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「諸君らは今、一人の女性としてではなく、一人の警察官としての生き方を選択した! その生き方は、世間から見れば実に馬鹿でまちがった生き方だ。
まず損をする。そしてつまらない。ついでに誰も褒めてくれない!
しかしこの生き方を選んだ人間にもいいことがひとつだけある!
賢く正しい生き方をした人間よりも――実に気分がいい人生を送ることができるということだ!」
出典:ネオクーロンB (小説)/スニーカー文庫/鷹見一幸/絵師:PEACH-PIT/109P
キャラ:夏木頼光
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】もものたね
特記事項なし。
★2004年3月13日(土)
『某チャットログより』
んー……もの書き系IRCのチャットだから公開していいんですよね? 毎日ログが残る場所なわけだし。
というわけであえて作家名は伏して(バレバレだけど(^^; )、とある中堅作家さんの生々しい締め切りとの戦いの話etc。すべてが興味深かったんですがなんか妙に納得したのがこれ。要はよい小説を書くにはどうすればいいかって話。
>[eno] とりあえず、そこに何があって、誰がいて、何をしているのか、それを伝える文章が書けるなら
>[eno] あとは面白いエピソードを積み重ねればいいだけのこと
>[File] ヽ(`Д´)ノ アマノジャクな性格が邪魔しなけりゃいいけど
>[eno] それも「味」になります
>[ryoyou] ヽ(`Д´)ノそれが分からないから悩んでるんだー
>[akagane] それはあれですな。シューティングゲームで「この面がクリアできないのですが」「とりあえず敵の弾を避けろ」みたいな(w<面白いエピソードを積み重ねればいいだけ
「とりあえず敵の弾を避けろ」! いやはや確かにどんなに方法論を積み重ねても最後はこういうことなんですよね(^^;
それからこのライトノベルがすごい!途中経過。
一般投票用のCGIは鋭意製作中ですが、書評サイト&作家さんへ連絡をとって、順調に返信が帰ってきています。
一部メールサーバーの不調でメールの返信を受け取れていないものがあるようなので、返信が戻ってきてしまった方はお手数ですが再度送信をお願いします。
ちなみに12日現在、書評系30、作家さん3名に参加を表明していただきました。ご協力に感謝します……って私は別に何にもしてませんけどね(^^; 適当に好き勝手意見述べて、広報担当するのが私のおしごと〜<。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■ライトノベル川柳、格言集(2ch)
オリジナル、もしくは本歌取りでライトノベルに関するあれこれを詠もうというものです☆ 当然毒入りですが、この程度でしたら許容範囲ですね☆
「踏まない地雷に意味はあるのでしょうか?が琴線に触れました。その通り、踏んでこそ地雷、時に死中に活を見出し傑作を拾い出……せるといいなあ」
▼本日の作品&台詞解説▼
予定変更(てーか忘れてた(^^; )DEARは後日紹介に回します。
ネオクーロンB→bk1、→amazonは……これもひどく単純化して説明します。
限られた人員・武装で、知恵と能力を駆使してなんとかする話。
時空のクロスロードシリーズ→bk1、→amazonは少々趣が違いますが、残りの鷹見作品はすべてこのパターンで統一されるので、こういうノリが好きかどうかが購入ポイントでしょう。
それでは本日の台詞解説。
人間時にはバカになりたい!というか、自分に正直であれというか。願わくばこういう生き方をしたいものです(^^;
「いいのか? お前それでいいのか? もう心が変わったのか? それとももしや、すぐに自分の心が変わるのを知っているのか? だからそうやって曖昧にしてるのか? だったら、それはどうなんだ? それはイヤじゃないのか? 腹が立たないのか? ムカツかないのか? 理不尽だと思わないのか? そんなもんだと諦めているのか?」
出典:ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ 《小説》/角川書店/滝本竜彦/絵師:安部吉俊/151P
キャラ:能登
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】AB's HOMEPAGE
滝本さんの2作目の本は、もともとはオンラインで連載されていた後に本になったのですが、その連載先がBoiled Eggs Onlineです。
★2002年2月4日(月)
『思わず保存しちゃいました』
ガイナックスのTOPページのイラストが、鶴田謙二さんのリイクニ・ノンデライコになってます。喜び勇んで保存している私(^^;
例の台詞、やはり不明。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■質問を考え中です
ええと、本好きへの100の質問というものがありまして。これはこれで興味深くはあるのですが、なにか足りないと思われませんか?
