フレーム表示されていない場合はここをクリックして下さい。見方の詳しい説明はこちらへ

検索
番外
HOME  実話


恋について語ってみようか

「うんえーと だから 自分の見てる「その人」と他人の見てる「その人」は違うって事だな
それって何か……
自分がその人の事あんまり知らないんだって思い知らされるようで 寂しいなーと思ったり したよ」
「そういうのはしゃーない
相手を信じて そんで自分の目も信じる
それに知らないって思ったら それから知ってけばいいことだろ 以上 な」


出典:恋について語ってみようか/花とゆめコミックス/ささだあすか/131P
キャラ:三島里香&香川道哉

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンコンテンツは空想風景にあります。というか、ここに出入りした縁でささだあすかさんと巡り合ったというのが正解ですええ。

★2002年3月12日(火)
『風邪か鼻炎か花粉症か』

先週からずっと風邪が治りません。
くしゃみに鼻水も出ますが、花粉症でもあり鼻炎でもあるのでもうなにがなんだか……。うー最低。

あ、私は見てないんですが神聖マルチ王国(3/11)によると、NewtypeのDVDで戦闘妖精・雪風のアニメが紹介されてるみたいです。気になるなー、どんな感じになってるんだろ。十二国記の情報も載ってるらしいので、久しぶりに買ってみようかな……。

追伸:すごくわかりやすい更新ミスをやらかしました。マリアナ海溝のように深く反省しております。ああ、なんてこと……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■『NHKにようこそ!』売れ行き絶好調!
というか、売れ行き絶好調かつ在庫切れ連発なのはわかりますけど、そもそも地方の本屋さんにおいてない状況はそろそろなんとかしてくださいね、出版社&本屋さん&取次ぎ営業さん☆
ええと、ちなみにbk1には在庫あるみたいですね☆
後ろ向きなのに前向きな青春小説です。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

恋について語ってみようか→amazon(bk1はデータさえないです(怒))は、タイトルで想像がつくと思いますが恋愛な話です。
ちょっとおもしろいのは、好きという感覚がいまひとつ理解できない女の子・三島里香が、一見恋愛巧者に見える隣の席の香川に「人を好きになるってどういう感じ?」といきなり問いかけるのが物語の幕開けというところ。
どうみても微妙に人とペースがずれている里香の恋愛模様なんですが、いやいや、私はやはりささだあすかさんの描く空気がなんともツボですねえ。説明不能。
いいものはいいっ! 補足は上のファンサイトでどうぞ。
うちのサイトは、書評ページじゃないからこういう紹介でもなんら問題はないということですね(笑)。ともかく最近のお気に入りなのです。
新刊はちょっと探すのに手間取るかも。1996年の作品なんで、むしろ某店の方がおいてあるかもしれませんね。

台詞解説。
他人との会話で、自分の知らない香川の一面を知って、ちょっといろいろ思うところのあった里香。その辺を会話しているところです。
相手のことを全部知っていることは不可能なわけで、まずは信頼すべてはそこから、と。


「里香には違う態度なのはね 特別ってことだよね
みんな誰かの特別になりたいんだよね
いいなあ 私も金谷君の特別になりたいなー……」


出典:恋について語ってみようか (コミック)/花とゆめコミックス/ささだあすか/1巻127P
キャラ:斉藤さちこ

【作者公式サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
さぼりました、すいません。

★2002年5月14日(火)
『さぼってます』

ダイナソアにうつつを抜かしてました。
本日は極めて中身ナッシングでお送りします。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

なぜなにもトピックがないかというと、ですね☆
「ええええ管理人が遊んでたからですよどうもすいませんねえこんちくしょう!」
反省の色が見えないようですね☆
そんなトンボさんには、この金の広辞苑ですか? それとも銀の広辞苑でしょうか☆
(今さらへっぽこあんてぃーくを読みはじめ影響を受けている模様)


  ▼「マリア様がみてる」強化月間コラム
            ああっ白薔薇さまっ その14▼

ごきげんよう。
仕掛けておいて言うのもなんですが、順調にマリみて侵食率が増えている模様です。
例えばadramineさんのこれとかこれとか。ところでマリみてが各所で盛り上がりを見せているのはてっきり偶然に同時発生したブーム(笑)だとばかり思ってたんですが……もしかして違うの!?

さて、上のadramineさんにUA偽装(ブラウザ名を通常と異なる表記にするもののことです)に関するツッコミを受けたので白状します。
ロサ・ギガンティア専用ブラウザとかああっ白薔薇さまっとか小笠原祥子様を讃えるブラウザはすべて私の仕業でしたっ!(ただし、蔦子特製ブラウザは他の人)
ああこれでどこに遊びに行ってたかばれてしまう……。一部のアクセス解析の仕様では日本語が読み取れないのでご迷惑をおかけしております(^^;
確かにイチオシ作品でUA偽装するというのはなかなかいい考えかもしれませんねー。この強化月間はマリみて偽装UAをみんなで使いまくるという壮大な無駄をちょっと思いついてみたりしました。
葉子「調子に乗りすぎです☆」


一応しばらく載せておきます。
諸君、私はマリア様がみてるが好きだ


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ささだあすかさんは何度読んでもいいですねえ……。
とか何とか言いつつ、本日の解説はさぼりです。やはり昨日はゲームにうつつを抜かしていたのが敗因ですね(^^;

本日の台詞は思い切り直球ど真ん中のスピードボールにしてみました。


攻殻機動隊

いつの時代にも我々の様な部隊は必要だだから失うものはない  スキャンダル工作 政治家の足のひきあい 子供の洗脳  そういうクソ野郎共を一掃するためにサルととりひきしたんだ やってやろうじゃないの!
そうしろとささやくのよ 私のゴーストが

出典:攻殻機動隊/ヤングマガジンKCDX/士郎正宗/1巻30P
キャラ:草薙素子

「攻殻機動隊」は……とりあえず電脳空間の発達した、けれども国家がなくなるほどではないそういう世界のお話です。
士郎正宗さんの名前を聞いて、だいたい想像がつくかとは思いますが、メカアクション満載です。さらには光学迷彩といった夢の技術も登場してきます。
「意識」とはなにものか。限りなく進化したAIと人間に、いったいどんな違いがあるというのか? その辺がテーマになっています。押井守監督による映画を見るのが一番手っ取り早いでしょう。(理想としてはコミックの方がいいんですが……本編よりも欄外の書き込みに『真のすごみ』があります)
テーマに興味がない人でも、演出技法だけでも見る価値はあると思います。

で、肝心の名台詞ですが、前の部分はどうでもいいただのおまけ(笑)です。 「そうしろとささやくのよ 私のゴーストが」これこそメイン!
ゴーストというのは、この世界における自意識or魂と思えばいいでしょう。人とAIを区別する唯一のよりどころ。つまりは義憤感情こそが、草薙少佐の原動力なんですが、 さらっと流したこの言い方は大変優雅です。いやーかっこいい!!

皇国の守護者

「寒いから震えてるわけじゃない。もちろん酒が抜けてるからでもない。つまりは君も僕も同じ病気というわけだ。<皇国>陸軍の精兵二人が困ったもんだな、ええ?」

出典:皇国の守護者/C☆NOVELS(中央公論新社)/佐藤大輔/絵師:塩山紀生/1巻78P
キャラ:新城直衛

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは佐藤大輔ページへ。用語解説とかもされているのが助かります。

以前からずっと未開拓で、ぜひ補完しなければと思っていたのが架空戦記だったりします。そういう分野への突破口として買ってみたのが今から紹介する作品なんですが、実は架空戦記ではないことが読んでわかりました(^^;
しかし予想外の大当たりに大満足です。

「皇国の守護者」は、少しファンタジー要素の入った戦記風の作品です。
おそらくはヨーロッパと島国日本をモチーフにしていると思われる、帝国対皇国の戦いを描いています。使用される兵器としては、おおよそはナポレオンあたりの時代のものが登場しているらしいです(ミリタリー方面は無知なんで伝聞)
ただし、この作品の真骨頂はここから。翼竜が出てきたり、皇国では飼い慣らした剣牙虎(サーベルタイガーみたいなの)を攻撃の中心にした部隊があったり、無線通信の代わりにテレパシーのような導術が用いられていたり、微妙にファンタジーが混じった独自の世界観が展開されています。読んでいて違和感を感じないあたりに、世界観の緻密さが見てとれます。
ストーリー……といっても戦いの描写が中心ですが、序盤から切り口の違いをみせつけられました。
これはいいです。
くせのある作品なのでやや読み人を選びますが、戦略だの戦術だのの描写が好きな人には必見でしょう。世界観重視派にもおすすめ。

はい、では台詞解説いきましょう。
今から戦闘という状況の中で、上官が部下に向かって冗談を言っている台詞です。冗談交じりではありますが、実際に二人とも震えが来ている状態なのです。緊張というよりはおそらく恐怖。
ある意味人間であることの証、なのかもしれません。無感動に人を殺せるようになった時、その時は……。  →bk1で購入
(01/6/16)

「嫌だ嫌だ。凄く嫌だ。英雄なんて冗談じゃない」

出典:皇国の守護者/C☆NOVELS(中央公論新社)/佐藤大輔/絵師:塩山紀生/1巻137P
キャラ:新城直衛

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトはとりあえずこちら佐藤大輔ページを押さえておけばよいかと思います。

んと、もう一押し。架空の兵器・兵装のデータベース架空兵装大全は、風鈴色のteaRoomで。投稿を受付中なのです。

「皇国の守護者」は、今回くわしい説明は省略しますが、架空の世界で架空の戦いを描いたものとしては強烈に個性派かつ濃密な出来です。戦術に傾倒せず、戦略を見てさらには経済そのものにまで考察が及んでいるので、単なるチャンバラの連続に飽き足らなくなった人には特に必読かと。
なお系統的には架空戦記に近いので、読む際にはその手の作品を受け付けるか考慮したほうがいいかもしれません。

