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アースフィア・クロニクル

「転生って……いったん死んで、魂だけを別の人間に移し替えるってアレ?」
「はい」
「それのどこが簡単なのよ?」
「簡単ですよ。アリスさんは世界のどこかで別の人間に生まれ変わったに違いないと、私たちが思いこむだけなので……」
「あたしは死ぬだけかーっ!!」


出典:大魔王アリス/電撃文庫/あすか正太/絵師:渡辺誠/194P
キャラ:アリス&ソフィア

【作者公認サイト】あすか正太デタラメウェブ
【絵師直営サイト】なし
今回は特記事項はありません。

「大魔王アリス」は、オッパイオッパイと連呼しているバカノリラブコメ。
一応の筋書きとして魔王の心臓を埋め込まれてしまったアリスが、魔王ルークと不本意ながら対決に至るというものがありますが……忘れていいですそんなものは(爆)。
基本的に一発ネタの嵐。
ストーリーそのものがネタなので、うっかり踏み込めませんが軽ーい気持ちで読むのが適した作品です。あーあと女性が読む&女性に読ませる際には、ご一考くださいつうか主人公のアリス、ほとんど全編に渡ってセクハラまがいの行為を強要(笑)されているようでちょっと不憫かも。
まあ体を張ったギャグということですね、ええ。
笑いを求める場合にはなかなかよいんではないでしょうか。

さてさて台詞解説。
魔王の心臓から逃れようといろいろ画策するアリス。そのうちに外野から意見が出て、転生はどうかという意見が出されるのですが……。
転生。
そりゃ確かにそのとおり。転生したかどうかなんて誰にわかります?(宗教的な見解についてはパス)
なんか妙にツボにはまってしまった台詞なのでした。(01/5/16)

「人間の頭は、善行を忘れて悪事を覚えるようにできてるんだよ」

出典:大天使フィオ(アースフィア・クロニクル)/電撃文庫/あすか正太/絵師:門井亜矢/39P
キャラ:アーク

【作者公式サイト】あすか正太デタラメウェブ
【絵師直営サイト】なし
今回は特に言うべきことはなし。

月姫ネタばれ名台詞6日目。
最近ゲームやってなかったたら細かい記憶が……(汗)解説文はかなりいいかげんです。

リリアン女学園では、以前から「マリア様がみてる」のpbemが運営されているのですが、5thシーズンの開催にあたり、新規参加者を募集中です。pbemに興味のある方は一度のぞかれてみては? マリみてのロールプレイですから、男キャラは当然ご法度ですが(笑)

さて、「アース・フィアクロニクル」は……というより、むしろ「大魔王アリス」といったほうが通りがいいかな? はファンタジーをベースにしたギャグ小説です。まっとうなストーリーもちゃんとあるにはあるのですが、そんなものを紹介する気はさらさらありません。
典型的なバカ小説です。
特徴としては特大フォントの使いまくり。その他いろんな一発ネタが登場しますので、頭を空にしてその場が楽しければそれでよし!と思っているときなどは読んでみてもいいかなーと。
特にはすすめません。つまりコメディ好きならどうぞ。

今回は台詞解説不要ですね。
たとえ仲間といえども、安易に助けたりはできないのです。なにしろ善行は忘れるものだから。これが現実というものですね、ええ。 →bk1
(01/9/8)


ああっ女神さまっ

君のような女神にずっとそばにいてほしい

出典:ああっ女神さまっ   キャラ:森里蛍一

正直に言いましょう、ネタに困って適当に引っ張ってきました(苦笑)
したがって……有名かもしれないけど、いまいち盛り上がりに欠ける台詞です。
「ああっ女神さまっ」の第一話で、女神ベルダンディーがずっと蛍一のもとにいることになった原因がこの台詞。
これで契約が成立しちゃったんですね、つまり。

余談ですが、一応確認のためコミックを見たら、今のベルダンディーと初期バージョンのベルダンディーは全く別人でした(笑)
絵のレベルが、おそろしくこの間にあがってることがわかる一作ですね〜。

「君たち ロボット三原則って知ってるかな?」
「知らない☆」

出典:ああっ女神さまっ   キャラ:Dr.モロー&シーグル

「ああっ女神さまっ」についてはとくに説明はいらないと思いますが、まあ一応。
絵的に言えば、典型的な美少女ものとでも分類できるでしょう。
しかし内容がただのラブコメとしては、ややマニアックなのです。(作者は工学部出身かも)
ベルダンディーという「慈愛の女神さま」だけが、この作品の特徴ってわけでもないのです。

はい、では名台詞。
このHPでロボット三原則を知らない人もいないでしょうが……アシモフが「われはロボット」で提唱した、すべてのロボットに組み込むルールです。
話の中では、マッドサイエンティストのDr.モローがロボットであるシーグルの解体を迫ります。
が、結局は逆襲されてしまい、あせった教授は上の台詞を思わず口にするということですね。
意訳すると、
「乱暴はよくないぞ、な?な?」
「なーにをいまさら」
てな感じでしょうか(笑)

「ばんぺいくんやいらっしゃいませロボは 生きているのかな」
「蛍一さんはどう思いますか?」
「そうだな――――― 有機体であるとか繁殖をするとかそういう事じゃないと思うんだ。たぶん2人とも生きている
だとしたらあの2人とオ―トバイの差って 何なんだろう」
「私は生きている者とそうでない者の間には 決定的な差があると思います」
「え?」
「自らの意思をもって前に進んでいける事 そのために闘う事を恐れない それは生きようとする力――――」

出典:ああっ女神さまっ   キャラ:森里蛍一&ベルダンディー

「ああっ女神さまっ」って解説する必要あるのかしら……一応しておきますと、ひとつだけ願いをかなえてくれる女神に「きみのような女神にずっとそばにいてほしい」などと願ったのが発端で、様々な奇跡を起こす女神様と一緒に暮らす事になった森里くんと女神達のラブコメです。
ただし単純なラブコメではなく、作者の趣味か工学畑出身であるせいか、バイクなどの機械類の描写(運用も含めて)がかなりマニアック。それが今の人気の一因であるかもしれません。

さて、台詞解説の前に……ばんぺいくんもいらっしゃいませロボも、共に女神ベルダンディーの妹が作ったロボットである、という前提を頭において下さい。そのうえでの会話です。
自らの意志をもって前に進んでいけるとは、なんともかっこいい一言ではないかと思うのですが……。

「教授 この娘たちを分解して何が得られるんですか」
「だから人類の夢が――――」
「誰かの作った道をたどって?」
「うっ」
「夢に近道なんてありません どんなに遠くても自分で 道を探さなければたどりつくことはできないんです
私は自分の道を行く教授のほうが 好きです」


出典:ああっ女神さまっ/アフタヌーンKC/藤島康介/19巻166P
キャラ:ベルダンディー&諸隅公一

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
この作品については調べる気全然なし。ご自分でどうぞ<非道い

すでにご存知のかたも多いかと思いますが、「ヘルシング」アニメ化決定との事です。期間限定のようですが、詳細情報はこちら。
あとは「月姫」もお祭りディスクが夏コミで出ます。同人関係は夏の祭典に向けて大変にぎやかになっているようですね。製作に奮闘中のみなさま、くれぐれも無理はしないよう体を大切にしつつがんばってください。でも落とさないように(笑)。

「ああっ女神さまっ」は……説明しません。しませんともええ。
まいじゃーでない作品から台詞を紹介するのは自分としてひっじょーに悔しいものがあるので差別的に扱います(笑)。
まあ一言で言うならば、SFラブコメ版『いいひと』かな?

で、台詞紹介。
台詞の方はちゃんと解説しておきます。
歩いて、動いて、笑ってと、そんなロボットを作ることを夢としているDr.モローはスクルド製作の超高性能ロボットを見てしまい、無理矢理分解して構造を知ろうとします。
それを阻止されて、説得されている場面ですね。
本日一番キーポイントとなる台詞は「誰かの作った道をたどって?」という問いかけ部分。
他人と助け合ったり、手伝ってもらっったりして夢を実現させるぶんには何の問題もありません。ですが、他人のレールにまるっきり乗っているだけなら実現したところで夢なんてちっとも楽しくないと思います。結局自分で苦労してこそ、なのです。  →bk1で購入
(01/7/15)

「――で どういう事になってるのか説明してもらえるかい?」
「あ…… えーと」
……説明……?
どう 説明すれば?

欄外左横でも 
見せるのかっ!?

出典:ああっ女神さまっ/アフタヌーンKC/藤島康介/23巻114P
キャラ:森里鷹乃&森里螢一

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
めじゃーなものには調べる意欲が全然湧かなくて未調査です(笑)。

しつこいようですが移転告知。
http://www.maijar.org/に移転します、が……現在のところホームページ転送がかんでいるのでいろいろ問題も発生しているみたいです。さしあたってはhttp://www.ngy.1st.ne.jp/~okiraku/g/にリンクして頂いたほうがまちがいないかもしれません(ああなんて役立たずな独自ドメイン)。

ところで気のせいか月曜日っていつも手抜きしているように思わなくもないですが気のせいです多分ということで適当なネタが思いつかなかったので、本日は「ああっ女神さまっ」で勘弁してください。
特に作品説明はしませんが、女神様に囲まれていろいろという典型的ラブコメです。主人公の森里螢一にちゃんと見るべき点があるのがいいですね。奥手ではあっても、どっちつかずの優柔不断な男ではないあたりが。

まあともかく本日の台詞ですが……これなんだかわかります?
そもそもは、女神さま達4人と同じ屋敷に暮らしているところへ母親がやってきてしまい、「説明」を求められています。
さあ果たしてどう答えるのか?
まさか正直に女神様と暮らしていることを言うわけにはいかないし、かといって言い訳しようにも傍目には女4人に囲まれて同棲しているようにしか見えない……。かくして返答に窮した螢一。
困った末の答えがこれです。
欄外左横?
さあなんのことでしょうね〜世界は謎だらけですね〜(笑)
(01/10/30)


A/Bエクストリーム

《…………社長》
《なんだね》
《キスシーンを邪魔する奴って、普通は悪役なんでしょーね》
《ハーレクイーンあたりを参照したまえ》


出典:A/Bエクストリーム /電撃文庫/高橋弥七郎/金田榮路/2巻243P
キャラ:ボギー&ディビジョン

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項はなし。

★2002年7月14日(日)
『今月の電撃新刊個人的総括』

やはり島でAIR−Hは無理でした。


さて、今月の電撃新刊ですが計6冊読了。
結論として、個人的にもっともおすすめするのはA/Bエクストリーム、悪魔のミカタ。そして次点が吸血鬼のおしごとです。
A/B〜はSFものとして良質。
悪魔のミカタは、くせの強さは相変わらずですが明らかにレベルが向上しているので、上昇株としても買いです。
吸血鬼のおしごとは個人的に気にいってます。やっぱり吸血鬼ものはダークなところがないと!<賛同者少なそうですが……(^^;

ところで土曜のチャットの内容がわからないのはどうにも落ち着きませんね(^^; チャットのログを自動で取れる機能でもあるといいんだけどなあ……。たまにはテーマを決めてログ公開前提でのチャットとかもしてみたいんで、これは真剣に検討事項かな。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

更新の余裕がありませんでした。ごめんなさい☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

A/Bエクストリーム→bk1→amazonは、SFです。それはもうコテコテ風味です。
ディビジョン駆除商会という、グレムリン退治・その他危ない橋を渡る企業の、戦闘屋や電子戦担当などこれまた癖のある社員達が主人公の物語です。
武装や戦闘などになかなかハッタリが効いていて、大風呂敷の広げ方が好きですねー。特に社長は陰謀家っぽくていい性格してると思います。SF好きでないと設定などが少々キツイかもしれませんが、SF好きには概ね受けるんではないでしょうか。(本格がどうとかいう分析は管轄外につき、そういう視点が必要な方は他をあたるべし)
あとがきには2巻からでも大丈夫とありますが、できれば1巻で主人公の面々の性格などを把握しておいたほうが楽しめると思います。

本日の台詞解説。
なんとかネタバレなく笑える台詞を確保しました。
ちなみにハーレクイーンは皆さんご存知でしょうか? いわゆるおとなの女性向け恋愛小説ですね。実際に読んではいませんが、後学のために今度一冊買ってみようかと思ってます。
つまりは甘ったるい話です。
結論から言いますと、
他人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んでしまえー!ということで。


R.O.D

READ OR DIE?

出典:R.O.D/ウルトラジャンプ連載中(コミック未刊行)/作・倉田英之 画・山田秋太郎/2000年6月号より
キャラ:ジョーカー

【公式サイト】スタジオオルフェ
「R.O.D」公式ホームページがスタートとあったんですが、中身はまだ空同然。見るまでありません。

「R.O.D」は、ちょっと毛色の変わったアクションです。
主人公の読子は、(異常な)本好きの問題教師。でもそれは仮の姿。その正体は大英図書館特殊工作部のエージェントであり、紙を自在に操るペーパーマスターなのです。で、いろんな本がらみの事件に関わっていくという話。
かなり異色の設定だといえるでしょう。文系アクションなどという宣伝のされ方も、なるほど納得。なにより個人的には、「大英図書館の特殊工作員」などというとんでもない字面だけで、もう降参です(笑)
連載が始まってそんなに経っていないのですが、早くもOVAが登場するそうで、完成が楽しみです。

今日の名台詞ですが、これは簡潔にまとまったいい台詞です。
この場合、戦闘開始前に使われていますが、元ネタは「生か死か」のアレですね。「読むか死ぬか」ってわけです。この作品では「読むこと」は大きなカギになっていますから、まさにうってつけな決め台詞といえます。
ちなみに作品のタイトルR.O.Dも「READ OR DIE」の略なのです。(00/6/2)

本が好き。
死ぬほど好き。
ページをめくると漂ってくる、かぐわしいインクの香り。
試行錯誤を繰り返して高められた印刷技術は、まさに芸術。
純白の紙は、文字たちが美しく円舞曲を踊るステージ。
そしてそれらが織りなす、幾億もの物語。
叡知、欲望、苦悩、歓喜、憎悪、悲嘆、驚愕、人間の中にある全ての情熱が、そこには記されている。
手の中におさまる紙の束に、本物の宇宙をも凌ぐ無限が眠っている。
私たちは、ページを開くだけで、その無限に飛びこんでいける。
心を包み込む歓びの波。陶酔に身を委ねながらも、目は紙面から一時たりと離れない。離すことができない。
いつしか私はこの世界と別れ、紙とインクの中へと沈んで……。
本が好き。
大好き。

出典:R.O.D(小説版)/スーパーダッシュ文庫(集英社)/倉田英之/絵:羽音たらく/10P
キャラ:読子・リードマン

【公式サイト】スーパーダッシュ文庫
他の中身はそこそこ充実してますが、この作品については空同然です(^^;)

「R.O.D.」は、ちょっと毛色の変わったアクションです。
主人公の読子は、(異常な)本好きの問題教師。でもそれは仮の姿。その正体は大英図書館特殊工作部のエージェントであり、紙を自在に操るペーパーマスターなのです。で、本がらみの事件に関わっていくという話。
ちょーっと更新時間の都合で、余裕がないので明日作品紹介は改めてしますが、本好きにはあちこちでニヤリとさせられてしまう記述が多いので、これは買いと言っていいと思います。
本好きのあまり、神保町に住んでしまう辺りがうらやましいというか、なんというか……。

さて台詞。
我々本好きの代弁者っ!
自分はこんなに偏執的じゃないとか思いました? いやあ、でも他人から見たらどうでしょうねえ(笑)
私にはとにかく額縁に入れて飾っときたいくらいの名言です。(00/7/19)

「泣くなっ! 笑えっ!
どんな事情があったかは知らないっ! でもね、そのドニーさんだって、本よりもあんたが好きだったんなら、あんたの方を選んだんなら! 泣き顔なんて見たいわけがないでしょっ!」

出典:R.O.D(小説版)/スーパーダッシュ文庫(集英社)/倉田英之/絵:羽音たらく/193P
キャラ:菫川ねねね

【公式サイト】スタジオオルフェ
こちらもあんまり中身なし。ただイラストが数点拝めます(笑)

昨日あまりきちんと紹介しなかったので改めて作品紹介。
「R.O.D.」は、ちょっと毛色の変わったアクションです。
主人公の読子は、(異常な)本好きのさえない問題教師。でもそれは仮の姿。その正体は大英図書館特殊工作部のエージェントであり、紙を自在に操るペーパーマスターなのです。
で、本がらみの事件に関わっていくという話なんですが……。
まず主人公の尋常でない本好きっぷりが楽しいです。どこがどうおもしろいのかはあえて伏せますが、本好きなら一度はやってみたい夢の買い方をしちゃったりしてます。
ストーリー本編も、軽くさくさくと読める感じのおはなしですが、結構終盤にも仕掛けがされていたりしてよさげな感じ。
そもそも大英図書館のエージェントという発想がなんとも奇抜でよいです、はい。
ここはスーパーダッシュ文庫創刊のお祝いも兼ねて買いに走っときましょう。商業的に言うと、最初が売れてくれないとこのレーベルも、これから先いい作品が出てこなくなってしまうかもしれませんし、ね(笑)

それでは台詞の解説です。
菫川ねねねは高校生にして売れっ子の小説家であり、読子はねねねの大ファンで、まあその辺が読子とねねねを結ぶ糸なんですが、そこはおいときまして。
ねねねが、落ち込んでいる読子を励ましているところです。
ねねねは割合物言いがきつい感じの女の子なんですが、きつい言い方の中にも本当に相手を思いやる気持ちが表れていて、こういう励まし方は素敵なんじゃないかと思いました。(00/7/20)

どうしてこんな日に、新刊が出てるんですかぁ〜神様の、バカぁ〜

出典:R.O.D/スーパーダッシュ文庫(集英社)/倉田英之/絵:羽音たらく/218P
キャラ:読子・リードマン

【直営サイト】なし
事情により省略!

「R.O.D」はちょっと風変わり?な文系アクション。
主人公の読子は、表向きは冴えない高校講師ですが、実は大英図書館のエージェントで紙を自在に操るペーパーマスターなのです。
敵との攻防も、本を巡って繰り広げられることになるのですが、この作品で見逃せないのが読子の読書狂ぶり。
笑って済ませるというよりは、ふとわが身を省みるような気がして他人事ではないのです、これが(^^;)

上の台詞もそういった我々読書好きの考えと密接にリンクしたもので、つい先ほど大金を使い果たしたばかりだというのに本屋で新刊を見かけてしまった! しかもそれはマイナーな(例えて云うならハヤカワの翻訳ものあたり(笑))本で、今買わないときっと後悔するぞ、さああどうする、ってな具合です。
まさに、神さまのバカ、ですねー、うん。(00/9/14)

紙は私たちを見捨てませんっ 紙は常に我らと共に

出典:R.O.D(コミック版)/ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ/画:山田秋太郎/作:倉田英之//1巻36P
キャラ:読子=リードマン

【公式サイト】スタジオオルフェ
今回中身確認してません。

前日の手抜き解説、直しました(^^;)

「R.O.D」は、帯のあおり文句に偽りなく文系アクションです。
大英図書館のエージェントにして、極度の本好きで、紙を自在に操る能力者・読子。彼女が、貴重な本を入手するため戦いを繰り広げる……というのがそのストーリー。
ただし、この1巻では高校生作家・菫川ねねねを守ることが任務になっています。
個人的な印象からすると、このコミックより原作の小説を先に読んでおいた方がいいと思われます。紙を使ったアクションが視覚に訴えるのはコミックならではなんですが、細部を端折っているために読子の読書狂ぶりとかがいまひとつわかりにくいような気がしますから。
変り種でかつおもしろい話であることは間違いなく、特に読書狂な自覚のあるあなたとかあなたとかあなたとか(笑)におすすめしておきます。私ですか? 言うまでもないことです、はい。
あーそれから、本のカバーを一度は外して見ましょう。集英社発行の漫画だということを意識しながら行うのがポイント。

さて本日の台詞には但し書きがいるでしょう。「紙」は誤植ではありません。まちがいなく「紙」です。
上で解説したように、読子はペーパーマスターなんで紙とはお友達。ピンチのときに頼れるのは紙である、とまあそういうわけです。
しかしこれ、物書きの方とかにもあてはまる台詞かも。本が売れてこそご飯が食べられるわけですしね(笑)(00/10/21)

大英図書館、特殊工作部の名に於いて、当書をあるべき場所に戻します!!

出典:出典:R.O.D《小説》/スーパーダッシュ文庫(集英社)/倉田英之/絵:羽音たらく/32P
キャラ:金髪(ジョーカー)

【公式サイト】スタジオオルフェ
い見るほどのものでも……。ファンサイトは未調査。

すまんです、昨日は死ぬほど疲れて更新する気力が残ってませんでした。
そういうわけで、解説は後日……というか見たまんまなんですが。

この台詞に特に意味はないです。
ただ、啖呵の切り方が面白いんで抜き出してみました。
この世にヒーロー数あれど、図書館ほどそういうかっこつけが合わない場所も珍しいよなあ……とか思ってみたり。

ついでに脱線。
私は未読なんですが、「図書館戦隊ビブリオン(こんなようなタイトルだったと思います)」てな小説があるらしいですね。どんな話なのか、前々から気になってます。それだけ。以上、駆け足でお送りしました。(00/11/8)

「私はねねね!!  菫川ねねねよ!!!
他の誰のためでもなく 私は私のために私なのっ!!!」


出典:R.O.D(コミック版)/ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ/原作:倉田英之 絵:山田秋太郎/1巻204P
キャラ:菫川ねねね

【作家公式サイト】ウルトラジャンプ
【絵師直営サイト】なし
R.O.D好きだけどウルトラジャンプまでは買ってないという方は、ウルトラジャンプのサイトは必見! 「読王」が読めます。なお倉田英之さんのスタジオオルフェにはたいした情報はないので、ご本人の日記などに興味がない場合はあまり行く必要ないかと。

「R.O.D」は、一言で表現すると文系アクション。
史上最強の紙使いにして、無類の本好きである読子・リードマンが主役なお話です。設定のバカバカしさは他の追随を許しません。
なにしろ読子は大英図書館のエージェントで、裏に流れた本を取り戻すために暗躍する……てな話ですから。読子の本に対する変質的な愛情は傍から見たら異常者そのものなんですが、我々(あえて我々!)本好きにはかなりうなずけてしまったりするものがあります。
文系アクションという変わった設定をお好みの方にだけすすめるなんてまどろっこしいことは言いません。
本好きなら読みなさい。

いいから読めっ!!
つまらなかったら責任、
はとらないけど(笑)
スーパーファンタジー文庫からは小説版が出てます。できれば両方制覇してほしいところですが、片方だけでも読んでみてください。
いやこれまじおもしろいって! 名台詞データベースのR.O.Dの項を参照してもらえば本への偏愛ぶりが一発でわかるかと。

さて、台詞解説です。
まず補足から。「菫川ねねね」って名前ですからね。「すみれかわ」が苗字で「ねねね」が名前。
その菫川ねねねは高校生にして売れっ子作家なんですが、わけあって読子がガードすることになります。で、まあいろいろあって……ネタばれ部分をすっ飛ばして……ねねねが自分の作家としての才能「だけ」を買われ、他の部分に目を向けようとしない馬鹿者に対して言い放った一言です。
か、かっこいい〜!!
「自立」とは自ら立つってことですが、まさにそれ。自分自身の存在意義を一言で言い表した名台詞と言えるでしょう。(01/2/20)

あなたは今まで、何冊の本を読みましたか?
そして、何冊の本を思い出せますか?
本は、恋と同じです。
人生の喜びも、悲劇的な幕切れも教えてくれます。
幾度となくめぐりあうチャンスはあるけれど、それが幸福へのパスポートか、地獄への片道切符かは、最後にならないとわからない。
幸運なことに素晴らしい出会いを果たしても、新たな相手を知ってしまえば、それを入手するまで羨望と欲望の炎に身を焦がすことになる。
本は、恋と同じです。
幾度となく体験しても、最後に胸に残るのはただ一人。
ただ一冊。


出典:R.O.D(小説版)/スーパーダッシュ文庫(集英社)/倉田英之/絵師:羽音たらく/3巻12P
キャラ:?

【作者公式サイト】スタジオオルフェ
【絵師直営サイト】なし
ファンならウルトラジャンプのサイトで「読王」は見ておいたほうがよいでしょう。

さて、本日は管理人より名台詞をお届けします。

「R.O.D」は、本好きのために作られた本好きな人々の織りなす物語です。
大英図書館特殊工作部のエージェントで『ザ・ペーパー』の異名を持つ読子・リードマンは、紙を自在に操る特殊能力を使って闇に流れた希少本の収集などに当たっています。紙による奇想天外なアクションとか、レアな本にまつわる顛末など見どころもありますが、なんと言っても共感できるのは読子が本にかたむける尋常ではない熱意でしょう。誇張された本好きっぷりはもちろんバカ小説としてもたいへんおもしろいのですが、その誇張を突き抜けて本好きならば絶対に共感すること間違いなし。読子の行動にいちいち「あ、これはやった経験がある」などと思わずうなずくいてしまう自分がそこにいたりします。
私の考えとしては、普段ライトノベルスなど全く縁がない層でも、この作品を読ませたら、はまること間違いなしと踏んでいます。
普段はコミック中心に買っている人でも、この作品だけはぜひ読んでみてください。ぜったいはまる!

『READ OR DIE?』

ちなみに第3巻は幕間劇といった感じの構成になっていますが、新キャラも登場するし相変わらず見どころいっぱいです。

さて、本日の名台詞。
この台詞に関しては、解説など不要。でしょ?
だいたいこうやって解説文を書いている途中で、私も人生におけるベスト本は何だろうとか考えてしまいました。(01/3/28)

『GIVE ME BOOK!』

出典:R.O.D/スーパーダッシュ文庫(集英社)/倉田英之/絵師:羽音たらく/3巻196P
キャラ:読子・リードマン

【作者公式サイト】スタジオオルフェ
【絵師公式サイト】同上(↑の「GRAPHIC」とか)
ファンサイトは倉田英之ファンの声メッセージバンクで決まりでしょう。サイン会では先頭に並んだ強者さんです。

「R.O.D」は、すべての本好きにささげるバカ小説です。
大英図書館の特殊工作員である読子・リードマンが、裏世界に散逸した希少本を取り戻すために奔走するアクション。紙を自在に操る「ザ・ペーパー」としての能力がいかんなく発揮される、のですが……。
実はこの物語において、そういうのは2の次。
なんといっても最大の特徴は偏執的なまでの本への愛情でしょう。
主人公がわざわざ本を買いやすいように神保町に住んだり、一書店内の本を残らず買い占めたり、ホテルまでついている本屋だけの超高層ビルが出てきたり、それはもう夢のような世界(笑)がこの物語にはいっぱいです。
これまでにもたびたび紹介してきましたが、改めて強調しておきます。
これはコミック読みだろうとSF読みだろうと、ミステリオンリー読みだろうと、極端な話歴史小説しか読まない人間にすらおすすめします。

本好きならとにかく読みなさい。
これは命令です。


ただのバカ小説では終わらず、本への愛が心底から感じ取れることでしょう。

さて本日の台詞ですが、表面的にはなんのおもしろみもない台詞です。
これは使用状況と重ねて、はじめて名台詞となるものです。
この台詞がどんな状況で使われているのかというと……読子が任務遂行中に無人島へ流された時のもの。彼女は砂浜に救助を求めるメッセージを書くのですが、その文句ですね。
活字を欲するあまり、定期の裏の注意書きまで熟読するそのありさまは、読むものの涙を誘います(笑)(01/5/26)

『ほんとに……心配したんですからぁ……』
「ごめんね。でも私だって、遠くで先生のこと心配してるのはイヤだよ」
『先生……』
「だから決めたの。も、ずーっと傍で、先生がどうなっていくのか見てやろうって。本当に、地球の裏側まで追っかけてやるんだから」
『かんべんしてくださいよぉ……』
「だいじょぶだいじょぶ。人質にもずいぶん馴れてきたし」
『そういうことじゃなくってぇ……』
「先生こそ、あんまり無茶しないでね。いくらあたしでも、天国までは追っかけていけないから。……もう何十年かは、こっちの世界でドタバタやろうよ。ね?」
『…………………………はい』

出典:R.O.D/スーパーダッシュ文庫(集英社)/倉田英之/絵師:羽音たらく/4巻230P
キャラ:読子・リードマン&菫川ねねね

【作者公式サイト】スタジオオルフェ
【絵師直営サイト】なし
ちなみに好評を博しているOVA版の公式サイトがこちら。あとファンサイトなら倉田英之ファンの声メッセージバンクへ。コミック版を書いている山田秋太郎さんのファンサイト最強伝説にもリンクしておきます。

最近出張で読書ペースが落ちたせいで読む本が山積みになってしまい、半泣きになりながら(笑)いろいろ読んでいるところです。未読分では久美沙織さんの「ドラゴンファーム」あたりが気になるところ。

さて「R.O.D」は本好きならばとりあえず読んどけ、と言い切ってしまいましょう。
大英図書館特殊工作部に所属する読子・リードマン。世界中に散逸している価値ある希少本を集めるために、紙を自在に操る特殊能力を駆使して戦います。
……のですがこの作品の特徴は「とにかく本が好き!」、これに尽きます。
これについては細かく説明をするよりも、名台詞の数々を見てもらったほうがおそらく理解が早いかと。読まないと損です。読みましょう。
R.O.Dを紹介するたびに言ってることですが、とにかく読め。

えー本日の台詞ですが少々補足。菫川ねねねは現役高校生なんですが、売れっ子作家。よって先生と呼ばれてます。(個人的にはこの表現あまり好きじゃないんですけどね……。この世で先生と呼べるのは教師と医者だけだと思ってますので)
また読子の方も、ねねねの通う学校の講師をしているのでやはり先生。ゆえに先生という敬称が飛び交ってます。
ネタばれの危険性があるので、くわしい解説はしませんが最後の方の台詞が肝ですね。
生きててよかったね!という思いが感じられて好きです。 →bk1
(01/8/26)

「……本を買わないんです。本屋に行かないとは、言ってません」

出典:R.O.D/スーパーダッシュ文庫/倉田英之/絵師:羽音たらく/1巻217P
キャラ:読子・リードマン

【作者公式サイト】スタジオオルフェ
【絵師直営サイト】なし
スタジオオルフェの画像部屋で羽音さんのイラスト見られます。それからファンサイトですが、倉田英之ファンの声メッセージバンクが質量ともに充実しています。

先日、某事件の影響で放映延期が決定してしまった「フルメタル・パニック!」ですが、実はまだプロモーション映像が見れます。おにひさま、涙がとまりません……。
早く再開できるといいですねえ。

最近新規の閲覧者が増えているようなんで、まいじゃーのコンセプトをわかりやすく解説しときましょう。
一般の名作がすべての採点項目に10点満点で8以上がつく評価だったとします。
まいじゃー作品は、項目に3とか4の明らかに低い数値がまざっていたりするが、一部の項目では11を叩き出す、そんな感じに捉えてもらえればよいかと。 優等生な作品もそれはそれでおもしろいんですが、まいじゃーにしか味わえない楽しみもあるのです。

では本題。
「R.O.D」は本好きによる本好きのための、文系アクションと銘打ったライトノベルです。
大英図書館特殊工作部のエージェントとして、希少本の奪還などを行っている読子・リードマン。彼女は紙を自在に操る「ザ・ペーパー」の通り名を持つ凄腕でありながら、実体はただの読書狂なのでした……。
この作品の特徴は、なんといっても異常なまでの本への愛着っぷりです。名台詞データベースでR.O.Dの項目を見てもらえれば一目瞭然です、ええ。
本好きの夢がいっぱい出てくるんですよ、これ。本屋の丸ごと買占めとか、超高層のホテルつき本ビルとか。一度は体験してみたいもんです。
私は未見なんですが、OVAの方も大変好評のようです。コミック版もウルトラジャンプから出ています。
が、しかし。
やはりこの作品は小説版を読んでなんぼのもんではないでしょうか。
活字への愛は活字を読むことでしか語れまいっ!!

それじゃ本日の台詞解説。
あまりに本の買い過ぎが祟って、かなりの貧乏状態に陥った読子は、「私、しばらく本を買いません!」と宣言します。
しかし宣言した直後、本屋の前を通りかかり発した一言がこれ。
で、この後がどうなったかと言いますと……ま、想像してみてください。おわかりかとは思いますが(笑)。
つい先日、10日ぶりくらいに入った本屋でつい23冊も買い込んだ身としてはまことに心に痛い……(^^; →bk1
(01/9/30)

本を読みたい。
朝目覚めた時から、夜眠りに落ちる瞬間まで読み続けたい。
もちろん、夢の中でも貪り読みたい。
この世にある本を一冊残らず。ジャンルは問わない。およそ本と名のつく全てのものを。恋だの愛だの友情だの平和だの戦争だの人生だの、知ったことじゃない。本さえ読めれば、それでいい。本位外になんの欲望、衝動、情熱があるものか。人類の行動など、もうすべて先人によって、本の中に綴じられているのだ。
ただひとつ、発狂しそうなほど口惜しいのは、自分が死んだ後も新たな本が出版され続けることだ。
自分はこんなに本が好きなのに、本は、自分のいない世界でもなにごともなく増え続けるのだ。信じられない。
今こうしてる間にも、本は増えている。無限に増殖している。
おお神よ、悪魔よ、どちらでも構わない。
我に無限の命を与えたまえ。
すべての本を読み尽くせるだけの、無限の命を。
富など、愛など、権力などいらない。
俺はただ、本を読んでいたいだけなんだ。
それだけなんだ。


出典:R.O.D 《小説》/スーパーダッシュ文庫(集英社)/倉田英之/絵師:羽音たらく/5巻12P
キャラ:?

