名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

kyo

12/09/03 - の記事

魔法少女地獄

タイトル:魔法少女地獄(小説:講談社ラノベ文庫)
作者  :あんどうはくり:安藤白悧
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

「魔法少女地獄」なんて大層なタイトルなので、どんな内容かと構えて読んでみたら……

魔法少女もののパロディでした。
より正確には魔法少女っぽいもののパロディが根っこ、ですね。なお、作中にもパロディがかなり散りばめられています。ただし元ネタは違うところから引っ張られてることも多いんですが。……たぶん、言ってることがイマイチわからないと思うんで後述します。
正統派の魔女が、魔法少女もどきに戦いを挑むという感じですが、とにかくパロディが多く、ついでSFを筆頭にパロディの元ネタが古いので、いろいろと人を選びそうな作品です。

11/07/25 - の記事

脱兎リベンジ

タイトル:脱兎リベンジ(小説:ガガガ文庫)
作者  :ひであき:秀章
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

スクールカースト最底辺の少年が、大好きな軽音楽でさえハブにされている現状を変えようと動き出す! 
いやー青春です。しかも自分を変えよう、ではなく考え方の方向性が「世界を変えてやる」なのが実にいい。黒枠おすすめ!

ひっじょーにガガガ文庫らしい作品と言えます。
ほんと、ガガガ文庫はスクールカーストものが多いなあ。かたちはいろいろだけど青春小説に特化してるからかな?

ともあれ、おもしろかったです。

11/07/12 - の記事

残光の女神と1/2アンデッド

タイトル:残光の女神と1/2アンデッド(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

半人半死人になってしまった主人公と死神少女を巡る物語、完結。

これは……、うんいい終わり方だったと思います。
すべてハッピー大団円とは言わないけれども、終わってみればこれしかなかったんじゃないかという気がする。
まあ完結だけにネタバレ雑感ありでいきます。

11/04/05 - の記事

生贄の羊と1/2アンデッド

タイトル:生贄の羊と1/2アンデッド(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

半人半死人になっちゃった主人公と死に神?な少女を巡る物語。
ホラーテイストです。不必要にあおり立てない分、かえって怖い。

2巻はとくに死者の影が、読み進めてもなかなか出てこないのでかえって怖いよ!

11/03/04 - の記事

死神少女と1/2アンデッド

タイトル:死神少女と1/2アンデッド(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

佐々原さんの新作はまさかの伝奇ホラー。
怖い、怖いよ!

半人半死人になっちゃった主人公と死に神?な少女を巡る物語(つまりタイトルそのまんまってことですね)なんですが、思っていたよりもはるかにガチで怖い雰囲気でした。

08/12/04 - の記事

イコノクラスト! 10

タイトル:イコノクラスト! 10(小説:MF文庫J)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

大団円っ!! ラストにふさわしいいい展開だったと思います。
そして、おまけ的なエピソードもよかったー!
異世界に飛ばされ、勇者としての役割を余儀なくされ、やがてその裏にあるものを知って、もがき苦しんだ末に真の英雄として成長した省吾の行く道は……。
以下はただの妄想。

08/08/19 - の記事

マージナル 4 (ガガガ文庫 か 1-4)

タイトル:マージナル 4 (ガガガ文庫 か 1-4)(小説:ガガガ文庫)
作者  :かんざきしでん:神崎紫電
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/07/01 - の記事

イコノクラスト!9

タイトル:イコノクラスト!9(小説:MF文庫J)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

(簡易更新モード中)
個人的には最近の榊一郎作品の中で、もっとも推したい……というか作者の人が一番やりたいようにできているシリーズなのでは。
主人公が巨大ロボに乗って戦う中、足元にいる住民を巻き添えで踏み潰してしまったり、なにげにエロエロだったり、死体切り刻んだり、あまり内容にリミッターがかかっていないようでその分本気度が伝わってきます。

08/04/16 - の記事

マージナル 3

タイトル:マージナル 3(小説:ガガガ文庫)
作者  :かんざきしでん:神崎紫電
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/03/08 - の記事

マージナル 2

タイトル:マージナル 2(小説:ガガガ文庫)
作者  :かんざきしでん:神崎紫電
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