そう、これは普通の本好きへの質問であって、重度の活字中毒者に対する質問ではないのです。
『重度の活字中毒者の我々に、ふつうの質問ではもはや足りない! 壊れた質問を! 一心不乱に壊れた質問を!』かの少佐もこう言っておられることですしね☆
そこで、トンボさんがただいま活字中毒者へ50の質問というのを作成しているところです。活字に抱く怨念・狂熱を吐き出したくなるような、そんな質問がありましたら掲示板かメールで教えてくださいね☆ 参考にして質問を作成したいと思います☆
ほんとは辞書好きへ50の質問がよかったんですけどね☆
「そういう需要のない質問は、やめろっちゅうの!」
▼本日の作品&台詞解説▼
ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ→帯画像、→bk1、→amazonは、昨日ご紹介した滝本さんのデビュー作にあたります。
物語内容は……帯画像をご覧下さい<うわ手抜き
そう、これはチェーンソー男と戦う女子高生と、それを支える?少年のお話です。それだけ聞くと、なんだか出来の悪いファンタジー(^^;にしか思えない内容なのですが、これが実際読んでみると大違い。青春の葛藤・暴走その他を実に巧く描写している作品なのです。いいもん読ましてもらいました。なんかもう言葉では語れない感覚で、読んでとしか言いようがありません。
ついでに言うと、ヒロインの雪崎絵理のローキックは絶品です、と。
本日の台詞解説。
といっても、解説=ばれでなんにも言えません。まあでも台詞を見てわかるように、まっすぐな感情の行き着く先とでも言ったらいいのかな。現実だけ見て納得してしまう大人には出来ない思考、つまり理想を追い求める行為に関する話だと思ってください。
「でもね、やっぱりやめたの。大変だからね。……鍋を食べるの、想像すると、大変だってわかったから」
出典:ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ 《小説》/角川書店/滝本竜彦/絵師:安部吉俊/118P
キャラ:雪崎絵理
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】AB's HOMEPAGE
あれは公開してもいいんだろうか……(謎)
★2002年2月27日(水)
『プリズマティカリゼーション……長っ』
この数日本をあまり読んでないので、お茶濁しに唐突な紹介その2。
超個性を誇るゲーム、プリズマティカリゼーションをご存知でしょうか?
一見ただのギャルゲー、しかしてその本質は哲学してSFする、萌え絵はただのおまけと化している稀有な作品です。実家においてあるので、今すぐ再開できないのですが、とりあえず勢いに任せて関連サイト調べたgoogle検索の結果。
……よりにもよってよなぜまいじゃー認定が一番目に(汗)
ともかく、うちも含めてどこのレビューを読んでもわかったようなわからないような気分になることは確実ですが、いにしえの王国のこのレビューが、ゲームに受けた衝撃の大きさをうまく伝えていると思います(笑)。ギャルゲーマーな人は全くこれっぽっちもやる必要はありませんが、活字メインで、時の循環やら哲学やら主人公の屈折しまくりな性格が苦にならない人ならばぜひともやっておきましょう。おそらくこんなゲームは今後2度と出てきませんから、そういう意味でも貴重なのです。
あと、個人的には重要な追記。
本日よりまいじゃー推進委員会でも本の表紙画像を取り扱うことにします。最近の判例(脱ゴー宣裁判)で、書籍の文も絵も「引用の目的上正当な範囲内」かどうかという点では、同じ判断基準で引用され得る――つまり現状では相変わらず灰色なのですが、書評コンテンツ内で表紙画像を取り扱うことは可能であるという判断に至りました。
この件に関してはだいぶ右往左往していろんな方にも骨折っていただいてまして、ご迷惑をかけてしまったんですが、これが一応の結論です。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■出版総合サイト ブックネット開設
まだ開設したてということであちこち発展途上な点が多いのですが、今は関東圏しか補完できていない全国書店一覧などがパワーアップしたら、かなり強力なツールになりそうです☆ リンク集などは既に十分有用だと思いますよ。
これから要注目のサイトですね☆
■スクラップド・プリンセス、コミック化(うごうご通信より)
富士見ファンタジア文庫の人気シリーズ、スクラップド・プリンセスがコミック化だそうです。詳しくは本日(27日)発売のコミックドラゴンJrの広告をご覧下さいね☆
「まずはめでたい。……ところで。個人的には、とある作家さんのとあるタイトルのコミック化も熱望しているんだけど」
だけど?
