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理央の科学捜査ファイル

後ろむきに山をのぼっていくと、いままで歩いてきた道が見える。
道は、目的地に到達するためだけに、存在するのではない。それは、歩くためにこそ存在するのだ。
道ばたの草や花、すれちがうさまざまな人々、木々や風のかおり、そのすべてをたのしみながら歩いていくことにこそ、道の存在する意義がある。
そしてふりかえったとき、そこにはいままで歩いてきた道が見える。一歩一歩、自分の足でつみかさねてきた「過去」が、たしかにそこにある。
どこかに行くためでも、なにかをするためでもない。ひたすらに歩き、ふりかえって見たその美しい風景こそが、生きている意味なのかもしれない。


出典:静寂の森の殺人(理央の科学捜査ファイル) (小説)/富士見ミステリー文庫/夏緑/絵師:船戸明里/247P
キャラ:桧山理央(一応)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

未調査。

★2002年11月14日(木)
『ちっとも十全ではありませんわ、ディアフレンド』

というわけでネタうかばず。
さすがにこれ以上サイコロジカルから連発するわけにも行かず……ううう困った。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

お休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼


時間切れ。解説なし<あーあー


りびんぐゲーム

ここは、私の本当の居場所じゃない気がする

出典:りびんぐゲーム   キャラ:時子

なんと題名以外、登場人物の名前も出版社も何もかも忘れてしまいました(^^;)
したがって台詞自体もうろ覚えです。細かいところは違ってる可能性大。

別れた前の彼女との、まさに別れる時の回想シーンですが……ここでいう「居場所」って言うのは、精神的に落ち着ける場所、鳥が羽を休める場所、みたいな意味です。
彼といるこの場所は自分の安住の地ではない、という表現を抽象的にさらっと流しつつ、一言で言いきったのがこれというわけですね。
その当時、自分にも「ぎくっ!」と思い当たる生活行動をしていたので、妙に記憶に残ってます。
ああ、いまさらながら捨てるんじゃなかった(^^;)

その後、とりあえず時子という名前だけ記憶回復しました。元恋人、のはず。

竜が飛ばない日曜日

瑞海、やっと笑って”あした”って言えるようになったわね

出典:竜が飛ばない日曜日/角川スニーカー文庫/咲田哲弘/絵:DOW/266P
キャラ:宮居美希

【公式サイト】なし
やっぱり何度探しても直営サイトもファンサイトもありません。今ならファンサイト一番乗りも夢ではありません(笑)。

予告どおり、今回はきちんと「竜が飛ばない日曜日」の解説行ってみたいと思います。
「竜が飛ばない日曜日」は、高校生の羽井貴士のいつも通りの日常に、突如として竜が登場し、夕食のカレーライスを無心しに来る場面で幕を開けます。
そしてもう一人藤谷瑞海。彼女の変わりない日常にも、突如として竜が出現するのです。
ですが二人の周りの家族や友人たちは誰ひとりとして竜の存在を疑問に思ってはいなくて、「捕食の儀式」で竜に食べられることを当たり前とする社会が何時の間にかできあがっているのです。
そのうえ瑞海にはもうひとつ奇妙なことに、竜が出現した月曜日を境に、1日が2度繰り返されるという現象が起きるようになりました。
「世界の支配者は竜」。この構図に違和感を覚える二人に、容赦なく次々と事件は続出し……。
まず、新人とは到底思えない出来に脱帽です。また瑞海には1日が2度繰り返されるという設定が、構成のうまさによって見事に生きています。
さらに、上で紹介したように竜が登場する小説としては、大変変則的で、先の展開予想を見事に裏切ってくれます。
これはおすすめ! 内容もまいじゃー!
値段も手ごろなので、これは買っとくしかないでしょう。ここ最近元気ないなーと思っていたスニーカー文庫ですが、こういう新人さんが出てくるようならまだ安泰かもしれません。

さーて、それでは本日の台詞解説です。
事件が解決していろんな傷も癒え、ようやく笑えるようになった、そんな意味だけではありません。一日が2度繰り返されるという、瑞海の特殊な体験が絡んだ、非常に重い『あした』なのです。
どちらにしろ、希望を持てる人間だけがあしたに思いをはせることができるのですね。(00/10/5)

