こちらは時系列順。ただし2001年5月以前のものは作品別にしか管理していません。
2001年の名台詞 | |||||
▼6月 | |||||
▼7月 | ▼8月 | ▼9月 | ▼10月 | ▼11月 | ▼12月 |
2002年の名台詞 | |||||
▼1月 | ▼2月 | ▼3月上旬 | ▼3月下旬 | ▼4月上旬 | ▼4月下旬 |
▼5月上旬 | ▼5月下旬 | ▼6月上旬 | ▼6月下旬 | ▼7月上旬 | ▼7月下旬 |
▼8月上旬 | ▼8月下旬 | ▼9月上旬 | ▼9月下旬 | ▼10月上旬 | ▼10月下旬 |
▼11月上旬 | ▼11月下旬 | ▼12月上旬 | ▼12月下旬 | ||
2003年の名台詞 | |||||
▼1月上旬 | ▼1月下旬 | ▼2月上旬 | ▼2月下旬 | ▼3月上旬 | ▼3月下旬 |
▼4月上旬 | ▼4月下旬 | ▼5月上旬 | ▼5月下旬 | ▼6月上旬 | ▼6月下旬 |
▼7月上旬 | ▼7月下旬 | ▼8月上旬 | ▼8月下旬 | ▼9月上旬 | ▼9月下旬 |
▼10月上旬 | ▼10月下旬 | ▼11月上旬 | ▼11月下旬 | ▼12月上旬 | ▼12月下旬 |
2004年の名台詞 | |||||
▼1月上旬 | ▼1月下旬 | ▼2月上旬 | ▼2月下旬 | ▼3月上旬 | ▼3月下旬 |
▼4月上旬 | ▼4月下旬 | ▼5月上旬 | ▼5月下旬 | ▼6月上旬 | ▼6月下旬 |
▼7月上旬 | ▼7月下旬 | ▼8月上旬 | ▼8月下旬 | ▼9月上旬 | ▼9月下旬 |
▼10月上旬 | ▼10月下旬 | ▼11月上旬 | ▼11月下旬 | ▼12月上旬 | ▼12月下旬 |
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「僕がエロゲーやめるなんてありえないから」
出典:げんしけん (コミック)/アフタヌーンKC/木尾士目/3巻123P
キャラ:高坂
【作者直営サイト】Vなし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年12月31日(水)
『年越しチャット告知』
ごきげんよう。
魔窟の大掃除は激しくエンドレスな予感。この山のような本をどうしろと?(汗
さて、今年もやります年越しチャット。本日夜11時ごろからを予定しています。せっかくですから今年のライトノベル総決算と行きたいと思います。どんなものが印象に残っているかなど語りつつまったり年越し致しましょう。
はい告知終わり、おそうじおそうじ〜。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■出版社公式サイト(ライトノベル系)比較 リアルタイム情報追尾編
昨日まいじゃーで行った出版社公式サイト比較は過去情報の検索を主としていたのですが、少年少女科学倶楽部ではリアルタイム情報の取り扱いについて調査なさってます☆
■読書速度測定(うぱーのお茶会より)
「1000字にも全然届きません……台詞収集の習慣が身についてから、むしろ読書速度落ちてます(^^; 」
■「マリア様がみてる」スペシャルコンテンツ
紹介を忘れていました☆ webコバルト内の特設コーナーで、アニメ版のリリアン女学院内をflashを使って巡るという趣向になっています☆ 一部の方は「ごきげんよう」と美声で挨拶をしていただけますよ☆
▼本日の作品&台詞解説▼
げんしけん→bk1、→amazonは、大学のサークル「現代視覚文化研究会」、略してげんしけんに集うオタクな人間の日常を描いた漫画です。オタクそのものをテーマにした作品はけっこう多いのですが、変な誇張なしにオタクを等身大にその空気感まで再現したものとなるとこの「げんしけん」がダントツだと思います。
彼氏がオタクなばっかりに振り回される唯一の一般人・咲の行動とその報われなさがまた笑えるというか……というか他人事じゃないんだよなこのげんしけんのメンバーの行動って(^^; ま、名作というのとはちょっと違いますがおすすめな作品ではあります。
さて、本日の台詞解説。
彼女がいるのにエロゲーをすることの是非というか議論をしているうちに、渦中の人物の言い切った一言。
お、漢らしい(笑)
この「エロゲー」の部分をいろいろ変えると思い当たる節が貴方にもあるのでは? ……しかし今年最後の台詞がこれとは(笑)
