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推定少女

あんまりがんばらずに、生きていきたいなぁ。
――家に帰って夕方のアニメ番組を見ながらつぶやいたら、母親に頭をはたかれた。

出典:推定少女 (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:高野音彦/デザイン:コードデザインスタジオ/編集:森丘めぐみ/12P
キャラ:巣篭カナ(すごもり かな)

【作者直営サイト】シェラザード
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特記事項なし。

★2004年9月18日(土)
『推定少女はよいものです』

ファミ通文庫の新刊げと。で、とりあえずは桜庭一樹さんの推定少女→bk1→amazonを読了。
うーん青春だなあ、下で改めて紹介しますが大いにお勧めです。

そうだ。
bk1リマインダサービスを今更になって使ってみた感想でも。要は登録しておいた新刊がbk1に入荷したら知らせてくれるサービスなんですが結構便利かも。発売日を忘れていたときなんかにメールが来て思い出せますし、なにより会員登録などの面倒さがなく要求されるのはメールアドレスのみなので誰にでも使えるのがよいですね。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■あなたの読書人生に大きな影響を与えた一冊を教えて下さい。
質問自体は終了していますが、結果は見られるので問題ありません☆
「聖エルザクルセイダーズ、かな。私がライトノベルにすっ転ぶことになった原点は多分ここです」

■国会図書館:土曜は毎週開館 平日の開館時間も2時間延長モノグラフより)
行ける方にはかなりの朗報かと☆
「今まで隔週しか土曜日開けてなかったのがむしろびっくりですが、なんにせよいいことです。……遠すぎて行けないけど」

■名古屋の星野書店にて10/2に谷川流さんのサイン会開催、受付は本日9/18(土)午前10時から前金制
ということなのでご興味のある方はどうぞ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

推定少女

推定少女→bk1→amazonは、あーこれ説明が難しいですね。うかつな紹介の仕方するとネタバレになっちゃいそうで。ではまあ特徴をあげてみることにしましょうか。
●主人公がぼくっ娘な一人称小説。
うーん、これはピンポイントにキャッチ・ザハート(意味不明
●日常が舞台なようなそうでないような
あらすじとかをもし読まれた場合「あ、SFだ」という印象を持たれるかもしれませんがあまりそういうもんでもないです。少なくとも構える必要は全くなし。
●思春期の女の子の揺れ動く心の表現がお見事
これについては今後何回か台詞紹介をして、伝えていきたいと思います。

今月読破した中ではもっともお気に入りな一冊です。続編とかじゃないので気軽に買えますしね!
というわけでイチオシっ! ぜひ読んでみてください

それでは本日の台詞解説。
後何回か紹介していく予定なのでまずは小手調べということで。学生のころってもちろん大いに遊び、大いに悩んだりもしてるんですが、同時にこうやって何も考えてない一面もあるわけで、妙にツボに入ってしまいました。

愛しあうってさぁ、いったいどういうことなんだろ
神秘的っていうか、わけわかんないっていうか
いつかわたしとかも誰かと愛しあうようになるのかなぁ
それこそ大人のやることって感じ
大切に思いあって、常に誰かとのペアで自分のこと考えて
よくわかんない。わかんないけど、
もしそうなったら、きっとそのときのわたしは……
いまのわたしとまったくちがうものに、
全身取って代わっていると思う
まるで宇宙人に連れ去られて戻ってきた人みたいに
それで家族が言うわけ
これはあの子じゃありませーんって。別人ですーって

出典:推定少女 (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:高野音彦/デザイン:コードデザインスタジオ/編集:森丘めぐみ/259P
キャラ:巣篭カナ(すごもり かな)

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★2004年9月19日(日)
『オフ会の集合場所などは今日中になんとかします、極楽トンボは言います』

10時ごろ名古屋駅にまず集合して大須観音駅に10時半とかそういう感じで、直接会場ではなく一度中間地点で集まろう、と極楽トンボは考えます。なんとか今日中には連絡できるようにしよう、と極楽トンボは決意します。
なにやら最近急に企画などで立て込んでいるのはどういうわけだろう、と極楽トンボは疑問を持ちます。

東方永夜抄を無事購入してイージーはノーコンティニュークリアできた、と極楽トンボは言います。どうも前作よりイージーはかなり簡単になっている、と極楽トンボは判断します。へっぽこシューターが5・6面を初見でクリアできるなんて間違っている、と極楽トンボは思います。

昨日のチャットではとある魔術の禁書目録3に感化されてミサカしゃべりが大流行していた、と極楽トンボは伝えます。みなさんも一度機会があったらチャットなどで試すとよいかもしれないと、極楽トンボは言います。
でもやりすぎは嫌われるかもしれない、とも極楽トンボは危惧します。


……あー疲れた(苦笑


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■韓国のセウィさんによるFate/stay night 批評・日本語版
先日紹介した韓国のライトノベル事情を教えてくくださったセウィさんによるfate批評は既にご存知の方も多いかもしれませんが、セウィさん自ら機械翻訳に手直ししていただいたものがアップされていましたので紹介しておきますね☆

■帰って来た(かもしれない)『食卓にビールを』のなぞ
平たく言うと食卓にビールを→bk1→amazonのモデルは絶対小林めぐみさん本人だと言うことですね☆ 詳しくはリンク先をどうぞ☆
「サイトのことは知ってたけど、ここまで一緒だとは思わなかった」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

推定少女

推定少女→bk1→amazonは、昨日説明したのですがもう一度簡単に説明しますと主人公がぼくっ娘な一人称小説で、15歳思春期の多感な女の子の表現が心地よくさらにいうと文章のテンポ自体が心地よいです。あと、あらすじはSFっぽく思えるけど構えるような類では全然ないですね。
うーん今年読破した中でも個人的ベスト5ぐらいには間違いなく入るんじゃないでしょうか。
というわけでみなさん騙されて読んでみてください。

それでは本日の台詞解説。
こういう感じに肩の力が抜けていて、でも思わず手を止めてしまうような表現がいっぱい詰まっているのですよね。特に解説は不要かと。

 白雪のことを思い出して、試しに「あいしてる」とつぶやいてみた。やっぱり、大失敗だった。想像していたとおり。それはいままで口にしたどんな言葉よりも嘘みたいだった。ああ、ぼくにはまだ使えないんだなぁと思った。ぼくにも、白雪にも、千晴にも、電脳戦士にも。
 それは大人の言葉だから。

出典:推定少女 (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:高野音彦/デザイン:コードデザインスタジオ/編集:森丘めぐみ/260P
キャラ:巣篭カナ(すごもり かな)

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特記事項なし。

★2004年9月20日(月)
『ふう、やれやれだぜ』

オフ会関連の連絡。
申し込みは締め切りました。既に参加表明をされた方のところには、当日の集合場所に関して詳しいメールが届いている……はずです。届いてなかったら私のミスと思われるのでツッコミぷりーず。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

推定少女

推定少女→bk1→amazonは、さすがに紹介3日目ともなるとネタも尽きてきましたたが後補足するとすれば……そうですね。
台詞、というかこれは15歳少女によるボクっ娘一人称小説なわけですが文章が心地よい感じで次から次へと流れていきます。もちろん単体でも心地よいんですが、通して読むとよりいいというのか。
ま、あれです。
とにかく買えとそういうことで。

それでは本日の台詞解説。
これについては解説不要かな、と。

「あの、ええと……大人も泣くんだねぇ」
「ばかオレ大人じゃねぇし」
「なんで?」
「ゲームなんかやってて大人になれっかよオレは大人じゃねぇよ。これコスプレ。大人の。秘密だけど」

出典:推定少女 (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:高野音彦/デザイン:コードデザインスタジオ/編集:森丘めぐみ/19P
キャラ:巣篭カナ&電脳戦士

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★2004年9月30日(木)
『おかげさまで?』

リンク集作成が滞っていたところ、たなもちさんより掲示板でLink Page Workshopというソフトを紹介していただきました。これは……カスタマイズできる部分が多岐に及ぶので多少使いこなすのに時間かかるかもしれませんが、私が求めていた仕様はすべてクリアできそう。というわけでありがたくこのソフトを利用してリンク集作成に励むことにします。いいソフトを教えていただきありがとうございました!

そういえばついフラッとまぶらほ もっとメイドの巻→bk1→amazonを買ってしまいました。ちなみに未だ本編は一冊たりとも読んでません。……そこ、ヒソヒソ言わない!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

ええと最近モノグラフからの転記ばっかりでここの存在意義あるのかという気がしなくもないのですけれど☆

■文芸誌の収支決算・ライトノベル系(3)

■「本に帯は不要」論モノグラフより)
注意点としてリンク先の論は一般の書籍を対象にしているものですので☆
「むしろライトノベルから帯がなくなったら暴れるね。絶対。帯のないライトノベルなんてクリープを入れないコーヒーのようなもの。……いつも入れずに飲んでますええ」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

推定少女→bk1→amazonは、15歳少女によるボクっ娘一人称小説で物語としてはちょっと不思議系。物語にきちんとした整合性を求めるよりも、このあいまいさそのものが思春期特有の危うさであると思ったほうがたぶんいいと思います。多感な思春期の少女の気持ちをうまく描いていると思います。さんざんおすすめしましたが今一度とどめということで。

それでは本日の台詞解説。
特に解説いらないと思いますが、念のため補足しておくと相手はれっきとした社会人です。世間的には大人というカテゴリに入ってます。

「巣篭カナは傷つくのがうまい」
「へっ?」
「だけど戦うのはヘタ。とてもヘタ。自己主張するのも、反論するのも、怒ってみせるのもヘタ。ただ傷つくのだけ、すごくうまい」
「……」
「逃げよーぜ、巣篭カナ」

出典:推定少女 (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:高野音彦/デザイン:コードデザインスタジオ/編集:森丘めぐみ/64P
キャラ:白雪&巣篭カナ

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すいませんリンクはる時間がない。

★2004年10月6日(水)
『眠気に敗北』

いろいろ伝えるべきことはあるのですが、とりあえずこれだけ。
このライトノベルがすごい!の久美沙織さんのコラム「創世記」が、本の雑誌社から書籍化です!!
『コバルト風雲録』→bk1

コバルト風雲録

10月21日発売です。
買うべし。内容については……今更言うまでありませんよね?
いやもうなんというか、ただただめでたいです。公式サイトはこちら。

第2回関連についてはとりあえず週末をめどに起動開始予定。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■宝島社ウェブアンケート「ライトノベルBESTランキング」
かなり本格的なアンケートとなっていて、答えがいがありますよ☆ 24日締め切りです☆
関連として「このライトノベルがすごい!2005」(仮)11月25日発売予定! もご覧下さいね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

推定少女→bk1→amazonは……あー時間がない!省略。後で補完しときます。さすがにこの説明はちょっと(汗

「無事に大人になったら、オレたちの勝ちなんだよ。戦争はずっと続くけど」

出典:推定少女 (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:高野音彦/デザイン:コードデザインスタジオ/編集:森丘めぐみ/264P
キャラ:水前寺千晴

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★2004年11月24日(水)
『欝』

精神波長がやばい。むしろ破調。
というわけでやるべきことが棚上げになってます。すまぬ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ゲーム的ファンタジーの功罪 スベスベマンジュウガニより)
文学原理主義or指輪物語原理主義者は広辞苑で殲滅です☆ エンターテイメント万歳、なのです☆

■このライトノベルがすごい!2005公式サイトオープン
内容が書かれているのでそれ自体は参考になるのですが、一番下を見るとランキング1位が分かってしまうのでそこだけご注意くださいね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

推定少女→bk1→amazonは、既に何度かお伝えしましたが、現代のおとぎ話。あるいは逃避行。自分のことをボクと言う少女による一人称小説です。思春期の少女の葛藤を不思議な逃避行を通して描いています。
今年度のおそらくベスト1なおすすめ作品。まあちょっと受け付けない方もいるかもしれませんが……。
それと、富士見ミステリー文庫から出ている砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない→bk1→amazonは、この推定少女と対になるとでも言うべき作品なので、ぜひこちらにもチャレンジしてみてください。ただし推定少女で挫折した人にはおすすめしません。さらに内容がきっついことになるので。

