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ライトジーンの遺産

若いのはいいと思う。若者は馬鹿だが、だれもそれを馬鹿にはできない。 だれもがかつて一度は馬鹿だったわけだからな。

出典:ライトジーンの遺産   キャラ:菊月虹(コウ)

SF〜、敵は海賊シリーズの神林長平作品〜。関係あるようなないような話として、ソノラマ文庫ネクスト、やたらと2分冊にするあれはなんとかならないものでしょうか。分厚くってもいいから1冊にしてくれ、と思ってしまう。
だって……高いじゃん!!ようはこれが言いたかったのです(苦笑)

ライトジーンの遺産は、臓器崩壊現象といって内蔵が前触れもなく、溶解をはじめるようになった世界を描いたものです。現象がおきだしてから50年経っても、今だ原因は不明のまま。この世界では「サイファ」といういわゆる超能力者が多数存在していますが、その中でも主人公のコウは、人造人間として作られた最強のサイファ。物語は、このサイファと臓器崩壊というテーマを軸に展開します。
で、台詞のほうは……腐れ縁になりつつある若手刑事に向かってコウが諭すように言っている場面です。
ええ台詞じゃないですか、我々若いもんに聞かせてやりたい台詞です……。

楽園 戦略拠点32098

「大丈夫。私、ずっとここに、いるよ」

出典:楽園 戦略拠点32098 《小説》/スニーカー文庫(角川書店)/長谷敏司/絵師:CHOCO/186P
キャラ:マリア

【作者直営サイト】大したもんでもありません(仮)
【絵師直営サイト】CHOCOLATE SHOP Float
長谷さんのサイトは移転新装して間もない様子。とりあえずのぞいてみるべし。といっても中身の充実はまだこれからかな?

★2001年12月3日(月)

クリスマスプレゼントあります。詳細は明日にでも。

管理人はCGI知識がほぼ0のため、ほとんど血を吐くような試行錯誤の末、どうにかこうにか特設掲示板を立ち上げました。
そちらで「ライトノベル要約選手権」「まいじゃーコミック要約選手権」を開催します。要はいろんな作品を要約して一言で表現して行こうという企画です。ぜひともご参加くださいませ。
例:「マリア様がみてる」  ああっお姉様っ とか。
まあのんびり長期に続けられたらいいなと思ってます。

「ところでまいじゃー認定は?」
掲示板設置で力尽きました、いやほんとに。
「ではこの手元にある家族計画は何なのでしょうね☆」
あはは(汗)なんかまいじゃーの香りがしてつい。
逃避。困難・窮地から逃げること。にげかくれること」
やっぱりブラックかと――
「それは珈琲…………あのすいませんが。
暖房つけてもよろしいですか?
とりあえず月曜…は会議だから火曜日にはなんとかなる、かも。


補足:IE6で閲覧してくださっていた方々へ。
今までトップページがおかしなセンタリング表示になっていたそうで。ごめんなさい、うちの環境はIE5.5のためそんな表示になっているとは全く知らず、長らくご迷惑をおかけしてしまいました。タグを修正したので、ちょっとは見やすくなったんではないかと思います。


  ▼本日の木乃葉子ニュース▼

■ネタがないので、新刊チェックの話でも。
本の発売日をチェックするのに最強なのは太洋社の新刊情報だと思いますが、最近見ているRuputerFanコミック・文庫・DVD・CD発売チェッカも便利かと。ちょっと使い方を覚えるまでが戸惑いますが、慣れてしまえばCDなども一緒にチェックできるのは大きいです。
そうそう、チェックした商品をメールで送れるというのも売りですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「楽園 戦略拠点32098」→bk1は、新人さんの書いた作品なのですが……おおおこれは。
いいです。おすすめ。
どこか切なく、それでいてあたたかく。

ストーリーとしては、長期に渡る星間戦争のさなかに、敵が死力を尽くして守っている惑星にただひとりだけ降下した兵士ヴァロアが、そこの地上で敵のロボット兵ガダルバと少女マリアに出会います。
全く戦う様子を見せない二人に困惑しつつも、この星の隠された秘密を調査しようと試みるヴァロア。やがて実りない調査に疲れたヴァロアは、二人と暮らす穏やか生活に慣れて行くのですが・・・・・そこには大きな謎が隠れていました。
これ以上は書くと面白くなくなってしまいますので伏せます。
実のところ本日の名台詞も登場背景を書くに書けないのですが……人によっては泣きの入る場面かもしれないですええ。
戦いに飽いた者の還るべき場所は――

あ、補足。ちょっと切ないところあるけど「痛い系」じゃないです。安心してね(笑)
(01/12/3)

「……俺たちにとって、感情は『誤差』だ。だが、こんなバカなものを作る気にさせてくれる『誤差』は、本当は俺たちにも必要なものなんじゃないかと思ってな」

出典:戦略拠点32098 楽園 《小説》/角川スニーカー文庫/長谷敏司/絵師:CHOCO/94P
キャラ:マクルーファン

【作者直営サイト】大したもんでもありません(仮)
【絵師直営サイト】CHOCOLATE SHOP Float
ちなみにファンサイトはまだ存在しないようです。2冊目があればあるいはできるかも?

★2001年12月16日(日)

すいませーん、一日お休みしてしまいました。
浜松行きに向けドタバタしてまして……どうにもこうにも。
とりあえず本日ノートPCを購入し、さらにはAIR-Hも購入、どこでもネット更新体制を整える予定です。

そのせいで今月は読書ペースが落ちてますが、暇をみて読んでます。とりあえず電撃文庫の「へっぽこSP なごみ!」→bk1→amazonは思ったよりもずっとおもしろかったですね。まいじゃーとまでは言えませんが、ベタベタのコメディかと思いきや微妙に予測を外してくる展開や、使えるようで使えない超能力を発動する際の副作用とかがなかなか。
ちなみに「シックス・ボルト」→bk1→amazonは未だ手に入りません。あーもうっ!!


応募が少ないんで(というかろくに告知してないせい?)、再告知。
クリスマスプレゼントのお知らせ。
日ごろのまいじゃー推進委員会のご愛顧に感謝して、たまったbk1ポイントの還元をします。こちらのチョイスした本を直接ご自宅まで配送する形にしたいと思います。(ただ、クリスマスには間に合わないかも)
プレゼント内容ですが、まいじゃーらしく「たたかう!ニュースキャスター」「それゆけ薔薇姫さま」「天魔の羅刹兵1,2」の4冊セットという具合に、できるだけみなさんが買ってなさそうなラインナップにしてみました(笑)
プレゼント希望の方は、タイトルに「まいじゃーでクリスマス」と明記し、本文には必ず名前(ハンドルネーム)を記入のうえ、管理人までメールください。
住所等はとりあえず不要です。
趣旨はbk1ポイントの還元なので、コミックでも他のライトノベルでも3000円程度であればどうにでも差し替えられます。その際はメールに希望タイトルを付記しておいてください(できるだけ普段絶対買えないやつのほうがよいと思われ)。あと任意ですが、ご意見ご希望など書き添えておいて頂けるとうれしいなと。
締め切りは19日の夜12時までとします。どんどん応募してくださいねー。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■大人買いの見本(愚者の戯言の12/14日記より)
いわゆる「大人買い」というのは財力に任せ、根こそぎ欲しいものを買い漁るやり方なのです。
で、上の方はまさに英雄の称号に相応しい方だと思います☆
めじゃーや萌えなものばかりかと思いきや「俺たちは天使だ!」とは、もはや庶民はひれ伏すしかありませんね☆

■マシな文章の書き方・序文荒廃の歌より)
トンボさんには、辛い話題のような気がしますけれどどうなんでしょう?
「イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ」
月姫ごっこでごまかそうとしてもダメですよ、トンボさん☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「楽園 戦略拠点32098」→bk1→amazonは先日も説明しているので今回は詳細は省略。
ただ、最近読んだスニーカー文庫の中では一番の傑作ではなかろうかと思います。一応はSFですが、感動系のストーリーとしてジャンルなど関係なしにおすすめしたいですね。なお涙腺がゆるい方は、読む前に泣き対策をしておいたほうがいいかもしれません(笑)

さて、本日の台詞はAI萌えの管理人が読んで即萌えたものです。
相手は男性人格のサイボーグさんですが、それでも萌えるものは萌えるのですええ。
バカなものがなんなのかはネタばれのため書けませんが、とりあえず人間が作ったものであるとだけ言っておきます。
ロボットにとって感情とは? ああこういう話題にはほんっと弱いなあ……。
(01/12/16)

「命令に従うのは、兵士として正しい。だが、結局、機械と同じ答えを出すなら、回答をためらわせる感情は、『誤差』ではないか?」

出典:楽園 戦略拠点32098(小説)/スニーカー文庫/長谷敏司/絵師:CHOCO/87P
キャラ:ガダルバ

【作者直営サイト】長谷敏司の大したもんでもありません(仮)
【絵師直営サイト】CHOCOLATE SHOP Float

特記事項はなし。

★2002年8月27日(火)
『最悪っぽい感じ……』

嗚呼、しらけ鳥が往く。
まずはサーバー管理会社の中間報告を引用。

臨時メンテナンスでサーバーを停止しており 御迷惑をお掛けしております。 金曜日にサーバーマシンを取りもどしまして 作業を続けた結果、サーバー電源に不具合が発生し 1Uラックからサーバーケースに移し変えてテストいたしました。 一応レスキューモードでのangelicの立ち上げには 成功していますが、ブートモードを切り替えられません。 現状本システムへの切り替えができません。 また、光ファイバでのBフレッツによる 常時接続環境を整えていたのですが NTTの公表回線速度を大きく下回っており サーバー運営に耐えられないことも判明しました。 早急に復帰することを最優先に 今後の作業を検討しております。 復旧まで いましばらく御猶予いただければ幸いです。 詳しい状況は 今後も この板、およびメールにて配信いたします。 同時に9月分の会費は無料となりますのでお知らせいたします。 (今月末の集金「8月分」は行われますι)


………………。
待ってた自分がバカでした。

こっちもお話になりません。掲示板のログ等は取り戻す必要がありますが、復旧したところで回線速度等全く当てにならないサーバーなんぞゴミ。即刻離脱。つきあいきれない。
新サーバーの申し込みはしましたが、どっちにしろDNS変更などの都合で今週いっぱいは……。

復活の模様。しばらく様子見で。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

サーバー変更の申し込みに多忙でした☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

楽園 戦略拠点32098は、説明省略します。今回のサーバー会社の手際の悪さに、更新意欲が失せました……。
きっと明日には精神的に復調していると思いますんでご勘弁を。

「おはよう。今までたくさんの人におやすみを言ってきたけど、目を覚ましたのはあなたがはじめてだわ」

出典:戦略拠点32098 楽園 (小説)/スニーカー文庫/長谷敏司/絵師:CHOCO/デザイン:朝倉哲也+design CREST/編集:?/82P
キャラ:僕

【作者直営サイト】DE_BREVITATE_VITAE
【絵師直営サイト】CHOCOLATE SHOP Float

特記事項なし。

★2004年11月3日(水)
『せっかくだから?amazon第三四半期商品別クリックスルーでもネタにしてみる』

某所経由でamazonのクリックスルーをネタにしているのを見て、ふと自サイトの前四半期ベスト10を見てみたところなかなか面白い結果になっていたので公開します。右の数字がクリックスルー数です。(念のためいっときますが注文数じゃないですからね? アクセス数ですよ?)