「どうしてうみはこう生真面目かなー。
いつも黙ってる? そりゃ、うみはたしかに引っこみ思案なところ強いけど、でも、それって慎重で思慮深いってことじゃん。
ガリ勉女? 竜とか神話の話するときのうみって、わたし好きよ。ああやって楽しそうに話せるのって、旺盛な知識欲でたくさんの本を読んだってことじゃない。あなたの知識の礎を指摘されただけで、どうして恥じる必要があるの?
眼鏡? とろくさい? その男が無神経でバカなのと同じで、好きでそうなったことじゃないわ。視力が悪いのも運動が不得意なのも結構じゃない。そうやって人から外れた部分こそ、うみの個性だわ。それを認めないんだったら――」
「ち、千伽、もういいよ、恥ずかしい」
「そう、わたし、もっと誉めるつもりよ」
「わたし、そんなにすごくないよ」
「根深いなー。でもね、あなたは自分のことあまり好きじゃないみたいだけど、わたしはそれでもあなたのこと大切に思ってるから。
そのこと、忘れないで」


出典:竜が飛ばない日曜日/スニーカー文庫(角川書店)/咲田哲宏/絵師:DOW/125P
キャラ:宮島千伽&藤谷瑞海

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】Dow Square
こういう水彩調の淡い色使いは好きなんだよなあ……あ、DOWさんのサイトのことです。

長いですごめんなさい。推したかったのは後半なんですが、その前提をあらわそうと思うとどうしても前半が必要だったということで。

「竜の飛ばない日曜日」は、ファンタジーの入った学園小説です。ファンタジーな要素も強いですが、同時に正しく学園ものとしても機能しているところに好感が持てます。この作品、第4回角川学園小説大賞優秀賞を受賞しているんですが、あの賞ってどこが学園ものだとツッコミをいれたくなる作品が多すぎるので、こういうの見るとほっとするんです。
ストーリーはかなり独創的。
高校生の羽井貴士のいつも通りの日常に、突如として竜が登場し、夕食のカレーライスを無心しに来る場面で幕を開けます。
そしてもう一人藤谷瑞海。彼女の変わりない日常にも、突如として竜が出現するのです。
ですが二人の周りの家族や友人たちは誰ひとりとして竜の存在を疑問に思ってはいなくて、「捕食の儀式」で竜に食べられることを当たり前とする社会が何時の間にかできあがっているのです。
そのうえ瑞海にはもうひとつ奇妙なことに、竜が出現した月曜日を境に、1日が2度繰り返されるという現象が起きるようになりました。
「世界の支配者は竜」。この構図に違和感を覚える二人に、容赦なく次々と事件は続出し……。
1日が2度繰り返されるという設定が、たいへんうまく生かされた作品で、文句なしにおすすめです。
「スニーカー文庫? 俺は信用できん!」とばかりにノーマークだった方にも安心してお求めいただけます(^^;
万人におすすめ。
スニーカー文庫は最近上昇傾向なんで気にしていいと思います、ええ。

それでは本日の台詞解説。
えーと、「うみ」っていうのは瑞海の愛称ですね。
失恋した瑞海を千伽が元気づけているシーンになります。
誰か一人でも大切に思ってくれる人がいると大きな支えになるものでだからがんばれ、と。青春してますねえ。 →bk1で購入
(01/6/10)


流血女神伝

おまえはもう、両親のもとへは帰れない

出典:帝国の娘(流血女神伝)   キャラ:エディアルド

某掲示板で話題にのぼること多数、ずーっと気になっていてコバルト文庫だったので手を出してなかった「帝国の娘」よりのご紹介。
田舎で両親と素朴な暮しを送る14歳の少女、カリエ。ある日彼女はエディアルドと名乗る貴族風の男にさらわれてしまいます。なんとその目的と言うのは、病気で伏せるアルゼウス皇子の身代わりとして、カリエをカデーレ宮にあがらせることだったのです……。
なかなか衝撃な出だしで始まるこの作品、シリーズ化するとの事で今後が楽しみですね。須賀しのぶという作者様ですが、これはどうやらすっ転んだみたいですね……(^^;)

名台詞はカリエがさらわれてしまうときのものです。いきなり貴族風の男があらわれて何を言い出すかと思えば、上の台詞。かなり印象的でした。現実との決別とでも言うんでしょうか。
実は意外に冒頭のシーンが印象に残る小説って少ないんですよね。星界の紋章くらいかな?でもあれにしても正確には冒頭ではないし……。
そう言う意味ではめずらしいかも。