「わたしが遠くなったんじゃない。楽俊の気持ちが、遠ざかったんだ。わたしと楽俊の間にはたかだか二歩の距離しかないじゃないか」
出典:月の影 影の海(十二国記) (小説)/講談社文庫/小野不由美/下巻138P
キャラ:中嶋陽子
【作者直営サイト】Vなし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年12月29日(月)
『出版社公式サイト(ライトノベル系)比較雑感』
ここ数日話題にしている一連のライトノベル話の中で、出版社のサイトが「使えなさすぎ」うんぬんとの意見が出てまして今回改めて、主な出版社のライトノベル系公式サイトをチェックしてみました。以下に雑感を書いておきます。なお今回は既刊情報の充実を調査対象としているので、新刊等の特集記事の充実度はまた別問題です。
◆全体の感想◆
トップに検索窓を置いておくのは基本中の基本だと思うのですが、ほとんどの出版社で実行できてませんでした。またトップに検索窓があるサイトは他の部分が欠陥だらけで使いにくさはどっちもどっちです(^^; 見た目がよきゃいいってもんじゃないでしょうに。
なおISBN形式できちんと書誌情報を持っているのは電撃文庫のみ。あとは独自形式かデータ抜けが多すぎて役立たずか、そもそも個別の書誌情報を持ってませんでした。
……ここまで使えん代物だとは思わなかった。だめだこりゃ。
●電撃文庫/電撃hp(電撃文庫)
すばらしい。唯一まともに使えるサイトといっていいでしょう(というよりは他の出版社のサイトがあまりにもダメすぎるんですが……)。電撃に関しては過去の作品も安心して検索することができます。電撃hpバックナンバーの情報もちゃんと見ることができますしね。これでトップに検索窓があればほぼ無敵。
実用度:★★★★★
●web KADOKAWA(スニーカー文庫、富士見ファンタジア文庫など)
一応個別の書誌情報を持ってます。が、2ヶ月以上前の書誌情報は検索窓以外から探し出すことが不可能で、お世辞にも使い易いとは言い難い状態。過去の月別刊行情報もありません。購入ボタンだけしっかりついててもねえ……。
実用度:★★☆
●webコバルト
新刊関連から書誌情報を追っていく場合、非常に丁寧な作りになってます(書影など各種データやリンクなど使いやすい)。特集記事なども読みやすいです。ただ致命的な欠陥として検索窓がどこにもなく、シリーズ一覧もなし。せっかく個別の書誌情報を持っていてもそのせいで台無しです。
実用度:★★
●富士見ミステリー文庫
個別の書誌情報持ってます。検索などはシンプルですが使いやすいです。電撃の次点くらいに実用的かな?
実用度:★★★★
●ファミ通文庫
検索窓はどこにもなし。タイトルや著者名一覧から書誌情報にたどり着く手段もありません。月別の情報をひたすら探して拾うしかありません(^^; リンクなど周辺情報は充実しているんですけどねえ……
実用度:★★
●中央公論新社(C☆ノベルス)
新刊の立ち読みシステムが最大の売り。しかし個別の書誌情報はなし。図書目録(PDF形式)がDLできるようになっているのはいいのですが、過去出版物の検索が一切できないのはどうかと……。
実用度:★☆
●スーパーダッシュ文庫
大きい書影やキャッチコピーの掲載、イラストレーター別検索といった点については評価できます。ただ個別の書誌情報としてデータを持ってるわけではなく、シリーズ別にまとめるという独自方式をとってます。トップに検索窓があればもっと使いやすいのですが……。
実用度:★★★☆
●ソノラマ文庫NewsOnLine
個別の書誌情報自体がありません。不変アドレスがどうとかいう以前の問題(^^; その他の記事も過去ログは見えないとか粗だらけ。検索窓以前の問題ですね……。
実用度:★☆
●講談社(講談社ノベルス)
個別の書誌情報は持っているようです。また検索窓もあるにはあります。が、公式サイト上では検索も新刊チェックも何もできなくて、ショッピングサイトである講談社BOOK倶楽部に飛ばないとダメという仕様になってました。そのショップもわかりにくい。実用性から見るとダメダメ。
実用度:★☆
●徳間書店(デュアル文庫)
論外。検索は何の役にも立ちません。既刊のデータが全然ありません。ライトノベル読者は行く必要なし。売る気あるのか?と疑いたくなるような作り。
実用度:皆無
●早川書房
比較的使える作り。雑誌のバックナンバーの詳細情報が見られるのは便利ですね。新刊の書影がないのは「表紙絵なんてただの飾りですよ!」と思ってるから、か?
