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バーチャル・ガール

ごめんなさい、アーノルド。でもわたしは他人に所有されない自分でいたいの

出典:バーチャル・ガール   キャラ:マギー

出典はSFとしては新しめな、1994年に刊行されたエイミー・トムスンという作家の作品(ハヤカワ)です。
物語は、ある天才科学者が人生の伴侶にと作り上げたロボットが主人公。たいへんな美少女して作られたマギーは、この時代人工知能の開発が禁じられているため、見つかれば破壊されてしまいます。そしてふたりは追っ手をのがれ……つうお話。

名台詞のでどころは、アーノルドが出世し、マギーをただのロボットとしてしか扱わなくなった時、マギーが決別を決心したときのものです。
マギーはアーノルドから去る時に、言うわけですね。
まさにバーチャル。意志を持ったロボットの切なさとかが漂ってきます。
ついでに言うと表紙もなかなかです(笑)
某マルチにすっ転んだ人などにおすすめ(^^;)


パーティーのその前に

「あんた、顔は確かに綺麗だよ、大道寺。だけどね、あんたは美人であるということをわかっていない。美人とは心の在り方までが美しい人間にのみ許される称号。あたしたち美しく生まれた人間は、その美しさを武器に使ったその日から美人ではなくなるんだ。今のあんたは……醜いよ」

出典:パーティーのその前に (小説)/コバルト文庫/久藤冬貴/絵師:唯月一/185P
キャラ:一条紅子(こうこ)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
wild card project
特記事項なし。

★2003年5月9日(金)
『製本状態の「目利き」ってどうなのさ?』

さてさて、それは昨日、管理人が5月の電撃文庫新刊を買いに行ったときのこと。山積みの新刊コーナーの一角に陣取って、なにやらやってる大学生風の青年が一人。本を数冊ずつ手にとっては、文庫の角の部分をなにやらチェックしています。
「……『目利き』か」
管理人は個人的に、購入前に何十冊とある文庫本の製本状態を細かく確認する行為を「目利き」と勝手に呼んでいるのですが、彼はまさにその行為の真っ最中でありました。はっきりいって思い切り邪魔(追記:表現がどうもまずかったようで。邪魔というのは目利き行為そのものより周囲が目に入ってなくて彼の目利きしている本だけでなく、他の本をとる妨げになってたからです)です。それでもまあ他の立ち読みの人垣などをぬって新刊をゲットしまして、他の漫画新刊などを一通りチェックしレジに並んだわけですが……。
ヲイヲイまだやってるよあの青年……さっきから5分以上経ってないか? ご苦労なことです。

という一件がありまして。
もちろんこの青年の例は極端なものです。が、「目利き」する人自体はけっこう見かけるんですよね男女問わず。私はそもそもこの目利き行為が不思議でしょうがなかったので、この際話題にしてみようと思った次第です。
そこでズバリ。
製本状態の目利き行為は必要か不要か? 実際に目利き行為をする人はどうして目利きをするのか? 小説・コミック・その他ジャンルによって目利き行為の要不要が変わったりするのか?
これについて掲示板で製本状態の『目利き』について語るスレを用
意しましたので、匿名でもけっこうですからご意見お寄せください。日記などでの反応も歓迎です。
個人的には確かに文庫の製本状態には多少バラつきありますが、目利きをするほどヒドイ状態の本なんてそうそう当たるもんじゃないと思ってるんですけどね。読めりゃいいのさっ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■スタージョンの法則たそがれSpringPointより)
「SFの90%はクズである──ただし、あらゆるものの90%はクズである」
という法則のことをスタージョンの法則と呼ぶのですが、それにまつわるエピソードが書かれていますね☆

■連作・五十円玉二十枚の謎空想風景より)
瑞澤私設図書館ver4.0で公開されている、50円玉二十枚の謎に関するSSと、元ネタ等にまつわる関連情報が載っています☆
「自分、ミステリ読みじゃないからこの話は知らなかったです。なるほど、こんなのもありなのかー」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

上で時間を使いすぎてこっちに割く時間がー(^^;
パーティーのその前に→bk1→amazonは、学園ものというか推理ものというか青春ものというかまあごたまぜな話です。基本的に軽くテンポよく読むタイプの話ですね。なんとなーく気になったんでとりあえず少しこの作者を追いかけてみるつもり。

さて、本日の台詞は美人という自覚のある少女が同じく美人に対する説得?をしているんですが、なんというかいろんな意味ですごい台詞のような気がします。これをさらっと言ってのける一条さん、あなたはさすがですええ。


パートタイムプリンセス

「甘やかすのは好きじゃないから。自力で立ち上がるのよ」

出典:パートタイムプリンセス (小説)/MF文庫(メディアファクトリー)/神代創/絵師:山田秋太郎/256P
キャラ:芹沢一美

【作者直営サイト】虚房 /FICTORY
【絵師直営サイト】なし

特記事項はなし。

★2002年11月8日(金)
『今はただラグナロクオンライン暫定復活を喜ぼう』

さんざん延期のすえやっとラグナロクオンラインのサーバーが暫定復活したようです。アコライトな木乃葉子さんも、プリースト転職まであとちょっと。週末にはたぶん転職です。
葉子「本で群がる敵を殲滅する日も近いですね☆」

……の予定だったのですが。
調子こいて腕力を鍛えまくっているうちに、どうやら武器などに頼らず素手で殴ったほうが強いレベルにまで到達している模様。現在のにゃんこ先生ではなく、β1時代のにゃんこ先生が目標かっ!?


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ライトノベルファン度調査、女の子向けレーベルの得票が少ないわけ
概ねおっしゃる通りかと☆ 主催サイトの主要閲覧者層が男性ですし☆  ただ、投票者数が増えてきたおかげで少なからぬ女性の方にも票が入っています☆
「ほんとはもうちょい女性の方に投票していただきたいんですが(^^; 」

■ロサ・カニーナが見つかりません
なんだか切実さが伝わってきますね☆


お休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パートタイムプリンセス→bk1→amazonはいわゆる入れ替わりもの。あるとき突然普通の男子高校であるタクヤと異国のお姫様の精神が入れ替わってしまいます……。
と、ここまではよくある話。
実際白状すると、自分も少しだけ読んだ時点で積読にしてました(^^;
しかしこれは一味違いましたねー。あやうく隠れたまいじゃー作品を埋もれさせるところでした。ネタバレを避けたいので、あの先はあえて言わないことにしておきます。おすすめっ!

本日の台詞は、へこんでいる主人公に対しての励ましの言葉。叱咤激励と言う感じでしょうか。甘やかすばかりが人を支える方法ではない、と。

「女がふたりいたら話の種がどれだけあると思う?」
「見当もつかん」
「無限よ。いつも女のことばっかりの男どもとは違うの」
「差別だ」
「区別よ、くべつ。あんたたちが『女にはわからん』って言うのとは違うの」


出典:パートタイムプリンセス (小説)/MF文庫(メディアファクトリー)/神代創/絵師:山田秋太郎/187P
キャラ:芹沢一美

【作者直営サイト】虚房 /FICTORY
【絵師直営サイト】なし

特記事項はなし。

★2002年11月9日(土)
『懺悔』

昨日から連続で紹介しているパートタイムプリンセスの作者、神代創さんですが……こういう事を調査期間中に言うのはなるべくよそうと思っていたのですがあえて言わせてください。
神代創さんの作品を、ライトノベルファン度調査の300作品の中に加えていなかったのは私のうっかりミスです。ほんとうにほんとうにすみませんでした(泣
セルス騒乱記とか好きなんですよねえ……はみだしバスターズは今のところ積読ですがちゃんと確保はしてあります(^^;

と、かような感じで300選には多分に管理人の独断と偏見と趣味とうっかりミスによって構成されております。とほほ……


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■貸出状態などのステータス情報も管理可能な蔵書データベース「蔵書管理」v1.08FANTASY Bookmarkより)
フリーソフトですが、貸し出し状態の管理が出来るというのは意外に大きいです☆ 本をよく人に貸す方などは導入を検討してみてはどうでしょうか☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パートタイムプリンセス→bk1→amazonは昨日に引き続きのため、くわしい説明は省略しますが、読んで損のない作品だとはいっておきます。特によみはじめの印象と読み終わりの印象はかなり異なるので、立ち読み数ページで判断するなんて真似はしないように。再度おすすめしておきます。

さてさて本日の台詞解説。
「女のくせに」という悪口がありますよね? この上の一連の会話はそれに相対する台詞です。そゆのはよくないです。性別だけですべてを判断するのはやめましょー。

「甘やかすのは好きじゃないから。自力で立ち上がるのよ」

出典:パートタイムプリンセス (小説)/MF文庫(メディアファクトリー)/神代創/絵師:山田秋太郎/256P
キャラ:芹沢一美

【作者直営サイト】虚房 /FICTORY
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年2月23日(月)
『このライトノベルがすごい! 「本がなければwebを食べればで作ればいいじゃない」』

昨日の私の妄想このライトノベルがすごい!に海羽超史郎 not official の白翁さんより、「web上でやったらどうよ?」という提案がありました。それ考えなかったわけじゃないんですが、まとめる以前に選出基準とかがものすごーく大変そうなのであえて言わなかったんですよね(^^;
でもまあ、需要はかなりありそうですしまいじゃーな作品を掘り起こすいい機会でもあるので少し真面目に検討してみることにします。てーかすでに白翁さんの手でこのライトノベルがすごい!プロジェクトページまでできていたり。はやっ!
上記サイトの記述を叩き台にして、みなさんからの意見を募っていこうと思います。ご意見ある方は上記のプロジェクトページを眺めた上でこのライトノベルがすごい!プロジェクト専用スレかメール、もしくは適当に日記上で反応していただければアクセス解析経由でご意見を汲み取りたいと思います。
私がクリアすべきだな、と思ってるのは以下の点。

●ライトノベルの基準
公式サイトに対象レーベルが載ってますが、レーベルで区切るのが一番でしょうね。今の基準だと戯言シリーズとか脱落しちゃうんで、まだ考慮する必要ありかな。

●該当作品
2003.3〜2004.2発行の作品で、該当タイトルをリストアップしてweb上に一覧表を載せておく形に。これは必須でしょう。

●選者の選出
選者ですが、まずは本系サイトの管理人さん。そしてネット上にサイトを持っている作家さん&出版関係者さんも該当します。バランスをとるために、ライトノベルを一定以上読んでると思われる萌え系サイトも入れるべきでしょう。少女小説関連が私では弱いので、その辺のコミュニティをどうカバーするかも問題。
可能であれば図書館関係の人とか。
ただ、どうやってこの選者を選出するかという難問が……。自主参加は歓迎ですが、それに頼ったら間違いなくこの企画頓挫しますからね(^^; 主催側でアクション起こさないとダメでしょう。


とまあ、現状こんな感じで動いてます。ただし、私はあくまでも協力ですから。ええ名も無き協力者その一。自分で言っててかなり空しい……。とんでもないことに首を突っ込んでしまった予感が(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■クロスレビュー企画  「もえたん 萌える探偵小説」うたたねこやより)
Unlocked Roomの企画。着想が素敵です☆
「次は富士ミスのGOSICK→bk1→amazonなんてどうですかね? もってこいの材料だと思うんですが……。あるいは変化球で浪漫探偵・朱月宵三郎とか」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パートタイムプリンセス→bk1→amazonは、入れ替わりものとして隠れた傑作です。全3巻ですが、たぶんもともと続編を想定していなかったためだと思われますが1巻の出来が際立っています。MF文庫Jというマイナーレーベルのために目にしたことさえない方が多いと思われますが、機会があったら是非手にとって見てください。
もう一度言いますが、入れ替わりものとしては「こんな手法もあったのか!」というすばらしい作品です。イラストの位置なんかもお見事。

それでは本日の台詞解説。
えー……実は過去に紹介した台詞ともろ一緒だったりします(半分書いた後に気がついた)。でもいい台詞だからもういい! このまま紹介!


パーフェクト・キング

「君は疑問ばかりだな」
「自分で決められないのか?」


出典:消閑の挑戦者 (小説)/角川スニーカー文庫/岩井恭平/絵師:四季童子/230P
キャラ:安住蔵人

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項はなし。

★2002年12月10日(火)
『積読と格闘中』

消閑の挑戦者を読了。これ、スニーカー学園小説大賞の優秀賞受賞作なんですが……正直に言いましょう。
学園大賞、だいぶ持ち直しましたねえ。一時はアレがナニだと思ってたのですが(^^;
……いや、戯言なんで気にしちゃダメです。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ファンタジー小説ファン度調査
メモ代わりに☆ 後でやってみますね☆

■R.O.D -THE TV-(仮)情報掲載

■ガンパレードマーチ〜新たなる行軍歌〜公式ウェブサイトを公開


  ▼本日の作品&台詞解説▼

消閑の挑戦者 パーフェクト・キング→bk1は、うーんと一言で言うならスニーカー文庫版バトルロワイヤル?
実際はずいぶん違いますが、なんかこう変わった話でしたね。ヒロインと対になる存在としての男主人公の扱いがこれまた特殊。ヒロインの性格付けも変わってる、か? ともかくすべてにおいてイレギュラーな感じなので、読んでおくのが吉かと思います。

この上の台詞は読んだ如し。
ヒロインはとにかく疑問の多い女の子ですが、疑問から一歩も先に進めないところがあるのです。答えを出せないのではなく、出さないのでは? という意見が込められた台詞なのですね。


ハーモナイザー・エリオン

「ひょーほっほっほ! 目的のために手段を選ばず! 手段のために手間を惜しまず! それこそが革命精神! 尊敬する人はチェ・ゲバラ! この伊藤崎樹里杏、金のためなら命も削る覚悟でしてよ! ただし他人の命を!」

出典:ハーフダラーを探して (小説)/富士見ミステリー文庫/水城正太郎/絵師:ユキヲ/デザイン:菊池博徳/編集:?/307P
キャラ:伊藤崎樹里杏

【作者直営サイト】火星ホテルより生中継で
【絵師直営サイト】電脳皇帝

特記事項なし。

★2004年11月26日(金)
『ぐんにょり』

なるほど「見るな」といわれるわけだ。はいはいリセットリセット、切り替えてがんばっていきまっしょい(謎


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ハーフダラーを探して→bk1→amazonは、コンゲーム小説です。要するにキャラクター同士の騙し合いですね。その手が好きならぜひ。

それでは本日の台詞解説。
悪役の東京都知事、言いたい放題です。でもなんか自分に素直すぎて憎めません。


ハーモナイザー・エリオン

「あなたねえ! 仮にもこの炎の魔神ランドラが契約してる魔法使いなんでしょ! 恥ずかしい真似は慎んでよ!」
「恥ずかしいってことないだろ。だって、タダだよ?」
タダですよ、タダ。無料ですよ、無料。
「その単語ですべてを肯定するのはやめて」

出典:ツキをつかんだ?魔法使い(ハーモナイザー・エリオン) (小説)/富士見ファンタジア文庫/吉村夜/絵師:ことぶきつかさ/99P
キャラ:ランドラ&エリオン

【作者直営サイト】夜のページ
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年2月26日(木)
『ああ、なるほど!』

このライトノベルがすごい!の話。
少年向け・少女向けで分けるのでなく、投票者が男性か女性かで切り分けたらどうかというご意見をいただく。
……なるほど、それは盲点だったかも。その方向で行きましょう。絶対に傾向が変わることは確実なので。あと、ボーイズラブをどうしたもんか。切り分けようが無いといわれりゃその通りかも……うーんうーん。

管理人である白翁さんと、協賛者である自分の意見まだすり合わせがきちんとされてないので一般向けの投票の扱いについてはとりあえず保留な感じになってます。
個人的に最優先としたいのは
●2chライトノベル大賞との差別化(上手くやらないと同じような結果が出るだけ。同じことやる必要は無かろう、と思ってます)
●少女小説の発掘 → 女性票・女性選者の獲得
●作家さん・出版関係者の参加
ですね。某所の意見も参考にさせてもらってます。(白翁さんとは現時点で意見が異なる可能性があるんですが)私自身は別にこの企画でライトノベルのスタンダードをはっきりさせようとかそういう気はまるで無いです。
……というか。

ヨタ話をしてから、周りの状況が動くまでが早すぎて頭が追いついてないんですよね(^^; やー参った参った。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ハーモナイザー・エリオン→bk1→amazonは、えーと明日説明します。ちとへたり気味。

それでは本日の台詞解説。
あーまたギャグに走った……とか思うなかれ。まず今日は主人公のエリオンがお金のことになると目の色を変えるケチである、という事実を台詞でも強調するために選んだものです。で、この台詞は明日紹介する台詞と1セットで対比してもらうことで意味を為すわけです(ちとネタバレになっちゃうんですが……)。

もっと強く、もっとかっこ良くありたいと願った。そのためにこそ金が欲しい、大金持ちになってやる、そう思った……。
(俺は金が欲しい。それは、貧乏なせいで惨めな思いをしたくないからだ)
言い換えるなら、誇らしくありたい、かっこ良くありたいと願えばこそ、大金持ちになりたいのだ。
(あの瞬間、俺は六百万ディラのアキュラを投げた。俺にとっては血の出るような六百万ディラの大金を勝負のために投げた。そしてその一撃は、この炎の魔神をも救った。さすが天才調和術師だ、俺! そうとも、あの時の俺は誰がなんと言おうとかっこ良かった。少なくとも俺自身はそう思っている。あの瞬間、俺は自分だけの御伽話を手に入れたんだ。それはとても素敵なものだ。あの、アキュラの勝負に負けた遠い日の苦い思い出、それを補ってあまりある。誇らしくていつまでも胸を張れる素敵な思い出だ)
その素敵な御伽話に、今になってわざわざ自分でケチをつけるというのか?
誇らしくありたい、かっこ良くありたい、そのためにこそ金という力を欲しているのに。目先の金欲しさに心奪われ、誇らしさやかっこ良さにケチをつけてしまう、それは本末転倒も甚だしいのではあるまいか?

出典:ツキをつかんだ?魔法使い(ハーモナイザー・エリオン) (小説)/富士見ファンタジア文庫/吉村夜/絵師:ことぶきつかさ/315P
キャラ:エリオン

【作者直営サイト】夜のページ
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年2月27日(金)
『わー台詞長い!』

キャラの本質の台詞に迫ろうと思ったら途中で切るに切れませんでした。まあその分今日のは自信作?なんですが。

さてこのライトノベルがすごい!の話。
要するに。白翁さんについてはおいといて、私の場合きちんとした理念ができてないわけです。あの時点では完全にただの思いつきだし(^^; 各地からの提案をまとめるにも地盤がないともうどうにもなりません(^^;
そんなわけで、とりあえず白翁さんとは金曜夜に話し合いを持って、さらに土曜日の定例チャットでも隔離部屋を作って理念というか根元をきちんと固めようと思います(場合によっては、企画内容が180度ひっくり返ったりして……)。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■まず、「一人」に通じるものを書く(2/25)エロチック街道より)
論文だろうと小説だろうと理念は一緒なのではないでしょうか☆

■ファウスト賞応募原稿コメント(各地)
80年生まれ以降限定の小説賞で、賞金なし、歴史なし、権威なし、なんと編集長が163作品すべて1人で目を通してコメントをつけています☆ 作品そのものが見えなくとも、もの書きの方にとってのポイントのようなことにもさり気に触れていたりしますのでご覧になってみてはいかがでしょうか☆
「ちなみに、ファウストvol2ではもうちょっと濃い話が書いてあります。興味ある方はご一読を」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ハーモナイザー・エリオン→bk1→amazonは、金のことには人一倍ケチだけど調和術師【ハーモナイザー】(ぶっちゃけ召喚術だと思ってください)としてはかなりの能力のある少年が、超絶に強い炎の魔神ランドラを呼び出し、使役する話です。もっとも事はそう単純ではなくて、魔物との契約はギブ&テイク。ランドラの場合、能力が桁外れなだけに要求される金額も桁外れで、それなりのでかい山を踏む必要が出てきて、エリオンは奔走することに。
この作品の見所はエリオンのとにかくお金にこだわるケチっぷりと、だからといって金のためならなんでもするほど落ちぶれててもいないところ。
ごちゃごちゃ説明するより今日の台詞を見て判断してもらうのが一番でしょうね。
既に4巻で完結していますが、良作です。なにより4冊と手ごろなんで今から手を出してみてもいいんじゃないでしょうか。

というわけで本日の台詞はエリオンがお金にこだわるようになったわけ。正直ネタバレ的な部分があるかなあ、と思わなくもないですが……キャラの本質がこの台詞にあると思うんで採用です。なお、昨日の台詞と1セットでお楽しみください。

「いかにも、力がなければ生きてはゆけぬ。それがこの悲しき世のさだめ。しかるに、ただ弱者を食い殺し命を永らえるばかりが生か? ひたすらに力を集め、勝って勝って勝ち続け他者をその足で踏みしだくのが生のすべてか? くだらん。そのような生は知恵なき悲しき獣の生にすぎぬ。人の生は違う。力を持っている者は持っている者なりに、力を持たざる者は持たざる者なりに、力を己のためのみにではなく他者をいたわるためにも振るう、それこそが人の生。それこそが人であること。それこそが『強い』ことなのだ。

出典:やるときゃやるぜ!魔法使い(ハーモナイザー・エリオン) (小説)/富士見ファンタジア文庫/吉村夜/絵師:ことぶきつかさ/111P
キャラ:黒騎士

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特記事項なし。

★2004年3月17日(水)
『お疲れ中』


このバナーはご自由にお使いください。直リンクしてもらっても構いませんが、できればお持ち帰りの方がありがたいかな。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■MYSCON5 お薦めライトノベル・ミステリ10作品
つまり、ライトノベルだかミステリだか境界があいまいなものの中でのお勧め作品だと思ってくださいね☆

■さよなら妖精感想リンク集(3月14日)
最後のイチオシなのです☆

■太陽系10番目の惑星を確認 NASAが発表へ
「ら、雷王星だ! 間違いない!」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ハーモナイザー・エリオン→bk1→amazonは、天才だけどやたらお金にうるさい調律師(ハーモナイザー)が強力な魔物を召喚し、いろいろ起こる事件に対処していくうちに成長していく話、といったところです。
ただのコメディに終わらず、主人公がお金に汚い理由などもきっちり理由付けされてます。4巻で完結と言う座りのよさもあって、かなりのおすすめ。

