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ワイヤレスハートチャイルド

「なつみさんは、幽霊を信じる?」
「わかりません。
でも興味はあります。もしいるのなら会ってみたい」
「どうして?」
「私はロボットですから。
もし幽霊というものが、ほんとうに人の魂だけでできているのなら、それがどんなものかを私は知りたい。そうしたら、もっと人間のことがよくわかるかもしれないから。もしかしたら、自分がどうして存在するのかわかるかもしれないから」


出典:ワイヤレスハートチャイルド 《小説》/徳間デュアル文庫/三雲岳斗/絵師:あいす☆くり〜む/83P
キャラ:松浦宮城&なつみ

【作者直営サイト】らすとせおれむ
【絵師直営サイト】KO-RIHANTEN
三雲さんのサイトもなかなかに手が入ってますね。

★2001年12月7日(金)

最近、睡眠時間を確保するためにどんどん早寝早起き傾向が強くなってきました。11時半に寝て4時半に起きるとか。まそれもまたよしかな。


特設掲示板にて「ライトノベル要約選手権」「まいじゃーコミック要約選手権」やってます。
LightNovelsCROSSROADにて第5回ライトノヴェルズ好感度アンケートを開催中。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■あったらうれしいアクセス解析を利用した書評リンク集ありさとの蔵より)
どなたか作ってみませんか?
もしくは存在をご存知ありませんか?
ありさとさんのような知識の深い方だけでなく、トンボさんのように壊滅的にCGI知識の欠如したへたれにも使えるような便利なものがあると特にいいですね☆
なにげに上のタイトルが変わっているのは気にしたらいけませんよ?


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「ワイヤレスハートチャイルド」→bk1→amazonは少々切り口の違ったミステリです。というか、AI(SF)+ミステリというのが三雲さんの密かに得意とするところなんではなかろうかと思う今日この頃。
なつみさんというメイドさんとともに、喫茶店をきりもりしている住み込みアルバイトの松浦宮城は、ある日ひとりの少女を預かることになります。この少女・和緒は少々わけありで、近くの中学校で起きた転落事故の加害者なのではないかと思われていたのですが……。
こんな感じにミステリ仕立てで話は進んでいきます。
この作品で重要なカギとなっているのが、なつみさんの存在。
ネタばれの可能性も考えたのですが、奥付けにすでに説明されているのでまあいいかと思い、説明しますがなつみさんはロボットです。
AI万歳。
ほんとはそれがメインの話ではなくて、AIはあくまでも味付けとして登場しているのですがあえて言いましょう。
AI好きなら買いなさい。
……あー最近こちらに訪れた方は「なに言ってんだよお前は」と思われるでしょうから説明しときますが、実は管理人ははるか昔から開店休業中詩うコッペリアなる別サイトを持ってまして。それを見ればAI萌えの精神がお分かり頂けるかと思いますええ。ああ、つい言ってしまった;……

で、そのようなAI萌えの人間にとってはこの台詞は萌え以外の何者でもないわけです。
すばらしいです。もはや語るべき言葉を知りません。
(01/12/7)

「……世の中、親切なやつが多くて困るな」

出典:ワイヤレスハートチャイルド 《小説》/徳間デュアル文庫/三雲岳斗/絵師:あいす☆くり〜む/95P
キャラ:松浦宮城

【作者直営サイト】らすとせれおむ
【絵師直営サイト】KO-RIHANTEN
ファンサイトを一個確認。Scarletというところが三雲作品全般を扱ったファンサイトになってます。

★2001年12月9日(日)

まいじゃーとはなんの関係もないのですが、なんかイラストかわいかったり、コレクターの背負う業を垣間見たりしてみんとす。
うーん、こうなるのが目に見えているからチョコエッグとかの食玩には手を出せないんですよね……(^^;

現在開催中のライトノベル・まいじゃーコミック要約選手権
順調に書き込みが増えてます。要約によっては購買意欲を刺激されるものもあり、見ているだけでも(管理人が)楽しいので、もしよろしければ周囲に宣伝などしていただけるとありがたいなあ、と。
掲示板に直リンク張っていただいて構いませんので、行きつけの掲示板などで紹介してくだされば幸いです。自分自身であちこちに触れ回るのは、宣伝行為が鼻につきそうなんでやめときます(^^;

追記:昨日紹介した「オリスルートの銀の小枝」ですが、私は数年間ずーーーーーーと「オルスリートの銀の小枝」だと思ってました。
は、ハズカシーっ!!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■花とゆめコミックスの赤い巻数表示のヒミツ(12/7の日記より)
つまりこれによると、赤い巻数表示の1巻は売れ行きなどの状況次第で、2巻以降はないかもしれないということですね☆
そんなわけでイチオシコミックの赤表示の巻にはご注意を。
援護射撃必須ですよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「ワイヤレスハートチャイルド」→bk1→amazonは、先日の説明文を見てください。つまりは手抜きですええ。
とりあえずAI萌えが主題ではありませんが、でもAI萌えです。

さて、本日の台詞ですがこれ否定的に使ってるわけじゃあないのですね、おそらくは。
親切にされた照れ隠しみたいなもんなんじゃないでしょうか。とにかくなんか奇妙に印象に残る台詞だったのでとりあげてみました。
(01/12/9)


ワイルダネス

「なぜ撃たなかったの、あなたの<方針>?」
「いや、ブッチの<規範>だ、『殺していいのは警官と裏切り者』」

出典:ワイルダネス/月刊サンデーGX/伊藤明弘/2000年9月号136P
キャラ:エノラ・コープランド&セルマ・タカシ(マットレイ)

【公式サイト】サンデーGENE-X
今時の雑誌だけに公式サイト完備ですねー。確認しにいったら、創刊号に載っていた電脳遊戯での伊藤明弘さんへのインタビューノーカット版が掲載されてます! ファンなら必見!!

