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「変なの 来年の自分のことを考えるより 目の前でギョウザ食べてるのが金星人だっていうことのほうがまだ現実的に思えるよ」
「………………見えてるからだよ
それは現在(いま) 君が僕を見てるからだよ
今見えないものも ちゃんと見なきゃね――うん!」
…………
今見えなくても 見ようとしなきゃ
ちょっと先のことくらいなら
出典:しあわせインベーダー 《コミック》/ステンシルコミックス(エニックス)/こがわみさき/27P
キャラ:ほなみ&謎の金星人
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
FIRE WORKS PRACTICE LABORATORY内のコンテンツでこがわみさきさん関連のデータがかなり詳しく載っています。
★2002年1月25日(金)
『読書をする時、どこに萌えますか?』
掲示板で順調にレスがついてます。人によってキャラ萌えしたり設定に萌えたり、いろいろだと思うんですが、普段あまり掲示板を見ない方もぜひご参加を。
……そういや、掲示板はカウンターひとつないから不明なんだけど、ここへ来るお客さんの中で閲覧率はどれくらいあるんだろう?てなことをふと思ってみたり。
さて、最近こがわみさきさんがいいらしいと聞いて、ジャンルさえ知らないまま探しまくってやっと手に入れた、「しあわせインベーダー」→bk1と「魅惑のビーム」→bk1(ともにステンシルコミック)。
うーむハートフルコメディとでも言いますか、さわやかに、ふわっと暖かい青春模様を描いた短編なのですねえ。でもキャラクターの動きがとにかく軽快で、台詞のキレもいいです。あっという間に気に入りました。しかし評判の高い「でんせつの乙女」が売ってませんです……悲しい。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■でんせつの乙女新装版(空想風景の掲示板より)
上で話題にしたこがわみさきさんですが、「でんせつの乙女」が再販されるそうです。冬コミのこがわさんのサークル・オヨグネコのペーパーによると、スタジオDNAから春以降に発売とのこと。待ち遠しいですね☆
なおこがわさん関連情報は上のリンクから飛んでくださいね。
おまけ。
「買うから早く読ませろー」
あら、トンボさん。ご存命でしたか?
「ブリタニカと辞書に埋もれて死ぬところだったよっ!」
本に埋もれて死ねるなら本望では? 本もそう望んでいますよ☆
「……あの葉子さん、もしかして今のは……」
☆(無言だが、なんとなく笑顔が怖い)
「わ、笑った方が良かった、かな……ハハ……って目が怖いよお(泣)」
▼本日の作品&台詞解説▼
しあわせインベーダー→bk1はハートフルな短編集です。詳しい説明は上で既にしたんで割愛します。
地に足のついたファンタジー?だよねえ、うん。
さてと本日の台詞解説。
すいませんちょっと冗長ですが、後半部分だけ紹介してもいまひとつ説得力に欠けるためセットで公開します。
受験生だというのに、いまひとつ将来像というものがみえてこないほなみ。1年先のことなどわからない、とちょっと投げやり。
でも他ならぬ自分のことなのです、見えてこないのではなくなんとかして見なければいけない。見えにくければ目を凝らしてでも見なければいけない。
言わばこの台詞は、ほなみの決意表明とでも言うべき台詞です。
(02/1/25)
「よろしいですか、殿下! 親衛隊長殿は殿下の命は守ってくれますが、品位だけは絶対に守ってくれませんからねっ!! 【窟古】の王子の誇りは殿下自身が守らなくっちゃいけませんよ!? 絶対に絶対に悪い事マネしないで下さいよ〜!!」
出典:ジェイダイドの封印/角川ビーンズ文庫/こづみ那巳/絵師:蓮見桃衣/116P
キャラ:サクバ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】桃とナイフ
特記事項はなし。
★2002年9月17日(火)
『実物はいずこ?』
さてさて、一部ではゲットしたとの未確認情報もあるのですが・・・田中芳樹御大の久々な続きものの新刊である春の魔術ってほんとに売ってますか? そもそもタイトル名自体これで合ってるのか!? うーむどうもよくわかりませんねえ……。
それからこちらに返信。
マリア様がみてるのブームは、書評系サイトを主に巡っている人々にはうちも一因ですが、萌え系サイトにおけるブームは雑誌の住人・読百合新聞といったところが主な震源地と思われます。(苺電波読本vol.6マリみて特集号にもその辺の記事あり)。同人系ではugoが火付け役ですね。たまたま強化月間コラムをはじめた時期が連鎖開始時期と重なるのは全くの偶然なんですええ。かなり前から種は蒔いてますけど(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
■マリア様がみてるweb漫画「マリみて侵蝕中」
蔦子さんメインにしつつ、由乃さんや令さま登場の4コマです☆ すこしえっち風味ですがそれもよしですね☆
「ふむふむ(9/16の日記参照)。自分は聖さまを崇め奉ってますが、2番目は蔦子さん、そして3番目は三奈子さまです。それが3人とも登場しているなんてもう嬉しくて嬉しくてっ!!」
とくに三奈子さまは激レアですね☆
■絵付きweb小説がいくつかあるのでリンクしましたが、内容をまだチェックしてないので出来についてはなんとも言えず。(FANTASY Bookmark経由)
「ほんとはおすすめとか紹介できるといいんですが……すいません」
GA Graphicのコンテンツについては一度研究の必要がありそうです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
ジェイダイドの封印→bk1、→amazonは、作者さま曰く「トンタジー」(トンチキの書いたファンタジー)だそうですが、とにかく王子ミーツ王女(つまりはボーイミーツガール)なファンタジーです。
中身は比較的普通ですが、設定にちょっと惹かれるものが。サブタイトルが六千扉の森となっていて、扉が各種考え方も文化も異なる平行世界に通じているという具合です。各世界ともそんなに深く触れられるわけではないのですが、魔女の国や死者の国、機械の国という感じでなどでその辺が好きになりましたええ。
なお管理人は最近ビーンズ文庫に掘り出し物がないか探っている最中なので、もしもおすすめの作品があれば教えてください。
さてさて本日の台詞はコミカル調に。
読んだままですが、王子のお目付け役が、護衛役の生活態度を怪しみ、王子に釘を刺しているとでも思ってもらえれば。
そう、品位を守るというのもけっこう大変なことなのです。人間、周りのものには影響されやすく品性下劣にはすぐにも落ちますが、上がるのはなかなか難しいという……本編とは何の関係もありませんが(^^;
「なるほどね……あんたみたいな美人から、あんたみたいな巨大な存在から誘いを受けるってのはすっげー格好いいことだよな、こりゃ」
「…………」
「しかしあれだな。あんたみたいな美人から、あんたみたいな巨大な存在からの誘いを断るってのは、更に格好いいことだとは思わないか?」
出典:ダブルダウン勘繰郎 (小説)/講談社ノベルス/西尾維新/絵師:ジョージ朝倉/64P
キャラ:勘繰郎
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】JAZZE7
特記事項はなし。
★2003年3月20日(木)
『整理券ゲットす』
名古屋の星野書店での4月6日のマリみてコンビの今野緒雪さん・ひびき玲音さんサイン会の整理券もらってきました。19日閉店ギリギリで149番だから……もしかしてほとんど券残ってない!?
たしか17日に配布開始されたばかりのはずなんで、ひえーってな感じ。仕事忙しいのに無理やり早く切り上げてお店に寄って正解でしたね(^^;
さてはてサイン会当日はどうなることやら。
以下戯言。
とりあえずがんばれ女性ファン! ……1年前にこうなるとは予想外だったなあ……。これを機会に他のコバルト文庫やいわゆる少女向け小説にも手を出してみましょうよ、ねえ?
なにもマリみてだけがすべてではないのですええ。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■「私以外の時間の流れがとっても早いんですよ(笑)」と新井素子さん、語る。
ただ、風のために。の日記でCobalt4月号に新井素子さんの「ブラック・キャット」シリーズ再開記念インタビューが載っていることがわかり、確認してみました☆
1ページのインタビューですが、なかなか内容は濃いものになっていますよ☆
なかでも、
――2作目と3作目の間も9年間ありまして、今回も9年たったわけですが……。
新井 私以外の時間の流れがとっても早いんですよ(笑)。
には感じるものが。みなさん、なかなか続きが出ない作品も広い心で待っていましょうね☆
「ま、寿命で死ぬまでに出てくれれば……(^^; 」
■滝本竜彦エッセイ・超人計画第8話
▼本日の作品&台詞解説▼
ダブルダウン勘繰郎→bk1、→amazonは……えーとバーチャルネット転校生 双海詩音16歳の3月8日の日記あたりを参考にしてみてください<手抜きとも言う
台詞スキーにとっては、よだれの出るような台詞が満載の一作でもあります(笑)
本日も台詞もその中のひとつ。たしかにねー、一度はこういう台詞を人生の中で一度っきりでもいいから言ってみたものです。
「その根拠のない自信はどこから来るんだろうね?」
「根拠がないと自分も信じられないのか?」
出典:ダブルダウン勘繰郎 (小説)/講談社ノベルス/西尾維新/絵師:ジョージ朝倉/41P
キャラ:蘿蔔むつみ&勘繰郎
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
あるけど時間なし。
★2003年3月25日(火)
『激・へたり中』
眠い。きつい。
とりあえず冲方丁さんのストーム・ブリング・ワールド カルドセプト創伝 1→bk1、→amazonについて簡単に。正統派ファンタジーで既にあるゲームの設定を使って書かれたものですが、いやーいいです。
さすが冲方さん。(うぶかたさん、です。にすいへん。さんずいではなく。私も昔間違えてました……)パートタイムプリンセス(2は未読)と並んで今のところMF文庫Jで読んでおきたい本ですええ。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■第34回星雲賞候補作発表
いつも思うのですが選出基準が知りたいところですね☆
「ん? なんで?」
メディア部門に少林サッカーがノミネートしてますから☆
「……すっごい好きな作品ではあるんだけどねえ? せ、せんすおぶわんだー?」
▼本日の作品&台詞解説▼
解説本日はパス。すまんです。
「言ったろ。俺は昔のことなんかあんま興味はないんだ。未来が手ぐすねひーて俺のこと待ちかねてんだぜ? 黙ってても喋ってても明日はくるし明後日もくるんだ。昔のことなんかにいちいちかまってられるかよ。へ、俺がどんな人間だってのかはむつみが決めていいんだぜ。見たまんま、これが俺、無印の虚野勘繰郎なんだからさ。俺の人生に看板(ブランド)はいらない。徒な過去を匂わせてほのめかせて、それで格好をつけるなんてのは馬鹿のやり方だ。おあいにくさま、俺は馬鹿じゃないんでね」
出典:ダブルダウン勘繰郎 (小説)/講談社ノベルス/西尾維新/絵師:ジョージ朝倉/41P
キャラ:虚野勘繰郎
【作者直営サイト】なし
【絵師公式サイト】JAZZE7
特記事項なし。
★2003年4月9日(水)
『幸せでしたーっ!』
とどのとまり、FOMALHAUTで偶然なのかはたまた祈りが天に通じたのかはわかりませんが、「マリア様がみてる」である意味最強スールだと信じている築山三奈子&山口真美なCGが! ただいま理性をとばしております。
やー、やっぱいいですよ三奈子さま〜。
どうにも報告内容が最近薄めのライトノベルですが……いや読んではいるんですが、どうにも胸を張ってお奨めしたいものがないというか(^^;
私も名台詞のネタがなくなるので困ってます。ちなみに野望円舞曲の5巻を読了しましたが正直後々の展開がちと読めなくなってまいりましたとだけご報告。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
ダブルダウン勘繰郎→bk1、→amazonは、清涼院流水の「JDC(日本探偵倶楽部)」を元ネタ、というか背景世界にしているためにそれを読んでおくのが筋と言うものでしょうが……。
ご安心ください、全く知らなくてもなんの不都合もなく読めました。私がまさにそうなので間違いありません(^^;
いやー、あのいつかは読まねばならぬと思ってはいるんですが、なかなか、ね……。
戯言シリーズにはまった人は必見だと思います。
あのシリーズと違って主人公がひたすら前向きなのも好感が持てる、かも。
さてさてそれでは本日の台詞解説です。
いろいろ説明加えようかと思ったけどやめました。
「俺の人生に看板(ブランド)はいらない」、くーかっこよすぎ! いつか日常で使ってみたい……バカ扱いされそうだけど(笑)
「本当に生きるってのは、自分の意志でなにかをすることだ。他人の意志じゃなくてね」
「……私たちは生き物じゃない。機械なのよ」
「機械は退屈しない。人を憎まない。人を愛さない」
出典:ジェノサイドエンジェル 叛逆の神々/スニーカー文庫/吉田
直/絵師:米村孝一郎/222P
キャラ:ev0009sブレス&eb004アリアンロッド
【作家直営サイト】なし
【絵師公認サイト】Page of the MISSING GATE
吉田さんの(トリニティブラッド)ファンサイト発見。生命の雫です。
投稿名台詞第7弾、Surrealさんからです。
1998年8月、ダブリンの遺跡において遥か昔に封印された巨人が蘇る――
ジェノサイドエンジェルは現世に目覚めてしまった“神々”同士の戦いの渦中に巻き込まれた主人公を描いたSFです。
発言者であるブレスやアリアンロッドは神の名前を持った、現世の手に負えないオーバーテクノロジーで作られたAIのようなモノ、と考えれば近いかも。どうせその場の人間のレベルから見れば神様も超テクノロジーで作られた知性体もそれほど差があるもんだってわけでもないし(爆)。
この台詞は強大な力を持つ知性体が相互監視のために設けた現世への不干渉というルールを破棄して神として現世に君臨せんとし、自らの自由意志で動く事が“生”の条件だと語るブレスと、それに対し自分ら神々は所詮人工物であり機械に過ぎない、と異を唱えるアリアンロッド、さらに否定を返すブレス……という形で構成されます。
でもって、一応主人公側はアリアンロッド……なのですが、ここだけ抜き出すとブレスの主張の方がどちらかというと主人公的なのがなんか面白いです(笑)。
確かに、機械に本気で好き嫌い言われたり退屈されたりしたら、それは機械が機械である長所も短所も失われているわけで……それは機械以外の何かである、という考え方も妥当なのかもしれません。
管理人注)私はこれ未読なんですが……ぐわ、これもろにツボだよ……なんで読んでなかったんだ!!この種のテーマは個人的に無条件に買いなのに(笑)(01/3/14)
「てめえ! アルロン、忘れたか! 騎兵連隊規則その一、復唱してみろ!」
「はい! 『ベレズ副隊長殿は、常に正しい』!」
「その二!」
「『規則その一は、副隊長殿が間違っている場合にも適用される』!」
出典:天のほとりの愚神ども(ジェスターズ・ギャラクシー) (小説)/富士見ファンタジア文庫/新城カズマ/絵師:純珪一/20P
キャラ:ベレズ&アルロン
【作者直営サイト】散歩男爵
【絵師直営サイト】ペン禅一如
特記事項はなし。
★2002年7月25日(木)
『ほしのこえ小説版』
復活の管理人、創刊されたMF文庫Jから本日発売のほしのこえ小説版→bk1、→amazonを読破。簡単なレポートをお届けします。
まず、「ほしのこえ」未見の人は絶対に小説版は読まないこと!
大前提として、ほしのこえは映像・音楽・ストーリーをセットとして捉えないと意味ないです。小説版だけ読んでも感動は伝わってきません。(単体のライトノベルとして評価した場合……私なら全く話題にしないでしょう(^^; )
amazon等各種通販で受付開始されている廉価版DVDの速攻予約こそ正解です。
既に作品を読んだ人。
純粋に感動だけ味わいたいなら小説版は読む必要がありません。というか、読んでもあれだけの感動は得られないでしょう。映像が無駄な要素をバッサリすて、それでいて綺麗にまとまっているのが改めてよくわかります。
ただし作品中、「えーなんで?」といういろんな謎についての補足描写がされていますので、作品を補完する上ではかなり有効なアイテムとなります。それと○○○が載っているのも大きなポイントですね。
したがって、資料としてとらえるのが一番適当かと。
結論。
補足資料としてはおおいに買いです。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はおやすみです☆ でもお給料は出ますけれど☆
▼本日の作品&台詞解説▼
省略です。<手抜きとも言う
なんというか表現に困る物語で、おすすめかどうかと聞かれてもやっぱり説明に困ります。というわけで以上説明終了。
上の台詞は、確か蓬莱学園シリーズ(初恋?それとも魔獣だったっけ?)にも出て来た言い回しですね。
こういうひねくれまくった言い回しは大好きですええ。
行けーっ 吶喊――――ッ!!!
出典:ジオブリーダーズ
キャラ:菊島由佳&姫萩夕
あれですね、やはり新年1発目は景気がいい方がよかろうと言う事で、ジオブリより読んでそのままな台詞を挙げてみました。
なお、念のため「吶喊」は「とっかん」と読みます。例によって後先考えず、やみくもに突入を図っている様子です……いつもそうだという意見もありますが(笑)
「神楽総合警備出動!」
「俺達が出てった後ビールを独り占めする気だろう」
「…………………………出動!」
「いい返さないからきっとそうだ」
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/6巻118P
キャラ:蘭東栄子&田波洋一
いつもやられっぱなしの田波くんですが、今回は珍しく強気に出てます。
舞台は神楽の新人歓迎宴会の中。新人の柊が勝手に仕事を受けてしまい、神楽は急遽出動することに。
その際てきぱきと実質社長の蘭東さんが指示を出すわけですが、出動メンバーの中に蘭東さん自身の名前はなし。ひごろからの鍛錬か、田波が上のようにつっこんだところ、見事にそうだった、というわけです。
いつもクールな蘭東さんが酒には目がないことがおもしろいですね。それから田波くんのさめた口調も。特に非難しないところがよけいに重みが出ています。
「仕事の内容がうさん臭い!」
「でもでもうさん臭い会社だし…」
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/6巻116P
キャラ:梅崎真紀&柊巳晴
そろそろ解禁ってことで、OURS11月号よりいってみましょう!
柊巳晴は神楽の新人。宴会中にかかってきた電話を「新人だから」ということで応対させられます。アキーズバイト時代のくせか?相手の注文をすんなり聞いて仕事を受けたまではよかったんですが、仕事の内容が……って感じです。
それにしても、新人にまで「うさん臭い会社」と言わしめる神楽って、どうしようもない会社(笑)
タバコ、ない?
出典:ジオブリーダーズ キャラ:姫萩夕
ご存知ジオブリからの出典。
上の台詞はいわば姫萩夕の口癖ですが……なんでこれが名台詞なのかと言うと、場所を選ばずタバコのことしか考えてないからです(笑)
普通化け猫退治の、しかも迎撃真っ最中に「タバコ、ない?」なんて聞くか!?
おおぼけぶりもここまで行くと立派という見本みたいなものですね。。
消去(デリート)!!
出典:ジオブリーダーズ キャラ:不特定多数(まあ例えば田波とか)
よく考えると、この作品に欠かせない大事な台詞が抜けてました。
単純過ぎる台詞だけにかえって盲点だった……。
いまさら解説するまでもない、「ジオブリーダーズ」で神楽総合警備のメンバーが化け猫をお札に封印する時に使う台詞です。
しかしよく考えると、田波君も以前言っていたようにディスクにデータをコピーしてるわけだから、デリートというよりはむしろ封印というほうが適切なのですね。
まだ物語では、この謎について触れてないけど、そのうちわかるんじゃないかと楽しみにしてます。
それとも……もしかして某「エヴァ○ゲリオン」のように謎のまま終わっちゃうのか!?
ふにゅうぅぅぅぅぅ…………
出典:ジオブリーダーズ キャラ:桜木高見
これってひょっとすると、解説しなくてもだいたいのニュアンスって伝わるような気が……。
一応説明すると、この台詞の発信元・桜木高見はハイテクに強く、かつバタフライナイフを使いこなす「使えるやつ」なんですが、自分の能力限界をこえると現実逃避してしまうという欠点が……。ウルウル目になって、「ふにゅうぅぅ」と言うばかりで、なんの役にも立たなくなってしまいます。
この緊張感をそぐどうしようもないだらしなさ的なイメージがポイント(笑)
みなさんもこれから、苦しいことに出会ったときは、とりあえず「ふにゅうぅぅ」と現実逃避してみましょう。
やな現実が消えてなくなるかもって……そんなわけあるかーい!!
運転手は運転がお仕事!
出典:ジオブリーダーズ キャラ:姫萩夕
運転以外にすることといえば、たばこ吸ってるか寝てるだけという姫萩さん。そんな彼女でも一応プライドらしきものはあるらしくたびたびこの台詞を口にする。もっともいつもは、道のわからないのを人のせいにしたり、運転以外の仕事をしないことに対する免罪符に使っている節がある困ったひと。
原作の4巻での台詞回しはなかなかかっこよかったので載せてみました。
その通りよ これが最初の神楽じゃないし ……たぶん最後でもないわ
出典:ジオブリーダーズ キャラ:菊島雄佳
存在そのものが謎としか言いようがない、菊島社長。いつでもギャグ満載だが(^_^;)、たまーに別の一面を見せるときがある。
で、そんなときの菊島社長が言った台詞。
……うーん、これはどういう意味なんだろう? まるでわかんないけど意味深な……。
こういう「顔」を持っている、というのがただのギャグ屋にとどまらない社長の魅力なんだろうと思う。
あなたが描いたやおい同人誌七冊! これをさっきのコスプレ写真とあわせて会社に送ったらどうなるかしら
出典:ジオブリーダーズ キャラ:高乃
名台詞と言うか、殺し文句というか……脅迫とも言いますが(^_^;)
ジオブリでは「かわいい」感のある桜木高見ですが、実は過去に同人の世界にどっぷり浸かっていたのです(笑)。で、夏季休暇に里帰りしたところ、先輩の高乃に再会したあげく、過去をネタに同人誌製作手伝いを強要されたという……ああ哀れなり(笑)。
しかしこれは我々にも言えることなのです。
友人にはともかく、会社の上司にHPがばれたりした日には!あっはっは(汗)
仕事内容? 軽い肉体労働よ TV塔に登ったり戦車と競争したり……
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/6巻27P
キャラ:蘭東栄子
毎月読むたび、ほんとアワーズはよいですねえ。余人にはついていけない部分を「きっちり」と残しつつ、おもしろさ大爆発!
本屋での雑誌の置かれ方も、いっぱい置いてあるか、それとも1冊もないかというまさに両極端。
まいじゃー万歳!!(笑)
で、この台詞は今月のアワーズより。
仕事の合間に、ファミレスのウェイトレス達に職場への勧誘をしているわけなのですが……。
TV塔に登ったり、戦車と競争するのがどうすると「軽い肉体労働」になるのでしょう。いくら大手企業30代の課長クラスの給料が出ても割に合いそうもありません。命は金じゃあ買えません!
こんな会社辞めてやる〜〜っっ!!
出典:ジオブリーダーズ キャラ:田波洋一
一応ジオブリーダーズの主人公、田波がことあるごとに言う台詞。化け猫退治に命をはっていればそう言いたいのもわかるが……。やめないのは、美女がまわりに居るからか、それとも給料がいいからか……不景気だからか!? うちら会社員としては、骨身にしみる言葉である。(^^;)
所員の被害は2%迄です
出典:ジオブリーダーズ キャラ:入江省三
ジオブリの世界観を説明するのは至難の技。したがってくわしくはしません。
入江はポーカーフェイスで政府の役人で大悪人だと認識しといて下さい。
「敵」である化け猫との戦いが避けられなくなり、ただ戦闘場所が研究所内で 研究員もたくさん残っている、そういう状況下で銃を撃ってもいいものでしょうか? 誰もそういう問いは発していませんが、まあそれの答えみたいなものですね。
つまり「2%までなら所員を巻き添えにして戦闘しても構わない」という意味だろうなー、やっぱり。
薄笑い浮かべて言うから、この人怖いです。だから好きなんだけどね(笑)
戦闘は火力じゃないやい
出典:ジオブリーダーズ キャラ:梅崎真紀
下と全く同じキャラのいった台詞とは思えない(笑)
自分より圧倒的に火力が勝る相手に対しての負け惜しみ。
負け惜しみとしては、たいへんいい台詞ではないかと思うわけであります(^_^)。
戦闘は火力!
出典:ジオブリーダーズ キャラ:梅崎真紀
戦闘は火力! なんてすばらしい響き(笑)。その通りである、人間勝ったものの勝ちなのだ!
よってアメリカのごとく、物量でガンガン押せばいつか相手は滅び去るものである……ということを一言で表した、大変すばらしい言葉。
半ば梅崎の口癖と言える。
契約がある以上何壊そうが何人死のうが知ったこっちゃないわよ 契約は契約 文書は神!
出典:ジオブリーダーズ キャラ:蘭東栄子
ジオブリでは戦闘もこなし経理もこなす才媛(しかし……なんでかそういうイメージがジオブリには似合わない(苦笑))、栄子がお仕事遂行の際、化け猫の封印に失敗して被害を出したことに文句を言われたことに対して。
この台詞は日本全国、いや全世界の会社経営者にぜひ聞かせたいです(爆)。
きっとこの考えが実行に移されたら……いや、恐ろしすぎて想像がつきません(笑)。
楽しい職場で何よりだ
出典:ジオブリーダーズ キャラ:入江省三
ジオブリ最大の謎、入江。
なにを考えてるのかさっぱり不明だけど、こいつにこんなこと言われるようじゃおしまいだ、とか思うわけで(笑)。神楽総合警備とはそのような楽しい職場だったのです(爆)。
「ビルの警備とかって死人が出たりするんだ」
「出ますよぉ 多いときなんかニケタいっぺんに出ますよ」
「…綾金ってボスニアの南だっけ」
「日本の中部地方」
出典:ジオブリーダーズ キャラ:高乃先輩&桜木高見
まいどおなじみジオブリ。めずらしく会話調です。
このテンポは会話でないとでないので、絞り込むのはやめました。
同人活動における先輩、高乃と再開した高見は喫茶店で世間話に花が咲きます。
……が。なにしろ神楽の仕事内容というのはめちゃくちゃ。
会社名は「神楽総合警備」ですが、やってることは化け猫退治だからあたり前と言えば、当たり前なんですけどね。
そこで、相手が警備会社に勤めているというのに「死人が出る」などと言われたら、どういうリアクションを返すか?
ここにジオブリの「妙」があります。
特に「ボスニアの南」って返し方には、拍手!
「あの そこで寝てる人は…」
「平時に限っては置物みたいなものなので気にしないように」
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/6巻42P
キャラ:柊巳春&蘭東栄子
今ジオブリの神楽総合警備社員の中でも、もっとも働きの悪い(笑)姫萩夕。運転してるとき以外といったら、タバコ吸ってるか寝てるだけ。
いつものようにその辺に転がって寝ているところを、神楽の新入社員募集ビデオにひっかかって面接に来た柊に質問されます。
そりゃあ、まあ気になるでしょう普通は。
それにしても置物とは……。
姫萩夕、完全に普段は員数外扱いされてます(笑)。
こいつは俺の過去の総てだ 全部おまえに置いて行く
出典:ジオブリーダーズ キャラ:龍司(ルガーの竜)
竜の本名は……たぶん本編では出てきてないはずなんだけどなあ……自信ないけど。
「紅の流れ星」こと梅崎とのライバル関係にある竜。ただの敵同士かと思いきや、けっこういい仲だったりします。しかし、組の派閥抗争に化け猫がからんできて、その一件にけりがつき彼と共に俗世(笑)をおさらばしようと思った時、竜は別の恋人と海外に高飛びするのでした。
……とまあ、話はここで終わらず竜の過去がちらっとだけわかるんですが……どうもあの社長と!知り合いらしい。
それは、写真と言うかたちで残ってるんですが、それを全部置いて行くとそういうわけです。
長ったらしい説明でしたが、早い話が「過去は捨てた」の高級語彙ですね(笑)。
神楽総合警備は人類社会の裏側に暗躍する魑魅魍魎を撃退すべく設立された民間企業である。先進のコンピュータ・プログラムを駆使して敵に挑む、有給休暇なきサラリーマンたち―― 社会に安寧と秩序をもたらすため、彼らは今日も出勤する!
出典:ジオブリーダーズ キャラ:ないっす(笑)
これは正確には台詞じゃないですね、前口上。
ジオブリーダーズで、毎話の前に必ず入るお約束です。
なかせるじゃあありませんか。
「有給休暇なき」サラリーマン!
神楽の労働状態がおおよそ見当がつこうと言うものです(笑)
私の勤めている会社では幸いにも有給はちゃんととれますが……。もしとれなかったら恐怖!
実は密かに怖い前ふりだったりするのです。
あまりによくできた前口上なので、バージョン違いが多数存在するのはジオブリ読者ならよく知るところです。
「サラリーマンたち―― であったが、そう毎回挑んでばかりもいられなかった!」とかね。
ほんと、よくできてるなあ。
「…どうして絶叫するんですか?」
「必殺技だからです」
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/6巻52P
キャラ:柊巳晴&田波洋一
ジオブリ最新8月号より。
舞台は、条件のよさにだまされて?入った新入社員柊に対する、神楽総合警備のお仕事説明の場でのことです。
知っての通り、神楽が化け猫を封印するときはお札を使い、PCで封印プログラムを起動させ、「デリート!」と叫ぶことで封印するわけです。
そこで柊としては「なぜ絶叫するのか?」という素朴な疑問をもったわけなんですが……。
必殺技!
たしかに必殺技なら叫びは必要でしょう(笑)
もっともな疑問を、逆にネタにしてしまうとは、さすが!
今日のあたしは’すっちぃ’だもの
出典:ジオブリーダーズ キャラ:姫萩夕
帰還しました。
コミケはやっぱりすごいところでした。脱線しそうなんで、この話はやめときますが、しばらくは余韻に浸っていたい気分です(笑)
さて、復活最初の名台詞。
運転以外は「無能力者(笑)」の姫萩夕が珍しく活躍した回におけるものです。
要はただの車で屋上からジャンプ!したんですが、どう考えたって狂気の沙汰ですよね。
そこをなにげにジャンプしてしまう直前、姫萩が同乗者に向かってこう言ったという……。
スチュワーデスなら車でジャンプして平気だとでも言うつもりか!?
田波君の叫びが理解できようと言うものです。
曰く、
「ま、まるで説得力がないーっ!」
社長キック 社長キック
出典:ジオブリーダーズ キャラ:菊島勇佳
こんなもの名台詞にするか普通(笑)
ボーガンを打ちまくる小学生(爆)、魔性の女(笑)。とにもかくにも謎な存在の神楽総合警備(一応)社長、菊島勇佳。
あの年齢不詳さかげんはただものじゃありません。どう見ても外見上は小学生ですが、頭の中身もやっぱり小学生(笑)
でも神楽創設時からいることを考えると、どう考えても社会人生活は長そうだし……謎。
そんな社長が、実質の社長(笑)蘭堂栄子に、
「社長は(田波と高見)二人のの子供みたい」と言われ、毛皮のコートにキックを繰り出します。
名づけて社長キック!!
自分で言うか。
しかもあんまし威力がなさそうです(爆)
覚えてろ!帰ったらえーとえーと… なんかヒドイことしてやるっ!
出典:ジオブリーダーズ キャラ:田波洋一
ジオブリはあまりにも好きなんで、つい偏ってとりがちになりますね(^^;)
今日の名台詞は、神楽総合警備でもっともこき使われている多波くんです。
争奪戦に敗れ、恐怖のカルボナーラを食べる羽目になったあげく、出動命令がくだり、そのカルボナーラすら食べ損ねてしまいます。
そんなほかのメンバーに対する恨みがこの一言に……って、まるで重みのない一言(^^;)
神楽唯一の良心である高見にまで「説得力ない」と言われてしまってます。
「大丈夫よ いつものやつ貸して」
「は?」
「バタフライナイフよ 鍵を破壊するのよ」
「持ってないです」
「…………何で!!」
「あたしの知らない間に世の中じゃ色々あったんですよぅ」
出典:ジオブリーダーズ キャラ:蘭東栄子&桜木高見
笑った。
最高に笑いました。もう爆笑もんでした(笑)
ネタばれを最小限にするってことで、詳しい状況をかきませんが、要は脱出のために工具が必要になって、高見がいつも持っていたバタフライナイフを借りようとして発生した会話です。
つまりですね、ジオブリの連載開始当初はだいぶ前のことで、なにも事件など起きてなかったんですが、その後連載中にバタフライナイフ規制の動きが出てきてしまったわけです。
それを逆手にとって、逆にネタにしてしまうすばらしさ。
ほんと、世の中じゃいろいろあったんです(^^;)
「田波先輩――っ あたし何かすることあるんでしょうか――っ!!」
「助けてくれ――っ!!」
「無理で――す!!」
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/6巻196P
キャラ:柊巳春&田波洋一
毎月恒例ジオブリより。もはやよけいな説明は抜き!
ハウンドと化け猫の戦闘にまきこまれた神楽総合警備の一行ですが、なぜか新人の柊だけは別の場所に退避していたりします。で、安全な場所と危険な場所にいるものでのやりとりがこれ。
考えてみれば、とんでもなく冷たい後輩です。なにしろ助けてくれという切実な叫びを「無理でーす」ときわめて冷静に返事してますから。かわいそうな田波君……やっぱり不幸は彼が一心に背負うのでしょうか。
「………ひ 非常識!」
「馬鹿者 漢のロマンだッ」
出典:ジオブリーダーズ キャラ:成沢&曽部?
ジオブリに関しては、いまさら説明するようなことはない! 読んでないやつが悪い!(非道い)
さて、そろそろ解禁してもいいよね? ということで今月号のOURSより最新のジオブリ名台詞をお届けです。一部の方は予測されていたと思いますが、そうです。あれです。
ハウンドの対化け猫用装備の切り札としてとんでも装備の新兵器を目にした成沢隊員の感想と、先輩隊員の感想。
超兵器といえば漢(おとこ)のロマン! 昔から大砲とか戦闘機とかはそうである、と決まっているのです。これぞ宇宙の真理(笑)
なにはともあれ成沢ちゃんの復活は朗報でした。……ところで高見ちゃんと栄ちゃんと紅の流れ星はいったい何をやってるんでしょうか……。
曰く
彼の行動を妨げてはならない 彼の行動を理解しようとしてはならない
出典:LAWMAN&ジオブリーダーズ/?/伊藤明弘/いろいろ
キャラ:?
わが座右の書のひとつ、ジオブリから。今回のは台詞……というよりは格言みたいなものかな?
LAWMANとジオブリーダーズの両作品に登場する入江省三は、政府の役人ではありますがその任務内容・目的や経歴などが一切不明のめちゃくちゃ怪しい人物です。しかし、彼と仕事上で関わりを持つ人間は上の鉄則を守って、彼には深入りしてはいけないとされているのです。
実際うかつに深くかかわると、あの世に行く羽目になったり、不幸になったり……。
うーん、謎めいてます。こういう怪しさ爆発なのは大変「好み」です。
「浴衣にロレックスは邪道でしょ!」
「じゃ ぱんつも履いてないんだ」
「殺して埋めてくわよ」
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/3巻45P
キャラ:蘭堂栄子&結紀
息を抜ける台詞というと、どうしてもジオブリから選んじゃいます(笑)。これだけ選んでも、まだ探せば出てくる辺りがすごい……。
さて、あんまり説明の必要もないとは思いますが、台詞の概要を。
蘭堂さんは長期休暇で故郷に帰り、いとこと遊んだりしてるのですが、その辺の詳細はすっとばして浴衣を着ている状態。で、いとことの問答になって……。
確かに浴衣とロレックスはひっくり返っても合いそうにないです。(その辺のガングロ様聞いてますかー? 当然ながら、浴衣に厚底ブーツとか、そもそもガングロ自体が浴衣に全っ然!!合ってないんです、ええ)
しかしそこでいきなりパンツに飛躍するあたりがなんともまあ、すっとぼけているといいましょうか。結構この蘭堂さんといとこの組み合わせは気に入っていたりします。
フラレたての女に怖いもんは無ぇっ!!!
出典:ジオブリーダーズ/YKコミック(少年画報社)/伊藤明弘/3巻159P
キャラ:梅崎真紀
まいじゃー筆頭、ジオブリより。
夏がOVAの第2弾発売とのことですが、待ち遠しい……。
ヘリからジェット機を狙撃するときに、「紅の流れ星」こと梅崎さんの怒鳴ったかけ声?です。
台詞的にも確かにうなずける台詞ではありますが、この場合台詞を言っているのが、神楽総合警備随一の「過激派」である梅崎さんであることにご注意ください。
それでなくとも引き金を引く手の軽い紅の流れ星のこと、フラレてしまったという衝撃の事実があるために、なおいっそう容赦がなくなり、とんでもない大口径のライフル(迫撃砲?)をぷっ放しているのでした。
私は兵器に関してはてんで素人なんですが、あんなものをぶっ放されちゃあたまんないですね。そういうわけでフラレたての人物にはうかつに近づかない方がいいかもしれません(笑)
流れ星に過去なんてものはない。炎のように輝いて、そして消える。そんな人生がお似合いなのさ
出典:ジオブリーダーズ File-X ちびねこ奪還(OVA)/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/ACT2より
キャラ:梅崎真紀
久々にジオブリのOVAを見直しました。
やっぱり最高。特にジャケットに書いてあった、とある雑誌で、「原作知らないと全然わけ分からない話。製作スタッフは根本から考え直すべき」の評価にスタッフが「やっぱり書かれた」と喜んだというくだりには……あっぱれ! それでこそまいじゃー!(笑)
まあとにかく、そんなわけで名台詞をいくつか抜いておきました。
誰の台詞か言う必要もなければ、内容に説明を加える必要もなし、です。
はっきりいってこれほど恥ずかしい台詞もないけど、でも一度は真顔で言ってみたい台詞ではありますね。
「地獄がおれの職場だぜ」とか、激務の最中につぶやいてみたり(笑)
「田波洋一、右の者7月5日付の任務において、当社のお札9枚を紛失した責任をとるべく、回収を命じます」
「ちょ、ちょっと!」
「なお社則第13条13項、『自分の失敗は自分で償う』
を適用し、回収までの期間は給与査定に含みません」
出典:ジオブリーダーズ File-X ちびねこ奪還(OVA)/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/ACT1
キャラ:菊島雄佳&田波洋一
【直営サイト】なし
直営ではないですが、公認ということで「公認・綾金観光協会」をご紹介。ちなみにさっき確認に行ったら恐ろしいCGが……爆笑するか呼吸が止まるか。
困ったときはジオブリに逃げます(^^;)
本に名台詞用として、しおりは山ほどはさんでありますが、実際に使うとなるとその日の気分とかもあってなかなか難しいのですね、これが。
この台詞はOVA版からのものです。
読んだ通りなんで、特に解説しませんが、一社会人としては「自分の失敗は「全て」自分で償う」制度になっていたら恐ろしすぎる……。さすが、神楽総合警備、社則もまともじゃありません(笑)
私はこの一件について総てを掌握しているんです 今さら詰め腹など切らせませんよ
私は私の仕事を果たします
あなた達が望んだ事だ
出典:ジオブリーダーズ/ヤングキングOURS/伊藤明弘/2000年7月号より
キャラ:入江省三
【直営サイト】なし
公認・綾金観光協会がおすすめ。「ラ・ノアの紅茶ケーキ」が実在するかどうか探るルポなんかが楽しいです。
このところ、「ジオブリーダーズ」の紹介は省略していたので、改めてご紹介。
一言で言えば、民間企業である神楽総合警備の面々が、化け猫と呼ばれる妖怪と戦うお話です。
こだわりまくった兵器類、萌え心をくすぐる登場キャラ、「化け猫」が磁気情報体であるという設定で人以上にハッキングなどの能力が高いとか、魅力的な要素はいっぱいあるのですが、なんといっても最大のみどころはノンストップアクション。
計算され尽くしたコマ割りで見せる、息もつかせぬアクションシーンはある意味動画さえも超えています。
まいじゃーな作品に少しでも興味がある方は、「必ず」「絶対」「死ぬ気で」「(犯罪に走らない程度で)いかなる手段を用いても」手に入れておきましょう。いた、ほんと後悔はさせませんから!!