「誰もがこの地を不毛だと嫌うが、俺は好きだ。ここは、命に満ちている」
「命に満ちて? この砂漠が?」
「ここに生きるものは、誰もこの地に生まれたことを嘆いてはいない。そしてあの熱風に耐える力と執念をもつものだけが生き残り、力を失ったものは風にさらわれる。実にわかりやすい。そう思わないか?」

出典:砂の覇王(流血女神伝)/コバルト文庫/須賀しのぶ/絵:船戸明里/3巻210P
キャラ:バルアン&カリエ

【直営サイト】なし
ファンサイトはとりあえずBLOODY EMPIREを紹介。「帝国の娘」の人物相関図はすごい……。

「流血女神伝」は、何やらタイトルだけ見るとファンタジー色の強い作品のように思えます。が、実際は宮廷の政治的な駆け引きなどが飛び交う、恋愛要素は2の次な作品(もちろん要素がないわけじゃないですが)。コバルト文庫から受けるイメージとはずいぶん異なっています。
ストーリー展開は、かーなーりーおすすめ。
ルトヴィア王家の後継者候補であるアルゼウス皇子と容姿がうりふたつであったことから、病気がちの皇子の影武者を目され、親に売られた少女・カリエ。
その日から、今までの猟師としての生活が一変し、宮廷作法などを身につける日々がはじまったのです。そして……。
さらにさらに次々意表をつく展開が待っているのですが、これはぜひみなさんの目で直接確かめていただきたいなーと。宮廷での出来事もなかなか趣向を凝らしてあって、おもしろいです。ついでに言うと、甘くない部分が多々あってそれも好き。
これは、
コバルト文庫もやるじゃん!と私に思わせた作品で、「少女漫画的な恥ずかしい恋愛話は苦手」な人でも全然OKなストーリーです。この機会にコバルト文庫に縁がない人も手にとって見てはいかがでしょうか。まずは「帝国の娘」上・下巻から。青い表紙が目印です。

それでは本日の名台詞解説へ。
いろいろないきさつがあって、バルアンと砂漠を散歩することになったカリエ。ふいにバルアンから砂漠についての率直な思いを聞くことに……。
バルアンは明言していませんが、どうも彼の人生観とも重なるようです。「生きるためには強くあれ」ってやつですね。(00/11/12)

「君がいてくれてほんとうによかった、グラーシカ」
「なんだ突然」
「昔から、ロイによく言われた。考えこみながら歩いていて、足下の小石に蹴躓き、そのまま頭を打って死ぬタイプだと」
「それはまた」
「君は、理想は高くとも常に足下も見られる人のようだ。これからも、教えてくれるとありがたい」


出典:砂の覇王(流血女神伝) 《小説》/コバルト文庫/須賀しのぶ/絵師:船戸明里/5巻28P
キャラ:ドミトリアス&グラーシカ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】ひまわりらんぷ
えとココアカップでは須賀さんや船戸さんのお仕事関連情報など見られます。ファンサイト?公式? ちょっとそのへんは調査不足。

★2001年12月21日(金)

とりあえず生きている模様。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■岩本隆雄さんのインタビュー記事COSMIC BEETLEの掲示板情報より)
星虫三部作とミドリノツキの作者である岩本さんのインタビューが載っていますね☆
今まであまり表に出てくることのなかった作家さんなので、すべてが興味深いです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「流血女神伝」→bk1、→amazonは、あー時間切れ(^^;
紹介はしておきたい作品なので、明日もこの作品からの出典にして明日フォローしときます。
(01/12/21)

どんな状況でも、人は自由になることができるのです。たとえあなたが皇子でも奴隷でも、関係ない。逆にどれだけ恵まれた立場にいても、自由であることは難しい。

出典:砂の覇王(流血女神伝) 《小説》/コバルト文庫/須賀しのぶ/絵師:船戸明里/5巻210P
キャラ:サルベーン

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】ひまわりらんぷ
えとココアカップでは須賀さんや船戸さんのお仕事関連情報など見られます。ファンサイト?公式? ちょっとそのへんは調査不足。

★2001年12月23日(日)