「ワイルダネス」は……なにしろ連載始まって1回目なんで、なにをどうこうとは言いようがないのですが、作者さん自ら「銃撃戦マンガ」と言い切ってますからそうなんでしょう。
1回目から、とにかくもう撃ちまくってます。ショットガンだろうが、機関砲だろうが撃ちまくり!
ややこしい論評は脇に置いといて、銃撃戦に浸るのが正しい楽しみ方だと思われます。ていうかそれに拒否反応が出る人は、とうていついていけない作品です。そんなところがまた大好きなんですが(笑)

さて、本日の台詞。
ネタばれを避けつつ解説すると、マットレイが「なぜ人質を撃たなかったか?」ということですね。(念のため言っておくと、マットレイは正義の人ではありません)
かっこいいじゃないですか、「殺していいのは警官と裏切り者」なんて。第3者を巻き込むなという表現をとてもうまく言い表していると思いました。(00/8/22)

「俺は面倒を解決しようとしただけなんだブッチ……
なのに、終わってみればいつも面倒が増えてる」

出典:ワイルダネス/サンデーGXコミックス(小学館)/伊藤明弘/1巻49P
キャラ:芹間喬

【作者公認サイト】公認・綾金観光協会
【絵師直営サイト】なし
関連サイトはない……あ、いや公式サイトのサンデーGENE-Xがありましたね。ワイルダネスの壁紙もダウンロードできます。ただし読者限定(^^;

まずは今さらで恐縮なんですが、月姫関連のリンク。
一つ目が月姫製作サークルのTYPE-MOONと、格闘系同人ゲームで定評のある渡辺製作所が組んで!月姫対戦格闘「MELTY BLOOD」を製作するそうです。
それから月姫のイメージアルバム「7th moon」を作成しているLittle Wing PRIVATE SIDEで、プロモーションMPGが公開されています。サイズ的にかなり大きいですが、これはすばらしい出来です。場合によっては月姫をやるかどうか迷ってる人への最後の一押しになるかもしれないくらい強力。必見。

さて、ゲームの話題が続きます。Books by 麻弥の10/14で知ったんですが、カプコンからGBA用に逆転裁判というゲームが発売されています。
公式サイトでフラッシュによる体験版が遊べるんですが……これはまいじゃーな匂いが強くしてきます。法廷劇ですよ法廷劇!
絶対にたぶん一般受けしないと思いますが、これはやらねばなるまい! 私は携帯ゲームはやらない主義なんですが主義返上決定です、ええ。買ったら詳しくレポートしますねー。
ちなみに法廷劇をコミックで見事に表現しているものとしては「Q.E.D. 証明終了」→bk1の10巻かな。私見では、数ある推理コミックの中でもっとも評価が高いです。我、証明せり。が詳しいのでよかったらそちらをご覧下さい。

で、やっと本題に(笑)。
「ワイルダネス」は銃撃戦のマエストロ・伊藤明弘が描く漫画史上最強のガンアクション……だそうです。帯のキャッチコピー丸写し(^^;
ストーリーはですね、特に知る必要ありません(笑)。要するにこの作品で大事なのはひたすら銃撃戦、これに尽きるからです。銃の装弾数とか細かいことは置いといて、ひたすら撃つべし撃つべしっ!! さすがにB級アクションの大家だけあって、しびれます。
なにはともあれ派手な銃撃戦が楽しみたい方なら迷わず買いです。展開が遅いとか謎がちっとも解決しないのは気にしないこと(笑)。

さて、本日の台詞解説。
銀行強盗を計画する組織に臨時で雇われたケンケンこと芹間喬は、実行の際、銃撃戦につぐ銃撃戦の末、強盗した金を持ち逃げした男だということにいつのまにかなってしまいます。
その身の上を嘆いてつぶやいた台詞です。いわゆるマーフィーの法則というやつで、物事をやればやるほど悪い方向に転がっていくというのは人生の中で一度は経験があるかと。
(01/10/15)

「誰?」
「チンピラですよ。アルバレスさんは、自分の縄張りにこういうクズがいるのをひどく嫌がるんです」
「おいディー、以前と同じにいくと思うなよ。こいつを見ろ大砲だぜ。こういうのを持ってる奴をチンピラとは云わねえんだ、判るか?」
「あんたがたとえ原爆を持ってたとしたって、それは原爆を持ったチンピラだ。あんた達はもっと自分を知るべきだよ」

出典:ワイルダネス (コミック)/サンデーGXコミックス/伊藤明弘/3巻195P
キャラ:エノラ・コープランド&ディー&チンピラ

【作者公式サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年4月25日(日)
『シグマリオン3で月姫がやりたいlっ!!』

シグマリオン3を入手しました。PDA自体全くの初心者なんで今いろいろ試してるところですが……シグマリオン3で月姫が動きません(泣
台詞とか暇を見て探すのに有効かなーと思ったんですが、やり方が今ひとつわからない(leminaの後継LIIに挑戦してみたけどあえなく敗退)。誰か助けてー!とSOSを送ってみます。

久美沙織さんのコラム第5回「えっ、うそ、わたしが?」を掲載。とうとう久美さん自身のデビューの話です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■木尾士目『げんしけん』がTVアニメ化決定
おたくのダメ日常を描いたげんしけん→bk1→amazonがアニメ化です☆ 密かにびっくりなのは作中マンガである「くじびきアンバランス」もアニメ化するということですね☆