さて、本日の台詞。いつもクールで底が知れない入江ですが、珍しく感情を表に出しています。化け猫と米海軍との三すくみ状態になったハウンドを撤収させようと、上からの圧力がかかるのですが、入江はこれを拒否します。
ただの謎のスーダラ公務員かと思いきや、彼なりに明確な目的と意志があって行動しているというのがこの台詞でわかったような気がします。入江かっこいい!(00/6/5)
「お前撃つ前に狙うこと覚えろよ」
「頭狙っても腹狙っても肩や脚に当たっちゃうんだよねぇ 狙わずに当たる銃ってな無いもんかね」
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/アワーズ2000より(241P)
キャラ:武器屋の主人&梅崎真紀
【直営サイト】なし
いつも紹介しているファンサイト公認・綾金観光協会を。銃器マニアの方が多いようで、その手の話は相当濃い模様。
「ジオブリーダーズ」の説明は今回は省略。気になる場合はまいじゃー推進委員会を参照してください。
今回の台詞は増刊号として発売されたアワーズ2000の中でのエピソードです。
ジオブリの特徴として一見つながりのない小事件でも、実はしっかり本編とリンクしていると言うのがあって、ラジオドラマもOVAもtコミックの隙間を補完しているわけでして。実はこの話でも重要な内容がポロッと出ているのでした。
ま、それはさておき。
「戦闘は火力!」でおなじみ紅の流れ星が殺しに関する話をしていて、実は人殺しをしたことが無いのが判明します(驚き!)。といっても本人に殺す気がないわけでは全然なくて……というのが台詞の内容。しかしまあ、ある意味どこ狙っても肩や脚に当たるというのは得がたい才能ではありますね(笑)。(00/6/15)
あああそんなにもなかよしっ!
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス/伊藤明弘/アワーズ2000年8月号201P
キャラ:桜木高見
【公式サイト】YUNGKING OURs
本日は、あえてアワーズの公式サイトにリンクしておきます。
最近、このサイトも新たに閲覧される方がずいぶん増えたようです。ひょっとするとここで強力に推しているアワーズも知らない方がいらっしゃるかもしれません。そこで、本日は作品の紹介はお休みして、掲載している雑誌を紹介したいと思います。
「ヤングキングアワーズ」は、漫画雑誌で毎月30日に発売しています。
そのラインナップは超強力で、「トライガン」「ジオブリーダーズ」「ヘルシング」「ローンウルフ」「エクセルサーガ」「コミックマスターJ」などなど。漫画雑誌の場合、お気に入り以外読み飛ばしてしまい、半分以上読んでない場合も珍しくありませんが、この雑誌は読み飛ばし確率が他に比べて異様に低い模様です。
一般人に対する知名度はないに等しく、「アワーズ? なにそれ?」と言われること確実ですが、まいじゃーの素養があるならこれだけは読んでおきましょう。ていうか読め!
ちょうど発売日直後ですし、一度検分してみては?
ただ、まいじゃーな雑誌だけに、場末の書店ではおいてないことも多いです、はい。
それでは、本日の台詞。
どこが気に入ったのやら、神楽総合警備の眼鏡ッ子である高見ちゃんは、唯一の男性社員田波に片思い(なのかな?)。
という下地を念頭において、新入社員の柊と田波の関係が、気になって仕方なく、ちょっとでもひっついていたりすると「なかよし」に見えてしまうのでした。そんな場合じゃないと思うんだけど、恋とはかくもやっかいなものなのか。
実際のシーンはなかよしがどうとかって雰囲気じゃないです念のため。(00/7/2)
栄ちゃんて呼ぶな
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/3巻40P
キャラ:蘭東栄子
【直営サイト】なし
ちと今回は嗜好を変えまして……。神楽総合警備案内所にリンクしてみました。ここの会社案内をご覧下さい。すばらしき神楽総合警備の社歌が堪能できます(笑)
「ジオブリーダーズ」は、今回は説明抜き。詳しくは上のリンクか、もしくはまいじゃー認定の方を参照してください。
蘭東さんは、神楽でもっとも大人で頼れる人物。割と完璧主義。なのですが、実家の方へ帰ってしまえば、いとこにとっては「えーちゃん」なわけで。
蘭東さんの思考は我々凡人には読み難いところがありますが、どうやら多少は出来の悪いいとこに対する保護欲に近いものがある様子。全然気のない様子ながらほってもおけない、といった感じでしょうか。
で、それはそれとして、いとこに親しげに「えーちゃん」呼ばわりされるのはどうも嫌らしく、何度もこの台詞を使ってます。
かえってなにか含むところがあるのかと思わせられる、大人の女のふと見せた子供な表情、とでもしておきますか。(00/7/28)
物事には分相応と言うものがある
抗っても無駄なのかも知れない
俺たちは生まれながらにして、そういう運命を背負っているのかも知れんな……
出典:jジオブリーダーズ2 fileXX「乱戦突破」(OVA)/ビクター/原作:伊藤明弘/vol1より
キャラ:タキ
【直営サイト】なし
もはや定番。ファンサイトの大御所、公認・綾金観光協会です。
「ジオブリーダーズ」は……まいじゃー推進委員会を参照のこと。とにかく超おすすめの漫画なんですが、なにしろ偏り度も半端ではないので、お口に合わない場合はご容赦くださいって感じです、はい。
ちなみに本日紹介するのは、OVAの第2期シリーズ「乱戦突破」からの一幕です。
……ねたばれうんぬんの前に、詳しいことは本編見ていてもさっぱり不明なんですが、とある化け猫が他の化け猫に協力を要請したら断られ、その理由というのが上のものだった、というわけです。
渋いですねえ、オヤジ?の渋み爆発です。なんだか哀愁さえ漂わせる台詞です。(00/9/28)
コラそこ! なに腐ったラブコメやってんの!!
出典:出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社))/伊藤明弘/OURS2000年12月号166P
キャラ:蘭東栄子
【直営サイト】なし
いつもいつも同じサイト紹介するのも芸がないといろいろ調べていたら……牧伸二ホームページのインフォメーションで、ジオブリ第2期OVAのED「神楽やんなっちゃった節」の一部が聞けます。OVA未見の方、一度お試しあれ(笑)
「ジオブリーダーズ」は、もはや説明不要のまいじゃー漫画。
……説明不要ですね?
こちらのサイトでは、半ば必読テキストと化していますので、未読の方はぜひ一度ご覧下さい。大変いいお話ですから、はい。
さて、上の台詞は激動続く神楽総合警備にも、つかの間の休息がやってきた、そんな息抜きエピソードの一幕です。
田波に急接近していった柊巳晴にライバル意識というか、危機意識を覚えたのでしょう。前々から田波に対して、気のある感じだった高見は、積極的なアプローチを開始します。それに影響されて他のメンバーも田波に働きかける始末。
その状態を、「腐ったラブコメ」と表現したわけですが……うーん、大変言い得て妙であるかな、と。今後は公衆の面前で、恥ずかしげもなくベタベタするカップルは「腐ったラブコメ状態」と評し、温かく見守ってあげようと思います(爆)(00/11/7)
「流れ星のカンは外れねえ」
「なんでそんなに自信たっぷりなのよーっ!?」
「流れ星だからな」
出典:ジオブリーダーズ(OVA版 FILE:XX乱戦突破)/YKコミックス/伊藤明弘/2巻より
キャラ:梅崎真紀&菊島雄佳
【直営サイト】なし
時間なし!
毎度おなじみジオブリより。
流れ星というのは、言うまでもなく自称「紅の流れ星」たる梅崎真紀のことです。とにかく撃ちたがる危険な性格ですが(笑)、さらには妙に自信家なところがあり、さらにさらにその自信に何の根拠もないところが困りもの。
……という前提でこの台詞を読んでみてください。
会話になってませんが、妙に納得できてしまうのがなんとも梅崎らしいというかなんというか。(00/12/20)
「……何だろう
いま何かフラグが立ったような気がする」
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/OURS2001年2月号79P
キャラ:田波洋一
公認サイト:公認綾金観光協会
ジオブリのサイトといったらここ抜きには語れません。時折作者さまも出没されるようです。掲示板ではミリタリーネタが濃すぎて私にはついていけませんが(^^;)
今年最後の名台詞。
いやあ続きましたねえ、なんとか。おかげさまでだいぶ常連さんもできたようで、掲示板での書き込みもますます多彩になってきました。まいじゃー冥利に尽きるというものです。さてさて今年最後を飾る名台詞……うーん悩むなあ……。
ここはやはり『まいじゃーの中のまいじゃー』『キングオブまいじゃー』と崇め奉るジオブリーダーズで締めましょう。
『ジオブリーダーズ』について詳しくはまいじゃー認定のコンテンツを参照してもらうのが一番ですが、神楽総合警備という民間企業が磁気情報としてコンピュータネットワークを自在に行き来する「化け猫」と対決するお話と大筋はとらえてもらうのがよろしいんではないかと思います。
謎っぷりがなかなか徹底していて、コミック・CDドラマ・OVA1期2期すべてがリンクしているのですが、それらをすべて見てもなお根本的な謎が解けないようなつくりになっています。
この時点でたぶんライトな読者をおいてきぼりにしていますが、そこがいいんです、ええ。アクション作品を語るならこいつを外すなかれ。
本日の台詞解説。
これはっと先月号の引きが引きだったのでネタばれもないだろうと思い書きますが、田波君と成沢さんが偶然遭遇し、ひとしきり会話した後の一幕です。
普通の人が読んでも「???」な一言かもしれませんが、OVAを見ている人にはわかるように後々内容がリンクしてくるようになってます。
つまり本来は作者さんに振り回される登場人物の吐く台詞じゃないということですね。『お話』に登場しているという自覚があって初めて可能な台詞。つまりはお遊びな台詞なんですが、『うまい! 座布団一枚!』とか思いました。
ロールプレイングなどのお約束です。Aと会話して、はじめてBとの会話が進展するという仕掛けなのです。これ以外と日常会話にも使えるかもしれませんね。「昨日社長から話があった。そう言えば昨日部長と会話した時にフラグが立ったのかも」とか。
……今年最後の台詞だけにオチてみました(笑)(00/12/31)
殴れば動く!
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/6巻163P
キャラ:菊島雄佳&田波洋一
作家公認サイト:公認綾金観光協会
【絵師直営サイト】なし
そろそろ新しいところも開拓してみたいですね……。
ねむい……。
しかも久しぶりに仕事で遅くなったからネタを掘り起こす時間もない……というわけで困ったらジオブリに走る管理人なのでした(^^;)
「ジオブリーダーズ」は、管理人がまいじゃーの中のまいじゃーだと思っているアクションコミックです。
それ以上の説明をご希望の場合はまいじゃー推進委員会の認定コーナーを参照してください。とにかく強烈な個性をもった作品です。ほとんど聖書と化してます<言いすぎだ
では台詞解説に移ります。
神楽の社員である姫萩は、運転技術をとったら後にはなんにも残らないぐーたら社員。その姫萩がピンチに陥っているのに今だ酔っ払って寝たままなのに業を煮やし、周りがとうとう実力行使に訴える……そんな感じの台詞です。
これはすべてに当てはまる偉大な台詞といえましょう。
機械モノとかはとりあえず動かなかったら直すのではなく『殴る』のが基本ですしね(笑)(01/1/25)
「猫に見捨てられる会社に居る俺達って何なんだろうねぇ」
「何でしょうねぇ もうまともな返しすら思いつかないですよ」
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/OURS2001年3月号21P
キャラ:田波洋一&桜木高見
【作家公認サイト】公認綾金観光協会
【絵師公認サイト】同上
ファンサイトで、車両や兵器関係のデータベースが充実しているところを発見しました。Tadashi'S Homepageです。写真がふんだんにつかわれていてかなりおすすめ!
このところジオブリーダーズの説明は省略していたので、今日は久々に解説つきで。
一言で言えば、民間企業である神楽総合警備の面々が、化け猫と呼ばれる妖怪と戦うお話です。
こだわりまくった兵器類、萌え心をくすぐる登場キャラ、「化け猫」が磁気情報体であるという設定で人以上にハッキングなどの能力が高いとか、魅力的な要素はいっぱいあるのですが、なんといっても最大のみどころはノンストップアクション。
計算され尽くしたコマ割りで見せる、息もつかせぬアクションシーンはある意味動画さえも超えています。くせがかなり強いので万人には向かないと思われますが、私的には「まいじゃーの中のまいじゃー」だと思ってますので、ええ。
さて、本日の名台詞は読んだとおりです(^^;
会社の器材一式がほとんど全滅に近い被害を受け、事務所も壊滅してとうとう公園に寝泊りしている神楽総合警備の社員御一行。
半ば神楽のペット的存在になっている化け猫のまやもしばらく姿を見せないので、今の惨状から考えてこのような会話になったのです。この会話において注目したいのは、前半よりも後半の部分でしょう。
なにやら深い哀愁が漂ってくると思いませんか?(01/3/3)
「撃てッ! 構わんから撃ってやれっ!!」
「どっちを!?」
「悪い方だッ」
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス/伊藤明弘/5巻196P
キャラ:警官その1&警官その2(笑)
【作者公認サイト】公認・綾金観光協会
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトないです。それとも見つけられないだけか?
やはりどうしてもここに帰ってきてしまう私。
つうわけでまたしてもジオブリからの出典です。
「ジオブリーダーズ」は……ちょっと手抜きで先回の名台詞の際の紹介文を再利用(^^;
一言で言えば、民間企業である神楽総合警備の面々が、化け猫と呼ばれる妖怪と戦うお話です。
こだわりまくった兵器類、萌え心をくすぐる登場キャラ、「化け猫」が磁気情報体であるという設定で人以上にハッキングなどの能力が高いとか、魅力的な要素はいっぱいあるのですが、なんといっても最大のみどころはノンストップアクション。計算され尽くしたコマ割りで見せる、息もつかせぬアクションシーンはある意味動画さえも超えます。絵柄・ストーリーなどくせがかなり強いので万人には向かないと思われますが、「まいじゃーの中のまいじゃー」の称号を私が捧げる作品です。
しかしあれですね、紹介済みのジオブリの名台詞の多いこと多いこと。ひいきがはいってるのはもちろんですが、なんと42個も紹介してました。
ここはひとつ公認綾金観光協会様にジオブリファンサイトとして紹介してもらうべきでしょうか(笑)
そんなわけで本日の台詞。
例によって化け猫と戦闘中の神楽ですが、警察から見たら「化け猫」も「神楽」も器物破損を企む不穏分子にか見えないわけで。綾金市の治安を守る警察からすれば、そりゃどっちを撃ったらいいのか迷うかもしれません。
この悪い方という表現がなんとも素敵(笑)。(01/5/31)
「よォし 資料の無ぇ野郎からかかって来やがれェ!!」
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/OURS2001年8月号39P
キャラ:梅崎真紀
【作者公認サイト】公認・綾金観光協会
【絵師直営サイト】なし
ちなみに公認サイトの掲示板は、さすがというかミリタリー系はかなり濃い話題がします。
「ジオブリーダーズ」は、民間企業・神楽総合警備の面々が、化け猫と呼ばれる磁気情報体の化け物を封印していくお話です。
……うーむ激しく違うような気がしますが、一言で説明するとこうなってしまうんですよねえ。謎が謎を呼び、コミック・OVA・さらにはラジオドラマすべての話がリンクしていて、さらにそれを見たところでやっぱり謎は解けないままという徹底振り。
漫画ながら、映画を越えるジェットコースターアクションを描ききる稀有なアクション漫画でもあります。萌えにも対応(笑)
アクション好きならいいから見るべし。
さて本日の台詞解説。
「紅の流れ星」こと梅崎は、温泉に入浴中に敵の団体に襲われこれを迎え撃ちます。迎え撃つ時の啖呵ってやつですね。
なんというかこの作品が漫画であるという前提で読むと、とてつもなく納得できてしまう台詞です。たしかに資料も無いザコにはとっとと退場してもらわないと困るよなあ。
……ところでジオブリーダーズをbk1リンクしようと思ったら出てこねえ(怒)。悔しいので伊藤さんの一大傑作である西部活劇「ベル☆スタア強盗団」につなげておきます(^^; →bk1で購入
(01/7/11)
「みんな重要な事を忘れてるぞ
俺達はただのサラリーマンだ
恐ろしい事に俺も時々忘れるんだ」
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/?
キャラ:田波洋一
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
知らん。時間ない。
ぎゃー、寝過ごしたーっ!
気づいたら会社行く時間でした……。
時間ないので台詞だけジオブリからとりあえず。
要するに好き勝手やっている人間がふと我に帰る一瞬とでも申しましょうか。
(01/10/4)
「憶えておき給え 私は芹沢とは違う 力と数で圧倒できるなら奸計など不用だ」
「”戦闘は火力”?」
「そういうことだ」
出典:ジオブリーダーズ/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/OURS2001年11月号153P
キャラ:大津&梅崎真紀
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは、なにはともあれ定番の公認・綾金観光協会ですか。
いいんだどうせヘルシングはうちじゃ見られないんだから!
……つい感情的になってしまいました(^^;
うまらやしそうな顔をしつつ気を取り直していってみましょう。
ただいま電撃文庫の新刊を懸命に消化中ですが……いやーやっぱり「機甲都市伯林」が自分の内部ではダントツです。
物語的にはもちろんなんですが、イラストの配置など全体のデザインが秀逸です。川上さんのVIRTUAL-CITYの日記(10月10日)でもその辺について語られてます。作業的にはけっこう厳しくなってしまうんですが……それでもぜひともこれぐらい全体のデザインに気を使った小説がもっと現れていいと思います。
小説本文に適当に絵を挿入しておくやり方からそろそろ卒業してもいいころなんじゃないかと。
絵の効能についてあれこれ議論とかありますが、ライトノベルは絵の効果を徹底的に利用し尽くすのも選択肢のひとつではないかなあと思うんです、ええ。
さてと。
「ジオブリーダーズ」は、民間企業である神楽総合警備が、磁気情報の固まりである”化け猫”をお札を使って封印していくB級アクションコミックです。
物語は読めども読めども謎だらけ、OVAやラジオドラマなどのストーリーはすべて原作のエピソードに大きく関わtってきますが……それよりなによりアクションに始まりアクションに終わるといっていいでしょう。
マニアックな武器のオンパレードであるのも特徴です。
なんつうかとにかくせの強い作品ですが、アクション好きならとりあえず読むべし。
さて、台詞解説。
紅の流れ星こと梅崎が、いろんないきさつから大津組の組長と接触を持つことになります。その組長とのやりとりですね。
トリガーハッピーである梅崎はもともと「戦闘は火力!」を信条にしていますが……かっこいいよ、オヤジ!!
中年オヤジ万歳! 確かに兵力と物資をそろえて正面から叩き潰すのが戦闘の基本です。わかってますねえ。
(01/10/11)
『マニュアルを読め!』
「あの電話帳みたいなやつか」
「読んだんスけどもよく……」
『百回読め! 俺ぁサポートセンターじゃ無(ね)んだッ!!』
出典:ジオブリーダーズ (コミック)/YKコミックス(少年画報社)/伊藤明弘/OURS2002年12月号67P
キャラ:メーカー開発担当&ハウンドの人々
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項はなし。
★2002年11月1日(金)
『おめでたう』
ごきげんよう。
ライトノベルファン度調査はとうとう5000人超えてしまいました。こりゃもう笑うしかありません。さすがにそろそろ失速する、よね?
さてそれはそれとして。
お待たせしました、復活記念プレゼントの当選結果です!
まずはマリみて全11冊セット。
応募総数は32通でした。その中から選ばれし幸運な方は……
ユウスケさんです! おって連絡いたしますね。もちろんレポート提出は必須ですからええ。
そしてプリズマティカリゼーションDC版。
こちらは応募総数8通。
当選者は雄斗虎(偽)さんです。おめでとうございます!って……
あれ?
ああそうかいつも巡回している雨の日はいつもレインの管理人さんではないですか。当たりましたよー、積年の後悔(10月23日の日記参照)を晴らしてくださいねー。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ライトノベル世界地図(試作版)
今回のライトノベルファン度調査のタイトル選定にもご協力いただいたKanameの小部屋のまつもとかなめさんが、投票者のデータを利用してこんなものを試作しておられます☆
口で説明するより直接見られたほうが早いと思いますよ☆ なお、31日付でも別の分析が行われています。マリア様がみてるの立ち位置は確かに突出していますね☆
▼本日の作品&台詞解説▼
ジオブリーダーズ→bk1、→amazonは、化け猫退治なB級アクションコミックです。
とは言うもののこのコミックの魅力は読んでみないことには絶対に理解できません。ただし読んでもさっぱりおもしおくないかもしれません。つまりはどうしようもないくらいに癖が強い。
アメリカのB級アクション映画好きなら転ぶ可能性は高いかも。あとは会話のやりとりとかも好きですね。ともかく個人的には大変におすすめ〜。
さてこの台詞、作品内では勝手の違う新兵器を扱うに際して、トラブルが続くのでメーカーの人間を読んで説明会を開こうとしたところ……
この台詞を会社で機械やプログラムに強いばっかりにささいなことで呼び出される人々に捧げます(爆)
今後はこの台詞を殺し文句に完全拒絶……は無理だろうなあ(^^;
「我々の仕事はね仁村君
戦う前に勝利を得るのが本分なんですよ」
出典:ジオブリーダーズ (コミック)/YKコミックス/伊藤明弘/OURS2003年10月号81P
キャラ:入江省三
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年9月7日(日)
『巫女巫女メイド』
土曜日大須に行ったら、某巫女茶屋の店員さんがなぜか巫女装束+カチューシャという謎の格好してました。なんとも不思議な光景だった……。きっと某メイド喫茶と掛け持ちしてる店員さんに違いない(両方中入ったことはないんで推測ですが)
今回もシグマリオン3とにらめっこして結局買いませんでした。かれこれもう2ヶ月くらい悩み中……いい加減買うか買わないか決めよう(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
ジオブリーダーズ→bk1、→amazonは、一言で言えばジェットコースターアクションです。化け猫がどうとかいろんな設定はあるのですが、とにかく撃ちまくったりカーチェイスをしたりするアクションを楽しめれば勝ったも同然!
さて本日の台詞解説。
入江は謎の政府役人。ほんとうに好き勝手やってますが、行動自体には公務員的な言動が多々見られたり、とにかく謎の多い人物です。そんな入江の精神構造が垣間見える一幕ですね。
あえて状況は申しませんが、かっこいいと思いました。腕力ばかりが能じゃない!
「ハウンドで働いてる理由?
えっと改めて聞かれるとどう答えたらいいのか……
実感が欲しかった…のかな」
「平和を守ってるって云う実感?」
「うわっ まさか違う違う!
えーとね わたし厚生省に入ってずっと事務に居たのね
暫くして衛生二課の報告を纏める仕事を…って云うかその仕事をしてる人の下についたんだけど――
”ハウンド”って云う部署のことはその時初めて知ったの
で そこから上がってくる書類を毎日見てるんだけど――
そこに有るのはいつも行動の結果だけなわけ
ルールを知らない競技のスコアブックだけを見てる感じ。それで思ったんだけど――
どんな仕事もそうなんだけど―― 当たり前なんだけどシゴトって云うのは目の前に有るそれが全てじゃ無くて――
えーと常に大きな何かの一部なのね。そう考えたらその書類の先って云うか… 過程や原因を見てみたくなったの
それが解れば自分が大切な仕事をしてるって思えるんじゃないかなって その方が楽しいじゃない
…………
うん、多分そう云う事。」
「危険でも? それを誰にも話せなくても?」
「話してるじゃないこうやって なんか自分で云ってて初めて気付いた
立場が少し違うひとと話せるっていいね やっぱり」
出典:ジオブリーダーズ (コミック)/YKコミックス/伊藤明弘/OURS2004年1月号181P
キャラ:成沢&田波洋一
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年12月6日(土)
『だまされた(笑 』
田中啓文初のコバルト文庫作品「陰陽師九郎判官」はごくごく普通の源義経主人公の退魔もので「駄洒落?なにそれ?」な内容でした。ちぇー。
このままではおさまらないので、既にいくつか感想を読んで期待も膨らむ蓬莱洞の研究→bk1、→amazonと、邪馬台洞の研究→bk1、→amazonにチャレンジしたいと思います。アクションして食べて駄洒落する繰り返しだそうですが……どんな話なんだ!?
それからアリスのお気に入り→bk1、→amazonの方は、ですが……、もです。つまり駄洒落の人(笑) 表紙を見る限りではごく普通な内容に思えるのですが……気になる〜ドキドキ(笑)。これから2作を読みにかかるので感想は改めて。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■アルファシステム・サーガ、通販予約受付中
要はガンパレや式神の城などの設定資料やTRPG!その他いろんなものを詰め込んだファンにはたまらない一冊なのです☆ 公式サイトでの予約特典も豪華なのでここは予約に走るしか☆
■第24回日本SF大賞決定
冲方丁さんのマルドゥック・スクランブル→bk1、→amazonが大方の予想通りの受賞です☆ 未読の方はこの機会にいかがでしょうか☆ カジノでの駆け引きシーンは一見の価値ありですよ☆
▼本日の作品&台詞解説▼
ジオブリーダーズ→bk1、→amazonは、荒唐無稽のB級アクション漫画です。細かい説明は今回略します。
さて、本日の台詞解説。
めちゃくちゃ長いですが……途中で切ってしまうと台詞のよさが半減するので全掲載と相成りました。見たまんま、成沢はなぜハウンドに入ったのか?ということです。これ現在社会人やってる人にはうなずける部分もあろう台詞かと。なお一度読んだくらいではこの台詞のよさは実感しにくいので3回ほど繰り返し読んでみて下さい。
「ロマンティストなのね。――おセンチというか。
まるで若い人が死ぬことは、特別、酷いことだと思ってるみたい」
「酷いことだと、思わないのかい?」
「死は誰にとっても酷いことなのよ。――知らなかったの?
若くて死のうと歳を取ってから死のうと関係ないわ。善人だろうと悪人だろうと同じよ。死は等価なの。特別に酷い死も、酷くない死もないわ。だからこそ死は恐ろしいの」
「死は等価、」
「若いとか年老いているとか、日頃の行いがどうだとか、そういうことはその人が生きている間だけしか意味を持たないのよ。年齢も個人のパーソナリティーも関係がない、来るときは来るんだし、そうやってその人が拠って立つところを全部、無意味なものにしてしまうから、どんな死も酷いことなの。違う?」
出典:屍鬼 (小説)/新潮文庫/小野不由美/1巻515P
キャラ:桐敷沙子(すなこ)&室井静信
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
えーとファンサイトを紹介しようと思ったんですが……小野不由美さんのファンサイト内に埋まっていて、それがまた膨大な量なので調査を断念しました(^^;
★2002年6月3日(月)
『めじゃーで申し訳ございません』
めじゃーなはずですが、なにしろ長編ゆえ未読の人も多いであろうと思い、あえて今日の名台詞には小野不由美さんの屍鬼を挙げてみました。後述しますが、ホラー系が好きなら断然買い、そうでもなくてもやっぱり買いです。
サーバー再移転後の計画。文庫帯のスキャン画像を名台詞データベースに統合、復活。表紙絵スキャンも同じく復活、の予定。あくまで予定。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■永遠を生きる
吸血鬼に関するサイトです☆
なんだかこう吸血鬼と聞くと燃えますね☆
▼「マリア様がみてる」強化月間コラム・延長戦
にゃ?白薔薇さまっ その3▼
ごきげんよう。
なんか俺ニュースで例の漫画王倶楽部のマリア様がみてる特集にリンクが張られてるようですね。どうか勘違いした安易な萌え人にマリみてが侵されたりしませんように……(^^;
まあ大丈夫だとは思うんですけどね。漫画中心の人々にマリア様がみてるの真価を理解できるかは少々疑問ですから。
さてさて、マリみて界の嫌われ者(笑)・松平瞳子ちゃん。ふと思いついてgoogleでいろいろ巡ってみました。案の定誰にも支持されず(爆)。
人気投票でも栞にすらちゃんと票が入っているのに、未だ0です。彼女はこのまま終わってしまうのでしょうか!? いや、現時点では悪役そのものなので入れなくていいですよ入れなくて。次巻次第では変わるかもしれないけど。
(投票とプレゼント企画は4日まで延長中です。
●マリア様がみてる1巻&2巻プレゼント企画
●マリみてお気に入りキャラ人気投票
●月間コラム1〜31まで+α
●まだ未購入の方へ→bk1、→amazon
▼本日の作品&台詞解説▼
屍鬼→bk1、→amazonは、ホラーなお話で、しかも吸血鬼ものです。本来こういうことはネタバレの範疇に入るのですが、そもそも吸血鬼ものであることを知らない人が多そうなのであえて明言しておきます。
この物語のホラーな感覚は、いわゆるびっくり箱タイプではありません。深遠の闇から、正体不明の何かが少しずつ少しずつわけのわからないままに忍び寄ってくる、そんな感覚です。
ですから下手な映画を見ているよりもよほど怖いところがあります。でもやっぱり目が離せない。
文庫で500ページ超が5冊という大作なのですが、1巻をどう乗り切るかが勝負。そこさえ凌いでしまえば、後は放っておいても物語の続きを読まずにはいられなくなることでしょう。
いわゆるヘルシングのような血で血を洗う闘争吸血鬼ものとはちょっとベクトルが違いますが、私は吸血鬼ものが好きだと自称するのであれば屍鬼は読んでおいたほうがいいでしょう。
間違いなくポーの一族と並ぶ、国産吸血鬼ものの一大傑作です。
さて、台詞についてはあまり解説するとネタバレするので解説はなしです。死生観について語っている場面ですね。
要するに私の最も紹介したかったのは、「死は誰にとっても酷いことなのよ――知らなかったの?」これに尽きます。
この一文を補完するために、前後の会話をくっつけておいたのですええ。つくづく冗長な台詞が好きだなと思いますが、性分はどうしようもないですね(^^;
「世界は君たち抜きで完璧に整合している。君たちはそこに二度と入ることができない。君は十字架を突きつけられたとき、何を思うだろう?」
「何を……」
「――自分が、圧倒的な少数であり、例外であり、秩序の外に、つまりは世界の外にあることを思い知るんだ」
出典:屍鬼 (小説)/講談社文庫/小野不由美/5巻446P
キャラ:室井静信&?
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
さぼり。
★2002年6月20日(木)
『人工無能』
みどりやさんにツッコミを受けたので、なかったことにするのはあきらめて(笑)、詩うコッペリア再興に向けてぼちぼちと。まずは人工無能の学習をせんとす。ずーっとさぼっていたからなあ……もはや現在、どんなのがあるかすらわかんない(^^;
人工無能といえばうずらはかなり賢いようですね。私はSilverRainさんの日記で知ったのですが、実はかなり長い間うずらさんというHNの方がいるものだとばっかり……。「なんでこの人特別扱いなんだろう?」と真剣に思ってました。
――そこ、笑わない! ほんとに騙されますって!
頼む、私だけじゃないと言ってくれーっ!
▼本日の木乃葉子トピック▼
■文章系ホームページ改善組合
プロ作家である工藤圭さんのテキスト王内の一コンテンツです。
自作のオンライン小説を掲載しているサイト管理人さんは、一度これをチェックしてみるとよいかもしれませんよ☆
▼本日の作品&台詞解説▼
まことにすいません。本日もまいじゃーとは言えないですが屍鬼→bk1、→amazonより引っ張ってみました。
小野不由美さんといえば十二国記しか読んだことない方もいらしゃるでしょうが、むしろホラーが本領な方なのでその出来もうかがい知れようというものです。
なにより吸血鬼ものですし、ね。
さてさて、上の台詞ですが……。
いわゆる「吸血鬼」に対して投げかけている台詞です。この解釈にはなんというか、かなり心動かされるものがありまして、単純に十字架によって悪霊が退散してしまうよりもずっと納得できる理由付けでした。
吸血鬼というのはまちがいなく人間社会の異端児であり、そこに共存という2文字は決してありえない。
世界に立ち入ることのできない、真の孤立。
それは、
夜が暗ければ暗いほど、闇が深ければ深いほど、燦然と輝く一条の光。
あしきゆめよ、あなたと本来戦う希望は、たった今生まれました。
出典:式神の城/タイトー/アルファシステム/絵師:園田
未来/小夜stage1-3
キャラ:結城小夜
【メーカー公式サイト】式神の城
【絵師直営サイト】なし
簡単に調べた限りではShooting GameLaboratory内の掲示板で攻略を扱っているようです。
そろそろ読書の秋です。
今さら気合を入れるまでもなく普段から本は読んでますが、それでもやっぱり読書の秋なのです。読んで読んで読みまくれ〜。さて、そんな読書家御用達かもしれないオンライン書店bk1。うちでもリンクはしていますが、意外と検索はめんどくさいものです。
そこでご紹介するフリーソフトが、十夜さんの空想風景で公開中のbk1右クリック検索です。マウスでドラッグしたキーワードをそのまま右クリックから検索できるのでかなり便利。
つうかめちゃくちゃ便利だよこれ! bk1を普段利用している方はインストールするしか!
では本日の紹介。
「式神の城」については、昨日説明したばかりなんで省略。そこで関連情報について。
昨日「移植は未定」と書いた家庭用ですが、実は既にX−BOXに移植決定していることがわかりました。よりによってX−BOX! お金ないのに〜。でもたぶん物欲に負けちゃうんでしょうねえ、ハハ(^^;
世界観的には気になっていても、シューティングってことでパスしちゃう層が多いと思われるので、台詞だけでもお楽しみくださいませ。
そういうわけで、本日の台詞解説。
巫女である結城小夜が、敵と対峙した際に向かって言う台詞です。
早い話が「あしきゆめ」ってのは敵です。まだEDに到達していないので詳細が不明ですが、おそらく希望というのもあしきゆめと戦う存在を指すのでしょう。それをこうやって台詞にすると……いいじゃないですかー!
毅然とした巫女さんがしゃべっている所を想像しながらだと雰囲気出ます。帝都の平和は私が守ります!
(01/9/25)
「残念ね。反乱は失敗よ。二佐。」
「その服装・・・。第3帝国の亡霊か。」
「亡霊だろうと何だろうと、この国を守るシステムであることに違いないわ。死になさい。」
「母国も滅び、戦争はとうの昔に終ったというのにか?魔女よ。」
「でも命令は生きている。それで十分それが軍人と言うものよ。
」
出典:式神の城/タイトー/アルファシステム/絵師:園田未来/オゼット2-3ボス戦前より
キャラ:ふみこ・オゼット・ヴァンシュタイン&醜藤島
【メーカー公式サイト】式神の城
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは調べてませんが、あるのかなあ? ちなみに攻略ですが、とりあえず公式サイトの掲示板も役に立つかと。
現在掲示板で、「活字中毒を自覚する時」というタイトルにレスが多数ついているんですが、これがなかなかおもしろいです。大半は自分にも当てはまるものばかりなんですが(^^; 、本で床が抜けた時というのはさすがに……。
何より問題なのは、床が抜けた事実に驚くでもなく、「それだけ本があるのはうらやましい」と素で反応を返してしまうあたりが重症です、ええ全く。
あのレスどれだけ続くか楽しみになってきました(笑)
さーて本日の作品紹介。
「式神の城」はまいじゃーの極みな異色SLG「ガンパレード・マーチ」を製作したアルファ・システムのシューティングゲームです。ちなみにアーケード用。
ここで大半の人は興味が半減したでしょう。お世辞にもシューティングゲームのプレイ人口は多いとは言えませんしねえ。ましてゲーセンへ行ってやるとなればなおさらです。しかしご安心を。前にも紹介しましたが、X−BOXに移植が決まっています。よりにもよってX−BOXというのはアレでゲフゲフッ!(^^;
しかしシューティングはやはり『漢は黙ってワンコイン』ですから、その辺をお忘れなきように!(ちなみに私も4-1が限界なんで安心してください)
なにはともあれ、アルファシステムらしく設定や台詞が燃えますので、こうやって世界の一端だけでも感じてみてくださいな、と。
台詞ですが、ステージ2−3ボス戦前のもの。ゲームの設定は知らなくて特に問題ありませんが、発言者であるふみこの経歴は知っておいたほうがいいかもしれないんで以下公式サイトより引用します。
独逸生まれの魔女。独逸第三帝国の末期に日本に亡命したナチ士官の子孫。
現在は罪の意識に脅える祖父の車椅子を押しながら、静かに過ごしている。
長い髪を編み、眼鏡をつけた静かな女性。万人のために役に立つ仕事をしたいと思いながら、それが出来ないと悲しむ女。
漆黒の服に魔法の箒に乗ってマッハの速度で飛行し、パンツァーファウストをぶっ放すミリタリー魔女。腕にジョリーロジャー(髑髏十字)の赤い腕章をつける。
大独逸が発掘した太古の魔道兵器“エチオピアの瞳”を持ち、これを使って無宗教国家日本に降りかかる霊障と闘い、取り除いてきた。
冒頭にいきなり「死になさい」でジャブを打っておいて、「それが軍人と言うものよ」と来ました。降参です。貴方にはかないません。
この台詞はひっじょーに気に入っています。
(01/10/19)
「殺してやる! みんな、殺してやる!
私は・・・あの人に、幸せになって・・・欲しかっただけなのよ!」
「それでも、朝は来るのよ。いつも通り。
私は、君達のような化け物を狩る化け物。悪しき帝国の忘れ形見。
私は命令を守るだけ。
あきらめなさい。化け物相手に人の理屈は通用しないわ。」
出典:式神の城 《アーケードゲーム》/タイトー/開発:アルファシステム/絵師:園田未来/1面ボス戦前
キャラ:悪美代子&ふみこ・オゼット・ヴァンシュタイン
【メーカー公式サイト】式神の城
【絵師直営サイト】なし
ちなみにX−BOX版の式神の城公式サイトは今のところ更新されていないようです。
▼本日の小ニュース▼
こんにちわ、木乃葉子です☆
人として、チャットの約束をぶっちぎるのはどうかと思いますが、みなさんにおかれましてはどう思われますでしょうか。
管理人「弁解の余地なし……永遠さんほんとにすいませんでした」
やっぱりここは金の広辞苑アタックでしょうか?
