こちらではシナリオに密接に関連していて公開するにできなかった名台詞を
小特集してみたいと思います。まだプレイ途中の人は見ちゃだめです。
ネタばれを気にする必要のない月姫の名台詞は作品別からどうぞ。
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……弓塚との事を思い出す。
彼女はあれが一番正しいといったけど、それでもやっぱり、彼女は生きていたかったはずだ。
死が救いになるなんて事、生きている側の勝手な願いだ。
死は。
ただそれだけで、こんなにも、痛い。
出典:秋葉ルート(たぶん)
キャラ:遠野志貴
これにてネタばれな台詞特集は打ち止め。
変わらず詳細な出典を覚えてませんね……嘆かわしいことに。
不遇の吸血少女。弓塚さつきの死を回想しているところですね。
しかしさすがに毎日の更新と平行してこっちの作業するのはきつかったです、ええ(^^;
―――ロア、意思を殺すのが意思の力だというのなら。
お前は一人、こっちは三人分だ。
出典:シエルルート(たぶん)
キャラ:遠野志貴
相変わらず詳細な出典を覚えてませんね……嘆かわしいことに。
志貴の意識をのっとろうとするロアに抵抗する志貴。
で、その抵抗は一人ではなくてアルクエィドとシエルに手伝ってもらうことで意思力を増大させて抵抗する……てな感じじゃなかったかな。嘘ついてたらすいません(^^; ツッコミよろしく。
追記:でやっぱり嘘ついてました。シエルルートだったみたいです(汗)
こんな屈辱は味わったことがない。
こんな恥辱は身にうけたこともない。
―――だから、愉しい。
志貴に、この身を焦がすほどの憤怒をぶつけ、叩きつける時がどれほど心地よい事か想像もつかない。
出典:シエルルート(たぶん)
キャラ:アルクェイド
なーんかうすら怖い台詞です、これ。
これも再現してないので、場面までは覚えてなく、たぶんシエルルートだろうと。
真祖である吸血姫アルクェイドはまずまっとうな手段では勝負にすらなりません。
そこを「直視の魔眼」によって序盤でいきなりアルクェイドを17分割した志貴は大変稀有な存在なのです。
無敵の存在・アルクェイドに瀕死の傷を負わせた特別な人間にとしてアルクェイドには認識されているのでした。
「優しいんですね、志貴さんは。でも気にしないでください。私は人形ですから、痛くも怖くもありません」
「またそれか―――おまえは、なんでそんな―――」
「だってそのほうがすごく楽なんですよ? 人間だといろんな事が辛すぎて、すごく、痛かったんです。でも誰も助けてくれなかった。どこにも出口なんかなかった」
そう、と小さく息をはいて。
彼女は、目を瞑って思い出す。
「痛いのはイヤなんです。 だから、人形になってしまえばいいと」
「琥……珀?」
「だから、人形だったら、よかったのに」
出典:翡翠ルート(たぶん)
キャラ:琥珀
……昨日の台詞は秋葉ルートじゃなくて、アルクェイドルートでした(汗)
もー自分のお馬鹿っ!