「どうなることだろうなあ……」
気になる言い方ですねえ☆
▼本日の作品&台詞解説▼
ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ→帯、→bk1、→amazonは、えーと……。
チェーンソー男と戦う謎の少女に一目ぼれ?してしまい、勝手に戦いのサポートを申し出る主人公。といっても戦闘の役には立たず、戦闘現場まで自転車で送り迎えするだけの役柄なのですが……。
毎晩のようにチェーンソー男と戦いながら、それでもなにごともない日常を織り交ぜつつ主人公の一人称でストーリーは綴られていきます。
どこか後ろ向きで、投げやりで、でもひたむきな青春模様です。タイトルや短い紹介文ではわかりにくいのですが、ファンタジーな要素はむしろあまりありません。
いいお話です。書店に全然置いてないとか、多少値段が高いなどの問題は些細なことです。速攻で取り寄せか通販するべし。
さてこの台詞は読んでないとなんだかさっぱりでしょうねえ。
ネタばれすれすれの台詞です。でも一度読んだら忘れられない印象的な台詞なので、ここはあえて扱ってみました。気になる人は読むしかありません(笑)
要するに、ホントのところは、たまたまの成り行きだったりしたわけである。
でも、ま、終わりよければすべて良しってことで。
出典:ねこだらけ物語 (小説)/EXノベルス(スクウェア・エニックス)/:
一条 理希/絵師:椋本夏夜/305P
キャラ:黒騎士
【作者直営サイト】不条理わーるど
【絵師直営サイト】椋本工房
特記事項なし。
★2004年3月18日(木)
『引き続きお疲れ中』
げっ、Remember11→amazonの発売って今日じゃないか!! んー、積んでもいいから買ってこよう。(どうでもいいことですが「さよなら妖精」を読んでから、マーヤの口調が妙にヒットしたのか移ってしまったかも。ちなみに哲学的な理由はありませんええ)
このバナーはご自由にお使いください。直リンクしてもらっても構いませんが、できればお持ち帰りの方がありがたいかな。
んー、いろいろへたっていて週末まで身動き取れないかも……
▼本日の木乃葉子トピック▼
■日経流通新聞3月4日のライトノベル記事
とりあえずメモということで☆
「これは実際の文面を見てみたいな……むむ」
……あれ?
▼本日の作品&台詞解説▼
ねこだらけ物語→bk1、→amazonは、猫バカ御用達小説。猫バカなら買え。はい説明おわりっと。
さて本日の台詞解説。
この際なんで私は普通話の筋は一切伏せるのですが例外として。猫バカ御用達だけあって(私が勝手に決めました)、猫に変な人間的思考をさせてないのがいいです。その集約ともいえるのがこの一文と言えるでしょう。何の変哲のない締め言葉に思えるでしょうが、どうして実際の作品を読むと妙にニヤリと出来ると思いますよ。
――だけど夢を持つのは勝手だろ。夢を持つだけなら誰も怖がったりしないだろ。誰もいないところでこっそり夢に浸ったり、夢を実現しようとして何かするのは自由だろ。それでも駄目だってのか?
