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プリンセス・ビター・マイ・スウィート

タイトル:プリンセス・ビター・マイ・スウィート(小説:MF文庫J)
作者  :もりたきせつ:森田季節
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

設定が非常にややこしいため、そこら辺で読者層を限定しそうですが、青春ストーリーとしてはなかなかの読後感を味わうことが出来ます。
前作のベネズエラ・ビター・マイ・スウィートとは世界観が共通し、前作のキャラも登場しますが、主役は新キャラです。

タマシイビトに食事として自分と周りの人からに関する記憶を取られてしまうイケニエビト。イケニエビトは何度死のうと数年で蘇り、延々とタマシイビトの餌であり続け、またタマシイビトは定期的に記憶を摂取しなければ生きていけない。

とまあややこしい話です。
前作では主にイケニエビトの視点で話が進行していましたが、今回はタマシイビト側にスポットを当てているのがおもしろいですね。
たいていは前作を読んだ人が読者となるからか、ストーリーには以前ほど抵抗なく入っていくことが出来ました。
やっぱりわかりにくさもあるんですが、想像すると『実に絵になる』情景が展開していくのが特徴です。


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