それとも銀の広辞苑アタックでしょうか?
■キノの旅、ラジオドラマに(ネタ元:followerの11月14日雑記)
電撃文庫の人気シリーズ「キノの旅」→bk1がラジオドラマになるようです。
12月1日から文化放送などで連続4回で放送とのこと。11月24・25日には作者の時雨沢恵一さんがゲストでお呼ばれ。ご期待くださいね☆
キノのひそかな辛口かげんが、葉子も大好きですよ?
▼本日の作品&台詞解説▼
「式神の城」は、いわゆるひとつのシューティングゲームです。
システム的な特徴として、敵弾をぎりぎりまでひきつけると強力ショットが打てたり、得点にも倍率がかかったりと、弾除けの妙を追求した作りになっています。キャラの魅力を前面に押し出した作りになっていて、この辺は「ガンパレードマーチ」を製作したアルファシステムの心意気が大いに感じられる部分ですええ。
4−1をいまだ越えられないへっぽこには、エンディングは遠い夢ですけどね……(^^;
さて、台詞解説ですが「化け物vs化け物を狩る魔女@化け物」という構図で読んでいただくと分かりやすいかと思います。
それでも朝は来るのよ……という乾いた物言いに惚れちまいましたですよ!
なお、この台詞に関してはゲーセンではどうしても全文を憶えきれず、龍のお年ごろの台詞集がなければ日の目を見ることはありませんでした。感謝しつつリンクしておきます。
(01/11/16)
この物語には、やらなければならない使命と、心からやりたいと思う理念が一致した幸せな人々だけが登場する。
出典:式神の城 サイドストーリー 《WEB小説》/アルファシステム/アルファシステム/絵師:園田未来/序文より
キャラ:?
【作者直営サイト】式神の城
【絵師直営サイト】なし
しかしアルファシステムのサイドストーリー攻撃はいつもながらお見事ですね。
★2002年1月13日(日)
『ソフトだけ買って脳内補完?(笑)』
X-BOXはいりませんが、式神の城だけ欲しい場合はどうすりゃいいんでしょうか。どうしようもありませんか、そうですか。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■「2001年度マイナーだけどいい漫画ベスト!」の投票受付開始(続・Ya-shiの砦1/12より)
コミックスページ by WestRiver(ここは情報量がものすごく、コメントもかなり参考になるので度々利用させてもらってます)にて開始ですね。
なお現在は2000年と1999年のベストへのリンクがミスっていたのでリンクしておきました。
なおトンボさんは隣でAQUA、AQUAと連呼しているようです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
「式神の城」は、和風退魔シューティングゲームです。
敵弾を自機にかすらせると、強力な弾が撃てたり得点倍率が跳ね上がったりするシステムになっています。かなり投資したんですが、しょせんはへっぽこシューターなんで難しくて全然先に進めません(泣)
ああ、PS2で出てくれたら速攻で買うのに・・・。よりによってX-BOX。
さて、上の台詞は公式サイトで公開されているサイドストーリー全体の序文です。
おおお。
こういうどことなく斜めに構えた「外からの視点」で見た醒めた台詞もいいですねえ・・・。
(02/1/12)
「妻は楽しみながら殺されたんだ。娘もだ! 娘はまだ10歳だった!」
「そんなことは警察にいいなさい」
「裁判が悪い、あれで7年だと?」
「だったら自分で裁判官を罷免すればいいでしょう。殺人したりせずに。
それまでロクに制度を改善しようとせず、都合が悪くなると暴れる。
君に正義を論じる資格はないわ。
死んで地獄でわめきなさい」
出典:式神の城 《ゲーム》/タイトー/アルファシステム/絵師:園田未来/ふみこSTAGE3ボス戦前より
キャラ:悪浩志&ふみこ・オゼット・ヴァンシュタイン
【作者直営サイト】式神の城
【絵師直営サイト】なし
公式サイトには式神の城外伝SSが掲載されています。で、世界観がガンパレードマーチとリンクしていますので、ゲームをやってない方もSSを読んでおいて損はないかと思います。
★2002年3月16日(土)
『悪鬼退散!』
「これくらいで……死ぬなんて……」
ぐわーまたしてもへぼミス! 意地でもコンティニューは使わん! 漢はだまってワンコイン。<更新? なんですかそれ。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ハードボイルド度チェック
昨日リンクが間違っていたので再リンクしますね☆
■『ロード・オブ・ザ・リング』 感想リンク(ありさとの蔵より)
映画はまだ見てませんけれど、せっかくなので☆
▼本日の作品&台詞解説▼
本日は式神の城づくしなのです。私は管理人なので、わがままはし放題なのです。シューティングなのです。ガンパレード・マーチと世界観がリンクしてるのです。燃えるのです。
悪鬼退散なのです。
でも腕がへぼいので、悪鬼に蹂躙されっぱなしなのです。
これくらいで……死ぬなんて……なのです。石井ぜんじさんの攻略もチェキなのです。
ひとつだけ補足しておくとふみこは300歳の魔女という設定です。この設定を頭に入れて読むと、だいぶ台詞に関する印象が違ってくると思われます。
やはりなんと言っても最後の一言に尽きますね。
死んで地獄でわめきなさい……かっくいい……。
「今になってやっとわかった。おまえを倒すのが、誰かということを」
「それは、明日よ。明日はおまえに汚されることを望んでいない。沈みなさい。あしきゆめよ」
出典:式神の城 《小説版》/ファミ通文庫/海法紀光/絵師:園田未来/201P
キャラ:結城小夜
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
未調査。
★2002年4月26日(金)
『買うべし』
アニメ版「アベノ橋魔法商店街」は見ていないので感想はパスするとして、忘れてならないのが鶴田謙二さんバージョンのコミック。(出口さんバージョンは買ったけど封さえ開けてない……)
10年以上かけてやっとこさ出た3冊目のコミックです!!
鶴田さんのファンはチェックを忘れるなかれ。鶴田漫画好きなんだけどなあ……あと10年待って、何冊くらい出るかなあ……トホホ。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ドラゴンランス、いよいよ発売(最後通牒・半分版より)
ファンタジーの王道、特にTRPGファンで未読の方は要チェックかと☆
■――――
諸事情により消してしまいました☆
▼本日の作品&台詞解説▼
時間切れ!
やばい会社に遅刻する(^^; <なにげに575調
「恋する乙女の、その道に!」
「前進以外に何がいる! 右折左折趣味じゃない! 後退停滞ノーサンキュー! 突撃! 突撃! 突撃だぁ!」
出典:式神の城 (小説)/ファミ通文庫/海法紀光/絵師:園田未来(表紙)&末次誉亮(本文)/II-陰の巻183P
キャラ:ニーギ・ゴージャスブルー
【作者直営サイト】式神の城2
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年11月29日(土)
『掲示板のレス完了、ただし管理人以外の人みたいなっ!』
このところほとんど掲示板へのレスを滞らせていたんですが、ありがたくも掲示板常連の高空昴さんとしょーとさんに代わりにしていただいてしまいまして感謝感激恐縮の極みです! ああ果報者……
最近の読書状況。A君(17)の戦争が相変わらずよさげ。式神の城新刊もファンにはやっぱり読んどくべき一冊かと。それよりなにより封仙娘娘追宝録はやはりおもしろいですね。つくづく今頃読んでる自分を呪いたい気分です(^^; というわけで……店頭で新刊を買うのは少々難しいかもしれませんが、通販ならば入手は可能なのでこのシリーズぜひお手にとって見てください。1冊でも十分に魅力はわかりますが、数冊読むとよりはっきりすると思います。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■第7回ライトノヴェルズ好感度アンケート実施中
LightNovels CROSSROADのあさのさんが毎年行っているアンケートが今年も開催されてます☆ 現在のところあまり回答が集まっていないとの事なのでよろしければご協力をお願いしますね☆
「……今年は告知してませんでした、ごめんなさい(汗 」
▼本日の作品&台詞解説▼
式神の城→bk1、→amazonはアルファシステムの業務用シューティングゲーム(家庭用にも移植されてます)式神の城の世界観を使って書かれた小説です。ガンパレードマーチと世界観がリンクしていたり、とにかく設定と謎だらけの世界のため、掘り下げていくと小説のネタはいくらでもあるわけで、まず設定マニアな人とあとはかっこいい台詞を求めている方にもこのシリーズはよいかと思います。
ただし、式神の城のゲーム版やガンパレードマーチを遊んでいないとさっぱりわからない部分が多々ありますので、小説だけ読むという形だと十分楽しめない恐れあり。
さてそれでは本日の台詞解説。
勢いがすべてというか、ひたすらつっ走る少女ニーギ。これ一応戦闘前の台詞なんですが、十分普通の恋愛にも適用できそうです。激を飛ばすときなどご利用ください(笑)
それは、
夜が暗ければ暗いほど、闇が深ければ深いほど、燦然と輝く一条の光。
あしきゆめよ、あなたと本来戦う希望は、たった今生まれました。
出典:式神の城/タイトー/アルファシステム/絵師:園田未来/小夜stage1-3
キャラ:結城小夜
【作者直営サイト】式神の城
【絵師直営サイト】なし
特記事項はなし。
★2003年1月1日(水)
『新年明けましておめでとうございます』
どうか本年もまいじゃー推進委員会!をよろしくお願いいたします。
「トンボさんの不手際でいろいろご迷惑おかけすると思いますけれど、見捨てないでやってくださいね☆ 良く言って聞かせますから☆」
一応自分のほうが雇い主のはずなんだけどな……くすん。
仕事は一息ついたので、基本的には毎日更新のペースを維持できるよう頑張りたいと思います。ROにさえかまけなければたぶん大丈夫、じゃないかなあ(汗
▼本日の木乃葉子トピック▼
お休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
式神の城は、ガンパレードマーチと世界観が一部リンクしているシューティングゲームです。世界観や設定がとにかく燃えるんですが、シューティング苦手な人のために?ファミ通文庫からは小説版も出ていますので、そちらをお楽しみいただくという手がありますね。
ストーリーをものすごーく単純に説明すると、あしきゆめといわれる魔物から世界を救う話です。
で。
本日の台詞は過去の台詞の再掲示になります。
TOP絵と関連させて、なおかつ元旦から辛気臭い台詞にするのもどうかと思ったので悩みに悩んだ末これに決定! あしきゆめが敵のボスだと思って読むとわかりやすいです。
胸に花束。右手に、いい男。そして背後には女の嫉妬。
嗚呼、生きていることの素晴らしさよ!
出典:式神の城 Gunsmoke Witch (小説)/ファミ通文庫/海法紀光/絵師:園田未来/25P
キャラ:ふみこ・オゼット・ヴァンシュタイン
【作者直営サイト】Lazy Cozy Fairy Tale
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年8月24日(日)
『まいじゃーの基本方針』
えーと、ちょうどネタバレに関するリンクを下に張ったので、今一度まいじゃー推進委員会!でのネタバレに関する方針について。
ネタバレは自分が嫌いなので極力しません。というかいつもご覧くださってる方は既にご存知かと思いますが、うちのサイトでは下手するとプロローグの内容すら説明しません。もし必要ならばよそのサイトで情報収集してくださいませ。
帯のキャッチコピーもあらすじも読まず、題名だけで脅威の判断力を発揮して特攻をかける。これぞ小説読みの醍醐味っ!
葉子「地雷にもよく当たりますけれど☆」
そんなものは心眼で見切るべし! ふっ、このように心眼さえあれば地雷な
ドグワッッバコーンドカーン!!
葉子「まだまだ見切りが甘いようですね☆」
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ネタバレは凶悪犯罪
マーティとドクによるおもしろ会話だけでも読む価値のある、映画ネタバレに関するお話です☆
▼本日の作品&台詞解説▼
本日紹介した式神の城→bk1、→amazonは、アーケード用のシューティングゲームのノベライズです。ただしゲーム内に描写のなかった部分ですから、新作として楽しむことが出来ます。前作はゲームの内容をそのままなぞっている関係で駆け足になりがちでしたが、今回はオリジナルゆえ落ち着いた展開です。特にふみこファンは必見ですね。
ではでは本日の台詞解説。
男に寄り添って、焼きもちというか嫉妬というかとにかく怒っている他の女性(具体的には小夜)の視線を感じながらこういう台詞を吐けるあたりさすがに大物です(笑)
人が明日を見ようと思った。
ゴミのような街の中でそう思った。
だから私が戦うのよ、命を懸けて。
出典:式神の城2 (ゲーム)/アルファシステム/原画:園田未来/ニーギ・ゴージャスブルー 1-3デモより
キャラ:ニーギ・ゴージャスブルー
【作者直営サイト】式神の城2
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年4月25日(金)
『式神の城2』
えー実は今日は更新をさぼろうか、とも思ったのですがPCパーツ買出しツアーの帰りにゲーセンに寄ってきまして何回か遊んだ結果……くーっ! やっぱりいいなー!
という具合にあっさりはまってしまい、とりあえずなんとかひとつだけ台詞を覚えて披露しております。他の台詞もそのうち覚えて公開できるといいですねえ。
なお、先日掲示板で聞いたアドバイスを参考にしつつ、自作PC用パーツひとそろいゲット!!
これより自作初挑戦という修羅場に入ります(笑
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
式神の城2は、式神の城の続編に当たるシューティングです。どうやって世界観を説明したもんやら……と思ったら、どうも設定を読んでいる限りでは小説版がほぼオフィシャルに近いストーリーのような?(違ってたらごめんです)
そんなわけで興味のある方はファミ通文庫の式神の城小説版→bk1、→amazonを入手して読むとだいたいの流れがつかめます(ノベライズとしてはかなり出来がいいと思います)。ただ式神の城やガンパレード・マーチはより大きい世界観の中に立っているんですが、私不勉強につきその手の設定について詳しく解説されたサイトを知らないんですよね……。式神の城公式サイトの外伝などを読めば多少わかりますが、そんな小さいものではなし。
わかりしだいお伝えしますが、もしご存知の方がいたらそういう設定を扱ったサイトを教えてください。
それでは、本日の台詞解説。
ニーギ・ゴージャスブルーと呼ばれる絢爛舞踏の少女が敵に向かってはなった台詞です。ようするに強い人、と思っておきましょう(笑)
ういー、この言い回しがなんとも……。
「ごきげんよう。千年ぶりの来客と思ったらまた可愛い子が来たわね。
お姉さんの服の下がどうなっているか、知りたい?」
「興味なし!!」
「あら、そっち方面なの?」
「女の子は好きだがそれより優先することがある。例えばそれは正義って奴だ!
俺の名前は玖珂 光太郎。悪をぶっ飛ばす青年探偵。
迷惑千万だこの野郎!!
お前の選択肢は二つに一つ!
A ぶっとばされてお縄になるか
B お縄になってぶっとばされるかだ!!」
「本格的なバカね。いいわ、やっつけてあげる。」
出典:式神の城2 (ゲーム)/アルファシステム/原画:園田未来/玖珂光太郎 1-2デモより
キャラ:アララ&玖珂光太郎
【作者直営サイト】式神の城2
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特記事項なし。
★2003年4月26日(土)
『へっぽこシューターは今日も行く!』
ごきげんよう。
極楽・へっぽこシューター・トンボです。下手は下手なりに式神の城2を遊び倒してまして、本日は小夜で3−2のボス戦までなんとか到達しました。
他にもいろいろ遊んでます。気は早いけど、早く家庭用出ないかなー(笑)
▼本日の木乃葉子トピック▼
トンボさんが式神の城2に燃えているため、それ関連のファンサイトにリンクしておきますね☆
悪鬼退散☆
■桝田ゲー・アルファゲ−総合ファンサイト 龍のお年ごろ
式神の城2の台詞集をさがしていて発見しました☆
■ガンパレードマーチ〜世界の謎〜FAQ
ガンパレや式神の城で?と思う事柄が出てきた時に参考になると思いますよ☆
▼本日の作品&台詞解説▼
式神の城2は、式神の城の続編に当たるシューティングです。詳細は25日を参照のこと。
すいません、今日の台詞は1-3ボス戦前の台詞なんですが……耳で覚えたものをアップしてますので細部が間違ってる可能性大です。その場合はご指摘くださいませ、修正いたしますので。
「これが……本格的なバカの力……」
出典:式神の城2 (ゲーム)/アルファシステム/原画:園田未来/玖珂光太郎 1-2勝利デモより
キャラ:アララ・クラン
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特記事項なし。
★2003年4月27日(日)
『たたかう!自作PC』
ごきげんよう。
まいじゃーちゃっとでは、リアルタイムで死ぬほどつけにくい純正CPUクーラーの取り付け指南をいただき大変ありがとうございました。おかげさまでとりあえず一歩前進しましたが、ただいま修羅場中につき適当更新(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
■パンツァードラグーン復活運動
ええと、なぜ唐突にこちらへリンクしたかというと五代ゆうさんの寄稿小説があるのを知ったからなのです☆ ファンの方は必見ですよ☆
はじまりの骨の物語→amazonや骨牌使い(フォーチュン・テラー)の鏡→bk1、→amazonなどを書かれた方です☆
「あ……X-BOXユーザーなのにパンツァードラグーン・オルタを買ってなかった(汗 今度買っておこう……」
▼本日の作品&台詞解説▼
式神の城2は、式神の城の続編に当たるシューティングです。
本日の台詞は昨日の台詞と連動してまして、ボス戦の後、負けたボスのしゃべる台詞なのです。
人類最強の切り札的存在なのにバカ呼ばわりされるヒーローというのも、なかなか貴重だとは思いませんか?
「何て強さ・・・そんなデタラメな・・・」
「明日って言うのはね、いつもデタラメなものなのよ。
覚えておきなさい、地獄まで!」
出典:式神の城2 (ゲーム)/アルファシステム/原画:園田未来/ニーギ・ゴージャスブルー 1-2勝利デモより
キャラ:アララ・クラン&ニーギ・ゴージャスブルー
【作者直営サイト】式神の城2
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特記事項なし。
★2003年4月29日(火)
『トラトラトラ』
自作PCの起動に成功しました。
これ自力だけじゃ絶対無理だったろうな……たくさんの人のアドバイスに大感謝。現在音も鳴らない、ネットにもつながらないという寂しい状態ですが、まあその程度の設定ならたぶんなんとかなるでしょう。
ただ、大方の予想通り自作PCと戯れているため更新がいい加減になってます(^^; 明日あたりからは通常復帰する予定。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ネタばれを嫌う風潮がエンターテイメント系批評、評論のレベルを下げている?
「……これ、まいじゃーの方針が徹底的にネタバレを避けてあくまでも作品の雰囲気紹介に徹するということを考慮しても、やっぱり考えてみたい話です」
ですね☆ 作者さんの思惑はさておき、批評することは思考能力の向上には役立つと思います☆
「どんなくだらない話でも?」
もちろんです☆ たとえどんな電波放出しまくりの作品にも意義を見出せるようでなくては半人前ですよ☆
▼本日の作品&台詞解説▼
式神の城2は、式神の城の続編に当たるシューティングです。
しつこい?
いやまあとりあえず今日で一区切りつけますんで……。
本日の台詞は4月25日の台詞と連動してますので、そのつもりでお読みください。なんかいいなー、と思いました。
ミュンヒハウゼンの計算では、ねじれた城が東京を押し潰すまで、あと20時間。
大質量体が着弾すれば、塵が巻き上がり、核の冬が来る。
面白くない戦争。
戦争は、大尉が全滅しながら、兵士がクロースコンバットするから面白いのよ。
本当の戦争とやらを、教育してやります。
出典:式神の城2 (ゲーム)/アルファシステム/キャラクターデザイン:園田未来/ちびふみこSTAGE2より
キャラ:ちびふみこ
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特記事項はなし。
★2003年7月6日(日)
『やっぱいいなあR.O.D』
ふと思い立ってR.O.DのOVAをもっかい借りてきて見てます。
時間経ってから落ち着いて見直すと、いやはやアクションとしてすばらしい傑作です。TVアニメ版の方は果たしてどんなできばえになるのか今から楽しみです。それと公式サイト内に神田・神保町マップというものができてまして、OVAに出てきたシーンと対比しながら書店の紹介がされてますのでよかったらご覧くださいませ。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■『イリヤの空、UFOの夏』ラジオ「電撃大賞」内にて、7月12日から全4回で放送予定/電撃文庫&電撃hpのオフィシャル海賊本「電撃ヴ゙んこ」
さてさてイリヤのラジオドラマが登場です☆ 全4回となるといったいどこのイベントまで放送するんでしょうね☆
▼本日の作品&台詞解説▼
式神の城2は、台詞燃えなSTGです。キャラクターの台詞にすべて声がついてるのも大きな特徴。やっぱり声がつくと盛り上がり度もアップです。PS2かX-BOXに移植される日が待ち遠しいですね。
さて本日の台詞はちびふみこのデモから。
このキャラクターは隠し要素になってまして、キャラ選択画面でふみこの弐式を選んで、そこからさらにレバーを右を入れると選択できます。見た目は超かわいいんですが、性格は普通サイズより危険になってるかも(笑)
デモは必見なので未体験の方は一度はお試しあれ〜。
それにしてもすごい戦争観だ……。
「凛々しい人が来たわね。いえ、人ですらない。
悲しみの聖戦の時。太古の民族が、人間から魔道兵器を作ることを思い付いたわ。感情を排除し、あらゆる魔法にかからない。人であって人でない悪しき兵器。
いや、違うか。兵器はそんな表情しないもの。」
「兵器で居続けることが出来たのなら、どれだけ幸せだったことか。
兵器であれば・・・・・・この胸、痛まなくても済んだ・・・・・・!」
出典:式神の城2 (ゲーム)/アルファシステム/キャラデザイン:園田未来/結城小夜stage1-2ボス戦前より
キャラ:アララ・クラン&結城小夜
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★2003年8月22日(金)
『ネタ詰まり(^^;』
昨日更新しなかったのはどうやってもネタが浮かんでこなかったせいです。一応毎日本読んでるからネタは完璧!と言いたい所なんですが……出ないときは出ないんです(T-T)
つうわけでしばらくゲームに逃げておいてネタを確保しなければ(^^;
最近いろいろ読んではいるんですが、これはというものがないのでなかなか紹介までには至りませんね……。あ、式神の城のノベライズ新刊はふみこのオリジナルエピソード(といっても公式だとは思いますが)だったためか、むしろ前作よりよい出来です。ファンなら買ってよし。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
式神の城2は、アーケード用のシューティングゲームです。近日中にゲームキューブ版が発売になりますね。X-BOX版は音沙汰ないですが、商売度外視してもアルファシステムとしては出す方向で動いている様子です。ちなみに私はユーザーです。
……なにか言いたいことでも?
さて本日の台詞解説。
いらないですね、台詞を楽しんでくださいませ。
「私を見て世界を判断するな。
世界も人も、お前などに見透かされる程、浅くはない!」
出典:式神の城2 (ゲーム)/アルファシステム/キャラデザイン:園田未来/結城小夜stage2-2ボス戦前より
キャラ:結城小夜
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★2003年8月23日(土)
『ネタ詰まり(^^;』
暑さでぐんにゃりと溶けかけてます。
ところで「住めば都のコスモス荘」を今更ながら1巻だけとりあえず読んでみました。基本的にはお約束なギャグを散りばめつつ、まったり進行な話なんですねえ。(意外に思われるかもしれませんが阿智太郎さんの作品はなんか機会がなくて、今まで一冊も読んだことないのです)
定番という意味で安心して読めるシリーズかもしれません。自分もそのうち集めてしまいそうだ……。
その他はまあのんびり進行中です。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■夏の読書感想文秒殺コンクール 2003
出来上がったものは自己責任において書き写してそのまま提出自由という趣向も素敵なのですが、そもそものきっかけが「読書感想文秒殺」というgoogle検索で飛んできた人がいたのがきっかけというあたりが素晴らしいと思います☆ 詳細はリンク先を見てくださいね☆
▼本日の作品&台詞解説▼
式神の城2は、アーケード用のシューティングゲームです。以下略。このところの暑さでどうにも気力が……(^^;
さて本日の台詞解説。
これも特に必要ないかと思います。ほんっとにアルファシステム謹製の作品群は台詞使いが巧いですねえ。
「だからどうした!」
「え?」
「希望ってのはね、だからどうしたと言い続けるところからはじまるのよ」
出典:式神の城II 陽の巻 (小説)/ファミ通文庫/海法紀光/絵師:園田未来(カバー)、末次誉亮(本文)/57P
キャラ:ニーギ・ゴージャスブルー&結城小夜
【作者直営サイト】Lazy Cozy Fairy Tale
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★2003年10月24日(金)
『!』
たいへんねぼうし
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はそれどころではないのです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
本日は各自の脳内で解説してください(^^;
「先の先まで見通したやつが勝つのさ」
「違うわ。最後まであきらめないやつが勝つのよ」
出典:式神の城2 Paradise Typhoon (小説)/ファミ通文庫/海法紀光/絵師:園田未来(カバー) 原野ケイ(本文)/194P
キャラ:ロジャー・サスケ&ニーギ・ゴージャスブルー
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★2004年4月22日(木)
『外食の出前状態』
案の定未だ本家復旧の気配なし。あまりにも予想通りですが、一番まずいのはモチベーションが維持できないこと。やけになってここを更新してます。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■乙木の樹(記)只今、ライトノベル年表連載中
外部から見えるようになったようなのでリンクしておきます☆
それから上のものと合わせて有里さんの分析などもご覧くださいね☆
■OSたん保管庫
いわゆるOSの美少女化というやつなのです☆
■とらぶる・ういんどうず
必見☆ 上の素材を使ったフラッシュなんですけれど、とにかく演出が上手い上になんとクリックによる分岐まであるんですよ☆ 攻略チャート図をご利用くださいね☆
▼本日の作品&台詞解説▼
式神の城2→bk1、→amazonは、同名のシューティングゲームを題材にしたアクション小説……というよりは、むしろアルファ・システムの送り出している「世界の謎」に関わる一作品と思った方がいいでしょう。設定オタクな人にはたまらないと思います。この小説で初出と思われる情報もいくつかでてきているようですね。ちなみに今回の主役はニーギ、と思わせておいて裏の主人公は堀口ゆかりとなっております。
シューティングゲームはさっぱりと言う方も、小説だけ追いかけてみるのもいいかも。ただしガンパレードマーチは最低でも読んでおく必要がありますが……。
それでは本日の台詞解説。
片方にとっては絶体絶命の状況に追い込まれた状態での会話。こういう不屈の精神を持ちたいものですね。
出典:式神の城2 (ゲーム)/アルファシステム/原画:園田未来/stage4デモより
キャラ:結城小夜&ニーギ・ゴージャスブルー
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特記事項なし。
★2004年5月21日(金)
『明日はどっちか迷走ぎみ』
有里さんによるラノすご どれだけ読んだかにゃ?集計結果。分析まではしてないのでその辺は各自でどうぞ(^^;
反省記が更新されないのは……言い訳するとルーチンである名台詞更新だけでも大変なんですぅ。
王道台詞30連発一歩さんの例。……私もちょっと思いましたが、これ台詞が王道過ぎるからその割に難易度高くないですよね。むしろもうちょいひねくれた台詞50個の中から30を選択する、とかすると幅が出るかも。
半分寝ながら書いたので、まともな日本語になってるか怪しいですが屍を越え行く也〜「このライトノベルがすごい!」反省記やっと更新です(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ガネメガネメガネ!
ええと、眼鏡というジャンルについて熱く語っているのです☆ せっかくだからこれを読む前にいちせさんの魂の叫びも見ておきましょうね☆
本日はお休みです☆
■「さよなら妖精」増刷決まりました(たそがれSpringpointより)
品切れ状態が続いていたのですが、これで一安心。まだ増刷したわけではないのでもうしばらくお待ちくださいね☆
「新作の執筆情報も書かれてます。てーか、私はこの作品このラノの限定枠でも投票したくらい好きです。増刷なった暁には……また布教活動しようかな」
▼本日の作品&台詞解説▼
式神の城2は、シューティングゲームです。どうしてもインフレ的な難易度になりがちだったシューティングゲームの難易度を下げ、キャラクターの魅力で一般層を取り込むことに成功した作品ですね。
ガンパレードマーチなどと世界観がかぶっているので、一連の世界設定を追いかけている人はやっておくべし。なお、がんばって2人プレイ時の台詞もすべて回収しましょう。いい台詞が結構転がっています。
というわけで本日の台詞解説。
主人公の少年が気になるけれどももう一歩が踏み出せない恋する乙女、という点を念頭に置いて読みましょう。
それにしても「だからどうした!」という台詞はよいですね。
更新まだ?「だからどうした!」
掲示板のレス…「だからどうした!」
「やっぱりわたし,ハッピーエンドが好きです。それでいいんだと思いますよ,部長」
出典:時空のクロスロード ピクニックは週末に/電撃文庫
/鷹見一幸/絵師:あんみつ草/320P
キャラ:山野かりん
【作家直営サイト】なし
【絵師直営サイト】あんみつ亭
鷹見さんのファンサイトは残念ながら見つけられませんでした。
本日は葉月さんからの投稿台詞をご紹介。
本を引っ張り出そうとしてすぐに手元には出てこないので,詳しいシーンの説明はできませんが,とにかく印象によく残った台詞です。
この台詞にものすごく深く同意してしまいません?
何事もこれを信じなきゃやっていられないし,お話も読めやしませんからね
管理人より:
えーと、私も遺憾ながら原典がどこかに埋まっちゃってまして正確なあらすじを説明できないんですが……。
主人公が突然とばされた平行世界。その世界とは、3日熱という疫病により人の大部分が死に文明も退歩している世界でした。あちらの世界における主人公は行方不明になっていて主人公は、あちらの世界の自分の代わりとなって動き始めるのですが悲惨な状況に衝撃を受けます。
その後、謎の老人から2つの世界を行き来できる端末を手渡され……てな具合だったと思います。イラストからは想像つかないかなり重いストーリーで人死にも出たりするのですが、鷹見さんの作風なのかあくまでも前向きに世界が描写されていきます。
青春風味あふれていて、なかなかおすすめできる作品です、ええ。(01/4/4)
「そうか、鈴世がうらやましいな、過去を共有できる人間がいるということは、どんなに心強いだろうね」
「僕には、自分が生きてきた時間を証明するすべがない、僕の人生を知っている人間は誰もいなくなってしまった。でも、鈴世には君がいる、思い出を語る相手がいるってことは、すばらしいことだと思うんだ」
出典:時空のクロスロード2 サマーキャンプは突然に/電撃文庫/鷹見一幸/絵師:あんみつ草/92P
キャラ:瀬見呉雄
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】あんみつ草
調査した限りではファンサイトはない模様。
お盆休みに新刊が出るわけもなく、旧刊の補充もあるはずないのに、つい無意識に本屋にふらふらと足を向けて漁り始める私。やはりある意味病気かもしれません。
ま、それはさておき。
「時空のクロスロード」のあらすじ紹介。
平凡な毎日を送る主人公の高校生が、とあるきっかけで時空転移装置なるものを手に入れます。機械を使ってみた彼がたどり着いたのは、崩壊し、地獄絵図と化した街。いつも暮らしてきた町のあまりの変わりように彼は呆然とするのですが、なにかどこかに違和感がつきまといます。
やがて彼は気づきます。ここは似てはいても、自分がもといた世界ではないことを。
あらすじで説明してしまうとありふれたお話にしか思えないかもしれません。異世界にとばされてそこで懸命に努力する、という方向性自体は確かによくあるものでしょう。
しかし。
うまい。
なんというか見事に青春しています。恋愛もそうなんですが、絶望的な状況の中でそれでも希望を捨てない人間の描写が巧みなんです。あーそれと、単純に「よかったよかった」だけで終わらず突如シビアな現実も突きつけるあたりが絶妙といいましょうか。
ちなみに現在2冊出ていますが、世界観は共通で登場人物は異なる別のお話になっています。
これは珍しく(笑)素直に多くの人にすすめられる良作です。
さて、では本日の台詞解説。
友人である鈴世の紹介で、キャンプの責任者である瀬見と会った主人公。この瀬見という人物は、すでに周りの知り合いをことごとく亡くしています。自分を知る者がいるということがどんなに大きいか、普段あまり意識することのない話ですが、それが表れた台詞です。
やれやれ、本日の台詞はなんとかうまくまとまりました(^^; →bk1
(01/8/15)
「あんた……ケンカに強ければなんでもできるなんて本気で信じてたの?」
「法律も学校もなくなったんすよ、だったら、力の強い者、ケンカの強い者の方がえらいに決まってるじゃないっすか」
「そんなのは強さじゃないよ、力が強ければえらいって言うなら、きっとあんたよりゴリラの方がえらいんだわ。あんた、ゴリラの言うこと聞くの?」
「わかってるっすよ、あんたの言いたいことくらい……でも……でもっすよ。成績も何も関係なくなった世界になった時……オレは思ったんっす……この世界ならオレの実力が発揮できるって……オレは自分の力がどれだけ通用するか試してみたかったんすよ!」
「これはね、わたしの杖術の師匠から教わったことなんだけどさ……人間の実力ってね、個人の力のことじゃないんだって。どれだけ他人の力が使えるのか、どれだけ他人が支えてくれるのか、その人数が実力なんだって。だから、いくらケンカが強くたって、いくら頭が良くたって、力を貸してくれる仲間が一人もいないような人は本当に強い人じゃないんだよ……さあ、カレー食べなよ、カレー食べて、そしてひと晩考えなさいよ」
出典:時空のクロスロード2 サマーキャンプは突然に/電撃文庫/鷹見一幸/絵師:あんみつ草/187P
キャラ:朝霧夏実&由方内和
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】あんみつ草
調査した限りではファンサイトはない模様。
重要なお知らせ。
仕事の都合で急に、静岡まで3日間出張することになりました。15日の夜7時に電話かかってきて、16日から3日間ってことで(T_T)
うちは土曜日休みなのに土曜日も出る羽目に……あぅ。
そのため17日、18日の更新はお休みさせていただきます。向こうじゃネットにつなぐことすらできそうもありません……うう辛い。
ただ単にお休みするのもあれなんで、ひとつ宿題をば。まいじゃー推進委員会の看板娘(秘書とも言う)木乃葉子(この ようこ)ちゃんのプロフィールを募集します。
プロフィールです、プロフィール。
いや実は、「おっとりしていて丁寧な物腰だけど、自分の考えを曲げず押しが強い」という性格以外ほとんど白紙なのです(^^;
なんかおもしろそうなプロフィールがあったら採用するかもしれないんで、時間があったらメールください。
そんなもの募集するなという意見は却下(笑)。
さて、本日も「時空のクロスロード」より台詞紹介。
昨日も紹介しているので、解説はしません。
台詞の方の解説としては、杖術の達人である夏実が由方をあっさり叩き伏せた後のエピソードになります。すべて力で解決するほどこの世は甘くない……とでも言っておきましょうか。
実は密かに最後の台詞が一番重要なんですけどね。この小説の隠れた特徴である「おいしいものは人間を変える(笑)」がよく表れてます。 →bk1
(01/8/16)
「あんたって食い意地しかないの?」
「うるさいなあ、智恵と勇気と食い意地、これが俺の武器なんだ、ほっとけよ」
出典:時空のクロスロード バースディは永遠に/電撃文庫/鷹見一幸/絵師:あんみつ草/264P
キャラ:?(現在調査中です)
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】あんみつ亭
関連サイトは発見できたようなできなかったような。下で補足します。
食い意地は大事ですね、食い意地は!
さて、本日はまずスニーカー文庫から発売されている「でたまか」についてちょっとだけ言及しておきましょう。
ライトノベルス系で戦争における経済の重要さが前面に表れている数少ない作品であり、世間一般のSF戦記ものでは考えられないような奇想天外なインチキ戦術がいっぱいで、とどめに3部作の締めくくりがとんでもない終わり方をするというなかなか難別し難い属性をもった小説です。
3部作の終わり方があまりにもすさまじすぎたせいか、ネット上でけっこう手厳しい評価が多いようなので、私はこういうの好きだという意思表示のために紹介してみました。
ちなみに関連サイトとして月刊OUT復活委員会(仮)を紹介しておきます。ここでアウトニア王国物語という小説が連載されています……惜しいことにバックナンバーは掲載されていません。
ついでに、「でたまか」は誰がどう書いているのかどうも判然としないところがあるのですが、気にしないことにします。
本日の作品「時空のクロスロード」ですが、3日熱という伝染病が大流行して人口が激減し、荒れ放題になっている並行世界で主人公は何を見、なにを感じたのか? そんな感じの3部作です。どんなに絶望的な状況でもあきらめないことの大切さなんかを教えてくれる話です。
……が、実は「人間おいしいものを食べていれればバカなことは考えない」という、食べ物が物語の重要なキーポイントとなっているあたかもSF版美味しんぼのような以下略。
少年少女の心の成長物語としてなかなかよいんではないかと思います。
今回の台詞は、そういった物語のテーマ?を象徴したものにしてみました。確かこの台詞を話しているのはおいしいカレーを食べて、改心した少年です。カツ丼を出されて改心する犯人のようですねえ(笑) →bk1
(01/9/22)
「……雑草と言う名前の草はありません、どんな草にだって名前があります」
出典:新・時空のクロスロード 緑の指の女の子 (小説)/電撃文庫/鷹見一幸/絵師:あんみつ草/55P
キャラ:神永瑞穂
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】あんみつ亭
今までありそうでなかったでたまかのファンサイトを発見! 星野屋です。
★2003年10月8日(水)
『消化状況』
ずっと積読になってた新・時空のクロスロードシリーズを消化中。読めばやっぱりこのシリーズ好きだー! 新宿少年探偵団の新刊とか、神様家族2も消化。神様家族についてはそのうち再解説したいですね。あとは天華無敵とか。主人公の幼なじみ(男)がここまで立場なしな書き方されるのも珍しいかも(^^;
うーん、こうやってメモ程度の書き込み更新時間ならあるんですが、長考を必要とすることに手が回らない……。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■AliNote
有里さんの別室コンテンツです☆ 今のところライトノベル系文庫の目録とか受賞者リストといった各種リストへのリンク集がよい感じですね☆
▼本日の作品&台詞解説▼
時空のクロスロードシリーズ→bk1、→amazonは、実は心がけの悪い私はやっと新シリーズ1巻目を積読消化したばかり(^^; よって旧シリーズと果たしてコンセプトが同じかどうか判断しかねますが、仮に旧時空のクロスロードシリーズとコンセプトが同じなら、
『食べ物(特にうまいもの)は地球を救う』です。このシリーズはボーイミーツガールという物語の基本とSFとそしてうまい食べ物という要素が組み合わさっている作品で、私的には大好きですええ。(なのになんで積読しているのだというもっともなツッコミは却下の方向で)
さてそれでは本日の台詞解説。
家庭菜園の話題が出たときに、雑草の話が出てそこでヒロインが反論?して出た台詞ですね。
深い……妙に深いですこの台詞。
追記:この台詞のオリジナルは昭和天皇とのこと。さすが植物学者!
