こちらは時系列順。ただし2001年5月以前のものは作品別にしか管理していません。
あんまり利用価値がないような気もしますが、一応補完しておきます。
2001年の名台詞 | |||||
▼6月 | |||||
▼7月 | ▼8月 | ▼9月 | ▼10月 | ▼11月 | ▼12月 |
2002年の名台詞 | |||||
▼1月 | ▼2月 | ▼3月上旬 | ▼3月下旬 | ▼4月上旬 | ▼4月下旬 |
▼5月上旬 | ▼5月下旬 | ▼6月上旬 | ▼6月下旬 | ▼7月上旬 | ▼7月下旬 |
▼8月上旬 | ▼8月下旬 | ▼9月上旬 | ▼9月下旬 | ▼10月上旬 | ▼10月下旬 |
▼11月上旬 | ▼11月下旬 | ▼12月上旬 | ▼12月下旬 | ||
2003年の名台詞 | |||||
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2004年の名台詞 | |||||
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home 最近の名台詞 名台詞データベース(時系列順) 名台詞データベース(作品別)
「……本を買わないんです。本屋に行かないとは、言ってません」
出典:R.O.D/スーパーダッシュ文庫/倉田英之/絵師:羽音たらく/1巻217P
キャラ:読子・リードマン
【作者公式サイト】スタジオオルフェ
【絵師直営サイト】なし
スタジオオルフェの画像部屋で羽音さんのイラスト見られます。それからファンサイトですが、倉田英之ファンの声メッセージバンクが質量ともに充実しています。
先日、某事件の影響で放映延期が決定してしまった「フルメタル・パニック!」ですが、実はまだプロモーション映像が見れます。おにひさま、涙がとまりません……。
早く再開できるといいですねえ。
最近新規の閲覧者が増えているようなんで、まいじゃーのコンセプトをわかりやすく解説しときましょう。
一般の名作がすべての採点項目に10点満点で8以上がつく評価だったとします。
まいじゃー作品は、項目に3とか4の明らかに低い数値がまざっていたりするが、一部の項目では11を叩き出す、そんな感じに捉えてもらえればよいかと。
優等生な作品もそれはそれでおもしろいんですが、まいじゃーにしか味わえない楽しみもあるのです。
では本題。
「R.O.D」は本好きによる本好きのための、文系アクションと銘打ったライトノベルです。
大英図書館特殊工作部のエージェントとして、希少本の奪還などを行っている読子・リードマン。彼女は紙を自在に操る「ザ・ペーパー」の通り名を持つ凄腕でありながら、実体はただの読書狂なのでした……。
この作品の特徴は、なんといっても異常なまでの本への愛着っぷりです。名台詞データベースでR.O.Dの項目を見てもらえれば一目瞭然です、ええ。
本好きの夢がいっぱい出てくるんですよ、これ。本屋の丸ごと買占めとか、超高層のホテルつき本ビルとか。一度は体験してみたいもんです。
私は未見なんですが、OVAの方も大変好評のようです。コミック版もウルトラジャンプから出ています。
が、しかし。
やはりこの作品は小説版を読んでなんぼのもんではないでしょうか。
活字への愛は活字を読むことでしか語れまいっ!!
それじゃ本日の台詞解説。
あまりに本の買い過ぎが祟って、かなりの貧乏状態に陥った読子は、「私、しばらく本を買いません!」と宣言します。
しかし宣言した直後、本屋の前を通りかかり発した一言がこれ。
で、この後がどうなったかと言いますと……ま、想像してみてください。おわかりかとは思いますが(笑)。
つい先日、10日ぶりくらいに入った本屋でつい23冊も買い込んだ身としてはまことに心に痛い……(^^; →bk1
(01/9/30)
「一年生の皆さん。まずは入学おめでとう」
そんな祥子さまの挨拶で新入生歓迎会が始まった。
後ろに控えているから、凛々しいお姿を正面より見ることはできないが、対面している新入生たちのぽーっとした表情を確認して、祐巳は一人満足する。
私のお姉さまは、こんなにも素敵であろう、と。
単なる「妹バカ」だが、それでいいのだ。姉のためにバカになれる。それが、正しい妹の姿であるからして。
出典:マリア様がみてる チェリーブロッサム/コバルト文庫/今野緒雪/絵師:ひびき玲音/222P
キャラ:福沢祐巳
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】D-poisonous blue
柳桜亭ではマリア様がみてるの4コマ漫画がたくさん見られます。私こういうほのぼのしたの好きなんです〜。マリア様がみてるウェブリング〜山百合会〜はまあ基本ですね。
今日はほんとは歌月十夜から出典、の予定だったのですが、最近ライトノベル系からあまり台詞を拾ってきてないんで、急遽変更。
ひとつにはですね、コミックや実在の人物の名台詞を扱っているところはけっこうあるんですが、ライトノベルの名台詞を扱うところはあまりなく、そいつを推進するのは使命だと思ってますんで、ええ。
というわけで本日の出典は「マリア様がみてる」から。
あんまりよく紹介するから紹介文書くネタがなくなってきましたが(^^;、私が強力に推す作品です。ストーリー的に王道なところがあるのでまいじゃー認定はしてませんが、おもしろさは保証します。
聖リリアン女学院の高等部では、先輩が誰か一人後輩から妹を選び姉妹の契りを交わして、妹を教え導くという制度があります。
さらにリリアンには山百合会という生徒会に相当する組織があって、その幹部は紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)、黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)、白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)と呼ばれ、生徒たちの絶大な人気を得ています。
これはそんな山百合会の面々の活躍と、姉妹の結びつきを描いた物語です。
なんとなくストーリーから百合っぽさが漂いますが、あくまで中身は健全。ただし甘々な雰囲気はめいっぱい!
ぜひともご一読を。コバルトだからといって躊躇していては損ですよ〜。
ちなみに妄想を刺激される物語(笑)であるだけに、同人方面はかなりの盛況みたいです。
さて本日の台詞は残念なことに私が唯一萌えを主張する前ロサ・ギガンティアの佐藤聖様ではなくて、本編の主人公である祐巳ちゃんの台詞です。
祐巳の姉である祥子さまが新入生に向かって挨拶しているシーンですね。
この妹バカっぷりは見事! 開き直ればもう無敵(爆) →bk1
(01/9/29)
「今朝はパン食ですよ。コンソメスープとサラダをつけた当たり前の朝食です。見れば判ると思いますけど」
「え――――え!?」
そんなのヘンだ。
だって、先輩は先輩じゃないか。
シエル先輩といえばカレー、カレーといえばシエル先輩だ。
いや、カレーじゃない先輩なんてシエル先輩じゃないっていうのに、その先輩がパン食だって……!?
「よ、読めたぞ先輩。そうやって安心させておいて、実は全部カレーパンだっていうんだろう!」
出典:歌月十夜(月姫ファンディスク)/TYPE-MOON/シナリオ:奈須きのこ/絵師:武内崇/Twilight
Grass Moon, Fairy Tale Princess.より
キャラ:シエル&遠野志貴
【サークル公式サイト】TYPE−MOON
【絵師直営サイト】竹箒
同人ソフトなのに、ファンサイトいっぱい。月姫タイプムーンファンサイトを起点にどうぞ。
上の台詞の真相やいかに。
さて、「月姫」は同人ソフトでありながらなまじの商業作品を押しのける強力作品。18禁で吸血鬼な物語です。
詳しい説明はこちらのまいじゃー認定をみてもらうとよくわかりますが、とにかく濃い設定と圧倒的なテキストの奔流が特徴的。
なにせ同人エロゲという特殊な分野だけに手を出していないどころか存在さえ知らない人も多いと思いますが、例えばヘルシングが許容できる人や普段小説読む方が多い人にこそ逆におすすめしたい逸品です。
通販サイトとかとにかく手段を駆使して手に入れてみましょう。最近新しいお客さんも増えているようなんで、今一度声を大にしておすすめしておくことにします。
では本日の台詞。
これは完全に普段の日常の一コマです。
カレー好きのシエル先輩に朝ご飯をご馳走になることになったときに、妙なことを心配してしまいこのような会話に……。
なにかを好きであることがある境界を越えると、世間からはこういう見られ方をされてしまうのです、ええ(笑)
しかし確かに朝からカレーはなかなか胃に来るかも(^^;
(01/9/28)
「才能と応用。それが弱いものの最大の武器、ってことなんだろう」
「いいや違うな。
最大もなにも、それしか武器がないんだ」
「でもよ、それは他の誰も持ってない武器なんだ。そしてそいつに対抗できる武器は、未だに誰も開発に成功していない。つまりお前の武器は今のところ無敵ってわけだ」
出典:でたまか 純情可憐編(アウトニア王国奮戦記3)/スニーカー文庫/鷹見一幸/絵師:Chiyoko/109P
キャラ:ケルプ&マイド・B・ガーナッシュ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトじゃあないですが、関連サイトとしてし月刊OUT復活委員会(仮)を。アウトニア王国物語という小説が連載されています。でもバックナンバーないですけど。
ここ数日というものメールや掲示板へのレスが滞りがちですが、まことにすいません。9月末は決算月なんでいろいろとあるのですよ……。なにより本屋!本屋に全然行けないっ、ああっ新刊が買いたい〜っ!