1位 ライトノベル完全読本 1984
2位 南青山少女ブックセンター〈1〉 927
3位 虚数霊 1 (1) 801
4位 SuperLite 2000 恋愛アドベンチャー Never7 -the end of infinity- 752
5位 そして、楽園はあまりに永く―されど罪人は竜と踊る〈5〉 738
6位 NHKにようこそ! (1) 723
7位 R.O.D-THE CD-(CCCD) 668
8位 斬魔大聖デモンベイン―機神胎動 638
9位 涼宮ハルヒの憂鬱 (1) 637
10位 空の境界 上 584

まあ1位は当然といえば当然かも。なんせうちがライトノベル系サイトの上に、初の商業企画によるライトノベル本ですからね。
2位はタイトルの勝利でしょう(笑) 本家が復活したのは何よりでした。あ、作品自体はラブコメ。ドタバタが好きな人には気に入ってもらえるのではというところ。2巻次第かなあ真価は。やーでもこのデータ見るとやっぱタイトルって大事ですよ関係者の方々
3位は、元ネタの運命のタロットに反応した人が多かったのでしょう。私も図書館から借りて現在6〜10巻を読んでます。なお、これを全巻集めるのは相当難しいので図書館を利用するのが一番の早道かと。
4位のNEVER7は名作ゲーム。人によってはEVER17よりも上だとおっしゃってます。
5位は伝説の欝展開効果? いやーあれはねえ……(遠い目)
6位は問題?作品の漫画化ということで注目されたのかと。ちなみに漫画としてはものすごくいい出来です。原作なしでこれだけ読むのもアリ!と言い切れるくらい、作品の雰囲気を上手く出しています。単に原作の展開を上っ面だけなぞって終わりではないところがポイント高し。
7位は……あー。CCCD効果かな(苦笑
8位は、デモンベインのネームバリューというよりは、古橋パワーでしょうね。しかしノベライズはいいからそろそろオリジナルも……。
9位は元作品の人気が高いのと、某所から妙なリンクの仕方されちゃった高価かも。え、出来? ま、まあいいじゃん? キョンの一人称パワーがないので薄味になってます。
10位は解説不要かと。ライトノベルの異端児ですええ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「星界の戦旗(4)」12月中旬発売Mystery Laboratoryより)
店頭に並んでいるのを確認するまで信用しないのが吉というものです☆
「……うん。その意見賛成」

■コバダス2004ありさとの蔵より)
コバルト文庫の公式サイト上にある、主要なシリーズの主な登場人物を紹介してくれるベータベースのようなものです☆
「公式サイトがやっている、という点には注目すべきかな」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

戦略拠点32098 楽園→bk1→amazonは、長きに渡る星間戦争。その戦争に参加した兵士の一人であるヴァロアは敵が厳重に守る星へと降下。そこでは……というような序盤の筋書きで始まるSFです。
後のことはネタバレ回避のためにあえて解説しません(いつものことだけど)
出てから3年近くになる作品ですが、これは大変いいものです。

それでは本日の台詞解説。
ええとですね、ヒロインが主人公と出会ったときの第一声です。「おやすみ」というのは何かの暗喩だと思ってください。そういう前提で読むと大変に印象深い台詞です。


楽園の魔女たち

「サラ、それはもういいから! ありがとうと同じくらいの言葉を、もう私は殿下からいただいたから」
「それは厭味なのっ!? あたくしがいつ……」
「だって」
「私の名前を呼んでくれたでしょう殿下。ファリス・トリエではなく、ただのファリスと」


出典:楽園の魔女たち 賢者からの手紙/コバルト文庫(角川書店)/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/171P
キャラ:ファリス・トリエ&ダナティア

【作者直営サイト】プラムランド
【絵師直営サイト】HELLO WORLD
上のプラムランドは、正確には樹川さんの企画するインタラクティブサイトで公式サイトではありません。またファンサイトは、なぜか大手が軒並み閉鎖されていて湖畔の森の陰ぐらいしか確認できませんでした。

自分的にコバルト文庫のフェアに合わせ、ただ今コバルト文庫読書強化キャンペーンを勝手に進行中。名作がいろいろ出てきてますから、コバルト文庫デビューを果たすなら今のうちです。まいじゃー推進委員会としては、おすすめがあれば積極的に取り上げていきたいと思ってます。私のお気に入りである「マリア様がみてる」もちゃんとフェア対象の50作品の中に入ってました(^.^)
なお2冊買うと応募者全員にコバルトテディが当たるそうです。……いや欲しいかどうかは知りませんが一応(笑)

というような前置きを踏まえまして。
「楽園の魔女たち」は、”楽園”に魔術師見習として集まった4人の少女達が主人公のコメディです。いずれ劣らぬ変わり者の少女達がいろんなドタバタを起こしていくわけですが、コメディとしての質はなかなか高いと思います。
……って私は1巻しか読んでませんが、実はこのシリーズすでに14冊を数える人気作品みたいですね。ともかく気軽に読むにはかなりよい作品だと思います。

はい、それでは台詞解説です。
ちょっとした事件があって、ダナティア姫はファリスに助けてもらうのですがなにしろダナティアは気位が高い上に素直じゃない性格なので「ありがとう」の一言がいえません。
それをサラに突っ込まれている最中での台詞です。お姫様ゆえ他の見習3人と距離を置いていたのが縮まるきっかけになる事件なのですが、それを象徴していると言えなくもありません。確かにファーストネームを呼ぶ行為は親密さを表す単純にして重大な表現です。
しかしそれにしてもファリスは女性にしておくのが惜しいですね。口説き文句としては最上級の台詞だと思うのですが(笑) →bk1で購入
(01/6/18)

「あなたは、まるでどこにおられても、ご自身の王冠をもっておられるようですね。もしも……あなたが皇女でなかったら、いったいどのような人生を歩んでおられたでしょう」
「簡単だわ。
たとえ身分をとっても、あたくしにはこの美貌と頭脳がのこされているわ!」

出典:楽園の魔女たち とんでもない宝物/コバルト文庫/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/204P
キャラ:ウィルフレード&ダナティア

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】HELLO WORLD
樹川さんはオフィシャルとは少々性格が異なりますが、プラムランドという企画サイトを運営しています。

本日のネタはライトノベルのデザインについて。
この分野に関して私は全くの無知なので、万一まちがったことをしゃべっているのがわかったらぜひ指摘してください。
そもそもデザインについてはけっこう謎が多いです。イラストレーターに一任しているのか、それとも名無しのデザイナーさんが間に入っているのか、はたまた編集者が介入するのか。デザイナーの名前が表に出ている作品ってほとんどないのでは? すぐに思いつくかぎりでは「ブギーポップ」シリーズぐらいでしょうか。
最近のライトノベルスを見ていると、私見では少しずつ総合芸術になっている気がします。イラストとかをひっくるめて一つの作品ってわけですね。
実際、ライトノベルスに関しては「絵だけで購入を決めた」ユーザーが少なからず存在することは周知の通り。編集サイドでも、明らかにイラストによる求心力を計算に入れて売り込みをかけている作品もあるようです。
また、例として電撃文庫の都市シリーズは作者さん自らがデザインを手がけていて、明らかに文章だけを単独で作品と捉えるよりは、本そのものがひとつの作品と考えるべきものも出ています。
どうもとりとめがなくなってきましたが、つまりは「もうちょっとデザインにも注目してみない?」ということです。
まとめ損ねたのでこの話は次回に続く。

さて、「楽園の魔女たち」は、変わり者だが腕は超一流の魔法使いエイザードがとある事情から弟子をとることになり、その結果集まった見事に統一のとれていない4人の女の子たちが魔法使い見習いとしてドタバタな日常を繰り広げるファンタジーコメディ小説です。
どこへいっても「美少年」にまちがわれる不遇の剣の名手ファリス、家出同然に帝国を飛び出してきた器量も頭脳も人一倍、気の強さはそれ以上の皇女ダナティア、普段からなにを考えているのか不明の智恵袋サラ、ただのお子様だけにやることが予測不能のマリア、エイザードの使い魔だけど基本的にがただのごくつぶしの「ごくちゃん」、このようなメンバーであんな事件やこんな事件が起こり、読者を飽きさせません。
人気のシリーズで、既に10冊以上出ています。
コメディ大好きならぜひともどうぞ。

それでは、本日の台詞解説です。
見れば分かりますが、皇女ダナティアはただ気が強いだけの人ではなくて、それに見合うだけの強靭な精神を持っています。この時も気弱な王子相手に一席ぶって、感心した王子に対する返答がこれ。
やっぱりめちゃくちゃ強気。
これくらいの自負心がないと人の上には立てない、のかも。  →bk1
(01/8/1)

「あたくしは、犬は嫌いです」
「は?」
「なぜだかわかる? 犬は飼い主に対して迎合するからです。あの卑屈さがとてもいや」
「……迎合しない犬は?」
「もっと嫌いです」

出典:楽園の魔女たち 賢者からの手紙/コバルト文庫/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/124P
キャラ:ダナティア&アシャ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】HELLO WORLD
ちなみにファンサイトは昔からの大手が軒並み閉鎖になったりして、適当なところを探すのに苦労しましたが、タイコモチ氏の案内所あたりがよろしいかと。

はーい注目〜。
1巻が出てから待つこと1年、やっと「カラミティナイト」の2巻が出ました!まだこれから読むところですが、ハルキ文庫はどうしてもチェックがもれがちになると思われるので告知しておきます。
思い切り重たい話ですが、女の子の友情というやつが前面に出たたいへんたいへんおもしろい小説です。重い話に抵抗感さえなければ、ぜひとも読んでみて下さい。詳しくはまたいずれ。

では本日の作品紹介です。
「楽園の魔女たち」は、新人魔法使いの4人の少女たちが繰り広げるコメディ小説です。誰が見ても美少年に間違われるファリスや、王家のお姫様で強烈に自尊心の強いダナティアとか個性派ぞろいの面々が繰り広げるドタバタが楽しい。
締める所は締めていますが、基本的には軽く読むのが吉であるかと。もっともまだ私はシリーズ半ばまでしか読んでないので、最近の展開は知らないのですが……。既にシリーズで10冊以上刊行されています。
コバルト文庫ですが、読み手を選ばないコメディなんでどなた様もお気軽にどうぞ。中のイラストも安心です(笑)

で、本日の台詞はプライドの固まりであるダナティア皇女の台詞です。
腹の立つ相手に対して不満をぶちまけているところに、追従しようとするものが現れるのですが、彼女はそれを一蹴してしまいます。その時の台詞になります。
犬に例えてますが、要は自分で判断しない卑屈な人間が嫌いだとそういうことです。味方だろうと、敵だろうと嫌い。さすがプライドにこだわる殿下らしいです。 →bk1
(01/9/15)

「孤立無援の場所で……たとえばだれもいない砂漠のどまんなかで、逃れようのない敵とばったりハチ合わせしてしまったとしたら、あなたはどうなさいます?」
「ふみつぶすわ」

出典:楽園の魔女たち 銀砂のプリンセス/コバルト文庫/樹川さとみ/絵師:むっちちむうにい/12P
キャラ:リーン・イプス?&ダナティア

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】HELLO WORLD
直営サイトとはちょっと違いますが、樹川さんが関わるプラムランドという企画サイトがあります。ファンサイトは昔はいくつもあったんですが現在軒並み閉鎖して、壊滅状態です……(^^;

本日は特にネタもないのでさっそく本題に入りましょう。

「楽園の魔女たち」→bk1(賢者からの手紙ほか)は、美形にして性格が少々曲がっている魔術師エイザードのもとで魔術師修行をしている4人の少女が主人公のコメディです。
なんといっても各キャラクターの印象が強い強い!
だれが見ても美少年の少女ファリス、頭脳も美貌も、そして鼻っ柱の強さも天下一品の皇女ダナティア、超冷静で超頭脳明晰、でもどこかマッドなサラ、見かけも頭の中身もほとんど小学生、でも人妻のマリア、エイザードの使い魔にしてただのごくつぶしであるごくちゃんなどなど、とにかくくせのあるキャラクターのオンパレードです。
すでに10作以上刊行している人気シリーズで、さくっと軽く読むにはもってこいの作品です、ええ。
コバルト文庫の入門編としても適していますので(笑)、未体験の方は一度お試しになるのもよろしいかと。
余談になりますが、コバルト文庫って探せば面白い作品いっぱい出てきますよ〜……地雷も多いけど(^^; 男性諸氏が読む分にも危険は特にないので安心してよろしいかと。ホワイトハートあたりが黄信号で、さすがにルビー文庫はやめといたほうが無難ですが、一度は話の種に読んでみるのも一興です。