それでは本日の台詞解説。
この勝ち、というのが初見の人にはさっぱりわからないと思いますが思春期における大人との闘争、とでも思ってもらうと判りやすいんではないでしょうか。そんな単純な話でもないけど、これはたぶん文脈からでないとわからないと思います。


スカイワード

「……いい、ナナ。神様がいないっていう人間はね、神様がいらない人間なんだよ。だから、神様がいらない人間は」
「神様がいらない人間は、幸せなんだよ」

出典:スカイワード (小説)/電撃文庫/マサト真希/絵師:橘由宇/1巻151P
キャラ:アケル

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★2004年5月18日(火)
『なりゆきで「世界の中心で、愛を叫ぶ」を見た』

で、その感想。開始早々オチが読める直球な話だったんですが、まあそれはそれで。しかし一番印象に残っているのが1986年当時の主人公の部屋に転がっていたファミリーベーシックという辺り、やはり人間歪んでます(^^;

このラノ関連の更新は、冲方丁さんのコラム第3回。今回は撲殺天使ドクロちゃん論です。あともう一件、「雷撃大賞(仮名) 審査員奨励賞」を獲る方法 第一回というコラムも追加。こちらは「洒落で書いた」とはっきり謳ってあるので使用の際にはご注意を(笑)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スカイワード→bk1→amazonは、これはキャラクター先行型の小説で多少人を選ぶかもしれません。とにかく忙しくにぎやかな小説で落ち着いている暇がありません。逆にそういうキャラが右往左往?するのが好きならおすすめです。
ちなみに空を飛ぼうとする話です。

それでは本日の台詞解説。
神様がいない、お目に掛かったことがないという相手に対して投げている台詞です。ところで、自分はなるほどと思ったんですが、こういう感覚は日本ならではのものなんですかねえ……

「あなたも、誰かのために……泣けるようになったのですね」

出典:スカイワード (小説)/電撃文庫/マサト真希/絵師:橘由宇/233P
キャラ:マツハ

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特記事項なし。

★2004年6月14日(月)
『既刊がわからんなど認めないっ!』

延び延びになっていた、「スーパーダッシュ文庫に著者の既刊一覧を掲載切実希望運動」を開始しますので賛同される方はご協力をお願いします。私の表現がイマイチまずかったせいでweb上で閲覧できる既刊リストと誤解されている方が多いようなので補足。
私が言わんとするのは文庫の裏表紙の折り返し部分についている作者既刊一覧のことです!! 電撃でもスニーカーでも富士見でも必ずついてるあれですね。詳しくはリンク先にて。

学校を出よう!2巻感想リンク集に触発されて何人かの方には読んでもらえたようです。たそがれSpringPointの滅・こぉるさんにもどうやら気にいっていただけたようでよかったよかった。(なお、リンク先はネタバレ全開なので、それを嫌う人は見ない方がいいかも)
ということで……学校を出よう!2巻→bk1→amazonは良作なんだってばさ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

ええと、昨日かなりのニュースを掲載したので見てない方はそちらもご覧くださいね☆

■Flash『なつみSTEP!』DAIさん帝国より)
ほのぼのとした素敵なflashです☆
「……で、まずはflashを先入観なしに見て心癒された後で『なつみSTEP!』紹介ページのようなものをご覧ください。はっはっは、いやはや奥が深い深すぎる(^^; 」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スカイワード→bk1→amazonは、全編通してやたらと賑やかな作品です。会話のテンポが軽快であっという間に読めるかと。ただ、序盤だけ読んだぐらいではわかりませんが賑やかなだけで終わっている作品というわけではもないです。あと飛行機でます。(人によってはけっこう重要でしょうこれは)

それでは本日の台詞解説。
自己中な人物は自分のために泣くことはあっても、他人のために泣くことなどありません。人の心の成長……まあそんな感じです。

「廃都の底にずっといて、広い場所に出られるのは空を飛ぶときだけだった。こんな場所があることも、知らなかった」
「大滑空走祭のときにここの滑空場から飛んだけど、あのときは必死だったし緊張してたし、全然風景もなにもわからなかった。でも、今日の訓練でここから飛んで」
「空の青が。翼を切り裂く雲が。眼下に見える。マズルハの街が……本当に綺麗だって、思ったんだ」
「首府城に来てから、僕は生まれて一度も見たことのない光景ばかり見てる……」
「ここに来ることができて、よかった。見たこともない景色、見たこともない空に、僕は会えた。手が届かないかもって思った空を、これから僕は飛ぶことができるんだ……」

出典:スカイワード  (小説)/電撃文庫/マサト真希/絵師:橘由宇/デザイン:鎌部善彦/編集:?/2巻106P
キャラ:アケル

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★2004年9月13日(月)
『うーん、もうちょっときっちり書いておくべきでした』

すいません、昨日食卓にビールを→bk1→amazon話題にした際に、ちょっと苦言っぽく見えた人もいるみたいで言葉不足でしたね。女子高生がビールって言うのはやはり人によっては「そりゃまずいだろ」という反応が出るのは自然なことだと思いますし、そういう意見もあるというのは知っておいていいんじゃなかろうかと思ったわけです。
が。
隠された私の思惑をぶちゃけましょう。

ああやっって話題にすれば、絶対に気になって「食卓にビールを」を買いに走る人が出るんじゃなかろうか、とそれを狙ってました。すまん。

それとこれは先日の意見にも関わる重要な事がある方からの指摘で判明しました。各短編のタイトルに注目しましょう。すると女子高生編のタイトルはすべて「食卓にビールはありません☆」となっています。細かい部分にちゃんと配慮されてますね……そこまでは気がつきませんでした。

いやね、いい作品だと思うんですがなにしろかなり趣味的な話の上に、小林めぐみさんを作家買いするような人間は少数派なのでとにかく話題にしないことにはと思った次第です。
つうわけですごくヘンな話だけどおすすめです。むしろ買え。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■第8回ライトノヴェルズ好感度アンケートのお知らせ
例年通り10月中旬から(現在はまだ開始してません)LightNovels CROSSROADのアンケートが開催されるとのこと。毎年お疲れ様です☆

■GUNSLINGER SOEUR (ガンスリンガー・スール)
日々是安穏。で公開されているマリア様がみてるとガンスリンガーガールのコラボレーション漫画です☆ 両者を知ってる方なら大受けですね☆ 他にもいろいろコラボレーションが楽しいのです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スカイワード→bk1→amazonは、空を目指す中性体のアケル、擬人のアムレード、舞巫女姫のナナを中心として展開するお話。なんかこう説明がむちゃくちゃしづらいのですが空への想い&空を飛ぶシーンに関しては一見の価値ありです。1巻はドタバタ劇が目に付きましたが、2巻ではドタバタな部分は減ってますね。全体としては……んー。すいません、自分の中でもこの作品どうやって説明したもんだかわかりません(苦笑
あちこち癖があるけど、空に関わる部分はまちがいなく魅力、としておきます。

さて、それでは本日の台詞解説。
見たまま。空への想いを語る場面です。

「自分の望みを追い続けること。大事な人々を愛し平穏に暮らすこと。そのどちらも、人としてあるべき姿だと、私は思うわ。いくつも道はあって、決して一つではない。あなたがその内どれを選んでも、私たちはそばにいる。でもね、でも、アケル……もし、あなたが空を望むなら……」
「忘れないことよ、アケル。あきらめないことよ、アケル。決して、決して飛ぶことをあきらめないで」
「きっと、あなたの道は、空に続いているから」

出典:スカイワード  (小説)/電撃文庫/マサト真希/絵師:橘由宇/デザイン:鎌部善彦/編集:?/2巻209P
キャラ:猫おばあ

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特記事項なし。

★2004年9月14日(火)
『オフ会に関する連絡』

9/25(土)に開催するまいじゃーオフ会参加希望のメールを送ってくださった方には本日付でご案内メールを送信しました。メール送ったのにまだ来てないぞ!ってかたはご一報くださいすぐに送りなおしますので。
また、掲示板にオフ会参加希望と書き込んでくださった方で参加希望のメールを出していない方、及び掲示板には書き込んでないけど参加希望するという方も私宛に改めて参加希望メールを送って頂けますようお願いします。事前準備のため、いくつか回答していただく必要がありますのでお早めにメールをお願いします。
なお最初だけの参加、途中からの参加も歓迎です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■『GOSICK』の桜庭一樹さん、公式ページ「SCHEHERAZADE」開設モノグラフより)
本編はもちろん、あとがきもおもしろい桜庭さんの公式サイト開設おねでとうございます☆
「うーん、桜庭さんには小説だけじゃなくてエッセイもぜひ書いて欲しい……あとがきおもしろすぎです」

■狛犬劇場
上で紹介した桜庭一樹さんの作品あとがきを読んだ方にはわかる狛犬泥棒の話です☆ ほんとにあとがきが面白い方なのです☆
「あえてどれに載ってるかは言いません。著作を全部買え全部(ぇ」
それにしてもご家族が素敵ですね☆
「……腹痛いです。笑いすぎた!」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スカイワード→bk1→amazonは、空を目指す中性体のアケル、擬人のアムレード、舞巫女姫のナナを中心として展開するお話。なんかこう説明がむちゃくちゃしづらいのですが空への想い&空を飛ぶシーンに関しては一見の価値ありです。

それでは本日の台詞解説。
要は最後の一文を紹介したかったんですよね。いいなあ……。


スクラップド・プリンセス

信仰だ? 笑わせるな。てめえらは何も信じる勇気が持てなかったから、ただ、考えるのを止めただけだろうがっ!

出典:赦されざる者達の騒動歌(スクラップド・プリンセス2)
キャラ:シャノン・カスール

スクラップド・プリンセスは「廃棄王女」にまつわるお話。ストーリーそのものとしてはそんなに斬新だとは思わないんですが、世界観細部の設定や、ストーリーの味付けがちょっと独特なせいか、読んでて結構楽しいです。

さて、では台詞。
シャノンは、廃棄王女たる妹を狙う刺客を迎撃します。その際、複数の敵が見事な連携を見せ「われらは信仰によりてひとつとなる」趣旨の発言をしてきます。
そこでシャノンは真っ向から反対するわけですね。刺客のいう「信仰」などはただのまやかしにすぎないと。
言葉じりを探すような感じになりますが、「信念」と「信仰」が似て非なるもの、そういう解釈がおこなわれているようです。
自分にとって、心の底から「信じられる」「守りたい」ものがあるか。これが2つの境目なのかもしれません。

言ったでしょ……誰かを守り抜こうと思うなら、誰かを殺す覚悟もいるんだよ。あなたの信念がどうあれ、それだけは分かっておいた方がいい

出典:赦されざる者達の騒動歌   キャラ:クリス

以前にも一回出した、スクラップドプリンセスよりの出典です。

妹たる「廃棄王女」パシフィカを狙って次々送り出される刺客達。兄のシャノンは、パシフィカを守りながらも、信念として人殺しを行うことを頑として拒否します。
しかし敵の攻撃が、もう助かることの決してない子供を盾にとって行われた時、シャノンは苦悩します。
そして攻撃をためらってしまうのです。
そんなシャノンに対し、クリスは「現実」をつきつけます。理想は立派でも、現実もみるべきだ、と。
そして自ら行動に出ることで、それを示して見せるのです。
ありきたりと言えばありきたりですが、人類普遍のテーマですねー。

俺は、俺だ。他の誰でもねえ。ベルケンス・タンホグリオって世界にただ一人の人間だ。俺が自分でそう決めたんだよ

出典:異端者達に捧ぐ鎮魂歌(スクラップド・プリンセス3)   キャラ:ベルケンス・タンホグリオ

託宣によって、生まれてすぐに忌むべき呪われた子とされた「廃棄王女」パシフィカを巡る物語です。逃避行、というのはちょっと違う気もしますが、あえて言えばそうなるかも。運命の日まで逃げつづけるパシフィカとその兄姉。
この物語の特徴は、主人公パシフィカが今一つ影が薄い事と(笑)、魔法理論に関する体系づけでしょう。たとえば魔道式を、あらかじめ呪文詠唱の一連の手続きを済ませておいて圧縮し、バッチファイルならぬ解凍呪文で高速起動する。これはなかなか趣味に走ってると思いませんか?
いーや、絶対趣味だとしか思えません。こういう設定が好きな人なら買いです。

ベルケンスというさる神官が、追いつめられた時に、「それでも命がけでなぜ職務を遂行しようとするのか?」そう問われて答えた台詞の中の一節です。
よくあるタイプの問答ではありますが、「俺が自分でそう決めた」のくだりが気に入りましたね。

「俺は君等が何と戦ってるのかは知らん。知らんが……とにかく自分の過去を捨て切ったら駄目だ。自分の夢とか望みとか想い出とか……捨てて身軽になるのは簡単だよ。だが、人間ってのは、剣だけを提げて生きていられるもんじゃない。生きていられても、ひどく歪んだ生き方になっちまう。
だから、捨てるな。平凡な世界を見限るな。寄り道もすりゃいいし、間違いだって繰り返せばいい。だから……闘うだけの人間には、なるな」


出典:赦されざる者達の騒動歌(スクラップド・プリンセス)
キャラ:サフィール

「スクラップド・プリンセス」は、廃棄王女をめぐって起こる物語で割とありがちなファンタジー……と見せかけて、魔法などの設定になかなか面白い点があって意外に見逃せなかったりします。(バッチファイル?による魔法の高速起動とか、考え付きそうでつかないでしょう?)

