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背約のキャバリアー

タイトル:背約のキャバリアー(小説:一迅社文庫)
作者  :むつづかあきら:六塚光
絵師  :zinno
デザイン:?
編集  :?

あとがきによれば、コンセプトは「竹取物語」&「悪魔召喚もの」だそうです。基本的には定番な、現代を舞台にした伝奇アクションですね。
ただし、魔力を得るために毎度毎度ヒロインを裸に剥いて、体の何処かに転移した魔方陣にキスをするという意味不明の作業が発生するのが特徴です。

うんアホだ。わけのわからないギャグセンスが突然炸裂するのもおなじみで、一見普通なんですが出てくる小物とかが「なぜそこでそれを出した!?」と時々なります。(むろん褒め言葉ですよ?)

あ、ちなみに世界観が「灰とリヴァイアサン」と繋がっているらしく、ちらっと関係を匂わせる描写がありますので、シリーズファンの方はチェックをお忘れなく。

琵琶湖沿岸の街・蛸生津市。17年前から、湖畔に虹色の霧が立ち込め、それに飲まれた者は誰一人返って来ないというそんな街に、4年ぶりに戻って来た少年・葵貴崎は、つい霧の中に入ってしまい、そこで化け物に襲われる。絶体絶命のピンチを救ったのは幼なじみの少女・竹花赫夜。しかし彼女は頑なに自分は別人であると言い張る。
やがて赫夜の戦いに、貴崎も巻き込まれて行く事になる……

身体へのキス、以外は極めて普通のアクションです。いやまあその設定がぶっとんでるわけですけどね! キスが魔法契約の条件、というのはよく見かけますが毎回キスしなければいけない場所が変わるとは……やりますね!


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「伏線はいろいろあうけど、基本的にはスタンダードな現代異能バトルかな、ヒロインの設定が途中で邪魔になりそうだけど、どう話進めるんだろう? 」 と思った新シリーズでした。 ...

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from monumenta librorum on 火曜, 2012/01/03 - 11:25

高校入学のために故郷に戻った主人公の少年は、幼馴染みの少女と再会し、悪魔と契約した人の決闘の代理を務める羽目になるという話。この手のバトル物としては、割とオーソドックス...