実用度:★★★☆
えーまだ調べてない出版社もあるかもしれませんが、気力が尽きたのでこの辺で勘弁してください(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
■幼なじみエンサイクロペディア(うたたねこやより)
▼本日の作品&台詞解説▼
十二国記→bk1、→amazonは、いまや完全にメジャー領域に進出した作品です。中華風の世界観の中、十二の国の十二の王と麒麟の物語。ネタ日照りでもあるし、苦し紛れの一発です(^^;
さて、本日の台詞解説。
陽子の数ある台詞の中でもこの台詞はものすごーく印象に残っています。地位が人を遠ざけることについての憤りみたいなものですが、これ以上書くとネタバレになってしまうのでやめておきますね。とにかく十二国記屈指の名台詞ではないかと。
「いいこと……。もっと世間を見なさい。もっと周りを見なくちゃ駄目よ。時間とか、社会とか、常識とか。ようするに、私が言いたいのはね、貴女がどれくらい視野が狭いかってことなの」
「それが、お見合いと、どう関係あるって言うんですか?」
「関係ないわ。
でも、こういうことがあって、初めて考えられるものなの。何て言うの、ほら、関係ない物質があって初めて反応するの……」
「触媒」
「そうそう、それですよ。私のお節介はね、いうなれば、触媒なんです。わかる?」
「いいえ、全然」
「でも、貴女は考えるはずよ」
出典:夏のレプリカ (小説)/講談社文庫/森博嗣/388P
キャラ:佐々木睦子&西之園萌絵
【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年12月28日(日)
『冬コミ小情報追加』
昨日の冬コミ小情報に追加。くろがねぎんさんが個人誌で戯言本「x/y」を出すようです。三日目 東A-17aです。それから冬コミマリみてサークル一覧。……大激戦だと思われますが(^^;
あと手遅れな気もしますが、1日目の西 ほ27ーbで、いさごさんが委託で「戯れ言シリーズ×月姫」の小説のコピー本を出されているとのこと。以上駆け足でお届けしました。
ちなみに私、今日から正月休みに入ります。万歳っ!!
▼本日の木乃葉子トピック▼
■まだ続くライトノベル話
この話題のリンク集にもなってますよ☆
「更新してからゆっくりリンク先見て回るのでたいしたことは言えませんが……本当に売れてないのか?という話題に関連して。ライトノベルは万単位で売れて当たり前の世界です。一概には言えませんが、1万冊の売り上げなら続編はアウトとか。厳しいものですねえ……」
■ライトノベルとネットの口コミ
リファラースパムの話とも絡むような絡まないような複雑な様相を呈してきました☆ 狩田さん、まとめのほうがんばってくださいね☆
■馬鹿の一つ覚えの設定(展開)・ライトノベル編〜抜粋〜(ARTIFACTより)
2chのライトノベル板で人気のあるバカ一スレの内容をまとめたものです。ニヤリとさせられますよ☆ 逆手にとって小説を書く時の参考にするのもよいかもしれません☆
■はてなダイアリーと連携した「はてなツールバー」公開
▼本日の作品&台詞解説▼
夏のレプリカ→bk1、→amazonは、いわゆるS&Mシリーズの中の一作です。森作品全体が理系ミステリとよく言われますが、犀川助教授の言動はある意味必見かも。
それでは本日の台詞解説。
だまし討ちにあってお見合いをさせられ、怒り狂っている萌絵と叔母の会話です。長々と台詞を載せましたが、実のところ一番伝えたかった台詞は最後の一文だったりします。このまるで預言者のような物言いになぜだかとても惹かれたのでした。
「奴隷だと? 言ったな? 原住民風情が……」
「原住民? 我々も随分と進化したものだ。黄色い猿と呼ばれた頃が懐かしいものだね」
出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/1-下巻?
キャラ:?