で、台詞。
店のおやじの悟った台詞。それ以上の説明はあえていらないんじゃないかと思います。それだけの情報量はこの台詞の中にありますからね……。

理想を信じるだけで生きてゆけるのなら、この世に戦争など起こりはしない。餓死する幼児も、陵辱される乙女も、捨てられる老婆もいないだろう。だからこそ我等は常に選択を迫られる……もう一度聞くぞ。それは君にとって全てを捨ててまで行うべき、価値のあることなのか?

出典:捨て猫王女の前奏曲(スクラップド・プリンセス)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/112P
キャラ:フランキ伯爵

酒飲んでへろへろで、更新遅れてしまいました。すいませーん。

「スクラップド・プリンセス」は、剣と魔法の世界。国を滅ぼす存在であると託宣で予言された、「廃棄王女」を巡って物語は進みます。
一人の王女を守るために、周りの人々を巻き込むことは許されるのか? そもそも託宣は真実か? 廃棄王女を巡る謎とは? 主人公たちの明るい性格もあってさくっと読めますが、実は大変重いお話なんで、その辺も考慮にいれつつ読むとよいのではないかと。
何度でも書きますが、魔法の設定関係が大変好み。その手にこってる人にも目を通してもらい作品です、はい。

台詞の解説。
来すでに殺されているはずの廃棄王女を守って闘いつづける兄妹に対しての問いかけです。たとえなんの力もない女であろうと、託宣で世界を滅ぼすとされた存在を、周りを巻き込んでまでかばい続ける必要があるのか? ってことです。
反論するのは簡単ですが……主人公たちの行動に対してたまには疑問を持ってみるのも必要なことだと思います。どんなに無茶な理屈でも、それを忘れて読みふけられるかどうかで、ある程度小説の魅力が見えてくるのではないかな、と。 なーんか思い切り脱線してますが(^^;)、たまにはこういうのもありってことで。

「確かにあなたは弱い人間ですね。
ですが誇っていい弱さだと思います。
弱いからこそ優しくなれるし、弱いからこそ強くなろうと前へ進めます。誰だって弱いから、絆が生まれ、弱いから一所懸命考えて、他人を思いやれます」
「…………」
「本当に強い人間がいるとすれば、それは弱さを切り捨てた者ではなく、それを認めた向こうに強さを築いた者なのだ……と。母の言葉ですが」

出典:スクラップド・プリンセス/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/4巻225P
キャラ:ラクウェル

通称「棄てプリ」。なぜスク・プリでないのかは謎が残ったままですが、とにかくうまい言い換えですねー(^^)
作品自体の解説は今回はお休み。

台詞の解説〜。ラクウェルが話している相手は、過去に、大儀の名のもと目の前の正義から目を背けてしまった人です。(ネタばれにつき、具体的には書きません)しかし、その事でずっと後悔しつづけてきたのです。
たった今も公開の言葉を吐き出す彼に対し、ラクウェルは諭します。
……それにしてもラクウェルの母親というのは、そうとうにできたひとだったみたいですね。弱さを認めるにも、実は強さがいる、とまあそんなことを考えてみたりして。

「――立つか? あるいは、そのまま泣くか?」
「決めろ」

出典:捨て犬少女の夜想曲(スクラップド・プリンセス5)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/121P
キャラ:ルーク・スターム

「スクラップド・プリンセス」は、『廃棄王女』たるパシフィカを巡る物語です。国の宣託により、呪われた絶つべき命とされながら、周りの一部の人々によって、逃れ、成長したパシフィカ。彼女に迫る追っ手と、守護者としてパシフィカを守ってきた血のつながらない兄弟であるシャノンにラクウェル。
果たして『廃棄王女』は本当に廃棄されるべき存在であったのか?
そのような疑問を中心として、物語は進みます。
魔法に関する概念と描写が印象的ではありますが、ただのアクション中心ファンタジーと思ったら大間違い。ごく普通の「正義対悪」の構図に満足しないファンタジー好きな方は迷わず読んでおきましょう。個人的には、印象的な会話文が多いので、名台詞を抜き出しやすいのも密かにポイントです(笑)

で、台詞なんですが……これは小エピソードに関わる台詞です。
ルークの目の前で、小さな子が転んでしまいます。ここで普通なら即刻手を差し伸べてやるところですが、ルークはそうせずただ問い掛けるのみ。
子供にとっては、実はすごく重い選択なんです。でもこの子供はちゃんと自力で立ち上がるんですね。そこで続いてかけた言葉が「見事だ」。昨今の甘やかされ放題なお子ちゃまも、せめてこの程度の教育を受けていたらねえ……少しはわがままも言わなくなると思うんですが。なかなか印象的なエピソードでした。

「あのね、パシフィカ。
言わないと分からないわよ。どんな事も。私たちは結局、あなたとは違う人間なんだから。ものの感じ方も、考え方も、少しずつ違う人なんだから。あなたが分かっても私たちにはわからない事だってあるんだから。だから言葉にする事を怖れてたら、駄目よ」

出典:捨て犬少女の夜想曲(スクラップド・プリンセス)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/214P
キャラ:ラクウェル

【公式サイト】うごうご榊くん
作者さんインタビューやファン投票などなど充実してます。たくさんの方が訪れているはず……ですが、JAVAを切っているせいかカウンターがまともに表示されず不明(^^;)

「スクラップド・プリンセス」は、一言で言えばファンタジー。舞台の設定としてはそんなにぶっとんだものではありません。
生まれたときに、国を滅ぼす存在「廃棄王女」と呼ばれ、いてはならないものとして追われる王女パシフィカ。血はつながらないものの、家族としてパシフィカを守る、兄シャノンと姉ラクウェル。本当に廃棄王女とは廃棄されるべき存在なのか? というのがおおよその物語の核です。
ちょっと独特な魔法の表現であるとか、キャラクターの心理描写、そういう細かい部分が好きな作品です。なお、5巻目あたりまで来ると当初よりも話のスケールがでかくなっています。

さて、台詞の解説ですが、兄であるシャノンとパシフィカがけんかをしてしまいます。お互いにすれ違ったまま、ずるずると状況が進む中、「言っても理解してもらえないのでは……」と説明をためらうパシフィカに、姉が諭しているという次第です。
黙っていてもわかってもらえるだろう、と言うのは単なる思い上がりにすぎなくて、例え家族であろうと自分のことは言わない限りは自分にしかわからないものである、と。

「僕は、こんな事をする騎士になりたかったわけじゃない……こんな『切り捨てる』正義がほしかったわけじゃないんだ……!!」

出典:半熟騎士の行進曲(スクラップド・プリンセス4)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵:安曇雪伸/255P
キャラ:レオポルド・スコルプス

【公式サイト】なし
公認サイトの「うごうご榊くん」あり。公認とはいえ、ファン投票の結果に作者さんのコメントついていたり、ここでしか見れないキャラ設定などあるので、ファンなら行っておくべきでしょう。

「スクラップド・プリンセス」は、剣と魔法の世界。
国を滅ぼす存在であると託宣で予言された、「廃棄王女」を巡って物語は進みます。
一人の王女を守るために、周りの人々を巻き込むことは許されるのか? そもそも託宣は真実か? 廃棄王女を巡る謎とは? 主人公たちの明るい性格もあってさくっと読めますが、実は大変重いお話なんで、その辺も考慮にいれつつ読むとよいのではないかと。
紹介するたび書いてますが、魔法の設定関係が大変好み。その手にこってる人にも目を通してもらい作品です、はい。

で、台詞の解説。
レオ君は幼い頃騎士にあこがれ、騎士になろうとがんばってきました。
それがなんの因果かたまたまパシフィカ達「廃棄王女ご一行」と知らず関わることになります。そしてその後、パシフィカが廃棄王女と知り、抹殺する決断を迫られます。
しかし、廃棄王女が究極の悪の存在であったにせよ、だからといって知り合った女の子をあっさり殺すのが正義なのか? こんなやりきれない思いが、台詞に集約されてます。正義って怖いですからね、くわばらくわばら。(00/8/11)

「いいかい? 俺が言ってるのは――頼るのも、技術だっつー事」
「…………」
「あんた、頼り下手なの。自分に自信を持つのは結構だし、一通りなんでもできちゃうのは誇っていいけど。それに拘泥したら、一人ではどうしても解決できない事にぶち当たったら、あんた、そこで終わるよ?」

出典:つかの間の歌劇曲(スクラップド・プリンセス)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵:安曇雪伸/234P
キャラ:キダーフ&シャノン・カスール

公認サイト:うごうご榊君
定番です。

「スクラップド・プリンセス」は、説明省略……しようと思ったらけっこう前に紹介してから日が経っているようなので再紹介しときます。
舞台は剣と魔法の世界。国を滅ぼす存在であると託宣で予言された、「廃棄王女」を巡って物語は進みます。
一人の王女を守るために、周りの人々を巻き込むことは許されるのか? そもそも託宣は真実か? 廃棄王女を巡る謎とは? 主人公たちの明るい性格もあってさくっと読めますが、実は大変重いお話なんで、その辺も考慮にいれつつ読むとよいのではないかと。
しつこいくらい書いてますが、魔法の設定関係が大変好み。(例として魔法を短縮起動するために、前もって圧縮かけておいた魔法式をバッチファイルで展開するとか)その手にこってる人にもおすすめです、ええ。

さて台詞の紹介に移りましょう。
その前に前提条件として、シャノンが剣だけでなくすべてにおいて器用であり、誰の手も借りずになんでもこなせるということをまず認識しておいてください。
そのシャノンが勝手違いなことにぶつかって戸惑っているいるところ、元敵だったキダーフに思いもよらず諭されることになる……そういう構図になっています。
私には絶対縁のない話ですが、世の中の天才肌な人は肝に銘じておいたほうがいい名台詞ですね、これ。しょせん人一人でできることは限られているわけで、そこをはっきり認識しておかないとつまづくというありがたいお話です。重ねて言いますが私には関係のないお話。そんな風に言われてみたいもんだ……(^^;)(01/1/8)

会話をしろ〜〜〜〜ッ!

