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桜木メルトの恋禁術

タイトル:桜木メルトの恋禁術(小説:MF文庫J)
作者  :もりたきせつ:森田季節
絵師  :Nino
デザイン:?
編集  :?

一部(私自身含む)には熱狂的なファンがいると思われる森田季節の新作。

この世にはびこる恋愛という悪魔を人間の心から追い出すことを使命とする、恋禁術師、桜木メルト。
彼女が人の恋路を邪魔するラブコメです。
なんていうかさすがはこの作者、ひねり方が一味違うというか、ほんとどこか斜め上な発想ですええ。

二宮七緒がずっと好きだった主人公・金沢大和は、彼女にまさに告白しようとしたその時にメルトの恋禁術にかかってしまい、二宮に「好き」と言えなくなってしまう。
その呪いは非常に強力で、告白できない体質になってしまった上に命の危険にさらされ、メルトと友情契約を結ばされ、助手となって無理やり恋禁術の片棒を担ぐ羽目に。
こんな状況で大和は、二宮に告白することは可能なのか?

と、まあこんな筋書きです。
こんな設定ですが、ちゃんとラブコメとしては成立してるのでご安心を。素直に好きと言えないパターンは数多く見てきましたが、好きと言いたいのに魔法で制限かけられてるとは……やってくれます。
生徒会長が、非常に残念な頭脳の持ち主というのもちょっと珍し……あれ、生徒会の一存の桜野くりむって性格が多少残念なだけで学力は普通だっけ……まあいいか。


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