「あのさ、俺は大変なときとか、つらいときにこそ、美味い物を食った方がいいって思うんだよな。なんて言うのかな、人間って美味い物食うと前向きにならないか? 食い終わったあとでさ、ああおいしかった、また食えるようにがんばろう!って気分になると思うんだ……って、これって俺だけかな?」
出典:新・時空のクロスロード 黄色い瞳の男の子 (小説)/電撃文庫/鷹見一幸/絵師:あんみつ草/136P
キャラ:浅間健一
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★2003年10月9日(木)
『不覚』
昨日の台詞のオリジナルは昭和天皇だそうです。そういやそんな話を聞いたような……不覚でした。
シグマリオンIII買うはずが、中古屋でオープニング特価をやっていたCASIOのFIVAに化けちゃったですよ(^^; ま、詳しくはそのうちに。今月の電撃新刊購入は10冊……あっはっは(汗
▼本日の木乃葉子トピック▼
■さわやかな朝の挨拶のガイドライン・まいじゃー推進委員会版
練馬さんが掲示板に書き込んでくださった力作です☆ 内輪ネタですが、かなり良い出来なのでここで公開させて貰いますね☆ 元ネタはこちらですよ☆
「殲滅です☆」
「うわあああぁあっぁぁぁああ!!!」
さわやかな極楽トンボさんの悲鳴が、澄み切った朝にこだまする
葉子様のお庭に集う活字中毒者たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で積読の山をくぐりぬけていく。
事前知識を持たない彼らが抱くのは、今月の新刊。重要すぎる名言は公表しないように、ストーリーに深く係わるネタはぼかすように、慎重に話すのがここでのたしなみ。
もちろん、いきなり結末を書きこむはしたない人間など存在していようはずも無い。
まいじゃー推進委員会。
1998年に創立されたこのサイトは、ライトノベルを中心にマイナーメジャーな作品を探求する伝統ある本紹介サイトである。
ttp://maijar.org/。URLが体を如実に表した毎日更新という風習の残るこのサイトで、約千八百人の同胞に見守られながら、少女誌から十八禁漫画まで幅広い情報が手に入る活字の園。
時代が移り変わり、洒落にならないエイプリルフールのTOP変更ネタが数度行われた今日でさえ、半年も日参すればまいじゃー嗜好の純粋培養活字中毒者が箱入りで出荷される、という仕組みが未だ残っている貴重なサイトである。
▼本日の作品&台詞解説▼
時空のクロスロードシリーズ→bk1、→amazonは、あとは最終巻を残すのみまで読了し、ちょっと表現を修正。
旧・時空のクロスロードは
『おいしいものは世界を救う』
新・時空のクロスロードシリーズは
『おいしいものは世界の縁を結ぶ』
このような内容になっております。いやほんと、このシリーズ食べ物にはこだわってるんで私、たぶん今日のお昼はコロッケかカレー食べると思います(笑)最終巻しだいではありますが、やはりこのシリーズは私的におすすめですええ。
それでは本日の台詞解説。
この台詞こそ、時空のクロスロードシリーズの本質を見事に表した屈指の名台詞であるかもしれません。
予定調和でもいい。
ありきたりの結末だっていい。
俺は未来に進もう。
こいつと同じ未来に向けて、俺は進もう。
それが、どんな未来でも、こいつと一緒に受け入れよう。
こいつは、俺を信じると言った。
ならば、俺は、こいつと歩く未来を信じて、それを守ろう。
出典:新・時空のクロスロード 黄色い瞳の男の子 (小説)/電撃文庫/鷹見一幸/絵師:あんみつ草/183P
キャラ:浅間健一
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】あんみつ亭
今までありそうでなかったでたまかのファンサイトを発見! 星野屋です。
★2003年10月10日(金)
『どうも今週は異様に眠気が』
優先した結果、台詞だけ怒涛の速さで更新して本日はおしまいです(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
時空のクロスロードシリーズ→bk1、→amazonは、本日説明省略。解説は……えーともし未来を見れたとしたらうんたらかんたら、とだけ補足しておきます。
「大切な人ですからね、過去を共有できる人って……未来を共有できる人と同じくらいに」
出典:時空のクロスロード最終譚 一番列車は朝焼けに (小説)/電撃文庫/鷹見一幸/絵師:あんみつ草/204P
キャラ:杉井
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特記事項なし。
★2003年10月16日(木)
『リアルタイムで読みたかった』
途中でストップしていたためにようやく今最終巻を読み終わった時空のクロスロードシリーズ→bk1、→amazon。感想ですが……
いやーおもしろかった! 隠さずに正直言ってしまうと同一のテーマに沿った物語で7冊出ているため中だるみした時もあったんですが、最後には見事に物語が収束しましたね。最後の一冊だけ『おいしいものは世界を救う』っぽくはないですが(笑)
実は結構甘くない展開もあったりするのですが、少年と少女が自分たちの力の限り精一杯がんばるというライトノベルにおける基本的なテーマを扱った作品としてもよいシリーズだと思います。いずれの登場人物も万能の存在ではないところが大きいのかな。
これ、今の私が読んでも十分に楽しめたんですができれば現役学生のうちに読みたかった!! というわけで特に若い層におすすめします。星虫に通じるものがあるかもしれませんね。
○ボーイミーツガールもの(幼なじみが多いので、正確には違うけど)
○おいしいものが世界を救う
このふたつのテーマに興味がある人はぜひ読んでみてください。既刊7冊ですが完結しています。
追記。MMMもとみ編大詰め。これ終わったらみさお編にやっといけるー!
▼本日の木乃葉子トピック▼
■プラネテスOP解説(泡沫の日々より)
この解説を見ると、未見のSF者の方の心が揺さぶられるかもしれませんね☆
▼本日の作品&台詞解説▼
時空のクロスロード→bk1、→amazonは、上で解説済みです。
本日の台詞解説。
念のため言っておきますが、これは後ろ向きな意味で発言されたものではないです。前向きな台詞にこだわるとどうしても未来ばかりに目が行きがちですが、やはり人間には想い出も大切なものだと思います。
もしも「この世界の終わりの日に、たった一人だけ一緒にいたい人は誰ですか?」って聞かれたら、可憐はいつだってこうこう答えます。
「可憐がこの世界で1番大好きな人はお兄ちゃんです! もしもこの世界が終わっちゃう日がきても、神様、どうかどうか可憐とお兄ちゃんを引き離さないでください……。いつまでもずうっと……お兄ちゃんと一緒にいられますように……」
出典:シスタープリンセス〜お兄ちゃん大好き〜/電撃G’sマガジンキャラクターコレクション(メディアワークス)/公野櫻子/絵師:天広直人/可憐編7P
キャラ:可憐
【メーカー公式サイト】シスタープリンセス
【絵師直営サイト】ある
公式サイトはメディアワークス内にあります。つまりはそういうことです。
死して屍拾うものなし。ましてそれが自爆であるならば。
しかし地雷とわかっていても踏まねばならないのが漢というものなのです。
盛大にどかーんと一発かましてみましょう。アーユーレディ?
……と、私に深刻な影響を与えていった小説を本日は紹介。
「シスタープリンセス」はPS用のゲーム。主人公は12人の妹!!のお兄ちゃんになります。ただし、ある事情で妹は全員、別々の場所に住んでいて、2ヶ月に1度しか会えず、会えるのはたった1人の妹だけで、残りの11人には会えない……。
「妹属性」を利用し(「おにいちゃん」と呼ばれたら撃墜されてしまう人々です)、妹をいっぱい出せば売れるであろうというあまりにもストレートだけどストレート過ぎて誰もやらなかった設定が実は意外とまいじゃーかも……。
実は私、ゲーム版はやってません。にもかかわらず小説(というか絵本ですなこれわ)を読む気になったのは、不退転非主流派戦鬼(とWIFTさんに命名されてしまった(^^; )の私としてはぜひ手を出すべきだと薦められたからなのです。
そこまで言われたら、もはや私に対する挑戦状として読んでみないわけにはいきません(笑)。で、これは妹1人につき1冊、計12冊刊行されるらしいのですがとりあえず1冊手にとって見ました。
読書中………
………………。
…………絶句。
そして脳みそメルトダウン。
ファン以外が手を出すとは思われないからたぶん問題ないでしょうが、これわその……あう。
私のような歪んだ読書愛好家は1冊読んでみてもいいかもしれません。
確実に話の種にはなるでしょう。
中身は日記調で、おにいちゃんと楽しいひとときを過ごす妹といった体裁です。トリップしたい方はぜひ一度お試しください。なんかゲームをやった後だと思い切りひたれるらしいですが。
ただし! 社会復帰用に必ずもう一冊別の本を用意しておくこと。でないと異世界に行ったまま帰ってこられなくなります。私は衝撃が強すぎて、まだ完全に帰ってこられません。
激甘のケーキ食べ放題フルコースです。
「ねえお兄ちゃん、可憐のゲームほしくなった?」
「うん、なかなか売ってないんだ。探し始めたんだけど」
…………はっ!!(01/3/31)
兄チャマに、チェキチェキ、チェキよっ!
出典:シスタープリンセス 《ゲーム》/データは調べませんでした(^^;
キャラ:四葉
【メーカー公式サイト】シスタープリンセス
【絵師直営サイト】?
よく調べてません。
★2002年2月15日(金)
『管理人逃亡中につき、葉子さんがページを占拠しました』
台詞関連で飛んでこられた方はこちらへ。
こんにちは、木乃葉子です。
みなさんお元気ですか? 私は昨日、非常に不本意なことをされてしまいちょっと怒っているんですよ☆ 当然みなさんも同罪です☆
『殲滅、粉砕、撲殺、銃殺を言詞変換。広辞苑による拡張術式を開放します☆』
まずはあなたから、ですね☆
「――教えてあげます。これが、モノを殺すということですよ☆」
市民G:「しあわせでした――――――――――っ!!」
・
・
・
ただいま、番組にふさわしくない映像がございましたことをお詫びいたします。画面の調整中につき、しばらくお待ちください。
・
・
・
――あら、トンボさんの姿が見えませんね。どこでしょうか☆
ひとつの祭は終わった、しかし次の宴はまだはじまったばかりである。さあ、狩りの時間だ……。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■「あたし、>252の台詞、探してるよ。知ってた?」ついに決着へ
先日は元ネタらしきものかも、という台詞を紹介したここにはじまる一連の台詞騒動ですが、先日の元ネタ談議に誘発されたものか、ついに書き込んだ方が名乗り出ました☆
結論は脳内台詞ということです。同人ゲームの方は全く知らないとのことなので、おそろしいまでのシンクロ具合ですね☆
結局該当作品は存在しなかったのですが、いろいろ想像を膨らませたりいい夢を見せてもらいました☆
■超絶難度脱衣STG「genocide circuit 2」
あ、脱衣という単語が出てきた時点で興味なくした方はいませんか?
それは見かけだけ。完全クリアにはとてつもない難度のシューティングゲームなんですよ☆
トンボさんはかなり前に知っていたのにすっかりリンクするのを忘れていたみたいですね☆ ちなみにトンボさんは下手なので5面で終わってました。
腕に覚えのあるシューターさんは、フリーなのでぜひとも挑戦してみてください。ちなみにやればやるほどEAGYモードの残機は増えていきます。やりこめば報われる仕様ですね☆
▼本日の作品&台詞解説▼
ええとですね、本日シスタープリンセスを紹介したのは、こちらのチェキ語集というのがおもしろかったからなのですね☆ ゲームをやってなくても楽しめます。(ちなみに「あにちゃま」、と発音します)
この作品についてはオフィシャルからの引用がもっともわかりやすいと思いますので、引用してみますね☆
ある日突然、あなたに12人もの妹ができたらどうしますか?
それも……とびっきりかわいくて とびっきり素直で とびっきり愛らしくて とびっきりの淋しがりや。
しかも、そのうえ……
彼女達はみんなみんな、とびっきり! お兄ちゃんのコトが大好きなんです……
でも、残念なことにお兄ちゃんと妹は 現在離れ離れに暮らしていて……
実際に会うことができるのは、 2ヵ月に1回と決められた“お兄ちゃんの日”だけ。
大好きなお兄ちゃんと自由に会えない妹は…… さみしくて、いつもお兄ちゃんのことばかり想ってしまいます。
なんとも突き抜けた設定ですね☆
ビジュアルノベルを苦手としている方は、計った様なご都合主義が嫌とかそういうが少なくないのですが、ここまで行ってしまえばもう無敵。少しだけやったことがあるのですが、頭が溶けて何も考えられなくなったら、墜落の証です☆
さて、本日の台詞は12いる妹の中でも特に発言が素敵な四葉さんの台詞です。彼女はなんとお兄ちゃんのストーキングが趣味というとんでもない女の子なんですよ☆
この「チェキッ!」はもともと英語の Check it が原形なのですが、もはやなにがなんだかわかりません。それもまたよし、かもしれませんね☆
「貴女のお話好きですよ。そして、割と、私は私のお話が気に入っているんです」
出典:七姫物語 (小説)/電撃文庫/高野和/絵師:尾谷おさむ/216P
キャラ:カラスミ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】元祖・おやじっ子
特記事項はなし。
★2003年2月19日(水)
『積読消化中』
まだ未読なんですが聖戦記エルナサーガIIの1巻→bk1、→amazonが出ているのを知ってさっそく購入しました。
前作はまいじゃー認定もしている名作なだけに大いに期待しています。
書評リンクについては今のところ模様眺め。というか……技術のない人間には職人さんの話している内容はさっぱりわからず今何がどうなっているのやら(^^;
最近寝すぎで更新やらゲームやらの時間があんまりとれません。あ、真人間としては正しいのか。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
七姫物語→bk1、→amazonは、えーときちんと紹介は明日にでも。
安心しておすすめできて読後感もよくて、主人公の存在意義があって(^^; 、とまあいろんな要素を総合的に考慮しますとこの作品が電撃&富士見の新人作品群の中ではもっともよかったかな。
個人的にはバッカーノが好きですが、あれはいろいろ奇形な部分もあるので、ライトノベルの基本に立ち返るという意味でも七姫物語はいい作品ですって自分でもなに言ってんだかよくわかってませんがこれ読んで「おもしろくなかった」という人はほとんどいないと思われますええ。
本日の台詞解説。お話、というのは文字通りの意味ではなく「生き方」「選択」とでも捉えてもらえればいいかと思います。いろいろあっても自分を信じて進むべし。
「目を開ければ、そこに姫殿下がいらっしゃいます
よろしいのですか?」
出典:七姫物語 (小説)/電撃文庫/高野和/絵師:尾谷おさむ/236P
キャラ:衣装役(作中では名前不明のまま)
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】元祖・おやじっ子
特記事項はなし。
★2003年2月20日(木)
『時間の無駄遣い』
えーと。
下に紹介した2chのスレを読んでいてすっかり時間を無駄遣いしてしまいました。あーもったいない(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
■イオナズンのガイドライン(RuputerFanより)
活字とは大して関係ない上、2chなのであまり上品でないものも混じっていますが、たまにはこんなもので大笑いするのもよろしいかと☆
▼本日の作品&台詞解説▼
七姫物語→bk1、→amazon、昨日に引き続いて紹介。
非常に透明感のあるお話です。七つの主要都市がそれぞれお姫様を擁立し、互いに覇権を争ういわば群雄割拠の時代に、七宮の姫として選ばれたカラスミの物語。
超がつく正統派です。
主人公であるカラスミ姫の一人称で物語はつづられていきます。自分の立場に戸惑ったりしながらも、やがて自分の進むべき道を見定めていくお姫様。
まいじゃーがどうとかいう話はこの際脇に置いといて、素直におもしろかったです。若い子にも安心してすすめられる一冊(笑)
本日の台詞解説。お姫様になるということは覚悟のいることです。目の前にいる七姫に向かってその覚悟の是非を問いつつ逃げ道を作った台詞です。
覚悟完了?
「祭り連れてってやろうと思ったのにな。お前、田舎暮らしだから出たこと無いだろう」
「いえ、お祭りはあまり好きじゃないんです」
「ん? なんでや」
「えーっと、多分、私はお祭りより、お祭り前の方が好きなんです。
前夜祭とか、これからお祭りだって、そう言う時間が一番、楽しい気がするんです。お祭りは始まってしまうと終わりが近づくのが寂しい気がするんです。どっかで、そんな気がして、引っかかっている気がしちゃうんです」
出典:七姫物語 (小説)/電撃文庫/高野和/絵師:尾谷おさむ/2巻172P
キャラ:テン&空澄(からすみ)
【作者直営サイト】なし
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特記事項なし。
★2004年1月13日(火)
『さらにndiaryとの戯れ』
相変わらず苦労してるのは自分じゃないわけですが、ndiary化前進中(^^;
DVDレコーダーはPSXにグラグラ(さすがに高い方は苦しいけど)。
いろいろ進んだようで実は連休中、何も進まなかった気が……(汗
第2回マリア様がみてる人気投票開催中。
讃えよ最強司書〜木乃葉子の宴〜はエントリーナンバー9・聖霊 コノ・ヨーコをお届け。いやはや強烈なインパクトで言葉なし。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
七姫物語→bk1、→amazonは、戦記もののふりをした別の作品です。東和と呼ばれる大陸の七つの都市(の姫)がそれぞれの思惑を持って相争うというのが背景設定ですが、実はこの七姫物語では戦いはメインではありません。七の姫・空澄姫の視点を通して、彼女の身の回りや世界のあり方などを見ていくことが主となっています。
その雰囲気は実に優しく透明感にあふれています。それでいてどこか俯瞰するような部分も。ネタバレになるためあえて言いませんが、空姫に関するひとつの仕掛けによって、こういった独特の優しさが出てきたのかもしれません。イラストにどういう印象をもたれるか不明ですが、なかの優しい雰囲気とは実によくマッチしていますね。
この作品は1部分読んだだけで判断することはちょっと難しいと思いますので、とりあえず1冊読んでみてください。ともかくタイトルから想像される戦記ものという先入観は持たない方がいいと思います。
それでは本日の台詞解説。
祭りの終わった後の物悲しさを念頭に置いて出てきた台詞ですかね。こういう感覚はありがちなようで意外と出てこないものではないかと。この作品の特徴の一端をあらわしていると思います。
出会った時、泣かないでいよう。あの人もきっとそうだから。
お元気で、としか言えなかった私達の、たった一つの無言の約束。
永年(ずっと)、優しく大人になろう。
誰と出会おうと、誰と語ろうと、揺れる移ろいに足元を見失わずに。
出典:七姫物語 (小説)/電撃文庫/高野和/絵師:尾谷おさむ/2巻273P
キャラ:空澄(からすみ)
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】空想カーニバル
特記事項なし。
★2004年1月14日(水)
『店頭の売り上げはネット上の評価に左右されるか? 1』
下でも取り上げているネットでの評判がライトノベルの売上げにどれだけ影響を与えるか、という話。およびライトノベルのネットでの評判と部数の関係に関連して、yahoo!booksランキングの7月から12月までの毎週の文庫本の売り上げベスト20のデータからライトノベルを(ほぼ)拾い出してみました。日販調査によるものなのでネット上のランキングと違って店頭の売れ行きを反映しているはずです。なおシリーズ名で書かれているものはシリーズ最新刊だと思ってください。
2003年12月5日〜12日
順位 前週 書名 著者
3 - ダブルブリッド(9) 中村恵里加
4 - 護くんに女神の祝福を!(2) 岩田洋季
6 - ガンパレード・マーチあんたがたどこさ 榊涼介
7 - ウィザーズ・ブレイン(4) 三枝零一
2003年12月1日
1 - 風サワグ地ノ逃亡者タチ 神坂一
16 - A君(17)の戦争(6) 豪屋大介
19 - ぱにっく・ケモノ帝国 嶋田まな海
2003年11月7日〜13日
2 - 灼眼のシャナ(5) 高橋弥七郎
4 - 吸血鬼のおしごと(6) 鈴木鈴
6 - 悪魔のミカタ(11) うえお久光
7 - 接待します あさぎり夕
8 - i.d.(1) 三雲岳斗
13 - 終わりのクロニクル(2)下 川上稔
14 - おねがい・ツインズ(1) 雑破業
17 - HyperHybridOrganization01−03 高畑京一郎
2003年11月10日
1 - マリア様がみてる 今野緒雪
2 - 炎の蜃気楼(39) 桑原水菜
3 - 機動戦士ガンダムSEED(4) 矢立肇富野由悠季
7 - 緑のアルダ謀略の都 榎木洋子
9 - トリニティ・ブラッド 吉田直
13 - 夜の魔術師 高遠砂夜
2003年10月24日〜10月30日
1 1 これで終わりと思うなよ! 秋田禎信
15 12 天に響く聖譚詩(オラトリオ) 榊一郎
16 11 伝説の勇者の伝説(4) 鏡貴也
2003年10月27日
1 - これで終わりと思うなよ! 秋田禎信
6 1 復活の朝 栗本薫
11 - 伝説の勇者の伝説(4) 鏡貴也
12 - 天に響く聖譚詩(オラトリオ) 榊一郎
14 - 風の聖痕(4) 山門敬弘
19 - EMERED(2) 瀧川武司
2003年10月10日〜16日
1 - 復活の朝 栗本薫
2 - Missing(9) 甲田学人
5 - いつもどこでも忍2ニンジャ(3) 阿智太郎
6 - 撲殺天使ドクロちゃん(2) おかゆまさき
10 - しにがみのバラッド。(2) ハセガワケイスケ
11 - 半分の月がのぼる空 橋本紡
13 - 終わりのクロニクル(2)上 川上稔
2003年10月3日〜9日
1 - 涼宮ハルヒの溜息 谷川流
2 - ラグナロクEX.FEARLESS 安井健太郎
20 1 我が聖域に開け扉(下) 秋田禎信
2003年9月26日〜10月2日
1 1 我が聖域に開け扉(下) 秋田禎信
3 2 砂塵の国の魔法戦士 水野良
7 4 まぶらほふっかつの巻・ひがし 築地俊彦
12 13 自転地球儀世界(3) 田中芳樹
2003年9月19日〜25日
1 - 我が聖域に開け扉(下) 秋田禎信
2 - 砂塵の国の魔法戦士 水野良
4 - まぶらほふっかつの巻・ひがし 築地俊彦
11 - 迷宮からの脱出 鏡貴也
12 - あやかしラブ&ピース 嶋田まな海
13 - 自転地球儀世界(3) 田中芳樹
14 - トゥインクル・スターシップ(5) 庄司卓
17 1 新フォーチュン・クエスト(9) 深沢美潮
19 - 俺サマな恋してる 真船るのあ
2003年9月12日〜18日
1 13 新フォーチュン・クエスト(9) 深沢美潮
2 15 DADDYFACEメドゥーサ(2) 伊達将範
8 - いぬかみっ!(3) 有沢まみず
10 - 住めば都のコスモス荘SSP 阿智太郎
17 - 護くんに女神の祝福を! 岩田洋季
2003年9月5日〜11日
6 4 機動戦士ガンダムSEED(3) 矢立肇 富野由悠季ほか
13 - 新フォーチュン・クエスト(9) 深沢美潮
15 - DADDYFACEメドゥーサ(2) 伊達将範
20 - 花影彼方 真堂樹
2003年8月29日〜9月4日
4 - 機動戦士ガンダムSEED(3) 矢立肇 富野由悠季ほか
10 1 汝その名はスイートポテト 神坂一
13 - トラブルシューターシェリフスタ−ズSS(4) 神坂一
17 - ランブルフィッシュ(7)亡霊殲滅編(下) 三雲岳斗
18 - ひそやかな微熱 きたざわ尋子
19 - ご機嫌ナナメな御主人様 藤崎都
20 - しあわせにできる(2) 谷崎泉
2003年8月22日〜8月28日
1 8 汝その名はスイートポテト 神坂一
5 - まじしゃんず・あかでみい 榊一郎
7 - 気象精霊ぷらくてぃか(1) 清水文化
8 5 創竜伝(12) 田中芳樹
9 - 走れ!神秘の大森林 秋田みやびグループSNE
10 4 魔宮の攻防グイン・サーガ91 栗本薫
12 10 陰陽師(おんみょうじ)生成り姫 夢枕獏
17 18 壊れるほど愛したい きたざわ尋子
18 6 ビートのディシプリン(2) 上遠野浩平
2003年8月25日
4 1 魔宮の攻防グイン・サーガ91 栗本薫
5 4 創竜伝(12) 田中芳樹
6 2 ビートのディシプリン(2) 上遠野浩平
8 - 汝その名はスイートポテト 神坂一
10 10 陰陽師(おんみょうじ)生成り姫 夢枕獏
18 - 壊れるほど愛したい きたざわ尋子
2003年8月18日
1 - 魔宮の攻防グイン・サーガ91 栗本薫
2 - ビートのディシプリン(2) 上遠野浩平
4 - 創竜伝(12) 田中芳樹
5 - イリヤの空、UFOの夏(4) 秋山瑞人
7 - 灼眼のシャナ(4) 高橋弥七郎
10 6 陰陽師(おんみょうじ)生成り姫 夢枕獏
12 - 天国に涙はいらない(9) 佐藤ケイ
13 - 悪魔のミカタ(10) うえお久光
16 - 海月奇談(上) 椹野道流
17 - キーリ(3) 壁井ユカコ
20 - 裏切りの報酬−スリリング・シティ 井村仁美
2003年8月4日
2 1 安心できない七つ道具? 賀東招二
4 - 鬱金の暁闇(3) 前田珠子
6 2 陰陽師(おんみょうじ)生成り姫 夢枕獏
7 - ちょー葬送行進曲 野梨原花南
9 6 反逆者達の多重奏(ポリフォニー) 榊一郎
10 - 緑のアルダ 榎木洋子
12 - 副会長は本日多忙! あさぎり夕
13 - 真皓き残響十三神将 桑原水菜
14 - R.O.D(8) 倉田英之
19 - 少年舞妓・千代菊がゆく!禁じられた初恋 奈波はるか
20 15 テイルズオブデスティニー2(下) 矢島さら
2003年7月28日
1 - 安心できない七つ道具? 賀東招二
2 1 陰陽師(おんみょうじ)生成り姫 夢枕獏
6 - 反逆者達の多重奏(ポリフォニー) 榊一郎
15 - テイルズオブデスティニー2(下) 矢島さら
17 - カオスレギオン01 冲方丁
19 3 デュアン・サーク・(2) 深沢美潮
2003年7月22日
1 - 陰陽師(おんみょうじ)生成り姫 夢枕獏
3 - デュアン・サーク(22) 深沢美潮
4 - DADDYFACEメドゥーサ 伊達将範
7 - 灼眼のシャナ(3) 高橋弥七郎
18 - 略奪は愛をこめて あすま理彩
2003年7月14日
5 - 炎の蜃気楼(ミラ−ジュ)(38) 桑原水菜
9 19 マリア様がみてる 今野緒雪
10 - 結婚します あさぎり夕
16 - 楽園の魔女たち 樹川さとみ
18 - 宝玉泥棒 高遠砂夜
19 10 機動戦士ガンダムSEED(2) 矢立肇
20 13 ミューズの寵児 秋月こお
2003年6月27日〜7月7日
6 - Flesh&blood(5) 松岡なつき
10 - 機動戦士ガンダムSEED(2) 矢立肇
11 - 王朝冬陽(ふゆのひの)ロマンセ 秋月こお
13 - ミューズの寵児 秋月こお
15 - 地にはマのつく星が降る! 喬林知
17 - 君が好きなのさ 谷崎泉
18 10 キノの旅(7) 時雨沢恵一
19 - 新・はっぴぃセブン(2) 川崎ヒロユキ
20 - マリア様がみてる 今野緒雪
こうやってみると確かにネット上の話題作なんて当てにならないですね。上位に挙がるのは安定したベテランとイラスト勝者。むしろボーイズラブ侮りがたし。(はっぴぃセブンって売れてるんだ!? 富士見F文庫は思っていたほど弱体化してない? 電撃の売り上げって持続性はどうなんだろう? etcetc)
うーんこれでベスト50くらいまでフォローしてくれるともっとはっきりしたデータが取れるんですが……。
細かい考察まで手が回らなかったので、なるべく早いうちにこの話題の続き書きます。
第2回マリア様がみてる人気投票開催中。
讃えよ最強司書〜木乃葉子の宴〜は本日は力尽きて追加なし(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ネットでの評判がライトノベルの売上げにどれだけ影響を与えるか、という話。
この話題についてはいろんな所で上がっているのですが、今回はBooks by 麻弥に投稿されたメールによるものですね☆ 2ch(≒ネット上)で話題になるものは売れていないといった辺りのお話です☆
「当サイトで取り上げるものはまいじゃー作品ですから……もはや言うまでも無いかと思います(^^; 」
■ライトノベルのネットでの評判と部数の関係(うたたねこやより)
上と併せてお読みください☆ なお「そもそも店の実売なんて棚構成と初回配本次第なんだけどな」は至言だと思います☆
▼本日の作品&台詞解説▼
七姫物語→bk1、→amazonは、戦記もののふりをした別の作品です。優しさ・透明感・俯瞰・七つの姫様・一人なのに複数の視点、とまあこんなところがキーワードです。詳しくは昨日説明したので省略。
それでは本日の台詞解説。
ネタバレなどいろんなことも考慮した結果一切説明はなしにします。手抜きじゃないですよ?
「どうして、そんなに戦うんですか?」
この人には怒りも憎しみも悲しみもない。
この人の相方もだ。
「戦う価値がある相手がいるからだろ。競り合えるってのは幸せなんだよ」
何か、どこかで聞いたような言葉。
どうしても欲しい場所がある。
いいか、三人だけの秘密だぞ。
そいつはな、この世の頂点だ。
あの日、この人はそう言ったのだ。
あの日見た夢。
それは高くて遠くて、とんでもなくて、だから、この人達らしくて。
夢みたいな言葉に憧れて、何も知らずに追いかけて、背伸びして。
結局、いつも、この人が前にいると、私は嬉しかった。元気が空から降ってくるようで、この人が走ると道が増えていくようで。
だから、これからも、この人に、この人達に、多くの人々が付き合っていくのだろう。
だから、私も演じていこうと思う。この役をどこまでも。
小さな頃に見た夢は、まだ続いているから。
出典:七姫物語 (小説)/電撃文庫/高野和/絵師:尾谷おさむ/デザイン:渡辺宏一/編集:?/1巻279P
キャラ:空澄
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】空想カーニバル
特記事項なし。
★2004年11月9日(火)
『図書館は悪くないです。ていうか大感謝。』
先日の運命のタロット貸し出しに関わる顛末を書いてみたところ、意外にも各地に捕捉されてしまいびっくりしたあげく、
▼図書館擁護論:はたして図書館はゴーマンなのか? 〜京都市をモデルケースに考える。(BAD_TRIP 11/6より)
あぅ、もしかしてあれ読んだ人の中には図書館への苦言に見えた人もいたんでしょうか?(汗
ミスリードされるような書きかたしてしまってすみません。このところ積読がすごい勢いで増加しているのでどうやって読もうか途方に暮れたのと、普段図書館を利用していないので図書館の相互貸し出しシステムの仕組みを知らず、「なるほどこういう仕組みだったのかー」と単純に感心して報告してみただけなのです。深読みしてしまった人にはすいませんでした。
ちなみに運命のタロットは閉架図書でした。
私にしてみたら古本でもゲットできず万策尽き果てた本が図書館で読めるのだからとてもありがたく思ってますよっ!!
ありがとう図書館様。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■第4回ライトノベル・フェスティバル参加申し込み受付開始
2005年(平成17年)4月24日(日)10:30〜 会場は日本青年館とのことですよ☆
「さっそく申し込みました。あと、つい勢いで同人誌即売を希望する欄にチェックを入れてしまいました(汗 」
今までに作った経験はないような気がするのですが☆
「……ないです」
大変ですね☆
「早まった、かな?」
■パターン配本の弊害(モノグラフより)
「うーん、中小出版社にそんな営業力はないといわれればそれまでなんですがいっそ大規模チェーン店に的を絞って、取次ぎを通さず直取引という選択肢もありかもしれません。これは外から見た完全に個人的な感想なんですが、現在のように大手取次ぎが金融業の片代わりまでしているような形態ではどこがなにを言っても無駄。ならば行動で示すしかないような」
▼本日の作品&台詞解説▼
七姫物語→bk1、→amazonは、大陸の片隅で七つの都市が覇権を争う中で、七宮カセンの姫である空澄の視点を通してその争いを描いた戦記もの……と一文で表現するこうなってしまうのですが。実際の内容はかなり印象が違います。ものすごい透明感にあふれています。
戦争の血なまぐささが漂ってこないのです。これは現実味がないとかいうことではなくて、高みから自分自身の立場をも俯瞰して見ているような独特な感覚で書かれているため。この独特な感覚は物語の設定にも合っていて、それが心地よいのです。
今更言うまでもないのですが、改めておすすめしておきます。
また上で挙げた透明感の一端は今日の台詞を参照のこと。
というわけで本日の台詞解説。
都市を束ねる姫としての役割を演じる、その決意表明なのですが……ものすごく静かさにあふれています。この感覚こそが七姫物語の魅力でしょうね。
「これより『宣告』を開始する……死にたくなければ生き延びよ」
出典:シックス・ボルト 《小説》/電撃文庫/神野オキナ/絵師:緒方剛志/108P
キャラ:宣告者
【作者直営サイト】三人共用名刺
【絵師直営サイト】OGATA'S HOMEPAGE
ちなみに三人共用名刺は神野オキナ・中笈木六・由麻角高介の3名構成になっていますが……あえて説明はしますまい(^^;
★2001年12月18日(火)
年賀状とかノートPCの設定とか全然手が回らない……どうしろってーの。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■「生首育成ゲーム」、正式に日本上陸
一部で話題沸騰?していた韓国の生首育成ゲーム「Tomak」が正式に日本語版が発売されます。2002年3月発売予定との事ですが……。
韓国の方の考える事はよくわかりませんね☆
■島本和彦の2002年度版日めくりカレンダー、サンプル公開。(続・Ya-shiの砦より)
言霊が熱いです。
まいじゃーの名台詞に酔いしれるようなみなさんには一見の価値ありですよ☆
▼本日の作品&台詞解説▼
「シックス・ボルト」→bk1、→amazonは重ーいSFです。
前半は普通の恋愛がらみの話に見えますが、中盤以降の展開がなんともはや。
明るいエンドじゃないとダメな人にはおすすめできません。その代わりと言っては何ですが、設定とかにちょっと惹かれるものがあるのでそれがツボならば。
異星人からの突如とした一方的な宣告を受け、相手の用意した兵器と戦場によって限定戦争に追い込まれた人類。戦士として選ばれたのは17歳の高校生達。生まれた時からこの限定戦争に参加する事が決定づけられている彼らの戦いは……。
お互いに合意の上の代理戦争はよくある話ですが、勝手に条件付けされた戦争というのはお目にかかったことがないので、その辺にピンと来たら読んでみましょう。
ちなみに上の台詞は、戦争相手の宣戦布告のようなものです。まあ当たり前と言えば当たり前の事を言ってるだけなのですが、なにやら妙にかちっとはまるものがあるのでご紹介する事にしました。
(01/12/18)
「グッバイ私の良識」
出典:不死者(しなずの)あぎと 《コミック/ヤングジャンプコミックス・ウルトラ/なるしまゆり/2巻55P
キャラ:遥川美奈
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
なーんも調べてません。明日の更新を待て。
★2002年1月2日(水)
『正月ボケ』
すいません、本日はすっかり更新した気になってました(汗)
実は更新してないのに気がついたのが午後10時40分。
あわわわ・・・。
どうしようもないので、今日の更新は台詞だけさくっと!
まあそういうこともありますって!
▼本日の木乃葉子トピック▼
■気になる情報が飛び込んできましたが、守秘義務により公開できません☆
えーとトンボさんのところにまいじゃー関連の気になる話が一件入ってきたことは来たのですが、これは機密事項により話せないのです。
もし機密解除されたらただちにご報告しますね☆
「そんな話をわざわざ・・・お客さんに対する嫌がらせかい」
いいえ、むしろトンボさんに対する遠まわしな嫌がらせですよ☆
「あのもしや更新忘れてたことを根に持ってます?」
きっと明日はたくさんのトピックがあると思います。楽しみですねー☆
「やっぱり根に持ってるよ・・・・」
▼本日の作品&台詞解説▼
「不死者(しなずの)あぎと」は、悪魔祓いとかの話が出てくるサスペンスもの。今までの展開ではあぎとの存在は鍵にこそなってはいるものの、あくまで脇役で、他のキャラクターが主人公格となっています。
細かい説明は明日回しにします。
本日の台詞なんですが、短いながらも意外と深い台詞です。
人間本当にとことんまで追い詰められている時は、世間の常識とか良識というものが邪魔でしかないことも出てきます。
そういうルール破りをすることは決して褒められた行為ではありません。
ありませんが・・・・良識から背を向けなければならないほど追い詰められた心理状態だというのを、静かにたった一言で表した台詞なんではないかと思うのです。
(02/1/2)
「・・・あなたが世界を憎んでも 世界があなたを憎んでいるとは限らないわ」
出典:不死者(しなずの)あぎと 《コミック》/ヤングジャンプコミックス・ウルトラ/なるしまゆり/2巻69P
キャラ:遥川美奈
【作者直営サイト】地底探検
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは未調査です。
★2002年1月3日(木)
『ある意味正月三昧な生活』
ここのところゲームを全然やっていなかったことに改めて気づく。
そんなわけで、しばらくほったらかしになっていた「家族計画」をプレイ中です。(私がすすめたのがきっかけで購入した人はとっくにコンプリートしたそうで、なんか立場ナッシングですが)
やっぱり良作です。いずれきちんと終わらせてから改めて紹介しますが、家族の間の会話のテンポがすっごくいいんですよー。あとただのコメディと思ったら大きな間違いで、いきなり胃に来るような展開とか。家族の絆について考えさせられたりするいい作品です。おすすめ。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■小川一水さん、1月15日発売の「導きの星」はこんな表紙(小川遊水池より)
まいじゃー作家(ええとほめ言葉になってないのかもそれませんが、そこはご勘弁くださいね☆)の小川一水さんの新刊は、1月にハルキ文庫から発売になります。
その表紙はこんな感じとのことですよ☆
ああ、今度はどんな意表をつく展開が待ち構えているのでしょうか。あえてストーリーは予習しないようにしておきますね☆
▼本日の作品&台詞解説▼
「不死者(しなずの)あぎと」→bk1、→amazonは、悪魔祓いとかの話が出てくるサスペンスもの。エクソシストが絡む話というのはだいたい大きく2分され、能天気にアクションが展開するものと逆になんだかどろどろと心理描写などが多用されるものがあるのですが、こちらは完全な後者。
今のところ謎が多すぎてストーリーすらちゃんと説明できないのですが、自分で自分の正体がわからない葛藤など心理的な側面から描いた悪魔祓い話に興味がある方はぜひ。活字が大目なんで、その辺を判断の基準にしてもらうといいかなーと思います。それから登場人物のことごとくが善悪白黒はっきりついてないのも特徴的かも。
ちなみにショートカットで金髪で眼鏡さんで芯が超強い美少女が出てきますので、そういうのが好きな方もぜひ(笑)
さて本日の台詞。
いつの間にか主人公のような扱いになっている美奈への語りかけです。彼女は出生に謎が多く、周りの態度や環境の複雑さからかなり尖っているのですが、彼女が思っているほど周囲は彼女を否定しているのか?