「でたまか」は、貧乏貴族にして軍の訓練学校を優秀な成績で卒業したマイドが、着任早々辺境に飛ばされ、飛ばされた先で大変風変わり?な戦争と関わっていく話です。
マイドは、貴族だけどそれを鼻にかけないいわゆるたいへん「いいひと」。貴族らしからぬそのふるまいに、まわりからも慕われています。戦略や戦術に関する機転はものすごく、次々起死回生の戦術を実行して窮地を切り抜けます。
特徴としては、真正面からの戦闘よりも「騙し合い」に主眼が置かれているような部分があって、戦記ものとしては少々異彩を放っているかも。あと経済戦争がかなり重視されています。ライトノベルで経済戦を重視しているものはかなり希少なので(例えばエシィール黄金記くらい?)、そういった向きの話が読みたい人はぜひ。
それとあらかじめ言っておきます。3部作の最後で驚愕の終わり方をします。予定調和にわりとこだわる方には向いてないかもしれません。このサイトは基本的にネタばれを可能な限り避ける主義ですが、あのラストは許容できない方も多いと思われるので一応警告までに。
では本日の台詞解説。
敵軍との戦闘を繰り返し、なんとか連戦連勝中に味方と話している構図です。
つまりあれです、機転こそ最終兵器であると。智恵と勇気が賞賛されるにはそれなりのわけがあるわけです、ええ。 →bk1
(01/9/27)
「黙れ!!
他の誰かが痛い思いをしてるからって お前が痛くないって理屈があるか
本当に平気ならそのままくたばれ!!」
出典:破天荒遊戯/Gファンタジーコミックス(エニックス)/遠藤海成/2巻184P
キャラ:アルゼイド
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトとしては、777FEVER!があります。
さて、本来の台詞解説の前に……。
本日は私の体中に電気を走らせた至言を紹介したいと思います。
妄想を裁く法律などない。
……………………。
……おおお、すばらしい、すばらしすぎですっ!!
これ、現在好き好き大好きっ(ちなみにシスタープリンセスファンサイト。いろんな妹属性に萌えたり、とにかく管理人さんは萌えに萌えてます)でトップページに表示されている格言です。
あえて後世に残る名台詞であるとまで言い切りましょう(笑)
脳内なら、何しようが自由!
妄想万歳!!
百合だろうとボーイズラブだろうと妹萌えだろうと止める者はないのです、ええ。(ちなみに私もシスプリは買ったものの未だパッケージ未開封。覚悟不完了なり)
なーんか気分が軽くなってきました〜<バカ
では本題に戻ります。
「破天荒遊戯」は、気が強くて腕っぷしが強く、その上魔法まで使えるがなぜかある日突然修行の旅に出されてしまった女の子・ラゼルと、それに輪をかけて強く、いつも冷静・その上謎だらけの美青年アルゼイドの旅道中を描いた物語です。
この作品の最大の特徴は、ツッコミとツッコミの応酬です。
ふつうどっちかがツッコミ、どっちかがボケるのが典型なのですが、破天荒遊戯の場合は、相手にツッコミ返すのが基本となっております。この会話が気持ちいい!
またおちゃらけた会話から、シリアスな会話への切り替えがおっそろしくスムーズです。あれっと思う間にシリアスな展開になっているのに全く違和感がないのがこれまた気持ちいいんですよ。
こういう特徴をもつ為に、名台詞もたくさん装備していて、すでに紹介済みの「人とォ いう字はァ 明らかに左側の奴が楽をしている!」などは特に秀逸です、ええ。
かなりのお気に入り。
上みたいな台詞を見てみたければ読むしか!
じゃ、台詞解説へ。
シリアスシーンで、ラゼルの目前でとある人物が自殺を図ります。自分のケガも忘れて必死で止めようとするラゼルですが……。その様子に、思わずアルゼイドが怒鳴ってしまうわけです。
――誰だって痛いんです。傷つくんです。特に心は。 →bk1
(01/9/26)
それは、
夜が暗ければ暗いほど、闇が深ければ深いほど、燦然と輝く一条の光。
あしきゆめよ、あなたと本来戦う希望は、たった今生まれました。
出典:式神の城/タイトー/アルファシステム/絵師:園田
未来/小夜stage1-3
キャラ:結城小夜
【メーカー公式サイト】式神の城
【絵師直営サイト】なし
簡単に調べた限りではShooting GameLaboratory内の掲示板で攻略を扱っているようです。
そろそろ読書の秋です。
今さら気合を入れるまでもなく普段から本は読んでますが、それでもやっぱり読書の秋なのです。読んで読んで読みまくれ〜。さて、そんな読書家御用達かもしれないオンライン書店bk1。うちでもリンクはしていますが、意外と検索はめんどくさいものです。
そこでご紹介するフリーソフトが、十夜さんの空想風景で公開中のbk1右クリック検索です。マウスでドラッグしたキーワードをそのまま右クリックから検索できるのでかなり便利。
つうかめちゃくちゃ便利だよこれ! bk1を普段利用している方はインストールするしか!
では本日の紹介。
「式神の城」については、昨日説明したばかりなんで省略。そこで関連情報について。
昨日「移植は未定」と書いた家庭用ですが、実は既にX−BOXに移植決定していることがわかりました。よりによってX−BOX! お金ないのに〜。でもたぶん物欲に負けちゃうんでしょうねえ、ハハ(^^;
世界観的には気になっていても、シューティングってことでパスしちゃう層が多いと思われるので、台詞だけでもお楽しみくださいませ。
そういうわけで、本日の台詞解説。
巫女である結城小夜が、敵と対峙した際に向かって言う台詞です。
早い話が「あしきゆめ」ってのは敵です。まだEDに到達していないので詳細が不明ですが、おそらく希望というのもあしきゆめと戦う存在を指すのでしょう。それをこうやって台詞にすると……いいじゃないですかー!
毅然とした巫女さんがしゃべっている所を想像しながらだと雰囲気出ます。帝都の平和は私が守ります!
(01/9/25)
「あんた左足かんせつ一個増えてるって!!」
出典:ローンウルフ/YKコミックス(少年画報社)/山田秋太郎/1巻82P
キャラ:モリ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトなら最強伝説にどうぞ。今のところ唯一の山田秋太郎ファンサイトです。ちなみに日本漫画学院で山田さんのインタビュー記事あり。他にもこのサイトにはたくさんの漫画家のインタビュー記事がリレー形式で毎月載ってますが、なかなか充実したインタビューなので一度は行くべし。
つい最近、「式神の城」というアーケード用のシューティングゲームが稼動開始しました。
「はーん? シューティング?」とか思うなかれ。あのガンパレードマーチを開発したアルファシステム謹製です。あしきゆめだの鬼だの世界観になーんかひっかかる単語がいっぱいです。かっこいいお兄さんとか、きりっとした巫女さん自らがプレイヤーとなって、式神を使役しながら敵と戦います。公式サイトはこちら。
ボス戦前後にデモがありますが、さすがといいますか芝居がかった台詞がいっぱいです。もしもシューティングを多少なりともプレイする方は、ぜひともやってみてください。移植されるかどうか不明の家庭用より、まずはゲーセンへGO! 巫女さん好きもGO(笑)
台詞も近々ぜひとも紹介したいですね。
へっぽこシューターからの一言でした。
さて、と。
「ローンウルフ」は、えーと……どう説明すりゃいいんだこれ(^^;
モリとヒトミの破天荒コンビが1億という多額の借金を返すためにあれこれするコメディ漫画、です一応は。借金を返すためにいろんなバイトとかに手を出したりするんですが、基本的にコメディなせいか借金の話はぼやけ気味です。ただし、単なるコメディだと思ったら大間違いで、まいじゃー資格を立派に持った良作でもあります。この辺のニュアンスは読んでみないとわかりにくいかもしれません。
この作品の特徴はやはり勢い!これに尽きるでしょう。強烈な押しの強さがあるので、ついつい読んでてペースに巻き込まれます。
勢いをつけたい時などにうってつけの作品です、ええ。
本日の台詞解説ですが、たぶんなんだかよくわからないかと。
つまりこういうことです。
とある登場人物が正体不明のものを思い切り蹴ったところ、予想外に固くて、気がつけば関節が一個増えていた……。さあ、どうなったかもうおわかりですね?