■DonutPのGoogle検索バーが使えない、使えなくなった人へ仮藻録より)
googleの仕様変更が原因のようですが、これで一安心ですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ワイルダネス3巻

ワイルダネス→bk1→amazonは、様々なことががきっかけで組織に追われることになった三人が生き残るために協力し……と実はこの辺の話は割とどうでもいいかも。錯綜しまくった状況の中で撃って撃って撃ちまくる話です。あまりにも複雑怪奇になってきたので、人物チャートでもないと細かい部分が把握できなくなってきましたが、あらすじ忘れても銃撃戦だけでお腹いっぱいになれます。とにかくガンアクションが見たい方にはおすすめです。

それでは本日の台詞解説。
チンピラはどこまでいってもチンピラである、と言外に切って捨てている台詞です。志の低いものはどんな武器持ったってダメである、と。最近の国際情勢見ていると言って聞かせたい台詞かも(^^;


わが王に告ぐ

「しってるわ、涙がうつくしいのは最初の一滴だけよ。泣いて勝てる恋ならわたくしだって、あっというまに足元を海にしてみせるのに」

出典:わが王に告ぐ (小説)/角川ビーンズ文庫/高殿円/絵師:椋本夏夜/113P
キャラ:アンナマリア

【作者直営サイト】悪趣味な美学
【絵師直営サイト】椋本工房

特記事項はなし。

★2002年12月5日(木)
『精神的にちと危険』

……あー。
仕事とかその他のことで精神的にかなり下降線です。そういうわけで、ギルド結成式は一週間延期して来週土曜日の予定で。また改めて告知はします。

それと某所の日記より、
なんかアクセス解析を見ているとここ数日同じIPアドレス人が(一度ぐらい変わってたっけ?)。今まで(同一人物と仮定して)その人はIPアドレス変わってたことと、その数日が某オンラインゲームが正式運営された時期と一致することからつなぎっぱなしでやってるのではなかろうかと邪推してしまう(実際は違うと思うけど)。

……………………。
限りなく黒に近い灰色かもしれません。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

お休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

わが王に告ぐは、いわゆるファンタジーもの、としておきましょうとりあえず。
実は遠征王シリーズがおもしろいとの評判を聞いて、この高殿さんの作品を制覇の途中につき現時点での意見は保留と言うことで。

えー本日の台詞はふられてしまった側の台詞です。泣くな!てな感じがにじみ出ていて、好感が持てますねー。

神さまが涙をしょっぱくしたわけがいまならわかる。人間はそんなに簡単に泣いてはいけないのだ。泣くことに慣れてしまったら、顔を上げられなくなる。
きっと、もう笑えなくなるから。


出典:わが王に告ぐ (小説)/角川ビーンズ文庫/高殿円/絵師:椋本夏夜/201P
キャラ:アンナマリア

【作者直営サイト】悪趣味な美学
【絵師直営サイト】椋本工房

特記事項はなし。

★2002年12月6日(金)
『買え買え電波』

掲示板で、「ガンスリンガーガールのことを知りません」と言ったら、レスがボコボコついてきました。しかもコメントがどうも購買意欲をくすぐるものばかりです(笑)
そういうわけで今日にでもガンスリンガーガール、買ってきまーす。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■光学迷彩が現実にカトゆー家断絶より)
ええと東大のサイトの方がわかりやすいです☆ すごいですね☆
「この参考文献『攻殻機動隊』ってあたりが……」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

わが王に告ぐは、いわゆるファンタジーもの、としておきましょうとりあえず。
なんか説明しにくいんですが、国王の結婚に絡んだ陰謀劇を展開しながら恋愛沙汰も書いてますね。背表紙カバーにのっている紹介文よりも実際のお話ははるかに楽しく、自分的には当たりでした。一刻も早く高殿さんのほかの話を読んでみたいのですが、全然売ってません(泣

うーんと、上の台詞はいわゆる恋愛がらみでの涙について語っているものですね。泣かないで〜。

「しょせん殿方は男の美学を振り回す生き物。 それでも女の掌で踊っているうちが平和というものですわ」

出典:わが王に告ぐ エヴァリオットの剣 (小説)/ビーンズ文庫/高殿円/絵師:椋本夏夜/デザイン:?/編集:?/179P
キャラ:アンナマリア=ファリャ

【作者直営サイト】悪趣味な美学
【絵師直営サイト】椋本工房

特記事項なし。

★2004年10月1日(金)
『ネットでの活動だって捨てたもんじゃあないですぜ?』

どうも嫌な予感。ほっとくとまたしても当事者不在で勝手に話が進みかねないので先回りして発言しておくことにします(^^;)
まずは出版業界に対して読者は何ができるのか?をお読みくださいませ。

どうもこれ読むと、まるで「このライトノベルがすごい!」が本家にあれこれ偉そうなこと言ってるかのように誤解されそうですが、このラノスタッフは最初から一貫して宝島社のパロディ(というよりはオマージュかな、心情的には)だという認識の下で作成しています。「〜がすごい!」というタイトルを安易に使ったのは、単にここまでライトノベルというジャンルが注目されるとは夢にも思ってなかったから(^^;) そういう意味では願ったりかなったりです。というか商業出版がここまで出てくるとわかってたらそもそもあの企画進めてたかどうか……(汗
既に直接あちらの編集の方ともお会いして、いざ本家からライトノベル本が出版の折にはこちらもそれなりの対応をさせていただく、という方向で意思の疎通はできています。