【作者公式サイト】スタジオオルフェ
【絵師直営サイト】同上
ファンサイトはここ倉田英之ファンの声メッセージバンクが一番充実しています。

★2001年12月28日(金)
『お祭りまで、あと一日』

といっても29日までは私は仕事ですが。
冬コミをぜんっぜん下調べする暇がなかったというか、そもそも交通手段がいまだ決定していないのはかなり終わってるような気がしたりしなかったり。うーむ困った。

ところで。
つい最近まで「ペリペティアの福音」を濁点付の「ペリペディアの福音」だとずっと思い込んでました。bk1で検索かけても出てこないからおっかしいなーと思って初めて発覚。みどりやさん推察のとおりです。
それでファンと名乗るのは論外、ですね☆」
まことに返す言葉もございません・・・。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

知ってても教えません☆
「ほんと日に日に性格が悪くなるような・・・」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「R.O.D」→bk1は大英図書館の特殊工作部に所属し紙を自在に操る女「ザ・ペーパー」こと読子・リードマンの活躍するアクションです。
題材にしてからが大風呂敷ですが、なんといっても「R.O.D」最大のみどころはやっぱり本が好き!に尽きるかと。
読子の本好きはほとんど病気なんですが、活字中毒者には妙に共感できる部分もあったりするんですよね。丸ごと本屋でホテルまでついた本ビルとか、無人島で本がなくて死にそうになったり、この愛情っぷりは読んでみないとなかなか伝わってこないかもしれません。
サンプルとして名台詞をご覧になるとその一端がわかりますよー。
とにかく本好きなら必読。
読書狂はかくありたし。
読書狂はかくあるべし。
特にここには活字中毒者が多く集うので、この作品は評判がよいようですええ。

さて、本日の名台詞。
前に紹介している「本が好き」よりもかなり極端な台詞回しになっています。おいおいさすがにこれは行き過ぎだ、と思われるかもしれません。
しかしまあある読書狂の独白としては、まさに活字こそすべて!というノリが感じられていいのでは。
(01/12/28)

「君の悩みに、絶対の正解はない。だがそれでも、自分だけの正解をつかむことはできる。読子・リードマンという道を歩んできた君だけがつかめる、君だけの真実だ」
「悩むんだな。今の何百倍も悩め。そして自分の真実をつかんだら、教えてくれ。人はそうして、それぞれにつかんだ真実を伝えあってきた」
「それがぶつかりあい、淘汰されて、僕ら人類という種の道が決まるんだ」


出典:R.O.D 《小説》/スーパーダッシュ文庫(集英社)/倉田英之/絵師:羽音たらく/5巻148P
キャラ:ファウスト

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★2002年1月1日(火)
『諸君、私はまいじゃーが好きだ」

あけましておめでとうございます、2002年の幕開けです。
本年もまいじゃー推進委員会と極楽トンボをどうぞよろしくおねがいします。
まあいろいろやりたいことはあるのですが、うかつな発言は命取りになりそうなんで心のうちにしまっておくという事で(^^; 去年作成した『諸君、私はまいじゃーが好きだ』を一年の計としていきたいと思いますですええ。
それから昨日うっかり告知する際に忘れてました!
今が旬の小説「空の境界」プレゼント企画ですが、応募締め切りは1月5日いっぱいとさせていただきます。詳細は昨日の雑記をご覧の上、私のほうまでメールしてくださいなー。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■夏見正隆さんにみるまいじゃー作家の厳しい現実史仙の本棚2001より)
上のリンク、夏見さんが送ったメールの内容が掲載許可を取った上で公開されているのですが、メッセージとしては不特定多数のファンに対するものと言えます。
やはり出版業界もビジネス、なかなか厳しい現実が待ち構えているようです。そういうわけで私達ファンができることはただひとつ。
ひたすら新品を買いましょうね☆
本当に応援したい作家さんに対しては古本で妥協してたらいけませんよ?

なによりも購入することが、その作家さんに対する最大の応援になるのです☆
以上、葉子からのお願いでした☆

■十二国記がTVアニメに(book by 麻弥1/1の日記)
ニュースソースであるメルマガの方は未確認です。
うーん、あれをアニメにしちゃいますか。昨年は「ヘ○シ○グ」という大失敗例があったので、あの轍は踏まないで下さいね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「R.O.D」は、今回説明は省略。
さくっと名台詞にいっときます。
謎多い人物、ファウストが主人公の読子に向かって語った言葉です。
人間には悩む事も必要である、と。
(02/1/1)

「弾丸で、風を墜とせはしないっ!」

出典:R.O.D  《OVA版》/スタジオオルフェ/原作:倉田英之/アニメ版キャラデザイン:石浜真史/1巻より
キャラ:オットー・リリエンタール

【メーカー公式サイト】R.O.D
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトとしては、倉田英之ファンの声メッセージバンクが定番かと。

★2002年1月14日(月)
『すいませんでした』

ごく少数の方へ。
途中で寝てしまい申し訳ありませんでした。
いや、意識がふと途切れ気がつくと誰もいなくなっていたという……ハハハ(汗)

電撃は遅ペースながらも消化中。キノ・若草野球部・ダブルブリッド・シンフォニアグリーンは撃墜完了しましたがまだあるなあ……。やはり家族計画と読書を同時進行させるというやり方に問題があるような気がしなくもないですが、たぶん気のせいでしょうそうでしょう。

それと年末に沈静化していたウイルスメールの量が、再び増えてます。そりゃもう毎日。うーん、年末にちゃんとウイルス対策してないのか? こちらをご覧になっている方は、大丈夫ですか?
今やウイルス対策なしでweb上でうろつくのはかなり危険な行為なので、くれぐれもお気をつけを……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■あなたにも出来る!宿題・読書感想文の書き方。
あるんですねこういうサイト。基本的に中高生のための実用サイトということなのですが、ちょっと特殊系な作品の感想文について語っているあたり親しみを感じます☆
「あ、今思いついた。嘘100%読書感想文
なんですかトンボさん?
「つまりだね、お遊びでもっともらしくしかし実は倫理・論理ぶっちぎりのライトノベルやコミックの感想文を特設掲示板で募集してみるというのはどうだろう」
トンボさんもたまにはいいこといいますね☆
では、明日にはスレッドを立ち上げておくのでこの件についてはみなさんへの宿題としておきます☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「R.O.D.」は今回説明省略読書狂で希代の紙使いである大英図書館特殊工作部の、読子・リードマンが活躍するお話。
今回はOVA版の紹介なので、原作を知るものとしてどういう感じだったかを紹介しますね。
原作に比べれば、読子の本に対する情熱はやや控え目です。活字ほどの破壊力は感じませんでした。ただし、その分アクションに対する比重が高くなっていて、アクションものとして見たR.O.Dはかなりいいです。
内容もいい意味で弾けてます(笑)
というわけで見て損はないかと思いますええ。

さて、本日の台詞解説ですが……。
台詞の発言者でなんとなく分かる人は分かってください。よーわからんという人は、敵から余裕で身をかわす様子を想像してくださいねー。
以上。
……あれ、「弾丸で」じゃなくて「弾丸は」だったっけ……あちゃーわからん……。
(02/1/14)

「あなたの空は、ここで行き止まり」

出典:R.O.D  《OVA版》/スタジオオルフェ/原作:倉田英之/アニメ版キャラデザイン:石浜真史/1巻より
キャラ:ナンシー・幕張

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【絵師直営サイト】なし
ファンサイトとしては、倉田英之ファンの声メッセージバンクが定番かと。

★2002年1月15日(火)
『浜松の地域経済活動に貢献しています』

実家から再び浜松へ。帰省費が会社から出るんで助かります。
で、車で往復してるわけですが……。
我ながら数十冊の未読本が詰まったバッグを積んでうろうろするのはどうかと思います。ついでに浜松で見つけた本屋さんのスタンプカード、よく見たら15000円でいっぱいになるんですが、去年の12/25からこっちに来て、既に一冊いっぱいというのは間違ってる気が激しくします。
いつ読むんだ、これ……。

そうそう昨日の予告どおり、嘘100%読書感想文スレッドを特設掲示板に用意しました。よかったら投稿してください。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■いつの間にか堤抄子さんの直営サイトできてました
しかも去年の9月……全然気がつきませんでした、不覚です。なにげにお年玉企画でエルナの壁紙が落とせますのでご利用くださいね☆
堤さんはあの不遇の名作「聖戦記エルナサーガ」を描かれた方なんです。
現在絶版で、もしも古書店で全巻見つけられたら超幸運な代物なんですよ☆
復刊ドットコムで規定投票数にはとっくに達しているのに未だ交渉の気配がありません。もうなにをやってるんでしょうね。
もたもたしていると広辞苑アタックですよ?


  ▼本日の作品&台詞解説▼

昨日に引き続いて「R.O.D.」のOVA版より。
小説しか見てなかったから展開にびっくりしましたが……確かOVAと原作はアナザーストーリーなんで、登場人物が同じでも微妙に違うんですね納得。

本日の台詞解説は、っとネタばれしそうですね……。
本来空は無限の存在なわけですが、そうは敵の思い通りにさせるか!ということです。全然解説になってませんが、雰囲気はなんとなくわかるんではないでしょうか。
(02/1/15)

さあどいつもこいつも道を空けろ、俺は怒濤の読弾列車。あたるを幸い読んで読んで読み尽くすぜ。
女子供向けでも容赦はしねぇ。ちぎっては読み、読んでは崩し、世界の本はみんな俺の物。俺の通った跡には豆本一冊残りゃしない。

出典:R.O.D (小説)/スーバーダッシュ文庫(集英社)/倉田英之/絵師:羽音たらく/6巻12P
キャラ:?

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

ほんとはあるけど直営サイトはさぼり。なおファンサイトは倉田英之ファンの声メッセージバンクとか。

★2002年7月26日(金)
『読みまくるべしっ!』

今週に入って読書ペースが快調で、もうすぐ2桁に乗ろうというところです。
で、最近の注目はこちら。
高天原なリアル→bk1→amazonです。
霜越かほるさんのデビュー作の新装版。戦車の描写・世界観の重厚さが見事な双色の瞳(ヘルズガルド戦史)→bk1→amazonの作者さんですが、こちらの雰囲気はライトそのもの。
内容は声優もの(ただしラブコメではない)で、ふとしたきっかけからゲームの声優をすることになった女子高生の物語です。
ラストをのぞいてあまり意外な展開とかもなし。こう書くとどこに売りがあるんだといわれそうですが……描写がかなり上手いんですよこれ。
繰り返しますが、物語は極めて直球。しかしテンポがよくて、描写も上手く気持ちよい読後感を味わえるのではないかと思います。
噂だけは今まで聞いてましたが、これはいいです!
まあ騙されたと思って手を出してみてください。例によって好みに合わなくても一切の保証はありませんけど(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

どこかへお出かけ中のようです。管理人は怖くて意見できません。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

R.O.D→bk1は、またしても省略(^^;
活字好きのためのバカ小説です。むやみやたらと大風呂敷で、その広げっぷりが見事ですね。また主人子読子の活字への傾倒具合もおおげさだ!とは思いつつでも一面の真実だなあと戦慄し、思わず笑ってしまいます。
アクションメインのコミック版もありますが、やはり小説版こそが基本にして最強だと思いますええ。

で。
本日の台詞なんですが、これ自体は毎巻恒例の本好き発言です。これ以降もえんえんと本好きっぷりな独白が続きますが、やや下方向に走っているので(笑 、割愛させていただきます。
それよりも普段からマリア様がみてる布教活動中のわが身としては上の台詞が思いきりツボに入ってしまい、しばらく大笑いしてました。
コバルト文庫や絵本をちぎっては読みちぎっては読み……。

「本、月に何百冊くらい読みますか?」
「……そんなに読めるわけないでしょ。雑誌を除くと、せいぜい一冊じゃない?」
(中略)
「どうしてですか! お医者さんから読書止められてたり死んだおばあちゃんの遺言で禁じられてたり本が親の仇だったりトラウマだったりするんですか!」

出典:R.O.D (小説)/スーパーダッシュ文庫(集英社)/倉田英之/絵師:羽音たらく/6巻120P
キャラ:読子・リードマン&ナンシー・幕張

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

さぼリンク<寒っ

★2002年7月28日(日)
『ウイルスはもうお腹いっぱいです(泣 』

毎日毎日毎日毎日飽きもせずウイルスメールがやってきます。酷いときは1日7件来ました……なんとかしてよ本当に!
葉子「殲滅しますか☆」
いやいくらなんでもウイルスメールは広辞苑じゃどうにもならんし。
「広辞苑に死角はないんですよ☆」
と、いう具合に広辞苑CD−ROM版ですべて解決するという妄想を展開。

で、思ったこと。
今後のトレンドは美少女or美少年仕様のウイルス撃退ソフトかもしれません。やたらボイスでしゃべりまくり、ウイルスを抹消する時には、意味もなくフルボイスで
「必殺! ウイルスイレーサーっ!」
とかとにかくしゃべりまくり。……出たら買いそうな自分が怖い(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

エアコン全開の図書館で涼み中です☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

R.O.D→bk1、→amazonは、バカ小説です。これ以上はないくらいに無茶な設定が気持ちいいです。
主人公の読子はザ・ペーパーと呼ばれる紙を自在に扱う使い手で、銃弾さえも紙で弾き返します。所属は大英図書館特殊工作部で、使命は大英帝国のために散逸した希少本を確保すること。
この時点で、無茶な設定に惹かれませんか?
そのうえホテルまで完備した超高層本ビルとか、読子の異様なまでの読書狂ぶりが本好きにはたまりません。
特にライトノベル読みで、自分は読書狂のケがあると自覚する人にはぜひとも読んでほしい作品です。関連メディアとしてコミック版とOVAがありますが、主としてアクション方面なので、バカっぷりを楽しむにはやはり小説版が至上の選択だと思います。

さて、本日の台詞は都合上途中の一文を抜いてあります。
上の台詞はいささか極端ですが、こういう気持ちは本好きには多少なりともあるのでは?
本がないと死んでしまう!みたいな。

だから、書店で私を見つけた時は
多少の尊敬と多少の好意と品性をもって接してほしい。
私の上に荷物を置くなどもってのほかだ。
ありったけの礼儀作法で私に触れるのだ。
さもなくば、この世の書籍をすべてマイブックにしてくれるぞ。


出典:R.O.D 外伝 (小説)/スーパーダッシュ文庫/倉田英之/絵師:羽音たらく/7巻12P
キャラ:未明(みはる)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
直営サイトではありませんが、スタジオオルフェのサイトに行けば両氏の日記や絵に出会えます。

★2002年12月30日(月)
『合わせまして26点で、15531円になります☆』

へらへらへら。
ずっと12月の途中から本屋に行く暇がなく、ようやく仕事納めになって本屋に行くことができました。その結果が上のタイトルです。この26冊にはシリーズもの一気買いは一切含んでおりません。すべて新刊か新しく手を出したものばかりです……で、いつ読み終わるんでしょうねえこれ(^^;
いっぱいありすぎて説明し切れませんが、とりあえずことごとく当たりっぽいです。年末年始は本に埋もれて暮らしまーす。
(ら、ラグナロクオンラインも……)

あ、告知。
なにやら私が不在の間に年越しまいじゃーチャットをすることが決定しているようです<何故
なんせ年越しと言う大事な行事の最中にこんな場末に足運んでいる余裕のある人がどれだけいるやら不明ですが、暇見つけて私も顔出すようにしますのでよろしく。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■図書館は作家を殺す?
みすらぼからのちょっと前の話題です☆ ええと、あえてよけいなことは申しませんので興味のある方はリンクを辿ってご自分の目でお確かめくださいね☆
さらに派生して有里さんが選んだ図書館関連リンクもたどるとより深くこの問題について知ることができます☆
「まだまだ勉強足りないですねえ。修行してこよう……」


■オススメ文庫  -Webコバルト- マリア様が見てる 子羊たちの休暇
ファンの方もそうでない方も必見です☆
WEBコバルトのマリみて紹介ページなのですが、これでもかというくらいに力が入っていますよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

R.O.Dは、大英図書館の特殊工作員でザ・ペーパーと異名をとるほどの紙を操る特殊能力者で超読書狂の読子・リードマンが活躍したりしなかったりする話です。
とにかくも活字中毒者がこの作品を読むと、思わずうなづいてしまう共感を覚える作品であると同時に、ひたすら荒唐無稽なバカ小説でもあります。まとめると「活字好きの為のバカ小説」
このむちゃくちゃぶりがいいんだこれが!

さて、本日の台詞ですが途中から無理やり引用したため主語がわかりにくくなっていると思います。つまり「本の独白」という形態をとっているわけなのです。
こんな脅迫をされた日には私たち活字好きはもはや生きていられませんよ! えマイブックがなんだかわからない?
ほれ中身が真っ白のアレですアレ。

「なにかいいことでもあったのですか?」
「聞いて喜べ! 私は昨日の夜、締切という名の牢獄から開放されたのよ!
今の私は自由なパピヨン! ああ世界人類”も”私の次に幸せでありますように!」


出典:R.O.D 外伝 (小説)/スーパーダッシュ文庫/倉田英之/絵師:羽音たらく/7巻27P
キャラ:読子・リードマン&菫川ねねね

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
直営サイトではありませんが、スタジオオルフェのサイトに行けば両氏の日記や絵に出会えます。

★2002年12月31日(火)
『今年の総決算をしようと思ったけれど記憶飛んでます(汗 』

総まとめをしようと思ったんですが……飛んでますね記憶が。見事に(^^;
ですのでこれだけは外せないだろうというタイトルを選んでみました。
●ライトノベル
悪魔のミカタ
クビキリサイクル(戯言シリーズ)
●コミック
ブラックラグーン

ライトノベルの2作(クビキリサイクルは何処の誰がなんと言おうが私の中では超級のライトノベルです)はいずれ劣らぬ癖の強い作品ですが、はまれば抜け出せなくなること請け合い。
特に戯言は危険ですが癖になります(^^;
そしてブラックラグーンは、年末すべり込みで読んだわけですが、あの無駄のなくそれでいて圧倒的なテンションの高いガンアクションは見逃せないでしょう。個人的には登場する戦闘メイドが他の追随を許さない存在感があるのも大きなポイントです。

12月にはいって更新がだいぶ怪しくなりましたが、とりあえずこれで年内の更新収めですね。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■創雅都市S.FがTENKEYで新年早々に通販決定(VIRTUALCITYより)
先日電撃hpで通販申し込みが締め切られた、都市シリーズの中でも異色のイラストノベル?創雅都市S.Fですがテンキーのぱちぱち日記12月27日によると1月1日から通販を開始するとのこと。
不幸にも様々な事情で買い逃していた方は、この機会にお買い求めくださいね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

R.O.Dは、昨日紹介したんで本日は紹介略します。

で、全然台詞解説にはなってないんですが……締め切りから無事開放された時って物書きの方はそんなにハイテンションになるものなんでしょうか? よろしければ匿名でもペンネームでもプロでもアマでも結構なので、その辺について掲示板でお聞かせ願えると嬉しいです。

「……今度こそ、あんたの本棚に残ってみせるからね」

出典:R.O.D 外伝 (小説)/スーパーダッシュ文庫/倉田英之/絵師:羽音たらく/7巻140P
キャラ:菫川ねねね

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
直営サイトはないもののスタジオオルフェに行けば、両氏についてはいろいろと日記その他を見ることができます。

★2003年1月6日(月)
『通常更新モードに戻るっ!(といいなあ)』

とりあえず昨日も更新しましたので、よかったら昨日の分ものぞいてみてくださいなと。
さて今日から仕事です。あーやだやだ(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

お休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

R.O.D→bk1は、先日紹介したばかりにつき今回は説明しません。まあ本好き(活字中毒者)ならぜひとも手にとってほしい一品です。

それでは本日の台詞解説いってみましょー。
菫川ねねねは高校生にして(休学中ですが)売れっ子の作家です。で、その彼女がひょんなことから古本屋の店番を引き受けて、本を売る時に目にしたのは自分のデビュー作。つまり一度は古本屋に売られてしまったわけです。
新たに身請けされていくその本に向かって、ねねねが決意を新たにしたというものですが……これもまた物書きさん達には他人事ではない台詞だと思われます。
なんならこれをブックマークという名称に変えれば、個人サイトにもあてはまるわけで……みなさんお互い精進いたしましょう!

「わが原稿に一片の悔いなし!」

出典:R.O.D 外伝 (小説)/スーパーダッシュ文庫/倉田英之/絵師:羽音たらく/7巻26P
キャラ:菫川ねねね

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項はなし。

★2003年1月8日(水)
『台詞、台詞はどこー?(泣 』

どうも台詞日照りで困ってます。
たまにいい台詞にめぐり合わないでもないのですが、ネタバレに関わる台詞を封印指定している結果、読めども読めども紹介したい台詞に行き当たりません。困りましたね、どうにも(^^;

追伸:
今まで早朝更新を続けてきたのですが、いろいろ破綻が見えてきましたので夜の更新に変更したいと思います。まああんまり関係ないような気もしますが一応ご報告まで。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■2chライトノベル大賞2002下半期
最近半期ごとに開催されている2ちゃんねるによる企画です☆ 投票の伸び具合はゆっくりしたものですが、良スレだと思います☆
投票時にコメントをつける方式になっているため未読の中で心惹かれる作品に出会えるかもしれませんよ☆
「ただ、ネタバレの危険があるから感想読む際は注意すべし」
ええと、この基準から選ぶとすると
 ●大賞部門
イリヤの空、UFOの夏その3
導きの星2巻
パートタイムプリンセス
ですね。高天原なリアルもよかったですけれど☆

 ●新人賞部門
戯言シリーズの西尾維新さんですね☆ うえお久光さんと激しい一騎打ちが予想されます。それから個人的には「夕なぎの街」の渡辺まさきさんも推したいところです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

はじめにはっきりさせておくべきでしょうね。この台詞の元ネタは言わずと知れた「北斗の拳」だったりします。わが人生に一片の悔いなし、が元です。まあすごーく応用の効く台詞です。
一度は言ってみたいこんな台詞(笑)

「あぁ〜〜……! 本〜〜! 本〜〜!」

出典:R.O.D (小説)/スーパーダッシュ文庫/倉田英之/絵師:羽音たらく/8巻142P
キャラ:読子・リードマン

【作者公式サイト】スタジオオルフェ
【絵師公式直営サイト】
スタジオオルフェ
特記事項なし。

★2003年8月6日(水)
『ほぼ復活』

ボク少女関連でお越しくださった方は8月1日をご覧くださいませ。

お? ふと気がつくと150万HITしてますね。普段ほとんどカウンタには注意を払ってないので全然気がつきませんでした。まるで他人のサイトを見ているようです。夏休みだからといって本が出すぎです。どうやって読めと言うんだ!? 買うほうも買うだけど。この2ヶ月ほどで一気に積読率が上昇してしまい非常に困ってます。更新サボって読書に専念しようかな(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■うちがあさっての方向へ突き進んでよけいな手間を取らせてしまったようですみません。
先日トピックで紹介した小宮日記 2003-07-30 毒舌BBS「そういう意味ではラノベの時代なのかな」へのコメントにツッコミというか反論をいただいてしまいました☆ 当方の理解不足として、ここはこれ以上ボロを出さないように小宮さんの意見を拝聴していただくのが一番のようですね☆
「浅読みですいませんです……」

■電撃ヴんこの締め切りは8日まで!
詳しくはこちらをどうぞ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

R.O.D→bk1→amazonは、荒唐無稽な設定の数々が楽しい活字狂バカ小説です。大英図書館特殊工作部に所属する紙を自在に操るエージェント、ザ・ペーパーが主人公だったり、超高層の本ビル(ホテル付)が出てきたりと、活字好きでバカ小説が好きなら必見。

本日の台詞解説。本がなくて苦しんでいる活字狂の図。
まるで傍から自分の姿を見ているようだと思ったり思わなかったり。

「今でも、十分読んでるじゃないか」
「でもまだ、どこかに、私を心底感動させる本があるかもしれないじゃない。それを知らずに、人生を終えるなんてできないわっ」

出典:R.O.D (小説)/スーパーダッシュ文庫/倉田英之/絵師:羽音たらく/9巻199P
キャラ:ドニー中島&読子・リードマン

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年3月30日(火)
『このライトノベルがすごい!投票受付ちう』

ということでこのライトノベルがすごい!一般投票よろしくです。



  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ディバイデッド・フロント2巻は5月確定?
5月1日発売に向けてほぼ目処が立ったようです☆ 作者様本人の日記なので安心できるというものですね☆
「安心って……なにが(汗 」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

R.O.D→bk1→amazonは、アニメ化によってかなり市民権を得たようですが、大英図書館特殊工作員にして、「紙使い」読子・リードマンその他の活躍する活字狂による活字狂のためのバカ小説です。アニメとはまた違う勢いで、これでもかというくらいの活字に対する愛が伝わってくることでしょう。
ストーリーの大風呂敷っぷりも楽しいです。

それでは本日の台詞解説。
いわゆる読みまで死ねない!というやつですね。しかも新刊は限りなく刊行される=永遠に死ねない、ということですええ。

「あなたは甘くて、夢見がちで、世間知らずだけど……人を信じることができるのね。いい事よ、読子ちゃん」

出典:R.O.D (小説)/スーパーダッシュ文庫/倉田英之/絵師:羽音たらく/132P
キャラ:チャイナ

【作者公式サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年4月15日(木)
『つれづれなるままに』

電撃新刊、新人の分は消化しました。個人的には今月はとある魔術の禁書目録(インデックス)→bk1→amazonを断然お勧めしておきます。AI萌えなら埋葬惑星もいいかも(ちなみにAI萌えサイトの残骸はあるんですが更新に手が回らないのでどうにもこうにも(^^;)
他はお好みで。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

R.O.D→bk1→amazonは、読書狂がいっぱい出てくるバカ小説です。アニメになったためだいぶ知名度は上がったかと思いますが、その放映における顛末を見ているとやっぱりまいじゃー一直線(^^;
そうですね主な特徴としては「とにかく本が好き!」と「ありえない大風呂敷」この二つです。そもそも主人公が大英図書館の特殊工作部のエージェントで、紙使いで、希少本を奪還・奪取するのが任務という時点でかなりぶっとんでますし主人公の本好きっぷりは強烈です。
ありえない大風呂敷の方は……まあ読んでもらうのが一番です。とにかくなんでもあり! ここまでハッタリをかませば逆に気持ちいいですね。
活字狂にはいろいろ共感できる部分も多い作品ですええ。

それでは本日の台詞解説。
……すいません、なーんにも思い浮かばなかったのでストックでお茶を濁しました(^^;


愛人(アイレン)

ボクはあと何度朝日を見ることができるだろう……
それでも今朝は…
世界が美しい!!

出典:愛人(アイレン) (コミック)/JETS COMICS/田中ユタカ/1巻38P
キャラ:ヨシズミイクル

【作者直営サイト】田中ユタカのページ
【絵師直営サイト】なし

特記事項はなし。

★2002年9月20日(金)
『春の魔術、出てました』

速攻で「春の魔術」を購入。
いやあ、世間のみなさんの脳内願望による妄想ではなく本当に出ていたのですねえ(笑) ただいま読み中です。あとは新井輝さんのファミ通文庫の新刊とか。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

愛人→bk1→amazonは、余命の限られた青年が、残された時間の精神的救済を目的として供与される人造少女と過ごす純愛ものです。
ちなみに作者さんはえっち系の漫画ではかなりの知名度を持つ方です。で。
この辺の説明を聞くといかにもストレートな萌え系コミックを想像される方が多いと思いますが……。
断言しましょう、全然違います。
確かに基本は純愛です。それは確かなんですが、その周辺で起きる数々のエピソードや、こまやかな心理表現、そして先が全く読めないストーリー展開。甘くはない物語。
かなりのおすすめです。最終巻の5巻もそろそろ刊行されるはずですが、購入するにも手ごろな長さですしぜひ読んでみてください。人によっては泣いてしまうかも……。

さてさて本日の台詞は、主人公の下に愛人が届いたばかりのころの台詞です。この台詞は主人公が余命の残り少ないということを頭に入れて読むのがよいと思います。


アウトロースター

オレたちは無法者だがよ それだけじゃ終わらねェ 宇宙で一番目立ってやろうぜ!!

出典:アウトロースター   キャラ:ジーン・スターウィンド

あんまり関係ないですが、このアウトロースターではメルフィナにこける人が続出した、らしいです。どうでもいいけど。

アウトロースターは一言で言うとSF。無法者?なジーンが退路を立たれ、覚悟を決めて宇宙に飛び立つときに言った台詞です。
男なら一花ぱーっと咲かせましょうってとこ?後先など考えず、夢を追い求める男!うんうん、いいねえ。

追記:伊東岳彦さんの直営サイトあります。morningstarです。で、ついでにアウトロースターは宇宙英雄物語の後の時代設定になってます、と。

逢えば闘う奴ら

駄目だ、俺は堕落した。同じ魂をもつ孤高の野獣たち、強敵と書いて友と読む、誇り高い漢たちとの闘いで培った俺の魂は、もう汚れてしまったんだ。

出典:〜逢えば闘う奴ら〜/電撃hp/高畑京一郎&橋本紡&川上稔&中里融司&土門弘幸&古橋秀之/絵:織田裕行/電撃hp vol.8 18P(中里融司パート)
キャラ:榊原豪介

【直営サイト】6MENdiceBBS
直リンクはやばそうだったので、リンクは電撃hpのサイトに対して張ってあります。「逢えば闘う奴ら」企画発祥の地にして、現在も継続中どころか三大噺など突っ走ってます。もう圧巻。掲示板全部に目を通すのは死ぬほど大変ですが、ぜひのぞかれることをおすすめします。

「逢えば闘う奴ら」は、いちおう格闘小説みたいなものです。
しかしただの小説だと思ったら大間違い! なんと上記の作家さん6人の超豪華リレー小説なのです!
リレー小説そのものは、みなさんもよく目にすると思いますが、あれの一番問題な点は、「どこで終わるか」「伏線」が考慮されていないためうやむやで終わってしまうところです。
この企画では誰がどのパートを描くかという点と、主人公だけは決めておいて後は野となれ山となれ。作家さんの個性がもろに爆発するおもしろさと、他人が提示した素材をいかに料理するか作家さんの腕前拝見!といった感じで非常に楽しく読むことが出来ました。いやまじすごいです、これ。
これ読むためだけに電撃hpの7と8を買って欲しいぐらい。そのうえこの企画まだ続くらしく、「逢えば恋する乙女(やつ)ら」が12月発売の電撃hp10で掲載されるとの事。こりゃ読むしかないです。
それにしても、この企画は電撃ならではという感じでしょうか。ほかではちょっと無理でしょう。もしミステリ作家がこんなもの出した日には……もちろん買いますとも、ええ必ず(笑)。他の作家さんの考えた推理がどんどんねじ曲がっていく様子を想像しただけで顔がにやついてきました(爆)。

さて台詞の方の解説。
格闘バカを自認する豪介は、あろうことか女の子にのされ、あげくに手伝いにこきつかわれる始末。その女の子をちらりとでも「かわいい」などと思ってしまい、闘うことこそが人生の至上であると考えていた自分の堕落であると思ったわけです。
……実のところ気に入ったのは「強敵と書いて友と読む」ここに尽きるんですけどね(^^;)(00/9/26)

逢えば変する奴ら

「――”変”をしたい!?」

――変!?
変って何ですの? 変をしたいとは!?
意味がよく解りませんが興奮してきましたの。
「変……」
その単語を思うだけで、この胸の超小型謎出力炉が破裂しそうです。
――変がしたい。
それが私の明確な正義の有りかたです。頑張ろうと思います。

出典:逢えば変する奴ら (小説)/電撃ヴんこ/川上稔/絵師:さとやす/電撃ヴんこ72P
キャラ:古橋真実

【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】
さとやす祭
特記事項なし。

★2003年9月14日(日)
『ぐーたら』

程よくだれております。クイズマジックアカデミーは初級9級に。マイ・メリー・メイをぼちぼち進行中。電撃ヴんこ読破中。バッカーノおすすめ。9Sもなかなかよかった。以上まとめる気のない戯言でした。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■9Sというタイトルはいったい何か?
電撃文庫今月の新刊9S→bk1→amazonですが、本文・あとがきのどこにもタイトルについて説明がないので悩んでいる人も多いのではないでしょうか☆ 実は9Pの下の部分に小さく表記されているんですよ☆
The Security System that Seals the Savage Science Smartly by its Supreme Sagacity and Strength
つまり9つのSということですね☆ 以上豆知識でした☆
「訳は? 日本語で説明を要求する!」
翻訳サイトに放り込むとその最高の賢明さおよび強さによって野蛮な科学を巧妙に密閉するセキュリティ・システムだそうです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

逢えば変する奴らは、もともと電撃hpでの作家陣6人によるリレー小説企画「逢えば戦う奴ら」「逢えば恋する乙女ら」のパロディとして、メンバーの一員だった川上さんが自ら執筆しているものです。念のため言っておくと、電撃ヴんこ自体が電撃hpから派生した通販オンリーの読者サービス企画のようなものなので一般で手に入れることはできません。(私は2冊持ってますが、これでヤフオクで儲けようとかそのような考えは持ってませんよそりゃもう決して)
というわけで見てのとおり「変」をしています。

それでは本日の台詞解説。
とにかく変です。変なのです。漢字をよく見るべし以上。


赤×ピンク

わたしはもともと、そんなに生命力が強いほうじゃないのだ。それにとてもこわがりだ。生きることそのものに偏差値をつけたら42くらいしかないんじゃないかと思う。

出典:赤×ピンク (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:高橋しん/34P
キャラ:まゆ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
sinpre.com
特記事項はなし。

★2003年2月2日(日)
『負けるな本屋さん』

既にあちこちで報じられているのですが、本好きの一人として(わかりやすくTOP絵で)意見表明してみました。
葉子「ええと、私が司書をしているまいじゃー図書館で不正な行為はくれぐれもなさらないようにしてくださいね☆ もちろんみなさんいいひとばかりなのでそんなことにはならないと思いますけれど☆」
――葉子さんの背後にオーラがぁ(怖 ――
件の本屋さんは営業再開されたようですが、ともかく負けるな全国の書店員さん。

なお泣けるライトノベル特集は……睡魔に負けて1日後送りです(^^;
いやあ紹介したいトピックが珍しく多かったのが誤算でした。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■バーチャルネット転校生・双海詩音16歳みすらぼより)
興味の層が重なる部分がありますのでご紹介☆ メモリーズ・オフはやったことがないのですが、同じVNIとして応援していますよ☆
「……一人でも葉子さんは立派にやって行けるねきっと(ボソッ」
それでは痛んだ広辞苑が経費で落ちなくなってしまいますから、今のままで結構です☆
「自分を痛めつける武器にお金を払っていたのか俺は……(泣」

■20世紀の名言俺ニュースより)
リアルな世界の名台詞にも目を通して見ましょうね☆

■雑誌不況スパイラルの原因は?FANTASY Bookmarkより)
取次会社だけ好調というのは、やはり歪んでいますね☆ そんな図式が長続きしないことを理解できているとよいのですが☆

■田中芳樹さんの「自転地球儀世界」シリーズを、 3巻から一条理希さんが引継ぎ。徳間デュアル文庫で8月出版予定。(掲示板より)
一条理希さんのメルマガで触れられていたようです☆
最近すっかり原案:田中芳樹と化してますね☆ 中国ものに忙しいのでしょうか☆
「私はもう半ばあきらめてますええ(悲 」

■リアルコスプレファイトをやってみる
(管理人より:いやね、なんかこれ見て葉子嬢のコスプレしたイメージ映像が見てみたいなあと(笑)。要はポニーテールでメイド服で広辞苑振りかざしてぶん回す! そんなコスプレが見てみたいですが、どこかにそういう奇特な方はいないもんでしょうか。お近くに乗ってくれそうな人がいたらぜひそそのかしてみてください(爆 )


  ▼本日の作品&台詞解説▼

赤×ピンク→bk1→amazonは……えーどう説明したもんやら(汗。
廃校の校舎で毎夜密かに行われる非合法なファイトクラブでバイトをしている女の子たち。理由は様々だけど、格闘技は好き。そんな彼女たちの日常は……。
とまあ一応紹介してみたんですが、おそらく見ると読むとは大違いでこの内容をとても伝えきれるとは思えません。あーもうじれったい!
言葉にできないんですがほっとけない感じです。
私は勉強不足にも桜庭さんの作品はまだ数点しか読んでいないのですが、まいじゃーなオーラをまとっているように思えるので今後意欲的に追いかけてみます。

上の台詞は表現の仕方に酔いました。ええなあ、こういうの。

これはわたしの持論なのだけれど、じつは女はみんな本当にバカである。あまりにもバカすぎる。X遺伝子はバカの遺伝子だ。たいがいの場合、女が悲しげな色っぽい顔をして、じつは折り入って相談したいの、なんて言ってきても、本気で聞いてやったりしてはいけないんだ。あいつらは、ただ話したいだけなんだ。一方的に。聞いてほしいだけなんだ。垂れ流す言葉を。軽くて薄っぺらでコンビニエンスなその言葉を。へたにこちらが真剣に聞いて、へたに意見なんて言ってしまい、それが女の気に入らない方向性だったりすると……途端にむくれてしまう。
意味がわからない。そもそも女って人間なのか?


