名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

少女には向かない職業

タイトル:少女には向かない職業(小説:ミステリ・フロンティア)
作者  :さくらばかずき:桜庭一樹
絵師  :?
デザイン:岩郷重力+WONDERWORKZ
編集  :?

少女には向かない職業は、桜庭一樹さんの新刊です。ライトノベルレーベルからではなく、東京創元社からでしかもノベルスサイズでもありません。ミステリの棚に置かれてますので、お探しの際にはご注意ください。
さて、具体的な内容には触れませんが気になっている方は多いと思われるので紹介しておくと、イラストがないというだけでいつもの桜庭テイストです。もちろん砂糖菓子~の系譜の方ですけれど。つまり黒。

ミステリ度についてですが、謎解きには比重は置かれていません。トリックはあるけどない。何言ってるかわかんない? 読めば一発で分ります。ただ、ミステリは苦手という方も全く問題なく読めるというのだけは保証しておきます。
うん、満足満足。


この作品の名台詞

中学二年生の一年間で、あたし、大西葵十三歳は、人をふたり殺した。
夏休みにひとり、それと、冬休みにもうひとり。
武器はひとつめのときは悪意で、もうひとつのときはバトルアックスだった。

→解説


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from 黒い雑記帳 on 土曜, 2006/06/10 - 09:43

少女には向かない職業桜庭 一樹 東京創元社 2005-09-22by G-Tools  桜庭一樹『少女には向かない職業』を読む。矢作俊彦『ららら科學の子』と引き比べるとひどくスカスカで空虚な代物だっ...