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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 4

タイトル:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 4(小説:電撃文庫)
作者  :いるまひとま:入間人間
絵師  :左
デザイン:?
編集  :?

ヤンデレなまーちゃんと、嘘つきなみーくんの壊れた日常を描写した作品です。
実は本質的にはみーくんの方が壊れてる気がしますがまああまり気にしない気にしない。
さて、4巻ですが……正直な感想を書きましょう。
これどこのライトノベルミステリ?
まーちゃんは空気。そしてヒロイン交代のお知らせ。

最初にほんの少しだけまーちゃんは顔見せしますが、あとはお役後免で出てきません。
代わりにアマチュア無線部部長の伏見柚々がまるで元からヒロインであったかのように違和感なく存在してます。文字で会話するとかだいぶ変だけどまーちゃんに比べたらたぶんまとも。
途中から伏見が普通にヒロインのような気分で読んでました。
逆密室殺人に連続殺人は起こるし、どう見てもミステリです。
出てくる人物は性格破綻者ばっかりですがまーちゃんに慣れた後ではそんなものは屁でもない!

それよりもさすがにこの4巻は、「シリーズ化するとこうなる」、っていう実例見せられているようで……。
上でも書きましたが、4巻はもはやみーまーである必然性がほぼ感じられません。ただし、明らかに次巻で続く形で終わっているので4巻は種まき、5巻次第ではあります。どうか5巻ではまーちゃんが存在する意味がきちんとありますように。


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