さてそれでは本日の台詞解説。
皇女ダナティアの性格を一言で表したすばらしい台詞です。ちなみにこの家庭教師の推奨する方法は「戦略的撤退」なのですが、おとなしくひきさがるような選択肢はダナティアには存在しないっ!
眼前の敵はすべて粉砕するのみ。こういう人は決して敵に回してはいけません。
(01/10/8)

「あたくしに、不可能はなくってよ!!」

出典:楽園の魔女たち/コバルト文庫/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/いろいろ
キャラ:ダナティア

【作者公認サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
今日は調べてません。

頭痛でダウン……。
偏頭痛持ちなんですよね、ここんとこ調子はよかったんですが。
とてもじゃないけど活字を読めるコンディションではないので、本日は簡単な台詞で済ますことにします。
解説も抜き。
それではみなさまごきげんよう。



本日二信:
……結局会社休んで午前中ずっと寝ていてとりあえず回復。
ちょっとだけ追記しときます。
「楽園の魔女たち」は、コバルト文庫の人気シリーズで、4人の個性豊かな魔術師修行中の少女達が繰り広げるドタバタコメディ。その中でもダナティアは、帝国の皇女にして超勝気で、絶世の美女という強烈な性格をしています。
そのダナティアの性格をもっともよく表している台詞です。ひとつ注意してほしいのは、この「頭の高さ」が単なる裏づけのないプライドから出ている単純なものではなくて、できないことは人知れず夜中にこっそりと血のにじむような努力をしてでも可能にしてみせる、そんな気概の表れだということです。他人にも厳しいけど自分にも厳しい。だからこそ憎めないんですよ、この人は。
(01/10/16)

「両刀だったのか」

出典:楽園の魔女たち 七日間だけの恋人 《小説》/コバルト文庫/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/293P
キャラ:サラ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】HELLO WORLD
ファンサイトは前々からいろいろ見て回っているんですが、特化しているとなるとタイコモチ氏の研究所が一番かと。

  ▼管理人のつぶやき▼

Books by 麻弥11/15の日記は、まことに同感です。
やはりライトノベルは絵とデザインがそろってこそ。
こういうこと書くと人によっては反感持たれそうですが、現実問題として「まずはじめにイラストが気に入るか?」をライトノベルの購入基準にしている人は少なくありません。この辺についてはアンケートでもとってみれば恐ろしい数字が出るんじゃないかと思ってます。
作家さん自身にそこまで求めるのは酷なので、つまるところ責任は編集サイドにあるということになります。
いくら名作と言えど、手にとってもらえなければそれまで。
で、売れないと次の作品が読めない。悪循環ですね、典型的な。
その点ソノラマ文庫あたりはかなり損してます。デザインにも気をくばれば、もうちょっと売れるんじゃないかなあ? せめて最近表紙を変更したハルキ文庫のヌーベルSFシリーズくらいの気遣いは欲しいところです。(背表紙にもイラストが入ってるんですよ〜、かなり目立ちます)
例えば都市シリーズの機甲都市伯林ラストシーンなどは絶対に既存のテキストでは表現できません。こういうテキストとイラストの融合に、ライトノベルの行き着くべきひとつの方向性があるんじゃないだろうか、そんなことを思ってます。

というわけで、がんばれ編集さん!


 ▼本日の作品&台詞解説▼

「楽園の魔女たち」は……すいません本日解説サボります(^^;
台詞解説もサボります。
でもね、ショックでしょう?
あえて両刀がなんなのかは説明しませんが、ある意味どっちか片方である以上に危険な気がしますええ。
(01/11/17)

「障害は破壊する。敵はつぶす。あたくしはだれの挑戦でも受けてよ」

出典:楽園の魔女達 ドラゴンズ・ヘッド 《小説》/コバルト文庫/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/247P
キャラ:ダナティア・アリール・アンクルージュ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
今度はさぼりです(^^;

★2002年4月20日(土)
『ただひたすらに買う』

実家に帰り、大須へ出向いて買いまくりっ!!
ちなみに本日の購入リスト。
●「ほしのこえ」  グッドウィルで店頭販売中。
●「鬼哭街」  大須ではどこも在庫豊富。
●「腐り姫」  こっちは多少見つけるのに手間取る。
●新・時空のクロスロード  なぜかこれだけ買えずにいた。
●微睡みのセフィロスト ……伊藤真美さんのイラストに転ぶ。
●吼えろペン4巻
●不死者あぎと3巻
●ふたり  山下卓の新刊〜
●チキチキのわーる烈風伝!!  
●復讐者の残影 鏡の中の戦魔の続き。

こんな具合です。すっかり貧乏に……(^^;
でもとりあえずはこっちで録画しておいた十二国記アニメを見なければ。あー忙しい(笑)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■【社会】前代未聞、作家が版元募集の新聞広告 岡本呻也氏[04/17]ヘイ・ブルドッグより)
まずはこの画像をご覧下さね☆ リンク先は2ちゃんねるですが、ネタではないのがわかりましたでしょうか☆
「……あのさ、これで新聞の広告費ってペイできるの?」
バカ売れしない限り、難しいと思いますよ☆
「うーん、よっぽど本を見て欲しかったのかな? 勇者だなあ」
なかなかおもしろい発想ですけど、普通の人は真似しないで下さいね☆
「するかっつうの!」

■「盗作問題検証リンク集」(同人誌生活文化総合研究所より)
興味のある方は、同人誌生活文化総合研究所の4月19日リンクからどうぞ☆
(注:同人サイトに限りリンクリーと書いてあったので、直リンクはしませんでした)

■大空をゆったりと飛翔する飛行船のラジコンが登場!最後通牒・半分版より)
「欲しいっ!!」
どこで飛ばすかという難問がありますが、これは惹かれるものがありますね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

葉子「ああ、ダナティア殿下の考え方はすごく共感できますね☆」
……座右の銘はなんだっけ。
「殲滅、です☆」
ああ、そりゃさぞかし気が合うでしょうねえははは。

そんなわけで本日も解説はさぼりです。許し給え。

「このへっぽこ魔術師ーっ!!」

出典:楽園の魔女たち (小説)/コバルト文庫/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/あらゆる巻のあらゆるページ(笑)
キャラ:アシャ・ネビィ

【作者直営サイト】プラムランド
【絵師直営サイト】なし

プラムランドは公式サイトとはちょっと正確には違いますが、管理人は樹川さんなのでリンク。

★2004年6月30日(火)
『(精神的に)お疲れ中』

いやなんというかこの……どうしましょうね。いっそこのまま放置して逃げるか……(謎

こういう時は頭を軽くするに限る!
てなわけで楽園の魔女たちシリーズ→bk1→amazonをガシガシ読んでます、他の積ん読には背を向けて(^^;
このシリーズ、おおざっぱに言うと魔法使いとしての能力はすごいけどあまりにも変人なエイザードのもとに、やはりくせ者揃いの少女4人が魔女見習いとして弟子入りして繰り広げる日常や様々な事件を描写した作品です。
基本的にはコメディ一直線ですが、時にちゃんと手綱を締めてくれます。テンポがいいのでさくさく読み進めますし、設定の引き継ぎこそあるものの基本的には1冊できっちり終わる話のため読みやすし。まいじゃーか?と問われると違うと即答しますが、小難しい話はなしで気楽に、しかし安定して面白い作品を読みたい方や、マリみてでコバルト文庫に興味を覚えたもののうかつに手を出すとボーイズラブにひっかかりそうで……という方におすすめ。
個性豊かな4人の魔女の卵たちの活躍をご覧あれ。支部長どん頑張れ!(謎
ちなみに1巻は楽園の魔女たち 賢者からの手紙 →bk1→amazonです。

おまけ。
掲示板の書き込みの最近のツボ。
世界の中心でAIを叫んでノケモノ。
座布団一枚。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■改造ピンキー大量展示中!
ラジオ会館のイエローサブマリンで展示されている改造ピンキーたちですね☆ トンボさんがいたく興味を示しているのでリンクしておきます☆
「いや、東京行ったときに一度案内してもらったんですけどね。あの時はまだそこまでの興味がなかったんで普通に見物しただけ……くーもっかい見に行きたいなあ(^^; 」
おまけ:ピンキーでスーパーダッシュ文庫のしかもマイナー系作品のキャラを立体化(6/11以降の日記)
M系小説部の過去ログから☆
「個人的には銀盤カレイドスコープののタズサの立体化がぜひ見てみたいです。タズサがもしフィギュアになったら買っちゃうなあたぶん」
フィギュアのフィギュアですね☆
「…………クーラーが効き過ぎか……」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

楽園の魔女たちシリーズ→bk1→amazonは上で説明しているので省略。非常に個性のある(ありすぎる)4人の少女の活躍を楽しんでください。支部長どんも忘れずに。

それでは本日の台詞解説。
エイザード追放のために日夜努力するけれどもちっとも報われない騎士アシャの、ほとんど日課となった叫びです。もはや楽園の魔女たちの名物と言えるでしょう。特にシリーズを読んだ人ならば間違いなく名台詞に認定すると思いますええ!

「あの生鮮食料の質の悪さは!? サカナ以外、とても食べ物とも思えなくってよ!」
「それが一般的な都会の宿命なのだ、殿下。
産地から届くまで時間がかかる。ゆえに、新鮮な野菜などは期待しないほうがいい。解決方法はただ一つだ」
「えっ。それって、なに? サラ」
「食材すべてを完膚なきまでに念入りにたたきのめし、おもむろに塩と香辛料でごまかすのだ」

出典:楽園の魔女たち まちがいだらけの一週間 (小説)/コバルト文庫/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/99P
キャラ:ダナティア&サラ&ファリス

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【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年7月5日(月)
『ROOM NO.1301が二次ブーム?』

まだ部屋の片づけは続行中です。スペースがないものはどうにもならん……仕方がない本棚を買おう。





さて、ところで最近富士見ミステリー文庫から出ている新井輝さんのROOM No.1301→bk1→amazonがweb上ではちょっとした二次ブームの傾向が(なんか日記サイトなどで妙に感想を見かけることが多いです)。おそらくは2巻の発売がきっかけだと思いますが、このシリーズを当初から好きだった人間としては嬉しいですね。
各地でエロゲっぽい雰囲気との呼び声が高い(笑)この作品ですが、私の知る限りでは特定の作品に似ているというわけではないです(どこで見たか忘れましたが某キャラがONEのみさき先輩に雰囲気などが似ているとの意見あり)。あーんなことまでしてしまう!というライトノベルとしては突き抜けたストーリーに目先を奪われがちですが、主人公をはじめとする各登場キャラクターの独特のまったり感が魅力な作品です。
年齢? ……あー。うん、まあいいんじゃないかな?<何がいいのかさっぱりだよ!