で、本日の台詞。
これは主人公である新城が、撤退戦のしんがりを務める破目になる際の一連の会話の中の一コマです。
言うまでもないことですが、負け戦に収拾をつけるのは大変困難なことです。敵は勢いに乗っていて状況も不利。撤退が前提になっていることもあり、なまはんかな戦い方では自らの命さえ危うい状態です。
で、こういう状況だと少年漫画ではいろいろお約束過ぎる展開が待っているものですが、この作品にはあてはまりません。撤退戦を不承不承引き受けた上で、こんな台詞を吐いているのです。
皮肉とか「死んでたまるか」という決意とかいろんなものが読み取れる興味深い台詞かと思います。 →bk1で購入
(01/6/26)

「蛮族の女か。剣を捨てるのならば見逃してやる」
「ただの女より生まれし者が何を言うか」


出典:皇国の守護者/C☆NOVELS(中央公論新社)/佐藤大輔/絵師:塩山紀生/3巻182P
キャラ:帝国騎兵&天霧冴香

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトはとりあえずこちら佐藤大輔ページ。実は昨日リンク間違えてました。すいませんでした。

トップ絵変わりました、眼鏡っ娘バージョンです。
一部の方は狂喜乱舞でしょうか(笑)。

さて。
だいたいにおいて、うちは間違いの多いサイトであることは周知のごとし(泣)。
ではありますが、最近の間違い率は異常です。どうもここんとこ注意力散漫になってるようで大変申し訳ありません。
反省はしますがきっとまたやらかすと思うのでその際はどうぞツッコミをお願いします。

それでは、作品紹介……は省略して、台詞の解説ですね。
とは言っても本日は解説する部分はないも同然ですが。
戦場で、新城の副官である冴香が敵と接触した時のものです。実は冴香はただの女というわけではないのですが、それはまあネタばれしてしまうとおもしろくないので伏せておきます。
それにしてもなんてかっこいい啖呵なんでしょう!
言われてみればその通り、男が女に勝てない理由もわかるような気がします(笑)。たいへん説得力のある台詞ですねえ。 →bk1で購入
(01/6/27)

「忘れてはならない。勝利をもたらすものは意志でも、血でもない。ただ、鉄量のみなのだ」

出典:皇国の守護者 《小説》/C☆NOVELS(中央公論新社)/佐藤大輔/絵師:塩山紀生/191P
キャラ:新城直衛

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトなら佐藤大輔ページ、こちらが定番かと。各種データも充実しています。

★2002年5月4日(土)
『だらだら』

だらだらすごしている場合ではないと思いつつ、だらだら……。まあそれなりには積読も消化中です。
そういえば徳間デュアル文庫から出ている微睡みのセフィロトがかなりよかったです。設定がめちゃくちゃ濃いSFです。どうしようもなく玄人仕様なので、軽めの話が好きな人にはおすすめできませんが、造語や濃い設定好きな人にはツボにはまるでしょう。一度読んだだけでは完全には理解しがたい……そういう類のお話です。
OURSで連載中のコミック「ピルグリム・イェーガー」と同じコンビで、作者は沖方丁さん、絵師は伊藤真美さんです。最近読んだ中ではこれがもっとも印象に残ってますね。
おかげさまでレイニーブルー・ショックから立ち直りましたとさ(笑)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

開店休業、です☆


  ▼「マリア様がみてる」強化月間コラム
            ああっ白薔薇さまっ その4▼

嗚呼、黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)が行く・・・・・
望むものとてなく、平凡な日常に
飽いてしまった彼女を動かすもの。
それは、「おもしろければよし」という
彼女独特の価値観に他ならない。

やがて黄薔薇の蕾は、その力で
「おもしろい」状況を引き起こし、
退屈に苛まされた彼女の意識を
癒し、覚醒させるだろう。

故に、黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)は行く……

(白薔薇・紅薔薇バージョンは考え中(^^; )

というわけで、バカな思考に入っている極楽トンボです。さて。
今回のコラムのために、改めてマリみて関連リンクを巡ってますが……。
いやもうSSの多いこと多いこと! やはり想像(妄想)を広げやすい内容だからなんでしょうねー。SSについては、いろいろ探索中ですがとりあえずあまりにも意外性がありすぎるファンサイトを紹介したいと思います。
出町柳文庫京都本店→マリみて→名門山百合球友会!と辿ってください。
野球です。完っ璧に野球です。
こういう「どう考えても一緒になりっこない」内容をくっつける発想は大好きです。野球知識があるに越したことはないですが、なくても十分楽しめました。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

皇国の守護者は、架空戦記(戦略シミュレーション)作家の佐藤大輔さんによる、ファンタジー要素の入った架空戦記ものです。
架空戦記とは言っても、実在の世界を舞台にしたものではなく、通常の兵器や無線通信の代わりに、サーベルタイガーやドラゴンや導術が登場する一風変わった世界が舞台です。(皇国と帝国が争っている世界ですが、まあこの辺は読めば自然とある国をあてはめることになろうかと……)
戦術よりも戦略を重視する小説は最近では多く見かけるようになりましたが、主人公の性格が心底ねじくれ曲がっていたり、常識をひっくり返す戦術で補ってもやっぱり負け戦なのは動かなかったり、いろいろと見るべき点の多い作品です。
ジャンル的に、そもそも作者を知らずにいる方が少なくないと思われますので、戦術と戦略、政略の駆け引きが見たい方はぜひ。
私も基本的には架空戦記に全く縁のない人間で、この作者さんを知るのが遅くなってしまったのですが、もっと早く読むべきだったと激しく後悔したものです。
激しく燃えます。

さてさて、本日の台詞解説。
みたまんま。司令官代理を務める新城少尉が、戦いの鉄則についてちらっと口にしている場面です。いってること自体はよく目にするものですが、表現方法がちょっといいなあと。

「高邁な理想と下劣極まりない妄想を共に抱けてはじめて人は人たりうる」

出典:皇国の守護者 (小説)/C☆NOVELS(中央公論新社)/佐藤大輔/絵師:平野耕太/8巻167P
キャラ:駒城篤胤

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】無題ドキュメント(タイトルなし)

特記事項なし。

★2004年3月28日(日)
『月曜スタートになりました(^^; 』

このライトノベルがすごい!一般投票は29日(月)開始です!(なにげに一日伸びてるじゃんというツッコミは聞こえないふり)
投票期間は3月29日(月)〜4月20日(火)まで。不正防止のために、メールによる個人登録&パスワード発行という方法を使い、その代わり期間内は時間をかけてじっくり投票していただけます。開催部門は小説部門とイラスト部門。
なお、協賛サイト様用のバナー作りましたので、よかったら使ってください。保存でも直リンクでもどーぞ。



皇国の守護者8巻→bk1→amazon読了。
皇国の守護者8巻
いやー相変わらずいい味出してますが、今回はこれからが見所!というところで終わってしまいました(^^; ひそかに大きいのが絵師の変更かもしれません。なんと平野耕太! 作中の絵は一枚しかないんですが、その破壊力はさすがです。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■絢爛舞踏際公式サイトダメぽ~足跡より)
かねてから話題にはなっていたのですが、4月からアニメもはじまるとのことです☆ 名前を聞けば何と関連してるか分かる人にはわかりますね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

皇国の守護者→bk1→amazonは、ファンタジーの要素を取り入れた架空戦記です。あくまでも架空戦記が本分なので、その辺ご承知ください。サーベルタイガーのような剣虎兵だの空を翔る天龍だの無線のような役割を果たす導術だのファンタジー要素が各所に入ってはいますが、それらは都合のいい万能なものではなくただの一兵器にしか過ぎません。食料や弾薬を絶たれてぼろぼろに疲弊する軍なども容赦なく書かれます。
主人公であり、戦争の申し子である新城直衛にしてからが性格が歪みまくってます。既存のヒーロー像は容赦なくぶち壊されること間違いなし。
しかしおもしろさは折り紙つきです。スニーカー、電撃文庫などの戦闘ものはわかりやすさを優先するためもあって中にはその「わかりやすさ」に不満を感じている人もいるかと思います。その点、このシリーズは権謀術数のぶつかり合いが非常におもしろいです。正義も悪もくそもなし、生き残るために戦うという姿勢がはっきりしています。
とにかくおすすめー。

さて、それでは本日の台詞解説。
ネ、ネタが……これぜひ本文を読んで大いにうなずいて欲しいところなので何を話題にしているかは伏せておきます(笑)。とにかく負の部分を安易に取り締まってはいけない、という趣旨の発言です。

「好みではない、なにもかも」
「見ず知らずの連中から何かを背負わされることも、見知った連中から珍獣かなにかのように扱われることもすべて。好みではない。まったく好みではない」
『そんなにも』
「ああ、率直に言わせてもらえば」
「震えがくるほどに僕の好みではない」
「皇家、将家、衆民。それがどうしたというのだ」
「問題は戦争だ。戦争なのだ。いまはそれだけだ。帰ったら殿下にお伝えしてくれ。新城直衛は戦争以外のなにものにも興味はない、と。理由? 平和は退屈だからだ。戦争を好むのにはそれで十分だろう。わかったか」

出典:皇国の守護者 (小説)/C☆NOVELS(中央公論新社)/佐藤大輔/絵師:平野耕太/8巻210P
キャラ:新城直衛&天霧清香

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】無題ドキュメント(タイトルなし)

特記事項なし。

★2004年3月29日(月)
このライトノベルがすごい!投票開始です

このライトノベルがすごい!一般投票投票期間は3月29日(月)〜4月20日(火)まで。みなさんの参加をお待ちしています。
(参加制限一切なし、小説賞とイラスト賞という2部門に分けて開催します。不正防止のためにメールによる個人登録&パスワード発行を採用)。
協賛サイト様用のバナー作りましたので、よかったら使ってください。保存でも直リンクでもどーぞ。



  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■R.O.D曲元ネタ探し
このタイトル、確かに見た記憶のあるものが多いですね☆ というわけでお暇な方は残りの未判明ネタ探しにご協力を☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

皇国の守護者→bk1→amazonは、ファンタジーの要素を取り入れた架空戦記です。詳しい説明は昨日したので割愛。

それでは本日の台詞解説。
といっても説明しようがないですねこれは……見たままということで。

あれも戦争、これも戦争。所詮は命の奪い合い。ならばなぜ戸惑う必要がある。僕は僕のもっとも得意な方法でそれを楽しめばいいのだ。この世はわからぬことだらけだが、人殺しの技だけはだれから教わる必要もない、絶対に。それだけは確実だ。くそっ、生きるということはなんと素晴らしいのだろう。

出典:皇国の守護者 (小説)/C☆NOVELS(中央公論新社)/佐藤大輔/絵師:平野耕太/8巻211P
キャラ:新城直衛

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】無題ドキュメント(タイトルなし)

特記事項なし。

★2004年4月6日(火)
『頼むウイルス対策して……(泣 』

昨日一日で届いたウイルスメールの数、200通オーバー。おにいさま、涙が止まりません……。というわけでみなさまのPCは大丈夫ですか?各自ご確認を。あースパムもいい加減うっとおしいのでhotmail受け取り拒否を真剣に検討中。困る、かなあ?

