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キーリ

ひょっとしたらこの惑星に神さまはちゃんといるのかもしれない。それはもう完全無欠に立派で公平な人格者で、強い者にも弱い者にも、お金持ちにも貧乏人にも、ただ平等に見守るだけで決してどちらか一方をえこひいきして手を差しのべるなんてことはしないのだ。なんてありがたい神さまなんだろう。死んじゃえ。

出典:キーリ 死者たちは荒野に眠る (小説)/電撃文庫/壁井ユカコ/絵師:田上俊介/230P
キャラ:キーリ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年4月21日(月)
『アリスのうさぎ状態』

時間足りないです。ウェブリングとかマリみて関連とか更新したいのに、うー。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■少女と囚人のジレンマ(TOP→自作ゲーム)
だいぶ以前に雨の日はいつもレインで紹介されていたフリーのゲームです。ルールは簡単なのですが、これははまりますよ☆ ちょっと遊ぶだけなら時間もかからないのでぜひとも遊んで、相手の少女に翻弄されまくってくださいね☆(注:カードゲームのようなもの)
「きーっ!! また裏切られた(T-T) 信じるって難しい……
相手の台詞がまた秀逸です。ほんとにほんとにおすすめです☆

■インターネットと本読みと
以前にも少し紹介しましたけれど、みすらぼによって読書のカタチをきっかけとした反応が読書系サイト各所でありまして、そのリンク集ですね☆
やっぱり百人百様のカタチがあるものですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

キーリ→bk1→amazonは、霊感の強い少女・キーリが冬の長期休暇に<不死者>の青年・ハーヴェイとラジオに憑いた軍人の霊・兵長と知り合い、勝手に押しかけ同行の旅を経て自分探しをする……そんな感じの話です。
普通にいい話。あれ? これってまだ紹介してませんでしたっけか。ともかく電撃ゲーム小説大賞の大賞受賞もうなずけます。

本日の台詞解説。
ま、要はよくある話。なんであの子はこんなにも不幸で、片や悩みひとつないんだろう。どこか感じる哀しさ、そういうことの表現です。
最後の一言が秀逸ですね。

神さま――あ、死んじゃえって言ったことは謝ります……一応。
だから聞いてください。


出典:キーリII (小説)/電撃文庫/壁井ユカコ/絵師:田上俊介/2巻6P
キャラ:アブデル

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年5月22日(木)
『あきらかにそうとわかる手抜き』

そういうことで。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はおやすみです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

キーリ→bk1→amazonは……ごめん時間ないので解説はパスで(^^;

なお本日の台詞は4月21日の台詞とセットにしてはじめて意味を持つものなんで、まあそんな感じで。

以前の一人と今度の一人とでは、少し違うところがある。
今度は帰る場所がある。


出典:キーリ (小説)/電撃文庫/壁井ユカコ/絵師:田上俊介/3巻294P
キャラ:ハーヴェイ

【作者直営サイト】パルプチャンネル
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年8月18日(月)
『帰還しましたー』

早めに帰ってこれたので、とりあえず本日台詞だけでもと思い更新しておきます。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

キーリ→bk1→amazonは、幽霊が見える少女と不死人と幽霊の取り付いたラジオの3人?が、ちょっとした縁から一緒にあちこち旅していく物語です。お話としてはそんな突拍子もない展開は少なくどちらかというと淡々と進むのですが、読み終わってみると心温かくなれます。
無制限に優しい話というわけではなくて、厳しい現実にぶち当たったりしながらも前に進んでいく少女キーリを応援したくなる、そんなお話。

ではでは、本日の台詞解説。
説明が難しい……完全な孤独と、一人旅をしていても思う&思ってくれる仲間がいることは全く違うという感じでしょうか。

「最初から私たちを頼ってきてくれればよかったのに。あんたはもっと積極的に人のお世話になっていいのよ。どっちにしたって、人間はぜったい誰かのお世話にはならないと生きていけないんだから。だから気兼ねしないで迷惑かけなさい。わかった?」
「……」
キーリはぽかんとしたままスーズィーとバズの顔を交互に見つめて、
「……はい」
少しおいて、小さく頷いた。
店で働かせてもらっていること自体とっくにお世話になりすぎていると思っていたのに――
スーズィーやバズと出会ってから時々考えることがある。この惑星の公明正大で完全中立な神さまがたとえ人間に手を差しのべてくれなくても、そのぶんスーズィーみたいな人たちが世の中を少しでも優しくしているのかもしれない。世の中が彼女たちみたいな人ばかりだったらこの惑星はもっとずっと穏やかで寛容で、そうしたらきっともう誰もハーヴェイやベアトリクスを追いかけなくなるのに。


出典:キーリ (小説)/電撃文庫/壁井ユカコ/絵師:田上俊介/3巻294P
キャラ:スーズィー&キーリ

【作者直営サイト】パルプチャンネル
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年8月19日(火)
『台詞じゃないし(^^; 』

本日のは名台詞ではなく名シーンになってしまいましたが、途中で切りようがなかったので全部載せることにした次第です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■『猫踏んじゃった』のミステリー
そう言えばあれにちゃんと歌詞はあるのかな、と思って調べてみたらなかなかに謎なものだったのですね☆
「へぇーへぇーへぇーへぇーへぇー」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

キーリ→bk1→amazonは、昨日紹介したので本日の紹介は省略。

ではでは、本日の台詞解説。
説明が難しい……完全な孤独と、一人旅をしていても思う&思ってくれる仲間がいることは全く違うという感じでしょうか。

「あなた方は自然の摂理に反した、存在していてはいけない存在なんです。でも投降すれば神さまは寛大な御心で赦してくださいます。教会も誠意ある待遇をしてくれるはずです。だから、お願いします。おとなしくしてください」
「……バッカじゃないの。
私が今ここにいることに誰かの許可が必要なの? 私は誰に赦してもらいたいとも思わないし、誰かに赦してもらわないと生きてちゃいけない生き物だとは思ってないわ」

出典:キーリ (小説)/電撃文庫/壁井ユカコ/絵師:田上俊介/4巻246P
キャラ:モニカ&ベアトリクス

【作者直営サイト】パルプチャンネル
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年3月1日(月)
『この すごい ライトノベル』

タズサの すごい フィギュアスケートとか、
ハルヒの すごい 部活とか「すごい」と言えばカレイドスターだなあと戯言。

……さて。本日のこのライトノベルがすごい!の主な追加決定事項。
イラスト部門設置決定。ある意味では今回の目玉かも。
●小説部門、イラスト部門ともに期間内の単品小説に対して投票する。場合によっては、同一シリーズばかりで5票使い切る可能性もありますが、そこはそれ。
●投票時には、一覧の中に投票したい作品がなければ追加できる(動的生成)
●最終的に、本系サイトの参加資格は1年で50冊以上の書評(感想・紹介)をサイトに挙げているところということに。なお新作・旧作・さらにはその50冊がライトノベル関連であるかどうかは問いません。1年という期間を何処の時点でカウントするかもあえて問いません。

本系サイトの管理人その他の方が推す作品は一般投票とはおそらく傾向がずれると思われますが、その対比やあとはイラスト部門での上位作品との対比を通じて何か見えてくるものはないか、とまあそういったことを思ってます。

なお、「このライトノベルがすごい!」のおまけ企画を募集します。もしこんなネタでコラムを1本書いてみたい!などの要望があれば遠慮なく申し出てください。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■古橋氏の新作『蟲忍 −ムシニン−』がデュアル文庫より3月23日に発売
デモンベインのノベライズも予定されていたり、休暇は終わりぬなのでしょうか☆

■富士見&角川のティーンズ向け文庫配本方法変更の詳細(FANTASY Bookmark新刊情報掲示板より)
先日お伝えした配本方向の詳細について、詳細が判明しました☆

3月末発売の角川スニーカー、ルビー、ビーンズより 富士見&角川のティーンズ文庫の配本方法が変わります。(除、電撃)上位1000位以内の書店に限り、前巻実績に基づいた配本方法になるため 前の巻が売れていると(売れたデータが角川へ送られていると) 発売日にその数の応じた配本がされることになります。 さらに、新刊追加注文は希望数満数出庫かつ優先的に特約店専用分から出庫されることになります。 これにより、近所の書店さんで初日になかなか本が手に入らないYO! と、お嘆きの方は手に入りやすくなる可能性があがります。 ・・・逆に1000位より下の書店にはかなり厳しい状態になりますが。 あと、電撃はかなり前からこの方法をとっていたので今までと変化はありません。 どうでもいいんですが・・・・この新特約店制度のネーミング。 ファンタジア、スニーカー、ミステリーは「男組」 ルビー、ビーンズは「女組」 もうちょっと他に何か無かったのだろうかと・・・。


  ▼本日の作品&台詞解説▼

キーリ→bk1→amazonは、正直まいじゃーな所で紹介する作品でもない気もしますが、逆にバランスの取れた完成度の高さゆえかその割りに読んでる人が少なそうなのでまあいいかというわけで簡単に紹介。
不死人であるハーヴェイと、ラジオの憑依霊『曹長』、そしてキーリという幽霊の見える女の子の旅を描くお話です。さすが大賞受賞しただけのことはあり、文章力など大変に高いです。なお、こと4巻に限って言うと79Pのイラストがすげーツボでした。ナイス選択(笑)

それでは本日の台詞解説。
ややこしい背景は飛ばしますが、要するに不死人は存在自体が罪悪だとされているものと思ってください。でも現に生きて存在している。そういう側から立ってみれば、「勝手なことをぬかすな」と言いたくもなるでしょう。

どこのどいつが知った顔で言い出したのか知らないが、惑星が丸いなんていうのは絶対嘘だ。
どこまで行ってもひたすら平坦な岩肌の荒野が続いているだけで、球面を実感できる証拠などかけらも見あたらない。遥か前方に青みがかった低い影として横たわる北の山脈は歩いても歩いても遠ざかっているように見えこそすれ近づいているなんてことはあるはずがない。
きっとこの大地は歩いたら歩いた距離だけ反対向きに回転するベルトコンベアのようなものに乗っかっていて、あの嫌みたらしい山脈は世界の果てに悠然と寝そべって決してたどり着くことのない旅人を左うちわで嘲笑っているのだ。くそー。

出典:キーリ (小説)/電撃文庫/壁井ユカコ/絵師:田上俊介/4巻144P
キャラ:ベアトリクス

【作者直営サイト】パルプチャンネル
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年3月2日(火)
『ちょっと休憩…』

一回休み、な雰囲気で。

本日のこのライトノベルがすごい!。特に進展はなしですが、こんなネタでコラムを1本書いてみたい!にはとりあえず一名様立候補ありました。引き続き募集中です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

キーリ→bk1→amazonは、昨日紹介したんで飛ばします。

それでは本日の台詞解説。
名台詞……というのはちょっと違うかもしれません。しかし、「なんて立派な神さまなんだろう。死んじゃえ。」といい、こういうテンポの描写がキーリの持ち味だと思いますので、もしこの描写に対して共感を覚えるのならこのシリーズは買いではないかと思います。


機械どもの荒野

もしも無事に逃げられたら…… ぜひ、この子をぼくに預けてけれたまえ。ゆっくりと初期化してやる。データ・ファイルをひとつひとつ削除してやるんだ。そして、あまった領域にこの世でいちばんくだらないゲームをプログラムしてあげよう。たとえば無限に続く三目並べとか

出典:メタルダム 機械どもの荒野   キャラ:鴉(コウ)

「星界の紋章」シリーズで一躍世に踊り出た森岡浩之氏の作品。ソノラマ文庫から出てます。見つけるまでにえらく苦労しました。
お話の内容は、近未来の文明が荒廃した地球で、戦闘機械が「野良」として、あたりをうろつきまわる世界です。主人公はハンターとして、その機械を狩りでしとめ、部品をジャンク屋に売って生計をたてている……とまあこういう感じです。
お話自体はそんなに独創的というわけではないですが、会話文には森岡節が随所に出てきます(^.^)

さて、名台詞は主人公の友人から。さまざまな事情で機械どもの巣にいくはめになり、その途中で機械にだまされ?怒り心頭に達した鴉の口から出た台詞。
つまり機械に対する「おしおき」ですが、この仕打ちには笑いました。論理計算を得意とする機械にとって、たしかに勝敗のつかない3目並べは拷問に等しいかも(笑)

(編者注:このキャラの読み方は『ヤァ』ではなかったでしょうか。借りて読んだために確認できません(^^;)


ギガウイング2

「そして、私に教えてください。
希望は負けないってことを。
絶望になんか絶対に負けないってことを!」


出典:ギガウイング2/カプコン/TATUMI/絵:冬目景/ステージ間イベントより
キャラ:?

【作家公式サイト】カプコン
【絵師直営サイト】なし
上のカプコンサイト、ギガウイング2に関する情報にへの直リンクはこちらです。あ、ちなみにDC版は隠し要素出現コマンドが公開されました。

「ギガウイング2」は燃える!シューティングです。
(というか萎えるシューティングは問題外だよな……)
ようは弾打ってなんぼの世界ですが、このシューティングには大きな特徴がひとつあります。
最近のシューティングゲームには威力の高い「溜め撃ち」というのがあたり前のようについているのですが、この作品の場合「リフレクトフォース」といって敵弾を跳ね返して、逆にダメージを与えるんですね、これが。
もはや無敵か!? いやいやそこはよくしたもので、その分通常の3倍どころか何十倍も弾をばら撒いてくれるので画面が弾で埋まることもよくあります。よけれるかい、あんなの。
へっぽこシューターには楽しいけど辛いゲームです(^^;

んで、台詞。
キャラの名前をど忘れして出てきません。ストーリー……もまあこの際どうでもいいとしましょう。なんというか台詞としてはもうべったべたな定番台詞なんですが、この稼業を長く続けているとどうしてもひねた台詞に走りたくなるので、初心に返る意味で選んでみました。
(01/3/5)


気象精霊記シリーズ

渾身のぉ、八・三×十の二十乗ジュ〜〜〜〜〜〜ルぅ!

出典:正しい台風の起こし方(気象精霊記)   キャラ:ユメミ

【作家直営サイト】清水文化の私設ホームページ
あい。

これの2巻は一体いつ出るのでしょう……待ってるのに。

説明したって、わけわかんないでしょう。買うしか手はありません(笑)
要はどつきあいの時の台詞なわけですが、小説のネタがなんと台風!という意表をつきまくったものだけに、攻撃時の台詞も気象用語なんです。
このゴリ押しが作品の持ち味=独創性と言うわけです。
せっかくだからついでに説明しましょう!
1ジュール=10の7乗エルグ。1エルグは、1ダインの力が物体に作用して、その力の方向に1センチ動かす仕事量。
1ダインは質量1グラムの物体に対し、1センチ毎秒の加速度を生じる力だそうです。
わかりました?よけいわけわかりませんねえ、アハハハハ(爆)

穴に入って喜びたいです……

出典:爆弾気分の低気圧(気象精霊記2)   キャラ:ミリィ・オレアノ・ヤクモ

【作家直営サイト】清水文化の私設ホームページ
あい。

気象ネタで迫る、稀有な……もとい唯一の小説、気象精霊記。2になっても依然、そのノリは健在で、どつきあいのすちゃらかさと、出てくる気象現象の推移の「濃さ」がなんとも言えず魅力です。

台詞ですが、これも詳しい解説は作品が出た直後なんで、ネタバレ防止のためしません。
状況としては、ミリィは試験の成績はばつぐんで筆記には強く、上級試験もうかるほど。
しかし、「現実の処理能力においてはそれが生かされておらず」という点を踏まえて、上司から試験に受かった感想を聞かれたとき、ミリィのテンションもさがらざるをえませんでした……。
つうわけで、穴に入って誰にも見られない場所でひとり「安全に」喜ぼうというわけですね。
これ、けっこう言い回しとしてはいいかも。流行語にしてみますか?(笑)

ミリィ。宴会やろぉ

出典:気象精霊記   キャラ:ユメミ

【作家直営サイト】清水文化の私設ホームページ
あい。

気象精霊記は、なんと気象……それも台風等をネタにした奇想天外なコメディアクションです。(詳しくはまいじゃーの方で説明してるんでそっちを見てね☆)続編も準備されているらしいし、注目株と言っていいんじゃないかな?

台詞の方ですが、これは災害の元の台風を作り出している精霊・キャサリンを見つけ出す方法として、提案されたもの。宴会に誘われてキャサリンがやってくるだろうという……。
……く、くだらんけど……お約束な(^^;)
コメディものの王道パターンここにありって感じでしょうか。

莫迦馬鹿しくて、これ以上やってられるかぁ〜の、五・七×十の十九乗ジューーーールだっ!

出典:うかれ頭とサクラン前線(気象精霊記3)/富士見ファンタジア文庫/清水文化/283P
キャラ:ミリィ・オレアノ・ヤクモ

【作家直営サイト】清水文化の私設ホームページ
あい。

「気象精霊記」は、まいじゃー認定をした中でも、特に筋金入りのまいじゃー作品。世界の気象は気象精霊が管理していて、その時々に応じて気象操作をしているという、その気象精霊たるミリィとユメミが主人公のお話です。
この気象操作のくだりが半端ではない濃さで、本気で話の筋を理解しようと思ったら、気象学を学ばないと到底ついていけません。低気圧同士が一定の条件でぶつかり合ったときにどうなるか……そんなのが話のネタですから。しかし、その辺の専門知識が全くなくても(ちなみに管理人の気象学に関する知識はゼロです)、スレイヤーズ的なノリの良さとギャグが中心なので、しっかりおもしろい異端作品。
最近、清水さんは「魔人を呼び出すドジ妖精」という一般向けなコメディも出していますが、個人的にはだんぜんこっちを推します。売上げは……まず間違いなく「魔人を〜」の方が上でしょうけど(^^;)

台詞については、作中使われることが多い、気象精霊同士の戦闘シーンでの掛け声です。気象を操るものにふさわしくエネルギーの塊をぶつけ合うのですが、単位がジュールであるところにこだわりがあります。
ま、いわばツッコミ用の掛け声みたいなものでしょうか。以前にも、似たような台詞を紹介してますが、まあ別バージョンと言うことでご了解ください。

「酒酒酒っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

出典:思惑違いの流星豪雨(気象精霊記)/富士見ファンタジア文庫/清水文化/絵師:七瀬葵/131P
キャラ:ユメミ・ナイアス・スヒチミ・ウガイア

【作者直営サイト】清水文化の私設ホームページ
【絵師直営サイト】SEVENTH HEAVEN
清水文化さんのサイトは異様なくらいに設定情報など充実しています。ファンなら行っとくしかないでしょう。す。

上のアレをあえて名台詞と言い切る理由は下で。
2日も続けて睡魔に負けてしまったので、本日は張りきって更新していきたいと思います、ええ。

まずは掲示板からの情報ですが、「ヘルシング」の作者・平野耕太さんのサイト暫定復活しているようです。ほとんど更新の後が無いのでただあるだけ状態ですが、そこはそれ作っては消え作っては消え、不死鳥のように再び甦ることを繰り返してきた方のサイトだけに、インパクトは強烈。一度はのぞいておきましょう。ちなみにTVアニメの放映開始が10月10日の深夜からなので、そろそろ準備を(笑)。

電撃文庫、早いところでは今月発売分が出回りはじめているようです。
川上稔さんの都市シリーズ「機甲都市伯林」の最終巻、萌え筋に人気沸騰(笑)の「天国に涙はいらない」4巻、秋山瑞人さんの新作「イリヤの空、UFOの夏」、このあたりが順当株。
あと注目株としては「Missing(2)」と「ラスト・ビジョン」の2作です。ともに新人さんの2作目として真価の問われるところです。他文庫や読後の報告はまた改めて。

さて、本日の台詞は「気象精霊記」→bk1から。
この気象精霊記ですが、実はとんでもないまいじゃーです。すでにまいじゃー認定はしていますが、改めて言いましょう。ジオブリーダーズをキングオブまいじゃーとするならば、これはクイーンオブまいじゃーですっ!!
まずはイラスト。
七瀬葵さんのイラストで否が応にも萌え心をくすぐります。しかし絵で安心させておいて牙をむくのがこの作品。
我々の住む地上で、人間の預かり知らぬところで天気を操り地上の生態系のコントロールを行っている気象精霊。この物語はそんな気象精霊たちの気象操作をテーマとした超絶に濃いアクション小説なのです。
ド付き合いにしてから、竜巻をぶつけ合ったりするスケールのでかさですが、なにしろ基本描写が完全に気象の専門知識に基づいています。例えば大災害を引き起こす恐れのある台風を消すにしても、熱エネルギーの流れの上流に別の小さな熱帯低気圧を作って、それに熱エネルギーを奪わせて台風の威力を弱める……とかいった具合。はっきりいって私も、描写されてる気象操作の根拠や性質などさっぱりわかりません(断言)。まともに読解しようと思ったら気象学の知識は必須……なのですが、そんな知識がゼロでも勢いで一気に読めてしまうのがこの作品のすごいところです。
なにしろ気象精霊はエネルギー源がアルコールなので、始終宴会を開いていたり、普段の会話もボケまくってみたり。
決して決して万人向きとは言いませんってかとても言えません。
それでもぜひともお試しいただきたいまいじゃー作品です。
なにより後にも先にも気象操作をテーマにしたライトノベルなんて出てこないでしょう。いくつか気象を扱ったライトノベルなどは知ってますが、とてもじゃないけどこの作品の濃さにはかないませんです。まずは「正しい台風の起こし方」からどうぞ〜。

本日の台詞解説ですが……。
宴会大好き、酒大好きで超マイペースな気象精霊ユメミさんの台詞です。いろいろあって地球に流星を呼び込み、流れ星見物をしている最中のやつですね。
なにしろマイペースな人なので、会話の方もスローで「流れ星が流れている間に3回お願い事をする」余裕などとてもとても。何度か失敗した後に突如口走った流れ星へのお願いがこの台詞なのです。
なるほどこれなら3回言えます(笑)。
(01/10/6)

「飲みましょぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ☆」
「あんたは、それしか考えてないのかぁ〜っ!