追記。
あまりみなさんには関係ないかもしれませんが、天戸司郎さんの手によって掲示板にNGワード&NGIP機能を実装しました。広告業者は消えなさい、という事です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■須賀すのぶさん、公式サイトオープン

■雑誌コバルト、ヨリドラ応募者全員サービス(以上、FANTASY Bookmarkより
ときめきテレホンで登場したドラマ+ボーナストラックという構成みたいですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

楽園の魔女たち→bk1→amazonは、この度めでたく完結したシリーズで実力はあるけど変わり者である魔術師エイザードの元に、様々な事情で弟子入りした4人の個性豊かな魔術師見習いの少女たちが繰り広げるコメディです。基本はコメディですが、要所要所にびしっと締めるようなエピソードも入り込んできます。
各キャラクターの細かい説明などはあえてしませんが、外れなしに確実に楽しめるシリーズですね。読み人を選ばないタイプの作品だと思います。

さて、それでは本日の台詞解説。
今日の場合、一番最後の台詞に単純に受けて、その後いやこれけっこう現実世界でも真理をついてないか!?と思ったので載せてみました。加工食品なんか何食べさせられてるかわかったもんじゃありませんからねえ(^^;

「あなたがたはご自分の家や土地よりも、彼女たちのほうを心配しているんですか。騎士が国を守るのは当然ですよ、ふんぞりかえって守られていなさい」
「だども、なあ?」
「なあ?」
「ありがとうの気持ちだけは、わすれちゃなんねえべ!?」

出典:楽園の魔女たち ミストルテインの矢 (小説)/コバルト文庫/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/243P
キャラ:エイザード・シアリース&村人たち

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特記事項なし。

★2004年7月8日(木)
『楽園づけ』

今月はスニーカーとかちゃんと読んではいるんですが、特に見るべきものはなしと。それよりも楽園の魔女たちシリーズに猛チャージをかけて、残り2冊まで迫りました。今日にはすべて読み終わるかなあ。

テンションというかモチベーションというか、ともかくその辺は回復しつつあるのでがんばりますええ。

追記。
たそがれSpringPointの滅・こおるさんがつっぱれ有栖川→bk1→amazonを読んで感想みたいなものを。なるほど主人公の有栖川ありすと言う名前にミステリ畑の人は反応したわけですか(笑) それはともかく女子相撲などというとんでもなく変わった題材ですが、内容はまちがいなくスポ根ちっくなノリの良作です。書店で見かけたらぜひとも確保しましょう。



  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

楽園の魔女たち→bk1→amazonは、詳細省略。既に何度も書いてますが、安定したおもしろさが売りです。
ちなみに紹介している私自身は、完結まであと2冊のところまで読み進めているのでどんな形で幕引きされるのかドキドキしています。

それでは本日の台詞解説。
あわや戦争という危機に際し、村ではなく代わりに戦ってくれている騎士を心配する村人たち。この純粋さがいいんですよね。

「あっちの世界って、お師匠さまみたいなヒトばっかりゴロゴロしてるのかなあ?」
「そうでないことを祈りたいわね」
「6:2:2の法則というやつだな」
「なにそれ、サラちゃん?」
「人口の六割がふつうのひと。二割ができるひと。さらに二割が使えないひとだ。だが、たとえば『できるひと』のグループだけ分離しても、いつのまにかやはり6:2:2の割合にもどってしまう」
ダナティアがおもむろに応じた。
「――――二割ね」まちがいなく。

出典:楽園の魔女たち 楽園の食卓 (小説)/コバルト文庫/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/後編269P
キャラ:マリア&ダナティア&サラ

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特記事項なし。

★2004年7月9日(金)
『いったいどういうペースで読破しているのかと小一時間』

浅木原書店でのこれといい、みりおんぐらむでのこれといい……どうやったらそんなに読めるのでしょう。いや単純に真似したいかと言われると、そもそも自分の読書スピードはそんなに早くない上にいちいち名台詞のところで手が止まって、付箋貼ったり台詞読み直したりするのでちっとも前に進まないんですけどね(^^;

さて電撃の発売日に合わせたかのように、無事に楽園の魔女たちシリーズ→bk1→amazonをすべて読破しました。
いやー、おもしろかった!! コメディとしてもシリアスとしても、大変良い出来でした。改めて申し上げますが、コバルト文庫の中ではマリア様がみてるなどよりもはるかに男女問わず誰にでも安心しておすすめできる物語です(買いづらいとかいうのは知らん!)。
ちなみに私は全部のキャラに愛着がありますが、なかでもファリスがお気に入りなので楽園食卓中編は不覚にも(ほんとうに不覚にも!)あやうく泣くかと思いました……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

楽園の魔女たち→bk1→amazonは……いいかげん説明のネタも尽きてきましたが、そういえば主要キャラクターの性格なんかをきちんと説明したことはなかったような? というわけで楽園の魔女(見習い)たちについてちらっとだけ。
●ダナティア 傲岸不遜な帝国のプリンセス。超絶美貌と超激しい性格。
●サラ 賢者あるいはマッドサイエンティストな研究肌。鉄面皮。何考えてるのかさっぱり不明
●ファリス 凄腕剣士にしてどこからどうみても美少年で、なおかつ素直で苦労性。ちなみに性別は女性。
●マリア 家事全般は無敵。よくいえば純真、悪く言えば何も考えてない。お子様体型の極み。
なにせシリーズは全部で21冊も出ているのですが、資金という点さえクリアすればさくさく読めてしまいます。

それでは本日の台詞解説。
これは彼女たちの師匠であるエイザードについて論評です。どっちの二割かは……ヒミツです(笑)

「姫君。だれでも美しくなる方法がひとつだけあると、私の友人が」
「えっ?」
「笑顔でいること、だそうです」

出典:楽園の魔女たち ミストルテインの矢 (小説)/コバルト文庫/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/13P
キャラ:ファリス・トリエ&ご令嬢

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特記事項なし。

★2004年7月11日(日)
『本棚購入』

こんな本棚を買いました。7月はキャンペーン中ってことで同クラスのスライド書棚としてはほとんどありえないくらい格安だと思います。自分で組み立てるのがけっこうめんどい(1時間半ぐらいかかった)のと、さすがにブックマンのような作りを求めるのは無理って事をのぞけばお買い得だと思いますよ?
というわけで整理中なのでした。

余録。
三者三葉→bk1→amazonって4コマがあるんですが葉子さんにおかれましてはどのような感想を……
「同じ名前の人間として零落ぶりを見るのは嘆かわしいことです☆」
そんなわけで元・お嬢の葉子という子が登場する日常コメディ4コマです。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日もお休みです☆
「最近になってライトノベル関連のニュースを扱うところも増えてきたので、うちみたいな半端情報はもう不要かな?と思ったり」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

楽園の魔女たち→bk1→amazonは、さすがに書くことがなくなってきました。
台詞関連で紹介しているのが、圧倒的に名台詞が多いんですがこれはコメディ部分が弱いと言うことではなくむしろその逆。きっちり物語を締めることのできるコメディ作品であることの証明と思ってください。

それでは本日の台詞解説。
普通に見てもいい台詞ですが、補足を加えるとするならこの台詞はファリスがとびきりの心からの笑みを浮かべて言っていることがポイントです。女殺しの笑み。一見どこからどう見ても美少年剣士。ただし性別は女性。

「殿下は……私たちが、”楽園”に来たときのこと、おぼえてる?」
「なんなの、いきなり」
「うん……。あのとき、どこにも行き場がなかったよね。すくなくとも、私はそうだったし……。将来のことがわからなくて、不安で……。だれに相談していいのかもわからなかった。
でも……師匠が、エイザードがいってくれたから。ここにいてもいいって。すごくうれしかった……。魔術師になろうって、本気で思ってたわけじゃないけど――いまも、本当は迷ってるけど」
「…………」
「でも、自分にもやれることが、今はまえよりもたくさんあるよ。できないと思ってはじめからあきらめてたことも――たくさん。こんな時代に、魔術師をたよってくるのって、ほんとはすごく勇気がいると思うんだ。だから、だからね……その、”楽園”に来てくれる人にも、せめてなにかできたらいいな……って。ただ、そう思って」

出典:楽園の魔女たち 薔薇の柩に眠れ (小説)/コバルト文庫/樹川さとみ/絵師:むっちりむうにい/66P
キャラ:ファリス・トリエ&ダナティア

【作者直営サイト】プラムランド
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年7月12日(月)
『生き別れの姉妹と再会したりしなかったり、隠し子が発覚したり』

いえ、本のことですよ?
昨日は一日延々と新しい本棚に本を移動させつつ、すっかりバラバラになったシリーズを再集結させたり、涙をのんで一部の本を処分するため選別作業などをしていたわけですが……いやはや出るわ出るわダブり買いの山が!!
2冊ある本は二桁に及び、なんとロケットマンに至っては3巻が3冊、1・2・4・5巻が2冊ありました。終わってます(^^;
まあこれでしばらくは行方不明の本を探して奔走することもないでしょう<自慢にならない

さてさて管理人が描けないというのになぜか設置されている(^^;まいじゃーお絵かき板ですが、11日にリンさんから楽園の魔女たちのマリア絵がっ! グッジョブです。この調子で他の娘さんたちの勇姿も拝めないものだろうか……。


このライトノベルがすごい!関連更新はぎをらむさんによるコラム第二弾「もっと光を ― ゲーテと印象派と終わりのクロニクル ―」です。終わりのクロニクルのイラストを題材として色彩の使い方を分析しています……まさかこんなものまで読めるとは思いませんでした。



  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「帰宅部! GoHome デモムービー(のはしり)」
■「ナッツ・クラッカー 自主制作デモムービーβ版」
いずれもM系小説部の制作なのです☆ まだ完成版ではないようですけれど☆
「さすがはスーパーダッシュ文庫に特化したサイト様というか、SDキャラPinky化といいすごい熱の入れようです。真似する能力もないのにflash作りたくなるなあ(^^; 」
ところでこの作品ってトンボさんはもう読まれましたか☆
「……積読ですすいませんごめんなさい」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

楽園の魔女たち→bk1→amazonは、さすがにとりあえず今日で一区切りしたいと思います。しつこいようですが、この作品は万人に勧められるおもしろさを持ったシリーズなので巻数が多いなどと言わず、是非お試し下さい。1巻でも読めばきっと気にいって頂けると思います。

それでは本日の台詞解説。
素直・裏表なし・いい人の代名詞ファリスが珍しく長台詞をしゃべっています。うむ、いい台詞。……でも読み返して思ったけど、作品を未読だとよさがつたわりにくいかなこの台詞(汗


ラグナ通信

さよならだ!! 俺の想い出―!!
さよなら俺の家―
懐かしい優しい人達
まだ想い出に生きるには早すぎるから!!
まだ今をもう少し生きたいから!!
俺はさよならするよ!!


出典:ラグナ通信 (コミック)/DaitoComics(大都社)/外薗昌也/155P
キャラ:ナサニエル

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特に特記事項はなし。

★2002年5月27日(月)
『声が出ません(キーボードは打てるが)』

風邪、だろうなあやっぱし。熱っぽい。
精神的に完全に下降線でとうとう昨日は更新し損ねてしまいました。本日の更新も極めていいかげんです……。
そう言えば先日紹介したコミック、足洗邸の住人たち。→bk1→amazonですが書かずにいられないっ!の5/26の日記でうまいこと説明がされていました。ストーリーもよし繊細な線画も素敵です。売ってるところを探すのに苦労するのが難点ですが……(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■『ヨコハマ買い出し紀行』OVA新シリーズ制作決定カトゆー家断絶より)
めでたいことです☆
ただ、新シリーズとはいうものの旧シリーズをどれだけの人が見たことがあるのかはかなり疑問ですけれど☆
「もちろん私も見てませんええ」


  ▼「マリア様がみてる」強化月間コラム
            ああっ白薔薇さまっ その27▼

まだマリみて人気投票をお済ませでない方。
締め切りは30日いっぱいなので、忘れないうちに投票をよろしくです。ちなみに現在は聖様に祐巳ちゃんが猛追をかけている模様。すいません本日は熱っぽいのでこの辺にて失礼を。


●マリア様がみてる1巻&2巻プレゼント企画
●マリみてお気に入りキャラ人気投票
●月間コラム1〜22まで+α
●まだ未購入の方へ→bk1→amazon


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ラグナ通信→bk1→amazonは、外薗昌也さんの初期?作品集です。簡単に言うと音楽をテーマにしたおとぎ話コミック。
店頭で独特な表紙絵に惹かれて買ってみたら当たりでした。その手の話に目がない人にはかなりのおすすめです。やー店頭買いしてよかった。ちなみに私はそれほど知っているわけではないけれど、今の「犬神」などとはかなり(全然)作風が違います。