それから
>こういったネット評論などでのムーブメントは、いったいどれだけ実際の出版業界に影響を与えているのか? はっきり言ってしまうと「売り上げという数字に反映された場合においてのみ影響力はある」というのが結論だ。
とおっしゃってますが、これは実体験も含めて基本的にはその通りだと思っています。
が。
>ホームページやBLOGで自分の意見を発信することで、何かを変えられる……そんな幻想はこと商売絡みの事柄に関しては無意味に等しい。
……やり方次第だと思います。自己満足といわれりゃそれまでかもしれませんが、少なくともこのラノSD文庫の既刊リスト銀盤感想リンク、その他もろもろ、たとえ1%以下の豆粒みたいな貢献だろうと無意味とは思いません。
ただ、確かに作者を応援するならその人の作品を自分でお金出して買う!というのは基本中の基本です。予算の都合はあると思いますが、特に自分の好きな作家さんが売り上げ的には苦しい立場にいるとわかっている時には買い支えるのがファンとしてできる一番の応援ですね。ハリー・○ッターあたりはどうせほっといても勝手に売れるのであれは図書館で借りて済ませ、その分をライトノベルの新人さんに回すというのがまいじゃー者のとるべき道かと(ちと暴論ですええ)


追記:
どうでもいいけどこういう時トラックバックを使えないのは不便だなあとか思ったり思わなかったり。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■シリアス&ハードSF「戦闘妖精雪風」が萌えアニメに?! OVA「戦闘妖精少女 たすけて!メイヴちゃん」が、来年2月24日発売!はてなダイアリー - gobbledygookより)
てっきりネタかと思いましたが、本気のようですね☆

■本のカバーの汚れを落とすには関連1(高森さん)関連2(adramineさん)
保存用にもう一冊買っておくのです☆
「却下却下!」

■高殿円さん、作品アンケート結果公開中(〜10/15)
台詞アンケートの結果もありますので、台詞好きな方もぜひ☆
「……投票忘れてました(汗」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

わが王に告ぐ→bk1→amazonは、マグダミリアシリーズのの番外補完編……のはずなのですが、実は私遠征王シリーズは読破してるものの、マクダミリアシリーズは未読だったりします。……というか、今台詞のために再確認していて発覚しました(汗
というわけなので、遠征王シリーズだけしか読んでなくてもそれなりに楽しく読めます。なんせ今の今まで気がつかなかったくらいなので(それもどうかと思うけどな!)……マグダミリアシリーズ→bk1→amazon今度探してこよう(汗
しかもなにげにあらすじを忘れてしまっている……申し訳ないですが、とりあえず今日はスルーでご勘弁を。

それでは本日の台詞解説。
アンナマリアさん、この台詞に限らず台詞がすっげー好きです。らぶ。


若草野球部狂想曲

「ふふ、ふふふ……。嬉しいの、嬉しいのよコウちゃん! 嬉しくて嬉しくて、コヨミの胸が蠢くの!」
「それを言うならトキメクだ、バカが!」

出典:若草野球部狂想曲/電撃文庫/一色銀河/絵:美鈴秋/2巻260P
キャラ:月山小夜美&西宮光児

【直営サイト】なし
ファンサイト、直営サイト共に発見できず

補足。上の台詞「蠢く」はうごめくです。念のため〜。

「若草野球部狂想曲」は、本格野球小説です。漫画ではなく小説。
超高校級の球児として名をはせた西宮光児。彼の転校した若草高校の野球部は部員数9名、しかも部員の半数は女子という激弱なチームでした。光児はそこで控えのピッチャーをしていた文月真由美の隠れた素質を見抜き、真由美を核として若草高校野球部を生まれ変わらせるのです……。
このようにストーリーだけ見るとなんともありがち。
でも。
ストーリーがありがちかどうかなど実はささいなことなのです。
そういう見方をするようでは甘い。
この小説最大のウリは野球うんちく小説であることでしょう。
だいたい世に出ている野球漫画(小説)の類はドラマが第一で、理論は2の次か下手をすると影も形もありません。
しかし、この作品ではリアルを追求し、理論的には実現可能なことだけを描写しています。登場する魔球にしても、えびぞりハイジャンプとか荒唐無稽なものは一切登場せず、理論上投げられるものだけ。よって1球1球のかけひきがかなりおもしろいんです、これ。
そして随所に登場する野球講座。これによって、野球を詳しく知らない人にも容易に作品にのめり込めるよう配慮されています。
ラブコメ・スポコン要素もちゃんと入っているので、さくっと一気に読めるのもよいです。うんちく漫画を愛する人に特におすすめ。野球を全く知らない人でも楽しめる作りになってます、はい。

さて、台詞〜。
台詞の内容は本編の中身とはほとんど無関係です。
はっきり言って脱力系な台詞ですね、ええ。ライバルというか、因縁の対決に先立っていろいろ盛り上がっている中の会話です。
確かに「うごめいたら」超恐いです。夜中に一人でトイレ行けません(笑)。(00/11/15)

「貴方はもっと、自分に自信と誇りを持ちなさい。貴方に足りていないのは、才能でも練習量でもありません。自分自身に対する自信と誇りです。いいですね」

出典:若草野球部狂想曲/電撃文庫/一色銀河/絵師:美鈴秋/3巻220P
キャラ:夙川奈留緒(しゅくがわなるお)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトなど、チェックした限りではないようです。

一生の不覚っ! OURSの今月号買うの忘れてた〜!!
というわけで「ヤングキングアワーズ」11月号は発売中です。本屋に急げ、自分。参考までに「ヘルシング」「ジオブリーダーズ」「エクセルサーガ」「トライガンマキシマム」「朝霧の巫女」これすべてアワーズ連載中の作品です。