昨日も更新サボりました、すいません。
引越し作業でへたばってます……。
まずは物資を置きに、本日浜松を往復。ウィークリーマンション住まいになるのでたいした荷物は必要ないとはいえ、それでも半年以上あちらで暮らすには、それなりにものが必要なのですええ。
ノートPCはやっと梱包を解いたばかりなので、必死こいてインストールとかしないと……うわXP使い辛い(泣)。
メールの返信もこの数日完全に滞ってます。
まことにすいませんが、もうしばらくお待ちください。


そんなわけで今日もよれよれ更新です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■バーチャルネットアイドルサイトのほかん庫バーチャルマザーアイドル・秋子28歳より)←サーバの不調で落ちてる可能性あり
テキストサイト界では、「ちゆ12歳」に触発されて類似というかオマージュというか同系列のサイトが山のように出来ています。
(あえてちゆちゃん様への直リンクはしないでおきます)
これはそんなバーチャルネットアイドル系?のサイトへのリンク集です。
私も「バーチャルネット司書・葉子20歳」とかやってみましょうか☆
「頼むから、やめれ」
あらどうしてですか?
「今そんな暇は、たとえ天地がひっくり返ろうともない!」
うーん、ちょっと残念ですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「流血女神伝」→bk1、→amazonは、少女カリエの激動人生記です<ちょっと違う
コバルト文庫、そして一応ファンタジーな設定が片隅にあることはありますが、なんといっても「明日のカリエはどこでどんな生活を?」と、一歩先の展開すらわからないカリエのジェットコースター環境が特徴。それから無視できない要素として、「これがコバルト文庫か?」と疑いたくなるような政治的陰謀の駆け引きの充実っぷりがみものです。
あえて内容については触れないでおきます。
私の個人的要望としては、まずはシリーズ第一作目の「帝国の娘 前・後」を読んでおもしろさを味わってもらえたらいいなと思います。
あーできれば奥付けも読まない頭真っ白な状態で読んでもらうと非常にいいです。ぜひお試しください。
(01/12/23)

人生ほんとうに何があるかわからない。いいかげん、この感想にも飽きた。

出典:流血女神伝 砂の覇王 《小説》/コバルト文庫/須賀しのぶ/絵師:船戸明里/6巻47P
キャラ:カリエ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】ココアカップ
十上で須賀さんの直営サイトはなしと書いたんですが、ココアカップ内に須賀さんのお仕事情報があります。絵師の方がファンサイト?というか、こんな事してる例も珍しいような……。

★2002年3月1日(金)
『空白』

まっしろけ〜。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■みゆと朝御飯同盟
ええと、一昨日紹介した「プリズマティカリゼーション」の登場キャラクター、琴原みゆさん(小学生・健全(笑))のファンサイトです。かなり前からあったサイトみたいですね☆ もっとも、一部の方にとってはトップ絵がすべてかもしれませんけれど☆
「つうかファンサイトがあることにびっくりした……」
よくみると当サイトの常連さんも名簿登録していますね☆
「あ、ほんとだ……(汗)」

■森野あるじさんによる新作FLASHアニメ『YUKINO』最後通牒・半分版より)
うーん、これはすごいですね☆
とにかく見てください、としか言いようがありません☆
「flashってすごいねえ……」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

流血女神伝→帯→bk1→amazonは、とてもコバルト文庫とは思えない内容で展開される……ファンタジー小説、と言っていいのかな?なお話です。
ある時、田舎の猟師の娘であるカリエは、前触れもなく両親に売られ、突如としてわけもわからぬまま貴族的な教育・作法などを徹底的に叩き込まれることになります。実はそれは……。
さて、私はこの作品を紹介するときネタばれ防止には異常なくらいに気を使ってほとんど内容を説明しません。できれば他の書評はもちろん奥付けさえも読まず、まずは「帝国の娘 上・下」を読んでほしいのです。
自分の時がすっごい衝撃的だったんですよ!
私は普段奥付けさえも読まずに読書と言うのを心がけていて、邪魔な情報は遮断しています。その方が間違いなく物語を読んだ時のおもしろさが増すからですが、これはその最たるものかと。
はっきりいって次の巻の展開がこれほど読めない話はそうはないと思います。しかも内容は、恋愛系な話もあるにはありますが、ありとあらゆる権謀術数が出てきて圧倒されます。何ヶ国にも渡る陰謀や、政略結婚etc……。
コバルト文庫という先入観は捨てて下さい。
そんなものは燃えるゴミの日に収集に出してポイ、です。
はっきりいって損です。とにかく言うべきことは一言だけ。
とにかく最上級におもしろい。
まずは「帝国の娘」を読むべし。すべてはそこからです。