彼女こそ周りを色眼鏡で見ているのではないか?
いつだって物事の本質は見えにくいものなのです。
(02/1/3)
「何読んでるの?」
「…聖書
これしか なくて」
「すごくちっちゃいちっちゃーいちーっぽけなものが他にもあなたの味方だよ。
聖書に比べたらすっご―――くちっぽけだけど」
「…なんですか?」
「…私
あんまりお役に立てないけどね」
出典:不死者(しなずの)あぎと (コミック)/ヤングジャンプコミックス・ウルトラ/なるしまゆり/3巻114P
キャラ:遥川美奈&天堂烈
【作者直営サイト】地底探検
【絵師直営サイト】なし
特記事項はなし。
★2002年7月19日(金)
『そろそろ脱出できる、かな?』
精神的に低空飛行を続けている間に小川一水さんの導きの星2巻→bk1も出ているようで……ここ3日ほど本を1ページも読んでないという重症っぷりですが、そろそろ復帰しないとなあ。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■TYPE-MOON新作情報
タイトルは「Fate-stay night」。2003年発売予定とのことです☆
カラフルピュアガールズ9月号にTYPE-MOON特集が組まれているとのことで、その表紙も公開されていますね☆
■第41回日本SF大会「ゆ〜こん」参加記非公式リンク集 (放出中古車戦隊のコンテンツ)
トンボさんは参加していませんけど、興味のある方も多いと思うので☆
「参加したい気もあるけど……やっぱり私程度のエセF者には敷居が高いような(^^; 基本的には自分、ライトノベル読みだしなあ」
そんなことはない! という意見があったら掲示板などでお叱り下さいね☆
■東浩紀さんがお怒りになってます(俺ニュースより)
他人事ではないので、東さんの言うようなイタイ人にならないように気をつけましょう☆
「うぃす、肝に銘じます」
■敵とも握手 ノベルズの陣 棚の確保と読者開拓に危機感(FANTASY Bookmarkより)
文庫本とハードカバーの2極化傾向があるのかも☆
■流対協、書泉のサービス券実施に中止の申し入れ
関連記事として、ポイントサービスはどうなった?もどうぞ☆
再販制度上ではポイントサービス=値引きにあたりそれは禁止されていることになっているのです。ご存知でした?
「未だにわかったようでわかんないんだけど」
この辺が気になる人は再販制度について調べてみてくださいね☆ きっといろいろと出てくると思います。
▼本日の作品&台詞解説▼
不死者あぎとは、いわゆる吸血鬼ものになるのかな?
ただし世間によくある闘争が主の吸血鬼ものではなく、むしろ心理的などろどろが中心のお話です。でろでろ心理戦がお嫌いでなければ。
台詞解説。
えーと会話している二人は両方エクソシストなんですが、天堂烈のほうは自分の存在についてかなり悩んでいる真っ最中で、しかもその秘密について誰も教えてくれない状態。完全に煮詰まっています。
そこへ救いの手を……とおおよそはそんな感じかな。実際に読んでると、かなり来るシーンではあります。
「人は死ぬことなんかで輝いたりしない。輝いて見えるのは、その人が一生懸命生きようとして、そして生き抜いたからこそ輝いているの。単純に”死ぬこと”と”生き抜くこと”はイコールじゃない。あなたはどう? 精一杯生きてるの?」
出典:しにがみのバラッド (小説)/電撃文庫/ハセガワケイスケ/絵師:七草/50P
キャラ:モモ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
絵師の人はサイトあるかも。あまりにも名前がアレで検索をあきらめました(^^;
★2003年6月14日(土)
『楽しいものは後にとっておく』
キノの旅とか終わりのクロニクルに未だ手をつけてません。うずうず、早く読みたいけどとりあえず新人さんを先に片付けないと……。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■「涼宮ハルヒの憂鬱」販促チラシ(6/13の日記)(BRAINSTORMより)
大手書店さん向けに作っているんでしょうか☆ でもこういうのはやっぱり購買意欲を刺激されてしまいますね☆
木野の旅(BRAINSTORMより)
くす☆
▼本日の作品&台詞解説▼
しにがみのバラッド→bk1、→amazonは、やさしい死神の話です。泣かせ系の話です。かなり狙って直球勝負なお話で、正直まいじゃーで紹介する作品ではないですが、だからといってつまんないかといえばそれはノー。
レベルそのものは高いです。とか思っていたらアミューズメントメディア総合学院のなかでノベルス学科 ハセガワ ケイスケくんが電撃文庫からデビュー!!てな記事を発見してなんだか納得。
個人的な予想ですが、たぶん近々2巻が出ると思われます。で、2巻が出たらたぶん買うと思います(笑)。そんな感じ〜。
さて本日の台詞解説。
自殺を考える少年へ語りかける死神少女モモ。物語の雰囲気を知るには悪くない台詞だと思います。
「きみは将来なにになりたいんだい、フィン?」
「ヒモ」
「ふうん。どうしてヒモがいいのか聞かせてくれないか?」
「女の機嫌取るのはきらいじゃないし。相手がしあわせでオレもしあわせになれる。万事めでたいじゃん。なんか問題ある?」
出典:死神見習い修行中!/角川ビーンズ文庫/樹川さとみ/絵師:ほづみりや/8P
キャラ:坊さん&フィン・テルア
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】guidemap
本日は特に言うべきことはなし。
……今日の台詞って……(笑)
そういえばまさか知らない方はいないと思いますが、ヒモとはなんのことやらおわかりでしょうか?
葉子「紐。娼婦などの情夫で金銭をみつがせている者」
まだ出番は用意してないってのに、いきなり出てきたね葉子さん?
「存在感の証明です」
あう、痛いところを……(トップ絵のコメントを見れば一目瞭然)
「でも、真に愛さえあればどんな関係でも構わないと思います☆」
ははあ愛、ですか。
「まあトンボさんが佐藤聖様萌え〜とか言ってるのもひとつの歪んだ一方的な愛かもしれませんね☆」
余計なお世話です。
脱線ついでに、この間紹介したブラウザ情報書き換えによる怪しげな(笑)ブラウザ名で、個人的にヒットしたのは「蔦子特製ブラウザfocus白薔薇さま仕様」でした。ただそんだけです。
コミックも紹介しなければと思いつつ……。
まだ読んだばかりの「死神見習い修行中!」→bk1、→amazonがすっかり気にいってしまったのでさっそく紹介。ふだんはネタばれ防止などのために意図的に1週間程度紹介を控えているですが、その封印はあっさり解除します。
角川ビーンズ文庫からの創刊第2弾ということですが……やや女の子向けを意識したスニーカー文庫という位置付けなんでしょうか。この辺創刊の経緯は知らないんでなんとも言えません。
ともかくタイトルにもあるように物語の内容はちょっと変わっています。
叔父の借金のカタに身売りされてしまった少年・フィン。彼の身売り先というのがなんと死神で、フィンはこのマスターのもとで死神修行をすることになってしまいます。自分から死神に弟子入り希望する少女も現れて、2人は喧嘩しながらも死神修行に精を出し……。
死神修行ということ自体がなかなか風変わりなんですが、この作品の大事なところはパロディやコメディではない点です。軽妙な会話などは出てきますが、基本的にはメルヘン。そして死神という特殊性こそあるものの、ちゃんと死の描写があり、死をテーマのひとつして扱っていること。それでいて作品全体の持つ雰囲気は決して重くなっていないこと。
タイトルだけ見ててっきりよくあるパロディだと思ったのは大間違いもいいとこでした。反省しつつ、大いにおすすめしておきます。特にすれていない若年層の方にはおすすめしたいですええ。
で、こんな風に持ち上げておいて紹介するのはこんな台詞かい!と怒られそうですね(^^;
ティンは、齢14にして数々の苦い人生経験から、序盤ではこんな人生観を持っているわけです。それが作品が終わった時どのように変化しているか、それは見てのお楽しみです。
ともかく人生ってすばらしいと思える台詞なのでした(笑)
(01/11/3)
「自分で壊そうとした人形のために涙を流すか
人の心とは実に興味深い」
出典:やさしいこどものつくりかた(篠房六郎短編集〜こども生物兵器〜より) (コミック)/アフタヌーンKC/篠房六郎/73P
キャラ:ジュベレン公
【作者直営サイト】家政婦が黙殺
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年3月30日(日)
『ミステリー文庫 その2』
思い立ってamazonで「富士見ミステリー文庫」というキーワード検索をして、売り上げ順で見てみました。(amazonは売り上げランキングが出るため、ある程度本の売れ行きがわかるのです)
ハードデイズ・ナイツや東京タブロイド、Dクラッカーズといったあたりが強いですね(レンテンローズもランキング的には上位に入ってます)。ちなみにブロークンフィストも上位に入ってますが、まあそのなんといいましょうかコメントは控える方向で。
メモ。
カサブランカ帝国―百合小説の魅惑というものが今非常に気になってます。「百合小説アンソロジー」ってなに!?
まっとうな本読みの方は読むの禁止(笑)。未成年も禁止っぽい(爆)。が、私などは内容が気になってしょうがないです。通販してみようかな……。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
篠房六郎短編集→bk1、→amazonは、まあ見ての通り初期作品を集めたもので、空談師→bk1、→amazonのプロトタイプな話も載っています。というか白状すると空談師は未読だったんですが、この短編集で買う決心がつきました。
お話としては全体的にシュールです。そう来るか!?というフェイントもあるし、お約束エンドもなし。これは好みですねー。例によって好き嫌いははっきり分かれると思いますが……。
で、本日の台詞解説。
……どう説明したもんやら。心というのはかように計りがたいものである、と無理やり締めくくっておきます
「――殺人者と殺人鬼の違いがわかるか」
「殺人者には救いがなく、殺人鬼は救いようがない」
出典:シャープエッジ3 (小説)/電撃文庫/坂入慎一/絵師:凪良/3巻156P
キャラ:ハインツ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】S.E.C
特記事項はなし。
★2003年11月25日(火)
『コタツで一夜』
……からだが痛ひ……
▼本日の木乃葉子トピック▼
なにもないんです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
シャープエッジ→bk1、→amazonは、暗殺者として育てられた少女カナメの話で、アクションものという分類になるのかな。記号的には萌え要素がいっぱいなんですが、結果を見るとなぜか死体だらけで異様にドライです。
でわ本日の台詞解説。
解説するまでもないですね。なんか最後の一文が妙に気に入ったので載せてみた、そんなところです。
「伝えなさい……ここで見たことを。感じたままに、偽りなく。
そして教えなさい――わたしが、この程度のことではどうにもならない相手であることを」
「わたしを殺したいのならワイルドカードを出しなさい。切り札も切らずに勝てる程、わたしは容易くないわ」
出典:シャープ・エッジ (小説)/電撃文庫/坂入慎一/絵師:凪良/130P
キャラ:カナメ
【作者直営サイト】なし
【絵師公式サイト】S.E.C
特記事項なし。
★2003年4月15日(火)
『しあわせでしたーっ! その2』
私は佐藤聖さまファンです。他の新聞部姉妹とかも好きですが、どうしてもひとりと言われたら迷うことなく聖さまを選びます。
で。FOMALHAUTにて4月14日の日記の聖さま絵。
!!!!!!!!!!!!!
(以下思考停止)
追記:名言ウェブリングはどうやら需要ありそうなんで、設置先とか検討してみます。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ライトノベル作家最萌トーナメントッ!!(うたたねこやより)
どういうことだか説明しなくてもわかりますよね☆
「………………なんだこりゃ」
くす。でも、実はここに載っている作家さんをどの程度知っているかであなたのライトノベルファン度を計る目安にはなりますね☆
▼本日の作品&台詞解説▼
シャープ・エッジ→bk1、→amazonは、少女暗殺者が人を殺す話です。
……省略しすぎ? でも一言で説明するとそれがもっともふさわしいんですよね。基本的には幕間こそあれ、最初から最後まで戦闘シーンですから。そこがたまらなくよいのです。銃でなくナイフ使いというところも密かなポイントかも。
コメディなんてかけらもない硬質さ。そういうものを求める人におすすめですええ。
はいそれでは本日の名台詞。
基本的にはカナメは饒舌とは無縁の少女ですが、作品そのものの雰囲気はこの台詞でそこそこ表れていると思います。ちなみに敵を撃退した後のシーンですね。
「ワイルドカードは最強のカードよ」
「ゲームである以上、ルールに逆らうことはできないわ。そしてワイルドカードはルールで定められた最強のカード、だからどんな札を出しても勝つことはできない」
「ハートの3なら勝てるわ」
「それはただのハウスルールよ。だいたいハートの3がワイルドカードに勝てるなんて、理屈にもなってないわよ」
「理屈になってなくても――
ワイルドカードは最強かもしれない、でも無敵じゃない」
出典:シャープ・エッジ (小説)/電撃文庫/坂入慎一/絵師:凪良/55P
キャラ:ステラ&カナメ
【作者直営サイト】なし
【絵師公式サイト】S.E.C
特記事項なし。
★2003年4月16日(水)
『読書スタイル』
詳しくは読書のカタチ(大元)→ここのリンク集みてもらうとして、要は自分にとっての読書のカタチはどうなのか?ということですが……。
小さいころは割と文学小説とか読んでましたが、特に指標があったわけじゃなくて目に付くものを適当に読んでました。ガイド本とは全然気にしてなくて、ひたすら気の赴くままに読んでたと思います。
ライトノベルに走ったのは大学生以降、特に経済力のついた社会人になってからその傾向が強いですね。
正直ネットに繋いでからは他人の影響をかなり受けていると思います。いろいろおすすめされて自分ひとりだったら決して手を出さなかったであろう作品とも多く知り合えたので、このことには満足してます。
ただ自分の場合、他人のおすすめは「読書量の増加」という形で跳ね返ってまして、代わりにゲームをやる時間が激減してますね……。
で、まあ今現在は「隠れた名作ライトノベルを発掘する」こと自体が目的になってます。おすすめ本だけを安全に読むつもりはまったくないのでよく地雷にもはまってます(^^;
まあそれもまた何らかの糧にはなる、のかな?
以上時間もないので思いつくままだらだら書いてみました。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■西尾維新「零崎双識の人間試験」第10話
■滝本竜彦エッセイ「超人計画」第9話
▼本日の作品&台詞解説▼
シャープ・エッジ→bk1、→amazonは、少女暗殺者が人を殺す話です。
昨日紹介したので詳細は略。
本日の名台詞解説ですが、これ一応言っておくと実際の戦いをカードに例えていってます。あとはまあ説明不要かな。
「お前は、何だ」
「スイーパーか? 非公式教会員(イリーガル)か? 異端審問官か? マーセナリーか? ハインツの娘か? それともそれ以外の何かか?」
「お前を縛る言葉は一つだ、たった一つの言葉だ――お前は”お前”だ」
「世界中の全てから否定されようとも拒絶されようとも嫌われようとも厭われようとも憎まれようとも殺されようとも――何があろうともどんなことがあろうとも、お前は”お前”でしかない」
「ただ、それだけだろう?」
出典:シャープ・エッジ (小説)/電撃文庫/坂入慎一/絵師:凪良/2巻209P
キャラ:サブリナ
【作者直営サイト】坂入慎一
【絵師直営サイト】S.E.C
特記事項なし。
★2003年7月19日(土)
『CGIと格闘中』
「このヴォケがっ! 言うこと聞けやゴルァ!」←CGIとの格闘イメージシーン
「ぐはあぁっ!!」 ←手痛い反撃を受けたらしい
▼本日の木乃葉子トピック▼
アニメ化関連情報3連発です☆
■GUNSLINGER GIRL公式サイトオープン
■ケロロ軍曹、アニメ10月スタート
■ラグナロク、TVアニメ化
ええと、この中で密かに気になっていることはひとつだけなのです☆
「果たしてガンプラネタはどうするんだ!? それともバンダイ傘下で大手を振ってネタ打ちまくり!?」
そんなわけでケロロ軍曹に注目なのです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
シャープ・エッジ→bk1、→amazonは、硬質な文体が特徴の殺し屋な少女が主役の小説です。
少女殺し屋という題材は実のところよく目にするわけですが、この作品の場合文章の乾いた雰囲気が特徴的。ハードボイルドかと言われると微妙なところですが、とりあえず1巻をお試しになってみてはいかがでしょうか。2巻の雰囲気も同じ。
おそらく好き嫌いの分かれるタイプの文章だと思いますが、ニトロプラスのPhantom of Infernoが好きな人あたりはツボに入る可能性が高いと思われます。
では本日の台詞解説。
解説は……不要ですねこれは。主人公の殺し屋カナメに向かって自意識について確認?しているとでもいったところでしょうか。
「教会の……あなたの目的は何なの?」
「幸せに生きることだよ」
「ならすぐに死ねば」
「それは幸せそうな人生だ。でも幸せすぎて僕には勿体ない、遠慮しておくよ」
出典:シャープ・エッジ (小説)/電撃文庫/坂入慎一/絵師:凪良/2巻209P
キャラ:レベッカ&シモンズ
【作者直営サイト】坂入慎一
【絵師直営サイト】S.E.C
特記事項なし。
★2003年7月20日(日)
『ブラック・ラグーン2巻発売!』
来ました!
とうとうブラックラグーン2巻→bk1、→amazonが発売です。
撃って撃って撃ちまくり、台詞も生き様とかもすべてが燃えるガン・アクションコミック。買うべし。燃えます。とにかく燃えます。
あとは裏で2、3動いてる事項もありますが、それは近々発表できるかと思います。
余禄。
bk1とamazonで同一レビューを載せている人(それもかなりのタイトル)を発見。こういうのってどうなんでしょう。規定には引っかからないものなんでしょうか。レビューそのものはきっちり書かれていてうなずく部分も多かっただけに微妙な気分に……。真紀奈さんあたりに聞いてみたいものです。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■乙一氏エッセイ「小生物語」連載開始(FANTASY Bookmarkより)
相変わらず肩の力が抜けた、けれど妙に味のある文章が冴えてますね☆
▼本日の作品&台詞解説▼
シャープ・エッジ→bk1、→amazonは、硬質な文体が特徴の殺し屋な少女が主役の小説です。昨日も紹介してますので本日は詳細はパス。ただ、この作品に関しては何回か紹介してきた台詞に感じられる雰囲気と小説の雰囲気はほぼ一致すると思いますので、購入の参考にしてみてくださいませ。私はこの乾いた感じが好きですええ。
それでは本日の台詞解説。
解説は不要ですが、わかったようなわからないような台詞だと思います。けっこう深いかも。
「背中を預けるのに、あなたたちほど安心できた戦友はなかったわ。さよなら、ヴィルヘルミナ、ティアマトー。今までありがとう……あなたたちに、天下無敵の幸運を」
出典:灼眼のシャナ (小説)/電撃文庫/高橋弥七郎/絵師:いとうのいぢ/5巻67P
キャラ:炎髪灼眼の討ち手
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】BENJA-MING
特記事項はなし。
★2003年11月26日(水)
『台詞に燃えた。』
えー今日の台詞、いいと思いません? すばらしい語感です。じーんじーんじーん……<台詞に酔っていて何も考えられない
あ、掲示板で教えてもらったんですがシャープエッジの作者、坂入慎一さんはサイトもちとのことでペンギンのお腹をご紹介。
▼本日の木乃葉子トピック▼
なにもないんです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
灼眼のシャナ→bk1、→amazonは、学園ストーリーとなっていてそれは間違いではないんですが、燃えるアクションものと捉えたほうが正解です。表紙絵は「萌え」系ですが、中身は「燃え」なのですええ。戦っているシーンが大変に魅力的。それと設定好きにもご満足いただけるのではないかと思います。
実は白状すると、最近まで途中で読むのがストップしてたんですが、思い切り後悔しました(^^; 巻が進むにつれさらに盛り上がっていく作品となっています。
……相変わらずどんな話かさっぱり説明してないですね(汗。シャナという女の子が斬って斬って斬りまくる話……あれ違う?
それでは本日の台詞解説。
必要とするのはただ一言。
熱いっ!! 以上。
「泣かせたわね、悠二」
「でも、いい涙みたいだから、許したげる」
出典:灼眼のシャナ (小説)/電撃文庫/高橋弥七郎/絵師:いとうのいぢ/2巻171P
キャラ:坂井千草
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】BENJA-MING
特記事項なし。
★2003年9月18日(木)
『時間とれず』
ネタが集まってて、あとはまとめだけってものがいくつかあるんですがこの数日急に忙しくなってまとめる余裕がないのです(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日もお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
灼眼のシャナ→bk1、→amazonはすいませんごめんさい今日は説明パスさせてください。
本日の台詞解説。
いわゆる女の子泣かせちゃったんだけれど、ただし納得ずくというか今まで我慢していたものを全部吐き出してすっきりした涙というか、とにかくいい顔してるから許そう!とまあそんな感じの台詞です。なかなかぐっと来たりしましたええ。
出典:灼眼のシャナ (小説)/電撃文庫/高橋弥七郎/絵師:いとうのいぢ/デザイン:鎌部善彦/編集:?/9巻26P
キャラ:坂井悠二
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】BENJA-MING
特記事項なし。
★2004年10月21日(木)
『台風ですべて延期〜』
スタッフ募集の方へのお返事メールとかせねばならんのですが、台風で長時間足止め食らったので明日に持ち越し。ご堪忍を……
ただいま「このライトノベルがすごい!」で「このライトノベルがすごい!」新名称アンケート及び第二回開催に向けてスタッフ&サポーターも募集してます。よろしくお願いします。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
灼眼のシャナ→bk1、→amazonは、すいません今日は説明はご勘弁を(汗
それでは本日の台詞解説。
「好き」とはどういう意味なのか? じっくり追いかけてみましょう。
出典:灼眼のシャナ (小説)/電撃文庫/高橋弥七郎/絵師:いとうのいぢ/デザイン:鎌部善彦/編集:?/8巻139P
キャラ:グリモア&マージョリー・ドー
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】BENJA-MING
特記事項なし。
★2004年10月29日(金)
『うさぎは寂しいと死んでしまう。亀は忙しいと死んでしまう、のか?』
つうわけで首が回りません。
台詞のネタも浮かびません。
本格的に泥沼です。どうしたもんやら。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■宝島社『このライトノベルがすごい!』予約注文開始(モノグラフより)
11月26日発売とのことです☆
■太田出版『ライトノベルめった斬り!(仮)』(10/20)(モノグラフより)
大森望さん、三村美衣さん参加とのことです☆
「なんかもう……総動員令って感じですね、いやはや」
▼本日の作品&台詞解説▼
灼眼のシャナ→bk1、→amazonは、あー時間切れで説明できず(汗
「あのね、恋されるってのは、すっごくおっかないことなのよ」
「普通じゃ考えられないような力を捧げられる、真摯の重さ――その力全てを呵責なく使い潰せる、ゾッとするほどの愉悦――温かい安らぎと表裏一体の、張り詰めた綱渡りの緊張――恋と愛ってのは、こういうことを相手に感じさせるものなの」
出典:灼眼のシャナ (小説)/電撃文庫/高橋弥七郎/絵師:いとうのいぢ/デザイン:?/編集:?/8巻132P
キャラ:マージョリー・ドー
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】BENJA-MING
特記事項なし。
★2004年11月29日(月)
『解読「このライトノベルがすごい! 2005」がすごい』
読丸電視行で解読「このライトノベルがすごい! 2005」と題して、某所をはじめかなり批判の対象になっている(一般webアンケートと協力者の配点の格差が大きい)になっているこのライトノベルがすごい!2005→bk1、→amazonのランキングにおける目利きと一般票の1票の格差から好みの差を割り出す試みがされています。
ちとややこしい部分もあるのですが、ぜひ一読してみてください。かなり興味深い結果が出ています。これはいいですね! 少なくとも票の格差に不満を持っていた人はこれを活用すると多少なりともすっきりするんではないでしょうか。
それじゃあせっかくなんで私も計算してみます。傾斜配点の対象になっていたものを1票として捉えなおすとどうなるかやってみました。(私の場合だと、厳密に言えば元データまで影響が出るのでいろいろややこしいことになるんですが、その辺はあえてスルーで)
今回投票したのは海原零、あざの耕平、高殿円、高瀬彼方、桜坂洋、小林めぐみの6人ですが、小林めぐみの数値は不明なので、外して5人で計算してみます。
海原零(3.67)+あざの耕平(1.86)+高殿円(2.32)+高瀬彼方(2.47)+桜坂洋(2.27)/5=2.518
えーと一番近いのは…… うえお久光、高瀬彼方ですね。小林めぐみを有里さん方式で2.5で計算した場合でもあまり変化なし。まあ偏ってますね間違いなく。まいじゃー管理人だからある意味当然なんですが(苦笑
というわけでこのラノ度、みなさんもぜひやってみてはいかがでしょうか。このラノに投票しなかった人にも参考になるかと思います。
あとは上記リンク先で手動計算になっているこのラノ占いがCGI化されればもう完璧?
追記:
このラノには多少なりとも関わった都合上、上の話題取り上げるのかどうか迷ったんですが、こんな有意義なものを取り上げないわけにはいかないと判断しました。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
灼眼のシャナ→bk1、→amazonは、現代を舞台にしたファンタジーというか伝奇というかまあそのなんです要はボーイミーツガール+戦闘もの。
人間と関わってこなかったため、非常に恋に対して不器用なシャナを影からそっと見守るのがひとつの鑑賞方法です(笑)
んーと、これは比較的多数におすすめできる作品ですね。まいじゃー度は薄めで、普通におもしろいです。
それでは本日の台詞解説。
恋する女の子絡みの台詞は多々あれど、こういう逆の視点から捉えた台詞はかなり珍しいので取り上げてみました。いやはやしかしマージョリー姐さんは美人というよりはかっこいいですねえひたすら。
平和は槍の先に得るもの
出典:ジャンヌ・ダルク キャラ:ジャンヌ・ダルク
なぜ唐突にジャンヌダルクがっ!?
……すいません、映画見に行ってきてたまたま「おーこの台詞はかっこいいな!」とか思い、暗記して帰ってきて、早速載せてしまった次第です。それにしても、われながら「名台詞マニア」と化してますね……(^^;)
あらすじは、まあ言うまでもないでしょう。ジャンヌ・ダルクの生涯を描いたものですが、中世における戦闘がなかなかの再現っぷりで、いろいろ参考になりました。あと、いわゆる魔女裁判の経過が詳しかったです。自分的には当たり。
そういうわけで、番外な名台詞です。ようするに戦わずして、平和だけ勝ち取ろうと思うな、っつうことですね。「槍の先」って表現が、なかなかよいとは思いませんか?
誰も惜しまない命だから、自分だけでも惜しんでやることにしたんだ
出典:月の影 影の海(十二国記)/講談社文庫/小野不由美/下巻19P
キャラ:中嶋陽子
【直営サイト】なし
きちんと研究してませんが、とりあえずファンサイトとして十二国記の部屋を挙げておきます。
「十二国記」は……と。実は読み始めたばかりでシリーズを偉そうに語れた身分ではないのですが、とりあえず今読んだ感じでは中国的な世界観を持ったファンタジーです。
十二国記はおもしろいとの噂は前から聞いていたのですが、まさかX文庫ホワイトハートだとは思ってもみなくて、今まで読む機会を逸していました。それが今回講談社文庫という表舞台?に出てきて、たまたま書店で目に止まり、手にとって見たら十二国記だった、というわけです。
主人公である陽子が、妖魔にさらわれ異世界に連れられ、苦難の道をたどり始める……と、字面だけ見ていると平凡なファンタジーにしか思えませんが、中国的要素を素にした緻密な世界観にまず引き込まれます。主人公陽子の感情描写にいたっては凄絶と表現してもいいかもしれません。ともかく圧倒された感じです。
この「月の影 影の海」では上巻の出だしこそ、それほど特徴的には感じませんが、半ばあたりから作品の雰囲気に飲み込まれること疑いなし。既に知ってる人には野暮ですが、知らない方は即刻書店に走るべし! ただ、作家さんの格が格なだけにまいじゃーなどとは呼べませんが(笑)
さて、本日の台詞はネタばれを防止しようと考えた結果、周辺の台詞群が根こそぎ落とされてしまい、結局残ったのがこれだけになってしまいました。
細かい状況を説明するのは差し控えますが、周囲総てが敵であり、味方はどこにもいない、との結論に達した陽子が、「それでも生き続けたい」との決意がこの台詞に表れています。
なんかすごいです。この台詞を読んだ瞬間、完全に圧倒されました。ただただ脱帽するのみ。(00/6/16)
「裏切られてもいいんだ」
「甘いなァ
本当かい? 本当にそれでいいのかい。カモにされるほど馬鹿でいいのかヨォ」
「裏切られてもいいんだ。裏切った相手が卑怯になるだけで、わたしの何が傷つくわけでもない。裏切って卑怯者になるよりずっといい」
出典:月の影 影の海(十二国記)/講談社文庫/小野不由美/下巻78P
キャラ:中嶋陽子&猿
【直営サイト】なし
きちんと研究してませんが、とりあえずファンサイトとして十二国記の部屋を挙げておきます。
本日は管理人が風邪でダウンして、早めに寝ますので前倒し更新です。(だったら更新などするなという気がしなくもないですが(^^;))
なお、この調子だと明日の更新は無理そうなんで、あしからずご了承のほどを。
昨日に引き続き、十二国記。なので説明は省略します。
台詞の背景ですが、詳細をすっとばすと、陽子は異邦人ということでまわりの人間すべてが敵という状態になり、実際何度も親切にみせかけて、結局最後は裏切られます。
そういう経験が彼女を人間不信にさせるのですが、とある経験が彼女に気づかせる……という構図です。この台詞の真の価値というのは、一度人間不信に陥った後に見出した真実ということ。台詞の重みが上っ面だけでなく、心に響いてきます。(00/6/17)
「あのなあ、陽子。どっちを選んでいいか分からないときは、自分がやるべきほうを選んでおくんだ。そういうときはどっちを選んでも必ずあとで後悔する。おなじ後悔するなら、少しでも軽いほうがいいだろ」
「うん」
「やるべきことを選んでおけば、やるべき事を放棄しなかったぶんだけ後悔が軽くてすむ」
「うん……」
出典:月の影 影の海(十二国記)/講談社文庫/小野不由美/下巻233P
キャラ:楽俊
【直営サイト】なし
ファンサイトはいろいろありますが、人物紹介だけで十二国記の世界観がなんとなくわかってしまう十二国記の部屋、十二国記の年表が見られる虚海を超えてを紹介しておきます。
「十二国記」は、異世界ファンタジーです。
こうやって聞くと、「ああまたお決まりの……」という反応をしてしまうと思いますが、実際はちょっと異色です。
中国をモデルとした東洋的世界に独自の世界観が展開していきます。十二国の王と側近たる麒麟の物語なのですが、主人公は巻毎に変わり、各時代にもかなり隔たりがあります。言うなれば、十二国の歴史を垣間見ていると言う表現が近いのかもしれません。
。
筆力は……言うだけ野暮ってもんでしょう。さすがの一言に尽きますが、中国的世界の文化などの描写、登場人物の心理描写に特に注目。
もともと講談社X文庫ホワイトハートから出ていたものが、最近になって講談社文庫で出始めたんですが、これがなければ私は十二国記を未だに知らないままだったことでしょう。不覚でした(笑)
作者さん自体が有名すぎるので「まいじゃー」とは言いがたいところもありますが、ぜひ押さえておきたいシリーズです。
特に中国的な世界が好きな人は、絶対に読んでおくことをおすすめします。
で、本日の台詞の解説。
ネタばれの要素が強いため、詳細は書きませんが、陽子が人生において重大な決断を迫られ、どうしても決断できないでいる。そういう状況にアドバイスしてくれる友人、とまあそんな場面ですね。
普通こういう時って、「後悔しないほうを選べ」とか言うんですが、なるほど考えてみれば激しく迷っている時点で、どういう結果になろうと後悔することは必至です。
「後悔の軽い方を選べ」とは人間ができていると言うかなんというか、とにかく私にはまねのきない行動なことはまちがいないようです。(00/10/12)
「ねえちゃん、自分が好き?
自分のこと、いいやつだって思う?」
「あまり好きじゃないわ……」
「だったら、他人がねえちゃんを嫌うの、当たり前だと思わないか? しょせん、人間なんて、自分が一番、自分に甘い生き物だろ?
その自分ですらさあ、好きになれないような人間を、他人に好きになってもらうなんての、ものすげー厚かましくないか?」
「そんな意味で…… そんな意味で言ったんじゃないわ。――もちろん、好きよ。決まってるじゃない。でも、誰もそうは言ってくれないんだもの。誰も好きになってくれない自分は好きじゃない、ってそういう意味よ」
「そんで? じゃあ、好きになってくれない相手が悪いんか? だから、態度を改めて好きになれって? それってさらに厚かましいな。だから嫌われるの。以上、終わり」
出典:風の万里 黎明の空(十二国記)/講談社文庫/小野不由美/上巻224P
キャラ:清秀&大木鈴
【直営サイト】なし
ファンサイトは研究中。とりあえず十二国記の世界観理解には十二国記の部屋、十二国記の年表が見られる虚海を超えてを紹介しておきます。
たぶんこれ、今まで紹介してきた長文台詞の中でも最長です。どーしても途中で切れないので、全部載せてしまいました。しかも本当はさらに長く、みどころのある部分なので、明日もこの部分から紹介しようと思ってます。
さて「十二国記」は、中国的な世界観を持った十二国の王と麒麟の物語。
巻毎に主人公は変わりますが、12国いずれかの王と、王に仕える麒麟を中心として、それにまつわる人々を描写しています。東洋ファンタジー……いやむしろ中国の歴史小説のノリに近いかも。それくらい設定は重厚にして緻密で、登場人物の心理描写などもなまなましく描かれていきます。
年表が作成できるような壮大な話であるということも付け加えておくべきかな?
まいじゃーとは言えず、内容的には正統派・本格派の小説ですが、それはおいといて……買うべし。
どうもこのシリーズに関してはいまひとつ反応が悪いようですが、おもしろいんだってば!
それじゃ台詞解説いきましょう。
本日の台詞は地の文をかなり削って収録しているので、その辺はご了承ください。
とは言ってもみたままなんですが……蓬莱から才国に流されてきた鈴は、とかく他人から冷たくされがちな自分こそが最も不幸であって、その不幸を理解するものがだれもいない、と言うことをさかんに言い立てています。これに反論したのが清秀少年。ものの見事に論破されることになります。
うーむ、しかし「自分が一番自分に甘い」ってのはひとごとじゃありませんね、気をつけないと……。(00/10/24)
「誰かが誰かより辛いなんて、うそだ。誰だって同じくらい辛いんだ。生きることが辛くないやつがいたらお目にかかってみたいよ、おれは」
出典:風の万里 黎明の空(十二国記)/講談社文庫/小野不由美/上巻230P
キャラ:清秀
【直営サイト】なし
ファンサイトは研究中。とりあえず十二国記の世界観理解には十二国記の部屋、十二国記の年表が見られる虚海を超えてを紹介しておきます。
昨日に引き続き、「十二国記」より。
でわさっそく台詞解説。
内容的に昨日の台詞とかぶってます。
鈴は、どうしても自分が他の誰よりも不幸だと強調するんですが、ことごとく論破され、とどめに言われた台詞がこれというわけですね。楽に人生送っているように一見見えても、はたして本当にそうなのか?という疑問も含まれているのです、はい。(00/10/25)
「景麒だけは、私を信じなくてはいけない」
「……申し訳ありません」
「私を信じない第一の者は、私なんだから。誰が疑わなくても私だけは、私の王たるべき資質を疑っている。猜疑が過ぎて道を失った王だってあっただろう。――だから、たとえ世界中の誰もが私を疑っても、お前だけは私を信じていなければならない」
出典:風の万里 黎明の空(十二国記)/講談社文庫/小野不由美/下巻60P
キャラ:景王&景麒
【作家直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトはとりあえず十二国記の部屋あたりが定番です。
「十二国記」は壮大なスケールで送る、中華風世界観の上に展開される十二の国の王と麒麟の物語です。
各巻によってそれぞれ主人公も違えば、時間軸も異なるのですが、いずれも十二国の王と麒麟にまつわる話であることが共通しています。
1国に一匹しか存在しない神獣・麒麟によって王は選ばれ、選ばれた瞬間から王は不老不死になります。この王の選定を巡って、あるいは即位後のいろんなドラマが描かれるわけですが……。
登場人物の心理描写がすごい。
喜怒哀楽の描写が真に迫ってます。いわゆる甘々な展開がなく、人死にも容赦なくあるし、差別なども出てきます。なんつーかもうとにかく作品に入り込んじゃいます。読んだ時間が無駄だったなどということは決してないでしょう。いつもまいじゃー本の紹介するときは、「万一つまらなくても責任はとらない」といってはばからない私ですが、この本に関してはつまらなかったら責任とりますとも、ええ。
上下巻が多いので、資金がかかるのだけが難点ですが、
犯罪以外のあらゆる手段を駆使して資金を集め、ぜひとも買うべし。
読むだけでもいいけど、たぶんこれは何度も読み返すタイプの本なので手元に置いておいたほうがいいと思われます。
さて、台詞。
これは景王と、景王に仕える麒麟である景麒の会話です。
即位したてで、しかもこのところ2代続いた女王の悪評がたたり、女王である景王は軽視されてろくに官僚に話を聞いてもらえません。そういう軋轢が影響して景王が自信を失いかけているところに、景麒からも彼女を疑うかのような発言があったため、それをたしなめている場面です。
根が至って生真面目な景王ならではの台詞ではありますが、「誰か一人でも信じてくれる人がいれば人は支えられる」ことを表現してもいるわけでなかなかに印象的な台詞です。(01/3/5)
「……まず自分からなんだよな」
「うん?」
「まず自分がしっかり立てないと、人を助けることもできないんだな、と思って」
「そうでもないぜ。
人を助けることで、自分が立てるってこともあるからさ」
「そんなもんか?」
「意外にな」
出典:黄昏の岸 暁の天(十二国記)/講談社/小野不由美/442P
キャラ:景王&六太
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【絵師直営サイト】なし
ファンサイトとしては、とりあえず十二国記の部屋とか虚海を越えてとかその辺りを紹介しておきます。
すいません、まだ補完してません。
(いきなり言い訳からスタート)
どうもね……だいぶ体がへたばっているらしく二日連続でPCを目前にしながら力尽きました(^^; というわけで今日の更新もずいぶん手抜きですが、どうかご容赦ください。もちろん台詞の選出自体には手は抜いてませんのでご安心を。
そういうわけなんで「十二国記」の紹介は省略します。久しぶりの新刊で、十二国記ファンは喜びまくっていることと思われます。もちろん管理人も例外ではなかったり。
本日の台詞ですが、ちと地の文を割愛してるところがあります。
細かい解説したらネタばれになっちゃうんで台詞をそのまま読んでいただくしかありませんが、今回の顛末についての読んだ後だと心から共感できる言葉です。人は補完しあって生きているのだ、とまあそういった感じでしょうか。(01/4/18)
「自分の得たい答えを探すために考えるのじゃ、意味がない」
出典:図南の翼(十二国記)/講談社文庫/小野不由美/192P
キャラ:利広
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
申し訳ないですが、本日は省略させていただきます。
地獄の週間まっただ中(^^;
本日もだいぶ手抜きな内容になってます。十二国記の内容紹介も省略させていただきます。
本日の台詞は、王になるために蓬山を目指す少女・珠晶が諭されている?場面です。誰かをいい人と思いたくて、だからいい人と判断する。危険はないと思いたいから、その答えが出てくるように考える。
思考するとはそういうことではないんだよ、と。
すっごく大事なことですね、これ。……なんか説教くさい既存の格言っぽい台詞選んじゃいました(^^;やはりキレがないです、今週は。(01/4/26)
「天命を持って主上にお迎えする。
御前を離れず、詔命に背かず、忠誠を誓うと制約申しあげる」
「――許す」
出典:月の影 影の海(十二国記) 《小説》/講談社文庫/小野不由美/?
