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生贄の羊と1/2アンデッド

タイトル:生贄の羊と1/2アンデッド(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

半人半死人になっちゃった主人公と死に神?な少女を巡る物語。
ホラーテイストです。不必要にあおり立てない分、かえって怖い。

2巻はとくに死者の影が、読み進めてもなかなか出てこないのでかえって怖いよ!

ちょっと今回の話はかなりしゃれになってないんで、みんなが読後感にどういう顔をしているかぜひ拝んでみたいものだと思うわけですが、まあ本編についてはとにかく各自で読んでもらうしかないです。
死者が出てこなくも怖いものは怖いというのがよくわかりました。

それよりも、ほとんど感情というか人間らしさの見られないように思えた”渡し”の那由子にじわじわと感情がにじみ出ているのがいいですね。感情は見えても、基本的にはタベモノがらみの発言しかしないというのもなおいい(笑)。冬哉のおこづかいが底をつく日も近い?


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