さて、本日のは台詞と言うよりは独白か地の文か扱いが微妙なところですが、あまりにも本編の主人公であるカリエにはまりすぎているので選びました。読んだことのある人なら10人が10人うなづいてしまうであろう名文句と言えます。あまりにも人生が二転三転するカリエ。
カリエの明日はどっちだ(笑)

「わたしはかわいそうなんかじゃなかったのよ。たしかに何度も運命とか神様ってやつを呪ったわ。なんでわたしばっかりこんな目に遭うの、わたしってなんてかわいそうって思ったわ。でも、いつもなんとかなったし、今ここにいるわたしは絶対にかわいそうじゃない。あれから楽しいこともたくさんあったし、いろんな人と会ったんだもの」

出典:流血女神伝 砂の覇王 (小説)/コバルト文庫/須賀しのぶ/絵師:船戸明里/8巻54P
キャラ:カリエ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】ひまわりらんぷ

ひまわりらんぷ内にファンコンテンツ?としてココアカップがあります。絵師さんがやってるくらいなんで、極めて公式サイトに近いものがあるかと。

★2002年8月4日(日)
『全身がだるい……』

うーなんだろうこのだるさは……。
ということでどうもバテバテ気味に更新してます。台詞関連の更新がいいかげんなのは早急になんとかしないといけないんですけどねえ(白状しますと、ここ3ヶ月近く名台詞データベースへの移動をさぼってます(^^; )
葉子「活を入れましょうか☆」
入れなくていいってか再起不能になるからそれ禁止。
「でもトンボさんは打たれ強いから大丈夫ですよきっと☆」

痛いのは嫌なので早めに元気になろうと誓ったあの夏の昼下がり。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■読書感想文は創作である
「薄々感じるものがあったけど、こうやって言い切ってもらえると納得できるものがあるかな」
これで心置きなく感想文を量産できますね☆ SS発表の場だとでも思って、読書感想文で思い切って「やおい」を目指してみてはいかがでしょう☆
もちろん自己責任ですけれど☆

■『空の境界』のドラマCDデモFlash(約1.4MB)
既に各所で紹介されていますが、一応リンクしておきますね☆
ちなみに予約のほうは締め切られているようなので、欲しい場合は8月9日のとらのあな店売り分をゲットするということになります☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

流血女神伝は、コバルトの中でも強く強くおすすめするシリーズです。主人公のカリエが運命に翻弄され「明日はどっちだ」具合が、しゃれにならないくらいすさまじいです。
えーとこれに関しては明日改めて紹介文を作成しようかなと思ってます。マリア様がみてるをステップとしてコバルト文庫に入った読者に、次に読んでもらいたい作品なので。

上の台詞解説。
要するにどれだけ運命に翻弄されてはいても、わたしはわたしなりに一生懸命生きてきた!そういう気持ちの表れなのですね。

追記:
先日もちらっと話題にしたんですが「かわいそう」という言葉は相手を無意識に格下に見ている表れで、私は嫌いです。気にしない人は気にしないでしょうが、まあ頭に留めておいて損はないかと。口には出さなくても意外と頭の中では浮かぶ言葉なんじゃないかと思います。

「泣かないで。泣いたら、すてきなものが逃げていってしまうから」

出典:流血女神伝 砂の覇王 (小説)/コバルト文庫/須賀しのぶ/絵師:船戸明里/8巻115P
キャラ:カリエ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】ひまわりらんぷ

ひまわりらんぷ内にファンコンテンツ?としてココアカップがあります。絵師さんがやってるくらいなんで、極めて公式サイトに近いものがあるかと。

★2002年8月5日(月)
『十二国記〜』

上でも告知しましたが念のため。
十二国記本日より一挙にアンコール放送です。スケジュールは、
 ●8/5(月) 21:30〜23:15 第一話〜第四話
 ●8/6(火) 21:30〜23:15 第五話〜第八話
 ●8/7(水) 22:00〜23:15 第九話〜第十一話
 ●8/8(木) 22:00〜23:20 第十二話〜第十四話
となってます。見逃していた方はこの機会にぜひ。

