名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

僕と彼女のゲーム戦争

タイトル:僕と彼女のゲーム戦争(小説:電撃文庫)
作者  :しわすとおる:師走トオル
絵師  :はっぽうびじん:八宝備仁
デザイン:?
編集  :?

この小説には実在のゲームやゲーム系サイトが実名で登場します。
ゲームに関しては、きちんと許可もとっているそうです。

スペランカーとかギアーズオブウォーとか。しかもゲームシーンがなかなかに臨場感があって熱い!

スペランカーのねつ造バックストーリーとかどういうことなの……

人付き合いが苦手でひたすら本だけを読んでいた少年が、ゲームと運命の出会いを果たしますっ! おすすめ。

過去の出来事がきっかけでひたすら読書だけが趣味となり、人付き合いが苦手になってしまった少年・岸嶺健吾。ひょんなことから彼は、元女子校でほとんど男子がいない伊豆野宮学園に転入したものの、女の子と会話するきっかけすらつかめずに、相変わらず本とばかり向き合う日々。
そんなある日、変わり者の教師に現代遊戯部に無理矢理引っ張り込まれ、今まで縁のなかったゲームをやってみることになるが……。

ゲームの楽しさを描写するのが上手いですね。なにしろ実在のゲームだけに、一度やってみようかという気にさせられます。
そしてひそかに重要なポイントとして、1巻時点ではとってつけたような意味不明に主人公がモテまくる現象が一切ありません。それどころか恋愛のれの字も出てこないくらい。今後ストーリーがどんな進展をするにしても、無理なくじっくりと恋愛方面も書いてくれるだろうと思われ、それだけでもおおいに好感度アップ。もちろんゲーム好きな人なら読まない手はないですね!


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from Cherryh's blog annex on 火曜, 2012/01/10 - 18:03

僕と彼女のゲーム戦争 (電撃文庫)作者: 師走 トオル出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2011/06/10メディア: 文庫 扉絵がキャッチーで、そういう内容かと思いきや、意外と...

from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 木曜, 2011/12/15 - 22:49

著:師走 トオル イラスト:八宝備仁(はっぽうびじん) 『ただの新入生に興味はない。この中にファミコン版スペランカーをクリアできる人がいたら、放課後視聴覚準備室まで来るが...