【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】さとやす祭
特記事項なし。
★2003年12月27日(土)
『冬コミ小情報』
てなわけで縁のある方と、ライトノベル系のサークル小情報など。なお少年少女科学倶楽部の東館通信「かべぎわ」も参考にしてください。さらに冬コミマリみてサークル一覧など。
■2日目 12月29日(月)
東V−16a ジルーネ様の猫部屋 秋山完元ネタ集2003
タイトル通りです(笑) なにせ密度の濃い小説だけに元ネタだけでもすごいことになってると思います。
東地区・カー33b CITY−WALKER 都市シリーズ
風水街都・香港の二次創作(コピー本)とのことです。既刊のオフセも販売されるとのこと。
■3日目 12月30日(火)
西こ30b EMBRYO EMBRYO Piano Works
アトラク=ナクア、月姫等のアレンジピアノ曲総集編。編曲担当のクロヤさんには、マリみてファンサイトのイメージ曲も作っていただいたことがあり今回はそれも収録されますよ!
西す03b McaSite 月姫同人ゲーム
こちらは委託にも注目〜。まいじゃーの元・絵師である玲朧月さんが木乃葉子写真集(歴代TOP絵中で選出した10枚(予定)の高画質jpeg画像/壁紙サイズ2種(800×600/1024×768 計20枚&紹介文&おまけを収めたCD)を委託されてます。20枚限定っ!
東A-17a 猫娘亭 戯言本「x/y」
▼本日の木乃葉子トピック▼
私の写真集を買わないと、殲滅です☆ (詳細はすぐ上)
「めちゃくちゃだ……官憲横暴〜!」
民間人だからよいのです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
終わりのクロニクル→bk1、→amazonは、まロさが売りです。……あれ?(まともな説明は時間の都合で省略)
台詞の方は時間切れで無理矢理更新しましたごめんなさい。
「感情機能か、つけるとどうなる?」
「Tes.、つけると邪魔になります。普通は内蔵します」
「……内蔵したらどうなるか言ってみろ」
「Tes.、内蔵すると感情を持つようになります」
「たとえば」
「理不尽な命令を得ても笑顔で対応したり主人が嫌味でも亡くなったときに涙を流せます」
出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/2-上巻220P
キャラ:大城・至&Sf
【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】さとやす祭
特記事項なし。
★2003年12月26日(金)
『年末進行であっぷあっぷ』
胃腸風邪も直らないしくたばり気味です……胃がキリキリ。
あ、それと私自身は参加できませんが今回の冬コミにライトノベル関連で参加される方(それ以外でも日ごろまいじゃーをご利用くださってる方でも結構です)、今更な感はありますが参加情報をトップページでまとめておこうと思いますので雑談スレにでも参加日・位置・内容など書き込んでおいてください。ほんとはもっと早く専用スレをたてるべきだったんですが……。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
終わりのクロニクル→bk1、→amazonは、まロさが売りです。……あれ?(まともな説明は時間の都合で省略)
それでは本日の台詞解説。
ロボットに感情機能をつけたらどうなるかという話の内容ですね。前フリもかなり笑える上に答えが普通のSFとかとは逆転の発想というかなんというか一本とられた感じです。
「ま、なんにでもチャレンジするのはよいことだ」
「反対しないんだ?」
「いまの世の中、女だってプログラムくらい書けなきゃいかん。興味を持ったなら、それに越したことはない」
「でも、なかなかうまくいかないの」
「あんまり気にするな」
「でもでも」
「おぼえるのに人の倍かかるなら、人の倍長生きすればよろしい。じゃ、おやすみ」
出典:よくわかる現代魔法 (小説)/スーパーダッシュ文庫(集英社)/桜坂洋/絵師:宮下未紀/212P
キャラ:こよみの父&森下こよみ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】共月亭
特記事項なし。
★2003年12月25日(水)
『ほんとのところどうなのだ?』
場外で(下で触れてます)思わぬ話題になってしまったよくわかる現代魔法→bk1、→amazonですが、ぶっちゃけ誰しも気になっているであろう、
「で、どうなんだ? おもしろいのか? おもしろくないのか?」
というわけで、ちょうどよさげな台詞を材料に『よくわかる現代魔法』を取り上げてみたいと思います。
某リファラースパムに関する私信っぽい追記(リンク先のまとめも改定されてますのでご一読を)。素人知識程度しかない人間にはうかつに言及しようがなかった…てのもあるんですが、確かに無関心を助長するような書き方はまずかったですね……気をつけます。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