あ、そういえば永遠さんが掲示板のほうでコミケオフを考えているようなんで参加してみようと思う方は書き込んでみてください。私ですか? 90%以上の確率でアウトです……いやもうこの時期に引越ししてる時点で予定がぐちゃぐちゃになってるので(泣
ということで誰か都市シリーズとか、その他ライトノベル系の同人誌を買い求める人に便乗したいなあと思っているのでした。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■真・都市伝説101夜好き好き大好きっより)
切り口の違うものとして以前紹介した現代伝説考というものもあります☆
お好みに応じてお選びくださいね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

流血女神伝→bk1→amazonは、コバルトの中でも強く強くおすすめするシリーズです。主人公のカリエが運命に翻弄され「明日はどっちだ」具合が、しゃれにならないくらいすさまじいです。
昨日詳しい解説をと予告したんですが……よく考えてみるとこれが豪快にネタバレするんですよね(^^;
話の筋書きを語ってしまうと、つまらなくなってしまうので書くに書けないです。とにかく先の全く読めない人生に負けずに強く生きていく女の子を見たければぜひとも読んでみて下さい。
まずは帝国の娘をお試しになるとよろしいかと。

えーとこれに関しては明日改めて紹介文を作成しようかなと思ってます。マリア様がみてるをステップとしてコバルト文庫に入った読者に、次に読んでもらいたい作品なので。

本日の台詞解説。
「泣くな!」というテーマのもとで書かれる台詞はそれこそ山とあるわけですが、この台詞はなんだか流し方がうまいというか語感がいいですね。そういうわけで掲載。

なんにせよ、これは大変よい小説のネタになりそうだ。
神よ、ネタをりがとうございます。


出典:天気晴朗なれど波高し。(流血女神伝) (小説)/コバルト文庫/須賀しのぶ/船戸明里/92P
キャラ:ランゾット・ギアス

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

ほんとはあるけど、手抜きで。

★2002年12月3日(火)
『……へこみ中』

仕事で運転中に接触事故やらかしました(泣)。まあ双方怪我はなかったんですが、こっちの右折時の不注意だから激しくへこみ中……車もそれとわかるくらいへこみ中。
普段から車運転される方は、くれぐれもお気を付けください。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

トンボさんを小一時間説教するためにお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

流血女神伝→bk1→amazonは……うー、解説しようという気が起きません。へこむなあ……。

上の台詞は、小説家を志すランゾット・ギアスが自分も巻き込まれる大騒動の渦中に考えていることです。
物書き志望の方、または現在物書きの方。ネタ探しってこんなもんですか?

「私は、ワーデンの加護があるそうなんですよ。自分でも強運ぶりに驚くぐらい、本当に何があっても死なないんです。常に生き残るということは、常に友の死を見送るってことなんですよ」
「それは……私だったら耐えられないかもしれませんわ」
「まあ俺もね、はじめのうちはちょっと辛かったですよ
けどね、そのうちにこう考えるようになったんです。俺は、途中で終わってしまった奴らの人生を、引き受けてやる役なんだって。だから、やつらがこんなクソつまらない人生にしやがってって化けてでないように、残りの人生をいつも全うしてやんなきゃと思いまして」


出典:天気晴朗なれど波高し。(流血女神伝) (小説)/コバルト文庫/須賀しのぶ/絵師:船戸明里/2巻97P
キャラ:ネイ&トルヴァン・コーア

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
ひまわりらんぷ
船戸さんのサイト内に、須賀さんのファンサイト?ココアカップがあります。ただし最近の更新は停止中。

★2003年2月9日(日)
『さらに書評リンク話はつづきます』

2日続けて書評リンクの話をして、一区切りかなーと思っていたら、一通のメールが舞い込みました。
数ヶ月前にLightNovels.NetのドメインをとったばかりというMASSさんからで、やはりライトノベル系の書評リンク構想がある様子。現在仕事で多忙のため2月いっぱいは身動きとれないけれど、総合情報系のサイトにしたいとのこと。
(書評リンクについても、詳しい記述がありますが技術系の人に見ていただいたほうがよさそうなんでコメントは控えます)
個人的にはFANTASY Bookmarkとうまく住み分けしていただけたらなあ、と。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■本当に怖い話 -西尾維新著「戯言シリーズ」について-(好き好きおにいちゃん!)
ええと、こちらは戯言シリーズに批判的立場な方の意見です☆ ただし冷静な分析が主なので取り上げることにしました☆
■戯言返し(バーチャルネット転校生・双海詩音16歳2月9日の日記)
こちらは上に対する反論などですね☆ まいじゃーの見解も詩音さんとほぼ同じですね☆