出典:猫の地球儀 キャラ:焔
猫とロボットがラブリーな「猫の地球儀」。生意気でひねくれたロボットとか、主人をほったらかしてすみで震えてるような臆病者のロボットなんてなかなか見られるもんじゃありません(笑)
この小説に出てくる「スカイウォーカー」なる人種(猫種)は、天動説が絶対の時代に地動説を唱えたガリレオのごとく弾圧されています。スカイウォーカーが言う「地球儀に行ける」とする論理は、現実の生活にかろうじてしがみつく人々にとって「夢」など邪魔なだけだ、と説く僧侶。
そんな僧侶に対し、焔は問いかけます。それが今日の名台詞です。一人で夢を追いかけてはいけないのか?と。
なかなかこの台詞の周辺は深く、足元を見つめず「夢想」することが周りにとってどう映るか、などなどいろいろ考えさせてくれます。
……夢ってなんでしょうね?……
ひとつ! ひとよりハゲがあるっ!
出典:猫の地球儀 キャラ:楽
「猫の地球儀」は、「E.G.コンバット」の作者、秋山氏の作品です。
なんか世界を説明しづらいですが、人の代わりに猫が出てくる世界で、猫には相棒のロボットがいるところ。人間はここでは知られておらず、どうやらかつてロボットを作った「神」として認識されているようですね。そんな世界で、宇宙が宗教上では否定されている世の中で、スカイウォーカーとよばれる異端が宇宙を目指すお話です。(かなり違う気もしますが(^^;))
ちなみに人工知能萌えな方にも思いきり対応してます。
ぼくは、生きたまま地球儀に行きたい
出典:猫の地球儀 −焔の章−/電撃文庫/秋山瑞人/194P
キャラ:幽(かすか)
「猫の地球儀」は、と。とりあえずSFです。しゃべる猫が主人公、というかこの世界では人間は「天使」という扱いになっていて、すでに世界を去ったか滅びてしまったようで登場しません。ストーリーは……説明がたいへんしにくいのでパス!
猫の相棒として何体かロボットが登場するんですが、「E.G.コンバット」や「鉄コミュニケイション」でおなじみ秋山さん独特の、『人以上に魅力あるロボット』が見られるので、先に挙げた2作品いずれかにはまっていた場合、問答無用で読みましょう(笑)
台詞は、通常のSF作品でいうところの「俺は宇宙に行ってやる!」宣言です。この世界では、「地球儀」とは死んで魂を召された猫がたどり着く場所であって、生きて行ける場所とは考えられていません。またこの世界では天動説が当たり前であり、宇宙に行ける等とは誰も思っていないのです。
そういう状況の中で、旅立とうとするのは相当な準備と覚悟が必要なはずで、ロケットを飛ばす話とかに弱い私は当然この手の台詞には弱いのでした。
「楽はね、焔は強くてかっこよくて戦う猫だと思うわけ。だから、焔がダイブをやめにするって言っても、本気でそう思っても、それはうそだと思うの。それじゃ焔はうれしくないと思うの。楽は知ってるもん。焔は本気でダイブをやめにしても、いつかまたダイブをするって。楽もその方がうれしい。そういうのが焔だって楽は思うから」
「焔がどう思うかなどお構いなしか。楽は勝手だのお」
「絶対そうだもん。楽にはわかるもん」
出典:猫の地球儀その2 幽の章/電撃文庫/秋山瑞人/207P
キャラ:楽&活動のおじい
予告どおり、本日も猫の地球儀より。
(実は数時間の間、キャラがまちがってました……あわわ)
本日の台詞は、楽の焔に対する期待、というか想いというか、ともかく楽があこがれである焔のことを評していった台詞の中からです。
楽は焔のことが大好きだけれど、それは自分のことを構って欲しいとかそういう次元の問題ではなく、『焔は誰でもない焔自身でなくてはだめなんだ』、という真実を見抜いた子供の目での台詞。
そうなんです、戦ってこその焔なんですよね……。
さて、。本日も裏台詞を掲載します。ただしまだ読んでなくて、読む予定のある人は決してこの先のリンクへ飛ばないように。ネタばれの責任は負いかねますので……(^^;) では。
ネタばれ御免、猫の地球儀裏名台詞へGO!