よくわかる現代魔法→bk1、→amazonは、『アキバ系魔法使い登場!』とキャッチコピーにありますが、コードと呼ばれる魔法の設定がメインのお話。詳しく説明している時間が残念ながらありませんが、機械の基盤の中やプログラムの中にコードを形作り、望む魔法を実現するといった設定がなかなかおもしろいです。
少々設定の方が上位に来ている感があって、キャラクターは弱い気もしますが、ひたすらドジっ子な主人公の行動などもあって、すいすいと読み進めると思います。コメディ要素を取り入れた魔法ものといったところでしょうか。
そうですね……キャラクターよりも話の筋に魅力を感じるタイプの人は買って損しないと思います。新人さんですしいろいろと発展途上な面はありますが、そこはそれというやつで。
では、本日の台詞解説。
ま、読んだとおり。ドジっ子な主人公が覚えの悪さを気にしているところに父親がフォロー入れてます。うーん、これぐらいリアル世界でも前向きに考えていきたいものですね。
「ああ、梓さん。本日はお招きいただいてどーも。梓さんからメールがなかったら、今日がクリスマス・イブだってこと気付かないままだったわ」
「またまた。街もテレビも、クリスマス一色じゃない」
「あら? 私たちは『受験生』よ?受験生カレンダーに、そんなイベントが書いてあると思う? あるとすれば、それは来年一月のセンター試験当日だけね」
「……容赦なしね、茜」
「フフ。そんな覚悟の中、あえて遊ぶから面白いんじゃない。馬鹿は自覚してやらないと意味がないわよ。飲酒や喫煙と同じね」
出典:Dクラッカーズ (小説)/富士見ミステリー文庫/あざの耕平/絵師:村崎久都/7-1
148P
キャラ:皆見茜&姫木梓
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年12月23日(火)
『小休止』
富士見ミステリー文庫応援企画は本日はお休みでーす。どうも胃腸風邪みたいですね。昨日はろくにご飯も食べられなかったです><
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ライトノベルの売り上げの話
先日のこの話題の続きです☆ 非常に興味深いお話なのでぜひ読んでみてくださいね☆ あと派生でいちせさんの考察もご覧ください☆
「yahooとかの売り上げランキングは、いわゆる瞬間最大風速を見るのには適してます。既に人気作家としての地位を築いている方は別格として、上位に来るのはやはり表紙絵が映えるもの(ぶっちゃけ美少女ゲーの原画師さんとか)が圧倒的に高いと感じてます。
当然ながら内容も伴ってないと売れ続けないわけですが……。売り上げの数字が不明なので例として適切かどうかわからないのですが例えば銀盤カレイドスコープ。初期の売り上げは明らかに鈴平ひろさんの絵に頼る部分が大きかったと思います。(逆に絵で地雷を警戒して買わなかった人も多数(^^; )。で、私もけっこう日が経ってから手にとって見て内容のよさに驚いて「このまま埋もれるのはもったいない」と思い宣伝しまくったわけです。この段階に来ると、
『鈴平ひろさんの絵で興味は無くも無い→内容もいいらしいから買ってみよう』という層と、
『表紙で引いて買わなかった→内容はいいらしいから買ってみよう』という2つの層からの相乗効果で、あとは実際に良作だったため勝手に話題が広がっていくことになりました。……なんか話がずれている〜。
つまりはよい作品であっても、発売直後からしかも継続的にたくさん売れるためには『口コミ網』に乗せるのがいかに大事かということですが、これを意図的にやるのは難しいでしょうねえ。大手のライトノベル系サイト管理人に無償で本を送付して、ヨイショ記事を…とかそういう図式が成り立たない世界ですから。……うわ、中身も無いのに長文だ」
■「終わりのクロニクル」のまロさに悶える人(雨の日はいつもレインより)
ええと、気持ちはすごくわかります☆ かわいい男の子ですし☆
「誰も葉子さんの趣味は聞いてません。このショタめ……あ」
■あの会社はどんなビル? 出版社建物探訪(雨の日はいつもレインより)
大手から中小まで実に多くのビルを訪ねていますね☆ こんな小さいところだったのか、と感動してしまうところも中にはあります☆
▼本日の作品&台詞解説▼
Dクラッカーズ→bk1、→amazonは説明省略。
では、本日の台詞解説。
少々前フリが長ったらしい感がありますが、要はバカは自覚してやらないと意味がない、という部分がもっとも伝えたかった部分です。無自覚なバカとは次元が違うってことで。
「退屈だ。こら、退屈だと言ってるだろう」
「すみません……?」
「姫が退屈だと言ってるだろうー。謎だ。謎をご所望だぞ」
「そんなこと言ったって、いまべつに、不思議なことなんてなにもないよ」
「だったら久城、君、ちょっと下界に降りて、不思議な事件を探してこい」
「やだよ。ないし」
「なければ自ら起こしたまえ。なにかに巻き込まれて、死ぬほど困れ」
出典:GOSICK (小説)/富士見ミステリー文庫/桜庭一樹/絵師:武田日向/313P
キャラ:久城一弥
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
オンライン上で読める桜庭さん関連の作品として鬼姫があります。
★2003年12月22日(月)
『がむばれ富士見ミステリー文庫 その参』
すいません、昨日夕食食べた後にその……リバースしまして(^^; 今日の更新は手短に行きます。……もしやインフルエンザ?