なかなか凝った言い回しだことで(笑) →bk1
(01/9/24)
「私ね……おじさんやココネと知りあってから思ったことがあるんですよ
ずっと前はうちしか知らなかったから ここが私の場所だったんだけど ちょっと前はスタンドの所曲がると帰って来たなって気になって 今は朝比奈峠あたりからこっちは地元って感じがする
自分の場所は広くなるんだなあって……」
出典:ヨコハマ買い出し紀行/アフタヌーンKC/芦奈野ひとし/7巻125P
キャラ:アルファ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
関連サイトは「『カフェ・アルファ』チェーン店のページ、とかちょろぼヨコハマなどをご利用ください。
アクセス解析な話。
このサイトも一応アクセス解析はやってまして、どこからみなさんがここに飛んでくるのか見るのはなかなか楽しかったりします。
で、最近やたら多いのが例の「諸君、私は戦争が好きだ」絡みなんですねえ(笑)
あれは2次創作意欲を刺激されるらしく、ネット上にはありとあらゆるバージョンが作成されています。で、なんせ原文がやたらめったら長いんで参照元としてうちにリンクされるみたいです。いかにもまいじゃーらしい……時期が今だったら恐ろしくて公開できなかったかも(汗)
さて、「ヨコハマ買い出し紀行」は未来のヨコハマ近郊を舞台にした漫画です。
未来とはいっても、文明的にはむしろちょっと後退していて海面上昇で一部の地域は水没している状態。では悲惨な世界観なのかというとこれが全く逆です。
ヨコハマ近郊で客のほとんどこない喫茶店を営む機械知性体・アルファさんの日常をひたすらゆったりと描いていきます。たいした事件も起こらず、ラブコメが展開するわけでもなし。むしろ情景描写こそにこの漫画の真髄があるかもしれません。
ゆったりとした気持ちになりたい方はぜひ。(注:ガチガチのストーリーものとか期待しないように)
では本日の台詞解説へ。
アルファさんが、とあるきっかけでしばらく店を離れて出稼ぎがてら長期のお出かけをすることになります。
その時の心境を語ったものです。これは……いい台詞ですね。自分の場所は自分で作るものだから、そういう他人とのつながりで場所も広がる。
あーなんかいいなあ。 →bk1
(01/9/23)
「あんたって食い意地しかないの?」
「うるさいなあ、智恵と勇気と食い意地、これが俺の武器なんだ、ほっとけよ」
出典:時空のクロスロード バースディは永遠に/電撃文庫/鷹見一幸/絵師:あんみつ草/264P
キャラ:?(現在調査中です)
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】あんみつ亭
関連サイトは発見できたようなできなかったような。下で補足します。
食い意地は大事ですね、食い意地は!
さて、本日はまずスニーカー文庫から発売されている「でたまか」についてちょっとだけ言及しておきましょう。
ライトノベルス系で戦争における経済の重要さが前面に表れている数少ない作品であり、世間一般のSF戦記ものでは考えられないような奇想天外なインチキ戦術がいっぱいで、とどめに3部作の締めくくりがとんでもない終わり方をするというなかなか難別し難い属性をもった小説です。
3部作の終わり方があまりにもすさまじすぎたせいか、ネット上でけっこう手厳しい評価が多いようなので、私はこういうの好きだという意思表示のために紹介してみました。
ちなみに関連サイトとして月刊OUT復活委員会(仮)を紹介しておきます。ここでアウトニア王国物語という小説が連載されています……惜しいことにバックナンバーは掲載されていません。
ついでに、「でたまか」は誰がどう書いているのかどうも判然としないところがあるのですが、気にしないことにします。
本日の作品「時空のクロスロード」ですが、3日熱という伝染病が大流行して人口が激減し、荒れ放題になっている並行世界で主人公は何を見、なにを感じたのか? そんな感じの3部作です。どんなに絶望的な状況でもあきらめないことの大切さなんかを教えてくれる話です。
……が、実は「人間おいしいものを食べていれればバカなことは考えない」という、食べ物が物語の重要なキーポイントとなっているあたかもSF版美味しんぼのような以下略。
少年少女の心の成長物語としてなかなかよいんではないかと思います。
今回の台詞は、そういった物語のテーマ?を象徴したものにしてみました。確かこの台詞を話しているのはおいしいカレーを食べて、改心した少年です。カツ丼を出されて改心する犯人のようですねえ(笑) →bk1
(01/9/22)
それはまた別の物語か?
たぶん。
出典:竜飼いの紋章(ドラゴンファーム1)/ハヤカワJA文庫/久美沙織/絵師:水玉螢乃丞/378P
キャラ:ナレーション
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
関連サイトを見つけられませんでした。うーむ、あるはずなんだけどなあ……水玉さんの漫画がwebで読める場所とかもあったはず。誰かこのお二人に関するリンクの情報持っていたら教えてください。
げっ、何時の間にかこんな時間だ……。
というわけで更新する時間の余裕があまりないんで、さくさくっといきましょう。
「ドラゴンファーム」は、竜を牛とかのように飼って生計を立てているデュレント牧場の跡取息子・フュンフの恋と冒険の物語です。
序盤では、どちらかというと微笑ましいデュレント一家と竜の間のやり取りなんかが展開され、それがやがて事件に結びついていきます。
おもしろいです。
ファンタジーの王道を進んでいる物語ですが、素直におもしろい。
ひねた感性でなくとも(笑)、たくさんの人におすすめできる良作ですね。
名前だけは昔から知っていたんですが、プランニングハウス(だったかな?)というマイナー系の出版社から出ていたので手に入れられないまま、気がついたら絶版になっていて読みそこねた経緯がありまして。それがこの度ハヤカワで復刊となったわけです。
まっとうな筋書きと(笑)大団円と恋と冒険を愛する方へ。
さて、台詞はいわゆる大団円の直後、またしても冒険か?と思わせる記述があって、その直後の最終章のタイトルと、最終章の一文です。つまりこれが、タイトルと締めの文というわけ。
うまい、座布団一枚っ! こんな終わり方されたら次を読まないわけにはいきませんねえ。 →bk1
(01/9/21)
「わたしタマネギ大キライ… タマネギのない世界へ行きたいよ…」
「この馬鹿娘!!
「お百姓さんに謝りなさいこの不良娘!!」
出典:ぱにぽに/Gファンタジーコミックス/氷川へきる/1巻カバー裏
キャラ:片桐姫子&白鳥鈴音
【作者直営サイト】NATIONALMEDIABOYS
【絵師直営サイト】なし
特にコメントなし
本日は、「ぱにぽに」に関する説明は省略します。
さらには台詞にもたいした意味はないので省略……ってめちゃめちゃ手抜きですね(^^;
まあ、あれです。
好き嫌いはだめです、ということにしときましょう。
コーヒーが飲めない人はブラジルの農家に謝り、豚肉が食べられない人は畜産家に謝り、本が嫌いな人は印刷屋に謝り、スポーツが嫌いな人はスポーツ協会に謝らねばならないのです。
以上解説終わり。あ、そうそう本日の台詞はカバー裏に収録されているやつなのでもし気がついてない人があったらカバーをめくってみてくださいまし。 →bk1
(01/9/20)
「一人じゃ抱えきれないって分かり切ってる問題を、全部背負い込もうとするのやめなってば」
出典:カラミティナイトII/ハルキ文庫(ヌーヴェルSFシリーズ)(角川書店)/高瀬彼方/絵師:西村博之/45P
キャラ:櫻井優子
【作者直営サイト】どうにかこうにかやってます
【絵師直営サイト】WESTVILL GRAPHICS
西村さんのコラムなんかは、絵を書く人には参考になるの、かな? 素養のない私にはさっぱりですが(^^;
本日は、昨日名台詞に登場させた「ぱにぽに」について、もう少し補足してみたいと思います。
この作品、学園コメディの短編連作漫画というジャンルや、個性的な女の子がいっぱいという特徴が一見あの「あずまんが大王」に似てないこともありません。しかし、実体はかなり違います。
なんつうか笑いの質が全然別物。
あずまんがの場合、素直に大笑いできますがぱにぽにではそうはいきません。あえて例えるなら「駆け抜ける一陣のすきま風」。
言ってる自分も全然意味わかりませんが(笑)、「にへら」と顔を歪ませての笑いこそがぱにぽににはふさわしいんではないかと。
あとですね、あんまりキャラ萌えとかはしないような気がしますが、まあこれは人次第かな?