出典:お月見試験とホゴ活動(気象精霊記) (小説)/富士見ファンタジア文庫/清水文化/絵師:七瀬葵/154P
キャラ:ユメミ&ミリィ・ヤクモ

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特記事項はなし。

★2002年10月4日(金)
『まいじゃーらしく?』

「まいじゃーは、最近メジャー寄りになっている……」てな一文をどこかの日記(だったっけ?)で見かけました。
うぐ。むー……否定できない一面も、あるかな……。
一応自己弁護すると月姫みたいに紹介当初に比べて知名度が大幅にあがってるものがあるということも……でも留意せねば(^^;
では上遠野浩平さんの新作「あなたは虚人と星に舞う」や普通のファンタジーだけど中身それなり=絶対売れる「トワ・ミカミ・テイルズ」あたりは外しまして……。

気象精霊記!! 既に6巻を数え、ドラマCDなども出ている割りにはどうも一束いくらのキャラもの程度に思ってる人がまだいそうなので改めておすすめさせていただきます。
極めて重度のまいじゃー小説です。
●気象操作。
●宴会。

このどう考えても接点のない二つの要素を取り込んでしまったのがこの作品ですね。
世界の天候は実は気象精霊と呼ばれる精霊が操作している。そんな仮定のもと、いろんな精霊がお天気を操作するために奔走するわけです。台風の進路を変えるために他の台風をぶつけてみたり、高気圧を移動させてみたり……。
操作をしているのこそ精霊とはいえ、かなり専門的でおそらく天気図と首っ引きでしかも専門知識がないとさっぱり理解できないと思われます。しかし知識はなくともそのお天気バトルは十分に楽しい。台風や竜巻でドツキあってる感覚です。暇さえあれば宴会シーンに突入してしまうのがまたなんとも(笑)
表紙絵だけで萌えオンリーなどと判断してはいけません。文体に拒否反応を示す可能性がかなりありますが、それでも一度はお試しください。まずは正しい台風の起こし方→bk1→amazonからどうぞっ!!
お天気マニアも必見です(そんな人がここを見ているかどうかは疑問ですが……)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■諸君私はマリ見てが好きだ(ある意味アナザーバージョン)
ええと、せみしぐれで公開されていますがまいじゃーで制作していたアレを全く知らないまま作られたもののようです☆
人によって注目する視点が違うようでなかなか興味深いですね☆
追記:リンクミスはするわ先日の分は消してないわでご迷惑おかけしました(^^;

■豆知識・AIR−Hには乾電池をお供に
けっこうちょっとした事で電波状態がダメになるAIR−Hですが、カードの上に乾電池を一本立てると、劇的に受信状態がよくなりますよ☆ ユーザーの方は一度お試しくださいね☆ なお置く場所によっても変わりますので、その辺もご研究を☆
「おおっ、たしかにこれはすごい効き目……」
ところでトンボさんはADSLユーザーのはずなのに、なぜAIR−Hを使っているのですか☆
「うっかりADSLの料金払い忘れて、電話止められました(泣 てっきり引き落としになってるものとばかり……」
おバカさん、ですね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

気象精霊記は、さんざんうえで紹介したので特に説明はなし。

上の台詞は宴会好きのユメミが、ほんっとうに場所・状況をわきまえず酒をすすめたがるのでとうとうどつかれた、というシーンです。
あ、笑ってます?
しかし実は皆さんの中にも少なからず酒なしでは生きられない人が……(笑)


機神兵団

逃げるなら誰でもできる。
問題はどう立ち向かうかだよ、大作さん。

出典:機神兵団(アニメ版)/AIC(パイオニアLDC)/?/第1話より
キャラ:白蘭花

【直営サイト】なし
山田正紀ファンサイトもありそうなもんだけど見つかりませんでした。もしご存知の方いたら教えてください。

「機神兵団」は……語れません。なぜならば私はアニメ版も途中までしか見てない上に、小説版に至っては一行も読んだことがないからです。
せめてアニメを全部見てからでないと語る資格なしですね。
ただまあ、どんな話か知るだけなら掲示板の過去ログを読むのが一番でしょう。嫌でもどんな話か想像がつくと思います。
とにかくロボットかっこええ〜、それがすべてです。(このかっこいい基準はおそらくコアな層にはすべからく理解してもらえるものですが、一般人には即座に却下されることでしょう。まいじゃー万歳(笑))

台詞はこの物語の主人公の逃げっぷりについて「大作さん」がご機嫌に語っているものを、大変簡潔に論評したものと言えます。
最初からの力関係にあまりにも差がある場合、とりあえず逃げることも立派な選択肢のひとつです。ただし、逃げているだけでは当然根本的な事態の解決にはならないわけで、いつかは立ち向かわねばならない日がやってきます。
そういう内容が言外に込められているんではないかなあと。(00/12/8)

「コンタァーク!!」

出典:機神兵団(OVA版)/パイオニアLDC/原作:山田正紀/1話より
キャラ:機神兵団の整備員

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトないです。それとも見つけられないだけか?

紹介しておいてなんですが……実は私、未だに機神兵団の小説版には目を通してません。以前に「読むべきか?」と掲示板上で聞いてみたところ、実に個性的な答えが返ってきたためそれっきりになってます(汗)
まあそんな話はおいといて。

「機神兵団」は、山田正紀さんの小説を原作にした燃え燃えロボットアニメです。
第2次大戦直前の満州を舞台にして、「モジュール」の開発者の息子である鷹村大志は、否応なく機神兵団とエイリアンの戦いに巻き込まれていきます。……はっきりいってはしょりまくった説明なんで、全くわけわからないと思いますが問題なし。
極端な話、このアニメの特徴とは機神兵団の巨大ロボットのごっつい勇姿を見よ!の1点に尽きます。
ロボットに使われているのが巨大真空管であったり、全力稼動する際に真空管が割れたり、ロボットの発動機?を動かすのは手回しだったり、重量感あふれるごつさはすごいの一言。泣けます。
全7話なのですが、一枚に収めたDVD版が売られています。機神兵団という言葉に反応してしまう方はぜひ!

でわ本日の台詞。
その筋では(どの筋なんだか)あまりにも有名な台詞。
ロボットの発動機を動かす際に、整備員が叫んでいる言葉です。
「一番、コンターク!」
「二番、コンターク!」
という感じですが、起動をかける際の掛け声みたいなものです。
くぅー燃える!
これは映像と一緒に聞いてほしいところですね……やはり真空管が一緒じゃないと!(01/5/30)


機動警察パトレイバー

あたし、いつまでもレイバーの好きな女の子でいたくない。
レイバーが好きな自分に甘えていたくないの。

出典:機動警察パトレイバー劇場版2   キャラ:泉野明

パトレイバーといえば、シリアスからギャグまで幅広くジャンルをこなせるアニメなわけだが、劇場版の場合はシリアスのオンパレード。
それは元気印の泉野明とても例外ではなく、第2小隊から出向している間に精神的にかなりの成長をとげた彼女は、自ら危険に飛びこむ行為を危惧する遊馬に対し静かにこういうのです。
「大人になった」というのでしょうか?
あえて言うとすれば、「女性は強い」とでもいいましょうか。危機に陥ったとき、肝の据わっているのは男よりも女である、ということを示すエピソードかもしれません。
あの映画の中で、かなり気に入っている台詞です。

謝っちゃえば?

出典:機動警察パトレイバー   キャラ:後藤喜一

下に同じくTVアニメ29話?「第2小隊壊滅す!」の中の台詞。
特車2課唯一の出前供給源、上海亭とのいさかいがこじれた状態の中、相談を受けた後藤隊長がこう言った。
……これもまた人間の真理に踏みこんだすばらしい台詞! 人間素直に謝られれば許してやろうかな、という気にもなるものだ(笑)。
うーむやっぱり人事じゃないよな、ほんと。

飯食ってる人間は冷酷だよな……実際

出典:機動警察パトレイバー   キャラ:シバシゲオ

TVアニメ29話?「第2小隊壊滅す!」の中の台詞。
特車2課唯一の出前供給源、上海亭とのいさかいから出前が来ないという事態に陥り、整備班員が嘆く中、おやっさんは飯くらいでがたがたさわぐなと一喝。おやっさんが姿を消した後、シゲがぼそっとつぶやく。
……泣ける台詞である!ある意味、今まで紹介したどんな名台詞よりも生活観がこもっているだけに重みがある。人事じゃないよな、ほんと。

てめえら、モタモタしてると東京湾にたたっこむぞ!

出典:機動警察パトレイバー   キャラ:榊

事故で解説が消えてました(^^;)
そういうわけで適当に補完。整備隊長で頑固一徹・昔かたぎの榊。この榊が他の隊員たちに激を飛ばすときの台詞です。たたきこまれたくなかったら、即従うべし、なのですね(笑)

太田君?

出典:機動警察パトレイバー   キャラ:熊茸武緒

この台詞は、『必ず』声優さんがしゃべるという条件付での名台詞。
とかく暴走しがちな太田巡査を止められる唯一のひと、熊茸さんがやんわりとしかし有無を言わせぬ口調で語りかけるときの迫力と言ったら!
これは一度聞いたものにしかわからないすごみである。。

貴方がたはそれでも警察官か!

出典:機動警察パトレイバーTHE MOVIE2   キャラ:南雲しのぶ

特車2課でも規律正しい第一小隊を率いる南雲隊長。おそらく特車2課の中でもっとも純粋に正義を愛する女性。そんな彼女が、テロリストへの対応にあくまで日和見を続ける警察官僚に対し、怒りを爆発させる。
やっぱり働く女性はかっこいいねえ……。

だから!遅すぎたと言ってるんだ!

出典:機動警察パトレイバーTHE MOVIE2   キャラ:後藤喜一

特車2課の中で際立って謎な人、後藤隊長。見かけ昼行灯、その実は相当の食わせもので普段から飄々としてて、大声を出すこともめったになし。
その隊長の「怒鳴り」だからインパクトは大きい。後藤や南雲の言うこと聞かず、警察組織があくまで官僚的な対応してる間に、テロリストが決起しちゃって後藤隊長が一括するって筋書き。警察の役人気質がよく出ていて、かつ後藤隊長のかっこいい姿もおがめるのでお気に入りの場面です〜。

往生せいや〜〜っっ!!

出典:機動警察パトレイバー  キャラ:太田勇

トリガーハッピーな98式パトレイバー2号機パイロット、太田勇が犯罪者レイバーを撃つときに吐くセリフ。理論武装しても、結局は撃ちたいだけという困ったひとだが、撃つ瞬間のこの台詞には「おおいに」情感がこもっていて共感がもてる。ここまでふっきれればたいしたもんだ(^_^;)

みんなで幸せになろうよ

出典:機動警察パトレイバー   キャラ:後藤隊長

特赦2課の看板、一見昼行灯、でも相当食わせ物な後藤隊長。おとなりの第一小隊を「餌」にしておいて言うことはこれ。
いい台詞ですね(笑)なんか宗教入ってるように見えるけど、原作の後藤隊長を知るものであれば表情まで浮かんでくるに間違いなし。

「なぜ自決しなかった!?」
「見たかったのかも知れんなあ」
「見たいって、なにを」
「この都市(まち)の未来を」

出典:機動警察パトレイバー2(劇場版)   キャラ:松井&柘植行人

をひ、またか……。(笑)
性懲りもなく、先回に引き続きのネタ。
やっぱパトレイバー見た人だと、このふたつのエンディングにはつながりを憶えるでしょうし。
あれ、でももしかして都市じゃなくて国だったっけ?
また、調べないと……ああ、忘却とは忘れ去ることなり(笑)

これは劇場版2のエンディングよりの台詞。
結局、最後の最後で取り押さえられた決起部隊のリーダー、柘植に対し刑事の松井はヘリの中で問いかけます。
無謀な試みは失敗した時点で始末をつけるべきだはないのか、とまあそういうわけです。
で、この台詞なんですが……これもいまひとつ落ちてないですね。どっちかというとこ直前の、南雲隊長とのやりとりの方がしっくりくるかもしれません。
が、まあそれはまた今度ということで。

生きてりゃもう一回くらいやれるさ

出典:機動警察パトレイバー(OVA)   キャラ:甲斐洌輝

正直に白状しますと、今日は完全にネタ切れです。しばらく考えて見たんですが、結局なーんにも思いつきませんでした……。しょうがないので適当にお茶を濁すということで……。

これはパトレイバーがまだTVシリーズになる前の、最初のOVAシリーズからの出典ですね。
「2課の一番長い日」で、後藤の元同僚?の自衛官が反乱を企て、核を奪取して東京にうちこもうとして阻止されます。
当然逮捕されるんですが、ラストの決め台詞として彼がこう言うわけです。
正直なところの感想として、かえって真実味がないというか……基本的に国家への反逆は死刑になることが多いですからね、政策的な意味もあって。「そうかあ?」という疑問が当時からあって、かえって今に至るまで憶えてる台詞です。
ま、たまにはこんなのもありですかね。

まともでない役人には二種類の人間しかいないんだ。悪党か正義の味方だ

出典:機動警察パトレイバー TOKYO WAR/富士見ファンタジア文庫/押井守/後編166P
キャラ:後藤喜一

関連サイト:SITE [ou]
一応押井さんのオフィシャルサイトとなってますが、映画「G.R.M」の紹介しかしてない模様。

作家のオフィシャル的なサイトを今日から紹介していきます。さて、何日持つことやら。

「機動警察パトレイバー」は、近未来(といっても、時代設定にとうとう現実が追いついてしまいましたが)レイバーと呼ばれる汎用人型作業機械が広く世の中に普及し、レイバーによる犯罪が各地で起こるよりになり、警察側もレイバーで犯罪を取り締まるべく特車2課を創設。
その特車2課の面々を描いた作品です。TVシリーズひとつとっても、超シリアスな展開から、怪獣もの、全面ギャグの嵐など幅広い作品展開ができるのが強みでした。ちなみに、これは映画2作目のの原作なので、当然シリアスです。

さて、台詞は台詞も言ってる方も、言われてる方もはみ出し公務員なんですが……ともかく確かにその通りな台詞ではあります。
あ、もう出かける時間だ(^^;)、あとの解説はまた明日と言うことで。

これは……趣味の世界だねえ……

出典:機動警察パトレイバー/サンデーコミックス/ゆうきまさみ/18P
キャラ:泉野明

【作家直営サイト】ゆうきまさみのにげちゃだめかな
にげたらだめです。

この作品はまあ今回は解説省略ということで。

第1巻のさらに冒頭シーンが舞台です。まだ正式に誰がのるか決定していなかった警察用新型レイバー98式。この98式に搭乗を希望していた婦警候補生、泉野明は配備前の新型を見せてもらうことができたのですが……なにしろ従来の無骨な土木用レイバーとは一線を画す、人間的なフォルムです。
往年のロボットアニメが今現実に! という思いが、泉の頭をかすめたのかどうか、思わずつぶやいてしまったのでした。
そりゃもう大変に「濃い」趣味の世界ですとも(笑)
現実でも応用できそうな台詞です。怪しげなサイトを目にした時など「これは……趣味の世界だねえ」などと思わせぶりに使うのが正しい用法。
当然このサイトも例外ではありません。

「そんなことでは、いざという時に任務を果たせませーんっ!!」
「果たさにゃならん。常日頃は高価い弾を消費せず、実射訓練を可能なかぎり避け、一朝事あらば一撃必中。ニッポンの兵隊とおまわりさんはそういうことになっとんの」
「納得できません!
自分は、自分に撃たせてください。
銃を、自分に!
おおおーっ、俺に銃を撃たせろーっ!!」


出典:機動警察パトレイバー 第1期OVA 《アニメ》/バンダイ/ゆうきまさみ&ヘッドギア/第1話「第2小隊出動せよ!」より
キャラ:太田功&後藤喜一

【作者直営サイト】ゆうきまさみのにげちゃだめかな
【絵師直営サイト】なし
時期的なものとして劇場版パトレイバーの公式サイトでも。WX III * PATLABOR MOVIE3です。

★2002年3月13日(水)
『本日はめじゃー寄りになっております』

ニュータイプ付録のDVD見ました。
戦闘妖精・雪風OVAのプロモーション、映像に関してはすばらしいです。文句なし。ジャムとの空戦シーンは圧巻! あとはストーリーがどうなっているかですが、大いに期待しましょう。

それと、付録DVDにパトレイバー第一期OVAの1話が丸ごと収録されてたんですよ! いくら昔の作品とは言えすげー太っ腹。本日の名台詞は完全にその影響を受け、「まいじゃー作品から選ぶ」原則は放棄しています(笑)
あの隊長節を見て目頭が熱くなる思いでした……懐かしすぎです。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■機動警察パトレイバー/劇場版二作の全台詞指輪世界より)
上の話題に連動してみました☆
これを見ると98式のリボルバーカノンをちょっと試し撃ちして見たい気もしますね☆
「……誰が?」
もちろん私です☆
「どうやって、と聞いてもよい?」
もちろん自分の手で引き金を引くに決まっているじゃありませんか☆
「お願いだからやめてくれ(汗)」

■お気に入りのオープニング&タイトルバック
ええと、まいじゃー掲示板の方で、猫将軍さんの書き込みから始まった「お気に入りのオープニング&タイトルバック」に多数のレスがついています☆
ちょっとまとめてみました☆

 ドラマ
非婚家族 エアーウルフ

 アニメ
少女革命ウテナ ギャラクシーエンジェル R.O.D 第08MS小隊 エヴァンゲリオン ロードス島戦記 吸血姫美夕 パトレイバーの1stムービー 機動戦艦ナデシコ(1話) カウボーイビバップ トライガン アウトロースター アルジェントソーマ ハレのちグゥ 神秘の世界エルハザード Gガンダムの後期OPの曲 ナジカ電撃作戦 ルパン三世(新)の最後期 NOIR ヴァンドレッド 星界シリーズ ハンドク

 ゲーム
ワイルドアームズ2 幻想水滸伝2 ファイナルファンタジー6 ペルソナ2罪 ペルソナ2罰 SKY GUNNER アーマードコア 騒(奏)楽都市OSAKA 「ジオンの系譜」ジオンディスク 「ジオンの系譜」は連邦ディスク ロックマンX4 ガングリフォン クロノクロス テイルズ・オブ・エターニア メタルブラック テイルコンチェルト サクラ対戦シリーズ(特に3) 東京魔人学園剣風帳 エースコンバットシリーズのOP、特に3 ソウルエッジ ファーランド・ストーリ クオヴァディス2 エターナルメロディ(SS版) プリズマティカリゼーション ノイエス

 PC
イース2(88版) イース完全版 エメラルドドラゴン(PC98) 海の檻歌 白き魔女 ZWEI! センチメンタル・グラフティ

 PC18禁
吸血殲鬼ヴェドゴニア 君が望む永遠。 AIR 歌月十夜に収録されてた月姫映像 bitter sweet fools 奴隷市場 恋愛CHU ゆきのかなた 夜が来る!

 映画
グラディエーター 劇場版2001年宇宙の旅 梟の城劇場版予告編

 活字
後宮小説
全部よいとか、OPだけはとか、理由も様々です。くわしくは掲示板をご覧下さいね☆
あなたのお気に入りは何ですか?


  ▼本日の作品&台詞解説▼

機動警察パトレイバーは、今さら説明する気も起きないくらいメジャーな作品ですね。よって説明省略。あ、押井守ファンサイトの野良犬の塒内に、さらっとおさらいできる感じの紹介があるのでよろしければ。

本日の台詞解説。
暇をもてあます太田巡査は、後藤隊長との直談判に望みます。
その要望内容は「射撃訓練の許可がほしい」と言うもの。当然ながら認められるはずもないのですが、太田のから回りっぷりと言い、後藤の人を食ったような答えといいまことにすばらしいやりとりだと思います。
(なお途中に進士の台詞が入るのですが、邪魔なんで消去)


機動戦艦ナデシコ

負けるとわかっていても戦わなければいけない時がある言って笑って戦いに出て行くのが男じゃないのか!? 男はつらいんだ!! それはわかる!! でもがんばれ男の子!! うちてしやまん!! 負けません! 勝つまでは!!!

出典:機動戦艦ナデシコ(コミック)   キャラ:ウリバタケ

アニメは見てなかったし、コミックもそんなに気を入れて見てたわけじゃないし、その割に知名度だけはあったりするからとりあげるの、あんまり気は進まなかったんですけどね……。真面目な台詞ばかり続くと私も肩こるんで引っこ抜いて見ました。

ナデシコで一応主人公のアキト・テンカワ。彼はコックの方が性分にあっているらしく、ナデシコでパイロットをできる人員がアキト一人だと言われても、まだ出撃を渋ります。
そこでウリバタケの怒号が炸裂する……と、まあそんな感じです。
最後の台詞「負けません!勝つまでは!」は超がつく名台詞だと思います(笑)

バカばっか

出典:機動戦艦ナデシコ   キャラ:ホシノ・ルリ

有名な台詞なんで、少々扱うのに迷いましたが……いいや使っちまえ!ということで。
いまさらながらナデシコを見始めました。なんでちゃんと見とかなったんだー!と後悔しています(^^;)ちゃんと押さえときべきでした。

星野ルリの詳しいプロフィールは私知らないんですが、低年齢にして有能で冷たいくらい冷静なオペレーターと認識してます(違ったらごめんなさい)
そういう彼女に冷ややかにこの台詞を言われると、そりゃダメージでかいでしょう。現実にこういう事言われたら立ち直れないかも。もっとも、台詞萌えする分にはクラッと来ますが……(^^;) 

たいへんよくできました

出典:機動戦艦ナデシコ   キャラ:思兼(おもいかね)

これ、台詞と呼べるのかな……まあいいや(笑)

機動戦艦ナデシコ全体は、AIである「思兼」が統括しています。で、ナデシコのシステムを起動した時や操作に成功した時にメッセージが流れるんですが……なんと、それが「たいへんよくできました」。
そう、小学校の時とかにテストに押してもらったりしたあの花型の印!これ個人的にすっげー気に入ってるんですよ!
その辺のPCもこれくらいのユーモア(とは違うけど)を持ってくれたら、と思いませんか?
(WINの起動ロゴとか、どうせ日本語版とか偉そうに出すならこのくらいやってほしいもんです)

機動戦士ガンダム

ザクとは違うのだよ、ザクとは……。

出典:機動戦士ガンダム   キャラ:ランバ・ラル

ガンダムってば、粋な台詞の宝物庫みたいなもの。探せばかっこいい台詞はごろごろ出てきます。これもそう。
しかしちと問題がありまして、誰がいつ言った台詞だったのか全然思い出せない(忘れているとも言う)
いやあ、当時あれは相当かっこいいと思ってみてました。これぞ漢!てな感じ。死んでも敵には屈しないという意気込みが感じれられてすきです。うん。まあこの場合は優位に立ってるんだけどね。

認めたくないものだな、若さゆえの過ちというものは。

出典:機動戦士ガンダム   キャラ:シャア・アズナブル

これ言った状況がイマイチ思い出せない……。
しかしこれは日常生活に使えそうな台詞である。なんかミスをやらかしたときには、ボソッと、
「認めたくないものだな、若さゆえの過ちというものは」とか言ってみると絵になりそうな気がする。

追記:これ、1話でジーンの命令違反聞いたときのセリフです。(01/10/14)

やらせはせんぞぉ、やらせはせんぞぉ! 貴様ごとき一機の白いモビルスーツにジオンの栄光をやらせはせんぞぉ!