「はれるでしょう」
出典:猫の地球儀その2 幽の章/電撃文庫/秋山瑞人/227P
キャラ:クリスマス
昨日に引き続き、猫の地球儀より。
本日の台詞は、正確に言うと台詞じゃないです。クリスマスの落書き。
地球儀に行こうとする幽(かすか)を応援するつもりなのか、クリスマスが機体に落書きをしていたのでした。
最初のうち、クリスマスが時々「天使語」を使うのは、なんの脈絡もないときだと思っていたんですが、違うみたいですね。ある程度、クリスマスなりに使用する状況を選んで使っているみたいなのが、これでわかりました。
台詞を単体で見たら、『どこが感動する台詞なんだ!?』と思われそうな、でも猫の地球儀の読者なら切なくなってしまう不思議な台詞と言えるかも。
さて。本日はこれで終わりでなく、裏台詞も掲載します。ただしまだ読んでなくて、読む予定のある人は決してこの先のリンクへ飛ばないように。ネタばれの責任は負いかねますので……(^^;) では。
ネタばれ御免、猫の地球儀裏名台詞へGO!
ぼくは、友達が欲しかったんだ
出典:猫の地球儀その2 幽の章/電撃文庫/秋山瑞人/133P
キャラ:幽
すでに、本日のこのネタは予測されていたようで……(笑)
「猫の地球儀」は、SFファンタジー。猫だけが住む世界・地球儀の周りを回る「トルク」から、地球儀を目指そうとした『スカイウォーカー』幽(かすか)と、もっとも強い猫『ドルゴン』の焔(ほむら)を中心に描きつつ物語は進みます。
人は天使と呼ばれ、すでに神話上の存在。猫たちにとって地球儀とは魂の帰る場所で、生きては決してたどり着けない場所とされていて、そんな中スカイウォーカーと呼ばれる猫たちは禁忌を犯して地球儀に行こうと長年にわたり挑戦を繰り返し……。
が、もういい! 設定なんてこの際どうでも! とにかく読みましょう。細かい設定を追っかけるのは後からで十分です。わくわくして、おかしくて、でも切ない……そんなお話。SFは敬遠気味の方でも、きっとこれなら抵抗なく読めるのでは。いちおし!
幽は、37代目のスカイウォーカー。彼もまた地球儀を目指しています。
幽は天涯孤独の身の上で、仲間と呼べるような猫は周りに誰もいません。そんな彼が、どうしてよりにもよって最強猫である焔に挑戦状をたたきつけたりしたのか?そう問われたことに対する答えです。
この一言に、実際の行間ではなんとも言えない寂しさが漂っています。幽の孤独に対して、思いをはせる一言ですね。
とりあえずネタばれしない台詞を選んでみました。次回はもうちょっと突っ込んだ台詞と、久々に裏台詞も載せようかな、と思ってます。難しいもんですねえ……ネタばれを避けつつ、いい台詞を探すっていうのは。
そいつが生きている夢の中から、その猫を救い出すことは、たぶん、誰にもできないのだ。
それは「いい」でも「悪い」でもない「悲しいこと」なのだと思う。
過去に、そういう奴がいたからこそできたことも、そういう奴がいたからこそ行けた場所も、たくさんあったはずだから。
過去に、そういう奴がいたせいでできなくなってしまったことも、そういう奴がいたせいで行けなくなってしまった場所も、たくさんあったはずだから。
おれの夢は溢れていた。
幽(かすか)の夢も溢れていた。
幽は、どうすればいいのかわからなかった。
おれも、どうすればいいのかわからなかったんだ。
出典:猫の地球儀 幽(かすか)の章/電撃文庫/秋山瑞人/244P
キャラ:焔(ほむら)
【直営サイト】なし
ちっともメゾン電撃内に開設されません。早く開設してくださ〜い(^^;)
「猫の地球儀」は、SFであり、猫好きのためのファンタジーでもあります。
人が残した遺産と思われるロボットを操る猫たちが主役の世界。この世界では、猫たちの住むトルク(コロニー?)が唯一の世界であり、地球儀というのは死んだ後に魂がたどり着く場所と言われています。
そんな世界で、地球儀にいく方法を模索する異端者「スカイウォーカー」幽(かすか)と、最強のスパイラルダイバー焔(ほむら)。この2匹を中心としてお話が進んでいきます。
ロボットを動かすのに「電波ヒゲ」からコマンドを飛ばす、といったSF的な設定の数々ももちろん特筆ですが、それを抜きにしてこの小説は泣けます。
そりゃもう絶対保証つきに泣けます。
なにが泣けるかはあえて言いませんが、SF好きはもちろん、SFには興味がなくても「最近泣いたことなくて……」というすれた生活を送っている方は(笑)、ぜひぜひこの作品を読んでみてください。まいじゃーにも認定予定の傑作です。(00/6/7)
さて、名台詞に登場しているのは「夢」の話。
誰もが抱いている「夢」について焔自身が思うところを語っています。
あえてよけいなことは言いませんので、じっくりと味わってみてください。
な。おれの言った通りだったろ。お前もこれでわかっただろ。
神様はいるんだ。この宇宙は、そういうふうにできているんだ。
出典:猫の地球儀・幽の章/電撃文庫/秋山瑞人/絵:椎名優/249P
キャラ:焔
【直営サイト】なし
ここ、はれるでしょう。が猫の地球儀サイトとなっておりますです。
……げっ!