キャラ:景麒&中嶋陽子
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
絵付のほうがいい人は、ホワイトハートでも同内容の本が出版されています。
★2002年4月5日(金)
『へこみ三昧』
昨日は歯医者で麻酔を打った関係でなーんも手につかないわ、寝るに寝れないわ、腹は減っているのに御飯は食べられないわ……。最低。起きても相変わらず痛いし。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■『反転裁判』体験版Ver2公開(好き好き大好きっより)
以前にも紹介した月姫キャラを使っての法廷ゲーム「反転裁判」の体験版の新しいバージョンがあがってきたようですね☆
「異議ありっ!! うむ、一度は叫んでみたい台詞だ」
トンボさん、私の進行になにか疑問でもありましたか☆
「いいえめっそうもございません」
■最遊記小説サークルの盗作問題についての検証ページ(同人誌生活文化研究所より)
検証している方によれば8割以上が盗作に当たるそうで、資料を見た限りでは、確かに参考程度ではすまないものがありますね☆
「……いいから言ってあげなさい」
ええと、では僭越ながら☆
たいへん「愉快」で「すばらしい」二次創作ですね、別の意味で☆
「著作権問題以前にこんなもの書いて楽しいのかなあ? 理解できん」
同人活動する方は、著作権は一通り学んでおきましょう。それがあなたのためですよ☆
▼本日の作品&台詞解説▼
十二国記→bk1、→amazonは、今さら説明無用の国産では最高峰に位置するファンタジーです。
中華風の世界観で、王を守護する聖獣・麒麟と、麒麟に選ばれた王がそれぞれ治める12の国。それらの国の王と麒麟、そしてそれにかかわる人々に焦点を当てて物語が展開します。登場人物の葛藤など心理描写が実に巧みで、目を離せませんです。
4月9日からはNHKのBS1でアニメ放映開始です。見られる環境にある方はチェックをお忘れなく! ちなみに最初に読むならまずは「月の影 影の海」からですよー。
上の台詞は、王と麒麟の誓約シーンです。この瞬間から麒麟と誓約を交わしたものは王と定められ仙籍に入り、以降王であり続けるかぎり決して年を取らない存在となるのです。月並みな台詞ですいませんが、十二国記を語る上では外せない台詞ですね。
「他者に頭を下げさせて、それで己の地位を確認しなければ安心できない者のことなど、私は知らない。
そんな者の矜持など知ったことではない。――それよりも、人に頭を下げるたび、壊れていくもののほうが問題だと、私は思う」
出典:風の万里 黎明の空(十二国記) 《小説》/講談社文庫/小野不由美/360P
キャラ:景王
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今日もさぼりです……(汗)
★2002年4月21日(日)
『ほしのこえとか十二国記とか』
見ましたよ、ほしのこえと十二国記の1、2話。
まずは「ほしのこえ」の感想ですが……
涙か? これは涙なのかっ!? ってな具合に感動しました! くわしくは明日の名台詞にて。<さりげなく予告
次に十二国記アニメ。のっけからオリジナルキャラが出てきて、細かい展開が予想つかなくなってますが、よい出来です。この先楽しみ〜。正直、小さいお友達向け(笑)には思えませんが、このまま大きいお友達向けで疾走を希望します(爆)
低年齢層のフォローとしてオリジナルキャラを入れたのかな? 小説とアニメという表現の違いによるもの? 気に入ってるからどうでもいいや。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■「週刊ドットブック:第1回 電子の本が明日の出版」
■「週刊ドットブック:第2回 番外編 ブックフェアで大反響」(同人誌生活文化総合研究所より
ようやく電子ブック関連も真に実用段階の入り口にきたようですね☆
「そろそろ読書専用のPDAを買ってもいいかもとは思います」
平井和正さんが精力的に推進しているe文庫では、ライトノベルに必須のイラストもちゃんと入りますし、こういう形がスタンダードになる日はすぐそこまで来ているかもしれませんよ☆
▼本日の作品&台詞解説▼
……ごめんなさいごめんなさいまた作品紹介サボりました。
連続でさぼって心苦しいので、リンクでも紹介しときます(^^; うちのサイトでははじめての紹介だと思いますが、十二国記データベース。
ここを見ると十二国記の世界観の緻密さの一端が理解していただけるかと思います。改めて見てみると、こんなに細かい設定されているんですねえ。
さて、台詞解説です。
景王は、「人に礼拝されることが好きではない」として、式典上の特別な場合を除いて伏礼の廃止を提案します。その中で廃止理由について述べている「ほんの一部分」ですね。私はここの数ページに渡るシーン全部が好きなんですが、さすがに載せようがないので無理に引っこ抜きました。
こういうの現実にもありがちなことなんで気をつけよう……。
「私は、慶の民の誰もに、王になってもらいたい」
出典:風の万里黎明の空(十二国記) (小説)/講談社文庫/小野不由美/361P
キャラ:慶王
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現在BSでアニメが放映中ですが、その公式サイト赤子鳳声はこちら。
★2002年8月19日(月)
『臨時運営CHU!』
トラブル経緯などは18日分の台詞をご覧下さい。(日曜日は台詞もきっちり更新したんでご覧あれ)それ以外は相変わらず内部リンクは使えません……。
そういえば、「空の境界」のドラマCDを購入しました。
まず原作を未読の方は聞かないほうがいいです。世界観を理解してない状態で聞くと、なにがなにやらわけわかんないと思われます。
原作読了後に聞く場合は……悪くないかも。あの長々しい狂言回しを声で聞けるというのはよいですね。特に主人公・式はいいですねえ。作りは丁寧で原作の雰囲気をよく伝えられていると思います。
通信:
2週間ほどこちらで臨時運営を行いますので、常連様はこちらにブックマークをお願いします。またご迷惑でなければ「まいじゃー推進委員会!」がサーバーの都合で2週間ほど臨時運営する旨、サイトの日記などで告知にご協力いただければ幸いです。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■創土社、ベニー松山の「風よ。龍に届いているか」と思緒雄二の「送り雛は瑠璃色の」復刻(好き好き大好きっより)
知る人ぞ知るウィザードリィ世界を小説化した傑作小説「風よ。龍に届いているか」が復刻されます☆
特にウィザードリィをプレイしたことがある方は必読ではないかと思いますよ☆
それからこちらはかなり人を選びますが、和風世界を見事にゲームブックで表現した「送り雛は瑠璃色の」も復刻されるようです☆
「これ人からすすめられて気になってたんだよなあ。久々にゲームブック買っちゃおうかな?」
▼本日の作品&台詞解説▼
十二国記は……まあ読んでみてください<超手抜き
あ、そうそう「魔性の子」について。
十二国記を読んでいる人は、魔性の子(新潮文庫)も必ず読んでおきましょう。超おもしろいからっ!!
で、何回か作品を読み返してみた結論ですが……読む順番は、魔性の子 →十二国記全編 →魔性の子 と最初と最後に読むのを推奨します。
基本的に魔性の子はホラーなんで、予備知識がない状態で読んだほうが楽しめます。ただ、いろんな単語がおそらく意味不明だろうと思われるので十二国記本編を読破した後で、再読すると謎がきれいに解けるというわけです。
さてさて本日の台詞ですが、本当は直後の台詞を入れたかったですね……ネタバレになるので断念しましたが。
要するに媚びへつらったりせず、己と言う領土を治める唯一無二の君主たれという意味です。
この場面は、もう何度読み返したことか……(^^;
「お前はよく頑張ったよ、陽子。いい感じになったな」
「え?」
「船から降りてきたとき、すぐに分かった。何だか目が素通りできねえんだもん」
出典:月の影 影の海(十二国記) (小説)/講談社文庫/小野不由美/下巻107P
キャラ:落俊&中嶋陽子
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項はなし。
★2002年10月28日(月)
『正直ここまで伸びるとは思ってなかった(汗 』
えーライトノベルファン度調査をスタートしてから、この文章を書いている時点でまだ丸一日立ってないわけですが……既に投票人数が4桁に達しています。ひええええ……。
とりあえず300票くらいあるといいなあとか思ってけど、それどころじゃなかったよ!
アクセス解析をとってまして、各所からリンクされているようですがとても紹介できる量ではないのでここでまとめてお礼を述べておきます。
投票してくださってどうもありがとうございました!
今回の調査では「誰がどの本とどの本を選んだか」という個別データをとってまして、この本を読む人にはこういうものを読む傾向がある……といった報告などに今後つなげられるといいなあと思ってます。
それから選出基準についてもいろんなツッコミやご意見を日記で拝見させていただきました。基本的には沈黙を守るつもりですが……言われて見れば幻魔大戦はライトノベルの範疇じゃないような……なんで入れたんだっけ。……まったく思い出せない(汗
葉子「ところで疾走HOLIDAYってなんでしょうか☆」
これは長距離走の代表選手に選ばれた主人公の少女が練習中に出会った男の子との淡い恋愛話をつづった名作で…………ウソです失踪HOLIDAYの間違いでした(汗
あ、一点だけ補足。
ボーイズラブ系の作品を外したのは意図的なものです。あれは耽美系ファン度調査とでも銘打って別ジャンルでやるべきかと(笑) 出てる数も半端じゃないし、ね。
復活記念プレゼント企画締め切りました〜。
が、ちょっとライトノベルファン度調査の反動で少々くたばり気味なので、少々結果発表はお待ちくださいませ。
▼本日の木乃葉子トピック▼
なんとなくもう一日掲載しておきます☆
■読みがな、ルビつきの著者名・タイトル・各種の検索
夢幻|無限}の館の黄の分館にて公開されている検索なのですが、漫画家や小説家の名前に対して読みがながついているのが大きな特徴です☆ 意外に誤って覚えてしまっているものですよ☆
それから同じく各作品名にルビがふってあるのも便利だと思います☆
▼本日の作品&台詞解説▼
十二国記は、今回説明省略。
バテバテです(^^;
ここの前後は楽俊の見せ場シーンですね。かっこいいなあ楽俊。目が素通りできない、というのはいろんな経験を経て成長したことの証なんでしょうね。
「五十歩百歩という言葉を知っているか?」
「似たようでも五十歩の差は確実にあるって意味だろ?」
出典:東の海神 西の滄海(十二国記) (小説)/講談社文庫/小野不由美/45P
キャラ:尚隆&六太
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年7月30日(水)
『積読捜索中』
第61魔法分隊の4巻を確かに買った覚えがあるのにどっかに行ってしまって見当たりません。この1月ほど未読が多すぎてわけわかりません。いや真面目な話多すぎだってばさ!
……はて、ライトノベル系列でもやっぱり夏休みに照準を合わせて刊行される本の数を調整したりするんでしょうか?
たまたま、かな。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
十二国記は、えーもはやNHKでアニメ放映するくらいですからまいじゃーの域など当の昔に卒業してますが、まあたまにはいいじゃないですかということで。説明は省略。
さて本日の台詞解説。
といっても必要ありませんよねえ? 人間、ささいなことでもそれは絶対的な差となるという教訓<違
「わたしが遠くなったんじゃない。楽俊の気持ちが、遠ざかったんだ。わたしと楽俊の間にはたかだか二歩の距離しかないじゃないか」
出典:月の影 影の海(十二国記) (小説)/講談社文庫/小野不由美/下巻138P
キャラ:中嶋陽子
【作者直営サイト】Vなし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年12月29日(月)
『出版社公式サイト(ライトノベル系)比較雑感』
ここ数日話題にしている一連のライトノベル話の中で、出版社のサイトが「使えなさすぎ」うんぬんとの意見が出てまして今回改めて、主な出版社のライトノベル系公式サイトをチェックしてみました。以下に雑感を書いておきます。なお今回は既刊情報の充実を調査対象としているので、新刊等の特集記事の充実度はまた別問題です。
◆全体の感想◆
トップに検索窓を置いておくのは基本中の基本だと思うのですが、ほとんどの出版社で実行できてませんでした。またトップに検索窓があるサイトは他の部分が欠陥だらけで使いにくさはどっちもどっちです(^^; 見た目がよきゃいいってもんじゃないでしょうに。
なおISBN形式できちんと書誌情報を持っているのは電撃文庫のみ。あとは独自形式かデータ抜けが多すぎて役立たずか、そもそも個別の書誌情報を持ってませんでした。
……ここまで使えん代物だとは思わなかった。だめだこりゃ。
●電撃文庫/電撃hp(電撃文庫)
すばらしい。唯一まともに使えるサイトといっていいでしょう(というよりは他の出版社のサイトがあまりにもダメすぎるんですが……)。電撃に関しては過去の作品も安心して検索することができます。電撃hpバックナンバーの情報もちゃんと見ることができますしね。これでトップに検索窓があればほぼ無敵。
実用度:★★★★★
●web KADOKAWA(スニーカー文庫、富士見ファンタジア文庫など)
一応個別の書誌情報を持ってます。が、2ヶ月以上前の書誌情報は検索窓以外から探し出すことが不可能で、お世辞にも使い易いとは言い難い状態。過去の月別刊行情報もありません。購入ボタンだけしっかりついててもねえ……。
実用度:★★☆
●webコバルト
新刊関連から書誌情報を追っていく場合、非常に丁寧な作りになってます(書影など各種データやリンクなど使いやすい)。特集記事なども読みやすいです。ただ致命的な欠陥として検索窓がどこにもなく、シリーズ一覧もなし。せっかく個別の書誌情報を持っていてもそのせいで台無しです。
実用度:★★
●富士見ミステリー文庫
個別の書誌情報持ってます。検索などはシンプルですが使いやすいです。電撃の次点くらいに実用的かな?
実用度:★★★★
●ファミ通文庫
検索窓はどこにもなし。タイトルや著者名一覧から書誌情報にたどり着く手段もありません。月別の情報をひたすら探して拾うしかありません(^^; リンクなど周辺情報は充実しているんですけどねえ……
実用度:★★
●中央公論新社(C☆ノベルス)
新刊の立ち読みシステムが最大の売り。しかし個別の書誌情報はなし。図書目録(PDF形式)がDLできるようになっているのはいいのですが、過去出版物の検索が一切できないのはどうかと……。
実用度:★☆
●スーパーダッシュ文庫
大きい書影やキャッチコピーの掲載、イラストレーター別検索といった点については評価できます。ただ個別の書誌情報としてデータを持ってるわけではなく、シリーズ別にまとめるという独自方式をとってます。トップに検索窓があればもっと使いやすいのですが……。
実用度:★★★☆
●ソノラマ文庫NewsOnLine
個別の書誌情報自体がありません。不変アドレスがどうとかいう以前の問題(^^; その他の記事も過去ログは見えないとか粗だらけ。検索窓以前の問題ですね……。
実用度:★☆
●講談社(講談社ノベルス)
個別の書誌情報は持っているようです。また検索窓もあるにはあります。が、公式サイト上では検索も新刊チェックも何もできなくて、ショッピングサイトである講談社BOOK倶楽部に飛ばないとダメという仕様になってました。そのショップもわかりにくい。実用性から見るとダメダメ。
実用度:★☆
●徳間書店(デュアル文庫)
論外。検索は何の役にも立ちません。既刊のデータが全然ありません。ライトノベル読者は行く必要なし。売る気あるのか?と疑いたくなるような作り。
実用度:皆無
●早川書房
比較的使える作り。雑誌のバックナンバーの詳細情報が見られるのは便利ですね。新刊の書影がないのは「表紙絵なんてただの飾りですよ!」と思ってるから、か?
実用度:★★★☆
えーまだ調べてない出版社もあるかもしれませんが、気力が尽きたのでこの辺で勘弁してください(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
■幼なじみエンサイクロペディア(うたたねこやより)
▼本日の作品&台詞解説▼
十二国記→bk1、→amazonは、いまや完全にメジャー領域に進出した作品です。中華風の世界観の中、十二の国の十二の王と麒麟の物語。ネタ日照りでもあるし、苦し紛れの一発です(^^;
さて、本日の台詞解説。
陽子の数ある台詞の中でもこの台詞はものすごーく印象に残っています。地位が人を遠ざけることについての憤りみたいなものですが、これ以上書くとネタバレになってしまうのでやめておきますね。とにかく十二国記屈指の名台詞ではないかと。
「月には、守られなかった約束や無駄にされた才能が仕舞われているって話、知ってる?」
出典:十八番街の迷い猫 (小説)/富士見ファンタジア文庫/渡辺まさき/絵師:山田秀樹(こんちき)/29P
キャラ:マイカ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】コンチキ堂
コンチキ堂内に、十八番街の迷い猫紹介&ギャラリーありますよー。
★2002年7月3日(水)
『木乃葉子ですが、なにか質問はありますか?』
諸事情により、自然消滅したので再び掲示板に質問コーナーを設けました。チャレンジャーな方は質問して見て下さい。
葉子「お気軽に質問してくださいね☆」
ほんっとうに気軽に質問していいのか?
「どうぞ、ご自由に☆ ところで世の中って、不可解な事故や原因不明の失踪ってよくありますね☆」
……。
地雷と聞くと踏まずにはいられない、そんなあなたにおすすめです。
さて、いつの間にかまいじゃー掲示板内の二度と聞こえぬあの言葉スレがオリジナル名台詞紹介の場と化していて、けっこう楽しく読ませてもらっています。
ある程度集まったら特集など組んでみるのもよいかな、と思ってみたりするのでした〜。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■十二国記、公式サイトオープン(カトゆー家断絶より)
「……放映開始から何マイル? 遅い、遅すぎ……」
ともかくも一度は見ておきましょうね☆
■ミステリ読みの視点から見た、「空の境界」書評(たそがれSpringPointより)
各章に渡る詳細な書評があります☆
同人小説というだけで回避してしまっている人は、こちらを読むと考えが変わるかも。メロンブックスの通販なら即日発送してもらえるので、ぜひ利用してみてくださいね☆ (参考:公式サイト)
「上下巻で3000円と安くないし、しかも分厚いですが元は絶対取れますです」
▼本日の作品&台詞解説▼
十八番街の迷い猫→bk1、→amazonは、和風ファンタジックアクション、だそうです。
いわゆる和風の世界に機械や魔法の入り込んだ世界観です。諸事情によって、居酒屋で住み込みで働く錬金術師志望の青年・コウ。そんなある雨の日、彼がひょんなことで保護した少女・マイカ。謎多き彼女も含め、コウの日常にも変化が訪れる……とまあある意味お決まりのパターンです。
あ、人工知性も登場します。
なかなかにおもしろく読むことができました。大事件が次々起きてもう大変!といった感じの作りではなく、むしろ地味目ですが、日常描写がいいのですよ〜。書けそうで書けないんですよね、こういうものって。
ですからまさにまいじゃー仕様な作品と言えるでしょう。新人さんにつき、次回作への期待も含めてのおすすめ。
派手なばかりが物語ではないのです。
さて、本日の台詞は物語的には大きな意味を持ちません。
ただし、作品観を提示するにはちょうどよい台詞と言えます(帯にも使われていますね)
ひたすら雰囲気に酔ってほしい、そんな台詞です。
心よ。
届け、弾丸のように――
出典:銃姫 (小説)/MF文庫J/高殿円/絵師:エナミカツミ/1巻287P
キャラ:アンブローシア
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特記事項なし。
★2004年4月27日(火)
『GW前の立込でへろへろ』
すいません眠い上に下に労力を使ったのであまり余裕が……
このライトノベルがすごい!の一般投票もいよいよ秒読みです。投票はもうお済みですか?
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
銃姫→bk1、→amazonは……くーきたきたっ! まいじゃーがきたっ!
というわけで例によってこの作品は私極楽トンボが続きを読みたいがために徹底的に推すことにします。覚悟しろ(ぇ いやMF文庫Jというのはそもそも宣伝攻勢でもかけないことには存在さえ知らない人が多数派であると思われますので……。1巻と書いてあるものの、2巻が出なかったりしたら大変なので推しまくり。
銃と魔法の世界です。ただし銃を媒介にしなければ魔法が使えない世界、という設定になっていてこの辺の設定などがなかなかおもしろかったですね。そして序盤からいきなり甘くないエピソードが連発です。嗚呼、ほろ苦い……。さすがは知る人ぞ知る遠征王シリーズ→bk1、→amazonの作者様ですね。
あとは細かいことを言うよりも台詞で勝負。今日の所は帯のキャッチコピーにも使われているものを紹介しておいて、徐々にこの作品の特徴が出ているような台詞を紹介したいと思っています(おそらく4日やそこらは連発で行きます)
それでは本日の台詞解説。
1巻の締め台詞。単体で見てもそれなりの台詞ですが、ちゃんと作品を読み通してこの台詞に出会うと……じーんときました。上手い!
神などこの世にいるものか。いたとしてもそれはもはや神ではない。
敵だ。
出典:銃姫 (小説)/MF文庫J/高殿円/絵師:エナミカツミ/1巻169P
キャラ:アンブローシア
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★2004年4月28日(水)
『続・GW前の立込でへろへろ』
眠い、ひたすら眠い……
このライトノベルがすごい!の一般投票締め切りはもう目前です。投票は大丈夫ですか?イラスト賞の方も抜かりはないですか?
久美沙織さんコラムは第6回「一ツ橋VS音羽」を掲載。ナワバリ意識とかジュニア小説黎明期の話とかご本人のデビュー後まもなくのころの話です。うーむ、おもしろい。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ 「世界名作シリーズ」小説化 (FANTASY Bookmarkより)
ええと、最初は何を今更と思ったのですけれど☆
「よく読んでみると主題歌のシングルCD付きだそうで……ちょっと気になるなあ」
■「ARIEL読本」 笹本祐一・鈴木雅久への質問を募集(FANTASY Bookmarkより)
7月刊行予定のARIEL読本掲載用のものですね☆「
▼本日の作品&台詞解説▼
銃姫→bk1、→amazonは、昨日説明しましたが多少補足を。主要登場人物の中でも特にアンブローシアの台詞は各所で印象的です。印象的な台詞があることが本の購入動機になるような人にはだんぜんおすすめ。
ところで作者の高殿円さんの直営サイト「悪趣味な美学」なんですが、こういうネーミングセンスは好きです。かなり好き。めっちゃ好き。――ところで悪趣味な美学ってどんな美学なんでしょうね?
それでは本日の台詞解説。
宗教の腐敗が絡んだ台詞のためにこういう辛辣な内容のものになっています。確かに腐った宗教の神ならいらない。
「…昔、死んだ母さんがよく言ってた。
わたしたちは鶏のようなものだって。毎日なんにもない土をこつこつ突っついて、嫌なことはすぐに忘れるしかすべはない。こつこつこつこつやってくだけ…。働いて働いてときたまお日様を見上げて、強い風が吹いたらそっちへ流される、風見鶏…
これからもそんなふうに生きていくしかないのね。この街の風見鶏みたいに、あっち向いてこっち向いて…、でもそこから飛べやしない。ただ流されるだけ…」
「たしかに僕たちは鶏のようなものかもしれない。自分の力だけではどうにもできないことがこの世には多すぎるから。
でも。
でも、鶏は明日を告げることができる」
出典:銃姫 (小説)/MF文庫J/高殿円/絵師:エナミカツミ/1巻117P
キャラ:ペチカ&セドリック
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★2004年4月29日(木)
『疲れて死んだように寝る』
GW前の仕事の方は一段落。でも疲れこんでPCの前で爆睡してしまい、日替わりトップ絵を変えるのがすっかり遅れてしまいました。申し訳ないです(^^;
このライトノベルがすごい!の一般投票締め切りまで後一日! 投票は大丈夫ですか?イラスト賞の方も抜かりはないですか?
本読みの日常で知ったんですが、早川書房の6月の新刊に田中啓文さんの『蹴りたい田中』ってものが。芥川賞作家の話って……気になる! すごーく気になる。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はおお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
銃姫→bk1、→amazonは、銃と魔法なファンタジーです。設定も好み、あとはとにかく台詞がよいのでぜひに。
それでは本日の台詞解説。
後ろ向きな台詞ばかりのせていると作品の本質が誤解されそうなんで、前向きなものを紹介しておきます。内容の解説はまあ不要かな?
「人間っておろかな生き物ね。神さまがダメだって言ってるのに、それでも魔法を捨てることができなかったんだから。いったいこの次は何を禁じられるのかしら。今の鉄の文明は次々に新しい武器を作り出しているから、取り上げられるのは鉄? それとももっと根本的な殺意――? でも、憎むことが暴力へとつながるのなら、人はもうなにも感じたりできなくなってしまうわね。そうすると、あたしたちはいったい何者になってしまうのかしら…」
出典:銃姫 (小説)/MF文庫J/高殿円/絵師:エナミカツミ/1巻80P
キャラ:ペチカ&セドリック
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★2004年4月30日(金)
『最終日っ! 君は投票したかっ!?』
このライトノベルがすごい!の一般投票締め切りは今日! まさか忘れては……ないね? イラスト賞の方もバッチリだね?
ハヤクトウヒョウオワッテラクニナリタイ……
▼本日の木乃葉子トピック▼
■間違った認識が頭ン中でいつのまにか出来上がっていることは案外数多い気がする
お嬢様=ごきげんよう、などもそうですよね☆
「広辞苑=殲滅です☆、も考えてみれば間違った認識なんだよなあ」
体に刷り込まれているわけですね☆
「ぎゃー! 広辞苑は、広辞苑はイヤー!!」
▼本日の作品&台詞解説▼
銃姫→bk1、→amazonは、銃と魔法なファンタジーです。設定も好み、あとはとにかく各所で台詞がよいのでぜひ。イラストがエナミカツミさんというのも密かにポイント高いと思いますよ?
あれです、上の文章をさらに要約すると「いいから買え!」ということですええ(笑)
それでは本日の台詞解説。
もともとアンブローシアはかなり激しい気性をしていることは覚えておくべきかもしれません。あとは、魔法は遠い過去に神から取り上げられたこと、かな。その辺を頭に置きつつ味わいたい台詞ですね。
「ねえ、大きいのが好きなの?」
「小さいのはきらい……?」
出典:銃姫 (小説)/MF文庫J/高殿円/絵師:エナミカツミ/1巻194P
キャラ:アンブローシア
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★2004年5月1日(土)
『とりあえず終わったです』
そゆわけで一泊旅行に出かけてきます。たぶん定例チャットには参加できませんのでよろしく。
えーこのライトノベルがすごい!ですが一般投票締め切りました。問題の結果ですが、集計CGIの都合などにより今のところ連休明けをめどに公開する「つもり」です(予定は未定……)
なお、限定枠はすべて公開されました! また久美沙織さんコラムは第7回「読者という“強敵”」を掲載です。これは現役作家さんにも興味深い話かも……。読者とのガチンコバトルですねこれは。
なお久美さん以外のコラムの公開については私が旅行からもどってから行います。お待たせしててすいません。ちょっとデータのトラブルがありまして(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
▼本日の作品&台詞解説▼
銃姫→bk1、→amazonは、銃と魔法なファンタジーです。さんざんかっこいい系の台詞を紹介したところでたまにはオチをつけてみたくなりまして……(笑)
というわけで本日の台詞解説。
あ・え・て説明は致しません。ま、たまにはこういうのもいいよ、ね? 一歩さんにはこちらの手の内が読まれていたようでちと悔しい(謎
出典:銃姫 (小説)/MF文庫J/高殿円/絵師:エナミカツミ/1巻284P
キャラ:セドリック
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特記事項なし。
★2004年5月17日(月)
『QuickJapan』
東京行きで得たもの。人生初メイド喫茶(謎
このラノ関連では早見裕司さんコラム第3回「ソノラマとコバルト」を掲載。成立にまつわる話など。
ライトノベル特集記事があるとのことでQuickJapan Vol.54を購入。このラノのことも少し触れていただいてます。内容は冲方丁さんインタビュー、冲方さん&乙一さんにライトノベル必読書100冊、ライトノベル変遷史、ライトノベル完全マップ、主要ライトノベル・レーベル編集者大アンケート。
個人的には完全マップがいい感じです。ライトノベルにおける主要作品を時系列で系統づけてマップ化していますが、かなり参考になるんではないかと。
そういえば乙木の樹(記) 只今、ライトノベル年表連載中では、企画本を出すべく準備されているようで、かなりのところまで進展している様子。こちらも世に出るのが楽しみです。
あーそうだ。スーパーダッシュ文庫の6月発売予定に銀盤カレイドスコープ→bk1、→amazonの作者・海原零さんの「ブルー・ハイドレード」なる新作が。期待大!
▼本日の木乃葉子トピック▼
■デュラララ真伝・二人は仲良し
うっかりリンクを忘れていました☆ 作者はおかゆまさきさんですよ☆
「言うまでもないけどデュラララ!!読んでから見るように」
■どこかで見たことがある! 王道台詞30連発(を使用して小説を書こう)(某所より)
創作サイト荒野で二人(いろいろ味があったり風変わりな創作を書いてらっしゃるところ)の「負け犬」企画、勝者が敗者に30の題を出す、そこから考えられたのが王道台詞30全て使用して小説を書こうというものですね☆ 本家ではボツ扱いになっていますけれど、おもしろそうなのでどなたか挑戦されてみてはいかがでしょうか☆
▼本日の作品&台詞解説▼
銃姫→bk1、→amazonは、一時期さんざん推しまくったのでもう説明しようにもネタ切れの感がありますが、もっかい。魔法の発動に銃が必要という設定や、あとは過去に紹介した台詞(この辺から4日連続で紹介)を参考にして購入を考えてみてください。イチオシ。
それでは本日の台詞解説。
ま、説明するまでもないですね。
出典:銃姫 (小説)/MF文庫J/高殿円/絵師:エナミカツミ/1巻199P
キャラ:アンブローシア
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★2004年7月20日(火)
『空の軌跡をたどりながらデモンベイる』
このところ東方シリーズしかゲームをやっていなかったものでさすがに反動が来たのか、英雄伝説VI 空の軌跡→公式、→amazonとデモンベイン→公式、→amazon両方いっぺんに手をつけてしまいました。はい、過去の積みゲー&やりかけゲーム?
「過去は振り返るな! 道は未来に続いている!」
……それはともかく。空の軌跡はキャラクター同士の掛け合いがすごく生き生きとしてます。なるほど、これはみんながハマるわけだよとか思いつつ絶賛プレイ中〜。
で、飽きるとデモンデイってます。ドクター・ウェスト万歳。
追記。
ついさっき知ったんですがトリシア先生シリーズの新作トリシア、まだまだ修行中!→bk1、→amazonがいつの間にか発売になってました(汗。掲載誌の都合で通常のアンテナではかからなくなってしまったためファンなのに取りこぼされている方はご注意を。店頭で見つけるのはなかなか辛そうですが……がんばって探してください(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
■「このライトノベルがすごい!」フェアin書泉ブックタワー公式訪問レポート第二回/参考:第一回
このラノでも絵師をつとめてくださった玲朧月さんによるフェアレポです☆ レポもさることながら、書泉ブックタワー七階の店内写真つき解説でライトノベル好きな方はすごーくこちらに行きたくなるのでは☆
「フェアは7月いっぱいとのことなので急ぐべし」
■イラストに騙されたライトノベルは何ですか?
うちの過去のつぶやきをエンジェルハートクラブでやってくださいました☆ 良い方も悪い方も両対応のアンケートです☆
「ちとどれに投票するか考え中です。うーんそれにしてもやっぱりコメント保存できないのがもったいない……<まだ言ってる 」
■夏コミで『徳間デュアル文庫総解説 #Mission2』出ます。
第一弾の内容は執筆者の方の苦労が偲ばれるくらい充実していたので、今回も期待できると思います☆
■書店への辛言(モノグラフより)
なんだか個人的恨みが入っているようで少々同意できかねますが、言いたいことは分からなくもないですね☆ もっとも出版業界の現状は書店よりも日販とトーハンの二大卸が動かない限り決して変わることはないでしょう☆
■2004年度上半期ライトノベル板大賞結果
ええと大賞はデュラララ!→bk1、→amazonですね☆ 2位以下及び各賞についてはこちらの下の方をご覧下さい☆
▼本日の作品&台詞解説▼
銃姫→bk1、→amazonは、台詞がガチで燃えるうえにかっこいいファンタジー。魔法を使うには弾丸を媒介として銃で発動しなければならない、という辺りが特徴的です。単発式のライフルってのがまたよいですね。(なんだか漫画作品に似たような設定があるとかないとか聞きましたが、結局大して似てないとのことです一応ご参考まで)
イラストもグー。もうすぐ2巻が発売になるので、その援護射撃の意味も込めて改めて紹介しておきます。そうそう、全体としては甘くないどころか相当きっついお話なのにも関わらず萌え方面にもいろいろ対応しています(笑)
それでは本日の台詞解説。
理想論?を吐くシスターたちにアンがぶち切れて感情を爆発させるエピソードです。この台詞がなんとも言えずすばらしーのです。ちなみに他の台詞も見てみたいという方はこの辺りからチェックしてみてください。
出典:銃姫 (小説)/MF文庫J/高殿円/絵師:エナミカツミ/2巻238P
キャラ:ギース=バシリス&セドリック
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★2004年7月26日(月)
『積読殲鬼コノ・ヨーコ』
いやー空の軌跡はおもしろいなあ。読書? そんなものしてる場合じゃないね! 積読? 今更1冊や2冊増えてもだいじょうぶへーき!
……あれなんか急に背景が暗転した!?
「ひとーつ、暇でもゲームにうつつを抜かし☆
ふたーつ、不埒な積読三昧☆
みっつ、未読のまま売り払う活字読みの敵を退治てくれようこの葉子☆」
……語呂がイマイチ。
「言い残すことはそれだけでしょうか☆」
や、待て! 自分には妻と子ども…はいないけど、まだ残された積読の山が! 退治されて読めなくなっては本末転倒と言うべ
「それでは殲滅です☆」
ぎゃあああああああああああああああ――――ばたり。
積読してる方、ご注意を。最近広辞苑の幻覚など見ませんでしたか? それはもしかすると木乃葉子嬢がすぐそこまで……
▼本日の木乃葉子トピック▼
■「MF文庫Jライトノベル新人賞」開催
公式web上にはまだ告知が無く、少年少女科学倶楽部によるMF文庫J折り込みチラシ内容の紹介という形です☆
「ところでMF文庫Jって全刊行数に対して当たり作品が多いです個人的に。注目レーベルといっていいんじゃないかな?」
その割には積読が多いですけれど☆
「すいませんごめんなさいいつかきっとたぶん読みます……」
■パロジェクト・イ〜す
mushi.netによるイースのパロディ音楽集、ちなみに制作は2000年です☆
他のゲームの仮想続編サントラシリーズもかなり特徴をつかんでいてよかったですよ☆
「イースシリーズのファンでしかも昔のアーケードゲームとか知ってる人でないとネタが分からんかもですが……いいじゃん懐かしかったんだから! それより葉子さんこのネタについてこれるとは歳いく」
女性に歳を聞くものではありません☆
▼本日の作品&台詞解説▼
銃姫→bk1、→amazonは、かつて自由に魔法を操っていた人間が神様の怒りに触れていくつかの言葉を取り上げられ、銃という媒介を使用しなければ魔法を発動できなくなってしまった、そんな世界の中で巨大な運命に翻弄される主人公達の戦いを描いたファンタジーアクションです。
まず上で紹介したように世界設定が大変好み。それから主人公たちの心情描写が光ります。さらにシリアス方面だけでなくサービスシーンもしっかり入ってます(笑)。だってイラストの入ってる位置がめちゃくちゃ計算されてますよ! いいんだけど!
1巻で天然属性を発揮したエルウィングですが2巻では序盤から……あとは読んでのお楽しみと言うことで。とりあえず店頭でイラストと帯のキャッチコピーを眺めてみてください。きっと買いたくなると思います。強力におすすめ!
それでは本日の台詞解説。
すいません前もって断っておきますが、この台詞掲載に当たって地の文をごっそり削った結果、原文より破壊力がかなり落ちています(ネタバレの都合とあまりに長くなるのでどっちみち載せられないのですが……)。
その辺を念頭に置きつつ読んでください。ようする正義などと言うつもりは全くないけれど、やはり自分として譲れないものはあるのだとそういうことですええ。
出典:銃姫 (小説)/MF文庫J/高殿円/絵師:エナミカツミ/デザイン:卯さ吉/編集:?/2巻14P
キャラ:エルウィング
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★2004年7月27日(火)
『ライトノベル完全読本雑感』
の前にちょっと連絡事項。
名台詞の出典データにデザインと編集の欄を追加しました。今後はこういうデータも重要になるんじゃないかと思いまして……。いや、ふと気になって自分がいつから絵師さん紹介&サイトにリンクしはじめたんだろうと思って調べてみたら、少なくとも2000年の7月にはやってました。割と早くからやってるじゃん、偉いぞ自分(笑) そういうわけで何事も先取り先取り〜。
では改めましてライトノベル完全読本の話。
ちょっと出遅れましたがだいたい目を通しました。のでサラサラっと雑感など適当に。ほんとは全部の記事にいろいろ書いてたんですが途中でめんどうになりました(^^;
全体の感想としてはライトノベル中級者以降向けという感じがします。幾つかのところで『語りたい人用』と表現されていたけど上手いところついてると思います。ライトノベル初心者のガイドブックとしてはちょっと微妙。あちこちにおもしろい話が載ってるので一見の価値はあるんですが。まあ今の段階ではライトノベル特集本が世に出るようになった、ということ自体が大きいかと。
デザイナーや絵師に対してスポットを当てているのはよいことだと思います。「ライトノベル」を絵と小説を一体として売っていくパッケージ商品として捉えた場合両者の存在は不可欠ですから。
国内主要レーベル編集者インタビューでレーベルの方向性を決めた作品、というのはよかった。各レーベルの特徴が見事に見て取れますね。
ライトノベル30年史は力作で大変資料価値は高いと思います。ただし、人によっては全く無用の長物かも(^^;
ライトノベル良書解説はさりげに相当濃いラインナップです。東京忍者を紹介してるよこれ!(持ってますよええ。すごいとしかいいようがない内容です)
冲方丁×古橋秀之対談は商業として出すに当たっての制約の話がおもしろかった。
とりあえずこんなところで。気が向いたらまた補足します。
ところで……このラノなんですが実はまだお二方ほどコラムが終了してなかったりします。本業が一段落したら書きたい、との回答でしたので8月くらいにはなんとかなる、かも?
