名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

“文学少女”と穢名の天使

タイトル:“文学少女”と穢名の天使(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

とにかくもう本が好きで好きで、本当に物語を「食べて」しまう”文学少女”である天野遠子先輩が、その豊富な文学知識を利用して起こった事件を解決する糸口にしていくミステリでもあり、ほろ苦い青春物語でもあります。
ミステリとはいいましたが、基本的にはほろ苦い青春模様の方がメインですね。
毎回、有名な文学作品と話の展開をリンクさせていくことで他のライトノベルとはちょっと違った雰囲気を作り出しています。14歳で小説家としてデビューし国民的話題となりながらも、一作だけしか書くことのなかった天才少女……の正体である「少年」・井上心葉が抱える心の闇と向き合っていく話でもあります。
これは読み人を選ばずおすすめ。本を読むことがもともと好きな人のラノベ入門用にも適してそうですねこれ。

……ああ、寝坊したばっかりに全然説明が足りてない(汗 また文章さりげなく修正するかも……


この作品の名台詞

――気づかないんじゃない。
――知りたくないだけなんだ。

→解説


「……っ! 誰なのっ、あなた?」
「わたしは、ご覧のとおりの”文学少女”よ」

→解説


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from 本を読みながら日記をつけるBlog on 火曜, 2007/05/08 - 12:46

井上は・・・・・・あたしの、初恋だったんだよ “文学少女”と穢名の天使野村 美月 竹岡 美穂 エンターブレイン 2007-04-28売り上げランキング : 128Amazonで詳しく見る by G-Tools