ええと、実際新本格ミステリとしてはどうなんでしょう☆
「さあ? というか……そもそもこの作品をミステリと規定すること自体に無理があると思うなあ。いいところミステリとライトノベルの境界線上の話じゃないかな。そういう意味では、両ジャンルの読者を取り込んでいる点こそが注目に値するかと。霧舎学園シリーズとは対照的ですね」
というわけで、まいじゃー推進委員会はあくまでもライトノベルとして戯言シリーズを高く評価しています☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

流血女神伝→bk1→amazonは……これいっつも紹介のときに悩むんですが、既に1巻からとんでもなく大きな山が控えているために内容を触れようがないんです(^^;
まいじゃーではネタバレを徹底的に避けているのでどうにもこうにも。
ただ、言わせてください。
絶対後悔しませんから、ぜひともお読みを! まずは帝国の娘からっ!

さて本日の台詞解説。多少補足を入れておきます。
コーアというのは船乗りで、腕っ節が強いのはもちろんだけどしかもなぜかどんなピンチになっても生き残ってくる強運の持ち主。そんな彼はいつも何を思っているのか。

「神の思し召しだとか、運命だとか。そういうのって、まったくばかみたいだと思わない? どんなに頑張っても、神様の気まぐれで全て決まってしまうなんて。努力しなくてもたまたま神様に気にいられたら、全てを手に入れられるの? それじゃあたしたちは、なんのために苦しんだり我慢したりするのかしら。ほしいものや守りたいものがあって、そのためにどんなに頑張っても、神様にそっぽを向かれたら全部なくしてしまうなんて、じゃああたしたちはなんのためにここにこうして生きているのかしら」

出典:天気晴朗なれど波高し。(流血女神伝) (小説)/コバルト文庫/須賀しのぶ/船戸明里/174P
キャラ:イウナ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】ひまわりらんぷ

ほんとはあるけど、手抜きで。

★2002年12月4日(水)
『時間がー、(いろいろな意味で)ないー』

仕事とかその他(ええあくまでその他ですとも)の事情でなかなかライトノベルファン度調査総括の時間がとれません……うぐぐ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■スクラップド・プリンセス、WOWOWでTVアニメ化
各地で既出ですが、こちらでとりあげていなかったので改めて☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

流血女神伝→bk1→amazonは、剣の世界のファンタジー小説と仮にしますが実際は主人公カリエの驚天動地のジェットコースター人生を楽しむタイプのもの。一瞬先は光か闇か、なってみるまでわからない、そんな感じに予測不能な展開が目白押しです。
別に序盤だけでもストーリーを説明する手もあるとは思いますが……個人的にこの作品は一切の先入観を持たず、頭真っ白な状態で読んでいただいたほうが何倍も面白いと思いますええ。
まいじゃー認定もしただけのことはありますよ!

さて本日の台詞解説。
まあ読んでの通り、運命なんてものに従ったりするつもりが全くなく、あくまで自分の力で這い上がろうとするそんな決意について語ったものですえ。

「迷うな! 選ぶことは、ひとつ切り捨てることだ」

出典:天気晴朗なれど波高し。(小説)/コバルト文庫/須賀しのぶ/絵師:船戸明里/?
キャラ:――

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
ひまわりらんぷ
特記事項なし。
(編者注:流血女神伝に追加しておきましたが、出典以下が空欄です。調査不能のため放置せざるをえません……(20031210追記))

★2003年9月2日(火)
『以下省略』

……会議長すぎ。時間を食われてはいさようなら(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■第1回クロスレビュ 今野緒雪 『マリア様がみてる』 発表うたたねこやクロスレビュなる企画。見たそのままですね☆ レビュをメールで発案者に提出するという形になっています☆ なにげにみなさんのレビュのサブタイが素敵でした☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