出典:通りすがりの子守歌(スクラップド・プリンセス)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵:安曇雪伸/51P
キャラ:パシフィカ・カスール

【作家公式サイト】うごうご榊くん
【絵師直営サイト】なかよひモグダン
リンクしといてなんですが、絵師さまのサイトは一応お子様不可って事で。ま一応……(^^;)

さて。
本来ならここで「スクラップド・プリンセス」について紹介するのが恒例と言うものですが……今日はやめときましょう。だって紹介する台詞があまりにもアレすぎるし(笑)

で、その問題の台詞です。
使用されているのはパシフィカからラクウェルに対して。ひたすら自分のペースで『恐いこと』をしゃべり続ける姉に対し、パシフィカの悲痛な叫びが響くというところですね。
使われる状況はいろいろあるでしょうが、この台詞は使用機会が多そうです。宇宙からの毒電波を受信して、ひたすらわけわからんことを吐き出しつづける相手は最強です。言語の通じない相手ほど始末に終えないものはありません。
そんな意味で、これは著名な絵画ムンクの『叫び』でも頭に浮かべながら使用するのが楽しいかも。(01/1/27)

『幸せな負け犬、ここに眠る』

出典:通りすがりの子守歌(スクラップド・プリンセス)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵:安曇雪伸/93P
キャラ:読み人知らず

作家公認サイト:うごうご榊くん
【絵師直営サイト】なかよひモグダン
私がいっつも感心しているのが、上のうごうご榊くんのQ&A。ここまで回答してもらったらファン冥利に尽きるでしょうねー。公認サイトの方向性としての答えの一つかなーとか思ったり。

さて、本日の書き出しは名台詞とはなんの関係もありません。
いわゆる日記がわりのようなもんです。
このサイトも最近になってずいぶんお客さんが増えたため、今の形のサイトしかご存知ない方も多いことでしょう。
でもね、実のところもともとここはPBMのファンサイトだったんですよ、いや本当に。各種のリアクションをテキスト化して公開したりしていたんですが、個人サイトとしてはまあがんばったほうじゃないかと思います。私の参加していたPBMの元締めである遊演体が傾いていくにつれ、このサイトの方向性もどんどん変化していき、今のような姿に……。
……ってどうしてPBMから名台詞紹介に化けたんだろう。うーん謎です(笑)。もはや管理人でさえどう変化すればこうなるのか聞きたいくらいです。
結局サイト運営というのは作っては壊し、作っては壊しの試行錯誤しかないんですね。数え切れない失敗という名の屍の上に現在の姿があるのです。
まあそんなわけで……現在試行錯誤して悩んでいるウェブサイト管理人の方々。やっていけばなんとかなるものです。気楽に行きましょう、ええ。

いらんこと書いていたらまぶたが重くなってきたので、今回は「スクラップド・プリンセス」の紹介は省略します。

けっこう刺激的なこの台詞は、お墓の墓碑銘です。
特殊技能者としての訓練を積む過程で、戸籍を含むすべての個別情報を抹消され、死んでも墓に刻む名はなし。死ねば総てが終わり、自分が存在していたという事実さえ消える。戦い、勝利することだけが存在意義である彼らの存在に対する皮肉めいたものも読み取れる文句だと言えます。
生き続けることの意味は……とかいろんなことを考えさせられる台詞として選んでみました。(01/2/15)

「私――酷いよな」
「そうだな」
「格好悪いよな」
「そうだな。
――そんな事は百も承知で彼等はあんたに付いてきたんじゃないのか?」

出典:獣姫の狂詩曲(スクラップド・プリンセス) 《小説》/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵師:安曇雪伸/244P
キャラ:セーネス・ルル・ギアット&シャノン・カスール

【作者公式サイト】うごうご榊くん
【絵師直営サイト】なかよひモグダン
つくづく綾波が好きなんだなあと思いました(謎)

 ▼本日の小ニュース▼

こんにちわ、木乃葉子です☆
とうとう晴れて表舞台を勝ち取ることが出来ました。これもひとえにみなさまの応援のおかげです。ありがとうございました☆
(管理人注:比喩でもなんでもありません。いつになったら看板娘のプロフィールは公開されるのか、といった類の度重なるツッコミがなければこの企画は実現しなかったでしょう(^^;
さて、このコーナーではネットで拾ったまいじゃーに関わる興味深い話題を紹介していきますね。それでは初日のニュース。

■伊藤明弘版権物作品集「Blue gale」発売。→bk1→amazon
B級アクションと銃撃戦を描いたら天下一品、作品が進むほど謎が解けるどころか謎が増える「ジオブリーダーズ」の作者、伊藤明弘さんの作品集ですね。タイトルでピンと来た方もみえるかもしれませんけど、ザブングルと聞いて即反応できるのはお年を召された証拠かと☆
ともかく伊藤明弘さんのファンならお忘れなくどうぞ。


 ▼本日の作品&台詞解説▼

「スクラップドプリンセス」→bk1は、一見ありがちに見えなくもないファンタジー小説です。絶対とされる宣託によって、呪われた子とされ本来死すべき運命だったところを生き延びた王女パシフィカ。
その存在が発覚し、次々に送り込まれる刺客。彼女と、血のつながらない双子の姉兄は運命に抗う旅を続けます。そして次第にスケールアップしていく真実とは……。
ありがち、と言わなかったのは魔法などの設定がしっかりしていることと適度な「痛さ」をこの作品が背負っているからです。特に個人的には各種魔法の設定がお気に入りですええ。

台詞の解説ですが、本編に大きく関わってくるのできちんとしたことは言えません。ただ……
完璧な人間などいない。それでも多くの欠点を補ってなおあまりある長所のために、人は誰かを信じてついていくのだ、と言っておきましょう。
なお台詞は地の文との絡みで少々編集が入ってます。
(01/11/15)

『味方の力は大きかったら頼もしくは思うけど。怖がる必要なんて、どこにあるのよ?』

出典:遥かなる追想曲(スクラップド・プリンセス10)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵師:安曇雪伸/141P
キャラ:パシフィカ

【作者直営サイト】うごうご榊くん
【絵師直営サイト】なかよひモグダン

くーはく。

★2002年7月17日(水)
『深刻なネタづまり……』

ダメです。台詞が全然ピンと来やがりません。あるいはひらめきがあればお昼に更新できるかも。

追記:
で、なんとか更新しました(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■悪魔の辞典エゴイスティック・ロマンティシスト内のコンテンツ)
あの有名な辞典をWEB上で、そのまま翻訳して公開されています。これで本を買わなくても済みますね☆
「自分は、身近に「歩く悪魔の辞典」がいるので不要ですが(泣 」
なにかおっしゃいましたか☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スクラップド・プリンセスは……すいません今日はなんとか台詞を引っぱり出すのがせいいっぱいで作品紹介までは厳しいです(汗。

では台詞解説へ。
だいたい人間と言うのは勝手なもので、味方に強いものを求めるくせにいざ強い者が周りにいると「こいつ裏切るんじゃないか」と疑心暗鬼になるもの。この不信感から、強すぎる人間は疎まれます。
そういう強すぎて疎まれる側の屈折した感情を一言で吹き飛ばしてくれる台詞です。この辺が真似できそうで真似できない、パシフィカの魅力なんでしょう。

「今更何を――と思うかもしれないけど。私はきれい事が好きなの。馬鹿馬鹿しくても、青臭くても、そういうのが好きなのよ。そしてそういうのを――自由とか平等とか、博愛とか……そういう事を大まじめに言える人々が好き。それは私にはないものだから。
彼等を血で汚したくないの。青臭い理想でも、それを血で汚したくないの。だから、私は貴方達にそういう事全てを背負わせた。その事については弁解しないわ。私を憎んでくれても構わない。
けれども貴方が誰か――誰でもいい。フォルシス王子でもいいし、ウイニアという子でもいい、ネイレディア様でもいい、誰かそういう『汚れていない』人達を護りたい思うのなら、血にまみれなさい。殺しなさい。潰しなさい。汚れは自分が全て引き受けなさい。あなたがそうして戦った分だけ、その人達を護る事ができるのよ。そして、その結果どれだけ貴方が汚れようと――それは誇っていい汚れよ。私はそう思うの」


出典:路地裏の挽歌(スクラップド・プリンセス) (小説)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵師:安曇雪伸/56P
キャラ:バロネス

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【絵師直営サイト】
なかよひモグダン
特記事項なし。

★2003年5月1日(木)
『あ! 告知忘れてました(汗』

いきなり既に締め切りましたという告知もアホすぎるので、ひっそりこっそりリリアン・ベストスール・アンケートの締め切りは連休終了、つまり5日まで延期します。うあーバカすぎー……。
ともあれまだ投票してない方は決断の上(笑)、ご投票をお願いします。

  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ネタバレあれやこれや
先日紹介したネタバレに関するご意見の、補足と言いますかむしろこちらが本論ですね☆
「関係ない話ですが、いい台詞って超絶ネタバレな内容のことが少なくないからけっこう難しいですええ(^^; 」

■滝本竜彦エッセイ・超人計画最終話
そして彼は生きて伝説となりました☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スクラップド・プリンセス→bk1→amazonは、えー……少なくとも妹萌えが主題の話ではないです。たぶん(^^;
世界を滅ぼすと託宣を受けたため、公式には存在しないことにされ処分されたはずの「廃棄王女」パシフィカ。その存在しないはずの彼女と兄弟として育てられた兄・シャノンと姉・ラクウェルの三人。この三人の絆などを軸としつつ、廃棄王女を巡るさまざまな話が展開していくことになります。
一言で言えばおもしろいですええ。
魔法の設定とか、そういう周辺の設定事項に惹かれるタイプの人にもいいと思われますね。

はいそれでは本日の台詞解説。
あえて細かいことは言いませんが裏方で暗殺などの汚れ役を引き受ける者の矜持としてとらえてもらうのがよいかと。

「それは――あなたの意志?
誰かに強制されたとか……そう思う様にし向けられたとか……そういう事ではなくてそれは貴方自身の意志?」
「さあ。どうだろう。いろいろな人の思惑が働いているとは思うよ。でも――それを言い出したら、何にも始まらないし。それに」
「それに?」
「自分で、こうしたいって思ったのは、多分――特務戦技兵として育てられてきて、初めての事だから。
そりゃ、迷いもあったけども。でも迷えるって事は、僕にも自由意志があったって事でしょう? 為政者の都合によって兵器として育てられてきたこの僕にも。
だから――僕としては、自分で『そうしたい』って思える事は、『誰かの味方になってあげたい』とか、『誰かを助けてあげたい』とか、そういうのは、なんていうのかな――
凄く嬉しい事なんだよ」


出典:反逆者達の多重奏(スクラップド・プリンセス) (小説)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵師:安曇雪伸/176P
キャラ:ラクウェル・カスール&クリストファ・アーマライト

【作者公式サイト】うごうご榊くん
【絵師公式直営サイト】
なかよひモグダン
特記事項なし。

★2003年8月9日(土)
『積読の海で溺れそう』

今月の電撃新刊9冊。先月の新刊で未読なのが2冊。その他スニーカーやら富士見ファンタジアやら比較的優先順位の高いものだけで30冊近くあったりします。もう笑うしかありません(汗


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スクラップド・プリンセス→bk1→amazonは……ええと解説サボり(^^;
あ、一言だけ言っておくならよっぽど歪んだ趣味をしていない限りまず外れない、誰にでもおもしろいと思える剣と魔法の世界の物語です。

さて本日の台詞解説。
だいたい見てわかるとは思いますが、自由意志に関わる話です。ネタバレの危険があるのであえて解説しませんが、それを抜きにしても悪くない台詞かなと。


スケッチブック

「いーじゃない にわとりがピーちゃんでも!!」

出典:スケッチブック (コミック)/ブレイドコミックス/小箱とたん/1巻20P
キャラ:春日野日和

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年5月28日(水)
『1回休み』

ま、台詞だけ更新したからよしということで……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スケッチブック→bk1→amazonは、独特のゆったり空気感を持った4コマ漫画なんですが……えーとあえて言えばあずまんが大王に近いものがないこともないです。全然違う気もしますが<どっちだよ
一応は高校の美術部の面々が送る日常、という形をとってます。感情表現はするけど、主人公がしゃべらなかったり全然オチてないんだけど妙に納得してしまったり、なんか不思議感覚。はにゃーんとした気分で読む1冊ですね。

さて本日の台詞解説。にわとりと言うからピンと来ませんが、ひよこにピーちゃんならまことによくある安直な名前のつけ方。犬のポチ、猫のタマ、ハムスターのハム、etcetc……。
安直で悪いかっ!!