それでは本日の台詞解説。
まあ見たままですね。力は大事かもしれないが全てではない、という心からの主張です。

「じゃあ、どうすればいいと思うんだ? 天誅を与えて息の根を止める、か?」
「そうせねば、きゃつめらに殺された人々も浮かばれますまい」
「そんなことをしても一ディラにもなりはしないよ。殺された人々には、まだまだこれから長い人生を生きていかなけりゃならない残された家族がある。家を焼かれた人々には生活を再建するための金がいる。黒騎士、お前は高潔かもしれないけど、でも、貧しいってことに無知だ。貧しさを救うのは、悪人を殺すことじゃない。金だ。俺はネブラを発つとき、メイベルと約束した。きっとやつらに破壊の代償を支払わせる、と。だから、やつらを殺すのではなく活かしたい。今は悪いことに使っている力を、もっと有益に使わせて、そうやって得た富を、やつらが犯した罪の償いとして還元したい。殺すには惜しい才能と大きな力だ。メイベルも、きっとわかってくれると思う」

出典:大志を抱いた魔法使い(ハーモナイザー・エリオン) (小説)/富士見ファンタジア文庫/吉村夜/絵師:ことぶきつかさ/254P
キャラ:エリオン&黒騎士

【作者直営サイト】夜のページ
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年3月23日(火)
『春眠』

眠い。まぶたが重い。思考力ほぼ停止。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ハーモナイザー・エリオン→bk1→amazonは、お金には汚いけど根は悪くなく、実力は在るハーモナイザー(調律術師・召喚術を使う)のエリオンが、強大な魔神を呼び出し、大きな試練に立ち向かっていくもの。主人公のエリオンは能力もあり、性格も悪くないですがさりとて完璧超人ではなく、むしろ欠点を見せながらもそれを補っていく様子がいいですね。
完璧超人なヒーローは落ち着かないという人にお勧め。全4巻で完結してますので、手を出しやすいというのも大きいです。

それでは本日の台詞解説。
主人公がなぜあれほどお金にこだわるかのかが見えてくる、そんな一幕です。


バーンストーマー

「おまえ、遠慮とか自重とかって言葉、知ってる?」
「……新聞記者が、そんなコト知ってると思う?」

出典:大西洋の亡霊(バーンストーマー)/ソノラマ文庫/笹本祐一/201P
キャラ:ジョナサン・ウォーカー&アイリーン・ウェス・ハーパー(ジェーン)

【直営サイト】なし
作品調べなら笹本祐一作品資料館を、笹本さんの紀行文が読みたい人は笹本祐一黙認ファンページあたりをどうぞ。

「バーンストーマー」は、ARIELシリーズでおなじみの笹本祐一さんの作品です。ジャンル的には、うーん……複葉機冒険活劇(ちょっと無理があるけど)
た世界は第一次大戦終結直後の世界で、複葉機がいっぱい出てきます。それ以外にもロマンの塊が……(ネタばれにつき自粛)
複葉機のロマンを実感できるいい話なので、おすすめです。問題は新刊ではほぼ入手が絶望ってことでしょうか。古本屋を当たるのがよいかと。

ぜも、台詞はあんまり本編に関係なかったりします。
台詞も読んだとおり、あまりにもあつかましいジェーンの態度に、くぎを刺そうとしたところ、見事に空振りってわけですね。納得(笑)
ちなみに、なんでアイリーンなのにジェーンと呼ぶのかですが、カラミティジェーンから来ているとのこと。あーなるほどね……。

H・A・I・KA・RA

「飛田先パイ!思い出に制服の第2ボタンくださいっっ」
「うーむよし!判った どうしても欲しければ俺を倒してからにしてもらおう!」

出典:H・A・I・KA・RA   キャラ:栗子&飛田

」上の作品は、影崎由那さんの短編コミックです。たぶん一般へは初のデビュー作、のはず。(最近の作家の常として、非一般にはこの限りにあらず。つうかその世界じゃけっこう有名だったり)
ほのぼのそのものの絵ですが、意外に怖いストーリーをかかせたらおもしろいのかも知れません。少年画報社出版なんで、見つけるの大変でした(^^;)

話の筋は……まあないも同然ですが、一応空手部の後輩が先輩の卒業にボタンをねだって……という話。こんなやつ身近にいたら、どつき倒されるでしょう。ええもう絶対!

ハイスクール・オーラバスター

「……情けねー……」
「――馬鹿者、青春は常に情けないのだ。
それが大きな勘違いなのだよ、亮介君。青春なんてねー、無様でみっともなくて情けねーもんなの! 人間なんてみんな弱っちくてどーしよーもねー連中ばっかしなの! それが繕ってカッコつけても本質は変わらないの! ……そのへんをさあ、少しでも認めてやってよ」


出典:天使はうまく踊れない(ハイスクール・オーラバスター)/コバルト文庫/若木未生/絵師:杜真琴/196P
キャラ:崎谷亮介&水沢諒

【作者公認サイト】VISIONS NET PLACE
【絵師公認サイト】FOREST
いずれもサイトもファンサイトですが公認ということで。なお若木さんのファンサイトの方は、ご本人のフリートークなどもあります。それから、絵師はシリーズ途中から高河ゆんさんにバトンタッチしています。

「ハイスクール・オーラバスター」は、既に21冊続く人気作品なのですが、私自身はつい先日最初の1冊を読んだばかり。
そのためたいした解説はできませんが、一応さらっと紹介。
人を喰らい生きる「妖の者」。「妖の者」を喰らって生きる「空の者」。そして両者の術力をすべて無力化する術力中和者「オーラバスター」。この3者にまつわる物語です。
以上解説終わり 。
……いや、さすがにこれだけ長いシリーズを1冊読んだだけでは説明できませんって(^^;
一冊読んだ時点としては、やおいにならない程度の美しい友情とまっとうな青春の物語、とでも言っておきましょう。

さて、本日の台詞解説。
亮介の人間不信から話がこじれてしまったことに亮介がへこんでしまい、それを諒がなぐさめている?感じの一幕です。
管理人には縁のないものとなりつつある青春(笑)。
そう、青春は「青くさい」ものでかっこいいもではありません。無様結構、信じた道を突き進めっ! →bk1で購入
(01/6/30)


バイトでウィザード

「どんなに良い男でも、使えなきゃ意味がないのよ。使える男でも、良い男とは限らないし」
「ひゃー。お姉さん、それちょっと格好良いんじゃない? あたしの『二十歳になったら使おう台詞集』に入れてもいい?」


出典:バイトでウィザード (小説)/角川スニーカー文庫/椎野美由貴/絵師:原田たけひと/143P
キャラ:倉田君香&一条豊花

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】原田屋

特記事項はなし。

★2002年12月12日(木)
『年末進行……』

最近帰りが遅いです。へたばり気味。寒いし!
というわけで年内は時々更新に穴を開ける可能性がありますがご勘弁くださいませ。昨日もコタツで気がつくと朝を迎えていたという……(汗


ROのIRISサーバーのギルド「活字結社 広辞苑の悪夢」結成式について。14日(土)の夜10時からを予定しています。場所はプロンテラ図書館。後ほどマップを掲載します。結成式の後は、そのままどこかのダンジョンに乗り込むかもしれません。それまでに参加予定の方は、ギルド内の役職名(通り名)を考えておいてください。参加できなくてもギルドへの参加はもちろん歓迎です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■高瀬彼方さん「我、時空ノ狭間ヨリ生還セリ」
ええと☆ もうすぐ原稿にめどがつきそうとの報告を最後に直営サイトの更新が途絶えていた高瀬さんですが、どうやら原稿が出来上がったご様子です☆
コミック化の続報及びカラミティナイトの3巻の発売情報も早く聞けるといいですね☆
「じゅ、10月72日ですか(汗 いや、まあ、人のことは……言えないしねえあっはっは」

■焚書たそがれSpringPointより)
「あ、ちょっと葉子さん! 広辞苑持って何処行くつもり!? 無関係な人を殲滅するのはダメだって!」
止めないで下さい、私はお話し合いにいくのです☆
「考え直せー(ズルズルズル……と引きずられていく)」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バイトでウィザード 流れよ光、と魔女は言った→bk1は、まあ魔法ものには違いないです。ただし舞台は現代、主な行動場所は学校でしかもあまり大きな事件は起こりません(正確に言うとそうでもないですが、あんまりアクション部分に重きが置かれていない)
その代わりにキャラクターの立ちと、日常会話の軽妙なテンポが特徴です。うーんそうですね、正解の紋章辺りを思い浮かべてもらうとわかりやすいかも。
第6回角川学園小説大賞の大賞受賞作ですが、会話の妙を軽く楽しむような感じで読むのがおすすめ。

さて、本日の台詞ですが本筋とはほとんど何の関係もありません。単に軽妙な会話のサンプルとして切り出しています(笑)。台詞集……いいなあ、作ってみようかな。

「未練とか、後悔とか、恨みとか、考え出したら切りがないほど、忘れ物はたくさんある。でも、一つ一つ燻らせていたら、多分僕は何もできなくなって動けなくなる。生きている間だって、それは同じだよね」
「…………」
「何もない場所に投げ出されても、自分なりの道しるべがあれば歩き出せる。生きていた間の楽しい記憶がある、僕は大丈夫だ。ずっとやってゆけるんじゃないな」


出典:バイトでウィザード (小説)/角川スニーカー文庫/椎野美由貴/絵師:原田たけひと/242P
キャラ:?&一条京介

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】原田屋

特記事項はなし。

★2002年12月13日(金)
『ファン度調査のリスト選定者の方、お疲れ様です』

最近ではファンタジー小説ファン度調査なんてものも出てきました。
で、まあ読み人にもいろいろこだわりがありますからいろいろ追求を受けるのは当然と言えますが、私の場合は有里さんの書かれている通りなのですえっへん(笑)<いばるな


ROのIRISサーバーのギルド「活字結社 広辞苑の悪夢」結成式について。14日(土)の夜10時からを予定しています。場所はプロンテラ図書館。後ほどマップを掲載します。結成式の後は、そのままどこかのダンジョンに乗り込むかもしれません。それまでに参加予定の方は、ギルド内の役職名(通り名)を考えておいてください。参加できなくてもギルドへの参加はもちろん歓迎です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■横書きと縦書きの感覚の差について(12/13の日記より)
横書きで起こしたテキストを縦書きで表記するとどうなるかなどについて考察されています☆ かなり興味深いですね☆ 一度みなさんも考えてみたほうがよいかもしれません☆

それとリンクには海羽超史郎ファンサイトとしてがんばってくださいね☆という意味も込められているのです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バイトでウィザード 流れよ光、と魔女は言った→bk1は、キャラクターの立ちと、日常会話の軽妙なテンポが身上の作品です。第6回角川学園小説大賞の大賞受賞作ですが、会話のテンポさえあえば楽しめるのではないかと。

さて、本日の台詞ですがしゃべっているのは既に死んでしまった人間である(まあ霊界とでもしておきます)という点にだけ注意してお読みください。

「ねえねえ、あなた楽しい?
他人のことばっかり、毎日そんなに気にして、それで人生満足してるの?」
「な、何を……
わ、私は……だって風紀委員で……」
「人のことに口出しできるくらい、あなたはもう完璧なの? ああ、ごめん、嫌みで言ってるんじゃなくってさ。人のことを気にし過ぎて、自分のことを疎かにしてるんだったら可哀相だなあって思っただけなの」
「わ、私は……そんな……」
「年取って、お墓の中で後悔したって遅いと思う。もっと自分のための人生を生きたほうがいいわ」


出典:バイトでウィザード (小説)/スニーカー文庫/椎野美由貴/絵師:原田たけひと/113P
キャラ:一条豊花(ゆたか)&塩原友子

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
原田屋
特記事項はなし。

★2002年12月24日(火)
『充電完了』

ダラダラ過ごしてましたひたすら。
まあ充電ですからそういうのもありかな?
ほんとは12時ちょうどに更新するはずが寝てしまってました……せっかく朧月さんにトップ絵描いてもらったのに(泣

さて、いろいろ新刊が世間では出回っているはずですがそれを尻目に現在読んでいるのが、ビーンズ文庫から出ている遠征王シリーズ。
私はいつもできるだけ事前情報を一切入れないように心がけているのですが(折り返しのあらすじ紹介はもちろん、帯のあおり文句もみません。真っ白い頭で読めるのが理想です)、しょっぱなからこのシリーズにはやられました(笑)
「なるほど、そう来たかっ!!」
で、あとは現在進行形ではまっていることろです。いずれ既刊を読み終えてから詳しく紹介しようと思いますが、まずは作者の高殿円さんと遠征王の名を覚えておいてくださいませ。
よしよし、こういう主流から一歩外れたところにある本を紹介できてこそまいじゃーですよね。やれやれ(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

現在巡回中。増えるかもしれません。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バイトでウィザードは、今年の角川学園小説大賞の大賞受賞作です。
現代の学園の中で魔法を使う兄妹が登場して、いろんな事件を魔法によって解決していくのですが……。
うーんと。
ファンタジーとは思わないほうがいいです。あと、濃密な背景世界で創られているわけでもない。とっぴな事件も起こるには起こるんですが、基本的には日常の延長線上の感覚があります。
そのかわりテンポがいいですね。キャラのノリのよさとテンポ。これにつきます。

本日の台詞は風紀委員として、他人をびしばし取り締まっている塩原さんに、強烈なカウンターが入っているところです。なにげに日常生活の自分達にもあてはまるだけに怖い台詞だと思いました。


Hyper Hybrid Organization

……この道を進む以外に、俺は俺でいられない。俺は俺を許せない。

出典:Hyper Hybrid Organization 01-01/電撃文庫/高畑京一郎/絵師:相川有/237P
キャラ:山口貴久

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは未調査。

無理矢理3日分の更新を試みてはみたものの、やはり無理があったようで……(^^;
「Hyper Hybrid Organization 01-01」の紹介もごく簡単でやめておきます。
んーと。仮面ライダーとかのヒーローもので言うところの、改造人間とそれを指揮する組織の側に立った変り種の、なおかつかなり重い雰囲気の小説です。
これは……いいねえ。
ミュートスノート戦記と系統的には似ています。
以上、簡単紹介おしまい。

台詞がね……ネタばれの危険が大きくて、うかつに説明できません。
復讐というのは何も生み出さないことはわかっていても、当事者にとってはそれをなさないことには前に進めないこともあるのだ、とそんな感じの内容が絡んだ台詞になってます。 →bk1
(01/8/22)


ハイパーボリア

「なァんだ そのテード?
あんたはそうやって人質の役をやるしか能のないガキなのかい だったらそんなやつの面倒を見るなんざ願い下げだね」

出典:ハイパーボリア/大都社/やまむらはじめ/49P
キャラ:熾毅斐絃(しきひづる)

【作家直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
こちらのいずみさんのとこがファンサイトというか、著作リストを掲載しています。他はけっこう探し回ったんですがやはり見つかりませんでした。

「ハイパーボリア」は、んーと説明が難しいですね。
子供たちを振り回して大人たちが夢の後始末をする話、といったところになるんでしょうか。
舞台は近未来。突然わけもよくわからないまま襲われて逃げ、反政府組織と知り合うことになった少年・ヒトオ。その彼の探す、鍵となる人物・熾毅斐絃は半ば伝説と化した革命戦士でした。ヒトオの望むと望まざるに関わらず、両親の残した「遺産」は警察や反政府組織・そして自分自身も巻き込んだ大きな事件になっていくのです。
……とまあなにやらよくわからない紹介文になってしまいましたが、この作品の特徴はオトナが主人公であることです。あくまでも主人公はヒトオなのですが、それを食うぐらいに周りの大人の存在感が大きいです。またあくまでも子供はオトナに振り回される存在として描かれてます。それが台詞に象徴されている部分があるのですが……これはネタということで明日にとっておきましょう(笑)
個人的にイチオシの作家さんです。
で、以前から言ってますがつり目がめちゃくちゃ魅力的。あの目で見つめられるともうダメです<別の意味でダメ

では台詞解説へ〜。
反政府組織が絡んだお話なんで、当然ドンパチがあります。そういった争いの中でヒトオは人質にとられてしまうわけです。そして斐絃にある条件を迫るのですが……それに対する回答がこちらの台詞。
さすが元革命戦士。物言いが半端ではありません。人質をとっている側は完全無視してヒトオにだけ語りかけている様子がなんとも印象的でした。
悔しかったら実力を見せてみろ、そういう意味なんでしょうきっと。(01/1/20)

「経験した者にしか判らない想いというものもあるんだよ」
「でもなぜ私達があなた方の過去に振り回されなくてはならないんです?」
「現在は過去の結果でしかないからだよ
それが嫌なら 示すことだね 過去を断ち切る力を 未来へ向かう力を…」

出典:ハイパーボリア/大都社/やまむらはじめ/138P
キャラ:飛鳥瑛滋&あきら

【作家直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
こちらのいずみさんのとこがファンサイトというか、著作リストを掲載しています。他はけっこう探し回ったんですがやはり見つかりませんでした。

前日の予告通り、「ハイパーボリア」をひっぱります。
子供が主人公なのに実際はオトナの方が存在が重くて、子供は振り回されっぱなしというのは本日の名台詞を見るとよくわかります。

まあなんというか、大人達の権力抗争の結果が現在の政府と反政府組織の戦いを呼んでいる訳で、子供側としてはそんなものに巻き込むな、と言いたいところでしょう。
しかし。
確かに「現在は過去の結果でしかない」わけです。振り回されてしまうのも仕方のないことなのかもしれません。御託を並べる前に行動しろ、とまあ私的にはそういう感じにとりました。(01/1/21)


ハイブリッドユニバース

「あなたが私に告白した時、私、言ったわね。私を背中に庇うのは許さないって」

出典:ハイブリッドユニバース 《小説》/ファミ通文庫(エンターブレイン)/飛田甲/絵師:しろー大野/218P
キャラ:真希

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】宇宙船まぐろ号
ファンサイトなし、というかこれがデビュー作なんで無理ないですが。

★2001年11月28日(水)

  ▼本日の木乃葉子ニュース▼

■日記系概況(11/24の日記)(元ネタ:ちゆ12歳)
ええと、これは世間で言うところのテキスト系サイトの現状について時系列を加えてまとめたものです。つい最近では大規模な戦闘も勃発しましたが、そちらは既に収束に向かってます。(あえて当事国は挙げませんよ☆)どちらかと言うとサイト管理人様に興味深い話かもしれませんね☆
「で、結局うちはテキストサイトなのか?」
分類不能サイトですってば。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「ハイブリッドユニバース」→bk1→amazonは……えー。こんな解説いいのかなあと思いつつ、あえて言ってしまいましょう。
わき役カップルが主人公として大活躍のSF物語です。
……なに言ってるのかよくわからない?
まずはおおまかなストーリーを先に説明しておくと、言霊を力とする理唱界と、科学技術を力とする地球、この異なるふたつの世界がトワイライトゾーンと言う謎の事象により接続されます。
そして両者間において和平が行なわれた後、両者の相互理解と研究のために、二つの世界の学生が一緒に学ぶ共栄学園が設立されます。
でまあ、ふたつのことなる法則を軸とする学生の交流やらなんやらが描かれていくわけです。ネタばれになるのでこれ以上は説明なし。
科学と魔法が、というありきたりの題材なわけですが、ネタの料理法がちょっと違ってましてなかなか興味深かったです。
ま、それはそれとして。
脇役(のはず)の人類と理唱種のカップルがあまりにもかっこよすぎ! そりゃもう惚れましたともええ(笑)
このカップルの活躍を見るためだけに買うもよしです。
主人公? 普通に見せ場ありますから安心してください。

さて、上の台詞解説ですが、これは真希の恋人である駿平が危険に向かっていこうとする時、当然ながら真希は置いていこうとします。
それに異を唱えて語った言葉ですね。
か、かっこいい! 守られているだけなんてごめんこうむるってわけです。
最近紹介した中ではもっともツボにはまった台詞かも。
(01/11/28)

「貴様 死にたいか」
「おれは百まで生きると決めてるんだが」
「では余計なことに首を突っ込むな」
「いや、余計なことに首を突っ込みつつ百までってのが目標でね」


出典:ハイブリッドユニバース 《小説》/ファミ通文庫(エンターブレイン)/飛田甲/絵師:しろー大野/247P
キャラ:比叡&兵藤駿平

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】宇宙船まぐろ号
特にコメントなし。

★2001年11月30日(金)

  ▼本日の木乃葉子ニュース▼

■ウイルスにご注意
ほとんどの方がご存知かと思いますが、ただ今ネット上ではウイルスが蔓延してます。感染にご注意。よくわからない方はここを参照して下さいね☆
こちらにも毎日ウイルスメールが来るところを見ると、相当感染者は多そうですよ?


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「ハイブリッドユニバース」→bk1→amazonは、すいません説明と解説は本日省略します。
風邪引いてダウンです。
あかんと思ったのは、仕事中に「シャッター開いてて寒いじゃん。閉めたら?」と言われて、「えー別に寒くないですよ? むしろ熱い……」と答えてはじめて自分が熱っぽいらしいと自覚したこと。
重症かもしれません、主に頭が。
(01/11/30)


バウワウ!

「……俺の目の前で、誰も殺すな」
「お前らの信念も思想も関係無い。俺はただ人を護り、銃を憎む。それだけだ」

出典:バウワウ! (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:ヤスダスズヒト/251P
キャラ:葛原

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年12月17日(水)
『恒例の』

手抜き更新です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■富士見ミステリーにリニューアルにあたって富士見書房から書店向けに送られたコメント少年少女科学倶楽部より)
すみっこにある空間がもともとの情報元ですね☆
「……実はリンクするかかなり迷ったんですが…。いったん露出した以上、情報が出回るのは時間の問題という結論になりました(^^; 」
のーこめんと、なのです☆ 各自いろいろと考えてみてくださいね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バウワウ!→bk1→amazonは、えー明日説明します。以上(^^;


「ユア、お前がこの先成長したら、今日みたいに嫌な事はいくらでも起こる。こんな街だからってわけじゃない。何処で暮らしたって、いい事も嫌な事も同じくらいあんだ。わかるな?」
「この先どんな嫌な事があっても、見ないフリだけはするなよ。受け入れろ。何もかも受け入れた上で、そうしたもんに絶対に負けるな!」
「俺も、負けない。約束する」

出典:バウワウ! (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:ヤスダスズヒト/219P
キャラ:葛原

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年12月19日(金)
『そういうことなら富士見ミステリー文庫を応援しようじゃないか』

年末進行でどうにもこうにもならず一日お休みしてました。ぐんにょり。

富士見ミステリー文庫、考えてみると面白い作品もちゃんとあるんですが悲しいかなレーベル自体の知名度が低めで損をしています。先日紹介したコメントにもかなり切実なものを感じたので、近日中にお勧め作品をいくつか挙げてみることにします。いい機会なんで、改めて富士見ミステリー文庫のおすすめ作品について、掲示板の雑談スレにでも書き込んでみてくださいなー。
葉子「富士見ミステリアス文庫とでも改名するといいかもしれませんね☆」
……ミステリーって実はやっかいなキーワードかも。

とりあえず今月の新刊のなかだとGOSICK→bk1→amazonはかなりおもしろかったです。安楽椅子探偵ものなんですが、探偵役の少女のキャラクターが非常に個性的で、ストーリー自体にもひねりが効いててフェイントかまされました。おすすめですよー。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バウワウ!→bk1→amazonは、ひっじょーに説明が難しいのですが警察権力の及ばない独自の自治で動いている無法地帯、そこに関わることになった二人の若者を軸にしたアクションものです。B級アクション映画を意識したようで、アクションはいい感じですね。……しかしこれ実際読んでもらわないと雰囲気の説明がしにくいです。活劇と単純に言い切るには少々複雑な設定があったりしますし。基本的にバッカーノ!シリーズ→bk1→amazonをおもしろく読んでいた人は引き続きこっちも楽しんでもらえると思います。

それでは本日の台詞解説。
ユアというのはまだ10代前半の少女で、その子に言い聞かせている様子です。そんだけわかれば十分かと。



バギーラギーで出かけよう!