清涼院流水のキャラねっと―愛$探偵の事件簿→bk1→amazonを読了。実は流水初体験でした。
神宮べるちゃんの挿絵がたいへん秀逸でした。かわいー! 以上。
……どうも流水大説の作風を知るには不適当なチョイスだったような? やはり最初はコズミックから入るべきだったんでしょうか。その辺ミステリ読みの方の意見を聞いてみたい気がします。ちなみにオンラインゲーム内での殺人(殺キャラ)事件に関わる謎を追うという筋書きです。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■『文学賞メッタ斬り!』bk1出張版FANTASY Bookmarkより)
なんというか豊崎さんと大森さんの会話はもはや下手な漫才見てるよりよほどおもしろいですね☆ それからbk1オリジナル購入特典として《「文学賞の値うち」エキストラ版》が配信されるそうですよ☆
「がーん……bk1で買っとけばよかった……」

■「空の境界 限定愛蔵版」 講談社 6月上旬発売予定 予価9800円(税込)ダメぽ~足跡より)
「豪華装丁……。でもこれ冷静に考えるとノベルスを保存用と観賞用、2セット買っても楽勝でおつり来ますよ? そういうわけで愛蔵版はスルー決定」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

皇国の守護者→bk1→amazonは、ファンタジーの要素を取り入れた架空戦記です。詳細は時間の都合で省略。

それでは本日の台詞解説。基本的には解説の必要なしと思われます。ただ、新城が用兵の天才であるということは念頭に入れておいたほうがわかりやすいかと。


高速ドリルディ

暮らしに役立つ便利なドリルッ!!
ドリルは正しく使いましょう!

出典:高速ドリルディ/プラザコミックス/山本賢治/8P
キャラ:高速ドリルディ

【直営サイト】なし
ちなみに山本賢治さんの著作データがこちらに掲載してありました。

「高速ドリルディ」は、早い話がエロ漫画です(笑)
つい昨日まで存在すら知りませんでしたが、古書店で本を物色中に「ドリル」なタイトルに目が止まって、「思わず」購入してしまいました(^^;)
話の内容はないも同然ですが、一応悪の組織対組織を裏切った試作品ドリルディという構図でヒーローもののパロディになっています。しかしまあ……ストーリーなんてどうでもよし。さらにはエロだろうと、そうでなかろうとどうでもよし。要はドリル! 漢のロマン! どこがどう暮らしに役立つかはわかりませんが、とにかくドリル! しかも他の作品も見事なまでにヒーローもののパロディで、しかもそこそこひねりが効いてます。おもしろい!
いやー久々にいい買い物しました(爆)

台詞の解説……はいらないでしょう、どう考えても。

鋼鉄都市

きみには個人的な好奇心はないのか、ダニール? きみは探偵と自称している。探偵がどんなものか判っているのか? 捜査というものが肉体労働以上のものだということが。それは挑戦なのだ。君の精神が犯罪人の精神と戦うのだ。知性の衝突なのだ。きみはその戦いを止めて、敗北を認めるというのか?

出典:鋼鉄都市   キャラ:イライジャ・ベイリ

古典SFは久しぶりですねー。SFでありながら、ミステリとしての完成度も非常に高い、名作。宇宙人殺害を、ロボットのR・ダニールと共に地球人であるベイリが捜査して行く話です。
ついでに……なぜSF系の名台詞が少ないかというと、単に目を通すのが大変だからです。
ライトノベルスと比べて1冊の分量が違いすぎ(^^;)

この台詞は、殺人事件の捜査が思うようにいかず、行き詰まり時間切れ直前となった時、R・ダニールが捜査をあきらめるような発言をしたことに反論したもの。
探偵というか、刑事の仕事をこんなにも「かっこいい」台詞として言いきってしまえるのには感動です。とくに「知性の衝突」には萌え萌えです(笑)

鋼鉄の少女たち

「―――この、英雄め―――」

出典:鋼鉄の少女たち (コミック)/角川ミックスエース/原作:手塚一佳/漫画:しけたみがの/2巻156P
キャラ:カスター少佐

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
SMHQ
もともとゲーム化とか考えていたせいもあるのかどうかは知りませんが、公式サイト?も異様に気合入ってます。できれば隅から隅まで見て回りたいところですね。

★2003年4月19日(土)
『おすすめはしません。でもおすすめ、という矛盾』

「これは徹底的にリアルな戦いである」
てなわけで……下で詳しく鋼鉄の少女たちをとりあげてみたいと思います。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

鋼鉄の少女たち→bk1→amazonは、連合と戦争を続ける、王国軍の第99戦車中隊の戦いの記録です。いわゆる戦車ものですね。
ただし。
表紙絵と1巻冒頭に騙されないでください。これは萌え漫画どころか、徹底的にリアルな戦争を描いています。情け容赦の一遍もなく。
1巻冒頭などところどころに登場するギャグやちょいとエッチな描写にごまかされそうになりますが、1巻後半、そして2巻に入るとこの物語は本格的に牙をむきます。
練度の足りない小型戦車隊の少女兵たちが、徐々に厳しくなっていく戦況の中で見る地獄。繰り返しますが、これは誇張でもなんでもないです。正直、よくもまあこんな内容の漫画にオーケーが出たものです……。
これは最大級のまいじゃー作品だと言っていいでしょう。
いわゆる通常お約束な展開だけあればいい方や、萌えだけを求めている方にはこの作品はおすすめしません。つうか買わないほうがいいです。きっとショックがでかすぎると思われるので……。
上に挙げた事項に対して覚悟完了な方々に対しては、ぜひとも一読していただきたいと思います。
一応書店で探す際の参考に表紙絵を載せておきます。ただし、くれぐれも内容の参考にはしないように! 全くあてにはなりませんから。あーそれから上でも紹介してますけど公式サイト?で誌面連動企画やインタビューが載っていたりします。






さて、それでは本日の台詞解説。
普通英雄という言葉には賛辞をこめて言うものです。しかしこの台詞はそうではない。例えば圧倒的に不利な戦局で、英雄はどんな役に立つのか? まあそんな感じで。
これはやはりぜひとも実際の作品を目にしてもらいたいですね。この台詞に刻み込まれた意味がよくわかると思います。

「戦車……回収するのか」
「ええ……戦車は修理すれば元に戻せるから
――でも
でも人間は…
ミリアは……
もう二度と元に戻れない…
私のせいで!」


出典:鋼鉄の少女たち (コミック)/角川ミックスエース/原作:手塚一佳/漫画:しけたみがの/1巻137P
キャラ:レタ軍曹

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
SMHQ
もともとゲーム化とか考えていたせいもあるのかどうかは知りませんが、公式サイト?も異様に気合入ってます。できれば隅から隅まで見て回りたいところですね。

★2003年4月20日(日)
『日常から出た台詞もいいもんです』

名台詞サイトとしての性格を持っているゆえ、掲示板内でも台詞系のものはコンスタントにレスがついていきます。ふと気がつくと、「テレビのドキュメンタリーやニュース、または友人の言葉などで、今も心に残った言葉ってありますか?」というテーマのもとにshowさんの立てたスレ二度と聞こえぬあの言葉も一財産と化しています。その時はただひたすら素直にその時の心情を口に出してるだけだから、よけいに落差が……(いや、心からいい台詞もありますんでまあとりあえずご覧になってくださいな)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■十二国の世界を旅するRPG PC『十二国記 ネットRPG(仮)』6月上旬サービス開始
公式サイトのほうはまだメルマガ受付くらいしかないのですが、ニュース系で一足お先に情報が出ていますね☆

■『ルーンウルフ』シリーズ最新刊、 『ルンウル!』特集
「ごめんなさいこのシリーズ未だ読みが追いついてないのでコメントを控えているのです……(T-T)」
ショートストーリー集で1部と2部を繋ぐ存在のようなので、とっかかりにはちょうどよいかもしれませんね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

鋼鉄の少女たち→bk1→amazonは、連合と戦争を続ける、王国軍の第99戦車中隊の戦いの記録です。昨日さんざん紹介したので特に言うべきことはないです。
容赦がない描写ゆえ覚悟ある人だけお読みください。ただ、読んだからには決して損はさせません。

本日の台詞は1戦やらかした後のものです。多少ネタバレな部分がありますが、作品の性格を台詞によって伝えようと思ってますのであえて前向きな台詞を選択肢から外して選んでます。
人間は一度壊れたらジ・エンドという当たり前の結末。


鋼鉄の虹

装甲戦闘猟兵の哀歌の項も参照

特攻しかあるまい!

