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漂う書庫のヴェルテ・テラ5

タイトル:漂う書庫のヴェルテ・テラ5(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かわぐちつかさ:川口士
絵師  :雛祭桃子
デザイン:?
編集  :?

聖堂によって、信仰の邪魔となる本が次々焚書されている中、外法星導師ジグウォルと『万巻の書』と呼ばれる少女レジィナは彼らに反抗し、戦うという魔法ファンタジーもこの巻で完結。

完結なので、率直に感想を書きます。

とにかく尺が足りない。

ストーリーとしては、けっこう盛り上がる部分もあったと思います。思いますが……なにしろ尋常ではないはしょり方で、3巻で割と完膚無きまでにたたきのめされて普通ならそこで修行してパワーアップかなーという場面でも、あっさり反撃中。なんか気がついたら強くなってるし、師匠が出てきたかと思えばろくな説明もないし、ラスボスとの戦いもなんかあまりにもあっさり終わるし、飛ばしまくってます。

やはり大人の事情絡み、ですかね……
1巻、いやせめてあと100ページでもあるともうちょいこう……読後感は悪くなかっただけに、各キャラの掘り下げがなかった(というかできなかった)のが悔やまれるところです。


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