本日の台詞は超大本命、泣き入り確実な台詞なんですが、いまいちルートが……たぶん翡翠ルートだとは思うんですが。
再現確認できていないので、台詞のつながりとかにいまいち不安がありますがとりあえずこれで公開。
過去にあまりに辛い経験をした琥珀が、遠野家への復讐を図ります。最終的に自らが命を落としてしまうことになるのですが、その際の台詞。
子供時代に虐待を受け、ぼろぼろに傷ついた彼女が選んだのは人形として生きること。
人間であるから心が傷つくのであって、人形なら痛くない。
それがわかると、彼女の底なしの笑顔も実は心の悲鳴の裏返しなわけで、痛々しくて見ていられません。
泣けますとも、ええ。おおいに。
「おまえは、ただ命を視ているだけだ。死を理解なんかしていない。
だから俺も殺せず、弱りきった女しか殺せない」
脳髄が、白熱する。
「―――な、に?」
「死が視えているのなら、正気でなんかいられない。おまえに解るのは物を生かしている部分だけなんだよ。
死が視えるのなら―――とても、立ってなんかいられない」
「おまえ―――なにを」
「……物事の『死』が視えるという事は、この世界すべてがあやふやで脆いと言う事実に投げ込まれることだ。
地面なんて無いに等しいし、空なんて今にも落ちてきそう」
「なにを―――何の事を言っているんだ、おまえ」
「……一秒先にも世界すべてが滅んでしまいそうな錯覚を、おまえは知らない。
―――それが、死を視るという事なんだ。
この目はさ、おまえみたいに得意げに語れる力なんかじゃない。
それがおまえの勘違いだ、吸血鬼。
命と死は背中合わせでいるだけで、永遠に、顔を合わせることはないものだろ」
「だから―――その目で私を見るなと言っているだろう……!」
走ってくる足音。 けど、俺のほうが何倍も早い。
「―――教えてやる。
これが、モノを殺すっていうことだ」
出典:アルクェイドルート
キャラ:遠野志貴&ロア
これも記憶がいまいち不確かですが、たぶん秋葉ルートのはずです。(違ってたらどうしよう……)
追記:と思ってたら違ってました……ああああああ記憶なんて記憶なんて(汗)
覚醒モードのアルクェイドがロアにやられてしまい、そのロアと志貴が対峙した時の台詞です。
一番最後の部分の台詞は、すでに表でも公開済みですが、以前からこの一連の部分はぜひともセットにしたかったので公開の運びとなりました。
ロアも同じく、死を視る能力があるといい、実際それで覚醒秋葉を倒したわけですが……。
実はそれはとんでもない勘違いだったという展開に。
かーなり盛り上がる場面です。
「―――はい。これで、この人を殺したのはわたしです」
剣を手にして、息を弾ませて、先輩がそこにいる―――。
「……え?」
ちょっと、よく、先輩の意図がわからない。
「ですから、ロアを殺したのはわたしです。
……相手がどんなものであれ、人殺しはいけません。貴方はこっち側に来ちゃいけない人です。
だから、殺したのはわたしなんです」
両手を腰にあてて、とても偉そうに、先輩はそう言いきった。
「……先輩、それ詭弁だよ」
「詭弁、かな。でも優しい嘘なら、それもいいと思います。たとえ偽善でも、何となく救いがありそうじゃないですか」
「――――――」
出典:アルクェイドルート?
キャラ:シエル&遠野志貴
アルクェイドルート、だったと思うんですけど。うーんグッドエンドのほうだったっけ?
それともシエルグッドエンドかな?
ちょっと記憶があやふやです。
吸血鬼ロアとの対決にどうにか勝利した直後のシーンですね。
ほとんど虫の息だったロアにシエル先輩がとどめを刺してしまい、そこからはじまる会話です。
「直死の魔眼」という最強の能力を持ちながら、戦いを嫌う志貴がどんな思いで戦っているかを察したシエルの優しさ。
で、ここにすでに表で公開しているアルクェイドの台詞、
「そう? わたしはイフって好きよ〜」が絡んでくることになるわけですね。
「――さよなら。今まで本当にありがとう、志貴」
「………………」
喉がふるえて、声が出ない。
それでも――お別れを言わないと。
「……俺は、嘘つきだ」
「どうして?志貴は約束を守ってくれたよ」
「―――どうしようもない嘘つきだ。
お前を……幸せにするって、言ったのに」
そう、誓ったのに。
「……ううん、そんなことない。
わたしはこれから眠り続けるけど、その間に志貴の夢を見る。貴方と過ごした時間はすごく楽しかった。だから、その時の夢をずっと見るの」
「なんの意味もないけど、それはきっと、きっとすごく楽しいよ。
だからね、志貴。わたしは幸せだよ。志貴はちゃんとわたしに幸せをくれたんだから」
出典:アルクェイドルートより
キャラ:アルクェイド・ブリュンスタッド&遠野志貴
ご存知アルクェイドのトゥルーエンドから。
宿命を背負った吸血姫アルクェイドと志貴の別れのシーンです。
この台詞、一見さんがみてもそれなりに感動できるかもしれませんが、やはり流れを知っていると感動が全然違いますね。
アルクェイドルートでは、「楽しい無駄」というのがひとつの重要なテーマになっていて、人生の大半は無意味で無駄なことだけど、その中にこそ楽しいことがいっぱい詰まっているんだ、と。
でもこの楽しい出来事と言ってるのがまた泣けるんですよねえ……。
注意:2001年6月以降の時系列順の名台詞は、名台詞データベース(時系列順)で補完するようにしました。
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