●ROOM NO.1301→bk1、→amazon(既刊1冊)
ある意味極めつけです。
淡く切ない青春模様を描いたお話なのですが、いやーここまでやってしまったか、ここまでokなのかという感慨に浸れる一作。切なくて微妙な心情を読みたい方におすすめしますが……ま、あとは読んでみてのお楽しみということで。いやはやお姉さんには参りました(謎
なおこれもミステリとは言い難いのですが、私が主張しているように『ミステリアス』と分類しておけば無問題ですええ。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■今、いわゆる「ライトノベル」の売り上げの趨勢を握ってるのは、やっぱ「ネットでの話題の連鎖」
情報のでどころが不明なのでどの程度のレベルなのかは不明ですが、いちせさんの言われるような例は確かに当てはまりそうですね☆
「ああ、なるほどね……って、『銀盤カレイドスコープ』も『マリみて』も『護くんに女神の祝福を!』もなんか心当たりが……(^^; ネット上での評判などはしょせん限定的なものだと思っていたんですが、意外とバカにできないのかな?」
▼本日の作品&台詞解説▼
●GOSICK→bk1、→amazonは上を参照のこと。そうそう、この話なんですがあとがきは必見です! 特に狛犬泥棒(笑)
それでは本日の台詞解説です。
ま、なんてことはない日常の一コマなんですがなんとも微笑ましかったですええ。
「あのね、ぼくは、君を助けないと、帝国軍人の三男として……」
「……いや、ちがう。そうじゃなくて」
「ぼくは、君を助けたいんだよ」
出典:GOSICK (小説)/富士見ミステリー文庫/桜庭一樹/絵師:武田日向/249P
キャラ:久城一弥
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
オンライン上で読める桜庭さん関連の作品として鬼姫があります。
★2003年12月21日(日)
『がむばれ富士見ミステリー文庫 その弐』
それでは昨日に続いて富士見ミステリー文庫のおすすめ作品を紹介していきましょう。ちなみにリニューアルに当たって、一部作品は目録落ちした模様。(Doxaの富士見ミステリー文庫リストを参照のこと)
●浪漫探偵・朱月宵三郎シリーズ→bk1、→amazon(既刊2冊)
タイトルが店頭では分かりにくいので書いておくと、「屍天使学院は水没せり」「無謬邸は暁に消ゆ」の2冊です。
こちらはミステリには違いないのですがより正確には探偵小説。さらに言うと怪奇探偵小説のオマージュであると作者自らあとがきで述べています。ストーリーはかなり破天荒で、本から出てきた探偵、本から出てきた怪盗、そしてあらゆる本が納められているという無限図書館など超密度の設定がいっぱいです。推理は浪漫的論理なんてものが登場しますが、これは実際読んで確かめてもらうのが一番なので説明しません。ちなみに蓬莱学園シリーズの作者さんが書いてますので、ああいうノリが好きな人にもおすすめです。いわゆるバカミス?