自らが殺人などの猟奇にこそ走らないが殺人・拷問系サイトの管理人を務め、異常者との境界線に立つ「マージナル」である主人公、京也。
主人公自身が危うい状態にあるやや変則のサイコミステリ。当然ですが扱う犯罪も猟奇犯罪ですええ。ガガガ発の新人さんで、題材自体が人を選びますがなかなかどうしていい出来です。

07/11/29 - の記事

イコノクラスト! 8

タイトル:イコノクラスト! 8(小説:MF文庫J)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

榊一郎作品としては少々異色かも。
異世界に召喚されて、普通の少年が勇者となり奇蹟術で動くロボットのような機会で神の分身と戦う……と、こう書くとすごく普通っぽいですが……
最初にメインヒロインかと思われた従姉は早々に囚われて活躍の機会がなくなるわ、奇蹟術を行使して神の分身であるイコノクラストの動作を補佐する巫女達からは、(基本的にはお家のため)子種を欲しがるし、それに応えてしまうし、ロボット起動の巻き添えで住人を踏み潰すわ、洗脳は都合良く解けたりしないわと、わりとグロい部分があちこちにあります。
まあそこがいいとも言えるのですが。

……はて、気がつくと8巻の紹介になってない……ま、いいか(爆)

07/07/27 - の記事

イコノクラスト! 7

タイトル:イコノクラスト! 7(小説:MF文庫J)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

魔術により異世界に勇者として召喚された普通の少年が、状況の赴くまま魔術で動くロボットに載って「神罰代行者」と戦う……
と、まあこれだけ聞くと大変よくある話なんですが、でもこのシリーズは違います。
こういった異世界召喚もので、ごく自然と沸いてくるいろんな疑問が全部物語として描写の対象になっているのです。
具体的には、
・召喚には手間がかかるが勇者は替えが効く。ちなみに主人公は5代目。
・ロボットで人々を救うべく戦闘中、足元の人間を踏み潰す
・勇者のお世話をする人間の色仕掛け
・状況に反発して勇者逃亡
多作な作者の人の他のシリーズに比べて、圧倒的にタブーな描写が少ないのが特徴と言えるかもしれません。

07/06/04 - の記事

吸血の季節

タイトル:吸血の季節(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :さうらしゅんいち:砂浦俊一
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

さて、この物語は自分を含め未読の方はほぼ100%勘違いしていると思いますが……
この作品で扱っているのは「吸血鬼」ではなくて、「吸血病」です。気になる方はwiki参照のこと。
よって内容としては、伝奇ものではなくてサイコもの、もしくはサスペンスものになります。
後は百合成分かな。

07/05/26 - の記事

マージナル

タイトル:マージナル(小説:ガガガ文庫)
作者  :かんざきしでん:神崎紫電
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

第1回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<大賞>受賞作。サイコ・サスペンスものです。
ジャンルがジャンルだけに、殺伐として病的な内容になりがちなので誰にでもおすすめするには厳しいですが、描写される心理状態などはかなり真に迫っています。
主人公がいつ凶行に走るのか読んでてハラハラしっぱなし。シリアスでサイコな内容が大丈夫ならおすすめ。

06/09/30 - の記事

イコノクラスト! (6)

タイトル:イコノクラスト! (6)(小説:MF文庫J)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

異世界に召喚されて、救世主様扱いされて巨大ロボットに乗って戦う……とだけ聞くと、「典型的なヒーローものじゃん!」とお思いになることでしょう。
ブーッ、不正解っ!!
そういう既存のヒーローもので引っかかる点を、徹底的に煮詰めてできたような作品がこの「イコノクラスト!」です。いやもうエグいエグい。
主人公の操る巨大ロボが、巨大ゆえに当然小回りがきかないので足元で逃げまどう人々を踏み潰してしまったり、そのせいで精神錯乱しかけたり、主人公を無理矢理正義の味方として戦わせ続けるために人質とったり、その他鬱になれる出来事が満載です。すばらしい。

06/06/21 - の記事

イコノクラスト! (5)

タイトル:イコノクラスト! (5)(小説:MF文庫J)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)