名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

マージナル 2

タイトル:マージナル 2(小説:ガガガ文庫)
作者  :かんざきしでん:神崎紫電
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

自らが殺人などの猟奇にこそ走らないが殺人・拷問系サイトの管理人を務め、異常者との境界線に立つ「マージナル」である主人公、京也。
主人公自身が危うい状態にあるやや変則のサイコミステリ。当然ですが扱う犯罪も猟奇犯罪ですええ。ガガガ発の新人さんで、題材自体が人を選びますがなかなかどうしていい出来です。

相手にする犯罪者もやばけりゃ、ヒロインである御笠に対する京也の態度もやばくてここには懸けないくらい、京也の妹の蘭もやっぱりやばげ。
異常者の心理はやはり同類にこそよくわかる、みたいな作品全体に流れるドロドロとした雰囲気が非常にいい味出してます。
ただし! ラスト付近の尺がなんかおかしいな?と思っていたら思いっきり投げっぱなしで、以下次巻に続くという終わり方をしているのでその辺ご注意を。


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