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“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)

タイトル:“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

あまりの凶悪な顔つきから、とんでもない不良と誤解され怖れられて友達ができないが、実は根は優しい少年・赤城是光。彼がとあるきっかけから、事故で早逝した学園で有名な美少年・ヒカルに憑かれてしまい、成仏してもらうためにヒカルの心残りを変わりに解決することになる……という青春&恋愛小説です。
源氏物語の筋書きとリンクさせながら話が進んでいくのが特徴。既に文学少女シリーズで定評のある、少年少女の感情の機微の描写を存分に味わってください。
ああ、あと切なさ、というのは野村美月作品では非常に重要なキーワードですね。

タイトルでおわかりのように、3巻に出てくるのは若紫。つまり身も蓋もない言い方をするとロリですええ。

ヒカルの次なる心残りは、なんとまだ小学四年生の少女だった!
一見たおやかで慎ましい美少女のように見えた紫織子は、その実とんでもなくしたたかな少女で、是光は弱みを握られ、ヒカルにも頼まれ、いやいや紫織子の面倒を見るのだが……。

周りにはロリコン疑惑をかけられ、さらに紫織子の家庭の問題など今回も問題はいろいろ。是光よ奮闘せよ!

ああ、それにしても帆夏はどんどんかわいくなりますね。是光のことが気になってしょうがないのに素直になれなくて、でもやっぱりピンチの時にはいち早く駆けつける。ななせ以上に破壊力があります。
葵もなんだか是光に対して再度距離が縮まっているような? 真ヒロインがこのシリーズ、わかるようで読みきれないので気になります。どっちとゴールするんだろう。いや、まさかどっちともつっくかないなどという第三の選択肢があるの、か?


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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 金曜, 2012/03/23 - 10:40

著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂 「言えよ!ヒカル、おまえは結局どうしたい?幽霊だからとか、これ以上俺や俺の家に迷惑をかけられないとか、しーこの気持ちとか、そういうのい...