手には何も残らなかったけど、胸の中には――。

出典:バギーラギーで出かけよう! (小説)/電撃文庫/葛西伸哉/絵師:りょうもとけん/232P
キャラ:?

【作者直営サイト】KASAISM
【絵師直営サイト】RKR

特記事項はなし。

★2002年8月14日(水)
『同人誌に埋もれる』

結局今回のコミケには行けませんでしたが(そりゃ土曜日も仕事だったし(^^; )、N.Nさんのご好意で買出しを代わりにお願いしてしまいましておかげさまでいろいろゲットできました。
マリみて&十二国記関係が山とあります。ああ幸せ……

さて。
後述しますが、電撃の新刊「バギーラギーで出かけよう!」が気にいってしまいました。しかし作品に登場するバグラグの形状がわかったようでわからない!なにしろイラストにも全景がないからなあ……。
うーいっそ葛西さんのサイトに直接乗り込んで質問してこようかしら。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「本」とは、どんなタチの悪い女よりも恐ろしい存在なのではないのか?
掲示板での練馬さんの発言がおもしろかったので取り上げてみますね☆

ラブやんと、クビキリサイクルを探して本屋を巡ってる最中にふと思ったんですよ。 探すのに、労力と時間を使い、購入するのに金を使い、読むのにも時間を使い、収納に空間と手間をかける。 実は、「本」とは、どんなタチの悪い女よりも恐ろしい存在なのではないのか? と。

女性の場合は、「男」と変換して見てくださいね☆
基本的に趣味とはそういうものです☆ ですが本は時と場所を選ばないため、より悪質かもしれません☆
「まるで葉子みたいな存在だな」
なにかおっしゃいましたかトンボさん☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バギーラギーで出かけよう!→bk1→amazonは、いわゆるトレジャーハンターものです。アーレイは、バギーラギーの整備・修理では超一流の腕を持ち普段は妹とともに個人修理工場で生計を立てています。
しかし趣味の宝探しのこととなると目の色が変わり、今回もお宝の話を耳にして即座に探検に……。
これは宝探しにもバギーラギーと呼ばれるレイバーのような汎用機械を使うところが特徴的です。「小ぶりの自動車に手足を生やしたような、ローテクの鉄の巨人」と形容されてますが……ああっ形状が気になるっ!
作中では、全景イラストが出てこないのでどういう形になっているのかイマイチ不明なんですよね……。
ストーリー展開はそれほど奇抜なものではないですが、とにかくこのバギーラギーに惚れてしまいました。戦わないロボット系に愛を感じる人ならばこれはおすすめ。話がきっちりまとまっているところにも好感を覚えます。

本日のものは性格には台詞というよりは地の文です。
ですが、言い回しが気にいってしまったんで採用!
想い出や経験は何事にも変えがたく、物欲至上主義は悲しいね、と。
葉子「特にトンボさんは気をつけてくださいね」
物欲主義で悪いかっ!


パジャマでごろん

ごはんはいつでもおいしいけど 鉄と二人だと絶対「よりおいしい」なんだよね
幸せ気分ってとこがやっぱり いろんな事前向きに考えられる気がするなあ
………………って単純ですがね


出典:パジャマでごろん (コミック)/花とゆめコミックス/ささだあすか/1巻59P
キャラ:溝口はるひ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
ファン系としては空想風景内にあるささだあすかさんコンテンツが詳しいです。

★2003年9月3日(水)
『いろいろ読んでます』

が。悲しいことにネタバレ度が高すぎて台詞紹介に使えず、結局全然ネタが増えてないのでした。ネタバレありなら1日2台詞ずつくらい紹介してもまだおつりが来そうなくらいなんですが……苦しい。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日もお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パジャマでごろん→bk1→amazonは、大学生にして学生結婚をした二人のなにげない日常を描いたお話です。
まず、最初にあげた設定からそこらの夜ドラマの展開を期待された方は残念賞と申し上げておきます。ああいったジェットコースターな展開はありません。一人でいるより二人でいよう、そんなのんびりお気楽な二人のちょっとしたエピソードを基本的に1話完結方式で描いています。
ほんわか気分にひたりたい方におすすめかな?

本日の台詞解説。
まーその見たまんまです。要するに一人より二人がいいよってな台詞なんですが、このほんわかぶりがささだあすか作品独特の味で好きなんですええ。

――――……
ちまちました事に喜びを見出していると
それでいいのか?いいのかと
何となく急かされる気がするのはどうしてだろう
そんな事で一日がつぶれてしまっていいのか 他にする事があるんじゃないのか
結局「特に何もしなかった一日」で終わるのではないかと

だからといって次の授業までに読んでおかないといけない本なんかを今読む気にはなれず
そんなのは夜でいい 昼にやる事ではないと思うわけで
いつの間にか口調がつい「北の国から」になるわけで
だんだん思考がずれてくるわけで

はっいかんいかん

……いいの いいのよこれで楽しいんだから

――――でも
でも何だかでかい事がしたい
そんな気分なり!!

口調はコロ助気分なり!!

よし立ってみるか!!

出典:パジャマでごろん (コミック)/花とゆめコミックス/ささだあすか/3巻10P
キャラ:溝口はるひ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項はなし。

★2003年11月24日(月)
『ええええ全て私の不徳の致すところです』

時々問い合わせがあるのですが、実は名台詞の作品別データベースへの転記はここ1年半ぐらい止まってます(^^; 使い勝手が悪くなるのは重々判っているんですが、正直言ってここまで溜め込むとほとんどお手上げ状態でどうしたもんやら……。

今月の電撃文庫新刊は6冊は消化。シックス・ボルトII→bk1→amazonが救いがなくていい感じ?です。主人公がこれでもかこれでもかと痛い目を見まくる話が大丈夫な人はぜひ……って非道い勧め方だ(^^;



  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■Fate/Stay night 初回版、Amazonで予約できます
ええと今さらと言う気がしなくもないですが、地方の方で確実に手に入れたい時には重宝するのではないかと☆ 最近銀行振込にも対応をはじめたのでかなり敷居は低くなったと思います。 Fate/Stay nightは当サイトでも体験版をやった方は例外なく「買う!」と断言したくらいなので期待できると思いますよ☆
「年齢制限あるからそこだけ注意してください(^^; 」



  ▼本日の作品&台詞解説▼

パジャマでごろん→bk1→amazonは、学生結婚したカップルのちょっとした日常を描いた物語です。この作品の特徴は、とにかくのんびりまったりしていること。
これはささだあすか作品全般に言えることなんですが、とにかく恋愛要素がきっちりあってそれなりにラブラブな関係でも萌え&ベタベタ感とは無縁です。のんびりナチュラルにくっついている感覚……例えば縁側で二人一緒に日向ぼっこしながらお茶をすすっている感じ(笑)。なんとも和んだ気分にさせてくれるのです。そういったわけで萌えを追求する恋愛ものをお求めの方にはすすめませんが、和んだ気分を味わいたい方はぜひ体験して欲しいですね。今日の台詞でも作品世界がなんとなく想像できるのはないかと思っています。

そんなわけで本日の台詞解説。
平日昼間、特にやることもない暇な一日をいかにして過ごすか?という壮大な試みです。そういうことにしといてください(笑)


バッカーノ!

「俺はさ……ほんとなら昨日、あのチンピラに殺されてたんだよな…」
「え?」
「でもさ、エニスが俺を助けてくれたんだ、だから俺にとってエニスはヒーローだよな」
「私にとってもだよぅ…!」
「ヒーローってのはさ…死なないんだよ…死んだら駄目なんだよ」
「……」
「…捕まえたチンピラが脱獄して、ホウムズが撃ち殺される……そんな話、コナン・ドイルは書かなかった……書いてないんだよ」
「…アイザック……?」
「やっぱさ……つまんないからだと思うんだよ。ホウムズが好きな読者が、悲しむからだと思うんだよ。殺されるんだったら、モリアーティーみたいな終生のライバルとかさ、そんなんじゃなきゃダメなんだよ……あいつらは、そんな器じゃない。そうだろ? ミリア」
「……うん」
「俺達のヒーロー……いや…ヒロインにさ……恩返し、しなきゃいけないと思うんだ。なあミリア…もう俺達、どう足掻いてもいい人にはなれないかもしれないけど…せめてエニスは……」


出典:バッカーノ! (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/227P
キャラ:アイザック&ミリア

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
namihei’s room
特記事項はなし。

★2003年2月11日(火)
『でろーん(だれきっている様子を表現)』

見事にだれているのでなーんにもネタはありません。
今日のところは、ね。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■滝本竜彦エッセイ「超人計画」第1話
ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ→bk1→amazonNHKにようこそ!→bk1→amazonとなんとも独特で味のある2作品を世に送り出した滝本さんのエッセイです☆
「おもしろい……けれど……これは涙? 俺は涙を流しているのかっ!?」
ええと、人によっては泣きながら読み進む羽目になるかもしれませんね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!→bk1→amazonは、禁酒法時代のアメリカを舞台にカモッラ(マフィア)が不老不死の酒をめぐる争いに関わるお話。……と、一言で言ってしまえばそれまでですが。
なんとも語り口というか話の進め方に味がある作品です。これまた新人の作品で電撃ゲーム小説大賞金賞受賞作ですが、納得のできばえ。絵柄でわかるように萌え系とは無縁ですが、みごとに作品世界にもあっていますね。
おすすめ。安心してお買い求めいただける作品です。
新人作品は順次紹介していきますね。(万が一一言たりとも触れない場合は……お察しください(^^; )

ではではさて本日の台詞解説。
危険を伴う勝算の少ない戦いに足を踏み入れる人間の決意が台詞になったものですが、これはかなり気に入りましたねー。いいなあ、うんうん。

「助かるかもしれない。そんな希望を抱きながら一瞬で死んでいけるのは、とても幸せな事だ。そうだろう?」

出典:バッカーノ!1931 鈍行編 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/54P
キャラ:グース

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
namihei's room
特記事項なし。

★2003年9月10日(水)
『特集組んでみようっと』

先日ちらっと話題にした「超人じゃなく、かぎりなく一般人に近い人間が最善を尽くしてがんばる話」に掲示板で結構反応がありまして、作品もいっぱい出てきましたんで明日あたり特集という形でまとめて発表したいと思います。

電撃ヴんこ届き始めたようです、うちはまだですが。イライライラ早く届けー。

いちせさんに私信っぽく。護くんに女神の祝福を!→bk1→amazonは、知らずに読んだらぜったいに灰色のアイリスの作者とは気がつかないと思います。それくらい別物ですええ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

性懲りもなくお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!は、ザッピングを効果的に使った傑作ですが、詳細はまた今度。時間がないのです(^^;

本日の名台詞。解説は不要かと。こういう人は敵に回したくないものですええ。

「好きな娘と一年も同棲しておきながら、告白もキスもしてないんですから」
「馬鹿な……奴は本当に人類か!?」


出典:バッカーノ!1931 特急編 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/241P
キャラ:ラック&クレア

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
namihei's room
特記事項なし。

★2003年9月11日(木)
『ずっと愚行だと思い込んでいたが実は鈍行だと発覚し、穴掘って埋まってしまいたい今日この頃』

タイトルは気にしないでください(T-T)

ライトノベルでも普通人でがんばってます特集は現在まとめ中です。しかし未だに電撃ヴんこ届かないって事はトラブルか(汗 もう一日とりあえず待ってみて考えよう……

  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■EVER17を愛するすべての人々へ。メフィストvol.1の東浩紀「動物化するボスト・モダン2」は最低最悪のEver17ネタバレ解説があるので未プレイの人に絶対読むなと広く警告して下さい。
推理小説のネタを起承転結1から10まで全部バラすような行為を何の警告もなく行っています☆ こういう方にEver17を語る資格は全くありません☆
広辞苑で殲滅です☆
100万回殲滅です☆

事実誤認がありました。前書きの一番最後のほうにちゃんとネタバレについて断り書きがありました。ここに訂正して、東さん及び読者の方にお詫び申し上げます。

■全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2004年本屋大賞うたたねこやより)

■最初の一文で作品は何かを当ててみれ in ラ板雨の日はいつもレインより)
はまった作品は意外と憶えているものですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!→bk1→amazonは、禁酒法時代を舞台としたマフィア達の抗争……も描写してはいますが。一番のポイントは、
錯綜・勘違い・すれ違いの状況をそれぞれ複数の人間の視点を使うことによって効果的に描写しているところです。はっきりいって燃えまくりです。
と、ここまで書いて時間が尽きたので詳しいことはまた明日(^^;

さてさて本日の名台詞。説明不要。なんかすごい言われようです(笑)

「銃は――心の中にあるっ!」

出典:バッカーノ!1931 鈍行編 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/311P
キャラ:ジャグジー

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
namihei's room
特記事項なし。

★2003年9月12日(金)
『ご迷惑おかけしました。すべては私の責任です』

昨日掲載した動物化するポスト・モダン2のEver17ネタバレについて事実誤認がありましたことを著者の東さん及び読者のみなさんに深くお詫びいたします。
ファウストのP258でネタバレについてはあらかじめ断りが入れてありました。拾い読みをしてしまったため気がつかなかった私の早とちりです。本当に申し訳ありませんでした。
ただし、内容が起承転結1〜10までネタバレというのは誇張でもなんでもない事実なので、Ever17を未プレイの方、特にミステリ方面が好きな方はあの文章は読んでいけないことには変わりありません。

一応弁解させてもらうと(そういう資格がないことは重々承知しています)、ネタバレに関する記述は前書きの一番最初か、ネタバレ直前に警告して欲しかったです……戯言ですが。




さて。
反省はちゃんと必要ですが、だからといって更新を自粛すれば解決するもんではないのでいつも通り更新します。

実は昨日クイズマジックアカデミーを初プレイしました!!
いやこれが恐ろしい偶然で……我が拠点愛知県では数店舗しか入荷していなくて、もはやゲームのことは諦めていたのです。
で、まあ日中から仕事もしないで(この辺いろいろ事情があるのですが割愛)営業車でドライブし、たまたま見つけたゲーセンにふらっと入ってみたのです。あーここの店にも麻雀格闘倶楽部入ってるよ人気あるねえ……と思っていたんですが、なんか筐体の色が違うような!?
――こ、こ、これはもしや幻のクイズマジックアカデミーではっ!?
というわけで稼動店情報でもわからなかったお店にほんっとうにたまたま入ってしまったのでした。
いやーこれやり出すと結構燃えます。燃えすぎて金を湯水のごとく使うのが最大の問題ですが……(^^; 結局7回ほど遊んで最後に優勝することができて7級ゲットです。ちなみに使用キャラはこんな子(笑)。お嬢様の高笑いが大好きですええ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

(某事件の反省を込め、3日ほどお休みします)


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!→bk1→amazonは……すいません激しくおすすめしたいんですが、この数日帰りが遅くて時間が取れません(^^;
(矛盾するようですが、やる仕事がなくもないのです。あーあ……)

さて本日の台詞解説。
要はピンチに陥ったりしても逃げたりせず、ありったけの勇気(無謀ではなく)で立ち向かうということですね。言ってみたいもんですねえ。

「うぁ、そうか。お前ら、いい奴だな」
「いい奴かぁ、それは大きな誤解だな。でもいつかはそう呼ばれたいなあ」
「だからもっといい事するの! 死ぬまで人に認められなくってもいいの! 自分たちが納得できるまでずーッっといいことするの! 悪い事もするけど、それ以上にいい事もするの!」

出典:バッカーノ!1931 鈍行編 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/199P
キャラ:ドニー&アイザック&ミリア

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
namihei's room
特記事項なし。

★2003年9月17日(水)
『戦闘準備中(謎』

期日未定。社内にて開戦、(自分の)運命の時迫る。すいません誰が読んでも意味不明だと思いますが気にしないでください(^^;

余禄。
ダメぽ足跡で知ったのですが銀盤カレイドスコープ、まんが王倶楽部紹介されるところまで行きました。あとは書評系の人にもうちょいと読んでもらえれば完璧なんですけどねー。積読な人はちらほらいるようですが(^^; あのスケート描写は読めばきっと「やられた!」と思ってもらえると確信してますええ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!→bk1→amazonは、うーむなかなかきちんと紹介してる余裕がないですね。間違いなく今年刊行された本の中で上位に食い込むおすすめ本なのですが……。

とりあえず本日の台詞解説。
このアイザックとミリア、銀行強盗などやったりもしますが基本的に底抜けのお人好しでしかも愛すべきおバカさんです。裏の打算というものができない人間なだけにこの台詞にも重い意味があるわけです。

「何故、そこまでしようとするんです?」
「約束したからよ、あいつは時間がかかったけど約束を守った。でも、私には時間が無い。早くしないとあいつが死ぬからね。それだけ」
「? 本当にそれだけで?」
「約束ってのはそういうものでしょう? たとえどんなに割に合わなくてもね」

出典:バッカーノ!1932 Drug&The Dominos (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/150P
キャラ:ヘンリー&イーディス

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
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特記事項なし。

★2003年10月17日(金)
『穴ウサギ』

まじめに働くと時間がなくなるの法則。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■バッカーノ! 特急編と鈍行編の時系列チャート
どなたがそんなお仕事をと思っていたら、都市スレのれーらあ先生と言うことで納得です☆ 都市シリーズの考察についても大変深いのでチェックしてみてくださいね☆
なにはともあれあのややこしい状況をよくぞまとめてくださいました☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!→bk1→amazonは、ギャングやそれに関わる人間たちが錯綜した状況の中で起こすバカ騒ぎ。軽妙さと重さ、そして錯綜しまくった状況といういろんな要素が詰まった良作です。
1度読んだだけでは各登場人物がいかに動いたか?というのが理解しきれないかもしれませんが、逆に何度も楽しめるということ。(上のトピックで紹介してるリンク先も一助になるかと)いまさら私が言わなくても各地で保証付きですが、改めておすすめしておきます。

本日の台詞解説。
……これくらい言ってみたいですね。約束は神聖なものである、と。

「正気でも狂気でもいいや。とりあえず、馬鹿と阿呆しかいねえのは確かだな」

出典:バッカーノ!1932 Drug&The Dominos (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/221P
キャラ:見張り(名前不明)

【作者直営サイト】なし
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特記事項なし。

★2003年10月18日(土)
『不死鳥は再生する』

下でも話題にしてますが、ライトノベル系新刊情報サイトのFANTASY Bookmarkが復活です。PC不調で長らく休止されていたのですが、この復活に喜ぶ人はかなりいそうですね。私もそのひとり。いい機会だったと思うので、無理なく更新できる範囲でがんばってくださいませ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■FANTASY Bookmark、サイト更新再開
無理なさらぬ範囲でがんばってくださいね☆ 今後とも応援しています☆

■電撃の雑誌11年史、再販予定第弐斎藤より)
雑誌の住人で作成された同人誌なのですが、メディアワークスから発行された雑誌のほぼ全ての歴史をまとめているということで再販に当たってはぜひとも購入しようと思います☆

■電撃文庫購入可否リスト雑誌の住人より)
現在1999年8月まで捕捉とのことです☆ 購入可能かどうか調べる際の参考にしてくださいね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!→bk1→amazonは、先日紹介したので本日は説明略。

それでは本日の台詞解説。
すばらしい! バッカーノ!の世界観を見事に一言で表しています。正気な人間、狂気な人間、シリアスコメディその他もろもろの要素をあえて言い切るとこんな感じになりますええ。

「まいったなあ」
「裏切られるのなんてもう慣れたと思ってたけど……こんなのよりもずっとずっとキツい奴を昔何度も体験してたはずなのになあ」
「久しぶりに体験して思い出したよ。これが、こんなに辛いことだったってね」

出典:バッカーノ!2001 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/259P
キャラ:チェス

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特記事項なし。

★2004年2月21日(土)
『完結!? でも続きを読みたいので無駄を承知で宣伝してみる』

ファミ通文庫の新刊よりバトル・オブ・CA4巻→bk1→amazon読了。……うそ!? これで完結なの!? その気になれば問題なく続き作れそうなのに! 嗚呼、好きなシリーズが終わるのは実に物悲しい……。
ぜひとも続きor関連シリーズが読みたいので、ぜひぜひバトル・オブ・CA買ってください。私のために。
物語の筋としては、豪華宇宙客船の客室係であるコンラッドが仕事と、そして恋に奮闘する話です。客室係はコンラッド以外女性ばっかりで、普通こういう時はやたら主人公がもてまくる展開になるものなんですが、この作品ではただのおもちゃにされているだけで、ちっとも愛だの恋だのには発展しません(笑) いつまでたっても片思いのままだし。
それよりも小川一水さんの作品に見られるような、プロの職業意識を見ることが出来るのがよいです。武装客船という関係上、戦闘シーンもありますがこれはあくまでエッセンス。メインはあくまで客室係としていかに対応するか、ですね。
なお、SFの設定などでガチガチに固めてあるわけでもなく、各キャラの描写を徹底的に掘り下げているわけでもないのがいまひとつ人気の出ない一因かもしれませんが(題材は言うまでもなし(^^; )、逆に言えば必要最低限の枚数できっちり話がまとまっているということにもなるわけで。
最高とは申しませんが、まいじゃー分が詰まった良作です。


余禄。
前にネットでの評判と売り上げの話題があって、「両者にはほぼ関係がない」という身もふたもない結論が出て、そいでもって一部界隈では「ああいうサイトの管理人は、自分の気に入ったものが売れないのは我慢ならないんだろう」てなことまで推測されたりしたんですが……(^^;
自分さえ気に入ってれば、100人中残りの99人全員がつまんないと否定しようがそんなものは気にならないのです。
ただですね、実際問題1人しか支持しないような作品は、続編が出ることなどありえないわけで。作者の人がもの書きでご飯を食べられて、続編になんとかGOサインが出る程度には売れてほしい、というか売れろ!