台詞としては、過去の想い出の中に入り込んだナサニエルが、とうに死んでいるはずの血縁者などと出会い懐かしみ、しかしその思いを振り切って現実に立ち返る場面です。夢に進歩はないのです。


ラグナロク

「報酬はどうするの?」
「貸しにしとく」
「借りは作りたくないのよ」
「だから貸しにしとく」

出典:ラグナロク/角川スニーカー文庫/安井健太郎/絵:TASA/1巻336P
キャラ:レナ・ノースライト&リロイ・シュヴァルツァー

【公式サイト】なし
たぶん公式サイトはないはずです。ファンサイトは多すぎて調べきれず(泣)。とりあえずラグナロクWEBRINGの主宰をしているMIDNIGHT MOONを紹介しておきます。

「ラグナロク」は、タイトルでまるわかりのファンタジー小説です。
意志をもった剣「ラグナロク」の視点から、相棒である凄腕の傭兵リロイの戦いの様子を描いています。
北欧神話を一部モチーフにしていたり、ストーリー的にはファンタジーの王道な部分が多くてちょっとまいじゃーとは言えないのですが、物語としてはかなりおもしろいです。全体的にテンポがいいせい? また、戦闘シーンにかなり多くのページが割かれているのでその手が好きな人なら買いでしょう。某サイトでは「格闘ファンタジー」と評されていましたが、なるほどうまいたとえかもしれません。

それでは、本日の台詞解説。
なーんかニヤリとさせられた台詞だったんで、採用となりました。
レナが危機に陥ったとき、仕事としてレナを助けたリロイは助ける条件として、ある条件をつけます。
そして、事が終わった後その「報酬」を払う気があるのかないのか、いまいち不明確な態度なのですが、そんなレナとリロイの会話です。
貸しを作った側と、借りを作った側、この二人の表情が目に浮かんでくるようでなかなかいい台詞なんではないでしょうか。(00/8/26)

「俺が仇なら、なぜ俺だけを狙わない!」
「奴らも同罪だ。誰も姉さんを助けようとしなかった。自分でなくてよかったと、胸を撫で下ろしていたんだ。慰めや同情の言葉も、その罪悪感をまぎらわせるためのもの。誰ひとり、姉さんの死を悲しんでいる者などいなかった。死んで当然だ」
「だったら、おまえも死んで当然だ。
姉さんを守れなかったのは、他ならぬおまえだからな」

出典:ラグナロク/角川スニーカー文庫/安井健太郎/絵:TASA/2巻296P
キャラ:リロイ・シュヴァルツァー&テュール・ヴァイス

【直営サイト】なし
いろいろファンサイト回ってはいるのですが……。なかなかおすすめのが見つからないですね。

キーボード、なんとか買ってきました。
やれやれ、これでまたちゃんと更新ができます。

「ラグナロク」は最近解説したんで、そっちを参照のこと。お話的にはストレートなのですが、そこそこひねりも効いていておもしろいです。それと作品全体にスピード感があって、読んでてその辺は気持ちいいですね。

で、台詞の解説です。
まあ良くある話と言えばそうですが、リロイを姉の仇として付け狙っていたテュールは、いつしか無差別に人々を殺戮し始めます。
それをとめんとするリロイ。対してもっともらしい理屈をテュールがつけているんですが……これ、リロイの返答がいいです。
これもやっぱり小説のテーマにはなりやすい敵討ちですが、うえのような論理を使うものもけっこういっぱいいます。しかし「そんな権利があるのか!」とか「それじゃなにも解決しない!」などとは言わないところが、かえって大変わかりやすく共感を誘います。そりゃそうですね、「元はと言えばおまえが悪い。だからおまえ死ね」というお話でありました。(00/8/31)

「死は死の瞬間まで死ではない。死んだ後で認めればいい」

出典:ラグナロク/角川スニーカー文庫/安井健太郎/絵:TASA/4巻238P
キャラ:アングルボザ

【直営サイト】なし
いろいろファンサイト回ってはいるのですが……。なかなかおすすめのが見つからないですね。

もう一発ラグナロクからいってみましょう。
この作品って、基本的には熱血系だけに台詞も直線的なものが多いんで、抜き出しやすくて大助かりなんです(笑)

さて、この台詞はアンクルボザが発言してはいますが、要はリロイの行動を指して言っているので、事実上リロイの発言と考えてもさしつかえないところでしょう。
リロイというキャラクターは、もともと無茶な回復力も手伝ってとにかく力押しな戦い方の印象を与えますが、もっと好意的に解釈すると「一歩も引かない、最後まであきらめない」のです。そのあきらめの悪さを表現した、なんとも言い得て妙な台詞と言えるのではないでしょうか。(00/9/1)

相変わらず、頭、いい具合に腐ってるな

出典::ラグナロク/角川スニーカー文庫/安井健太郎/絵:TASA/5巻82P
キャラ:リロイ・シュヴァルツァー

【公式サイト】なし
いろいろうろついてますが、結局ラグナロクファンのためのページあたりが無難な線ではないかと。

「ラグナロク」も、先日紹介しているので、説明省略です。
そういや上のファンサイトでは、2Dの対戦格闘ゲームにしようって企画があるみたいですが、確かに絵柄といい、作品の雰囲気といい見事にはまるかもしれません。ちょっと見てみたい気も……。

今日の台詞は、オチの方です。
久しぶりに再会した科学者エイミーが、なんとも困ったひがみ根性を発揮し、かける言葉に困って思わず出てきた台詞です。
相変わらずと言うからには、再会前もやっぱり頭が腐っていたということでしょうか(笑)
この手の台詞って、考えてみればとんでもないたとえなんですが、不思議と言ってる事はよくわかるものですね。(00/9/6)

手柄が欲しければ、来い。痛い目を見たくなければ、逃げろ。5秒だ。

出典:ラグナロク/角川スニーカー文庫/安井健太郎/絵:TASA/8巻143P
キャラ:リロイ・シュヴァルツァー

【直営サイト】なし
直営サイトはなし。良質なファンサイトを探す暇がなくて……。

最近ラグナロクがやたら名台詞に多い、かな?
本当は困ったときの為にとっておくつもりだったんですが、今既に既刊本を読み返す暇があまりなくて……無念(^^;)
一応直情径行で凄腕なフリーの傭兵・リロイが暴れまわる話だと理解しておくのが間違いのないところだと思います。しかしこの話って、不思議なくらい恋愛話と縁がない気がします。いやあるにはあるんですが、普通の小説で言う恋愛の概念とはかけ離れていて、うっかりすると通り過ぎそうなくらい扱いが小さいのです、ええ。
いやだからなんだと言われても困りますが……。

では上の台詞。
敵、どっちかというと三下を相手にして、啖呵を切っているところです。
いいですねーわかりやすいです。痛い目見たくなきゃ逃げろ、ってのはよくある台詞ですが、ちゃんと手柄を取りたい人のことも思いやった気配りが素敵(笑)(00/9/19)

自分の痛みがわかれば、他人の痛みがわかるのか? 人間はそれほどお利口さんじゃない

出典:ラグナロクEX.ディアボロス/角川スニーカー文庫/安井健太郎/絵:TASA/99P
キャラ:アレクサンドル・リュヴィール

【直営サイト】なし
直営サイトはなし。良質なファンサイトを探す暇がなくて……。

すまんです。
手抜きです。
風邪引いてダウンして更新する暇ありませんでした。明日にでも、追記の形でフォローしておきますので、とりあえず解説も省略させていただきます。
……それでも会社が休めない……(泣)
(00/9/20)

で、補足。
リュヴィールというのは、訳ありで自分の痛みを一切感じません。傭兵稼業で人殺しができるのはそのせいなのかと言われて、どちらかと言えば反論した形になっています。一度や二度自分が殴られたからと言って、他人の痛みがわかるとは限らない……そういうことです。なんだか現代の17歳に通じるものがありますね(^^;)

「――なによ?」
「ああ……、いや……
おまえが笑うの、初めて見たからさ。そのほうがいいな」

出典:ラグナロクEX COLDBLOOD/角川スニーカー文庫 安井健太郎/絵:TASA/314P
キャラ:レナ・ノースライト&リロイ・シュバルツァー

【直営サイト】なし
ファンサイトはどうもおすすめなのが……どうもどれも中途半端というか。ラグナロクWEBリングを紹介しておくので興味がある方は手当たり次第にどうぞ。

「ラグナロク」は、一言で表現すると格闘ファンタジー小説です。
主人公の直情径行方な青年リロイ・シュバルツァーがとにかく戦いまくるお話です。……いや、この物語に関しては細かい説明したところでしょうがないと思います。とにかく物語このリロイともう一人、冷血な女暗殺者のレナ・ノースライトの人間離れした活躍っぷりを中心として回っていきますが、敵も同じくらい人間離れしているのでノリはあたかもドラゴンボ……いやいや。
個人的にはこのレナの冷血ぶりはかなり徹底しているので好きです、はい。格闘漫画などを好んで読む人はすっ転び率が高いと思われますので、その辺を基準にしてみてください。
あと一見して受ける印象とは違い、けっこう登場人物は誰も彼も屈折しまくった性格なので曲がった話が大好きな人にも意外と訴えかけるものがあるかも……(^^;)
個人的にはかなり好き。

本日の台詞は……これけっこうネタばれかな?
そうでないことを祈りつつ進めましょう。
ラグナロクEXのこの間のお話はリロイとレナの邂逅が核になっています。本編で表現されているなんとも不可解な二人のやりとりが、実はこういう経緯があったせいだとはじめてわかるわけですね。
その経緯については特に説明しません。が、冷血で通っているレナの笑うシーンというのはこれは一大イベントであろうということでそこからの出典になります。
「笑った方がかわいい」といった台詞はライトノベルスではありふれたシーンなのですが、それだけ絵になるシーンなのですね。
大笑いしている直後のレナに話し掛けるリロイの図。なんとも微笑ましいですね(^.^)(01/1/7)

「当たらないものも、当てちまえ、要は、気合だよ」

出典:ラグナロクEX デッドマン/角川スニーカー文庫/安井健太郎/絵師:TASA/36P
キャラ:リロイ・シュバルツァー

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】TASABU
ラグナロクファンサイトのリンクが充実しているところとしてMIDNIGHT MOONがあります。ここで格闘ゲーム推進計画が進行中の模様。私もぜひ実現するといいなあと思います。

手の調子がちょっと良くなったので、少しずつメンテ中。それにしても普段から使う場所を怪我したりすると、後が大変ですねえ。仕事を休めば一発で直るんでしょうが……(^^;

「ラグナロク」は格闘アクション小説です。
ひたすらに格闘アクション。
戦闘シーンの臨場感はかなりのものがあります。ストーリー的にはとりたてて変わっているわけでもないので特に説明はしません。要はチャンバラこそがこの小説の本領なので、そういう傾向が好きな人はどうぞ。あ、イラストで転ぶ人も多いかも。

さてとでは台詞紹介へ。
熱血漫画の要素をかなり含んだ小説だけに、台詞に関してはいろいろ豊富です。この台詞はかなり条件の悪い足場の中で、主人公のリロイが射撃によって敵を仕留めたときのもの。
敵と戦うにあたり技術が必要なのは当たり前の話ですが、気合はもっと必要です。基本ですね、ええ。(01/5/13)

『甘い、と言いたいんだろう』
「そんなことないわ」
「この世には、失ったら絶対に取り戻せないものがあるのよ」
「信頼も、自尊心も、そして愛でさえ、取り戻せる。でも、たったひとつだけ、失われれば永遠に戻ってこないものがあるの。あなたはそれを、まだその手の中に握っているわ」
「それは、純粋さ――脆くて儚い、大切なものよ」


