名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

蒼穹のカルマ1

タイトル:蒼穹のカルマ1(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :たちばなこうし:橘公司
絵師  :森沢晴行
デザイン:?
編集  :?

空を翔ける害獣・空獣(エア)。人間は、空獣の死骸を利用して、空を飛ぶ天駆機関を使って空獣に対抗。
そんな世界で、特殊な天駆機関で空を自在に駆け、誰よりも多く空獣を屠ってきた騎士・高崎駆真の物語。

……には違いないんですが、ものの見事に予想の斜め上を行きやがってくれました。

普通、『ああ、この激強少女騎士と空獣の死闘が描写されるんだな』と思うでしょう。
ところがどっこいこの鉄面皮の少尉様、実は姪っ子を溺愛していて、姪のことになると我を忘れだだ甘、姪との一時を邪魔する者は全力で排除。
そして姪の授業参観に駆けつけようとする駆真に次から次に襲い来る災難! 災難については具体的に言いません。まあ私と同じようにあっけにとられて来てください。

そしてとうとう最後まで斜め上で押し切りました。
こんな力業、嫌いじゃないです(笑)
まあ変化球ではありましたがけっこうおもしろかったですよー。
「これはゾンビですか?」もそうですが、今月の新人は「これはゾンビですか?」といい、両方変ですね。


シリーズ一覧


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/3392
from 椎出日記 on 金曜, 2009/01/23 - 06:47

蒼穹のカルマ1 (富士見ファンタジア文庫) 作者: 橘公司 出版社/メーカー: 富士見書房 発売日: 2009/01/20 メディア: 文庫 富士見ファンタジア長編小説大賞準入選作です。つまり、デビュー作...