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俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉

タイトル:俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉(小説:電撃文庫)
作者  :ふしみつかさ:伏見つかさ
絵師  :かんざきひろ
デザイン:?
編集  :?

とりあえず黒猫派の自分としては、京介と黒猫の仲が接近しているだけでも嬉しいわけです、が。
なんか桐乃のお兄ちゃんへの傾倒ぶりが一段と進行してないか?

というわけで、リアルな妹との関係なんてそんなドリームなもんじゃないんだよ!という現実から幕を開けたこの物語は、ふと気がついてみればいつの間にかお兄ちゃんの捨て身の行動の連発によって、お兄ちゃん大好き妹という定番にむしろ接近するという展開になりつつさて今回は?

とはいってもネタバレ的なことは書けませんからね。
ああそうだ、今回夏コミにサークル参加するということでやたら具体的な描写があれこれ出てきました。
これ、夏コミに参加しているのとしてないのとではだいぶ共感度が違ってきます。が、一般参加でもある程度訓練されたオタクじゃないと経験はないのに、ましてサークル参加となると経験者は相当限られます。その経験者の一人になってしまったあたり、京介のオタクっぷりにも拍車が掛かってきましたね。そりゃまあ妹もつきあってる友人もオタクだらけなので染まっても無理ないわけですが!

いや、ほんと一冊売れただけでも感動するもんなんですよ……(もはや完全な個人的感傷)
ま、いつものようにラストの展開は驚天動地ですよ!


この作品の名台詞

「おまえはどうなんだ。もしも桐乃に彼氏がいたら、さ」

「もしもあの女に恋人ができたら――ね。なかなか興味深い仮定だわ」
「あの女に恋人ができたら……きっと夢中になるのでしょうね。いつものように。
いまよりさらに遊べる時間が減って……そしたら沙織が寂しがるでしょうね」
「だけど」

「だけど、私は……喜んでしまうかも」

→解説


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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 土曜, 2010/11/20 - 18:50

著:伏見 つかさ イラスト:かんざき ひろ 「あ、あなた……恥を忍んで服の見立てを頼んだ友達に、エロゲヒロインの格好をさせたの?」 「うん」 約1週間半の積み。半年振りの新刊...