出典:鋼鉄の虹(PBM)/遊演体/?/?
キャラ:特攻元帥

【直営サイト】なし
ファンサイト、N95鋼鉄の虹私設FC・ぷろーじっと!があります。なんと改装中! つまり未だ更新されているのがすごいです。

台詞を紹介しておいてなんですが……。
実は私、「鋼鉄の虹」に関してはPBMはやってなくて、そのうえ特攻元帥にかかわる一切の情報を知りません。
ようするに台詞以外はなーんにも知らない状態なのです(^^;)
それをあえて紹介する気になったのは、あまりにも台詞が気に入っているからです。

幸いにして、このPBMに関しては常連さんでフォローできる方がいらっしゃるので、その方々に掲示板上で補完をお願いするということで、とりあえずこの台詞のインパクトでも味わってください。
そういうわけで、心優しきどなたか「鋼鉄の虹」のストーリーと、特攻元帥&台詞にまつわる情報などを掲示板に書き込んでくださると助かります。
手抜きですんません!
今、仕事がお盆前の修羅場に突入していて、へたばり中につき、PCの電源つけたまま眠ってしまったのがすべての原因です……。(00/8/9)

コールド・ゲヘナ

悪く思うな……私は、お前を殺さずに生き延びられるほど強くない……

出典:コールド・ゲヘナ/電撃文庫/三雲岳斗/きがわりん/2巻189P
キャラ:フロスティ

【直営サイト】PLANET GEHENNA
一通りは揃ってます。裏話的なこともちょっと書いてあったりするので、ファンならのぞいておきましょう。

「コールド・ゲヘナ」はSFです。
以上説明終わり。……実は例によって更新している時間がなくなっちゃいました(^^;)。すいませんすいません、というわけなので明日も強引にでもコールド・ゲヘナから出典して、そのとき詳しく説明することにします。

本日の台詞なんですが、戦闘能力の高いフロスティが「敵」と戦った際に、止めを刺す前につぶやくシーンです。
この台詞自体がなにやら仕事人とかそういう感じで悪くないんですが、補足しておくと、フロスティは序盤あまり感情を見せない、冷静というよりは冷徹な感じの少女でした。
それが周りの人間に感化されてきたのか、(もっと強ければ殺さなくてもすんだのに……)という思いを込めてこの台詞をつぶやいているようです。
まぎれもない人としての感情がここには感じられます。(00/8/18)

「フレイマンがよく言ってた。怖いものは、相手のことがわからないから怖いんだって」
「恐ろしいときは、顔を背けちゃだめなの。本当の事を知らなきゃ。戦わなきゃ。だから行こう」

出典:コールド・ゲヘナ/電撃文庫/三雲岳斗/きがわりん/3巻124P
キャラ:アイス

【直営サイト】PLANET GEHENNA
一通りは揃ってます。裏話的なこともちょっと書いてあったりするので、ファンならのぞいておきましょう。

「コールド・ゲヘナ」はSFです。
砂漠の惑星ゲヘナでは人類は滅びかけています。そこではドラゴンが我が物顔で闊歩し、人類はその影におびえています。
そのドラゴンに唯一対抗できる手段が、超音速で地上を駆ける人型兵器デッドリードライブ。この兵器を操る凄腕、けれど怠惰で有名ななまくらバーンがこの物語の主人公です。
彼は謎の少女アイスを助けたことがきっかけで、この星の未来を巡る争いに巻き込まれ……という感じのお話。
デッドリードライブを乗りこなせるのが、限られた遺伝子操作を受けたDJと呼ばれる人間だけだとか、デッドリードライブの設定、猫がしゃべる、などなどひとつひとつをとりあげると「どっかで見たような?」設定に見えないこともないのですが、これらをきちんとしたひとつの世界観にまとめ上げた結果、独特の雰囲気が出ています。
SF的なテイスト豊かですが、作者さんが意図的に「濃さ」を薄めたとのことでSF初心者にも大丈夫、なはずです(笑)。
実際あっという間に勢いに乗って読める作品なのでお試しを。

はい、では本日の台詞解説をば。
引くも危険、かといって進むのも危険という状況で、みんなが手詰まりを覚える中、アイスだけが毅然と意見を述べる……という台詞です。
正体不明のものに対して怖さを覚えるなら、それに立ち向かって正体をはっきりさせてしまえ!ということですね。特に後半部分の台詞は見習うべきものあり、です。(00/8/19)

ここは魔法少年育成センター

すいません、またしても地の文が混入してます。

どっかで聞いたぞこの展開、と僕は思った。
どこだっけ?
なんてこった。世界のベストセラーだ。でも僕はハリー・ポッターとは違う。イヤな親戚のうちでほとほとウンザリしているわけじゃない。偉大な魔法使いの直系なんかでもない。いやもしかしてそうだったらどうしよう? いのち狙われるのか?


出典:ここは魔法少年育成センター 《小説》/EXノベルス(エニックス)/久美沙織/絵師:なるしまゆり/28P
キャラ:長谷川瑛蘭

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】地底探検
まいじゃーで紹介すること自体が間違ってる気もしますがまあいいや(笑)。久美沙織オンラインファンクラブあたりを参考にどうぞ。

★2002年3月26日(火)
『魂の活力は限りなく下向き』

昨日は会議が長引いて本屋にいけませんでした。今日こそは!
とりあえず言論弾圧法反対にリンクしておきます。
ちょっと今週いっぱいは忙しく、上に関連して動くのは無理っぽいんで。青少年有害社会環境対策基本法については、あまりに無茶な法律なんである程度きちんと理解しておくことを推奨します。
もちろん私は断固反対。児童ポルノ規制なんて上の法律全体に比べればかわいいもんです。

あ、そういえば日頃コミック系の情報収集で日参している続・Ya-shiの砦さんが、3月24日にWWWCのアイテムリストを公開してらっしゃいました。その手の情報に興味がある方は、落としてみるのもよいかも。
ちなみに私のホームページ巡回方法は、DonutPのお気に入りグループに巡回先を片っ端から登録、それをがつんと開いてチェックしてます。更新チェックソフトは、めんどくなって実際に巡回をしないことがわかったので使うのを断念しました(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■弐瓶勉原作の劇場アニメ『BLAME!』続報。
大元の情報はアフタヌーン5月号からですが、最後通牒半分版でかなりくわしくとりあげていらっしゃいますので、そのままリンクしておきますね☆
「あの質感がアニメでも再現されたらとんでもないことにっ!」
ですね☆
SF者の自覚があるのにまだ「BLAME!」を読んでない方がいたら、これはもう大損です。即刻チェックされることをおすすめします☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ここは魔法少年育成センター→bk1→amazonは……申し訳ございません、まだ全部読んでません。そういうわけで紹介はしようにもできません……。
既にまいじゃーなどという枠でくくれる作家さんではないのですが、なにしろ発行レーベル自体がまいじゃー(笑)なんでまあいいかと思って引っ張ってきました。おそらく小さい本屋には入荷さえしない気がしなくもないです。つうか絶対しないと思う(^^;

本日の台詞解説。
解説無用。シーンは想像してください。こういう「わかった」台詞は好きですええ。ただ一歩間違うとめちゃくちゃ寒い台詞になってしまうので、そこは既に揺るぎない地位を築き上げた人にのみ許される表現でしょうね(^^;


ここほれONE-ONE!

「つまり、宝探しにはお金がかかるって?」
「そうなの」

出典:ここほれONE−ONE! 《小説》/スーパーダッシュ文庫(集英社)/小川一水/絵師:高木章次/24P
キャラ:竹葉要平&山水備絵

【作者直営サイト】小川遊水池
【絵師直営サイト】ak zone
小川さんのサイト、鉱山の取材レポあります。毎回毎回ネタ取材の詳細なレポートがあるので楽しみにしてますええ。なお何度探してもファンサイトは見当たらず。残念!

  ▼本日の木乃葉子ニュース▼

発売日はまだ先なんですが、そろそろ今月の徳間デュアル文庫新刊が出回り始めてます☆
今月の目玉は「俺に撃たせろ!」→bk1です。まだ未読ですけど、なにしろ作家は伝説の遅筆作家火浦功さんで、物語の主人公は最近物忘れがひどい迷探偵、アルツ・ハマー。
なにかわくわくしませんか? しますよね?
ちなみにamazonではこの本扱ってないんです。非道いです……
やぱり広辞苑アタックでしょうか☆


 ▼本日の作品&台詞解説▼

「ここほれONE−ONE!」→bk1→amazonはまごうかたなきまいじゃー小説。なんと穴掘りSF小説です。
なんだそれはと言われても、そうとしか答えようがないのです。
ですが、コメディでもなんでもなくてれっきとしたSF。
丘のふもとに住んでいる高校生・竹葉要平は屋根裏で古地図を見つけます。それを物理探査会社・山水ジオテクノに持ち込んで調査した結果、古地図が本物で、しかも不思議な性質を持つ石が埋まっていることが発覚。
かくて穴掘り探査の始まり始まり。
なんせネタがネタですから、あえて万人向きだとは言いません。しかしこういった思いもよらぬ素材をライトノベルに仕立て上げてしまうことにかけて、もはや小川さんの右に出るものなしと言う気がしますええ。
とにかく読んで損はしないと思いますんで、おすすめ。

えー本日の台詞は、実を言うとあまりにも夢のない台詞なんで(^^; 載せるかどうか迷ったんですが、まあたまにはいいかと言うことで。
そうなのです。元手がなければおちおち宝探しもできないのです!
世の中って辛いなあ……
(01/11/19)


GOSICK

「あのね、ぼくは、君を助けないと、帝国軍人の三男として……」
「……いや、ちがう。そうじゃなくて」
「ぼくは、君を助けたいんだよ」

出典:GOSICK (小説)/富士見ミステリー文庫/桜庭一樹/絵師:武田日向/249P
キャラ:久城一弥

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
オンライン上で読める桜庭さん関連の作品として鬼姫があります。

★2003年12月21日(日)
『がむばれ富士見ミステリー文庫 その弐』

それでは昨日に続いて富士見ミステリー文庫のおすすめ作品を紹介していきましょう。ちなみにリニューアルに当たって、一部作品は目録落ちした模様。(Doxa富士見ミステリー文庫リストを参照のこと)

●浪漫探偵・朱月宵三郎シリーズ→bk1→amazon(既刊2冊)
タイトルが店頭では分かりにくいので書いておくと、「屍天使学院は水没せり」「無謬邸は暁に消ゆ」の2冊です。
こちらはミステリには違いないのですがより正確には探偵小説。さらに言うと怪奇探偵小説のオマージュであると作者自らあとがきで述べています。ストーリーはかなり破天荒で、本から出てきた探偵、本から出てきた怪盗、そしてあらゆる本が納められているという無限図書館など超密度の設定がいっぱいです。推理は浪漫的論理なんてものが登場しますが、これは実際読んで確かめてもらうのが一番なので説明しません。ちなみに蓬莱学園シリーズの作者さんが書いてますので、ああいうノリが好きな人にもおすすめです。いわゆるバカミス?

