名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

新潮社

07/02/05 - の記事

僕僕先生

タイトル:僕僕先生(小説:新潮社)
作者  :にきひでゆき:仁木英之
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

第18回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。
以前おすすめされた時に、割と早い段階でネット書店に注文してあったんですが、売れ行き好調らしく品切れになっていてやっと先日手にすることができました。ちなみに私の手元にあるのは四刷。
(年は経ているはずだけど)外見は美少女仙人と、親が裕福なのであくせく働く必要を感じないいわゆるニート青年の二人によるロードノベルです。
さすがに文章は洗練されてます。舞台が中国でしかも扱ってるのは仙人・道士の世界なためもあってか二人は基本的に流浪するのみで、何かを与えたり失ったりということがあまりない。こののんびり感覚が持ち味ですね。
ちょっと強引ですがあえて言うなら中華版キノの旅というのがもっともわかりやすいかと。

06/11/09 - の記事

ボトルネック

タイトル:ボトルネック(小説:新潮社)
作者  :よねざわほのぶ:米澤穂信
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

すいません、やっと読み終えました……最近まで本が地層に埋もれてまして(汗

痛い、あまりにも痛々しい青春です。塩辛いなどという言葉ではこの読後感は表現しがたいです。
特に終盤の展開は吐血もの。いやそれぐらいグサッと来ます。