出典:機動戦士ガンダム   キャラ:ドズル・ザビ

ソロモンの戦いのさなか、連邦を苦しめる一体のモビルアーマー、ビグ・ザム。その脅威の戦闘力をもってしてもガンダムには勝てなかった。しかし、降伏を拒否し、生身でも戦いつづけようとするドズル。
いやあ、当時あれは相当かっこいいと思ってみてました。これぞ漢!てな感じ。死んでも敵には屈しないという意気込みが感じれられてすきです。うん。

ジーク ジオン! 立てよ、国民!

出典:機動戦士ガンダム   キャラ:ギレン・ザビ

これはまいじゃーとは言えませんね……ちょっと載せるには抵抗も覚えつつ、でも載せちゃいます。まあたまにはと言うことで……。

この台詞は1年戦争のソロモンの戦いが終わった後のギレンの演説です。ほんとはけっこう長いんですが、さすがに全部はちょっと……。興味のある方のために、こちらに全文を載せておきますねー。
大衆をあおるアジテーションという性能にかけてはギレンは天才だったのだ、とよくわかる演説です。「立てよ、国民!」なんて言われたら、やっぱ身体が勝手に反応してしまおうと言うもの(^^;)

マチルダさ〜〜ん!!

出典:機動戦士ガンダム   キャラ:アムロ・レイ

めちゃくちゃ有名な台詞ですね。連邦軍の才媛で紅一点、マチルダさんの乗るミデア輸送機が撃墜された時か、その後だったか……ともかく彼女の死をアムロが悲しんでいるシーンです。しかし、アムロって今思うとけっこう気が多いな(笑)セイラさんにもけっこう気があったみたいだし。
まあともかく、ヒーローは弱さを見せてはならない!というアニメの鉄則を根底から覆したガンダムを象徴する一シーンと言えるでしょう。。

軟弱者!

出典:機動戦士ガンダム   キャラ:セイラ・マス

ガンダムにはいろいろと名台詞に事欠かないのですが、個人的にはやはり初代が一番印象に残ってます。(単にお子様のころ見てたから記憶が鮮明なんだろうけど)
というわけで、初代からの出典。ここはヒロイン待遇のセイラさんにご登場をお願いするとします。よくよく考えると、初代ってヒロイン不在なんですよね……。主人公の幼なじみは影薄いし。もう一人は年増だし(笑)どうでもいいことだけど。

これは……カイ・シデンがなんかの拍子に他のクルーと喧嘩して、艦を降りる時、セイラさんに言われた台詞のはずです。たしかひっぱたかれてたはず。そう、この台詞は常にビンタと共にあるのです(笑)ちなみに某「軟弱軟弱ぅ!」とは何の関係もありませんのであしからず。

機動戦士ガンダム0083

ソロモンよ、私は帰ってきた!

出典:機動戦士ガンダム0083   キャラ:アナベル・ガトー

ガトー様ってば何言っても似合うんだよねー。特にこの台詞は秀逸。この前には「再びジオンの理想を掲げるために、星の屑成就のために、ソロモンよ〜」となるのだが、もーかっこいいとしか言いようがない!
この台詞もやっぱり日常会話に組み込んで使ってみよう。
異動で飛ばされまくって、再びもとの職場に返り咲いたときとか(爆)

君こそが、星の屑の、真の目撃者なのかもしれない…

出典:機動戦士ガンダム0083   キャラ:アナベル・ガトー

困った!
いったいどこで使われた台詞なんだか思い出せません……
うーん……、たぶん最後のほう(最終話ぐらい?)でガトーがニナに言った台詞じゃないかと思うんですが……。
完全に台詞のみの記憶しかなくて(T_T)

追記:ガトーがコロニーの方向修正をしにコロニーに、はいり、そこでニナ、コウと会い最後にニナと別れるときに言う台詞です。(01/10/14)

私を敵に回すには、君はまだ……未熟!!

出典:機動戦士ガンダム0083   キャラ:アナベル・ガトー

ガトー様はよい。
この余裕!敵に対しても「未熟」などと言っていられるあたり、格の違いを感じずにはいられませんね。

ガトーよ、意地を通せ。現にコロニーはあるのだ!

出典:機動戦士ガンダム0083   キャラ:エギーユ・デラーズ

またしてもデラーズ閣下のお言葉。先日の台詞とほぼ使用状況は一緒です。
さあみんなも閣下と一緒に声を合わせて「ジークジオン!」(笑)

行け! わしの屍を踏み越えて!!

出典:機動戦士ガンダム0083   キャラ:エギーユ・デラーズ

複数のシリーズを見た人ならわかると思いますが、ガンダムにも当たりと外れががあります。で、外れについてはご想像にまかせるとして、0083は大当たり!な作品なわけです。特にガトー様が(笑)すべての台詞が名台詞です。

……という前振りをしときながら取り上げたのは、これぞ真の漢!軍人!なデラーズ閣下のお言葉。星の屑作戦を掲げたデラーズフリートが、敵と味方両方によって絶体絶命の危機に陥ったときに、デラーズは自分は捨て石となって、ガトーを送り出します。その時の台詞ですね。
いやあ、死を覚悟しているとはいえ、かっこいいですデラーズ閣下……。

追伸:全然関係ないけど「月華の剣士2」の響の技名は渋いものが多いですが、乱舞奥義は極めつけ。その名も「屍を越え行く也」。うーむ、かっこええ……。

いいか、一人でも突破しアクシズ艦隊へたどり着くのだ。 我々の真実の戦いを、後の世に伝えるために!

出典:機動戦士ガンダム0083/日本サンライズ/最終話より
キャラ:アナベル・ガトー

お断り。
私は別に某PS用ゲームに触発されてこの台詞選んだわけじゃありません(笑)。「あれ」には興味あるけど、私はなんせSLGがどへ下手で手出しを控えているのです……。
なにはともあれ、いやしくもガンダムファンを語るならば0083は絶対に!押さえるべき作品です。
ZやZZetcを捨てても0083は見ましょう。
とにもかくにもガトー様! くーっ、漢の中の漢っ!!
あのアニメを見れば、某作品でデラーズ閣下やガトー様ユニットが激強なのも納得できるんではないでしょうか。だってザビ家よりだんぜんかっこいいですし。
いや、だから持ってませんけどね(^^;)
私もWやXを見ていないので、あまり大きなことは言えませんが……。
台詞としては、物語が佳境に入ったときのものです。

いやあっ! 私のガンダムが!

出典:機動戦士ガンダム0083/サンライズ(バンダイ)/原作:富野由悠季/第2話より
キャラ:ニナ・パープルトン

【公式サイト】ガンダムパーフェクトウェブ
今までに登場した全てのガンダムシリーズを網羅して紹介してあります。スタッフリストなどのデータベースも充実。でも閃光のハサウェイは載ってませんでした(笑)。アニメにもなってないし、つくづく気の毒な存在だ……。

「機動戦士ガンダム0083」はOVAシリーズとして制作されたガンダムで計13話。編集した劇場版もあります。
ソロモンの悪夢と呼ばれたジオンのエースパイロット、アナベル・ガトー少佐が開発中の試作ガンダム2号機を奪取するところから物語は幕を明けます。この時近くにいたテストパイロットのコウ・ウラキ少尉が試作ガンダム1号機を半ば強引に使用して2号機を追跡。
このガンダム奪取は、ジオン残党による「星の屑作戦」の幕開けでもありました。
そして2人の対決を軸にしながら、ガトーの属するデラーズ艦隊の策略が次々と明らかになっていくのです……。
なにしろ私自身がガンダムシリーズをすべて通してみているわけではないため、あるいはそれ以外の選択があるのかもしれませんが、個人な意見としてシリーズ中最高の傑作であると思います。ことによっては初代以上かもしれません。
理由としてモビルスーツによる戦いが熱いのはもちろんですが、信念と信念のぶつかり合いが実に気持ちよく?描かれているからです。各キャラクターの思惑を、ストレートに外に吐き出してくれるため共感しやすいのかもしれません。ともかく、
ガトー様燃えっ! デラーズ閣下も以下同文! 実はひそかにねじくれた性格のシーマ様もGOOD!
半端者のシャアなんか目じゃありません。
つうわけでガンダマーはもちろん、そうでない方にもぜひみていただきたい一品です。

さて、紹介する台詞。 「あの」台詞を紹介しようと思ったんですが、とりあえず今日は外してみました。 ま、明日に紹介しようと思っているのでよろしかったら予想してみてください。でも本日の台詞もある意味、かなりの名台詞であると思います。
アナハイム・エレクトロニクスの技術者でガンダムの開発に携わっているニナ。
彼女の目の前でガンダム2号機が奪取され、そのうえ1号機も勝手に使われあろうことかガンダム同士が対決するシーンを目の前にした台詞です。
……お姉さん、お姉さん、それ連邦のガンダム。『私の』のじゃありませんがな(笑) (00/12/11)

あれは……! ザク…か…!
連邦に下ったのか… その姿はしのびん

出典:機動戦士ガンダム0083/サンライズ(バンダイ)/原作:富野由悠季/第2話より
キャラ:ゲイリー(ドムのパイロット)

【公式サイト】ガンダムパーフェクトウェブ
掲示板で紹介されたGUNDAM MASTER WEBすごいです。特に年表! よくもまああそこまで補完を……。おにひさま、涙がとまりません。

前日に引き続いて、「機動戦士ガンダム0083」からの名台詞いってみましょう。この台詞作成のためにDVDを見直していたんですが、つい作品の魔力にとらわれて第1話から見直してしまい、ずるずると全話見てしまいそうです(^^;)。ちなみに英語版が同時収録されているんですが、ついさっき場面によって日本語版とBGMが微妙に違うことを発見。ま、どうでもいいことです。

本日の台詞は(一部では)あまりにも有名な 「あの」台詞です。
ガンダム2号機の奪取作戦に際し、援護するために連邦の基地を襲ってきたドム。そのパイロットは、モビルスーツのザクを敵中に見て、上のような台詞をつぶやくのでした。(聞き直すまではてっきり「その姿は見るにしのびん」だと思ってたんですが、違ってました)
ザクというのはただ単にかつての主力兵器というだけでなく、ジオンにとっては象徴とも言うべき存在です。それが敵に鹵獲されて使われている姿はあまりにも不憫に映ったのでしょう。直後にザクを一刀のもとに斬り捨てるシーンが印象的です。 (00/12/12)

「この作戦が成功すれば二度と大地から夜空を見上げることもあるまい」

出典:機動戦士ガンダム0083/サンライズ/?/?
キャラ:アナベル・ガトー

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
めんどいのでサンライズのサイトのリンクはパス。ファンサイトではGUNDAM MASTER WEBの情報の濃さがすごいです。なにげにガイア・ギア再生計画が素敵。

「機動戦士ガンダム0083」は、個人的にはシリーズ中もっとも好きな作品です。ことによっては初代以上かもしれません。
理由として『オヤジがかっこいい』、これに尽きるかと。
ガトーはじめ、デラーズとかジオン側の人間が実に実にかっこいいです。なんかすっかり主人公です。コロニー落としたりするのが正しく思えてきます(爆)
連邦側もシナプス艦長とかオヤジが活躍。10代の若造に偉そうなことを語らせるとどうしてもうさんくささがつきまといますが、これをオヤジが主張すると許せてしまいます。
そういうわけで0083はいい作品です。

台詞ですが、これは1話だったか2話だったか……うーむ記憶がない……。
ともかく序盤の台詞です。
地球に降りて作戦行動をしているガトーですが、本来彼は宇宙で活動してきた生粋の軍人。重力に縛られるというのは落ち着かないのでしょう。
宇宙空間で星に囲まれて生活している人間ならではの台詞ということですが、なーんかかっこよくないですか? いかにも宇宙世紀という香りがしてきます。(01/6/9)


機動戦士Zガンダム

「あなたは女でありすぎるのよ!」「そうよ!私は女よ!」

出典:機動戦士Zガンダム   キャラ:エマ・シーン&レコア・ロンド

これも細かい状況忘れた(汗)。性格的に言って、エマは超がつく真面目、レコアは感情優先、ウマの合うはずもなく、しまいにはこんなやりとりにまでなるという。しかし、人間ここまでひらき直ることができたらもう怖いもんはないと思う。放映当時も、「そこまでいうか?」と思ってみてた気がする。

追記:これガンダムMk−UVSパラスアテネ戦で使われたはず?(01/10/14)

修正してやる!

出典:機動戦士Zガンダム   キャラ:カミーユ・ビダン

ガンダム一のひねくれ者、はなからへ理屈の多い若者(苦笑)、カミーユ。
彼にとって周りは気に入らないことだらけで、ましてやティターンズにしろ、その他にしろ特に大人のやり口にはがまんならなくて、いわゆる「ぶちきれ」状態の時に口癖のようにこの台詞を聞いたものだ。今にして思うと、修正するほうもされるほうもどっちもどっちだった気が……。

キノの旅

ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではばいか? ものすごく汚い人間ではないか? なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ。そうとしか思えない時があるんだ……。でもそんな時は必ず、それ以外のもの、たとえば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、すてきなもののように感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ……。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしているような気がする。

出典:キノの旅/電撃文庫/時雨沢恵一/絵:黒星紅白/11P
キャラ:キノ

【直営サイト】なし
まああえて言えば電撃hpのサイトでしょうか。見ても無駄ですが(^^;)

はい、では準備はいいですか? よーい……

買っときなさい。いいから。騙されたと思って。

はーい、それでは内容を検証していきましょー(笑)
「キノの旅」は、作者さんのあとがきによれば、「主人公のキノが、相棒の(しゃべるニ輪車)のエルメスと旅をする」話です。
連作短編の形でつづられますが、一言で言えば童話に近い感覚です。それも、イソップではなく、グリム童話的な感じでしょうか。
ストーリー全体が甘くないとでも言ったらいいのかな?
童話というと説話的なイメージを思い浮かべるかもしれませんが、人が死ぬときは容赦なく死にます。一切のお涙ちょうだい的な描写も省かれ、ひたすら出来事を積み上げる感じ。短編によっては通常のオチがない話もあって、この突き放した感覚が独特な味になっていますね。
また、この作品に関しては、作品とイラストが完璧に噛み合っているなあ、と強く感じました。そういう意味でも一読を強く勧めたい作品です。
電撃hp大賞の最終選考候補作で受賞を逃した作品とのことですが、電撃hpに掲載されて、さらに書き下ろしを加え出版の運びとなりました。こういう作品はこれからもどんどん取り上げていってほしいですね。

では、台詞の解説です。
要は、主人公キノが冒頭で述べている、旅を続ける理由です。
実はこの台詞、一回目はなんてこともなく通り過ぎてしまうだろうと思われるのですが、繰り返して読もうとすると「ん?」とひっかかる場所です。
つまりはこれがテーマなのですね。
「他人の芝生はよく見える」という感覚よりは、むしろ「他人の芝生を冷静に観察し、しかるのちにもう一度自分の芝生を点検してみる」ということを言いたいんではないかなあと思いました。まあ検討はずれかもしれませんが……。(00/7/12)

何が正しいのか? 誰が正しいのか?
何か正しいのか? 誰か正しいのか?

出典:キノの旅/電撃文庫/時雨沢恵一/絵:黒星紅白/2巻9P
キャラ:?

【直営サイト】なし
書評だけなら山と見つかるんですが、ファンサイトはまだないようです。けっこう探したんだけどなあ……。

「キノの旅」は、ちょっと類型化できる作品ではないのですが、童話……それもイソップ童話風味の入ったファンタジーである、ということにしておきましょう。
主人公のキノは、ハンド・パースエイダー(拳銃)の名手。しゃべる二輪車・エルメスと共に旅をしていて、いろんな国を巡っています。それぞれの国で体験した出来事を連作短編として紹介している……そんな作品です。
一遍の長さは最短で10Pほどから50Pに渡るものまでいろいろ。キノは基本的に「観察者」の視点でいろんな出来事に関わっているのですが、皮肉の効いた寓話めいた話が多いです。
読みやすくて、それでいて何かしら感じるところのある作品です。
イラストと物語は完璧に噛み合っているので、イラストから物語に入るという手もありです。
立ち読みすれば雰囲気がすぐに掴めますので、それで趣味が合ったら買うのが吉でしょう。私はかなり好きです。

本日の台詞は、本文中の台詞と言うわけではなくて、章のはじめに出てくる一言という感じですね。
この「キノの旅」のテーマのひとつであるといえます。いろんな国で、いろんな事が正しいとされていたり、間違っているとされたりしているわけですが、いったいそれは誰が線引きしているのか? いやない(反語)。
基本中の基本テーマですが、これは台詞の作りかたがうまいですねー。(00/10/17)

「”本当の蒼い空”を、見つけようと見つけまいと、かまわない」

出典:キノの旅 《小説》/電撃文庫/時雨沢恵一/絵師:黒星紅白/3巻179P
キャラ:入国審査官の祖父

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】GRANADA LEVEL9
キノの旅ファンサイトはまだちゃんと調べてないのですが、とりあえず跡追を挙げておきます。そこからリンクでいろいろファンサイトあり。私も興味があるんで研究してみるつもり。

★2002年1月12日(土)
『生き様』

たいしたことでもありませんが。
先日紹介した台詞「この高屋敷青葉、日々の生き様に一点の隙もないつもりよ!」にバージョン違いがあるんでご紹介しときます。
「この高屋敷青葉、その日々を生きる燦然たる有様にただ一点の汚点もないつもりよ」
なんでそこまで言い切れるのか。
……私はそんなあなたが大好きです。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「空の境界」同人ショップへの委託販売開始
まずは少量在庫分が12日から店頭に並び始め、誤植を修正した再販分が1月下旬から2月上旬ごろと言うことですよ☆
うーん、まだ今回の販売では入手するのは厳しいかもしれませんね。

■笹本祐一さんへ「ほしからきたもの。」関連インタビュー
インタビュー内容に関しては読んでいただくとして、1月に出版されるというロケット取材日記をまとめた『宇宙へのパスポート』は要チェックかもしれませんよ?
なにしろ日本一ロケット打ち上げを取材した方ですから☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「キノの旅」→bk1、→amazonは、ちょっとファンタジーな短編寓話です。
既存のライトノベルよりは、むしろイソップ童話あたりがもっとも近い雰囲気と言えると思います。護身用の拳銃を手にしたキノとしゃべる二輪車・エルメスが、いろんな国々を旅していき、その国での出来事がそれぞれひとつの短編となっています。
愛と平和の国、城壁のない国、差別を許さない国などいろんな国々が登場するのですが、その中身にはさりげなく寓話がちりばめられています。特におおげさに盛り上がったりする場面はないのですが、それでも心に残って離れない……そんなお話がいっぱいです。
文体も読みやすいので、多くの人に(笑)おすすめできる作品ですええ。
あーそれと文章とイラストの一体感も大きいですね。見事に雰囲気にはまっています。

さて、本日の台詞解説。
差別を許さない国を出た後で、入国審査官との『あなたにとっての、本当の蒼い空はなに?』という会話からです。そこの国民にとって「空」とは、ペンキで塗られた城壁の内側が蛍光灯で照らされているものです。では、キノにとっての本当の空はなんなのか?
キノは答えます。
「……そうですね。こう答えますね。『そんなものは、ない』って」
「どうして?」
「空の蒼さは……、時間や季節、天気なんかでとてもよく変わります。そして、どれもきれいでした。その時はきれいと思えなかったものも、今思い出すと、きれいと言える気がするんです。……今まで、ボクがいろんなところで見てきた中で、これこそが”本当の蒼い空”と呼べるものは、ボクには見あたりません。……だから、"そんなものはない"。今のボクは、そう思います」

この質問は、審査官も子供のころ祖父にされていまして、その続きの台詞が今日の名台詞なのですね。
ひじょうに前置きが長くなりましたが、そういうことです。
そしてもちろんこの言葉の中には、空だけではなく世の中の全体について言った言葉であることは間違いないでしょう。
(02/1/12)


きみとぼくの壊れた世界

「人を好きになるのに理由はいらないさ。いつだったかきみが僕に語ってくれたことがあるだろう? 苛めなんて、どんなことでも理由になりうると。優れていることも、劣っていることも。足が速いことも、頭が悪いことも。同じだよ。暴力も恋愛も同じ感情から生じる、錯覚さ。理由なんかどうでもいい、後付けで構わない、しかし人が生きる上で不可欠だ」

出典:きみとぼくの壊れた世界 (小説)/講談社ノベルス/西尾維新/絵師:TAGRO/96P
キャラ:病院坂黒猫

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
?(タイトル不明)
特記事項はなし。

★2003年11月12日(水)
『寝坊したので』

即効で流して終わり(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

きみとぼくの壊れた世界→bk1→amazonは、あー時間ないので解説省略。やっぱり戯言シリーズに代表される戯言っぷりは健在です。

それでは本日の台詞解説。
語る人の性格がかなり傾いているため、テーマとしてはしごく普通なはずなのに微妙にゆがんだ台詞。だがそこがよいのです。


君の居た昨日、僕の見る明日

「――ああ、ごめんなさいね」
「悪気は無い……って言っても言い訳にはなりませんね。私――その場凌ぎの慰めはしない主義なんですよ。当たり障りの無い言葉や、心にも無い言葉を積み重ねていたら、いつか決定的な何かを見失ってしまうから」

出典:君の居た昨日、僕の見る明日 (小説)/富士見ファンタジア文庫/榊一郎/絵師:狐印/デザイン:?/編集:?/1巻201P
キャラ:本町小竹乃(ささの)

【作者直営サイト】うごうご榊くん
【絵師直営サイト】Concrete jungle

特記事項なし。

★2004年8月25日(水)
『ないものねだり』

某ヤフオクへのリンクで知ったザレゴトコート(公式サイト)という戯言シリーズのカードゲーム。これがなんというか絵柄が素敵なのですよ! 欲しくて仕方がないので再販願いの電波を送りまくろうと思いますええ(爆)

オリンピック観戦〜。女子バレーの日本×中国は、結果こそ0−3で日本負けちゃったけどすごくいい試合でした。見ててよかった……ってこんなことばかりしてるから睡眠不足が解消されないんだよなあ(苦笑

追記。
昨日カレイドスターのレンタル店情報でうっかりオチを入れ忘れてアップしてしまいました……(恥

追記2。
うっかりしてましたが宙(そら) 新宿少年探偵団の完結編→bk1→amazonが発売されてます。ファンの人は押さえるべし!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■Mount Position、チェーンソー装備のSf(8/23のお絵かき板)
「大山さん、これツボでした〜」