●ルーク&レイリアシリーズ→bk1、→amazon(既刊計3冊)
すいません、実は読んだこと無いです(^^;
電撃文庫の9S→bk1、→amazonの作者、葉山透さんの作品なのですが、高評価されることが多いようなので取り上げました。未読ゆえなんとも書きようがないのですが、ミステリとして見事にり立っていて、キャラもきちんと立っているとのこと。このシリーズはずっと読まなきゃいかんと思っていたんで近日中にはなんとか……。
●DEARシリーズ→bk1、→amazon(既刊4冊)
これもちょっと変化球。いきなり冒頭で主人公は「手違いで」死んでしまい、その死んだ当日だけ3回やりなおすことができるという話。正しい状態に戻すため主人公ががんばるわけですね。この設定はDEARシリーズに共通してます。本筋はもちろんおもしろいんですが、実のところ切なさ・ぎこちなさ炸裂の恋愛要素が隠れたメインだと思いますええ。
●GOSICK→bk1、→amazon(既刊1冊)
たぶんミステリ好きにも安心して?読んでもらえそうな話。個性的な少女とそれに振り回される少年の安楽椅子探偵ものです(探偵役は少女の方ですが)
退屈しのぎに謎を解くあたり、実に王道っぽいです(笑)。ですがちゃんとボーイミーツガール的な要素も入ってまして、そちらも楽しめます。
しかし……勢いではじめたけど、結構説明が大変だ(汗 とりあえず第二回はこんなところで。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
●GOSICK→bk1、→amazonは上を参照のこと。
それでは本日の台詞解説です。
男の子が女の子を助けるのに『身分』を理由とするのか? ほんとはその子のことが心配ではないのか? ま、そんな感じです。
「いい、梓さん。私は思うの。世界で一番大切なものや、絶対に譲れない大事なこと。それはね。ある日突然、誰かから与えられたりしないの。どこかからやって来たりしないの。それは、自分で決めなきゃならないの。自分でこれが大切って選ばないとできないの。あなたはそれを選んだわ。なのに、取り上げられた。そんな無法、私は許せない。この、海野千絵は、絶対に見過ごせない」
出典:Dクラッカーズ (小説)/富士見ミステリー文庫/あざの耕平/絵師:村崎久都7-1
192P
キャラ:海野千絵
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】彼女の王国
特記事項なし。
★2003年12月20日(土)
『がむばれ富士見ミステリー文庫 その壱』
えー富士見ミステリー文庫を応援する上で、大前提として言っておかなくてはならないことがあります。
富士見ミステリー文庫=ミステリー、という図式は捨てましょう。ミステリー→ミステリアスと脳内変換してください。このレーベルでの人気シリーズはどれもミステリーとはかけ離れています。タイトルイメージから来る先入観は捨てた方が賢明です(個人的にはなぜリニューアル時にレーベル名を変更してしまわなかったんだろうなあ…と思ってるくらいですから)
それでは前置きはこれくらいにして。まずは私自身がきっちりシリーズを追いかけているものからご紹介します。
●Dクラッカーズ→bk1、→amazon(既刊計9冊)
能力によるバトルの描写の前提となっているものがなんとクスリ! クスリをキメたもの同士ではじめて戦いが成り立ち、当然のように主要登場人物のほとんどはジャンキーというのは改めて考えるとかなりすごい筋書きです。
しかしただ奇をてらったというわけではありません。そのクスリ=カプセルの謎に迫っていく過程、それにまつわるいろんな人物の描写がお見事。揺れ動く心理描写などに高い文章力も感じさせます。間違いなく富士見ミステリー文庫の看板をしょってたつだけの実力派です。
●タクティカル・ジャッジメント→bk1、→amazon(既刊計3冊)
もっともわかりやすい例えで言うなら小説版・逆転裁判。オリジナルな設定を用いてはいますが、基本的には裁判のやりとりをそのまま小説化したいわゆる法廷劇です。注意?したいのは主人公の弁護士が腕利きではあるけれどかなりあざといこと。
誘導尋問やお涙頂戴はごく当然の裁判技術ですが、そこにとどまらず時には証拠の捏造までやってしまうのです! 二転三転する裁判の行方に一喜一憂。主人公がなにやらかすかわからないので単純熱血よりも物語が白熱します。法廷劇なんて退屈で嫌だと言わず、まずは一冊お試しください。肌に合っているかどうか考えるのはそれからで十分です。
●ショットガン刑事→bk1、→amazon(既刊計3冊))
これはかなりの変り種。改造強力BB弾を撃つショットガンを片手に、トリガーハッピーな学園刑事は今日も事件を追いかけます。
BB弾当たったくらいで人が吹き飛ぶのか、とかそういう細かいツッコミは意味なしです。意識してB級アクションやってると思われるので。しかしそれよりも……この作品の真の特徴は錯綜しまくった状況そのもの。2重三重に絡まった勘違いからどんどん状況が転がっていく様が圧巻です。ショットガン刑事以上に変な刑事がいっぱい登場するのもまた見もの。文体とかいろんな部分で万人に向くタイプの話とは思いませんが、ツボにはまったらやみつきになることでしょう。なにより秋口ぎぐるさんの作品ですしね!