「りんご」
「ごますり」
「りんご」
「ごますり」
『なにやってんだ?」
「メビウスゲーム」
『名前はともかくやってることはしょーもないぞ』


出典:スケッチブック (コミック)/ブレイドコミックス/小箱とたん/1巻67P
キャラ:田辺涼&氷室風&先生

【作者公式サイト】なし
【絵師公式直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年8月13日(水)
『学校を出よう!読了』

まずは銀盤カレイドスコープ感想リンク集にリンクを3件追加。地味にじわじわと布教効果が出ている感じでなにより(笑)
http://d.hatena.ne.jp/mitty/20030811#p5(8/11)
http://silver.lacmhacarh.gr.jp/diary/diary.html?08112258(8/11)
http://www.eonet.ne.jp/~kamia/index.htm(8/10))

さて。
話題になった涼宮ハルヒの憂鬱→bk1→amazonと同じ作者の作品でありながら、こちらはあまり話題にならない学校を出よう!→bk1→amazon。どうやら2巻を読んでる人は(まだ?)少なそうですが、いろいろ気になっていたので他の未読本を押しのけ先に読了しました。
結論。
時間ものSFです。それもきちんとした構造は図にしたほうがよいくらいの。大枠の世界観は1から引き継いでいるので、シリーズで読むに越したことはないですがいきなり2を読んでも特に問題なし。SF者の方お試しになります?
なお、個々のキャラクターは弱め。ハルヒのノリを期待するのであればそれはあきらめましょう(^^; 細かいことはうまく言葉にできないので後は各自の目でお確かめくださいませ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ブックオフに欲しい本はない(リンク元ロスト)
「新古書店の客層って、(今までだったら読みきれないから新刊には手を出さなかったけれど)安いからとりあえず確保→結局積読、みたいなヘビーユーザーの存在が大きいんじゃないかな。カンだけど」
IDタグの早期導入と、現行法の改正などで新古書店で本を売る際のチェック体制を見直すこと☆ これに尽きますね☆
バカにモラルを説くだけ無駄なので、業界全体で協力して万引き野郎を殲滅です☆

■乙一さんの『きみにしか聴こえない』ドラマCD 試聴ファイル公開カトゆー家断絶より)

■銀盤カレイドスコープ感想リンク集
2、3日掲載しておきますね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スケッチブック→bk1→amazonは、ほのぼの系というほんわか系というかとにかく微妙な4コマです。独白はちゃんとあるのですが、主人公が全くしゃべらない4コマってのは珍しいかも。地味で素朴でなんてことのない日常。

本日の台詞解説。
……えー申し訳ありません。ネタ不足のためかわけのわからない台詞を引っ張ってしまったようです。


涼宮ハルヒシリーズ

「東中学出身、涼宮ハルヒ」
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」


出典:涼宮ハルヒの憂鬱 (小説)/スニーカー文庫/谷川流/絵師:いとうのいぢ/11P
キャラ:涼宮ハルヒ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
ベンジャミン
特記事項なし。

★2003年6月10日(火)
『新刊消化状況』

11冊中、2冊撃破。
ただし以前からの宿題分はカウントしてません。……楽しいけれど、こりゃ大変だ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■寝坊して遅刻しそうになり、慌てて朝食のパンをくわえながら急いだところ、交差点で同じように急いでいた女子高生に正面衝突する確率の算出方法を教えて下さいgobbledygookより)
質問もうまいし、回答されてる方もお上手。ざぶとん一枚ですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

涼宮ハルヒの憂鬱→bk1→amazonは、第8回スニーカー大賞を受賞した作品です。ジャンルは……そうですね、エンターテイメント系の学園小説と仮にしておきましょう。
この作品においてもっとも強烈な個性をはなっているのは少女・涼宮ハルヒですが、主人公自体は一応キョンという男で、本文も一貫してキョンの一人称で書かれています。少々文体には癖がありますが、テンポがものすごくいいので、どんどん読み進められるのではないでしょうか。
で、印象的な台詞を本日紹介してますが、涼宮ハルヒとはこういう少女です。「普通でないもの」を求める彼女を中心として、いろんな人が巻き込まれながら物語を形作っていくのですが……だめだ、うかつに言うとネタバレだ!
と、いうわけで読むべし。
文体にさえ拒否反応が出なければ非常に楽しめるエンターテイメント小説ですええ。

さて、本日の台詞解説。
高校登校初日、各自の自己紹介をする中、開口一番ハルヒの自己紹介がこれ。……すごすぎです、ハルヒさん。

「そっちのほうが面白いじゃないの!」

出典:涼宮ハルヒの憂鬱 (小説)/スニーカー文庫/谷川流/絵師:いとうのいぢ/35P
キャラ:涼宮ハルヒ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
ベンジャミン
特記事項なし。

★2003年6月12日(木)
『疲れて爆睡して寝過ごして遅刻寸前だったとある日の朝』

昨日は↑で更新できませんでした。こういう時には起こしてくれる人のいる自宅通いのありがたさが身にしみます。一人暮らしだったら100%遅刻してましたね(^^;

さてさて、新刊消化状況はこんな感じです。
●学校を出よう!→bk1→amazon
涼宮ハルヒの憂鬱と同一作者の手によるもの。変人のオンパレード。
●「しずるさんと偏屈な死者たち」→bk1→amazon
変則的な安楽椅子探偵もの。このレーベルにあっては希少価値ものですが、ちゃんとミステリしてますので、そっち方面が好きな人も安心(笑)
●しにがみのバラッド→bk1→amazon
優しい死神少女のお話。典型的な癒し系小説。

上の3作は……お好み次第かな? 癖は少なめなので作品傾向とかを参考にしてみてください。ちなみに「しずるさん〜」は上遠野浩平さんの新作ですええ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日もお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

涼宮ハルヒの憂鬱→bk1→amazonは、昨日も紹介したんで補足だけ。
とにかくテンポ。一気に読めるって事はエンターテイメントとしては大事なことだと思うんですが、見事にその条件を満たしてます。
難解なテーマでいろいろ考えさせるタイプの話ではなく、キャラクターの魅力とテンポで引っ張っていく感じですね。それさえ了解の上で読めばかなりおすすめできます。

さて、本日の台詞解説。
細かい説明は抜き、一言で言って涼宮ハルヒのすべての行動原理です。……確かに大事です。

うっかり時限爆弾の起動スイッチをいれてしまったばかりに、爆弾抱えて右往左往するマヌケ役を押しつけられた一般人的高校生。それが今の俺の置かれた立場である。しかも「涼宮ハルヒ」と書いてあるこの爆弾には爆発予定時刻までのカウントダウンが表示されないのである。いつ何時炸裂するのか、どのくらいの被害をもたらすのか、中に何が詰まっているのか、それ以前にこれは本当に爆弾なのか、誰かが爆弾といってるだけのガラクタなのか、それすら解らないのだ。
そこらを探しても危険物専用のダストシュートを発見できるわけもなく、それはつまりこの人的危険物はセメントでも塗りつけてあったかのように俺の手を離れないということでもあった。
ほんと、どこに捨てたらいいんだろうな、これ。

出典:涼宮ハルヒの溜息 (小説)/スニーカー文庫/谷川流/絵師:いとうのいぢ/12P
キャラ:キョン

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
BENJA-MING
特記事項なし。

★2003年10月6日(月)
『お知恵拝借』

諸事情により、発言者単位もしくは発言単位でROM禁止にできるチャットシステムを探しています。チャットルーム全体をROM禁止にすることは閉鎖的になるため回避したいのですが、ROMしてる人に会話ログをとられて部分引用されるような行為を防止する手段を確保するためです。
可能であれば現在使用しているzoochatベースがベストですが、なければ他のシステムを使うのもやむを得ないと思っています。どなたか適当なチャットシステムをご存知の方、もしくは既存のシステムをカスタマイズしてくださる奇特な方がいらっしゃいましたら情報提供をよろしくお願いします。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ライトノベル作家最萌トーナメント 決勝トーナメント
いつの間にかずいぶんと進んでいるようですね☆
「さすがにここまで来るとベテラン強いですね。……おかゆまさきって名前だけ異様に浮いているのは気のせい?」

■さわやかな朝の挨拶のガイドライン仮藻録より)
難易度が高いためかえって良作ぞろいとなっているようです☆ あなたも挑戦してみますか☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

涼宮ハルヒの溜息→bk1→amazonは……エンターテイメント小説です。特にこの巻では軽快なテンポが作品のすべてと言っていいでしょう。以上説明終わり。
ついでに同作者の涼宮ハルヒの憂鬱、学校を出よう!シリーズがともに2巻出揃ったところでの個人的評価ですが……私は学校を〜を推します。ただし1巻だけでの評価だとハルヒの方が評価高し。
キャラクター描写と、志向しているセカイ系の描写のバランス次第といったところでしょうか。

なにはともあれ本日の台詞解説。
気がつけば涼宮ハルヒにいいように振り回されている語り手のキョン。彼から見たハルヒの人物像です。めちゃくちゃ言ってます。

世界があたしを中心に回るようにせよ

出典:涼宮ハルヒの退屈 (小説)/スニーカー文庫/谷川流/絵師:いとうのいぢ/デザイン:?/編集:?/88P
キャラ:涼宮ハルヒ(の書いた短冊)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】BENJA-MING

特記事項なし。

★2004年9月4日(土)
『行ってきまーす』

9/4(土)〜9/7(火)まで管理人は会社の慰安旅行に出かけますので更新停止します。(土曜朝は更新しましたが)


さて行く前にメモも兼ねて。
ここの感想文みて思い出しました、そういやトリシア、まだまだ修業中!→bk1→amazonを買い忘れてました! 参考までに誤解のないよう捕捉しておくと、富士見ファンタジア文庫から出ているトリシア先生シリーズ→bk1、→amazonのプレストーリーに当たる存在で、なんと5年の学習に連載されていたという変わった経緯を持ってます。そのプレストーリーとしては既にトリシア、ただいま修業中!→bk1→amazonが出ていてその続編に当たります。
なんせエンタティーン倶楽部が児童書のカテゴリに入ってしまっているため、シリーズの根っからのファンさえ買い忘れている可能性が大きいためここに記すものであります……私もですが(苦笑


あ、あと現在読み中で期待通りの当たり作品は、トリプル・スパイ→bk1→amazonですね。
これはSFコン・ゲーム小説としておもしろかったスター・ダックス→bk1→amazonの続編に当たります。
詐欺の天才とか天才ハッカー、誘惑の天才、スリの天才などがドリーム・チームを結成して大がかりなペテンを働くというストーリーですが、騙される方もおとなしくしてるような輩はおらず、油断していると逆にこっちが騙されて窮地に陥ったりと手に汗握る展開がよいのです。新書なのでお値段は高めですが、きっと値段分のおもしろさはあると思います。
おすすめ。特にコン・ゲーム小説好きなら迷わず買い!!


……いかんこんなことしてるまに出発時間が迫る迫る!! でわ!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日もお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

涼宮ハルヒシリーズ→bk1→amazonは……説明省略。(ごめんなさい、最近こんなんばっかり。帰ってきたら精進します)

本日の台詞解説はパスですが……こういう傍若無人さこそがハルヒらしいなあ、と。あとは引き際ですね、うん。ひっぱりすぎはよろしくない(謎


進め!聖学電脳研究部

そんなパーフェクトジオングみたいな珍妙な生き物いるわけがないじゃないですかっ!!

