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魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉

タイトル:魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉(小説:MF文庫J)
作者  :かわぐちつかさ:川口士
絵師  :よし☆ヲ
デザイン:?
編集  :?

川口士の新シリーズは、弓の使い手が主人公ですよ!!

こりゃもう読むしかねえって感じ。
本来裏方やサブキャラに回りそうな職業やキャラにスポットを当てるのは作者の得意技ですが、その腕はいかんなく発揮されていて剣ではなく弓で敵をなぎ倒す! ストーリーに意外性もあったし、派手部分の担当は剣の使い出である姫さまが担当してくれているので、そこもご安心を。おすすめです!

ブリューヌ王国の田舎貴族である少年ティグルは、隣国のジスタートとの戦いに駆り出されるが、その戦いのさなか一人の戦姫エレンと出会い、そして破れて捕虜になってしまう。
ティグルの弓の腕前をすごさに惚れ込んだエレンは、ティグルを自分の部下にしようと画策するが?

定番である剣と魔法のファンタジーですが、主人公が弓の使い手というところが最大限の特徴ですね。つまりスナイパー。ブリューヌでは不当に低い扱いを受けている射手ですが、そこに尋常でない腕の冴えがあったとしたら……

お姫様も凛々しく切れ者だし、ボーイミーツガールとしてもよくできてます。物語は続く感じで終わってはいますが、それなりにストーリーとしてまとまっているので安心して手を出してみてください。
なにより、私にはこの間いささか不本意な完結をした「漂う書庫のヴェルテ・テラ」というアレがあるので、このシリーズにはぜひがんばってもらいたい!


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from monumenta librorum on 日曜, 2011/06/19 - 00:34

小貴族の少年が戦場で敵の総大将である少女と出会い、捕虜になるところから始まる話。非常にオーソドックスなファンタジーだが、戦闘シーンはかなり凝っているし、設定も練られてい...