名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

片桐郁美

08/02/12 - の記事

沙漠の国の物語 ~水面に咲く花~

タイトル:沙漠の国の物語 ~水面に咲く花~(小説:ルルル文庫)
作者  :くらぶきともえ:倉吹ともえ
絵師  :片桐郁美
デザイン:?
編集  :?

(気がついたら2巻の紹介をすっかり忘れてました。後で補完しておこう……)
少女系の作品が好きな人にはおすすめの、男装(というか見た目が少年っぽい)の少女ラビサと激強の青年ジゼットが主役の「砂漠の国」のファンタジー。
ラビサのどこまでもまっすぐな心と、修羅場を幾度もくぐったゆえに殺伐とした人生観を持つジゼットがラビサにだけは掛け値なしの信頼を見せる、そんな二人の純粋な触れあいが心地よいです。
もう二人とも、どんな場面でもお互いのことをしっかり信じてるるんですよねえ……ラブラブ~。……特にジゼットはライバルが多そうですがしっかり頑張れ(笑)

07/05/29 - の記事

沙漠の国の物語―楽園の種子

タイトル:沙漠の国の物語―楽園の種子(小説:ルルル文庫)
作者  :くらぶきともえ:倉吹ともえ
絵師  :片桐郁美
デザイン:?
編集  :?

第1回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門<大賞>受賞作。
初回特装版については最後で。
おおお……これはすごく勢いのある新人さんだ。
砂漠の国で、水を求めて深く根を張りその木が根づく場所には必ず水辺が出来るという植物シムシム。
砂漠ではとてつもない価値を秘めたシムシムの種子を巡る人々の物語です。
シムシムの使者に選ばれてしまった少女・ラビサがよく動き、話し、恋と、ときには空回りや挫折も経験しながら成長していく様子が、すごく魅力的に書かれています。文章からも瑞々しさがあふれ出るようです。
これもおすすめ……って、なんかもう今月ガガガルルルだけでかなりおすすめ連発してますね(笑