出典:赤×ピンク (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:高橋しん/177P
キャラ:皐月

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
sinpre.com
特記事項はなし。

★2003年2月3日(月)
『作業に遅延が……』

ダメだ……最近睡魔がよく襲うのでなかなか泣けるライトノベルの更新作業が進みません。ボチボチ進めてはいるんですが、なんでこんなに眠いかな……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■零崎双識の人間試験・第5話掲載


  ▼本日の作品&台詞解説▼

赤×ピンク→bk1→amazonは、昨日も紹介したんですがもう少し補足しましょう。
この作品はもはや間違いなくまいじゃーな小説です。ええもう立派にその資格があります。
女の子たちの心情描写がとても精緻な印象を受け、それからあとがきを読んで知ったんですが作者の人は女性でした。ペンネームにすっかり騙されました(^^;
そういうわけで、書いているシーンはかなり特異なものであるにもかかわらずリアリティがあります。なにしろ話が特殊なんで万人受けするかどうかとなると微妙ですが……。

本日の台詞解説。誤解のないように言っておきますが、この台詞をはいているのは女。そんでもって作者の人も女性です。そういうわけなんで、どうか女性団体の方、抗議などなさらないように(^^;

「なー、天王寺」
「なんだよーもー」
「俺はさー、リストラされてさー、けっこう楽になった」
「は?」
「演じるものがなくなってさ。いま、楽。ローン関係はやベーけど。人生そのものもやべーけど」


出典:赤×ピンク (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:高橋しん/203P
キャラ:店長&天王寺皐月

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
sinpre.com
特記事項はなし。

★2003年2月4日(火)
『ねむい……』

ほんっとにダメだ……眠り病か?
それはともかく12月のベロニカ→bk1、→amazon読了しました。
なるほどこれは富士見ファンタジア文庫で8年ぶりに大賞を受賞するだけのことはあります。
一言で言うと構造美。
むろんそれだけで終わる作品ではないのですが、もっとも大きな特徴をあげるとするならこれでしょう。あとはもうなにを言ってもネタバレに抵触するので読んでもらうしかありません。なるほど各所で話題になるわけですね。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ピルグリム・イェーガー公式サイト
OPがわりのフラッシュにまず驚かされます☆
OURS連載中のかなりレベルの高いコミックなのですが、サイトの人物紹介などは既にコミックを読んでいる人にもかなり参考になります。
他にもムービーがあるのでファンならぜひとも見に行ってくださいね☆
「これ……フラッシュを見たら、コミック買いたくなる人が確実に出てくると思います。すごいインパクトでした……」

■黙契録海羽超史郎 not officialより)
上記のピルグリム・イェーガーの原作者である冲方丁さんのサイトです☆
小説の技術・創作の方法などについて書かれていますので、一度はご覧になってくださいね☆
「えー……私、極楽トンボは今までずーっと「沖方」だとばっかり思ってました(汗 生きててごめんなさい。海より深く反省中です……」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

赤×ピンク→bk1→amazonは、さすがに3日連続となると書くことがありませんが、3日連続で台詞を紹介しているということでお気に入り具合がわかっていただけたかと。なーんか好きですねえ。

では本日の台詞解説。バイト先の冴えない雇われ店長のふとつぶやいた独り言。どこがいいのかと聞かれると説明に困りますが、妙にほっとけない台詞なんですよね……。


悪魔のミカタ

「あなたの頼み事はこれが初めてですから、一応ルールを話しておきましょう。頼み事をした時、あなたは私に《借り》をつくる事になります。その《借り》は、いつか必ず返して貰います。あなたが私をナカマと呼ぼうがアクマと呼ぼうが構いません。私は必ず取り立てます。分かりますか?」

出典:悪魔のミカタ 《小説》/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/198P
キャラ:舞原妹(まいばると読みます。名前はたぶん出てこなかったと……)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】FUJITASCALE5
新人さんにつき、現在ファンサイトはなし。

★2002年2月10日(日)
『悪魔のミカタをほめてみる』

……おそらく表紙と巻頭カラー絵がいかにも地雷くさくて、ご丁寧に冒頭まで地雷っぽいので買うのをやめた人が多数いるであろうから声を大にして。

表紙にだまされるなっ!!
電撃文庫の「悪魔のミカタ」、すっごいおもしろかった。

ぜひとも買いましょう、てかむしろ『買え!』。

ネタバレに注意しつつ、ポイントを押さえてみましょう。
 1 萌え要素を取り入れることに成功したミステリー
 2 一歩先の展開がまるで読めない
 3 名台詞多し
1は、まず初めにミステリーありき。ファンタジーな要素が入っても、根っこはミステリーです。あとがきによれば最初はミステリーを作ろうと思って挫折したとのこと。キャラクター造形こそ、「萌え」なんですが、話の筋書きで萌えに突っ走って、ストーリーをぶち壊したりすることはなく、この辺りに最初はミステリーとして構成された影響があるのかもしれません。うまく萌え+ミステリーの両立に成功しています。
……ただし。例えば電撃での選評(概要は読まないことを推奨。まっさらな頭で見たほうが楽しめます)でもミステリじゃないとか言われてますが、私は本格SFだの本格ミステリだの本格の2文字にはあまり興味ないのでその辺も考慮に入れて判断してくださいね(^^;
2は、この通り。
この作品でもし結末を予想できたら、あなたは神さまです。それくらい次々と意外な展開が待っています。
3も、この通り。
キレがありますよ、台詞に。私もネタがいっぱいで嬉しいです(笑)
つうわけで今月の電撃新刊から、まいじゃーの神さまのささやきにより、速攻で読み終わった「悪魔のミカタ」の第一報をお届けしました。……ほら、やっぱり表紙でだまされてる(^^;。をゐなりさんとか。
ま、とにかく私的には先の楽しみな作家さんが増えました。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■神授都市−KANON−風花亭内のSSです)
名前でおおよそおわかりかとは思いますが、都市シリーズ+KANONなお話です。ええと、両方知っていることが大前提なのですが、私もこういう趣味に走った設定の話は大好きです☆
ああ、そういえばトンボさんも以前に姉妹都市リリアンとかおっしゃっていましたね☆
「いやあれはネタだって。既に別件でひとつSSを書く必要があるしな」
完成が楽しみですね☆
「やめろお(泣)」<救われない自虐

■活字中毒者に50の質問、完成!
と、いうことでリンク先に飛んでくださいね☆

■『あの、素晴らしい  をもう一度』for Windows、3月22日発売
名作との評価は高かったものの、X68000のみで発売という十字架を背負っていたためほとんどの人には知る機会すらなかった、『あの、素晴らしい  をもう一度』のリファインバージョンが発売されます☆
このサイトでも紹介しているまいじゃーなゲーム「空の浮動産」を開発した自転車創業のゲームなので、期待していいと思います。2800円とお買い得価格ですよ☆
そうそう、「空の浮動産」も価格改定で2800円になりました。これはもう買うしかありませんね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→帯表→帯裏→bk1→amazonは、上でありったけ解説しているので序盤ストーリーだけ。
ある日、主人公のマンションの部屋の前に座り込んでいた少女。彼女は自分のことを悪魔だといい、「昨日あなたの望みが果たされたから、魂をよこせ」と要求してきます。主人公にはそんな契約に心当たりがなく困惑しますが……。
上の補足ですが、萌え要素は各種実装しています(^^;
おまけ。
作者の人が「天上に輝く星と我が心の内なる道徳律」を意味も分からず座右の銘にしたとか書いてあるのですが、これはドイツの哲学者カントの言葉ですね。詳しく知りたい場合はこちらの一番最後の部分を読むべし。

上の台詞は事件解決のために奔走する主人公が、舞原妹に頼み事を持ちかけようとしたところ、事前によこした答えです。
ここまで言い切られてしまえばいっそ清清しささえ覚えます。

一人で生きると決めたなら、決して謝ってはいけない。間違いを認めてはいけない。例え自分が間違ってても、悪いと思っても。

出典:悪魔のミカタ 《小説》/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/130P
キャラ:堂島コウ(ただのナレーションかも)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】FUJITASCALE5
新人さんにつき、現在ファンサイトはなし。

★2002年2月11日(月)
『大いなる勘違いメール(^^; 』

なぜ、まいじゃー推進委員会に住宅関連ビジネス書の新刊PRに関するメールが(^^;
「リリース資料は以下の通りでありますが、その前に一度 このご本をあなた様にお送りいたしましてご一読いただ きたいと思います。」
とあり、発信元もしっかりした真面目なメールだと思われます。
このサイトを見たことがないのは確実ですけどね(^^;
……おっかしいな、うちのサイトはそもそも外部に向けて書評サイトだと言ったことすらただの一度もないはずなんだけど(爆)。どこからたどってきたのだろう……。謎は深まるばかりですが、残念ながらお役に立てそうにはありませんです。……まいじゃーな本なら別ですが(笑)
ただしライトノベルはいつでも無料受付中です。
ないですかね? 発売前にご一読させてくれる親切な出版社<絶対ない

そうそう、「活字中毒者に50の質問」ですが、40番目が抜けてました(^^;
「本を買うかどうか、表紙絵で判断することはありますか?」てな質問にしたのでよろしくおねがいします。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■一年戦争記〜君は、生き延びることができるか!?〜
高瀬彼方さんのサイトに遊びに行ったら日記で紹介されていました。
名前を入力すると、以下のような感じで占ってくれますよ☆
『極楽トンボ軍曹  東南アジアにてザク2Jに搭乗。先行量産型ジム他、敵機2機撃墜。戦死したと記録されている』
『木乃葉子少佐  ア・バオア・クーザク2Fに搭乗。ジムコマンド他、敵機3機撃墜。  未帰還と記録されている』

「あーちょっと質問」
なんでしょうか☆
「なんで俺が軍曹で、葉子さんは少佐なんでしょうか」
そういうものですよ☆
「う、占いにまで力関係を決められてるし(泣)」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→帯表→帯裏→bk1→amazonは、昨日の雑記でさんざん説明したんで今日もちょっと補足して終わり。
冒頭シーンはひいき目に見ても地雷っぽい雰囲気なんですが、数十ページ読むと「あら?予想外の展開が……」という感じ。だからライトノベルの見極めは難しい(^^;

えー本日の台詞解説です。
例えば周りの状況が切迫したものであった時、あなたはどうしますか? 周りに助けを求め続けますか? でも、もしそれが誰に言っても無駄だと分かっている状況だとしたら……。そんな時人はどうするか。

「どれほど強く願っても、生命を賭けて望んでも、変えられない現実がある。人の死、すれ違う想い、叶わない夢。どんなに頑張っても人間は空を飛べず、時間は止まらず、死者は生き返らない。それが現実であり、そう決めたのが神であるなら、それを覆すものこそ悪魔の力。分からない? あたし達は知ってしまった。変えられないはずの現実を、変えられる力の存在を。……君は、誘惑に勝てる? 願わずにいられる?」

出典:悪魔のミカタ 《小説》/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/109P
キャラ:冬月日奈

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】FUJITASCALE5
新人さんにつき、現在ファンサイトはなし。

★2002年2月12日(火)
『回答が届いています』

「活字中毒者に50の質問」」さっそく2名の方から回答が届きました!
回答へはこちらから飛べます。我こそは活字中毒者であるとの自負・自覚のある方はぜひともご参加ください。

それから……こっそりとテーマ限定掲示板に、「木乃葉子ですが、何か質問はありますか?」をお遊び100%で立ててみました。2ちゃんねるではもはやおなじみ、キャラなりきりスレッドのパクリ(笑)ですが、まあ回答側はオフィシャル?なのでこんなのもありということで。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■聖エルザクルセイダーズ、オトシマエの雄姿(GreenWoolTOPページ。なければおそらくgalleryに)
聖エルザクルセイダーズというライトノベルをご存知でしょうか?
今から10年以上前、角川文庫から出ていた作品なのですがそのキャラクターの一人ですね☆
「聖エルザか……なにもかもが懐かしい……」
あら、トンボさんどうかしましたか?
「いやもうこの作品には思い入れがいろいろと。既に絶版だけど、古本としては手に入りやすいんでぜひ読んでほしいなあ。私にとっては今でも最強の学園小説だと思ってるから」
だ、そうですよ☆
参考サイトは聖エルザ作戦部旗艦平方内)、こちらMasakaの部屋内)です。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→帯表→帯裏→bk1→amazonを、とどめにもう一発。3日連続なんでさすがに書くことなくがない(^^;
この作品に関連して、キャラクター配置に関する考察など頭にないでもないんですが、まあそれは後日に。

では本日の台詞。
事件解決のため、いろいろ行動中の主人公・コウとその恋人日奈。既に悪魔がこの事件に関わっていることが分かっている中での、コウと日奈のやりとりです。
悪魔に頼る=契約する行為が最終的に何を生むのかは言うまでもないことです。それでも、そこに奇跡を見出して人は誘惑に引き込まれる。それこそが悪魔の力。
……実は上の台詞、一番最後の部分を削ってあります。どうしたもんかと悩みましたが、ネタばれするだろうと判断しました。
よって補完版を用意はしましたが、未読の方は見ないように。見た場合、作品がおもしろくなくなっても一切責任はとれませんのでそのつもりで。
はい補完版+αです。
いやーゾクゾク来ましたね、この部分は。

「断言しよう、堂島コウ、お前には可能性がある。素晴らしい可能性が。だがしかし、あくまでそれは可能性に過ぎない――」

出典:悪魔のミカタ 《小説》/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/296P
キャラ:?

【作者直営サイト】なし
【絵師公式サイト】FUJITA SCALE 5
ファンサイトはなし、当然ですが。気のせいかな、なんとなく誰か作りそうな気がしなくもないです。

★2002年2月22日(金)
『思考のドロ沼……』

活字中毒者の方々の回答、そこそこ補完しました。

また一人マリア様がみてるに転んだ人を発見(笑)
この調子でどんどん行きたいですね<なにがだ
まあマリア様布教活動に関しては、そのうちもう一度ぐらい派手にやる計画が進行中です。

つい気の迷いで図書館問題やらBOOKOFF問題、はては再販制度まで目を通し始めてますが……うーむこりゃ相当ややこしそうな……。

  ▼本日の木乃葉子トピック

■破天荒遊戯、ゼロサムで再開?(続・Ya-shiの砦より)
ソースが消えてしまっていて確認できなかったのですが、続・Ya-shiの砦によるとそういうことのようですね☆
「というか、Gファンタジーで連載終了したことすら知らなかった(汗)」
ちゃんと雑誌を読まないからですよ☆
それにしても、いよいよGファンタジーは船底に穴の開きまくった嵐の中の小船という感じですね☆
「総員退艦?……諸行無常」
なおエニックス騒動には最終的にこんなオチ(同人誌生活文化総合研究所の2・21より)がつきました☆

■Captain Loveの電脳秘密基地
キャプテン・ラヴというゲームを知っていますか?
トンボさんの怠慢によってまいじゃー認定こそされていないのですが、廉価版が発売になった時点で認定確実となったまいじゃーな一応ギャルゲーなんですよ☆ そのファンサイトみたいなものですね☆
「あれはすごいゲームだよな……あらゆる意味で
1500円の廉価版が発売されていますので、興味がおありなら一度やってみてくださいね☆
合言葉はすべての人々にラヴを!ですよ☆

追伸:雑君保プ(わかる人にはわかります)による原画とか、ヒロインの声当てているのがエンクミで超個性的な演技しているとか、二股ご法度でヒロインよりも脇役エンドの方がいいとか、敵との論撃バトルがこれまたいい味出してるとか、とにかくまいじゃーものなら目を通しておくべき作品です。1500円ですしだまされたと思って手を出してみては?


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→帯表→帯裏→bk1→amazonは、先日かなり勢いよく紹介したんで今回はパスします。なにしろ癖は相当に強いので、ダメな人には全くダメみたいですが、まいじゃーな作品にはいつものですね。
要はいろんなアラの中に一点長所(あるいは鋭角な部分)があるとして、それがあらゆるアラを押しのけてなおあまりあるものと思えるかどうか、これがまいじゃー者であるかどうかの分かれ道だと思います。
いいとか悪いじゃなくて、これはもう嗜好の問題なんでどうにかできるもんじゃないですええ。

で、本日の台詞解説。
これも一歩間違うとネタバレになりそうな危うさがあって、ろくに解説できないのですが……。「できるかもしれない、と言うのはできるとイコールではない」ということです。
もしかすると花咲くこともなく枯れるのみかもしれない。それを絶対のものに変えるにはどうしたらいいのか?
この後がいいところなんですが、残念ながらネタバレにより掲載できません(^^; ちょっと半端な台詞になってしまい反省してます。

そうか、あの時フラグをたてちゃったか。

出典:悪魔のミカタ 《小説》/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/156P
キャラ:堂島コウ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】FUJITASCALE5
特記事項はこれといってなし

★2002年4月3日(水)
『AA製作できる人ってすごいなあ……』

まさか2ちゃんねるライトノベル板に木乃葉子AAができているとは……。掲示板で教えてもらってびっくりです(個人的にはリンク先の結城夕貴がツボ)。どうぞ非常勤講師でもなんでもお使いください。喜んで彼女は出かけていくと思います。
……命の保証はありませんが。

大惨事!
みそ汁を移動中にひっくり返し、本に、本にぃっっ!!
床にこぼれたみそ汁はほっぽらかしでまず本の救出に走ったのは言うまでもありません。
犠牲本一覧
●屍鬼5巻 ●Missing3巻 ●日向で昼寝
●恋について語ってみようか
●ラグナロクEX サンクチュアリ
●しあわせインベーダー ●アリソン
よりにもよってささだあすか作品の被害が甚大です(泣)。……買い直す前に、散っていった本達に、敬礼っ!

あ、うたたねこさん。
そこまで引っかかっていただけるとは、壮大な無駄を演出した甲斐がありました(笑)。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

木乃葉子さんは充電中です。(さすがに当分暴走はしないと……)


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタは、解説詳細省略。
昨日は帰りが遅かったんで、手を入れる余裕が……。個人的には好きですが、ストーリーでその他に偏りが激しいので、読み人をかなり選ぶ作品になっています。でも、絵だけで敬遠してるのはもったいないですええ。

台詞は、悪魔のミカタのスタイルの一端を如実に表した言葉です。ギャルゲーというものを普段全くやらない方向けに解説しますと、だいたいこの手のゲームの主流は要所要所で会話などの選択肢を選ぶタイプが多いんです。
で、相手への答え方によって内部パラメーターの「好感度」があがったりさがったりするわけですね。
自分の取った行動が、相手のツボにはまってしまったなあ……とそのような感覚で見てもらえればいいかと思います。ある意味、名台詞かもしれないと思って選んでみました。

「《当たり前》に負けちゃいけない。
……《当たり前》って何だ? 普通って事か? ……それは他人が決めたもの、押し付けられた価値観だ。価値とは自分で見出すもの、自らの努力と経験で作り出すべきものなのだ。世間に――《普通》になんか負けちゃいけない」


出典:悪魔のミカタ 《小説》/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/2巻25P
キャラ:小鳥遊恕宇(たかなしじょう)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】FUJITASCALE5
フそろそろファンサイトができてもいい頃かと……。もしファンサイトを見つけた方、もしくはお持ちの方がいたらご一報を。いつでも取り上げますとも。

★2002年4月10日(水)
『悪魔のミカタ』

1巻が強烈過ぎたので、2巻はややおとなしめな印象を受けましたが、全体としては相変わらずでかなり独自な路線を突っ走っています。
いいですねえ、完全にお気に入り決定です。癖のある本は大好きですええ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「馬鹿」は差別的、山田詠美さんの小説落選 国語教科書カトゆー家断絶より)
特定の言葉だけでなく、全体に差別を助長する恐れがあるそうですが。
山田さんのコメント「ばかばかしくて、お話にならない」
ええと、おバカさんですね☆
バカという表現は、そのうち動物愛護団体からも抗議が来るかもしれません☆ 曰く、
「馬と鹿を軽視している!」とかなんとか☆
【馬鹿・莫迦】1.おろかなこと。またその人。愚。愚人。あほう。 2.取るに足りないつまらないこと。無益なこと。また、とんでもないこと(広辞苑より)
そうですね、鏡など選定委員の方の目の前においてみましょうか☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amazonは、……さてどう説明したもんやら。
イラストや1巻序盤の展開を見る限り、ありがちなエロゲのシナリオでも読んでいるかのような気分にさせられるのですが、そこから物語は二転三転して一気に意外な方向に転がって行きます。
これはとある事情から悪魔と取引することになった人間・堂島コウを巡るお話。ミステリ的な展開を作品内に取り入れていて、それがもともと独特な感覚の作品に、さらに独自の空気感を与えています。これも正直かなり人を選ぶと思いますが、私は大いにおすすめ。
……なんかこのところやたらおすすめしまくってますが、とっときの紹介が続いたせいなんであまり気にしないで下さい(^^;
2巻でもやはりこの空気感は健在です。

さてさて本日の台詞解説。
ネタばれくさいので、解説はしません。しかしながらたいへん意外なシーンで使われている台詞だと言っておきましょう。シーンさえ知らなければさらに極上の台詞なんですが……アハハ(汗)
思うに、日常使われている「世界の偉人の言葉」にも、本来の使い方はあまりにも恥ずかしくて言うのがためらわれる類のものがあるんじゃなかろうかと、そういうことを思ってますええ。

――午前六時、もはや朝を迎えて『自業自得』という言葉が『死亡時刻』に見えてきた――

出典:悪魔のミカタ 《小説》/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/2巻296Pあとがきより
キャラ:うえお久光さん(笑)

【作者公式サイト】なし
【絵師直営サイト】FUJITASCALE5
相変わらずファンサイトを探し中。つうか誰か作ってください。

★2002年4月14日(日)
『復調ぎみです』

最近読書ペースが戻って、やっと1日平均1冊を上回れそうです。計算上、こうでもしないと積読本は毎月増える計算になるわけで……(^^;
よし、この調子で次いってみよー。

なお、最近読んだ中では三浦真奈美さんの「蒼穹のシディ」→bk1→amazonがなかなか。内容は普通のファンタジーですが、海賊との海戦や鷹が出てきただけで私は非常に満足なのです。あからさまに2巻に続く形で終わっているので、そこが気になるに人にはなんですが。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

NHKにようこそ! /ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ滝本竜彦さんコメント(FANTASY Bookmarkより)
作者である滝本さんのコメントが掲載されています☆
両作品とも相変わらず地方の店頭で手に入れるのはほぼ不可能ですが、リアルなのにライトノベル風味の引きこもり小説なんてそうそう読めませんよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amzonは、しつこいようですがおすすめします。癖は死ぬほど強いですがでもおすすめ。
内容についての紹介は今回省略しますが、チャットしているうちにまとまった考えができたのでその辺を補足しますと、この作品には色濃く『狂気』が見え隠れします。エロゲっぽい描写のため、それとの識別が困難ですが、主人公を代表とした主要登場人物はことごとく何を考えてるのかイマイチ不明。ですがこれを狂気に基づくものと捉えると落ち着くかな、と。
だからどうだと言われると困りますが……そういう方向性が好きな人にも意外とこの話はよいんではないかと。だから表紙と上っ面の文体で中身を判断しないように(^^;

でも、本日の台詞はあとがきから。思い切り番外で行きます。
徹夜して満身創痍の作者さんの図。こういう光景はあちこちでみられそうな気がしてなんか笑えない、ぞ……。
葉子「あなたの締め切りは大丈夫ですか☆」

「君がね、謎を解くところがみたいの」
「……へ?」
「あたしはね、君が好き。優しい君が好き。ひねくれてるとこが好き。危ういとこが好き。強くて、でも脆かったりなとこが好き」
「俺って好かれてるんだなぁ」
「……そして君の、ナイトよりもピエロを演じたがるキャラも好き。でもね、時々でいい、かっこいい君が見たいの。折角ゲームじゃない本物の事件なんだから、この程度の事件、パッって解いて、デキるトコロを見せてよ」


出典:悪魔のミカタ 《小説》/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/1巻105P
キャラ:冬月日奈&堂島コウ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】FUJITASCALE 5
ファンサイトは見つかりません。内容的にはそろそろできてもおかしくない気はしますけど。

★2002年4月27日(土)
『首くくりの物語』

ギィ…ギィ…
奇妙な果実。大きく実ったそれは、風に揺れている。
ギィ…ギィ…
どことなく見たことのあるシルエット、それは――――。

罪状:秋山瑞人ファンを自称しながら、須藤晶穂と浅羽夕子を間違えたその行為は重罪であり、万死に値する。みなさんさようなら。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「第1回スーパーダッシュ小説新人賞」結果発表!!FANTASY Bookmarkより)
賞の詳細はリンク先を見てもらうとして、新井素子さんの選評のなかに気になる一文がありましたので引用しますね☆

今回、賞をとった以上、あえて苦言を呈するとすると……作者は、原稿、書き殴っていないか? 候補作中、誤字脱字の数は一番、ひとりよがり、読者を無視して勝手に作者だけが判っている文章も一番。 勿論、こういう欠点は、編集者や校閲者がついてくれれば直る。だが、その前に、推敲さえすれば、直る筈のものなのである。 作家というのは、他人が、お金を払ってまで読んでくれる文章を書く商売である。ならば、こういう文章を書いてはいけない。 つまり、あなたが問われているのは、“お金を払って読んでいただく文章を書く気構え”なのである。

「ご、誤字・脱字はいけないと思い、ます……ええ」
他人事じゃありませんものね☆
「グサグサグサグサッ」
ええと、真面目なお話として、こちらをご覧になっている方にもプロを目指している方はいらっしゃると思います。これは非常に大事な話なので、頭に留めておいてくださいね☆
誤字脱字その他(↑↑)にも気を配ってこそ一流です☆
「その矢印はもう勘弁してください(泣)」

■ほしのこえ、ソフ倫から待ったがかかって回収……ここが証拠)
ソフ倫に一般ソフト作品として、申請手続きが行われていないのが原因だったみたいですね☆
「……やることが思い切り杓子定規だなー。まあ業界団体ってのはそんなものか……」
そんなわけで、しばらく店頭からは消えてしまうと思います。少しの間我慢してくださいね☆

■「ゴー宣」批判本の差し止め確定=引用は適法、カット改変で著作権侵害−最高裁カトゆー家断絶より)
web上での運用は未だ明確に示されていませんが、紹介のための表紙画像の引用等は、ほぼ問題なくなったと捉えていいと思います☆
逆にコラージュ系にはとどめがさされてしまいました☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amzonは、いいかげん紹介するネタも切れて参りましたが、ミステリ風味を叩き込んだアクション系小説です。微妙な表現ですが、読んでみると納得がいくかと。
登場人物は、かなりの曲者ばかりで普通の人は誰もいません(^^;
悪魔と契約することで得られるアイテムが殺人に利用され、その謎をといていくという筋立てになっているのですが、序盤はどうしようもなくギャルゲー調で、拒否反応が出る人がいるかも。
たいへん癖の強い作品なので万人向きとは思いませんが、この作品の真価は中盤以降まで読まないとわかりませんので、序盤や表紙絵だけで判断するのはやめましょう。

本日の台詞はどうしようもなくギャルゲー的な台詞ですね(笑)
最大級の破壊力でしょう。
ここまで好きを連発するような台詞をそうそうはお目にかかれません。というわけで、主人公のヒロインが言ってる台詞なのでした。

「私には、そんな小さな可能性、信じることができません。いつかあなたが本当に、私を愛してくれる、なんて。だから私はそんな小さな可能性より、見かけの嘘を選びます」

出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:荻窪裕司/3巻99P
キャラ:?(あえて)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項は特になし。

★2002年6月11日(火)
『さすがです』

TOP絵、メールをくださった3名様とも正解です〜。はい、あのキャラは私の中でかなりのお気に入り度の高いです。
んーあとどれくらいメールが来ますかね。少ないようなら正解者には名台詞のリクエスト権を特典にしようかと思っています。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■OVA「ヨコハマ買い出し紀行」公式サイト正式オープン
改めてご紹介です☆

■電撃文庫『Missing』ラジオドラマ化FANTASY Bookmarkより)
「うー、どうもラジオドラマってイマイチ食指が動かない」
でもMissingですよ☆
「……怖い話ってこと?……しかも音だけ? ……べ、別の意味で聞くのはちょっと……(汗)」
ほら後ろにも☆
大木に実がなっている。
人の形をしたそれは、風に揺れる。
ギィ……ギィ……

「わー、わー!!」

■疾風のbk1
有里さんの日記で報告されてますが、注文してから届くまでに6時間だったとの事。すごいですね☆

■昔話記述言語(FDL)の紹介
ちょっとリンク先の趣旨とはずれますが、物語の構造研究は小説を書く際にも有効なので、修行中のみなさんもこれは!と思う作品に出会ったら構造分解してみることをおすすめします☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amazonは、一言では言い表せないような作品です。
ミステリ風味という売り文句もあったのですが、ミステリとしてはあれがそれなので変な期待をしてはいけません。しかし萌えな方向性と、知恵の実の意外な利用方法、萌えと平行して存在する狂気の世界がむしろ特徴的です。
個人的には、だんだん表面上に出てきた狂気の世界をイチオシ。この作品に出てくる主要な登場人物は例外なく狂気を抱えた人物ばかりなのです。(変なヤツ、というような生易しいレベルではない)
何回もしつこく強調していますが、表紙だけで引くのはもったいなのでぜひとも中身を読んでから判断してください。ただし、相当にくせっ気の強い作品なので、万人向きなどとは申しません。
あーあらすじを説明し損ねてしまった……(^^;

はい、では本日の台詞ですが……あーなんかこういたーい台詞です。諸事情によりキャラなどは全部伏せますが、まあおおよそ想像はつきますよね?

「……さぁ、いいぜ? 決めるんだ、俺の敵になるのか、――ならないのか、決めろ」
『……』
「もしも敵になるんなら、言っておく。確実に、完璧に殺せ。殲滅しろ。さもなければ……俺は必ず、やってくる」


出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/3巻208P
キャラ:堂島コウ&?(あえて)

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うーどっかに悪魔のミカタファンサイトないかな……。

★2002年6月15日(土)
『学校の読書についてもにょる』

予想外に反応が多かった昨日の話題。やはり本の話題にはみなさんこだわりがありますね。
で、昨日はよけいな発言を控えていたのですが、ちょっとだけもにょってみます。

私も学校時代の課題読書感想文が嫌いでした。「読んだ、おもしろかった」で十分なのに、なにが悲しくて一冊の本で無理やり人生変わる衝撃を受けたり、人生の侘びさびを無理やり感じねばならんのか苦痛で苦痛で……。好き勝手にマリみてとか紹介してる分には楽しくやってますけど。
やはり強制されてしかも内容にまで検閲を入れられて書かされるのが致命的なんでしょう。
掲示板で他のみなさんも言及してますが、感じたことをそんな簡単に文章化できれば苦労はないのです。そしたらみんな文章書いて飯食えます!
個人的には即刻課題としての読書感想文なるものは廃止すべきです。読書嫌いを量産するだけですよ、これ。
お偉方にはそれがわからんのです。

さて、それでは一応肯定した「朝の読書」ですが……。
「なんか違うよなー」という気持ちの悪さがあったんですが、まいじゃー掲示板ロビースレの54で後野さんの『その「一定時間のみ読ませる」がくせ者なんだってば(爆)』発言によってもやもやの正体判明。
こういうことです。
(我々一部の)読書好きダメ人間にとって、途中で読書を中断されるのは拷問である! 止めるな! どんな手段を用いても俺は最後まで読むんだぁっ!