■青山ブックセンター、青山本店と六本木店を9月29日再開へ
先日諸事情で閉店に追い込まれたのですが、かなりのスピードで再開に向けて動いているようです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

君の居た昨日、僕の見る明日→bk1→amazonは、「僕の居場所は此処ではない」と感じる少年がある時ふいにたどり着いた不思議な学校との関わりを綴っていきます。物語としては少々変則的とはいえオーソドックスな学園ものと言ってもいいの、かな? もっともまだ1巻なので今後どうなるのかはわかりませんが。
んー……そうですね、いわゆるセカイ系(そこだけで閉鎖・完結している世界)の物語です。『そこは、優しい嘘でできた世界』という帯のキャッチはかなり的確だと思いますが、ネタバレに絡んでくるのでこれ以上説明するのはやめておきます。
……同様の台詞で、いいなーと思った台詞はほとんど紹介できなかったり。

それでは本日の台詞解説。説明不要。
割ときつい言葉を投げておいて、フォローの代わりにこの台詞を発しています。


君の歌は僕の歌

「マリ、一回失敗したって、それで全部否定されるわけじゃないよ」
「……ん?」
「マリのそういうモロいとこ、わたしキライだな。あんたのこと”社会不適合者”って言うのは、そういうところ。わたしが”優等生”なのは、あんたより生きてくコツを知っているからだよ。つまり……失敗したら、理由を考えて、対処して、次につなげる。だからってこれまでのすべてを否定したりしない。己の限られたエネルギーを、前進するためだけに効率よく使う。くよくよ悩むためじゃなくて」

出典:Girl's Guard 君の歌は僕の歌 《小説》/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:ヤスダスズヒト/143P
キャラ:天花寺(てんげいじ)マリ&雪野

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】タイトルがよくわかりません(^^;
せっかくなんで、えんため大賞フェアの特集ページにリンクしてみました。

★2002年1月23日(水)
『新企画 with灰色(^^; 』

本日から名台詞における作品紹介に帯画像を追加します。その名の通り帯画像を取り込んで紹介していこうというもの。
自分で言うのもなんですが、この企画には灰色な部分があります(どこがとはあえて聞くなかれ)。自覚はあるのでいろいろ裏でこそこそやってましたが、結局非営利目的・あくまで帯だけ紹介(表紙絵は除外の予定)・出典元は明記する、という条件づけの元で公開することにしました。
万一トラブルが起こりそうになったら、即刻この企画は停止します。
なおこの件に関しては、あえてメール等をいただかなくても問題点については理解していますので、お気持ちだけありがたく受け取っておきます。迷ったんですがそれなりに打算した結果です(^^;
画像サイズや加工方法その他については手探り状態なので、こうした方が良いという意見があったらぜひお寄せください。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■読書スタイル、というか
早い話が、21日の読書スピードの話題の続きです。関連話題としては、リンク先からも飛べますが、読書と妄想とか読書速度とか読書、多分最後あたりですね☆ 読書のスタイルもいろいろということです。
あ、トンボさんが一言だけいいたいそうですよ?
「台詞に萌えて悪いかっ!! 造語に萌えて悪いかっ!!」
ええと、お後がよろしいようで☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

君の歌は僕の歌→帯画像→bk1は、一応ラブコメです。ラブコメには違いないのですが、アクションものでもあり、追い討ちをかけるかのように単純なアクションとも少々趣が違います。
女の子達の間では、半ば都市伝説となっているけれど実在しているガールズオンリーのなんでも屋、「ガールズガード」。困った女の子達の悩みを解決するその実体は、赤毛の小柄な少女、でも空手の強者・天花寺マリと、頭脳労働担当の超がつく美人・雪野の二人。
今日も今日とて新しい依頼がやってきたけれど、今回の依頼はいつもとちょっと違っていて……。

とまあ、ある意味典型なシナリオ構成に思えます。実際根っこはその通りなんですが、これが微妙なパターン外しが多く、おやあ?となる場面がいっぱい。たぶんクライマックスも予想を外した展開が待ってます。
まいじゃーとは言えないのですが、結局最後まで展開予想を外され続けた意外性の一冊として(笑)紹介しておきます。軽めの基本系な作品としてお読みください。

本日の台詞解説。
マリは、ガールズガードの仕事で自信をなくしてちょっとへこんでいます。そこをフォローするのは相棒の雪野。うみゅ、前向きというのは大事なことです。
前を向いて歩こう。
(02/1/23)

「これが正解なんだ。出てってゴツン! いい?考えない。考えるより先にゴツン!」

出典:君の歌は僕の歌 (小説)/ファミ通文庫/桜庭一樹/絵師:ヤスダスズヒト/デザイン:今福健司/編集:森丘めぐみ/58P
キャラ:天花寺マリ

【作者直営サイト】Scheherzade
【絵師直営サイト】suzuhito.com

特記事項なし。

★2004年11月30日(火)
『風邪引いてダウン』

寒気が〜頭痛が〜……ぱたり。台詞だけやっつけ更新です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

君の歌は僕の歌→bk1→amazonは、空手少女とその相棒が「女の子を守る」ことを目的とした便利屋をやるお話。ガールズ・ガードってなんか響きもいいですね。
ちなみにこれ、推定少女や砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないを書いた桜庭一樹さんの作品です。さらに挿絵はヤスダスズヒトさん。既に絶版状態のようで、通販サイトでは品切れになってます(amazonの古本はなんと3000円! ……あーあー)
こっちの話は、おとぎ話ではなくさらにはかなり前向きな話です。ついでに格闘系。その辺はさすがにご本人が現役の空手経験者だけあって、細かい部分の描写がよかったですね。

それでは本日の台詞解説。
要は悪い男を撃退する極意を語ってる場面ですね。なんというかものすごーく単純明快。実はこの台詞、あとあと微妙に伏線になるようなならないようなという感じですがまあそこは読んでみれ、ということで。


キャプテン・ラヴ

「すべての人々にラブを!」
「愛の共産化のために!」

出典:キャプテン・ラヴ/東芝EMI/?/原画:雑君保プ/オープニング
キャラ:長堀義光&キャプテン・ラヴ

【作家公式サイト】「キャプテン・ラヴ」紹介ページ
【絵師直営サイト】情熱ブンチキ御殿2「箸とはいかにして使うべきか」
キャプテンラヴのサイト、一部閉鎖されちゃってるのが残念無念。

「キャプテン・ラヴ」は、一大傑作となる要素を持ちながらすべってしまったプレイステーション用の一応恋愛SLGです。
ここで「なんだ、よくあるやつか……」などと思って方は今すぐ認識を改めましょう。はっきりいってあの「プリズマティカリぜーション」すら足元に及ばない強烈な個性のゲームだからです。
この作品の主人公は大学3年生。
ラブラブ党の一員として、日々愛の共産化!のために努力しています。大学入学以来知り合った女性・愛美への愛が深くなるのですが、ラブラブ党の一員として、一人の女性にだけ愛を捧げるわけにはいきません。
しかも愛美の父は、尊敬するラブラブ党のリーダー永堀教授。
日増しに愛美への思いは強くなっていき、ラブラブ党と愛美の間で久野する日々が続くのです。しかし徐々に愛美への思いが強くなり、ついに主人公はラブラブ党からの脱退を決意します。そしてラブラブ党との愛の論撃バトルがはじまるのです……。

この論撃バトルというのが特徴的で、「愛の論理」を熱く語ることによって精神的ダメージを与え、相手を叩きのめすというすばらしいもの(笑)。さらに原画が雑君保プさん。どうすればこの人に依頼が行くだろうと理解に苦しみますが、妙にはまっています。
さらに名だたる声優陣をさしおいてヒロインの声を当てているのが遠藤久美子、すなわちあのエンクミです。その出来は……このゲームは人物別音声ON/OFFができるのですが、私は開始1分で使用を決断しました(爆)。
こうやって書くとつまらないゲームと誤解されそうですが、「愛の共産化」などというわけのわからない題材を上手いこと料理した傑作です。恋愛ゲーム特有の主人公がもてまくる状況も実に上手く表現されていると思います。
強く強くおすすめしたいのですが、このゲームほとんど市場に出回ってません……。中古ですら見つけるのは至難の技です。幸運にも発見できたら即刻保護しましょう。BESTで出たらいいのになあ。無理っぽいけど。

さて、あまりにも強烈な本日の台詞。
なーんにも解説することはありません。読んで字の如し。これがラブラブ党の究極目標というわけですね。
愛の共産化……一人だけ恋愛ごっこしてんじゃねえってことでしょうか。(01/1/28)


ギャラクシーエンジェル

「このリンゴのあんかけ風タルトなんか絶品です」
「ありがとうございます! でもそれがおいしいのは材料のおかげで、私の腕じゃないんですよ」
「ほう、どんな材料を使ったんです?」
「はい、使ったのはすべて天然素材です!」
『……あんたもね』


出典:ギャラクシーエンジェル (アニメ)/ブロッコリー
キャラ:ウォルコット中佐&ミルフィーユ・桜葉&ノーマッド

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
公式サイトにファンサイト、実は腐るほどありますがめんどいのでリンクしませんでした(^^;

★2003年6月2日(月)
『戯言』

高瀬彼方さんのサイトこちらに移転してます。今後ログの保存をしないそうなんで、気になる方は保存しておいて下さいな。
で、新作も無事刊行されたことですし、いよいよもってカラミティナイトの3巻の執筆ですね。のんびりと、しかしいつまでも待ってますええ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■「これぞ妄想!」というオススメ作品をおしえてください。
見下げ果てた日々の企てで、次回のニュースの本棚のネタとして募集していらっしゃいます☆ ジャンルはかなり広く考えられているようなので、これはと思うものがあったら報告してみてはいかがでしょうか☆
「うーん妄想の解釈が難しい……。例えばスニーカー文庫の総理大臣のえる!→bk1→amazon(かなりわがままな女子高生がひょんなきっかけで総理大臣になってすき放題する話)とか。富士見ファンタジア文庫の気象精霊記→bk1→amazon(世界の天気を操作しているのは実は気象精霊たちであり、台風や低気圧などを操って気象操作をしている話。こう聞くと真面目そうだけど、実はかなりの荒唐無稽っぷり)あたり……と書いてて思ったけどこれは荒唐無稽なだけで妄想とは違うか?」

■蔵書管理 Personal
シェアウェアですが、フリー版蔵書管理よりも機能強化されています☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

もうしわけありません、全然まいじゃーではありません。(いやある意味では究極なのかもしれないけど)
ギャラクシーエンジェルについてはめんどくさいので説明省略(^^;
ただ、1話完結のストーリーで途中から見てもまるでOKな作りとか、やたら細かく設定はあるのにふだんはそれを使わないとか、至る所に潜むパロディの陰とか受けるのもうなずけます。現在のマイブームでちまちまレンタルしてきては鑑賞中〜。

はいでは本日の台詞解説……は不要だとは思いますが念のため。ミルフィーユはいわゆる超のつく天然娘なのです。お菓子作りもうまいけど。そんなわけでこのツッコミはツボに入ってしまったので扱ってみることにしたのでした。


Q.E.D. …証明終

以上……証明終了です

出典:Q.E.D   キャラ:燈馬

「Q.E.D」はいわゆる金田一少年の事件簿ライクなミステリ謎解きものコミックです。なんかピンと来るものがあって買ってみましたが、当たりでした。この手の推理ものの中では、もっともまいじゃー的ですね、なぜなら推理の題材は本格派ですが、原作と絵描きがわかれてませんから。

上の台詞は主人公の燈馬君が、推理を展開させて犯人を挙げ、推理を終了したときの決め台詞です。あくまで淡々と事実を述べていく、というところがポイントで、さらっと流すかっこよさがこの台詞にはある……と個人的には思うわけです。

水原さん 人助けは他人の手を借りてするものじゃないでしょう? 違いますか?

出典:Q.E.D   キャラ:燈馬想

Q.E.D(証明終了)は「金田一少年の事件簿」系な推理ものです。推理物の中では、おそらくもっとも理論派。かなり理系な元ネタが多数登場してきます。なにより一話が月刊誌に一挙掲載している関係で、無理に話を盛り上げたりぶちきれたりしている部分がないのがポイント。
そういう理論派な内容なのに、ストーリーと絵は一人でこなしているというんだから、けっこう珍しいですね。
推理物が読みたければおすすめします。
(正直、似たような推理物には食傷気味(^^;))

で、金田一とかと違って「証明終了!」とか大声で叫んだりはしないので、決め台詞には欠けるんですが(笑)、なかなかな台詞は転がってます。
これもそのひとつ。
おせっかいな性分の水原可奈は、ある人物の苦境を聞いて、燈馬に手伝いの圧力をかけようとしますが、機先を制して燈馬が上のように言ったというわけ。
日本人の官僚連中とかに聞かせてやりたいですねー。なんでも金出しゃイイってもんじゃないんだよ、わかってる?

論理(ロジック)が支配できるのは、機械だけです

出典:Q.E.D. 証明終了/マガジンGREATコミックス/加藤元浩/1巻101P
キャラ:燈馬想

「Q.E.D.」はいわゆる推理ものコミックです。なんと絵師と原案が分かれていない(つまり一人で描いている)こと、名探偵コナンのようなお子様向けではなく、金田一のように人死にまくりの推理ものとも一味違う……科学的な話が割合大目、というのが特徴かな?
MIT出の天才少年がいろいろ推理していく、とまあこの辺はお約束。
月刊誌に連載中で、1ヶ月1話分まるっと掲載しているためか、話の展開に無理がないのがいいですね。推理のネタが、レアな高級車だったり、人工生命であったりとなかなか普通ではお目にかかれないものだったりして、個人的には金田一よりもこちらをおすすめしたいところ。
推理ものに興味がある方は、ぜひご覧になってくださいまし。ここで紹介している本の中では比較的(笑)手に入りやすいでしょうし。

台詞は、天才少年燈馬君が、事件を解決した後に言ったものです。
理論的には正しい推理でも、証拠があるとは限らないわけで、時に誘導尋問などで相手を引っ掛けてやる必要が出てきます。そうして相手を引っ掛けたあとの台詞。
機械ならば、YESはYES、NOはあくまでNOであり、そういうものが通用しないのが人である、とまあそういうことを一言で言い表したものですね。

僕は他人に永遠に自分の名前を覚えていてほしいなんて思わない 友達や家族が呼んでくれるだけで十分だ……!

出典:Q.E.D./講談社コミックス(月刊マガジングレート)/加藤元浩/7巻118P
キャラ:燈馬想

【直営サイト】なし
ファンサイト見つかりませんでした……無念。名前はけっこうひっかかるんですが。

「Q.E.D.」はご定番だけどイレギュラーな推理漫画です。
推理漫画といえば、「金田一少年」や「名探偵コナン」が有名どころですが、ミステリを読み込んでいる人の批評を見ていると完全にこちらに分があがっているようです。
探偵役や助手役などの設定は別に珍しいわけじゃないんですが、とにかく殺伐としていない。あんまり人が死なないのは大きな特徴と言えます。殺人だけじゃなくて詐欺で奪われたものの奪還とか、単に窃盗事件の犯人探しとかそういったものが多いです。あと、型にはまっていないと言うか、ストーリー展開が様々で飽きさせないのも大きいかも。
ついでに言うと、謎がけっこう専門的かつ本格的なのに原作者が別に居るわけじゃない、というのも意外と大きな特徴かもしれません。
ミステリ漫画に興味はあって、でも金田一には食傷ぎみならぜひとも試してほしい作品です。

さて、台詞。
実はこの台詞に関しては、出てきた経緯がけっこう複雑なんですが、あえて詳細は抜きにします。
簡単に言うと、「有名になりたいと言う気持ちが屈折した結果、後世まで名の残る行動に走った」ものと主人公が対決しているシーンからの出典です。なんでもない台詞に聞こえるんですが、特にこの主人公の場合は友達は数少なく、台詞にも重みがあるのです。(00/10/23)

「難しいですね
いろんな人がいろんなことを考えて……それが複雑に絡んで迷路みたいになっていく……」
「なに言ってんの あんたに難しいことがあるの!? 現に今だって謎を解いてくれたじゃん!」
「今日気付いたんです
自分の中にも迷路があるんだって……
そこをぶつかりながら進んで……息が詰まったり わからなくなったり……
でも それを素直に抜けられるときが来たら……
そうしたらもっと……楽しくなるような気がして……
だけどそれはもっと未来に解ける命題のような……」

出典:Q.E.D. 証明終了/月刊マガKC(講談社)/加藤元浩/8巻92P
キャラ:燈馬想

【直営サイト】なし
ファンサイトもなし。かなり探したんですが……ちょっと意外。私でもファンサイトを作ってみたくなる魅力を秘めた作品なのですが、ミステリ好きでかなり雑学にも強くないとサイト管理が辛くなること必至だからでしょうか(^^;)

「Q.E.D. 証明終了」は、一時期ブーム化した推理コミックです。
ただしそんじょそこらの推理ものといっしょにしてはいけません。最上級の賛辞を惜しみなく贈りたいすぐれた推理コミックなのです。
MITを15歳にして卒業し、なぜか日本の高校に再入学している天才少年・燈馬想。自分の興味の向くこと以外には極めて無関心・沈着冷静な彼が、超活動的でスポーツ万能少女な水原可奈のペースに巻き込まれていろんな事件に関わって解決していくというスタイルになっています。
作品のタイトルは、事件の一連の謎が解けたときに挿入される言葉です。
事件の内容は極めてバラエティに富んでいます。もちろん殺人事件もあるのですが、人が死なない話のほうがはるかに多くまた理系な専門知識の必要な謎解きがたくさん登場するあたり、その辺の推理ものとは一線を画しています。
しんみりするいい話も多いので、推理ものを普段読まない人でも転ぶ可能性がかなり高い作品です。

では、本日の台詞解説へ。
天才少年で洞察力も高く、なにも迷うことなどないように思える燈馬。ですが彼は感情の機微に少々縁遠いところがありました。その感情の機微にちょっと目覚めた?シーン、だと思います。たぶん。
感情についての一般論のふりをしてますが、おそらく無意識にヒロインである可奈が視野に入った台詞なんではないかと。うんうん初々しくてよいです。(00/12/26)

「いつもは自分に合わせて…… 外の世界と付き合ってたような気がして……
でも今日は…… 外の世界がどんどんと…… 自分の中に入ってくる……
こういうの慣れてなくて…… それで少し一人になりたくなったんです」
「なんだよ つらいの?」
「いえ……
楽しいですよ 不思議ですね」

出典:Q.E.D. 証明終了/月刊マガKC(講談社)/加藤元浩/8巻132P
キャラ:燈馬想

【直営サイト】なし
ファンサイトもなし。かなり探したんですが……ちょっと意外。私でもファンサイトを作ってみたくなる魅力を秘めた作品なのですが、ミステリ好きでかなり雑学にも強くないとサイト管理が辛くなること必至だからでしょうか(^^;)

昨日に引き続き、「Q.E.D. 証明終了」から台詞をお届けします。うぃす。

本日の名台詞の状況はこんな感じ。
われらが燈馬君が、なんだか妙な行動をして可奈と一緒にではなく一人で買い物に出かけました。で、なにやら気になった可奈は後を追いかけてきて、それでこういう感じの会話が展開するわけです。
「悪かったね一人になりたかったの邪魔したみたいでさあ」
「そんなことないですよ。うれしかったです、水原さんが来てくれて」
この台詞もなんだか意味深ですがそれはまあおいといて、常に人と距離を置きたがっていた燈馬君にかかわる重要な台詞です。
そして今のすぐキレる17歳あたりにも読ませてあげたい台詞です(笑)。こうやってなにげに気持ちをこめる台詞って一番難しいんですよね……いいできだなあ。(00/12/27)

「君は力を貸すと上手くいかないって言うけど・・・・ それは違うよ
君はまだその人達の本当の姿を見極めようとしてないだけ
いい?
人は本心を簡単に言葉にしたりしないわよ」
「それじゃどうやって判断するんです? 不可能ですよ」
「いいえ
あなたに望むことがある人は そのことを話さなくてもきっと話そうとしてる
君はとても大きな力を持ってる
だからこそ人の本当の言葉を・・・・本当の姿を見つめなきゃいけない!!
それはあなたにとって・・・・ とても大切なこと・・・・」

出典:Q.E.D. 証明終了/講談社コミックス(月マ)/加藤元浩/10巻125P
キャラ:アニー・クレイナー&燈馬想

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ファンサイトは我、証明せり。がおすすめです。各話の感想だけでなく、物語に登場したいろいろなネタについてかなり詳しく調べられていて、勉強になります。

先日、例によってまちがいに対するツッコミがあったんですが、その中に『読点がない』というものがありました。
たかが読点、されど読点。場合によっては台詞全体の雰囲気さえ左右しかねない重要な要素です。基本的に一字一句違わずに台詞を再現するのを基本方針としていますので、「ひらがなであるべきものが漢字になっている」等、気づいたことがあったら些細なことでも教えてください。なるべく速やかに修正いたしますので。

えーでは。
「Q.E.D.」は、マガジンGREATに連載中の推理漫画です。
推理漫画というと誰しも思い浮かべるのが「金田一少年の事件簿」ですが、この作品は方向性がかなり違います。
とにかくあまり人が死にません。殺人事件はもちろん出てきますが、他にも行方不明になった高級車のありかを探すとか、PC上の人工生命の謎を解くとか、謎解きの種類が実に豊富。
殺人事件が絡む話でも、ドロドロとした復讐劇よりもむしろ切ない思いが伝わってくる話の方が多いです。
MITを出ている天才少年で他人との付き合い方が下手な主人公と、行動力が並外れたヒロインのコンビも上手く機能しています。
強くおすすめする推理漫画。
特にミステリをかじっている人なら読んでおいて損はないと思います。
最新の10巻では法廷での論争が物語の核になっていて、検事対弁護士のやり取りがこれまた緊迫感あふれるものとなっています。

それでは台詞解説に移ります。
主人公の燈馬は、天才であるがゆえに下手な大人より物事が見えてしまいますが、それを指摘してもやっかみやプライドから素直に感謝されません。
そういう経験を繰り返してきた燈馬は他人を手伝うことに臆病になっているのですが、アニーがそれについて教授している場面です。
今日の台詞の核は「あなたに望むことのある人は そのことを話さなくてもきっと話そうとしてる」。人間はそう簡単に本心を明かそうとはしません。でも心の奥は……?
うー今日の台詞は作品を読んでないと理解しにくいかなと思いつつ。  →bk1
(01/7/28)