余禄その2。
いまさらレベリオンの4巻読んでみたり。今月は食指の動く新刊が電撃を除いてやや少なめなんで月末までに一冊でも消化しておかねば……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■来年1〜3月に天野こずえ『ARIA』アニメ化(最後通帳・半分版より)
マッグガーデンの公式サイトのプレゼン資料に載っていたようです☆(現在は削除されているため確認不能)
AIRAシリーズ→bk1→amazonは細かい情感ももちろんですが「一枚の絵で100万語を語る」視覚に大きく訴える漫画なので、いったいどうなるのか興味は尽きませんね☆、


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!2001→bk1→amazonは、バッカーノシリーズの中ではちょっと異質。視点変更がありません。上で力尽きたので今日の説明は勘弁してください(^^;

では本日の台詞解説。
この台詞を読む際は、発言者が不死者であることに注意。死なないからといって、体にも心にも痛みは感じるのです。どれだけの年月を経てもなれることの出来ないものはある。

どうして、どうしてこんな奴に私がいい様に弄ばれなければならないのか。
散々フェルトの身勝手な理屈に苦しめられて来たのに、人に文句の一つも言わせないままで、逃げようというのだろうか。
それは、許せない。
今までの事はいつか許せるだろう。だけど―――これだけは許せない。
何しろ、許すべき相手が居なくなってしまうのだから。
恨む相手が居なくなる。それでは私の怒りは何処にぶつければ良いというのか。
死なれるわけにはいかない、逃がすわけににはいかない。絶対に。

出典:バッカーノ!2001 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/300P
キャラ:フィル

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特記事項なし。

★2004年2月22日(日)
『このライトノベルがすごい! ……って誰か出しませんかねえ?』

このミスとかこのSFとかがあるんだから、そういう企画本があってもいいじゃないか、と。
そもそもライトノベルの基準で揉めそうですが(^^; 、そこは選出する出版ブランドをあらかじめ決めておくことで対応できるんじゃないかと思います。むしろ問題は選者かな。ライトノベル『も』読む識者は最近増えてきたけどそれじゃ不足だし、そもそもタイトルが多すぎてチェックするだけでも厳しいだろうし。少女小説あたりは完全に別個のコミュニティを形成しているんで、その辺どうするかも難しいところです。
でも見たい。誰かやりません?
年代関係なしなら、ある程度はライトノベルファン度調査も参考にできるかなあ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■Dクラッカーズ短編『逸脱─deviate─』公開
ファンタジアバトルロイヤルに掲載された幻の短編を公開しています☆ 会員登録が必要なのですが、要求されるのはメールアドレスだけなのでお気軽にどうぞ☆

■されど罪人は竜と踊るドラマCD2月28日発売(試聴可能)
「……このシリーズって、活字だからこそハッタリが効いてる気が。び、微妙な(汗 」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!2001→bk1→amazonは、バッカーノシリーズの中ではちょっと異質。視点変更がありません。ちょっとミステリ調?

では本日の台詞解説。
静かな怒りとでも言うんでしょうか、その迫力が伝わってきます。簡単に死なれちゃ困る、とそういう怒りが。

「あのさ、今、ざまあみろって言ったよね。俺を悲しませるって目的を達成できたんだよね?」
「だったら、これはお前にとってのハッピーエンドじゃないか――――笑えよ」

出典:バッカーノ!2001 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/298P
キャラ:エルマー

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特記事項なし。

★2004年3月3日(水)
『書泉ブックタワー!?』

書泉ブックタワーと言えば、私みたいな地方者でさえその存在は知っている本屋の雄なわけですが……。そこのライトノベル担当の方から連絡がありまして。

書泉ブックタワーで「このライトノベルがすごい」フェアを行うとのこと。

……わー。会社から正式にゴーサイン出てるそうですよ?
今まさに限定サイトの方のベスト本の選び方について悩んでる真っ最中ですがこれでお茶を濁すわけにはいかなくなりました。責任重大だよこりゃ(汗
というわけでこのライトノベルがすごい!は一生懸命悩んでますええ(^^;


数日そうやって悩んでいたんでたそがれSpringPointからのさよなら妖精→bk1→amazonおすすめ文を見逃すところでした。さっそくbk1に手配をかけたんで読了しだいしっかりレポートしたいと思います。楽しみ〜!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!2001→bk1→amazonは、説明略。ただ、従来のバッカーノシリーズとは構成が違います。もともとのバッカーノシリーズは禁酒法時代のニューヨークが舞台。不老不死の酒を巡り、細かい視点変更を繰り返しながら、徐々に錯綜した状況が一点に向かって収束していくという形式の小説ですね。まだ読んだことのない方、こいつはとんがった一作です。とりあえずバッカーノ!→bk1→amazonだけでもお試ししてみてくださいませ。

さて、それでは本日の台詞解説。
しては構成が昨日紹介したんで飛ばします。

それでは本日の台詞解説。
エルマーという人間は、とにかく人を笑わせるという目的のためには手段を選ばない存在です。「なんだそれ?」と思われる方が居るかもしれませんが、その辺の『凄み』が集約されたのがこの台詞です。実際に本文を読むと、重みがわかっていただけるかと。

「俺とガンドールの人間がここに現れた理由については、俺達が一番よく理解している。そして、お前達も同じくらい正確に理解していると信頼している。この業界は、信頼が大事だからな。手を差し出す時は相手の強さと誠実さを信頼し、拳を叩きつける時には相手の弱さと罪を信頼する。そんなことの繰り返しだ」
「そして、お前達はどちらを選ぶ? 俺にどういうカードを切る? 友愛か、それとも敵対か。その返事如何によって、俺はお前たちの過去に裁定を下し、お前達に訪れる現在と未来が決まる」

出典:バッカーノ! 1933 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/デザイン:?/編集:鈴木・和田(名は不明)/上巻203P
キャラ:ロニー

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★2004年9月21日(火)
『せわしい合間に一服の清涼剤』

オフ会準備(25名参加予定。予想外の大所帯!)のあれこれや、その他どうにもせわしいので魂を落ち着けるべくEMBRYO Piano WorksCradle(特にEMBRYO Piano Works)をずっとかけっぱなしにしてました。私の場合、基本的に何かの作業をしているときに平行して音楽とかラジオをBGMにすることができない人間なのですが、ピアノの音だけは邪魔にならないのです……あーやっぱピアノとかバイオリンの音はいいなあ。
Hammerklavierが部屋の中で行方不明になって幾世霜、とうとう発見を諦めて購入したのですがやっぱり何度聞いてもいいものですね。ちなみにEMBRYOのサイトで在庫情報がみれますが確認してみたところ今日現在、あきばおーこくでは購入可能になってました。

なんだかんだで休みの間に一冊も本読んでない。当然富士見ファンタジアの今月の新刊も未読。うおお、名台詞のネタがやばい(汗
とりあえず推定少女→bk1→amazonはしつこくおすすめ中です。

そういえば今日気がついたこと。高殿円さんが11月に遠征王シリーズ→bk1→amazonの新作(というか外伝かな?)を出すことは知っていたんですがそのタイトルが、『遠征王と秘密の花園』 。……吹きました。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■『コミックメガドリーム』に「ライトノベルは最高だ!」というコラムが連載中 http://comic.sansei.gr.jp/cgi-bin/md.cgi(モノグラフより)
リンク先が大人向けなところにつき飛びたい方は手動でどうぞ☆
参考:はてなダイアリー − ライトノベルが最高だ!
「ふむ。ちと興味あるかな? 「ライトノヴェル以上のドキドキとちょっと過激なヴィジュアルを!」がキャッチな雑誌だそうですが、雑種な自分としてはチェックしておきたいところ」
日記の中の人(ホシノ光栄は還暦をとうにすぎてからライトノベルにハマり、日々老眼と闘いながら読書にいそしんでおります、だそうで)にも興味深々ですね☆

■ほんやのしくみ
リンクするのをすっかり忘れていました☆ 本の流通・販売に関するあれこれですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!→bk1→amazonは、不老不死になる酒を巡るマフィアたちのバカ騒ぎの物語です。抗争、と言いたいところですがちょっと単純に抗争とはいいがたいノリがありまして……。
特徴としては
●錯綜する様々な出来事がやがて一点に収束していってひとつの形になるパズルな感覚
●上に関連して登場人物いっぱい。全員まともでないヤツばっかり。
●愛すべきバカがたくさん。特にアイザック&ミリアのコンビは必見!
●文章に漂う疾走感
とまあこういったところでしょうか。特に錯綜する出来事が一点に収束していく、これが実にお見事です。何かと癖のある作品ですが、まずは一作試してみてはいかがでしょう。もし感性にあうようなら一気に消費です!


それでは本日の台詞解説。
マフィア同士が抗争している(必ずしも正確ではありませんが)、と念頭においてみるとわかりやすいと思います。おおお、しびれる……

「でも……人の過去や感情なんて、自分の力だけで乗り越えたり断ち切ったりできるものなんですかねえ」
「不死者に限らず、そういう悩みは誰もが抱えていることだと思います。
ただ、自分が本当に経験してきた過去ならば……それを本当に断ち切るべきなのかどうかは、考えどころかもしれませんけどね」

出典:バッカーノ! 1933 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/デザイン:?/編集:鈴木・和田(名は不明)/上巻128P
キャラ:フィーロ&マイザー

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特記事項なし。

★2004年9月22日(水)
『真っ白け』

雑用がごちゃごちゃあったせいもあるけれど頭の中真っ白け。更新用のネタもさっぱりひらめかず。困った困った……


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!→bk1→amazonは、不老不死になる酒を巡るマフィアたちのバカ騒ぎの物語です。本日は詳しい説明は省略。

それでは本日の台詞解説。
過去を断ち切れ引きずるな、というのはよく言うことですがこれはちょっと深いかも、と思ったんで拾ってみました。確かにどういう類であれ経験は無駄にならないし過去に歩いてきたわけなんですよねうむ。

まだだ。
まだ足りない。
人間に限界なんかない。
もっとだ。
もっと経験を、努力を、俺自身を積み上げろ。
更なる高みを目指す為に――
もしも俺が、人間の中で頂点に経つ存在だとしたら――
もっと高く上るだけだ、上へ上へ上へ――
頂点に限界なんざない。どこまでだって昇れるさ。
それが人間だ。
いや――

それが、俺だ。

出典:バッカーノ!1933 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/デザイン:?/編集:?/下巻5P
キャラ:クレア

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特記事項なし。

★2004年11月16日(火)
『風邪ぎみっぽい』

昨日は寒さから来る頭痛で早々にダウン。省力モードで更新中。

なので最低限のお返事だけ。昨日質問した画像に対してコメントをつける方法には実にたくさんの方から回答をいただきありがとうございます!!
なるほどtitle属性ですね。元気になったらさっそくやってみよう……個別の返事にまで手が回らなくてすみません。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ライトノベル好きに「初めての○○」10の質問
まずはメモメモ☆ これは答えるのが楽しそうですよ☆

■「空の中」の販売戦略の考察・追記版モノグラフより)


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!→bk1→amazonは、本日説明省略で。すいませんねえ、熱で関節がきしんでまして……(汗

「一人で見つけようなんて意地が勝つほど、君の大事な物の価値は低いのかな?」

出典:バッカーノ!1933 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/デザイン:?/編集:?/下巻112P
キャラ:クリストファー・シャルドレード

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特記事項なし。

★2004年11月17日(水)
『答えてみんとす』

ライトノベル好きに「初めての○○」10の質問の回答。なお、おもしろそうだったんで、うちの掲示板にも専用スレ立ててみました。よかったら書き込んでみてくださいな、と。
それではすたーとぉ。(なお下のやつで記憶どおりだったのはスニーカーくらいです。あてにならん脳細胞だ……)

●角川スニーカー文庫 聖エルザクルセイダーズ(松枝蔵人)
●電撃文庫 クリス・クロス。ただしハードカバーだから正確にはパンツァーポリス1935(川上稔)だと思ったら……どうも漂流伝説クリスタニアらしい。通番1だし。
●富士見ファンタジア文庫 風の大陸(竹河聖)かな?
●富士見ミステリー文庫 ショットガン刑事(秋口ぎぐる)
●ファミ通文庫(ログアウト文庫) 闇色の戦天使(神野オキナ) ちなみにログアウト文庫の方はパラケルススの魔剣……というかそれくらいしか読んでない(汗
●集英社スーパーダッシュ文庫(集英社スーパーファンタジー文庫) R.O.D(倉田英之) スーパーファンタジーの方だと夜想(谷瑞恵)、というかそれぐらいしか(以下略
●MF文庫J  ほしのこえ。パートタイムプリンセス(神代創)だとばっかり思っていたら念のため発売日調べたらこっちのが早かった。
●コバルト文庫  丘の家のミッキー(久美沙織)
●ティーンズハートorホワイトハート文庫 足のない獅子(駒崎優) ティーンズハートはつい最近になって悪霊シリーズを手に入れるまで聖域でした(笑) この分野に関してはまるで開拓できてません。
●初めて読んだレーベル ソノラマ文庫 拙い記憶をネットで補完しつつ確認してみたところ、どうやら辻真先の『仮題・中学殺人事件』がもっとも古いのではないかという結論になりました。妖精作戦(笹本祐一)より前に読んでますね。くわー懐かしい、辻真先!!
●おまけ デュアル文庫 ラビリンス(新井素子) リアルタイムで新井素子世代のはずですが、完全にスルーしてたんですよね……だから私の場合、新井素子デビューはこれのはず。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■あの作品はこんな原題だった (ライトノベル)
「基本的には変えてよかったであろうものがほとんどですね。悪魔のミカタなんかは、もし原題で売ってたら間違いなく売り上げは大きく下がっていたことでしょう(苦笑)」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!→bk1→amazonは、ギャングやそれに関わる人間たちが錯綜した状況の中で起こすバカ騒ぎです。奇妙にノリがよく……というか何も考えてないゆえの明るさ、とかもっと達観してさらに突き抜けた明るさとか本来この物語のような設定だととてつもなく重苦しい物語になるはずなんですが、そういうところが感じられないのが成田作品ならではの特徴と言えるでしょう。錯綜、軽妙、この二つがキーワードです。
ちなみに今回はラヴ! 形は恋人であったり、家族愛だったりしますがとにかくラヴですよラヴ!

それでは本日の台詞解説。
大切な人を探して駆け回るフィーロ。彼その彼への質問の意図はともかく、痛いところをついているのは確かです。

『ヒューイ。この世には、正義と愛しかないんだ。自分への愛、欲を満たす為の正義、そんなものも含めてね。だったら、この世の誰もが笑うためにはどうすればいいのか? ……口で言うのは簡単だけど、実行するのはとてもとても難しい方法がある』
「興味あるな」
『――悪人になればいいんだよ』
「悪?」
『この世の全てが正義のぶつかり合いで構成されているのなら、絶対に全員救えないというのなら――俺はこの世で唯一の【悪】になれればいい。全ての正義を出し抜くほどの反則を次から次へと見せてやればいいのさ』
「……滑稽だな」
『笑えるだろう?』

出典:バッカーノ!1933 (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/デザイン:?/編集:?/下巻409P
キャラ:エルマー&ヒューイ

【作者直営サイト】RESISTANCE黒子SHOW
【絵師直営サイト】namihei's room

特記事項なし。

★2004年11月19日(金)
『星の大地』

つい最近、たくさんの人からの暖かいおすすめによって星の大地全三冊を読んだモノグラフの中の人、草三井さんの感想
あっはっは、これで草三井さんも同志ですね!!

いい作品ですよ? 星の大地は。ぜひみなさんに読んでもらいたいものです。10年を超えて語り継がれるライトノベルには(東京忍者みたいな特例は除いて)名作の資格がある。ただし新品を手に入れることはかなり困難だと思いますが……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バッカーノ!→bk1→amazonは、今回説明省略。しかし登場人物が増えてきていいかげん自分の頭では把握しきれなくなってきました(汗
もっともこの作品のすごいところは、対立関係について忘れかけていてもそれはそれとしてきっちり魅せてくれることなんですが。

それでは本日の台詞解説。
えーと、このエルマーの最大目的は人類全員に笑顔を、というものなんでそこだけ念頭において読んでください。こういうねじくれた言い回しは好きですええ。


破天荒遊戯

待ちなさいよ あたしも一緒に行く あんたが嫌だって言っても絶対についていくんだから!!
あんたのそのクソつまんなそうな人生 あたしが面白おかしく演出してやるわ!!

出典:破天荒遊戯/Gファンタジーコミックス(エニックス)/遠藤海成/1巻23P
キャラ:ラゼル

【公式サイト】Gファンタジー Website
正式オープン前で中身空っぽ。見るだけ無駄です(^^;) ファンサイトも発見できず。

「破天荒遊戯」は、いわゆるコメディ系のファンタジー?です。
一応魔法が出てきますが、基本としては突如「自分を成長させるための一人旅」に放り出された少女・ラゼルと、小憎らしいくらい冷静で、世の中を斜めに見ているアルゼイドの珍道中といったところでしょうか。
コメディ系のファンタジーとして、特筆すべきストーリー展開などはありません。が、この作品の場合主に楽しむべきはラゼルとアルゼイドの掛け合い漫才的な台詞の応酬です。
特にラゼルの気の強さは、無茶苦茶ですがなかなか読んでておもしろいものがあります。

で、上の台詞は冒頭で、万事に無感動なアルゼイドに業を煮やしたラゼルが勝手についていくことを宣言し、二人が道中を共にすることになったときのものなんですが……こんな人が近くにいたらいやかも(笑)
道中が楽しくなるのは結構なことですが、勝手に演出されるのは困ります。他人の場合は大歓迎ですが(爆)(00/9/2)

「その男は何者だ 部外者は席を外してもらおう」
「空気だと思え」

出典:破天荒遊戯/Gファンタジーコミックス(エニックス)/遠藤海成/1巻95P
キャラ:ロドリー&アルゼイド

【公式サイト】Gファンタジー Website
正式オープン前で中身空っぽ。見るだけ無駄です(^^;) ファンサイトも発見できず。

本日も、昨日紹介した「破天荒遊戯」からの出典です。

それでは本日の台詞の解説いってみましょう。
早い話が、雇い主であるロドリーと契約内容?についての相談をする際、契約相手のラゼルだけでなく、アルゼイドがくっついてきたのを咎めているんですが……この返答はいいです。
尊大さがナイスです。
そのうえ楽しすぎることに、このアルゼイドが耳の痛い意見をいろいろ言うことに腹を立て、ロドリーは「空気が口をきくなっ!」と反撃しています。これはぜひとも対にして覚えておきたい名台詞と言うべきでしょう。日常生活でも使う機会は多そうですが、使った後の保証は一切できませんのであしからず(^^;)(00/9/3)

「…ごめんね」
「しおらしいお前は気持ち悪い」
「殺ス」
「それでよし」


出典:破天荒遊戯/Gファンタジーコミックス(エニックス)/遠藤海成/1巻59P
キャラ:ラゼル&アルゼイド

【作家公式サイト】なし
【絵師直営サイト】同上
うーん? 一時期は直営サイトがあったんですが、今は消滅してますね……。どうなったんでしょう、あそこ。

「破天荒遊戯」は、ジャンル上ではファンタジーの端くれだと思います。
が、この作品の場合そういうジャンル分けはあまり意味ないです。
物語の筋としては、ある日唐突に「可愛い子には旅をさせろ」とばかりにと家を放り出された少女・ラゼルと、少女が冒頭に旅の道連れとばかりに捕まえた相棒の旅道中記てな感じかな?
押しが強く、口より先に手が出るタイプのラゼルと、とにかく冷静すぎるくらい冷静でその上毒舌のアルゼイド。この二人の、お互いツッコミまくる掛け合い漫才じみた会話のやり取りがとにかくいい味出してます。
かなりの切れ味。
ではギャグがすべてなのかというとそういうわけでもなくて、シリアスに締めるところは締めてくれます。
全体的にはサブキャラの会話のやり取りもそうですが、ぽんぽん会話を投げ合うシーンが見てて気持ちいいですねー。あ、念のために言っておくといわゆるラブコメ漫画だとは思わない方がいいですよ。あくまでも「相棒」って方に重点おいた描写をしているし、シリアスな会話のキレももかなりなものです。
その辺のところを手っ取り早くわかってもらうために、本日の台詞は掛け合い漫才の一幕を、でもって明日はシリアスな部分からお届けしたいと思います。

問題のの台詞は病気で倒れたラゼルがしおらしく謝りかけたところ、アルゼイドに身もフタもない言い方をされてつい反応してしまったの図。
なんてことのない会話ではあるのですが、実はさりげに(無意識に?)励ましているんだろうと思われるわけで、なんだか見てて微笑ましい感じです、ええ。(01/2/21)

「そうやって持ち上げられて大事にされて 鳥篭の中にいる自分に気づかずに生きていくってのは
滑稽を通りこして いっそ哀れだな」


出典:破天荒遊戯/Gファンタジーコミックス(エニックス)/遠藤海成/1巻72P
キャラ:アルゼイド

【作家公式サイト】なし
【絵師直営サイト】同上
うーん? 一時期は直営サイトがあったんですが、今は消滅してますね……。どうなったんでしょう、あそこ。

前日の予告どおり、本日も「破天荒遊戯」からの出典です。細かい解説は省略するので、昨日の名台詞を見ていない方は、まずはそちらを参照した上で本日の台詞を見ることをおすすめします。

さて、本日の台詞はシリアスな状況から選んでみました。
状況を簡単に整理すると、金持ちの娘リィナが、通りすがりのかっこいいおにいさんであるところのアルゼイドを気に入ってしまい、力にものを言わせてアルゼイドを「飼おう」とします。
で、思い切り冷たくあしらわれるとまあそんな感じです。
つまりあれです、籠の鳥。
大事に大事に無菌培養してなに一つ不自由なく育てられた鳥は虚弱で環境適応力もなく、外の世界じゃ生きていけません。それとお金様の力で大事にされているからといって、本人が愛されていると錯覚するのは傍から見ていると大変イタイものがあります。
そういった要素をひとくくりにして簡潔に表現した台詞なのだと思います。(01/2/22)

「いい? ききなさい
昔の人はすばらしい格言を残したわ
『人とォ いう字はァ 明らかに左側の奴が楽をしている!』」

「それって『互いに支え合ってできている』なんじゃ…」
「なに寝惚けてんの 長さが違うのに対等なわけないじゃない ちなみに”入る”にすると立場は逆転するのよ
同じ高さにいなきゃ支え合えないんだったら とことん登って登ってのぼりつめてやる」


出典:破天荒遊戯/Gファンタジーコミックス/遠藤海成//2巻46P
キャラ:ラゼル

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
おそらく唯一のファンサイトであろう777FEVER!を紹介しておきます。もっとあるといいんですけどね……。

ギャグもシリアスも2度おいしい名台詞(笑)
霞んでしまわないように今一度、本日の肝をおさらいしておきましょう。
「人とォ いう字はァ 明らかに左側の奴が楽をしている!」
さてこれを踏まえつつ作品紹介からいってみましょう。