しかし真剣な話、第二回以降も開催すべきなんですかねえ? 確かに読者主導の企画というのは貴重かもしれんと思いますが。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■「それにしても、あんたの書く小説は本当に暗いですな!」
高瀬彼方さんの7月23日の日記より某作家さんの発言です☆ オチも効いてますよ☆
「いやでも確かに元気はつらつの女の子よりも、鬱とかネガティブな女の子書いた方が私も映えると思います!」
なにはともあれ新作をお待ちしておりますね☆
■もえたん 萌える探偵小説第6回レビュー(うたたねこやより)
『学校を出よう!2 I My Me』 と 『金の瞳の女神 ルーク&レイリア』です☆
▼本日の作品&台詞解説▼
銃姫→bk1、→amazonは、今日は説明省略。書くことがだんだんなくなってきた……
あ、そうだ。今まできっちり忘れ去ってましたがMF文庫Jは立ち読みシステムがありまして、当然銃姫も立ち読み可能です。序盤をちらっと見てみたい方はこちらをのぞいてみては? もっともせめて中盤ぐらいまで読み進めないとこの作品の真価は発揮されないと思いますが……。
それでは本日の台詞解説。激烈にネタバレなんで背景と同じ色にしてあります。既に読破した方、未読だけどネタバレ上等の方以外は見ない方がいいかも……。
予備知識としてエルウィングはセドリックの姉でめちゃくちゃ過保護で天然だ、という前提でお読み下さい。
出典:銃姫 (小説)/MF文庫J/高殿円/絵師:エナミカツミ/デザイン:卯さ吉/編集:?/2巻14P
キャラ:アンブローシア
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★2004年7月28日(水)
『お盆進行/フィリシエラ無念の打ち切り……』
書店に立ち寄るまですっかり忘れてましたが、よく考えたら8月はお盆進行のため発売日が前倒しされたりするんですよね。というわけで8月分のコバルト文庫はもう発売になってます。マリア様がみてる プレミアムファンブック→bk1、→amazonも流血女神伝 暗き神の鎖中編→bk1、→amazonも既に出てますよ〜。(amazonはどうやらお盆進行に対応しきれてない模様。28日朝現在ISBN検索にひっかかりません(^^; )
そんなわけなので、一部の書籍の発売日にはご注意を。
「フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界に」が打ち切りになりました。とのこと。
最近、富士見ファンタジア文庫は刊行点数を絞っているようなので打ち切りの基準も厳しくなってるんでしょうか……。一歩さんがこの件でコメントしてますが、権利関係で難しい面はあるかもしれないけど確かに原稿あるのに続き読めないのは悲しいなあ。同人でも読みたいとか思ってしまいます……
astralシリーズ→bk1、→amazonと読み比べてみて、私的には長編を書いてほしい作家さんだったのでこれからというところで……嗚呼。あるいはもっとしつこく宣伝しとくべきだったかも。ネット上の評判は全体の売り上げにつながらない、とは言うもののそこから突破口になる場合もあることは自分のこれまでを振り返ってよくわかってるので、今後とも少しでもこういう悲しい結果を減らすべく活動していこうと思います。でなければまいじゃーの名がすたるというものです。
また、作者の今田隆文さんはペンネーム変更で七月隆文(ななつきたかふみ)さんになるそうです。心機一転ファイトですっ!!
▼本日の木乃葉子トピック▼
■オフィシャル海賊本「電撃h」&「電撃p」、申し込み締め切り迫る!
7月30日(金)が締め切り、手続きを郵便局でしないといけませんので注意してくださいね☆
「人に告知しといてすっかり忘れてたー!」
■9S<ナインエス>IV紹介flash(モノグラフより)
作者様のお手製です☆
■銀河マリア伝説(スベスベマンジュウガニより)
アルカノイド部と言えば知っている人は知っているはしくれ工房の漫画です☆ 銀河英雄伝説とマリみてのコンボですが大笑いできますよ☆
「ただし銀英伝をかなりきっちり読み込んだ人でないとネタに反応できないかも……」
■MF文庫Jライトノベル新人賞
公式サイトで改めてご紹介です☆ なお公式サイトは少々リニューアルしてますよ☆
▼本日の作品&台詞解説▼
銃姫→bk1、→amazonは、今日も説明省略。本当にもう書くネタがない……そうだ、うちのサイトの性格上あまり恋愛要素に触れてなかったのですが、アンブローシアはなんというか素直になりきれないかと思えば、ものすごくまっすぐにセドリックに向き合ったりとそっち方面でも目が離せない存在です。……むー、この方面の紹介はいちせさんの十八番なんですが……銃姫って読んでなかったかな?
それでは本日の台詞解説。
っても解説すること特にないですねえ……へこんでるセドリックを叱咤激励してるところです。
出典:銃姫 (小説)/MF文庫J/高殿円/絵師:エナミカツミ/デザイン:卯さ吉/編集:?/2巻14P
キャラ:アンブローシア
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特記事項なし。
★2004年7月29日(木)
『構想いっぱい手いっぱい』
でも、結局寝てしまいものにならず。週末まではどうにもならないか……
▼本日の木乃葉子トピック▼
■TB(track back)を使った感想リンク(ラノベ版)を誰か作ってくれないかなあ?(モノグラフより)
「死屍累々……書評リンク集は数多くの方々が挑戦し、例外なく敗れ去ってます(^^; 結局管理側が負担を一人で背負い込む形になるのでよほど効率的な自動化を考えない限り破綻は確実かと……。(こちらの反論を受けて修正)現状、この手の試みでそれなりにモノになってるのはamazonのレビューかもしれない<リンク集じゃないけど」
■ リアルとネット書店の収益構造の分析(Mystery Laboratoryより)
▼本日の作品&台詞解説▼
銃姫→bk1、→amazonは、今日も説明省略。とりあえず今日で一区切りつけます。
それでは本日の台詞解説。
昨日の台詞が前提になる台詞で、いっそ昨日セットで掲載しようかと思ったんですが微妙に毛色が違う気もしてあえて分離しました。相手を大切に思っているからこそ自然に出てくる台詞だと思ってくださいませ。
人形だから哀しいことを知らないなんて嘘 見開いたガラスの瞳で何もかも見ているわ 人間よりもいろんなことを知ってるのよ
出典:少年宇宙 キャラ:マドレーヌ
例によって、散々悩んだ挙句思いついたけど時間ないんで解説はまた明日(あ、もう今日か……)ということで。(ペコペコ)
先のばし再び(^_^;)
ごめんね……あやまりたかったの 命がないなんて言って…わたし
私が見えてるわね?
あなたはきっとその目の色みたいなすきとおったみどりの魂を持ってるのよ
出典:少年宇宙 キャラ:ミュリエル
岡野史佳作品にはいろいろな短編がありますが、もっとも好きなのが、人形であるコンラッドを主人公にしたもの。独特の宇宙観、というのか世界観をもって話が展開します。
で、上の話とかぶってくるのがこの台詞です。
「夢が胡蝶か、胡蝶が夢か」って有名なくだりがありますよね?
ミュリエルは自動人形であるコンラッドに夢の中で出会うわけですが、人形の世界の中では彼は「生きて」いるわけです。それどころかミュリエルの方が人形だったりして……。
夢と現実の狭間……それを巧みに描いた結果がこの台詞……ああっうまく表現できない(苦笑)
「あなたはもっとたっぷり勉強しなくちゃ」
「ちょ……ちょっと待てよなあ……? オレってそんなにへっぽこか……?」
「そりゃあなたはもぉ へっぽこ中のへっぽこ魔法士 『キングオブへっぽこ』よ」
出典:少年魔法士/WINGS COMICS(新書館)/なるしまゆり/22P
キャラ:カルノー
【公式サイト】地底探検
きちんと検分してませんので、紹介だけ。
相変わらずネタ日照りのままにつき、またしても読み中の作品投入(^^;)
OURSの今月号には名台詞がたくさんあるんですが、ネタばれ防止のためしばらくは使えないのが辛いところです……。
そんなわけで「少年魔法士」。掲示板ですすめられて購入してきましたが、まだ1巻の途中なので説明しようがありません。最近こんなんばっかですいません。
上記の理由で、ぜんぜん本編とは関係ない脱力系の台詞をご紹介です。
主人公の魔法士であるカルノーは、どうも同族からは半人前と思われているらしく、その未熟っぷりを指摘されています。
しっかし『キングオブへっぽこ』とまで言われたらへこむよなあ……なんか主人公がかわいそうに思えてきました。(00/10/4)
「ばかがいるよ
子供と鋼の区別くらいつけてやれ
ひびの入った薄ら氷に叩いて鍛えても割れるだけ☆」
出典:少年魔法士/WINGS COMICS(新書館)/なるしまゆり/4巻86P
キャラ:ナギ
【作者直営サイト】地底探検
【絵師直営サイト】同上
ファンサイトは未調査です。
☆部分の台詞はほんとは音符。文字化け回避のための代替措置です。
「少年魔法士」は、強大な力を持つゆえに異端者であり続け自らの居場所を見失っていた少年が、同じく異端な力を持った少年との邂逅から変わっていく……そんな感じのコミックです。魔法とか神道とかの飛び交うアクションシーンいっぱいですが、「感情の痛み」の描写を前面に押し出しているために少々その辺の作品とは趣が違います。
かっこいいだけの魔法ものはもう飽きた、そうお思いの方は手を出されてみてもよいかと思います。
ちなみにこの方の作品で「幻獣文書」などもかなり期待できそうだと聞いていますが、まだ未読。ぜひ制覇したいと思ってます。
えーとそれじゃ本日の台詞。
簡単に言うと、保護者としての責任感を感じてはいるがどこかずれているハイマンに、ナギが半ば嘲笑混じりに諭している場面です。
子供を甘やかすのは本人のためによくないことですが、それはあくまで一般論で、もっとも傷つきやすいのもまた子供。
突き放すだけでは子供は壊れてしまいます。傷ついた時には癒してやることも必要なのです。 →bk1で購入
(01/6/11)
「人は自分の心にないものは 他人の心にも見出すことのできない生物じゃないかね?
『女』が選び良しとした『少年の見た女』には 生きていく事を望む強さしか映らなかった
それは
少年自身がそういう人間だからじゃないのか?
――…
今も あの子はおまえたちが思っているよりもずっと――…
一生懸命生きようとしているんじゃないのか――…?」
出典:少年魔法士/WINGS COMICS(新書館)/なるしまゆり/4巻71P
キャラ:ナギ
【作者直営サイト】地底探検
【絵師直営サイト】同上
ファンサイトは未調査です。
またしても脱線話、というかカミングアウト(笑)からスタート。
私、実は人工知性をテーマにした詩うコッペリアという別サイトを持っています。1年以上ほったらかしですが。
が、そのままというのもなんなのでCGI部分は削ってリニューアルしようかなあと思い、人様に意見を求める次第です。リニューアルに関する意見などあれば、まいじゃー掲示板の方に書き込んでください。あっちの掲示板はもはや恐ろしくて見るに見られません(爆)
こんなことする暇があったらまいじゃーをなんとかしろ? ごもっとも……(汗)
さて、「少年魔法士」は昨日に引き続きなので説明は省略してさっそく台詞解説に移ります。
少年は他人の眼から見ると、生をどうでもいいものと考えている――いつ死んでも構わないと思っている節があります。そして、少年が母親代わりに慕っていたローゼリットという女性は、少年の眼から見て常に『強い女・生にこだわる女』として映っていました。実際は彼女には生き疲れている一面があったにも関わらず、です。
その辺の事情を上手く表した台詞になっています。
つまり一番いいたかったのは最初の一文です。人は自分を基準にして他人を理解します。その枠をはみ出してしまったものは理解し様がない。
まあそんなことを考えさせられた台詞なのでした。 →bk1で購入
(01/6/12)
彼女が私に助力を求めてこない限り、私はなにもするつもりはありません。己の足で立つことのできる人間に手をさしのべてやるのは、かえって失礼というものでしょう
出典:女王陛下の薔薇/C☆NOVELS(中央公論新社)/三浦真奈美/3巻32P
キャラ:セシリア
「女王陛下の薔薇」は……えーと。帝国に初の女王が誕生したが、この国では女性は家庭でつつましく主の留守を守って暮らすことが当たり前で、政治に口出しなど思いもよらぬとされています。そんな女王セシリアの親友エスティは裕福な家の出身ではあるが、ごく平凡な女性。そのエスティを軸に物語は展開します。
古き慣習でひずんだ世界に立ち向かっていく女性を描いた作品、と書くとなんだか陳腐な感じになってしまいますが、むしろ大英帝国をモデルにした架空歴史ものと表現した方が適切かもしれません。
掲示板ですすめられたのが縁で読んだのですが、これはいいです。女性への差別描写など迫真に迫っているというか、とにかく物語に引き込まれます。また「読みやすい」というのも重要な要素です。
C☆NOVELSは女性読者を重視している傾向があって、実際ラインナップもそうですが、これは男性諸氏にぜひ読んでほしい。女性にはむろん手放しでおすすめ!……このサイトを女性が果たして閲覧しているのか?という疑問はありますが(^^;)
台詞は、「自立」とはいかなることなのか、を体現した台詞と言えるでしょう。親友のエスティが苦境に陥った旨の報告を受け、援助するべきではとの助言に、女王であるセシリアは首を縦に振りません。
この態度を冷たいととるでしょうか? でも、相手の自尊心を尊重し、さらに相手の力量を信頼できると言うことがすなわち「親友」であるなによりの証。
お互いにこう断言できる親友とはかくも大切なものである……と。うん、うまくまとまりました。
「やだ、エスティ。なんて顔してるのよ。
笑ってちょうだい」
「おかしくもないのに笑えないわ」
「そうね。でも、あなたにはいつも笑っていてほしいの。私のまわりで笑顔を見せてくれるひとなんて、今も昔もあなただけなんだもの」
出典:女王陛下の薔薇/C☆NOVELS/三浦真奈美/1巻16P
キャラ:セシリア&エスティ
【直営サイト】なし
参考までに、イギリスの歴史との関連を視野に入れて感想をかかれているサイト、Lacrima Stellaeを紹介。書庫のコーナーです。
なんか……昨日の台詞解説って誤字だらけ……相当意識がもうろうとしていたらしいです(^^;)
「女王陛下の薔薇」は、かつてのイギリス王朝をモデルとしています。
この国で、初めての女王が誕生することになります。その女王セシリアと、セシリアの親友であるエスティの2人を中心として物語は進んでいきます。
平たく言ってしまうと、封建的な男性絶対上位の社会の中で、苦しみながらも這い上がっていく女性の話、かな。政治にまるで興味のなかったエスティが勉強して、やがて周りを押しのけるほどのて論客に成長していく様子はなかなか見ものですし、その過程もテンポよく進むので読んでいて飽きません。果たして共感を得られるかどうかは別として、女性の方にもぜひ一読をすすめたい作品です。
さて、これはなにげなさそうでいて、実は深い台詞です。
セシリアがまだ即位してないただの王族であったとき、セシリアの味方と呼べるものはほとんどおらず、エスティは数少ないかけがえのない親友でした。
そんな状況におかれたセシリアとしては、エスティの笑顔は何者にも変え難い宝物だったのでしょう。それ以外に笑顔を見ることが出来ない、四面楚歌な様子がわかります。笑顔だけが唯一それを一瞬でも忘れさせてくれるものなのではないでしょうか……。(00/6/1)
「生意気なことを申し上げるようですけど――右に行くか左に行くか決めなければならないときには、すでに選択肢はないのだと私は思います。そこまで来た時点で、私たちはすでにあらゆる判断を重ねてきたのだと、そうはお思いになりませんか?」
出典:女王陛下の薔薇/C☆NOVELS(中央公論新社)/三浦真奈美/絵:相沢美良/4巻192P
キャラ:初音
【公式サイト】なし
私の知る範囲ではファンサイトもなかった気が……。書評は探せばけっこう落ちてます。
「女王陛下の薔薇」は、架空歴史ものです。
読む人が読めば一発でわかると思いますし、作者さんも4巻のあとがきで明かされているように大英帝国のエリザベス女王の時代がモデルになっています。
帝国に初の女王が誕生したが、この国では女性は家庭でつつましく主の留守を守って暮らすことが当たり前で、政治に口出しなど思いもよらぬとされています。そんな女王セシリアの親友エスティは裕福な家の出身ではあるが、ごく平凡な女性。そのエスティを軸に物語は展開します。
激動の中で、古き慣習でひずんだ世界に立ち向かっていく女性を描いた作品です。こちらに立ち寄っていただく数少ないであろう(笑)女性読者の方に特に勧めたい作品です、はい。
でわ、本日の台詞。
エスティがとある人物に対して決断を迫っているシーンです。この迫られている人物も、本当は何を選ぶべきかはわかっていて、それを察した上での台詞と言えますが……これはけっこう重要な台詞かもしれません。
私たちがいわゆる「決心」とやらをする時、本当は既に勝負はついているのだと言うことを考えておくべきなのかも。この台詞はけっこう気に入りました。(00/8/7)
出典:食卓にビールを (小説)/富士見ミステリー文庫/小林めぐみ/絵師:剣康之/デザイン:内藤裕之(カバー) 朝倉哲也/編集:?/37P
キャラ:私
【作者直営サイト】KOBAYASHI MEGUMI HOMEPAGE
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特記事項なし。
★2004年8月10日(火)
『へたれ』
寝すぎてネット巡回もパス。うーん、へたれてるなあ。
続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、開催中。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
食卓にビールを→bk1、→amazonは、16歳女子高生にして人妻にして物理オタクにして駆け出し作家という無闇に豪華な設定の主人公・『私』のセンス・オブ・ワンダーな日常を綴る連作短編形式のSFです。……一応は。
そもそも小林めぐみさんの作品はどこかしら切り口が違うものが多いのですが、これはもう極めつけに変です。絶対に万人に受け入れられることはないでしょうが、あえて言いましょう。
まいじゃー的にはかなりのおすすめ!! この主人公のゴーイングマイウェイっぷりが素敵!! いきなりシュレディンガーの猫ネタでかなりのページ引っ張ったりSF度はそこそこ高いはずなのですが、そんなことをちーとも感じさせないくらい変てこぶりの方が勝っています。そうですね、例えば「そして、楽園はあまりに永く」を読んで欝になった人も、これを読むときれいさっぱり吹き飛ぶかも(笑)。
あ、主人公のこの性格とイラストは見事に調和してると思いますええ。
それでは本日の台詞解説。
本日は主人公の変人ぶりをはっきりさせるためにだけに台詞をひっぱってきたので我ながらなんかもうちょっとどうにかならないのか、という台詞選択になってしまいました。お許しを……もともとテンポで読むタイプの話で、一個の台詞で感動するとかそういう作品じゃないので、ちょっと無理があったかも(汗
出典:食卓にビールを (小説)/富士見ミステリー文庫/小林めぐみ/絵師:剣康之/デザイン:内藤裕之:?/編集:?/200P
キャラ:主人公&モデルハウスの営業担当
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特記事項なし。
★2004年8月21日(土)
『SF大会行ってきまーす』
えーとはいっても私の場合(一応は)泊まりではなく通いという予定になってますが、チャットへの参加や日曜日のサイト更新はかなり微妙かも。
続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、締め切りました。ご投票ありがとうございました!
総評なんかは……少々お待ちを(苦笑 いろいろ立て込んでいて手が回りませーん!
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
食卓にビールを→bk1、→amazonは、16歳女子高生人妻物理オタクな駆け出し作家にして、さらに物事にまったく動じないというゴーイングマイウェイを絵に描いたような主人公が、SFっぽい日常に関わっていくという一風変わった連作短編です。小林めぐみさんによるなんかちょっと変わった時空炸裂。
すごく脱力系ですが、きっちりSFしてます。読み人を激しく選びますが個人的にはかなりおすすめ。発行部数少ないとのことでしたのでまいじゃー好きな方は速攻ゲットすべし!
それでは本日の台詞解説。
今日の台詞はこの素敵作品の雰囲気をつかんでもらうことが目的で選出しています。モデルハウスを見に行ってみたら例によって宇宙人のとっぴな行動に付き合う羽目になった主人公(でも例によって動じてない)の様子です。
出典:食卓にビールを (小説)/富士見ミステリー文庫/小林めぐみ/絵師:剣康之/デザイン:内藤裕之/編集:?/10P
キャラ:旦那&私
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【絵師直営サイト】TSURUGI WEB.
特記事項なし。
★2004年10月13日(水)
『あ、あっさり解けてるし』
昨日載せたパズルの答えはこちらをご覧下さい。これでどなたさまも安心してパズルに取り組んでいただけますね(笑) うーんツバメですか、ツバメはねえ(謎
カレとカノジョと召喚魔法→bk1、→amazon読了。序盤がいきなり気になる出だしで始まったかと思うと、ストーリー展開も二転三転して最後まで目を離せませんでした。割と直球と思いきや謎解き的な要素も加わって、むしろ悪魔のミカタを連想しました。ま、そんなわけでおすすめしておきますええ。
ただいま「このライトノベルがすごい!」で「このライトノベルがすごい!」新名称アンケート及び第二回開催に向けてスタッフ&サポーターも募集してます。よろしくお願いします。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
食卓にビールを→bk1、→amazonは、主人公(16歳人妻女子高生という無闇に豪華な?設定です)の体験するちょっとSF入ったとてつもなく脱力系なお話。SFネタそのものは割りと濃い部分も出てこないでもないんですが、それ以上に脱力系の要素が強いです。
誰にでも合うとは間違っても言えませんが、一読の価値はあるかと。帯とかも笑えますし。
それでは本日の台詞解説。
……ま、全編にわたってこんな感じです。ひたすら力抜けます。
「他人の出汁には漬かれない」
出典:ショショリカ (コミック)/ガンガンウイングコミックス/上杉匠/1巻71P
キャラ:クロロフィル・リライト
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
公認ファンサイトとしてTaste of Umberあり。
★2003年6月18日(水)
『感謝は下で』
なんか内輪っぽいけど気にしない方向で。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ワードサモナー葉子(風鈴色喫茶内)
掲示板上で掲載されていた私をモデルにしたSSなんですよ☆ 黄金の2冊広辞苑を手に悪を斬る私の活躍をご覧くださいね☆
注) ↑嘘です。でも燃えます。ラストなんて特に燃え。そしてスレ(140〜)では「まいラヴッ♪」という前作以上に暴走した話がはじまってます。お見逃しなく(笑)
■「諸君、私はマリア様がみてるが好きだ」がコラージュ漫画になって、6/29のコミコミ(スペースはD−19b)に登場の予定
楽描の林つぐみさんによってあの戯言がコラージュ漫画としてお目見えすることになりました☆ どんな風に料理されるか楽しみですね☆
■著作権法の改正について −(バーチャルネット法律娘 真紀奈17歳)(ネタ元ロスト)
※昨日リンクミスしてました。すいませんでした。
▼本日の作品&台詞解説▼
ショショリカ→bk1、→amazonは、食をネタにした学園ファンタジーというかラブコメなのですが……冒頭になかなか意表をついた展開が待ち構えてます。あえてネタバレはしませんのでできるだけ余計な情報を入れずに読むのがよいでしょう。あーちなみに美味しんぼ的な食通漫画とは違いますので念のため。
で、この台詞ですがまあ例えば共同風呂を想像してください。あれってみんなで入りますよね? 要はあれが嫌だと。すべたはこの表現の仕方に惚れました(笑)
出典:ショショリカ (コミック)/ガンガンウイングコミックス/上杉匠/3巻26P
キャラ:キサン=トーファ&フラノイド=ジオ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2004年5月15日(土)
『東京に出よう!』
日帰りってのがなんですが今日は東京行ってきます。
このライトノベルがすごい!、久美沙織さんコラム第12回「『第12回「残酷なフォワードのテーゼ」」を掲載。久美さんのSFへの傾倒に至る過程、かな?
うたたねこさんに反応。ラノすごどれだけ読んだかにゃ?ではマリみてとかがちゃんと強者ぶりを発揮してますが……勘違いですか? はっきり傾向の差が出てますよー? 学校を出よう!2巻→bk1、→amazonに手を出してもらえたのは幸いです。いい機会だから再度言ってみようかな。
学校を出よう!は1巻でやめてしまわず、2巻までで読んでから好みかどうか判断してください。2巻で大幅にSF分がアップしてまして、私も2巻がきっかけでハルヒよりもこっちのシリーズの方を推すようになりました。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■東方永夜抄体験版ver0.02 公開
東方シリーズファンの方に朗報です☆ ついに新作の体験版がダウンロード可能になりましたよ☆ 弾幕避けSTGの傑作です☆
▼本日の作品&台詞解説▼
ショショリカ→bk1、→amazonは、えーと。ファンタジー世界で繰り広げられるミスター味っこ? ただ料理人がどうこうという話になってはいますが、ファンタジー世界なうえに展開もあんまり料理関係ないじゃん!というものが多いのであくまでああいった仰々しいノリが似ているかな、という程度ですが。
時々突如見開きページで突入するミュージカルシーンとか、好き放題やってる感がありましておバカなコメディとしてはなかなかの出来かと。ついでに化学構造からショショリカを見るなんておもしろい考察をしてるファンサイトがあったのでリンクしておきます。
それでは本日の台詞解説。
ま、説明するまでもないですね。
出典:GOSICK (小説)/富士見ミステリー文庫/桜庭一樹/絵師:武田日向/デザイン:桜井幸子/編集:?/?
キャラ:ヴィクトリカ・ド・ブロワ
【作者直営サイト】Scheherzade
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2004年11月1日(月)
『掃除したり第二回準備したりその他いろいろ』
こたつ出しました〜。日本人の編み出した至福のアイテム。あとはみかんがあればもう完璧。
ちなみにぼちぼち第二回は動いてます。タイトルもほぼ決まりました。仕様も詰めないとね……今回は独自ドメインとるかも。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■LIGHT-NOVEL JOKEJOKES(2ch)
ライトノベルの作家や作品を知っていればいるほど楽しめるジョークの数々です☆
「特に102-124の展開には笑いました。あーおかしい」
■ライトノベルのキャラクター相関図が欲しい
「同感です。たくさんのシリーズを読めば読むだけ1つのシリーズの細かい部分の記憶がいいかげんになるんですよね……」
>それこそ「このライトノベルがすごい!」の企画のひとつとしてやっちゃうとか?
「なるほど……ちと真剣に考慮してみますか。制作自体は各作品のファンサイトの方にお願いしてもいいし」
■解読「よくわかる現代魔法」
かなりつっこんだ分析を試みられていますね☆
■マリア様がみてる 舞台探訪(Mystery Laboratoryより)
アニメ版の方ですけれど、探訪している場所の数がものすごいですよ☆
▼本日の作品&台詞解説▼
GOSICK→bk1、→amazonは、助手役の少年が主人公で、安楽椅子探偵役のわけあり少女がヒロインという構造の探偵もの……というよりはボーイミーツガール。ツンデレ。
それでは本日の台詞解説。
いろいろわがままが多いヴィクトリカが暇をもてあますためにおもしろそうな謎を要求しています。なんとなくこのGOSICKには欠かせない台詞っぽいなあ、と思って引っ張ってみました。
「なんでそんなことを……?」
「やってみたかっただけだ」
出典:強奪!エプロン刑事(ショットガン刑事) (小説)/富士見ミステリー文庫/秋口ぎぐる/絵師:たけひと/217P
キャラ:大男&宇野部虎雄
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】PALMY LIFE
さすがに関連サイトはない様子。
★2002年5月21日(火)
『地球ぐるぐる』
朝っぱらから目まいがします。どーしたもんかなこれ……。
▼本日の木乃葉子トピック▼
(地球が回って一回休み)
▼「マリア様がみてる」強化月間コラム
ああっ白薔薇さまっ その21▼
ごきげんよう。
地球が回っているので手短に。
この間から、SSを求めてうろつきまわってますが、もっぱらその対象は「2作品まぜこぜパロディ」。どこかで誰かがやているだろうと思ってうろうろしていたら、とりあえずkanon+マリみて小説を発見しました。
(内容は検証してないので、その辺に関する質問は答えかねますが……)
2作とも知ってる方は、一度のぞいて見ては。遠き街からの誘い→市街入り口 →天空の書棚 →天使様がみてる、とたどってください。
もしまぜこぜパロディに関する情報をお持ちの方は、掲示板までご一報くださるとありがたいです。ミックス内容はどんなものでもOKですので、ご協力おねがいします。
●マリみてお気に入りキャラ人気投票開催中。
●月間コラム1〜15まで+α(16以降はまとめてないので、名台詞から拾ってください)
●まだ未購入の方へ→bk1、→amazon
▼本日の作品&台詞解説▼
強奪!エプロン刑事。→bk1、→amazonは、ショットガン刑事のシリーズ続編に当たります。
北摂高校刑事部殺人課・宇野部虎雄、通称<ショットガン刑事>。モデルガンを改造したこのショットガンを撃ちまくるややトリガーハッピーな刑事が主役のお話です。
上のあらすじで既に予想はつくかと思いますが、筋はめちゃくちゃです。加えて<まるだし刑事>だの<エプロン刑事>だの……(詳細はご想像におまかせします(^^; )。
細かい点を気にせず、かつこの独特なノリについてこれそうな人に。もっとも、一冊読んでみないことには作風が合うかどうかは判別がつかないと思いますが……。
上の台詞はだいたいは犯罪を起こしたやつのものと相場は決まっています。ところがこの話においては、なぜか刑事の台詞。
こんな理由で、散々な方法で逮捕される犯人はお気の毒様です。
「馬鹿野郎! 俺は賭けにも女にも興味はねえ」
「なんせ、俺の人生そのものがギャンブルだからな」
出典:強奪! エプロン刑事。(ショットガン刑事)/富士見ミステリー文庫/秋口ぎぐる/絵師:たけひと/119P
キャラ:宇野部虎雄
【作者直営サイト】秋口ぎぐるDXページ。
【絵師直営サイト】原田屋
特記事項はなし。
★2002年9月1日(日)
『DEAR〜本を読まない日曜日〜』
えーラグナロクに興味のない方にはご迷惑かと思いますが、自分のキャラはかわいくてしょうがないので……すいませんもうしません(汗
ひょっとすると葉子20歳を活用してRO日記をつけるかも・・・未定ですが。
本の話題が最近少ないとお叱りを受けそうなので・・・
富士見ミステリー文庫のショットガン刑事→bk1、→amazonがいい感じですねー。新刊は「刑事暗殺。」です。
ひたすらバカです。登場人物たちはしごく真面目なんですが、設定や立ち回りがひたすらバカ。バカ小説の極みっ!!
ツッコミどころは山ほどありますが、それこそが魅力の元です。高校の生徒会刑事部とか、主人公はモデルガンを改造したショットガンを撃ちまくる刑事。他に出てくる刑事も、エプロン刑事(付けているのはエプロンだけ。ただし他人に背後を見せたことがない)とか、まるだし刑事(各自ご想像ください)、あぶなげない刑事(捜査に危なげがない)とか。
立ち回りも無茶苦茶です。学内マフィアも出ます。もうなんでもあり。
しかし物語が破綻してるかというとそういうわけではなく、おおいに錯綜しまくったストーリーが楽しめます。痒いところに手が届いたまいじゃー小説です。
例によって癖が超強いので、これをおもしろいと思える保証は全くありません。それでも大いにおすすめ!!
▼本日の木乃葉子トピック▼
■葉子のラグナロク戦役
十夜さんのキャラ、アルターグさん(8/31更新分)と共に戦いました☆ アルターグさんはお星様になってしまいましたけれど☆
まだまだ弱いですけれど、これからひたすら殴りに特化しますね☆
「いつもと同じってことじゃん、要するに」
死んだ後もしゃべることができるのがいいです☆ 辞世の句や負け惜しみを言ったりすることができますよ☆
「『今日はわざと負けてやったのだ。次はないと思え!』 とか?」
今日は遊びだったのです☆ 次が本番ですよ☆
▼本日の作品&台詞解説▼
ショットガン刑事は、上で散々説明したのでこちらでは説明しません。とにかくまいじゃー的にはおすすめします。
特に2作目の「強奪! エプロン刑事。」は錯綜しまくったストーリーがすばらしいです〜。
さてさて台詞ですが・・・
ショットガン刑事はハードボイルドを気取っているので、言うことがアレです。以上。
「馬鹿じゃないの!?ていうか馬鹿よ。大馬鹿。<ショットガン刑事>、前からわかってたことだけど、あんたは本物の馬鹿だわ。体の細胞ひとつひとつが馬鹿でできてるんだわ。血管の中には血液の代わりに馬鹿が流れているんだわ。馬鹿が心臓のポンプで押しだされて、身体じゅうをめぐっているんだわ!」
出典:刑事暗殺。(ショットガン刑事) (小説)/富士見ミステリー文庫/秋口ぎぐる/絵師:たけひと/?
キャラ:?(エプロン刑事?)
【作者直営サイト】秋口ぎぐるDXページ。
【絵師直営サイト】原田屋
特記事項はなし。
★2003年1月21日(火)
『ネタ日照り』
とうとう困ったあげく掲示板に書き込みされた名台詞をそのまま使ってしまいました。ごめんなさいごめんなさい。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■てんてきあくまちゃん(読百合新聞より)
ええと、2ちゃんねるが苦手な方はてんてきあくまちゃん保管庫をご利用くださいね☆
どうしようもないスレから突如としてはじまった泣き系のお話なのですが、こういうものが地下でなにげに進行していたりするから侮れません☆ そしてこれを契機に他のライトノベルにも手を出してみるとよいですよ☆
「しっかり普及活動してるし……」
▼本日の作品&台詞解説▼
ショットガン刑事→bk1、→amazonは、学園刑事に所属し、改造ショットガン(BB弾仕様だけど人の吹っ飛ぶ威力がある)を撃ちまくる刑事が、いろんな事件に関わって解決していく刑事もの?です。
シリアスではないのですが、かといってギャグともいえません。真面目な顔してバカをやり、しかも当人たちにその自覚なしという感じの物語ですね。他にも登場する丸出し刑事やエプロン刑事などの個性が光るいぶし銀な一作。やたらめったら錯綜しまくる展開が楽しいです。
たぶん読み人を選びますが、ミステリー文庫のなかでひそかなおすすめのひとつです。
本日の台詞解説……しようにも細かいシーンを忘れてしまっているためお手上げなんですが、とりあえず馬鹿は死ななきゃ直らないと。
「健…もし私が動かなくなったら そのへんに捨てていって… すぐ刺客もここ…見つける… もう健…が危ない目遭うの…は」
「駄目! できる限り生きる道を探すんだ 引きずってでも逃げて逃げて逃げまくる
だから姉ちゃん その終わる一瞬まで笑ってて」
出典:シリウスの痕/角川コミックス・エース/高田慎一郎//1巻50P
キャラ:橘小夜子&橘健(たける)
【公式サイト】休日のベイルアウト
ファンサイトを探索してみました。飛稜院などは行ってみてもよいかも。
「シリウスの痕」は、いわゆる機械人形なコミックです。(本当は……某姉妹サイトのネタのような気も……うう罪悪感が(^^;))
自我をなくし、脳以外は全身が機械の身体と化した人間同士が闘う「闘犬」(ドック・ファイト)と呼ばれる賭け試合の世界。そこで未曾有の30連勝をなしとげたシリウスの称号を持つ小夜子は、最後の戦いで自我を取り戻し逃亡します。メンテナンスなしでは生きられない身体。その残された7日間を人間として生きるために……。
今さら言わなくてもばれてますが(笑)、私はこういうネタには弱くて評価が甘くなります。が、それをさっぴいても単純に追っ手から逃げるだけの話にはなってないので、この手の話が好きな人ならおすすめです。
あと「神さまのつくりかた。」と同じ作者さんだけに、あの作品を好きな人も買いかな?
さて、本日の台詞ですがメインは後半ですね。
小夜子の逃走を手助けしている唯一の肉親・弟の健が、弱気になる姉を励ますところです。
最後まで笑ってて……ああ、なんだかくらくらっとくるものがあります。(00/7/30)
「脇野はおれたちのことを、数字にたとえたらゼロだと言った。でも、ゼロは二つ並べれば無限大の記号になるよな」
0と0。――∞。
「あたしの0と、あんたの0か」
出典:4月は霧の00(ラブラブ)密室/講談社ノベルス/霧舎巧/絵師:西村博之/173P
キャラ:小日向棚彦&羽月琴葉
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】WESTVILL GRAPHICS
特記事項はなし。
★2002年9月7日(土)
『積読撃破中』
電撃はあるわスニーカーはあるわ今月はビーズ文庫も買っちゃったし霧舎学園も2巻に突入。積読とのいたちごっこが加速中です。
追記:
今日のチャットですが、管理人は一泊旅行のため参加できません。ご了承ください。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■野尻抱介さん、ギャラクシーエンジェル短編小説を執筆(掲示板の書き込み)(カトゆー家断絶より)
野尻さんの掲示板の書き込みによると、某ムックへの小説とのこと。
>調子に乗って「降着円盤」「双極分子流」「超新星爆発」「チャンドラセカール限界」「ゲーマーズ・ガーディアンフェアリー」など盛り込んだ
このコメントからも期待できそうな気がしますね☆
「先生! 自分はそもそもギャラクシーエンジェル知りません(汗 」
そんな方はこちらを参照してくださいね☆
「あの……なんか人によって評価がめちゃくちゃ違うような」
まさにまいじゃーの証ではありませんか☆
■午後の国 GREACE webで連載中(top→comic→午後の国)(俺ニュースより)
ええと、私はそもそもの元である富士宏さんの「午後の国物語」は読んでいないのですが、その続編がwebで連載中です☆
「なんか……いいなあこれ。午後の国物語REMIX版も注文してみようかな」
■googleキャッシュに異変あり
だいたい1ヶ月に一回の頻度でキャッシュの更新を行っている検索エンジンgoogleですが、最近になって一部のサイトに対する巡回頻度があがっているようです☆
現在のgoogle基準は8/7時点でのキャッシュなのですが、一部サイトのトップページデータだけは9/4時点でのキャッシュになっています。数日おき(4日おき?)には更新されていますね☆
「ランクが一定以上のサイトへの巡回頻度をあげた、のかな?」
とりあえず豆知識と言うことで☆
▼本日の作品&台詞解説▼
4月は霧の00(ラブラブ)密室→bk1、→amazonは、学園ミステリです。推理自体は極めて正統派なのですが、ラブコメミステリと銘打っているようにラブコメ部分にもスポットを当てたつくりになっていますね。
なおこの作品がミステリとしてはどうなのか?とは聞かないように。なにしろ未だに新本格ミステリとはなんなのか全くわかってませんから(^^; つまりは私のミステリの知識なんてその程度です。
逆にライトノベルとしてはどうなのか?
