名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ライトノベルの楽しい書き方 2

タイトル:ライトノベルの楽しい書き方 2(小説:GA文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :桐野霞
デザイン:?
編集  :?

この上ない美人の上に武術の達人でだけど、目つきが怖すぎるので普段は誰も近寄らず遠巻きに見守るのみ。
その上本人も美人であることは大いに自覚しておきながら、かわいいとは思ってない……などというねじくれた性格の少女・流鏑馬剣。
見た目はクールでゴージャスなのに、実はファンシー大好きでベタ甘な内容のライトノベル作家としてデビューしたばかり。ただしそのことは暫定彼氏の与八雲以外には秘密なのです。
ガチガチにベタな設定・展開で送るラブコメですが、それでもおもしろいものはおもしろいのですええ。

基本的には八雲に対して、好きなのに素直になれないまさに絵にかいたようなツンデレの剣の行動を楽しむのがメイン。
今回は学園一かわいい少女・市古ゆうなが、剣のバイト先でバイトをはじめたため、八雲を取られるんじゃないかと動揺しまくりです。
でもやっぱり素直にはなれないんだけどね?
第二作目のライトノベル執筆でいきなり息詰まったりとかプロット駄目出しされまくりとか、その辺が妙にリアルですええ。

水着合宿とか王道突っ走りまくってますが、それでもちゃんとおもしろいんで問題ナッシング。
というわけでベタなラブコメ好きな方はどーぞ。


この作品の名台詞

「……び、美人が三日で飽きられるのなら……私のような学園ナンバーワンのスーパー美人は、八雲にたったの三秒で飽きられてしまうということかっ!? 私は……美しすぎて、八雲をボロボロに疲労困憊させてしまっていたのではなかろうかっ……ならば、八雲が縁日のひよこみたいに愛らしい市古さんに惹かれる理由も納得いくっ……癒しだ、癒しを求めているのだっ」

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