「うん『次の冬に会いましょう』って」
「次の冬!?
今もう春だよ!! 花見の話で盛り上がっててスイカも出回ってない時期に鍋物の具の予約なんてするか?」

出典:Q.E.D. 証明終了/講談社コミックス(月マ)/加藤元浩/10巻8P
キャラ:燈馬優&水原可奈

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ファンサイトは我、証明せり。がおすすめです。各話の感想だけでなく、物語に登場したいろいろなネタについてかなり詳しく調べられていて、勉強になります。

「月姫」に登場する真祖の吸血姫・アルクェイド。めちゃくちゃ強い彼女の能力に空想具現化というものがあります。文字通り自分の思ったとおりに周りの事象を変えてしまうとんでもない能力なんですが、この造語からさらに派生した造語があります。その名も妄想具現化。
あってもいいかもしれません、こんな能力。ただ収拾のつかないことになりそうですが……(^^;

さて、本日は再び「Q.E.D.」からの出典です。先日紹介したばかりなので、本日の紹介は省略します。

で、本日の台詞はいわゆるオチ系、迷台詞です。
なんか最近迷台詞の登場比率が高いような気もしますが、気のせいでしょうたぶん。
とある手紙の中に「次の冬にまた会いましょう」と書いてあったところ、可奈が意味不明の反応を返す場面です。
なんてこともない台詞なんですが、妙に頭にこびりついて離れなくなってしまいましたので、他の人も巻き添えにすべく紹介してみました。  →bk1
(01/7/30)

「水原さん 僕達は神様じゃない
だから真実を知るときも受け入れるときも……
努力が……そして覚悟が必要だと思いますよ」


出典:Q.E.D. 証明終了 《コミック》/講談社コミック(月刊マガジン)/加藤元浩/11巻38P
キャラ:燈馬想

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
ファンサイトとしては我、証明せりがダントツ。導入から考察までここですべて事足りますええ。

★2001年12月4日(火)

葉子ちゃんって昔はかわいかったんだ……今と違って。
「なにかおっしゃいましたでしょうか☆」
なんも言ってません。だからその物騒な広辞苑はしまってください。

というわけで看板娘の木乃葉子ちゃん、TKROOMにて永遠さんのオリジナルSS「ぱにっくめもりーず」の第36話にゲスト出演してます。設定年代の都合で12歳。今と違って、片手で広辞苑を操るような真似もせず大変かわいらしいですええ。見るべしできれば第1話から。

特設掲示板にて「ライトノベル要約選手権」「まいじゃーコミック要約選手権」開催中です。


  ▼本日の木乃葉子ニュース▼

■第5回ライトノヴェルズ好感度アンケート開催中LightNovelsCROSSROADより )
あら、こんなに濃厚なアンケートが今までにも開催されていたとは全然知りませんでしたね……。
怒涛のごとく溢れる125タイトルはいわばライトノベラーへの挑戦。みなさんぜひアンケートに参戦、いえ参加してみてくださいね☆
17日まで受付です。特に20歳未満の方、よろしくお願いしますとのことですよ?
少々CGIのレスポンスが重いそうなのでそこだけお気をつけ下さい☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「Q.E.D.」→bk1→amazonは、おすすめミステリ漫画です。詳しくは今回説明を省略しますが、気になる方はまいじゃー認定をご覧下さい。11巻まで来てパターンに陥るということが未だない点もひそかな重要な作品かもしれません。

さて、本日の名台詞ですが推理というのは人の行動の奥底を暴きだすこと、心理の裏側をつつく行為なわけです。ですから遊び半分で首を突っ込んでいいようなものではない、とまあそんな感じかな。
(01/12/4)

「ずいぶん時が流れた感じ・・・・・・
いろんなものが変わって・・・・この街ももう私の知らないトコになってる・・・・
君も変わった?
少しは楽しく生きられるようになった?」

出典:Q.E.D. 証明終了(コミック)/講談社コミックス(月マ)/加藤元浩/12巻231P
キャラ:アニー・クレイナー

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

ファンサイトは我、証明せり。がおすすめです。

★2002年7月22日(月)
『トンボさんはいずこ☆』

相変わらず雲隠れ。困ったものですね☆
いつまでも戻ってこないと勝手に新企画を立てちゃいますからね☆


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■白泉社My文庫新人作家募集 その親切心
ええと、要は原稿を募集しているのですが投稿する方へのアドバイスがやたらと具体的なので取り上げてみました☆
思わずニヤリとできますよ☆ あ、意外と本質をついてもいるので冷やかしたいわけではありませんから☆

■一部の読書人に捧げる!「本読みHP」
もともと読書感想文は1行読めば書ける!を見に行ってみておもしろかったので、他を閲覧したところこれもなかなかでした☆
あいうえお順による懇切きわまりない読書ガイドは必見です☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

Q.E.D.→bk1→amazonは推理コミックです☆
推理のネタが少々変わっていて理系・数学的な問題も多く、人工生命に法廷劇・消えたクラシックカーの謎などバラエティに富んでいておもしろいですよ☆ 金田一をはじめとする多くの推理ものと違って、「愛憎ドロドロ・スプラッタ一辺倒」でないという時点でかなりの特徴と言えると思います☆
特にミステリ関連を読まれる方は、ぜひとも読んでおいてくださいね☆

台詞解説は手抜きしちゃいますのが、後半部分がポイントですね☆ 人生楽しく生きないとダメですよ☆

「あんた達気をつけてしゃべんないと人が死ぬよ」

出典:Q.E.D. (コミック)/講談社コミック(月マ)/加藤元浩/15巻140P
キャラ:水原可奈

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
ファンサイトは我、証明せり。に行けば間違いなし。初心者向けの紹介から、元ネタの考察まで至れり尽くせりです。

★2003年5月26日(月)
『今更』

今更ですがようやく1巻が手に入ったので、一時期話題になっていた「エルフェンリート」を読んでみました。
…………エイリアン9を連想するなこれ。特に第1話はなんというか……ある意味すごいかも。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ライトノベルは昔、書き手・読み手ともに三年で入れ替わっていくジャンルだった(5/25の日記より)
ええと、とりあえずひとつだけ反応してみますね☆
いろんな人の話や、2ちゃんねるで交わされる会話内容から判断するに、絵を基準としてライトノベルの購入を決定する層は今のところ完全に固定層として存在していると思います☆ 絵師は間違いなくライトノベルの売り上げを大きく左右していると思いますよ☆

■一千億の理想郷 本格ミステリ定義集成Mystery Laboratoryより)
本格ミステリの定義についてあれこれです☆
「先生〜、私は未だに新本格とやらがなんのことだかわかりませーん」
へっぽこライトノベル読みには不要な知識です☆
「……確かにその通りだけど、なんか腹立つ」

■広辞苑におけるマニアとオタクの意味(5/25の日記)カトゆー家断絶より)
広辞苑によると定義がはっきり差別化されているようです☆ 不覚にも今まで気がつきませんでした☆ まだまだ精進が足りませんね☆
「さしずめ葉子さんは広辞苑オタ……」
ドキャ。
こんにちは、広辞苑マニアの木乃葉子です☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

Q.E.D.→bk1→amazonは、本格派の推理コミックです。推理の内容が殺人事件から人工生命やら盗難事件やら学園内の小事件やら幅広いので、読んでいてあきません。
最近になってだいぶ知名度があがってきたようですが、本格ミステリ好きの方で、まだこのコミックに手を出してない方はかなり損してます。半端な小説読んでるよりもこっちのコミックの方がよほど有意義なミステリであると断言しますので、即刻ゲットしてきましょう。
もちろん読み物としても良質です。……ちなみに私は読み物として楽しんでますええ。

さてさんざん持ち上げてといてなんですが、本日の台詞はシリアスのかけらもない台詞です(^^;
とある数学理論について「わかりやすい」友人の説明を聞き終わった体育会系少女・可奈の感想ですね。学生時代には何度生命の危機を味わったことか……。

「あんたわけわかんない。
いっつも燈馬と一緒にいるくせにつき合ってないとかさ……」
「それとこれとは……」
「あんた怖いんじゃないの? そういうの認めるの……」
「違う!」
「じゃあなによ! わかるように言ってくんない!?」
「えーーっ!?
ん〜〜〜〜〜〜

そうだ……
言葉で説明できないんだ」
「なによそれ!」
「だって無理だよ
それにはまだ……
名前がついてないんだから」

出典:Q.E.D. 16巻より
キャラ:峯岸&水原可奈

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年9月19日(金)
『今日こそは!』

昨日は昼ごはんさえ食べにいけず監禁状態でした(泣
本だけが心の支え〜てなわけで、灼眼のシャナ2〜4巻一気読みとか、Q.E.D新刊とか、北村薫のスキップとかで正気を保っております。帰る、絶対今日は早く帰ってやるっ!

つうわけで火霊さん、なんとか今日発送できるようにします(^^; へろへろだ……


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日もお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

Q.E.D.→bk1→amazonは推理コミックです。
金田一少年の事件簿は推理漫画の開拓者として、名探偵コナンは一般層・低年齢層に推理コミックを認知させた立役者として功績がありますが、純粋にミステリを楽しんだりもしくは人がごろごろ死ぬだけの殺伐とした話はもうたくさん、という方にはこのコミックこそが最高である!と断言します。
序盤こそ普通の殺人事件が多いですが、3巻あたりから車の盗難事件とか失せもの探しとか嘘をついているのは誰かとか、日常起こりうるちょっとしたミステリなども数多く登場し、とにかく話が多彩で飽きさせません。MIT出の天才少年と、体育会系元気少女のコンビも注目です。

さて、それでは本日の名台詞。
これネタバレ?とか思いつつ、推理以外の要素の中でよかった台詞をご紹介です。


九官鳥刑事

すぐに人質を解放すれば取り調べの時のカツ丼は上にしてやるぞ!

出典:九官鳥刑事/電撃文庫/阿智太郎/180P
キャラ:中山

「九官鳥刑事」は、いわゆるバカ小説です。冒頭でいきなり強盗犯に殺されてしまった主人公(警察官)の意識が、九官鳥の中に入ってしまい……。
実はバカ小説、かなり好きなんですが、この小説の場合はまあ可もなく不可もなく、といったところでしょうか。あまりにも展開が定型なので、ラストの展開にしても物語中盤ですでに見えてしまう辺りが残念なところです。

当然ながら、論理的な話の流れなどあってないようなものですが、一応台詞の背景としては、人質を盾にしてたてこもった犯人に対し、敏腕といわれる刑事の説得がこれ。
ちなみに反応がなかったので追い討ちとして、「よし特上にしよう」と畳み掛けています(笑)。……どうせなら寿司でもとってやれよ。

究極超人あ〜る

わたしは誰の挑戦でも受ける!

出典:究極超人あ〜る
キャラ:とさか先輩

ネタに詰まった時は、とりあえず古い作品を狙う(笑)
それにしても私にとっては、長い事漫画とはつきあってきたけど今だにあ〜るを越えるテンションの作品にはお目にかかった事ありませんねえ。偉大なるかな、あ〜る!!

台詞に付いては見たまんま。戦い好きなとさか先輩の半ば口癖になっているような言葉です。しかしもし現代にこう言う事を言うと、いきなり背後から撃たれて終わりかも(^^;)挑戦者に恵まれていてよかったですね……。

おにいさま、あなたは堕落しました

出典:究極超人あ〜る   キャラ:あーる・デコ

これは……思い当たる節がありすぎて、耳に痛い言葉です(^_^;)

ぼかぁ、もうボロボロです

出典:究極超人あ〜る   キャラ:間垣剛

今の状況です(苦笑)
ちなみに出典は、例によって無茶をやるあ〜るの手により、生徒会執行部とのバレーボール対決で、なんと背の高い間垣を文字通り「壁」に使ったという……。
そりゃぼろぼろにもなるでしょうよ。

ばかもの! 角があったら曲がらねばならんのだっ!!

出典:究極超人あ〜る(OVA)   キャラ:とさか先輩

不滅の「究極超人あ〜る」。今回はOVAよりのお届け〜。
あの作品については、必ずしも傑作とはいい難い部分もありますが、とさか先輩となりはら博士については大変よく表現できてるんじゃないかと思うです、はい。

この台詞については、「あ〜る」自体話の筋を追うのが無駄な行為なんですが……。
あ〜るが光画部一同を自転車に乗せて、得意の快速でとばし、大急ぎで目的地に向かっているときのこと。とさか先輩が曲がる方向についての指示を出しているのですが、よく聞くとなぜか角という角で必ず曲がる指示を出していて、本来の目的地とは違う方向に。
それについて問いただすと、返ってきた答えがこれです。
……とさかのひねくれぶりがいやでもわかってしまう、実にいいエピソードだと思います(笑)

だーいじょうぶ! まーかして!

出典:究極超人あ〜る   キャラ:鳥坂

影の、というか真の主人公、というか「あ〜る」といえばとにかくこの人、鳥坂先輩の口癖。あの裏づけの全くない(笑)、無茶な自信はいったいどこからくるのであろう。謎がいっぱいである。でも好き。ここまで言われてしまうと、全く根拠のない言葉でも信じたくなって、こない?

たわばさん、わたしは19年間連勝を続けてきた男ですよ

出典:究極超人あ〜る   キャラ:とさか先輩

無理・無茶・無謀、さらに先天的にえらそうな無敵の男、とさか先輩。
その裏づけのないえらそうな態度の一端が見られます。話の経緯は……もともと筋書きのない話だから省略!一応新部長の小夜子をめぐる話でした。
意味はまるでありませんが、えらそうな態度をとるにはこれくらいの虚勢が必要だと言う見本ということで……(笑)

葬らん!!

出典:究極超人あ〜る   キャラ:とさか先輩

いちおう読みは「ほうむらん」です。
筋書きなどないに等しいですが、新一年生の部員獲得をかけて変則野球対決となった光画部。豪腕を誇る間垣との対決で、とさかがバットを振りぬく際の気合い!
要は「葬る」と「ホームラン」の掛詞なんですが、妙に気合が入ってて大変よろしいんではないでしょうか(笑)

なお、余談ですがおばかの「IME98」は「ほおむる」を変換すると「頬ムる」しか出てきません。おーい(´ー`)┌
ちったあATOKを見習え!(今は使ってないけど)

わたしは……もとは、自転車のはずなのに、どーしてこんな姿になれるのでしょう

出典:究極超人あ〜る   キャラ:ゴーテンキング

ギャグ漫画の、しかもあ〜るの初夢のことに筋をもとめるのが間違いではありますが……。
いわゆる戦隊もののパロディですね。
敵と戦っているとき、自転車のゴーテン号に乗って、変形すると「なぜか」ロボットになってしまうという……。悩むな、ゴーテンキング、それが社会と言うものなのだ(笑)

婦女子に自爆のロマンがわかってたまるかーっ!!

出典:究極超人あ〜る   キャラ:なりはら博士(成原成行)

一応……舞台は、光画部対生徒会のエキシビションマッチ。場を妨害?するなりはら博士に対し、生徒会長は排除を試みますが、見事に返り討ちにあってしまう……無理に文章化するとこうなりますが、ま、忘れていいでしょう。
読んで字の如し!
なりはら博士は、なにかというと爆発するものを作る傾向がありますが、そのルーツがこの辺からうかがえますねー。自爆のロマンですって(笑)確かに熱血アニメで自爆はお約束ではありますが、ね。

いったなーっ!!このもっこりパンツっ!!

出典:究極超人あ〜る   キャラ:大戸島さんご

あーるにおいて常識人などは「ほぼ」存在しない。よって光画部が写真を撮らず、夏の暑い日にプールで泳ごうと思ってもごく自然なことなのである。
しかし、相方のしいちゃんは色気でプールに入るのを許されても、さんごは色気が足りないので許してもらえなかった(笑)
で、小学生扱いされて怒ったさんごは水泳部員に対し、こんな暴言を吐くのでした。しかしスゲー表現だなこれ(^^;)

定められた時間に前後2時間ずつのはばをとる光画部時間は世間の常識だぞ

出典:究極超人あ〜る   キャラ:とさか先輩

読んだ通り(笑)

非常識の殿堂、光画部ではいろいろ非常識がまかりとおっていますが、これもそのひとつ。撮影旅行の集合のため、7時に待ち合わせ場所に来た新人3人。でも先輩たちは一人も現れず、9時前になってようやく参上。遅刻を責める新人たちに対し、こう言うわけです。
……めちゃくちゃだよ、これ(笑)
臆面もなく「世間の常識」といってのけるあたりが、さすがにとさかというところでしょうか。
でも、もし将来的にサマータイム復活の日があるなら、光画部時間が日の目を見る時が……あったら怖いです(笑)

粉砕バットは必需品だ! 光画部の命だぞ!

出典:究極超人あ〜る   キャラ:たわば先輩

こ台詞の舞台は、新入生3人に光画部の活動内容について、講義しているときのことです。
現像液を満たすバットと金属バットを区別するために、わざわざ名づけられた粉砕バット。
(このネーミングがすばらしいですね(笑))
新入生は当然ながら「部活には金属バットは必要の無いもの」と認識すようとするわけなんですが、そこにOBの横槍が入る、という構図です。
金属バットが欠かせない、写真部っていったいなんなのでしょう……それは聞いたらおしまいってことで。

少年よ、これだけは覚えておきたまえ。
人間負けてしまったら負けだぞ!

出典:究極超人あ〜る/少年サンデーコミックス/ゆうきまさみ/8巻67P
キャラ:とさか

【公式サイト】ゆうきまさみのにげちゃだめかな

うぃっす、帰還しましたです。本日よりは、通常どおり毎日更新に戻ります。

「究極超人あーる」は、不条理ギャグの傑作です。
密かに大きいのは、全9巻なので、間延びして展開がだれることなく終わっているというのもあります。
光画部と言う割には、あまり写真を撮っていませんが(笑)、それはまあギャグの宿命というものでしょう、はい。

さて、本日の台詞です。
実を言えば、この台詞は現在の自分の心情を表すために選んだようなものでして……。
有明の某イベントに「つい」行ってしまい、「つい」あれこれと狩ってしまい、「つい」よけいなところまで足を運んでしまった自分は「負けた」人間だなあ、と。
そう、人間負けてしまったら負けなのです。この台詞のポイントは、一度負けたら引き返せずもはや手遅れである、というところにあります(^^;)(00/8/16)

「総製作費せんきゅーひゃくはちじゅーえん!!」
「なんです、それ?」
「見てわからぬか。殺人破壊光線砲よ。
1980円でこんなものが作れるのは、世界でもわたしだけだ!」

出典:究極超人あ〜る/少年サンデーコミックス/ゆうきまさみ/7巻178P
キャラ:成原博士&鳥坂

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
本日は全然調べてないですこめんなさい。

ただ今旅行から帰りました。
とりあえず無理矢理毎日更新という事実を作ってるだけです(^^;
詳しくは18日分の更新にて。

「究極超人あ〜る」は、春風高校光画部(いわゆる写真部)の面々が繰り広げる学園ギャグ漫画です。一応部活ギャグなんですが、あんまり写真撮ってないからあえて学園ギャグとしておきます。
本来まいじゃーで紹介するような知名度の低い作品じゃないんですが、まあたまにはよしとしてください。相当濃い作品ではあります。私の高校時代のバイブルでした(笑)

本日の台詞は、マッドサイエンティストの成原博士が、光画部の部室に乱入した時のもの。
博士、確かにあんたはすごい。
コストパフォーマンスよすぎ。ただしちゃんと稼動さえすれば……。 →bk1
(01/9/17)


吸血鬼のおしごと

泣き出してしまえと声がする。その誘惑に負けそうになる。
でも、だめだ。
私は、泣いてはいけないのだ。


出典:吸血鬼のおしごと/電撃文庫/鈴木鈴/片瀬優/2巻186P
キャラ:レレナ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】Aquarium

特記事項はなし。

★2002年7月13日(土)
『旅に出ます、というほどのものでもないですが……』

一泊旅行に出かけます。
一応ノートPCは持っていきますが、なにせ行き先は「島」なんで、AIR−Hが生きてるかどうかは微妙。よって今日のチャット参加できるかどうかはかなり微妙です。日曜の更新が遅れる……のはいつものことですね(^^;

唐突ですが、無性にI’veの音楽を聴きたくなってきました。さてさてどこにCD情報とかあるのやら……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■『それが世界の選択である』 www.kuroitsuki.com
掲示板で教えていただきました☆ newtype8月号に、真っ黒な背景に欠けた月、そしてurlの記された謎広告がありました。そこにアクセスすると……これは何の布石なんでしょうね☆
ちなみにアニメーションが終わったあとも、画面のあちこちにマウスを動かすとメッセージが表示されるんですよ☆
全メッセージを紹介しておきますね☆
●「最初に模様ありキです」 ●West b-24 ●「スカウトはな、これはこれでいい仕事だぞ」 ●「ねえ、お菓子作ってきたんだけど、食べる?」 ●「…苦しいときには、歌を歌いなさい」 ●「せかいは、良くなるのよ。ぜったいに」 ●Augast,9-11 ●lat,40°N, ●広き視野の中、人は集う ●RONDE ROBE ●「柴村に挨拶はない」 ●「言っておきますけど、私は甘くないですからね」

■アニメ「十二国記」夏休みに一挙放送カトゆー家断絶より)
第2部予告編も合わせて、第1部14話を8月5日から8日にかけて、一挙放送とのことです☆ この機会を利用してご覧下さいね☆

■『十二国記の世界展』を名古屋・星野書店近鉄パッセ店(8/2〜8/16)、京都・ブックストア談(8/16〜8/25)で開催FANTASY Bookmarkより)
お近くの方はどうぞ☆
「やたー名古屋だ! 行くったら行く」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

吸血鬼のおしごと→bk1→amazonは、まったり風味な吸血鬼もの、でした1巻までは。どこでどう変化があったものか、2巻でいきなりダークな展開に切り替わっています。一応まったり風味も健在ではありますが、私の希望としてはこのままダーク方向に突っ走ってほしいかな、と。
でも嫌がる人のほうが多そう……(^^;
関係ないですが、ダブルブリッドの続きも早く出ないかなあ。

本日の台詞解説。
まあ詳しいことはネタバレなんで書けませんが、つまりは「泣く」という行為は信頼感とかの表れであったりします。逆に「泣かない」という行為は、意地の表れであることが多いわけで。
レレナが泣くことを必死に我慢しているのは意地に他ならないのです。やせ我慢という簡単なレベルではなく、そうすることで自己を保っていると。たかが泣く、されど泣く。


狂科学ハンターREI

泰山より流れ来た龍脈は、一度溜まるは筑波山。筑波法印たる祈りの極に力得て、螺旋を描いて皇居に至る! その道筋に巻き込むは、大いなる火と土中に眠る金の精、水を生じて木を為し、土の連環にすべてを宿す! 疾っ(ジャイ)!