そういえば最近一部で話題になっている「紺碧の國」→bk1を読んでみました。結論から言うと電波系です。なにげに電波度は高いです。
ただ誤解のないように言っておきますが、私は電波な話も好きで、当然この作品もけっこう気に入って読んでますのでお間違えなきように。ある程度電波を受信できる体制の整っている人でないと、これを読むのはたぶん苦痛でしかないと思われるので注意を促しているわけです。
ストーリーは、中学生たちが今の境遇にどこか違和感を覚えていて、そんな中に出会った文芸誌の作品「ZONE〜聖域〜」に影響を受け、永遠の楽園を探す……正確にはちょっと違いますが、大枠そんな感じです。
要は失われた楽園探し。テーマ自体はよくあるタイプだと言っていいでしょう。中学生の心の葛藤を電波的に描くとこうなる、かな?
痛いのは覚悟しておくように。

さて。
「若草野球部狂想曲」は、女性比率5割以上の弱小高校野球部が、転校してきた超高校級の天才球児・西宮光児の手によって生まれ変わり、強豪相手に熱戦を繰り広げる……そんな話です。
つまりは野球小説ですね。
この作品の最大の特徴は、熱血ではなく理論で試合を進めていくところです。大半の野球漫画とちがって気合で打つなんてもってのほか。相手の配球パターンを読み、心理を読み、戦術を立て、時には騙し、勝利の方程式を組み立てる。
女性投手は剛速球を投げるという常識?をうちやぶり、スピードは女性としては速いが高校野球じゃただの打ち頃、ただしコントロールは針の穴を通すが如し、という投手がこの小説のかなり重要な点です。
ありそうで今までなかった形式です。魔球と称するものもかなり緻密に理論づけていて、明日にでもホンモノの魔球が見れそうな錯覚さえ覚えます。
野球好きならもちろん買いですが、野球に大した興味がなくても楽しめる作品ですよ〜。ちなみに3巻で本編完結しています。

台詞解説のほうですが、打ちあぐねている相手ピッチャーの攻略のため、チームの先輩であり異才でもある奈留緒に、後輩の一人が進言した後の場面です。
さじ加減が難しいんですが、過信はもちろん禁物ですが心配しすぎはもっとよくないです。プライドってやつは結構大切! →bk1
(01/10/2)


惑星童話

「……もう、考えるのはやめだ。ばかばかしい……そうだ、神じゃないんだからな。いくら考えても後悔せずにすむ方法なんて、誰も傷つかない方法なんてわからないし、たぶんあるわけないんだ」

出典:惑星童話/コバルト文庫/須賀しのぶ/絵:梶原にき/52P
キャラ:アーノルド

【直営サイト】なし
実は公式サイトがあったような気も……。ファンサイトはいくつかあるのですが、きちんと考証できなかったので紹介はしないことにします。

「惑星童話」は、SFもどき(笑)です。(いや、作者さん自らそう書いてるし、理系はだめと言い切ってらっしゃる以上そうなんでしょう)
無理矢理まとめると、ウラシマ効果を絡めた恋愛話で、連作短編。ということになるでしょうか。
主人公のアーノルドは宇宙船乗りで、帰ってくるたびに地球の時の流れに取り残される孤独を味わっています。その孤独の裏返しから、唯一の肉親にさえ深くかかわらないようにしているのです。そんな彼がつかの間地球に帰ってきたある日、一人の少女と出会います。そして……。
正直に言いますと、「流血女神伝」が気に入ったのが縁で、最近補完し始めたばかりの作家さんなので、この惑星童話もSFもどきだとは思わずに読んだのでした(^^;)
でも、設定にこだわってこそいませんが、微妙な気持ちの流れの描写などは気に入ってます。SF!と肩肘張らずに読むにはいいかもしれません。ちなみに私が推す「流血女神伝」も近々紹介するつもり。

台詞解説。
ごちゃごちゃ細かい点はおいといて……臆病というか、石橋を叩いて結局止めてしまうようなところのある主人公が、ふっきれた時の台詞です。
当然といえば当然ですが、行動しなきゃなにもはじまらないわけで。お約束な台詞ではありますが、ばかばかしいという表現がなんだか妙に微笑ましかったりします。(00/7/7)

わたしのファルコン

「あの時よ――お姉ちゃんの代役でドラマのアフレコした日、TV局の窓から一緒に見たわ。目の前を通りすぎる戦闘機を見た時、わたし本当のことを言うと、しびれてしまったの。自分ではまだ意識していなかったけど、わたしの中にいる<本当のわたし>みたいなのものが、あの時に決心してしまったの。『わたしもあれに乗ろう!』って。『自分はまだ二十一だ。進路をひとつに決めてしまわなくても、いろんなことができるはずなんだ。わたしにできることが、役者の道以外にも、あるかもしれない』って」
「無謀よ、あんた女の子なのよ」
「女性の戦闘機パイロットは、大勢いるわ。あの時、目の前を通り抜けた海ツバメ色の戦闘機のパイロットも、わたしより少し年上なだけの、女性だったわ」
「忍、女優休業して海軍に入って、パイロット訓練を途中で脱落して帰ってきても、もう芸能界には仕事がないかも知れないのよ」
「わかっているわ。
わかっているけど、だめなの。
もう変えられないの。わたしのここにいる何かが――胸の中の<本当のわたし>が、『そうするんだ』と決めてしまったから、やっぱり危ないからやめたほうがいいとか頭で考えても、だめなの。変えられないの。わたしは、行くしかないの」

