名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

十三番目のアリス (3)

タイトル:十三番目のアリス (3)(小説:電撃文庫)
作者  :ふしみつかさ:伏見つかさ
絵師  :シコルスキー
デザイン:?
編集  :?

平たく言うと人体改造によって超強くなった体を持った少女たちのバトル&ツンデレお嬢さまが主役のラブコメ。
今回は短編&中編集です。
アリス以外のキャラにスポットを当てた外伝みたいなもので、特にあの稀代の変人(爆)宮田怜奈の過去話が出てきたのはよかったです。あの何考えて日常行動してるのか行動規範が理解不能な怜奈のことが少し分かるかも……
『男風呂』をのぞこうとするその精神はあっぱれすぎです。


この作品の名台詞

「俺はガキのころさ……お袋ってのは、絶対に風邪をひかねえもんだと思ってたんだ」
「お袋が風邪引いて辛そうにしてるところなんて、一度だって見たことなかったからよ。でもさ、そんなわきゃねえんだよな……きっと風邪なんざ何度も引いてたろうし、きつい日だってあったに決まってる。……そんでも、どんだけ辛かろうと、お袋はいつだって俺の前では、元気一杯のクソババアだったよ。……俺、今なら、お袋の気持ちが分かるぜ。……げほっ……何が言いたいかっつーとだな……」
「俺は、おまえにそんな似合わないツラされるのが嫌なんだ。だから、格好付けさせろよ――この程度のハンデなんざ、クソみてえなもんだぜ。てめえに心配されなくても、きっちり学年トップとってやんよ。絶対だ、約束する」

→解説


シリーズ一覧


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/1328