どっちにしろ癖のある作品です。
それでは、本日の作品紹介に移ります。
「カラミティナイト」はファンタジー要素の入った小説です。(以下過去の紹介文を適当に改造<手抜き)
主人公の沢村智美は、ちょっと内気だけど普通の高校生。性格も嗜好も180度違う櫻井優子とは大親友の仲。内気な智美の密かな趣味はネット小説を書くこと。更新にも気合が入ってます。
そんな平穏な日常は、変わり者の編入生・遠野忍と関わったことから何時の間にか崩れていきます。そしてはじまる災禍の夜……。
基本的には学園生活が主体で、要所にファンタジーが介入してくるという感じ。
が、それよりなによりこの作品の特徴は、知美と優子という二人の女の子の友情物語、これに尽きます。ケンカやすれ違いをしながらも、再び結びつく強い友情に泣いて下さい。
注意点として、さくっと読める軽いお話ではなく、かなり心にぐさっと来るシーンが連発です。
ハルキ文庫から出版されているため、気がつかず通り過ぎてしまう可能性のある小説ですが、これは知らずに済ますのはもったいないです。
女の子同士の大友情が見たければ即買いです、ええ。
台詞の方は……ごめんなさい、どうもイマイチですね。いい台詞がことごくネタばれと結びついて没った結果、これぐらいしか残りませんでした……あぅ。優子と智美の会話より、解説不要のやりとりです。 →bk1
(01/9/19)
「あのさー このクラスって変な人多いよね…」
『そうかなぁ?』
「私も何かがんばった方がいいのかなあ」
………………………………………
「どう思う?」
『やめとけよ』
出典:ぱにぽに/Gファンタジーコミックス/氷川へきる/1巻78P
キャラ:名無しさんA&B
【作者直営サイト】NATIONALMEDIABOYS
【絵師直営サイト】なし
作者さんは、パロディ同人誌で活躍していた方のようです。ついでに言うと「電撃ガンパレードマーチ
the comic」をお持ちの方は、本のカバーを外していただくと……。
昨日の帰宅報告はほとんど無理矢理だったので改めまして……。
大阪から帰還しました。
くいだおれ人形を見たり、通天閣を見たり、大阪城に行ったり、新梅田シティのビルに登って夜景を楽しんだり、その展望台はカップルばっかりだったので一人身としてはなにやら肩身が狭い思いをしたり、女性同士のカップルを見てさらにドキドキしたり、まあいろいろありました。
そんな経験をしながらもそこは私の事、ついつい観光途中だというのに書店を何軒も漁り、「ぱにぽに」を発見して即購入してきたわけです。
結論から申しましょう。
まいじゃーに超認定!! すでに作業開始しました。
そういうわけで本日の名台詞出典は「ぱにぽに」からに決定です。
「ぱにぽに」は、個性的な女の子たちが繰り広げる学園コメディ。一言で言ってしまえば以上ですが、内容がかなりぶっとんでます。基本は1ページ漫画(コマ割りは場合により異なる)による連作短編。ネタは一応学園の日常生活からなんですが……帯のコピーがこの漫画の実態をほぼ正確に表していると思います。
「どこで笑っていいのかよく分からない、予想外れの学園コメディ」
オチに重度の癖があるので、ある程度読む人を選びます。不意打ちで予想外の方向から繰り出されるギャグに、人よっては拒否反応があるかも。が、ツボにはまるともうメロメロです(笑)。
いきなり1ページ目から強烈なインパクトがあるので、ネタばれが怖くてなにも書けないのが辛い!
ちなみに本屋でこの本をお探しの方へ。A5版でオレンジ色を目当てに探してみてください。とても派手な表紙色です、ええ。
さて、台詞の方もネタばれ度が少なくそれでいてこの漫画の本質を表す台詞を選んでみました。
つまりはこういった会話を大真面目な顔をしてしゃべってしまう、そんなキャラクターたちが活躍する話なのです。ちなみにコマによる間をうまく文章では表現できないので「……」で代用し、発言者の区別はカッコの種類でしています。 →bk1
(01/9/18)
「総製作費せんきゅーひゃくはちじゅーえん!!」
「なんです、それ?」
「見てわからぬか。殺人破壊光線砲よ。
1980円でこんなものが作れるのは、世界でもわたしだけだ!」
出典:究極超人あ〜る/少年サンデーコミックス/ゆうきまさみ/7巻178P
キャラ:成原博士&鳥坂
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
本日は全然調べてないですこめんなさい。
ただ今旅行から帰りました。
とりあえず無理矢理毎日更新という事実を作ってるだけです(^^;
詳しくは18日分の更新にて。
「究極超人あ〜る」は、春風高校光画部(いわゆる写真部)の面々が繰り広げる学園ギャグ漫画です。一応部活ギャグなんですが、あんまり写真撮ってないからあえて学園ギャグとしておきます。
本来まいじゃーで紹介するような知名度の低い作品じゃないんですが、まあたまにはよしとしてください。相当濃い作品ではあります。私の高校時代のバイブルでした(笑)
本日の台詞は、マッドサイエンティストの成原博士が、光画部の部室に乱入した時のもの。
博士、確かにあんたはすごい。
コストパフォーマンスよすぎ。ただしちゃんと稼動さえすれば……。 →bk1
(01/9/17)
「今の世界に違和感を覚えているのは、あなたの心の中に未来があるから。それが世界に積み重なっている過去との間で摩擦を起こしている――あなたには確かに不満があるんだけど、それをうまく表現することができない。なぜなら」
「そのあなたの不満や不安には、まだそれにふさわしい言葉がないからよ。その感覚には名前がついていない。だからあなたがそれをはっきりさせようとするならば、あなたは今までの歴史上で誰も使ったことのない言葉を使わなくてはならないわ」
『誰も、使ったことのないない言葉か……』
『わたしが作家になりたいっていうなら、そういうものを見つけなくちゃいけないってことね』
「まだ存在してない言葉、存在していない夢――それだけでは、なんの力もないもの。しかしこの世のすべては、そういう根拠のないものに突き動かされている。そう――」
「それは冷たい月の下であろうが、せせこましい現実の日々であろうが関係なく、誰の心にものしかかってくる呪いのようなもので、人はそれのことをこう呼んでいる――」
「――”想像力(イマジネーション)”と」
出典:わたしは虚夢を月に聴く/徳間デュアル文庫/上遠野浩平/絵師:中澤一登/181P
キャラ:少女&醒井弥生
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特化したファンサイトの存在は知りません。てか上遠野作品全般についての関連を研究しているところがあったらぜひ見たいものです。どこかにあるとは思うんですが……。
「グッ・モーニン皆の衆! 私は旅立たねばならない! 西へ!」
とあるまいじゃーな漫画からとってみましたが、別にたいしたシーンでもなし、きっと元ネタはわからんだろうなあと思いつつ。
大阪へ1泊で遊びに行ってきます。そういうわけでたぶん月曜日の更新はずれこむと思います。とりあえずたこ焼き食べてこよう<貧困な発想
えー今日の台詞はやたら長い上に地の文が本来多くある文章なので、発言者の区別をカッコの種類によって行っています。ご注意ください。
「わたしは虚夢を月に聴く」は、上遠野さんの真骨頂といった趣のある小説です。これ物語をほとんど説明しようがないうえに、うかつな解説はほぼネタばれにつながるやっかいな作品なので解説は抜き。
一言だけ補足しておくと、ブギーポップシリーズを読んでない人は読むのはやめておきましょう。
内容がネタばれとかそういうレベルではなく、ブギーポップシリーズ以上に物語に癖があるので、ちと万人向きとは思えないからです。言うなれば上級編といったところかな、と。あ、それからけっこうSF入ってるのと「ぼくらは虚空に夢を視る」の続編となってますのでご注意ください。
台詞としては、作家志望の弥生が、どこか自分の人生が夢を見ているような、お仕着せされているようなそういう「どこかくずれているような気がする」思いをとある人物に語った反応です。
ひたすらしびれてください、言いたい事はそれだけです。
実はこれピンと来る人には来ますが……まそれはお楽しみのひとつということで。 →bk1
(01/9/16)
「あたくしは、犬は嫌いです」
「は?」
「なぜだかわかる? 犬は飼い主に対して迎合するからです。あの卑屈さがとてもいや」
「……迎合しない犬は?」
「もっと嫌いです」