出典:ラグナロクEX.アウトサイダー 《小説》/スニーカー文庫/安井健太郎/絵師:TASA/34P
キャラ:テーゼ&ロゼリア

【作者直営サイト】未調査
【絵師直営サイト】未調査
未調査。

★2002年3月7日(木)
『略式更新モード中その4』

直リンすいません。一週間だけごかんべんください(^^;
Windows+IE環境での先日のセキュリティの大穴回避法。あくまで暫定。

『プラネット映画祭2002』リバイバル上映会。3/10大阪です。ほしのこえ上映あり。

WXIII 機動警察パトレイバー関連情報。まとまってます。まいじゃーではないけど趣味。

あーやれやれ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

『日曜日ぐらいには戻ると思います☆』
有給休暇中です。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ラグナロク→bk1→amazonは、誰がなんと言おうと格闘小説です。んーまあ熱血少年漫画のごとく、理想と理想のぶつかりあいしながら、ひたすら戦いまくり。この作品について、未読の方の中には、もしや知らない人がいるかもしれないので補足しておくと、熱血系で片付けるにはあまりにも重い展開が多いです。
重い話が好きなら、意外にもこの作品はおすすめできるのですええ。

で、台詞解説。
痛い。
思わず読む手が止まってしまいました(^^;
じゅ、純粋さ? あー……(目が泳いでいる)。


LAST KISS

「井崎。別に我慢することないよ」
「え……?」
「泣き言ってのは泣きながら言うモンだぞ」

出典:LAST KISS (小説)/電撃文庫/佐藤ケイ/絵師:高梨ひつじ/181P
キャラ:夏尾香奈子&井崎智弘

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項はなし。

★2002年8月12日(月)
『下手という言葉』

WEB日記を巡っていて思ったこと。
肌に合わない=下手というのはどうなんでしょうね?
まあそれも感想なわけですから、自由といえば自由なんですが……。
しかし細かく分析している時間がないのでまたの機会に(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■Mirror メルティ・ブラッド体験版
夏コミ3日目に配布されていた渡辺製作所のメルティブラッド体験版CD-ROMが、神聖マルチ王国でミラーされていてDLできます☆
コミケに行けなかった方などはチャンスですよ☆
ただし動作環境などは自己責任でお願いしますね

■怪しい人名辞典ヘイ・ブルドッグより)
欧米個人名の語源や由来が分かるようになってます☆
あるいは創作の登場人物名をつけるのに困った時など参考になるかもしれませんよ☆
ちなみに親サイトは奇妙なポプリですが、薔薇の名前と写真も扱っていらっしゃるので興味のある方はどうぞ☆
「ロサ・ギガンティア〜っ!!」
ああうっかりしてトンボさんの劣情に火をつけてしまいました☆ 責任を持って始末しておきますね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

LAST KISS→bk1は……最初に断言しておきましょう。
超ド級の反則泣かせ作品です。
というか最初から展開は丸見えなんですが、分かっていながら撃墜される人も多数出ている模様です(^^;
重い病気を持つ中学2年の井崎由香は夏休みに一時退院し、これまで接点がほとんどなかった兄と一緒にひと夏を過ごします。以上説明終わり。説明の必要なし。帯のキャッチコピーや最初の序文で結末は既に見えています。
私が死んだら、きっとお兄ちゃんは泣くと思います――
ですからねえ……。
このような前提を踏まえたうえで読むかどうか判断してください。

さて本日の台詞解説。
簡潔に言えば彼女に泣き言を聞いてもらってなぐさめてもらっている男の図です。いやあでも案外と絵になるもんですねえうんうん。


ラスト・ビジョン

「ウイノスナオを信じてる」
「昨日も、一昨日も、だから、ずっと待ってた」
「そしたら約束守ってくれた」
「だから、また信じてる」

出典:ラスト・ビジョン/電撃文庫/海羽超史郎/絵師:ヤスダスズヒト/220P
キャラ:高井深奈

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】ギャラリースズヒト4
ファンサイトはなし。ああ、だれか作らないかなあ!<自分で作ろうという気はないってか絶対無理だし(^^;

告知。本日よりAmazon.co.jpの個別書籍へのリンクを開始します。在庫がないと注文できませんが、国内配送無料ですからうまく利用すれば効果的かと。ちなみに、bk1リンクと同じくこのリンクによる収益はすべてプレゼント用にストックしますのでご安心を(笑)
bk1のほうはクリスマスあたりに一度還元しようと思ってます。

この間から「月姫」が通販経由だと手に入らないので、紹介するほうとしてはまことに申し訳なく思っていたのですが、ようやく通販で在庫を持っているところを見つけました! 「月姫」「月姫プラスディスク」「歌月十夜」共に通販可能ですので、欲しいのに手に入らないぞと思っていた方はぜひ。メディアランド→ネットショップ条件検索→月姫でどうぞ〜。振込でもいいというのは意外にありがたいんじゃないかと思います。
この機会にまだやってない方はぜひともプレイを!
再三言ってることですが、本来商業作品しか扱わないまいじゃー認定をルールを曲げてまで行なったのは伊達ではないということです、ええ。

さて、作品紹介に移ります。
しかしなんですね、最近電撃文庫からの出典がやけに多い……。ほんとはコミックからも出したいんですが、どうも台詞的に来るものがなくて困ってます(^^;
そんなわけで「ラスト・ビジョン」→bk1→amazonです。
高校三年の初野素直は、夏休みを利用してクラスの友人と共に旅行に出かけます。行き先は、転校生の高井深奈が招待してくれた彼女の故郷だったのですが、そこは大企業である高井産業の研究施設の立ち並ぶ離島でした……。
そして主人公たちは研究施設で起きたとある事件に巻き込まれていくことになります。

さて、ここまで冒頭のあらすじを紹介してみましたが、冒頭を読んだだけでは中盤の展開、そして怒涛の終盤の展開は絶対に予想できません。
あたかも推理小説のように散りばめられた数々の謎が、話が展開されるにつれてジグソーパズルのピースがはまるように徐々に解き明かされていく感じです。
特に終盤になって「あっ!」と思わせられることは間違いなし。多少……もとい、かなり文体にくせがあるので、なじみにくい人がいるかもしれませんが、この怒涛の物語を読まずに済ますのはもったいないのでぜひとも慣れてください。一応はSFですが、あんまり意識する必要はないです。
最近出てきた新人さんの中では一番の注目株。次の作品が楽しみ〜。デビュー作の「天剣王器」→bk1→amazonもやっぱりくせが強いですが、これも機会があったらぜひどうぞ。
とにかくおすすめ。
二度読み推奨でコストパフォーマンスも高くなっております(笑)。


本日の台詞解説ですが、うかつな発言はネタばれになってしまうため額面どおりにお読みください。うん、まことにベタな台詞ですよね?
約束というものは、物語のテーマとしては単純にして永遠のものなのでこの手の台詞はいっぱいあるわけです。ですが、この台詞の場合は作品を通して読んだあとに見ると全く印象が違ってくると思います。ほんとは一番紹介したい台詞は別にあるんですが、ネタばれもいいとこだからなあ……うーむ、どうしたものか。
(01/10/21)


ラストリーフの伝説

弱くない
奪わない、傷つけない、殺さない――そんな人が、いちばん強い

出典:ラストリーフの伝説   キャラ:フェン・スウディ

ソノラマ文庫は秋山完作品「ラストリーフの伝説」よりの出典。ありがちなように見えて意外と深いSFです。特に読みかけの印象と、中盤まで読み進んでからの印象がまるで違います。奥付などでネタばれする心配もなく、けっこう次の展開が読めないのでひそかなおすすめかも。

名台詞はネタばれ防止を考えて、解説しません。やたら暴力振るうやつよりも、平和でありつづける方がよほど難しいのだ、とは言えるでしょう。
実は名台詞のネタも満載な小説なので、再登場があるかもしれません(笑)

ラッキーゴー

「お前よお… 女にフラっぱなしだからってそんな事で自暴自棄になっちゃいけねえよ
やな事つれえ事あった時 後ろ向くのは簡単さ でもそれじゃいけねえ 真っ正面向きてえよなあ
ちょいとこう考えてみな 昨今の奴らは口ばっかりで行動力がねえ 俺だってそうだ 何にも出来ねえ 逃げてばかりの腰ヌケさ
その点お前は立派だよ 短期間に七人の女に告白したってわけだろう
後ろ向く必要なんてないさ 大したもんだよ
そんな奴がどれだけいる!?
発想を変えな!! 自分の行動力を誇りに思え!!
いいか!!
結果じゃねえ 経過が人を大きくする!!
でっかくなろうぜ!!」


出典:ラッキーゴー(バラエティ2巻に掲載) 《コミック》/花とゆめコミックス/ささだあすか/170P
キャラ:夏目馨(かおる 通称メカちゃん)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
空想風景内にささだあすかさんのファンコンテンツあり。

★2002年3月2日(土)
今なら空の境界買えるかも!

朗報です。
たった今確認してきたところ、メッセサンオーの通販空の境界がゲット可能になってました!
いつまであるかわかりません。地方の方、押さえるなら今です。速攻ゲットあるのみ!

追記。
活字中毒者に50の質問の36番目の質問に納得いかないご様子のmakiさんへ。コバルトを例に挙げたのは一番わかりやすいから。特異ジャンルという表現も、同じくわかりやすい表現ということで。以上、釈明終了です。<単にこの台詞を使ってみたかっただけ(笑)。
なるほど、そういう捉え方もあるんだなあと素直に感心しています。きっと51番目の質問も意味不明だったんじゃないかなあ……内輪受けもいいとこだし(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■月姫、メッセサンオー通販でゲット可能(2日午前11時現在)
上でも説明しましたが、念のため☆
空の境界? なにそれ? という人は公式サイトやうちの名台詞データベースでも見てください。おおよそ感覚はつかめます。

■コミックブレイド公式サイト 本格始動
コンテンツが一気に増えましたよ☆
「つうか本誌を買いに行かねば!もう売ってるし」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ラッキーゴーは、先日紹介したバラエティ内に掲載されている短編です。
落研に所属するにぎやかな面子の引き起こす騒動を書いてますが、この台詞自体は次々と女の子に告白して見事に玉砕し、ちょっと暴走している失恋少年を説得しているシーンですね。

熱い、ひたすら熱いっ!


ラバーズ7

「絶対にありえないとは思うが…… その妄想に一票だ!」

出典:ラバーズ7 (コミック)/サンデーGXコミックス/犬上すくね/1巻190P
キャラ:サラリーマン(名前不明)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特直営サイトは見つかりませんでしたが、ファンサイトdocileをご紹介。

★2003年10月20日(月)
Piaキャロットまいじゃー推進委員会へようこそ』

たぶん2日限定な銀盤カレイドスコープ絵、一見タズサに見えないこともないですが手にしているものを見れば一目瞭然(爆)

おとなりページ試してみました。大手が上に来るとの事でまあこんなもん、かな?