もうこんな時間!?
ぐわーっ!
というわけで前日は疲れて爆睡&目覚ましをかけ忘れて気がついたら既に出勤時間が迫っていたのでした……(^^;)
お茶を濁すわりには実はとんでもないところから台詞を引っこ抜いているのですが、解説を入れた日にはネタばれ必至な部分につき、解説はなしとさせていただきます。作品の紹介は……すまぬ明日……。
つうわけで作品の補足説明。
「猫の地球儀」は、SFであり、猫好きのためのファンタジーでもあります。
人が残した遺産と思われるロボットを操る猫たちが主役の世界。この世界では、猫たちの住むトルク(コロニー?)が唯一の世界であり、地球儀というのは死んだ後に魂がたどり着く場所と言われています。
そんな世界で、地球儀にいく方法を模索する異端者「スカイウォーカー」幽(かすか)と、最強のスパイラルダイバー焔(ほむら)。この2匹を中心としてお話が進んでいきます。
ロボットを動かすのに「電波ヒゲ」からコマンドを飛ばす、といったSF的な設定の数々ももちろん特筆ですが、それを抜きにしてこの小説は泣けます。
そりゃもう絶対保証つきに泣けます。
泣かす、と言う方があるいは適当かもしれません。
なにが泣けるかはあえて言いませんが、SF好きはもちろん、SFには興味がなくても「最近泣いたことなくて……」というすれた生活を送っている方は(笑)、ぜひぜひこの作品を読んでみてください。(00/11/28)
「では聞くがな! おぬしのロケットは夢やロマンを噴射して飛ぶのか!?」
出典:猫の地球儀 幽の章/電撃文庫/秋山瑞人/絵師:椎名優/214P
キャラ:霞(坊主)
【作者直営サイト】なし
【絵師公式サイト】天球堂画報
猫の地球儀ファンサイトはこちら、はれるでしょう。へ。
思い切り私事。
安物ですが、28型のフラットワイドTV買いました。とりあえず適当に鑑賞<といいつつ最初に見たのがサクラ大戦3のデモというあたりが終わってますが。さらに言うとデモはすでに10回以上見ているのに本編は一度もやったことがないあたり、本格的に終わってます(^^;
……おおお、迫力ある……。この調子で5.1chスピーカーも狙ってみんとす。
さて。
「猫の地球儀」は、涙、涙のSFファンタジー小説です。
人が残した遺産と思われるロボットを操る猫たちが主役の世界。この世界では、猫たちの住むトルク(コロニー?)が唯一の世界であり、地球儀というのは死んだ後に魂がたどり着く場所と言われています。
そんな世界で、地球儀にいく方法を模索する異端者「スカイウォーカー」幽(かすか)と、最強のスパイラルダイバー焔(ほむら)。この2匹を中心としてお話が進んでいきます。宇宙への夢と格闘アクションとやっぱり猫が好きというおよそ結び付けがたい要素をまとめてしまったお話。
とりあえず読みなさい。
いいから。
注意事項としてひっじょーに泣きの入る作品なので、公共の場では読まない方がいいと思うです。既にそのような報告が多数挙がっています(笑)
ちなみに最初はかわいすぎるイラストにとまどいも覚えましたが、今じゃもうあれがないと生きていけません(爆)。
んで、本日の台詞解説。
まあ見たままといいますか。
夢を実現させるためには、時として他人を巻き添えにします。地球儀に行こうとした幽の行動はまさに他人を巻き込むもの。その夢は他人にはどう映っているのでしょうか……。 →bk1
(01/8/12)
海が、
出典:猫の地球儀 幽の章 (小説)/電撃文庫/秋山瑞人/絵師:椎名優/246P
キャラ:?
