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イマジン秘蹟 1

タイトル:イマジン秘蹟 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

後半部分を書き足し。

この作品を「挿絵でつい買ってしまった」人は少なくないはず。実は自分も8割ぐらいは絵に惹かれてホイホイと買ってしまったわけですが……
うん、合格。
全体として、どんなときも軽口をたたき合ってるというかむしろ半ば軽口の応酬こそ本編と言えるかも。
化物語が好きな人は気に入る確率が高そうな気がします。
学園退魔もので、今久留高校異端審問部<イマジン>の面々の活躍を描いてます。

化物語は、あまりにも神懸かっているのでさすがにあれと比べるのは無理ですが、スタンスとしては似てます。
やはり一番印象的なのは異端審問部<イマジン>の部長・光紗ですね。
一見ただのサド気質かと思いきやなにげに(本人が意識してるかどうかは別にして)ボケるし、繊細でけっこう打たれ弱いので時折みせるその弱さにグラグラきます。副部長のちこりもやっぱりハイテンションの裏に潜む弱さが。
イマジンの残り一名はあえて書きませんが(笑)、表紙絵をよーく見れば嫌でも一発で覚えます。怪しすぎ。
軽口の応酬こそが本編とは言いましたが、物語としてもきちんとまとまっています。各種お約束も完備し、グッドでした!


この作品の名台詞

なあ。そろそろ仕事の話、しないか。
「何よその言いぐさ。私はね、キミがあまりにも愚かなので哀れに思ってわざわざ教え導いてあげているのよ? 神も悪魔も、いずれも人間の脳が生み出したイメージであり、観念上の仮想的存在にすぎないのよ」
「カトリックのお膝元でエクソシストの教育を受けた光紗先輩が、そんなマリリン・マンソンみたいな発言をしていいのか?」
「いいのよ。神もロックも死んだのよ」
ちょっとかっこいい。

→解説


俺は、はじめて見た。
ちこりが、寂しげに目を伏せて俯いている横顔を。
こいつ、黙っていれば……こんなに美人なのか。
目ぇ碧い。睫毛、長い。肌、白い。
でもな。
「とぉ!」
「痛あい。レディの頭にチョップしないでよぉ」
「鹿鳴館ちこちろもあろう者が執事ごときの前でしょんぼり落ち込むな。俺は、そういう唐突なキャラぶれが許せない性格なんだ。人は自分に与えられたキャラクターを努力して演じるべきだ」

→解説


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14日の日曜日、おやつ片手に本を読んでたら、うっかりコーヒーカップを倒してしまい中身が本にかかってしまいました。慌ててティッシュで拭きますが、コーヒーがかかったページはヨレ