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リリアとトレイズ 5

タイトル:リリアとトレイズ 5(小説:電撃文庫)
作者  :しぐさわけいいち:時雨沢恵一
絵師  :黒星紅白
デザイン:?
編集  :?

「アリソン」で主役を張ったアリソンとヴィルの娘・リリアと、これまた二人とは因縁あさからぬロクシェの(一応)王子様なトレイズの恋愛模様&アクション。もっともトレイズはともかく、リリアには恋を自覚してるとは到底思えないけど、あまりにもトレイズが気の毒だから恋愛模様ということにしておいてください(笑)
アクションはありますがやたら仰々しいバトルではなく、極端な萌えが転がっているわけでもなく、それでも気がつけば一気に読み進めている事に気がつきます。ちょっとした言い回しなどかゆいところに手が届く、人を選ばないおもしろさがあります。

基本的にはリリアとトレイズのボーイミーツガールな物語なんですが、その割にはこの二人活躍してないじゃん!とか思ってしまいがち。実際一時期自分もそう思ったんですが、アリソン・サーガ(勝手に命名)のひとつと捉えるならとてもよいエンタメなわけで、親子二代4名が主役と考えた方がよさそうです。
それにしても相変わらずリリアさんは、なんにでも巻き込まれる割には全然状況をわかってないのですが、さすがに下巻で明らかになるのかしらん? その辺もみどころと言えそうです。トレイズもヘタレなので、ちっともリリアに好きと言えないのは困ったものです。それにしても王女マティルダ王女いい人すぎ。いっそこのまま王女と結ばれて、リリアは側室扱いというのもそれはそれでアリだと思うんですが、その辺はどうなんでしょう。某作品で前例も出来たことだし(笑)


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from いつも感想中 on 金曜, 2007/04/13 - 02:05

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