もちろん私も授業中にコソーリ読書をしていたことが多々あります。読書で無駄な知識はいっぱいつきましたが、残念ながら人間性は改善されなかったようで(爆)
葉子「辞書ならキリがいいところで読むのを止められますよ☆」
……朝の読書の時間にみんなして広辞苑とか新明解国語辞典とか悪魔の辞典<違 とかを読んでるのか……かなり嫌かも。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ドラマCD 空の境界 サンプルボイス公開
「以前なにやらもにょってましたが撤回します<早っ 」
荒耶さんがかっこいいですよ☆

■本物のレールガン俺ニュースより)
やはり本物は違います。オーラが見えてきそうですね☆
「なるほど、スペースデブリに対する防御壁のための実験ですか。武器にしか考えがいかなかったなあ」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amazonは、と。
まずはじめに言っておきます。この作品、最初のミステリうんぬんな方向から離れ、完全に独自路線を歩き始めました。3巻ではミステリのミの字もありません。また表面的には萌え系な作品に見えますが、狂気で内面ドロドロで、萌え系な読者を引かせそうな内容で突っ走っています。
結論。
やっぱり激しく人を選びますが、私は強力におすすめ。細かく見るといろいろケチはつくと思いますが、そんなものを吹き飛ばす勢いがあります。
イラストで引いてる方も一度読んで見てください。ただしツボにはまる保証は全くありません(^^;
繰り返します、もはやこの作品にミステリの影はありません!

では本日の台詞解説。
本当はこの台詞の前後に出てくる一連のシーンすべてが名台詞の宝庫なのですが。が、ネタバレがきつすぎて公開できないのです……。唯一これくらいしか安心して公開できるものがありませんでした。
ハッタリの部類に属する駆け引きを行っている最中の台詞ですが、こういう台詞を平然と言い放つ当たりが悪魔のミカタであるゆえんかと。

赤毛のシシィは死んだか? YES。では『赤毛の美しい女』は――NO。そう、彼女は生きている、他ならぬボクの中で――人は死んでも、生き続ける。続くとは、そういう事。道は先へ先へと伸び、今ボクは、その先頭に立っている。時折は振り返り、乾いた心を誇りで満たす。道の先は全然見えない。どこまで行けるか分からない。でも一つ、確信している事がある。ボクが迷わず歩いていけば、必ず誰かがついてくる。いつかボクが倒れても、後の者が先に、進み、道が途切れることはない――。
『赤毛の美しい女』が死ぬことはない。
その先頭に、今、ボクはいるのだ。

出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/2巻235P
キャラ:朝比奈奈々那(あさひな ななな)

【作者直営サイト】なし
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さぼり。

★2002年6月21日(金)
『台詞日照り中につき。』

ダメです。かなり深刻に台詞日照りです。ずーっと騙し騙し更新しています。同じ作品ばっかり紹介したくはないんですが、勘弁してください。

さて。
家の中で遭難したまま還らない月姫をあきらめ、再度買い直し、当然のように最初からプレイしはじめて読書が疎かになるという罠にハマリ中。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■秘密倉庫日本支部
そもそもは某国秘密倉庫からの派生サイトです☆
アメリカには巨大な秘密倉庫があって、政府にとって都合の悪い品物は全てそこに隠してあるんだという『トンデモ』話をもとにでっちあげた架空保管品目録、その日本版というわけですね☆
「とにかく一度読んでみましょう。百聞は一見にしかず」
こういうセンスは大好きですよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

もはや解説をつける気力も尽きてきました。
ので、無駄話でもしてみましょう。
この手の台詞は珍しくありません。私がすぐに思いつくところだと、ブギーポップにもきわめて似たような台詞がありましたね確か。あえてこういう同じ趣旨の台詞をいろいろ並べてみることで、作品や作者さんの個性が出ておもしろかったりします。
――あ、この思いつきは悪くないかも。
今度機会があったら、同じ趣旨の違う台詞をいっぱい並べて表現技法の比較をしてみるのもおもしろそうですね。

全然解説してませんが、本日はこれにて!

「堂島コウ・・・・・・だな?」
「ああ」
「私はジィ・ニー。今回の警備責任者だ」
「何て呼べばいい?ジィちゃん?ニーちゃん?ネーちゃん?」
「好きにしろ」
「デコちゃん」
「ジィ・ニーと呼べ」


出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/2巻162P
キャラ:ジィ・ニー&堂島コウ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】FUJITASCALE 5

特記事項はなし。

★2002年7月10日(水)
『はてなアンテナ大増殖中』

最近、はてなアンテナ経由のアクセスがすごい勢いで増加中。アンテナというのはサーバー上で自動巡回してサイトの更新状況をチェックするもので、簡単に言えば更新チェックソフトのWWWCのようなものです。
アンテナの設置はある程度技術がないと難しいためこれまで敷居が高かったのですが、(今のところ)無料で使えるはてなアンテナによって、一気に敷居が低くなりました。ユーザー登録さえすれば、簡単に自分専用のアンテナを持つことができます。
手軽に使え、外から見られるブックマーク代わりにもなるので、みなさんも利用してみてはいかがでしょう。
例えばライトノベル作家さんの直営サイト中心に登録されているラ板アンテナも、このはてなアンテナを利用しています。

自分? まだユーザー登録したばかりなので使っていません……。
ま、そんなものもありますよということで。

ところで。
電撃文庫の悪魔のミカタですが、早くも9月には5巻刊行が予定されてます。デビューが今年の2月。予定通りに刊行されれば(されなくても?)、間違いなく電撃文庫上でもっとも早く5巻到達を達成することになります。(新装版の類はのぞく)
ここまで極端なことは要求しませんが、あの人とかあの人かあの人にもぜひ100分の1でも見習ってほしいと思います。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■悪意による善行 vs 偽善の対決その1その2その3探偵ファイルより)
2ちゃんねらーによる、フジテレビの27時間テレビ企画へのカウンター、湘南ゴミ拾いオフに関する顛末です☆(リンク先は2chではないので安心してご覧下さいね☆)
さて、今回は悪意ある善行の勝利でした☆ みなさんもこの一件を参考に、よりエレガントな偽善を目指しましょう☆
「エレガントな偽善っていったい・・・(汗 」
なお、ゴミ拾い参加者のみなさまにはまいじゃーより広辞苑1年分を差し上げます☆ フジ関係者さまの分もありますよ☆
「・・・は? 1年分?」
消耗が激しいので、1ヶ月1冊として計算しました☆
「待てコラ」
経費はトンボさんもちです☆
「…なんでオレが持たにゃならんのだ」
偽善ですから☆
「待てっつうの」
偽善に死角はないんですよ☆
「わけわからんわ――――っ!!」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amazonは、説明不能です。
ただの萌え小説に見えて、その実狂気な人々がメインになっている節があって、2巻以降これは顕著です。
ミステリ云々と言うのは、アイテムの意表をついた使い方が楽しいのであって、本格ミステリを期待するのはやめましょう。
ともかくもおっそろしく人を選ぶ小説です。一読の価値はある作品ですが、全く受け付けない可能性も大なのでご了承ください。ただし、表紙を見て買うのやめたとか最初の10ページ読んで買うのやめた、とかでは作品の本質に迫ることはできません。
ライトノベル読みなら、この異色作品には目を通しておいたほうがよいかと思います。気にいるかどうかは別のお話。私は大好きですけどねー。
……例によってあらすじを全く説明してませんが、気にしてはいけません(^^;

さて台詞。
特に意味はありません。ラブコメ等にはありがちですね。だったら最初から指定しておけばいいのにというのは言わないお約束です。
なお、今日の台詞はとある伏線です(謎

「……前にね、イハナに言われたの。……これは、コウの『私用』だって」
「……?」
「コウにも言われた。これは私用だから、最後は自分で決めろって」
「……」
「そうだ……敵は自分で決めなきゃ。戦う理由は、自分で見つけなきゃ。でなければ、きっと最後までやれない。他人のためじゃ、最後までいけない……やっと分かった、あたしはコウのためじゃなく、自分の意志でやらなければならないんだ」


出典:悪魔のミカタ/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/4巻177P
キャラ:真嶋綾&葉切洋平

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とうとうファンサイトができました!しゅぺるたーの(旧)毒電波通信内にアクマの見方というコンテンツあります。

★2002年7月15日(月)
『熱さにうだり中』

そのうえ睡眠不足。というわけで、葉子スレのレスが遅れてて申し訳ないです。今日辺りにはなんとか……

それから↑で、悪魔のミカタファンサイトにリンク張っておいたのでよろしければご覧下さい。コンテンツのより一層の充実、期待してますええ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■2002年夏!プリズマティカリゼーションが新曲を含むリニューアル録音でCD発売!書かずにいられないっ!より)
CD制作業者の倒産によってごく少数しか出回らなかったプリズマ以下略のCDが、新たに発売されるようですよ☆
「買いますっ! 特にエンディング曲がよかったんだよなあ」
問題は本編をやってる人がどの程度いるか、ですね☆
「あんなにおもしろいのに……死ぬほど癖強いけど

■ラジオドラマ『Missing』放送開始FANTASY Bookmarkより)
7月27日から毎週1回30分ずつ、計4回で放送されるとのことです☆
「ラジオドラマってあまり興味を持てないんだけど、これには期待しちゃうなあ」
ギィ……ギィ……
「うぎゃ――――――っ!!」
と、いう音による見えない怖さが表現されるといいですね☆

■星雲賞決定
今年の星雲賞受賞作が決まったようなので、以下に挙げておきますね☆
●日本長編部門  野尻抱介「ふわふわの泉」/ エンターブレイン
●日本短編部門  田中啓文「銀河帝国の弘法も筆の誤り」/ 早川書房
●海外長編部門  パット・マーフィー/ 訳: 浅倉久志「ノービットの冒険」/ 早川書房
●海外短編部門  デッド・チャン/ 訳: 公手茂幸「あなたの人生の物語」/ 早川書房SFマガジン9月号  グレッグ・イーガン/ 訳: 山岸真「しあわせの理由」/ 河出書房新社
●メディア部門  「仮面ライダークウガ」/ テレビ朝日・東映
●コミック部門  幸村誠「プラネテス」/ 講談社
●アート部門  寺田克也
●ノンフィクション部門  増山久明「NHK少年ドラマシリーズのすべて」/ アスキー
●自由部門  宇宙開発事業団 H-IIロケット試験機1号機

プラネテスは台詞回しがよいです☆ それからふわふわの泉→bk1→amazon(bk1の屈折しすぎな書評は一見の価値ありです☆)は楽園の泉のオマージュとして読むとより楽しめますが、単体で読んでも十分おもしろいですよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amazonは、今回説明省略〜。はい、さくっと台詞に行ってみましょー。

本日の台詞は、数少ない普通人、真嶋綾のもの。
悪魔のミカタの登場人物は、とにかく自己主張が激しく精神的強さでも普通人を超越しすぎの感があります。ですが真嶋先輩の場合、強い人ですがあくまでも普通の人としての強さなので、その辺に共感が持てるわけですね。
この台詞などが好例だと思います。先輩、かっこいいっ!
というかこれひそかに他人事じゃない台詞ですね。理由は自分で決めろということです。密かに重い台詞かも。

行けよ、少年――いや、漢。
俺は君を、忘れない――


出典:悪魔のミカタ/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/4巻145P
キャラ:螺旋空間ドラゴンスクリュー係員

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】FUJITA SCALE 5

とうとうファンサイトができました!しゅぺるたーの(旧)毒電波通信内にアクマの見方というコンテンツあります。

★2002年7月16日(火)
『ネタづまりにつき』

あんまり同じ作品から連発したくはないんですが勘弁してください(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「コミックスは買うが、本誌は・・・」同人誌生活文化総合研究所より)
ここで取り上げられているのは漫画誌ですが、小説系にも当てはまるかもしれません☆
「一気読み、好きなんだよね。だから雑誌で細切れで読む習慣がないというか」
ここにも同類が一人いるようですよ☆
「うう、どうもすいません……」

■フィンランド製の六足歩行する重機BRAINSTORMより)
「レイバーだよ……こりゃまちがいなくレイバーだ!」
リンクをたどると写真&動画もあります☆ 局地用としての有用性云々より前にロマンですねこれは☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amazonは、今回「も」説明省略〜。
台詞解説へれっつごー。

絶叫マシーンを操作している名もなき係員が、戦場(笑)に旅立つ戦士を見送るの図です。
4巻の中で一番の名脇役と言えましょう。
戦場へ赴く戦士に向けて、敬礼っ!!

「あの……ら、らせ、ら、ら……」
「……『螺旋空間ドラゴンスクリュー』?」
「……そのなんたらには、お願い、もう、……絶対、絶対乗りたくない。あれは絶対人が死んでる。それを園が隠してる。俺には分かる、そこから巨悪の臭いがぷんぷんする」

出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/4巻158P
キャラ:堂島コウ&舞原(まいばる)サクラ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

あるけどさぼり。

★2002年7月18日(木)
『いつの間にっ!』

うかつにも知らなかったんですが、いつの間にか夏見正隆さんの戦闘機アクション+αな小説「僕はイーグル」3巻→bk1、→amazonが出てます。
戦闘機好きは当然のように読んでいただくとして、あの少々極端な政治風刺が好きな人も要チェックですね。(私の場合、戦闘機はど素人ですがけっこう楽しく読んでます)意外と本質を突いていたりもするので侮りがたし。
ついでにいうと挿絵が鬼頭莫宏さん!で、女性パイロットが主人公です。誰がなんと言おうと主人公は彼女です。風谷君影薄いし(笑)。


なんかこうここ数日煮詰まってます……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■戦闘妖精・雪風解析マニュアルFANTASY Bookmarkより)
もうすぐ刊行のようですね☆
「謎本ってやつ? あの類は買わないんで興味は……」
でも、主人公・深井零の過去を描く書き下ろし外伝、《敵は海賊》世界とリンクする幻の短篇「被書空間」再録と書いてありますけれど☆
当然買いますよ決まってるじゃないですか葉子さんやだなあハハハ」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

煮詰まり中につき、とっとと台詞解説へ。
このところ割りと快調だったんですが、今回のトンネルは長いかも……(^^;

では台詞解説です。
サクラと遊園地でデート中のコウ。とあるトンデモ絶叫マシーンに乗った後のコウの感想です。
あなたも絶叫マシーンに乗りたくないときは、これを口実に使ってみるといいかもしれません。全然よくないかもしれませんが。

「誰よりも誰かの力になりたがる君が、どうして他人のそれを拒否する?」

出典:悪魔のミカタ/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/5巻395P
キャラ:?

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】FUJITA SCALE 5

特記事項はなしというか、誰かファンサイト作らないもんか。

★2002年9月13日(金)
『レベルが上がりません』

ここのところ、サイト更新を優先していたのでなかなかラグナロクできませんでした。レベルは全然あがってません(^^;
その代わりに積読はそれなりに消化できています。

「灰色のアイリスII」とか「頭蓋骨のホーリーグレイル」2巻あたりを読了。
…………うーん。
どちらも説明に困るというか、次巻次第としておきましょう。なんか1巻のときもそんな感想だった気がしますが(汗 (つまらんと思ってるわけではないです。それならそもそも話題に出しません)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ベストセラー大量貸し出しめぐりシンポ「激論! 作家vs図書館ーどうあるべきか」
さる9月9日に行われたシンポジウムの報告記事ですね☆
どちらも簡単なことしか書かれていませんが、作家と図書館の間にはかなりの隔たりがあるようです☆
「図書館は利用しないからなあ……近いけど(^^; 」
ベストセラーな同じ新刊を何冊(何十冊)も購入しているとは知りませんでした。作家と摩擦が起きるのも当然と言えば当然ですね☆
ですが、この手の話し合いは今までほとんどなかったのでこれを機会に意思疎通を図り、双方の利益になりますように☆

■マリみて携帯待ち受け画像(docomo用)
藤枝雅さんのイラストを元にしてRuputerFanで作られました☆
転送CGIまで用意された便利仕様なのでぜひご利用くださいね☆
「祐巳ちゃんかわいい……はぅ」
あとは聖さまがいれば言うことないのですが☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amazonは、萌え至上主義のコミカルものと一見思わせておいて実は狂気の世界が主なテーマであろうと思われるまいじゃー小説です。
かなりはっきりと好き嫌いの分かれる作品だと思われます。ただ、ひとつ注意してほしいのは1巻の冒頭だけで内容を判断しないこと! 注意点はここにつきます。趣味が合わないと判断する時でも、必ず1巻の最後まで読み終えてから判断をするようにしてください。
さらに新刊の5巻では、今まで異常者の活躍ばかりが目立っていたのですが(笑)、今回は意志こそ強いけれど普通人である真嶋綾にスポットがあたっています。
こういう普通人の強さというのは超人が活躍する話よりもよほど燃えます!

さて本日の台詞は、場面的には見せ場なんですが少々ネガティブな台詞かもしれませんね。
意味はそのまま。自分は誰かの役に立とうと思って行動を起こしているが、逆に自分が助けてもらうのは拒否する。そんな姿勢を非難しています。すいませんねえ、もっと適切な台詞はあるんでしょうがネタバレとのバランスをとるのが難しくて……。

「……冬月さん」
「え?」
「……いつか、本当に好きになれる人と会えたらいいね」
「……あの」
「そういう人と会えたらね、もう、誰でもいい、なんて言えなくなるよ。絶対。もうずっと、その人のことだけになる。それってもっと、本っ当にすごいんだから」


出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/7巻30P
キャラ:二葉亭由真&冬月日奈

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項はなし。

★2003年1月14日(火)
『夜読まないほうが……』

電撃文庫のMissing7巻を読了。
――いやあ、どんどん怖くなりますねこのシリーズ。1巻当初から比べて格段にホラーの度合いが上がりました。直接的な描写だけでなく、ひたひたと迫ってくる圧迫感がたまりません。もはや怖くて夜寝る前には読めません。鏡なんか絶対に見れません(^^;
やっぱり正解でしたね、1巻当初からずっとこの人を追いかけてきたのは。新人さんはだから読むのが楽しみなのです。1作ごとに「化けて」いくのがわかるから。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ペンネーム図鑑みすらぼより)
この作者のペンネームはどういう経緯でつけられたの?とか分かるかもしれません☆ なかなか興味深いですね☆

■著作権の賠償請求を容易に、政府・自民方針(ニュース元ロスト)
これはサイト管理人さんや同人作家さんなどに覚えておいてほしい事柄ですね☆
著作権を巡る裁判では被害者が権利侵害や損害額を立証することが求められるケースが多いが、無断利用などを証明するのは難しいのが実情。このため、政府・自民党は法改正で訴えられた側に製品などを合法的に作成・販売したことを証明する責任を負わせることで、被害者の負担を軽くする方針
と、ありますがこの案が通ると原告側の負担が減るために訴えやすくなるのです☆
画像のキャプチャや2次創作をされている方には他人事ではありませんよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタは、どう説明したもんかな……。キャラクター小説の極みとでも言ったらいいんでしょうか。ここのキャラクターの描写が圧巻。個人的な好き嫌いがはっきり分かれるタイプの作品ですが、西尾維新さんの戯言シリーズと双璧をなす存在といえると思います。
近くて遠い、遠くて近い両者。
できれば両者ともに目を通しておいてもらうと対比などもできてよろしんではないかと。

本日の台詞は特に解説しません。恋愛ごとは命がけというか、好きになったらそれはもうすごいよ?というか。

「諸君。地球はぼくを中心に回っている」

出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/8巻65P
キャラ:三束元生

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
FUJITA SCALE 5
そろそろ誰かファンサイト作りません? Polish Applesというファンページがあるにはあるのですが、更新頻度がよほど高くないとこのシリーズは追いきれないでしょうし(^^;

★2003年4月18日(金)
『ラグナロクオンライン撤退延期(^^;』

撤退する予定だったんですが、諸事情により延期……。でも接続することはほとんどないと思われるので急ぎの用事はメールか掲示板でよろしくですええ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■谷山由紀「天夢航海」が購入できる模様うたたねこやより)
現在絶版扱いで復刊リクエスト投票中…のはずの天夢航海ですが、どうもブープルにはまだ在庫がある模様です☆(なかったらごめんなさいね☆)
特に思春期な方におすすめなまいじゃー作品。(詳しくは名台詞「て」の一番下で解説していますのでよかったらご覧ください)この機会にゲットしておいてはいかがでしょうか☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amazonは……う、いきなりネタバレしそうでどうにも説明できない(^^; 疑問のある方は名台詞データベースからどうぞ(^^;
刊行スピードが異常に早くて、わずか1年ちょっとでもはや8冊目です。待つのが嫌いな人にもうってつけ(笑)

さて。これいきなり本日の台詞見たら「なにをバカなことを」と思ってしまうでしょう。
しかーし!
この台詞の直後からすばらしい演説へと昇華していくのです。ほんとは全文載せたいところではありますが、さすがに5ページにも及ぶ演説全文を掲載するのはただの著作権侵害になってしまうので断念しました(^^;
悪魔のミカタを読んだことのない人にも、この演説の部分だけでも聞かせてあげたい! ギャグではなく心からいい台詞だと思えてくることでしょう。

「傷は、癒せる。疲れたなら、ベッドでぐっすり眠ればいい。人は何度でも、やり直せる。
あなたの心は折れてはいない。ただ休息が必要なだけなんだ」
「がんばったね」


出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/9巻156P
キャラ:ランドール・コーンウォーク

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
FUJITA SCALE 5
特記事項なし。

★2003年5月14日(水)
『眠い』

ただ、それだけです。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

すーすー……(睡眠中。起こしてはいけません)


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amazonは、ちょっとミステリ風な味付けもほどこしたアクション小説です。とにかく超人・変人が次Kら次に登場するんですが、敵側にもかなりの魅力がありますね。
1巻当初ちと登場人物多すぎな感がありましたが、9巻まで登場するに至ってその欠点がずいぶん薄まってきたようですええ。

では本日の台詞解説。
報われない苦労をずーっとしてきた人間は、どこかで認めてもらいたがっているもの。それによって救われるというか。ま、そんな感じの台詞です。

「……いい、ではない、か、人を斬らない、剣で、いけば」
「それが、刀でない、というなら、おまえがそれを、刀に、しろ」

出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/10巻316P
キャラ:いん

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
FUJITA SCALE 5
特記事項なし。

★2003年10月7日(火)
『お仕事お仕事』

珍しく?忙しくて更新時間があまり取れないですね……やりたいことあるんですが、ある程度時間とらないとどうにも。現在の仕事は車運転してる時間が長いので、あまり睡眠不足なのは危険が危ないのです(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタは、えー本日全然時間取れませんので説明省略しますごめんなさい。

では本日の台詞解説。
おそらく読んでも何のことやら……という感じだと思います。つまりは人を殺すな!という趣旨の中の会話なんですが、後半の一文がわかったようなわからないような曖昧さがありますがどこか心に残っているので採用してみました。

「アウグーリ!」
「アウグーリ!」
「アウグーリ――!」
「おめでとう――!」

出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/10巻138P
キャラ:いろんな人

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
FUJITA SCALE 5
特記事項なし。

★2004年1月1日(木)
『今年も挨拶はごきげんようから』

新年明けましてごきげんよう。
(単に思いつきで言ってみたけど、案外しっくり来るかもこの挨拶)
本年もまいじゃー推進委員会をよろしくお願いします。そして新年一発目、去年の暮れに告知していた『讃えよ最強司書〜木乃葉子の宴〜』ですが、無事参加者がありましたので(笑)予告どおり開催します!
まずはエントリーナンバーいちばーん。
高空・マスター・昴さんの葉子さんウルフウッドバージョンです。……奇しくもウルフウッド! おにいさま、涙が止まりません……


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■真世の王 没導入部少年少女科学倶楽部より)
妹尾ゆふ子さんの直営サイトうさぎ屋本舗にて国産本格ファンタジー小説「真世の王」→bk1→amazonの没導入部が紹介?されています☆ どういう変遷をたどって完成版に至ったのか特にもの書きの方は参考になるかもしれませんね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amazonは、えー……実はまともにシリーズの説明をしようとするとネタバレが絡むため非常に難しかったりします(^^;
人の分を超える願いをかなえるために悪魔と契約し、特定の条件に沿う人間の魂を集めることになった主人公・堂島コウの戦いの記録を描いた作品なのですが、表紙絵及び1巻序盤で漂うギャルゲーなノリを想像していると見事に裏切られる、ということは確かです。それと今現在11巻刊行されているのですが、恐ろしい勢いで文章が進化していってるので、その進化ッぷりを見るのも楽しみの一つかも。
ぱっと見萌えな要素に目が行きがちですが、それに負けないだけのしっかりとしたおもしろさを備えた作品なので改めておすすめ。特に表紙絵で引いてしまって未だ手を出していない方にこそ。キャラが立ってないと……って人にはもはやすすめるまでもないという感じですええ。

それでは、今年最初の台詞解説。
イタリアから日本に来て、ホームシックめいたものにかかっている少女・奈々那への何よりも嬉しい贈り物です。アウグーリというのはイタリア語で『おめでとう』とか『祝福を』といった意味なんだそうで、これ実際に小説の一場面として出てくるとかなり感動すると思いますよ〜。

「……他の人のことは分かりませんけど、あたしのことなら、たぶん、あたしはぜんぜん変わっていません。……いまだって、いつもおどおどしていてすぐ泣きたくなる木下水彩のままです」
「そんなの、とても」
「――でもあそこでは、あそこのみんなはほとんど全員、あたしより年下なんです。あたしまだ高校一年なのに、このまえまで中学生だったのに、あそこでは、いちばんお姉さんなんです。あそこはそういうところなんです。まだみんな、小学生なのに――
だったら、あたしだって、意地張ることを、覚えます」
「……意、地……」

出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/12巻177P
キャラ:木下水彩&三輪方遼子

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】Fs5

特記事項なし。

★2004年3月25日(木)
『スイミンブソク』

今日も朝からスイミンブソク〜、あぅ。

あ!そうそう。
文学賞メッタ斬り!→bk1→amazonはめちゃくちゃおもしろかったです。まず読み物として一級品ですね。文学賞作家の名前なんてろくに知らなくても十二分に楽しめます。もう言いたい放題です(笑)。どころか、このところ遠ざかっていた受賞作関係も読んでみようか、という気になってきました。
確かにこれは書評サイトやってる人は絶対読むべきです。これはいいものを教えてもらいました。
関連:公式サイトメッタ斬り日記



  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日もお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amazonは、説明省略(すいません手抜きで)

それでは本日の台詞解説。
偶然だったんですが、気がつくと昨日に続いて「意地」がテーマになってますね。弱い人間にもそれなりの意地がある、とまあそういうことです。この場合の意地は「誇り」とか「矜持」とか変換できるような類のものでしょう。

「――逃げるな卑怯者」

出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/13巻102P
キャラ:舞原サクラ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】Fs5

特記事項なし。

★2004年7月14日(水)
『あこぎ』

タクティカル・ジャッジメントは、主人公のあのあざとさ……というか本当にあんな弁護士がいたらとっくにバッジ剥奪だよ!というくらいに邪悪な品性なところがよいのです(挨拶
そして挨拶のみで終了(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amazonは……あー実はまだ13巻読み中だったりするので感想がどうとかいうどころじゃないので一言だけ。
すさまじい!
――読み終えたら既刊の紹介とともに改めて取り上げます。

では本日の台詞解説……ってしようがないですねこれ(^^;
親友に向けて「現状から目を背けるな!」と語りかけた台詞なんですが、こうやって一文だけ取り出すと平々凡々な台詞に過ぎません。しかし全体で読むとものすごい破壊力を持ったところです。ぞくっと来ました。

「なぁインゴとやら。おまえがどれほどいいやつだろうと、たとえ郷里に家族を残してようと、おれはおまえを殺すんだ。だからいいかげん、もういいだろう? とっととはじめようじゃねぇか。きれいごとのねぇ、ぎったぎったの殺し合いを」

出典:悪魔のミカタ (小説)/電撃文庫/うえお久光/絵師:藤田香/13巻165P
キャラ:海藤重彦

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】Fs5

特記事項なし。

★2004年7月15日(木)
『悪魔のミカタに完敗です』

悪魔のミカタ13巻を読了。

参りました。すごすぎます。

思い起こせば、1巻序盤のエロゲ的展開から警戒して買わなかったり挿絵で引いて買わなかったりという人もいる中、どこか違う雰囲気を感じて当初からおすすめするにはしていたんですが……正直ここまで進化しようとは夢にも思いませんでした。とにかく圧巻です。
13巻も発売されていながらまだまだ終わりが全く見えない状態ですが、このシリーズに関しては何十冊だろうがついて行こうと思います。
そんなわけで悪魔のミカタ→bk1→amazon、改めておすすめ。
巻を追う事にどんどん進化していきますよ!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■第二回楽魔女音楽アンケート
楽園の魔女のメンバー、あるいは全員にはどういった曲が似合うのか?というアンケートを楽描き山で行ってます☆ 第一回の結果も見ることができますよ☆ ちなみに楽園の魔女たちのイラストやその他の考察など楽園の魔女たちのファンサイトになってますのでファンの方はのぞいてみてくださいね☆

■ライトノベルについて50の質問少年少女科学倶楽部より)
ええと、TREASURE BOXが40000HIT(各務桜花さん、おめでとうございます)記念として起こされた企画です☆
少々質問が特徴的で「好きな委員長 好きな魔法使い 好きな幹部 好きな剣士……」といった具合に好きなものを質問されていますよ☆
「これは……質問としてはおもしろいんだけど、かなり悩む……」

■我が妹は強かった…
旧白白同盟(マリみての聖さまと志摩子さんのことです)に置かれている、まいたけさんによる聖さま主役(受難とも言う)web漫画です☆ 
全編ギャグ全開なのですが、特に13話の最後のオチは名台詞だと思います☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

悪魔のミカタ→bk1→amazonは、1巻で起きたとある事情から主人公・堂島コウが悪魔と契約し、さまざなな知恵の実を回収していくというのがおおまかなストーリーになっています。もっとも、その内容はとてつもなくバラエティに富んでいるので、次の巻では何が起こるのか……どころか次の瞬間にどういった展開になるのかがそもそも読めません。
それと、上で説明していますが1巻ごとに進化していくのがわかる作品でもあります。すばらしい。

では本日の台詞解説。
敵と臨戦態勢にはいったそんな状態での台詞です。善悪とかそういうレベルではなく、どちらか一方だけが生き残るという生存競争だと言い切っているわけですね。


朝霧の巫女

「…さすがプロの巫女さん
あの二人からバッチリと… 処女と童貞の匂いがする」

出典:朝霧の巫女/ヤングキングアワーズ/宇河弘樹/OURS2000年12月号211P
キャラ:千佳

【直営サイト】日留子陛下行幸のようすonweb
これ……直営サイトなのか? なんかよくわかりませんが……。

「朝霧の巫女」は、巫女さんの活躍する伝奇アクションです、たぶん。
たぶんというのは、話がしばしばラブコメな方向にいってしまうため、連載開始10話を数えるもあまり話が進まず、今ひとつ全体像が見えてこないからです。
近所でも評判の美人巫女三姉妹のもとに、ある日幼なじみの少年・天津忠孝がやってきます。彼は一時は姉妹と同じ街に暮らしていたこともあったのですが、幼少から各地を転々とし、最近身寄りをなくし再びこの街に戻ってきたのです。
彼は特別な血筋らしく、彼を狙い襲ってくる異形のものが……。
この作者さんの別の作品「怪しの寄る家」と世界観がリンクしている模様。

さて、上のわかったようでちっともわからない解説はおいといて(^^;)
名台詞いってみましょう。
これは主人公の天津と幼なじみである柚子が、お互い好意を持っているという前提条件があります。しかし二人の仲は、友達から見ると到底進んでいるようには思えない。観察眼の鋭いその友人は、かくて上の発言をするに至ったというわけです。
巫女さんは、本当は処女しかなれないんだそうで、それをネタにした話なんですが個人的にツボでした(笑)(00/11/11)

「きっさまぁ! それでも女かぁ!?」
「えっ えええ!?」
「ワレぁ んな白樺派な甘っちろさでこの平成を生き延びられると思うとるんか!? おお!?
昔の人はええ事いった!
命短し 襷に長し
恋する乙女 虎穴に入りては撃ちてしやまん
虚仮の一念山をも破る…! ってな
いっそ殺す意気込みでモノにしてみんかいコラ!」

出典:朝霧の巫女/YKコミックス(少年画報社)/宇河広樹/OURS2001年12月号45P
キャラ:名前不明の女の子?

【作者直営サイト】日瑠子陛下行幸の様子onWEB
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトはとりあえず、あやかしの茶やを挙げておきます。もう一箇所なかなかいいとこがあったはずなんですが、どこだったけ…。

一部メールの返信が滞ってます。まことに申し訳ありません……。掲示板のレスもここ数日できてないわ、台詞もネタ切れ起こしてるわ……(^^;

えー本日のお届けは、OURS連載中の「朝霧の巫女」→bk1→amazonより。一部巫女萌えさん達の間では熱狂的な支持を受けているようです(笑)。
なにしろ巫女委員会とかありますし、ねえ?<誰に向かって呼びかけているのか
詳細な作品解説は明日に持越しですすいませんm(__)m

台詞解説は、と。幼馴染でほとんどくっつきかえにもかかわらず、後一歩が踏み出せない片割れに巫女委員会の一人の女の子が発破をかけているの図です。
あちこち間違ってますが、迫力が感じられるのでよし(笑。
(01/11/7)


足のない獅子シリーズ

「――世の中には醜い事柄がたくさんありますが、レディ・ホープ」
「あなたは、それらすべてから、大切に守られてきました。それはそれでいいのです。けれど、汚れのない無知が恐ろしい誤解を生むこともあります。あなたのせいではありませんが、誤解は正しておかなければなりません」

出典:一角獣は聖夜に眠る(足のない獅子) (小説)/講談社X文庫ホワイトハート/駒崎優/絵師:岩崎美奈子/206P
キャラ:リチャード

【作者直営サイト】楽園貴族
【絵師直営サイト】GREAT ESCAPE

特記事項はなし。

★2002年8月16日(金)
『謎の文』

えー以下の文はキノの旅VIを読了していないとさっぱりなんのことやら不明だと思いますが、葉子さんがどうしてもやってみたいと主張するので気にせずGO!