出典:わたしのファルコン/ソノラマ文庫/夏見正隆/絵師:中嶋敦子/2巻39P
キャラ:水無月忍&水無月美帆

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
作品自体がちょっと前のものというせいもあってか、ファンサイトは発見できませんでした。

ひじょーに突然ですが。
ギャルゲーのふりをして、どうも真の内容はかなり違う内容になっているらしい「風雨来記」をまいじゃー認定できるか検討中です。ただし、あいにく私自身がほとんどやってないという致命的な問題が。<ほんとに致命的だな(^^;
そこで、どなたか詳しい評価の出来る方を探しています。やってもいいよという方は、掲示板のほうで名乗りを上げていただけるとうれしいです、ええ。

では本題。
「わたしのファルコン」は、奥付によると青春航空アクションとなってます。
異世界のオーバーテクノロジーによる地球の危機に対し、同じくオーバーテクノロジーの戦闘機で立ち向かう女性パイロットの戦いを描いたものです。
この作品の特徴は当然というか航空アクションでしょう。
女性がアクロバットな技を駆使して戦闘機を飛ばす様がかっこいいというかうり。あと物語の端々に独特な空気を感じます。言葉で説明できないのがもどかしい!
一度お試しを、と言いたいところなんですが……絶版なんですよね、これ。新古本の店とかを漁るしか方法がないのは困ったものです。

それでは本日の名台詞解説。
姉に、自分が芸能界を一時離れ、パイロットの訓練生として帝国海軍に入ること話した忍。わざわざ今の仕事を捨ててまでパイロットを目指す理由を語っています。
本当にやりたいことが見つかったら周りはもう目に入らない。やらずに後悔するぐらいならやって後悔することを選ぶ……そんな出来事のひとつの形です。
(01/8/27)

みなさん、僕はもう、疲れました
京都大学を一番で卒業しても、ハーバード大学で学位を取っても、星間文明の人工知性体と人類でただ一人対話して〈究極戦機〉を建造して地球の危機を救っても これだけ人類に貢献して国連から表彰されるくらいになっても、女の子にもてないのでは、生きている意味がありません
僕は、あの地球を守る戦いを通して、成長したつもりでした。自分は人間的に大きくなって、これからは女の子にももてるようになるだろうと思っていました。でもやっぱり僕は、好きな女の子に振り向いてもらうことができません。これでは、生きている意味がないではありませんか。僕は、頭脳なんていまの半分でいいから、大学なんかも同志社ぐらいでたくさんだから、そのぶんかっこよくなって女の子にもてたかった
みなさん、僕はしばらく、ひとりになってみようと思います。インドの山奥にでも行って、人生を考えてこようと思うのです。どうか、探さないでください

出典:わたしのファルコン (小説)/ソノラマ文庫/夏見正隆/絵師:中嶋敦子/1巻47P
キャラ:葉狩真一(の手紙)

【作者直営サイト】VIRTUAL-CITY
【絵師直営サイト】
なし
特記事項はなし。

★2003年11月21日(金)
『精神的不調』

なんか今週どうにもテンションが上がらず明らかに手抜き更新になってます(^^; 掲示板へのレスも全然してなくて申し訳ありません……一応復調しつつはあるのですがとりあえず今日のところはご勘弁くださいませ。
台詞も掲示板投稿のものを借用しました。てなわけでありがとうみどりやさん。

あ。そうそう、たたかう!ニュースキャスター→bk1→amazonの続編が今月ソノラマノベルスから出ます(文庫ではない)。お忘れなきように。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

わたしのファルコンは、まそのうち機会があればご説明します(^^;

台詞の解説は……涙なしには読めない、かも。


ONE 輝く季節へ

「えいえんはあるよ」
「ここにあるよ」

出典:ONE 輝く季節へ/AIS/タクティクス/絵:?/オープニングより
キャラ:?(女性)

【公式サイト】Tactics Official HomePage
【絵師直営サイト】なし
専門のファンサイトはともかく、これを扱ったサイトならば探せばごろごろ出てくると思います。でも未調査。

実はちょっと今回の台詞は反則っぽいです。
なぜならばほとんどオープニングしか見ていないので、どういう経緯でこの台詞が使われたのかさっぱりわからないから。
しかしながらどうにもこうにもよさげな台詞なのでつい収集してしまったのです、ええ。
そういうわけで作品の紹介もしようがないのですが……。
「ONE 輝く季節へ」は、もともとPCの18禁なビジュアルノベルです。もっとも18禁である必然性はあまりないようですが……。特に移植されたPS版は、生産本数が少なかったのかファンが手放さないのか一般の中古屋には絶対置いてない代物のため、一般認知度は絶望的なまでに低い(笑)のが特徴です。
聞いた話では(すいません伝聞になってしまって)、見かけや出だしの展開は典型的な美少女ゲームにみせかけて実はとんでもない展開が待っている……らしいです。なにせただいまプレイ中(^^;)

そんなわけで今日の台詞は解説不能。
一応主人公が、「あのころは永遠があると信じていた。でも違った、永遠なんてどこにもありはしないんだ」と言うような内容の独白を行った直後に、ヒロイン?らしき少女が上の発言をしています。
恋愛ゲームですから「愛は永遠」と来るのが定番だと思われますが、ひょっとすると全然違う驚きが待っているかも。それを期待してるんですが……どうなることやら。(01/1/14)

「今さら、キャラメルのおまけなんか、いらなかったんだ。
いらなかったんだ、そんなもの」
<どうして?>
「おとなになるってことは、そういうことなんだよ」


出典:ONE 輝く季節へ/タクティクス/タクティクス/絵師:樋上いたる/里村茜イベント他より
キャラ:折原浩平&?