出典:狂科学ハンターREI/電撃文庫/中里融司/3巻192P
キャラ:扇桜

【直営サイト】多摩ハイランダー総監部
同人も含めての関わった作品の解説はなかなかよいのでは。

「狂科学ハンターREI」は、その名の通りSFなアクションです。ギャラリーを経営する画商とは仮の姿で、その実体は人類の現代科学を大きく逸脱して完成された「いきすぎた科学」たる狂科学を破壊するハンターの姫城玲。
そしてこの狂科学を独占して利益を為す秘密結社「黄金の薔薇」。主人公玲の、秘密結社に対する闘いを描いています。見所としては、まあいろいろと登場する狂科学でしょうか。
ただしバカ小説の系統ではありません。こういう話ってバカ小説に落ち着くことが多いので、かえって珍しいかも……。この手の怪しげな科学理論に目がない人ならよいかもしれませんね。イラストを小畑健さんが担当しているため、イラストで転ぶという手もありかも。

さて、台詞の解説です。
この狂科学をめぐる勢力に自衛隊の戦史研究室というところが絡んできまして、まあ細かい点をはしょるとおおむね味方です。
この味方の中に、風水使いがいて風水を発動する際の詠唱がこの手の台詞(その都度違う)なんですが、なんかこう……いいんですよ雰囲気がすごく!
結局のところ、小説における呪文と言うのははったりのようなもので、詠唱の文句一つで盛り上がりが全然違ってきます。その点この台詞ははったり効果ばつぐん。いかにも風水!ってノリであるのがポイント高いです。実はこの作品で一番印象深いのは、この風水シーンだったりします。ああ非道い(^^;)(00/6/22)

強救戦艦メデューシン

「信じられないわ、みんな勇敢に戦っているのに、どうしてそんなこと堂々と言えるの。この臆病者!」
「馬鹿よりは臆病者でいたいわ!」


出典:強救戦艦メデューシン (小説)/ソノラマ文庫/小川一水/絵師:こいでたく/上巻185P
キャラ:エルメ・クワント&アルテ・フランベル

【作者直営サイト】小川遊水池
【絵師直営サイト】
なし
ちなみに絵師のこいでたくさんですが、99年で更新が止まってますがないよりましということでプリモ亭WWW支店というファンサイトあります。

★2003年2月18日(火)
『さぼってました(汗 』

いやその。だらけてましたごめんなさい(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■零崎双識の人間試験・第6話公開

■滝本竜彦『超人計画』第2話:輝ける明日へ
管理人より:君は刻の涙を見る、かも(T-T)

■万引少年通報、是か非か 書店主悩む
■書店における万引きに関するアンケート結果概要(PDFファイル) (みすらぼより)
ここで注目したいのはアンケート資料の1店舗における年間平均被害額が約210万円ということですね☆
「書店の税引前利益が10%程度で、万引きによる被害は売上高の1〜2%って……しゃれになってないよこれ……」
書店の敵は殲滅するしかありませんね☆ 死線を殴って破壊です☆
「あれってガラスみたいに壊れるんかい!」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

強救戦艦メデューシン→bk1→amazonは……
はっきり言っておきます。
萌えません。勇者もいません。爽快な大逆転もありません。コメディ要素も皆無。そのうえキツイ描写が満載なのでぬるい小説を読みたい方はこの本を手に取る必要はありません。
それでも。
私はこの本を強くおすすめします。下手すると電撃ゲーム小説大賞とかその辺の作品をさしおいて。
全長180mにも及ぶ大型航空機で戦地に赴き、非武装突撃装甲車で救命活動に当たる強行救命戦艦メデューシン。その中の一等看護婦であるアルテを中心とした第911医療衛生大隊第39看護班の活動を描いたものです。
条約で攻撃を受けないという建前にこそなっているものの、危険極まりない戦地で彼女たちが見ているものは……。

本日の台詞解説。いきさつはあえて触れませんが、ただただ目の前の患者を救うのみで戦争に対する疑問を持ってはいけないのか?そういう意味合いの台詞になります。
通常のライトノベルの台詞とは逆ですね。
「臆病者より馬鹿になれ!」というのが名台詞のお約束みたいなものですから。それでもやっぱりこの作品においては、こういう言い方こそがふさわしいと思うのです。

「あなたは!
誇りある軍隊の兵士なんですか? それともただの人殺しなんですか?」


出典:強救戦艦メデューシン (小説)/ソノラマ文庫/小川一水/絵師:こいでたく/下巻284P
キャラ:シーナ

【作者直営サイト】小川遊水池
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年5月3日(土)
『小川一水プチ特集 その1』

最近ややメジャー系よりな台詞とかを紹介する傾向があり、「これはいかんなー」という想いがひっかかっていたわけで、自戒の意味も込めてプチ特集など組んでみました。

小川一水さんは私が今思いつく限りにおいては最強のまいじゃー作家です。おもしろい作品を書く作家さんはいっぱいいますし、一風変わった作品も世の中には少なからずあります。
しかし小川さんの出す作品はことごとく「そこでこう来たか!」というまいじゃー心をくすぐる設定が非常にうまい!
例を挙げてみましょう。
こちら郵政省特配達課→bk1→amazon(絶版くさいので古本を入手するしかないかも……)と続編である追伸・こちら特別配達課→bk1→amazon
郵政省の「なんでも運ぶ」特配課が、どんな無茶な荷物でも配達するお話ですが……ここでちょっと考えてみましょう。民間の運び屋があの手この手でいろんな荷物を届ける話、というのはコミック・ライトノベルではよく見かける題材で珍しくもありません。
しかし、官(つまり国)の側が採算度外視してどこへでも・なんでもお届け、という”逆転の発想”は他に類を見ません。
またここほれONE−ONE!→bk1→amazonでは、ずばり穴掘り。特殊な地質調査会社の活躍を描いたれっきとしたSFです。これもやはりSFネタで脚光を浴びそうな話題とはおよそ無縁な話と言えるかと(^^;
流行の主流とはちょっと離れ、テーマも一見した派手さに欠ける傾向があります。しかし他の作家さんの到底真似できない着眼点から書かれた、どれもこれもまいじゃー的な魅力に溢れた作品群、それが小川さんの作品なのです。

とめちゃくちゃ中途な状態で以下その2に続きます(^^;


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

ごめんなさい、情報収集をさぼってしまいました☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

強救戦艦メデューシン→bk1→amazonは、並みの爆撃機よりも巨大な空飛ぶ軍用病院艦の活躍を描いたお話ですが、すいません詳細は明日のプチ特集その2でするということで……(^^;


台詞解説は、治療行為を妨害しようとする敵兵に向かって言ったものです。そもそも兵士は人殺しであるわけですが、それでも命はすべて尊いという当たり前のことについて本質を突いた台詞です。

「危険が怖くて強救戦艦なんて飛ばしていられるか」
「前から思っていましたからね。こんな立派なおもちゃで、わが軍兵士だけを救うのはもったいないって。シン人にもこいつの価値を教えてやりますよ」


出典:強救戦艦メデューシン (小説)/ソノラマ文庫/小川一水/絵師:こいでたく/下巻257P
キャラ:?(強救戦艦の各艦長)

【作者直営サイト】小川遊水池
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年5月13日(火)
『つ、つかれた……』

うーへろへろ。新職場の環境に慣れるまではかなりの神経戦になりそうな予感が……帰りも遅くなりそうだし(^^;
掲示板レスとか思い切り遅れてますがお許しを。昼休みにレスが打てなくなったのはかなり痛いので、なんか解決策を考えてみます。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■まんが王倶楽部小説TOPICS 〜小説TOPIC 2003年上半期〜ダメぽ~足跡より)
ふふふ、お主侮れませんね☆
「……ほほう、このラインナップは確かに」
キーリ→bk1→amazon、12月のベロニカ→bk1→amazon、導きの星→bk1→amazon、とまあこの辺は比較的ライトノベル読みなら押さえていると思われますけれど、強救戦艦メデューシン→bk1→amazonパートタイムプリンセス→bk1→amazonを持ってくるあたりがよいです☆ いいお友達になれそうですね☆
この2作は改めてまいじゃー認定レベルの傑作としておすすめしておきます☆

■最新の電子辞書を使いこなそう FANTASY Bookmarkより)
最近トンボさんが購入を考えて悩んでいるようなのでリンクしてみました☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

強救戦艦メデューシン→bk1→amazonは、稀有な存在といっていいでしょう。医療系のライトノベルです。それもかなりの大風呂敷。大型の爆撃機よりもでかい巨体を持って戦場に突入し、味方であろうと敵であろうととにかく治療して命を救うことを目的とした空飛ぶ病院飛行機、強行救命戦艦メデューシンの活躍を描いた小説なのです。
まいじゃー好きならこれを読まないと!!
いやはや小川さんの作品は毎回選ぶ題材がすばらしすぎです。ええもう一生ついていきます(笑)

で、まあ本日の台詞は台詞自体としては平々凡々という気がしなくもないですが、メデューシンの性格を表すためにあえて採用してみました。


虚数霊

「この時代に、骨董を盗もうたぁ愚の骨頂
金品欲しさにに刃物使おうって邪な心が品物に映って価値を下げるだけさ
いいかい 今のモノの値打ちはね
その物が人に愛されているか
逆を言えば人の価値はいかに愛せるかなんだよ
己の卑しい人品に恥じ入りな!!」

出典:虚数霊 (コミック)/バーズコミックス/むらかわみちお/1巻89P
キャラ:佐藤レナ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし

特記事項なし。

★2004年7月30日(金)
『ますます運命のタロットが読みたくなってしまいました(^^; 』

まだ電撃h&p申し込んでない。ピンチかも。
日本語入力できないというトラブルに見舞われ往生。さんざん再起動とか繰り返した結果、どうやらATOKが原因と判明。しょうがないのでとりあえずIME使う……時間食ったなあ。

さてでは気を取り直して。
事前にお勧めも受けていたんですが、どっちかというと店頭でのタイトル一目ぼれで購入した虚数霊を読了してびっくり。
骨董屋の少女が主人公で、モノにやどる思念を虚数であらわすうんぬんというSF的ストーリーなんですが……え? 皆川ゆか!? ……もしかして運命のタロットが虚数うんぬんの元ネタですか!?と驚きのまま本日の台詞へと続く。

書評リンクの件で反応とか対応とか。はやっ!
ではちょいとだけ。すいません、きっちり書いておかなかった私が悪いんですがbk1のトラックバックシステムとか書評wikiとか各地の試みは存じてます。bk1については残念ながら現状感想の数でamazonに大きく水をあけられてしまっている上に、システムがほとんど利用されてないのであえて取り上げませんでした。また、自分からトラックバックを返して書評登録しないといけない、そういったシステムは技術的な問題抜きでたぶん転びます。(←反論を受けて訂正。元発言を消すのはアンフェアなのでしません。運営中の企画に水を差すような発言申し訳ありませんでしたと謝罪いたします)あ自動巡回による取得(例えばblogmapのような)を前提とするか、ボタン一発で登録できる仕組みを整えた後で主な書評サイトに片っ端から声をかけまくるかしないと、確実に頓挫すると思う……と言いたかったのです。最大の敵は『面倒』、これに尽きるのではないかと。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

虚数霊 1巻


虚数霊→bk1→amazonは、モノに宿る人の思念の存在が「虚数精神論」により証明された世界。強い酸性雨により灰燼と化しつつある東京とその周辺を舞台に、骨董屋を営む少女・佐藤レナとAIのくうは今日も人の想念のこもったモノと向き合います。

えーとSF&癒し&骨董ですかね、無理にキーワード化するなら。この三者の融合もそれはそれでおもしろいわけですが、この作品で自分が一番惹かれたのはそこじゃありません。作品世界では冒頭に皆川ゆかが提唱した「虚数精神論」が……というネタ振りがあります。
ここで一部のライトノベル読みならしっかり反応したでしょう。私も実際に読んだわけじゃないんですが、その存在は知ってます。
運命のタロット&真・運命のタロットが元ネタかー!!
くそう、運命のタロット絶版だから読みたくても読めない。ずーっと探してるけど見つかりません(ヤフオクは論外。アホみたいなプレミア価格でさすがに踊らされる気にはなりません)。近くの図書館でも当たってみようかな……ほんとは復刊してくれると一番なのですが。
というわけでそういうものが下敷きになってるという時点で十二分に買いでしょう。物語もいい感じ。AIのくうがかわいいっ!<嘘は言ってません

それでは本日の台詞解説。
要はモノに精神が宿る世界というのをはっきりさせたかったのもあってこの台詞を引っ張ってきました。こんな感じでモノに宿る想念によって価値が左右されてしまう骨董品という設定がおもしろいです。まさに愛は強し。


巨乳ハンター

巨乳ーうハンターっ!!

出典:巨乳ハンター/少年サンデーコミックスペシャル/安永航一郎/いろいろ
キャラ:恭塚まさ子/巨乳ハンター

【直営サイト】なし
ファンサイトとしてはこちら、ニッポン無脊椎時代がよろしいかと。でも中身は未確認。

新年早々……とうとうやってしまった……。
このようなとんでも作品をネタにするとはなんという罪な……(汗)。
未成年の方・女性閲覧者の方、とりあえず謝っときます。いやでも後ほど解説しますけどこの作品はマイナス描写もなければ、全然やらしさを感じないものなのでご容赦くださいっ! あああ石を投げないでーっ!

さて。
気を取り直して作品紹介に行ってみましょう。
「巨乳ハンター」は、貧乳の女子高生・まさ子が巨乳の戦士?巨乳ハンターに変身し、いい気になっている巨乳の女子のパイ拓をとって懲らしめるというなんというかこう脳みそがとけそうな内容のお話です。
この作品の特徴としては、主人公も敵役?の登場人物も女性であることが大きいです。明るく能天気に巨乳をめぐって争っているので、たぶん同性の方が読まれても不快感は感じずただただ笑えると思います。あそこまであっけらかんと胸出されたらエッチもくそもありません。
巨乳が好きかどうかという個人的な好みまでは責任もてませんが……(^^;)
ノリとしては「究極超人あーる」に近いものがありますね。
私は連載当時は知らないんですが、一応天下の少年サンデーに連載されていたんですよねこれ。なんともはやすばらしいことです。ギャグ漫画には詳しいぜと自負される方ならば、これはぜひとも目を通しておかれるべきかと思います。まいじゃーな逸品。

さて、本日の名台詞。
これ解説の必要ないような……。
巨乳ハンターが登場するときと戦い終わって立ち去るときにこのような雄たけびをあげていくのですが、なにも帰り際まで強調せんでも……。
ついでに登場シーンの際の変な笑い声にも注目です。「ひゅーほほほほほ」ってこれじゃ妖怪だ(笑)(01/1/4)


桐原家の人々

「十六年前、俺を見捨ててくれて本当にありがとう。心から感謝します。いくらお礼を言っても言い足りません。こんな家に引き取られることにならなくてよかったとつくづく思います。おかげで今の俺には世界一の家族がいるんです」

出典:桐原家の人々/C☆NOVELS(中央公論新社)/茅田砂胡/絵:成瀬かおり/171P
キャラ:桐原零

【作家直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
専門のファンサイトはないみたいですね……。デルフィニア戦記関連ならいくらでもあるのですが、あえてリンクは張りませんでした。

「桐原家の人々」は、ご家族コメディです。つまりはホームコメディなんですが……その設定された状況のすごいことすごいこと。家族構成があまりにも複雑怪奇で、起こる事件も意表をつくものばかり。この作品で先を読むことは「不可能!」と断言しておきます。
家族構成について言ってしまったらネタばれでおもしろくなくなるので、詳細は明かせません。
ただ、出生の秘密でよく「実は本当の家族ではなかった」といか「どこぞの王家の姫」だったとかあるじゃないですか。あんなものはこの作品の前では「ごめんなさい」とばかりに逃げ出すしかないでしょう。それくらいに破壊力のある作品です。場当たり的な設定じゃなくて、かなり細部まで検討してありますね、これ。こんな家族いねえ!と思いつつげんぐんひきこまれこと確実です。
私的にはかなりおすすめ。まいじゃー認定もしてましたね、これ。
基本がコメディなので深刻にならず気軽に読むことが出来ますし、それでいて「家族の絆」ついて考えさせられるよい作品だと思います。重い作品を読んで沈んだ後の復活用にぜひどうぞ。ちなみに、もともと角川ルビー文庫で出版されたものを、単行本で再出版してますが、ボーイズ・ラブものではないのでご安心下さい(笑)

それでは本日の台詞解説といきましょう。
台詞の人物は桐原家の長男である零。彼は桐原家に養子としてきていて、実家が別にあったわけですがその実家からの決別を告げているシーンです。
背筋が寒くなるような皮肉ぶりです。それだけに零が、今の家族をどれだけ大切に思っているかということが対比としてよく浮かんでいると思います。でもほんと、桐原家の人々は世界一ぃ!だと私も思います、はい。(01/2/1)


ギルティギアゼクス

「なんか凄くて速くてよくわかんなかったけど、ヤラレんのも早かったなぁこの人」

出典:ギルティギアX/サミー工業/アークシステムワークス/勝ち台詞より
キャラ:メイ

【公式サイト】guiltygearx.com
キャラクター紹介とかコマンド表とか、必要なものはひととおりおいてあります。

これ、目で一度見ただけなんで台詞の細かいとこは違っているかも……。

「ギルティギア ゼクス」は対戦格闘ものゲームです。最近続編ものだらけで新味がないところに登場したので新鮮に映りますが、基本はそれほど変わっていません。ダッシュとかが自由自在に出来るのでその辺は気持ちいいですが、慣れないとわけわからんまま負けちゃったりするかも。
このゲームの一番の特徴はとにかく演出がど派手! 特に一発逆転技の一撃必殺技は一度は見ておくと目の保養になるので(笑)、後ろで眺めてみるかもしくは対戦台じゃないものを一生懸命探してみましょう。
余談になりますが、これ開発したアークシステムワークスって「プリズマティカリゼーション」の開発元と同じなんですねえ。今度はてっきり哲学する対戦ものかと思ったら違ってました(笑)

んで、台詞の解説ですが、メイと言う海賊っぽいかっこうの見るからにお子様な女の子キャラクターがいまして。
それにあえなくやられた時に目にした台詞がこれです。
人によってはめちゃくちゃむかつく台詞かもしれない……ただそれだけ。そもそも今日は台詞自体が脱線気味なので、ついでに脱線してしまうと、同じく対戦格闘ゲームの「KOF2000」でヴァネッサの勝ち台詞が「若いのね。テクニックもだけど」はなんだか大変誤解を生みやすい危険な台詞の気がします(爆)(00/7/24)

追記:メイはジェリーフィッシュ快賊団に所属しています。ちなみにこの世界では天然記念物 とかした日本人です。ちなみにこの台詞は相手がチップ・ザナフ(忍者ですばやい)の時 です ――エクスーシュさん、情報ありがとうです。(01/10/14)

ギルティギアイグゼクス

「ヨーヨーに死角はないんですよ☆」

出典:ギルティギアイグゼクス (ゲーム)/サミー/アークシステムワークス/絵師:?/ブリジット勝ち台詞より
キャラ:ブリジット

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
今日は明らかなサボリですええ。

★2002年6月12日(水)
『ささだあすかファンへ』

また聞き情報ですが、LaLaDX7月号で、ささだあすかさんの「パジャマでごろん」2巻が8月5日発売決定だそうです。
実は私自身は「パジャマでごろん」のみ未入手なのですが(^^; 、ささだあすかさんの一連の作品はどれもいいんですよええ。詳しくは十夜さんささだあすかさんファンページをご覧あれ。

TOP絵クイズ、予想通り?はたまた予想外?に正解者がいますので、12日を持って締め切りとし、晴れて元ネタを公表したいと思います。クイズに答えようと言う方は本日中にメールください。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■旧ヨコハマ買出し紀行OVA(のDVD)が2000円で!
『SME・VWのアニメDVDがお手頃価格の2000円』という俺ニュースのリンクを見に行ってみたらこれも対象でした☆
「破壊魔定光とかもいいなあ……」
とりあえずリンク先をご覧下さいね☆

■WEB版アニメーション『BLAME! Ver.0.11』、6/14(金)正午より配信スタート。最後通牒・半分版より)
「わくわくどきどき」
天国と出ますか、地獄と出ますか☆

■講談社的著作権
ええと、仮想敵をどの辺に想定しているのかはわかります☆
「でもめちゃくちゃ対象が広い範囲だな。感じ悪い……」
とりあえずまいじゃー推進委員会は、講談社の主張と関係なく判例などを考察した自主基準に基づいて運営しています☆

■「朝の読書」実践校が9000校を突破
こういう行為は読書嫌いを増やすのであまり好きではありません☆
「夏の読書感想文とかね。強制しても無駄だって!」
広辞苑を読ませるとか☆
「間違いなく読書嫌いになるからそれは却下」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

ギルティギアイグゼクスは、対戦格闘ゲームです。派手です。それとアニメーションがやたら豊富で、しゃべりまくります。
で、ヨーヨー使いのブリジットが気に入ってなんとか対戦でそこそこ勝ちを拾えるくらいまで修行をしたわけですが……。
たいへんな勘違いをしてました。
てっきり「ヨーヨーに資格はないんですよ」だとばかり思ってました(^^;
いや、でももしかして国際ヨーヨー連盟とかあるのか!?
ということを言いつつ、要するに今日は手抜きですすいません。


銀河英雄伝説

あのとき提督は、ひとりの女の子の心に絶対的な信頼を植えつけることに成功なさいました

出典:銀河英雄伝説   キャラ:フレデリカ・グリーンヒル

今もって田中芳樹作品の最高峰(だと思う)銀河英雄伝説より。
場面はフレデリカに対し、ヤンがイゼルローン攻略戦の成否を聞いたときに、いやに自信ありげに成功の確信をうたうもので、ヤンが不審に思って聞き返したことへの答え。
好きなんですよねえ、この場面。
なんかほのぼのしているというか、フレデリカのヤンに対する信頼感がよく表れているというか。
またあえて私と言わずに「女の子」と言うところもポイントですね。
たいして冴えた表現ってわけじゃないけど、なかなかいい表現だと個人的には思います。

「まだ夢を見たりない?ラインハルト」
「……いえ、もう十分に見ました。誰も見たことのない夢を十分すぎるほど」

出典:銀河英雄伝説   キャラ:アンネローゼ&ラインハルト・フォン・ローエングラム

例の台詞ですねえ、はい。
まあ今更ネタばれでもないだろうと思い書いておくと、宇宙を制しながら若くして病に倒れたラインハルトが、死への床の中、姉に向かって言った台詞です。
姉にとっては、皇帝といえどただの弟。宇宙を征服するという大事業も「夢」でしかないわけです。
……で、このような表現が生まれたんですが、さて一体この台詞に日本全国何人のラインハルトファンが涙したのやら……。