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
さぼり。
★2002年8月7日(水)
『……死亡継続中』
とにかく眠い。
ただもうそれだけ。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■新城カズマ本人による『「ジェスターズ・ギャラクシー 天のほとりの愚神ども」の注釈』を掲載
富士見ファンタジア文庫から刊行されている作品世界の補完ですね☆
お持ちの方はぜひともご覧下さい☆
■意外なところで猫の地球儀の感想(8/6の日記より)
From dusk till dawnで猫の地球儀→bk1、→amazonの作品感想を見ることになるとは意外だったのでとりあげさせていただきました☆ ほんの少しだけネタばれもありますが、特に問題はないと思いますよ☆
あの表紙絵と内容のギャップに衝撃を受けておられるようですね☆
「そりゃああのかわいい絵からあの展開だからなあ……」
表紙で引いてしまいまだ読んでいないSF好きの方と、泣くような感動を求めている方には特におすすめしておきますね☆
名台詞もいっぱいですよ☆
「ついでにE.G.コンバット→bk1、→amazonもよろしくってことで」
■月下異聞録 月姫の城v0806体験版アップ(High on Hopeより)
感覚としては月姫のキャラを使って「式神の城」的シューティングゲームを作ったという感じです☆
夏コミにも出されるそうですが、とりあえず体験版を遊んでみてはいかがでしょうか☆
▼本日の作品&台詞解説▼
猫の地球儀の詳細は上のリンク、または名台詞データベースを利用してください(^^;
さて、今日のはそもそも台詞ではありません。
しかも単体でみたところで何の意味も無い一文に過ぎないと思います。しかしながら一度でも作品を読んだなら強烈にこの一文は頭にこびりついていることでしょう。
あの感動をもう一度。
「探しているものが大切なのか、探すことが大切なのか――。あなたはどっち?
暗闇の中を照らす光そのものと、光を探して暗闇を這うことと、どちらが大切かしら? トンネルを進みながら、あたしはそれについて考えるの……
狭まっていくように見えて、実は道は変わらずつづいているのよ。トンネルはどこに行きつくでもなく、つづいているの。未来は闇に塗りつぶされてなんかいない」
出典:ネザーワールド −カナリア− (小説)/スーパーダッシュ文庫/東佐紀/絵師:唖采弦二/229P
キャラ:クイーン
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】WandBilt
特記事項なし。
★2003年8月27日(水)
『スーパーダッシュ文庫ちょこっと注目中』
銀盤カレイドスコープもスーパーダッシュ文庫の作品ですが、しばらくこの文庫は注目してみようかなーと。いわゆる先物買いの精神で(笑)
さすがに未読の旧作品にまでは手が回りませんが……(オーパーツ・ラブとかはっぴぃセブンあたりは機会があったらチェックしてみたいところではあります)
ま、そんなわけでネザーワールド→bk1、→amazon読んで見ました。詳しくは下で。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■滝本竜彦「超人計画2」第3話掲載
▼本日の作品&台詞解説▼
ネザーワールド→bk1、→amazonは第2回スーパーダッシュ小説新人賞佳作を受賞した作品です。
特徴を説明するのがなかなか難しく、音楽SF…そういう要素も確かにあるんですが、ちょっと違う気もします。地下鉄小説…地下世界に関する描写の中で地下鉄が登場するんですがこれも違うような。単純にファンタジーと呼ぶのが一番近いのか?
