステムへもリンクしておきます。このシステムの場合、管理人の絶え間なきメンテが必要になるのが最大のネックです。(他にも弱点はいろいろ)これくらいのものが半自動で出来たらなあ……<妄想


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

さてさて、本日の台詞はまいじゃー掲示板に投稿されたオリジナルにございます。なんでオリジナルを引っ張ってきたかと言いますと……
ふと気がつくと諸君、私はマリア様が見てるが好きだ俺ニュースに捕捉されていたんですねー。これはびっくり。
余波を受け、トップページにリンクされたわけでもないのにカウンタがいつもよりたくさん回っております。あれを書いた当時からファン層はいったい何倍に膨れ上がっていることやら……おそるべし。

ま。そんなわけでわかる人だけ笑ってください。
お暇な方は葵井巫女子、かく語りきのスレも見ていってください。それなりな暇つぶしにはなるかもです。


「――憎め
無理をしなくていいんだ。憎んでくれていい」
「…………いえ
それじゃ駄目です。駄目なんですよ。それじゃ――何にもならない」
きっとそれはとても楽な事ではあるのだけれど。
しかしきっとそれは――誰の為にもならない。自分の為にさえならない。
「憎しみで自分を強くするくらいなら――憎んで悲しみを忘れる位なら――俺は泣き叫んでそれを紛らわせる方がいい。格好悪くても何でもいいから――俺は、弱虫のまま、泣き叫びながらでも、俺は――前に進みます」


出典:ヨワムシのヤイバ(ストレイト・ジャケット) (小説)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵師:藤城陽/406P
キャラ:レイオット・スタインバーグ&エリック・サリヴァン

【作者直営サイト】うごうご榊くん
【絵師直営サイト】
しまうま工房
特記事項はなし。

★2003年2月7日(金)
『書評リンクでもにょる』

紆余曲折の末、早朝更新に戻しました。
なので今後の更新日付は基本的にカレンダーと一致するはずです。


一歩さんこの辺とかで書評リンクについて触れられてますね。
需要は常にあると思います。
最大の問題は利用者の求める機能と、管理人のお手軽に管理可能なものに隔たりがあるということなんですけれど、ね(^^;
うちでもこんなプロジェクトが一時期動いていたんですが、CGI担当みどりやさんの多忙により頓挫中。(一般ユーザー用実験場もあったんですが、現在サーバーエラー……。みどりやさん、復旧できせんか?これ)
おおよそのイメージはこんな感じ。
それぞれの書評リンク先には管理人が後からコメントをつけることが可能だったり、bk1リンクを張ったり表紙画像が参照できたり、使う側にはそれなりの利用価値があると思います。
でも上のような方式だと結局は手作業になってしまうんですよね(^^;
複数管理人体制にすればちょっとは手間も違うの、かな?

かといってndiary等の利用は私のような技術がさっぱりない人間には縁のない話なのです。私もそうなんですが乗り換える気も起きませんし。

で、もにょっただけで何ら物事は解決してません。あっはっは(汗


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本読み双六みすらぼより)
本読みの日常で公開されたものです☆ クリアするには相当な時間がかかりそうですね☆
「……あー! こういうのを図書館で丸一日かけてやってみたらどうだろう。サイコロ運が悪いと医学書のドイツ語原典を読む羽目になったりとかいいかも」
いっそ上をネタに小説を書いてみるというのもいいかもしれませんね☆ ノリ次第で蓬莱学園風にもバトルロワイヤル風にもできそうです☆
(完全に話があさっての方向にそれてます)


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ストレイト・ジャケット→bk1→amazonは、説明省略。あーただ、ダークな雰囲気が全体から漂ってくることは特筆事項かな。作品内に登場する魔物の個性が毎回非常に光っているので(笑)、それだけでも読む価値がある、かも。
個人的には最初のころと比べて主人公であるレイオットの虚無感が少なくなっているので、もっと虚無感プリーズ(爆

本日の台詞は、ネタバレの危険などがあるので解説しません。各自で解釈をおねがいします。


「なー、天王寺」
「なんだよーもー」
「俺はさー、リストラされてさー、けっこう楽になった」
「は?」
「演じるものがなくなってさ。いま、楽。ローン関係はやベーけど。人生そのものもやべーけど」


出典:赤×ピンク (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:高橋しん/203P
キャラ:店長&天王寺皐月

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
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特記事項はなし。

★2003年2月4日(火)
『ねむい……』

ほんっとにダメだ……眠り病か?
それはともかく12月のベロニカ→bk1、→amazon読了しました。
なるほどこれは富士見ファンタジア文庫で8年ぶりに大賞を受賞するだけのことはあります。
一言で言うと構造美。
むろんそれだけで終わる作品ではないのですが、もっとも大きな特徴をあげるとするならこれでしょう。あとはもうなにを言ってもネタバレに抵触するので読んでもらうしかありません。なるほど各所で話題になるわけですね。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ピルグリム・イェーガー公式サイト
OPがわりのフラッシュにまず驚かされます☆
OURS連載中のかなりレベルの高いコミックなのですが、サイトの人物紹介などは既にコミックを読んでいる人にもかなり参考になります。
他にもムービーがあるのでファンならぜひとも見に行ってくださいね☆
「これ……フラッシュを見たら、コミック買いたくなる人が確実に出てくると思います。すごいインパクトでした……」

■黙契録海羽超史郎 not officialより)
上記のピルグリム・イェーガーの原作者である冲方丁さんのサイトです☆
小説の技術・創作の方法などについて書かれていますので、一度はご覧になってくださいね☆
「えー……私、極楽トンボは今までずーっと「沖方」だとばっかり思ってました(汗 生きててごめんなさい。海より深く反省中です……」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