ごめん、フレデリカ。ごめん、ユリアン。ごめん、みんな……

出典:銀河英雄伝説   キャラ:ヤン・ウェンリー

言わずと知れた、傑作スペースオペラ。
背景は……ヤンの「あの」シーンでの台詞です。読んでない人にはネタばれなので、あえて舞台を書きませんでした。8巻半ばのあの台詞と言えば、わかる人にはわかるはず。
なんと言うのか……こういう場面においても謝る言葉が口をついて出てくるところが、いかにもヤンらしいと言えばらしいです。

ラインハルトさま、宇宙を手にお入れ下さい。それとアンネローゼさまにお伝えください。ジークは昔の誓いを守ったと……

出典:銀河英雄伝説  キャラ:ジークフリード・キルヒアイス

ラインハルトの親友にして、腹心キルヒアイスが銃弾に倒れたとき臨終での台詞。相当「泣いた」(女性)ファンがいたらしい。銀英伝の中で、名場面ベスト3をあげたらまちがいなく入ってくるであろう所。作者をして、「早過ぎた」と言わしめた死。やっぱ最後までかっこいいっす、キルヒアイス。
予断だが、キルヒアイスについて考えるときは、常に某漫画「いいひと」の主人公が浮かんできてしまう……。

あなたはもう失うべきものを持たなくなってしまったわね、ラインハルト

出典:銀河英雄伝説   キャラ:アンネローゼ

田中芳樹作品の中で、長編シリーズとしては唯一!完成している銀河英雄伝説。しかし、その銀英伝ですら本当はあと外伝2冊であるはずだったんですよね……もはや一生待っても出ないことは確実ですが(^^;)

ラインハルトが、自分の狭量さから、自分の半身ともいうべきキルヒアイスを失い、自失状態でいるところに投げかけられた言葉です。
失うものがない、と言うと後はもう上るだけのような前向きなイメージを浮かべますが、もっとも大事なものは永久に戻らない、と暗に言っているわけで、この前後のシーンで涙した人もいるのでは。
(あ、涙するのはもうちょっと前のシーンか(笑))

あれを見たか。おれは一生、この光景を忘れられないだろう。疾風ウォルフが泣いているぜ……

出典:銀河英雄伝説/徳間ノベルス/田中芳樹/9巻221P
キャラ:カール・エドワルド・バイエルライン

いろいろ悩んだ末、掲示板で話題のあったこのネタから。
「銀河英雄伝説」は……説明の必要あるとは思えませんが一応。銀河系が長い間、自由惑星同盟と銀河帝国という、ふたつの勢力に分かれて争っていた時代に、同時期に2人の天才が現れた。ひとりは同盟に生を受けたヤン・ウェンリー。ひとりは帝国貴族として生まれたラインハイト・ミューゼル。ふたりの戦争の天才を得て、銀河の歴史は大きく動き始める……。
後世の歴史家から見た視点、というスタイルで戦争を戦略レベルから描いた画期的なSFであり、壮大な人間ドラマの楽しめる大河的作品であり、田中御大唯一の『大作として完結した』作品です(^^;)
でもほんとは外伝は4冊ではなく6冊出るはずだったのは有名な話……。

もはやネタばれは気にせずと言うことで解説します。
一番の親友であるロイエンタール提督の反乱を鎮圧することになったミッターマイヤー・通称『疾風ウォルフ』は、この救われない親友との戦いに勝ちます。戦いの途上に傷ついたロイエンタールは遺言を残し、この世を去り、あとに残されたミッターマイヤーはすべての指示を出し終えた旗艦上で、ひとり背を向けうつむき……。
その光景を見た部下の独り言です。何度想像してもくるものがあります、これ……。

「コーネフ家はな―――」
「この二〇〇年間、犯罪者と役人を身内からだしていないのが自慢だったんだ。
自由の民だ。自由の民だぞ! それがなんだ、よりによってスパイだと!
いっぺんに両方か!」


出典:銀河英雄伝説/デュアル文庫など/田中芳樹/絵師:道原かつみ(デュアル文庫版)/253P
キャラ:ボリス・コーネフ

【作家直営サイト】なし
【絵師直営サイト】ねこまたぎくらぶ
田中芳樹さん関連のサイトとしては、批判系ですが田中芳樹を撃つ!が一部では有名です(コメントは勘弁してください)。道原さんのサイト、絵を書く人には「写真屋の手先」なるコンテンツが参考になるかも?

投稿名台詞第8弾、きはらさんからです。

作品はちとめじゃーすぎかな?
発言者はヤンの幼馴染にしてフェザーンの独立商人ボリス・コーネフ
ルビンスキーから情報工作員となり自由惑星同盟へ行く事を命じられた際にあとで事務長に愚痴ったセリフ
なんかこう魅力的な軍人さんらの魅力的なセリフも多い作品ですが そんな中で妙に心に残ったセリフです

管理人注) 言わずと知れた有名作品。一応解説すると……
「銀河英雄伝説」は銀河帝国と自由惑星同盟という宇宙の2大勢力の興亡を描いた壮大なSFです。2人の戦争の天才、ヤン・ウェンリーとラインハルトを中心としながら、さまざまな戦争・政治・人間ドラマが描かれる傑作です。ストーリーは言うに及ばず、読むと登場人物の誰か一人くらいにはすっ転ぶこと請け合い。何度か新装版が出ていて、最近ではデュアル文庫から出ています。田中芳樹さんの作品群の中では個人的には最高傑作だと思ってます。ちなみに次点が「ウェディングドレスに紅い薔薇」。別枠が「薬師寺涼子」(笑)。(01/3/15)

「皆さん、楽しくやってください」

出典:銀河英雄伝説 (小説)/徳間デュアル文庫その他/田中芳樹/絵師:道原かつみ/?
キャラ:ヤン・ウェンリー

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年4月5日(土)
『三奈子さまのCGがみたいっ!』

妹の山口真美さんとのツーショットとか。
みたい、ああみたいみたいみたいみたいみたい。
最近巡回しはじめたFOMALHAUTさんとか描いてくれないかなあ……(あ、こちらのサイトはdiary見るの必須ですええ)

予約特典の情報からEVER17PC版の発売予定日は5月16日とのこと。心と予算の準備を怠りなく。NEVER7PS2版の発売日がいつになるかも気になるところです。
加奈〜いもうと〜(仮)も気になってますが……。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■ヤン・ウェンリー名言録バーチャルネット転校生・双海詩音16歳よりそのようなサイトはないはずだと思っていたら、Democratic Siteの日記による特集なのですね☆
「ネタバレがなくもないですが、まあこの作品はネタバレで魅力の減る類の作品ではないのでよろしいかと」

■十二国記-ネットRPG(仮称)-カトゆー家断絶より)
詳細はまだ明らかにされていませんが、Webブラウザとe-mailで楽しむものとのことで今後の情報が楽しみですね☆
「内容が全然想像つきませんが……まさかプレイヤー全員が海客ということもない、よなあ?」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

銀河英雄伝説より。説明不要なSF。SFというよりは架空戦記or戦史とでもいったほうが適切?
地球から宇宙に生活空間を広げ、銀河帝国と自由惑星同盟という2大勢力に分かれて争う人類。何百年も散発的に戦いが続き、こう着状態に陥った戦況に、ほぼ同時期に現れた2人の天才によって、戦局は大きく動いていくことになります。
一人は帝国から。「常勝の天才」没落貴族の出身であるラインハルト・フォン・ミューゼル。一人は同盟から。「不敗の魔術師」ヤン・ウェンリー。
この2人を中心としながら、さまざまな戦闘・経済戦・陰謀などなどが繰り広げられることになるのです。
政治的にも「最高の独裁」vs「最低の民主主義」という皮肉に満ちた政治体制が登場するのでぜひぜひ一読をすすめます。
もちろん名台詞も満載ですええ。

さて、台詞の方はヤン提督の必殺技、「2秒スピーチ」です。やたら長話が好きな人々には、ぜひともこれを見習っていただきたく思います。


銀河観光旅館 宙の湯へいらっしゃ〜い!

「……ねえ、鬼姫。嘘ってよくないよね?」
「え?」
「嘘をつくって悪いことだと思う。でも、もし、それが誰のためで、本当のことをいうのが、その誰かを傷つけることになるとしたら……ともだちも、コロナ先生も、それに鬼姫もさ、オレが嘘をつくのを、やっぱり責めるか?」


出典:銀貨観光旅館 宙の湯へいらっしゃーい! 《小説》/電撃文庫/あらいりゅうじ/絵師:みさくらなんこつ/178P
キャラ:熱海三助&鬼姫夕子

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】ハースニール
本日は特にコメントなし。

★2001年12月19日(水)

まいじゃー推進委員会からのクリスマスプレゼントの募集は19日いっぱいで締め切り。まだの人は急いでメールくださいなー。

そうそう、購入したノートPCですが、東芝のDYNABOOKでT3/480CMEです。HDは2OG、セレロン800Mhz、メモリが256M。長時間PCを使う事が多いんで、最終的にみなさんに教えてもらった情報をもとに安定さを第一に選んでみました。しかし仕事が忙しくて、箱すら開けてない状態なのですよ……あぅぅ。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■秋山完のソノラマ文庫「吹け、南の風[1・星戦の熾天使]」は今月発売(みどりやさん、掲示板での情報提供ありがとうございます)
個人的にはまっているのに、兼業作家のためなかなか作品が拝めない秋山さんの待望の新作が今月発売ですね☆
「天象儀の星」の巻末に載っていた年表によれば、「ペリペディアの福音」の8〜9年後が舞台のお話なんで、もしかして一部キャラの再登場があるかもしれませんね。
……もしかして既に店頭に出回ってませんか、これ?
そんなわけで風化したトピックもたまには許してくださいね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

「銀河観光旅館 宙の湯へいらっしゃーい」→bk1→amazonはラブコメです。
以上、説明終わり。
……いや、だって、ねえ?
一応ストーリーはお人好しがとりえの少年のところに、突然現れた身に覚えのない幼なじみの正体は?うんたらかんたら。てな感じですが。
萌え系の絵です。(絵で買うという選択もありかも)
100%ラブコメだけで成り立ってる話です。
正直に言ってまいじゃーで紹介するような傾向の作品ではないので、特におすすめしません。地雷踏んだとか追求受けても困るので(笑)
ラブコメ好きならどうぞ。

本日の場合は台詞が気に入ったので、紹介してみたわけですええ。
要するに「嘘も方便」、テーマとしては大変よくある台詞なので、特にコメントはありません。
(01/12/19)

追記・なお台詞の「もし、それが誰のためで」はおそらく「誰かのためで」の誤植だと思われますが、原典がそうなっているのでそのままにしておきます。


銀河聖船記

「骨さえも残らない。どちらも同じだ。けれど、彼女は人間である」

出典:ディアスの戦士(銀河聖船記)/ソノラマ文庫/岡本賢一/絵:鈴木雅久/133P
キャラ:ベルドネス

【作家直営サイト】猫丸の国
【絵師直営サイト】なし
…岡本さんの裏サイトに行くためのクイズがおいてあるんですが、……これ解けないよ、普通……。岡本賢一ファンならぜひ挑戦してみてください。基本的に著作を全部読んでないと歯が立ちません。ちなみに私はまだ「甘い」ので挑戦権すらないようで(^^;

AI愛好者に捧ぐ。

昨日の名台詞、解説文とかに手を入れました。台詞も追加分があるのでよかったら過去の名台詞のほうに目を通しておいてください。

「銀河聖船記」は、とりあえずSFです。あくまでもストーリーを描くことが主体のSFなので、濃いSFは苦手な人でもお楽しみいただけます。
ストーリーがなんだか説明しにくいのですが、基本的には銀河帝国の圧政に苦しむ人々を解放するために、非暴力をもって立ち向かうリナという少女が主人公のお話。
亜人種のアドラの住処の上に、ある日突然コールドスリープのカプセルが降ってきます。なかから出てきたのはまだ13歳の少女・リナ。リナは超級の戦艦ディアスで長い間コールドスリープされていたのですが、帝国の圧制に抵抗するものによって奪われようとしたのでした。リナはなにか大きな切り札を握っているようなのですが……。
白状しますと、1巻の「ディアスの少女」では特に何の感銘も受けませんでした。普通のSFだなあ……とまあその程度の感想しかなかったのです。ちょっといいかもと思ったのは、「ディアスの戦士」以降なんでsの辺も念頭においておくとよいかもしれません。

で、2巻ではAI出ますAI。
「またか」と思ってますか? いやしかしもはや私にとってAI萌えなのは仕様の一部になってしまっているため直りません(笑)
なにはともあれAI萌えという観点から行くと、この台詞はかなり秀逸であると言えます。
帝国軍の人工知能であるベルドネスは、空間転送技術を使用できるため、殺人に荷担したことがあります。「人を灰も残さず焼却してしまう」という要求に人工知能は淡々と応えます。ただし、この人工知能は人を焼却処分するのに「焼却炉に放り込め」といわれた指示には従わず、「太陽の黒点付近」に送り込もうとします。
同じ死に至らすとしても、人としての尊厳を守りたいと考えているこの姿勢がなんとも言えず印象的な台詞でした。(01/2/28)

「――あなたは、私の子供です――
この一行が、私につけ加えられた十一番目の基本原則です。私は今まで、この言葉の意味が理解できませんでした。私は機械です。創られた機械です。私は今まで、この原則の本当の意味を理解していませんでした。私はあなたに命令されるまま、多くの命を奪いました。そして、自分の母親を自分で殺しました。そしてまた、兄妹であるリナを殺そうとしました」
”なにを言っているベルドネス! おまえは機械だ! 創られた機械だ!”
「私が人間になることを母が望んでいます。原則の十一はその証です」


出典:ディアスの戦士(銀河聖船記)/ソノラマ文庫/岡本賢一/絵:鈴木雅久/229P
キャラ:?

【作家直営サイト】猫丸の国
【絵師直営サイト】なし
もしも岡本さんの著作はほぼ全部読んだ!という自信のある方はぜひクイズに挑戦してみましょう。裏ホームページへの行き方がわかります。……私にはまだ無理ですが(^^;

予告どおり投稿名台詞は本日はお休みして自薦で行きます。あんまりさぼるとカンがにぶるから(笑)。なお本日はネタばれ防止のため同色で表示していますので、閲覧の際はマウスなどご利用ください。

「銀河聖船記」は、SFです。前回紹介してあまり日が経ってないので詳細はパス。気になる方は過去の名台詞から拾ってみてください。

本日の名台詞はAI萌え〜な方向けの台詞です。
台詞に出てくる基本原則の十一というのは「ロボット三原則」にあたるようなもので、AIのベルドネスの規範となるものです。あとは……感じてくれろ(笑)


さて、上とはなんの関わりもない脱線トーク。
ファミ通文庫の「ディジタル・ホームズ」は地雷です。
私のように地雷とわかっているのについ踏んでしまう物好きな方にはぜひご一読をおすすめします。
そうではなく少ない資金をやりくりして本の購入に当てているような方は手を出されない方が無難です。私は基本的に作品の長所だけをとりあげることを至上の命題にしていますが、この作品に関してはあまりといえばあまりなので悲劇の再生産を避けるべくここに記すことにしました(^^;)(01/3/9)

「それはきっと、リナちゃんの不思議な力のせいだよ。だいじょうぶだいじょうぶ。きっとなんとかなるさ」
「そうだな、そうとでも思わなくちゃ、やってらんねえな。まあ、いいか。ところでネズミ、なに観てんだそれ?」
「俺たちに明日はない」


出典:ディアスの戦士(銀河聖船記)/ソノラマ文庫/岡本賢一/絵師:鈴木雅久/34P
キャラ:ネズミ&アドラ

【作家直営サイト】猫丸の国
【絵師直営サイト】なし
岡本さんのサイトにはパスワードを解くと行ける裏ページがあります。が、あまりにもいったことのある人が少ないのでヒント。 以下の作品を読めば、パスワードは解けるはず。 (1)ワイルド・レインA 増殖 (2)ギガミリオンの幸運 銀河冒険紀 (3)アンデット・レディ 傭兵グランド(2) (4)ツインヒートシリーズ (5)それゆけ薔薇姫さま! 最低4つわかればあとは消去法を使えば行けるはず。

本日はリトルボーイさんからの投稿台詞をご紹介です。

作品の解説は何回かされているし、知っていると思うのでしません。

この場面はアドラが絶対罠だと忠告していたにもかかわらず、リナは難民船を助けたのだが、アドラが心配していた罠はなく不思議がっていたときの、アドラとネズミの会話です。
このような感じの会話は他にも出てきますが、ここは個人的に好きなので出しました。この何気ない会話の中に妙な深さと、哀愁が感じられるのが好きですね。

管理人より:作品解説の必要な方は、過去の名台詞で銀河聖船記の項を見てください。この絶妙な間というか外し方がなんとも……。ちなみに俺たちに明日はないの解説。(01/4/5)


銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ

ジョシュア……自分の三倍も年上の男のことを、ぜんぶわかってるだなんて思わないだろう? どうだい?

出典:銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ/ハヤカワ文庫/大原まりこ/31P
キャラ:クジラ

本日も「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」よりいってみましょう。

クジラは何でもよく知っていて、主人公の少年の父親のこともよく知っていました。少年にとって、「鈍重で全く尊敬に値しない父親」が、実は駆け落ちした過去を持っていたことなど恥ずかしい以外の何者でもなかったのですが、そこでクジラに諭されるわけです。
諭し方がよいですね。ここでお仕着せがましく「長く生きた分だけうんたらかんたら」説教がましいことを言うでもなく、ただ事実だけを提示しているところに意義があるというか。

そら、人生の2パーセントがはじまるぞ、ジョー

出典:銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ/ハヤカワ文庫/大原まりこ/24P
キャラ:ガードゥス

「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」は……その名の通り、クジラが銀河ネットワークで歌っちゃうお話です……ってそのままですね、こりゃ(笑)
短編集で、表題作品の他にも5編の短編が収録されてます。今回は表題作品から。何度読んでもいいものはいい! の見本のような作品かな。
この短い文章の中に、SF的な感動が凝縮……と言ってはほめすぎ? ともかく短いので、立ち読みでもいいから一度は目を通しましょう。損はしないです。

この台詞は、体長10メートルの上、体を石のように変化させられる「生きた驚異」なクジラを主人公に紹介するときのものです。
前ふりとして、「いいか、よくおぼえとけ。人生の98パーセントはクズだよ。だけど、がっかりするんじゃない。残りがちゃんとあるんだからね、坊や」という台詞があって、2つで1セットということです。
この言い方は素敵です。ぜひかっこつけて日常でも使用してみたいものですが……アホ呼ばわりは必至でしょう、たぶん(^^;)

キング・オブ・ファイターズシリーズ

このジョー東様に勝とうなんざ、100万光年早いんだよ!

出典:キング・オブ・ファイターズ’94   キャラ:ジョー・東

細かい台詞回し違ってるかも。俺様たちにかとうなんざ、だったかも知れません。まあ対して違わないからいいや(笑)

対戦格闘アクションゲーム「キング・オブ・ファイターズ’94」より、餓狼チームを使用して、ジョー東でフィニッシュを決めたときの勝ち台詞ですね。
言うまでもなく1光年とは光が1年間かけて進む「距離」。
そう、「距離」であって時間ではないのです!!
おバカにも程があるというもの。ああ、無知っていやだなあ(爆)

へへ、燃えたろ?

出典:キング・オブ・ファイターズ’94他   キャラ:草薙京

いつの間にやら5作も出てるんですねえ、これ。KOF対カプコン出るから、99はないかもしれんけど。

あい、この台詞は対戦格闘ゲーム「キング・オブ・ファイターズ」シリーズの主人公、草薙京の勝ち台詞です。炎使いな彼は、指先に炎をともしつつこう言うわけ。
当時、この台詞で参った女性ファンがかなりいた模様です(笑)
余談ですが、自分の歪んだ生活基盤のせいか、この「燃えたろ?」が「萌えたろ?」に強制変換されてしまい、(IMEもそうなってる(爆))困っています。いや、でもナコルル萌え萌え〜、とかない?あ、ない。いいもん別に……。

超よゆうっち!

出典:キング・オブ・ファイターズ’98   キャラ:ユリ・サカザキ

ただいまプレイ中のゲームからのご紹介。「性能的には」すごいぞドリキャス!
でもなんでカッコがきなんだ?という点については、突っ込んではいけません。
「商売がど下手」なんてとてもとても!

……さてと。
これはKOF98において、ユリで勝利を収めたときの勝ち台詞です。
すでに「よゆうっち」の「ち」がなんだか不明ですが、さらに超がついて謎なことに(笑)。年齢の設定がたしか19歳だったんで、「早く落ち着けよ」と思わずつっこみたくなります。
ただもうそれだけ言うために選んでみました。
確かに勢いは感じられる台詞では、あります。

……あなた、私の名を言ってみて

出典:キング・オブ・ファイターズ98   キャラ:レオナ・ハイデルン

正直に言います。
なんもネタが考え付かなかったので苦し紛れです。
KOF98でレオナの勝ち台詞。
要約すると、
「あんた、だれに刃向かおうとしたかわかってんの?身のほど知らずにも程があるんじゃない?」
という意味です(^_^;)
こういう人が身近にいたらやですねー。お近づきにはあんまりなりたくないタイプっていうか。

テレポートいきまーす!  ……てへっ、やっぱり無理か☆

出典:キング・オブ・ファイターズ’99   キャラ:パオ

あ、土曜に更新をさぼったので、今日は贖罪のためにダブル掲載。これは第2弾です。

マイブーム、対戦格闘ゲームのKOF99。
新キャラパオの勝ち台詞です。
チームの先輩、アテナみたいにテレポートしようとして失敗してます。
ショタ好きのお姉さんがこの台詞を「聞いたら」確実にくらっといくことでしょう(笑)。試合前のデモ、だと、「いろいろ教えてください☆」とか言うし。ほんとーにかわいい!
余談ですが、SNKのパオのキャラ設定を見ていたら……大切なもの「B級ゲーム」嫌いなもの「大作RPG」。そうか、君もまいじゃーの一員だったのか(爆)

君の戦いは熱いな…。薔薇のように美しい俺は、熱さは苦手なんだ。

出典:キング・オブ・ファイターズ2000/SNK/?/勝ち台詞より
キャラ:二階堂紅丸

【公式サイト】SNK
ま、一応……。あ、ファンサイトでキンターズ2000の部屋は隠しキャラの技表はもちろん、なんと勝ち台詞や特殊デモを補完! 私のような台詞マニアには涙を流すくらい嬉しいところです、はい(笑)

「キング・オブ・ファイターズ2000」は対戦格闘ゲームです。
なにしろKOF94から毎年1作ずつ出ているのでさすがにマンネリ化しています。
自分が対戦をやっておいて言うのもなんですが、もはや新味はほとんどないと言ってもいいでしょう……。ストーリーもいかにもとってつけたようなシナリオですし。
対戦に関わる事はおいといて、このシリーズは対戦前の特定キャラの掛け合いや、特定キャラに対する勝ち台詞が違っていたりと、細かい演出に凝っています。そのため、キャラ好きな人(わかったようでわからないですね、この例え)が、家庭用でのんびりやってみるとなかなかおもしろいかもしれません。

えーと、これは単なる対戦の後の紅丸の勝ち台詞なんで意味もなにもあったものではないのですが、あまりにも「恥ずかしい」台詞なので載せることにしました。いや、もうはじめてこの台詞見たときは思わず赤面しちゃいました。(00/8/20)

KINGDOM

「じゃあ、お前の意見って何だ。あいつがお前に死ねと言ったら、死ぬのか」
「はい」
「……」
「何か理由があるんでしょうから。あの人は、友達というものをとても大事に思っていますから、その彼がぼくに死んでくれと言ったとしたら、ぼくにはわからなくても、きっとそれなりの理由があると思うんです・・・・・・。ぼくは彼を信じていますから、彼が死ねと言ったら死にます」


出典:KINGDOM/スーパーファンタジー文庫(集英社)/七穂 美也子/絵師:星崎 龍/4巻162P
キャラ:イル・ラピス&サラ・ソージュ(ちなみに男)

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】なし
すいません、未調査です。明日補完します……。

本日の名台詞はエレスさんからのご紹介なんですが……かなりのネタばれのようなので背景と同色系で掲載しました。(あえて同色にしなかったのは、最近ドラッグってなに?とか聞かれたから。なるほど初心者ならばありえることです)
が、以下の解説文については隠さないことにしますので見たくない人は読まないように。いいですね? 警告しましたよ?






