名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

キノの旅 11―the Beautiful World (11)

タイトル:キノの旅 11―the Beautiful World (11)(小説:電撃文庫)
作者  :しぐさわけいいち:時雨沢恵一
絵師  :黒星紅白
デザイン:?
編集  :?

もはや作品の楽しみの何割かはあとがきと化してる気はしますが、まあそれはそれで。
銃を持たせたら凄腕のキノが、いろんな国を巡る物語。キノ自身は何も為さないし、正義の味方でも悪の手先でもなく、国のもめ事には一切干渉せず、あくまでも見聞きして通り過ぎるのみ、というのがポイント。淡々と物語が紡がれるのであまり意識しませんが、実はなにげにきっつい展開も多かったり。
ともあれ、あとがきは無事に見つかりました。よかったよかった(笑)

お花畑の国が今回の中ではよかったかな。アジン(略)の国も捨てがたくはあります。


この作品の名台詞

「そもそも、あの婆さんって何者なんですか?」
「それについては、前に隊長から言われていたことがある。隊長は連隊長から言われたらしいし、連隊長は将軍は直々に聞いたという話だ。ちょうどいいから、今お前にも言っておく。別に先輩風を吹かせるわけじゃない。知っておいた方が絶対にいいから言うんだ」
「はい」
「”長生きしたければ余計な詮索はするな”――以上」

→解説


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