「破天荒遊戯」は、一応はコメディタッチのファンタジーコミック。ただし締めるところはがっちり締めてくれます。
ある日突然魔法使いの修行に出されてしまった超勝気な少女ラゼルと、冷徹・無関心を絵に描いたような青年アルゼイドの旅道中です。
まずこの作品最大の特徴は台詞のキレ。コメディタッチな台詞を使いつつ、いつのまにか超シリアスな場面を描写してしまうというのは、そうそう見られるもんじゃありません。
また普通コメディにおける人物どうしの会話というのは、ボケとツッコミなんですが、この作品ではツッコミとカウンターツッコミであるというのも大きな特徴かもしれません(笑)。なんだか意味はわかったようでわからない、破壊的な台詞の数々が楽しくてしょうがありません。
かなりおすすめ。
おすすめったらおすすめです。


さて、台詞解説です。
ラゼルがごたごたに巻き込まれて誘拐されてしまったのですが、彼女は傷だらけになりながらも自力で脱出を図ろうとします。結局見つかって追い詰められてしまうのですが、その折に『優秀な相棒が助けに来るのを何故待っていないのか』と問われて、反撃している場面です。

人。

なるほど確かに左の方が楽してます。
最初から2人の実力がかけ離れていることがハッキリしているのなら、その分死ぬほど努力してでも対等になれるようにする。いいですねえ、大変すばらしい! つうかそんな深遠な意味が人という感じに隠されていたとは(笑)(01/4/29)

「黙れ!!
他の誰かが痛い思いをしてるからって お前が痛くないって理屈があるか
本当に平気ならそのままくたばれ!!」

出典:破天荒遊戯/Gファンタジーコミックス(エニックス)/遠藤海成/2巻184P
キャラ:アルゼイド

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトとしては、777FEVER!があります。

さて、本来の台詞解説の前に……。
本日は私の体中に電気を走らせた至言を紹介したいと思います。

妄想を裁く法律などない。

……………………。
……おおお、すばらしい、すばらしすぎですっ!!
これ、現在好き好き大好きっ(ちなみにシスタープリンセスファンサイト。いろんな妹属性に萌えたり、とにかく管理人さんは萌えに萌えてます)でトップページに表示されている格言です。
あえて後世に残る名台詞であるとまで言い切りましょう(笑)
脳内なら、何しようが自由!
妄想万歳!!
百合だろうとボーイズラブだろうと妹萌えだろうと止める者はないのです、ええ。(ちなみに私もシスプリは買ったものの未だパッケージ未開封。覚悟不完了なり)
なーんか気分が軽くなってきました〜<バカ


では本題に戻ります。
「破天荒遊戯」は、気が強くて腕っぷしが強く、その上魔法まで使えるがなぜかある日突然修行の旅に出されてしまった女の子・ラゼルと、それに輪をかけて強く、いつも冷静・その上謎だらけの美青年アルゼイドの旅道中を描いた物語です。
この作品の最大の特徴は、ツッコミとツッコミの応酬です。
ふつうどっちかがツッコミ、どっちかがボケるのが典型なのですが、破天荒遊戯の場合は、相手にツッコミ返すのが基本となっております。この会話が気持ちいい!
またおちゃらけた会話から、シリアスな会話への切り替えがおっそろしくスムーズです。あれっと思う間にシリアスな展開になっているのに全く違和感がないのがこれまた気持ちいいんですよ。
こういう特徴をもつ為に、名台詞もたくさん装備していて、すでに紹介済みの「人とォ いう字はァ 明らかに左側の奴が楽をしている!」などは特に秀逸です、ええ。
かなりのお気に入り。
上みたいな台詞を見てみたければ読むしか!

じゃ、台詞解説へ。
シリアスシーンで、ラゼルの目前でとある人物が自殺を図ります。自分のケガも忘れて必死で止めようとするラゼルですが……。その様子に、思わずアルゼイドが怒鳴ってしまうわけです。
――誰だって痛いんです。傷つくんです。特に心は。 →bk1
(01/9/26)

「命請いしねえの?」
「高笑いしながら逝ってやるわよ」

出典:破天荒遊戯/Gファンタジーコミックス(エニックス)/遠藤海成/2巻48P
キャラ:バロックヒート&ラゼル

【作者直営サイト】Iなし
【絵師直営サイト】なし
777FEVER!しかファンサイトは知りませんねえ……どこか他にはないものか。

時間ギリギリまでネタ思いつきませんでした。
ゆえに「破天荒遊戯」→bk1→amazonの説明はパスですパス。一言だけ言わせて貰うと、こいつはあまりにも強烈な台詞の数々が命です。
よって作品解説にも目を通しがてら、ぜひとも破天荒遊戯の他の名台詞もご覧になってください。言いたい事はそれだけですええ。

台詞解説するほどでもないんですが……一応この台詞は勝気な性格で、そのうえけっこう腕っぷしもたつラゼルがピンチに追い込まれたとき、実は緊張と恐怖で身体を震わせながらも言い放ったものです。
これもひとつの強さです。ラゼルちゃん素敵。
(01/11/6)

「なんなのよもう嫌がらせのつもり!?」
「つもりっていうか そのものズバリでございますですわお客様
無礼にはそれ以上の無礼で返しなさいってのが我が家の教育方針なの
 絶対泣かす。からね 覚悟なさい」

出典:破天荒遊戯 《コミック》/Gファンタジーコミック(エニックス)/遠藤海成/10P
キャラ:マデイラ&ラゼル

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ファンサイトは777FEVER!。知る限りでは唯一の専門ファンサイトです。それから、一年前の近況インタビュー(笑)が何気におもしろかったりします。

★2002年1月26日(土)
『へっぽこシューターはあきらめない』

ということで、俺ニュースからのリンクで式神の城攻略(攻略担当はあの石井ぜんじさん)の存在を知って大喜び。早速実践しようっと。
それと私にとっては重要な台詞集へのリンクがリンク切れを起こしてます。こちらに直リンクしておいたんでどうぞ。ちなみにX-BOX版式神の城の初回限定版情報はこちらで、発売元のメディアクエストの公式サイトにもリンクリンク。
以上、激しく趣味に走った雑記でした(笑)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■Yahoo!によるH-2A特設ページ(俺ニュースより)
トンボさんがぜひ紹介しろというものですから。
H−2Aの構造や、ロケット開発史など宇宙開発事業団の情報提供で、かなり詳しく特集されています。SF者なら行っておくべきですよ☆
トンボさんなどは「えーっくす!」と意味不明のうわ言をつぶやいていましたが、何が言いたかったんでしょうね?


  ▼本日の作品&台詞解説▼

破天荒遊戯→bk1は……やや説明不能。
修行のため称して、いきなり実家を放り出された超攻撃型のうえに腕っ節も強い女の子ラゼルと、やはりむちゃくちゃ強くてやたら冷静な用心棒アルゼイドの旅道中を描いた物語ですが……。
なんつっても台詞のキレがすさまじいです。
特に主人公のラゼルは思いきりぶっ飛んだ発言が多いのですが、それがいつの間にかシリアスになっているのが最大の特徴です。
上で紹介しているような台詞がたくさんみたいのならば、買うべしったら買うべし。

ちなみに本日の台詞解説ですが、どうにも態度が偉そうな雇い主(に近い関係)にラゼルが腹を立て、いろいろと実力行使に出たところこんな会話が生まれました人は敵に回したくないと思いますええ。
(02/1/26)

「つくづく会話のキャッチボールができん奴ね!」
「変化球で攻めてみた」
「投げ返せるかそんな球!!」


出典:破天荒遊戯 《コミック》/Gファンタジーコミック(エニックス)/遠藤海成/3巻184P
キャラ:ラゼル&アルゼイド

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ファンサイトは777FEVER!。知る限りでは唯一の専門ファンサイトです。それから、一年前の近況インタビュー(笑)が何気におもしろかったりします。

★2002年1月27日(日)
『激しく頭痛……』

偏頭痛持ちなんですよ……今日のはちと重症。そんなわけで必要最小限度の更新が限界です。あぅ、ガンガンする……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

木乃葉子さんは本日不在です。(一応管理人の看病中らしい)


  ▼本日の作品&台詞解説▼

破天荒遊戯→bk1は、昨日紹介したんで以下略(^^;
ボケツッコミはもちろん標準で搭載していますが、
ボケ?→ツッコミ→カウンターツッコミ→カウンター返し
という具合に、ツッコミだけで会話が成り立つのが特徴的。あの会話のやりとりは一度は読んでおくべきです。

いさて、本日の台詞。
アルゼイドは普段から、少々外れた言動が目立つのですが、この直前の会話でもどこか外れています。そこをラゼルが指摘したところ、開き直られてしまった……そんな具合です。
相手を黙らせるつもりのない場合、発言は慎重にせよという教えの教訓にした台詞ですね<なにか違う
(02/1/27)

「確かにあんたは妹さんと違って顔も性格も悪いし劣等感ばっか強いし とにかく胸クソ悪いったらないわよ」
「だから?」
「あんたの価値はその程度のことで原価割れしちゃうもんなの?
あんたの取り柄は? 誇れるものは?」
「……そんなものないわよ 人より少しだけ勉強ができるくらい――」
「それに度胸だってある 充分だわ」


出典:破天荒遊戯 《コミック》/Gファンタジーコミックス/遠藤海成/3巻17P
キャラ:ラゼル&マデイラ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトは777FEVER!ぐらい。でも情報量が少なく、最近は更新も止まってるので作品知らない人の助けにはならないんだよなあ……。

★2002年2月8日(金)
『ちゃんと地雷も踏んでます(謎)』

久しぶりに富士見ミステリー文庫を読んでみたら、うーん……。それじゃあと思い角川のミステリー倶楽部……これもうーん。自分らしくもなく作家買いしてしまったのが間違いの元だったと強く反省しています。やはり作品で選ばないとね。

活字中毒者に50の質問、ほぼ完成。今は質問を入れ替えたりして微調整中。土曜の夜あたりには公開できそうです。

私的メモ。「式神の城」以前から情報があがってはいたんですが、やはりPC版が出るようですね。(公式掲示板より)ということは無理してX−BOXにこだわる必要は薄くなってきたかな。未だ悩み中ではあるけれど、買わない方向に傾きつつあります。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

まいじゃーの神さまが降りて来てくださらないので、本日のトピックはお休みです☆
神さまですか?
もちろん信じてはいませんよ☆ 頼れるものは知恵と勇気と……あとはおわかりですよね?


  ▼本日の作品&台詞解説▼

破天荒遊戯→bk1→amazon、はとにかく台詞回しの際立った一応ファンタジー。ま、ファンタジーという部分は、主人公が魔法を使えるとかその程度の認識で十分です。
台詞に始まり台詞に終わる話。
この辺は名台詞データベースを見てもらうのが一番かと思います。たった3巻しか出ていないのに、これだけの量を誇り一味も二味も違う台詞群。このサイトを見ている人は、多かれ少なかれ台詞に対する愛着が強いと思いますが、ならばこれは外せないコミックだと思います。

お金持ちのお嬢さんだけど、妹ばかり大事にされることですっかりひねてしまった姉。いろんなコンプレックスを抱えた彼女を主人公のラゼルは一蹴してみせます。この一見毒吐きまくりな台詞に隠された優しさがたまらんと思うのですよ。

「――ったく なんで俺がこんな夜中にこんな女のために
あーねむいっ ねむいねむいねむいねむい!!
この間のことで少しは懲りたかと思っていたのにこの
馬鹿は まあ馬鹿はいつまでたっても馬鹿をやり続けるからこそ馬鹿なのだろうが それにしたっていいかげん自分の馬鹿さを自覚してそれを直す努力ができんのか馬鹿

出典:破天荒遊戯 (コミック)/ゼロサムコミックス(スタジオDNA)/遠藤海成/4巻120P
キャラ:アルゼイド

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
未調査なので、きちんと調べると出てくるかも。

★2003年3月2日(日)
『いまさらづくし』

先日今更のように太陽の簒奪者を読了したのに続き、やっぱり今更乙一さんのGOTH→bk1→amazonを読了。
やっぱり乙一作品はいいです……ホラーなんだけど不気味というよりはむしろ乾いていて、それでいて切ない(あるいは萌えに近い感覚?)という相反する感想が浮かんでくるんですよ。もっと早く読むべきでした。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「イリヤの空、UFOの夏」〜「鉄人屋」発見編〜第弐斎藤より)
「園原市」のモデルを探して、甲府盆地へと出かけた方の旅行記なのですが、鉄人定食のモデルになったらしきお店も取材されているようですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

破天荒遊戯→bk1→amazonは、台詞の掛け合いが楽しいアクションファンタジー?と一応はしておきましょう。この作品最大の特徴は基本的にボケ役がいないこと。あるのはツッコミ対カウンターツッコミのみ。勢い台詞も飛ばす飛ばす! 台詞に重きをおくタイプの人にはたまらない作品です。

で、本日の台詞解説。ヒロインに対して暴言の限りを尽くしています(笑)これくらい言われると精神力の強い人でもへこむかも?

仲間に恵まれていると思う?
「NO だな 何故こんな奴らと行動しているのかいまだに自分でもわからない」

現状に満足している?
「NO かといって別に不満もないないケドね ほらラゼルちゃん全然手ェ出させてくんないし?」

OK、ならばきこう
人生はあいもかわらず『クソツマンナイ』かい?
「NOよNO!!
このラゼルちゃんと一緒にいて退屈なんて絶対確実100歩退いてもありえない!! おもしろおかしすぎて腹ワタよじれろ野郎ども!!」


出典:破天荒遊戯 (コミック)/ゼロサムコミックス(スタジオDNA)/遠藤海成/4巻67P
キャラ:アルゼイド&バロックヒート&ラゼル

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
未調査なので、きちんと調べると出てくるかも。

★2003年3月3日(月)
『今日の台詞をおかずに』

3杯くらいはおかわりがいけるんじゃないかと思いました。
うーからだがあちこちきしんでる……朝っぱらから疲れててどうするよ自分……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ガンパレードマーチ〜新たなる行軍歌〜 放送局追加
RKBでは4月1日から、東海地方でもCBCで4月23日から放映なので、トンボさんが喜んでいるようです☆
「なんでいまごろなんだ……視聴率うかがってたのか? まあともかく見られればよし!」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

破天荒遊戯→bk1→amazonは、昨日も説明したのでまたちょっとだけ補足を。台詞の派手さに隠れがちではありますが、この作品ストーリーがまた単純な「力こそ正義!」になってないあたりが好きです。戦いそのものには勝利しても、必ずしも相手は救えない物悲しさがあったりするのが、ね。
そうは言っても強烈な台詞の押しこそがこの作品のウリですええ。

さて、上の台詞解説ですが、これは主人公格三人による独白というか掛け合いというか、とにかくトリを務めるのがヒロインであるラゼルとなっています。
………お嬢さん、あんた最高だよ!!

(編者注:発表済の台詞のため、他の記述のみぶら下げておきます)

★2003年11月14日(金)
『聖さま万歳』

見るタイミングによっては既に変わっているかもしれませんが、マリア様がみてるアニメ公式サイト現在のTOP絵は聖さまです。そんだけ。<他に言うべきことはないのか

それと高空さん、かわりに掲示板にレスつけてもらってすいませんです(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

破天荒遊戯はツッコミの応酬が楽しすぎな一応はファンタジーです。

それでは本日の台詞解説……はするほどもこともない気がしますね。見たまんまですええ。思い切り手抜きっぽくてごめんなさい……
追記:
既出だったことが判明しました><

「おまえと俺は 対等な生き物か?」

出典:破天荒遊戯 (コミック)/ゼロサムコミックス(スタジオDNA)/遠藤海成/5巻94P
キャラ:アルゼイド

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年10月12日(日)
『だらけ中』

当社比で半分ほど脳みそが解けております。ぐんにょり。
どこで話題にされてたのかうっかり忘れてしまいましたがともかくそこで興味が出て購入した魔法使いの娘→bk1、→amazonがおもしろかったです。陰陽師としては高い能力を持っているけれど、ダメ人間っぽい父親に振り回されつつ奮闘する女の子が主人公の話。コメディとシリアスな部分がうまく融合してると思います。
作者の人が『ここはグリーンウッド』の人であると言えば、これ以上ない説明になってる気もしますが(笑)
しかしこれ、誰がどう見ても「陰陽師の娘」だよなあ。このタイトルはいかがなものか(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

破天荒遊戯→bk1→amazonは、女の子一人と男二人旅道中な物語。三人揃って異常に強く、トラブルにも事欠きませんが……そんな事よりも。
会話と会話のキャッチボールがおもしろすぎっ!!
通常会話というものはボケとツッコミで構成されるわけですが、この漫画に限ってはいきなりツッコミではじまりカウンターツッコミ→さらにカウンター、という具合で非常に高いテンションで会話が続いていきます。拝んでおいては損はなし。

さて本日の台詞解説。
……あんたもそうだろ?という感じに会話を振られた相手に向かっていきなりこの一言。酷すぎです(笑)

「おまえは何様だ 俺にここまで気を使わせやがって」
「今ので!? 社交性皆無だなアンタ!
忍耐力の容積量らせろよ きっと3mlぐらいだから!」
「責任を取れ!!」
「何の!?」
「変身しろ! 舞い踊れ!! ときめいたりゆらめいたりしてたちどころに俺の気持ちを晴れやかにしろ!!」
「ワケわかんねー!!」

出典:破天荒遊戯 (コミック)/ゼロサムコミックス(スタジオDNA)/遠藤海成/5巻85P
キャラ:アルゼイド&レイボーン

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年10月15日(水)
『先週買ったサブノート、いきなり死亡(泣 ;』

……キーボードエラーとか出やがります。で、F1でresume……だからキーボードエラーで入力できないんだって!(怒) ま、保障期間内だからいいんだけどさ。はぁぁ……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■茶飲み友達募集、のガイドライン(笑)
ええと、掲示板にいわゆる宣伝書き込みがされたのですが、速攻消すには少々戯れる価値があるので残しておいたのです☆ そうしたら常連さんが早速改造コピペに走ってくださいました☆
拳銃稼業戦友募集戯れ言話友達募集には一見の価値ありですよ☆

■FMドラマシアター、悪魔のミカタ、配信開始だめポ足跡より)
無料なので、一度は足を運んでみてくださいね☆ まだ聞いていないので内容の説明は致しかねますけれど☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

破天荒遊戯→bk1→amazonは、ツッコミあう会話が必見な物語です。先日も紹介したばかりなので本日は説明パスで。

それでは本日の台詞解説。
家を飛び出したレイボーンを見かけ、珍しくも気をつかってみたアルゼイド。しかしやはり無理があったらしくすぐキレてます(^^;
しかしときめくとなんで相手の心がはれやかになるのか。さっぱり不明ですええ。

「違う価値観嬉しいね ぶつけてくれるの嬉しい
そういう所も好きだよ レイボーン」

出典:破天荒遊戯 (コミック)/ゼロサムコミックス/遠藤海成/5巻154P
キャラ:ラゼル

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年10月31日(金)
『やっと』

今週は今日でおしまいか……<へたり気味の模様


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■マリア様がみてる 放送直前!クリスマスイベント
ええと、女性限定との事ですよ☆ 女性ファンの方、ここは安心して応募してくださいね☆
「……とは言うものの、うちのサイトのように女性比率低そうな?ところで告知する意味あるのかな(^^; なにはともあれ、初期のマリみてを支えてきたコアなファン等には朗報かと」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

破天荒遊戯→bk1→amazonは、とにかくハイテンション走りっぱなし、ツッコミにはカウンターツッコミで返す、会話が楽しいファンタジー?です。こういう物語の類にもれず、主人公格の3人はいずれ劣らぬ最強っぷりっですが、この作品は戦いよりも会話の方が大事なのです。まあともかくご覧あれ。

さて本日の台詞解説。
この作品は、おもしろすぎるツッコミの応酬に混じって、こういうかっこいい台詞も出てくるのが特徴なのですええ。

「オレのことなんかどうでもいいって言ってたくせに ずいぶん気安くないか?」
「そう? でも感情なんてすぐに変わるものじゃない? さっきは糸クズ 今は好き ぜんぜんおっけー」
「糸クズ!? そこまで!?
第一それって明日には嫌いになってるかもってことだろ!? オレだけじゃなくてあのにーちゃん達とかのこともだぞ?」
「…どうかな そうかな そうかも わかんないや……
次に顔を合わせたときにはもう嫌われてたりするかもしれないし こいつらなんかもうどうでもいーかなってあたしの方が思うようになってたりするかもしれない
だってこれからのことに約束なんかないわけだし
だけど…だから 好きでいる今が 好きでいてくれる今が たまらなくうれしい
『あたりまえ』の永遠より ずっとずっとうれしい」

出典:破天荒遊戯 (コミック)/ゼロサムコミックス/遠藤海成/5巻114P
キャラ:ラゼル

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年11月1日(土)
『本屋はどこだー!』

うーむ四日市駅前周辺の地理がさっぱりわからんので、本屋がどこにあるのやら……うさぎは寂しいと死んでしまいますが、極楽トンボは本がないと死んでしまうので大ピンチです。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

破天荒遊戯→bk1→amazonは、本日詳細な紹介は略します。

それでは本日の台詞解説。
ひょんなことから道中をともにしているレイボーンとの会話なのですが……これですよこれ! 破天荒遊戯は、弾けまくったツッコミ合戦と、こういうなんとも言えないいい台詞が同居してるところにその真髄があると思うのです。

「何それ何それ何ッそれ! 誰が心配してくれなんて頼んだ!? だいたいいつからあたしがあんた達の保護下に入ったってのよ ふざけんじゃないわよ!!
勝手にのこのこのこのこしゃしゃりでてきてえらっっっそうに……

ありがとう 最っ高に嬉しい」

出典:破天荒遊戯 (コミック)/ゼロサムコミックス/遠藤海成/4巻124P
キャラ:ラゼル

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項はなし。

★2003年11月16日(日)
『停滞期』

なんか最近停滞期に入ってましてよれよれですが……精神的にようやく上向き加減になってきたのでいましばらく本調子になるまでお待ちください(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■スーパーダッシュ文庫・発売日未定の新刊予定少年少女科学倶楽部より)
銀盤カレイドスコープの新刊予定が☆ タイトルは「銀盤カレイドスコープ vol.3  ペア・プログラム:So shy too-too princess」です。今から楽しみなのです☆
他はネザーワールドとHoly☆Hearts!の続編のようでこちらも個性派として期待したいところですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

そういうわけで性懲りもなく破天荒遊戯→bk1→amazonから。……すいませんねえ(^^; そろそろ変わったところからも台詞引っ張ってこられると思いますんで、本日のところはこれで我慢してください。

それでは本日の台詞解説。
要は素直じゃないけど素直、そんな彼女がかわいい!という台詞だと思ってくださいな(笑)

「オレですら好きになれなかったオレのことを簡単に好きとか言いやがるから つられてウッカリこっちも好きになった
何度でもそう言ってやるって笑うから欲張って 一生言い続けさせてやるって決めた」

出典:破天荒遊戯 (コミック)/ゼロサムコミックス/遠藤海成/6巻31P
キャラ:レイボーン

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年6月1日(火)
『鳥頭』

なーんかここで言おうと思ってた事があるはずなんですが……綺麗さっぱり忘れました。あーなんだっけなあ、気になるなあ……

わりとあちこち飽和中。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日もお休みです☆ 巡回さぼりましたね☆
「どうもテンションが……」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

破天荒遊戯→bk1→amazonは、とにかく台詞という台詞の切れ味が鋭くてほとんど主要登場人物全てがツッコミ系のキャラで、ギャグとシリアスを同時にこなし、大きいお兄さんとお姉さんに両対応っぽいそんな漫画です。
きっとこの説明じゃわからんでしょうそうでしょう。ならば名台詞データベースで台詞をチェックすると……落ちる人は即落ちると思われ。

台詞解説はええと。
あんまり本来強くない男の子でも、好きな子の前では強くなれる、とでもしておきます。

ころしちゃったの?
ヒトを? ヒトなのに?
ボクもねぇ いっぱいころしたよ? そしたらみんなボクのことバケモノっていうんだ
ヒトをころすヒトはヒトじゃないんだよ
だってヒトをころすヒトはヒトのてきだもん
だったらおじさんたちも
バケモノだよね

出典:破天荒遊戯 (コミック)/ゼロサムコミックス/遠藤海成/5巻111P
キャラ:名前不明

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年6月12日(土)
『がんばっていきまっしょい』


積読、読んどく?