出典:進め!聖学電脳研究部   キャラ:西新井護

いやあ、この漫画手に入れるのは苦労しました……発売日だまされるし(笑)
作者の平野耕太はとっても「まいじゃー」な作品を描くので大変注目株です、ええ。

さて、と。
いきなりこれはいくつか注釈がいりますね。
まず状況。ストーリーそのものはあってなきも同然ですが、一応高校のゲーム研究会の活動風景を描いたコミックです。描写の対象がなんかスゲー偏ってるけど(笑)
で、これは部長の女の子の好みを聞いたときに、「外見が詩織で、性格虹野。夜は鏡」といったせいです。
これはよーするにときめきメモリアルに出てくるキャラをたとえてますが、ムチャクチャだと思っとけばまちがいなし(^_^;)
さらにパーフェクトジオング。足のついたジオング。つまり実際には出てこなかったモビルスーツ。
それくらい珍妙な生き物、ということです(笑)

と、いうわけで本日は極めて個人的なイチオシ台詞をお送りしましたー。

スター・ハンドラー

「ペテロ・シュルツはどうしてペテロ2を作ったんだ?」
「その先は仕事の話になる。仕事となれば、君は僕の部下。丁寧にお願いしなさい」
「どうしてだ、サー、プリーズ」

出典:スター・ハンドラー/ソノラマ文庫/草上仁/絵師:鈴木雅久/上巻65P
キャラ:ミリ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
たぶんファンサイトはないはずです。

本日から月曜日まで、ちょっと遅れた夏季休暇に突入。
歌月十夜とか歌月十夜とか歌月十夜とかやろうかなと思ってます。ひょっとすると一泊旅行するかもしれないけど未だになんにも決めてません<いいかげんだな、我ながら。

ではさっそく。
「スター・ハンドラー」は、異生物訓練士のミリがトラブルに巻き込まれつつも、その特異な才能を活かして切り抜けていくSF小説です。……ちょっと違うような気もしますがまあ気にしない気にしない。
なんといってもこの作品最大の特徴は、異生物訓練士という特異な職業に尽きるでしょう。
ようは動物の調教師を異生物でやってみました、とそういうことです。凶暴な宇宙生物にいかにして近づくか? さらには簡単な命令を聞くことができるようにはどうやってしつけるか? などですね。あくまで技術が先にあって、「情愛があればどんな生物とでもお友達」という安易な方向に流れていないところに好感が持てます。
今日現在ではまだ上巻しか出ていませんが、これはまいじゃーの名にふさわしい作品だと思います。うえのような話に興味がもてるならおすすめ。

本日の台詞はなんてことのないやりとりなんですが、微妙におかしかったので選んでみました。
つまり「私は上司なんだからそれなりに敬語表現を入れろ」という要求に対し、見事に応えているわけですね。
あえて日本語に変換すると、「早く教えろ、ください」とかでしょうか。こういうの好きです。 →bk1
(01/9/14)

「やっぱり、夢見る純真な少女として、将来について、真剣に考えるべきかな」
「いや。人は、将来について真剣に考えるべきではない。なぜなら、真剣に考えたって、その通りにはなりっこないからだ」

出典:スター・ハンドラー/ソノラマ文庫/草上仁/絵師:鈴木雅久/下巻311P
キャラ:ミリ・タドコロ&ヒュー

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトはたぶんないと思われます。

昨日に続き、本日も寝過ごしました……(汗)
いや、まことに面目ない限りです。とりあえずネタは保留にしておいて、さっそく作品の紹介を手短に。

「スター・ハンドラー」→bk1は、少々毛色の変わったSF小説です。
人類とは異なる生態系を持つ宇宙生物を調教して犬や猫のごとく使役する職業・異生物訓練士。
ミリセントはそんな異生物訓練士の成り立てですが、訓練にはかなりの才能を持った少女です。そこに異生物を調教して売却することで利益を得ている会社などが絡み、何時の間にか事件が大きくなっていくのですが……すんません、詳しく解説している時間が……(^^;
多少SF小説特有の読みにくさがありますが、SFに慣れていれば問題ありません。この異生物訓練士という一風変わった設定がたいへんおもしろく、また内容にも生きています。
また、作品内に素数にかかわる話が鍵となっているのですが、この辺がまた変わっています。SF好きならこれはなかなかの良作です。
まいじゃー、といって差し支えないでしょう。

さて本日の台詞解説ですが……。
人生に関する新見解ということで(笑)
「明日があるさ」ってなお気楽ソングがありますが、ああいった感じの精神かもしれません。そんなに人生軽く考えていいのか、とは思いますが、確かに根の詰めすぎはよくないかも。
(01/10/5)

「ちょっと、無理があるんじゃありませんか?」
「無理はあるものではなく、通すものだ。どこに無理がある?」


出典:さまよえる海 スターハンドラー2 《小説》/ソノラマ文庫/草上仁/絵師:鈴木雅久/上巻41P
キャラ:名前のない男&ザイブ・アンダーオーバー

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
リンクはサボりました(^^;

★2002年3月29日(金)
『山のような新刊を横目に君は』

『マリア様がみてる』の新刊、一部では既に早売りされてたみたいです。
読みたい〜、うがー!

まあいろいろ新刊を買ってますが、一部の層にとって重要と思われるのはスニーカー文庫のファイナル・セーラー・クエスト完全版→bk1→amazonでしょう。もはや半ば伝説と化しつつある(笑)、小説を書かない小説家・火浦功の復刻ものです。未収録短編と書き下ろし!が載ってますので、ファンはお忘れなく。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■第1回ライトノベルフェスティバル
31日開催です。直接会場に行って、参加もできるみたいですよ☆
「参加費2500円……なかなか微妙なお値段で……」
ゲストの方はこんな予定になっているみたいです☆
「? …………え、と。うーん、方向性がイマイチ見えないような……(汗)。まあ予算の都合とかもあるし、ね……」
私たちはどちらにしろ遠方で行けないので、東京千駄ヶ谷方面にお住まいの方は検討してみるのもよいかもしれませんよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スターハンドラー→bk1→amazonは、能力があるもののいささか性格に問題がある異生物訓練士ミリと、彼女の就職した会社が、異生物に関連した仕事を引き受け、図ったかのようにやっかいなトラブルに巻き込まれるSFです。
さまざまな形態や習性の異なる異生物の特徴を的確に分析して利用していく描写がおもしろいです。特に1巻の異生物の習性に素数!が関わってくるあたりがひねりが効いていて、おもしろかったですね。あとは性格のひねくれまくった人物同士の会話とか。(この会話で好みがわかれそうな気はします)

さて、本日の台詞解説。
これは本編を全く知らなくても問題なく使える台詞ですね。なんか禅問答のような、それでいてきっぱり言い切ってます。


スタンダード・ブルー

あの女ときたら度外れな箱入りで常識が通じやしねえ
気がついたら駆け落ちを強要されて……
ありゃ人間じゃねえ 大蛇だ
俺の人生を丸飲みしやがった……

出典:スタンダード・ブルー   キャラ:猛

おことわり。「スタンダード・ブルー」は少女を主人公にした海洋ロマンコミックです。上のお話はすごーくささいな端役のエピソードに過ぎないのですよ。いやあ、個人的に海洋ものは好きなんで、「スタンダード・ブルー」はイチオシしたい作品なんで断っておこうかと(^_^;)

さてさて、上の台詞。うしお海洋便利舎七不思議のひとつとまで言われる(笑)、猛の美人な奥さん。財閥のご令嬢なんですが、端役の割には全段ぶち抜きで登場する豪華ぶり(笑)
ま、それはともかく人生の丸飲みというのはなかなか言い得て妙かなーと思うわけですね。現実にありそうで怖いけど……ね。

「背伸びして爪先立っても見えるものは知れとるさ
じゃが志磯ならその精一杯さで 自分の光で探すものを照らせる… わしはそう思うよ
それで…充分じゃないのか」

出典:スタンダードブルー/YKコミックス(少年画報社)/宇河弘樹/66P
キャラ:夏目泰造

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
宇河さんのファンサイトならあやかしの茶やへ。昔探した時はなかったですからねえ、なんか嬉しいです。出版社の許可を取ってオフィシャルなイラストが各所に使われています。これって実はかなりすごいことですよ?

ようやくおおまかには引越しのキリがついてきました。ふーやれやれ、と。

本日は掲示板で話題になっていた、数少ない海洋ものコミックのうちのひとつからお送りします。海洋ものってかなり少ないんですよね。好きなんだけどなあ……。
さてその海洋もの。
「スタンダードブルー」は、祖父の経営する海洋サルベージ会社に家出に近い格好で飛び出してきた少女・志磯(しき)のことを描いた物語です。ちなみに1巻完結。
遭難船の救助などを通して少女の心の成長を描いていきます。ビジュアル的なものとしては、海中で淡く光る海蛍に尽きるかと。深海潜水艇で潜る海底がとても印象的です。
やっぱり海はいいなあ……。

それでは台詞解説。
祖父の会社に転がり込んだまではよかったものの、仕事を手伝おうにも自分が役に立っていないと落ち込む志磯。そんな志磯を祖父が慰めているんですが、ちょうどこのシーンに海蛍が登場しています。その情景と絡ませて読むと、より印象的な台詞になるかと。
追記:なぜちゃんと扱ってないのだbk1(怒)
(01/8/5)


ストレイト・ジャケット

「この世で一番高価なものは人間の命――その事については異論はないがね。
この世で一番値引がきくのも、人間の命なんだよな」

出典:ニンゲンのカタチ(ストレイト・ジャケット)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/1巻57P
キャラ:レイオット・スタインバーグ

公認サイト:うごうご榊くん
あまりにもここの存在が大きすぎるので、他のファンサイトをしらべてませんが、もしかしたら他にもいいところあるかも。

本日の解説はお休み。キーボードに紅茶をこぼして完全に挙動不審になってしまい、とてもまともに文字入力をしていられません。新しいキーボード買わなきゃ……(泣)(00/8/29)

解説の補完。
「ストレイト・ジャケット」は、SF小説です。
魔法が発見され人類がその恩恵にあずかることになったものの、魔法の副作用である「呪素」によって魔物化した人間が暴走して無差別に人間を殺戮。魔物の力はあまりにも強大で、警察や軍隊では歯が立たず「戦術魔法士」と呼ばれる戦闘の専門家によって、かろうじて魔物の被害を食い止めている……そういう背景世界を持ったお話です。
全体的に虚無感が漂っている感じがあって、榊さんの既出作品「スクラップド・プリンセス」でも時折出てきた「退廃感」「虚無感」を、前面に押し出した作品表現になっています。戦術魔法士の装備など、造語連発でそりゃもう世界観重視派にはうっとり(笑)
個人的には強くおすすめ! 世界観重視、あとまっすぐできれいなだけの話なんてやだという変化球な人は特に読むべし。

「憎む相手がいるのは幸せなことだ。
裁くべき罪があるのは幸福だ。それが物語を終わらせる」

出典:ニンゲンのカタチ(ストレイト・ジャケット)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/1巻160P
キャラ:レイオット・スタインバーグ

【直営サイト】省略
本日もキーボード不調により省略させていただきます。

本日も解説はお休み。キーボード買いに行く暇がない……。掲示板とかへの書き込みも、あまりにも手間がかかりすぎてするにできず。この調子で行くと、もう1日くらいは解説文がつけられないかも。ご迷惑おかけしますが、ご理解のほどを。(00/8/30)

後悔できるうちは、まだまだ幸せだってこった

出典:ニンゲンのカタチ(ストレイト・ジャケット)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵:藤城陽/1巻288P
キャラ:エレナ

【公式サイト】なし
用語集とかどこか作ってくれませんかね? 他力本願(^^;)

「ストレイト・ジャケット」は先日紹介しているので、今回は説明は省略です。
来月の新刊が出ないうちに言っておきますが、設定を重視する人、底抜けに明るいだけの作品に真実はない! と考える人にはとくにおすすめしておきます。
ていうか個人的に続編が読みたいので、ぜひ買いましょう(笑)
なにしろまいじゃー的な要素をもつ作品と言うのは、商業的には微妙な立場にいることが多いですからね……「好きなんだけどなあ。売れるかなあ」という心配をいつもしなければいけないのが辛いところではあります。