【メーカー公式サイト】タクティクス
【絵師直営サイト】なし
ちなみにONEの開発スタッフは現在はKeyでソフトの制作をされています。

今日の名台詞は管理人の一方的な都合により、投稿分ではなく直接管理人がお届けです。
まあその……「ONE」のエンディング到達記念とでも申しましょうか(笑)。だいたい2ヶ月くらいかかっているので、この調子だとkanon、AIRを終わるのはいつのことやら。

「ONE 輝く季節へ」は、いわゆる恋愛ビジュアルノベルです。
この物語実はちょっとばかり特殊です。12月から3月までの4ヶ月間を学園の女の子たちとすごして親しくなっていくというコンセプトはいかにもありがちな内容にしか見えません。
……が、冒頭にいきなりひっかかるキーワード「永遠はあるよ」「ここにあるよ」と意味深な台詞をプレイヤーに対して投げていきます。
その後、基本的には普通の恋愛ものと同じノリで進んで行くのですが、時折なーんかひっかかるモノローグが入ってきて、イベントも佳境に入ったところで呆然とする意外な真実が姿を表してきます。ある意味バッドエンドこそが真のエンディングと言えるのかもしれません。もはやPS版は手に入ったら超幸運な代物なので、興味のある方はPCの普及版をやるのがよろしいかと。
ネタばれを避けつつ言うならば、永遠とは肯定的なものとは限らない、とまあそういうことです。やる価値はあると思います。特に恋愛系のゲームを好んでプレイする方にはぜひともやってほしいです、はい。
ちなみに私はどうしても音声付きでやりたくて、でもPS版の評判がよくないのに困惑し、最終的にPS版の音声データを使ってPC版でプレイするというとんでもない技を使ってしまいました。このためだけに両方購入した私って……(^^;)

さて、では台詞の解説へ。
この里村茜イベントは、おそらくONEの真のメインシナリオであり、めちゃくちゃ切ないお話です。まあそれはおいといて……
この台詞見て意味わかりますか? 作品をやったことがないと100%意味不明だと思われます。「キャラメルのおまけ」というのは……子供時代のいつまでも続くと思っていた幸せな日常、そんなイメージで捉えてください。
この幸せな日常がいつまでも続くこと、これは本当に幸福と呼べるのか? そんな思いのこめられた台詞です。台詞的にはすごい印象的だと思いませんか?(01/3/19)

「よぉ、どうした、長森、元気ないねぇっ!」
「いいか、長森!」
「おまえのそばに、とんでもなく鈍感で頭の悪い男がいるだろう!」
「ときには、おまえさんを罵倒したり、なじったりするかもしれない!」
「でもな、許してやってくれ!」
「我慢して、そばにいてやってくれ!」
「どんなことをしたってな、そいつはおまえのことが好きなんだから!」
「だからな、長森!」
「元気なくても、そいつには元気のいい笑顔を見せてやってくれ!」
「そうすれば、バカだから、そいつは幸せでいられるんだ!」
「な、頼むぜ!」
「そしてっ!」
「そして、そのバカがいないときでも笑っていろよな、長森!」
「引きつりそうな限界の笑顔で、笑ってろよな!」
「じゃないと、あいつが戻ってきたときに、寂しい思いをするからな!」

出典:ONE 〜輝く季節へ〜 《ゲーム》/タクティクス/タクティクス/絵師:樋上いたる/長森瑞佳ルートより
キャラ:折原浩平

【作者直営サイト】タクティクス
【絵師直営サイト】踊る小いたるさん
今の今まで知らなかったんですが、なんとMSX版のONEが開発中です……MSX版「ONE〜輝く季節へ〜」制作委員会で開発中の画面も見られます(同人じゃなくまっとうな代物)。ご丁寧にDigital Parnasse内にファンサイトまで出来てますよ……おおお。MSXは死なず。

★2001年11月20日(火)

本日から日付アンカーを入れました。まるで日記のようだ(笑)


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「ONE 輝く季節へ」はヴィジュアルノベル、つまりは恋愛系のゲームです。
なんですが、ちょいとストーリーが難解というか特殊。
導入部はどうとっても普通の学園恋愛ものにしか見えないのですが、時折挿入される「えいえんのせかい」とやらが、ストーリーを追うにしたがって顔を出してくる仕組みになっています。
目が見えないとか、声が出せない、とかコミュニケーションがちゃんととれないとか、変り種の女の子が登場するのも特徴のひとつかもしれません。まあともかく「えいえんのせかい」のからくりを楽しめるか否かが、このゲームに満足できるかどうかの差といえそうです。

台詞は、主人公の幼なじみで世話焼きっ娘である長森に送る言葉。素直に正面から好きと言えない主人公の最強の告白といえるでしょう。
ちなみになんか思わせぶりな部分は、えいえんのせかいと話が絡んでくるからです。……意外と奥があるんですよ、この作品には。
(01/11/20)

「私って、目が見えないからね」
「だから相手のことを良く知ろうと思ったら、話をするしかないんだよ」
「言葉と言葉を交わして、それで相手のことを分かって、そして私のことも分かってもらう」
「私にはそれしかないからね…」

出典:ONE 〜輝く季節へ〜 《ゲーム》/タクティクス/タクティクス/絵師:樋上いたる/川名みさきルートより
キャラ:川名みさき

【作者直営サイト】タクティクス
【絵師直営サイト】踊る小いたるさん
今の今まで知らなかったんですが、なんとMSX版のONEが開発中です……MSX版「ONE〜輝く季節へ〜」制作委員会で開発中の画面も見られます(同人じゃなくまっとうな代物)。ご丁寧にDigital Parnasse内にファンサイトまで出来てますよ……おおお。MSXは死なず。