特に意味はない。景気つけたかっただけ。ふっかつのじゅもんみたいなもんです。

このライトノベルがすごい!関連更新は、さーて新展開。
時海結以さん・くぼひできさんによる往復書簡 「ライトノベルと児童文学のあわい」を一挙掲載です。もともとこのラノ掲示板場でライトノベルと児童文学の関わりについて白熱した議論を展開されていて、このまま掲示板で終わらすのはもったいない!ということからコラム化されました。非常にボリュームのある内容なので一気に読むのは大変かもしれませんがかなり内容は濃く、一読の価値ありかと。実を言うと私もまだ読んでる最中だったりします(草三井さん、なんとなくごめんなさい(^^; )

ところで、草三井さんがダントツに大変なわけでそれに比べりゃ私などほとんど何もしてないと同義ですがそれはそれとして……いつ終わるんだろうこれ(汗


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■激変する小説マーケット、“ライトノベル”に勢いあり!
今更な話題なので小宮さんの感想にもリンクしておきますね☆
「私も似たようなものかも。今よりもっと売れて作家さんが心おきなく次作を書ける状況になってほしいとは思うけど、最初からケチつける気しかない人々にまで読んでもらわなくて結構です。好きは100人100通り。じゃなきゃ、6年もまいじゃーサイトなんてやってませんって!」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

破天荒遊戯→bk1→amazonは、とにかく台詞がすんばらしいアクションもの。しつこいようですがぶちきれた怒濤のツッコミ&ボケな台詞から違和感なくすごーくシリアスな展開にも移行できるその辺も好きなところですね。どんな台詞かチェックしたいって方はこの辺参照のこと。

それでは本日の台詞解説。
超強い人間やめちゃった?かのようなお子様キャラの台詞です。強いんだけど、根はお子様なだけあって言葉が率直。ゆえに真実を帯びているわけで……。

「…そんなことよりバロックヒート
その手だが修理ついでに便利な機能を搭載したいと思わんか?」
「? 便利な機能?」
「例えばロケットパンチ…とか?」
「とか!?」
「他にも色々高性能かつ低品質な…」
「低いのは明らかに問題外デスよ!?」」
「き…貴様ロケットパンチをバカにする気か!?
格好良いではないか! ズガーンとドバーンと!」
「こっ… 効果音はいいデスけど」
「飛び出すのだぞ! 手が! ハンドが!!」
「自分のハンドがどっか行っちゃうのはいかがなものかと…」
「な…っ
ほっ…本気にするな 冗談に決まっているではないか」
「そっ…そうだよネ!」
「全くだ!! 誰がそんな子供のおもちゃを実用になど…
…ところで話はかわるのだが
『美容院でうっかりうとうと気付くと変な髪形に』 …そんな経験誰にでもあるのではないか?」

出典:破天荒遊戯 (コミック)/ゼロサムコミックス/遠藤海成/7巻85P
キャラ:ブランオーウェン&バロックヒート

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特記事項なし。

★2004年11月28日(日)
『台詞長いねー(汗』

なんというかロケットパンチやドリルは特別ですね。そこに弾幕や2丁拳銃やメイドなどを追加していくともう収拾のつかないことにってなにいってんでしょうわたし。
葉子「さりげにメイドが入ってませんでしたか☆」
気のせいです。

それから↓参照。どうやらbk1で12月31日までにこのライトノベルがすごい!2005→bk1→amazonを購入すると壁紙特典がある模様です。たぶん他のサイトの予約特典と同じ、じゃないのかな? どうなんでしょうねえ?


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■【CLASSIC】このライトノベルが(・∀・)イイ!2005 新馬限定戦【ROAD】
Angel Heart Clubのアンケート企画です☆
2004年1月1日から12月12日までに小説家デビューした人のライトノベル作品を対象にしたアンケートですよ☆
「今年の新人……んー。とある魔術の禁書目録(インデックス)→bk1→amazonをイチオシ。直球ど真ん中な作品なので、少年漫画愛好者には気に入る確率が高いかな、と」

■ライトノベル関連本特集(bk1)
「しかしまあ、一年前を振り返るとなんの悪い冗談かと思うような有様ですねえ……。まあ私としては全体の購入人口が増えて、良作を出す作家さんの生存率があがるといいなあと思ってます。それ以外は特に望みません」

■『ライトノベル☆めった斬り!』は12月6日発売/とりあげた作品一覧(狂乱西葛西日記11月24日)
大型書店にしか並ばなさそうな気配なので、地方の方は予約しておいた方がよろしいかと☆ bk1なら送料は無料だそうですよ☆
「1554円だとamazonじゃ無料にならないのか……ふむ」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

破天荒遊戯→bk1→amazonは、突然かわいい子には旅をさせろ状態になってしまった魔法使いの少女・ラゼルと、なにかと謎の多い超強い男・アルゼイド、とその他(笑)の旅道中を描いた物語です。なんというか、時として強烈にシリアスになったりもするんですが、基本的に全員ツッコミ属性を持っていて、誰かがバカを言い始めるとツッコミ同士の応酬になります。とにかく台詞が超強力なんでそこに惚れたら買いかと。
ちなみに物語はだいぶ核心部分に入ってきた感があります。

それでは本日の台詞解説。
他にいろいろしょうかいするべきいい台詞は投げ捨てて、「ロケットパーンチ!!」ただこれが言いたかっただけですええ。


バトル・オブ・CA

「……自分の意志で動きなさい……
あなたはメカではないのだから……
コンラッド・ティエン!」


出典:バトル・オブ・CA (小説)/ファミ通文庫/佐々原史雄/絵師:木村明弘/2巻0P
キャラ:イゾルデ・シュタインマイヤー

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★2003年7月16日(水)
『存在意義/形式も個性?』

昨日紹介したみんな同じような本を読み、同じような書評を書いている気がする。 (7月8日以降の日記部分参照)も念頭に置きながら。本日のような作品の紹介こそ本来まいじゃー推進委員会のやるべきことですからねー。(そもそも紹介であって書評なんて大層なもの書いてないけど)
しかしこの形式で本紹介するの結構大変です、名台詞という制約があるから(^^;
……同じような本を違う形式で似たような紹介の仕方をしていた場合、それは個性になりえるのでしょうか。いやこの台詞がなかったらさぞ楽に更新できるだろうなあ、とか。こりゃいかん、疲れてるかな(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■滝本竜彦エッセイ・超人計画2
ええと、一言で言うなら相変わらずのご様子です☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼


バトル・オブ・CA→bk1→amazonは、地球初の豪華宇宙客船のCA(キャビンアテンダンド。基本的には接客業務だと思ってください)に男性として唯一採用されたコンラッドの奮戦記です。
実はけっこうまいじゃー度が高く、ひそかにおすすめ。特に1巻で止めず、2巻まで読んでもらえるとよさげです。
異星人の特殊能力とか戦闘部分についてはSFしてますが、変に設定に凝るタイプの話ではないのであまりSFを意識する必要はありません。コメディとシリアスは半々といったところ。女性だらけの職場に数少ない男であるコンラッドですが、安易にラブコメに走った話ではないのでご安心ください(笑)
豪華宇宙客船の接客業務を軸に持ってくるあたりが、一味違います。もちろんすんなりとはいかないのですが、まいじゃー好きの方なら「バトルオブCA? なんだ、よくあるSF戦争ものか」とタイトルに騙されないよう、ぜひ一読くださいませ。
ファミ通文庫ですよー。ちなみに表紙絵には微妙な遊び心あり。ページをめくってみればわかりますええ。

では本日の台詞解説。
ネタバレのため解説不能です(^^; 補足しておくと、本来は236Pの台詞を採用するのが正しいとは思われますが、折り込みのカラー挿絵で書かれていた台詞のほうがいろいろ映えるのでこちらを採用としました。

「……あなたにも、少しはいい旅でしたか?」

出典:バトル・オブ・CA (小説)/ファミ通文庫/佐々原史雄/絵師:木村明弘/2巻275P
キャラ:コンラッド・ティエン

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★2003年7月17日(木)
『エンタメ』

某事件をきっかけにいろいろぐるぐる巡回中。
で、ごく個人的な結論。
『エンターテイメントに小難しい理屈は不要っ! むしろ場合によっては鬱陶しい!!』←あらかじめ言っておきますが、誇張表現です。
いや、もちろんテーマ性があった方が深い話になることはわかってますし、そういう作品も大好きです。が、たとえば一部でお騒がせ中な涼宮ハルヒの憂鬱なんかは正直、深読みして何度も読み返すタイプの物語じゃないと思ってます。小気味いいアップテンポに乗ってジェットコースターのごとく一気に読み終わり、1週間くらいすると「うーんあの話はすっごくおもしろかった! え、あらすじ? ごめん全然覚えてないや(^^; 」てなノリの話だと思ってたんですが。それじゃダメなのか?


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼


バトル・オブ・CA→bk1→amazonは、基本的に昨日紹介したとおりのまいじゃー度の高いおすすめSFです。補足しておくと、「年寄りが活躍」ってのがありまして。実際の中身は見てもらうのが一番ですが、いいですねえこういうの。

では本日の台詞解説。
主人公がとある乗り合わせたお客さんに向かって呟いている一言です。……うーん、これは実際に読んでいないとおもしろくないかも(^^;

「みんなって、誰だよ?」
「たとえ『みんな』がそう言ってたとしても、あんたは? 俺のこと苛めるにしろからかうにしろ、他人の言葉借りてきたことなんて、なかったよな、ジュリエッタ?」

出典:バトル・オブ・CA (小説)/ファミ通文庫/佐々原史緒/絵師:木村明弘/3巻102P
キャラ:コンラッド・ティエン

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★2003年9月24日(水)
『ライトノベル年表の続き』

先日紹介した【ライトノベル作品年表雲上回廊】続き。有里さんはじめ、各所(年表ページでコメントを書くをクリックするとリファラが見られるのでそれを参考にしてみてください)で反応があってそれを興味深く読んでました。この辺とかですね。
でまあ自分としては思考中なんですが、コバルト等少女小説の系譜も見てみたいなあと。今回の年表は製作者の方自身言及されているように、男子方面に偏っています。やはり検証するには少女小説側の年表も欲しいところです。まつもとかなめさんとかならあるいは……
少女小説はある時期からボーイズラブ方向へ大きく舵を切っていて、今や完全に別ジャンルを形成するに至ってますが、ボーイズラブを別枠と考えても、代表的なものだけでいいから少女小説の系譜を知りたいですね。
並べてみると見えてくるものがあるんじゃないかと思うのです。

……今思えば、ライトノベルファン度調査って多数疑問点もあるにせよ、男女向け分け隔てなく放り込めたという意味ではうまくやっていたんだなあ。いやはやもう一回やれと言われてもできるかどうか(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■FMドラマシアターで「悪魔のミカタ」が放送決定ダメぽ足跡より)
10月7日からとのこと。ちょっとびっくりですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バトル・オブ・CA→bk1→amazonは、帯によればスペース・ヒューマン・コメディだそうですが、一言で特徴を示すなら接客、これです。地球製の豪華宇宙客船カソリックで巻き起こるさまざまなトラブルと日々戦う……そんな感じの内容になっています。
だいたい接客業がライトノベルに絡むと、ラブコメ方向に偏って本来の接客などはどこかに飛んでしまうことが多いのですが、この作品はしっかりその辺が描写できているところに好感が持てます。
派手さやラブ方面には乏しいかもしれませんが、まいじゃー成分は保証つき。そうですね、まいじゃー認定クラスです。戦うだけのSFなどに飽き足らない方はぜひぜひお読みください、おすすめします。

というわけで、本日の台詞解説。
よく言いますよね、『みんながそう言ってる』『みんなやってる』という言い方。つまりはそういうことです。表面を上滑りして心に響いてこない。


バトルシップガール

現実を知り、それと戦え

出典:バトルシップガール/電撃文庫/橋本紡/絵:珠梨やすゆき/3巻261P
キャラ:?

【直営サイト】バトルシップガール M.S.S.Natsumi the mighty!
「バトルシップガール」のショートストーリーがあります。あとはまあ日記とか。

「バトルシップガール」は、SFラブコメ。女性人格を持った戦艦ナツミが、トラブルに巻き込まれ、いろんな事件(というか戦い)に関わっていきます。ラブコメと言うからには、主人公?の高校生には当然のごとく幼なじみがいたり、戦艦の女性人格ナツミに気に入られたりとまあこの辺は定番と言うところでしょう。
ナツミが戦艦の付与人格であると言う点が特徴といえば特徴です。
基本的には軽いノリのお話ですが、例えば3巻では軍という「組織」独特の考え方が大きな軸になっていて、締める所もあります。うーむ……我ながらへっぽこな説明なので、興味ある方は上で紹介したサイトにストーリー説明があるので、そちらを参照のこと(^^;)。

それでは台詞解説です。
この台詞は、小説の登場人物が言ったものではなくて、登場人物が読んでいた「艦隊教本」なる本に書かれている軍人の心構えです。
目の前にある現実は現実としてしっかり受け止め、そのうえで不屈の精神を持って事に当たれ〜みたいな感じですね。
理想だけ語っていても駄目だし、やる前からあきらめるのも駄目。ー、戦う者はすべからくこうありたし。(00/9/30)

パトローネ

「ありがと、ワイリー。元気づけてくれなくても、もう大丈夫よ。あたしが信じてるものは、ひとつだけですからね」
「ひとつ?」
「正義よ。ロマヌアにも正義を信じる人がいるってこと。少なくともここに、正義の味方が二人いるわ」

出典:パトローネ 護民官ルフィ&ワイリー/角川スニーカー文庫 伊豆平成/絵:OKAMA/188P
キャラ:ベルフィード・クレニスス・ヘイズォト&ワイリー・マイス

【直営サイト】なし
ファンサイトもちょっと見当たらず。ただ、あとがきで日本バカカード協会会長を務めているとあったので興味があればどうぞ。

「護民官ルフィ&ワイリー」は、有能だけどまだ新米の少女護民官ルフィが、大物犯罪者ワイリーを護送する任務をこなす途中に大きな陰謀に巻き込まれていく……てな具合のお話です。
これはいいです。
うむ、かなりいい感じ。
ストーリーもちょっと変り種だし、ただの変り種に終わらず謎が解けていく感じとか、うまく組み立てられている印象を受けました。私がそもそも「まいじゃー」という定義を使っている背景には、「ただのマイナー」と「切れ味の鋭い変り種」をはっきり自分の中で区分けしたかったということがあるのですが、間違いなくこれはまいじゃーに属するものです。
いろんな年末に刊行されたぃまだ少女」ネタ日照りです。
やっぱり一時期に比べるとスニーカーは勢いを取り戻ししつつあるような気がします。まことに喜ばしい限りですが、読む暇ないですなんとかしてください(^^;)

本日の台詞は後半がメインなのですが、正直真正面から「正義」を扱われると落ち着かないですね(^^;)
ストーリーに関わってくるのでうかつなことは言えませんが、周りがだれもかれも信用できない悪ばかりだとしても自分たちだけでも正義を貫くぞ、そういう気概の表れた台詞です。本当の名台詞は223Pにこそあるんですが、あまりにもネタばれ度が強すぎて掲載を断念しました。これだから難しいんだよなあ……ほんとうに載せたいものは載せられない。うぐ。

追記:
このページ、テスト的に偽春奈に対応させました。ここを訪れる前に偽春奈を起動させてからお越しください。どんなことが起こるかは秘密です(^.^)
ちなみに初訪問と2度目以降では反応が変わります。
好評なようであればしばらく続けてみたいと思いますので、掲示板で感想をお聞かせ願えるとありがたいです。(01/1/6)


ぱにぽに

「あのさー このクラスって変な人多いよね…」
『そうかなぁ?』
「私も何かがんばった方がいいのかなあ」
………………………………………
「どう思う?」
『やめとけよ』

出典:ぱにぽに/Gファンタジーコミックス/氷川へきる/1巻78P
キャラ:名無しさんA&B

【作者直営サイト】NATIONALMEDIABOYS
【絵師直営サイト】なし
作者さんは、パロディ同人誌で活躍していた方のようです。ついでに言うと「電撃ガンパレードマーチ the comic」をお持ちの方は、本のカバーを外していただくと……。

昨日の帰宅報告はほとんど無理矢理だったので改めまして……。
大阪から帰還しました。
くいだおれ人形を見たり、通天閣を見たり、大阪城に行ったり、新梅田シティのビルに登って夜景を楽しんだり、その展望台はカップルばっかりだったので一人身としてはなにやら肩身が狭い思いをしたり、女性同士のカップルを見てさらにドキドキしたり、まあいろいろありました。
そんな経験をしながらもそこは私の事、ついつい観光途中だというのに書店を何軒も漁り、「ぱにぽに」を発見して即購入してきたわけです。

結論から申しましょう。
まいじゃーに超認定!! すでに作業開始しました。
そういうわけで本日の名台詞出典は「ぱにぽに」からに決定です。
「ぱにぽに」は、個性的な女の子たちが繰り広げる学園コメディ。一言で言ってしまえば以上ですが、内容がかなりぶっとんでます。基本は1ページ漫画(コマ割りは場合により異なる)による連作短編。ネタは一応学園の日常生活からなんですが……帯のコピーがこの漫画の実態をほぼ正確に表していると思います。
「どこで笑っていいのかよく分からない、予想外れの学園コメディ」
オチに重度の癖があるので、ある程度読む人を選びます。不意打ちで予想外の方向から繰り出されるギャグに、人よっては拒否反応があるかも。が、ツボにはまるともうメロメロです(笑)。
いきなり1ページ目から強烈なインパクトがあるので、ネタばれが怖くてなにも書けないのが辛い!
ちなみに本屋でこの本をお探しの方へ。A5版でオレンジ色を目当てに探してみてください。とても派手な表紙色です、ええ。

さて、台詞の方もネタばれ度が少なくそれでいてこの漫画の本質を表す台詞を選んでみました。
つまりはこういった会話を大真面目な顔をしてしゃべってしまう、そんなキャラクターたちが活躍する話なのです。ちなみにコマによる間をうまく文章では表現できないので「……」で代用し、発言者の区別はカッコの種類でしています。 →bk1
(01/9/18)

「わたしタマネギ大キライ… タマネギのない世界へ行きたいよ…」
「この馬鹿娘!!
「お百姓さんに謝りなさいこの不良娘!!」

出典:ぱにぽに/Gファンタジーコミックス/氷川へきる/1巻カバー裏
キャラ:片桐姫子&白鳥鈴音

【作者直営サイト】NATIONALMEDIABOYS
【絵師直営サイト】なし
特にコメントなし

本日は、「ぱにぽに」に関する説明は省略します。
さらには台詞にもたいした意味はないので省略……ってめちゃめちゃ手抜きですね(^^;
まあ、あれです。
好き嫌いはだめです、ということにしときましょう。
コーヒーが飲めない人はブラジルの農家に謝り、豚肉が食べられない人は畜産家に謝り、本が嫌いな人は印刷屋に謝り、スポーツが嫌いな人はスポーツ協会に謝らねばならないのです。

以上解説終わり。あ、そうそう本日の台詞はカバー裏に収録されているやつなのでもし気がついてない人があったらカバーをめくってみてくださいまし。 →bk1
(01/9/20)

「私ってお菓子いくら食べても太らないんだよね〜
玲ちゃんも食べる?」
「いらない」

『ブタになれ!!』

出典:ぱにぽに/Gファンタジーコミックス(エニックス)/氷川へきる/1巻69P
キャラ:片桐姫子&橘玲&上原都

【作者直営サイト】NationalMediaBoys
【絵師直営サイト】なし
特にコメントすべき事項はなし。

シスプリ始めました、チェキ!<早くも汚染されてます
いずれシスプリについては未プレイ層のための解説をすることになるでしょうが、あの無茶すぎる設定はかなり好きです、ええ。

本日はこのところ途中までデータ化しながら、ずーっとまいじゃー認定しようかしまいか考え中の「ぱにぽに」→bk1→amazonからの出典です。
この作品は、早い話が学園1ページコメディ漫画です。
某「あずまんが大王」との共通項がかなりある作品なので、その辺をとりあげてみます。
●一応共学の高校なのだが、登場するのはほぼ女生徒だけ
●なんかテンポがひたすらゆったりまったり
●ラブコメではない。あくまでコメディ。ひたすらコメディ。
とまあこんな具合です。
が。微妙に、しかし決定的に方向性は違います。全体的に思わず大爆笑するような場面は少なく、「にへら」とばかりに顔を歪める笑いこそがお似合いではなかろうかと。
言ってる意味が不明? うーむ、こればかりは読んでもらわないと説明のしようがありません。
私の考えでは、笑う人を選ぶコメディです。読んで全然ピンとこない可能性も高いです。なので、あえておすすめしませんが、でも買え。そして笑え。あ、万が一ツボにはまらなくても苦情はよこさないで下さい(笑)

さて、この台詞は解説不要かと思います。
マジメッ子の都が、ダイエットも気にせずに好き放題食べている姫子を見て、キレたの図ですね。
こればっかりは性別を問わず幅広く支持される心の叫びでしょう。地獄に落ちやがれ!という心境でしょうか。
ちなみに私は夜12時過ぎにお菓子食べたりしても、ずーっと50kgのままですがなにか?
(01/10/24)