流血女神伝→bk1、→amazonは……説明する時間がありません(^^;
後日改めてということで。

台詞自体も選んでおいて言うのもなんですが、なんのおもしろみもありません以上。

「泣かないで。泣いたら、すてきなものが逃げていってしまうから」

「ありがとうございます、カザリナ様。
もう泣きません。カザリナ様が涙の素をちゃんととってくださったから」
「ほんとう? もうげんきなの……ですか? すてきなものは、まだのこってますか?」
「はい。ここにたくさん」

出典:女神の花嫁(流血女神伝) (小説)/コバルト文庫/須賀しのぶ/絵師:船戸明里/後編247P
キャラ:カザリナ&サルベーン

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】ひまわりらんぷ

特記事項なし。

★2004年3月20日(土)
『空の境界、5/6発売予定』

今、fate/staynightが大HITしているTYPE-MOON。その脚本担当の奈須きのこが同人活動している時代に世に出した「空の境界」(からのきょうかい、と読む)、講談社から出るぞ出るぞと言われ続けて何の音沙汰もなかったんですが……いきなりamazonで予約可能になってます。5/6発売予定。
空の境界(上) 講談社ノベルス ISBN: 4061823612 \980
空の境界(下) 講談社ノベルス ISBN: 4061823620 \1100
これはいいとして……
空の境界 特別限定版 講談社ノベルス ISBN: 4061823736 \7800

…………
特別限定版7800円!? なにこれ!? しかも既に在庫切れ(^^;


あーそれから謝罪(^^;
ねこだらけ物語→bk1→amazonの作者は一条理希さんです。当然ですが直営サイトも不条理わーるどです。毎度のこととは言えまたやってしまった(汗 せめてもの罪滅ぼしに再度わめいておきますが、猫好きなら買い! ラフィール殿下や芝村の末姫もこっそり買ったとか買わないとか。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

流血女神伝→bk1→amazonは、空の境界の発売予定に衝撃を受けて解説サボりました(^^;

では本日の台詞解説……はあえてしません。が。
ちくしょー、いい台詞だよなあっ!!


龍哭譚紀行

「なァ 誰が上に立っても同じ事さね 領主も教会も
それが人間である限り 永久に同じ事の繰り返しさ」
「それでも……
それでも人は求め続けるでしょう いつか夢見ていた明日が来ることを信じて…」

出典:龍哭譚紀行/大都社/やまむらはじめ/139P
キャラ:ジョカ&クーニアック

【直営サイト】なし
ファンサイトとしては、いずみのさんとこ (仮)が専門ではないものの割りと大きく扱っていらっしゃる様子です。

あけましておめでとうございます。
新年早々からこのサイトにお越しくださり、まことにありがとうございます。本年もがんばって更新を続けて行きたいと思ってますので、今後ともよろしくおねがいします。

さあ21世紀初の名台詞紹介と言う事で、いきなりオチ系な台詞・救いのない台詞は回避しようと思って考えた結果またしてもコミックからの引用になってしまいました。うーむしまった、なんだかこれでは最近コミックしか読んでないみたいじゃないですか(^^;)
まあ小説からの引用はそのうちってことで気を取り直していってみましょう。
「龍哭譚紀行」は、いわゆる剣と魔法な世界の中で長い時を過ごしてきた女魔導師と、彼女に拾われた騎士の物語です。
この作品に限ったことではないのですが、やまむらはじめさんの作品というのは省略されがちな感情の機微的な描写を丁寧に描いているところに特徴があります。こればっかりは口では説明しようがないのですが、テーマとしてはけっこうよくあるものを選んでいるにも関わらず、どこか他の作品と違うイメージが漂うのもそのせいではないかと思われます。
優しさとイタさの両立……そんな感じでしょうか。ああ、それとつり目マニア(ってなんだそれ)な方は絶対にこの方の作品をおさえておくべきでしょう。登場人物のあのつり目がいいんですよほんと(笑)

さてさて台詞解説です。
内乱が勃発し、領主側と住民側の対立が表面化した土地。神父は住民側の代表として教会で反乱軍を率いています。そういった状況の中、長き時を生きてきたジョカと神父の会話がこれです。
結局頭がすげかわるだけで争ったところでなにも変わらない、と暗に指摘しているジョカですが、それにやんわりと神父が反論している感じですね。
無駄かもしれないけれども、理想を求めて足掻きつづける……それが人の救いがたく同時になくてはならない性なのかもしれません。(01/1/1)


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