さて、それでは本日の名台詞。
語るのはその辺のおばちゃんで、人生経験を語っていると言う感じでしょうか。
本当のところ、地の文の方を紹介したかったんで、ここでひっぱっておくことにします。
『本当に絶望した者は後悔などしない。後悔し、苦しみ、もがいている内は、まだまだいける。まだその先がある。まだ先があるというのは――それがどれだけ見えにくい、霧に閉ざされたような行く先だとしても――それは幸福なのかもしれない。だから人は――死のその瞬間まで、努力次第で自分を幸せにできる筈だ。幸せでなかったとしても、幸せに向かって進む事はできる筈だ』
後悔できるうちは幸せなんだ、という考え方はぜひとも覚えておくべきことでしょう。(00/9/6)

「起きなさい、レイオット・スタインバーグ!」
「何が『けじめ』よ! 何が『不幸の物語が終わる』よ! 知った風な口きいて!」
「自分で終わらせる勇気もなかったくせに! 誰かに終わらせてもらうのを、指をくわえて待ってるくせに! 前に進む事から逃げてたくせに!」
「あんたなんて――あんたなんてアイツと同じよ! 逃げてるくせに……恐いから何も考えないようにしてるだけのくせに! 最後は死に逃げ? それも他人に殺してもらって。何一つ自分ではできないくせに、大きな顔しないでよ! 自殺する気概もないくせに!」
「許さないから。アイツみたいに状況に流されて、死んで逃げるなんて許さないわよ。男だったら――人間だったら死ぬ前に一つぐらい、何かしてから死になさいよ!」

出典:ニンゲンのカタチ(ストレイト・ジャケット)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵:藤城陽/1巻252P
キャラ:ネリン・シモンズ

【公式サイト】うごうご榊くん
公認から公式に昇格したそうです。あと、この作品について小コーナーを作ってあるサイトが一応ありました。

まずは前日分の情報修正。
「R.O.D.」の公式サイト、ウルトラジャンプの方を忘れてました。こっちは立ち読みも出来るし、連載時だけの特典「読王」が読めるので、なかなかよいです、はい。

「ストレイト・ジャケット」は、SF小説です。
魔法が発見され人類がその恩恵にあずかることになったものの、魔法の副作用である「呪素」によって魔族化した人間が暴走して無差別に人間を殺戮。魔族の力はあまりにも強大で、警察や軍隊では歯が立たず「戦術魔法士」と呼ばれる戦闘の専門家によって、かろうじて魔族の被害を食い止めている……そういう背景世界を持ったお話です。
全体的に虚無感が漂っている感じがあって、榊さんの既出作品「スクラップド・プリンセス」でも時折出てきた「退廃感」「虚無感」を、前面に押し出した作品表現になっています。
戦術魔法士の装備など、造語連発でそりゃもう世界観重視派にはうっとり〜。
個人的には強くおすすめ! 世界観重視、あとまっすぐできれいなだけの話なんてやだという変化球な人は特に読むべし。
直球な話が好きな人には向かないかもしれませんが……よーく考えてみると、このサイトに足を踏み入れてるような人には意味のない注意がきだったかも(笑)

さてさて、本日の台詞も地の文を省略した形でお届けしています。
主人公のレイオットは、超一流の戦術魔法士なんですが、生に対する執着心が極端に少ないところがあります。とにかく虚無的なんです。
つまり、簡単にあきらめてしまうわけなんですが、それを彼に関わった人間が怒っているという構図です。
生きて反撃しろと言う意味で使われているんですが、実のところ最後の一文「死ぬ前に何か一つくらいしてから死になさい」がお気に入りですね。(00/11/9)

「こだわりが人生を豊かにするのさ。なあ?」
「こだわりが争いを生んだりもするけどな」
「レイは人生にこだわりがなさ過ぎるんだよ」
「おまえのはこだわりじゃなくて偏りだろう」


出典:ツミビトのキオク(ストレイト・ジャケット2)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵師:藤城陽/128P
キャラ:ジャック・ローランド&レイオット・スタインバーグ

【作者公式サイト】うごうご榊くん
【絵師直営サイト】しまうま工房
この作品に特化したファンサイトは残念ながら見つかりませんでした。だれか作らないかなー<他力本願

「ストレイト・ジャケット」は、SF小説です。
何十年か前、魔法が発見され人類はその恩恵にあずかることにりました。しかし、魔法の使いすぎによる「呪素」で魔族化した人間が暴走して無差別に人間を殺戮する事件が多発。魔族の力はあまりにも強大で、警察や軍隊では歯が立たず「戦術魔法士」と呼ばれる戦闘の専門家によって、かろうじて魔族の被害を食い止めている……。そういう世界で無資格ながら超一流の戦術魔法士としての腕を持ったレイオットを主人公としてストーリーが進んでいきます。
魔法や魔族の概念、戦術魔法士の装備など、うっとりする(笑)造語連発でたまりませんです、ええ。
また全体的に退廃的な雰囲気が漂っているので、そういうのが好きならばぜひ手を出されることをすすめます。2巻になって前向き要素も出てきましたんで、そこも念頭においておくとよろしいかと。

さて台詞解説ですが……実はまだ途中読みなんです(^^;
そもそも発売されたばかりでネタばれの危険もあるわけですが、直接的には本筋に関わるわけではない台詞なのでご容赦を。休憩時に入れた紅茶に対するこだわりから端を発した台詞です。
なーんということもない台詞なんですが……妙に心にひっかかるものがあります。本編ではそういう使い方はされていませんが、マニア道をうまく表しているような気がしませんか?
某巨大掲示板におけるこだわりの応酬とか(笑)、まいじゃーという概念自体が偏りだとか。(01/4/22)

「不思議です」
「何が?」
「みんな。理屈に合わない仕事をしています。レイオットも。面倒ならやめればいいのに」
「大人はそういう訳にいかないの。理屈だけでこの世が回ってる訳じゃないんだよ」
「ならば理屈が存在する意味もありません」


出典:オモイデのスミカ(ストレイトジャケット) 《小説》/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵師:藤城陽/216P
キャラ:カペルテータ&レイオット・スタインバーグ

【作者直営サイト】うごうご榊くん
【絵師直営サイト】しまうま工房
ファンサイト? 調べる時間なし(^^;

★2002年2月6日(水)
『そしてすべては灰に還る(^^; 』

いろいろ他人様の日記に迷い込んでて思ったことを書いては消し、書いては消し……載せるのやめ(^^;
結論。分不相応に半端に語るような真似はやめて、おとなしく今日もひたすら紹介に徹しようと思います。
葉子:「三流は三流らしく、ですね☆」
……そういうわけで三流管理人極楽トンボは今日も行くのです。あんまり何回も書き直してるうちに何言ってんだかさっぱりわかりませんが気にしないで下さい。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ほしのこえ、下北沢等で放映開始
Other voices -遠い声-の管理人さんが個人で!製作しているアニメーションが下北沢・トリウッドで公開中。また、2月17日に大阪・プラネット映画祭で、また3月30・31日の東京ビックサイト・CG Carnival 2002でも放映されるとのことです。
予告編もダウンロードできますので、未見の方はぜひ見ておいてくださいね☆
恐ろしい完成度の作品ですよ☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ストレイトジャケット→帯画像→bk1→amazon、はすまん説明は明日(^^;
いやもうすっかり寝坊して更新する時間がなくなってしまいましたですよ!

さて、本日の台詞。
ある意味ストレイトジャケットにおけるキーキャラクターと言える、カペルテータの台詞です。ちなみに3巻はカペルテータがいっぱい登場します。ちなみに続いてます。
カペルは特殊な生い立ちをした関係で、普通の人のごく当たり前に持っている行動・感情の動きとかなり異なる面を持っています。その最たる例がこの質問と言えるでしょう。世間知らずと斬って棄てる事は簡単ですが、それでは済まない重みを抱えた台詞です。

「単純に、人の形をした存在を殺すのが怖いのか? ふざけんなよ。
殺す事の意味と重みを――どれだけそれが重いものかも知らない甘ちゃん共が、いきがって人に銃なんぞ向けるんじゃない! 人を殺そうっていうのなら、銃に弾を込める前に、自分の頭にきっちり殺意を仕込んどけ!」


出典:オモイデのスミカ(ストレイトジャケット) 《小説》/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵師:藤城陽/228P
キャラ:レイオット・スタインバーグ

【作者直営サイト】うごうご榊くん
【絵師直営サイト】しまうま工房
ファンサイト? 調べる時間なし(^^;

★2002年2月7日(木)
『読書中毒者に50の質問、作成中』

掲示板でいろんな案を出してもらって作成中です。終末週末までにはがんばって公開できるようにしたいですええ。あとは回答をどういう形で公開していこうとか細部を思案中。

あ。
今さらだけど、名台詞データベースからそのままリンクだけ残してあと全部消去したら、作品別リンク集ができますね。すばらしい、大好きな手抜きが出来る(笑)
おまけ。空の境界致命的感想(笑)。わかる人には笑えます。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■凸版印刷が米E Inkとの提携を強化
早い話が「電子ペーパー」事業に日本の大手が本腰を入れたと言うことですね☆
日常レベルまで普及してほしいものです。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

昨日は帯のリンク切れてましたすいません、と。
ストレイトジャケット→帯画像→bk1→amazon、はダークな雰囲気漂うファンタジーです。
世界で魔法が発見されて数十年。世界が魔法なしでは成り立たなくなるほどにまで普及したその時事件は起きます。魔法の使いすぎで人間の体内に、毒素が限界値を超えて蓄積して発生する人間の魔族化。
大量の魔族化を街ごと焼き払うことで撃退したものの、以来人は魔族化に怯えながら日々を暮らすことになります。それでも魔法自体の使用をやめることはできぬまま……。
こういうストーリーの元、魔族を退治する民間の戦術魔法士レイオットを主人公にして話は動いていきます。全体的にどこか退廃感が漂ってます。魔族に対抗する各種の設定や装備が雰囲気出てます。
一番大きいのは魔法の使用制限についてですね。体力の限界でもなければマナが尽きるわけでもない。特殊な装備を着て魔法を使用する魔法士も、やはり限界を超えて魔法を使用すれば魔族化してしまう点。これが物語に緊張感を作り出しています。
手っ取り早く世界観を知るなら各巻末に基礎知識が載っていて、用語解説があるので、これを読めば好みかそうでないかすぐにわかるかと。
私としてはこういうのはお好み〜。

えー本日の台詞解説。
状況はネタばれになるから言いません。でも名言。
覚悟のないヤツが武器なんか持つな、と。これはいろんな面で応用できそうな台詞です。テキストサイトの「祭り」をみていてちょっとそんな感想を持ってみたりしました(^^;

思えばそれはひどく単純な事だったのかもしれない。
母親でなくてもいい。父親でなくてもいい。
それは誰であってもいいのだ。
誰かが望むこと。誰かが喜ぶこと。誰かが祝うこと。
ただそれだけでいい。
それだけで――そのものの存在には意味が生まれる。
その者がそこに生きて在る事はけっして無意味にならない。
だから――
「………ありがとう」


出典:オモイデのカナタ(ストレイト・ジャケット) (小説)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵師:藤城陽/398P
キャラ:カペルテータ・フェルナンデス

【作者公式サイト】うごうご榊くん
【絵師直営サイト】しまうま工房
特記事項はなし。

★2002年5月11日(土)
『忘れ物いっこ』

なにやら盗作騒動が同人誌でも商業誌でもあがってます。詳しくは同人誌生活文化総合研究所の5月10日を見てもらうとして、と。
葉子さんから一言あるそうです。
「あなたが落としたのはこの金のプライドですか、それとも銀のプライドですか☆」


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■超SF入門求道の果ての5/9ヲタク放談より)
前もって断っておきますが、こちらの日記も合わせて読んだ方がわかりやすいと思われます☆
「あーなんだか微妙に笑えないんですけど……」
けれど、少なくともまいじゃーは排他主義ではありませんから☆
「まーね。あんまりジャンル分けとか興味ない。本格的かどうかも興味ないし」
ええと、これについては2ちゃんねるのライトノベル板で使われているキャッチが的を得ていると思いますよ☆
あなたがそうだと思うものがライトノベルです。ただし、他人の同意を得られるとは限りません。
「で、どう結論するよ?」
広辞苑はおもしろいので、ライトノベルなんか読む暇があったら広辞苑を読んでくださいね☆ 読まないと……いえなんでもありません☆
「……一番たち悪いのはお前かっ!」


  ▼「マリア様がみてる」強化月間コラム
            ああっ白薔薇さまっ その11▼

ごきげんよう。
ふ、ふ、ふふふふ……これを見よっ!
諸君、私はマリア様がみてるが好きだ
でわっ!