パメラパムラの不思議な一座

「つまり、何が本当で何が嘘かってのは人それぞれで違うから、考えても意味はないって言いたいわけか?」
「現実はただそこにあって、誰のものでもない。真実はひとりにひとつずつで、貸し借りしたり、与えたり奪ったりできない。だから、人と人を結びつけているのは現実でも真実でもない。ものがたりなんだ」

出典:パメラパムラの不思議な一座 (小説)/ファミ通文庫/葛西伸哉/絵師:ぽぽるちゃ/116P
キャラ:ジェイ&フーノ

【作者直営サイト】KASAISM
【絵師直営サイト】シアワセノウソツキ

特記事項なし。

★2004年5月28日(金)
『ざっといってみよー』

ファミ通文庫の今月の新刊を崩した結果。
吉永さん家のガーゴイル3→bk1→amazonが鉄板、三月、七日→bk1→amazonはかなりおすすめ、パメラパムラの不思議な一座→bk1→amazonは序盤はあんまりピンと来ませんでしたが、中盤以降よい感じに盛り上がったというのと演劇が物語の重要な要素になっているので、その点も見逃せません。

MF文庫はとりあえずあそびにいくヨ!3→bk1→amazonだけ読了。ストーリー全く進んでません。これ以上ないくらい趣味に走ってますが、それでもやっぱりおもしろいです。

茜のフライト・ログ→bk1→amazonは、航空サスペンス。おっそろしいほど克明にフライトアテンダントの業務をなぞっているので、そういうものに興味がある方はぜひ。

コミックになって登場した真月譚月姫→bk1→amazonは……これは原作のイメージを見事に再現できていると思います。アニメ版であまりの雰囲気の違いにがっくり来ていた方にもこれはおすすめ! 私見ですがゲーム未プレイの人でもおそらく楽しめるんではなかろうかと。

新刊紹介だけで疲れてしまったので本日はこれにて……と思ったけどこのライトノベルがすごい!関連更新を忘れてました(^^;
久美沙織さんコラム創世記第15回「「“ライトノベル”ってなんなのさ?」あーんど妹尾ゆふ子さんの番外編「「ライトノベル」という名称の誕生について。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パメラパムラの不思議な一座→bk1→amazonは、演劇が重要な要素になったお話です。ほんとは葛西さんの他の作品も含めてもうちょい詳しく説明したいところですが、また明日(^^; すみませぬ。

本日の台詞解説。
まあ見たままなんですが、ものがたりをなりわいとするお芝居の座員だからこそでた台詞であるとしておきましょう。

「その……バーティの言うとおりだ。かわいそうって思われても、俺はちっとも嬉しくないし、救われもしない。俺はかわいそうなジェイとか、ヴニトウの忘れ形見とかじゃなくて、何かをする<俺>になりたい。それも、みんなにも知ってほしいんだ」

出典:パメラパムラの不思議な一座 (小説)/ファミ通文庫/葛西伸哉/絵師:ぽぽるちゃ/116P
キャラ:ジェイ

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特記事項なし。

★2004年5月29日(土)
『ぐんにょり』

とある対応に奔走していたのでちとぐったり。
後は今までずーっと不満に思っていた事を大々的に運動展開してやろうと画策してみたり。そんなこんなで物事が進まないのでした。あぅ。

このライトノベルがすごい!関連更新。久美沙織さんコラム創世記第15回に、妹尾ゆふ子さんの番外編を受けての追記です。久美さんの原稿は実のところ、かなり以前にすべてあがっているのですがその辺の話なども。個人的な意見としては「飾らない意見が見られて、すごく参考になりました!」かな。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ライトノベルとフォーミュラ・フィクション
ええと、とりあえずメモということで☆ 大変興味のある話題なのできちんと巡回してから改めてとりあげたいですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パメラパムラの不思議な一座→bk1→amazonは、演劇が重要な要素になったお話です。過去のとある事件から、他の村人と距離のある毎日を過ごすジェイ。そんなジェイの住む村に、突然不思議な劇団の一座がやってきます。そいてジェイは劇団の案内役となり……。(以下、もうちょい追記予定)

それでは本日の台詞解説。
過去の自分を取り巻く何かと関係なく、ひとりの人間として立ちたいという、ジェイの希望とそして自分自身の目標もこめられた台詞ですね。


薔薇科少年

素敵だ 本物の天使みたい

出典:薔薇科少年   キャラ:サキ

「薔薇科少年」とは、なんとも怪しげなタイトルですが(笑)、少女漫画家岡野史佳さんのコミックであって普通な話です。ほんとだってば!

この台詞背景は……主人公の少女が、キメラという自分の中に眠っていた別種の血に目覚めたときのものです。少女は実は幻といわれる蝶の血をひくもので、背中に美しい羽が生えてきたのでした。
それを見たサキが言った台詞。
……うーん、この情景を文章で表現するのはちょっと難しい……。
オカフミワールドがわかれば、この透明感もわかります。気になったら本屋で買って、真実を確かめてください(笑)

…でも紙一重だ
僕にとっては 保護と憐れみは

出典:薔薇科少年/花とゆめコミックス/岡野史佳/151P
キャラ:サキ

【直営サイト】なし
非公式サイトではありますが、実質的な公式サイトと言っても差し支えないのでは? という岡野史エンサイクロペディア。全作品データベースなど表紙画像つきで完備です。

「薔薇科少年」は、短編集で「月齢14.8」「騎士とエンゼル」「薔薇科少年」の3篇が入ったコミックです。
この3篇とも……と言うよりは岡野さんの作品全体に流れる作風と言った方がいいかもしれませんが、ファンタジー色の強い作品になっています。幻想的な作品全体の世界観がきっちりと確立されているので、そんじょそこらの小説レベルでは太刀打ちできません。「ハッピートーク」「少年宇宙」あたりは個人的にめちゃくちゃ好きですねー。
……しまった、「薔薇科少年」から脱線してしまった(笑)
この作品は、惑星間でも有名な天才少女ピアニスト・毬央が火星に招かれたことから始まります。彼女は火星出身のキメラ(異種混合体)であるという秘密を持っているのですが、彼女の元に絶滅種のバラのキメラであるサキが届けられ、サキと交友していく中で……。
バラのキメラだけに、優しげに見えても中には刺を隠し持っている……そんな設定がまた泣かせます。

それでは本日の名台詞解説です。
薔薇のキメラであるサキは、絶滅種として手厚く保護され、火星における待遇も悪くはありません。しかしだからといって、その保護が相手を真に思いやっているとは限らないわけで。
この台詞は人間の本質部分をズバリとと言い当てています。人のプライドは、お金で買えるようなものではないのです。(00/7/27)

バラエティー

「恋なんてすぐ手に入れられそうなのに今までだって彼氏いなかったのかな」 「あ 訊いた事ある」
『別に好きな人いなかったので 一人ぼーっと楽しく生きてました』


出典:バラエティ 《コミック》/花とゆめコミックス/ささだあすか/1巻16P
キャラ:波多野真歩&奥山範子&戸田江里子

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
空想風景内にささだあすかさんのファンページあります。

★2002年2月28日(木)
『エッヂ違い』

懺悔。「ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ」ではなく「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」です。毎度間違えてすいません。
でもねでもね、同志がこんなにいてちょっと安心しました(^^;
さて、その作者の滝本さんですが、あまり(ほとんど?)知られていないようですが実はサイト持ちです。ただし現在は掲示板のみ。今までなんとなく公開を控えていたんですが、直接確かめてみたところ問題ないとのことなんで、直営サイトヘノモチンへリンクリンク〜。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

木乃葉子さんは、本日「広辞苑による護身術」の講演に出席してお休みです。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

バラエティ表紙空想風景の十夜さんなどに、ささだあすかさんをおすすめされて、それならと探して購入してきた作品です。
バラエティは、話としては仲良し3人組のそれぞれの恋愛模様を描いたお話です。以上。
……と、少女コミック系を簡潔に説明するとこれで終わってしまうんですよね(^^; 傾向として少年漫画はストーリーを楽しみ、少女漫画は空気・雰囲気を楽しむ傾向が強いわけですが、その中でもこの作品は空気によるところが大きい作品です。
どう説明したもんやら……自然体とでも言うのかなあ? だめだやっぱりにわか仕込みで説明できるようなもんじゃないですね。たとえば犬上すくねさんあたりと通じる部分があるかもしれない。(似てるわけではないですが)
ともかくささだあすかさんは週末にでも徹底的に追いかけることにします。

さて、上の台詞ですがとりあえず伝わってきそうな台詞を探してみました。
当然このえりちゃんこと戸田江里子も、本編では恋愛を展開していくわけですが、それ以前の段階でのお話ですね。
この台詞から想像できるようなほわんとした空気感がなんともいいんですよね。はー、えりちゃんかわいい(笑)

「いつか流されてくださいね」
「……考えとく」


出典:バラエティー 《コミック》/花とゆめコミックス/ささだあすか/74P
キャラ:島本&波多野真歩

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
眠すぎて……。

★2002年5月1日(水)
『私は正気ですええ』

ごきげんよう、極楽トンボです。
さりげに謎のコラムが増えてますが気にしないで下さい。単なる思いつきです<ヲイ


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日は特にお伝えすべきことはありません☆


  ▼「マリア様がみてる」強化月間コラム
            ああっ白薔薇様っ その1▼

みなさま、同級生や友人同士など挨拶はどうしていますか?
「おはよー」「おっす」でしょうか。ダメだダメだそんなのはダメだ。出会いも別れもすべての挨拶は「ごきげんよう」。
これ最強。
しかし初心者がいきなり使うには敷居が高いので、まずはメールやチャットの挨拶からはじめましょう。
「ごきげんよう」
「ごきげんよう」
あまり気負わず、かといって軽々しすぎず、適度な緊張を維持しながら切り出すのがポイントです。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

眠気がひどくて解説どころでは……仕事大丈夫かこんなんで(^^;


パラケルススの魔剣

いやよ!私は人形じゃない!……自分の考えで生きる!

出典:パラケルススの魔剣   キャラ:フランカ

この小説はもともとTRPGの「ゴーストハンター」を基にしている、はずです。(TRPGのほうは知らない)
ゲームとしてもリリースされていますが……なにしろ古いから、知ってる人がいるかどうか……。隠れた良作です。

で、台詞に至る筋なんですが、ややこしいんで省略(笑)。ジプシーの少女・フランカは超能力者なんですが、その能力を洗脳によって一度は利用されてしまいました。そして再び、洗脳によって刷り込まれたキーワードによって操られそうになった時、最後まで抵抗しきったときに言った台詞です。
泣けるじゃないですか、こういうのってやっぱりいいですよねえ(ところでなにがいいんだろう……)

「ねえ、あの人を憎むべきなのかしら? 怒って、復讐してやるべきなのかしら……? お芝居のヒロインなら、きっとそうするわよね?」
「君にはそんなのは似合わないよ。君は憎しみなんて知らなくていいんだ」
「いいえ、やっぱり違う……」
「え?」
「私、あの人を憎むべきなんだと思う。愛とか優しさばかりじゃいつまでも子供のまま――きっと、殺したいほどの憎しみを知らずに、人は大人になれないんだわ」

出典:パラケルススの魔剣/ログアウト冒険文庫/山本弘/下巻184P
キャラ:フランカ&ビンセント・ホフマン

【公式サイト】なし
最初、公式サイトとしてグループSNEを設定したんですが、98年に独立されてました。


「パラケルススの魔剣」はいわゆるオカルト小説です。第1次大戦後のロンドンで、超能力者に関する調査を依頼された女性記者モーガンその他の一行は、それがきっかけでヨーロッパ中を巡る冒険をし、ナチが絡んだ極めてオカルトな陰謀に巻き込まれていきます。
ストーリー的に「ラプラスの魔」の続編に当たりますが、ナチとオカルトの関係であるとか、超能力の解説など、なかなか面白い要素をもった作品でした。なお、もともとPCゲームのノベライズです。

さて、台詞の解説です。今回は例によって、一部地の文を省略してますので、ご了承ください。
フランカは被保護者であり、自らの超能力の理解者だと思っていた人物に手ひどい裏切りを受けてしまいます。この一連の会話はその直後のもの。
まだ少女の面影も色濃いフランカが、心に傷を受けながらも決心するくだりですが、大変健気でかわいい……ではなくて傷つかないことには大人になれないとは救いがたい人間の性を感じますと無理矢理にまとめてみました(^^;)(00/6/23)

パラサイトムーン

『君は知らないから、知りたいと思うのかな。
それとも、知るべきことだから知りたいと思うのか。
あるいは、知識の側が君に知られることを欲しているのかもしれない。
もしそうだとしたら、私は語ろう。
それが宝の森の占い師・クラムクラムの存在意義になる。
暴かれることを望まない知識もあろうが、それでも知の欲求をおし留めることは罪悪でもあるからね』
「……何を、話してくれるっていうの?」
『君が知りたいこと。君が知るべきこと。
私が話すこと。私が話すべきこと。
その全てを。
だけど、覚悟は必要だ。一度得た知識を捨てることはできない。
人が手にした文明を捨てられず、その文明の為に人同士が争い、星と心を汚し続けるように、君が得る知識は君の身を滅ぼすことになるかもしれない。
さぁ、選択の時間だ。知りたいか、知りたくないか。選ぶ権利は君にある』

出典:パラサイトムーンII 鼠達の狂宴/電撃文庫/渡瀬草一郎/絵師:はぎやままさかげ/244P
キャラ:星詠みのエスハ&水本冬華

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ファンサイトではないのですが、渡瀬さんがここの出身?ということで、作家を目指す人達の互助サイト、作家でごはん!を紹介しておきます。

H−IIA、打ち上げ成功! まずはめでたいことです。

ツッコミ掲示板の方で、「マリア様がみてる」→bk1は世代交代があったので、白薔薇様(ロサ・ギガンティア)の呼称に注釈をつけないとダメなんではないかとの指摘がありました。確かに直さないと混乱しそうです。
しかし。しかしです。
私にとって、ロサ・ギガンティアと言えば佐藤聖様ただ一人っ!
確かに志摩子ちゃんも大変魅力的ではありますが、聖様の魔性の(笑)魅力にはかなわないのです。
聖様萌え〜<重症

「パラサイトムーン」は、朝に解説文を作成しようと思ったんですけどね……うっかり目覚ましをかけ忘れていて、すでに会社へ行く時間が迫っているのでした。
なので超手短に。
クトゥルフ神話のような、しかし完全に一から構築した神話体系の世界観で描かれた小説です。
1巻は完全に暖機運転で、2巻で真価が表れてきますので読み場合は必ず2巻とも。それとイラストと中身の印象がかなり違います。
これもイラストに騙されてはいけない作品のひとつです。
神話とか目がない人は手を出してみましょう。しかしくれぐれも1巻だけ読み終わらないように。

台詞解説は、と。
人間、知らない方がよいことがあるかもしれません。しかしそれは本人にしかわからないし、知らなければよかったかどうかは知ってみないとわからない。ジレンマですね。
そういう「知る」ことがテーマになった台詞だと思ってください。 →bk1
(01/8/30)

人間だから、間違えることはあっていい。
間違いに気づいたら、正せばいい。
最初からの利口と、一度馬鹿を通ってきた利口との差。
その差は見えないようで大きくて、なればこそ、それが強い絆となる。

出典:パラサイトムーン/電撃文庫/渡瀬草一郎/絵師:はぎやまさかげ/III巻 57P
キャラ:露草弓

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ちなみに渡瀬さんはお馬さんが大好きのようです(笑)

木乃葉子は、言った。
「争いは何も生みません。もう争いはやめにしましょう」
極楽トンボは、思った。
「この辺が、潮時かもしれない」
共に、無益な戦いには、疲れていた。
二人の思いが、ひとつとなった。
「分担しよう」「分担しましょう」
二人の意地が、奇蹟を生んだ。


……某番組を元ネタにしてちょっと遊んでみました(笑)
このところごちゃごちゃしていたトップの日替わりですが、名台詞紹介を私・極楽トンボが、そして毎日の小ニュースを木乃葉子嬢が担当することになりました。
明日以降は、そんな感じで更新していきますのでよろしくおねがいします。今日のところはごく普通で。

「パラサイトムーン」→bk1→amazonは、現代を舞台にしたオリジナルの神話ものです。手っ取り早く言うならクトゥルフ神話のように、一から神の世界を設定しておいて、それに関わってしまった人間たちの物語を描いています。迷宮神群と呼ばれるその神々の影響を受けることで、様々な特殊能力を得る人間たちに注目。
ちなみに……今のところ2巻が一番おもしろいというか、2巻まで読まないことには真価が発揮されない物語だと思いますので、1巻だけ読んで止めている人がもしいたら、ぜひとも2巻まで読んでから判断して欲しいなあと。

ちなみに本日の台詞は、2章のはじめの扉にかかれているもので、正確には台詞ではないですね。
よく「挫折を知らない人間は脆い」と言いますが、その辺のニュアンスがまあ含まれているんだはないかと。……ちょっと選ぶ台詞が優等生過ぎた気もしますが、まあたまにはよしとしましょう。
(01/11/14)

「それ――それ、め、命令、……ですか?」
「……籤方、これから言うことをよく憶えておいてくれ。”人に命令できる人間”なんて、ほんとは誰もいやしない。命令される側が、言うことを聞くか聞かないか、それだけのことだ。誰に従って、誰を拒絶するか、決めるのは――決められるのは、本人だけだよ。自分がどうするかぐらい、自分で考えて、自分で責任もて。そんなことで他の誰かを頼るな」


出典:パラサイトムーン (小説)/電撃文庫/渡瀬草一郎/絵師:はぎやままさかげ/6巻107P
キャラ:乾真砂&籤方刀至

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まだ作成途上のようですが、データベースサイトとして迷月亭があります。これからの発展に期待かな?

★2003年2月15日(土)
『祭りは終了しました』

木乃葉子嬢に見つかると危険なのでひどい目にあう前にそそくさと更新をすませている管理人です。
退散。


注:
昨日2月14日は聖ヴァレンタインデー。それにちなんでこのようなフラッシュを公開してました。ちなみにこれを右クリック→対象ファイルを保存でお持ち帰りできます。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パラサイトムーン→bk1→amazonは、迷宮神群と呼ばれる神々の異能力を受け継いだ者たちの争いを描いたものです。
完全なオリジナルの神話体系を現代にもちこんだもので、クトゥルフ神話を連想してもらうとわかりやすいかと。
だいぶ浸透してきたようですが、あらためて説明しておきます。
表紙にだまされてはいけません!!

一見ギャルゲーのようなキャラクターが表紙絵を飾っているので敬遠して購入していない方がいるようですが、大損してます。ラブコメとは全く違います。神話です神話。世界観がすごくしっかりしてますし、個々のキャラクターのエピソードもうまい。
それどころか逆にイラスト買いした人が、思わぬ良作に巡り合って以降買い続けているというエピソードも聞こえてきます。神話というとどうしてもやたら話がおおげさになりがちですが、この作品はしっかりと地に足がついている印象を受けますね。
そんなわけで。
いまさらですがあらためておすすめしておきます。
神話的なお話が嫌いじゃなければ断然買いでしょう。


戯言だよな……。

「いーい? ボクシングの世界王者と、チェスの世界王者。強いのはどっち?
よく考えな。どっちよ?」
「そ、そりゃ――」
「ボクシングの勝負なら、ボクシングの世界王者が勝つ。チェスの勝負ならチェスの世界王者が勝つ。ジャンケンやにらめっこなら、どっちが勝つかわからない。でもって、呑み比べなら私が勝つ――違う?」
「……違わない」
「相手の土俵で戦う義理なんてないでしょ? 正面からぶつからない戦い方だってあるし、こっちには私やフローラ、白、桂、合わせて五人もいる。籤方もいれれば六人ね。その上、用があるのはあの護衛の爺さんじゃなくて、由姫――甲院だけ。寝る時まで一緒に寝てるわけじゃなし、この城の中にいる限り、隙は絶対にあるんだから。
いい? 真砂。あんたの今までの戦い方は、その爪の”力任せ”だったかもしれない。でも、由姫を助けたいんなら――
少しは頭も使わないとね。せっかくカーマイン派の内情に詳しい私や、座王達のことを知っているはずの籤方もいるんだから。焦ってあんまり独りで抱え込まないで、私らにもっと頼りなさい!」

出典:パラサイトムーン (小説)/渡瀬草一郎/絵師:はぎやままさかげ/デザイン:伸童舎/編集:?/6巻131P
キャラ:ネイ=プレヴェール&乾真砂

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パラサイトムーンのデータベースとして迷月亭を。人物紹介は主要人物しかフォローされてないようですが、迷宮神群の復習に役立ちます。

★2004年8月6日(金)
『お座り!』

続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、開催中。なんかCGIの問題でエラーが出たりすることがあるみたいですが、週末にできる範囲でメンテしますので問題があったら掲示板(ツッコミスレあたり)に報告をお願いします。封仙娘娘追宝録がE.G.コンバットを抜きさりそうな勢いで票を伸ばしてます……みんな待ってるんだねえ。私も待ちます、ひたすら待ちますとも!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■タイプ別性格判断(各所より)
この手のものは極論すると血液型占いみたいなもので、どこかしらは合っていたりするものですけれど質問数が多いのでそれなりにうなづける結果が出てくるみたいですね☆
「えーと、INFP型:社会のためになることをする でした。理想主義、ねえ……イマイチしっくりこない。もっかい回答すると違う結果になったりして」




  ▼本日の作品&台詞解説▼

パラサイトムーン→bk1→amazonは……時間ないので昔の作品紹介の文章丸ごとコピペします(苦笑

迷宮神群と呼ばれる神々の異能力を受け継いだ者たちの争いを描いたものです。完全なオリジナルの神話体系を現代にもちこんだもので、クトゥルフ神話を連想してもらうとわかりやすいかと。
だいぶ浸透してきたようですが、あらためて説明しておきます。
表紙にだまされてはいけません!!
一見ギャルゲーのようなキャラクターが表紙絵を飾っているので敬遠して購入していない方がいるようですが、大損してます。ラブコメとは全く違います。神話です神話。世界観がすごくしっかりしてますし、個々のキャラクターのエピソードもうまい。
それどころか逆にイラスト買いした人が、思わぬ良作に巡り合って以降買い続けているというエピソードも聞こえてきます。神話というとどうしてもやたら話がおおげさになりがちですが、この作品はしっかりと地に足がついている印象を受けますね。
そんなわけで。
いまさらですがあらためておすすめしておきます。神話的なお話が嫌いじゃなければ断然買いでしょう。

それでは本日の台詞解説。
要は最初の方の世界王者のくだりを紹介したかったのですが、それだけだと弱いので後半の分もおまけでつけてみました、ということです。読めば一目瞭然ですね。

「へぇ、怖くない、か。どうして? 普通、こういう状況ってけっこう怖いと思うんだけど?」
「世界のどこでだって、ぼくはぼくでいられる自信があるから」
「……え?」
「ぼくは――自分が自分でなくなるのが、一番怖い。だけど今は、世界のどこにいても、ぼくはぼくでいられる自信があるから、どこに連れていかれても、別に怖くない」

出典:パラサイトムーン (小説)/渡瀬草一郎/絵師:はぎやままさかげ/デザイン:伸童舎/編集:?/6巻279P
キャラ:白衣の女&乾真砂

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特記事項なし。

★2004年8月11日(水)
『NEVER7、再びキター!』

えーまずはじめに未だクリアしてない私が太鼓判を押すのは非常にアレですが、EVER17も名作だったし両方を推してる人がまいじゃー愛好者にも多いようなんで傑作なのは間違いなしってことで。
NEVER7→amazon9/2にsimple2000シリーズで発売されます! やりたかったけど資金の都合であきらめていた方はこの機会を見逃すなっ! ちなみにEVER17の方も10/28に同じくsimple2000で発売になる模様です。ブラーヴォ……

続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、開催中。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■夏見正隆さんの新刊『護樹騎士団物語(仮題)』が11月発売予定エンジェルハートクラブより)

■ベストセラーは本屋発 「いい本」発掘、あの手この手で販売促進Mystery Laboratoryより)

■ARIEL読本発売記念 「ARIEL Q&A」FANTASY Bookmarkより)

■銀盤プリンセス 生意気なMドレイ(18歳以下閲覧不許可!)URL:http://www.france.co.jp/bisyojo/5732.html(高森太郎の日記。より)
「えー美少女文庫の8月発売の新刊なのですが……吹いた。吹きました。これはどうみたって某作品の……。ついでに出来心で”銀盤プリンセス”とamazonに検索かけてみたところ、ハーレクインにぶち当たるおまけつき(汗 」



  ▼本日の作品&台詞解説▼

パラサイトムーン→bk1→amazonは、本日は説明省略。

それでは本日の台詞解説。
えー基本的に仲間になにかあったら許さない!という決意表明なわけですが、これが6歳の子供の口から出ているという点に注意。ものすごい意志と決意なのです。


春の魔術

「あとになって、いやな思いはしたくない。他人を裏切って自分たちだけ幸福になっても、うしろめたいだけだし、第一、恥ずかしいじゃないか」
「恥ずかしい? 誰に対して恥ずかしいというのだ
まさか良心に対して、とかいうのではあるまいな。そのほうがよほど恥ずかしいぞ」
「来夢に対してだ
誰かを裏切って自分たちだけ幸せになろうなんて、来夢に言えるもんか」

出典:春の魔術(小説)/講談社ノベルス/田中芳樹/絵師:ふくやまけいこ/80P
キャラ:能戸耕平&?