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「マリア様がみてる」ドラマCD、2004年1月14日発売FANTASY Bookmarkより)
とうとうドラマCDまで出るようですね☆
「予想もしなかったなあ……うわぁ」

■神社用品のネット通販
鳥居、買いませんか☆
「要るかいっ!」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ラバーズ7→bk1→amazonは……これは店頭で帯の破壊力を堪能してもらいたいので(笑)、あえて細かいことは紹介しません。Ping Pong or die!?とだけ。ちなみにれっきとした健全漫画なんで念のため。ジャンルはラブコメですが、作者が犬上すくねさんだけあって、実にツボをついた作りになっています。

それでは本日の台詞解説。
サラリーマンが主人公たちのおかしな組み合わせを見て、いろいろ想像にふけっている姿です。いい台詞だとは思いませんか? 時々「ありえねえ!」と思いつつ自分の妄想にニヤリとさせられることは? そんなことを思わせるせりふなのでした。


ラプラスの魔

「お前たちの世界だって……だれかの見ている夢かもしれんだろうに……」
「かもしれない。でも、夢かどうかなんて関係ないわ。あたしたちは――少なくともここにいる人間は、誰にも操られずに自分の意志で生きている。重要なのはそれなのよ。それだけを言いたかったの」

出典:ラプラスの魔   キャラ:ラプラス&モーガン

すでに絶版です。
ラプラスの魔はRPGとしてはかなり稀有な物語でした。が、ゲームとしての体裁を整えるためにエンディングにどうも無理があったような気がします。(何が無理だったのか今となっては覚えてませんが)しかし小説はさすがというべきか、この物語のテーマ「夢」がよくわかる結末になっています。
いまでこそ、クトゥルー神話を題材にしたゲームは星の数ほどありますが、当時はかなり新鮮でした。

さて、名台詞なんですが、物語の佳境です。ラプラスが倒され、主人公たちの打った手で異世界たる「夢」のひとつに、別の夢が介入して、ラプラスの世界が崩壊するという話が土台になっています。しかしクトゥルー神話って、独特ですね。ファンも多いわけです。

ラブリー百科辞典

「風にそよぐ稲穂ってロマンチックね 忘れていたときめきを呼び覚ますわ」
「……そうね……」
「この稲穂が一体いくつのわら人形になるかと思うと……」

出典:ラブリー百科辞典
キャラ:桃田かすみ&桜井野亜

「ラブリー百科辞典」は少女マンガ。花とゆめで岡野史佳作です。作者はSF調のメルヘンをもっとも得意とする(ように見える)んですが、この作品については「オバケの天然記念物保護地域」というとんでもない田舎でくりひろげられるファンタジック・コメディになってますね。
肩肘張らずにさくさくっと読めちゃいます。

台詞の発信源は、作品中随一の天然ボケ&危険な少女かすみ。かわいい顔して、やることはかなり危険です。どのように危険かというと……台詞を読めばわかっていただけるということで(笑)
わら人形にときめく女子高生なんて怖すぎ……。

「三大欲望のうちの一つを制覇すればおのずと次の欲望に関心も向くというものだわ」
「つっ次の欲望!?」
「そう…つまり女の手作り料理は奥底に秘められたリビドーに炎をともす導火線なの……」


出典:ラブリー百科事典 極東フェアリーテイルズ (コミック)/ステンシルコミックス(エニックス)/岡野史佳/1巻165P
キャラ:桃田かすみ&桜井乃亜

【作者直営サイト】Planet-F
【絵師直営サイト】なし

なお、ファンサイトとしてfumica.comも合わせてご覧になると、より楽しめるかと。

★2002年7月5日(金)
『海外からのリンク』

当サイトのほしのこえ全台詞集が海外からリンクが張られたようです。
具体的な場所はこちらの06-30-2002 09:42 AMの書き込み。嬉しいんですが……だーっ、なんて書いてあるのかさっぱりわからーん!
せめて英語ならどうにかしようもあるのですが……ああ、なんて書いてあるんだろう気になるなあ。幸いけなされてるわけではなさそう(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ヌーヴェルSF文庫担当編集者インタビューうさぎ屋本舗より)
2年も前のもので恐縮なのですが☆
カラミティナイト関連のサイトを巡る途中、妹尾ゆふ子さんのサイト内で発見したものです☆
編集さんに対するインタビューになっているため、妹尾さんの作品単体でなく、ヌーヴェルSF文庫全体についていろいろ語られています。カラミティナイトについてもいろいろ言及されていますので、一度ご覧下さいね☆

■「サウンドギミックで気分はジェダイの騎士! HASBRO「アナキン・スカイウォーカーライトセーバー」同人誌生活文化総合研究所より)
これは素敵ですね☆ 音が出るのが魅力的です☆
「……あの、葉子さん? 広辞苑を振り回しても音出ないからお止めになった方が……」

■メタンハイドレート 豊富な「燃える氷」採掘手探り
掲示板で教えていただきました。普通の人にはなんのこっちゃな話ですが、小川一水さんの「群青神殿」を読んだか、これから読む予定のある人はチェックしておくとより物語がおもしろくなりますよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ラブリー百科事典 極東フェアリーテイルズ→bk1→amazonは、以前花とゆめコミックスから出ていた「ラブリー百科事典」のリメイク版です。大人の事情で移籍になったようですが、リメイクと言うだけあってけっこう中身に手が加えられていますね。
読むのであれば、できれば花とゆめ版と両方入手して読み比べた方がより楽しめると思われます。
親のリストラが原因で、都会からど田舎に越してきた中学生・桜井乃亜。そこは妖怪やおきつねさまがごく普通に出没するなんとも不可思議な場所。かくてコメディが展開されていきます。

さて、本日の台詞解説。
実は作品中もっともぶっとんだ性格をしている乃亜の友人、桃田かすみ。例によって彼女の独特な感覚からお弁当の意義について語られます。
これは新たなる発見!
お弁当はリビドーへの布石だった!!
というわけで大いに笑わせてもらいましたです。


ラブやん

「ロリの分際で私の着替えのぞこーなんて10年早いんだよ このペド野郎ッ ロリッ
最終日東館壁際ッ!!!」


出典:ラブやん (コミック)/アフタヌーンKC/田丸浩史/1巻32P
キャラ:崇山庵子(すうざんあんこ)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

ファンサイトならタマヤ万来堂に田丸っ子倶楽部というコンテンツあります。ついでにいうと、八房龍之助さんのファンコンテンツも運営されてるようですね。どちらも内容がしっかりしているのでおすすめ。

★2002年6月29日(土)
『ソノラマ〜』

今月は当たり〜。
まずは南国戦隊シュレイオー2。→bk1→amazon
長らく待った甲斐がありました! 今1巻が手元にないため記憶が曖昧ですが、2巻にして神野オキナさんの本領発揮という印象があります。闇色の戦天使(bk1などの検索にかからない。悲しい……)で感じた、あのダークで退廃な匂いが感じられてうれしかったですええ。
後ですね、神野さんが沖縄在住だけにライトノベルで本土との違いを実感できるというもの貴重な部分かも。

それから群青神殿→bk1→amazonという小川一水さんの新刊が出てます。まだ未読ですが、そこの作者紹介に書かれた一文。
現場で体を使って働く人間の話が好き。萌えを否定はしないが、美少女とともにどうしても年寄りを出したがる性癖がある。
これだっ!!
小川さんの書く作品というのは素材選びから違っていて、誰にも真似できない素材によるライトノベルが見られて大好きなんですが、それだけにとどまらない「好きで好きでもうたまらーん!」理由の一端がわかったような気がします。
現場の躍動感が絶妙なのですよ。とくにこちら郵政省特配課→bk1→amazonは、郵便配達に躍動感を感じられる大傑作です。



さて。それはそれとして。
マリア様がみてる新作「パラソルをさして」を読まねば!! 正式発売日は7月1日ですが、既に「フライングゲットォ!ズザーッ」な人が多数出ている模様。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■タブ切り替え型Webブラウザー間で設定データを相互変換
「Sleipnir」、「DonutP」といったタブブラウザのデータを相互変換してくれるフリーソフトです。これで乗換えがしやすくなりますね☆
「もはやタブブラウザなしでは生きて行けません。IEそのまま使うなんて願い下げ!」

■トレジャーの公式サイトに斑鳩のコンテンツ
画像もありますよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ラブやん→bk1は、ロリでオタクで無職なダメ男のカズフサのもとに、ある日愛の天使ラブやんがやってきて、恋を成就させようとドタバタするギャグ漫画です。
ラブコメではありません。徹頭徹尾ギャグです。
普通の漫画家がこういう設定の作品を描けば、多少なりともラブコメになるはずなのですが、全くそういう方向に行かないところが田丸漫画の真骨頂ですねえ。
死ぬほど笑わせてもらいましたです。私的にはどんな雑誌に掲載されようとも、この方は永遠なるまいじゃー漫画家だと思います。ええもう絶対です。

さて、本日の台詞ですが幼馴染からの冷たい宣告シーン(笑)
まあ詳しくは本編を読んでもらうのが一番ですが、最後の台詞に大笑い。某イベントは一応何回か行ったことはあるのですが、並んでいるジャンルの配置まで把握しているような猛者ではありません。
それでも、なんとなーく想像がついてしまいましたですええ。


ランブルフィッシュ

――モニタなんかに頼るな。あんなもの、実戦じゃいつだって真っ先に壊れちまう。
――身体に染み付いた感覚を信じろ。訓練だけはおまえを裏切らない。

出典:ランブルフィッシュ/スニーカー文庫/三雲岳斗/絵師:久織ちまき/2巻224P
キャラ:林崎要

【作者直営サイト】らすとせおれむ
【絵師直営サイト】俳唐画帖
ファンサイトならこちらスカーレットへ。各作品の用語集などなかなか充実してます。

電撃文庫の「第61魔法分隊」がツボにはまりました。続編が個人的に読みたいのでイチオシです。続編は売れ行き次第らしいので皆さん買いましょう、私のために(笑)
本来なら名台詞と絡めて紹介できると一番よかったんですが、上手いこと抜き出せるものが見当たらなかったので作品だけ紹介します。
まず前もって断っておくと、単発の作品としては明らかに続きを意識しすぎた終わり方になっています。「え、これで終わり?」と思う可能性大です。私は基本的に出るかどうかもわからない続編を意識した作りというのはあまり好きではないので(初めから続編が99%確定なら話は別です)、この点おおいに不満もあります。新人さんなんで単にうまくまとめきれてない可能性もあります。
そういう思いもありますが、しかし。
世界観つうか設定に撃墜されました。
もうダメです、思いきりツボです。
魔法の使い手は契法士と呼ばれ、呪文を詠唱して法力を撃ち出すのですが、長司杖と中司杖では射程距離が違うとか、砲撃の際は杖を肩にかつぐとか、呪文の詠唱には五行詩とか十三行詩とかあって行が少ない方が呪文の詠唱は早いけど長いほうが威力は高いとか、呪文の構成が射・増・増・焦だとか。
あうう、こういうのには弱いのですよ。
おまけに1回読むだけじゃ細かい魔法の設定や、起こっている事件の詳しい背景なんかはたぶん理解しきれなくて読み返し推奨。
そんなわけなので、以上の説明で何かしら来るものを感じた方はぜひともご一読をおすすめします。
物語としては、王都から田舎の第61魔法分隊へ異動になった一等契法士ロギューネが、異動早々にいくつかの小事件に遭遇。他の分隊員たちと事件を解決していくうちに、隠れていた大きな事件が持ち上がっていく――とまあそんな感じです。
なにはともあれ買ってください。
ついでに続編のタイトルも勝手に決定。「第61魔法分隊、西へ」。
……すいませんごめんなさいぶたないでください。

さて、前半ですっかり体力を使い果たしてしまったので「ランブルフィッシュ」の解説まで手が回りませんでした。まことにすいませんが、こいつは後日補完予定です。

台詞の方は、試作人型兵器同士のトーナメント中、動かなくなった自機を必死に動かさそうとしている場面です。おお、なんか素直にかっこいいですね、これ。 →bk1
(01/9/12)

「おまえごときに守ってもらわなきゃならねえほど……
――んな、可愛い女じゃねえんだよ、あいつは」


出典:ランブルフィッシュ 《小説》/スニーカー文庫/三雲岳斗/絵師:久織ちまき/3巻321P
キャラ:高雄沙樹

【作者直営サイト】未調査
【絵師直営サイト】未調査
未調査。

★2002年3月6日(水)
『略式更新モード中その3』

おかげさまで読書はそこそこ順調に進んでます。

流し読みしかしてませんが、青少年有害社会環境対策基本法に関する反対表明。やっと法案にお目にかかれましたが……まともに通ったらまじやばいよこれ。

『NHKにようこそ!』番外編  マジでNHKに潜入しちゃったよ!
各地で取り上げられてますが、思うに実際「NHKにようこそ!」の内容を知ってる人は少ないかと(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

