名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

俺は、はじめて見た。
ちこりが、寂しげに目を伏せて俯いている横顔を。
こいつ、黙っていれば……こんなに美人なのか。
目ぇ碧い。睫毛、長い。肌、白い。
でもな。
「とぉ!」
「痛あい。レディの頭にチョップしないでよぉ」
「鹿鳴館ちこちろもあろう者が執事ごときの前でしょんぼり落ち込むな。俺は、そういう唐突なキャラぶれが許せない性格なんだ。人は自分に与えられたキャラクターを努力して演じるべきだ」


タイトル:イマジン秘蹟 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?
キャラ :尾津智弘&鹿鳴館ちこり (169 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

退魔もの。軽口の応酬が好きですええ。

それでは、台詞解説。
えーとここに出てくる「執事」とは智弘、つまり発言している本人のことですね。あとはまあ見たまま……なんですが、こういう励まし方もありなのかーとなんだかちょっと読んでて楽しかったです。しゃんとしろ!という発破のようなものですね。