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ストレイト・ジャケット→bk1→amazonは、ダークな雰囲気の漂うファンタジーです。上で体力使い果たしたので解説は勘弁(^^;
ですが、やや暗めの話の方が性にあっているという方には文句なしにおすすめします。退廃感の漂い方とかもよさげなんですよね。

で、上の台詞は出生その他が特殊で誕生日すらわからない状態のカペルテータが、みんなで勝手に決めた誕生日を祝ってもらっている時のものです。
ふだん無表情で、感情をおもてに出さない彼女の「ありがとう」は千金の重みがあるのです。

「……誕生日
それは――でも――私は……」
「……誕生日でなくてもいいんだよ
貴女が此処に今生きて在る事が――ちょっとでもたくさんでもいい、貴女と出会えて、嬉しいって想う人が、その事を表明する為にこういうお祝いはあるんだから。だからいつ生まれたとか、何処で生まれたとか、誰から生まれたとか――そんなのはどうでもいいの」

出典:オモイデのカナタ(ストレイト・ジャケット) (小説)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵師:藤城陽/397P
キャラ:カペルテータ&エレナ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

さぼり中。

★2002年8月1日(木)
『さらに帰還まで秒読み中』

さすがに半年以上もから浜松にいたせいか、いまひとつ帰る実感がわかないですね……ともかくあと2日。
この冷蔵庫に半端に残りまくったものをどうしようかと途方に暮れるのでありました。

追記:先日紹介したルパン3世風タイトルメーカーですが、ソース元がアクセス規制を食らったようなので、こちらに上げておきます。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■続・反省せよ、汝の名は積み人なり
以前話題にしたたそがれSpringPointの日記で、今回は積み人の病理について詳しく考察されています☆
「ああ……読子のように一月に500冊読めたらいいのに」
きっとその時は一月1000冊買うだけだと思いますよ☆
「……ううっ、かなり的を射ているような気がする(汗 」
バカと読書狂いは死ぬまで直りません☆

■新潮社、書誌情報などを収録したCD-ROM付き書籍『新潮文庫全作品目録1914〜2000』を発売FANTASY Bookmarkより)
こういう企画はよいですね☆ ライトノベル系でもやってもらえると嬉しいのですけれど☆
「表紙画像の収録とかありなら、有料でも買う!」
個人的には斎藤さんの作られた同人誌「デュアル文庫総解説」のWEB構想などはおもしろいと思います。あとは実現だけですね☆
「……もしもし葉子さん、その微妙に意味ありげな目は」
特に意味はありませんよ☆
「期待しても何もない! 出ないったら出ない。……あ、みどりやさん次第、かな……(謎 」
なにか考えてはいるみたいです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ストレイト・ジャケットは、やや重くてでろでろ風味なサイバーパンク&魔法ものです。魔族の壊れ具合がなかなか素敵です。

今回の台詞は出生上の都合で誕生日がわからず、また恵まれた生い立ちとは言えないカペルテータ絡みのものですね。
勝手に誕生日を決めて祝っている周りに戸惑う彼女への答えは……。

「――憎め
無理をしなくていいんだ。憎んでくれていい」
「…………いえ
それじゃ駄目です。駄目なんですよ。それじゃ――何にもならない」
きっとそれはとても楽な事ではあるのだけれど。
しかしきっとそれは――誰の為にもならない。自分の為にさえならない。
「憎しみで自分を強くするくらいなら――憎んで悲しみを忘れる位なら――俺は泣き叫んでそれを紛らわせる方がいい。格好悪くても何でもいいから――俺は、弱虫のまま、泣き叫びながらでも、俺は――前に進みます」


出典:ヨワムシのヤイバ(ストレイト・ジャケット) (小説)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵師:藤城陽/406P
キャラ:レイオット・スタインバーグ&エリック・サリヴァン

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【絵師直営サイト】
しまうま工房
特記事項はなし。

★2003年2月7日(金)
『書評リンクでもにょる』

紆余曲折の末、早朝更新に戻しました。
なので今後の更新日付は基本的にカレンダーと一致するはずです。


一歩さんこの辺とかで書評リンクについて触れられてますね。
需要は常にあると思います。
最大の問題は利用者の求める機能と、管理人のお手軽に管理可能なものに隔たりがあるということなんですけれど、ね(^^;
うちでもこんなプロジェクトが一時期動いていたんですが、CGI担当みどりやさんの多忙により頓挫中。(一般ユーザー用実験場もあったんですが、現在サーバーエラー……。みどりやさん、復旧できせんか?これ)
おおよそのイメージはこんな感じ。
それぞれの書評リンク先には管理人が後からコメントをつけることが可能だったり、bk1リンクを張ったり表紙画像が参照できたり、使う側にはそれなりの利用価値があると思います。
でも上のような方式だと結局は手作業になってしまうんですよね(^^;
複数管理人体制にすればちょっとは手間も違うの、かな?

かといってndiary等の利用は私のような技術がさっぱりない人間には縁のない話なのです。私もそうなんですが乗り換える気も起きませんし。

で、もにょっただけで何ら物事は解決してません。あっはっは(汗


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本読み双六みすらぼより)
本読みの日常で公開されたものです☆ クリアするには相当な時間がかかりそうですね☆
「……あー! こういうのを図書館で丸一日かけてやってみたらどうだろう。サイコロ運が悪いと医学書のドイツ語原典を読む羽目になったりとかいいかも」
いっそ上をネタに小説を書いてみるというのもいいかもしれませんね☆ ノリ次第で蓬莱学園風にもバトルロワイヤル風にもできそうです☆
(完全に話があさっての方向にそれてます)


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ストレイト・ジャケット→bk1→amazonは、説明省略。あーただ、ダークな雰囲気が全体から漂ってくることは特筆事項かな。作品内に登場する魔物の個性が毎回非常に光っているので(笑)、それだけでも読む価値がある、かも。
個人的には最初のころと比べて主人公であるレイオットの虚無感が少なくなっているので、もっと虚無感プリーズ(爆

本日の台詞は、ネタバレの危険などがあるので解説しません。各自で解釈をおねがいします。


スパイラル〜推理の絆〜

「貧しき時に受けたパンは…命ほど価値がありましょう
7日7晩かかっても御恩すべては語れません」

出典:スパイラル〜推理の絆〜/ガンガンコミックス/水野英多/2巻27P
キャラ:?

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項はなし。

★2002年9月22日(日)
『今日も今日とてラグナロク』

葉子「で、本は読んでないのですか☆」
いや一応読んでます。読んでますから手に持った広辞苑はしまってください(汗
「おすすめはありますか☆」
えーと。
昨日も紹介した派手さはないけどいぶし銀な輝きの夕なぎの街トリシア先生、休暇中☆(ほんとはハートマーク(^^; )がよかったです。
ちなみに南房さんの作品「黄金の鹿の闘騎士」「月蝕記列伝」「トリシア先生シリーズ」は世界観が繋がってますね。中でもデビュー作の黄金の鹿の闘騎士はいいです。今でも時々読み返してます。
「で、他の作品はどうなっているのでしょうか☆」
…………。
読書の秋。
そこには様々な誘惑が待っており、読書道を貫くのは難しいです。いやほんとに。全く。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■萌える法律読本 〜ディジタル時代の著作権・法律ガイド〜カトゆー家断絶より)
「あー・・・どうコメントしたものやら・・・」
あら楽しいじゃないですか☆
要は漫画を使ったわかりやすい解説の「漫画」部分が並ではない、ということのようです☆ ちょっと気になりますね☆

■ブラウザで遊べる弾幕シューティング「Noiz2」カトゆー家断絶より)
お手軽に弾幕避けを楽しみましょう☆
「うう、目が、目が痛いー」」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

スパイラルは、本日手抜きにより説明省略。
あいすみません。


スレイヤーズシリーズ

悪人に人権はないっ!

出典:スレイヤーズ!   キャラ:リナ・インバース

もうそろそろ本編は終わってしまうであろう、でもきっと外伝はしばらく続くだろうスレイヤーズからの出典です。外伝の方が数多いです。なんで富士見ファンタジア文庫からでる小説って、こう外伝がやたらめったら多いのでしょう(笑)

さて、いつもながらスレイヤーズはよけいな倫理観が入らず、おのれに正直なのが特徴ですがこれも然り。盗賊のお宝をかすめとるリナに盗賊が抗議すると、彼女は決まってこう言い放つのです。
いやースカッとしますねえ。特にアメリカあたりでは喜ばれそうな台詞です(笑)

敵をあざむくにはまず味方から! 味方をあざむくにはまず自分から! 自分自身で裏切ったように思いこめば、それを見破れる者などいるはずがないわ!

出典:スレイヤーズすぺしゃる   キャラ:ナーガ

この間ふと気がついたのですが、スレイヤーズって本編よりも外伝の方が多いんでは……ひどい(^^;)

上の台詞なんですが、ひょっとして少しわかりにくいですか?「自分で裏切ったように思いこむ」=本気で裏切るということ。そりゃ見破れるはずないでしょ、ほんとに裏切ってたら(笑)
しかし正直なとこを言うと、さすがにスレイヤーズはシリーズが長続きしすぎてテンションが落ちてきた向きがありますね。そろそろ潮時かも……。

ドラまたリナ

出典:スレイヤーズ!  キャラ:なし 備考:リナの通称

スレイヤーズの主人公、リナ・インバースの通称。「ドラゴンもまたいで通る」とは全くもってよくはまっている。他にも盗賊殺し(ロバーズキラー)とかいう通称もあるけど、だんぜんドラまたの方がいい!しかし……記念すべき一発目がこれか……(^_^;)

天が裁きを下さぬならば、かわって私がくだすまでっ!!

出典:スレイヤーズすぺしゃる   キャラ:アメリア=ウィル=ステラ=セイルーン

正義オタク(笑)の困った王女、アメリア。彼女の言動は当然そういうものばかり。
したがって……状況説明なんぞいらんでしょ?
正義と言えば、せいぜいこの人を思い浮かべてください。それにしても、なんてとんでもない台詞なんだ!

埋めろ。住むな。あんな街。

出典:デモン・スレイヤーズ!(スレイヤーズ15)/富士見ファンタジア文庫/神坂一/80P
キャラ:リナ・インバース

【直営サイト】なし
ま、ファンページは腐るほど(笑)ありますが。

「スレイヤーズ!」は、ノリが至上のファンタジー小説です。悪人いじめが趣味で「ドラゴンもまたいで通る」と言われた魔道士リナを主人公として、一行のはちゃめちゃな道中を描きつつ、シリアスな展開も盛り込んでいます。
いまでこそそういうノリの小説はいっぱいありますが、神坂さんはこの手の小説をブレイクさせるきっかけになった立役者と言えるかもしれません。
ちなみにとうとう15巻で本編は完結です。お疲れ様でした。

さて、本編のネタばれをせずにおもしろい台詞を探していたんですが、これはサイラーグ・シティというやたらと魔族に襲われたりする不幸な町について語ったものです。
世界一不幸な街だの、さんざん言っておいて最後の締めがこれ。
はっきり言って笑いました。

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