有給休暇中です。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ランブルフィッシュ→bk1→amazonは、一言で言えば小説版ロボクラッシュなんですが……これがわかるかどうかで年がばれます(^^;
わかりませんかそうですか。
あー、トーナメント形式でロボットの装備やセッティングをいろいろ変えてバトルする話だと思ってください。私はこういうの好きですええ。

本日の台詞解説。
よくありますよね? 「お前は俺が守る!」ってな台詞。私は基本的にあの台詞をみるたびにどうも違和感がありまくりなんですが、それを台詞として表したものです。
誰かを一方的に守る行為は、守る対象のことを考えてないことにつながりえるわけですね。対等に立つというのは難しい……。

「どうして瞳子さんは、こんな学校にいるんですか。レイド・フレームなんて、野蛮な、戦争の道具じゃないですか」
「そうだよね――ほんとうにあたしもそう思う
でもね、知ってた? このパソコンだって、元をたどれば弾道ミサイルの軌道計算のために作られた電子計算機なんだよ。それが今では人々の暮らしに溶けこんで、みんなの役に立ってる。あたしはRFも同じように人類の夢をかなえる道具にしたいの。そう、決めたの」

出典:ランブルフィッシュ/スニーカー文庫/三雲岳斗/絵師:久織ちまき/4巻223P
キャラ:香夜&志村瞳子

【作者直営サイト】Last Theorem
【絵師直営サイト】俳唐画帖

特記事項はなし。

★2002年9月5日(木)
『一言だけ言いたい(笑)』

みなさん、どうも勘違いが多いようなのではっきりさせておきましょう。
「マリア様が見てる」ではありません。
「マリア様がみてる」が正解ですっ!! よって略称も「マリ見て」ではなく「マリみて」。以上お間違えのないように。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ソノラマ文庫の「星虫」アニメ化決定
ええと詳細は全く不明なのですが、あの名作SF「星虫」のアニメ化が決定とのことです。大いに期待しつつ続報を待ちましょう☆
なお星虫未読の方はファンサイトのCOSMIC BEETLEを参考にしてみて下さいね☆
ところで岩本さん新作はまだでしょうか。いつまでもいつまでもいつまでもお待ちしています☆<にっこり

■苺電波読本 Vol.6 マリみて特集号〜彼はいかにしてマリみてにはまったかetc〜BRAINSTORMより)
PDF形式(アクロバットリーダーが必要)ですが、一冊丸ごと特集号が読めてしまいます☆ web日記でのマリみて伝播の考察もありますよ☆
「あー、そういえばさ……未だにアクセス多いよねあれ」
話題ついでに以前作成した「諸君、私はマリア様がみてるが好きだ」は今でもかなりのアクセスがあるようです☆
「自分でもあれはかなり気に入ってますええ」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ランブルフィッシュ→bk1→amazonは、RF(レイドフレーム)と呼ばれる人型ロボットの開発・設計・操縦を学ぶ学校で繰り広げられるトーナメント戦によるロボット格闘を題材にしたSFです。細かく定められた規定の中で自由に機体や武器を選んでセッティングし、そして戦うさまはロボット格闘のF1といった感じかな?
機体の徹底研究と、お互いの戦術を駆使して戦う様がよいですねー。その中に運動神経だけで生きているような男・高雄沙樹が転校してきて、万年1回戦負けのチームに入り……。
まああとは各自でお楽しみください。「人間ドラマに重点を置いたロボクラッシュ」という例え方もできますが、果たして何人が反応できるのやら(^^;

さて、RFは当然ながら最終的には戦闘するための機械です。人殺しの道具です。
その辺を指摘した際のやりとりですね。まあ結局は使うものの意思次第ということなのでしょう。
発売直後につき、人物などに対する解説はできませーん。

「……夢を見るって、そんな偉いことですか?
あたしには夢なんかない」
「僕はそれを責めない。誰も責めない。そういう生き方もある」
「だったら――」
「でも、それならばなぜきみは恵理谷(ここ)にきた?」


出典:ランブルフィッシュ (小説)/スニーカー文庫/三雲岳斗/絵師:久織ちまき/4巻259P
キャラ:高雄香夜&深条海里

【作者直営サイト】Last Theorem
【絵師直営サイト】俳唐画帖

特記事項はなし。

★2002年10月9日(水)
『双星記は知っていても、これは知ってますか?』

残念ながら、本日は電撃新刊ゲットできず。
その代わり「ダイアナ記 戦士の還るところ」→bk1→amazonを読了しました。こ、これは想像よりもずっといいです〜。
実はこの本、スニーカー文庫で発売されている双星記→bk1→amazonとは深い関わりがある……どころか、双星記に登場するダイアナ提督に焦点を当てて語られた作品です。(うかつにも読んでみるまでわからなかった)
これまでと違う視点から書かれているため、今までわからなかった戦闘の裏事情などがわかったりするのです。はっきり言うと本編よりこっちの方が気にいりました。
というわけで……
双星記を購入していた人は、EXノベルスを買い逃さないように! というか絶対買うべし! 田舎ではちょっと手に入りづらい事と思いますが、負けずにゲットしてください。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■センスオブワンダーがわかりません
うたたねこさんの10月8日の日記から。個人的には萌えよりもさらにわかりにくい感覚ですね☆
SF属性調査(仮称)もさっぱりわからないしなあ。うーむ」
広辞苑には意味は載っていないようです☆
「あ、そういうオチね……」

追記:しかしほんっとうにセンスオブワンダーって!? だれかわかりやすく解説してくださいー(泣

■国立情報学研究所の開始したサービスWebcat Plus第弐斎藤より)
詳しくはこちらをお読みください☆ 長文から関連性の高い単語を抜き出して、関連書籍を抽出との事なのですが、参考文献などチェックしたい時にこれは使えるかもしれませんね☆

■ROの会話ログを保存してしまおうプログラム星詠亭より)
まだ使っていませんが、/savechatよりも使い勝手がよいみたいです☆
「感情アイコンも保存してくれるというのはいいかも……早いトコ使ってみます」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ランブルフィッシュ→bk1→amazonは、学園ものでロボットものでシミュレーションものって全然わかりませんねこりゃ(^^;
レイドフレームという、汎用の人型機械を用いて対戦するロボットアクションだと思っておけばよいです。ただしこの作品では、訓練校でロボットの開発過程も入り込んでいるのが特徴。規定の範囲内であれば、自由に仕様は決められるわけでそこは技術職の腕のみせどころ。 まあ言うなれば……ロボット対戦格闘のF1みたいな?<ちょっと違う
ちなみにラジオドラマやコミック化など着実にメディアミックス化が進行中ですが特に興味なし(^^;
あー、でも「ロボクラッシュ」みたいなシミュレーションゲーム出たら100%買いますねええ絶対。

なお、見ればわかる感じなので特に台詞解説はなし。


LAMPO THE HYPER SONIC BOY

ロボットとして、軍人として、今日まで神国の繁栄こそ守るべき大義と信じてきた。
だが!
媛(ひめ)を犠牲にして得る繁栄など、正義ではない!!」


出典:LAMPO THE HYPER SONIC BOY/小学館/上山徹郎/3巻128P
キャラ:マスラオ

【作家直営サイト】別冊兄弟拳
【絵師直営サイト】同上
漫画家・上山道郎さんと上山徹郎さんの共用サイト。サイトの運営は道郎さんが行っていますが、一部徹郎さんの原画もあります。

名台詞投稿第4弾は、高空 昴さんからのご紹介。関係ない話ですが、今回のように投稿時に触れられていなかったサイトを私が発見できたりするとなんとなく嬉しいです(笑)
ではさっそくいってみましょう。

[LAMPO」は、全世界に電力を供給するジェファン神国を舞台に、神の代弁者たる巫女をめぐる人々とロボットの物語です。卓越した画力と構成力、しびれるセリフが最高なアクションコミックです。

それではセリフの解説です。
ロボットであり、誇り高い武人でもあるマスラオ。彼は神国の軍人であり、国を支える重要人物「巫女」を守る「衛士(えいし」です。彼自身の存在理由、そして存在価値は「神国の繁栄を守ること」にあり、巫女を守ることもそのための行動の一つです。
ですが。
彼が長年守ってきた「巫女」の一人であるシロタエ媛(ひめ)が、国家繁栄のための「道具」として断定され、ある計画の犠牲にされようとします。それは、シロタエ媛の命や人格を軽視したものでした。
 秘密裏に行われていたその事実を、意外な形でマスラオは知ります。本来なら、ロボットとして、彼はその計画に協力すべき立場であり、当然のこととして認識すべき立場なのですが。
 マスラオは、シロタエ媛を救うために、自分自身の「存在価値」であり「正義」でもある「国家」に刃を向け、反抗を決意するのでした。
 その際に叫んだのが、このセリフです。
 彼の怒り、葛藤、シロタエ媛への護衛対象以上の感情など、様々なものがほとばしる一言だと思います。

管理人注)まだ私はこれを読めてないのですが、評価などを聞けば聞くほどなぜこれがコロコロコミックに……という疑問が。密かにロックオンしておくべき人の一人かもしれません。(01/3/10)

「拙者が壊れていると申すか・・・」
「それもよかろう」
「もはや直そうとは思わぬ!」


出典:LAMPO THE HYPER SONIC BOY/小学館/上山徹郎/4巻93P
キャラ:マスラオ

【作家直営サイト】別冊兄弟拳
【絵師直営サイト】同上
漫画家・上山道郎さんと上山徹郎さんの共用サイト。サイトの運営は道郎さんが行っていますが、一部徹郎さんの原画もあります。

投稿名台詞第9弾、高空 昴さんからです。
しかしLAMPO、かなり探していますが売ってませんね……。頼みの名古屋ですらだめ。いよいよネット通販かなあ。

 [LAMPO」は、全世界に電力を供給するジェファン神国を舞台に、神の代弁者たる巫女をめぐる人々とロボットの物語です。卓越した画力と構成力、しびれるセリフが最高なアクションコミックです。
 それではセリフの解説です。
 元神国の軍人であるロボット、「鉄腕のマスラオ」。彼はある事件をきっかけに、自分の存在意義であった「国家」を裏切ります。それは彼の「正義」にのっとった行動でした。
 ですが、マスラオの元同僚であり、同じロボットである「繊白のウンリュウ」に言わせれば、ロボットが「自己の正義」を行動理由にするなど、故障以外のなにものでもありません。
 ウンリュウは以下のように、戦いの最中、マスラオを糾弾します。
「人間は、不完全な存在だ!
 人は優れた知性と理性を持って生まれながら、その肉体はあまりに脆弱! 誰もが現実という旅路の中で傷つき、その理想を見失う。
 人の歴史は常に精神と肉体の相克だった。
 ゆえに我ら・・・機械が生まれた!! 目をくもらせる疲労。足をすくませる苦痛。その全てを乗りこえるゆるぎなき意志の結晶。それがロボットだ!
 マスラオ!
 些事に惑い、あまつさえ「正義」などと陳腐な言葉を口にした時、きさまは機械としての生を終えた。
 壊れたのだ!!」
 このように蔑まれたマスラオは、それでも決意を変えず、わずかな言葉で反論します。
 それが、今回のセリフです。
 機械が「壊れていてもかまわない」とは、まさに絶妙だと思います。
 ちなみに、区切ってますが、三行ともマスラオのセリフです。 (01/3/16)


らんま1/2

『しまった、パンダはしゃべれない』

出典:らんま1/2   キャラ:早乙女玄馬

正確には台詞じゃなくて看板なんですけどね。
玄馬は呪泉郷で、水をかぶるとパンダになって、お湯をかけるとまた戻る体質になってしまうのですが、パンダになったときの会話手段が「看板」。すべて立て看板で会話します。
この台詞は、まだパンダぶりが板についていない初期のころですね、確か。
最初こそこうなんですが、後半になってくると都合の悪いことがあると、パンダになると困ったおやじぶりを発揮します(笑)

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