ベルギーでは、ワッフルを毎日の主食にしています。もちろん嘘ですけれど☆
ええと、さっそく本題に入りましょう☆
今回のキノはすごいですよ☆ なにを思ったか突然ブランド物信仰に走ってしまうのです☆
パースエイダーを獲物に、金持ちをかったぱしから脅迫してブランド狩をするキノはなかなかシュールですよ☆
シャネルが銃弾の嵐を潜り抜け、エルメスは空を飛ぶんです☆
まさかとお思いでしょうが、もちろん嘘ですよ☆
そして今回は、あの無敵の師匠とも対決してしまいます☆
ハンデと称し、利き腕を封印した師匠の左腕拳銃が勝つか、それともキノの二丁拳銃が勝つか見ものですね☆
嗚呼、キノが逝く・・・かどうかは読んでみてのお楽しみ☆
さらに、シズ様の唯一の汚点(と本人は主張しています☆)大陸の幼なじみも加わって大パニックなのです☆
大河を運行する汽船を舞台に大立ち回りがあるのですが、これはアムール川がモデルなのでしょうか☆
強行に駆け落ちを主張し、あろうことか体を差し出そうとする幼なじみにシズ様ウッハウハ!あまつさえ×××××なことまで……ちょっとだらしないですね☆  ちなみに今回のキノでは『カノン』を参考にしたのかどうか、「たいやきの国」が登場します☆ 食い逃げだらけの怖い国みたいですね☆
それから今回キノの意外なヒミツが明らかに☆
ええとですね、なんと痛みかけ!のそんなバナナが大好きであることが発覚したのです☆
お茶目なキノさんに萌えー、ですね☆
一度戦ってみたいものです☆ ああそれにしても師匠さん☆
とてもセクシー!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

すぅ……すぅ……
(葉子さんは寝ておられます。くれぐれも起こさないように)

猛獣注意。

  ▼本日の作品&台詞解説▼

足のない獅子→bk1→amazonは、ファンタジーですが別に魔法が出てくるわけでもなくやたら戦闘が行われるわけでもありません。そういうことは全くの無縁です。
時は13世紀のところは英国。貴族の子弟でありながら、小金稼ぎのためにいろんな事件解決を請け負う青年・リチャードとギルフォード。そんな二人をとりまく物語です。
王家の嫡出子とか陰謀とかいろいろ出てきますが、基本的に視点が極めて日常的で地に足がついています。無駄にやたらと話を壮大にせず、それでも話の展開はおもしろいです。
実は最近はまってやっと3冊読み終わり、まだ先が長いんですがこれは良作ですね。
なにしろホワイトハート文庫なので名前すら知らない方も多いとは思いますが、よければ一度手にとって見てください。(やおいじゃないから安心してね(笑 )
特に女性にはおすすめできるんではないかと。もう読んでるかな?

台詞自体はあんまりおもしろみのないものかもしれませんが、ご容赦を。はっきり言って作品紹介が第一目的でしたので……(^^; 一応箱入り娘さんの見識を正す場面です。

「君が殴ったのか?」
「彼を殴ったのは、酒と、美人の囁きです」

出典:火蜥蜴(サラマンダー)の生まれる日(足のない獅子) (小説)/講談社X文庫ホワイトハート/駒崎優/絵師:岩崎美奈子/127P
キャラ:ジョナサン・ハワード&リチャード

【作者直営サイト】楽園貴族
【絵師直営サイト】GREAT ESCAPE

特記事項はなし。

★2002年8月21日(水)
『いよいよ明日は工事です』

フレッツADSLの工事が明日あるのです。いよいよぶろーどばんどなのです。わくわく。

なお、一部ではサーバーダウンが長かったせいでネタ切れによるまいじゃー閉鎖説(笑)もあったようですが、一応ちゃんと生きてますええ。
ネタはだいぶ前から辛いですが(^^;の


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■あのころキミは若かった 書評系?サイト開設日
ええと各地で既出ですが一応紹介しておきますね☆
選択基準は不明ですが、おそらくはSFと特にミステリ系のサイトが数多く入っているのでそうなのだと思います☆
こうして見ているとネット上でよく名前の挙がる人は、やっぱりサイト管理人としての経歴が長い人が多いですね☆
「考えてみればまいじゃーも4年半やってるんだよね。いやよくも続いてると思うな本当に」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

足のない獅子→bk1→amazonは、中世英国を舞台に貴族の若者二人が繰り広げる物語。一人は地方貴族の跡取りで、もう一人は王家の嫡出子と噂される子ですが、兄弟同然に育ってきています。
そして小金稼ぎに彼らは今日も変な事件に首を突っ込むのでした。

王家の嫡出子という設定があるとどうしても物語がすぐに仰々しい方向に行きがちですが、この物語はあくまでもローカルな地方の事件を解決することにこだわってます。地に足がついてます。
それでいて話のテンポは極めて軽快。
(想像すれば別ですが)やおいくささも特にないのでなんの気兼ねもなく(笑)楽しめます。
今5冊目を読んでるところですが、完全に気にいりました〜!

さて、本日の台詞。
酒場の隅でぐてっとしている男の状態を指して言った台詞です。
なかなか上手い言い回しだなあと思って掲載してみました。
こういうのは確かにありがちです。特に性懲りもなく何度殴られても酒に立ち向かい、むしろ殴られる痛さに酔いしれるマゾな人々は多そうですええ。

「ずっと、今のまま、暮らしたいんです」
「…………」
「でも、ずっと同じじゃない。リチャード様が……」
「そうだ、ずっとこのままではいられない
おまえもいつまでも子供じゃない。自分で決めなきゃならない。誰の助言も、お前の役には立たない。求めるべきでもない」

出典:開かれぬ鍵抜かれぬ剣(足のない獅子)/講談社X文庫ホワイトハート/駒崎優/絵師:岩崎美奈子/下巻26P
キャラ:トビー&ギルフォード

【作者直営サイト】楽園貴族
【絵師直営サイト】GREAT ESCAPE

特記事項はなし。

★2002年9月4日(水)
『ミステリ系までチェックしきれず日々泣き暮らし』

そうそう。うたたねこさんが8/31の日記でメフィスト賞に関して分かりやすく書いておられますのでぜひご覧下さい。そうかもともとメフィスト賞はライトノベルに近かったのですね。ミステリの系列に関してはほんとに無知です自分(汗
ともかく最近、ミステリーとライトノベルの垣根を最初からとっぱらったレーベルがいろいろ出ているのでチェックが大変です〜。富士見ミステリー文庫、白泉社My文庫、スニーカーetc……どこに傑作が転がっているものだかわかったものじゃあありません。
正直言って8割がたは掲示板に書き込まれるみなさまのタレコミ情報が頼りだったりします(^^;
そんなこんなで四月は霧の00(ラブラブ)密室→bk1→amazonも手を出してみることにしました。さあどんな感じなんでしょうか、楽しみ〜。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

せっかく書いたのですが、いろいろあって消してしまいました☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

足のない獅子→bk1→amazonは、中世英国を舞台にした2人の貴族の若者が繰り広げる……あージャンルはなんといえばいいのかなあ?
時間もないので説明放棄(^^; 今度時間をとってきちんと説明できたらいいのですが。
ともかくひょんなことで手に取ったのですが、短期間でシリーズ9冊読んでしまいましたね。劇的に変わった展開があったりするわけじゃないけれど、テンポやストーリーの展開のさせ方がうまいんでしょうか。

ちなみに本日の台詞は荘園でずっと弟も同然に育ってきたトビーに重大な転機が訪れることになった時のものです。
いつまでも子供でいられない、いつか必ず自分自身で人生の重大な選択を迫られる時がくる……これはまさにそんな場面での台詞ですね。


足洗邸の住人たち。

「『足洗邸』にようこそニャ―――!!」
「ア…『アシアライヤシキ』?」
「そうニャ!!
この場所は人生の変更点ニャ。色々の事から足を洗ってぇ、0からやり直せる変更点ニャ。
黒は白へ。死は生へ。悪人は善人に。
無から有を作り出す、諸國民の家!
それがこの場所!
『足洗邸』ニャ!!
だからキミはここにいるのニャ。


出典:足洗邸の住人たち。 (コミック)/GUMCOMICS(ワニブックス)/みなぎ得一/128P
キャラ:竜造寺こま

【作者公式サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
特記事項はなし。

★2002年5月12日(日)
『灰をまくもの』

今さらな話題ですが趣味として。
レトロゲームを提供するプロジェクトEGGですが、かなりラインナップが充実してきました。個人的にツボなのが日本ファルコムのダイナソア。裏ダイナソアがおもしろかったなあ……もとからEGGには興味あったんですが、たぶん今のがダメ押しで、購入することになると思いますええ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■小説そのものに影響を受けて書きはじめていないライトノベル作家の台頭?(みさげはてたひびのくわだて)
創作の根っこに小説媒体が絡んでないと思われる作家さんが出てきているんでは、という分析です☆
「ああ! これは同意する部分が多いかも。台詞描写もそうだけど、地の文とか場面転換の仕方とかに激しくそういう匂いがするかな。私としては、要は物語がおもしろければそれでいいですええ。
個人的な考えでは小説とゲームを同じ基準で評価することが無意味なのと一緒で、根っこの違うものを従来の感覚で批評してもダメなんではなかろうかとやや自戒も込めて。ついでに本格という言葉になじめないのはその辺が大きいかな、と」
珍しく語りますね☆
「ま、たまにはね」


  ▼「マリア様がみてる」強化月間コラム
            ああっ白薔薇さまっ その12▼

ごきげんよう。
今さら紹介するのもあれですが、山百合会〜マリア様が見てるリング〜を基本中の基本としてご紹介。このWEBリングの運営姿勢として、『(SSなどで)認められる性描写は基本的に「純愛」または「ギャグで許される範囲」』とうたってありますので、危険もあまりないかと。
マリみてほのぼの4コマを提供する柳桜亭もおすすめします。着実に作品が増えていってるので行くのが楽しみです〜。

一応しばらく載せておきます。
諸君、私はマリア様がみてるが好きだ


  ▼本日の作品&台詞解説▼

足洗邸の住人たち。→bk1→amazonは、うーんと一言で表すとそうですね……。
妖怪版人情下宿コメディ、かな? ちと無理があるような気もしなくもないですが、きっと気のせいです。
20年以上前のどこかの召喚士の起こした大召喚により、世界各地に魔界や異界が〜ってな仰々しい設定が一応背景にあるのですが、それはそれとして(笑)足洗邸に引越ししてきた人間・田村福太郎が主人公?のお話です。
世界設定の関係もあって、足洗邸の住人は妖怪ばかり。
管理人さんは猫又で、その他の住人も変なのばかりです。ただのコメディかと思うと、人情話的な一面もあり。巻末にただの付録にしては本格的過ぎる妖怪解説がついてますが、これがなかなかマニアックな選択で、作者さんの妖怪に対する思い入れの深さがうかがい知れます。
私はこの作者さんは店頭で電波を受信して(笑)購入した大復活祭(既に絶版……)という漫画で初めて知ったのですが、とにかく繊細な線画が特徴的ですね。
ちなみに店頭で手に入れるのはかなり厳しいかと……。

それでは本日の台詞解説。
うーんとはぐれ妖怪を保護する話とでも思ってもらうのが一番わかりやすいでしょうか。その妖怪が意味なくここに来てしまったのではなく、再出発のためにここにいるんだ、とさりげなく言ってるあたりに好感をもちました。

「そうそう。
どーしょーか、道に迷ってもーたら原点に返れば良い。それはもーすごい原点。
オレの場合。「自分にはこの五本の指のついた手があるな」て所から考える。
「この目で何見よか」て考える。
んで少しずつ感じたモノが絵になっていく、てなカンジ」


出典:足洗邸の住人たち。 (コミック)/ガムコミックス(ワニブックス)/みなぎ得一/2巻66P
キャラ:福太郎

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年3月28日(金)
『ミステリ文庫はどうなんだろう?』

フルメタルパニックの新刊はあいかわらずいいです。よきかなよきかなー。

いちせさんとこから。なばかり少年探偵団→bk1→amazonの話題から派生して「富士見ミステリー文庫やばくない?」というご意見。
>や、かなり本気で、『なばかり』以上に質の高い&売れてそうな富士見ミステリー文庫って、思いつかないんですけど(^^;
富士見ミステリー文庫自体がかなりやばそうだという意見には同意。方向性が不明なのが致命的で、いったい誰を購買層にしたくてどういう作品傾向で行きたいのか見えてきません。「ミステリ」の名前はどうみてもプラスには働いてないように思えます。
ミステリを期待して買うと裏切られる確率が高く、そういうものを気にしない層はそもそも富士見ファンタジアか電撃文庫を優先して購入するんじゃないかなあ?
で、まあそれはそれとして……ミステリー文庫で一番売れているのはレンテンローズ→bk1→amazonもしくはDクラッカーズ→bk1→amazonでしょう。レンテンローズは太田忠司作品=知名度が高いですし、Dクラッカーズはまいじゃー認定級のおもしろさがあります。で、なばかり少年探偵団……すいませんはじめてタイトル聞きました(^^; 私、読む読まないはともかく富士見ミステリー文庫のタイトルはそれなりに把握してるつもりなんですが……(汗
私は業界関係者でもなんでもないんでこの辺適当言ってます(^^;
実際、どのシリーズが富士見ミステリー文庫の稼ぎ頭なんだろう?


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■舞子海岸迄五分IDさんの雑記より)
EVER17の4コマが読めます☆ ただしネタバレにつき未クリアの方は見てはいけませんよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

足洗邸の住人たちは、時間が尽きたので(^^; また今度解説します。上で時間取りすぎました(汗


あずまんが大王

榊さんは背の高さと胸にカロリーがいってるじゃない? 私の場合 ハラにくるわけよ! あはははこいつはお笑いだ

出典:あずまんが大王   キャラ:トモ

「あずまんが大王」は、コミック電撃大王連載中の4コママンガです。実は本屋でタイトルに惹かれて購入するまで、4コマである事さえ知りませんでした(^^;)
学園もの4コマで、個人的にはツボでした。まいじゃーではありませんが、おもしろさは保証しときます。

で、名台詞。ノリだけで生きてるような少女、トモの自嘲めいた台詞です。後半は錯乱しかかってます(笑)
なお、この台詞は自分で楽しむ分には構いませんが、決して女性にふったりしないように! セク○ラでお縄ちょうだいされても知りませんよ……。

…あんたもう人生勝ったも同然だよ

出典:あずまんが大王/DENGEKI COMICS EX/あずまきよひこ/80P
キャラ:滝野智

【直営サイト】A-ZONE
更新は最近されていないようですが、あずまんが大王の表紙絵なんか拝めたりします。

「あずまんが大王」は、一応4コマのギャグ漫画です。
世の中なめてるゆかり先生とか、飛び級で10才の高校生ちよちゃんとか、一見怖そうに見えて密かに可愛いもの好きな榊さんとか、まあくせのある女子高校生の生活が舞台な作品です。
一応、と断ったのは4コマの組み立て方が、ちょっと違っていて連作短編的内容になっていること、それと前の4コマに出てきた展開がそのまま生きて、別の4コマに生かされることが多いことなどが挙げられます。
つまりエンドレスな内容の続く4コマと違い、ストーリー漫画のように、登場人物たちはちゃんと経験を積んでいくわけです。
間の取り方が絶妙で、4コマとしてはかなりおもしろい作品。
まいじゃーと言えるのかどうかはさておき、読んで損はしないです、はい。

それでは、本日の台詞の解説。
10歳にして高校生の天才少女ちよちゃん。彼女の家に同級生(というかクラスメイトというか)が招待されたのですが、なんとちよちゃん豪邸に住んでます。
頭が良い上に、お金持ち。これはもはや人として「違うライン」にいるとしか思えない……(^^;)。このような人種は既に人生に勝利しているのです!(00/8/4)

フ… フ…フフフ…
人間あせるとダメね

出典:あずまんが大王/DENGEKI COMICS EX(メディアワークス)/あずまきよひこ/1巻32P
キャラ:ゆかり

【直営サイト】A−ZONE
ちょっとコンテンツが寂しい……。

しょうこりもなくやってしまいました……。
昨日の名台詞で直営サイトなしとなっていたのは大嘘です。川上さんの直営サイトはしっかりと2つもあります。VIRTUAL-CITYと、最近電撃hp内に開設されたSATIE's HOMEです。直すの忘れててすいませんでした。毎度のこととはいえいいかげん学習しろ自分。

……えーでは気を取り直しまして。
「あずまんが大王」は女子高校生の学園生活を描いたコメディ4コマ漫画です。
この漫画が他の4コマと異なるのは、一種の連作短編に近い構成になっていること。大部分の4コマ漫画と言うのは、1作1作の間にはなんら関連性がありません。まれに関連しているように見えても、たいていその漫画は4コマにコマ割りしているだけで、ストーリー自体は全部つながっているものです。
ところがこの作品は、ちゃんとすべての4コマにオチがつきながら、その先の4コマに伏線が張られたりしているのです。今までありそうでなかった方式と言えるでしょう。
各キャラクターの立ち方が尋常ではないので、上のごたくなど忘れておおいに笑える1品です。

はいそれでは本日の名台詞。
ゆかり先生は年齢不詳とはいえ、間違いなくとっくに結婚してもおかしくない年齢。友人が結婚することになり、追い詰められていくのも無理ないことです。
さてそのように機嫌の悪かったゆかり先生が、友人の結婚式に出た後、妙に悟った表情をしているわけです。
この悟りは一体どこから来たんでしょうか。なぜ笑えちゃうんでしょう。
教訓:あわててもろくなことはない。(00/10/19)

ぐあー!!
ヤな奴がいい事するとはなんてヤな奴!!
あいつ善人かー!?

出典:あずまんが大王/DENGEKI COMICS EX)/あずまきよひこ/2巻34P
キャラ:ゆかり

【直営サイト】A-ZONE
リンク張っといてなんですが、ほとんど空同然なんであまり実りはないサイトかも……。

「あずまんが大王」は、女子高校生学園コメディな連作4コマ漫画です。萌え度が高いらしく、一部に異常なまでの人気を誇る模様。
んー……2巻まで来て時々4コマの基本が崩れるようになったのが残念ではありますが(状況説明で終わってしまう4コマがある)、相変わらず独特なセンスのおもしろさは健在です。

さてさて、本日の台詞解説。
状況説明してしまうと、ネタばれするんでそれはやめます。でもだいたい想像つくでしょう?
やな奴というのは、どんな行動をしようがやっぱりやな奴なのであって、そいつがたとえすばらしい行いをしたからといって人物評価が変わったりはしません。むしろ「柄にもないことしやがって」という嫉妬心から来る憎しみさえ覚えるのが世の常というもの。
ただ、いいことをしたために評価する側も混乱して上の台詞のような錯綜した台詞を吐いていると、まあそういうことです。
罪ですね、やな人(笑)(00/12/5)

「こ この生き方は だめです」

出典:あずまんが大王/DENGEKI COMICS EX)/あずまきよひこ/30P
キャラ:美浜ちよ

【公式サイト】chara-ani.com
なんでもここでWEBアニメを放映することになるそうです。ほほう。

「あずまんが大王」は、今回の紹介は省略します。
学園コメディ4コマとしてはかなりレベルが高いので、未読の方にはおすすめしたいですね。特に1巻。
ところで私はつい先日までちっとも知らなかったのですが(普段雑誌とかで情報収集してないのがバレバレ(^^;))、12月28日から上で紹介したサイトで、ストリーミング放送によるアニメが開始されるとの事です。ただし有料。声優は18日(月)に発表とのことなので、この台詞を見るタイミングによってはすでに情報が出ているかもしれません。
これは見るしかないかなあ……たぶん後日ビデオとか出るのはわかりきっているんですけどね(^^;)
なにしろあずまさんの絵はまるでアニメにするために書き起こされたような画風なので、アニメにしてもなーんにも違和感がないのが強みといえます。
ともかくファンな方は忘れないようにしましょうねー。

でわ本日の名台詞解説。
天才少女のちよちゃんの泣き所はなんといっても体の小さいことによる体力のなさ。当然マラソンも大の苦手。
と思って悩んでいるところにともが名案を出し、ちよもそれを見習います。見習った結果が、この台詞です。
ネタばれするんでどんな「生き方」か書けないところが残念ではありますが、ろくでもない生き方なことだけは間違いありません(笑)
11歳にして人生の難しさを思い知ったちよちゃんなのでした。(00/12/18)

自分で作ってるのかこのガキ――!?
こいつ完璧超人か――!?

出典:あずまんが大王/DENGEKI COMICS EX(メディアワークス)/あずまきよひこ/1巻8P
キャラ:ちよちゃんのクラスメイト

【作者直営サイト】A-ZONE
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは、まともに調べる時間がなかったのであずまんがりんぐを紹介しておきます。探索の旅の起点にどうぞ。

月姫ネタばれ名台詞もおかげさまで無事終了しました。
感想としては、「人の記憶はぜんっぜんあてにならない」と。私の場合、月姫の名台詞についてはすべて画面ごとキャプチャーしてあって、そこから抜き出しているわけですが、それでも引用場面がさっぱり思い出せません。
ツッコミを受けること多数で、いかにうろ覚えなのかよくわかりました(^^;
精進が足りませんね、まだまだ。

さてと、最近どっちかというと感動系長文名台詞を連発したのでだいぶへたれてます。
だから、というわけでもないですが3巻発売記念も兼ねて「あずまんが大王」をご紹介。
タイトルは知ってる方がかなり多いと思われますが、内容は意外と知らないのでは?
なんか萌え〜とか連発する人が多いので、「ラブひな」とかああいったラブコメを想像されるかもしれませんが、方向性がかなり違います。
基本は連作4コマ漫画。物語の舞台はとある高校の学園生活。いろんな個性的な女の子や先生が登場して、なんともおかしい日常を繰り広げていきます。内容的には少しずつつながっているものの、あくまでも4コマとして話は進行。
重大事件とかはぜんぜん起きないんですが、とにかくおかしいです。私にとってはあの間が絶妙。この4コマはたぶん誰が読んでもおもしろいと思うので、幅広くおすすめ。
まだ読んでないならぜひご一読を。

本日の台詞については解説が必要ですね。
まず、この台詞は一緒にお弁当を食べることになったちよちゃんに向けられたものです。ちよちゃんは10歳にして高校に飛び級で入学した天才少女。他の高校生と混じって授業を受けています。
さてそんな天才少女のちよちゃんがお弁当を食べる段になって、「朝早く起きてお弁当作るのが大変」とかいったのでさあ大変。内面で嵐が吹き荒れているわけですね(笑)
当然、作ってもらっているのでしょう。このクラスメイトたちは。
問題はそれが10歳の少女の口から出たということで、すでに頭脳で敗北感を味わっている彼女たちにとって、もはやちよちゃんは完璧超人にしか思えずとも無理はありませんとも、ええ全く。 →bk1
(01/9/10)

「いかん…」
「ん?」
「シュークリーム分が不足してきた」
「シュークリームぶん?」
「そうだ シュークリーム分だ」


出典:あずまんが大王 (コミック)/DENGEKI COMICS EX/あずまきよひこ/4巻164P
キャラ:水原暦&滝野智(よみ&とも)

【作者直営サイト】A-ZONE
【絵師直営サイト】なし
関連サイトとして、メディアワークスのあずまんが大王公式ページでも挙げておきます。

★2002年6月8日(土)
『狂気のミカタ』

電撃文庫新刊いろいろ〜。ちなみに悪魔のミカタは萌えだけに傾倒せず、狂気の世界を描こうという意志が明らかに見えます。萌えだけあればよしと思っている人には残念かもしれませんが、私としては嬉しいですね。このシリーズはすっかり気に入ってますええ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

ありません☆
「週末はサボリ率が高いです……」
あくまでもトピックはおまけですから☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

あずまんが大王→bk1→amazonは……えー本日は説明サボりますごめんなさい。

うえのシュークリーム分がなんのことだかわからないと思いますが、いわゆるひとつの栄養分みたいなものだと思ってください。
そもそもなんでそういう会話になったかはヒミツです。

でもこの手の栄養分ってだれにでもありそうですよね。ゲーム好きな人だとゲーム分とか活字好きなら活字分が不足してきた!とか。
わたしの場合だと、最近まいじゃー分が不足しつつあります。なんかこう「はっ!!」とさせられるような作品に巡り会わないもんかなあ……。


アセンブラOX

そーいうことでしたらこの天堂寺恵 あえてアセンブラさんとペアを組みましょう!! そして人気が出てきたらアポロ11号が大気圏を離脱する時 ブースーターロケットを切り離すようにポンとソロデビューに決まりですわ!!

出典:アセンブラOX   キャラ:天堂寺恵

先日に引き続き、アセンブラOXより。

確か、プライドの高い恵が「なぜソロではなく、デュオでデビューさせられるのか」と詰め寄ったときに、「もう一人はあなたの引き立て役で、人気が出たところでソロにするつもりなんだ」と説得された状況だった……かな?
しかし例えがすごすぎ(^^;) 今この手の話を作ると、そしてH2のように落ちる……となるんでしょうか。 ああ、なぜ落ちたH2!ただでさえ遅れてる日本の宇宙開発がよけいに危機に! 原発みたいに反対運動でも起きたらどないすんの!? ……はっ、ついアポロと聞くと脱線してしまう……SF者にはありがちかも(爆)
今度打ち上がる時には、ポンとブースター切り離して、無事にあがってね〜。以上、全然解説になってない解説でした。

「健康と活力あふれる文化のまちふるさと練馬」を守る……東京仮面ネリマクイーン 絶対あなたを許さない!

出典:アセンブラOX   キャラ:ネリマクイーン

この作品は麻宮騎亜の作。麻宮騎亜と言えば、「サイレントメビウス」を思い出す人が大半でしょうが、なにを隠そう本当の名作(迷作)はこちらです。売れすぎているのが難点ですが、まいじゃー認定してもいいくらいです(笑)
内容は全編ギャグとパロディの荒らしで、サンダーバードネタのみで1話書いてしまうなど、突っ走りまくった作品でした。

問題の名台詞ですが、ぴんと来た人もいるでしょうが「セーラームーン」のパロディです。なんでも、わざわざセーラームーンの原作者に許可をとってから描いたという、いわくつき!東京23区各区を守護しているクイーンがいるという設定で、ネリマクイーン……こういうの大好きです、はい(笑)

あそびにいくヨ!

「何故、なんでこんなのがファーストコンタクトの相手なんだ〜〜〜〜っ!!」

出典:あそびにいくヨ! (小説)/MF文庫J(メディアファクトリー)/神野オキナ/絵師:放電映像/164P
キャラ:?

【作者直営サイト】三人共用名刺
【絵師直営サイト】
ワクセイガール
特記事項なし。

★2003年11月3日(月)
『かけ足更新』

えーなんか連絡事項はあったかな……。
あ、そうそう。チャットに内緒発言機能が実装されました(天戸さん、どうもありがとうございました!)
任意の発言にチェックを入れておくと、外からROMしている場合に『全く発言しなかった』ように見える機能です。もちろんチャットに参加している人には見ることが可能。……と、いうわけでセキュリティは多少向上したと思われますのでご参考まで。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「A君(17)の戦争6」大人の事情で発売遅れてますスペシャル、Webオリジナル短編『剛史君(17)の戦争』公開中FANTASY Bookmarkより)
遅延されてもこんなおまけがあるならのんびり待たせていただきます☆
ええと、作品紹介とメインキャラ紹介もあるので未読の方がどんな作品か軽く知るにもよいかも☆

■富士見ミステリー文庫が大きく変わります
「一番変えた方がいいのはミステリーというなま…ぐはぁっ!!」
大人には言っていいことと言ってはいけないことがあるのです☆
Dクラッカーズなどの良作もあるので、このレーベルにはがんばってほしいです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

あそびにいくヨ!→bk1→amazonは、SFコメディー……なのかなあ? とりあえずネコミミ属性のある人は買うべきかも(笑)
この作品はコンセプトが、「ご近所でお話を終わらせる」「ややこしい、あるいは壮大な設定とストーリーは使わない」「キャラクター同士にシリアスな人間関係を持ち込まない」「悪意ある人物を出さない」「人は絶対に殺さない」という条件で作られているそうなので購入の際の参考にしてください。実際どこかお気楽で明るいノリのお話です。

それでは本日の台詞解説。
不本意なファーストコンタクトに憤る人。この作品にはファーストコンタクトの要素が入ってるのですが(詳細はネタバレにつきパス)、例えば由緒正しき正統SFにこだわる人の意識はこんなものかもしれませんね(笑)


「中の人などおられません!」

出典:あそびにいくヨ! (小説)/MF文庫J(メディア・ファクトリー)/神野オキナ/絵師:放電映像/2巻181P
キャラ:メイド

【作者直営サイト】三人共用名刺
【絵師直営サイト】ワクセイガール

特記事項なし。

★2004年3月16日(火)
『異議あり!の世界は富士ミスでも楽しめる』

まずはこのライトノベルがすごい!。まだ公式サイトにも載せてませんが、各締切りについて。一般投票が3月22日開始で4月20日締切り、限定枠(書評サイト&作家さん)の方の提出締切りが4月4日を予定してます。ただし一般参加の締切りはCGIが無事完成するという条件付きです(^^;

さてそれじゃ本の紹介に行きましょう。
富士見ミステリー文庫のタクティカル・ジャッジメントシリーズ。燃えます。裁判ものです。

→bk1→amazon


→bk1→amazon


→bk1→amazon


→bk1→amazon

わかりやすく言うと逆転裁判の世界を小説で楽しむという感じですね。「異議あり!」の応酬です。逆転裁判を楽しく遊んだ、もしくは興味だけはあった人、口先で相手を追い詰めていくノリが好きな人ならば潜在的な読者の資格ありです。ぜひお試しください。
ただひとつだけ注意事項?を。主人公の山鹿弁護士は、全然いい人でも正義の人でもありません。勝つためにはなんでもやります。(あえてその手段は書きません。各自の目でお確かめを)敵対者を消すとかそういうことではなく、あくまでも裁判上の手段に限られますのでその辺はご安心ください。こういう無茶さ加減がライトノベルの醍醐味だと思います。そんなわけで富士見ミステリー文庫であるばっかりに存在さえ知らない人がいるみたいなので、こうやってしつこく紹介しておく次第です。おすすめですよー。
例によって気分だけまいじゃー認定しときます(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

あそびにいくヨ!→bk1、→amazonは、人が死なないとか深刻にならないといったいくつかの条件付けをして書かれた娯楽作品です。いやもう作家さんの趣味炸裂というか好きなように書いてるというか。これはこれで! あ、ネコミミ出てます。

それでは本日の台詞解説。
今日のヤツは読んだ人にしか意味不明かもしれません……あれです、要はミッキーマウスなどの着ぐるみです。そう、中の人などはいないのです。


アップフェルラント物語

ヴェルギール・シュトラウス、あなたはすてきよ。きっと大西洋の東側で一番の奇術師になれるわ!

