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好敵手オンリーワン1

タイトル:好敵手オンリーワン1(小説:講談社ラノベ文庫)
作者  :しどうりゅうせい:至道流星
絵師  :武藤此史
デザイン:?
編集  :?

導入部分だけ読むと、美少女二人が主人公を取り合うだけのラノベのように思えますが……
読み終わってみれば、神社と教会、二つの宗教法人のどちらが資産が増やせるかの対決になっているというまさにこの作者ならではの作品に仕上がってます。

1巻時点では、他の作者では真似の難しいネタという部分に対しておすすめ。
まあ、正直ヒロイン二人はテンプレっぽさが漂うのでラブコメの部分に期待する人にはあえておすすめしません。

神社の一人娘・桜月弥生と、教会の一人娘・天都水貴。頭も身体能力も高スペックな美少女二人だが、なにかと張り合ってばかりで、幼馴染みの孝一郎はいつもとばっちりを受けている。
そんなある日、いつものように張り合う二人を止めようと言った不用意な一言がきっかけで、神社と教会、どちらの家業がより資産を増やせるかという対決がはじまってしまった! 果たして対決のゆくえは?

いろんなビジネスネタが出てきます。
才能はあっても経験が足りない少女二人、そうそう上手いことばかりはいかないという描写がしっくりきますねー。今度は「羽月莉音の帝国」のように、そうそう無茶な稼ぎ方は難しいと思うんですがどう話を展開させていくのか楽しみです。
そして、二人の商品扱いされる主人公は……まあそういうもんだよ!


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