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項はなし。

★2002年9月24日(火)
『核融合5秒前』

いや、ちょっと。
まだ今から関連リンクなどを巡るので発言は控えますが、これを言ったら間違いなく一部で風速40m級の暴風雨が起こりそうなネタを抱えています。○○アニメ化とかそんな大層なモンではないですが……でもある意味ではすごいかなあ。
葉子「どっちですか☆」
まあ近日中には、ということで。

ちなみに「スパイラル〜推理の絆〜」作画担当の水野英多さんの直営サイトNO.510を教えていただいたついでに、「RO(ラグナロクオンライン)の誘惑に負けずに頑張ってください」と激励をいただいてしまいました。
ご安心ください! 現在レベル36。タヌキ山で修行中。死体のまま30分近く漫才を続けるなど非常に充実したROライフを送
がんばらなあかん、がんばらな……


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

はやりものということで既にやった方も多そうですね☆
■翻訳SFファン度調査
■本格ミステリファン度調査
■おすすめアニメ判定(英語)
ちなみにトンボさんは翻訳SFは6冊、本格ミステリに至っては2冊しか読んでないそうです☆ とことん「本格」と縁がないようですね☆
「英語は読むのが面倒でやってません(^^; 」

■マリみてフラッシュ読百合新聞より)
とうとうこんなものまで登場してしまいました☆
「これは……原作の雰囲気がよく出てますねー。祐巳ちゃんかわいい」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

春の魔術→bk1→amazonは、田中芳樹御大の夏の魔術シリーズ完結編です。
完結。
完結。
あの田中御大の作品が完結っ!!!
もうそれだけで私は十分幸せですええ。完結しない作品なんてクリープを入れないコーヒー……っていつも自分はブラックだな。ともかく完結。
完結ってすばらしい<それしか考えられません
ストーリーは今さらな気もするのであえて説明しないことにします。ちなみに来夢というのはヒロインの女の子で、まだ御年12歳ですが耕平と息の合ったコンビぶりを発揮していますね。

で、本日の台詞。まあネタバレというほどのこともないかと。


ハルピュイア奮戦記

「じんせいは、ふかかい。
じんせいは、ふかかち。
だけどじんせいは、かったもんのかち」

出典:ハルピュイア奮戦記/ハルキ文庫/秋津透/絵:草g琢仁/1巻215P
キャラ:カーラ

【直営サイト】秋津洲企画
まあ標準的なつくりのサイトなんでは。更新はあまりされてないようですが、冬コミには参加された模様。

「ハルピュイア奮戦記」は、SFです。
なんか裏表紙には「本格スペースオペラここに開幕」と謳ってあるんですが、読んだ限りでは序盤のせいかあまりスペオペっぽくはないかも。
ドーリンファルト星系の惑星ニケで、遺跡探索者にして星系国家ドーリンファルトの所有者であるロイの娘・マリアは、孤児院の運営に忙しい日々を送っていました。
そんなある日のこと、ドーリンファルトに対し軍事専制国家のヴァントラ帝国が一方的に宣戦布告、侵攻を開始したのです。
一方ロイはある遺跡で、史上初めて「動いている」人類外文明の異物を発見し……そのふたつの出来事が集束していきます。
なかなか楽しめる話でした。この作品のタイトルにもなっているハルピュイアについてはなかなかおもしろい仕掛けになっていていました(^.^)
秋津さん独特の『ルビ』ふりまくりも健在です(笑)

いそれでは台詞のご紹介です。
この台詞を理解するためには「人生は付加価値」という、わからないようでいて実はすっごくわかる気のする台詞が重要です。
ふかかちであり、ふかかいなこの人生。勝ったもんの勝ちらしいので、たとえ卑怯者とそしられ様ともで勝利しまくるしかありません……そこが難しいのですが。(01/1/2)


ヴァンデミエールの翼

「人はいつか必ず死にます 与えられている時間には限りがあります
でも人形は…… 人形には時間があります
私は自分の造りだせる時間を 少しわけてあげただけです」

出典:ヴァンデミエールの翼/アフタヌーンKC/鬼頭莫宏/1巻118P
キャラ:座長

【作家公式サイト】SiNNa 1905
【絵師直営サイト】同上
上の公式サイト、コミック読めます。ファン必見! ファンサイトとしてはむくたまが一番かと。ヴァンデミエールの翼についてもおもしろい考察があります。

「ヴァンデミエールの翼」は……一応ファンタジー、かな?
基本的に1作ごとに独立した短編になっています。ヴァンデミエールという飛べない翼を持った自動人形の少女がいずれの話にも登場しているのですが、名前が一緒でも必ずしも同一人物とは限らないみたいです。
いずれの話にも共通するテーマが「束縛からの開放」。翼は、束縛から解き放たれて自由になる象徴的存在なんでしょう。
単純にめでたしめでたしで終わる話は少なく、、切ない系の話の方が中心です。
切ない話が好きな人はもちろんとして、自動人形の出てくる話に目がない人はおさえておきたいところです。……ってそれは私のことか(^^;
とにかくいい作品です、ええ。

でわ、本日の台詞解説へ。
ネタばれを避けつつ説明すると、ヴァンデミエールが見ず知らずの他人にお金を与えるため、古道具屋に自分を身売りしてしまいます。その理由を尋ねられたヴァンデミエールの返答がこれというわけです。
んーいいですね、これ。「人形には時間があります」かあ。なんか説明不能ですか、いいですほんとに。いいなあ。<まだいってる。(01/2/19)


ヴぁんぷ!

【……君がそこまで吸血鬼に拘るのはどうしてかね?】
「昔は復讐。今も復讐。ただ、今の復讐は――生きがいなの……かな」

出典:ヴぁんぷ! (小説)/電撃文庫/成田良悟/絵師:エナミカツミ/193P
キャラ:ゲルハルト・フォン・バルシュタイン&木島閑音

【作者直営サイト】RESISTANCE 黒子SHOW
【絵師直営サイト】namihei's room

特記事項なし。

★2004年6月16日(水)
『しつこく』

「スーパーダッシュ文庫に著者の既刊一覧を掲載切実希望運動」、順調に賛同者増えてます。ご協力お願いします。

このライトノベルがすごい!関連更新は、久美沙織さんコラム創世記・第18回「演出とは何か」です。格好いいとはどういうことか? 小説でしかできない演出とは?とそのあたりの考察ですね。すぐに思い浮かぶのはE.G.コンバット→bk1→amazonのハッキングシーンとか、銀盤カレイドスコープ→bk1→amazonのスケートシーンあたりかなあ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■SD文庫公式ページ:海原零さんインタビュー
一部新作の内容について触れられているので、ネタバレを嫌う方はそこだけ注意してくださいね☆
「もちろん新作は買いますが……銀盤カレイドスコープ→bk1→amazonはほんとうにいいものです。とりあえず買うべし。いいから買うべし」

■ぶらりずむ黙契録にてマルドゥック・プロモーションMOVIE」を期間限定で公開(2004.07末まで)カトゆー家断絶より)
これで転ぶ人も出てきそうですね☆ 作品の雰囲気はかなりよく出ていると思います☆ 参考:マルドゥック・スクランブル→bk1→amazon


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ヴぁんぷ!→bk1→amazonは、タイトル名からも想像がつくかもしれませんが吸血鬼ものです。なのですが……これも成田節炸裂というか、やっぱり一種独特の感覚がにじみ出る作品になっていますね。もうちょいと詳しく説明したいところではありますが……例によって時間切れのようで(^^;

それでは本日の台詞解説。
吸血鬼ハンターをどうやら復讐でやっているらしい木島閑音の心境についてのやりとり。なにがいいかと言われると困るんですが、なんとなくこの台詞は心に残っているのでした。燃える台詞自体は他にもあるんですが、ネタバレきついからなあ……どうしたものやら。


パンプキン・シザーズ

「……この国は酷いですね みんな”戦災”っていう病気に冒されて苦しんでる……」
「戦災が病気 民が患者 なら3課(われわれ)はさしずめ医者か……」
「ねえ少尉……
患者は医者に―― 自分と同じ病気に罹って欲しいと思うでしょうか
痛みや苦しみをわかって欲しいわけじゃない
仲良しこよしになりたいわけじゃない 望むことはひとつ――
”救って欲しい” それだけです!
ちょっと……寂しい考えですけど……」

出典:パンプキン・シザーズ (コミック)/KCデラックス(講談社)/岩永亮太郎/デザイン:朝倉健司/編集:?/183P
キャラ:ランデル・オーランド&アリス・L・マルヴィン

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年8月2日(月)
『続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」』

ええと以前よりちらちら告知してました、
続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」を開催します。
要は未完のまま止まっているライトノベルの中で、続きを待ち望んでいる作品を答えてもらおうという趣旨の企画ですが、重要な点としてこれは続刊希望運動でもなんでもないと言うことです。
世の中できることとできないことがあり、続刊なんて無理なものは無理!な場合も多々あります。ですからわかっちゃいるけど言わずにいられない!という心の叫びを吐き出す場所としてこのアンケートをお使いいただけると幸いです(笑)
期間は本日より8月20日まで。同一作品への重複投票を除き、一人何票でも投票可能になってますのでたくさんの投票をお待ちしています。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パンプキン・シザース→bk1→amazonは、ミリタリーアクション。ただし戦後復興のために設立された部隊にスポットが当たっています。まあ結局のところ戦闘はするんですが……すご腕の元・対戦車歩兵の伍長とか。戦車にこだわってます。でも戦車同士の対決ではありません。
えー時間がないので全然まとまらないまま説明終了(汗

さてそれでは本日の台詞解説。
状況打破のためには、相手と同じ立場に身をおけばよいというものではない、そんな感じの台詞ですええ。

「仲間を疑うにはまず仲間にならないと」

出典:パンプキン・シザーズ (コミック)/KCデラックス(講談社)/岩永亮太郎/デザイン:朝倉健司/編集:?/2巻118P
キャラ:マーチス

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年8月3日(火)
『続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」開催中/平謝り』

続刊を希望する未完ライトノベルアンケート「市場原理の中心で、続刊を叫ぶ。」、開催中。ちなみに現在の状況としてはE.G.コンバット大人気。デストローイ!の叫びが響きわたってます(怨念?) あとはまいじゃーらしく封仙娘々追宝録→bk1→amazonがあがってきています(ろくごまるにさんの場合は消息自体が気遣われます……大丈夫なんでしょうか)。他の興味深いタイトルについてはまたいずれ紹介を。まだはじまったばかりですので、参加お待ちしています。
なお封仙娘々追宝録は、修行してインフレな強さで敵を倒すライトノベルの王道展開と一線を画して、徹底的に人格と知恵で対抗する作風が根強い人気の秘訣と思われます。本当は新刊を買ってほしいところですが、比較的新古書店でも入手可能ですのでこのシリーズはぜひとも読んでほしい傑作ですね。

あと書評リンク関連の発言でツッコミ受けてますね。
確かに立ち上げ中の企画に水を差すような発言、申し訳ありませんでした。ここに謝罪して原文にも訂正を入れておきます。なお、書評リンクについて一歩さんがうまくまとめてくださってるようです。どうやら私は知識不足らしいのでしばらくこの件に関しては沈黙してお勉強ということで……またなにか補足があったらプラス方向でコメントするようにします。

プラスだよプラス。ここの運営方針の基本だよ……自分で破ってどうする。改めて反省。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パンプキン・シザース→bk1→amazonは、ミリタリーアクション。戦闘もこなしてますが、戦後復興のために設立された部隊というのはやっぱりなかなかあるようでないのではないかと思いますのでその辺気になったら手にとってみてはいかがかと。

さてそれでは本日の台詞解説。
相手のことを知らないままでは疑うようもない、ちゃんと相手のことをよく知って憶測ではなく本人の口から聞こう……そんな感じの意味が込められてます。

「戦って傷にまみれるのは構いません……
でも 世界が変わらないのなら…… 戦う意味がないのなら」
「世界!?
背が高いとそんな遠くが見えるか!?
貴様も子爵(ヤツ)と変わらんな!」

「遠くを見るな 近くを見ろ
そこにはちゃんとあるんだ……
戦う意味が」

出典:パンプキン・シザーズ (コミック)/KCデラックス(講談社)/岩永亮太郎/デザイン:朝倉健司/編集:?/1巻144P
キャラ:ランデル・オーランド&アリス・L・マルヴィン

【作者直営サイト】西成岩男情報局
【絵師直営サイト】なし

公式サイトは別名義になってますが、なかの人は同じです。

★2004年8月30日(月)
『まいじゃー名古屋オフのお知らせ』

既に掲示板上では告知しましたが、トップページで改めて。
まいじゃー名古屋オフ会を9/25(土)に開催します。
前々から一度はやらねばと思っていたのですが、この間のSF大会参加に触発されました。とりあえず今回は管理人の生息地域の都合もあって名古屋(大須界隈)で 開催します。
しかしさっぱり人数などが読めないのでとりあえずみなさまの参加予定をお聞きしたいと思います。もし参加できそうな方は このスレに参加表明をお願いします。 なおオフ会の内容としては、今のところ

●SF大会でおもしろかったライトノベル天気予報のまいじゃー版 (今年注目の作家は? などなど)
●ライトノベルをネタにしたカードゲームのルールを考えてみる
●メイド喫茶訪問(笑)←女性参加の場合は一考

とか考えてますがあくまでも構想段階です。 あとは成り行きしだいですが、とりあえず昼間にオフ会をやってもし飲むのであれば二次会以降ってことで。参加年齢層がバラバラな気がしますので……。
他になにかオフ会でのアイディアあればそれも掲示板まで。

以上、よろしくおねがいします。



  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パンプキン・シザーズ

パンプキン・シザーズ→bk1→amazonは、復興もの。戦後復興のために設立された軍の特殊部隊として大戦の傷跡による災害、人災から人々を救います。
アクションシーンはもちろんありますが、戦うことが目的でなく戦後復興が目的という点でこの作品はまいじゃー要素十分ですね。実際の内容も大変に熱いです。名台詞もざくざくと。かなりのおすすめコミックです。

それでは本日の台詞解説。
えーちらっと出てくる子爵というのはいわゆる悪者(享楽家)です。それからこのふたつの台詞の間にはシーンが一個挟まっているのですがあえて割愛させてもらいました。大局ばかり見ていないで、逆に今現に目の前で困っている人間を着実に救っていこう、とまあそんなところです。

「3課が大尉と私だけの頃……そう 隊章も無き設立当初だ
憤慨の日々だった

任務を全うせんとする度に現れる”障害”……そのほとんどが 私利私欲のために民を貪る”人為戦災”だった
奴らはいつも手の届かぬところにいた…… 金で 暴力で 権力で その身を幾重にも守っていた
そう……まるでブ厚い南瓜の皮のように
……刃が必要だった
万聖節の前夜に南瓜に細工を為す鋏――
『南瓜抜き鋏』のような頑健で強大な刃――!!
だから我々は名づけたのだ いかな外皮をも斬り裂き断ち割るために
だから我々は名乗るのだ…… そう――!
誇りをもって パンンプキン・シザーズの名をっ!!

その小隊長である私が言おう――
アルバート・ミヨンの外皮を食い破ったのは紛れもなく――メッツお前だ!

ネズミの牙も 侮れん!」

出典:パンプキン・シザーズ (コミック)/KCデラックス(講談社)/岩永亮太郎/デザイン:朝倉健司/編集:?/2巻205P
キャラ:アリス・L・マルヴィン

【作者直営サイト】西成岩男情報局
【絵師直営サイト】なし

公式サイトは別名義になってますが、なかの人は同じです。

★2004年8月31日(火)
『つれづれなるまま』

ぎゃー台風の大風で2階が揺れるー! 眠れねー!
仕方ないので旅行に行ってて見れなかったマリみてアニメとかカレイドスターを鑑賞したり目的もなくweb巡回。あれいつの間にか名台詞データベースがニュースサイトに捕捉されている? まあこれが基でライトノベルに一人でも転んでくれればいいのですが。
…………寝て起きた。
おお、台風行ってしまったっぽい。ちょっと眠。

まいじゃー名古屋オフについての告知を昨日行いましたので、ご興味のある方はご覧下さいませ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「ザ・スニーカー」11月号に付録「トリニティ・ブラッドR.O.M.・序章」モノグラフより)


  ▼本日の作品&台詞解説▼

パンプキン・シザーズ

パンプキン・シザーズ→bk1→amazonは、復興もの。昨日ほぼ言いたいことは言ったので特に言うべきことはなし。まあとにかくいおすすめったらおすすめなのです。

それでは本日の台詞解説。
自分は無力だと嘆くメッツに対し、その功績?について語るともなく特殊部隊パンプキン・シザーズの歴史を語っています。絵つきで読むとなおかっこよさ倍増です。


半分の月がのぼる空

「里香、寒くないか」
「ちょっと」
「じゃあ、今日はさっさと引き揚げようぜ」
「うん。
でも、あたし、寒いの嫌いじゃないよ」
「へえ。そうなのか。
オレは嫌いだけどなあ」
「自分の輪郭とか、わかる気がするし」
「輪郭……」
「うん、世界の自分の境目っていうか。夏だと、ほら、空気が生ぬるいでしょ。ああいうのって嫌いなの。世界と自分が曖昧になっちゃうし」

出典:半分の月がのぼる空 (小説)/電撃文庫/橋本紡/絵師:山本ケイジ/デザイン:?/編集:徳田(名前不明)/3巻63P
キャラ:裕一&里香

【作者直営サイト】橋本紡 オフィシャル・サイト
【絵師直営サイト】CNSL

特記事項なし。

★2004年10月2日(土)
『リンク集と格闘中』

あまりにも万能なので、使いこなすまでがかなり大変なLink Page Workshopですが、ようやくそれなりに使い方が飲み込めて来ました。これからが正念場っ。どうせやるならめざせライトノベル界隈最強のリンク集とか言うと自分の首絞めそうなんで適当に作りますねー(あれ?


9月発売の新刊小まとめ。
イチオシ
推定少女→bk1→amazon
電波的な彼女→bk1→amazon
両者、ライトノベルっぽくない面がありますが、おすすめです。

掘り出し物
ホーンテッド!→bk1→amazon
一言で言うなら西尾維新風。でもあれほど後ろ向きじゃないので人によってはこっちのがむしろ好みかも。ラブコメ分も強いですし。あと婆さんカッコイイ(謎

わりといいんじゃないですか?
echo ―夜、踊る羊たち―→bk1→amazon
全体に流れる雰囲気がなんとも言えずよいです。

続き物で注目
よくわかる現代魔法(3)→bk1→amazon
吸血鬼のおしごと7(完結)→bk1→amazon
天高く、雲は流れ15(完結)→bk1→amazon
吸血鬼のおしごと。うわぁぁぁぁぁ(謎
えーその他続き物いっぱいあるけど、キリがないので割愛!

番外
まぶらほ もっとメイドの巻→bk1→amazon
……なにも言うな。

あ、富士見の今月の新刊のこと忘れてました。
約束の柱、落日の女王はきっちり一冊でまとまったファンタジー。ご愁傷さま二ノ宮くんはラブコメ。あーこれ99.99%続き出ますね。まほうとゆびきりは……説明不能。ネタまみれな作風なので要注意かも。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

半分の月がのぼる空→bk1→amazonは、もうこれ以上はないっていうぐらいなストライクど真ん中速球なボーイミーツガールもの。さらに止めをさしておくとヒロインは病気を背負った少女。これ以上説明など必要あるまいっ!!
橋本紡さんは、すっかりこの方面での強者にななられました。直球な恋愛要素の入った話を読みたい方は(バトルシップガールはのぞいて)この人の作品読んでおけば外すことはないと思います。

それでは本日の台詞解説。
あえて恋愛がらみじゃない部分を選んでみました。里香が重い病気を背負っているというところも頭に入れつつ読むと、なんだか感じるものがあるかもしれません。こういうちょっとした表現の数々がいいんですよね……


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