出典:アップフェルラント物語   キャラ:フリーダ

こじんまりとした印象が人によってはあるかもしれません。が、個人的には田中芳樹作品の中でかなりお気に入りの作品です。少年少女の冒険物語的なお話は大好きなのです〜。

えーと、この台詞ですがはしょって説明すると、いくつかの事情により一国の一大事に関わることになった少年ヴェルが、国の印章を奪われるという危機の中、機敏に行動し見事相手の懐から印章を取り返す(すりとるとも言う)ことに成功。
で、少女に抱きつかれつつこのような台詞のご登場……となるわけです。
いい話ですからね、読んでない方にはぜひ読んでほしいし、読んだ人には再読してもらいたい。
そうすると、この台詞のよさがじわじわとわかってくると思います。

アップルシード

力に頼るなら勝った時だけしゃべりなさい…

出典:アップルシード/COMICBORN(青心社)/士郎正宗/1巻166P
キャラ:デュナン

【公式サイト】青心社
ここで最新情報がわかります。あと攻殻機動隊のサイトは情報収集に役立つと思われます。

「アップルシード」は、メカ燃え&萌えなSFアクション漫画です。
大戦による戦火が地上を覆い、情報が失せ混沌してかつての国家はなくなり新しい諸勢力が台頭しつつある……そんな近未来が舞台のお話です。
ストーリーだけを切り取るならば、割とよくある物語だと思います。ですが、士郎正宗作品の最大の特徴というのはなんといってもメカとアクション! これに尽きるわけです。極端な言い方をすると、ストーリーはメカを引き立たせるためのおまけに過ぎないのです……ってそれは言い過ぎか(^^;)
薬きょうが飛び交い人型兵器が縦横無尽に動き回る、むしろそういう混沌とした世界観そのものを楽しむのが吉ですね。
メカはもはや語るに及ばずでしょう。メカを語るならこの人の作品抜きに語るなかれ。
なぜか今まで一度も名台詞に登場していなかったので、これでしばらくはネタに使えそうです(笑)
ある意味まいじゃー度の相当高い作品です。代表作のひとつ「攻殻機動隊」にしても、一般に露出するのは押井守さんの名前ばかりで士郎正宗さんの名前は一向に知られることのないまいじゃーっぷり。だからなんだと言われても困りますが……。

それでは台詞の解説にいってみましょう。
半ば巻き込まれる形で身分も半端なままSWATとしての任務を果たすことになったデュナン。彼女は「敵」と相対し、苦戦の末これをしりぞけます。で、敵は最後に「待って! 私たちは……」と言いかけるのですが、デュナンはためらわず引き金を引いて敵を殺します。
これは殺した後の独白というわけです。
言葉を用いての説得ではなく、力による制圧を選んだ時点で敗者に語る資格はないのです。デュナンはそれを言いたかったのではないでしょうか。(01/1/9)


アトラク=ナクア

身の程を知るのね、豚

出典:アトラク=ナクア   キャラ:比良坂初音

「アトラク=ナクア」はアリスソフトの出しているビジュアルノベル系ゲームです。(入手は困難)主人公初音は齢数百年の女郎蜘蛛!人間の女性は仮の姿で、人は精を吸い取る生け贄。
で、一応成人指定のゲームなんで生け贄相手にお約束もあるのですが、流れには無理もなく、なによりテーマはもっと別のところにある「深い」話です。
特に初音の独白部分はその辺の小説なんぞめじゃありません。小説が出るのなら、おすすめしたいところなんですが……出てません。惜しいことですね。

さて、台詞。セクハラ教師にとあることから脅迫を受けた際に、顔色ひとつかえずにそいつの首をしめあげたあげく、足蹴にして言い放った台詞です。そりゃ、人間ごときが「あやかしのもの」に対するのは無謀でしょうけど……それにしてもこの台詞には惚れました(笑)

「かなこ、私はね、それほど慈悲深くはないのよ。
覚えておおき・・・・ それがお前のあるじなのよ」  

出典:アトラク=ナクア/アリスソフト/アリスソフト/「カナコ」より
キャラ:初音

【公式サイト】ALICE SOFT
ファンサイトして、AURA ROADがあります。サイト内の「初音姉様の巣」というのがそうです。更新も定期的に行われています。

アトラク=ナクア、復刻万歳!!
……というわけで、本日の名台詞のネタは速攻決定しました(笑)

「アトラク=ナクア」は、いわゆる18禁なビジュアルノベルゲームです。
かつて完全限定生産の「アリスの館456」内に収録されていた作品ですが、この度(9月14日)復刻の運びとなりました。
まいじゃー認定しているのでそちらもご覧になるとわかりますが、この作品の大きな特徴として、美少女ゲームとしては少々設定が異質です。男性が主人公ではなく、そもそも異性間の恋愛が主目的のゲームでさえありません。
主人公は齢800年を生きた蜘蛛女の初音。戦いに敗れ、力を落としていた初音は、人の精気を吸って力を蓄えるため、下界に下り高校に結界をはって、転校生として生活をはじめます。
その際に、不良に乱暴されていたカナコを(気まぐれで?)救うことになり、初音とカナコの奇妙な関係がはじまるきっかけとなるのです……。
この作品のテキストは、その辺の小説を遥かに越えていて、読み応えがあります。善の立場ではない初音の描き方も興味深いものがあります。
また音楽がすばらしい! これぬきにしては語れないでしょう。興味ある方は、ここにあるMIDIを聞いてみてください。
そんなわけで、WINDOWSを持っていて、ビジュアルノベルは結構好きだという人は、ぜひ購入しましょう。てゆうかしなさい。いいから。ただの萌えだけがとりえのゲームじゃないことは保証します。

それでは、台詞解説にいってみましょう。
カナコに優しくしてくれていたとある人物が、初音の手にかかりそうになったとき、初音の言うことならなんでも聞いていたカナコがはじめて「殺さないでくれ」と反抗します。
カナコに対しては奇妙に甘い節がある初音ですが、そのお願いに対してはきっぱりと拒絶します。
初音とカナコの関係が「友達」などではなく、「主従」の関係であると見せ付けられる一瞬ですね。(00/8/6)

「ああ…じき、空が焼けるわね…」

出典:アトラク=ナクア/アリスソフト/?/?/一章サチホより
キャラ:比良坂初音

【メーカー公式サイト】アリスソフト
【絵師直営サイト】不明
特に特記事項はなし。

「アトラク=ナクア」は、いわゆる18禁なビジュアルノベル。齢800年の蜘蛛女・初音が敵との戦いで怪我を負い、回復の為に一時「巣」として定めた高校で繰り広げられるドラマを描いたものです。
また18禁か……などと思わないで下さいませ(笑)
ちゃんとまいじゃー認定も果たした由緒正しき作品です。そりゃもう泣かせてくれます。詳細についてはまいじゃー認定をご覧下さい。

本日の台詞は、別にさしたる意味がある台詞ではないです。
そろそろ夕方に刺しかかろうという時刻に、初音がふと空を見上げてつぶやいたもの。要するにじきに夕焼けで空が赤くなる、そういう様子を表現したものです。
いいですねえ……思わず目の中に情景が浮かんできそうです。私には詩的センスなんてものはかけらもありませんが、それでも詩的な心を刺激されそうな台詞でした。(01/5/9)


アニメ店長

「いつでも買える!と思ってるなら、今買え!」

出典:アニメ店長 (コミック)/ゼロサムコミックス(スタジオDNA)/島本和彦/1巻より
キャラ:兄沢

【作者直営サイト】島本和彦外伝
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2004年1月24日(土)
『うっかりあとがきを先に読む→「しあわせでしたーっ!!」 』

え?私童謡なんかしてませんですよ?言葉がおかしい何口走ってんだおまいは?いやだいじょーぶ、へーき。あれですよあとがき読んでたら途中で思考停止して石像になってしまいましたですよHAHAHA! ……平常心を失っているので折りよく第三者の方の解説に全てを委ねまして(ご推察の通り、リンク集の最初と最後は半ば意図的な配置になってます)、ひとしきりじーんじーんじーん……。
時々へたれることもありますが、がんばって更新を続けていこうという想いを新たにしたのでした。そゆわけで今から銀盤カレイドスコープ3巻→bk1→amazon読みますっ!


ちと脱線。
マリア様がみてるドラマCDが見つからない!という方へ。書籍扱いだろうとそうでなかろうとよく考えたらAmazonなら両方扱っているわけで問題ナッシングです。

第2回マリア様がみてる人気投票開催中。もはや聖さまは誰にも止められない。
讃えよ最強司書〜木乃葉子の宴〜は明日はちゃんと増やしますね(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■☆ 口コミと、ネットと、ベストセラー(ライトノベルと口コミの連鎖と出版社の問題) 8 信者とブームの作り方 個人サイト編
今回は実際に個人で影響力のあるサイトを作るシミュレートをしています☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

アニメ店長→bk1→amazonは、アニメイトのただのイメージキャラだと勝手に思い込んでいたら実はちゃんと連載されていた漫画です。なにせ島本作品なだけに無駄に熱いです。アニメイトを絶賛する作りにはなってないのがいい感じです(笑)

はいそれでは本日の名台詞。
至言なり至言なり! 確かに経済的には厳しいことも多いでしょう。しかし、その時躊躇したがために買い時を逃し、結局手に入れ損ねるという哀しい状態を避けるためにも即効が肝心なのですっ!


アニレオン!

「我々はここに宣言する。男女の愛などという汚らわしいものを謳歌するこの地上の文明を破壊し、女同士の美しき愛を至上とする古式ゆかしい百合の世界を再興する! 全ての女性は我らが下に結集せよ! 従う男は奴隷、逆らう男は皆殺しだ!」

出典:アニレオン! (小説)/ファミ通文庫/葛西伸哉/絵師:オダワラハコネ/29P
キャラ:?(原典行方知れず)

【作者直営サイト】KASAISM
【絵師直営サイト】TRAVELER's INN ODAWARA
特に特記事項はなし。

★2002年5月24日(金)
『そろそろ止めれ』

最近妄想づいてどうにもまずいですね。ここはひとつ硬めのSFでも読んで精神的に揺り戻しをしておかないと……。(しかもゆりを変換すると当然のように百合と出てきて微妙にダメージ)

そういや葛西伸哉さんのサイトにリンクしたついでにいろいろ見て回ったら、こんなものを発見したのでついでにリンク。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■俺達、(主に)ライトノベル野郎Aチーム!の倉庫(まいじゃー謹製)
ライトノベル板は、ネタスレの極めて立ちにくい環境なのでデータが散逸してしまうと思い、倉庫を作成してみました☆
「まあ細かく見るとSFも入ってるけど気にしちゃだめです」
ええと、それからまいじゃー掲示板ツヴァイに「俺達、まいじゃー野郎Aチーム」というスレを立ち上げました☆
ライトノベル系その他のオリジナルな作品を投稿してくださいね☆
「……コピペしたら?」
広辞苑乱舞です☆
「い、命が惜しければコピペはご遠慮ください!」


  ▼「マリア様がみてる」強化月間コラム
            ああっ白薔薇さまっ その24▼

ごきげんよう。
そういえば、たぶんこちらでは紹介していなかった気がするので改めて仁王様がみてる。を。
いいですねえ、こういうのも好きです。しかし、これ以上想像するとやっぱり危険な領域に突入しそうなのでやめやめ!

以下妄想。
「おーい、姉〜。祐巳ちゃんはどこ?」
「ロサ・ギガンティア。その姉という呼び方はやめていただけませんか? 私には祥子という名前があるのですから」
「えー。私と祐巳ちゃんが一緒になれば、姉ってことになるじゃない?」
とか、
「ちょっと令ちゃん、料理までうまかったら私の立場がないじゃない!」
「私も由乃を姉さんと呼ぶのはちょっと……」
とか。
志貴=祐巳、アルクェイド=佐藤聖、秋葉=祥子、琥珀=由乃、翡翠=令、シエル=蔦子、弓塚さつき=瞳子、有彦=祐麒、ネロ・カオス=志摩子、レン=久保栞、四季=ギンナン王子、蒼香=水野蓉子、羽居=江利子、瀬尾晶=三奈子、こんな感じのキャスティングで誰か「月姫様がみてる」というSSを書かないもんだろうかと以下エンドレスに妄想が炸裂しますがこの辺で誰か止めてください。

●マリア様がみてる1巻&2巻プレゼント企画
●マリみてお気に入りキャラ人気投票
●月間コラム1〜22まで+α
●まだ未購入の方へ→bk1→amazon


  ▼本日の作品&台詞解説▼

アニレオン!→bk1→amazonは私が普段から力説するように、バカな設定も突き抜けすぎると逆に感動を覚える典型です。
真面目な作品を読みたい方は買っちゃダメです、本を放り投げるかもしれないから(爆)
逆に脳が解けそうな無軌道ラブコメを読みたい人におすすめします。女同士の愛しか認めない白百合帝国が攻めてきます。対する人類側のマッドサイエンティストは兄弟愛に傾倒しています。その他ボーイズラブにはまっている者や、エトセトラエトセトラ。頭を空っぽにして読むには最適です。ただし人によっては副作用がでかいかもしれませんが。
タイミングよくマリア様がみてる強化月刊中に読んだせいで仮想敵をリリアン女学園にしてまた妄想が暴走中。


あの、素晴らしい をもう一度

「リト、昨日おまえがおれに言った事、お前は忘れてしまったが、おれは覚えてる。
お前には未来が保証されていないかもしれない。おれには過去がない。だが二人一緒なら、欠けているものを埋め合わせる事ができる。お前がつらいなら、おれが受け止める。だから……これ以上つらい顔をしないでくれ」


出典:あの、素晴らしい をもう一度 《ゲーム》/自転車創業/シナリオ:かざみみかぜ/絵師:A10/?
キャラ:ライ

【メーカー公式サイト】自転車創業
【絵師直営サイト】なし
あわせて空の浮動産もよろしくね、と言っておきます。

★2002年4月15日(月)
『おひさしぶーりーねー』

大変長らくさぼっていたまいじゃー認定ですが、「あの、素晴らしい をもう一度」と「空の浮動産」を認定いたしました。なお空の浮動産は以前作成した紹介をもって認定にかえさせていただきます、あははは(汗)
葉子「言い訳があれば聞いてあげますよ☆」
いや、かなり精神力を食うんだよあの認定作業は。
「言い訳ですね☆」
だから言い訳だってば……(汗)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■お休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

あの、素晴らしい をもう一度は(空白は誤植にあらず)、自転車創業制作のビジュアルノベルです。といっても萌えなギャルゲーではありません。
そもそもX68000用として最後期に発売されたのですが、その完成度には定評があったものの他に移植されることもなく、伝説のまま消え去るかに思われました。それがこの度不死鳥のごとく、WINDOWS用として復活を果たしたものです。
はじめに言っておきましょう。
ゲームシステムとしての完成度は他の追随を許しません。最近、3DCGの綺麗さや著名人による音楽、超長いシナリオなどがゲームの話題になりますが、ゲームの原点を忘れてはいませんか?
思わずはっとさせられるゲームシステム、それと見事に一体化したシナリオが「あのすば」にはあります。

物語も独特です。
目覚めたとき、おれには『過去』が無かった。そして傍らにいた少女には『未来』が無かった――
という刺激的なキャッチフレーズがこのゲームの特徴を見事に現しています。主人公は、砂漠で目を覚ましますが過去の記憶を失っています。自分の名前すらも。そして傍らにいた少女が、主人公の過去を教えてくれるのですが、その彼女は『くりかえし病』にかかっていて未来の記憶がリセットされてしまうのです……。
この時点でめちゃめちゃ刺激されますが、さらにゲームシステムがすばらしい!
このゲームは繰り返しを前提としたシステムになっています。ただ詳しくシステムを説明するとネタバレになっちゃうんですよね。それくらいシナリオとゲームシステムが一体化しています。だからあえて説明しませんが、ただのテキスト垂れ流しには飽き飽きのみなさま、真のゲームとはこういうものです。
まごうことなき良質のまいじゃー作品。シナリオに興味が出た人はもちろんですが、自分はゲーマーだと自覚がある人はぜひやりましょう。しかも\2800と安い!うちのサイトでも紹介している空の浮動産と合わせてぜひともどうぞ。
あと重要な追記。
THE ENDが出ない限り真のエンディングではありません。

さて、本日の台詞ですがこれは過去の記憶がない主人公が、未来の記憶をもてないヒロインに対して語りかけています。うわー泣けるっ!!

「ねえ……あたし、記憶がなくなるんでしょ」
「!?」
「あたし、今、心のどこかで記憶がなくなる事をうれしいと思ってる」
「!」
「何か大切なものを失う代わりに、何か辛い事を失うことができるんだもの。それはもしかしたら、記憶を積み重ねなければ『いけない』事よりも幸せかもしれない。ねえ、ライ、ライはそう思わない?」


出典:あの、素晴らしい をもう一度 (ゲーム)/自転車創業/シナリオ:かぜみみかぜ/絵師:?/?
キャラ:リト&ライ

【メーカー公式サイト】自転車創業
【絵師直営サイト】なし
空の浮動産もおすすめなゲームです。

★2002年5月22日(水)
『地球ぐるぐる』

名台詞にはちょっと引っかからなかったので、こっちで紹介。
A君(17)の戦争2→bk1→amazonを読了。ちょっと人によって好みがわかれる作品だと思いますし、またイラスト、あ〜んどギャグ部分のなんともいえない軽いノリにだまされそうになりますが、相当にリアルな重い戦争ものです。
一時期、作者の豪屋大介さん=シミューレーション戦記作家の佐藤大輔さん説があったのですが(いや実は私も一回書いたな……(^^; )、そういう説が流れるくらいですからそれなりの内容だと思ってください。
某所でも出ていた意見ですが、「ファンタジー小説なのに戦時国債が登場する」あたりにこの作品の一面が見えてきます。
それだけこの作品では資金について重視されていることがうかがえますので、この辺を参考にして買うかどうか決めてはいかがでしょう。
これもやっぱりイラストだけで中身を想像することは難しい部類の作品なので、イラストだけで引いて買わないなどというもったいない真似はしないように!
……ただし1巻のつもりが分冊になってしまったようで、尻切れトンボな部分があります。その辺はお覚悟を(笑)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■アニメの名科白を羅列星詠亭の日記より)
NOR_PRODUCTSのトップページからオタクなディスクールとたどってくださいね☆
アニメの名台詞が山のように掲載されています☆
有名どころを集めてあるので、一般人なみなさまにもおすすめできます☆ また他のコンテンツもかなり読ませる良質サイトですね☆
「うんうん、うちなんかより実用性あるかも(笑)」


  ▼「マリア様がみてる」強化月間コラム
            ああっ白薔薇さまっ その22▼

ごきげんよう。
さて、唐突ではありますが……マリア様がみてる1&2巻を2名様にプレゼント致します!!
締め切りは5月29日の午後11時59分59秒まで。応募方法は件名に「ああっ白薔薇さまっ」とお書きの上(笑)、こちらまでメールしてください。とりあえずハンドルネームだけわかれば結構です。
当選者の方には住所等確認のうえこちらから発送しますが、もちろんこれ以外の目的に住所を使用することはありませんのでご安心を。
ただし条件として、読み終わった感想は<必ず>トップページで報告させていただきますので、その点だけご了解ください(爆)
たくさんのご応募お待ちしています<上の条件を恐れて一人もなかったりして……

本日もSSを一件ご紹介します。蔦子さんがらみのSSです。
SECRET GARDEN→MARIA→それでも写真は(出)回ってる、でどうぞ。なんかこうニヤリとさせられました。

●マリみてお気に入りキャラ人気投票開催中。
●月間コラム1〜21まで+α
●まだ未購入の方へ→bk1→amazon


  ▼本日の作品&台詞解説▼

あの、素晴らしい をもう一度は、X68K最後期に発売され、つい最近になってWINDOWSでめでたく復活したビジュアルノベルなのですが、ゲームの展開がきわめて特徴的。
まず物語部分では、主人公は記憶喪失である日を境とした過去を失っていて、逆にヒロインのリトはその日を境にした未来の記憶を持つことができず、記憶がリセットされてしまいます。
目覚めたとき、おれには『過去』が無かった。そして傍らにいた少女には『未来』が無かった――というキャッチがとても刺激的。
それよりなによりゲームとしての完成度が非常に高いです。
ノベルゲームといえども、テキストが読めりゃいいってもんじゃない、というこだわりのある方は絶対にやっておくべきゲーム。
2800円という、これでほんとに儲けが出るのか心配になるくらいの良心的値段なのでぜひともやってみましょう。

まあ、台詞については解説するまでなさそうですね。
くり返し病にかかっていると知らされたリトの台詞です。すっごく意味深というかなんというか。

「やってやるよ。なんでも。俺が勇者だとかそんな記憶はどうでもいい。リトはおれに『過去』をくれた。一日でもだ。俺は彼女に『未来』をやらなければいけない。神だろうが、天使だろうが、関係ない。おれはやる」

出典:あの、すばらしい をもう一度 (ゲーム)/自転車創業/シナリオ:かぜみみかぜ/絵師:?/?
キャラ:ライ

【作者直営サイト】自転車創業
【絵師直営サイト】なし

今、手元に資料がないんで絵師さんが不明です。誠意捜索中(^^;

★2002年11月6日(水)
『半分読みなんで、まだ評価は確定じゃないですが』

単刀直入にいきましょう。
続編もの以外で、久々に当たりを引いたかもです。それも印象としてはどうも苦戦気味の(^^; 、創刊されて間もないMF文庫(メディアファクトリー)から。

その名もパートタイムプリンセス→bk1→amazon
普通の男子高校生と、異世界のお姫様の精神が入れ替わるというものですが……この説明で「ありがち」とか思ってませんか?
いやいやこれが実に切り口が巧妙なんですよ! なるほどこういうやり方もあるのかと。できればあらすじを読まずに本編を読んでもらったほうがより楽しいんじゃないかと思います。
読み終わるだろう明日にでも改めて紹介しますね。みなさんもぜひチェックと言いたいところですが、MF文庫が売ってる本屋は極少数だろうなあ……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■私的ライトノベル分布表 作成支援
ええと、現在好評稼動中のライトノベルファン度調査結果を下敷きにして、自分の読書傾向を探ってみようという試みになるんでしょうか☆
これはジャンル・項目の設定の仕方次第でいろいろ応用できそうですね☆
「やってみたい! けど、投票期間中は自分は投票しないつもりなんで……ううジレンマ(^^; 」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

あの、素晴らしい もう一度はまいじゃー度全開、ゲームシステムとしての完成度も非常に高いビジュアルノベルです。
と、説明しかけたところに時間が……以下明日に続く(^^;

というわけで台詞の説明も持ち越し。台詞の喋り主は記憶喪失にかかっているという点を押さえて置いて下さい。

「人は間違ったらやり直すべきだ。だが繰り返すべきじゃない」

出典:あの、すばらしい をもう一度 (ゲーム)/自転車創業/シナリオ:かぜみみかぜ/絵師:?/?
キャラ:ライ

【作者直営サイト】自転車創業
【絵師直営サイト】なし

今、手元に資料がないんで絵師さんが不明です。誠意捜索中(^^;

★2002年11月7日(木)
『読了』

昨日話題にしたパートタイムプリンセス→bk1→amazon読了しました。
結論。
買ってよし。
名台詞のほうでも明日とかにさっそく登場させます。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

お休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

あの、素晴らしい もう一度はまいじゃー仕様なビジュアルノベルです。ゲームシステムが秀逸。まあ、紹介ページで体験版がダウンロード(約60MB)できるので試してみるのが一番かと思われます
ストーリーとしては記憶喪失になってしまった主人公ライが、その逆にくり返し病(記憶が一定期間でリセットされる)病気にかかっているリトと助け合いながら状況の打破を目指すというもの。
とにかくやってみるのが一番ですええ。

さて上の台詞ですが、これはくり返し病にかかっているリトへのもの。こればっかりはなあ……ゲームをやってない人にはピンとこないかもです。


AVION

「どう、天界高度は――私にも、行けそうなところ?」
「行けますよ、お嬢さまは、きっと」


出典:AVION 天界高度戦記 《小説》/富士見ファンタジア文庫/富永浩史/絵師:鷲鷹ゆりひさ/280P
キャラ:リェトゥーチャヤ・ルイヴァ&ボリス

【作者直営サイト】なし
【絵師公式サイト】彩色遊戯
ファンサイトはなさげ。

★2002年2月21日(木)
『買本必読(ゲットアンドリード)、繰り返す、買本必読だ!』

もはや毎度のこととはいえ新刊が出れば買わねばならない病に冒されているので、いろいろゲット。
あれ? 「赤城山卓球場に歌声は響く」ってこの間出たばっかりじゃなかったっけ? もうこの作者さん新作を出してます。例によってきっと激しく人を選ぶんでしょうが、この辺のレポートはまとめてそのうち。
消化モードに突入。さすがに積読の危機を感じてます(^^;
(昨日日付変更するのうっかり忘れてました……あぅ)

  ▼本日の木乃葉子トピック▼

お休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

AVION→帯→bk1→amazon は、紹介している時間がないので極めて簡潔に説明しますと、複葉機と魔法の出てくる航空アクションです。
複葉機ですよ、複葉機出ますよ!
それ以上の説明が必要ありますか?(笑)
ちなみに史実の複葉機ではなくて、この世界独自の複葉機です。これに心が動いたなら買っておくべし。

んーと天界高度と言うのは、雲の上の高度と思ってください。昔から繰り返されてきた「より高みに昇る憧れ」が伝わってくる台詞です。

「若い男が、女の子に声もかけられずに男だらけの戦場でのたれ死ぬのはやっぱ間違っていると思うわけよ、俺は。言っちゃ何だけど、美人を泣かせてまでやる価値はないね」

出典:AVION (小説)/富士見ファンタジア文庫/富永浩史/絵師:鷲鷹ゆりひさ/II巻144P
キャラ:レオン

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】魔導的電装翼画祭

上で紹介している鷲鷹さんは、AVION布教サイトとして天界飛行も運営してます。

★2002年9月28日(土)
『おそろしいことに手をつけてしまった』

昨日言っていたライトノベルファン度調査のたたき台ですが……まあ予想通り難航しています(^^; とりあえず基本方針としては、
●現在を基準とする。ここ数年のタイトルを中心として扱い、過去の作品はかなりの有名作品に限って選定する。
●レーベルが偏らないように留意する。
●男女向けに偏りが出ないようにする。(管理人は男なので、コバルト作品などの選定には女性の協力をあおぐ)
●あんまり垣根には拘らない。ライトノベル「的」であると思ったものは選定作品にいれていく。
●マイナーすぎる作品の選出は慎重に。ファン度調査であるから人気作品+いぶし銀の作品という感じで。あくまで努力目標です(^^;
なんせまいじゃーを推進するサイトのやることですから。
●「あなたがそうだと思うものがライトノベルです、ただし他人の同意を得られるとは限りません」を至言とする。
●上であげたことはすべて「ファジーに」処理される

こんな感じで行きます。現時点で130作品ほど選出しましたが、思い切り中途半端なんでもう少し待ってください。バランス取りが難しい……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■究極戦隊コウガマンAA神聖マルチ王国より)
「AA職人さん、あなたはすごすぎます……」
2ちゃんねるは玉石混合の極みですが、こういうものが出てくるのがいいですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

AVION→bk1→amazonは、複葉機ものです。
これ以上の説明が必要ありますか?
複葉機もの。
以上説明終了。あなたの心に訴えるものがもしもあったなら、それは断固買うべきです。特に濃いファンには訴えかけるものがあると思われますええ。

戦争の只中にあっても軽いナンパな男の発言もそれはそれで結構いいなと思います。どこか悟っている、それでなければやってられない。そういうことなのです。


アプサラス

「おまえはいったい――何度、私の顔に泥を塗れば気が済むのだ?」
「何度でも塗りますよ。 同じ愚を何度もしでかすでしょう。この不肖の息子は、なかなかに懲りないのです」
「むぅぅ……」
「しかし、今回に限っては、間違ったことをしたとは、少しも思っていないのですよ。僕は――。自分の中にある正義に照らし合わせて、まったく恥ずべきことはやっていません。それだけは、是非ともわかっていただきたいのです。お父さん」

出典:アプサラス 神の逆鉾/ソノラマ文庫/吉岡平/3巻144P
キャラ:菅野父&菅野世紀

「アプサラス」は、SF小説。とある天才生物学者が作り出した強力な生物兵器「NA」。このNAが世に放たれ、日本は重大な危機を迎えるのですが、NAに関する一連の事件を描いたSFです。内容的には,一見先の展開が読みやすそうで意外に読めないという感じ。展開自体はすごくシリアスなんですが、なぜかあっけらかんとした内容で軽く読めてしまうのも密かな特徴。
また、吉岡さんの膨大な知識からあふれ出てくる(と思われる)うんちくに圧倒されます。そのせいでたびたび小説の筋が逸れかかったりするわけですが、内容がここまで濃いと逸れるのも武器のうち(^^;)
兵器マニアだったりすると、この小説は3割増で楽しめる……かな?

台詞の背景は、そもそも菅野親子が、普段から反目しあっているという前提があります。そしてその息子は、あちこち「半ば無許可で」出入りしたあげく、対NAとして警備に当たっていた自衛隊につかまる羽目に……。
そして親のもとに世紀が戻されたときの親子の会話がこれ、というわけです。
世紀が、自らの行動に対して強い自覚と責任感を持って動いていることが読み取れます。正義に関する話はどうでもいいとして、同じ愚をなんども〜のくだりはなかなか気に入りました。

あふたーでい機甲文

「私達はかつて貴方に護られたことがある」

出典:あふたーでい機甲文(東京ロボット新聞より)/勁文社/川上稔/絵師:中北晃二/ラストより
キャラ:とある少女

【作家直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】むしけら2001
中北さんのサイト→無名掲示板→愚の骨頂とたどってみてください。いやあこのセンス好きだなあうん。

本日はきはらさんからの投稿台詞を紹介します。私この作品読んでないのでちょっと悔しかったりしますが(^^; まあそれは別のお話。

読んだまんま。
かつて巨大ロボットに護られた街の現代のとある少女の想い。
そのまんま作品のテーマでもあり4ページの作品の全てがこの一言の為にある。
普通ロボット物ってのは現在進行形でロボが現役なわけだが その後の未来を書いたってのは珍しいと思う。ていうか現物読んで、見ないと100%伝わらんと思う。これに関しては。 超じゃすまないぐらい超巨大なロボがイイ感じ。
既にまいじゃー認定済みの都市シリーズの川上稔氏の作品なわけだが 東京ロボット新聞という掲載誌がさらにまいなーな感じなので良い感じです。(01/4/3)


AHEADシリーズ

「いいかね? ――君は、私と敵の命の天秤を迷った。これは正しいことだよ」
「そ、そんなことはないよ。何が大事か判断できずに動けなくなっただけじゃないか」
「人の命を判断できるのは、間違っている人間だけだ
君は正しいことをした。御免などと謝るのはやめたまえ。代償を要求することになる」
「で、でも、ボクは気にするよ。ボクは……」
「どうしてそう、不安な顔ばかりするのかね? 実際、君のような人間は生き残っていくのが困難だが、たとえどうあれ、生き延びられた今は自分の正しさに自信を持つといい」


出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/1−上巻118P
キャラ:佐山御言&新庄

【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】
さとやす祭
特記事項なし。

★2003年6月17日(火)
『一部の人に誤解を与えたかもしくは好印象を与えたか、それは微妙かもしれないと思う梅雨の日の早朝』

今まで私が飛ばしたあらゆる戯言・ネタの中でもっとも自分でも気に入っていて、他の人にもヒットしたらしい諸君、私はマリア様がみてるが好きだですが……他の掲示板で話のネタにされていたので「?」と思ってgoogle検索してみました。
2番目だよヲイ(汗 (6/17現在)。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■著作権法の改正について −(バーチャルネット法律娘 真紀奈17歳)(ネタ元ロスト)
「……うわ、これ立証責任が実質被害者側に移るって事? これは痛すぎる変更だ……」
法律関係は難しくて嫌いとおっしゃる方もおられるかと思いますけれど、特にこの先創作活動を続けていくつもりのある方はきちんと目を通しておきましょうね☆ どこで必要になるかわかりませんから☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクルは……あー実は思いきり読んでる途中だったりします。よってコメントはなし。読んでる途中に台詞紹介するのもどうかとは思いますが、その辺はご容赦を。

「独逸UCATによれば独逸国民は世界の中で最も優れた民族です。彼らの技術を集めて作られた私は最高の戦闘能力を有します」
「その最も優れた右翼のいた国は、第二次大戦で大敗したが?」
「優れた者に勝利を望む欲は必要ないのです。永遠に強くなるためには勝利など不要かと」


出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/1−上巻291P
キャラ:?としておきます

【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】
さとやす祭
特記事項なし。

★2003年6月19日(木)
『独逸の科学力は(以下略 』

ネタはありません。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■電撃文庫創刊10周年企画「電撃ヴんこ」通販受付開始
ええと、要は電撃文庫作家によるセルフパロディとでも申しましょうか☆
詳細は電撃hpで、といいたいところですがチラッと説明しましょうか☆ 
●キノの旅学園もの?
●ダブルブリッド番外編
●ドクかみっ!(ドクロちゃん+いぬかみっ!)
その他いろいろです☆
応募締め切りは7月18日で¥1500となっています☆
「ところで応募方法ってここに掲載しても大丈夫なのかな?」
載せてしまいましょうか☆

1.郵便局で「払込取扱票」(青色)をもらう
2.払込取扱票に以下の項目を記入
 口座番号:00140−6−87820
 加入者名:電撃文庫
 通信欄 商品名:電撃ヴんこ 購入冊数
ご依頼人の
 住所/郵便番号/氏名/電話番号
通信欄に
 金額:商品代金と送料の合計金額(送料は一律500円)
 例・1冊購入の場合は2000円です。

あとは郵便局の窓口でお金を支払い、到着を待つだけ☆ 9月上旬発想だそうです☆ 念のため、電撃hpもちゃんと確認してくださいね☆

ところで☆
いつもいつも通販の手順がめんどくさいですよ☆ あれだけ大々的にWEB上でグッズ通販などしているのですからオンラインでメールフォーム1発即申込みできるくらいのことはしていただきませんと☆

「偉い。よく言った」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、設定燃えな話です。まともに説明しようと思うと非常に厳しいのでパスしますが、都市シリーズとは根底では世界観の一致が認められるものの直接的な関係がないため、今まで都市シリーズに興味があったけど手を出していなかった人などが突破口にするにはよい機会かも。

さて、実は本日の台詞、もっとも素晴らしい部分は載せるかどうか迷って結局載せていません。ほんとにいい台詞なんだけどなあ……今日の台詞もある意味究極ではありますが(笑)

「至様。何故、携帯電話をお持ちにならないのでしょうか」
「俺は小心者だ。Sf、憶えておくといい。電話のベルで心臓麻痺が起きそうになる」
「私が代わりに持つというのは如何でしょうか?」
「駄目だ。お前は居留守を使う技術を習得していない。俺がいるときでも、常にいないと返答出来ねば、お前が携帯を持っている意味がない。わかるか?」
「Tes.根本的に持っている意味がないと理解しました」


出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/1−上巻63P
キャラ:Sf&大城至

【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】
さとやす祭
特記事項はなし。

★2003年6月28日(土)
『掲示板運営で反省中』

最近仕事にかまけて掲示板管理が疎かになっていて、いろいろご迷惑かけている部分があるようで申し訳ありませんでした。管理人のちょっとした書き込みひとつでどうにでもなる部分も大きいですから。
幸いやっと異動先の仕事のペースにも慣れてきたことなので、なんとか今後は毎日書き込みを実施したいと思います。場合によってはサイト更新を犠牲にする場合もありえますのでご容赦ください。

それと成恵の世界はハードSFじゃありません(^^;……ちゃんと更新前に本文を確認しない私の不徳によるものです。いや分かる人にはわかるかと……(汗
……またやってしまった……


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ 「完璧な紅茶」の入れ方を教示──英王立化学会
関連情報としてスラッシュドットの英国発「完璧な紅茶」のレシピもご覧くださいね☆
「電子レンジでカップをあっためるとは、一本とられた気分だなあ」
あとはメイドさんがいれば完璧ですね☆
「んじゃ葉子さん、とりあえずこのマニュアル通り入れてみて?」
ではこちらをどうぞ☆
「…………粉末レモンティーを飲めと。もしかしていじめですか?」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、時間の都合により説明省略です。ごめんなさいです。

さて本日の台詞自体はほんとにただの掛け合いですが、2つほど補足を。Sfとは少女の名前で、Tes.とはテスタメント。この小説の一部の組織共通の言い回しで「了解した」とでもとってもらえればよいかと。
携帯は確かに便利なのですが、逃げられなくなるのが欠点ですねえ(^^;

「佐山の姓は悪役を任ずる」

出典:終わりのクロニクル(AHEADシリーズ) (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/いろいろ
キャラ:佐山御言

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
ほんとはあるけどリンクしてる時間がないです(汗

★2003年8月1日(金)
『勝手にMY書店』

ふっと戯言の神様が降臨しまして、思いついたこと。
『小or中規模書店の特設コーナーの責任者を任されました。ジャンルは問わず。趣味に走った内容大いにOK。ただし多少は売り上げのことも念頭に置いた選択を。あなたならどんな選択をしますか?』
要するに仮想書店員として適当に売りたい本を列挙してみよう、ってことです。
ただそれだけじゃおもしろみにかけるんであえて「売る」ことも多少意識してみようかと。あえて小or中規模書店としたのは、大規模書店だと完全にジャンルによる住み分けがされてしまっていて、たとえ特設コーナーであろうと目に留める人間が限られてしまうという理由ですええ。とはいってもしょせんほんとに売るわけじゃないですから、適当に。
というわけで掲示板にスレ立ててみたので書き込みお待ちしてます。あと、サイト持ちの方はよろしければご自分のサイトでやってみてください。

さて御託はこれぐらいにしてまいじゃーとしての一例。

テーマ:夏の新感覚。(要するに人目を引きゃいいということで、わかったようでさっぱりわからない看板を掲げておくのです(笑))
●乙一さん特集。GOTHやZOOにポップをつけて、ホラーでもミステリでもないこの新しい感覚に酔いしれる、とかなんとか。受賞作であることをアピールして売り上げ確保です。
●Missingシリーズ(電撃文庫)
新感覚ホラーとして。高校生あたりをターゲットに。
●銀盤カレイドスコープ(スーパーダッシュ文庫)
フィギュアスケート小説。紹介文と店長おすすめのポップをつけます(笑)
●戯言シリーズ
新青春エンタとして、ミステリという部分はさりげに流しておきます。つまりミステリ読者に媚を売りつつライトノベル読者も確保の2正面作戦。
●屍鬼&十二国記
どさくさにまぎれて。
●なつのロケット
●イリヤの空、UFOの夏
ボーイミーツガールを売りに。
こんなところかな?