出典:楽園の魔女たち 賢者からの手紙/コバルト文庫/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/124P
キャラ:ダナティア&アシャ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】HELLO WORLD
ちなみにファンサイトは昔からの大手が軒並み閉鎖になったりして、適当なところを探すのに苦労しましたが、タイコモチ氏の案内所あたりがよろしいかと。
はーい注目〜。
1巻が出てから待つこと1年、やっと「カラミティナイト」の2巻が出ました!まだこれから読むところですが、ハルキ文庫はどうしてもチェックがもれがちになると思われるので告知しておきます。
思い切り重たい話ですが、女の子の友情というやつが前面に出たたいへんたいへんおもしろい小説です。重い話に抵抗感さえなければ、ぜひとも読んでみて下さい。詳しくはまたいずれ。
では本日の作品紹介です。
「楽園の魔女たち」は、新人魔法使いの4人の少女たちが繰り広げるコメディ小説です。誰が見ても美少年に間違われるファリスや、王家のお姫様で強烈に自尊心の強いダナティアとか個性派ぞろいの面々が繰り広げるドタバタが楽しい。
締める所は締めていますが、基本的には軽く読むのが吉であるかと。もっともまだ私はシリーズ半ばまでしか読んでないので、最近の展開は知らないのですが……。既にシリーズで10冊以上刊行されています。
コバルト文庫ですが、読み手を選ばないコメディなんでどなた様もお気軽にどうぞ。中のイラストも安心です(笑)
で、本日の台詞はプライドの固まりであるダナティア皇女の台詞です。
腹の立つ相手に対して不満をぶちまけているところに、追従しようとするものが現れるのですが、彼女はそれを一蹴してしまいます。その時の台詞になります。
犬に例えてますが、要は自分で判断しない卑屈な人間が嫌いだとそういうことです。味方だろうと、敵だろうと嫌い。さすがプライドにこだわる殿下らしいです。 →bk1
(01/9/15)
「ペテロ・シュルツはどうしてペテロ2を作ったんだ?」
「その先は仕事の話になる。仕事となれば、君は僕の部下。丁寧にお願いしなさい」
「どうしてだ、サー、プリーズ」
出典:スター・ハンドラー/ソノラマ文庫/草上仁/絵師:鈴木雅久/上巻65P
キャラ:ミリ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
たぶんファンサイトはないはずです。
本日から月曜日まで、ちょっと遅れた夏季休暇に突入。
歌月十夜とか歌月十夜とか歌月十夜とかやろうかなと思ってます。ひょっとすると一泊旅行するかもしれないけど未だになんにも決めてません<いいかげんだな、我ながら。
ではさっそく。
「スター・ハンドラー」は、異生物訓練士のミリがトラブルに巻き込まれつつも、その特異な才能を活かして切り抜けていくSF小説です。……ちょっと違うような気もしますがまあ気にしない気にしない。
なんといってもこの作品最大の特徴は、異生物訓練士という特異な職業に尽きるでしょう。
ようは動物の調教師を異生物でやってみました、とそういうことです。凶暴な宇宙生物にいかにして近づくか? さらには簡単な命令を聞くことができるようにはどうやってしつけるか? などですね。あくまで技術が先にあって、「情愛があればどんな生物とでもお友達」という安易な方向に流れていないところに好感が持てます。
今日現在ではまだ上巻しか出ていませんが、これはまいじゃーの名にふさわしい作品だと思います。うえのような話に興味がもてるならおすすめ。
本日の台詞はなんてことのないやりとりなんですが、微妙におかしかったので選んでみました。
つまり「私は上司なんだからそれなりに敬語表現を入れろ」という要求に対し、見事に応えているわけですね。
あえて日本語に変換すると、「早く教えろ、ください」とかでしょうか。こういうの好きです。 →bk1
(01/9/14)
私 思うんです
自分がダメだって思える人ほどいつか頑張れるって
くやしい! 負けないぞっ! そんな気持ちが世界をかたち創るんだって
あなたは自分で思うよりずっと凄い人ですよ 和人サン
出典:成恵の世界/角川コミックスエース/丸川トモヒロ/1巻79P
キャラ:朝倉鈴
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトなら七瀬の世界へぞうぞ。
●「映画みたい」という表現が、なによりも平和であることの証明。
●「カミカゼアタック」が恐れられていた理由の一端を知る。
●経済というのは世界中つながっていて、実のところ日本経済も相当危険な状態になっているんですが……どの程度理解してるのだろう? なんか「対岸の火事」と勘違いしてないか? 明日は自分の家族が失業してるかもしれないのに?
とまあ、米国テロ事件に関する感想はこんなところで打ち止めにしておきます。あとはメジャーサイトさんにおまかせ。
さて、本日ついに月姫ファンディスク「歌月十夜」が我が家に届きました。
ふっふっふ……もはやホームページの更新どころじゃないです(笑)
とっとと切り上げてゲームやるっ!
じゃ、とっとと行きましょう。とっとと。
「成恵の世界」はSF要素の入ったハートフルラブコメディ。確かつい先日も解説したばかりなんで詳しくは割愛しますが、ほのぼのした中に時々見えるヒロインのぶっ飛んだ行動が魅力かもしれません。
本日の台詞ですが、意識して前向きな台詞をを選んでみました。
「なんの取り得もないダメなやつ」だと思っている主人公に対し、それは違うと否定してみせる一幕です。
負けないという心構え、そいつが重要です。 →bk1
(01/9/13)
――モニタなんかに頼るな。あんなもの、実戦じゃいつだって真っ先に壊れちまう。
――身体に染み付いた感覚を信じろ。訓練だけはおまえを裏切らない。
出典:ランブルフィッシュ/スニーカー文庫/三雲岳斗/絵師:久織ちまき/2巻224P
キャラ:林崎要
【作者直営サイト】らすとせおれむ
【絵師直営サイト】俳唐画帖
ファンサイトならこちらスカーレットへ。各作品の用語集などなかなか充実してます。
電撃文庫の「第61魔法分隊」がツボにはまりました。続編が個人的に読みたいのでイチオシです。続編は売れ行き次第らしいので皆さん買いましょう、私のために(笑)
本来なら名台詞と絡めて紹介できると一番よかったんですが、上手いこと抜き出せるものが見当たらなかったので作品だけ紹介します。
まず前もって断っておくと、単発の作品としては明らかに続きを意識しすぎた終わり方になっています。「え、これで終わり?」と思う可能性大です。私は基本的に出るかどうかもわからない続編を意識した作りというのはあまり好きではないので(初めから続編が99%確定なら話は別です)、この点おおいに不満もあります。新人さんなんで単にうまくまとめきれてない可能性もあります。
そういう思いもありますが、しかし。
世界観つうか設定に撃墜されました。
もうダメです、思いきりツボです。
魔法の使い手は契法士と呼ばれ、呪文を詠唱して法力を撃ち出すのですが、長司杖と中司杖では射程距離が違うとか、砲撃の際は杖を肩にかつぐとか、呪文の詠唱には五行詩とか十三行詩とかあって行が少ない方が呪文の詠唱は早いけど長いほうが威力は高いとか、呪文の構成が射・増・増・焦だとか。
あうう、こういうのには弱いのですよ。
おまけに1回読むだけじゃ細かい魔法の設定や、起こっている事件の詳しい背景なんかはたぶん理解しきれなくて読み返し推奨。
そんなわけなので、以上の説明で何かしら来るものを感じた方はぜひともご一読をおすすめします。
物語としては、王都から田舎の第61魔法分隊へ異動になった一等契法士ロギューネが、異動早々にいくつかの小事件に遭遇。他の分隊員たちと事件を解決していくうちに、隠れていた大きな事件が持ち上がっていく――とまあそんな感じです。
なにはともあれ買ってください。
ついでに続編のタイトルも勝手に決定。「第61魔法分隊、西へ」。
……すいませんごめんなさいぶたないでください。
さて、前半ですっかり体力を使い果たしてしまったので「ランブルフィッシュ」の解説まで手が回りませんでした。まことにすいませんが、こいつは後日補完予定です。
台詞の方は、試作人型兵器同士のトーナメント中、動かなくなった自機を必死に動かさそうとしている場面です。おお、なんか素直にかっこいいですね、これ。 →bk1
(01/9/12)
金魚とりまくるぜ――――っ!!