●ルーク&レイリアシリーズ→bk1→amazon(既刊計3冊)
すいません、実は読んだこと無いです(^^;
電撃文庫の9S→bk1、→amazonの作者、葉山透さんの作品なのですが、高評価されることが多いようなので取り上げました。未読ゆえなんとも書きようがないのですが、ミステリとして見事にり立っていて、キャラもきちんと立っているとのこと。このシリーズはずっと読まなきゃいかんと思っていたんで近日中にはなんとか……。

●DEARシリーズ→bk1→amazon(既刊4冊)
これもちょっと変化球。いきなり冒頭で主人公は「手違いで」死んでしまい、その死んだ当日だけ3回やりなおすことができるという話。正しい状態に戻すため主人公ががんばるわけですね。この設定はDEARシリーズに共通してます。本筋はもちろんおもしろいんですが、実のところ切なさ・ぎこちなさ炸裂の恋愛要素が隠れたメインだと思いますええ。

●GOSICK→bk1→amazon(既刊1冊)
たぶんミステリ好きにも安心して?読んでもらえそうな話。個性的な少女とそれに振り回される少年の安楽椅子探偵ものです(探偵役は少女の方ですが)
退屈しのぎに謎を解くあたり、実に王道っぽいです(笑)。ですがちゃんとボーイミーツガール的な要素も入ってまして、そちらも楽しめます。

しかし……勢いではじめたけど、結構説明が大変だ(汗 とりあえず第二回はこんなところで。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

●GOSICK→bk1→amazonは上を参照のこと。

それでは本日の台詞解説です。
男の子が女の子を助けるのに『身分』を理由とするのか? ほんとはその子のことが心配ではないのか? ま、そんな感じです。

「退屈だ。こら、退屈だと言ってるだろう」
「すみません……?」
「姫が退屈だと言ってるだろうー。謎だ。謎をご所望だぞ」
「そんなこと言ったって、いまべつに、不思議なことなんてなにもないよ」
「だったら久城、君、ちょっと下界に降りて、不思議な事件を探してこい」
「やだよ。ないし」
「なければ自ら起こしたまえ。なにかに巻き込まれて、死ぬほど困れ」

出典:GOSICK (小説)/富士見ミステリー文庫/桜庭一樹/絵師:武田日向/313P
キャラ:久城一弥

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
オンライン上で読める桜庭さん関連の作品として鬼姫があります。

★2003年12月22日(月)
『がむばれ富士見ミステリー文庫 その参』

すいません、昨日夕食食べた後にその……リバースしまして(^^; 今日の更新は手短に行きます。……もしやインフルエンザ?

●ROOM NO.1301→bk1→amazon(既刊1冊)
ある意味極めつけです。
淡く切ない青春模様を描いたお話なのですが、いやーここまでやってしまったか、ここまでokなのかという感慨に浸れる一作。切なくて微妙な心情を読みたい方におすすめしますが……ま、あとは読んでみてのお楽しみということで。いやはやお姉さんには参りました(謎
なおこれもミステリとは言い難いのですが、私が主張しているように『ミステリアス』と分類しておけば無問題ですええ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■今、いわゆる「ライトノベル」の売り上げの趨勢を握ってるのは、やっぱ「ネットでの話題の連鎖」
情報のでどころが不明なのでどの程度のレベルなのかは不明ですが、いちせさんの言われるような例は確かに当てはまりそうですね☆
「ああ、なるほどね……って、『銀盤カレイドスコープ』も『マリみて』も『護くんに女神の祝福を!』もなんか心当たりが……(^^; ネット上での評判などはしょせん限定的なものだと思っていたんですが、意外とバカにできないのかな?」



  ▼本日の作品&台詞解説▼

●GOSICK→bk1→amazonは上を参照のこと。そうそう、この話なんですがあとがきは必見です! 特に狛犬泥棒(笑)

それでは本日の台詞解説です。
ま、なんてことはない日常の一コマなんですがなんとも微笑ましかったですええ。

「……本より友達のほうが大事だ」

出典:GOSICK (小説)/富士見ミステリー文庫/桜庭一樹/絵師:武田日向/2巻396P
キャラ:ヴィクトリカ・ド・ブロワ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年7月13日(火)
『』

決してタイトルも内容も思いつかなかったわけではなく、「」には無限が内包されているという苦しい言い訳。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■日経キャラクターズ!のライトノベル完全読本、7月24日発売 →amazon最後通牒・半分版より)
とうとう来ました☆ リンク先よりもamazonの表紙画像を拡大した方が詳しい内容がわかりますが、有里さんの日記を読むとさらに詳しくわかりますよ☆ 
「実はこのラノのころからずーっとライトノベルのイラスト方面に絞ったwebアンケート調査を大規模にやろうと思っていたのですが、とりあえずこの本の内容を見てからやるかどうか決めようと思いますええ」

■オフィシャル海賊本「電撃h」&「電撃p」通販受付中
とっくの前に情報は流れているのですけれど、トンボさんがすっかり忘れていたように他にも購入手続きを忘れてる人がいそうなのでリンクしておきました☆

■R.O.D-THE CD-(CCCD)
CCCDというのが微妙に引っかかりますけれど、R.O.D-THE TV』番外編ドラマCDだそうです☆ 7月22日発売ですよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

GOSICK→bk1→amazonは、少女探偵と少年助手によるミステリです。妙に老成している性格の割であったり、籠の鳥状態だったり何かと謎の多い少女・ヴィクトリカとそんな彼女に振り回されっぱなしの少年・九条一弥のやりとりが微笑ましいですが、それなりにきちんとミステリ部分も成り立っています。ライトノベル系統のミステリとしてはかなりのおすすめ部類に入ると思われます。ちなみにもえたん 萌える探偵小説第4回のレビューはGOSICKを扱っているので興味のある方はこちらもチェックしてみるとよいかも。

それでは本日の台詞解説。
何かと本のことばかり気にかけているように見えるヴィクトリカの本音がポロリと(友達といってますが、その対象は……)。嗚呼、青春だねえライトノベルだねえ!

「君なんか、死ぬほど困ってたって、絶対に助けてやらん」
『……ヴィクトリカ、君ねぇ。だけど君、こういうときに役に立たなかったら、ただの意地悪っ子だよ?』
「ち、ちがう……。わたしは意地悪っ子じゃない、ぞ……」
『じゃ、助けてよ!』
「…………!?」

出典:GOSICK (小説)/富士見ミステリー文庫/桜庭一樹/絵師:武田日向/デザイン:桜井幸子/編集:?/3巻208P
キャラ:ヴィクトリカ・ド・ヴロワ&久城一弥

【作者直営サイト】Scheherzade
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年10月19日(火)
『ファンロードの1月シュミ特の話』

月曜日分更新したつもりでいたら更新されてないー! データもどっか消えているー!(涙
完全に消してしまいました。もはや幻と消えました……

えー気を取り直して表題の件です。
テキストにするのがめんどかったのでこの画像をご覧下さいませ。
ファンロードの1月号はどうやらマリみてを中心にライトノベルを特集するようです。あくまでメインはマリみてのようですが。
ま、それは全然構わないんですけど……「マリア様がみてるで大ブームになった『ライト・ノベル』ものを!」だそうです。
えーと。
どこからツッコめば(苦笑

そういえば白翁さんがマンネリ化について触れていた(リンク先下のほう)のですが、私独自の経験を生かした対策として
作品内で特に盛り上がる部分/名台詞部分に付箋をつけておき、後から読み返す際にそこだけチェックしてみる。
というのはいかがでしょうか。全部再読する暇はなくても、これならなんとかなるし密度も濃いものになりますよ。


ただいま「このライトノベルがすごい!」「このライトノベルがすごい!」新名称アンケート及び第二回開催に向けてスタッフ&サポーターも募集してます。よろしくお願いします。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

GOSICK→bk1→amazonは、青春小説です。ミステリ? そんなものは知らないのですええ。探偵と助手という構造になってますが、あくまでも青春小説。読めば一発でわかるとは思いますが。
安楽椅子探偵役にしてヒロインであるヴィクトリカと、助手役にして主人公である一弥のやりとりがいちいち微笑ましいのです。まあとにかく読むべし。

それでは本日の台詞解説。
基本的に一弥はヴィクトリカにやられっぱなしで全然頭が上がらないのですが、この時は思わぬ反撃を受けています。後はもう脳内であれやこれやと(笑)


こちら郵政省特配課

「たかが郵便物運ぶためになんでこんな組織がある? 郵務本局より充実した人員がいて、恐ろしく分野の広い装備があって、権限はほとんど無制限だろ。しかも予算は青天井。おれらサンダーバードか」

出典:こちら郵政省特配課/ソノラマ文庫/小川一水/絵:こいでたく/92P
キャラ:八橋鳳一

【作家直営サイト】小川遊水池
【絵師直営サイト】なし
更新は全然行われてませんが、こいでたくさんのファンサイトでプリモ亭WWW支店を見つけました。中身には期待するなかれ。

「こちら郵政省特配課」は、いわゆる運び屋のお話。
実のところ、運び屋の話自体は珍しくもなんともないんですよ。はっきり言えば掃いて捨てるぐらいあります。ライトノベルにとってはいわばお約束なネタなんです。なんですが……これはかなり特殊。
タイトルを見れば分かるとおり、主役は郵政省の特配課。つまりはお上が伝家の宝刀を振りかざし、採算度外視で「どんなものでも、どこへでも」迅速に荷物を届けるという、ありそうで誰も書かなかった話なのです。届ける荷物もかなりバラエティに富んでいておもしろいです。
おすすめ。
かなり強度におすすめ。
小川さんは、なんというか送り出す作品すべてがまいじゃー度の高い作家さんなので、動向に注目しておきましょう。