……だめだこりゃ荒唐無稽すぎで売れそうにない(^^; (屍鬼でひらめいたけど吸血鬼もの特集なんていいかもしれないですね。夏向きだし) でもこんな妄想もなかなか楽しいですね〜。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ボク少女との第一種近接遭遇
トンボさんによるレポートです☆
「あれは通勤帰りの電車に乗っている時でした。大会帰りらしい女子中学生4人がが4人掛けシートに座っていたんです。なかなか話も弾んでいるようでした。服装からしてバレーボール部じゃないですかね? そうか、大会の時期なんだなーと思いつつ特に気にせず読書をしていたんですが――その時!
『ボクも知ってるよ』
……ん? 今『ボク』って言わなかった? 空耳か!? 思わず気になってチラッとそちらの一団に目をやります。どうやら声の主は小柄なポニーテールの女の子。しかしその後は一人称を聞く機会もないまま無常にも電車はひた走っていきます。ぐーあー気になるー、この少女はもしや伝説の(おおげさ)ボク少女なのか違うのか。もはや読書にも集中できません。
やがて自分の降りる駅が近づいてきてしまいました。どうやら彼女たちの一団も降りる様子で、荷物をゴソゴソしはじめました。すると、
『あ、それボク持ったげるよ!』
聞いた。今度はしっかりと聞きました。社会人になってはや○年。少なからぬ人生の中で、リアルボク少女に遭遇したのははじめてです!
本当にいたんだ……ボク少女。小説やアニメだけの存在じゃなかったんだなあ。
よくやった! 感動した!(意味不明) がんばれよポニテの元気なボク少女!」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1、→amazonは説明省略。上で時間使いすぎました(^^;
つうわけで台詞解説も簡潔に。「悪人」と「悪役」は異なるものである、とまあそういうことです。

「これから貴方に敗北を捧げます」
「――不可能だ」
「ふふ。……頼もしいですわね。たとえ打ちのめされてもそう言えますの?」
「打ちのめされる程度ならば、過去に祖父や他の連中に幾度と無く食らっている。
精神においても、私は過去以上に軋みを受けるものがない。――ゆえに私は死のうとも敗北を認めない。いずれ、という前置きをしてでも、必ず勝つ」

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/2−上巻192P
キャラ:ディアナ&佐山御言

【作者直営サイト】VIRTUALCITY
【絵師直営サイト】
さとやす祭
わーい、さとやすさんのトップ絵ナコルルだ♪ まあ、自分が使ってるのはレラなんだけど。

★2003年10月21日(火)
『何事も無い一日』

ここんところ電撃文庫からの出典がちと多いかなあ? 偏りつつも偏らないようにするのはなかなか難しいですね。
最近サムライスピリッツ零をやってます。使うはレラ。武器飛ばし技命!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■クビシメロマンチスト舞台探訪
■ヒトクイマジカル舞台探訪雨の日はいつもレインより)
やらかいボルトの日記ですね。嬉しいです☆ これ以前ちらっとお見かけしたもののアドレスを忘れてしまい、以降ロストしていたものなのです☆ 戯言シリーズの舞台探訪ですよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは例によって時間の関係で明日に説明を持ち越します。朝からROなんてやるんじゃなかった(^^;

それでは本日の台詞解説。
実はこの台詞の直後のやりとりもなかなか捨てがたかったのですが、キリがなくなるので後半はばっさり切りました。いいですね、このいずれという前置きをしてでも、とは。自然体での気迫が伝わってくるかのようです。

「馬鹿野郎。悪党はキャッチアンドリリースが基本だ。そうしねえと斬れる相手がどんどん少なくなっちまう」
「母親はお前にどんな教育を?」
「自分に正直でありますように」

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/2−上巻52P
キャラ:鹿島昭緒&熱田雪人

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【絵師直営サイト】
さとやす祭
わーい、さとやすさんのトップ絵ナコルルだ♪ まあ、自分が使ってるのはレラなんだけど。

★2003年10月22日(水)
『異動』

四日市に異動食らいました(^^; ギリギリ通勤圏内なので、まあ仕方が無いですねえ……。とりあえず新部署に行って、いの一番にすべきことは本屋の位置を把握すること、これだけは譲れません(笑)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■富士見ミステリー文庫『スーパー・ブースト計画』とは何ぞや?FANTASY Bookmarkより)
おおよその説明なので、やっぱりわかったようでわかりません☆ 詳細待ちです☆ イラストにかなり力点を置くようなので、絵買いする人は要注目かもしれませんね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、説明しようとして挫折したので他人の言葉を借りておきます(^^;

それでは本日の台詞解説。説明など不要!

「問いかけ。それは試験であり疑問であり謎かけであり求道であり探求でありそして確実に抵抗の意志を示すものです」
「――思いませ問いかけを。己に疑問符を打ち、抗うために」

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/2-上巻193P
キャラ:ディアナ

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★2003年10月30日(木)
『res』

掲示板のレスが遅れまくっております(^^;
ことによると週末まで管理人は反応できないかもしれません。まあそのその他の常連さんがフォローしてくださってるのでどうにかこうにか……とにかくもう少々お待ちを。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日もお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、説明ごめんなさい省略です。

さて本日の台詞解説ですが、この疑問というやつは都市シリーズでもそうでしたが、川上さんの作品全体でひとつの大きなテーマになっているかもしれません。ともかくまあ読んだままです。

「Tes.、お気遣い有り難う御座います。しかし私めとて全竜交渉部隊の備品として存在しております。装備類につきましても御安心下さい」
「俺、未だに一度も御安心したことがないんだが」
「至様、真の御安心とは、自分が安心していると意識しないですむことです」
「ほほう、では、俺が毎日お前に感じる微妙なスリルは何だ?」
「Tes.、退屈な日常へのスパイスです」

出典:終わりのクロニクル(AHEADシリーズ) (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/2−下巻371P
キャラ:SF&大城至

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★2003年11月18日(火)
『コタツ発動』

寒さに耐えかねてコタツ発動。ノートPCもコタツトップと化して、活躍してくれることでしょう。なんかもーいっぺんコタツに入ると出たくないんですよね(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■雑誌発行部数から見えるものARTIFACTより)
少女漫画雑誌の公称部数と実売部数の差や、発行部数からの分析をしています☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、SFです。非常に心苦しいのですが限られた時間で説明するのがあまりにも難しい内容のため、公式な説明文を引用させていただきますね(^^;

かつて世界は、平行して存在する10個の異世界と戦闘を繰り広げていた。概念戦争と呼ばれるその戦争に勝利してから60年。全てが隠蔽され、一般の人々に知られることなく時が過ぎた現在…。高校生の佐山御言は祖父の死後、突然巨大企業IAIより呼び出しを受ける。そして、この世界がマイナス概念の加速により滅びの方向へ進みつつあること。それを防ぐには、各異世界の生き残り達と交渉し、彼らが持つ10個の概念を解放しなければならないことを伝えられる。かくして、佐山は多くの遺恨を残した概念戦争の戦後処理として、最後の闘いに巻き込まれていくが…。

こんな感じです。人を間違いなく選ぶであろう文体は相変わらずで戦闘シーンが燃えるのもこれまた川上節炸裂といったところでしょうか。あと個人的にはSF!(少女の名前です) あえて多くを語りませんが貴方は最高ですええ。

それでは本日の台詞解説。
Tes.というのは「テスタメント」の略で、おおよそ了解とか肯定、といった意味で使われていると思ってください。ああいえばこう言うのお手本ここにあり(笑)

「ちゃんと答えを、……見つけようね?」
「安心したまえ。――私は全てと向き合い答えを見つける所存だ。無敵だよ? 私は」
「おいおい、無敵の根拠はどこだ、ある意味宇宙一め」
「根拠のある無敵など存在せんよ。私は無敵だ。――だから君達も、根拠無く安心したまえ」

出典:終わりのクロニクル(AHEADシリーズ) (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/2−下巻28P
キャラ:風見&佐山御言&出雲

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★2003年11月19日(水)
『コタツ→惰眠コンボ』

気がついたら朝でした。あっはっは(^^; いやはやコタツで居眠るのって気持ちいいです……


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、昨日説明したので詳細は略。

それでは本日の台詞解説。
佐山という人物はむやみやたら【先天的に偉そう】という点だけ頭に入れつつ読んでください。それでもどこか気持ちいい台詞ではあります。

「あイタタタ、こら孝司! 皆も助けてよっ! 私、社長なんだからねっ」
「うんうん解った偉いね姉さん、さ、外に行こう。――皆は無視していいよ。家族の問題だ」
「ああもう女社長を手荒く扱うと殺人事件が起きるんだからあっ!」
「その事件は火曜日あたりの夜九時に起きて十一時には解決するよ。万事安泰だ」
「ブー、残念でした。解決するのは十一時じゃなくて十時四十五分ですー」

出典:終わりのクロニクル(AHEADシリーズ) (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/2−下巻188P
キャラ:田宮遼子&田宮孝司

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★2003年11月20日(木)
『無駄遣いの極み』

ごきげんよう。
実は私、長らく患っていた小野不由美さんの悪霊シリーズ欲しい病が最近になって再び悪化し、とうとう禁断のオークションに手を出してゲットしてしまいました(爆)
値段? …………我ながらバカなことしたと思ってるので言えません(^^;
ですがまあ後悔はしてないわけでとりあえず1巻を読んでみましたが、うんこれはおもしろい。時代の差なんて問題にしてません。みなさんにもおすすめしたいところではあるんですが、新古本系の古本屋で発見できたらほとんど奇跡ですええ。復刊の噂は数年前から出ているんですが、さてはてどこの側に事情があるのやら……

ちなみにろくごまるにさんの封仙娘娘追宝録も進行中で、電撃新刊と3本同時進行で読んでます(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

えー台詞日照りです(^^; 読む本自体は大当たりなんですが、抜き出せる台詞がないためにかなりピンチ……
終わりのクロニクル→bk1→amazonは、昨日説明したので詳細は略。

それでは本日の台詞解説。
笑え! ただそれだけ(^^;

「感情機能か、つけるとどうなる?」
「Tes.、つけると邪魔になります。普通は内蔵します」
「……内蔵したらどうなるか言ってみろ」
「Tes.、内蔵すると感情を持つようになります」
「たとえば」
「理不尽な命令を得ても笑顔で対応したり主人が嫌味でも亡くなったときに涙を流せます」

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/2-上巻220P
キャラ:大城・至&Sf

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★2003年12月26日(金)
『年末進行であっぷあっぷ』

胃腸風邪も直らないしくたばり気味です……胃がキリキリ。
あ、それと私自身は参加できませんが今回の冬コミにライトノベル関連で参加される方(それ以外でも日ごろまいじゃーをご利用くださってる方でも結構です)、今更な感はありますが参加情報をトップページでまとめておこうと思いますので雑談スレにでも参加日・位置・内容など書き込んでおいてください。ほんとはもっと早く専用スレをたてるべきだったんですが……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、まロさが売りです。……あれ?(まともな説明は時間の都合で省略)

それでは本日の台詞解説。
ロボットに感情機能をつけたらどうなるかという話の内容ですね。前フリもかなり笑える上に答えが普通のSFとかとは逆転の発想というかなんというか一本とられた感じです。

「奴隷だと? 言ったな? 原住民風情が……」
「原住民? 我々も随分と進化したものだ。黄色い猿と呼ばれた頃が懐かしいものだね」

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/1-下巻?
キャラ:?

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★2003年12月27日(土)
『冬コミ小情報』

てなわけで縁のある方と、ライトノベル系のサークル小情報など。なお少年少女科学倶楽部東館通信「かべぎわ」も参考にしてください。さらに冬コミマリみてサークル一覧など。

■2日目 12月29日(月)
東V−16a ジルーネ様の猫部屋 秋山完元ネタ集2003
タイトル通りです(笑) なにせ密度の濃い小説だけに元ネタだけでもすごいことになってると思います。

東地区・カー33b CITY−WALKER 都市シリーズ
風水街都・香港の二次創作(コピー本)とのことです。既刊のオフセも販売されるとのこと。

■3日目 12月30日(火)
西こ30b EMBRYO EMBRYO Piano Works
アトラク=ナクア、月姫等のアレンジピアノ曲総集編。編曲担当のクロヤさんには、マリみてファンサイトのイメージ曲も作っていただいたことがあり今回はそれも収録されますよ!

西す03b McaSite 月姫同人ゲーム
こちらは委託にも注目〜。まいじゃーの元・絵師である玲朧月さんが木乃葉子写真集(歴代TOP絵中で選出した10枚(予定)の高画質jpeg画像/壁紙サイズ2種(800×600/1024×768 計20枚&紹介文&おまけを収めたCD)を委託されてます。20枚限定っ!

東A-17a 猫娘亭 戯言本「x/y」


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

私の写真集を買わないと、殲滅です☆ (詳細はすぐ上)
「めちゃくちゃだ……官憲横暴〜!」
民間人だからよいのです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、まロさが売りです。……あれ?(まともな説明は時間の都合で省略)

台詞の方は時間切れで無理矢理更新しましたごめんなさい。

「不可侵な世界など存在しない」
「不可侵の檻から見る空は安全だ。風は安全だ。大地は安全だ。夜と昼も安全だ。だがその壁を隔てたところにいる者の必死さに触れることは出来まい。それで我々を気遣いするか偽善の自動人形君。……硝子箱の中から気遣われて喜ぶのは子供だけだぞ」

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/さとやす/3-上巻195P
キャラ:佐山御言

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★2004年4月20日(火)
『ついに発売!』

ブラック・ラグーン3巻

待ちに待ったブラック・ラグーン3巻→bk1→amazonが発売されましたぜ皆の衆!
買え、もう死ぬほど買え。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆

  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは……申し訳ありません説明は明日に持ち越しです。ぎゃー出勤時間がっ!(汗

「何故……、佐山様の言葉を聞かされねばならないのでしょうか」
「答えは簡単だ。――聞かせた上で、新しい答えを得たいからだ。
君達は己の答えを持っている。だが、他に納得出来る答えはないだろうか。そのために私は言葉を聞かせ、こう言うのだ。……君達も私と共に新しい答えを考えて欲しいと」

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/3-上巻214P
キャラ:八号&佐山御言

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★2004年4月26日(月)
『シグマリオン3で月姫』

出来ました。歌月十夜も入れてしまおうっと。

トップ絵でお分かりのようにこのライトノベルがすごい!の一般投票もいよいよ秒読みです。投票はもうお済みですか?

一歩さんによる便乗企画(ありがたいことです)このライトノベルがすごい! かもしれない途中集計の結果が出てますね。今のところ、イリヤぶっちぎり。これをひっくり返す作品は出…ないだろうなあさすがに(^^;

昨日も書きましたがすごい!にて久美沙織さんのコラム第5回「えっ、うそ、わたしが?」を掲載。とうとう久美さん自身のデビューの話です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■第3回スーパーダッシュ小説新人賞結果発表FANTASY Bookmarkより)
今回は残念ながら大賞は出なかった模様です☆
「スーパーダッシュはweb上で細かい選評が見られるのがありがたいですね。雑誌を持っているところは難しいかもしれませんが、ファミ通文庫あたりには続いて欲しいかな、と思ってサイトをのぞいたら……以下下に続く」
↓ ↓
■読者参加『えんため』サバイバルイラストコンペ ROUND2開催中
こんなことをやっているとは知りませんでした☆ web上掲載の短編に合わせてイラストをつける企画です☆ ありがちなどと言うなかれ、このコンペに参加されているのは「えんため大賞」のイラスト部門、歴代受賞者の中から選び抜かれた方なので一味違いますよ☆
「つまりイラスト萌えな人がCGゲットしに行きがてら投票するのもありってことですな。いいんではないでしょうか」

■葉山透公式HP、暫定バージョンを公開中
9S、ルーク&レイリアの作者さんです☆

■桐咲了酒公式サイト、了酒処・桐咲亭
怪傑!トリックスターズ(名探偵コナンみたいな探偵もの。ミステリにはあらず)の作者さんです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、うーむ説明が難しい(^^;
様々な概念によって形作られた各世界を、なんの特徴も持たない、しかしそれゆえに無限の可能性がある人の世界・low−Gの佐山御言をはじめとするメンバーがを統一していこうとするSF作品です。
人を選ぶ傾向のある作品ですが、同作者の都市シリーズと比較するとかなり初心者にも入りやすくなっています。川上ワールドを体験するにはまずこちらからチャレンジしてみるといいかも。
大変に濃く緻密な設定や、独特の造語の嵐、迫力のある戦闘シーンなどが特徴です。あ、隠れた特徴としては「規制ギリギリのエッチなシーン」がありますね(笑) ギリギリのチラリズムというか見せそうで見せない微妙な描写がお見事です。この「書かずして行間で書く」という部分が重要なのですよ! これは密かに力説しておきたいと思います。

それでは本日の台詞解説。
一言で言うなら、主義主張をわめき合うのではなく、話し合うことが重要だ、とそんな趣旨の台詞です。どこかのテレビ番組みたいに対話する気のない主張は空しいものですからね(^^;

「……彼らが死んでも構わないと?」
「死んだら困る。だが、死ぬかどうかは彼らの責任だ。――私がどんな判断を下そうとも、彼らは他人に生を預けるべきではない。君達の手に掛かって死にたくないならば、私の判断でも死ぬべきではない。そういうことだよ」
「詭弁と判断します」
「だが私は前に進んでいる。世界は詭弁ではなく、事実で回ると知るがいい」

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/3-上巻198P
キャラ:八号&佐山御言

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★2004年5月12日(水)
『まだまだすごい!』

このライトノベルがすごい!ですが、まだまだ終わってません。というかむしろこれから!
まずは早見裕司さんコラム「ジュニアの系譜」第2回。1回目の秋元文庫の続きですね。私などはそのあたりの知識がほぼゼロなのでものすごく参考になります。

それから……すごい!専用の掲示板は、いろいろ参考になる書き込みがありますのでぜひこちらも参照していただきたいのですが、ある意味すごいことになってますええ。いやはや。
とどめにもう一発大型告知。木曜日には冲方丁さんのコラムが登場ですっ!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、まロい小説です。まロいというのはこの小説から生まれた造語で、まるくてエロいということ。このシリーズ、本筋が面白いのは大前提としてライトノベルという健全な青少年向けとして限りなくギリギリの描写にこだわってます。あくまでもギリギリであって踏み込まない点がポイント。
……ハッ、思わず何の解説してますか私!? 誤解のないよう言っておきますが、独自の濃い設定と造語、そして格闘アクションが売りですよ?

それでは本日の台詞解説。
全竜交渉での一幕です。当然この場合、自らも時として詭弁を行使しているんですが、しょせん詭弁は詭弁であって最後に通用するのは行動である、と理解するものにのみ言える台詞ですね。

「何だか最近、わしの優先度が皆の中で低く……」
「Tes.、ご安心下さい大城様。皆で低くすれば相対的には変わらなくなります」
「うわー! 詭弁的に最新の老人虐待を!」

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/3-上巻24P
キャラ:大城一夫&シュビレ

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★2004年5月13日(木)
『電撃崩し中』

今月の電撃新刊を崩し中。おそらく一部の人が気になってるであろう新人さんの作品スカイワード→bk1→amazon読了したんで、簡単に紹介しておきます。
忙しく、騒々しく、終始振り回される話です。キャラクター前面型。本編の内容については例によって触れませんが、この辺を手がかりにして好みかどうか判断してみてください。いやはやほんとににぎやかでした。

このライトノベルがすごい!冲方丁さんのコラム「まだ見ぬ地平へ」をお届けします!
今回の内容は『イリヤの空、UFOの夏』と『第六大陸』。技術論に傾倒した作品感想がコンセプトの事です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、今回は説明省略。

それでは本日の台詞解説。
いつぞやの原点回帰で紹介する台詞の質は変化させてますが、そうそうすばらしき名台詞のストックはないので、たまには軽い台詞でも。私にもそうそう引き出しはありません(^^;
しかしこういう屁理屈は好きですねー。

「お前は想像をしないのか?」
「Tes.、何かを予測することは可能ですが、無意味な欲求を思考に捏造することについては、理解不能以前に必要性を感じません。――何故、現実で我慢できないのですか?」
「それ、オヤジに言ってやれ。無茶苦茶満足出来ていないからな」
「Tes.、一度正面から言ったことがあります。――泣いてどこかに走り去りましたが。
しかし、
何故、想像するのですか?」

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/3-中巻 318P
キャラ:大城至&Sf

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★2004年6月17日(木)
『アンテナは、外から用てーかごにょごにょ』

試しに少しだけ登録してみたらあっという間にばれている(^^;
しかしはてなアンテナ(の無料版)って本気になって登録するとすぐはみ出しそうですよね。はやりのRSSリーダーあたりの導入を検討するか? 今まで全く眼中になかったからさっぱりわからん……そもそもRSSってなに?<論外

「スーパーダッシュ文庫に著者の既刊一覧を掲載切実希望運動」、ご協力お願いしまーす。

このライトノベルがすごい!関連更新は、早見裕司さんコラムジュニアの系譜・第9回「バブル期のジュニア文庫(1)」です。……悔しい、一冊もわかりませんでした(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■『イリヤの空、UFOの夏』 アニメ化決定 (各所)
お手並み拝見と言うことで☆
「例えば不安な点は、某事件が思い切り思い出されるあのシーン。あれ絶対差し替えられそうな……(^^; 痛みの部分は他もどうなんだろー、と思わんでもないですが、映像ならではの表現もあるはずなのでまずは期待しつつ」

■浅木原書店・夏の100冊フェアうたたねこやより)
まずは第一回ということみたいですね☆
「便乗なんかしたら死亡確定なのでひたすら見物させていただきます(^^; 」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、自らの世界の存亡をかけて戦う話です。……間違ってないよね、すべてを語ってもいませんが。ということで正直一言で説明できません(^^;
いろいろな要素がありますが、お互いの思い描く理想をかけてぶつかり合う、とでもしておきます。

それでは本日の台詞解説。
Sfさんはいわゆる人間ではない自動人形のため、いろいろ人とは考え方が異なります。この場面はそれについてやりとりがかなり長くあるのですが、あえて一カ所に絞ってみました。重要な命題といえるでしょう。

「――美少女ってキャプションはあまりにも酷いので止めて下さい」
「えー!!!」
「な、何ですか、えー、って!」
「おおおお落ち着きたまえ君! ま、まずは言葉の定義から始めようかな!?」
「な、何ですか言葉の定義ってー。大体私、そんな言われ方されたくないですー!」
「違う! 大事なのは君の判断ではない! 我々のファンタジーだ! 違うかなっ!?」

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/3-中巻 257P
キャラ:詩乃&大城一夫(とその他)

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★2004年6月18日(金)
『燃え萌えAIライトノベル?選、とか』

夏の100冊に触発されてふと思いついたネタ。できるだけ入手可能、ライトノベル限定で燃え萌えAIの出てくる作品を列挙するという……週末にちょっと挑戦してみよう。さすがに100は無理だろうけど(^^; 久しぶりに人工知性への愛が再燃しています(笑)

RSSってなに? へのレスどうもです。これも週末にお勉強っと。

「スーパーダッシュ文庫に著者の既刊一覧を掲載切実希望運動」、賛同者増えてます。やっぱりみんな不満だったんだなあ。ということでご協力お願いしまーす。

このライトノベルがすごい!関連更新は、久美沙織コラム創世記第19回「ナンバー19」です。最終回です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、本日は説明省略。私的にはsfさんさえ活躍していれば何も言うことはありません。独逸UCATのぉ、科学力はぁー、せかいいちぃー!!

それでは本日の台詞解説。
肝心要は最後の台詞ですええ。実に実にツボをついた素敵な台詞ではないかと思われ。美少女と呼ばれることに反発?する少女へのカウンター攻撃ですね(笑)

「我が名は”在るべき婦人(ザインフラウ)”。”在ること”を望まれて生まれた人ならぬ者にございます。さあ、――来られませ、貴方が生まれてきた理由を持って。もし、その理由が私のものより弱ければ、貴方達は”在る”ことすら出来なくなるでしょう」
「私は主人のために生まれました。私の鉄は彼の骨に、私の鎖は彼の肉に、私の油は彼の血に、私の決断は彼の心に捧げております。が、一つだけ、彼は、私ごときでは何も捧げられぬものを持っておられます」
「涙。……それに対しては、感情のない私には返すものがありません。ゆえに、私は主人の涙を欲しません。欲するは涙滴不要の結果のみ」
「骨には鉄を、肉には鎖を、血には油を、心には決断を、そして涙には――」
「無欲を」

出典::終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/1-上巻291P
キャラ:Sf

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★2004年6月23日(水)
『ま、今更言うようなことでもないんですが』

例えば中盤、あるいはもっとまえの序盤、さらにもっと前読み始めて5分でオチが読めてしまう作品があったとします。
その作品は「つまらない」のでしょうか?
他の作品と比較して粗が目立つ作品は駄目なのでしょうか?
100人100様。
誰がどんな感想を持とうがそれは自由というものですが……

よかった自分が「安あがり」な人間で(^^;
下手に書き手の視点や編集・批評家の視点を持ってしまったり、それでなくとも読書も数こなすうちに長所よりも短所・アラの方にまず目が行くようになる傾向があります。それはしごく当然の成り行きといえますし、そういう視点もないと向上は難しい。
が。
私的には短所ばかり目につくのってつまらんよなあ……と思うのですね。自分は生涯ただの甘ちゃんな一読者でいいや。

このライトノベルがすごい!関連更新は、早見裕司さんコラム・ジュニアの系譜第11回「スニーカー文庫からの流れ」です。今度は少年向けの方の流れですね。あ、これならなんとかわかります〜。

「スーパーダッシュ文庫に著者の既刊一覧を掲載切実希望運動」、予定としては今週末までを待機状態を続けた上でスーパーダッシュ文庫編集部にこの運動の説明を行い、何らかの回答を求めていこうと思います。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、例によって時間の都合で詳細省略。

本日の台詞解説。戦う前の口上だと思ってもらえればよいです。念のため言っておきますと、Sfは自動人形です。
Sfさん、AIしてます。以上!

「馬鹿かテメエ。人が食うのはメシじゃねえ、満足感だ」
「金も、メシも、ものも、地位も、問いも答えも、どこかへ行くことも戻ることも、何かをすることも壊すことも、誰かといることも別れることも、――全ては同じ満ち足りだ!!」

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/3-中巻188P
キャラ:月読京

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★2004年7月1日(水)
『寝過ぎ』

昨日は思い切り身体を酷使したのであっという間に寝てしまいましたとさ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは説明省略。

感傷とかそれに類する類の会話の中で出てきた台詞です。

「――諸君! 我々は、この戦いをもって鋼鉄の玩具箱(おもちゃばこ)を手に入れる! そして知れ諸君! 玩具は偉大であっても恐怖であっても玩具でしかない! もし彼らが人を望むならば箱から出すために手を伸ばせ!」
だが、
「もし彼らが自分達を人形だと泣き叫ぶならば、悪役の代行をもって砕き上げるがいい! そして我らLow-Gは玩具に人を思える馬鹿どもだと教えてやるといい! 我ら浪費を好むもの。我ら死の一時を遺すもの。我ら失われる全てを人と見なせるもの。我ら陽神の答えを得た者は、今宵は月下で人形と踊り戯れ殴り倒すを望め! そして打ち直されて踊り続けるコッペリアは歌を朗じて人にもなろう! そのために――、進撃せよ、だ(ゴーアヘッッド)!!」
「――返事はどうした諸君!」
『Tes(テスタメント)!』

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/3-下巻393P
キャラ:佐山御言&不特定多数

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★2004年7月21日(水)
『イラストに騙された名無しさん』

昨日紹介したイラストに騙されたライトノベルはなんですか?にけっこう票が集まっているようです。
…………うわあ。(リンク先を参照のこと


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■夏コミで『徳間デュアル文庫総解説 #Mission2』出ません。
昨日リンクした矢先だったんですが、諸事情によりアウトだそうです☆ 8月21日のSF大会にて委託販売されるとのことです☆
「夏コミすら行けるかどうか微妙なんですが、これで購入の道が完全に絶たれました(泣 残念無念……」

■萌えるシリーズ ライトノヴェル大賞・イラスト大賞開催予定モノグラフより)

■花丸編集部・編「ボーイズラブ小説の書き方」、8月6日発売FANTASY Bookmarkより)
「こ、怖いものみたさで買ってみようか、な?」

■公取委 セットでの販売で指導【NHK】モノグラフより)
最近増えているCDやプラモ、フィギュアなどとのセット販売は再販制度の対象にならないので定価販売にはならないということのようです☆
「これがどう影響してくるのか……少々注意が必要かも」
※リンク先からニュース動画にも飛べます(7/21現在)

■トリニティ・ブラッドの作者、吉田直さんの訃報、公式に告知


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、概念戦争と呼ばれる戦いを描いたもの。都市シリーズよりは入りやすくなってますが、物語的な展開としては共通していて「お互いの想いと想いのぶつかり合い」「真の悪人はいない」といった感じです。心地よい濃さのお話。
ちなみに最新刊の3-下巻では……メイド砲最強!(謎

それでは本日の台詞解説。
作品を知らないと意味不明だと思うので、3rd-Gの自動人形達との戦いの際の演説だということだけ頭に入れておいてください。まあ、自分としては最後のゴーアヘッド&Tes(←肯定時の返事みたいなもの)こそを入れたかったんですが。

「そういうことだ。Sf、あまり疑問に思うな。彼は開発部の人間だぞ、難癖付けて仲間割れでもしたいのか」
「至様に仲間がいるという事実を私は存じておりません」「ほほう。最近の自動人形は主人の人格否定をナチュラルに行うようだな……」

出典:終わりのクロニクル (小説)/電撃文庫/川上稔/絵師:さとやす/デザイン:渡辺宏一(カバー) TENKY(本文)/編集:?/18P
キャラ:大城至&Sf

【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】さとやす祭

特記事項なし。

★2004年10月10日(日)
『やってやれない事はない。やらずに出来たら超ラッキー!やるとなったらやるしかない!ない!ない!!』

というわけでちと仕込み中ですええ。

追記:
あ、N.Nさんのひぐらし絵だ。と、言っておいてなんですがまだインストールしてません(苦笑


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

終わりのクロニクル→bk1→amazonは、自動人形であるSfが、そのAI特性を十二分に発揮してAIに弱い管理人のような人々を廃人にしてしまう素敵AI万歳作品です。
……嘘です。でもほんとです。
とにかく独自の濃い設定と造語とこれまた独特な戦闘シーンで、向く人には向くけどそうでない人にはどうにもならないという作品。ただ、都市シリーズに比べると敷居はかなり低いんじゃないかと思われますので未読の方は一度手にとってお試しください。
そしてAIスキーな人はSfをお忘れなく。人になりたい、と思考する凡百のAIとは一味違います(笑)

それでは本日の台詞解説。
念のため言っておくと、Sfは大城至に仕える自動人形です。つまり彼は主人ですが……言葉に容赦が全然ない!


妖しの寄る家

「………お主の感傷じゃろう? 元々行き場などもう何処にもありはせん 此処とてじきに時代に押し流されように」
「…………だろうね。 けれど 仮そめでも物の怪が棲まう処は一ツでもあった方がいいさ。 近代の光が曖昧な闇をすべて追いやった末の『一様な光景』というのやつはいかにも淋しいからね」

出典:妖しの寄る家   キャラ:こま&天津忠尋

「妖しの寄る家」は短編集で、宇河弘樹さんが描いています。(OURSでほぼ連載中)コメディなど雑多に詰まっていますが、昭和霊異記という連作短編からの出典です。つくも神や猫又、その他霊などが登場するのですが、どちらかというと「怖さ」や「アクション」よりも「ノスタルジィ」やラブコメ要素が前面に出てくるお話ですね。
ご本人の嗜好はともかく、作者さんの得意とするところはおそらくラブコメなんでは?

