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羽月莉音の帝国 5

タイトル:羽月莉音の帝国 5(小説:ガガガ文庫)
作者  :しどうりゅうせい:至道流星
絵師  :にのぜん:二ノ膳
デザイン:?
編集  :?

本気で革命するためにまずは資金から稼ぐ!
世界を革命するとか支配する「革命部」というネタだけならよくあるパターンですが、これは荒唐無稽でありながらも手段そのものはひどく現実的なところが最大の特徴です。
自己資金100万からスタートして、毎巻資産は膨れあがりついに10兆円規模まで!

で、この巻なんですが……
まさかの恒太無双。誰がこんな展開予想しただろうか?

今まで恒太は成績はいいという設定こそあったものの、やることは誇大妄想に虚言癖としか思えない、基本的には役立たず同然の存在でした。それがまさかの大活躍!
でも、人間的には全く成長してないまま活躍してるところがポイントだと思います(爆)

そして、増えに増えた資金運用のため海外に打って出る革命部ですが……あー。
これはもうまさに時事ネタというか、すごくありそうで笑えない。私はかの国の歴史にそこまで詳しくはなかったんで、勉強になってしまいました。さあどうなる革命部。
今や、ガガガ文庫ではぶっちぎりに一番、すべてのラノベレーベルを合わせてもベスト3くらいに入ってくるくらいに続きを楽しみにしてるシリーズです。ああ、早く続き読みたい。


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from Sa雪→書を読むこと on 金曜, 2010/11/26 - 10:29

前回、独断専行で恒太が頭取になった日本商業銀行だったが、その裏には中小企業信用補完機構なる組織が暗躍していた。一方、天才だがまったく実務には役に立たない恒太のメディア...