★2001年11月21日(水)

日常環境に激変の兆し。まだ決定事項じゃないんで分かり次第詳細はお伝えしますが、今後のサイト更新に影響を与えることは確実。どうしたもんかなと思ってます。……あ、胃に来たよ胃に……


  ▼本日の木乃葉子ニュース▼

■「R.O.D」第3巻 発売延期(元ネタ・アニオタニュース
とにかく本が好きで好きでたまらない読子さんが主人公の、「R.O.D.」、OVAもかなり出来がよいと好評ですが、その第3巻が発売延期になってしまいました。うーん残念ですね。
具体的には2002年1月9日→ 2月6日に変更です。楽しみにしていた方、もう少しお待ちくださいね☆

■「たたかう! ニュースキャスター」気になる内容は?
→bk1→amazon
以前から情報は聞き及んでいたのですが、今ひとつ謎でした。ですがこの度トンボさんが現物入手されたので詳細をお伝えしますね☆
以前ソノラマ文庫で「たたかう!ニュースキャスター」という同名の小説が刊行されていました。
もしも正義の味方が、事件現場の中継をしなければならない女子アナウンサーだったら? 中継現場をたびたび放棄してしまったら? しかもスーパーガールであることは秘密だったら?
――という今までありそうで誰も書かなかったまいじゃー傾向の強い作品だったのですが、惜しいことに絶版になっていました。それがこの度、大幅に加筆の上、ノベルスとして復活を果たしたのです。
絶版からの復活!!
ああ、なんて素敵な響きなんでしょうか、そのうえ加筆まで☆
これで定価1100円でさえなければ文句なしなのですが、まいじゃー度あふれる作品なので、強く強くおすすめ致しますね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

昨日に引き続き、「ONE 〜輝く季節へ〜」からの出典です。
発言キャラクターは、目の見えない少女・川名みさき。
……この台詞は思うところあって今まで封印してたのですが、考えをちと変えて公開に踏み切りました。
個人的には、真ん中の2行が発信したかった部分です。単なる泣き落としとははっきり区別したかったので、みなさんもぜひそこら辺を念頭において見てもらえればな、と思います。
(01/11/21)

「だから…」
「あなたのこと忘れます」
「…名前も」
「…顔も」
「…声も」
「…温もりも」
「…思い出も」
「全部…忘れます」
「そうすれば、こんなところで馬鹿みたいに突ったっていることもないだろうから」
「微かな希望にすがることもないだろうから…」
「また……悲しい出会いをすることもないだろうから…」
「…だから…」
「…だ…から…」
「だから、あなたのこと忘れます」
「…さようなら。本当に好きだった人」


出典:ONE 〜輝く季節へ〜 《ゲーム》/タクティクス/タクティクス/絵師:樋上いたる/茜ルートより
キャラ:里村茜

【メーカー公式サイト】タクティクス
【絵師直営サイト】踊る小いたるさん
ファンサイトはなにしろ発売から日が経ちすぎているためなかなか見つけにくいですが、ファンコーナーレベルならばそりゃもうざくざくと。

★2001年12月5日(水)

以前チラッと書いた私的な重大事項について。
実は仕事の都合で、年末もしくは年明早々から8月まで(ながっ!)浜松に行くことになりました。転勤ではなく応援という中途半端な形なんで、おそらくはウィークリーマンション住まいになります。
まだ向こうに行ってみないとわかりませんが、毎日更新には黄信号が点灯ということです。てゆうか下手すると更新どころか生活そのものが思いきり危ういような……。
今さらネットのない生活なんてできないので、泣く泣くノートPCを購入し、AIR-Hを契約して……てな形になるかと。ああ、お金が羽を生やして飛んでいく(T_T)


特設掲示板にて「ライトノベル要約選手権」「まいじゃーコミック要約選手権」やってます。
LightNovelsCROSSROADにて第5回ライトノヴェルズ好感度アンケートを開催中。


  ▼本日の木乃葉子ニュース▼

■「R.O.D.」コミック版3巻、1月18日に発売
集英社の1月の新刊予定がアップされてますね。これによるとR.O.D.の次巻がラインに入ってます。

■秋山瑞人の「E.G.コンバット」さらに遅れる見通し?
申し訳ないことに、どこでこの情報を得たか忘れてしまいました。
どうやら秋山さん、今度はSFマガジンにも書かれるようです。そのこと自体は喜ばしいことですが、それはつまり「E.G.FINAL」の刊行がさらに遅れるということに……困ったものですね☆
ほんとに。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「ONE 〜輝く季節へ〜」は、ビジュアルノベル。より正確に言うとエロゲというやつですええ。
適当に解説しておくと、基本的には既存の恋愛ものと一緒で相手のご機嫌伺いに終始することになります。ただし、他の作品と趣が異なるのが「えいえんのせかい」という妙にひっかかるキーワード。
こいつがゲーム上大きな鍵を握っていて、中でも茜シナリオはえいえんのせかいの核心に迫るものなので、プレイの際には必ずやった方がよいかと。それ以上説明を入れるとおもしろくなくなるんでやめておきます。

さて台詞解説です。
必ず別れることが決まっている人に恋をした場合にはどうすればよいのでしょうか? 分かれた後に連絡すらとれなくなることが分かっている時は?
どうすればよいのでしょうか。
そして、これが茜の出した結論でした。
詳しい状況を知ってから見ると、より感情移入度が高いかもしれません。すっごく切ないシーンです。
(01/12/5)


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