今回の台詞は、読めば郷愁を誘うとしかいいよいうのない台詞です。
戦前の文明開化、 富国強兵を推し進める日本において、つくも神や怪異といった「闇」に属する事象は時代に押し流されようとしています。そんな中で、古道具屋の主人をしている天津は行き場のないつくも神を保護?しているのですが、それに批判的な猫又のこまが意見する、という状況。
上で気にいったのは一様な光景が寂しい、って表現でしょうか。移りゆく時の流れにたゆたう一軒の古道具屋……。


ARIA

「なぜこんな不便な街に住んどるのかね?」
「……
だって地球にはこんな美味しいじゃがバター もう売っていませんもん
ん――後 そうですねえ ここ「不便」だから全部自分の手でやれるじゃないですか
それが何だか嬉しいんです」


出典:ARIA 《コミック》/コミックブレイド/天野こずえ/コミックブレイド創刊号262P
キャラ:お父さん(名前不明)&水無灯里(みずなしあかり)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
総合ファンサイトのこずえ倶楽部のAQUAコンテンツであるネオヴェネツィア観光協会がいい雰囲気です。

★2002年3月3日(日)
『ひなまつりです』

そんなわけで女性読者の皆様おめでとうございます。
いや、なんだかわかりませんがとりあえずめでたくはあるだろうということで(笑)
葉子「当然私も今日一日は敬われる対象なんですよ☆」
で?
「トピックはおかませしてよろしいですよね☆」
残業を言いつけられてしまいました、雇い主なのに(泣)。


  ▼本日の木乃葉子極楽トンボトピック▼

■ほしのこえ 最終上映詳細レポート
神聖マルチ王国の3月2日更新分で詳しくレポートされています。監督の新海誠氏さんの舞台挨拶も動画あり! いつもながらここの管理人さんの機動力はすごいですね……。
で、その盛況振りを補強する画像です。クリックで拡大。
特に右側が盛況振りをよく伝えています。



■Kaoristics on WWW
これ紹介したことあったっけ? 記憶にないのでまあいいか。
ようするに百合物件を徹底的に追求したサイトです。で、ここの定義では「非レズビアンの立場から書かれた非ポルノの女性同性愛(もしくはそれに近いもの)のストーリー」なんだそうで。
つまりね危険な雰囲気なんです。あくまでも雰囲気。
なんか目からうろこが落ちまくりでした。百合って深いです。
その真摯な追求ぶりがすばらしい、データベースとしても有用なサイトです。

■空の境界 参考入手方法
うちの掲示板のとある常連さんの購入パターン。

メロンブックス通販の方にアクセスしてみました。
2knkkj「空の境界(上)」竹箒 \1,500
2knkkg「空の境界(下)」竹箒 \1,500
300903「月姫」TYPE-MOON \2,500
300929「月姫 PLUS DISC」TYPE-MOON \400
203051「月姫読本」TYPE-MOON \1,600
301197「歌月十夜」TYPE-MOON \1,800
[課税商品計] \9,300
[送料(北海道)] \500
[代引き手数料] \400
[消費税 5%] \510
[合計] \10,710
ああ、福沢諭吉さん、さようならーーーー。

フルセットが一万円で揃うなんて! 新規購入のモデルケースとして大いに推奨します(笑)
メロンブックス通販でもゲット可能になりました。発送がめちゃくちゃ早いようなんで、メッセサンオーよりもおすすめ度高いかも。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ARIAは、一連のエニックス騒動でいったん連載の終了したAQUA→bk1→amazonの続編です。完全にストーリーやキャラクターなどすべて引き継いでますね。(なので、AQUAの表紙を使ってみました)
火星を惑星改造によって、水の都市として作り変えた未来。そこにはネオ・ヴェネツィアと呼ばれる観光都市があり、都市には水路が張り巡らされ、観光客専門の船漕ぎである水先案内人(ウィンディーネ)と呼ばれる職業があります。
これは水先案内人に憧れてやってきた水無灯里の物語です。
いやもうとにかく水の風景があまりにもいいです。
なんかこう落ち着きます。時間がゆったりと流れていく感じ。癒し系という言葉は安易なのであまり使いたくないのですが、一言で表現するならまさにそれ。お気に入りです。
そんなわけで応援の意味もこめて速攻台詞紹介してみましたええ。

あえて解説入れる台詞ではありません。
地球からやってきたお客さんに、ネオ・ヴェネツィアの住み心地を答えている様子ですね。これを漫画による「間」と一緒に見るとああ、なんとも味わい深い……。

「待ちぼうけしながらぼーっとしていてふと我に返ると 何を考えていたのか忘れちゃうことってありません?
そんなぼーっとした時間って良いですよねえ」


出典:ARIA (コミック)/ブレイドコミックス/天野こずえ/1巻83P
キャラ:水無灯里

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項はなし。

★2002年11月27日(水)
『絵付小説の絵が与える購買影響を調べてみたい』

ライトノベルファン度調査、9500人越え。1万人!?はさすがに無理かなー。

さてさて。
前々からわかっていることではありますが、ライトノベル=絵付小説と仮に定義しておくとしますと、ライトノベル作品の売れ行きに挿絵というのはかなりの影響力を持っています。
本文よりも絵師さんの人気によってバカ売れしている小説もありますし、逆に絵が一般受けしないために非常にいい内容のお話なのに手にとってもらえない事態は日々起こっているわけで。
この辺一度調べてみたいと思ってます。
えーつまり何が言いたいかともうしますと。
ライトノベルの絵が購買意欲に与える影響をアンケート調査したいので、どなたかCGI組んでいただける奇特な方はいらっしゃいませんか?ということなのです<CGI知識0同然
報酬? まごころを(笑)
きっと調べてみると、予想以上に絵師さんの影響力が強いことが発覚するじゃないかと思ってるんですが……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■駆け込みゲットせよ! 川上稔さんのサイトにて、創雅都市S.F.総集編案内ページ。金曜までに郵便局に走れ!
電撃hpで連載されていた創雅都市S.F.が、この度一冊の本になることになり現在通販受付中です☆
11月末までの受付=金曜日までがリミットですよ☆ この機を逃すとアウトなのでリンク先で通販方法を確認の上、郵便局にダッシュなのです☆
表紙画像も公開されています☆
「他人事じゃないよ! 自分も申し込みまだだよ! ギャー!」

■「キノの旅」公式サイト会員募集を開始FANTASY Bookmarkより)
会員登録は無料で、メルマガ配信などの特典がありますよ☆ 気になる方はとりあえずご確認を☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ARIA→bk1→amazonは、AQUA→bk1→amazonのほぼ続編にあたるコミックで……詳しくはまいじゃー認定でご覧下さい<手抜き
時間のゆったり感の味わえる、そしてさわやかな水の風景! これですこれ。

上の台詞は友人に待ちぼうけを食わされてイライラしている知り合いをなだめて言ったものですが、これ本心からそう思っているところがすごいところです。これぐらいのゆとりをもって行動できたらいいですよねえ……。

「…恥ずかしいセリフ禁止!」

出典:ARIA (コミック)/ブレイドコミックス/天野こずえ/いろいろ
キャラ:藍華

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項はなし。

★2002年11月28日(木)
『寝てます。ぐう。』

そろそろ早い会社では年末に向けた狂想曲が幕を開けているはずで、私の属する会社にも第一弾がやって参りました。あーやだやだ。

最近の当たり。
富士見ファンタジア文庫の新刊借金だらけの魔法使いがよかったです。作者は魔魚戦記の吉村夜さん。簡単に言うと駆け出し自称天才召喚士の話なのですが、かなりでっかい特徴としてファンタジーの世界に経済感覚・ビジネスを持ち込んだところですね。これが実にいいです。
自分より力の強い魔族でも、報酬さえたくさん払えば対等の関係として契約を結べるとか、主人公が超守銭奴であるとか。使役する精霊が主人公の陰口叩くわ、でも卑屈になるわと妙に納得できます(笑)
単純なヒロイック・サーガで飽き足らない方も、これには満足できるんじゃないかと。完全無欠な主人公と言う幻想のないにおすすめです(笑)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■成恵の世界、TVアニメ化
今さらですが、告知をうっかりしていましたので☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ARIA→bk1→amazonは、AQUA→bk1→amazonのほぼ続編にあたるコミックで、紹介は昨日済んでますね。

というわけで台詞紹介。
主人公の友人である藍華は、基本的に斜に構えるタイプの人間なのですが意外とストレートな感情表現には弱かったり。で、極めて純朴な性格である主人公の、いろいろなこっぱずかしい(笑)台詞に対して照れ隠しも混じってこういう台詞を吐くわけです。
この台詞は好き〜。

「弟子は師匠に似るって言うけど本当ね」
「いや 藍華は私と違って乱暴でもがさつでもひねくれ者でもないぞ」
「うふふ 確かに藍華ちゃんは水先案内人としてまっすぐ育っているわね」
「まっ師匠の教育がいいからな」
「うふふ
正直者で 一生懸命で ちょっぴり意地っ張りで でも本当は誰よりも優しくてまっすぐな瞳を持っている」
「うんうん」
「本当 晃ちゃんそっくり」
「………………
だーかーらーっ おのれのそーゆートコが大嫌いなんじゃあああ!」
「あらあら」


出典:ARIA (コミック)/ブレイドコミックス/天野こずえ/3巻129P
キャラ:アリシア&晃

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
ファンサイトとしてはMi-Ke's Room(AQUA&ARIAというコンテンツ)などいかがでしょうか。

★2003年7月14日(月)
『思考中』

ご都合主義やバカのひとつ覚えな展開、さらには不条理展開、夢オチなどなどについて考えていたのですが収拾がつかなくなってしまったので形になりませんでした。
そんなわけで思考ゲームを続行中です(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■作家DEバトルロワイヤル
ライトノベル板のもしもライトノベル作家が一つのクラスにいたら 2で行なわれていたネタで、作家同士によるバトルロワイヤルです☆ いろんなライトノベルを知っているほど楽しめますよ☆

■2ちゃんねるラ板ウォーカー
■2chライトノベル板 ガイドライン
この二つを使うと、おおよそライトノベル板の過去・現在のスレが把握できると思います☆

■日販のリブロ買収についてFANTASY Bookmarkより)
まだ日販の真意は不明のようですけれど、本屋あっての取次ぎという事を忘れないでくださいね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ARIA→bk1→amazonは、水の惑星アクアを舞台に、観光船のゴンドラを操る水先案内人の物語です。
世界は”蒼”に包まれて…
この作品については100万語を使っても語ることは不可能です。読むしかありません。見るしかありません。文章で語るだけ無駄。絵でないと絶対に表現できない世界、それがこの作品には詰まっています。
諸事情あって別の出版社から出ている事実上の前作AQUA→bk1、→amazonと合わせてお楽しみください。
とにかく読みましょう。これは作品の嗜好を超えてすべての人におすすめしたい一作なのです。

さてさてそれでは本日の台詞解説。
この台詞に出てくる藍華も師匠の晃も、ともにほんとは優しいけど素直じゃない性格の持ち主なんですが、発言者であるアリシアには完全に看破されてしまっています。
そんな一幕ですが……果たしてこの微妙な雰囲気は伝わっているでしょうか?

「そうだ灯里ちゃん 今度のお休み一緒に春を探しに行こっか?」
「ほへっ? 春…ですか」
「そう 春っ☆
別に大そうなものじゃないのよ たとえば霞がかった青い空 新緑に芽吹いた山々 エメラルドグリーンに光る海
普段 街では遠くから見れない春を ちょっぴり遠出して探しに行かない?
ピクニックがてらバスケットいっぱいにお弁当を持って ね」


出典:ARIA (コミック)/ブレイドコミックス/天野こずえ/3巻129P
キャラ:アリシア&水無灯里(あかり)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
ファンサイトとしてはMi-Ke's Room(AQUA&ARIAというコンテンツ)などいかがでしょうか。

★2003年7月15日(火)
『イリヤのラジオドラマ』

決して少なくない巡回先サイトでほとんど先日放映された「イリヤの空、UFOの夏」ラジオドラマ第1話のことが話題に上らないのは、
1.完全に忘れ去っていた
2.萌え絵のないイリヤに興味はない
3.原作知らねーよ!
4.……なかったことにしよう
のどれなのか。ちなみに私は一番です(T-T)

バトルオブCA1巻読了。よい感じでした。近々紹介したいと思います。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■戯言シリーズ元ネタ集Mystery Laboratoryより)
ちょうどそういうものないかなと言っていたところでした。よい仕事ですね☆

■みんな同じような本を読み、同じような書評を書いている気がする(7/8、7/12の日記)(同上)
ええと☆ トンボさん、なにか一言どうぞ☆
「とりあえずまいじゃーの精神を忘れない、と。気をつけよう……」

■神魂合体ゴーダンナー
掲示板で教えていただきました☆
「お、オヤジが主人公っ!? なんてこった!! 素敵だ!!」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ARIA→bk1→amazonは、水の惑星アクアを舞台に、観光船のゴンドラを操る水先案内人の物語です。昨日説明したんで説明略。

では本日の台詞解説。
……説明するまでもありませんね。ほんとはこの台詞の後探しに行った春の光景がすばらしいの一言に尽きるんですが、こればっかりは読んでもらわないことには伝えようが……。

「アリスちゃん」
「はい?」
「何気なくてあんまり気付かないかも知れないけどね
左手だってなかなかにやるものだよ」

出典:ARIA (コミック)/ブレイドコミックス/天野こずえ/5巻53P
キャラ:水無灯里&アリス

【作者直営サイト】AMANO COMPANY
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年8月16日(月)
『えすえふたいかいいってみようか』

前から一度のぞいては見たいと思ってたのですが、なにしろ私はSF者じゃないしな……というのがあって今ひとつ踏み切れませんでした。が、なんか今年は岐阜が開催地と判明して「これはチャンス」と。さらに情報を集めているとどうやら当日参加受付もありのようです。
つうわけでSf大会(あれ? 微妙に違う? でもこっちのSfなら超参加ですよ!)に行くつもりで検討開始。

続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、20日までやってます。……あれ、インフィニティ・ゼロって完結してなかったっけ。完璧に忘れてた(汗 コールド・ゲヘナも止まってたっけ? 完璧に以下略…………脳細胞に不安を覚える今日この頃。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ARIA 5

ARIA→bk1→amazonは、地球のヴェネツィアの環境を移植した観光惑星、ネオヴェネツィアで手漕ぎ船を使ってお客さんを導く水先案内人たちの日常を描いたもの。
100万の台詞よりも1つの風景。
こればっかりは漫画でないと表現できません。一応AQUA→bk1→amazonの続編という形になっているのでAQUAも読んだ方がベストですが、ARIAjから入っても特に問題はないと思います。
最近ストレスがたまり気味の方、ぜひこのコミックをお読みください。だまされたと思って。春の陽だまりの中お昼寝、そんな暖かい気持ちにさせてくれる素敵な作品です。もはや何度おすすめしたかわからないくらいですが、しつこくおすすめ。ぜひ癒されてください。私もあんまり癒し系という言葉を安易に使うのは好きじゃないんですが、これは癒しという言葉を使うに値します!
         
それでは本日の台詞解説。
左手の働きが悪いといって、なにかと左手をおしおき!するアリスに対しての灯里の一言。こういうなんともいえないほんわかしたシチュエーションと会話!! これだからARIAのファンはやめられない!

「…あ、あの 怒らないんですか?」
「は?」
「私達 みっちり叱られるのかと…」
「…………
何? 叱ってほしいの」
「いえっ めっそうもございません」
「…………
つーかあんた達 もう反省してるじゃない
本気でがんばって反省している人間を叱っても 無意味っしょ」

出典:ARIA (コミック)/ブレイドコミックス/天野こずえ/5巻139P
キャラ:見習い三人&晃

【作者直営サイト】AMANO COMPANY
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年8月18日(水)
『魂の叫び』

し、志摩子さーん!!<マリみてアニメ「チェリーブロッサム」鑑賞
……個性的。実験企画。ただ、じっくり読みたい人にはそもそも作品の構造自体が激しく不向きなので手を出すのはおすすめしません。<「とくまでやる」読了

続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、20日までなのでぼちぼち締め切り〜。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■スーパーダッシュ文庫ピンポイント応援サイト「ウラダッツュ」
以前から調整されていたんですが、正式公開のようです☆
「SD文庫ファンはぜひ。あーというか……帰宅部!は積読になってますが、つまり読め!ということですねこれわ」

■高殿作品アンケート開始
遠征王シリーズ→bk1→amazon銃姫→bk1→amazonでおなじみの高殿円さん公式サイトでキャラ投票とシーン投票の二つが行われてます☆ ファンの方は参加しましょう☆

■桜坂洋 応援特設日記モノグラフより)
プチ特集と考えてもらえばよろしいかと☆
よくわかる現代魔法→bk1→amazonはたしかに初見の印象とはかなり違って独自路線を突っ走る注目作品だと思います。まいじゃーなものを日夜求める方は目を通しておいて損はないですね」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ARIA→bk1→amazonは、既に何度も紹介してるので今日はあらすじについては触れませんがこれだけは改めて。絶対に文章では表現できない「世界」がここにあります。一枚の絵に『世界』が詰まってます。

それでは本日の台詞解説。
いわゆる特訓を受けたもののあれこれ失敗してしまい落ち込む見習い三人組。そんな三人に指導した彼女は……。この漫画的に心温まるのはもちろんですが、自分自身も気をつけないと、と思いました。


Alice

「いかにアメリカ人がハンバーガーと資本主義を推しつけようと、武士道の火を消すことはできない!」

出典:Alice (小説)/電撃文庫/川崎康宏/絵師:エナミカツミ/デザイン:Kazuo Miyamura/編集:?/208P
キャラ:ボーボー

【作者直営サイト】Match Lock
【絵師直営サイト】namihei's room

特記事項なし。

★2004年10月14日(木)
『特になにごともなく』

ふと気がつくと布団にもぐりこんで寝てました。全然記憶にないよ!? これわもしかして上位者からのか

介入する。
実行。

終了。


ただいま「このライトノベルがすごい!」「このライトノベルがすごい!」新名称アンケート及び第二回開催に向けてスタッフ&サポーターも募集してます。よろしくお願いします。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

Alice

Alice→bk1→amazonは、なんというか説明がどうにもしづらいです。そもそも川崎康宏さんという作家さんの出す作品はことごとく独特な作風で知る人ぞ知るまいじゃー属性を持っているのですがともかくあえて一言で説明して見ましょう。アメリカB級映画チックな展開、これに尽きます。
アクションシーンなどは典型的に「実際にできるかどうか?」というよりは「こんなのありえねーと思ってもこんなアクションはぜひ見たい!」が優先されていてかなり爽快。またキャラクター同士の掛け合いもそうなんですが、特に地の文でアメリカンジョークしています。こればっかりは実際に読んでもらわないとわからないと思いますが必見。平静な文体でいきなりオチがついたりするこの感覚をぜひ味わってもらいたいです。笑いの種類でいうなら「にっこり」ではなく「ニヤリ」の類ですね。
なにはともあれ。
読め。
私がこのシリーズをもっと読みたいから。動機はイラスト買いでもなんでも結構、とにかく買え。そして読め。そしてまいじゃーを満喫してください。というわけで今月のイチオシです。
ただしおすすめしておいてなんですが、万人に合うとはこれっぽちも思っていませんのでその辺もご承知ください(爆)

それでは本日の台詞解説。
さてこの台詞割と普通にかっこよく見えますよね? しかし実は発言者と発言状況が……あえて秘密にしときます。ご自分の目でお確かめを。

「こっちは車を盗まなきゃ生活できない貧乏人なのに、やつらは自分の高級車に爆弾をしかけてる。貧しい人に恵んでやるくらいならぶっ壊すって筋金入りのブルジョワだ。やつらは貧乏人から搾取してる。のさばらしといたら救世軍の募金箱からでもむしる取るぜ。成金野郎に社会正義の鉄槌を食らわせてやらなきゃ気がすまねぇっ!」
「でも搾取は犯罪じゃないし」

出典:Alice (小説)/電撃文庫/川崎康宏/絵師:エナミカツミ/デザイン:Kazuo Miyamura/編集:?/208P
キャラ:アラブ人&小祝晴日呼(弁護士)

【作者直営サイト】Match Lock
【絵師直営サイト】namihei's room

特記事項なし。

★2004年10月15日(金)
『このタイトルでいいの!?』

このラノの新名称アンケートの中で現在の一位は「ライトノベル推進委員会」ですが……マジでこれ? いやまあ確かにこれなら堂々と名乗れますがねえ。それにしても眠い。


ただいま「このライトノベルがすごい!」「このライトノベルがすごい!」新名称アンケート及び第二回開催に向けてスタッフ&サポーターも募集してます。よろしくお願いします。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

Alice

Alice→bk1→amazonは、アメリカB級アクション映画チックな展開を持った作品です。なんといってもこのアクションがかっこいいです、最高。ありえないけど。
いいから読め。
ところどころに味のありまくる地の文や会話がもう素敵。登場人物がまた癖ありすぎで衝撃的で良い感じです。
かなり癖は強いですが、ぜひとも手に取ってくださいそして
いいから読め。
そんな感じですええ。

それでは本日の台詞解説。
この台詞は状況をわかっていないとイマイチよくわからないかもしれません。この発言者は車を泥棒しようとして犯罪防止用のトラップにかかり車を爆破されてしまったという不幸な?人。
……そこまでわかった上で台詞を読むととんでも台詞なのがよーくわかってもらえるかと。

「彼は人に偏見を持たないの。だからあたしのことも普通に見てくれるのよ」
暁音は言った。
「でも実際んとこ普通じゃないよね」
「そんなことない!」
自覚がない。

出典:Alice (小説)/電撃文庫/川崎康宏/絵師:エナミカツミ/デザイン:Kazuo Miyamura/編集:?/43P
キャラ:アリス&不知火暁音(しらぬいあかね)

【作者直営サイト】Match Lock
【絵師直営サイト】namihei's room

特記事項なし。

★2004年10月17日(日)
『トラックバック〜』

いやたいしたことでもないんですが、某所の反省記をすぱーっと削除してメモ帳&トラックバック送りたい時に使う場所にすることにしました。……まだ稼動はしてませんが。
このところアンケート答えたりその他のことで立て込んでます、うひー。


ただいま「このライトノベルがすごい!」「このライトノベルがすごい!」新名称アンケート及び第二回開催に向けてスタッフ&サポーターも募集してます。よろしくお願いします。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■星界の戦旗IV、原稿進行中の模様こんがり焼きあじより)
完成ではないところに注意、なのです☆

■「トリニティ・ブラッド」(著:吉田直)のアニメ化企画が進行中!モノグラフより)
「……なんと言ったらいいのやら。これでアニメが傑作だったら涙ものですねえ……」

■川崎康宏さんの蔵出し原稿平和の温故知新@はてなより)
ファミ通文庫のモノクロス2と銃と魔法の続編が公開されています☆ あの世界観に惚れた方は必見ですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

Alice

Alice→bk1→amazonは、アメリカB級アクション映画的作品です。既に先日紹介してますがもうちょっと補足してみましょう。
この作品の登場人物で、アリスという主人公の少女もアクションシーンや性格などかなりいいキャラですが、それよりなにより。

クマ最高。

クマですよクマ。なんでクマ? こういうろくな説明もなしにいきなりクマが登場して、しかも違和感がないというかむしろ世界にピタッと収まっているあたりがすごいです。
諸君、あえて言おう。真の主人公はクマであると!!
そゆわけなんでとにかく読みましょう。
エナミカツミさんの絵との相性も抜群で、もう言うことなしです。なおまいじゃー度はきわめて高いので、気に入らなくて私は責任とりませんええ。

それでは本日の台詞解説。
あえて地の文も載せてます。要はこの作品特有の絶妙な間をわかってもらうために紹介したようなものです。


アリソン

「先ほどあなたは、『もし自分に殺してやりたい人ができたら』って言いましたね?」
「ええ」
「そうなってもあなたが殺す必要はありません。あなたはそんなことをしてはいけません。そのかわりに――
私がその人を殴ります。ぐーで殴ります」
「……”ぐーで殴る”の?」
「はい。私はぐーで殴ります」

出典:アリソン (小説)/電撃文庫/時雨沢恵一/絵師:黒星紅白/2巻178P
キャラ:ベネディクト&フィオナ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】GRANADA LEVEL 9

特記事項なし。

★2004年6月24日(木)
『世界の中心で、AIを叫ぶ』

さずけてくださーい! さずけてくださいっ!(AIを)」
……映画見てないと意味不明だ。ともかくAIネタは大好きなのです。なお、AIを叫ぶとこの後「Sf〜! ロゼッタ〜! ラジェンドラ〜! 雪風〜! マギー! ボギー! GARP〜! エドガー! クリスマス〜!(以下省略)」という具合に永遠に終わりそうもないので止めておきます。

みんなもAI好きなんだねえ……と、しみじみ。同志はいっぱい。
小宮日記(ちょっと古い萌え?AIなラノベ)とか掲示板とかその他いろいろ反応いただいてる燃え萌えAIの登場するライトノベル+α?冊ですが、中には自分のメモに入ってない作品もありますのでおいおいリストに追加していきたいと思います。第2回、は早く出さないと(汗  専用のスレ立てましたんで、お気軽にAIに関する話題を書き込んでみて下さいね。


そういえば昨日はちょーっと特定の感想を少しだけ頭に浮かべつつ雑感を書いてみたら……ありゃ、見透かされている。いや、特定の感想はただのきっかけで、実のところオチがうんぬんというのもきっかけに過ぎなかったりします(^^; 普段から思ってることですが、自分の感想の稚拙さはネット上で他の人の批評を読んでるといやでも実感させられます。時々へこんだりもするわけですが、無理に背伸びなどせずわかりやすく作品の長所に特化した紹介文を書いていくぞーという自分への応援となっていたり。

「スーパーダッシュ文庫に著者の既刊一覧を掲載切実希望運動」、今週末までを待機状態を続けた上でスーパーダッシュ文庫編集部にこの運動の説明を行い、何らかの回答を求めていこうと思います。未だ書き込んでないけど参加したい方はお早めに。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

アリソン→bk1→amazonは、飛行機の出てくるボーイミーツガールものです。ちょっと違う気もしますが、まあ外しもしてないからいいか。実は白状すると、つまらんと思っていたわけでは決してないけど気がついたら積ん読と化していまして、ようやっと2巻を読了、すっきりした読了感に「もっと早く読んどけばよかった……」というおきまりの台詞を口にしてます。3巻は今月中に片を付ける予定。
特にひねった話ではないんですが、女上位の幼なじみコンビが実に気持ちよく書かれていますので誰にでも安心しておすすめできる作品ではないかと。まいじゃー度はその分少し控えめ。

それでは本日の台詞解説。基本的にはごく普通の台詞なんですよねこれ。ただ、ベネディクト自分にとって外国語となるこの言葉をまだ使いこなしきれておらず「拳」=「ぐー」と解釈しているようで、その辺が味になっております。


アルスラーン戦記シリーズ

もう少し月日がたてば、お前は一人前の異教徒になって、角や尻尾が生えてくるのだろうな。でも、どんな姿になっても、わたしはお前の正体を見破ってやるぞ。わたしはお前の正体を知ってるんだからな

出典:王都奪還(アルスラーン戦記7)   キャラ:エステル

常々言ってることですが……アルスラーンの新刊出ませんね(T_T)。
もはや半ばあきらめているけど。よーく考えると、マヴァール年代記は3巻完結だから別として、長編で物語が完結してるのって銀河英雄伝説だけなんだよなあ……。
しかもその銀河英雄伝説すら、当初6冊出るはずだった外伝が、結局4冊で終わってしまっているという困ったちゃん。
新シリーズに手をつけるのも結構だけど、一個でもいいから既存の話を完結させて欲しいもんです、ええ全く。
(少しは藤川圭介とか、赤川次郎とか、栗本薫を見習ってください)

えー少々愚痴がすぎたようで(苦笑)
アルスラーン戦記は……アルスラーン王子が幾多の争いをくぐりぬけ、一人前の王となっていくのを描いたサーガです。ただ、本人は必ずしも万能でなく、まわりが万能というところがありがちなサーガとはちょっと違うところでしょうか。
台詞の舞台は、パルス王国が無事ルシタニアから王都を取り戻した後。
騎士見習のエステルが、故郷ルシタニアへと帰途につく際、アルスラーンに向けた台詞ですね。
イアルダボードという一神教の教えを固く信じていたエステルにとって、異教徒であるアルスラーンから受けた厚意の数々は忘れがたいものとなりました。
なぜなら彼女にとって、ずっと異教徒は排斥される存在でしかなかったのだから……。
その思いが、彼女の中で変わっていった結果、このような台詞となってあらわれたのでしょう。
……なんか珍しく解説が長いですが、けっこうお気に入りの台詞のひとつということで。

動くと死ぬよ、シンドゥラの色男

出典:落日悲歌(アルスラーン戦記)   キャラ:アルフリード

おしかけ女房みたいな形で「未来の旦那」ナルサスのもとにやっかいになっているアルフリード。 やるときはやります。
対シンドゥラの戦いで、ラジェンドラ王子を見事に生け捕る彼女。 これは逃げようとした彼の鼻先に剣を突きつけて言った台詞ですね。 実を言うと、小説版ではたいして「光っている」台詞とは言いがたいのですが、 OVA版では、かなりかっこよく描かれています。 アルフリードの小面憎い調子での台詞もばっちりはまっているので、こちらを基準に選びました。

…怒ることないさ。どんなことでも国で一番ならたいしたもんだ。たとえ下種でも卑怯者でも嘘つきでもね

出典:妖雲軍行(アルスラーン戦記)   キャラ:アルフリード

アルスラーン出ましたね、やっと……。もうひょっとして一生出ないんじゃないかと思ってました。(聞いた話では、そう判断して古本屋に売ってしまった人もいるとか)
こうなったからには、凍結中の他の話も、中国ものの翻訳もどうでもいいから、とりあえずアルスラーンと創龍伝だけは完結させてほしいもんです。たのむよ本当に!

台詞なんですが、ネタばれを恐れてくわしい状況はかかないことにします。いわゆる悪者に対し、アルフリードが痛烈な皮肉を投げかけている、という構図ですね。相変わらず皮肉調の会話文をかかせたら、田中御大の右に出るものなしという感じです……ああ、うっとり(笑)

あれ以外の何かwith-偽春菜-

「俺らリソース無駄遣いしてるよな……」
「そんなことはないっ!」

出典:あれ以外の何か with -偽春菜-/偽春菜プロジェクト /?/?
キャラ:うにゅう&偽春奈

【公式サイト】あれ以外の何か with -偽春菜-
まあこのようなものです。

ネタ日照りです。
というか、本当はコミック系のネタはかなり押さえてあるんですが最近小説の名台詞が少なくてコミックに偏りつつあるのでちと抵抗が……。
そういうわけで本日は逃げに走ってみました(^^;)

「あれ以外の何か with -偽春菜-」は、いわゆるデスクトップキャラクターの一種です。ただし機能的にはネットワーク更新機能によって、服装・喋り方・語彙などなどすべてを変えてしまう事も可能なまさにネットに接続していることを最大限に実感できる仕様になっています。
あとはあからさまに怪しげなサイトのヘッドラインを自動取得してくれたり、時計合わせの機能などなど。
そういう仕様はさておき、本家ペルソナウェアに比較して最も特徴的なのはその毒電波に尽きるでしょう。はっきりいって相当なマニアでないと吐き出される数々の単語の9割方は理解不能なんではと思われるのですが……(私の場合だとだいたい6、7割くらい把握がやっと)こればっかりは一度実際にインストールして確かめていただくほかありません。なんせフリーですし、とりあえず一回は体験しておくべきかと。

さて本日の台詞。
その話題の毒電波より拾い出してみました。典型的なボケ・ツッコミですが……なにしろデスクトップキャラクターというのは処理速度の遅いPCにとっては「ただのお荷物」でしかないわけで。向きなって否定すればするほど立場は危うくなるのですよ偽春奈ちゃん(笑)
そういう意味でするどく真実に迫った名台詞なんではないかと思います。あ、そうそうこの台詞は実際のグラフィックがあったほうが断然臨場感が違いますので、即席で台詞をはめ込みしてみました。こちらをご覧下さいませ。約80KBあって少々重いですがご勘弁を。(01/1/5)


アンジュ・ガルディアン

「まだ勝負はついちゃいないぞ。私が負けたことは問題ではない。最後に私たちが勝つことが重要なんだ」

出典:アンジュ・ガルディアン/富士見ファンタジア文庫/年見悟/絵師:椋本夏夜/160P
キャラ:マリー

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】椋本工房
ファンサイトは未調査。

……やっと静岡から帰ってきて、更新しようと意気込んだもののあえなく爆睡。愚痴ってもしょうがないので多くは語りませんが、これだけは言わせてください。
また積読本がたまっちゃったよ!

とりあえず本日は久々の更新で半分寝惚けているので、変則的に作品紹介はしません。無駄話でも。

いわゆるチャンバラものってやっぱり人を斬らないとダメだよなあ、とか思ってみたり。
つまりはるろうに剣心のような甘ちゃんの「いいひと。」剣士よりも、ためらわず人を斬るほうが潔いと思うわけです。
最近連載の再開したらしい「黒鉄」とか。
もっと純粋にチャンバラしているのは、異種格闘!している変り種の「無限の住人」ですが、ああいう屁理屈抜きでひたすら戦うのは漢らしいと思います。
以上、まだ頭の中をリハビリ中の管理人でした
(01/8/23)


アンダー・ラグ・ロッキング

僕は春の拳に僕の拳をぶつけ「じゃあね」と言って一人で歩き出す。
「またね」
春はそう言った。
少し歩いて後ろを振り返る。
春が僕を見て手を振る。そこだけ見ると平和な光景。どこにでもある光景。僕らはなんで学校の制服を着てないんだろう。なんで戦闘服を着ているのだろう。なんで銃を持っているんだろう。なんで殺されそうになっているんだろう。


出典:アンダー・ラグ・ロッキング (小説)/電撃文庫/名瀬樹(いつき)/絵師:かずといずみ/130P
キャラ:雪生(ゆきお)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
Pafe Cafe
特記事項なし。

★2003年6月15日(日)
『あ、これ好きかもしんない』

下で改めて紹介しますが、電撃の新刊「アンダー・ラグ・ロッキング」が個人的にヒットです。ま、詳しくは下で。しかし……毎号電撃hpを買ってるけど全く目を通してないから新人さんの台頭とかさっぱりわかりませんねえ(^^;
少なくともイリヤが文庫で完結するまでは(一気読みしたいから)電撃hpを見るに見れない……もう少しの我慢だっ!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

アンダー・ラグ・ロッキング→bk1→amazonは、七北都市を奪回するために組織された軍に徴兵され、第11飛行船砲に狙撃兵と乗り組む雪生と春を中心として戦いの日々を描いた作品です。
はじめに言っておきますが、死ぬほど中途半端なところで物語が終わってます。おそらく2巻が出ることを前提にしていると思われるので、その辺だけ承知の上でお読みください。
狙撃兵という設定も関係しているのですが、全体の描写がとにかく淡々とした透明感に満ちています。いつ死ぬかわからない日常の中で、どこか醒めた目で戦いをとらえている二人。すぐそこにある死。
いわゆるキャラクターが所狭しと動き回るキャラクター小説を好む人には向かないと思います。今の時点では「これは!」という部分は少ないかも。ただ……今後化ける可能性があるような気がするのであえてイチオシしてみます。
しかし……これも帯のキャッチコピーがどうかなーと思うんですけど(^^; 萌え系のベタな恋愛小説じゃないですよ? 念のため。

さてさて本日の台詞解説。
この台詞は半ば意識して、作品の雰囲気をつかめるような部分を選びました。そのため台詞としてはどうかというところもありますが、まあ気にしない気にしない。作戦のため分かれて配置につく二人の図です。


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