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ラプンツェルの翼

タイトル:ラプンツェルの翼(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

突然見ず知らずの女性から押しつけられたトランクの中に入っていたのは、一人の少女。
遼一は、拾ってしまったその少女・奈々と、目的がわからないまま生き残りをかけたゲームに挑むことになる。

あれです、一言で表せば、いつもの土橋のいつものゲーム小説です。
Grippal Infektの感想は、もっともこの本に対して感じたことを上手く言い表してくれてるんじゃないかと思うんで、ここさえ読めばokかも?(笑)

ほんと、この人の作品はどこまでもパラメータ的というか、人間が無機質なんですよね。
一見人間らしい対応をしているようでも、その根底にあるものがどこまでも打算的。あるいはそう見えるような描写に徹している。
そのくせ、(少なくともこの作品に関しては)ちょっといい感じに終わるからなんかもうどうしてくれようって感じです。

まあ、そこが好きなんですけどね?
特に今回はイラストとの相性もかなり良く、266ページのイラストは鳥肌ものでした。これでこそ土橋作品!


この作品の名台詞

「……いつでも殺せるように、ずっとここにいる」

→解説


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from monumenta librorum on 金曜, 2009/03/20 - 20:49

トランクの中から出てきた少女とともにあるゲームを闘う話。この作者の他の作品と同じく、色々と工夫されたゲームになっている。今回もそれなりに面白い展開になっている。これまで...

from 愛があるから辛口批評! on 水曜, 2009/03/11 - 00:37

ラプンツェルの翼 (電撃文庫) 作者: 土橋真二郎 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス 発売日: 2009/02 メディア: 文庫 「面白くないわけではないけど、救いのない話だな」 と思った...

from 繝ゥ繝弱 on 日曜, 2009/02/22 - 02:18

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