で 海に放流してあげよう!!
出典:あずまんが大王/DENGEKI COMICS EX(メディアワークス)/あずまきよひこ/2巻153P
キャラ:滝野智
【作者直営サイト】A-ZONE
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは、まともに調べる時間がなかったのであずまんがりんぐを紹介しておきます。探索の旅の起点にどうぞ。
本日は予備知識なし読書の話。
一応?書評系に思えなくもないサイトを運営している身としてはおかしなものですが、私は本を読むときにできるだけ余計な知識ゼロで読むのが好きです。奥付けの紹介文やあとがきを読まないのはもちろんですが、可能な限り帯のキャッチコピーもネット上の評判もできるだけない白紙の状態で読むのが最高。
こうやって読むと、それこそ一行目から何が起こるかさっぱり予想できない状態で話が進むので物語への入れ込み具合も半端じゃありません。
なにしろきちんと読まないと、登場人物さえ不明になってしまいますからね(^^;
極端な話、コメディなのかシリアスなのかさえわからないまま読むこともしょっちゅうですが、この緊張感がたまりません、ええ。
問題はタイトルと表紙絵ぐらいしか判断要素がなくなるので、少ない予算で本代をやりくりするには厳しいという点です<致命的だ
なにはともあれおもしろいですよ白紙読書。
ぜひ一度お試しを。
地雷を踏む確率もはね上がりますが、気にしない気にしない(笑)。
さて、本日も息抜きということで「あずまんが大王」から。
暴走女子高校生のともちゃんの台詞です。
ともちゃんは典型的な「考える前に行動する」タイプの人間で、しかも「行動した後もなにも考えない」ある意味無敵の人間です。
そういう人間の突っ走る様を表した素敵な台詞です。
一見なんてことのない普通の台詞に見えなくもありません。
が。
恐ろしい……恐ろしすぎる……。 →bk1
(01/9/11)
自分で作ってるのかこのガキ――!?
こいつ完璧超人か――!?
出典:あずまんが大王/DENGEKI COMICS EX(メディアワークス)/あずまきよひこ/1巻8P
キャラ:ちよちゃんのクラスメイト
【作者直営サイト】A-ZONE
【絵師直営サイト】なし
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月姫ネタばれ名台詞もおかげさまで無事終了しました。
感想としては、「人の記憶はぜんっぜんあてにならない」と。私の場合、月姫の名台詞についてはすべて画面ごとキャプチャーしてあって、そこから抜き出しているわけですが、それでも引用場面がさっぱり思い出せません。
ツッコミを受けること多数で、いかにうろ覚えなのかよくわかりました(^^;
精進が足りませんね、まだまだ。
さてと、最近どっちかというと感動系長文名台詞を連発したのでだいぶへたれてます。
だから、というわけでもないですが3巻発売記念も兼ねて「あずまんが大王」をご紹介。
タイトルは知ってる方がかなり多いと思われますが、内容は意外と知らないのでは?
なんか萌え〜とか連発する人が多いので、「ラブひな」とかああいったラブコメを想像されるかもしれませんが、方向性がかなり違います。
基本は連作4コマ漫画。物語の舞台はとある高校の学園生活。いろんな個性的な女の子や先生が登場して、なんともおかしい日常を繰り広げていきます。内容的には少しずつつながっているものの、あくまでも4コマとして話は進行。
重大事件とかはぜんぜん起きないんですが、とにかくおかしいです。私にとってはあの間が絶妙。この4コマはたぶん誰が読んでもおもしろいと思うので、幅広くおすすめ。
まだ読んでないならぜひご一読を。
本日の台詞については解説が必要ですね。
まず、この台詞は一緒にお弁当を食べることになったちよちゃんに向けられたものです。ちよちゃんは10歳にして高校に飛び級で入学した天才少女。他の高校生と混じって授業を受けています。
さてそんな天才少女のちよちゃんがお弁当を食べる段になって、「朝早く起きてお弁当作るのが大変」とかいったのでさあ大変。内面で嵐が吹き荒れているわけですね(笑)
当然、作ってもらっているのでしょう。このクラスメイトたちは。
問題はそれが10歳の少女の口から出たということで、すでに頭脳で敗北感を味わっている彼女たちにとって、もはやちよちゃんは完璧超人にしか思えずとも無理はありませんとも、ええ全く。 →bk1
(01/9/10)
「お化けお化け!
お化けが出てこそ一流の学校よね!」
出典:成恵の世界/角川コミックスエース/丸川モトヒロ//162P
キャラ:八木はじめ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトなら七瀬の世界がおすすめです。記憶に間違いがなければ、一番最初にファンサイトを運営し始めたところのはず。
月姫ネタばれ名台詞7日目。
ラストにふさわしいかどうかはともかく(^^;、これでとりあえずネタばれ編はおしまい。……なのですが、夏コミ新作の「歌月十夜」を無事通販で押さえたので、後は来るのを待つばかりです。これでネタも安泰か(笑)
その「歌月十夜」ですが、この本日分をアップする直前まではメッセサンオーの通販で購入可能になってました。今すぐ飛べば買えるかも。
さて「成恵の世界」はSF要素の入ったハートフルラブコメティな漫画です。
ヒロインの成恵はホンモノの宇宙人なのですが、なぜかこの世界ではたいした問題にはなっていません。せいぜいがちょっとしたからかいの対象になっているくらいというのが風変わりといえば風変わりです。
SFのラブコメという背景上およそなんでもありな感がありますが、全体にほのぼのした雰囲気が漂ってます。ラブコメ好きなら手を出すのもよろしいかと。
ちなみにタイトルは「非(ナル)Aの世界」からとってますが、内容的には関係ないので一応。
本日の台詞解説ですがこれはなぜか「歩くXファイル」との異名を持つ八木が、図書室に出現したというお化けの調査を頼まれた時のものです。
学校には怪談がつきもの。
そんなわけで、なにが一流なんだかよくわかりませんが、奇妙な納得感の漂う台詞なんでありました。 →bk1
(01/9/9)
「人間の頭は、善行を忘れて悪事を覚えるようにできてるんだよ」
出典:大天使フィオ(アースフィア・クロニクル)/電撃文庫/あすか正太/絵師:門井亜矢/39P
キャラ:アーク
【作者公式サイト】あすか正太デタラメウェブ
【絵師直営サイト】なし
今回は特に言うべきことはなし。
月姫ネタばれ名台詞6日目。
最近ゲームやってなかったたら細かい記憶が……(汗)解説文はかなりいいかげんです。
リリアン女学園では、以前から「マリア様がみてる」のpbemが運営されているのですが、5thシーズンの開催にあたり、新規参加者を募集中です。pbemに興味のある方は一度のぞかれてみては? マリみてのロールプレイですから、男キャラは当然ご法度ですが(笑)
さて、「アース・フィアクロニクル」は……というより、むしろ「大魔王アリス」といったほうが通りがいいかな? はファンタジーをベースにしたギャグ小説です。まっとうなストーリーもちゃんとあるにはあるのですが、そんなものを紹介する気はさらさらありません。
典型的なバカ小説です。
特徴としては特大フォントの使いまくり。その他いろんな一発ネタが登場しますので、頭を空にしてその場が楽しければそれでよし!と思っているときなどは読んでみてもいいかなーと。
特にはすすめません。つまりコメディ好きならどうぞ。
今回は台詞解説不要ですね。
たとえ仲間といえども、安易に助けたりはできないのです。なにしろ善行は忘れるものだから。これが現実というものですね、ええ。 →bk1
(01/9/8)
「すべてが嘘っぱちであったとしても、世界には確実なものがひとつだけある。それだけはどうしようもないほどに、”真実”で、嘘でも夢でもすまされない」
「――――」
「そう―――それは悲しみを感じる、あなたの心。それだけは決してなくならない。それが消えるときは、あなたにとって世界が終わるとき。たとえ周りの者たちが全員、あなたの心を否定したとしても、それはあなたの世界にとっては何の意味もない。なにもかもが幻で、虚ろなる夢だったとしても、その夢を儚いものだと感じる気持ちだけは、どんな存在の中にあっても確実なる、最後から2番目の真実。ただし――わたしたちが決定的に悲しいのは、その真実はそれぞれがバラバラで、心はすれ違って互いを否定しあい、この世が嘘に限りなく近づいていってしまうこと――」
「とても―――切ないことだわ、心を持っているということは」
出典:私は虚夢を月に聴く/徳間デュアル文庫/上遠野浩平/絵師:中澤一登/73P
キャラ:少女
【作者公式サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは未調査。たぶんブギーポップ系のファンサイトの中に、この作品を大きく扱ったところがあるとは思うんですが……。
月姫ネタばれ名台詞5日目。です。
今まで出せなかった台詞を順調に吐き出してホッとしています。当初の予定通りあと2回かな。
不覚にも「ななか6/17」→bk1にすっ転びかけていたり。
身体は17歳なのに、事故による幼児退行によって精神は6歳の幼なじみなんて、なんというか反則としか思えませんが(笑)、これが素直におもしろかったりします。人間これくらい素直になりたいものです、ほんとに。
せっかくなので作者の八神健さんの直営サイトとか、ファンサイトのナカナカ☆ナナカとかリンクしてみました。
さて、それでは本日紹介するのは「わたしは虚夢を月に聴く」。
捉えどころのないSF、というよりはブギーポップシリーズをさらに鋭角的にした感じといった方が分かりやすいかも。
正直なところ物語は説明のしようがありません。ひとつには物語全体と展開が深く関わりすぎていて、うかつな解説が即ネタバレにつながるせいものあります。
現実と夢の差とはどこからくるのか?