さて、本日の台詞ですが……。
解説、いらないでしょう?
すべて説明されているも同然です。郵政省特配課のことをさりげなく説明した後、本日の大切な一言である「俺らサンダーバードか」で締めてくれています。
うーん、言い得て妙ですねー。サンダーバードって要は金持ちの道楽でなんとなく救助活動しているようなものですから。採算度外視で、どんな無茶なものも運ぶ特配課も似たようなものではあります。(01/2/18)

「だって、何が楽しいのよ。長距離トラックの運ちゃんなんか。やってて楽しい?」
「楽しいもんか。
幅四メートル、六十トンの鉄の塊転がしてんだぞ。走らねえ曲がらねえ止まらねえ、ベンツにゃあおられるし軽にも割り込まれる。そのたんびに冷や汗だ。仕事だって、会社の頼みとあらば三日で博多まで二往復なんてざらだし、それを分刻みのスケジュールでやらにゃならんし、その間ちょこっとの仮眠しか取れねえし、個人営業だから断ることもできねえ。これで楽しいってやつがいたら頭が変だ」
「だったらどうしてやってるのよ」
「決まってるだろうが、おれにしかできねえからだ。
こういう馬鹿でかいトレーラーを、ぶつけずに千キロも走らせることが、そこらの人間にできるか。無理だろうが。だからおれがやってるんだ」

出典:追伸・こちら特別配達課/ソノラマ文庫/小川一水/絵師:こいでたく/125P
キャラ:舞島ちはる&舞島(父)

【作者直営サイト】小川遊水池
【絵師直営サイト】なし
小川さんのサイトは精力的に更新がされているので、とにかく一見の価値はあります。

最終告知。http://www.maijar.org/に移転します。もしくは暫定アドレスhttp://www.ngy.1st.ne.jp/~okiraku/g/にリンクしていただくか。旧アドレスは11月以降アクセスできなくなるかもしれないんで、よろしくおねがいします。(本当はメールで各方面に告知した方がいいんですが、週末くらいしか手が回りそうにないですね……)

本日の作品を紹介するに当たって、小川さんの直営サイトを訪れてみたら……げ、スーパーダッシュ文庫から「ここほれONE−ONE!」→bk1→amazonてな新作が出てますよ! しかもあらすじ見ると土木SFとか怪しげなコメントが載ってますよ!(もちろんほめてますともええ)
絶対買う。買いますとも。

「追伸・こちら特別配達課」→bk1→amazonは、「こちら郵政省特配課」→bk1→amazonの続編です。
これらは先日も紹介した通り、なんと郵便事業をネタにしてライトノベル作品にしているというまいじゃーもまいじゃー、筋金入りのまいじゃー作品です。
うかつに内容を話してしまうとおもしろみが半減するので言いませんが、まいじゃー愛好家のみなさまはぜひとも読んでおかれますように。小川一水さんという方の書く作品は、とにかくそろいもそろって、「なぜこんなネタでライトノベルが書けるのか?」と感心してしまうものが圧倒的に多いです。私はきっちり大ファンです。

さて。
本日の台詞ですが、全然郵便事業っぽくありませんが……気にしないように。ややこしい話は抜きにして、ある父娘の会話だと考えてください。で、娘がトラック運転手である父親に尋ねているところですね。
中年親父のプロ根性というものがにじみ出ていてなんとも味わい深い台詞になっていると思います。
(01/10/31)

「物を大切にしない人は、自分も大切にしないって、ほんとね」
「なにを!」
「そんなにとんがるまでは、あなたもいろいろあったんでしょうね。――でも、あまりタイトすぎるのはつまらないわ。バトルも、人生も。
遊びのある生き方をしない?」

出典:追伸・こちら特別配達課/ソノラマ文庫/小川一水/絵師:こいでたく/157P
キャラ:杉枝静&七条慧

【作者直営サイト】小川遊水池
【絵師直営サイト】なし
小川さんのサイトは精力的に更新がされているので、とにかく一見の価値はあります。

なんだかヘルシングのアニメ版については不安な報告がいろいろ入ってますが……(汗)
でも。とりあえず。 本日金曜深夜2:50から。東海テレビ見てる人は忘れないように。

……ああっ!!
そういえばOURSの今月号買うの忘れてた……

ま、その話はおいといて。
本日も先日紹介した、「追伸・こちら特別配達課」→bk1→amazonからお届けです。「こちら郵政省特配課」→bk1→amazonとセットでお楽しみください。
この小説が楽しめるかどうかの条件は……例えば郵便マークをつけた真っ赤なカウンタックが爆走している様子を想像して燃えることができるか?
できればあなたは立派に合格です。

本日の台詞解説ですが、これは壮絶なカーチェイスを繰り広げた後での一幕です。(なんでカーチェイス?という疑問は本編を読んでもらわないと説明のしようがありません)当然バトルというのも走りの勝負のことですね。
念のためいっておきますが、頭文字Dとは何の関係もありません(笑)
慧の乗るスープラは半ば無謀とも言える運転で非常に攻撃的な走り。自己を犠牲にすることも辞さないその走り方を見て、ちくりと諫言されたとまあそんなシーンからです。
ここでいう「遊びのある」生き方というのは、単に余裕を持ってことにあたるという単純なものではなくて、余裕を持たせたことによるいろいろな派生効果まで視野に入れてるのですが……おおおそう考えると深い台詞だ。
(01/11/2)


琥珀のティトラ

「気にすることはない、アマン。誰も君の価値を認めてくれないのだから、せめて君自身が自分の価値を認めるべきではないだろうか?」
「わ、私の価値?」
「前にも言ったが、魔術の使えるタコと使えないタコなら、同じタコでも前者のほうがいいにきまっている」

出典:聖女さま、走る!(琥珀のティトラ)/スニーカー文庫/霧島ケイ/絵師:中村龍徳/124P
キャラ:フレイス&アマン

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】龍天

特記事項はなし。

★2002年9月6日(金)
『今日はUFOが飛来する日です』

イリヤの空、UFOの夏3巻を含め、電撃文庫新刊は本日発売です。今月は土日をはさむ関係で早めのようです。
ともかく買うべし。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■西尾維新さん、講談社BOOK倶楽部で秋から連載小説をスタートする模様。
講談社メルマガによると、クビシメロマンチストの某人物を巡る話のようですね。FANTASY Bookmarkの情報をそのまま流しているだけでなんの確認もしていないのでこれ以上は言えませんが☆

■こんなところに「いーちゃん」が……クビツリハイスクール仕様土踏まず日記より)
メモプリというiアプリ用の携帯電話スケジューラがあるのですが、そこの自作キャラのID:289がなにげに戯言シリーズの主人公であるいーちゃんです☆ auのezplusでも使えるみたいですよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

琥珀のティトラ→bk1→amazonは、一応シリーズとなっていて今回の題材は聖女さま、参る!の続編に当たります。
正直に言いますと、続編である「聖女さま、走る!」は普通のおもしろさというところでしょうか。しかし1巻はかなり気にいってます。とにかく意外性のありまくる展開なんですよね。
突如として盗賊家業から一転、強制的に三聖女の世直し旅に従者として同行させられる羽目になった少女・ティトラ。しかしこの三聖女とティトラはとにかく生い立ち・行動などすべてがトンデモであり……。
ネタバレしてしまうと興味が半減するのでお教えできません(^^; できれば帯なども読まずに、一気に本編を読んでみるとよいでしょう。こんな三聖女が私は大好きですええ。

上の台詞は褒めているように見えなくもない台詞。
へこんでマイナス思考に入っている聖女の一人を説得しているところです。しかし説得しているはずなんですが……そう思えないのはなぜでしょう。気のせいでしょうそうでしょう。


小桧山中学吹奏楽部

「結局さアレだよね 才能ないモンがいっくら努力しよーが才能あるモンには敵わないのかもね」
「そーいうセリフは努力してから言・う・のっ!」

出典:小桧山中学吹奏楽部 (コミック)/ラポートコミックス/米根真紀/84P
キャラ:新木場&福良奈緒

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

そもそも基本情報がほとんどないので詳細すら不明……(^^;

★2002年8月22日(木)
『これは……いいものだ……』

例によって店頭でタイトルに惹かれ購入してきたコミック「小桧山中学吹奏楽部」、これがかなりいいお買い物でした。
青春してるなあ……という感じで、コメディを交えつつ学園ものの王道を突っ走っています。しかし詳細がどうもよくわからないです。これファンロードに連載してるのかなあ?
詳しいこと知ってる方がいたら教えてくださいませ。

――よく考えたらファンロードも究極まいじゃーかもしれません。
一般人は絶対知らない雑誌、でもコミックに足を多少突っ込んだ人間なら未読・既読は別にして存在は誰もが知っている。さらには究極の内輪受け(FR大事典なんて初心者が読んだらネタの半分以上は意味不明だと思います)、投稿レベルは妙に高いとか。昔はよく立ち読みしてたんですが、最近は見てませんね……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本系サイト探訪〜第1回 FANTASY Bookmark
臨時運営中なのにスタートしてしまいました☆ 文字通りいろんなサイトを訪問していこうという企画ですよ☆
ライトノベルについて少しでも扱っていて、偏見でライトノベルの内容を判断しないサイトはすべて対象。管理人さんに最近おもしろかったライトノベルの紹介と、自サイトの内容・特徴をPRしてもらおうという企画です☆ 簡単にインタビューしたあとは、そこの管理人さんつながりで別のおすすめ本系サイトを紹介してもらい、どんどんリレー方式でインタビューを回していきますからね☆
「目指せ100回! それまでサイトが存続していれば(笑」
みなさまのネット巡回の参考になれば幸いです☆
(なお臨時運営中で保管場所が微妙ですが(^^; 、こちらを置き場所にするつもり)

さて、それでは栄えある第1回の訪問先は……
FANTASY Bookmarkです☆
ライトノベル系としては随一にして唯一?のニュース系サイトと呼べるかもしれません。新刊情報がおそろしく充実しているんですよ☆
それではさっそくインタビューしてみましょう☆

