名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

円卓生徒会 2

タイトル:円卓生徒会 2(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :大田優一
デザイン:?
編集  :?

アーサー王伝説を下敷きにしたコメディファンタジー。
異世界とこっちの学園をいったりきたりしてますが、異世界での展開は割と真っ当で、はっちゃけているのは学園側が主です。
そうですねえ……まあみどころはなんといってもこれに尽きるでしょう。
ありえないぐらいのツンデレ。
いくらなんでもそれはないだろ!と思わずつっこみたくツンデレ。だがそれがいい。

主人公の少年アサのことが好きなんだけど、どーしても素直になれなくて顔を合わせると憎まれ口ばっかりの毬。
アサはアサでヘタレなので、そりゃねえだろと思うくらいにマイナス方向で考えるダメな子っぷりです。
異世界と学園を行き来しているために、どうしてもどっちか一方の展開は放置されてしまうという欠点があるんですがまあ気にしない。
毬のツンデレとラーンスロットの無意識悩殺さえあればもう何もいりません(笑)
異世界でも危機とかあれやこれやあるんですが……まあ私を含めてそういうシリアスな展開なんてそんなものはおまけでいいから、基本的にバカなノリ主体で進んでくれることを祈るばかりです。
(アストロ!乙女塾!はあのくだらないノリが好きだったのに、変にシリアスに走ったせいでむにゃむにゃ……ということになったと個人的に思ってます。徹底的にバカになるべきなのですっ!)


この作品の名台詞

「ちょっとちょっと。子猫遊さんっ。恫喝しちゃダメだよ。腰を低くして清き一票をお願いしなくちゃ。小早川くんは主権者だよ?」
「毬ねぇ。選挙の時だけ土下座して、当選したとたんに威張り出す政治家って好きじゃないの。毬はそういう表裏がある人間って悪い人だと思うな。だから毬は常に威張り続けるの、たとえそれが自分のの不利になるとわかっていても……心の中の正義が、毬にそう命じてくるの!」

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