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タクティカル・ジャッジメント (9)

タイトル:タクティカル・ジャッジメント (9)(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :しわすとおる:師走トオル
絵師  :緋呂河とも
デザイン:?
編集  :?

とりあえず第一部完。とはいえまだ続くのは確定のようです。
勝率10割、刑事裁判不敗の弁護士山鹿善行による、法廷エンターテイメントです。普通の法廷ものと違って、主人公自ら偽証とか証拠の偽造までやろうとするあたりが無茶ですが、でも基本的に法律関係の部分は実にしっかりと組まれているので、リアリティがある。
特にこの巻ではとうとう山鹿弁護士が、殺人の罪を着せられて逮捕されてしまい、日頃からの恨みを買っている検察側から何が何でも有罪にしてみせるという意気込みの中、どうやって自分の無罪を勝ち取るか?というおもしろい構成になってます。
さすがにシリーズを1巻も読んだことがない人には厳しいですが、1,2冊このシリーズは読んでいてノリは嫌いじゃないけどなんとなく続きは読めてない……そんな方は途中の巻はすっとばしてでもこの巻は読んでみてください。おすすめです。


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