"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1)
作者 :のむらみづき:野村美月
絵師 :竹岡美穂
デザイン:?
編集 :?
野村美月の新作、すんごいおもしろかったああああああ!!
迷うことなく赤枠おすすめで! さすが文学少女シリーズで一段レベルアップを果たしただけのことはあるよ!
本人は普通でいたいのに、目つきや人相の悪さ、赤茶けた髪で周りから恐れられ、本物の不良には絡まれ火の粉を払っている内に伝説級の不良扱いされている不遇の少年・赤城是光。
そんな彼が、わずかな接点をもっただけに過ぎない恋多き学園の”皇子”ヒカルの葬儀に参列したことから運命が回り始めた……
ゆえあって、主人公の是光はヒカルに憑かれてしまい、片時も離れることが出来なくなってしまう。そこで是光は、ヒカルに成仏してもらうためにやむなく彼の心残りであった出来事を解決するために協力することになるのだが……
主人公の是光、皇子であるヒカルをはじめとして、ヒロインの葵や式部など、出てくるキャラがいずれも非常に魅力的。
中でも十八番とでも言うべき、人物の「影」「負の部分」を描くことでそのキャラに深みが出てます。ヒカルとか、その典型といえるかも。物語においても同じで、非常に苦い部分を加えることでいっそう甘さも引き立つようになっているのです。
源氏物語がモチーフと言うことで、いろいろ憶測もできるのですがさてそうなると気になるのが式部帆夏のポジションですね。(前作のななせっぽいからとか、そういうことは一切関係ない、はずだ!)応援したいところなんですが、負け組じゃないよ、ね? がんばれ式部!
シリーズ一覧
『“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)』
『“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)』
『“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) 』
『特装版“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) 』
作品一覧
『”文学少女”と飢え渇く幽霊』
『“文学少女”と繋がれた愚者』
『“文学少女”と穢名の天使』
『“文学少女”と慟哭の巡礼者』
『“文学少女”と月花を孕く水妖』
『“文学少女”と神に臨む作家 上』
『“文学少女” と神に臨む作家 下』
『“文学少女”と恋する挿話集 1』
『“文学少女”見習いの、初戀。』
『“文学少女”と恋する挿話集 2』
『“文学少女”見習いの、傷心。』
『“文学少女”と恋する挿話集3』
『“文学少女”見習いの、卒業。』
『“文学少女”と恋する挿話集4』
『半熟作家と“文学少女”な編集者』
『“夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)』
『“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)』
『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』
『“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)』
『“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) 』
『特装版“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5) 』
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著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂 「泣いている女を、放っておくなんてできないんじゃなかったのかよっ!枯れそうな花には水をやるんじゃなかったのかよっ!だから教えてやれ!葵...
主人公の高校生の少年は、見た目がヤンキーなため、敬遠されていたりするが、何故か、幽霊に付きまとわれ、心残りを晴らす協力する羽目になる話。結構、ありがちな感じの話にも思え...
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