赤×ピンク→bk1→amazonは、さすがに3日連続となると書くことがありませんが、3日連続で台詞を紹介しているということでお気に入り具合がわかっていただけたかと。なーんか好きですねえ。

では本日の台詞解説。バイト先の冴えない雇われ店長のふとつぶやいた独り言。どこがいいのかと聞かれると説明に困りますが、妙にほっとけない台詞なんですよね……。


これはわたしの持論なのだけれど、じつは女はみんな本当にバカである。あまりにもバカすぎる。X遺伝子はバカの遺伝子だ。たいがいの場合、女が悲しげな色っぽい顔をして、じつは折り入って相談したいの、なんて言ってきても、本気で聞いてやったりしてはいけないんだ。あいつらは、ただ話したいだけなんだ。一方的に。聞いてほしいだけなんだ。垂れ流す言葉を。軽くて薄っぺらでコンビニエンスなその言葉を。へたにこちらが真剣に聞いて、へたに意見なんて言ってしまい、それが女の気に入らない方向性だったりすると……途端にむくれてしまう。
意味がわからない。そもそも女って人間なのか?


出典:赤×ピンク (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:高橋しん/177P
キャラ:皐月

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
sinpre.com
特記事項はなし。

★2003年2月3日(月)
『作業に遅延が……』

ダメだ……最近睡魔がよく襲うのでなかなか泣けるライトノベルの更新作業が進みません。ボチボチ進めてはいるんですが、なんでこんなに眠いかな……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■零崎双識の人間試験・第5話掲載


  ▼本日の作品&台詞解説▼

赤×ピンク→bk1→amazonは、昨日も紹介したんですがもう少し補足しましょう。
この作品はもはや間違いなくまいじゃーな小説です。ええもう立派にその資格があります。
女の子たちの心情描写がとても精緻な印象を受け、それからあとがきを読んで知ったんですが作者の人は女性でした。ペンネームにすっかり騙されました(^^;
そういうわけで、書いているシーンはかなり特異なものであるにもかかわらずリアリティがあります。なにしろ話が特殊なんで万人受けするかどうかとなると微妙ですが……。

本日の台詞解説。誤解のないように言っておきますが、この台詞をはいているのは女。そんでもって作者の人も女性です。そういうわけなんで、どうか女性団体の方、抗議などなさらないように(^^;


わたしはもともと、そんなに生命力が強いほうじゃないのだ。それにとてもこわがりだ。生きることそのものに偏差値をつけたら42くらいしかないんじゃないかと思う。

出典:赤×ピンク (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:高橋しん/34P
キャラ:まゆ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
sinpre.com
特記事項はなし。

★2003年2月2日(日)
『負けるな本屋さん』

既にあちこちで報じられているのですが、本好きの一人として(わかりやすくTOP絵で)意見表明してみました。
葉子「ええと、私が司書をしているまいじゃー図書館で不正な行為はくれぐれもなさらないようにしてくださいね☆ もちろんみなさんいいひとばかりなのでそんなことにはならないと思いますけれど☆」
――葉子さんの背後にオーラがぁ(怖 ――
件の本屋さんは営業再開されたようですが、ともかく負けるな全国の書店員さん。

なお泣けるライトノベル特集は……睡魔に負けて1日後送りです(^^;
いやあ紹介したいトピックが珍しく多かったのが誤算でした。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■バーチャルネット転校生・双海詩音16歳みすらぼより)
興味の層が重なる部分がありますのでご紹介☆ メモリーズ・オフはやったことがないのですが、同じVNIとして応援していますよ☆
「……一人でも葉子さんは立派にやって行けるねきっと(ボソッ」
それでは痛んだ広辞苑が経費で落ちなくなってしまいますから、今のままで結構です☆
「自分を痛めつける武器にお金を払っていたのか俺は……(泣」

■20世紀の名言俺ニュースより)
リアルな世界の名台詞にも目を通して見ましょうね☆

■雑誌不況スパイラルの原因は?FANTASY Bookmarkより)
取次会社だけ好調というのは、やはり歪んでいますね☆ そんな図式が長続きしないことを理解できているとよいのですが☆

■田中芳樹さんの「自転地球儀世界」シリーズを、 3巻から一条理希さんが引継ぎ。徳間デュアル文庫で8月出版予定。(掲示板より)
一条理希さんのメルマガで触れられていたようです☆
最近すっかり原案:田中芳樹と化してますね☆ 中国ものに忙しいのでしょうか☆
「私はもう半ばあきらめてますええ(悲 」

■リアルコスプレファイトをやってみる
(管理人より:いやね、なんかこれ見て葉子嬢のコスプレしたイメージ映像が見てみたいなあと(笑)。要はポニーテールでメイド服で広辞苑振りかざしてぶん回す! そんなコスプレが見てみたいですが、どこかにそういう奇特な方はいないもんでしょうか。お近くに乗ってくれそうな人がいたらぜひそそのかしてみてください(爆 )


  ▼本日の作品&台詞解説▼

赤×ピンク→bk1→amazonは……えーどう説明したもんやら(汗。
廃校の校舎で毎夜密かに行われる非合法なファイトクラブでバイトをしている女の子たち。理由は様々だけど、格闘技は好き。そんな彼女たちの日常は……。
とまあ一応紹介してみたんですが、おそらく見ると読むとは大違いでこの内容をとても伝えきれるとは思えません。あーもうじれったい!
言葉にできないんですがほっとけない感じです。
私は勉強不足にも桜庭さんの作品はまだ数点しか読んでいないのですが、まいじゃーなオーラをまとっているように思えるので今後意欲的に追いかけてみます。

上の台詞は表現の仕方に酔いました。ええなあ、こういうの。


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