ともかく美麗な情景描写と独特の世界観と読後感を味わえる作品です。
意外に人を選びそうな部分はありますが……どう説明したものやら。
――ああ。
たぶん私はこの作品に「悪魔のミカタ」や「Missing」の1巻を買ったときのような感覚を見ているんだと思います。「どこか他の作品と違うぞ……」そういう感覚。この作者さんにしか表現できない世界を見せてくれそうな気がするのですね。またイラストとのシンクロ率は非常に高いと思いますので、イラスト買いするのもひとつの手かもしれません。
例によって全然紹介になってないので、公式サイトの紹介文にリンクしておきます(^^; 参考までに第2回スーパーダッシュ小説新人賞受賞詳細もどうぞ。
ともかく個人的には気に入ってます。
さてそれでは本日の台詞解説。(地の文削ってます)
トンネルとか闇とか言う描写が目立つのは、地下鉄に乗っているためだと思ってください。台詞について補足すると「過程」と「結果」、どちらに意味を求めるのかということですね。悩んでいる人間には、特に難しい命題と言えます。
あの看板の箴言の次のセンテンスで、バノフスキーはなんていってたっけ?
女の謎と、誤解は解きがたし――だったっけ?
どうせなら例題と模範解答を用意してくれ。
○○は手ごわいのだ。
出典:ネザーワールド −カナリア− (小説)/スーパーダッシュ文庫/東佐紀/絵師:唖采弦二/355P
キャラ:ナオキ・アサカ
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】WandBilt
特記事項なし。
★2003年8月28日(木)
『東奔西走』
前の職場からご指名で一週間ほどお手伝い。……えーもう私ゃ根無し草ですからどこなりとも行きますとも。昨日の台詞じゃないけどトンネル走ってる気分になってきました(^^; 明日はどっちだ?
▼本日の木乃葉子トピック▼
■「トラウマ本選手権」結果発表(8/27日記)
貴方の人生に最も大きな「トラウマ」を残した本を教えてくださいという趣旨の元行われたものです☆ いろんな本が世の中にはあるものですね☆
なおこれを持ちまして、バーチャルネット転校生双海詩音16歳は更新再開との事です☆ ファイト、なのです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
ネザーワールド→bk1、→amazonは第2回スーパーダッシュ小説新人賞佳作を受賞した作品です。詳細については昨日説明したとおりですが、少年の成長物語という一番肝心な部分を説明してませんでしたので付け加えておきます。
さてそれでは本日の台詞解説。
実は最後の○○の部分には本来名前が入っているのですが、ネタバレ防止のためあえて伏字とさせていただきましたご了承くださいませ。
なーんかニヤリとできる台詞でしたええ。
「わたし、シェイクスピアは嫌いなの。あの人は主人公が破滅するエンディングでしか傑作を書けなかったんですもの。わたしが好きなのはハッピー・エンドの物語だけよ」
出典:眠り姫 (小説)/富士見ファンタジア文庫/貴子潤一郎/絵師:ともぞ/デザイン:?/編集:?/349P
キャラ:橋爪涼子
【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
絵師リンクはあるかもしれないけど確認できず。探しにくい名前だ……。
★2004年11月12日(金)
『睡没』
作業中に寝ちまいました。不覚。
▼本日の木乃葉子トピック▼
■作品がアニメ化されたことがある作家一覧wiki/CAXさんによる補足
ええとすぐに気付く追加分では、庄司卓「ヤマモト・ヨーコ」がありますね☆
■撲殺天使ドクロちゃんドラマCD、申込締切は11月12日(金)
最終日なのです☆
▼本日の作品&台詞解説▼
眠り姫→bk1、→amazonは、表題作をはじめとした短編集です。一部、探偵真木シリーズは3作ほど設定が共通していますが、それ以外はすべて独立した物語。大変貴重な独立短編を書ける作家さんで、しかも実力は疑いなし。ぜひとも買うべし。こういう人は大事にしないといけません。
あとぶっちゃけていいますが……富士見だけでやっていくのはもったないなさすぎますっ!! と叫んでみますええ。どう考えてもあそこの体裁と作風がおそらく合ってません。
それでは本日の台詞解説。
恋愛沙汰がらみの話なんですが、なんも脈絡もなくシェイクスピアをだしてるわけではなくて、物語的に的確なのです。まあそこは置いといてなかなか印象的な台詞ですね。