「キングダム」は全5巻と外伝がひとつとあと(凶星ーいかなる星の下に)から(PLANET)−天王の策略 後編 まで全11巻まである異世界の物語です。

このセリフはイルの友達であり主人であるエア・フェリド(これが主人公)が敵の王女であり総大将のアウラに一目惚れしたかも知れないと思ったイルがエアに敵方に行こうと言いそのことに対してサラが「俺と敵同士になってもいいのか」と聞きイルが「あの人の側に、ぼくもつくだけの話ですから」という切り返しから上の台詞につながる訳です。

この台詞の中で「あいつがお前に死ねと言ったら、死ぬのか」という問いかけはけっこう聞くと思いますがこういう返答のしかたもありだと思いますがどうでしょうか?ちなみにこの後もいいんですがあまり長くなるとあれなので詳しくは読んでください。かなりお勧めします。
それと彼女の新しいシリーズで、占い師SAKIのシリーズです。 大学一年生の占い師早希が占いを通して周りの人に幸運を告げるという話があります。


管理人より:非常に申し訳ないことに準備段階で力尽きて熟睡してしまい調査が全然できていません。明日にでも少々補完する予定です。(01/4/17)


銀盤カレイドスコープ

今、全てが、リンクの支配者たる私の、手の中にあった。
……数瞬の間が空き。

堰を切った大歓呼――

今日ここから私の伝説が始まる。
そんな気がした。


出典:銀盤カレイドスコープ (小説)/スーパーダッシュ文庫(集英社)/海原零/絵師:鈴平ひろ/2巻159P
キャラ:?

【作者直営サイト】VIOLENT DOGS DIV.
【絵師直営サイト】
なし
特記事項なし。

★2003年7月26日(土)
『銀盤カレイドスコープにすっ転び』

第2回スーパーダッシュ小説新人賞で大賞を受賞した銀盤カレイドスコープ→bk1→amazonがおもしろかった! いやはや完全にノーマークで読むのが遅れてしまったんですが、こいつはすばらしい、まいじゃー認定級のおもしろさです。一人称形式とか主人公の性格の都合で評価が割れるかもしれませんが、私は強くおすすめしたい一作。

なんといっても題材がフィギュアスケート小説ですよ旦那! この時点で激しく興味をそそられた方もいらっしゃるかもしれません。
主人公は16歳の少女・桜野タズサ。オリンピック挑戦の座をかけてライバルと争っている最中の女の子で、とにかく一言多い。
あえてネタバレは避けますが、まず最初のとっかかりで意表をついてきます。コメディ調ですが切り口がちょっと新鮮でした。
で、てっきりこのままコメディ調のまま最後まで行くかと思ったんですが……かなり本格的にフィギュアスケート小説しています。
なかでもショートプラグラムやフリーの演技シーンは圧巻。リンクを滑る躍動感はお見事!(フィギュアの知識が全くないとシーン光景がわかりづらいかもしれませんが、それなりに雰囲気は伝わると思います)
表紙がいかにもその辺の萌え小説っぽく見えますが、中身は全然違います。スポ根ものと思ったほうが近いかも。イラストに騙された不幸な人にならないように本屋に走るべし。
注意事項。1と2の内容は完全に続きなので、買う時は2冊一緒に購入してください。1冊だけ買って様子を見るなんてケチな真似をすると続きが気になって後悔する羽目になりますよー。あと帯の煽り文句もなんだか安っぽい印象を受けてしまう一因だと思いますが(^^;、あまり帯はあてにしない方がいいと思います。読んで受ける印象が全然違うので……。そんなもので良作を見逃すのはもったいないですええ。

某所で「出すレーベル間違えてるっぽい」ってな意見がありましたが……それは当たってるかも(^^; はなから存在しないはずの萌えを強調されてもなあ。ともかく数日は銀盤カレイドスコープ信者と化して布教に努める所存。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

銀盤カレイドスコープ→bk1→amazonは、詳しくは上でさんざん語っているのでそちらをお読みください。
とりあえず本日は名台詞というかなんというか、ともかく滑り終わったときの主人公の心境です。

<タズサ>
「ん?」
<後悔しなければ、君の勝ちだ>


出典:銀盤カレイドスコープ (小説)/スーパーダッシュ文庫(集英社)/海原零/絵師:鈴平ひろ/2巻145P
キャラ:ピート・パンプス&桜野タズサ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
S-Three
特記事項なし。

★2003年7月27日(日)
『銀盤カレイドスコープ・感想続き』

昨日に続いて銀盤カレイドスコープ→bk1→amazonの布教活動を。

えーまずこの作品の特徴として、
●フィギュアスケートの描写が圧巻。(トピックに参考リンクあり)
●主人公の性格は傲岸不遜。
●1人称
●挿絵自体は萌え要素満載だが(笑)、ストーリーの恋愛要素が薄いため萌えにはあまり期待しないほうがよい
●実はスポ根もの。
●マスコミけちょんけちょん
●1、2巻は必ずセットで購入すべし。

とまあこんな感じでしょうか。フィギュアの描写のためだけにこの作品を買う価値は十二分にあると思いますが、密かにマスコミとの戦いも熱いです。詳しくは積読パラダイス銀盤カレイドスコープ感想ページへ(激しくネタバレなんで注意)。本職の言われることだけに説得力がありますね。
ともかくスーパーダッシュ文庫というのは正直日陰者の印象が強いので(^^;、がんばって布教に努めるです。ぜひこの作者さんの新作が見てみたいっ!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

ええと、トンボさんの布教活動を受けてフィギュアスケート関連のリンクなのです☆
■Cyber Figure Skating World
フィギュアの基本ルール解説や主な技をポリゴンによるGIFアニメで紹介していたりとわかりやすいです☆

■フィギュアスケートのページ
ジャンプの種類を見分けることに特化したサイトです☆ 銀盤カレイドスコープに登場したジャンプについて調べるにはここが最適かも☆

■ARCHWAY
こちらの選手名鑑を見ると、今までのフィギュアスケートにおける主な代表的選手を知ることが出来ます☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

銀盤カレイドスコープ→bk1→amazonは、昨日から上で語りまくっているのでそちらをお読みください。

では本日の台詞解説。
これからショート・プログラムに挑もうとするタズサへ励ましの言葉をかける、の図です。やるだけやったら、もはやうじうじ考えてもしょうがない当たって砕けろの精神を表した言葉ですええ。

「これ、覚えてるだろう?」
「実はこれ、魔法の砂時計でな」
「砂が全部落ちる時間は、4分だ。その間、世界はお前だけのものになる。何をしようと自由だ」


出典:銀盤カレイドスコープ (小説)/スーパーダッシュ文庫(集英社)/海原零/絵師:鈴平ひろ/2巻145P
キャラ:高島優司

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
S-Three
特記事項なし。

★2003年7月28日(月)
『銀盤カレイドスコープ・とどめ』

26日27日に続いて銀盤カレイドスコープ→bk1→amazonの布教活動。今や黙っていても自動的に売れていく電撃文庫と違って、スーパーダッシュ文庫は売り上げ・販売方針などに非常に危ういものを感じるので、ひいきしまくってもおつりが来るかと思われます(^^;

とは言っても3日目ともなるとさすがに言うべきこともなくなってきました。
この作品、主人公の徹底した傲岸不遜振りがいいです。それも一本筋の通った高飛車加減。その毒舌が心地いいですよー。

なにはともあれ。ぜひ購入してみてください(しつこいようですが1、2巻はセットで)。主に新作を拝んでみたい私のために(爆


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■滝本竜彦エッセイ「超人計画2」第1話

■姉妹物語(姉妹捏造機)、管理人募集中(お絵かき板始動キャンペーンより)
以前に一度紹介した姉妹の名前を入力すると、その名前で姉妹をテーマにした短文を作成するスプリクトですがこちらの管理人を募集しているとのことです☆ よろしければ名乗り出てみてくださいね☆

なおお絵かき板始動キャンペーンは現在も継続中です☆ お絵かきしてくださった方は、このトピック利用権をもれなく差し上げてますのでよろしければお絵かきしてみてくださいね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

銀盤カレイドスコープ→bk1→amazonは、昨日から上で語りまくっているのでそちらをお読みください。

では本日の台詞解説。
これからフリー・プログラムを滑るタズサへのコーチの激励。ちなみに4分というのはフリー・プログラムの競技時間です。

「貴方にとっては、私が引退した方がやりやすいんじゃない?」
「悪役なしじゃ正義の味方は輝かない。その逆もまた然り。そういうこと」


出典:銀盤カレイドスコープ (小説)/スーパーダッシュ文庫(集英社)/海原零/絵師:鈴平ひろ/2巻114P
キャラ:至藤響子&桜野タズサ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
S-Three
特記事項なし。

★2003年7月29日(火)
『お絵かき板盛況(^^)』

描けない人間が管理人している都合上、かなりびくびくものでしたがどうやら軌道に乗ってきたようでなによりです。絵を描けない方も時々のぞいて絵師さんに感想など書き込んでみてくださいね。そうするとリクエストに応えていただけるかもしれませんよ!


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■申込締切は8月8日まで! 電撃ヴんこ
電撃文庫創刊10周年を記念して作られた自前パロディ本「電撃ヴんこ」の通販締め切りが近づいてきました☆ 通販オンリー、郵便局による払い込みおんりーなので申し込む方はお早めにどうぞ☆
なお詳しい内容はリンク先をご覧くださいね☆
「……忘れてた(汗」

■本の万引き悪質化、集団で大量盗難  京滋の書店 自衛も限界
万引きというからガキが増長するのです☆ 今後は窃盗犯・もしくは強盗犯と呼称しかわいそうな人たちに引導を渡してあげましょう☆

■見直すとなかなか渋いところをついているまんが王倶楽部の小説TOPIC 2003年上半期〜
選定基準が意外と侮れません☆ 撲殺天使ドクロちゃんはとりあえず別格として、残りの作品はすべてまいじゃー的にもおすすめですよ☆
「ボーイミーツガールなカルドセプト創伝や、貴重な医療系ライトノベルの強救戦艦メデューシンを持ってくるあたりが心憎いですええ」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

銀盤カレイドスコープ→bk1→amazon……え、いいかげんしつこい? 「とりあえず」今日でいったん止めるのでご容赦を。

それでは本日の台詞解説。
要はライバルとの会話なんですが、自ら悪役と言い切るあたりがなんともよいです。

<いいかい、タズサ。失敗したら人生おしまい、って思ってるなら、その時点で既に、君の負けだよ。たとえ明日、たまたまミスなしで切り抜けられたとしても、ね>

出典:銀盤カレイドスコープ (小説)/スーパーダッシュ文庫/海原零/絵師:鈴平ひろ/2巻134P
キャラ:ピート・パンプス

【作者公式サイト】なし
【絵師公式直営サイト】
S-Three
特記事項なし。

★2003年8月10日(日)
『需要とは掘り起こすものである、と』

放っておくと知名度がないまま埋もれてしまいそうな銀盤カレイドスコープ。私はあからさまにひいきするのでありました(笑) そんなわけで下のトピック参照してください。

連絡事項。
名台詞スレが第5章に移行に伴い、リンク切れ状態だった名台詞の過去ログ、および関連スレである消えない声よ今、甦れ力へと(名歌詞スレ)の過去ログを復活させました。詳しくは名台詞スレ第5章をご覧ください。(実は過去ログの存在をすっかり忘れてました……)


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■銀盤カレイドスコープ感想リンク集
「とにかく読んでみて欲しい作品。私だけわめいていても説得力に欠けそうなんで(^^; 、感想リンク集作りました。なお布教に賛成の方は、直リンクでけっこうですのでリンクしてくださるとありがたいです」


  ▼本日の作品&台詞解説▼

銀盤カレイドスコープはさすがにもう語り尽くした感があります。これ以上はネタバレになっちゃうのでなにも言えないのが辛いところですね……。

さて、本日の台詞解説。
競技会直前、緊張に押しつぶされそうなタズサに喝を入れるピート。自分はスポーツに人生賭けたりした経験はないんですが、それでも印象に残る台詞でした。

<誰にどう叩かれようが、意地でも平然としてなくちゃ。それが君の選んだ生き方なんだから>

出典:銀盤カレイドスコープ (小説)/スーパーダッシュ文庫/海原零/絵師:鈴平ひろ/2巻132P
キャラ:ピート・パンプス

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
S-Three
特記事項なし。

★2003年8月14日(木)
『いいものを読まさせていただきました』

たそがれSpringPointに転載されていた、出所は不明のとある銀盤カレイドスコープ感想文
ぜひ読んでみてください、作品を既に読んだ方もそうでない方も。下手っぴな私の文章と違って作品の魅力が見事に伝わってきます。その
感想の中にこんな一文がありました。

>この小説は、ライトな読書家層よりも、もっと違う読書家層がそれぞれの視点で話のネタにしていいと思える小説。

願わくば、感想をご覧になって未だ購入までには至らない方にもこの傑作が読んでいただけますように。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■銀盤カレイドスコープ感想リンク集


  ▼本日の作品&台詞解説▼

性懲りもなく銀盤カレイドスコープ→bk1→amazonより。
いや、別に他の本読んでないわけじゃないんですが「これ!」というものがなかなか……。

試合前の緊張を隠しきれないタズサとそれをフォローしようとするピートのやり取り。この時、タズサの傲然としているようで意外と弱い内面を知っているとより深く納得できる台詞です。

「いいですか。貴方がた、普段は野球だサッカーだって、しょうもないスポーツしか見てないくせに……」
「いざオリンピックとなったら突然、何処からともなく湧いて出てきて、ロクな知識もないのに専門家面しちゃって。でも競技のコトなんて分からないモンだから、バカの一つ覚えでメダル、メダルって勝手に騒いで押し付けて。お尋ねしますが貴方がた、羞恥心、って言葉はご…」

出典:銀盤カレイドスコープ (小説)/スーパーダッシュ文庫/海原零/絵師:鈴平ひろ/vol.2 76P
キャラ:桜野タズサ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
S-three
特記事項なし。

★2003年12月15日(月)
『えーとりあえず……』

やっとこ更新の名台詞作品別データベースよろしくと再告知しつつ、トピックは昨日のままもう一日続行ということで。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■EMBRYO作品の総集編CD・EMBRYO Piano Works、冬コミで販売、ショップでの委託も
音楽(&ゲーム)制作サークルEMBRYOの総集編CDが今度の冬コミで販売になります☆ 解説本もつく豪華版なのです☆(実際の曲をお聞きになりたい方はこちらで試聴が可能です☆ 特にアトラク=ナクア幻想曲は必聴ですよ☆)

a.. CDタイトル:「EMBRYO Piano Works」
b.. 形体: 解説本(B5)+CD付(プレス)
c.. 編曲: クロヤ
d.. デザイン:ひろよ氏(アルトノイラント)
e.. 価格: 1500円
f.. 収録曲:

a.. Tempest of Grace 「偽りのテンペスト」(Hammerklavier)
b.. Armored Ladybird 「てんとう虫」(Hammerklavier)
c.. Sonata No.1, Op.5 (Hammerklavier)
d.. Piano Sonata No.2 'Reminiscences of AIR' 「AIR」(Virtuoso)
e.. Valtz, Op.7-1 (CD未収録)<某所公開済み
f.. Sonatine, Op.7-2 (CD未収録)<某所公開済み
g.. Funky Frank 「フランク長瀬」(Hammerklavier)
h.. Variation on Themes from 'TSUKIHIME' 「月姫」(Virtuoso)
i.. The Moment of the Determination 「月陽炎」(Virtuoso)
j.. Fantasia on Themes from the 'Atlach=Nacha' 「アトラク=ナクア」 (Hammerklavier)
g.. 総演奏時間:約70分

ちなみに某所公開済みというのは去年の4月バカ企画『いつもイケイケ青信号!』内に収録されているものです☆ クロヤさんによると今回生産部数1000部とのことですのでみなさん張り切って買いに走りましょうね☆


■讃えよ最強司書〜木乃葉子の宴〜
開催要項など詳しくはこちらをご覧くださいね☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

銀盤カレイドスコープ→bk1→amazonは、既に語り尽くした感がありますのが詳しくは感想リンク集に紹介文etcがあります。私的には2003年のベスト作品はこれで決まりかな。

台詞については……ま、マスコミへのきつーい一撃と言うことで。そのうちこういうこと言う選手が日本人の中から出てきてもおかしくはないと思います。

「カッコわる……」
「なんてザマよっ――!」

出典:銀盤カレイドスコープ (小説)/スーパーダッシュ文庫/海原零/絵師:鈴平ひろ/3巻104P
キャラ:桜野タズサ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
S-Three
特記事項なし。

★2004年1月25日(日)
『銀盤に舞う傲岸不遜』

3巻のリンク集作った方がいいかな……などと思いつつ。銀盤カレイドスコープ3巻→bk1→amazonの紹介は下で。

第2回マリア様がみてる人気投票開催中。
讃えよ最強司書〜木乃葉子の宴〜は12番、「少女と司書と本の旅人」をお届けします。コメディチックな話なんですが、なんか読んでて顔が緩んできますねー。
なお、宴への投稿期間を1月末日までとし、その後の1週間ほどで人気投票を行います(絵とそれ以外に分ける予定)。賞品として2名様に玲朧月さん謹製の木乃葉子写真集をプレゼントしますのでお楽しみに!<そういうことは最初に言え


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

本日はお休みです☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼

銀盤カレイドスコープ3巻→bk1→amazonは、私が銀盤カレイドスコープ感想リンク集など作って応援していた前代未聞フィギュアスケート小説の続編です。
今日のところはあらすじには触れずにおきますね。
私も含め、前作を読んだ人の大部分は『いったいどうやって続かせるのか?』と期待半分・不安半分だったと思います。なにしろ前作は見事なまでに綺麗に完結していて本来続編の入り込む余地はなかったからです。おそらく前作を書いていた時に、続編などという事は意識されていなかったはず。
そんな事を思いつつ3巻を読み始めたわけですが……
見事に不安は吹き飛びました。あのラストからよくぞここまでやってくれたという感じです。非常に楽しく読むことが出来ました。
今回も飽きさせないテンポの良い展開と、スケート描写は健在。タズサの傲岸不遜っぷりも相変わらずです(^^;

それでは本日の名台詞。
なんでこんなのが名台詞?と思われた方もいるかもしれません。あえてこの台詞を持ってきたのは、台詞が自身に向けられているものだからです。それも傲岸不遜、神をも恐れぬ毒舌美少女・桜野タズサの発言だから。
こういう台詞が本人の口から出てくるのがこの作品のいいところだと思うのです。

アイム、プリンセス、オブ、ザ、ワールド――

出典:銀盤カレイドスコープ (小説)/スーパーダッシュ文庫/海原零/絵師:鈴平ひろ/3巻248P
キャラ:桜野タズサ

【作者直営サイト】なし
【絵師直営サイト】
S-Three
特記事項なし。

★2004年1月26日(月)
『DVDレコーダー購入しました』

皆々様にアドバイスをいただいて悩むこと幾星霜。とうとう覚悟を決めてHHD&DVDビデオレコーダー購入に踏み切りました。助言を参考に選んだのは――
東芝・RD−XS41です。LAN接続して電子番組表予約できたり、編集機能が多彩なのが決め手になりました。アドバイスしていただいた方々、本当にありがとうございました! まだ操作の仕方もろくにわからない……大変だこりゃ。

第2回マリア様がみてる人気投票開催中。
讃えよ最強司書〜木乃葉子の宴〜は12番、「少女と司書と本の旅人」をお届け中。1月末までは宴への投稿は有効です。


  ▼本日の木乃葉子トピック▼

■3分でわかるトラックバックたそがれSpringpointより)
flashを使って3分で説明してくれるのです☆ 車を誘導する技術ではないですよ☆
「……あの。すごく寒みぎゃあっ!?」
またひとつ賢くなりましたね。それではごきげんよう☆


  ▼本日の作品&台詞解説▼



銀盤カレイドスコープ→bk1→amazonは、毒舌天才美少女である桜野タズサがフィギュアスケートの頂点を目指すスポコン小説です。シリーズを通してスケート描写の部分は圧巻。一読に値します。主人公のタズサが唯我独尊というか傲岸不遜というかとんでもない毒舌なので、その辺が引っかかる人もいるでしょうが『努力する天才』が登場する得がたい小説であることをご承知ください。
なお、今回の物語ではタズサがペアに挑戦です。あのタズサが!? どうなるのか今回も目が離せませんね。

それでは本日の名台詞。
考えてみればすごい台詞です。普通ここまで言えるか?と思わなくもないのですが、そこは毒舌・傲岸不遜・天才だけでなく、人一倍努力もしているタズサならでは言える台詞なんでしょうね。


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