●貴方のサイトの内容・セールスポイントを教えてください。
ティーンズ向け文庫全般の新刊情報を、なるべく最新の情報となるよう随時更新してます。

これはほんっとうに密度が濃いです。フォローしている文庫がすごく多いです。頭が下がりますね☆

●サイト運営で苦労している事・気を使っている点は?
情報チェックと更新作業に大きく時間を取られ過ぎて、読書の時間を思うように取れないことが一番の悩みどころかと。それでも、あちこち更新したいのに、なかなか時間がないんですよね。更には、重くなる一方の各ページも、何とかならないもんかと...。

読書時間が取れないというのはきっと本系サイトさんでは共通の悩みですよね☆ 読みながら感想を書けるといいんですけれど☆

●最近気に入っているライトノベルはなんですか? また、どこが気に入っていますか?
う〜ん、困りました。最近取り立てて、 これだ!という本に出逢って出会ってないので...。実際読書量が少ないですし、新人さんの作品も読めてませんし...。
かと言って何もないのもなんなんで、そうしましたら、電撃文庫から三雲岳斗さんの「レベリオン」を挙げておきます。 7月に最終5巻が出て完結しましたけど、 ラストにはそりゃもう苦悶させられました。もうちょいいい感じで終わらせてくれても良かったのではないかと..,。
イラストは、私の一押しイラストレーターの椋本夏夜さんですけど、この「レベリオン」で椋本さんのイラストが大好きになりましたし、 また、椋本さんのイラストでなかったら、 これほど「レベリオン」にはまったかどうかも実際判りませんね。そういう意味では、本当に巡り逢えて良かったと思える作品でした。

というわけでレベリオンです☆ 確かにラストは……ですね☆

●あなたにとって本とは?
友...?? (うわ、なんか嘘くせー...えーだって何も思い浮かばないんだもん)

●次にリレーするサイトを教えてください。
どちらを御紹介したものか、かなり悩んだんですけど、 うちと同時期に始められて、何かとお世話になりました、 じゃまさんの「FANTASYNの屋敷」を紹介させていただければと。

ええと紹介してもらった先にまだアポはとっていません☆ このため場合によってはインタビュー先が変わったりするかもしれないですけど気にしないで下さいね☆
「うわ、刹那的……」


ええと管理人のゆざわさん、どうもありがとうございました☆
毎日のように利用させてもらっています。便利なのでみなさんも利用してみてください☆ 更新が大変だと思いますけれど、へこまず頑張ってくださいね☆
「と言いつつ、手に構えている広辞苑はなんだ」
元気が出るかと思いまして☆
「そんな劇薬は使用禁止!」

それではまた次回にお会いしましょう☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

小桧山中学吹奏楽部→bk1→amazonは、文字通り吹奏楽部の部活風景を通した学園ものです。コメディ色がありますが、由緒正しく青春してます。ちょっと登場人物は変化球が多いですが(笑)
吹奏楽と言うちょっと変り種を取り上げているのもポイントですね。とりあえず思い切り話は続く感じで終わってるのですが、連載状況とかがさっぱりわからないので次の巻が出来るだけ早く出ることを祈るのみですええ。

さて、本日の台詞。
才能のある1年生の登場でへこむ上級生の図。しかしてへこむ相手に発破をかけているの図、です。
才能がどうこう言う前にまずは努力しろって事です。当たり前なんですが、意外と陥りがちな罠ですね。自分も例外ではないですな(^^;

「なーんであたしってこーなんだろ…」

なんだそうか そういうもんか
隣の芝生は いつだって青いものなのね

出典:小桧山中学吹奏楽部 (コミック)/ラポートコミックス/米根真紀/151P
キャラ:福良奈緒&西尾多恵

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

そもそも基本情報がほとんどないので詳細すら不明……(^^;

★2002年8月23日(金)
『バベルの塔』

葉子「部屋に散逸した本を使ってバベルの塔を建ててみるのはどうでしょう☆」
どうでしょうってなにを唐突に。
「とにかく本を一列に上へ上へと積み上げて、その浅ましき塔の写真をデジカメで撮るのです☆」
ははあ、それで。
「なるべく独創的でかつ美麗なデザインの塔の作者を讃えるのです。夏の自由研究にどうかと思うのですけれど☆」
で、なにか最後の締めはバベルの塔の崩壊か?
「ええ、なにしろ積み人は最後に罰を受けるものですから☆」
…………どの辺がオチですか?
「あら、けっこう本気かもしれませんよ☆」

というわけで日々暇で暇でしょうがない人はこんな積み深き塔の写真を撮影して送ってください。
「戯言ですよ☆」


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ベルギーでは……
キノの旅VIを読んでいないと謎ですが、未読の方は置いてきぼりにして話を進めますね☆
まいじゃーでもここで以前やったのですが空想風景でもなにげにこんなのが紹介されています☆
「これはなかなか傑作! いいなあ、いっそ”ベルギーでは”リンク集でも作ってみようかしらん」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

小桧山中学吹奏楽部→bk1→amazonは、昨日に引き続きなんで詳細は省略。
なんでもファンロードに不定期連載中だそうで、それでは2巻はいつ見られるんだろう……あー早く続きが読みたいっ!

さて、本日の台詞解説。
えとですね、つまり行動力のある積極派の女の子は友達の優しさに憧れていて、自分の遠慮ない言動を気に病んでます。逆もまたしかり。
他人のよい面しか見えず、自分は悪い面しか見えない。そんな状況を思わず悟ってる様子です。さすがに一連の情景を全て台詞で起こすと長すぎるので切り出してみました。
できれば直接作品を読んでほしいところではあります。


こみっくパーティー

「スポーツとかならともかく、たかがマンガでしょ。そんなの必死になったって、恥かくだけじゃない。
みんなの笑い者になったっていいのっ!?」
「ま、なんかやる気ならそのくらいは覚悟のうえさ」
「和樹っ!?」
「モノ作るってのは怖いことなんだよ。
自分を傷つけなきゃいけないときなんてザラだぜ。
一歩間違えば、俺だけじゃなくて、ほかの誰かを傷つけるかもしれない。それは絵だってマンガだって違わないはずだ。
その覚悟のない腰抜けはなにも作っちゃいけないんだ」

出典:こみっくパーティー(DC版)/AQUAPLUS/leaf/絵師:みつみ美里/プロローグより
キャラ:高瀬瑞希&千堂和樹

【メーカー公式サイト】AQUAPLUS
【絵師公式サイト】PLATINUM PENGUIN BOX
ついでに開発元、leafへもリンク。

オチ系でない台詞がネタ切れで、つい「こみっくパーティー」から台詞を持ってきました。が。
なんかね、DC版はやたら不評です。バグてんこもりみたいです。下手するとビジュアルメモリのデータがすべて飛ぶというおそろしい情報もあります。その他の操作性もあんまり。
DC版を購入検討している方は、頭に入れておいたほうがよいかと。さすがにデータが飛ぶのはちょっと、ねえ。

「こみっくパーティー」は、いわゆるビジュアルノベル。
主人公は駆け出しの同人作家となって、こみっくパーティーにいろんな作品を出すべく奮闘し、まあその過程でいろんな女の子と知り合うという設定になっています。
つまりコミケに関わる世界をゲーム化しているわけですね。
当然現実そのままではありませんが(とみなさんおっしゃいます(笑))、コミケという別世界を知るとっかかりとしては悪くないと思います。
まいじゃー作品だと思って紹介してるわけではないのでその辺ご了解ください。

で、台詞解説。
主人公が同人マンガの世界に足を踏み入れようとするところを大反対する友人の女の子。主人公と議論している、の図です。
「モノ作るのは怖いこと」というのはまことに同感です。webサイトを運営する人間としてはけっこう背筋にぞぞっとくる一言だったりします、ええ。
(01/8/13)

「さあ、選べっ!
おまえは男になるのか! 男になるのか! 男になるのかっ!」

●男になる
●男になる
●男になる


「こらああっ!
三つとも選択肢が同じだろうがっ!
選択の余地はどこにあるんだあっ!」
「未来は前にしか道がないのだっ!
そしていま、おまえの目の前には男になる選択肢のみ!
つまりおまえにできることは、ただひとーっつ!
この場で決断することだけだあっ!」

出典:こみっくパーティー(DC版)/AQUAPLUS/leaf/絵師:みつみ美里/プロローグより
キャラ:九品仏大志&千堂和樹

【メーカー公式サイト】AQUAPLUS
【絵師公式サイト】PLATINUM PENGUIN BOX
ついでに開発元、leafへもリンク。

読めども読めどもことごとくいい台詞はネタばればっかし。紹介したくてもできないというのは辛いものです、ええ。
ちなみに今月発売ののライトノベルスでは今のところ「これがおすすめ!」と言えるものがないです。「惜しい、あと一歩!」というものはあるんですが。
こっちの方も夏休みなんでしょうか(^^;

さて昨日に引き続き「こみっくパーティー」からお届け。
そういうわけなんで作品説明は省略です。

そして速攻で台詞解説。
主人公を同人マンガの世界に引き込みたい大志。
漫画を描く事=男になること という論理のもと、押し問答が展開されています。なお、ゲームからの出典ということで斜体になっている部分は本来三択の選択肢になっているはずのところです。
……どれも一緒だけど(笑)
(01/8/14)


コミックマスターJ

……人生後ろ向きでもかまやしないさ だが逃げるならとことんまで逃げろ…… 命がけの全力疾走でな!

出典:コミックマスターJ   キャラ:J

コミックマスターJは、いわばブラック・ジャックを昇華させたコミックです。(真似ではなくて、ね)1回500万という高額の依頼料で、どんな作家のペンタッチもこなし、超スピードで描き上げるスーパーアシスタント……。今までコミックをそろえていなかったんで手出しを控えてきましたが、補完を完了したんで、これからはちょくちょく登場することでしょう。
それにしてもOURSのラインナップてすごすぎ!