えーと、とりあえず第一回はこんなところで。……え? ブロークンフィスト→bk1、→amazonはどうしたって?
……あーその。ある意味富士見ミステリー文庫の性格を決定付けて「しまった」とも言える作品。あえて言い切りますがミステリーを期待して読むなどというばかげた真似だけはやめましょう。きっと壁に向かって本を投げつけたくなります。格闘小説と割り切って読めば楽しめると思います。要はミステリーという言葉に縛られるからいろいろ不具合が出てくるのです(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
Dクラッカーズ→bk1、→amazonは上の説明参照のこと。
それでは本日の台詞解説。
ネタバレにつき解説不能です(^^; ま、例えば大事な人とかを頭に思い浮かべながら台詞を読むのがよいかと思います。ほんとによい台詞です。
「ユア、お前がこの先成長したら、今日みたいに嫌な事はいくらでも起こる。こんな街だからってわけじゃない。何処で暮らしたって、いい事も嫌な事も同じくらいあんだ。わかるな?」
「この先どんな嫌な事があっても、見ないフリだけはするなよ。受け入れろ。何もかも受け入れた上で、そうしたもんに絶対に負けるな!」
「俺も、負けない。約束する」
出典:バウワウ! (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:ヤスダスズヒト/219P
キャラ:葛原
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年12月19日(金)
『そういうことなら富士見ミステリー文庫を応援しようじゃないか』
年末進行でどうにもこうにもならず一日お休みしてました。ぐんにょり。
富士見ミステリー文庫、考えてみると面白い作品もちゃんとあるんですが悲しいかなレーベル自体の知名度が低めで損をしています。先日紹介したコメントにもかなり切実なものを感じたので、近日中にお勧め作品をいくつか挙げてみることにします。いい機会なんで、改めて富士見ミステリー文庫のおすすめ作品について、掲示板の雑談スレにでも書き込んでみてくださいなー。
葉子「富士見ミステリアス文庫とでも改名するといいかもしれませんね☆」
……ミステリーって実はやっかいなキーワードかも。
とりあえず今月の新刊のなかだとGOSICK→bk1、→amazonはかなりおもしろかったです。安楽椅子探偵ものなんですが、探偵役の少女のキャラクターが非常に個性的で、ストーリー自体にもひねりが効いててフェイントかまされました。おすすめですよー。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
バウワウ!→bk1、→amazonは、ひっじょーに説明が難しいのですが警察権力の及ばない独自の自治で動いている無法地帯、そこに関わることになった二人の若者を軸にしたアクションものです。B級アクション映画を意識したようで、アクションはいい感じですね。……しかしこれ実際読んでもらわないと雰囲気の説明がしにくいです。活劇と単純に言い切るには少々複雑な設定があったりしますし。基本的にバッカーノ!シリーズ→bk1、→amazonをおもしろく読んでいた人は引き続きこっちも楽しんでもらえると思います。
それでは本日の台詞解説。
ユアというのはまだ10代前半の少女で、その子に言い聞かせている様子です。そんだけわかれば十分かと。
「……俺の目の前で、誰も殺すな」
「お前らの信念も思想も関係無い。俺はただ人を護り、銃を憎む。それだけだ」
出典:バウワウ! (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:ヤスダスズヒト/251P
キャラ:葛原
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年12月17日(水)
『恒例の』
手抜き更新です。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■富士見ミステリーにリニューアルにあたって富士見書房から書店向けに送られたコメント(少年少女科学倶楽部より)
すみっこにある空間がもともとの情報元ですね☆
「……実はリンクするかかなり迷ったんですが…。いったん露出した以上、情報が出回るのは時間の問題という結論になりました(^^; 」
のーこめんと、なのです☆ 各自いろいろと考えてみてくださいね☆
▼本日の作品&台詞解説▼
バウワウ!→bk1、→amazonは、えー明日説明します。以上(^^;
「駄洒落じゃないですよ。言霊です」
出典:蓬莱洞の研究 (小説)/講談社ノベルス/田中啓文/絵師:瀬田清/262P
キャラ:保志野春信
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年12月16日(火)
『特に報告することもなし…あ、あった』
やはり大枚はたいて買ったものは他人に誇示したくなるもの(笑)
そういうわけでナナオの19インチ液晶ディスプレイL767−R買いました。やーこりゃ見やすいです。
▼本日の木乃葉子トピック▼