心の行き先はどこか?
文字通り、これは虚夢の物語。
いろんな意味で前もってブギーポップシリーズを読み終えた人向けの作品と言えます。あちらより人を選ぶと思いますが、これこそ上遠野作品と思わせるだけの逸品です、ええ。
まーた小難しい台詞を選んでしまいましたが、こういった台詞が作品全体にあふれています。あえて解説しないんで色々考えてみてください。 →bk1
(01/9/7)
あたしは、周防くんを信じられた。彼の言葉を。
だって彼は、あたしの努力を知っていたんだもの。
あたしが頑張ってるって。
無駄かもしれないけど。間に合わないかもしれないけど。失敗するかもしれないけど。
彼は知っていたんだもの。
知っていて、忘れずにいると言ってくれたんだもの。
(だから。それでも)
信じること。
相手を信じること。
――ただ盲目的に信じ込むのではなく。――
――相手にしがみついて、自分の重みを押しつけて、どこかへ一緒に墜ちてゆくことでもなく。――
その人が無駄ではないと。
無意味ではないと。
間違っているかもしれないけれど、失敗かもしれないけれど。
でもそれは、決して自分に意味が無いのではないのだと。
未来はまだ決まっていないのだと。
出典:蒼穹天女・ユウ(狗狼伝承)/新城カズマ/絵師:介錯/152P
キャラ:森塚誌乃
【作者公式サイト】散歩男爵
【絵師直営サイト】介錯電子学園
狗狼伝承のファンサイトも探してはみたんですが、引っかかるのがメールゲームの方のファンサイトばかりなので途中で発掘を断念……無念です(^^;
月姫ネタばれ名台詞4日目。です。
実は本日の台詞が大本命。
たとえ月姫を一度もやったことがない人でも泣けるんじゃないかと思われる名シーンですが、琥珀さん関連の真相が激バレになってしまうので、しつこいようですがプレイ中の人は見ないように。
何回見ても泣けてきます。
さて、「狗狼伝承」は伝奇ものファンタジーな小説です。
砌を継ぐことで空間を越え、時間をも超える能力者・時念者。
狗狼によって滅ぼされてしまったその一族の里の生き残りである小笠原周防は、宿敵である狗狼と戦い続けています。
その周防はある日、森塚誌乃という一人の少女と出会います。彼女をうっかりその左手で触ってしまった時から運命の歯車は回り始め……。
しっかりした世界観の上に築かれた和風ファンタジーです。
時念者に関するいろんな設定が特に目を惹きますね。
あと新城さんの作品を扱うたびに言っていることですが、各登場人物の独白に異様な迫力があります。「蓬莱学園」と並んで、その辺をぜひとも見ていただきたいシリーズです。
それでは本日の台詞解説。
ちょっと解りづらいかもしれません。実のところこの前後数ページに渡り、ずっとひとつのテーマに関する台詞の羅列が続くので無理矢理台詞を切ってきたので収まりが悪くなってしまったのです。
例えば未来を知る能力があって、既に未来を視てしまった人間がいるとします。その人は既に事件の結末を知っている。
では事件に関わっている人間は、未来のつまらない結末を教えられたからといって、素直にそれに従うか?
それはないでしょう。
あくまでも悪あがきするはずです。
自分の能力の許す限り、人間はあがき続けます。
……と、まあそんな内容のことが背景にあっての台詞なんですが、ちょっとばかしわかりにくかったかもしれません。この台詞については既に紹介済みの狗狼伝承の台詞で、「俺は、おまえを忘れない〜」という台詞を同時にチェックしておくと雰囲気が伝わりやすいかと思います。
明日はもっとわかりやすいネタにしよう……。 →bk1
(01/9/6)
「おまえたちは、どこまでも歩いていく者だ。時念者というものは。……あらゆるものを道具に変えて、どこまでも往く者だ」
出典:蒼穹天女・ユウ(狗狼伝承)/新城カズマ/絵師:介錯/117P
キャラ:遊佐忌十郎
【作者公式サイト】散歩男爵
【絵師直営サイト】介錯電子学園
狗狼伝承のファンサイトも探してはみたんですが、引っかかるのがメールゲームの方のファンサイトばかりなので途中で発掘を断念……無念です(^^;
まずは月姫ネタばれ名台詞3日目。をお届け。それにしてもずいぶん記憶が薄れているなあ……くそぅ。
えっと私は基本的にSF系のサイトには網を張っていないので全然知らなかったのですが、野尻抱介リファレンス・マニュアルにてロケットガールのパイロットフィルムが公開されています。
ちょうどロケット打ち上げ成功とも重なって、まことにタイムリー。
「ロケットガール」→bk1は、ひょんなことから女子高生がロケットで宇宙を目指す物語で、そのライトノベル的導入とは裏腹にかなり本格的な設定を持ったかなりおすすめのSF小説なんですが、この企画どの程度まで進んでいるのでしょうか。ぜひともテレビアニメとして早くお目にかかりたいものです。
さて本日紹介するのは、「狗狼伝承」なんですが……ここにたどり着くまでに今日は2回も台詞を打ち込んでは消し、打ち込んでは消し、という自分的没を繰り返していたのですっかり時間と精神力を浪費してしまいました(^^;
そこで、明日も継続して狗狼伝承をネタにして名台詞を紹介し、作品紹介もその時にしますので本日はご勘弁ください。
あ、一言だけ補足しておくと「時念者」とは特殊能力を使って空間を、そして時間をも飛び越える一族です。それを頭に入れておくと本日の台詞も解りやすいかと思います。
それでは台詞解説。
謎の真相を知り、動揺する周防。彼は時念者が何者なのか、だんだんその考えが揺らいでいます。そういう気持ちでいるところにこの台詞を投げかけることはかなりの波紋を与えるのでした。
旅した結果に得るものが目的なのではなく、旅という行為そのものが目的なわけですね。さすらいの異邦人状態。
決して立ち止まらない、そういう感覚を伝えたかったんですが、上手く伝わったでしょうか。 →bk1
(01/9/5)
「おいっこらイムズッ」
「んだよ文句あんのか
赤いからって威張んじゃねぇぞコア!!」
出典:市立戦隊ダイテンジン/Daito Comics(大都社)/六道神士/8P
キャラ:ダイテンコア&ダイテンイムズ
【作者公式サイト】六道館
【絵師直営サイト】なし
CGとか置いてあってまあ基本的なつくりです。
業務連絡。
HRSさん、野生雁さん、絵師の朧月さんよりTOP絵のリクエストについて要望がありました。CGは1日にして成らず。早いところテーマを決定して報告してくださいねー。
「ダイナソア」がとりあえず一人でも知ってる人がいると解ってうれしいです。無事発売されたら、きっとまた強制的に話題にしますのでその節はよろしく(笑)
月姫ネタばれ名台詞2日目。をお届け。
何度も言いますが、プレイ中の人は見ちゃダメですよ? つまんなくなってもいいなら止めませんが……。
さて、「市立戦隊ダイテンジン」は、ですね。
えーと。
知らなくてもぜんっぜん問題はないのですが(^^;
ま、一応説明しましょう。
エクセルサーガを連載中の、六道神士さんの初期作品集になります。戦隊モノに思いっきり毒をまぜてパロディ化した市立戦隊ダイテンジンが中心ですが、ただの作品集ではありません。掲載誌の都合でエロマンガです(笑) そういう畑出身の漫画家さんは珍しくないですから、まあそんなものでしょう。笑えることに回を追うごとにエロがどんどん減っていき、最終回なんて一コマぐらいでエッチなシーンが終わり。
明らかにエクセルサーガの元になっているキャラとストーリーが多数あるので、18歳以上のファンならば手を出すのもいいかも。
存在意義としては、毒のありすぎる戦隊ものパロディってことです、ええ。逆らう一般市民には容赦なく実力行使するあたりが素敵です。
で、台詞解説。
いわゆる戦隊モノのお約束として、赤い奴がリーダーであるという不文律があります。他にもこの種の不文律は数多く、「イエローはカレーが好き」とか「必ず紅一点、それ以上でも以下でもなく」とか言い出せばきりがないのですが、とにかく赤はリーダーなのです。