うーん、可もなく不可もなくですね。やっぱりこの作品はあくまでミステリです。そのおまけにラブコメがくっついていると思ったほうがよいです。2巻を読むとどう評価が変わるかわかったものじゃありませんが……<結局買っている
ともかく台詞には惹かれる部分がいくつかありました。
そのひとつをご紹介しますが……最近脱力系の台詞が多かったから、この手の台詞はこっ恥ずかしいものがありますねえ(笑)
「何度でも言うぞ。おまえたちはまだ高校生なんだ。何の力もない子供なんだ。数字で言えばゼロなんだ。世の中のことなんか、なんにもわかってない。そんなおまえたちに何が出来る?」
「なんでも出来るよ
なんにも知らないから、なんでも出来るんだよ。そんな先生みたいに、やる前からあれは出来ない、これは出来ないなんて考えないからさ、あたしたちは」
出典:4月は霧の00(ラブラブ)密室/講談社ノベルス/霧舎巧/絵師:西村博之/128P
キャラ:脇野&羽月琴葉
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】WESTVILL GRAPHICS
特記事項はなし。
★2002年9月9日(月)
『一回休み〜』
遊びすぎでへたばって日曜日の更新サボりました(^^;
未だに眠いので頭の回転は半ば停止中です。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■情報の文字化(Books by 麻弥より)
「真世の王」作者の妹尾ゆふ子さん、お見事☆
「なるほどなあ、すべてが文章に置き換わるわけかあ……」
土踏まず日記でおっしゃっていたのですが、ものの読み方には文章想起型とイメージ想起型があるのではないかと。妹尾さんの場合はきっと文章想起型なのでしょうね☆
みなさんはどちらなのかこの機会に考えてみてはどうでしょうか☆
追記:
ということは小説家には文章想起型が多く、漫画家にはイメージ想起型が多いということでしょうか。ちょっと興味がありますね☆
▼本日の作品&台詞解説▼
4月は霧の00(ラブラブ)密室→bk1、→amazonは、学園ミステリです。先日解説はしたので本日はパスです。とにかく眠くて考えが全然まとまりません(^^;
さて、本日の台詞はなかなかのお気に入り。
これが若さのなせる技なのです。そしてこの台詞自体が先日紹介した台詞ともつながってくるわけですね。
「いい、棚彦くんのような男の子はね、どんなにたくさん恋のライバルが現れても、決してそれで好きな女の子のことをあきらめたりはしないの。でもね、その女の子が少しでも別の男の子に魅かれたような素振りを見せちゃうと……たとえそれがポーズでも……もう彼は自分から身を引いてしまうのよ」
「そんなのただの意気地なしだよ、男のくせに」
「そうね。だけど、男の子って、みんな最初は意気地がなくて、弱虫で、頼りないものなんだよ。それを、頑張り屋さんの、強くて、頼もしい男の子に変身させてあげるのが、女の子の醍醐味じゃない」
出典:五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し(小説)/講談社ノベルス/霧舎巧/絵師:西村博之/81P
キャラ:羽月倫子&羽月琴葉
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時間切れ(^^;
★2002年9月25日(水)
『ほしのこえ本日発売』
ほしのこえDVDBOOKは本日発売! 購入予定の方はチェックをお忘れなく。
ところで……誰か先日紹介した本格ミステリファン度調査(昨日はリンクミスすみませんでした)に対抗してライトノベルファン度調査を作りませんかね? CGIがめんどいので……候補作の選定だけならお手伝いできるんですけど。これなら自信を持って答えられます(笑)
あとは自分のメモ代わりに、掲示板でもちょっと話題になっていたEVER17のWEB上体験版へリンク。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■マリみてアンテナ(読百合新聞より)
マリア様がみてる関連のweb巡回はこれで完璧ですね☆
「あの、なにやらうちも捕捉されてますが……」
光栄ではありませんか☆
「うう、もう一回月間コラムをやれとでも?」
■Prismaticallization(プリズマティカリゼーション)、12/12、PS版がSuperLite1500シリーズで再販決定
2ちゃんねるからの情報ですが、こことここを見る限りは信頼できるソースではないかと思います☆
おそらく最初で最後の「哲学するギャルゲー」です。みなさん期待してくださいね☆
■ファルコムが「ダイナソア リザレクション」を発表!
あのファルコムから出た異色作の3DダンジョンRPGがとうとうWIN版でも出ますよ☆
「出たら絶対裏ダイナソアやる。やるったらやる!」
▼本日の作品&台詞解説▼
私立霧舎学園ミステリ白書→bk1、→amazonは、コンセプトが学園ラブコメミステリとのことですが……。
結論を言いましょう。
ライトノベルっぷりを期待して手を出す類のものではないかも。クビキリサイクルあたりと比較すると怪しげなハッタリなどがないので(笑)、そういうものを期待している人と物足りないかもしれません。ただしミステリへの突破口としては、かなり有効だと思われます。普段ミステリを読まない管理人の言うことなのであてにはなりませんが……(^^; なんだかんだ言って気にいってはいるのです。
2巻の付録?に霧舎学園の学生証!!がついているのがわかったときには「これは本気だ」と思いました(笑) 大々的にラブコメミステリを強調していく方針のようです。
さて、本日の台詞解説です。
まあ要は恋する乙女の悩み事ですね。母から娘への恋愛指南です。この辺を読むと、たしかにラブコメシフトがあるのが伺えると思います。
「おれは探偵なんかするつもりは……」
「だめだよ。そんな言い訳はもう通用しないんだからね。先月でおしまい
あんたにそういう才能があるっていうことはもうわかっちゃってるんだよ。それを隠したって、誰も喜ばないし、誰も得しない。逆に、かっこ悪いくらいだよ」
「…………」
「あたし、はがゆいんだよ。足の速い人が、ぼくは走れません、なんて言って、トラックの外で座ってる姿なんか見たくないんだ」
出典:五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し(小説)/講談社ノベルス/霧舎巧/絵師:西村博之/131P
キャラ:小日向棚彦&羽月琴葉
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★2002年9月26日(木)
『たまにはもにょってみる』
出版差し止め確定 「石に泳ぐ魚」 柳美里さん敗訴についてちともにょってみる。
昔ならいざ知らず個人のプライバシー侵害に敏感な今の世の中で、旧来の私小説という手法が通用すると考えるほうがむしろおかしいのでは?
当人に了解も得ないで、第3者からでも誰をモデルにしたか丸わかりのものを書いたらどうなるかぐらい考えてしかるべき。まして出身大学や経歴まで似せてあるとなるとねえ……。
まあ……どっちかと言うと今回の事例は特殊っぽいですけど。交友があったのに当人に了解をとってない時点でなにかひっかかります。
……ほんとにもにょっただけで終わってしまった(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ライトノベル名作百選(空想風景より)
先日話題にした本格ミステリファン度調査のライトノベル版のようなもの。お気楽読書倶楽部 日々是好日!が主宰している前世紀から続くCGI形式のものです☆ 現在179作品あります☆
「うーん……。投票者が対象を増やす形式のせいかな。タイトルがかなり偏ってると思います」
他力本願はダメなのです☆
「……あーもうわかりました。とりあえずCGIの問題はおいといて、タイトルだけ選定してみますか……。たたき台を作ってからサイト上で追加・訂正・削除してもらえばいいものができるだろうし」
明日までにお願いします☆
「え!? 冗談……」
明日までです☆
「いくらなんでも無」
広辞苑に死角はないんですよ☆
「ううっ……努力します(泣 」
▼本日の作品&台詞解説▼
私立霧舎学園ミステリ白書→bk1、→amazonは、学園ラブコメミステリ。昨日に引き続きの紹介です。
昨日ライトノベルっぷりを期待して手を出す類のものではないかも、と言いましたがちょっと訂正。
ラブコメとしてはそこそこのレベルはあると思います。ま、台詞などはなかなか見るべきものもありますしねー。買うかどうか検討中の場合の参考になるといいんですが。
さて、上のやりとりは「探偵ごっこ」に才能はあってもどうやら自分自身それを疎ましく思っている節のある棚彦にはっぱをかけているヒロインの図。いいぞ、もっと言ってやれ(笑)
「おいっこらイムズッ」
「んだよ文句あんのか
赤いからって威張んじゃねぇぞコア!!」
出典:市立戦隊ダイテンジン/Daito Comics(大都社)/六道神士/8P
キャラ:ダイテンコア&ダイテンイムズ
【作者公式サイト】六道館
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CGとか置いてあってまあ基本的なつくりです。
業務連絡。
HRSさん、野生雁さん、絵師の朧月さんよりTOP絵のリクエストについて要望がありました。CGは1日にして成らず。早いところテーマを決定して報告してくださいねー。
「ダイナソア」がとりあえず一人でも知ってる人がいると解ってうれしいです。無事発売されたら、きっとまた強制的に話題にしますのでその節はよろしく(笑)
月姫ネタばれ名台詞2日目。をお届け。
何度も言いますが、プレイ中の人は見ちゃダメですよ? つまんなくなってもいいなら止めませんが……。
さて、「市立戦隊ダイテンジン」は、ですね。
えーと。
知らなくてもぜんっぜん問題はないのですが(^^;
ま、一応説明しましょう。
エクセルサーガを連載中の、六道神士さんの初期作品集になります。戦隊モノに思いっきり毒をまぜてパロディ化した市立戦隊ダイテンジンが中心ですが、ただの作品集ではありません。掲載誌の都合でエロマンガです(笑) そういう畑出身の漫画家さんは珍しくないですから、まあそんなものでしょう。笑えることに回を追うごとにエロがどんどん減っていき、最終回なんて一コマぐらいでエッチなシーンが終わり。
明らかにエクセルサーガの元になっているキャラとストーリーが多数あるので、18歳以上のファンならば手を出すのもいいかも。
存在意義としては、毒のありすぎる戦隊ものパロディってことです、ええ。逆らう一般市民には容赦なく実力行使するあたりが素敵です。
で、台詞解説。
いわゆる戦隊モノのお約束として、赤い奴がリーダーであるという不文律があります。他にもこの種の不文律は数多く、「イエローはカレーが好き」とか「必ず紅一点、それ以上でも以下でもなく」とか言い出せばきりがないのですが、とにかく赤はリーダーなのです。
ゆえにこういう台詞が出てくるわけですね。色だけで差別されてたまるかってな具合で(笑) →bk1
(01/9/4)
「駄洒落じゃないですよ。言霊です」
出典:蓬莱洞の研究 (小説)/講談社ノベルス/田中啓文/絵師:瀬田清/262P
キャラ:保志野春信【作者直営サイト】なし
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特記事項なし。
★2003年12月16日(火)
『特に報告することもなし…あ、あった』
やはり大枚はたいて買ったものは他人に誇示したくなるもの(笑)
そういうわけでナナオの19インチ液晶ディスプレイL767−R買いました。やーこりゃ見やすいです。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■bk1の2003年ランキング→文庫/SF(FANTASY Bookmarkより)
世間ではバカの壁がランキングを制したことで話題になっていますが、当然ながら当サイトにとっては文庫のランキングのほうが興味深いのです☆
「オンライン書店のランキングは偏りがあるだろうからあまり鵜呑みにしすぎない方がいいとは思うけど参考程度にはなるかな。マリみて最新刊が食い込んでいるのはここ1年で一気に伸びた証とみた」
しずるさんも上位に入ってますね☆
「レディガンナーこんなに売れてるのか……」
▼本日の作品&台詞解説▼
蓬莱洞の研究→bk1、→amazonは、とあるサイトの表現を借りるなら、食べて、駄洒落て、アクションする小説です。
え意味不明? しかし読んでいただければわかるのですが実際そうとしかいいようがないのです(^^; 日本の伝奇ものであり、またミステリでもあるのですがなにせ駄洒落が……。
この駄洒落をニヤリとできるか、あるいは壁に向かって本を投げつけたくなるかで作品の評価は全然違ってくるものと思われます(笑) 私はこのオチに完敗しました。うわーそこまでやるか、ってなもんですええ。
それでは本日の台詞解説。
この作品をわかりやすく一言であらわして見せたよい台詞だと思います。さっぱり意味のわからない人向けに説明すると、例えば頭のいいカバがいたとして、そのカバが逆立ちしたばっかりに『馬鹿』になってしまう、そういうもんだと思ってください。言葉は力なり。
毎回果たし状、楽しく読ませてもらっています。今月号は特にケッサクで思わず私めもペンをにぎってしまいました。これからもガンバって熱い文章書いてください。
出典:私立樋渡高校COMICS/角川コミックスエースエクストラ/広瀬けいた/1巻34P
キャラ:安八志郎
【作家直営サイト】MetalBluez
【絵師直営サイト】同上
直営サイト、ギャラリーの絵がコミックとは180度違って美麗系だったのでびっくり。さすが本職……うーん。
ここんところ真面目な台詞ばかり続いたので、これはいかんと思い必死で(笑)オチる台詞を準備しましたです、ええ。
「私立樋渡高校COMICS」は、学園ギャグ漫画です。まあよくある漫研がらみのドタバタギャグ。
この作品の場合、最大の特徴は「ビームサーベル」につきるのではないかと思います。
「……ビームサーベル?」
ええそうですビームサーベル。全編通してあれが一番強烈でしょう、やっぱり。あれだけのためにこの作品読んでもいいくらいです。あれも漢のロマンですよねえ……なんか違う気もするけど。
さて、今日の台詞はオチなので深く追求してもしょうがないんですが、一応舞台解説しておきます。
安八くんはなにしろでたらめに強いのですが、そのため近隣の不良連中からは常に狙われています。よって果たし状を受け取ることも多いのですが、そこは歪みまくった安八の性格のこと。茶目っ気を出して、返信したりするのでした。
このネタ見て思ったこと。
「ラブレターに赤ペン添削して返す」とかネタとしてやったらおもしろいかもしれませんねえ、ほんとにやったら血を見るだろうけど。(01/2/12)
「宣誓!
我々は!
スポーツマ……………
…戦うことを誓います!」
「よけーな事は誓わないつもりか…」
出典:私立樋渡高校COMICS/角川コミックス・エース・エクストラ/広瀬けいた/2巻55P
キャラ:安八志郎&犬飼竜美
【作者直営サイト】Metal Bluez
【絵師直営サイト】なし
こリンクはしたものの、広瀬さんのサイトは一時閉鎖となっていて、今は掲示板しかありません。
「私立樋渡高校COMICS」は、学園の漫研を舞台にして主に非常識のカタマリである部長安八志郎とその周辺が巻き起こすドタバタを描いたものです。
漫研ネタは正直な話、かなりあちこちで見られるものだと思います。ただこの作品の場合、主人公がいきなりビームサーベルを物語の序盤から振り回すあたりが特徴といえば特徴的。アイテム製作が趣味というのはかなり危険ではあります。ガンダムネタが好きならば見といてOKてな感じでしょうか。
さて、本日の台詞については多少編集されていて頭の中で思ったことを会話とみなして記述しています。
場面は高校の体育祭。選手宣誓の時の主人公の言動と、それに対するツッコミです。
人間、このくらい「嘘は言ってない」という誠実な姿勢が望ましいと思います……なにやら違う気もしますが。 →bk1で購入
(01/7/16)
「ハハハ! 世界はたしかにもどるだろうさ!
でも、お姉ちゃんはどうなるんだい?
活性が中途半端な体は、なおらないかもヨ!
ロクに覚えてもいない世界で、
ダレも気づいてくれない。
ダレも感謝してくれないんだヨ。
それでもいいのかい?」
「そんなケチな事言わないの!
人知れずあらわれ、事件を解決去っていく。
これが正義の使者ってモンじゃない?」
「ははは…カッコいいネ
お姉ちゃん…。」
出典:シルエットミラージュ/トレジャー/トレジャー/世界を元に戻す場合、クロッド戦直後
キャラ:クロッド&シャイナ
【メーカー公式サイト】トレジャー
【絵師直営サイト】なし
アクセスできなかったので、中身の検証はしてません。
名台詞投稿第5弾は、十八さんからのご紹介。今回はゲームからの出典ですねー。
「シルエットミラージュ」は、サターンで発売され、PSに移植されたアクションシューティングの傑作です。
元々、硬派なゲームメーカーとしてで有名なトレジャーの作品だけあって良く作り込まれており、多少取っ付きにくい事を除けば万人にお勧めできる作品でしょう。
「別れの日」と呼ばれる人間の潜在能力を開発する実験の暴走で、人類全てがシルエット、或いはミラージュの属性を持つミュータントになってしまった世界。実験に参加していた科学者の生き残りは、世界を元に戻す為に二つの属性を合わせ持つミュータント、シャイナ・ネラ・シャイナを作り上げ、実験場であったエドの地に送ります。しかし、かつて人間であった頃の記憶を失っている人々は、シルエット属性の支配者メギド、ミラージュ属性の支配者ハールの指令に従って、主人公の旅を妨害するのです。
この台詞は、世界を元に戻すルートのラスボス、クロッドと主人公であるシャイナの間で交わされた台詞です。
シャイナは、両属性の能力を共存させる為、わざわざ能力の活性を中途半端に止めておくという手法で作られました。シャイナに負けたクロッドは、負け惜しみのようにこの言葉を口にするのですが……。
子供っぽくて、状況に酔っているかの様な言動が見受けられるシャイナですが、ここまで来ると呆れるのを通り越してかっこいいと思いませんか? 何事も中途半端はよくありません。(01/3/11)
「今の私は3号機のTAGでジーン少尉のパートナーなんです。テニスをやっていた学生の私ではなく。今日、その確認のためにここにきたんです」
「今は僕もライムのパートナーだよ」
「昨日から私のことを呼び捨てにしてくれてたって気が付いてました?」
「あ、ああ、そうだね。直すよ」
「いえ、呼び捨てで構いません」
出典:シルフィ・ナイト (小説)/電撃文庫/神野淳一/絵師:成瀬裕司/76P
キャラ:ライム・ローズアイゼン&ジーン・マクガイバー
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★2003年4月12日(土)
『戯言、か?』
ラグナロクオンラインは元より4月1日の準備に追われて遠ざかっていたわけですが、公式サイトで支援ツール禁止まで打ち出していたんですね……。場当たり的な仕様変更、物価を暴落させる思いつきイベント、待てど暮らせど導入されないパッチなどなど正直これ以上付き合い続けることに疲れてきたかな……いろいろ思案中です。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■PC版「Ever17 Premium Edition」予約開始
このサイトでも何度も話題にした2002年最高のAVGとの声も上がるEVER17、通販予約が開始されました☆
忘れないうちに予約しておきましょうね☆
■Web Site Design Vol.7にCSSを使ったレイアウト特集(神聖マルチ王国より)
こちらの「CSSでデザインしてみよう」サンプルソースだけでもかなり役に立ちそうですね☆
「いいかげんCSSを導入すべきかとは思うんですが……この機会にとりあえず勉強しておこうかな。ちなみにこのサイトでも、行間だけはCSS使って広げてあります」
▼本日の作品&台詞解説▼
シルフィ・ナイト→bk1、→amazonは、第9回電撃ゲーム小説大賞で選考委員奨励賞を受賞した作品。
帝国と王国が戦いを繰り広げ、帝国に制空権を徐々に奪われつつある王立空軍。その第113戦闘飛行中隊に一人の少女が複座戦闘機のTAG(銃手兼無線手)要員として配備されてくるところから物語は幕を開けます。
簡単に言うと戦闘機乗りのジーン少尉とパートナーであるライム軍曹の恋愛ストーリーです。特に奇をてらった話とかではなく、どちらかというと内容も地味めですが素直な良作ですね。
戦闘対象が相手の爆撃機のため派手な空戦の描写とかもあまりなく、むしろ戦闘と戦闘の合間のコミュニケーションなどにページ数が裂かれていますね。
この人の作風なんか好き〜。落ち着いた感じがよいのです。新人さんですが、この方が次回何を書かれても購入は確定かな。
では本日の台詞解説。テニスコートを前にして語る二人。
あえて解説はなし。切り出すには中途半端な部分ですが、作品全体の空気感をつかんでもらおうと思って引っ張ってみました。
「これから起こることはすべて偶然だ! だから2度とこんなことが起こるなんて思うなよ」
出典:新暗行御史 (コミック)/サンデーGXコミック/尹仁完/絵師:梁慶一/デザイン:?/編集:?/1巻33P
キャラ:暗行御史
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2004年11月20日(土)
『ヴァンパイア十字界』
以前に玲朧月さんにおすすめされて購入したもののしばらく積読になっていたコミック、ヴァンパイア十字界→bk1、→amazonの既刊1〜3巻を一気読み。
!!!すげえそう来るか!!!
いわゆるヴァンパイアもので、ヴァンパイアの王が封印されてしまった女王を解放するために戦うというごくありがちな物語だと思っていたのです。
……3巻を読むまでは。
3巻からの怒涛の展開は思いっきりこちらの想像をぶちやぶってくれました。いやはやいったいこの先どう展開してどうまとめるのか? わくわくしてきましたですよ!! (あ、私はコミックス一気読み派なので最新の展開は知りません)
というわけで。
買いです買い、ヴァンパイア十字界。ポイントとしてはどんなに息切れしようとも不退転の決意で3巻まではたどり着くこと!!
ええもうこれをまいじゃーと呼ばずして何と呼ぶ。というわけでおすすめしておきます。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■「いい歳して絵のついた小説読んでて恥ずかしくないの?」
念のため言っておきますが、煽りとかではありませんよ☆ ご本人は呪いに近いとおっしゃってますが☆
▼本日の作品&台詞解説▼
新暗行御史→bk1、→amazonは、ええと……武峡アクション漫画? 今度劇場映画にもなってもうじき公開されますが、アクションものとしていい話だと思います。主人公がただのいい人じゃなく、無敵の存在というわけでもなく、まずは知略によって相手の上を行くところがよいですね。まあ今更紹介するまでもなく既にみなさまご存知とは思いますが。
それでは本日の台詞解説。
要するに救ってやるけど基本的に他人を当てにするな、とまあそういうことですええ。
答えなんて、はじめから決まってるんだ。ただ俺は、自分の中で折り合いをつけたい。納得したいんだよ
出典:新宿少年探偵団 キャラ:神崎謙太郎
お話的には、作者自身が「江戸川乱歩」を意識しているとはっきり明言しています。その通り、怪奇や冒険の香りが漂うスタイル。怪人二十面相やホームズのキーワードが好きな人には、必須の1冊ですね〜(ってシリーズ化してるんだけど)。
ありきたりと言えばありきたりな台詞ですが……。
主人公達4人は、もって生まれた異能ゆえ周囲からも浮いている……そんな存在です。
ひょんなことから、彼らは命を狙われることになり、命を助けてもらうのと引き換えに、ある仕事を手伝うように言われるのですが、その仕事を手伝うこと=世間一般の常識との決別を意味するものでした。
で、「答え」というのはつまりこの仕事を手伝うこと。「折り合い」と言うのは、普通の人間からの決別に納得したいということなのです。
イレギュラーゆえに普通なものに憧れる、しかしその普通になることはできないし、したくない。そういう複雑な心境が詰まった一言です。
力は作るものではない、操るものだ
出典:まぼろし曲馬団(新宿少年探偵団)/講談社ノベルス/太田忠司/絵:大貫健一/230P
キャラ:蘇芳
【直営サイト】New Kids On The Tightrope
なかなか充実してます。ファンにとっては著作リストはありがたいのでは?
すいません、いろいろあって1日さぼってしまいました。平身低頭平謝りの所存ですm(__)m
いえ決して「CAPC●M vs SNK」や「劇空間プ●野球」にうつつを抜かしていたわけでは……(汗)
「新宿少年探偵団」は、その名の通り「探偵もの」です。
国産の名作「少年探偵団」をモチーフとして書かれた作品で、当然活躍するのは少年少女、いろんな小道具が登場したり、頼りになる知恵袋がいたりします。
主人公たちと敵は、ともに現在の科学と全く違う発展をした技術を使って闘うのですが、これが作品の大きな見せ場になっています。
また主人公たちは単純に正義の味方で終わっているかというとそうでもなく、いろんな謎が錯綜していく感じです。
由緒正しき冒険活劇として読んでおきたいところです。
それでは本日の名台詞解説です。
蘇芳と戦っている敵が、「なぜ最強の身体を手に入れたのに歯が立たないのか」憤っているところです。それに大して蘇芳は「自ら生み出したものだけを自分の力と信じるのは誤りだ」、と斬って棄てています。すごい! かっこいい!
暴れるだけならサルでもできるてところなんでしょうか(00/9/10)
「でも、宿命なんて、ないのよ」
「……え?」
「宿命って、それが宿命なんだってあきらめちゃったひとにだけ、あるものなの。だから宿命なんてないんだって信じれば、なくなっちゃうのよ」
出典:まぼろし曲馬団の逆襲(新宿少年探偵団) (小説)/講談社ノベルス/大田忠司/絵師:高田明美/64P
キャラ:夢野美香&紅天蛾
【作者直営サイト】New Kids On The Tightrope
【絵師公式サイト】Angels
紹介している最新刊からイラストレーターが高田さんに変更になりました。
★2003年4月7日(月)
『サイン会行ってきました』
マリみてコンビの今野緒雪さん&ひびき玲音さんサイン会に行ってきました。たいした報告もありませんが、まあ一応「いつもイケイケ青信号!」のほうで報告することにします。
そうそう、電撃文庫の桜色BUMP→bk1をよーやく読了。
感想としては、大傑作とまでは言いませんがなかなかよかったです。起伏の多いメリハリの利いた物語でないと満足できないタイプにはあまり向きませんが、静かに忍び寄る異変の足音……そんな感じの話が好きな人には合っていると思います。
とりあえずこの新人さんは次の作品も注意して見守りたいですね。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■(最強の)EVER17リンク集
ええと、アクセス解析から発見したのですがBiTmap Publishingの日記内で、密かに?EVER17関連のリンク集が充実してます。日記内に埋もれさせておくのがもったいないですね☆
■ガープス・リリアン
掲示板で教えていただきました☆
「興味はなくもないけど、さ。買ってもいいけど……これ、誰がプレイするわけ?」
やはり野郎様方ではないでしょうか☆ ドキッ!女だらけのガープス大会とか聞いたことありませんし☆
「男同士でお姉さま!とかスールごっこするのか……うあー」
▼本日の作品&台詞解説▼
新宿少年探偵団→bk1、→amazonは、一言で言えば現代版・少年探偵団です。日本の娯楽小説の草分けにして、今読んでも十二分におもしろい江戸川乱歩のアレ。そのオマージュとでも言うべき作品です。
多かれ少なかれ異才ゆえに社会や家庭からはみ出しがちな4人の少年たちがとあることをきっかけとして、新宿の街に巣食うマッド・サイエンティストたちと対決していくことになります。
パラダイム・シフトなんてものが前面に出てきたりする部分もありますが、基本は少年探偵団の活躍を楽しむ!これです。
そういうのが好きな人ならぜひとも! 私などは理屈ぬきに楽しめましたですええ。最近旧作は文庫落ちしているようなのでお求めやすくなってますよー。
さて、本日の台詞解説。
まあ見たままですね。戦う宿命とかそんなものは存在しないんだ、という話。運命論は一歩間違うとなんでもそれのせいにしてしまえる便利な言葉なので、それに逃げてはいけないってな感じかな?
あんたバカ?
出典:新世紀エヴァンゲリオン キャラ:惣流・アスカ・ラングレー
実は、こーんな「めじゃー」な台詞を載せるにはそうとう葛藤があったりします(笑)
……が、旬も過ぎたことだしまあよしとしましょう。(爆)
あえて解説するような台詞じゃないですね。
この台詞を聞くと、なぜだかとっても「自分がバカ」になったきがする、説得力無限大の台詞なんで載せてみました。
ああ、ごめんなさい……当分こんなめじゃーは扱いませんよってご勘弁ください(笑)
――テイ、エスタシア。(立て、エスタシア)
出典:真世の王 (小説)/EXノベルズ(エニックス)/妹尾ゆふ子/絵師:金田榮路/いろいろ頻出
キャラ:いろいろ
【作者直営サイト】うさぎ屋本舗
【絵師直営サイト】ColonyOne
ついでといいますかリンク過程で見つけたところ。こちらで雑誌表紙に使われたCG作成のテクニックが紹介されています。私には全く役に立たない代物ですが、役に立つ人がいるかもしれないので(^^;
★2002年6月2日(日)
『音は耳で聞くものなり』
どうも休日は更新時間が……反省。
最近小説のラジオドラマ化が花盛りですね。
もっとも私は活字中心の人なので、紹介すれどもほとんど聞いてません(^^;
そんな中、唯一心のそこからおもしろいと思っているのがジオブリーダーズのラジオドラマ「ラ・ジオブリーダーズ」です(CDで発売中)
ジオブリファンを自認する方ならこれはぜひ聞いておくべきです。はっきりいって腹筋が限界を超えるくらい笑えます。まやも活躍!
そもそも漫画や小説の描写をラジオドラマにそのまま持ち込むのは不可能な話であって、音には音の表現技法があると思うんですがその辺がちゃんとわかっているというか上手いですね。
特にCD2巻に収録されているあの話はほとんど伝説だと言い切ってしまいましょう。ラジオであれを放映したのか……すごすぎ。
追伸:昨日はチャットがとんでもないことに。参加者のみなさまお疲れ様でした〜。なにしろ参加者2桁も十分多いとは思いますが、ゲストさんが一時36人(笑)。私は一瞬CGIがぶっ壊れたのかと(^^;
▼本日の木乃葉子トピック▼
■白泉社My文庫7月新刊体験DL(FANTASY Bookmarkより)
ええと、そもそも白泉社My文庫って見たことないのですけれど☆
「できれば男性向きイラスト文庫のコーナーにおいてくれ? え、そういう文庫だったのか!?」
現物を見たことがないので、とりあえず体験DLしたい方に☆ジャンル的にはミステリーですが、おそらくは富士見ミステリー文庫と同じ系統のものだと思われます☆
▼「マリア様がみてる」強化月間コラム・延長戦
にゃ?白薔薇さまっ その2▼
ごきげんよう。
すっかりマリみて関連のサイト巡りがルーチンと化している管理人です。その苦労のかいあって(笑)、また一件良質なファンサイトを発見しました。
壊れた温室の中で。
これがイラストも豊富で人物紹介もなかなかつぼを得ているのですが、特に気に入ったのが.乃梨子さんの『とっさのひとこと・心の叫び』ですね。これはいい!! いろんなキャラでやったら楽しそうです〜。とりあえず第一候補は祐巳ちゃんですが、由乃さんもなかなかいいかも。
(投票とプレゼント企画は4日まで延長中です。
●マリア様がみてる1巻&2巻プレゼント企画
●マリみてお気に入りキャラ人気投票
●月間コラム1〜31まで+α
●まだ未購入の方へ→bk1、→amazon
▼本日の作品&台詞解説▼
真世の王→bk1、→amazonは、正統派ファンタジー小説です。世界の滅びが目前に迫り、竜までが出現するようになった世界でその運命を断ち切ろうとする人々の物語です。
目を惹かれるくだりは書物には事実しか書かれる事はなく、本と言う存在自体がほとんど人々の目に触れることのない特別な存在という点かな。あと、言葉自体の持つ力とか。剣と魔法の世界には違いないのですが、ロードス島戦記あたりとは根本的に設定を異にしています。化け物との戦闘よりも世界のありようを描く方に重点が置かれてます。
活字として表現するうえでの魅力が詰まっている感じですね。ただし、その分ハードルは多少高くなっているかもしれません。ファンタジーな世界を好きな方へ。
さて、本日の台詞には説明が必要ですね。
上で説明したように真世の王では、言葉は重要な意味を持っています。という前提のもと、物語中幾たびもへこたれそうになるエスタシアを支えている言葉です。
言葉としては単純なのですが、命令ではなく、共に歩む同志として心の底から闘志を込めて、または自分自身を奮い立たせる言葉として、もっともこの作品中心に残っている言葉ですええ。
「人はね、悲しんでいるより怒っている方がいい。それはまだ前向きなのだから。人は、怒っているより、楽しい方がいい。それは嫌なことを忘れていられるから。人は、楽しいより、嬉しい方がいい。それは努力の果てに生まれたものだからね。でも、人は、嬉しいより悲しい方がいい」
「どうして?」
「それは、本当のことだからさ」
出典:新任艦長はいつも大変(フィールド・オブ・スターライト) キャラ:藤宮千夏の父&母
作品について。
第3回学園小説大賞の受賞作で、宇宙軍士官学校の入学をめざす藤宮千夏が、急遽艦長に抜擢されて、模擬戦での勝利を目指して、問題のありすぎるクラスメート達をひっぱっていく……てな感じのお話です。正直に言って、まいじゃー的にはあまり注目すべき所はありません。(苦笑)
が、これを学園ものの小説としてみた場合は、たいへんよくできています。
と、いうのはくさい台詞が大量&効果的に登場するわけなんですねー。(ほめてるんです)
学園ものはやっぱりこうでないといけません。
台詞の方は、主人公の千夏の述懐シーンでのひとコマ。
説明もなにも、見た通りです(笑)
洗練されているとは言い難いんですが、私はこういう台詞は好きなので、速攻で載せました。
「いつでも安心して過ごせるようにするために、一番大事なのは何だと思う?」
「何ですか?」
「笑顔」
出典:千年樹の町(シンフォニアグリーン) (小説)/電撃文庫/砦葉月/絵師:秋津たいら/85P
キャラ:ケイ&エン
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】カウベルティアラ
特記事項なし。
★2003年9月26日(金)
『世迷言遣い』
後ろ向きな展開って実はけっこう好き。ダメダメなまま終わる話も捨てがたい。半端なご都合主義よりはどろどろな破滅。かと言って安直なお涙頂戴は一歩引く、と。(もはやなにが言いたいんだか)
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ライトノベル年表の反応リンク集
■ミステリとライトノベル
読んでいる時間がないのでとりあえずメモなのです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
シンフォニアグリーン→bk1、→amazonは世界観が際めて独特で、かつイラストとのマッチングもよい作品なのですが、時間の都合で説明はまた今度(^^; 植物がキーワード。このオリジナルな世界観にこだわる人は必見だと思います。
「やありすか。愛しに来たよ」
「…………」
「いや、会いに来たの間違いなんだけどね」
出典:やさしい魔法は使えない。(新本格魔法少女りすか) (小説)/ファウスト/西尾維新/絵師:西村キヌ/ファウスト
vol.1 187P
キャラ:供儀創貴(くぎ きずたか)&りすか
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2003年9月22日(月)
『殴りプリと剣士様』
えー……サイト更新をさぼって、MMMもさぼってROに明け暮れておりました。すごい久しぶりだったからただのレベルあげすら楽しくてつい(^^;
新二次職実装も目前のようで、放っておいた剣士育成も再開。ま、今回はサイト更新などに支障が起きない範囲でのんびりやっていきます。
ちなみにIRISサーバーでLV70殴りプリの木乃葉子とLV46AGI剣士の中嶋陽子を使用中。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
新本格魔法少女りすかは、小説現代増刊号の扱いで創刊されたファウストという新雑誌(もっともサイズは新書版)に掲載された作品です。戯言シリーズの西尾維新さんの作品なだけあって、通常の?魔法少女ものとは違います。詳細については実際に読んで確かめてみてください。(ほんとは説明しようと思ったんですが、私未だ新本格という枠組みが理解できてないので説明は無理でした(^^; )
さて、それでは本日の名台詞。
こういうネタ振りに反応してもらえないときって悲しいものがありますよね。ボケを自分で説明するのは悲しいことだ……
出典:新本格魔法少女りすか (小説)/講談社ノベルス/西尾維新/絵師:西村キヌ/デザイン:?/編集:?/186P
キャラ:水倉破記
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2004年8月20日(金)
『お腹がピンチ』
昨日飲んだお茶がまずかったか?(汗
お腹が大変ヤヴァイことになってます。この状態で電車に乗るのか……あ、悪夢だ。
続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、20日、つまり本日で締め切りです。思い残すところのある方はいまのうちに投票しておいてくださいね。せっかくだから投票期間が終わったら該当作品についてあれこれ紹介していこうと思います。
▼本日の木乃葉子トピック▼
本日はお休みです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
新本格魔法少女りすか→bk1、→amazonはすいません説明省略。腹が……
本日の台詞解説。
まあようするに君はものを知らなさ過ぎ、といってるわけです。
出典:新本格魔法少女りすか (小説)/講談社ノベルス/西尾維新/絵師:西村キヌ/デザイン:?/編集:?/62P
キャラ:水倉破記&供犠創貴
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項なし。
★2004年8月26日(木)
『信長の野望・全国版(謎 』
スーパーダッシュ文庫の新刊にしてスーパーダッシュ小説新人賞佳作受賞作である殿がくる!→bk1、→amazonを読了。
うーんこれはいい意味で裏切られました。織田信長が現代にタイムスリップしてくるという内容なのですが……正直に告白します。序盤を読んでるときはすっごく地雷っぽいなーと思ってました。(ネタバレにつき理由はあえて書きませんけど)
しかし中盤以降ある意味では予想通りですが、全くこちらの読みを裏切る展開をみせてくれましたね。歴史小説を読むようなつもりでこの作品を読まれると困りますが、ライトノベルであるという前提で読めばこういう展開はむしろ燃えます。発売直後なんでこれ以上は書くに書けませんが、荒唐無稽を楽しめる人ならたぶん買って損はしないでしょう。
あとは一般受けするかどうかですが……これはさっぱり読めん! つうわけで応援してるぞSD文庫がんばれ!
追記。
ところで、最近あちこちでmixi,mixiいうので気になります。誰か招待して〜(笑)
▼本日の木乃葉子トピック▼
■女子中学生の読む電撃文庫
なるほど「しにがみのバラッド。」は女の子にも受けているのですね☆
「書店さんの配置の仕方とかもおもしろいと思いました。この辺、あちこちの本屋を研究してみると傾向がわかっておもしろいかも。……キノは女の子にも売れそうな気がするけどどうなのかしらん?」
■コバルト文庫のボーイズラブ
上に同じく有里さん調査ですね☆
「ボーイズラブ作品と非ボーイズラブ作品の割合は、1:2ですか。実はもっとBL作品は多いと思ってました。意外」
▼本日の作品&台詞解説▼
新本格魔法少女りすか→bk1、→amazonは……えー時間が無いのでさくっと説明しますと、魔法少女ものを読むと思って手を出すのではなく、戯言シリーズに代表される西尾維新ワールドを読むと思ってもらえれば失敗しないと思います。以上。
ま、本日の台詞については見たままということで。