さて、今回の名台詞。
自分の太った体型を気にし「漫画に逃げている」と自らを卑下する発言に対し、Jが言った台詞です。
……つまりとことんまで漫画に打ちこめってことなんでしょうね。
それをあえて「逃げる」で表現しているところがミソです。

運とは一筋の光明のようなもの
それを見つけ切り開く能力無しに 運は開けはしない

出典:コミックマスターJ   キャラ:J

このところ新規に見えた方も多いようなので解説を。
コミックマスターJは、少年画報社の「ヤングキングOURS」連載の漫画。渋谷の掲示板に依頼を書くと現れ、1回500万という高額で、あらゆる作風・ペンタッチを可能とするスーパーアシスタントのお話です。この設定で、おおよその展開も想像がつくことでしょう(笑)
OURSは、「ジオブリーダーズ」「トライガン」「エクセル・サーガ」など、まいじゃー必見のバイブルのようなもの(爆)。
読んだことない人は、一度はご覧になることをすすめます。

本日の名台詞の舞台は、依頼を受けたJが現場に赴く途中、「占い」の結果が悪かったせいで次々災難に遭いまくります。
しかし、苦難を乗り越え結局はギリギリ間に合わせるのです。「運勢」は自らが決める!
そういうJの気持ちの現れが、この一言に集約されていますね。

作品に魂があるなら鬼畜だろうが悪魔だろうが引き受ける だが「江戸前愚連隊」は私にとって価値なしだ

出典:コミックマスターJ   キャラ:J

これ、後半部分は台詞がぶちきれないように載せただけなんで、重要なのは前半だけです。

一連のゴタゴタからアシスタントをすべて失ってしまった漫画家が、Jに対して仕事を依頼してきます。
が、Jはあっさりとその依頼を断ってしまうのです。つまり、いいかげんな作品に対して持つペンはないと、こういうことですね。
かっこいいぜ、J!

「まっ、待ってくれっ!!
なぜっ!? なぜ今回は買っていかないんだ!!?」
「今回のあんたの絵には……
「萌」が見えないっ

出典:コミックマスターJ/YKコミックス(少年画報社)/脚本:田畑由秋/作画:余湖祐輝/OURS2000年11月号22P
キャラ:刀同人志&J

【直営サイト】なし
苦労の末ファンサイト発見。コミックマスターJ 勝手に応援ページです。ただ残念なことに、ここしばらくは更新されていないようですね。

「コミックマスターJ」は、業界漫画……ではありません。
どんな漫画家のタッチも可能とし、驚異の執筆スピードを持ち、500万という法外な仕事料でアシスタントを引き受ける伝説のスーパーアシスタント、Jの戦いの記録です。
……おわかりいただけました? そう、あの「ブラックジャック」の漫画家版というわけです。
この漫画、とにかく熱い! 熱血しまくり!
たかが漫画、されど漫画。締め切りに追われた作家たちの悲喜こもごものドラマが展開し、時にどん底からはいあがり、時に売れっ子作家から転落する。そのドラマにJが関わっていくことになります。
その辺の少年漫画顔負けに熱く、しかも濃い内容で、熱血漫画が好きなら一度は目を通していただくべくきかと思います、はい。

当然台詞も熱血なモノが多いわけでして、本日紹介するものなどはその極みといえるかも。
同人誌でバカ売れしていた作家が、商業誌に参入したものの売れず、また同人誌に舞い戻ってきました。しかし、前回まで必ず手にとっていたその作家の同人誌をJは今回は買っていきません。Jがその同人誌を買うことは大きなステータスとなるため、作家はなぜ今回は買わないのか理由を質します。
いやもうすごい熱血ぶり(笑)。これ以上の解説は不要ってものでしょう。(00/10/7)

「気づいてないのね
 あんたはただの… 藁よ」


出典:コミックマスターJ/YKコミックス(少年画報社)/原作:田畑由秋/絵師:余湖裕輝/OURS2001年5月号268P
キャラ:吉野智美

【作家直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
作品のあとがきで紹介されているバトル野郎はムービーのDLできます。それと中身はないも同然ですが、美しき漫画家同盟がまさかあったとは!  コミックマスターJ 勝手に応援ページはファンサイトとしては一度は見ておきたいところなんですが……最近更新されていないのが残念です。

本日はあまりにもぐらっときた台詞があったんで、投稿台詞の掲載予定だったのを変更して管理人がお届けです。

「コミックマスターJ」は、一言で言えばブラックジャックの漫画家版。1回につき500万という法外な仕事量をとり、どんな絵柄も描き分け脅威の執筆スピードを誇るスーパーアシスタント・J。ただし真に魂のこもった作品しか決して引き受けないという……。
いろんな漫画家たちが苦悩しつつも作品を世に送り出していく燃える作品です。なんというかとくに大上段に振りかぶった台詞の数々がツボです。コミック好きな人なら読んどいて損はないと思うです。

で、本日の台詞解説ですがなにしろまだ今月号が出たばっかりなので細かい内容は控えておきます。
真の実力を持った者から、人の心を掌握したと勘違いしているものに向けての嘲笑の言葉です。たとえ実力がなかろうと「溺れる者は藁をもつかむ」。その程度の存在だ!と言い切っているわけですね。
くーっ、しびれるーっ!!
藁とはまたなんというたとえを……すばらしいです。(01/4/2)


根性戦隊ガッツマン

根性だっ
根性がお前たちの一番の武器だーっ!!

出典:根性戦隊ガッツマン/朝日ソノラマコミックス/島本和彦/炎の筆魂44P
キャラ:ブドーガー

【直営サイト】島本和彦外伝
叫べ! 熱血だ! ……いやなんとなく(笑)

これ、今日古本屋で見つけた本です。
タイトルはずっと前から知っていてぜひとも読みたかった作品だったので、思わず店内でウォークライするところでした(笑)

「根性戦隊ガッツマン」は、なんというか……タイトル通りの作品としか言い様がないんですが(^^;)
199X年に、突如として70年未来の地球が、地球のすぐ近くにワープアウト。未来の地球は最終戦争で滅亡しかけており、死なばもろともとばかりに現在の地球にも攻撃をしかけてきました。そこに立ち向かうのが根性戦隊ガッツマンという設定です。
島本作品の場合、設定がありふれているとかそういう一般的な解釈は一切通用せず、「どれだけ熱血しているか」かだけが問題となります。この作品は超合格。てゆうか好き。めちゃくちゃ好き。今までに読んだコミックベスト10に入るくらい。
単体では単行本は出ておらず、「炎の筆魂」という傑作短編集の中に収められています。
声優の宮村優子さんが実名で登場してます。彼女のアルバムにもガッツマンが登場する……つうかこっちが元で、宮村さんたっての希望で、この漫画化も実現したとか
ともかく最高。
ぜひとも読んでほしいですが……入手はかなり困難かも。

では本日の台詞解説。
見てのとおり、「ガッツマンの武器はなにか?」との問いに答えたもの。
私は少年漫画のエセ根性論が嫌いな人ですが(笑)、ここまでびしっと言い切られたらもはや言うべきことは何もありません。世の中努力と根性だ!(00/11/13)

う…や やられても… やられてもやられてもガッツポーズ…
やられてもやられても立ち上がってガッツポーズかっ

出典:根性戦隊ガッツマン/朝日ソノラマコミックス/島本和彦/炎の筆魂49P
キャラ:敵幹部(名前不明)

【直営サイト】島本和彦外伝
叫べ! 熱血だ! ……いやなんとなく(笑)

昨日に引き続き、ガッツマンからです。

で、台詞のほうはまさに読んだ通りなわけでして……。
ガッツマンってはっきりいって必殺技はないし、能力的にもザコ怪人より下なぐらいでぜんぜん強くないんです。
でもでも、とにかくどんなにやられても不死身のごとく立ち上がり突き進む。ある意味一番やな攻撃です。
そういう次第で弱いんだけど、倒しても倒しても立ち上がってくるガッツマンに恐怖を覚えた敵幹部の発言なのでした〜。
(00/11/14)

CONTINUE?

空き缶はリサイクルに 核廃棄物は太陽に

出典:CONTINUE?   キャラ:忘れました(苦笑)

誰も知らないだろうな〜、この作品。
新声社の出してる「コミゲ」にかつて連載されていた、連作4コママンガだったんですが、ゲームネタもおりこみつつシュールなギャグが結構好きでした。
その中で、これ正確には台詞じゃなくてタイトルなんですが、なかなか強烈(笑)
すっごい名台詞だと思いません? ね?ね?

追記:なんでもこの台詞、鉄腕アトムTV版最終回のアトムが水爆とともに太陽に突っ込むシーンのパロディーらしいです。……確認しようがない……。

火を通せば放射能だって平気なんでしょ?

出典:CONTINUE?
キャラ:浜村真砂

新声社破産記念第2弾(激爆)
「CONTINUE?」、もう一発いってみましょうか。
というわけで、また腰砕けの台詞です(^^;)

舞台は、実験に使った鶏をどうしたかという話からはじまります。ようは食べちゃったわけですが、イメージ的に、実験に使った動物食べるってあんまりよくないですよね。
でも実際は火さえ通せば、関係ないはず。
確かに関係はないですが……違う、それは違うぞ!火を通したってだめなもんはだめだ!(笑)

ええっ?ウソ!「中華まん」が存在しないなんて なにをたよりに生きていけばいいのッ

出典:CONTINUE?   キャラ:浜村真砂

新声社破産記念(爆)
新声社から発売していた、「CONTINUE?」つう4コマ漫画からの出典ですが、もともとが幻状態のコミックだったのに、あそこが潰れた結果「文字通り」幻になってしまいました(^^;)
基本的に、OL進化論とか、あの手のおまぬけ4コマは大好きなので、これもけっこう気にいってたんだけどなあ……。

さて。
もしやこの名台詞を見た人の中で、一人くらい「ドキッ!!」と来た人はございませんか?
そうなのです。中華まんと言うのは、あんまんや肉まん、ピザまんなどを含めた総称というやつなのですね。
したがって、この世に中華まんなどは存在しないのです。こういう事書いてますけどね、私も実は数年前まで知りませんでした(^^;)
妙に笑える台詞だったんで、載せてみました。

検索
番外
HOME  実話