ゆえにこういう台詞が出てくるわけですね。色だけで差別されてたまるかってな具合で(笑) →bk1
(01/9/4)
祥子さまに失敗は似合わない。赤面してうなだれている顔より、偉そうに笑っている顔の方が見ていて嬉しい。
出典:マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物/コバルト文庫/今野緒雪/絵師:ひびき怜音/後編85P
キャラ:福沢祐巳
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】D-poisonous blue
柳桜亭ではマリア様がみてるの4コマ漫画がたくさん見られます。コンスタントに更新されているのがうれしいです、ええ。
朧月さんから20万HIT記念CGをいただきました。
嬉しいっ! しかし、いつの間に20万HITもしたんでしょう。どうも今ひとつ実感がありませんが、すべてはお客様のおかげということで今後も精進したいと思います。……とりあえず毎度毎度指摘されているまちがいが少しでも減らせるといいですねえ、多分無理だけど(^^;
いきなり脱線話。
本日は昔からのファルコムファンとしてほっとけない情報を聞きつけましたので一人で盛り上がってみたいと思います。このサイトで誰もこんな情報必要としないことはわかってますが、それでも騒ぐ!(笑)
待ちつづけること幾星霜、ファルコム作品として異端児なダークで重厚なシナリオを誇ったRPG「ダイナソア」がWINDOWS用に復活するらしいっ!(たぶん)
うれしすぎ。いつ発売になるのかなあ、ガセじゃないといいなあ。
さてと。
本日からたぶん1週間程度、あまりにネタばれが強すぎて公開を封印していた月姫の名台詞をこそっととりあげて行きます。前提として月姫の本編を琥珀シナリオまでクリアした人のみを対象としますので、プレイ途中の人やこれからプレイする人は決して見ないようにしてください。やる予定の無い人ならOKです。
それでは月姫ネタばれ名台詞1日目。
えー「マリア様がみてる」の作品紹介は今回はサボります(^^;
気になる人は名台詞から拾ってみてください。
というわけでさっそく本日の台詞解説。
祥子さまは祐巳のお姉様ですが、とにかくプライドの高いお嬢様。それもかなりのお嬢様なので世間の一般常識にかなり疎く、しばしばまぬけな失敗をしてしまいます。それをさりげなく祐巳に責任転嫁してしまった直後の台詞。
そうなのです。
祥子さまに失敗は似合わないのですっ!妹としても、自分をダシに使われてもやっぱりお姉様にはへこんでほしくはない、と。
こういうのってありますよね、負けている姿が決して想像できないキャラクターとか、動揺している姿の想像できないキャラクターとか。つまりはそういうことなのです、ええ。 →bk1
(01/9/3)
「自分が作ったんだって言えばいいじゃないですか」
「やめてっっ そんな恥ずかしい事っ
花嫁の父みたいな気分なのよ〜〜〜〜
そっとしといて」
出典:まるいち的風景/花とゆめコミックス(白泉社)/柳原望/1巻80P
キャラ:有里幸太&美月ななこ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトはNozomi Yanahara Love Lover Lovest!など。ついでに、最近は更新されていないようですが、花とゆめ関連の作家さんリンク集である花ゆめでいこう!もご紹介。
えー昨日は二日酔いで死んでいたので(^^;)更新がかなり遅かったですが、ちゃんと更新されてますので一応。
「まるいち的風景」は、これは説明がちと難しいですね。
KAMATAという企業の開発した行動トレース型ロボット・まるいち。まるいちは自律機能を持ったアンドロイドとかではなくて、言葉も持っていません。ですが、ユーザーの行動をトレースさせて登録すると、命令によってトレースしたとおりの行動をさせられる特性をもっています。
たとえばまるいちに朝ご飯を作ってほしければ、一度自分ですべての手順をまるいちに見せて登録することで、次からは作ってもらえるようになるわけです。
自発的に動いたりしないし、表情を変えることも絶対にないまるいち。
ですが行動をトレースするということは、その人の癖などもすべて覚えこんでしまうわけでその辺が人の伝えきれない想いを代弁したりと、なかなかに侮れないロボットなのです。
ロボットとは言ってもSFでは全くないので、どなたにも違和感無く楽しめるかと。
まるいちを鍵にして、いろんな人々の心にしんみり来る話がたくさん詰まっています。ロボットをこんな風に描けるのか!という驚きを見せてもらった作品です。
すっごくすっごくおすすめ。
まいじゃー認定していなかったことに気がついて準備中なくらいおすすめ。
少女漫画だからと言わず、ぜひとも手にとってみてください。
では本日の台詞解説。
美月さんはまるいちのメイン開発者。まるいちをお店で買った親子があれこれ会話しているのを聞いて、つい口をはさんでしまい慌てて逃げてきます。
その親子に美月が生みの親であると教えようとする幸太ですが、そこにこんなやり取りが展開されるわけです。
これ、すっごくわかりますねー。
他所で自分の作った作品が話題になっていると、気になってしょうがないものの「自分が作った」などとは恥ずかしくてとても言えないという屈折した心理。でもちょっと自慢してみたい(笑)
この台詞は該当者多数だと思いますが……あなたはどうですか? (bk1で検索したら4巻しか出てこないとはどういうことだ(怒))。
(01/9/2)
「もうそんなベタな考え方はやめろ!」
「…ベタ?
ベタなどというな!
王道と呼べ!!
この世に王道数あれどそれを実現させたものはいない
もはや不可能といってもいいだろう
だが俺は不可能を可能にしてみせる!!
なぜなら男だから!!」
出典:妄想戦士ヤマモト/YKコミックス(少年画報社)/小野寺浩二/1巻36P
キャラ:松下&山本
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直営サイトとはまた違うのですが、小野寺さんはアクションチーム兼劇団である傭兵部隊に所属しているようなんで傭兵部隊駐屯地にリンク。
今さら知った衝撃事件。
PC企業のゲートウェイ、日本から撤退。
…………ちょっと待てぃ。
私、ユーザーなんですけど(汗)
一応サポートは従来どおり継続するとの事ですが、今後ドライバの更新とかどうなっちゃうんだ? あーこんなことならデルにしとけばよかったぁ!
これがほんとの「後悔先に立たず」です。
みなさんも気をつけましょう。気をつけてもどうなるもんでもないですが。
牛柄なんてだいっ嫌いだぁ!
さて「妄想戦士ヤマモト」は、まあなんといいますか野郎の妄想の数々をギャグのネタにしたコミックです。
メイドさんとか、猫耳とか、眼鏡っ娘に萌えるというまあよくあるパターンです。ただ、小野寺さんの作品全般に言えることですが無意味に熱いです。もー全身火傷するくらい。
魂が共感できるかどうかは別問題として、笑えるのは保証します。……いやむしろ泣ける、のか?
さて、本日の台詞については解説が必要だと思います。
何がベタなのかというと、これは山本が学校に来た転校生に対し、無理矢理「素敵な出会い」を強要しているためです。
ありますよね? かわいい子と正面衝突して顔見知りになったら、その子が転校生だったとかいうやつ。
いわゆる恋愛モノの王道ですが、こんな体験を実際にした人間がどれだけいることか?(いないとはいいません。常に事実は想像のはるか上を行くものですしね)
その稀有な出会いを無理矢理実現しようとする山本とその友人の会話です。
おにひさま、なみだがとまりません……。 →bk1
追記:ちなみに↑の台詞の元ネタわかる人はいるんでしょうか。
(01/9/1)